JP2021023666A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラブルが発生しても、作業を継続できる加工装置を提供する。【解決手段】いずれも被加工材を加工可能である第1加工機及び第2加工機と、前記第1加工機及び前記第2加工機の間に配置され、前記第1加工機と前記第2加工機との間で前記被加工材の受渡しを行う交換機と、を備える加工装置。【選択図】図1

Description

本発明は加工装置に関する。
加工工具を用いて被加工材を加工する加工装置が、従来技術として知られている(特許文献1)。
特許第6298512号
上記の加工装置では、被加工材の交換機を備える。そのため、上記加工装置は、被加工材を自動的に交換することによって、複数の被加工材に対する作業を連続して実行することが可能である。しかし、加工装置に何らかのトラブルが発生した場合、その時点で作業が中断され、以降の作業を実行することができなくなってしまう。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、トラブルが発生しても、作業を継続できる加工装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、いずれも被加工材を加工可能である第1加工機及び第2加工機と、前記第1加工機及び前記第2加工機の間に配置され、前記第1加工機と前記第2加工機との間で前記被加工材の受渡しを行う交換機と、を備える加工装置を提供する。
上記構成により本発明は、トラブルが発生しても、作業を継続できる加工装置を提供できる。
本実施形態に係る加工装置の縦断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 保持部、昇降機及び移載機の上面図である。 図1のV−V線に沿った断面図であり、昇降機が保持棚の高さまで移動した状況を示す。 図1のV−V線に沿った断面図であり、移載機が被加工材を把持する状況を示す。 図1のV−V線に沿った断面図であり、移載機が被加工材を保持棚から抜き取る状況を示す。 図1のV−V線に沿った断面図であり、移載機が保持部に対して、被加工材の装填を行う状況を示す。
以下、図1〜図8を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<加工機>
図1は加工機2Aの正面図であり、図2は加工機2Aの平面図である。図1及び図2において、方向を表す補助線としてX軸、Y軸及びZ軸を図示するが、これらX軸、Y軸及びZ軸は互いに直交し、X軸方向及びY軸方向は水平な方向であり、Z軸方向は鉛直な方向である。なお、X軸が水平面に対して傾斜し、Z軸が鉛直方向に対して傾斜してもよい。以下、X軸方向を前後方向、Y軸方向を左右方向という場合が有る。
図1及び図2に示すように、加工装置1は、加工機2Aと加工機2Bとを備える。さらに加工装置1は、加工機2A及び加工機2Bとの間に配置されたローディング装置3と、加工機2A、2B及びローディング装置3を制御する制御部4とを備える。ローディング装置3は、本発明における交換機の一例である。
加工機2Bは、加工機2Aと同型の装置である。すなわち、機能、形状、及び部品の構成は、原則として加工機2Aと同じである。
ローディング装置3、加工機2A及び加工機2Bには、X軸方向に連続して延びる直動駆動機構40が架渡される(図1など)。直動駆動機構40は、棒状の部材であり、X軸に対して平行となるように加工機2A、ローディング装置3、及び加工機2Bに亘って取り付けられている。直動駆動機構40には保持部49A、49B(後述)が移動可能に連結されている。
図1及び図2に示すように、加工機2Aは、板状の被加工物(ワーク、ワークピース)8を加工する加工機2A及び加工機2Bとを備える。被加工材8は例えばセラミック材料(例えば、ジルコニアセラミック材料)、樹脂材料、ガラス材料、金属材料又はワックス材からなる。被加工材8を加工することで得られる加工物は、例えば義歯、歯科用クラウン、ブリッジ又はアバットメント等である。
<加工機>
加工機2A、2Bの構成について説明する。上述のように、加工機2Aと加工機2Bとが略同じ形状及び構成を有していることから、以下の説明では加工機2Aを中心に説明を行い、特に必要な場合を除き、加工機2Bの説明を省略する。なお、明細書及び各図面においては、加工機2A及び加工機2Bで同じ部品または同じ構成の参照番号にはそれぞれ「A」及び「B」を付し、対応関係を明らかにしている。
加工機2Aは、矩形の筐体10Aと、スピンドルモーター32Aと、スピンドル34Aと、切削工具36Aと、チルト機構42Aと、保持部49Aと、変位機構とを備える。変位機構は、保持部49Aに対して相対的にスピンドル34AをY軸方向、X軸方向及びZ軸方向に移動するよう駆動する機構である。具体的には、変位機構は、スピンドルモーター32Aの回転軸に平行なZ軸方向にスピンドル34Aを移動するよう駆動するZ軸方向の直動駆動機構30Aと、Y軸方向にスピンドル34Aを移動するよう駆動するY軸方向の直動駆動機構20Aと、を有する。
筐体10Aは箱状に形成されており、筐体10Aの内部には内部空間10Aaが形成されている。
Y軸方向の直動駆動機構20Aは、リニアガイド部材21A、キャリッジ22A、Y軸方向直動伝動機構23A及びモーター24Aを有する。リニアガイド部材21Aの前後両端部が筐体10Aに支持される。リニアガイド部材21Aの延びる方向がY軸方向である。リニアガイド部材21Aには、キャリッジ22Aが摺動自在に取り付けられている。キャリッジ22Aはリニアガイド部材21Aに沿ってY軸方向に移動可能に設けられている。また、キャリッジ22AにはY軸方向直動伝動機構23Aが連結され、Y軸方向直動伝動機構23Aにはモーター24Aが連結されている。Y軸方向直動伝動機構23Aは間に設けられ、モーター24AがY軸方向直動伝動機構23Aの端部に設けられている。Y軸方向直動伝動機構23Aは例えばベルト伝動機構、チェーン伝動機構、ボールねじ伝動機構又はピニオンラック機構であり、モーター24Aの動力がY軸方向直動伝動機構23Aによってキャリッジ22Aに伝動し、モーター24Aによってキャリッジ22AがY軸方向に移動する。
キャリッジ22Aには、直動駆動機構30A、スピンドルモーター32A及びスピンドル34Aが搭載されている。具体的には、直動駆動機構30A及びスピンドルモーター32Aがキャリッジ22Aに取り付けられ、スピンドル34Aが伝動機構を介してスピンドルモーター32A及び直動駆動機構30Aに接続されている。直動駆動機構30Aによってスピンドル34AがZ軸方向に移動するように駆動され、スピンドルモーター32Aによってスピンドル34AがZ軸に平行な回転軸回りに回転駆動される。スピンドル34Aには、例えばエンドミル、ドリル、リーマー又はタップ等の切削工具36Aが取り付けられる。なお、切削工具36Aがスピンドル34Aに対して着脱可能であり、筐体10A内には(例えば、後述の移動体41A上には)、交換用の切削工具が収容されたマガジンが設けられている。
保持部49Aは、移動体41A、チルト機構42A、及び保持具48Aを備える。保持部49A、49Bは、本発明における第1保持部、第2保持部にそれぞれ相当する。保持部49Aは、ローディング装置3と筐体10Aとの間を移動し、ローディング装置3との間で被加工材8の受渡しを、すなわち受取りと引渡しとを行う。
移動体41Aは、直動駆動機構40によってX軸方向に駆動される。移動体41Aには、チルト機構42A及び保持具48Aが取り付けられている。図1に白抜き矢印で示すように、移動体41Aは、ローディング装置3と筐体10Aとの間を移動し、筐体10Aとローディング装置3との間で被加工材8の受渡を行う。
保持具48Aは、被加工材8を保持するものである。チルト機構42Aは、Y軸に平行な第一回転軸回りに保持具48A及び被加工材8を揺動するとともに、第一回転軸に直交する第二回転軸回りに保持具48A及び被加工材8を揺動するものである。
チルト機構42Aは第一揺動用モーター43A、揺動杆44A及び第二揺動用モーター45Aを備える。第一揺動用モーター43Aはその出力回転軸(第一回転軸)43AaがY軸に対して平行になるようにして移動体41Aの内部に取り付けられる。第一揺動用モーター43Aの出力回転軸43Aaにはアーチ状の揺動杆44Aの中間部が連結されている。揺動杆44Aの一端部の外周側には第二揺動用モーター45Aが取り付けられており、第二揺動用モーター45Aの出力回転軸(第二回転軸)45Aaが揺動杆44Aの一端部を内周側へ貫通している(図4)。この第二揺動用モーター45Aの出力回転軸45Aaは第一揺動用モーター43Aの出力回転軸43Aaに対して垂直である。第二揺動用モーター45Aの出力回転軸45Aaにはアーチ状の保持具48Aの一端部が連結されている。保持具48Aの他端部が、第二揺動用モーター45Aの出力回転軸45Aaと同軸の回転軸46Aを介して揺動杆44Aの他端部に連結されている。
被加工材8はカセット9に装着された状態で保持具48Aに保持される。被加工材8は円盤状に設けられ、カセット9はリング状に設けられ、被加工材8の外周部がカセット9に取り付けられることによって被加工材8がカセット9に保持され、被加工材8の上面及び下面はカセット9に覆われずに露出している。保持具48Aがカセット9の外周部を磁着、吸着、挟持、係止又は係合等により保持する。なお、カセット9を用いずに、被加工材8が保持具48Aに直接保持されてもよい。
第一揺動用モーター43Aが作動すると、その出力回転軸43Aa回りに揺動杆44A、保持具48A及び被加工材8が揺動される。第二揺動用モーター45Aが作動すると、その出力回転軸45Aa回りに保持具48A、カセット9及び被加工材8が揺動される。
加工機2Bは、加工機2Aと同様の構成を有している。すなわち加工機2Bは、筐体10Bと、スピンドルモーター32Bと、スピンドル34Bと、切削工具36Bと、チルト機構42Bと、保持部49Bと、変位機構とを備える。保持部49Bは、ローディング装置3と筐体10Bとの間を移動し、ローディング装置3との間で被加工材8の受渡しを、すなわち受取りと引渡しとを行う。その他の加工機2Bの構成についても、上述のように加工機2Aと同様であり、説明を省略する。
<ローディング装置>
ローディング装置3は、ハウジング50と、ハウジング50内に設けられたストッカー55と、被加工材8及びカセット9をY軸方向に送るように被加工材8及びカセット9の移載を行う移載機70と、ハウジング50内において移載機70を昇降させる昇降機60と、を備える。
ハウジング50が箱状に形成され、ハウジング50には内部空間50aが形成されている。ハウジング50のサイド部52、53は、それぞれ加工機2A、2Bの筐体10A、10B(図1)との境界を構成し、これにより、ハウジング50と筐体10A、10Bとは並設されている。ハウジング50のサイド部52、53には搬送口52a、53aが形成されている。ハウジング50の内部空間50aと筐体10A、10Bの内部空間10Aa、10Baが搬送口52a、53aを通じて連通している。
ハウジング50のサイド部52、53には、搬送口52a、53aを開閉する扉57A、57Bが設けられている。扉57A、57Bは、それぞれ、ハウジング50の内外に向けて開く扉である。扉57A、57Bは、ばね等の付勢手段により通常時に閉じられた状態となったノーマリークローズ型の扉であり、ごみや粉塵などの異物がハウジング50内部に侵入することを防止する機能を備えている。
ハウジング50内には、ストッカー55が配設されている。ストッカー55には、複数の被加工材8を横に倒伏した姿勢で上下に並べて格納することができる。具体的には、ストッカー55には、複数の保持棚56が上下方向に並べられた状態に設けられている。ストッカー55は上下二つに分けられており、ストッカー55の上下間には、保持部49A、49Bが通過可能な間隔が空けられている。なお、本実施形態では、上側のグループの保持棚56の数(具体的には3)と下側のグループの保持棚56の数(具体的には3)が等しいが、これに限るものではない。ストッカー55は本発明における、保管部の一例である。
保持棚56に対してはカセット9がY軸方向に挿抜可能であり、カセット9及びそれに装着された被加工材8を保持棚56に差し込んだり、保持棚56からカセット及び被加工材8を引き出したりすることができる。磁着、吸着、挟持、係止又は係合等を利用したロック機構が保持棚56に設けられており、カセット9が保持棚56に差し込まれた状態ではロック機構によってカセット9が保持棚56にロックされるとともに、そのロックの解除が可能である。
ハウジング50のフロント部54aには、カセット9及び被加工材8をストッカー55に装着したり、ストッカー55からカセット9及び被加工材8を取り外したりするために開閉ドア54cが設けられている。
ハウジング50内には、昇降機60が設けられている。昇降機60は、リニアガイド部材61、昇降体62、直動伝動機構63及びモーター64を有する。リニアガイド部材61が上下方向(Z軸方向)に延在するようにハウジング50に取り付けられており、リニアガイド部材61には昇降体62が摺動自在に取り付けられている。昇降体62は、リニアガイド部材61に沿ってZ軸方向に移動可能に設けられている。また、昇降体62には直動伝動機構63が連結され、直動伝動機構63にはモーター64が連結されている。直動伝動機構63はハウジング50の頂部51bと底部51aの間に設けられ、モーター64がハウジング50の頂部51bに設けられている。直動伝動機構63は例えばボールねじ伝動機構、ピニオンラック機構、ベルト伝動機構又はチェーン伝動機構であり、モーター64の動力が直動伝動機構63によって昇降体62に伝動し、モーター64によって昇降体62がZ軸方向に移動する。
なお、上述したようにZ軸が水平面に対して直交又は斜交するので、昇降体62が水平面に対して垂直に昇降するか、又は水平面に対して斜めに昇降する。
昇降体62には移載機70が設けられている。移載機70はピッカー(例えば、クランパ)71、送り機構72及びモーター73等を有する。送り機構72がY軸方向に展開・折り畳み可能なアーム機構等からなり、送り機構72の基部が昇降体62に取り付けられており、送り機構72の先端部にはピッカー71が設けられている。モーター73が送り機構72に連結され、モーター73の動力が送り機構72に伝動する。送り機構72がモーター73により駆動され、モーター73の動力によって送り機構72が昇降体62からY軸方向に展開・伸長したり、反対方向に折り畳み・収縮したりする。送り機構72の伸縮に伴うピッカー71の軌跡はY軸に対してほぼ平行な直線であり、送り機構72によるピッカー71の軌跡の範囲は昇降体62からY軸に沿って保持具48までの範囲である。
ピッカー71は、磁着、吸着、挟持、係止又は係合等によりカセット9を把持するものである。例えば、ピッカー71は、カセット9を挟み込むクランパ、カセット9を磁力により保持する電磁石、又は、カセット9を負圧により吸着するノズル等である。
<制御部>
直動駆動機構20A、20B(特にモーター24A、24B)、直動駆動機構30A、30B、スピンドルモーター32A、32B、直動駆動機構40A、40B、チルト機構42A、42B(特にモーター43A、45A、43B、45B)、昇降機60(特にモーター64)及び移載機70(特にモーター73)は制御部4によって制御される。この制御部4はハウジング50に設けられている(図5など)。制御部4は各種の駆動回路(例えばモータードライバ)及びマイクロコンピュータ(例えばプログラムロジックコントローラ)等を有する制御回路である。
<加工装置の動作及び使用方法>
加工装置1の動作及び加工装置1の使用方法について説明する。
(1) 初期状態
加工装置1を起動すると、制御部4が加工機2A、2Bの各部を初期状態にまで動作させる。具体的には、保持具48A、48Bがスピンドル34A、34Bの下にまでそれぞれ移動するように直動駆動機構20A、20B、30A、30B、40が制御部4によって作動される。また、保持具48A、48Bが横に倒伏した状態(Y軸及びX軸に対して平行な状態)になるようにチルト機構42A、42Bが制御部4によって作動される。また、ピッカー71が昇降体62に引き込まれるように、移載機70が制御部4によって収縮動作させられる。また、昇降機60が制御部4によって作動されて、昇降体62が所定の待機位置(例えば、ハウジング50内の上端部、或いは、最上段の保持棚56よりも上の位置)にまで移動する。
(2) セッティング
ユーザは、ハウジング50の開閉ドア54cを開く。そして、未加工の被加工材8が装着されたカセット9をハウジング50内のストッカー55の保持棚56に差し込んで、カセット9を保持棚56に支持する。その後、ハウジング50の開閉ドア54cを閉じる。
(3) 保持棚の高さにまで移動(図5参照)
次に、昇降機60が制御部4によって制御される。これにより、図5に示すように、昇降体62が何れかの保持棚56の高さにまでモーター64によって移動する。
(4) ピックアップ(図6参照)
次に、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、図6に示すように、移載機70の送り機構72がモーター73により展開・伸長されて、ピッカー71がY軸方向に保持棚56へ近接する。そして、ピッカー71がカセット9にまで到達すると、カセット9がピッカー71に把持される。
(5) 抜き取り(図7参照)
次に、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、移載機70の送り機構72がモーター73により折り畳み・収縮されて、ピッカー71が保持棚56からY軸方向に離間する。そして、カセット9及び被加工材8が保持棚56から抜き取られて、ピッカー71が昇降体62にまで到達すると、移載機70及びモーター73が停止される。
(6) 搬送口の高さにまで移動(図8参照)
次に、昇降機60が制御部4によって制御される。これにより、図8に示すように、昇降体62が保持部49A及び保持部49Bの高さにまでモーター64によって移動(上昇又は下降)する。
(7) 装填(図1、図4、図8参照)
次に、直動駆動機構40が制御部4によって制御される。保持部49Aまたは保持部49Bが直動駆動機構40によってX軸方向に移動される(図1の白抜き矢印参照)。この移動によって、保持部49Aまたは保持部49Bの位置は、Y軸方向視において、ピッカー71の位置と略一致する。
また、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、図4の白抜き矢印に示すように、移載機70の送り機構72がモーター73により展開・伸長されて、ピッカー71がY軸方向に保持部49Aまたは保持部49Bに向かって移動する。そして、カセット9が保持具48Aまたは保持具48Bに到達して装填されると、そのカセット9が保持具48Aまたは保持具48Bに保持されるとともに、ピッカー71によるカセット9の把持が解除される。
(8) 引き込み
次に、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、移載機70の送り機構72がモーター73により折り畳み・収縮されて、ピッカー71が保持部49Aまたは保持部49BからY軸方向に離間する。カセット9を受け取った部材が保持部49Aであった場合、保持部49Aは交換機3から筐体10A内部へと移動する。また、カセット9を受け取った部材が保持部49Bであった場合、保持部49Bは交換機3から筐体10B内部へと移動する。
(9) 加工
次に、スピンドルモーター32A、32Bが制御部4によって作動される。そうすると、スピンドル34A、34B及び切削工具36A、36Bが、それぞれスピンドルモーター32A、32Bにより回転駆動される。スピンドルモーター32A、32Bが作動された状態で、制御部4が直動駆動機構20A、30A、20B、30B、40を制御する。これにより、スピンドル34A、34B及び切削工具36A、36Bが直動駆動機構20A、20BによりY軸方向に移動するともに直動駆動機構30A、30Bにより昇降し、被加工材8及び保持具48A、48Bが直動駆動機構40によりX軸方向に移動する。
従って、被加工材8の中心点(チルト機構42Aの第一回転軸と第二回転軸の交点)に対する切削工具36A、36Bの先端の相対的な三次元位置が変位する。また、被加工材8の切削中に制御部4がチルト機構42A、42Bを制御すると、保持具48A、48B及び被加工材8が、それぞれ、チルト機構42A、42Bによって出力回転軸43Aa、45Aa及び出力回転軸43Ba、45Ba回りに揺動される。これにより切削工具36A、36Bと被加工材8との成す接触角度がそれぞれ変化する。
(10) 受け取り
加工が終了すると、直動駆動機構40が制御部4によって制御される。これにより、保持部49A及び保持部49Bのうち、加工が終了した部材は、ローディング装置3の内部へ移動し、カセット9を交換機3へ渡す作業を行う。詳細には、移載機70の送り機構72がモーター73により展開・伸長され、ピッカー71がカセット9を把持する。
(11) 引き込み
移載機70の送り機構72がモーター73により折り畳み・収縮されて、ピッカー71が保持部49Aまたは保持部49Bより離間する。そして、ピッカー71が昇降体62にまで到達すると、移載機70及びモーター73が停止される。
(12) 保持棚の高さにまで移動
次に、昇降機60が制御部4によって制御される。これにより、昇降体62が空の保持棚56の高さにまでモーター64によって移動(上昇又は下降)する。
(13) 差し込み
次に、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、移載機70の送り機構72がモーター73により展開・伸長されて、ピッカー71がY軸方向に保持棚56へ近接する。そして、カセット9が保持棚56に差し込まれて保持棚56に保持されるとともに、ピッカー71によるカセット9の把持が解除される。
(14) 引き込み
次に、移載機70が制御部4によって制御される。これにより、移載機70の送り機構72がモーター73により折り畳み・収縮されて、ピッカー71が保持棚56からY軸方向に離間する。そして、ピッカー71が昇降体62にまで到達すると、移載機70及びモーター73が停止される。
(15)続いて別の被加工材8を加工する場合には、上記(3)〜(14)の工程が行われる。一方、別の被加工材8を加工しない場合には、昇降機60が制御部4によって制御されて、昇降体62が所定の待機位置(例えば、ハウジング50内の上端部、或いは、最上段の保持棚56よりも上)にまで移動する。
上記のような手順によって、被加工材8及びカセット9の交換を行い、2つの加工機2A、2Bにおいて連続的に作業を行うことができる。また、加工機2A、2Bのいずれかにおいて不具合が発生し、作業が中断した場合においても、正常に作動している装置において作業を継続することが可能となる。
<効果>
上記加工装置1において、加工機2A及び加工機2Bは、いずれも被加工物を加工可能である。また、ローディング装置3は、加工機2A、2Bの間に配置され、加工機2Aと加工機2Bとの間で被加工材8の受渡しを行うことができる。
上記構成においては、加工機2A、2Bのいずれかにおいて作業時に何らかの不具合、トラブルが発生した場合であっても、正常に稼働する加工機を使用することで作業を継続できる。また、加工機2Aと加工機2Bとを同時に稼働させることができるため、作業効率が向上する。不具合が発生しても作業を継続できるという点から考えても、作業効率は良い。2つの加工機2A、2Bに対して1つのローディング装置3の配置で済むため、安価で小型の装置とすることができる。
上記加工装置1において、加工機2A、2Bは、それぞれ、被加工材8を保持可能で、かつローディング装置3と筐体10A、10Bとの間を移動可能な保持部49A、49Bを有する。ローディング装置3は、保持部49A、49Bに対して被加工材8の受渡しを行う。
保持部49A、49Bを移動させることによって、被加工材8の交換を行っているため、簡易な構成で、効率よく被加工材8の交換を行うことができる。
上記加工装置1において、直動駆動機構40は、ローディング装置3から加工機2A及び加工機2Bに架渡され、保持部49A、49Bをそれぞれ移動可能に支持する。
1つの直動駆動機構40が保持部49A、49Bを両方支持するため、安価で小型の構成とすることができる。
上記加工装置1において、ローディング装置3は、複数の被加工材8を保管可能なストッカー55と、ストッカー55と保持部49A、49Bとの間で、被加工材8の受渡しを行う移載機70とを有する。
上記構成では、移載機70を備えることで、簡易な構成で、被加工材8の受渡しを効率よく行うことが可能である。
1…加工装置、 2A、2B…加工機、 3…ローディング装置、 8…被加工物、 10A、10B…筐体、 36A、36B…工具

Claims (4)

  1. いずれも被加工材を加工可能である第1加工機及び第2加工機と、
    前記第1加工機及び前記第2加工機の間に配置され、前記第1加工機と前記第2加工機との間で前記被加工材の受渡しを行う交換機と、を備える加工装置。
  2. 前記第1加工機は、前記被加工材を保持可能かつ前記交換機と前記第1加工機の筐体との間を移動可能な第1保持部を有し、
    前記第2加工機は、前記被加工材を保持可能かつ前記交換機と前記第2加工機の筐体との間を移動可能な第2保持部を有し、
    前記交換機は、前記第1保持部及び前記第2保持部に対して前記被加工材の受渡しを行う請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記交換機から前記第1加工機及び前記第2加工機に架渡され、前記第1保持部及び前記第2保持部をそれぞれ移動可能に支持する支持部をさらに備える請求項2に記載の加工装置。
  4. 前記交換機は、
    複数の前記被加工材を保管可能な保管部と、
    前記保管部と前記第1保持部及び前記第2保持部との間で、前記被加工材の受渡しを行う受渡部と、を有する請求項2または3に記載の加工装置。
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