JP2021024393A - 蓋の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付けやすさを損なわず、がたつきを無くした蓋の取付構造を提供する。【解決手段】アーム部材収納部37の一方の側面37aには、アーム部材ガイド部34が形成され、アーム部材ガイド部34の凸部受け部35に、ボックス取付部24の一方の側面24aに形成された凸部25が係合する。アーム部材収納部37の他方の側面37bには、ボックス取付部24の他方の側面24bに形成された凹部26に合致する位置に、柱状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部38が形成され、アーム部材収納部37の凹部受け部38側からアーム部材収納部37の凹部受け部38を貫通し、ボックス取付部24の凹部26内に挿入される胴部41と、胴部41の先端部分に形成された鍔部42を有するキャップ40を嵌め込むことによりボックス30にアーム部材20を取付ける。【選択図】図8

Description

本発明は、自動車車両等の車体の給油口、充電口等を塞ぐ蓋を開閉する、蓋の取付構造に関するものである。
自動車用燃料タンクに燃料を給油する場合には、車体に設けられた給油口を塞ぐ給油口蓋を開き、燃料キャップを外して給油口から燃料を給油する。又、電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)に電気を充電する場合には、充電蓋を開き、急速充電ポート又は普通充電ポートのキャップを外し、充電コネクタを充電ポートに差し込んで充電する。
この種の蓋の取付け構造として、特許文献1に開示された技術を図1から図5に基づいて説明する。蓋10(給油口蓋)の裏面12には、蓋10の取付部材であるアーム部材20を取付ける蓋10のアーム部材取付部13が設けられている。蓋10のアーム部材取付部13には、アーム部材20が取付けられる蓋10のアーム部材取付孔14が設けられている。
アーム部材20は、円弧状に湾曲した板状のアーム部材20のボックス取付腕23と、ボックス取付腕23の一方の先端に形成され、蓋10に取付けられる部分であるアーム部材20の蓋取付部21と、ボックス取付腕23の他方の先端に形成され、ボックス30(給油口ボックス)に取付けられる部分であるアーム部材20のボックス取付部24を有している。蓋取付部21が蓋10に嵌め込まれて、蓋10がアーム部材20に取付けられる。
アーム部材20のボックス取付部24は、図4に示すように、ボックス30のアーム部材係合部350に係合するアーム部材20のボックス係合ピン250が形成されている。ボックス係合ピン250は、ボックス取付部24の先端の両側面に形成されている。
一方、ボックス本体31(給油口ボックス本体)は、図1に示すように、底部の中心に車体2の給油口1と連通する給油ガンを挿入する給油孔36が形成され、アーム部材20のボックス取付部24が取付けられるボックス30の部分は、車体2のボックス保持部3が形成されている部分よりも車体2の内側(図1における左側)に入り込んで、ボックス30のアーム部材収納部37として形成されている。
そして、図3に示すように、ボックス30のアーム部材収納部37には、ボックス本体31からアーム部材係合部350までアーム部材20のボックス係合ピン250を案内するボックス30のアーム部材ガイド部34が形成されており、アーム部材20のボックス係合ピン250を係合するアーム部材係合部350を有している。
アーム部材ガイド部34を形成したため、アーム部材20をボックス30に取付けるときに、アーム部材ガイド部34の中を、アーム部材20のボックス係合ピン250を挿入して、摺動することで、ボックス30のアーム部材収納部37の奥が見にくくても、容易にアーム部材20をボックス30に組み付けることができる。
特開2019−85060号公報
上記特許文献1では、ボックス30のアーム部材収納部37にはアーム部材ガイド部34を形成し、アーム部材ガイド部34内をアーム部材20のボックス係合ピン250が通過することにより、蓋10をボックス30に取付けやすい構造になっている。しかし、アーム部材ガイド部34とボックス係合ピン250との間にはクリアランスが必要であるので、取付け後にアーム部材20がアーム部材収納部37のアーム部材係合部350内でがたつき、蓋10が閉まり難くなる場合がある。そこで、本発明は、給油口、充電口等のボックスへの取付けやすさを損なわず、がたつきを無くした蓋の取付構造を提供するものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体の給油口又は充電口を塞ぐ蓋にはアーム部材が取付けられ、車体の給油口又は充電口には、開口を有するボックスが取付けられ、ボックスにアーム部材を取付けることにより、蓋を開閉可能にする蓋の取付構造であって、アーム部材は、蓋を取付ける蓋取付部と、ボックスに蓋を回動自在に取付けるボックス取付部を有し、ボックス取付部の先端部分の一方の側面には円柱形状の凸部と、他方の側面には円柱形状の凹部が同軸に形成され、ボックスは、開口部を含むボックス本体と、ボックス本体から延設されたアーム部材収納部を有し、アーム部材収納部の一方の側面には、ボックス取付部の凸部を案内するアーム部材ガイド部が突出して形成され、アーム部材ガイド部の先端部分には、ボックス取付部の凸部が収納される凸部受け部が形成され、アーム部材収納部の他方の側面には、ボックス取付部の凹部に合致する位置に、柱状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部が形成され、ボックス取付部の凸部がアーム部材ガイド部の凸部受け部に係合し、アーム部材収納部の凹部受け部側からアーム部材収納部の凹部受け部を貫通し、ボックス取付部の凹部内に挿入される胴部と、胴部の先端部分に形成された鍔部を有するキャップを嵌め込むことによりボックスにアーム部材を取付けることを特徴とする蓋の取付構造である。
請求項1の本発明では、ボックス取付部の先端部の一方の側面には、円柱形状に突出した凸部が形成され、ボックスには、ボックス本体から延設されるアーム部材収納部が形成され、アーム部材収納部の一方の側面には、ボックス取付部の凸部を案内するアーム部材ガイド部が形成されているので、アーム部材をボックスに取付けるときに、アーム部材ガイド部に沿って円柱形状に突出した凸部を挿入することにより、ボックスの奥の車体の内部方向に形成された直接見えないボックスのアーム部材収納部に、容易にアーム部材を組み付けることができる。
一方、ボックス取付部の他方の側面には、円柱形状の凹部がボックス取付部の凸部と同軸に形成され、アーム部材収納部の他方の側面には、ボックス取付部の凹部に合致する位置に、柱状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部が形成され、アーム部材収納部の凹部受け部側からアーム部材収納部の凹部受け部を貫通し、ボックス取付部の凹部内に挿入される胴部と、胴部の先端部分に形成された鍔部を有するキャップを嵌め込むことによりボックスのアーム部材収納部にアーム部材を取付けることができる。
その結果、キャップの胴部をボックス取付部の凹部内に挿入する時に、キャップがボックス取付部の一方の側面に形成された円柱形状に突出した凸部をアーム部材ガイド部の凸部受け部の裏面側に押し、凸部と凸部受け部が接近又は当接する。そして、凸部と凸部受け部との間のクリアランスが小さくなる又は無くなるので、ボックス取付部がアーム部材収納部の凸部受け部内でがたつくことを防止することができ、蓋が閉まり難くなる問題を改善することができる。
請求項2の本発明は、アーム部材収納部の凹部受け部の内側には、周状に内側溝部が形成され、キャップの胴部の側面には、凹部受け部の内側溝部と係合する位置に第1係合凸部が形成され、内側溝部と第1係合凸部が係合する蓋の取付構造である。
請求項2の本発明では、アーム部材収納部の凹部受け部の内側には、周状に内側溝部が形成され、キャップの胴部の側面には、アーム部材収納部の内側溝部と係合する位置に第1係合凸部が形成され、凹部受け部の内側溝部とキャップの第1係合凸部とが係合するので、キャップがアーム部材収納部の凹部受け部から抜けるのを防止することができる。なお、キャップの第1係合凸部は、アーム部材収納部の凹部受け部に形成された周状の内側溝部と同様に周状に形成しても良く、アーム部材収納部の周状の内側溝部に合致する位置に部分的に、例えば、線状或いはドット状に形成しても良い。
請求項3の本発明は、アーム部材収納部の凹部受け部は円柱形状であり、凹部受け部の先端部分には先端溝部が形成され、キャップの鍔部の下部には先端溝部に合致する部位に第2係合凸部が形成され、凹部受け部の先端溝部とキャップの第2係合凸部が係合する蓋の取付構造である。
アーム部材収納部の凹部受け部が円柱形状の場合、キャップの胴部も円柱形状になる。その結果、蓋の開閉に伴うアーム部材の回動によりキャップがアーム部材収納部の凹部受け部内で回動し、摩耗によってキャップが外れやすくなる。請求項3の本発明では、アーム部材収納部の凹部受け部の先端部分には先端溝部が形成され、キャップの鍔部の下部には先端溝部に合致する部位に第2係合凸部が形成され、凹部受け部の先端溝部とキャップの第2係合凸部が係合するので、蓋の開閉に伴うアーム部材の回動によりキャップがアーム収納部の凹部受け部内で回動することを防止することができ、キャップが外れることを防止することができる。
請求項4の本発明は、凹部受け部の先端部分には、先端溝部が形成された位置以外の部位に先端凸部が形成され、キャップの鍔部には凹部受け部の先端凸部に係合する部位に係合凹部が形成され、先端凸部と係合凹部が係合する蓋の取付構造である。
アーム部材収納部の凹部受け部が円柱形状の場合、キャップの胴部も円柱形状になるので、キャップの鍔部の下部に先端溝部に合致する部位に第2係合凸部が形成されている場合、凹部受け部の先端溝部とキャップの第2係合凸部を係合させるには、キャップを裏返してキャップの第2係合凸部の位置を毎回確認しながら、キャップをアーム部材収納部の凹部受け部に嵌め込む必要がある。
請求項4の本発明では、凹部受け部の先端部分には、先端溝部が形成された位置以外の部位に先端凸部が形成され、キャップの鍔部には凹部受け部の先端凸部に合致する部位には係合凹部が形成されているので、鍔部の下部の第2係合凸部の位置をキャップを裏返して確認する必要がなく、キャップをアーム部材収納部の凹部受け部に容易に嵌め込むことができる。
請求項5の本発明は、キャップの胴部は、アーム部材収納部の凹部受け部を貫通する貫通部と、ボックス取付部の凹部に挿入される貫通部の幅より小さい直径を有する挿入部が同軸に形成されている蓋の取付構造である。
キャップをボックス取付部の凹部内に挿入する場合、アーム部材収納部の凹部受け部側からボックス取付部の凹部の位置を確認する必要がある。ボックス取付部の凹部の直径がアーム部材収納部の凹部受け部の内側の幅(凹部受け部が円柱状の場合は、凹部受け部の内径)と同じである場合は、ボックス取付部の凹部の位置を確認することが難しい。
請求項5の本発明では、キャップの胴部は、アーム部材収納部の凹部受け部を貫通する貫通部と、ボックス取付部の凹部に挿入される貫通部の幅より小さい直径を有する挿入部が同軸に形成されているので、アーム部材収納部の凹部受け部からボックス取付部の凹部の位置を容易に確認することができ、キャップをボックス取付部の凹部内に挿入する作業性が向上する。
また、挿入部がボックス取付部の凹部に挿入されると共に、キャップの貫通部と挿入部との段差部によって、ボックス取付部の一方の側面に形成された円柱形状に突出した凸部をアーム部材収納部の凸部受け部の裏面側に押し、凸部と凸部受け部が接近又は当接する。そして、凸部と凸部受け部との間のクリアランスが小さくなる又は無くなるので、ボックス取付部がアーム部材収納部の凸部受け部内でがたつくことを防止することができ、蓋が閉まり難くなる問題を改善することができる。
請求項6の本発明は、キャップとボックス取付部は、異なる材料で形成される蓋の取付構造である。キャップとボックス取付部を同一材料で形成した場合は、係合するキャップとボックス取付部の凹部の双方が摩耗し易い。請求項6の本発明では、キャップとボックス取付部は、異なる材料で形成されるので、係合するキャップとボックス取付部の凹部が摩耗し、経時的にがたつきが発生することを防止できる。
ボックス取付部の先端部の一方の側面には、円柱形状に突出した凸部が形成され、ボックスには、ボックス本体から延設されるアーム部材収納部が形成され、アーム部材収納部の一方の側面には、ボックス取付部の凸部を案内するアーム部材ガイド部が形成されているので、アーム部材をボックスに取付けるときに、アーム部材ガイド部に沿って円柱形状に突出した凸部を挿入することにより、ボックスの奥の車体の内部方向に形成された直接見えないボックスのアーム部材収納部に、容易にアーム部材を組み付けることができる。
一方、ボックス取付部の他方の側面には、円柱形状の凹部がボックス取付部の凸部と同軸に形成され、アーム部材収納部の他方の側面には、ボックス取付部の凹部に合致する位置に、柱状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部が形成され、アーム部材収納部の凹部受け部側からアーム部材収納部の凹部受け部を貫通し、ボックス取付部の凹部内に挿入される胴部と、胴部の先端部分に形成された鍔部を有するキャップを嵌め込むことによりボックスのアーム部材収納部にアーム部材を取付けることができる。
その結果、キャップの胴部をボックス取付部の凹部内に挿入する時に、キャップがボックス取付部の一方の側面に形成された円柱形状に突出した凸部をアーム部材ガイド部の凸部受け部の裏面側に押し、凸部と凸部受け部が接近又は当接する。そして、凸部と凸部受け部との間のクリアランスが小さくなる又は無くなるので、ボックス取付部がアーム部材収納部の凸部受け部内でがたつくことを防止することができ、蓋が閉まり難くなる問題を改善することができる。
蓋を開いた状態のボックスと蓋及び取付アーム部材の断面図である。 蓋を開いた状態の取付アーム部材とボックスの取付部分の拡大断面図である。 アーム部材収納部の一方の側面の斜視図である。 ボックス取付部の一方の側面の斜視図である。 ボックス取付部の凸部(ボックス係合ピン)近傍の断面図である。 本発明の第1実施形態を示すもので、アーム部材収納部の他方の側面の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示すもので、ボックス取付部の他方の側面の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示すもので、アーム部材収納部の他方の側面のボックス取付部の凹部近傍の断面図である。 図8におけるA−A断面図である。 本発明の第2実施形態を示すもので、アーム部材収納部の他方の側面の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示すもので、アーム部材収納部の他方の側面のボックス取付部の凹部近傍の断面図である。 図9におけるB−B断面図である。
以下の実施形態は、車体2の給油口1を塞ぐ蓋10(給油口蓋)を、開閉する蓋10の取付構造に関し説明するものであるが、電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)に電気を充電する場合の充電口としても使用できる。
蓋10は、図1に示すように、車体2の給油口1を塞ぐために給油口1の形状に合わせて形成されている。自動車用燃料タンクに燃料を給油する場合に、車体2に設けられた給油口1を塞ぐ蓋10を開いて、給油口1から燃料を給油する。
蓋10の裏面12には、蓋10の取付部材であるアーム部材20を取付ける蓋10のアーム部材取付部13が設けられている。本実施の形態では、蓋10のアーム部材取付部13は、2枚の平行板として形成されている。アーム部材取付部13には、アーム部材20が取付けられる蓋10のアーム部材取付孔14が設けられている。
アーム部材20は、図1と図2に示すように、円弧状に湾曲したボックス取付腕23と、ボックス取付腕23の一方の先端に形成され、蓋10に取付けられる部分である蓋取付部21と、ボックス取付腕23の他方の先端に形成され、ボックス30に取付けられる部分であるアーム部材20のボックス取付部24を有している。蓋取付部21が蓋10のアーム部材取付孔14にはめ込まれて、蓋10がアーム部材20に取付けられる。
なお、蓋10とアーム部材20を一体的に形成して、アーム部材20の蓋取付部21と蓋10のアーム部材取付孔14を省略して、蓋10の裏面12にアーム部材20の蓋取付部21を一体的に形成することができる。この場合には、蓋10の裏面12にアーム部材20の蓋取付部21が一体的に形成されるため、蓋10とアーム部材20の接続構造が簡単になり、部品点数を少なくして、軽量化することができる。
アーム部材20の蓋取付部21の先端には、ボックス30側に延設されたアーム部材20の蓋ロック部22が形成されている。蓋ロック部22は、蓋10が閉まったときに、ボックス30の後述するボックス30のロックピン32と係合する。
ボックス30においてアーム部材20のボックス取付部24が取付けられる部分は、車体2のボックス保持部3が形成されている部分よりも車体2の内側(図1における左側)に入り込んで、ボックス30のアーム部材収納部37として形成されている。アーム部材収納部37の詳細は、後述する。
ボックス30のアーム部材収納部37と反対側には、ロックピン32が形成され、蓋10が閉じられたときに、ロックピン32がアーム部材20の蓋ロック部22に係合して、蓋10をロックすることができる。蓋10を開くときは、ボックス30のロックピン32が後退して、アーム部材20の蓋ロック部22から外れる。
ボックス本体31の上端の周囲には、シール部材33が取付けられて、ボックス本体31が、車体2のボックス保持部3に取付けられたときに、ボックス保持部3とボックス本体31の上端の間をシールすることができる。
図3と図5に示すように、アーム部材収納部37の一方の側面37aには、アーム部材20のボックス取付部24に形成された円柱形状の凸部25をボックス本体31から案内するアーム部材ガイド部34が突出して形成され、アーム部材ガイド部34の先端部分には、アーム部材20のボックス取付部24に形成された円柱形状の凸部25と係合する凸部受け部35が形成されている。
ボックス取付部24の凸部25が通過するアーム部材ガイド部34の幅は、凸部25の直径より少し大きく形成され、凸部25が通過しやすくなっている。又、アーム部材ガイド部34と凸部受け部35の連結部には、凸部25の直径よりわずかに小さい幅となるような両側が窪んだ狭幅部34aが形成されている。凸部25を狭幅部34aに押し込み、狭幅部34aが少し撓んで凸部25を通過させることにより凸部受け部35に凸部25を嵌め込むと共に凸部25が凸部受け部35から外れることを防止できる。なお、アーム部材ガイド部34の凸部受け部35の幅は、凸部25の直径とほぼ同じに形成され、凸部受け部35内における凸部25のズレを抑えている。
又、図3と図5に示すように、ボックス30のアーム部材ガイド部34と凸部受け部35の連結部の狭幅部34aが形成されている場所の外面から内部方向(狭幅部34aと直交する方向)には、ボックス本体31側に傾斜面を有する突起部34bが形成されている。
図4に示すように、アーム部材20のボックス取付部24の一方の側面24aには、円柱形状に突出して凸部25が形成されている。又、その先端部分は斜面状に切りかかれた凸部斜面25aが形成されている。凸部斜面25aにより凸部25がアーム部材ガイド部34の突起部34bを乗り越えやすくなるので、アーム部材20をボックス30の凸部受け部35に取付けやすい。なお、凸部斜面25aは形成しなくてもよい。
一方、図7に示すように、ボックス取付部24の他方の側面24bには、凸部25と同軸に円柱形状の凹部26が形成されている。又、図6、図8と図9に示すように、アーム部材収納部37の他方の側面37bには、ボックス取付部24の凹部26に合致する位置に、円柱形状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部38が形成されている。凹部受け部38の先端部分には先端溝部38aが2カ所形成されている。なお、先端溝部38aは2カ所には限られない。又、図6と図8に示すように、凹部受け部38の内側には、周状に内側溝部38bが形成されている。
図6、図8と図9に示すように、アーム部材収納部37の他の側面37bの凹部受け部38には、凹部受け部38を貫通し、ボックス取付部24の凹部26内に挿入されるキャップ40が嵌め込まれ、ボックス30のアーム部材収納部37の凸部受け部35にアーム部材20を取付けることができる。キャップ40は、円柱形状の胴部41と胴部41の先端部分に形成された鍔部42からなる。キャップ40の鍔部42の直径は、胴部41の直径より大きい。
キャップ40の胴部41の直径は、ボックス取付部24の凹部26の直径より僅かに小さい。又、胴部41の長さは、ボックス取付部24の凹部26の底部に当接するように設定されている。これにより、キャップ40をボックス取付部24の凹部26内に挿入した時に、ボックス取付部24の一方の側面24aに形成された円柱形状に突出した凸部25をアーム部材収納部37の凸部受け部35の裏面側(アーム部材収納部37の他の側面37b側)に押し、凸部25と凸部受け部35が接近又は当接する。そして、凸部25と凸部受け部35との間のクリアランスが小さくなる又は無くなるので、ボックス取付部24がアーム部材収納部37の凸部受け部35内でがたつくことなく回動可能になる。
又、鍔部42の下部にはアーム部材収納部37の凹部受け部38の先端溝部38aに合致する部位に第2係合凸部44が形成されている。凹部受け部38の先端溝部38aとキャップ40の第2係合凸部44が係合することにより、キャップ40が凹部受け部38に固定されるので、蓋10の開閉に伴うアーム部材20の回動によりキャップ40が凹部受け部38内で回動することを防止することができ、キャップ40が外れることを防止することができる。
又、胴部41の側面には、凹部受け部38の内側溝部38bと係合する位置に第1係合凸部43が形成されている。この結果、胴部41の第1係合凸部43と凹部受け部38の内側溝部38bが係合するので、キャップ40がアーム部材収納部37の凹部受け部38から抜けるのを防止することができる。なお、図において、キャップ40の第1係合凸部43は、アーム部材収納部37の凹部受け部38の内側溝部38bと同様に周状に形成したが、アーム部材収納部37の凹部受け部38の周状の内側溝部38bに合致する位置であれば部分的、例えば、線状やドット状に形成しても良い。
アーム部材20はナイロンを使用し、キャップ40はPP(ポリプロピレン)を使用した。ボックス取付部24の凹部26(ナイロン)には、キャップ40の胴部41(ポリプロピレン)が挿入され、ボックス取付部24が回動するが、両部材が異なる材料で構成されているので、係合するキャップ40の胴部41とボックス取付部24の凹部26が摩耗し、経時的にがたつきが発生することを防止できる。なお、アーム部材20とキャップ40の材料は、異なっていれば良く、上記のナイロンとPPには限定されない。
図9から図12は、本発明の第2の実施形態を示している。第2の実施形態と第1の実施形態の相違する部分は、以下の通りであり、他の部分は第1の実施形態と同様である。
第1に、アーム部材収納部37の凹部受け部38の内径は、ボックス取付部24の凹部26の直径より大きい。第2に、アーム部材収納部37の凹部受け部38の先端部分には、先端溝部38aが形成された位置以外の部位に先端凸部39が形成されている。第3に、キャップ40の胴部41は、アーム部材収納部37の凸部受け部35を貫通する貫通部45と、ボックス取付部24の凹部26に挿入される貫通部45より直径が小さい挿入部46が2段に、同軸に形成され、貫通部45と挿入部46との間に段差部48が形成されている。第4に、キャップ40の鍔部42には凹部受け部38の先端凸部39に合致する部位に係合凹部47が形成されている。
これにより、アーム部材収納部37の凹部受け部38からボックス取付部24の凹部26の位置を容易に確認することができるので、キャップ40をボックス取付部24の凹部26内に挿入する作業性が向上する。
キャップ40の胴部41の挿入部46の直径は、ボックス取付部24の凹部26の直径より僅かに小さい。又、貫通部45の長さは、アーム部材収納部37の凹部受け部38からアーム部材収納部37に突出するように設定されている。図11において、挿入部46は、ボックス取付部24の凹部26の底部に当接するように描かれているが、当接していなくてもよい。
これにより、キャップ40をボックス取付部24の凹部26内に挿入した時に、挿入部46がボックス取付部24の凹部26に挿入されると共に、キャップ40の貫通部45と挿入部46との段差部48によって、ボックス取付部24の一方の側面24aに形成された円柱形状に突出した凸部25をアーム部材収納部37の凸部受け部35の裏面側(アーム部材収納部37の他の側面37b側)に押し、凸部25と凸部受け部35が接近又は当接する。そして、凸部25と凸部受け部35との間のクリアランスが小さくなる又は無くなるので、ボックス取付部24がアーム部材収納部37の凸部受け部35内でがたつくことなく回動可能になる。
又、凹部受け部38には先端溝部38aが形成された位置以外の部位に先端凸部39が形成され、キャップ40の鍔部42には凹部受け部38の先端凸部39に合致する部位には係合凹部47が形成され、凹部受け部38の先端凸部39とキャップ40の係合凹部47が係合するので、鍔部42の下部の第2係合凸部44の位置をキャップ40を裏返して確認する必要がなく、キャップ40をアーム部材収納部37の凹部受け部38に容易に嵌め込むことができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、アーム部材収納部37の凹部受け部38とキャップ40については、アーム部材収納部37の凹部受け部38に先端溝部38aを設けず、キャップ40の鍔部42の下部に第2係合凸部44を形成せず、単にキャップ40を凹部受け部38に挿入することにより、キャップ40の胴部41をボックス取付部24の凹部26に嵌め込んでも良い。
上記の実施形態では、アーム部材収納部37の他方の側面37bには、ボックス取付部24の凹部26に合致する位置に、円柱形状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部38を形成したが、凹部受け部38を円柱形状でなく、例えば、四角柱や六角柱のような柱状に形成してもよい。この場合、キャップ40の胴部41は、柱状の凹部受け部38を貫通する柱状の貫通部45と円柱形状の挿入部46から構成されることになる。
10 蓋
20 アーム部材部材
23 ボックス取付腕
24 ボックス取付部
25 凸部
26 凹部
30 ボックス
31 ボックス本体
34 アーム部材ガイド部
35 凸部受け部
37 アーム部材収納部
38 凹部受け部
38a 先端溝部
38b 内側溝部
39 先端凸部
40 キャップ
41 胴部
42 鍔部
43 第1係合凸部
44 第2係合凸部
45 貫通部
46 挿入部
47 係合凹部
48 段差部

Claims (6)

  1. 車体の給油口又は充電口を塞ぐ蓋にはアーム部材が取付けられ、前記車体の給油口又は充電口には、開口を有するボックスが取付けられ、前記ボックスに前記アーム部材を取付けることにより、前記蓋を開閉可能にする蓋の取付構造であって、
    前記アーム部材は、前記蓋を取付ける蓋取付部と、前記ボックスに前記蓋を回動自在に取付けるボックス取付部を有し、
    前記ボックス取付部の先端部分の一方の側面には円柱形状の凸部と、他方の側面には円柱形状の凹部が同軸に形成され、
    前記ボックスは、前記開口部を含むボックス本体と、前記ボックス本体から延設されたアーム部材収納部を有し、
    前記アーム部材収納部の一方の側面には、前記ボックス取付部の前記凸部を案内するアーム部材ガイド部が突出して形成され、前記アーム部材ガイド部の先端部分には、前記ボックス取付部の前記凸部が収納される凸部受け部が形成され、
    前記アーム部材収納部の他方の側面には、前記ボックス取付部の前記凹部に合致する位置に、柱状に突出し、頂部に開口を有する凹部受け部が形成され、
    前記ボックス取付部の前記凸部が前記アーム部材ガイド部の前記凸部受け部に係合し、
    前記アーム部材収納部の前記凹部受け部側から前記アーム部材収納部の前記凹部受け部を貫通し、前記ボックス取付部の前記凹部内に挿入される胴部と、前記胴部の先端部分に形成された鍔部を有するキャップを嵌め込むことにより前記ボックスに前記アーム部材を取付けることを特徴とする蓋の取付構造。
  2. 前記アーム部材収納部の前記凹部受け部の内側には、周状に内側溝部が形成され、前記キャップの前記胴部の側面には、前記凹部受け部の前記内側溝部と係合する位置に第1係合凸部が形成され、前記内側溝部と前記第1係合凸部が係合する請求項1に記載の蓋の取付構造。
  3. 前記アーム部材収納部の前記凹部受け部は円柱形状であり、前記凹部受け部の先端部分には先端溝部が形成され、前記キャップの前記鍔部の下部には前記先端溝部に係合する部位に第2係合凸部が形成され、前記凹部受け部の前記先端溝部と前記キャップの前記第2係合凸部が係合する請求項1又は請求項2に記載の蓋の取付構造。
  4. 前記凹部受け部の先端部分には、前記先端溝部が形成された位置以外の部位に先端凸部が形成され、前記キャップの前記鍔部には前記凹部受け部の前記先端凸部に係合する部位に係合凹部が形成され、前記先端凸部と前記係合凹部が係合する請求項3に記載の蓋の取付け構造。
  5. 前記キャップの前記胴部は、前記アーム部材収納部の前記凹部受け部を貫通する貫通部と、前記ボックス取付部の前記凹部に挿入される前記貫通部の幅より小さい直径を有する挿入部が同軸に形成されている請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の蓋の取付け構造。
  6. 前記キャップと前記ボックス取付部は、異なる材料で形成される請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の蓋の取付け構造。
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