JP2021022005A - 情報処理装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
本発明の一態様に係る触感再現システムは、ユーザが対象物に触れた際の触感をセンシングして別のデバイス上に再現するためのシステムである。以下の例において、触感再現システムは、センシングされた、触感を示す触覚指標に関する系列データを、機械学習を用いてエンコーダ側で特徴量空間の領域にマッピングし、デコーダ側で当該領域を示す情報を参照して対象物の触感を示す系列データを再現する。なお、本明細書において「対象物」とは、ユーザが触れる対象となる物体、またはそれに相当する観念を意味する。また、本明細書において特徴量空間の「領域」には、例えば点、曲線、曲面または多次元曲面等の概念が含まれる。
図3は、本実施形態に係る触感再現システム1の機能ブロック図である。触感再現システム1は、図3に示すように、センサ群5、エンコーダ10、デコーダ30、及び出力部71を備えている。以下、触感再現システム1の構成要素ごとに説明を行う。
センサ群5は、触覚指標に関する系列データをセンシングするための測定装置である。ここで、触覚指標に関する系列データには、ユーザが指等で対象物に触れた際に、接触箇所がどのように振動したかを示す情報が少なくとも含まれる。また、触覚指標には、振動以外にも、例えば対象物表面の摩擦、対象物の硬度および対象物の温度の少なくとも何れかに関する指標が含まれ得る。これにより、対象物表面の摩擦、対象物の硬度または対象物の温度についての触感の再現性を向上させることができる。また、本明細書では、対象物又は再生デバイス73に触れるユーザの指等のことを、接触部と呼称することもある。
エンコーダ(情報処理装置)10は、触覚指標に関する系列データを入力データとして、上記入力データによって特定される特徴量を示す情報であって、特徴量空間における領域を示す情報を出力データとして生成する装置である。図3に示すように、エンコーダ10は、制御部11、記憶部17および通信部19を備えている。
デコーダ(情報処理装置)30は、エンコーダ10から受信したデータを入力データとして、対象物の触感を再生するための系列データを出力データとして生成する装置である。図3に示すように、デコーダ30は、制御部31、記憶部37および通信部39を備えている。
出力部71は、ユーザの指等を対象として、対象物の触感を再生するための装置である。図3に示すように、出力部71は、表示部72および再生デバイス73を備えている。
以下、情報処理装置(エンコーダ、デコーダ)の制御方法であって、入力データを取得する入力データ取得ステップと、少なくとも振動を含む、互いに異なる複数の触覚指標に関するデータを参照して学習された学習済みモデルを用いることにより、上記入力データから、上記複数の触覚指標に関する出力データを生成するデータ生成ステップと、を含む制御方法の一例について説明する。
続いて、学習部15が学習済みモデル18を学習させる処理について補足する。本実施形態に係る学習部15は、少なくとも振動を含む、互いに異なる複数の触覚指標に関する実測データと、特徴量空間における領域を示す情報とを含む教師データを用いて学習済みモデル18を学習させる。例えば学習部15は、記憶部17に格納されたパラメータセットの値を、学習済みモデル18の出力値によって規定される損失関数を減少させる勾配方向に更新する。
本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて既に説明した事項については、重複する説明を繰り返さない。また、以降の実施形態においても同様である。本実施形態においては、未知の対象物の触感を再現するために、デコーダ側の学習済みモデル38が生成する特徴量空間において、複数の既知の特徴量を合成した合成特徴量を用いる構成について説明する。なお、本実施形態の構成は、後述する実施形態3とも複合可能である。
本実施形態に係る触感再現システム1も、図3の機能ブロック図に示す構成と同様の構成を備えている。ただし、本実施形態に係るデータ生成部34は、特徴量特定部33が特定した、特徴量空間の領域の周辺に位置する1又は複数の特徴量を用いて合成特徴量を算出し、算出した合成特徴量を示す情報を学習済みモデル38に入力することによって、複数の触覚指標に関する出力データを生成する構成である。ここで上記領域の「周辺」とは、当該領域から所定の距離以内である範囲であるものとしてもよい。
図6は、本実施形態の構成を示す概念図である。また、図7は、本実施形態に係る触感再現システム1における処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の第3の実施形態について、以下に説明する。本実施形態においては、対象物の触感を再現するにあたり、接触部、即ち対象物および再生デバイス73に触れる各ユーザの指等の物性(状態)が参酌される構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る触感再現システム1aの機能ブロック図である。本実施形態に係る触感再現システムは、出力部71を用いるユーザの接触部の物性を測定するためのカメラや温度センサが含まれるセンサ群9を備える。なお、センサ群9は、出力部71が備える構成であってもよい。また、本実施形態に係るセンサ群5には、センサ群5を用いるユーザの接触部の物性を測定するためのカメラや温度センサが含まれる構成である。なお、対象物および再生デバイス73を、各ユーザが接触部をどのように動かして触ったかというデータ、換言すると、ユーザが対象物に触れたときの手指の軌跡、または対象物との接触時間等を示すデータは、接触部の物性に含まれるものとしてもよい。
図10は、本実施形態に係る触感再現システム1aにおける処理の流れを示すフローチャートである。
制御部11が学習部15を備えること、及び、学習部15による学習処理によって機械学習に用いるパラメータセットの値を更新されることは必須ではなく、固定的な学習済みモデル18、38が用いられる構成でもよい。また、出力部71が表示部72を備えること、及び、対象物表面の画像が画面に表示されることは必須ではない。
図2等の系列データ101及び102の具体的構成例について図11〜図16を参照して説明する。これらの図は、入力データ取得部12が取得し、特徴量特定部13によって参照される情報、又はデータ生成部34によって生成される情報の一例を示している。
エンコーダ10の制御ブロック(特に入力データ取得部12、特徴量特定部13、データ生成部14、学習部15および通信制御部16)、及びデコーダ30の制御ブロック(特に入力データ取得部32、特徴量特定部33、データ生成部34、通信制御部35および表示制御部36)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
5、9 センサ群
10 エンコーダ(情報処理装置)
11、31 制御部
12、32 入力データ取得部
13、33 特徴量特定部
14、34 データ生成部
15 学習部
16、35 通信制御部
17、37 記憶部
18、38 学習済みモデル(モデル)
19、39 通信部
30 デコーダ(情報処理装置)
36 表示制御部
71 出力部
72 表示部
73 再生デバイス
Claims (9)
- 入力データを取得する入力データ取得部と、
少なくとも振動を含む、互いに異なる複数の触覚指標に関するデータを参照して学習された学習済みモデルを用いることにより、前記入力データから、前記複数の触覚指標に関する出力データを生成するデータ生成部と、
を備えていることを特徴とする情報処理装置。 - 前記学習済みモデルが参照する特徴量空間における領域を、前記入力データを参照して特定する特徴量特定部を更に備え、
前記データ生成部は、前記特徴量特定部が特定した前記領域を示す情報を前記学習済みモデルに入力することによって、前記複数の触覚指標に関する前記出力データを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記データ生成部は、
前記特徴量空間において、前記特徴量特定部が特定した前記領域の周辺に位置する1又は複数の特徴量を用いて合成特徴量を算出し、算出した前記合成特徴量を示す情報を前記学習済みモデルに入力することによって、前記複数の触覚指標に関する前記出力データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記複数の触覚指標に含まれる、振動以外の触覚指標には、対象物表面の摩擦、対象物の硬度および対象物の温度の少なくとも何れかに関する指標が含まれる
ことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記複数の触覚指標を含む教師データを参照して前記モデルを学習させる学習部を更に備える
ことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記学習部は、
前記複数の触覚指標に関する実測データと特徴量空間における領域を示す情報とを含む教師データを用いて前記モデルを学習させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記教師データには、対象物に接触する接触部の硬度、温度、熱抵抗、及び振動伝達関数の少なくとも何れかが含まれており、
前記データ生成部は、前記接触部の硬度、温度、熱抵抗、及び振動伝達関数の少なくとも何れかを参照して、前記出力データを生成する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置の制御方法であって、
入力データを取得する入力データ取得ステップと、
少なくとも振動を含む、互いに異なる複数の触覚指標に関するデータを参照して学習された学習済みモデルを用いることにより、前記入力データから、前記複数の触覚指標に関する出力データを生成するデータ生成ステップと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 少なくとも振動を含む、互いに異なる複数の触覚指標に関するデータを参照して、前記データに対応する対象物の触感を再生することを特徴とする再生デバイス。
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