JP2021026252A - ソフトウェア更新システムおよびソフトウェア更新方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サービス機能を構成するソフトウェアモジュールの更新を迅速に行うソフトウェア更新システムを提供する。【解決手段】複合機30a〜30nにおいて優先して実現させたいサービス機能がある場合、通信ネットワーク20を介して通信可能に接続されたサーバ10は、スケジュールデータベース17内のモジュール取得スケジュールを変更して、実現させたいサービス機能を要求した複合機へ、そのサービス機能に対応するソフトウェアモジュールを優先的にダウンロードする。その複合機は、実現させるサービス機能に対応するソフトウェアモジュール間において所定の依存関係が満たされると判断した場合、サービス機能をアップデートする。【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔地に設置された端末装置のソフトウェアをアップデートするソフトウェア更新システムおよびその方法に関する。
サーバ装置より離れた遠隔地に設置された多数の端末装置を制御するシステムは、設置台数の多さと展開地域の広さから、保守要員が個々の地域に出向いて端末装置のファームウェアを更新することは時間と費用の観点から現実的ではない。そのため、通信回線を経由してサーバ装置から端末装置へファームウェアをダウンロードして、ファームウェアを更新するオンラインアップデートが実用化されている。
このようなアップデートシステムは、例えば、アップデートを行うソフトウェアを一つにまとめて通信回線を介して端末装置へ送信することで、一斉にアップデート処理を行う構成をとる。
特許文献1は、ファームウェアのダウンロードと書き換え処理に時間を要するという課題に着目して、ファームウェアのバージョンアップ時には、変更のあるモジュール群が格納されたメモリ領域のみを更新することで、ダウンロードと書き換え処理の時間を短縮する技術を開示している。
特開2002−342100号公報
しかしながら、更新するファームウェア量が多い場合には、特許文献1の構成をとっても、時間短縮の効果が十分に得られないという問題がある。近年における端末装置の高機能化、およびソフトウェアの高容量化、複雑化に伴い、ソフトウェアを複数のソフトウェアモジュールで構成してサービス機能を実現しているが、通信回線に接続された端末装置が多数ある場合、ファームウェアのアップデート等に際して膨大な通信回線容量が必要となるからである。
通信回線容量が不足すると、例えば端末装置のユーザにとって早急に更新したいサービス機能がある場合、ソフトウェアモジュールがダウンロードされて、アップデートが実行されるまで待たされるという問題がある。
一方、不特定多数の端末装置のアップデート等に要する時間を短縮するには、ユーザが端末装置を操作して指示するよりも、自動的にダウンロードとアップデートを実行する必要がある。
また、時期(日時)を決めて、機能を凝縮したソフトウェアをまとめてダウンロードする方式をとると、大容量ファイルの一括送信になるだけでなく、不要な機能のソフトウェアもダウンロードすることになり、通信回線資源の無駄の発生のみならず、個々のユーザが必要とするサービス機能の実現に対応できないという問題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決するため、遠隔地に配置された端末装置において、サービス機能を構成するソフトウェアモジュールのダウンロードおよびアップデートを迅速に行うことを可能にするためのソフトウェア更新システムおよびその方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、
搭載された1またはそれ以上のソフトウェアモジュールにより所定の各サービス機能を実現する1またはそれ以上の端末装置と、サーバ装置とが通信ネットワークを介して通信可能に接続されたソフトウェア更新システムであって、
前記サーバ装置は、
少なくとも前記ソフトウェアモジュールと、前記ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報と、前記端末装置による前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを示すスケジュールファイルとを記憶する記憶手段を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置より前記取得スケジュールに従って前記ソフトウェアモジュールを取得する取得手段と、
前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが前記取得手段により取得されたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたと判断された場合、該ソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する更新手段と、
を備えることを特徴とするソフトウェア更新システムが提供される。
また、本発明によれば、
1またはそれ以上の端末装置と、サーバ装置とが通信ネットワークを介して通信可能に接続されたシステムにおけるソフトウェア更新方法であって、
前記サーバ装置において、前記端末装置で実現される所定のサービス機能に対応する1またはそれ以上のソフトウェアモジュールと、前記ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報と、前記端末装置による前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを示すスケジュールファイルとを記憶する工程と、
前記端末装置において、前記サーバ装置より前記取得スケジュールに従って前記ソフトウェアモジュールを取得する工程と、
前記端末装置において、前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたか否かを判断する工程と、
前記端末装置において、前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたと判断された場合、前記ソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する工程と、
を有するソフトウェア更新方法が提供される。
本発明によれば、必要な機能モジュールを優先的に取得してソフトウェアをアップデートすることで、端末装置において必要なサービス機能を迅速に実行可能となる。その際、あらかじめ設定したソフトウェアモジュールの依存関係に従ってアップデートするので、不要なモジュールのダウンロードやアップデートが行われず、回線容量の負担を軽減するとともに、ソフトウェアの更新を迅速かつ効率的に行うことができる。
本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムのサーバの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムの複合機の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムのサーバにおける処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムの複合機における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による依存関係データベースの具体的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態においてスケジュール変更されたときの依存関係データベースの構成を例示する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係の一例を説明する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係の他の例を説明する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係の他の例を説明する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係の他の例を説明する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係の他の例を説明する図である。 サービス機能を実現するモジュール間の依存関係のさらなる他の例を説明する図である。 本発明の実施例1に係る機能アップデートを説明する図である。 本発明の実施例2に係る特定サービス機能の優先的なアップデート要求を説明する図である。 本発明の実施例2に係る特定サービス機能のアップデート要求時における操作部の画面表示例を示す図である。 本発明の実施例3に係る同一サービス機能内の特定機能の優先的なアップデート要求を説明する図である。 本発明の実施例3に係る同一サービス機能内の特定機能のアップデート要求時における操作部の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新システム全体の詳細構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るソフトウェア更新システムのシステム構成図である。図1において、ソフトウェア更新システム1は、サーバ10と、複数(ここではn台)の複合機(MFP)30a〜30nとが、通信ネットワーク(NW)20を介して互いに通信可能に接続された構成を有する。
複合機30a〜30nは、例えば、コピー機能、スキャン機能、印刷機能等の各種画像形成機能、FAX送受信等の通信機能を実行するデジタル複合機またはアナログ複合機であり、例えばコンビニエンスストアに設置されている。複合機30a〜30nは、以降において単に端末ともいう。また、以下で複合機30というときには、複合機30a〜30nのうちの任意の複合機を指すものとする。
通信ネットワーク20は、例えば専用の通信網、公衆電話回線網、インターネット等であって、有線あるいは無線の通信回線からなる。
図2は、サーバ10の内部構成を示すブロック図である。サーバ10は、サーバ全体を制御するサーバ制御部11、複合機30に対するソフトウェアの更新に使用するアップデート用モジュール等を格納する記憶部12、および、通信ネットワーク20を介して複合機30と通信を行う通信制御部19を備える。
図3は、複合機30の内部構成を示すブロック図である。図3において複合機30は、複合機全体を制御する端末制御部31、サーバ10より送信されたアップデート用モジュール等を格納する記憶部33、入力部35a、表示部35bを含む操作部(UI部)35、および、通信ネットワーク20を介してサーバ10と通信を行う通信制御部39を備える。
なお、図示を省略するが、複合機30は、原稿台と、その原稿台に設置された原稿用紙をレーザー光源等により検知して読み取り、画像データを生成する原稿読取装置、その画像データを印刷用紙(シート)に印刷して出力する画像形成装置とを備える。さらに、シートを給送するシート給送部、シートを手差し給送可能な手差し給送部とを備え、シート給送部または手差し給送部により給送されるシートに画像形成装置により画像が形成される。
画像読取りのために原稿読取装置を単体で用いること、画像形成のために画像形成装置を単体で用いることの他に、画像を複写するためにこれらを連動させることもできる。また、複合機30は、記憶装置、およびファクシミリ装置を含んでいてもよい。ファクシミリ装置は、原稿読取装置により読み取られた画像、記憶装置に格納されている画像等を送信すること、外部から画像を受信することができる。記憶装置は、原稿読取装置によって読み取られた画像、ファクシミリ装置により受信した画像等を格納する。
サーバ10のサーバ制御部11、複合機30の端末制御部31は、各種のプログラムを読み出して実行することにより所定の機能を実現する、例えばCPU(Central Processing Unit)等を含んでいてもよい。また、サーバ10の記憶部12、複合機30の記憶部33は、例えばHDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリである。
次に、本実施の形態に係るソフトウェア更新システムの動作について説明する。図4は、図1のソフトウェア更新システム1を構成するサーバ10における処理手順を示すフローチャートであり、図5は、複合機30における処理手順を示すフローチャートである。
<サーバの動作>
サーバ10は、上述したように通信ネットワーク20を介して複合機30と通信可能に接続され、種々の情報をやり取りしながら複合機30を統括している。具体的には、サーバ10は、複合機30各々の機種名、設置場所、機能構成、設定情報等に関する最新情報をもとに、複合機30を一元的に管理している。
複合機30は、コピー、スキャン、FAX送信等、複数の機能(サービス機能ともいう)を有しており、それらのサービス機能を実現するソフトウェアは、1あるいは複数のソフトウェアモジュールからなる。ソフトウェアモジュールはソフトウェアの構成要素であり、以降において機能モジュール、あるいは単にモジュールともいう。
サーバ10のサーバ制御部11は、最初に、図4のステップS11において、記憶部12に格納されている複数のモジュール(後述するモジュールa〜g)15のうちの少なくとも一部のモジュールに対して、機能追加、仕様変更、不具合修正等を伴う最新バージョンへの更新(アップデート)を行う。これに伴い更新したモジュールのバージョン(Version)表記を変更する。
続くステップS13において、複合機30毎に、それぞれのサービス機能の実現に要する複数のモジュール間の依存関係を示す依存関係データベース13を新しいバージョン標記を用いて再構築する。
ここで「依存関係」とは、複合機において、あるサービス機能が複数のモジュールによって実現される場合、それら複数のモジュール間相互において満たされるべき関係をいう。例えば、あるモジュールの動作時に他のモジュールの動作を伴う関係、複数のモジュールの内部に含まれる要素間の関係等をいう。依存関係のさらなる詳細については後述する。
サーバ制御部11は、さらにステップS15において、スケジュールデータベース(スケジュールファイルともいう)17を作成する。スケジュールファイル17は、サーバ10から各複合機30に複数のモジュールをダウンロードする場合における、あらかじめ決めたダウンロードの日時、ダウンロード順序等を示すデータを含む。
スケジュールファイル17は、サービスを受ける複合機30の管理者が指示した要求内容に従って作成されるが、その際、他の複合機に対するスケジュールとの関係、ダウンロードする機能モジュールのデータ容量、サーバと複合機間の回線容量、回線のデータ伝送速度等が考慮される。
図6は、依存関係データベースの具体的な構成を示している。図6(a)は複合機30a(MFP1)に対応する依存関係データベースの構成である。複合機30aは、モジュールa,b,cからなるサービス機能Xと、モジュールb,dからなるサービス機能Yと、モジュールeからなるサービス機能Zを利用者に提供する。
すなわち、複合機30aにおいてサービス機能Xを実現するには、各々が更新後のバージョンをVer2.0とするモジュールa,b,cが必要であり、それらの取得順序(DL順序)がそれぞれ1,2,3とあることから、モジュールa,b,cの順にダウンロード(DL)されるようにスケジュールが組み込まれている。なお、取得順序1,2,3はモジュールa,b,cの間で入れ替わってもよい。
依存関係に関して、図6(a)においてモジュールa,b,cそれぞれに同一の数字1が付与されていることから、モジュールa,b,cすべてが揃うことによりサービス機能Xが実現される。バージョンも絡めて説明すると、Ver2.0のモジュールaと、Ver2.0のモジュールbと、Ver2.0のモジュールcが揃うことにより最新バージョンのサービスXを利用者に提供することができるようになる。
サービス機能Yの実現に必要なモジュールb,dの最新バージョンは、更新後のバージョンがVer2.0であるが、モジュールb,dの双方に依存関係を示す数字2が付与されている。取得順序がそれぞれ4,5とあることから、モジュールa,b,cがダウンロードされた後、モジュールb,dがこの順にダウンロードされるスケジュールが組み込まれている。バージョンも絡めて説明すると、Ver2.0のモジュールbと、Ver2.0のモジュールdが揃うことにより最新バージョンのサービスYを利用者に提供することができるようになる。
一方、サービス機能Zの実現に必要なモジュールeの最新バージョンは、更新後のバージョンがVer2.0であるが、依存関係を示す項がブランクになっていることから、他のモジュールと依存関係を有しない。また、取得順序が6であるため、モジュールa〜dがダウンロードされた後、モジュールeがダウンロードされるようにスケジュールが組み込まれている。
図6(b)は複合機30bに対応する依存関係データベースの構成である。複合機30bには、サービス機能Xの実現に必要なVer2.0のモジュールa,b,c(依存関係あり)がこの順にダウンロードされる。但し、取得順序1,2,3はモジュールa,b,cの間で入れ替わってもよく、入れ替わったならば、入れ替わった後の取得順序に従ってVer2.0のモジュールa,b,cがダウンロードされる。
さらに、複合機30cに対応する依存関係データベースの構成を示す図6(c)より、複合機30cについては、サービス機能Qの実現に必要なVer2.0のモジュールf,g(依存関係あり)が、この順にダウンロードされる。但し、取得順序1,2はモジュールf,gの間で入れ替わってもよく、入れ替わったならば、入れ替わった後の取得順序に従ってVer2.0のモジュールf,gはダウンロードされる。
ここで、サービス機能とモジュールのソフトウェア構成を例示する。例えば図6(a)の場合、サービス機能Xはコピーサービスであり、モジュールaはユーザインターフェース(UI)制御、モジュールbは課金制御、モジュールcは機械制御(MFP制御)をそれぞれ司る。
サービス機能YはFAXサービスであり、モジュールbは課金制御、モジュールdは通信制御をそれぞれ司る。よって、この例では、課金制御に関するモジュールbは、サービス機能X,Yにおいて共通モジュールとなる。
再びサーバ10の動作に戻ると、サーバ制御部11は、図4のステップS17において、複合機30より、モジュールについて後述するダウンロード順序の変更要求があったか否かを判断する。変更要求がなければ、ステップS19において、当初のスケジュールに従って各複合機に必要なモジュールをダウンロードする。
変更要求があった場合には、ステップS21において、複合機からの要求にしたがったスケジュール変更(ダウンロード順の入れ替え)を行う。続くステップS23において、その複合機に対して、変更後のスケジュールによるモジュールのダウンロードを行う。
図7は、複合機30aにおいて、図6(a)のスケジュールが変更されたときの依存関係データベースの構成を示している。ここでは、複合機30aのユーザが、サービス機能Yの更新をサービス機能Xに優先させるため、後述する操作を行うことで、図7に示すように、モジュールb,dが先にダウンロードされ、その後、モジュールa,b,cがダウンロードされる。なお、モジュールeについては、スケジュール変更の前後においても、最後にダウンロードされる。
このようなスケジュール変更に従って複合機30aにモジュールがダウンロードされることで、複合機30aでは、サービス機能Yが更新された後、サービス機能Xが更新される。
サーバ制御部11は、ステップS25において、サーバ10が統括している複合機に対して、個々のサービス機能の実現に必要なすべてのモジュールのダウンロードが完了したか否かを判断する。全モジュールのダウンロードが完了していない場合、それが完了するまで、上記のステップS17〜S23を繰り返す。
なお、サービス機能間でモジュールが重複する(1つのモジュールが複数のサービス機能で使用される)場合、そのモジュールをサービス機能対応にダウンロードせず、1回の通信でダウンロードすることで、処理の簡素化、回線の有効利用が可能となる。
例えば、複合機30aについていうと、モジュールa、モジュールb、モジュールc、モジュールb、モジュールdおよびモジュールeをこの順序でダウンロードする代わりに、モジュールa、モジュールb、モジュールc、モジュールd及びモジュールeをこの順序でダウンロードしてもよい。
<複合機の動作>
本実施の形態に係るソフトウェア更新システムを構成する各複合機30の端末制御部31は、サーバ10より送信されたアップデート用モジュールを受信等するため、以下の処理を実行する。
最初に端末制御部31は、図5のステップS31において、サーバ10より送信された、自己の複合機のサービス機能に関する依存関係データベースを取得する。そして、続くステップS33において、取得した依存関係データベースの内容を解析する。例えば、サービス機能を実現するために新たに受信した最新の依存関係データベースに記載されたモジュール構成の確認、既に複合機に格納されているモジュール構成との対比、各モジュールのバージョン更新状況の確認等を行う。
端末制御部31は、ステップS35において、複合機の操作部(UI部)35が操作されて、ユーザより特定のサービス機能の優先的なアップデートの要求があるか否かを判断する。すなわち、優先して実現させたいサービス機能がある場合、サーバ10に格納されたスケジュールファイルに記載された複数のモジュールのダウンロード順序に従わない優先的なモジュールのダウンロード要求の有無を判断する。
特定のサービス機能の優先的なアップデート要求がない場合、ステップS37において、サーバ10内のスケジュールファイルに記載された当初の順序に従ってモジュールをダウンロードする。続くステップS41において、上記のステップS37でダウンロードされたモジュールにおける依存関係の有無を判断する。
ステップS37でダウンロードされたモジュールに依存関係がない場合、ステップS45において、そのモジュールで実現されるサービス機能を無条件でアップデート(更新)する。
ステップS37でダウンロードされたモジュールに依存関係がある場合には、ステップS43において、サービス機能を実現するすべてのモジュールを受信したかどうかの判断とともに、それらのモジュールについて依存関係が満たされたか否かを判断する。
モジュール受信処理を繰り返した結果、すべてのモジュールを受信し、かつ、依存関係が満たされた場合、ステップS45においてモジュールをアップデートしてサービス機能を更新する。
一方、後述するように、ユーザが複合機の操作部(UI部)35を操作することで、特定のサービス機能の優先的なアップデートの要求があった場合(ステップS35でYES)、ステップS51において、特定のサービス機能の優先的なアップデート要求がサーバ10に送信される。そして、ステップS53において、優先させたサービス機能を実現するモジュールをサーバ10よりダウンロードする。
ステップS55において、ステップS53で受信した複数のモジュールについて、上述した依存関係を満たすか否か、すなわち、依存関係を満たすモジュールが揃ったか否かを判断する。依存関係が満たされた場合、続くステップS57においてモジュールをアップデートして、優先させて実現するサービス機能を更新する。その後、ステップS35に戻り、上記特定のサービス機能以外に実現を優先させたい他のサービス機能の有無を判断する。
ステップS35において、実現を優先させる他のサービス機能があると判断されれば、上記のステップS51〜S57の処理を行い、実現を優先させたいサービス機能がないと判断された場合には、ステップS37に進んで、当初のスケジュールにしたがった順序によるサーバ10からのモジュール受信処理に移行する。
なお、複合機30では、サーバ10より受信した複数のモジュールの一部のモジュールのバージョンが最新バージョンでないことでモジュール間の依存関係が満たされない場合、その一部のモジュールについて更新後の最新バージョンのモジュールがダウンロードされるまで、これら複数のモジュールで実現されるサービス機能のアップデートを行わない。
上述したモジュールのアップデートにおいて、例えば、図8Aに示すようにサービス機能Sを実現するためにモジュールxとモジュールyが必要であり、モジュールyが、モジュールxの内部に存在するオブジェクトmを参照するような場合において、モジュールyが参照しているオブジェクトmを機能追加等のためオブジェクトm´に更新するだけならば、モジュールxをモジュールx´に更新するだけでよく、モジュールyを更新する必要はない。すなわち、モジュールyがモジュールx´にあるオブジェクトm´を参照しても正常に動作するならば、モジュールx´とモジュールyは依存関係がない。この場合、モジュールxをモジュールx´に更新しても、モジュールyはそのままでよい。
しかし、例えば、図8Bに示すようにモジュールm´に追加された機能を使用するためにモジュールyをモジュールy´に更新する必要があるならば、モジュールx´とモジュールy´は依存関係を有することになる。つまり、モジュールyがモジュールx´にあるオブジェクトm´を参照すると正常に動作しないが、モジュールy´がモジュールx´にあるオブジェクトm´を参照すれば正常に動作する場合、モジュールx´とモジュールy´は依存関係がある。よって、モジュールxをモジュールx´に更新し、かつ、同時にモジュールyをモジュールy´に更新する必要がある。
そこで、同一のサービス機能Sを実現するための全てのモジュールが相互に依存関係を有するとは限らないが、管理上、便宜的に、同一のサービス機能Sを実現するために必要なモジュール全てが相互に依存すると扱ってもよい。つまり、図8Aに示す態様と図8Bに示す態様を区別して扱うことはシステムの運営上、煩雑となることから、図8Aに示す態様を図8Bに示す態様と同様に扱っても問題はない。
依存関係について更に説明する。例えば、図8Cに示すようにサービス機能Sを実現するためにモジュールa1、モジュールa2、・・・、モジュールamが必要である場合、モジュールa1、モジュールa2、・・・、モジュールamは、サービス機能Sに関連して依存関係を有するという。ここで、図8Dに示すようにモジュールa1がモジュールa2に依存しているとしてもモジュールa1がモジュールa2に依存していないとしても、サービス機能Sを実現するためにモジュールa1、モジュールa2、・・・、モジュールamが必要であるならば、サービス機能Sに関連してこれらのモジュールは依存関係を有するという。
サービス機能Sのメインモジュールが、例えば、モジュールa1であるならば、モジュールa1は、直接的または間接的にモジュールa2、・・・、モジュールamに依存するので、モジュールa1、モジュールa2、・・・、モジュールamは、サービス機能Sに関連して依存関係を有するといえる。
モジュールa1がモジュールa2に依存するとは、例えば、モジュールa1で利用されているオブジェクトの実態がモジュールa2に実装されていることをいう。この場合、モジュールa1を実行するためには、モジュールa2が必要となるので、モジュールa1は、モジュールa2に依存するという。
さらなる具体例として、例えば、図8Eに示すように課金モジュールa1(Ver1.0)がコピーサービスS1には対応しているがファクシミリサービスS2には対応しておらず、課金モジュールa1(Ver2.0)がコピーサービスS1およびファクシミリサービスS2に対応しているとする。
ここで、課金モジュールa1(Ver2.0)が、課金モジュールa1(Ver1.0)に対して上位互換性を有するものであるとする。したがって、利用されたコピーサービスS1に対して課金をするために課金モジュールa1(Ver1.0)を利用することもできるし、課金モジュールa1(Ver2.0)を利用することもできる。また、利用されたファクシミリサービスS2に対して課金をするためには、課金モジュールa1(Ver1.0)を利用することはできないが、課金モジュールa1(Ver2.0)を利用することはできる。
例えば、複合機を導入した際には、コピーサービスS1を付けてもファクシミリサービスS2を付加しなかったため、課金モジュールa1(Ver1.0)が複合機にダウンロードされているとする。その後、この複合機にファクシミリサービスS2を付加するために、課金モジュールa1(Ver1.0)を課金モジュールa1(Ver2.0)に更新しても、利用されたコピーサービスS1に対して正常に課金をすることができる。この例では、モジュールxと課金モジュールa1に依存関係がないため、課金モジュールa1をVer1.0からVer2.0に更新しても、モジュールxを更新する必要はない。
したがって、ファクシミリサービスS2を新たに導入する場合、ファクシミリサービスS2に関連してモジュールの依存関係を管理すればよい(つまり、ファクシミリサービスS2における課金モジュールa1とモジュールyとの依存関係に留意すればよい)ことになる。特に、コピーサービスS1に関連するモジュールの依存関係は不要となる。
一方、課金モジュールa1(Ver2.0)が、課金モジュールa1(Ver1.0)に対して上位互換性を有しない場合には、コピーサービスに関連する他のモジュールのバージョンアップが必要となる。例えば、図8Fに示すようにモジュールxと課金モジュールa1との間に依存関係があり、課金モジュールa1をVer1.0からVer2.0に更新するならば(課金モジュールa1(Ver2.0)は課金モジュールa1(Ver1.0)に対して上位互換性を有する)、モジュールxの更新も必要になる。
したがって、ファクシミリサービスS2を新たに導入する場合、ファクシミリサービスS2における課金モジュールa1とモジュールyとの依存関係のみならず、課金モジュールa1とモジュールxとの依存関係にも留意が必要となる。つまり、課金モジュールa1(Ver2.0)とコピーに関連した他のモジュールが依存関係を有することになる。課金モジュールa1(Ver2.0)は、ファクシミリサービスS2に関連した他のモジュールとの間でも依存関係を有する。よって、ファクシミリサービスS2に関連した全てのモジュールとコピーサービスに関連した全てのモジュールは相互に依存関係を有することになる。つまり、複数サービスに跨がったモジュールが相互に依存関係を有することになる。
次に、上述した実施の形態の実施例について説明する。
<実施例1>
図9は、実施例1に係る機能アップデートを説明する図である。サーバ10内には、複合機30(MFP1)用の依存関係データベース41として、サービス機能Xを実現するモジュールa,b,cと、サービス機能Yを実現するモジュールdが格納され、モジュールa,b,c,dそれぞれが、Ver.1からVer.2に更新される。依存関係データベース41がサーバ10よりMFP1にダウンロードされることで、MFP1は、依存関係データベース43を取得する。
サーバ10は、回線容量等から、MFP1に対して一度にダウンロードするデータ量を平滑化するため、図9に示すようにバージョンをVer.2に更新したモジュールa,dそれぞれをMFP1にダウンロードする。この場合、MFP1において、サービス機能Xに関してモジュールaのバージョンのみが更新され、モジュールb,cについては、更新前のバージョンであるためモジュール間の依存関係が満たされない。
よって、モジュールa,dがダウンロードされた時点では、MFP1においてサービス機能Xは更新されず、サービス機能Yのみが更新される。その結果、MFP1は、モジュールa(Ver.1)、モジュールb(Ver.1)、モジュールc(Ver.1)に基づくサービス機能Xと、モジュールd(Ver.2)のみを必要とするサービス機能Yとを提供し続ける。
<実施例2>
図10は、複合機において特定サービス機能の優先的なアップデート要求があった場合の機能アップデートを説明する図である。また、図11は、アップデート要求時における操作部の画面表示例である。
例えば、複合機(MFP1)においてサービス機能X,Yが実現される場合、図11(a)に示すように表示部35bには、あらかじめ決められたスケジュールに従って、サービス名が上から下へとアップデート(更新)順に表示される。ここでは、サービスXが最も早い日時に更新され、その後、サービスYが更新される。
複合機(MFP1)において、サービスXに優先させてサービスYを先に実現させる場合、サービスYが最も早い日時に更新され、次に、サービスXが更新されるように、図11(a)に示す表示部35b上の入力部(上下に分かれた2個の三角形のスクロールボタン)35aを操作してサービスXとサービスYを入れ替える。
その結果、図11(b)に示すように操作部(UI部)35の表示部35bにおいてサービスXとサービスYが入れ替わり、サービスYが最も早い日時に更新され、その後、サービスXが更新される旨が表示される。
特定のサービス機能を優先的に実行させる変更がなければ、図10(a)に示すように、モジュールa,bがダウンロードされた後、モジュールc,dがダウンロードされ、複合機(MFP1)においてサービスX、サービスYの順に更新される。一方、ユーザの選択により、特定のサービス機能の優先的なアップデート要求があった場合、図10(b)に示すように、モジュールc,dが他のモジュールa,bよりも先にダウンロードされ、複合機(MFP1)においてサービスYが他のサービスXに優先して更新される。
<実施例3>
図12は、複合機において同一サービス機能内の特定機能の優先的なアップデート要求があった場合の機能アップデートを説明する図である。また、図13は、そのようなアップデート要求時における操作部の画面表示例である。
ここでは、複合機(MFP1)においてサービス機能Xと、サービス機能Yに含まれる機能V,Wとを実現する場合を想定する。機能の優先的なアップデート要求がない場合、図13(a)に示すように表示部35bには、あらかじめ決められたスケジュールに従った順でサービス機能が表示される。その結果、サービスXが最も早い日時に更新され、その後、サービスY(機能V)、サービスY(機能W)の順に更新される。
一方、複合機(MFP1)において、サービスXに優先させてサービスY(機能V)を先に実現させる場合、ユーザは、表示部35b上の入力部(スクロールボタン)35aを操作して、サービスXとサービスY(機能V)とを入れ替える。その結果、図13(b)に示すように操作部(UI部)35の表示部35bには、サービスY(機能V)が最も早い日時に更新され、その後、サービスX、サービスY(機能W)の順に更新される旨が表示される。
すなわち、サービス機能内の特定の機能を他に優先させて実行させる変更がなければ、図12(a)に示すように、サービスXに係るモジュールa,bがダウンロードされた後、モジュールc,d,e,fがダウンロードされる。これにより、複合機(MFP1)においてサービスX、サービスY(機能V)、サービスY(機能W)の順に更新される。
一方、ユーザの選択により、特定の機能を他のサービス機能より優先的にアップデートする要求があった場合には、図12(b)に示すように、サービスY(機能V)に係るモジュールc,dが他のモジュールa,b,e,fよりも先にダウンロードされ、複合機(MFP1)においてサービスY(機能V)が他のサービスに優先して更新される。
なお、上記実施例2のように特定のサービス機能の優先的なアップデートを要求する際、あるいは実施例3のように、一サービス機能内の特定の機能の優先的なアップデートを要求する際、複合機の操作部(UI部)を操作してサービス機能を指定する態様に限定されず、例えば、優先的に更新したいサービス機能を構成するモジュールそのものを指定可能にしてもよい。
図14は、本発明に係るソフトウェア更新システム全体の詳細構成を示す図である。上述したようにソフトウェア更新システムは、通信ネットワーク(NW)20を介して相互に通信可能に接続されたサーバ10と、複数の複合機(MFP)30a〜30nとを含んで構成される。
サーバ10は、CPU51、通信制御部52、および記憶部53を含んで構成される。記憶部53において、第1記憶部54には、複合機でのサービス機能の実現に必要なソフトウェアモジュールが格納され、第2記憶部55には、モジュール間の依存関係を示す依存関係情報が格納され、第3記憶部56には、ソフトウェアモジュールの取得スケジュールであるスケジュールファイルが格納されている。
複合機(MFP1)は、CPU61、通信制御部62、記憶部63等を含んで構成される。複合機(MFP1)において、サーバ10よりダウンロードされ、ソフトウェアモジュール取得部71によって取得されたソフトウェアモジュールは、記憶部63内の第1記憶部64に格納される。同様に、サーバ10よりダウンロードされた依存関係情報は、記憶部63内の第2記憶部65に格納される。
判断部72は、複合機(MFP1)においてサービス機能の実現に必要な依存関係を充足する全てのソフトウェアモジュールが取得されたかどうかを判断する。これら全てのソフトウェアモジュールが取得された場合、ソフトウェア更新部73は、それらのソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する。
ユーザインタフェース(UI)74は、ユーザより、特定のサービス機能の実現を優先させる要求があった場合、ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを変更するための情報入力部75と情報表示部76を含んで構成される。
以上説明したように、サービス機能に対応するモジュールを相互に依存関係を有する複数のモジュールに分割した上で、複合機にダウンロードされた複数のモジュールが依存関係を満たしてから、複数のモジュールに基づいてソフトウェアをアップデートする構成とした。したがって、複数のモジュールを分散してサーバ装置から複合機にダウンロードできるので、ダウンロードにおけるデータ量を分散化かつ平滑化して、回線リソースの枯渇を防ぐとともに、限られた容量の回線を介したアップデートを迅速かつ確実に行うことができる。
また、複数の機能モジュールの依存関係を確認した後、安全かつ優先順位を指定してアップデートすることで、モジュール間の不整合を回避しながら、サービス機能の実現に必要なモジュールが揃う前にアップデートされる不具合を回避できる。
更には、特定のモジュールを他のモジュールに優先してダウンロードするようスケジュール変更が可能に構成することで、ユーザが必要とするサービス機能を迅速に実行できる。
よって、ソフトウェア更新システムの運用管理者の負担が軽減される。また、サーバが管理する複合機の数が多いほど、また、複合機がより遠隔地に配置されているほど、これらの効果が顕著に現れる。
上述した実施の形態では、ユーザが特定のサービス機能の優先的なアップデートを要求する場合、複合機より、そのサービス機能を指定しているが、これに限定されない。例えば、複合機において、更新するサービス機能を構成する複数のモジュールの1つ、あるいはそれ以上のモジュールが指定されると、サーバが、自身の格納する依存関係に基づいて、その依存関係を満たす他のモジュールすべてをダウンロードする構成としてもよい。
こうすることで、サービス機能と無関係なモジュールの更新を回避して、そのサービス機能の実現に必要なすべてのモジュールを確実にダウンロードできる。
さらには、モジュールの取得スケジュールが経過後においても、サーバの記憶部に格納されているソフトウェアモジュールのうち未取得のソフトウェアモジュールを取得できるようにしてもよい。また、モジュールの取得スケジュールが経過後において、その取得スケジュールを変更できるようにしてもよい。
これによりユーザは、取得スケジュールが終了しても、取得し損なったソフトウェアモジュールをダウンロードして、所望のサービス機能を実現できる。
また、複合機に、サーバに格納されたソフトウェアモジュールと、それらのソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報と同じソフトウェアモジュールと依存関係情報とを格納する外部記憶部を設け、複合機において、外部記憶部より読み出した依存関係を満たすソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新するようにしてもよい。
こうすることで、サーバに障害等が発生した場合においても、外部記憶部に格納したデータをバックアップデータとして使用して、サービス機能の更新を円滑に行うことができる。
なお、上記のサーバおよび複合機は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記のサーバおよび複合機により行なわれるソフトウェア更新方法も、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上述した実施の形態は例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
1 ソフトウェア更新システム
10 サーバ
11 サーバ制御部
12 記憶部
19 通信制御部
20 通信ネットワーク(NW)
30a〜30n 複合機(MFP)
31 端末制御部
33 記憶部
35 操作部(UI部)
35a 入力部
35b 表示部
39 通信制御部

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Claims (17)

  1. 搭載された1またはそれ以上のソフトウェアモジュールにより所定の各サービス機能を実現する1またはそれ以上の端末装置と、サーバ装置とが通信ネットワークを介して通信可能に接続されたソフトウェア更新システムであって、
    前記サーバ装置は、
    少なくとも前記ソフトウェアモジュールと、前記ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報と、前記端末装置による前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを示すスケジュールファイルとを記憶する記憶手段を備え、
    前記端末装置は、
    前記サーバ装置より前記取得スケジュールに従って前記ソフトウェアモジュールを取得する取得手段と、
    前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが前記取得手段により取得されたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたと判断された場合、該ソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とするソフトウェア更新システム。
  2. 前記依存関係は単一のサービス機能に関連するソフトウェアモジュール間の関係を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  3. 前記依存関係は複数のサービス機能に跨って関連するソフトウェアモジュール間の関係を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  4. 前記スケジュールファイル内の前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを変更する変更手段を更に備え、
    前記端末装置は、前記変更後の取得スケジュールに従って特定のソフトウェアモジュールを他のソフトウェアモジュールに優先して取得することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  5. 前記変更手段は、前記端末装置に設けた情報入力部と情報表示部を含むユーザインタフェースを備えることを特徴とする請求項4に記載のソフトウェア更新システム。
  6. 前記変更手段により、優先して実現するサービス機能を指定することを特徴とする請求項5に記載のソフトウェア更新システム。
  7. 前記変更手段により、優先して実現するサービス機能を構成する1またはそれ以上のソフトウェアモジュールを指定することを特徴とする請求項5に記載のソフトウェア更新システム。
  8. 前記1またはそれ以上のソフトウェアモジュールが指定されると、該指定されたソフトウェアモジュールとそのソフトウェアモジュールと前記依存関係にある1またはそれ以上のソフトウェアモジュールが優先して取得されることを特徴とする請求項7に記載のソフトウェア更新システム。
  9. 前記更新手段は、前記特定のソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを他のサービス機能に対応するソフトウェアに優先して更新することを特徴とする請求項4に記載のソフトウェア更新システム。
  10. 前記端末装置は、前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールのうちの一部のソフトウェアモジュールが前記取得手段により取得されていない場合、前記サーバ装置より前記一部のソフトウェアモジュールを取得することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  11. 前記端末装置は、前記取得スケジュールが経過後において前記サーバ装置の前記記憶手段に格納されているソフトウェアモジュールのうち未取得のソフトウェアモジュールを取得する手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  12. 前記変更手段は、前記取得スケジュールが経過後において前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを変更することを特徴とする請求項11に記載のソフトウェア更新システム。
  13. 前記端末装置は、前記ソフトウェアモジュールと、該ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報を格納する記憶手段を更に備え、
    前記更新手段は、前記記憶手段より読み出した前記依存関係を満たすソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のソフトウェア更新システム。
  14. 前記端末装置は、画像処理に係る複数の所定の機能を備えた複合機であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のソフトウェア更新システム。
  15. ソフトウェア更新システムで利用されるサーバ装置であって、
    端末装置との通信を可能にする通信制御手段と、
    前記端末装置において実現される所定の各サービス機能に対応するソフトウェアモジュールを記憶する第1の記憶手段と、
    前記ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記端末装置における前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを示すスケジュールファイルを記憶する第3の記憶手段と、
    を備え、
    少なくとも前記取得スケジュールに従って、少なくとも前記ソフトウェアモジュールおよび前記依存関係を示す情報を、前記通信制御手段を介して前記端末装置にダウンロードすることを特徴とするサーバ装置。
  16. ソフトウェア更新システムで利用される端末装置であって、
    サーバ装置との通信を可能にする通信制御手段と、
    少なくとも、当該端末装置で実現する各サービス機能に対応するソフトウェアモジュールと、該ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報とを、前記通信制御手段を介して前記サーバ装置より取得する取得手段と、
    前記各サービス機能の実現に必要な前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが前記取得手段により取得されたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたと判断された場合、該ソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する更新手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、前記サービス機能に対応するソフトウェアモジュールを、少なくとも所定の取得スケジュールに従って取得することを特徴とする端末装置。
  17. 1またはそれ以上の端末装置と、サーバ装置とが通信ネットワークを介して通信可能に接続されたシステムにおけるソフトウェア更新方法であって、
    前記サーバ装置において、前記端末装置で実現される所定のサービス機能に対応する1またはそれ以上のソフトウェアモジュールと、前記ソフトウェアモジュール間の依存関係を示す情報と、前記端末装置による前記ソフトウェアモジュールの取得スケジュールを示すスケジュールファイルとを記憶する工程と、
    前記端末装置において、前記サーバ装置より前記取得スケジュールに従って前記ソフトウェアモジュールを取得する工程と、
    前記端末装置において、前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたか否かを判断する工程と、
    前記端末装置において、前記依存関係を充足するために必要な全てのソフトウェアモジュールが取得されたと判断された場合、該ソフトウェアモジュールにより実現されるサービス機能に対応するソフトウェアを更新する工程と、
    を有することを特徴とするソフトウェア更新方法。
    ?
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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