JP2021022174A - 求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置、方法及びそのためのプログラム - Google Patents

求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置、方法及びそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法において、信頼性のあるリファレンスの取得を容易にする。【解決手段】装置100は、企業端末110から、リファレンスの対象となる応募者に関するリファレンス取得要求を受信する(S201)。装置100は、当該要求に応じて、応募者端末120に対し、回答者登録要求を送信する(S202)。装置100は、応募者が入力した回答者情報を応募者端末120から受信し(S203)、各回答者の回答者情報に含まれる連絡先にリファレンスの回答要求を送信する(S204)。装置100は、回答者が入力した回答情報を受信し(S205)、当該回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行う(S206)。そして、装置100は、本人確認に成功した場合、企業端末110に対し、回答情報の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信する(S207)。【選択図】図2

Description

本発明は、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
従来、採用選考は、履歴書の記載と筆記試験及び面接の結果に基づいて行われている。しかしながら、働き方の多様化により、履歴書の記載に基づいて判断可能な採用基準の設定が容易ではなくなってきている。たとえば、3年連続勤務、転職回数2回以下などの採用基準であれば履歴書の記載から判断可能であるが、転職が広がりつつある社会において、必ずしも妥当なものではなくなっている。履歴書の記載から応募者の人物像を理解することが困難になっているのである。また、面接については、限られた時間の中で応募者から受けた印象に左右されるものとならざるを得ない。
こうした採用選考の難しさに対処するために、リファレンスの取得が行われることがある。リファレンスとは、応募者を知る者に対する当該応募者についての質問に対する回答をいい、経歴、実績等の事実確認であったり、勤務状況、人柄等に関する情報の取得を目的とする。
特開2017−68305号公報
リファレンスの取得によって、応募者が築いてきたこれまでの実績、信頼などの評価をより的確に行うことが可能となるものの、応募者を知る元上司、元同僚などに求人企業が効率的にリファレンスの取得を行う方法はなかった。
特許文献1には、企業が人材を採用するに際して採用予定者についての推薦者からのリファレンス取得を行うためのシステムが記載されているものの、採用予定者を安価に評価することを目的とするものに留まる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置、方法及びそのためのプログラムにおいて、信頼性のあるリファレンスの取得を容易にすることにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の目的は、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法であって、前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信するステップと、前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信するステップと、前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2つの顔が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記2つの顔が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様において、前記本人確認は、前記本人確認画像内の文字の中に前記応募者から受信した前記回答者情報又は前記回答者から受信した前記回答情報に含まれる前記回答者の名前が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様において、前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2枚の名刺が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記2枚の名刺が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第1から第6のいずれかの態様において、前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2つの輪郭が含まれ、前記2つの輪郭内に記載された文字の少なくとも一部が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記本人確認は、前記本人確認画像に含まれる前記2つの輪郭内の文字の中に前記応募者から受信した前記回答者情報又は前記回答者から受信した前記回答情報に含まれる前記回答者の名前が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする。
また、本発明の第9の態様は、第1から第8のいずれかの態様において、前記リファレンス取得要求は、前記応募者との関係ごとの回答者の人数を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の方法。
また、本発明の第10の態様は、第1から第9のいずれかの態様において、前記回答者情報は、前記応募者との関係を含むことを特徴とする。
また、本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記回答者情報に含まれる前記応募者との関係と、前記回答情報に含まれる前記応募者との関係とが一致するか否かを判定するステップをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明の第12の態様は、第1から第11のいずれかの態様において、前記本人確認が失敗した場合、前記企業端末に、前記本人確認が失敗したものの前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を受信するか否かの確認通知を送信するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明の第13の態様は、コンピュータに、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信するステップと、前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信するステップと、前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の第14の態様は、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置であって、前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信し、前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信し、前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信して、前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行い、前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の第15の態様は、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法であって、前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンスの回答者登録画面のURLを生成するステップと、前記応募者の応募者端末から、前記回答者登録画面に入力された前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者のための回答情報入力画面のURLを生成するステップと、前記回答者の回答者端末から、前記回答情報入力画面に入力された前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、リファレンスの回答者の本人確認を当該回答者の回答者端末から受信する回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて行うことによって、求人に対する応募者についてのリファレンス取得をコンピュータネットワーク上で簡便に行いつつ、リファレンスの回答者の本人確認を適切に実行可能として、採用選考における信頼性あるリファレンス取得を大幅に容易にすることができる。
本発明の一実施形態にかかる装置を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる方法の流れを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる回答者登録画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる回答者登録画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる回答情報入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる本人確認画像確認画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる本人確認の一例の流れを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる本人確認の一例の流れを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に本発明の一実施形態にかかる装置を示す。装置100は、求人企業の企業端末110、応募者の応募者端末120及びリファレンスの回答者の回答者端末130とコンピュータネットワーク上で通信を行う。以下では、リファレンスの回答者が2名である場合を例に説明を行うが、1名の場合、3名以上の場合においても本発明は同様に適用可能である。
装置100は、通信インターフェースなどの通信部101と、プロセッサ、CPU等の処理部102と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置又は記憶媒体を含む記憶部103とを備え、各処理を行うためのプログラムを実行することによって構成することができ、1又は複数の装置ないしサーバを含むことがある。当該プログラムは、1又は複数のプログラムを含むことがあり、また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録して非一過性のプログラムプロダクトとすることができる。当該プログラムは、記憶部103又は装置100からアクセス可能な記憶装置又は記憶媒体に記憶しておき、処理部102において実行することができる。
まず、装置100は、企業端末110から、リファレンスの対象となる当該企業の求人に対する応募者に関するリファレンス取得要求を受信する(S201)。リファレンス取得要求は、リファレンスの対象となる応募者の名前及びメールアドレスなどの連絡先を含み、リファレンスの回答期日をさらに含んでもよい。また、リファレンス取得要求は、好ましくは回答者の人数を含み、より好ましくは応募者との関係ごとに指定された人数を含む。応募者の関係の例としては、直属の上司、上司、同僚、直属の部下、部下、顧客等が挙げられる。リファレンス取得要求は、また、リファレンスの回答者にリファレンス取得要求を行った企業の企業名の開示の有無の指定を含んでもよい。
装置100は、リファレンス取得要求に応じて、応募者端末120に対し、回答者登録要求を送信する(S202)。リファレンス取得要求に含まれる連絡先に当該要求を行うことができ、一例として、連絡先としてメールアドレスが含まれる場合、当該メールアドレス宛のメールに記載されたURLを応募者がクリック又はタップした際に図3に示すような回答者登録画面300を応募者端末120の表示画面に表示することができる。図3においては、本明細書で「回答者」と呼ぶ者を「推薦者」と呼んでいる。図3の例においては、応募者が「推薦者を登録」ボタン310をクリック又はタップすることで、回答者情報を実際に登録するための画面400に遷移する。
回答者情報は、図4に例示するように、回答者の名前410、メールアドレスなどの連絡先420を含み、さらに回答者との関係430を含むことができる。いずれにしても、回答者登録要求を受信した応募者は、装置100が提供する回答者登録画面のウェブページにおいて回答者情報を入力して装置100に送信する。
ここでは、装置100が応募者端末120に回答者登録要求を送信するものとして説明したが、リファレンス取得要求に応じて装置100が回答者登録画面300、400のURLを生成し、企業端末110を用いる求人企業の担当者が当該URLを記載したメール又はメッセージを応募者の連絡先に送信することも考えられる。この場合においても、応募者は、装置100が提供する回答者登録画面のウェブページにおいて回答者情報を入力して装置100に送信する。当該URLは、応募者に関連づけて生成することができ、一例として、以下のような形式のものとすることができる。
https://xxxx.jp/reference/talent/token/1?signature=asleirj235&company_id=123
ここで「asleirj235」は応募者に付与されるランダムな英数字であり、「123」は求人企業に付与されたidである。
装置100は、応募者が入力した回答者情報を応募者端末120から受信し(S203)、各回答者の回答者情報に含まれる連絡先にリファレンスの回答要求を送信する(S204)。装置100は、回答者情報を受信した後に自動的に回答者端末130への回答要求を送信してもよいが、回答者の登録後に応募者が回答要求の送信の指示を入力したことに応じて、回答要求を送信するようにしてもよい。
一例として、連絡先としてメールアドレスが含まれる場合、当該メールアドレス宛のメールに記載されたURLを回答者がクリック又はタップした際に図5に示すような回答情報入力画面500を回答者端末130の表示画面に表示することができる。回答情報入力画面500は、図示のように項目ごとの別画面としてもよい。最初に表示されるウェブページには、リファレンスの趣旨説明を記載し、そこから遷移したウェブページにおいて、実際の回答情報入力画面を表示するようにしてもよく、いずれにしても、リファレンスの回答要求を受信した回答者は、装置100が提供するウェブページにおいて回答情報を入力して装置100に送信する。
回答情報は、応募者についての複数の質問に対する回答を含み、さまざまな質問がここで考えられる。応募者の職種、回答者の応募者との関係などに応じて、質問を可変とすることができる。回答情報は、回答者の名前、会社名、応募者との関係などを含むことができる。
また、回答情報は、回答者の1又は複数の本人確認画像を含む。本人確認画像として、顔写真付きIDを自らの顔とともに撮影した画像(以下「IDセルフィー」又は「本人画像」「第1の画像」とも呼ぶ。)を含むことができる。また、本人確認画像は、自らの名刺2枚を撮影した画像(以下「名刺画像」「第2の画像」とも呼ぶ。)を含むことができる。本人確認画像がIDセルフィー及び名刺画像を含む場合、たとえば図6のように回答者が装置100にアップロードする画像を表示して、回答者が確認した上で装置100に送信されるようにしてもよい。回答情報は、そのすべてが同時に回答者端末130から装置100に送信される必要はなく、適宜所要の情報が送信されるようにしてもよい。
ここでは、装置100が回答者端末130に回答者要求を送信するものとして説明したが、回答者情報の受信に応じて装置100が回答情報入力画面500のURLを生成し、応募者端末120を用いる応募者が当該URLを記載したメール又はメッセージを回答者の連絡先に送信することも考えられる。この場合においても、回答者は、装置100が提供する回答情報入力画面のウェブページにおいて回答情報を入力して装置100に送信する。当該URLは、応募者に関連づけて生成することができ、一例として、以下のような形式のものとすることができる。
https://xxxx.jp/reference/referee/token/1?signature=welir39sd&talent_id=45
ここで「welir39sd」は回答者に付与されるランダムな英数字であり、「45」はレファレンスを依頼した応募者のidである。
装置100は、回答者が入力した回答情報を回答者端末130から受信し(S205)、当該回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて、回答者の本人確認を行う(S206)。本人確認の詳細は後述するが、IDセルフィーに基づく本人確認、名刺画像に基づく本人確認、これら両者に基づく本人確認が考えられる。本人確認は、装置100において自動的に行われて完了する場合のほか、装置100の運営企業又はその関連企業の担当者が承認を行い、その旨を装置100に入力したことを受けて完了する場合がある。
回答情報に当該回答者の応募者との関係が含まれる場合、装置100は、回答者情報に含まれる応募者との関係と、回答情報に含まれる応募者との関係とが一致するか否かを判定してもよい。これによって、回答者と応募者との関係を確実に確認することができる。装置100は、回答者情報に含まれる応募者との関係及び回答情報に含まれる応募者との関係の少なくとも一方がリファレンス取得要求で指定された応募者との関係と一致するか否かを判定してもよい。
そして、装置100は、本人確認に成功した場合、企業端末110に対し、回答情報に含まれる応募者についての複数の質問に対する回答のうちの少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信する(S207)。企業端末110では、その表示画面に応募者についての複数の質問に対する回答のうちの少なくとも一部を表示し、当該応募者の採用選考を進める。
このように、求人に対する応募者についてのリファレンス取得をウェブベースで行いつつ、本人確認画像を用いることで、リファレンスの回答者の本人確認を適切に実行可能とすることによって、採用選考における信頼性あるリファレンス取得を大幅に容易にすることができる。
なお、本人確認が失敗した場合、企業端末110に、本人確認が失敗したものの回答情報に含まれる応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を受信するか否かの確認通知を送信するステップを含んでもよい。確認通知は、回答者の名前、会社名、応募者との関係などを含んでもよい。企業端末110を用いる企業の担当者は、本人確認が装置100が提供するサービス上で完了しておらず、回答の信頼性に問題があるとしても回答を入手した場合があり、確認通知に対して企業端末110から受信する旨の回答通知を受信した場合、装置100は、企業端末110に対し、回答情報に含まれる、応募者についての複数の質問に対する回答のうちの少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信してもよい。
また、「××のみに基づいて」、「××のみに応じて」、「××のみの場合」というように「のみ」との記載がなければ、本明細書においては、付加的な情報も考慮し得ることが想定されていることに留意されたい。また、一例として、「aの場合にbする」という記載は、明示した場合を除き、「aの場合に常にbする」ことを必ずしも意味しないことに留意されたい。
また、念のため、なんらかの方法、プログラム、端末、装置、サーバ又はシステム(以下「方法等」)において、本明細書で記述された動作と異なる動作を行う側面があるとしても、本発明の各態様は、本明細書で記述された動作のいずれかと同一の動作を対象とするものであり、本明細書で記述された動作と異なる動作が存在することは、当該方法等を本発明の各態様の範囲外とするものではないことを付言する。
本人確認の詳細
以下に本人確認の詳細の一例を説明する。
・IDセルフィー
装置100は、IDセルフィーとして受信した第1の画像に対して画像認識により顔を検出し、顔が2つ含まれているか否かを判定する(S701)。含まれる場合、それらの顔が一致するか否かの判定を行う(S702)。本人が所持している物が所定の運転免許証、パスポートなどの顔写真付きIDであることを条件に、2つの顔が一致する場合には、顔写真付きIDを所持している本人が回答者であると判断することができる。
次に、装置100は、当該第1の画像に対して画像認識により顔写真付きIDを検出する(S703)。この検出は、たとえば、機械学習によって、運転免許証、パスポートなどの個別の顔写真付きIDを検出可能することにより行うことが考えられる。また、この検出は、当該第1の画像の中の文字を認識し、当該文字に顔写真付きIDであることを表す文字が含まれているか否かの判定により行うことが考えられる。また、この検出は、当該第1の画像の中の文字の全て又は一部と当該第1の画像の中の1つの顔とを共に含む輪郭が存在するか否かの判定により行うことができる。これらの検出方式は、互いに組み合わせて用いてもよい。
そして、装置100は、検出された顔写真付きID内の文字を認識し、認識した文字の中に応募者が登録した回答者の名前が含まれているか否かを判定する(S704)。これにより、応募者が登録した回答者本人が回答を行ったことを信頼性高く確認することが可能となる。また、認識した文字の中に回答者が入力した回答情報に含まれる回答者の名前が含まれるか否かによっても回答の信頼性を確認することが考えられるものの、応募者が登録した回答者の名前との一致の方が信頼性は高い。
上述の顔検出、文字検出及び輪郭検出については、既知の任意の画像認識技術を用いて行えばよい。なお、一部の処理を人間による検出とすることを必ずしも排除するものではない。また、各処理の順序は上述したものに限られるものではなく、上述したすべての処理を必ずしも行わなければならないものではない。
・名刺画像
装置100は、名刺画像として受信した第2の画像に対して画像認識を行い、名刺を2枚検出する(S801)。名刺の検出は、たとえば、機械学習によって、名刺を検出可能とすることにより行うことが考えられる。また、名刺の検出は、当該第2の画像の中に存在する同一又は類似する大きさの輪郭を検出することで行うことが考えられる。
名刺が2枚含まれる場合、それらの名刺が一致するか否かの判定を行う(S802)。一例として、名刺に記載された文字を認識し、2枚の名刺で認識した文字の少なくとも一部が一致するか否かによって、判定を行うことができる。2枚の名刺が一致する場合には、通常他人の名刺を複数所持していることはないため、回答者の名前、回答者との関係などの確認を当該名刺に記載された情報を用いて信頼性高く行うことが可能となる。
また、各名刺で認識した文字の少なくとも一部が応募者が登録した名前、会社名などの回答者情報と一致するか否かをさらに判定してもよい。これにより、応募者が登録した回答者本人が回答を行ったことを信頼性高く確認することが可能となる。また、認識した文字の中に回答者が入力した回答情報に含まれる回答者の名前、会社名などが含まれるか否かによっても回答の信頼性を確認することが考えられるものの、応募者が登録した回答者の名前、会社名などとの一致の方が信頼性は高い。各名刺で認識した文字の少なくとも一部が応募者が登録した名前、会社名などの回答者情報と一致するか否かによって2枚の名刺の一致不一致を判定することも考えられる。
上述の輪郭検出及び文字検出については、既知の任意の画像認識技術を用いて行えばよい。なお、一部の処理を人間による検出とすることを必ずしも排除するものではなく、上述したすべての処理を必ずしも行わなければならないものではない。
100 装置
101 通信部
102 処理部
103 記憶部
110 求人企業の企業端末
120 応募者の応募者端末
130 回答者の回答者端末
300 回答者登録画面
400 回答者登録画面
410 名前欄
420 連絡先欄
430 応募者との関係欄
500 回答情報入力画面
600 本人確認画像確認画面

Claims (15)

  1. 求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法であって、
    前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信するステップと、
    前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信するステップと、
    前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、
    前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、
    前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2つの顔が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記本人確認は、前記2つの顔が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記本人確認は、前記本人確認画像内の文字の中に前記応募者から受信した前記回答者情報又は前記回答者から受信した前記回答情報に含まれる前記回答者の名前が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2枚の名刺が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  6. 前記本人確認は、前記2枚の名刺が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記本人確認は、前記回答情報に含まれる本人確認画像に2つの輪郭が含まれ、前記2つの輪郭内に記載された文字の少なくとも一部が一致するか否かの判定を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記本人確認は、前記本人確認画像に含まれる前記2つの輪郭内の文字の中に前記応募者から受信した前記回答者情報又は前記回答者から受信した前記回答情報に含まれる前記回答者の名前が含まれるか否かの判定を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記リファレンス取得要求は、前記応募者との関係ごとの回答者の人数を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記回答者情報は、前記応募者との関係を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記回答者情報に含まれる前記応募者との関係と、前記回答情報に含まれる前記応募者との関係とが一致するか否かを判定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記本人確認が失敗した場合、前記企業端末に、前記本人確認が失敗したものの前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を受信するか否かの確認通知を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. コンピュータに、求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
    前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信するステップと、
    前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信するステップと、
    前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、
    前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、
    前記本人確認が成功した後に、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  14. 求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための装置であって、
    前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンス取得要求に含まれる前記応募者の連絡先に、前記リファレンスの回答者登録要求を送信し、
    前記応募者の応募者端末から、前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者の連絡先に、前記リファレンスの回答要求を送信し、
    前記回答者の回答者端末から、前記リファレンスの回答情報を受信して、前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行い、
    前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信することを特徴とする装置。
  15. 求人に対する応募者についてのリファレンスの取得を行うための方法であって、
    前記求人を行う求人企業の企業端末から、前記応募者に関するリファレンス取得要求を受信して、前記リファレンスの回答者登録画面のURLを生成するステップと、
    前記応募者の応募者端末から、前記回答者登録画面に入力された前記リファレンスの回答者情報を受信して、前記回答者情報に含まれる回答者のための回答情報入力画面のURLを生成するステップと、
    前記回答者の回答者端末から、前記回答情報入力画面に入力された前記リファレンスの回答情報を受信するステップと、
    前記回答情報に含まれる本人確認画像に基づいて本人確認を行うステップと、
    前記本人確認が成功した場合、前記企業端末に、前記回答情報に含まれる前記応募者についての複数の質問に対する回答の少なくとも一部を表示するための回答表示情報を送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
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