JP2021021608A - 測量システム - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象物を視認しつつ、容易に測定点の指定が可能な測量システムを提供する。【解決手段】トリガ装置3は、周面が高反射率となる様構成されたポール5を有し、測量装置2は、測距部と、光軸偏向部と、測角を行う射出方向検出部と、測距部と光軸偏向部とを制御する演算制御部とを具備し、演算制御部は、測距光38を所定形状のスキャンパターンでサーチスキャンさせてポール5を捕捉し、スキャンパターンとポール5とが交差する少なくとも2箇所の点群データを取得し、点群データに基づきポール5の軸心44を演算し、ポール5の軸心44に基づき方向ベクトル45を演算し、方向ベクトル45に沿って測距光38を直線スキャンさせ、演算により求められた測距光38の光軸と方向ベクトル45の交点と、測距結果と測角結果により求められた測定結果とが一致又は略一致した点を測定点11として検出し、測定点11の3次元座標を演算する様構成された。【選択図】図1

Description

本発明は、所望の測定対象を測定可能な測量システムに関するものである。
一般に、測量を行うには測定点に測定対象、例えば測定対象として、再帰反射のプリズム(コーナキューブ)を設置する。又、既知点に設置されたトータルステーション等の測量装置からコーナキューブを視準し、コーナキューブ迄の距離と視準方向の既知の方向に対する水平角度と鉛直角度を測定し、コーナキューブ迄の水平距離と水平角度と、コーナキューブの鉛直高さを求めている。
従来では、測量装置に設けられたカメラで測定対象を視準し、カメラの画像を介して所望の測定点を指定することで測量を行っている。
然し乍ら、作業者が測量装置から離れた位置にいる場合、例えばタブレット等の遠隔操作装置で測量装置を遠隔操作する場合、作業者の視点とカメラの視点とが異なる為、円滑に測定点を指定するのが困難であった。
特開2018−189576号公報 特開2017−106813号公報 特開2019−39795号公報 特開2016−161411号公報
本発明は、測定対象物を視認しつつ、容易に測定点の指定が可能な測量システムを提供するものである。
本発明は、測量装置と、トリガ装置とを有する測量システムであって、前記トリガ装置は、周面が高反射率となる様構成されたポールを有し、前記測量装置は、測距光を射出し、反射測距光を受光して測距を行う測距部と、前記測距光の光軸上に設けられ、該測距光と光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光の光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記測距部と前記光軸偏向部とを制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記測距光を所定形状のスキャンパターンでサーチスキャンさせて前記ポールを捕捉し、前記スキャンパターンと前記ポールとが交差する少なくとも2箇所の点群データを取得し、該点群データに基づき前記ポールの軸心を演算し、該ポールの軸心に基づき方向ベクトルを演算し、該方向ベクトルに沿って前記測距光を直線スキャンさせ、演算により求められた前記測距光の光軸と前記方向ベクトルの交点と、測距結果と測角結果により求められた測定結果とが一致又は略一致した点を測定点として検出し、該測定点の3次元座標を演算する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記トリガ装置は、前記測量装置と通信する為のトリガ通信部と、前記測量装置に対して測定開始信号を送信する為のトリガスイッチを有する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記トリガ装置は、少なくとも1つのレーザポインタを更に有し、前記軸心上に1本、又は該軸心と平行で等距離だけ離れた位置に複数本レーザポインタ光が射出される様前記レーザポインタが配置された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記ポールは、径の異なる細径部と太径部から構成され、前記演算制御部は、前記点群データに基づき前記方向ベクトルの向きを演算し、前記直線スキャンの方向を決定する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記トリガ装置は、前記ポールの前記細径部と前記太径部との境界部に設けられたターゲットを更に有し、該ターゲットは前記細径部と前記太径部よりも径が大きく、中心は先端から既知の距離にある前記軸心上に位置し、周面が高反射率となる様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、前記測定点の3次元座標を演算した後、再度前記スキャンパターンで前記ポールを捕捉する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、前記交点と前記測定結果との距離が予め設定された閾値以下となる2点間について、点群密度を増大させて再度前記直線スキャンする様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記直線スキャンは、前記方向ベクトル上の任意の点を開始点とする様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、前記スキャンパターンの中心が前記ターゲットの中心と合致する様前記光軸偏向部を制御する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記直線スキャンは、前記方向ベクトル上の前記ポールの先端を開始点とする様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、前記測定点の3次元座標を演算した後、該測定点を中心とした所定範囲を前記測距光で全域スキャンする様構成された測量システムに係るものである。
更に又本発明は、前記スキャンパターンは、8の字状の軌跡を描くスキャンパターンである測量システムに係るものである。
本発明によれば、測量装置と、トリガ装置とを有する測量システムであって、前記トリガ装置は、周面が高反射率となる様構成されたポールを有し、前記測量装置は、測距光を射出し、反射測距光を受光して測距を行う測距部と、前記測距光の光軸上に設けられ、該測距光と光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光の光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記測距部と前記光軸偏向部とを制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記測距光を所定形状のスキャンパターンでサーチスキャンさせて前記ポールを捕捉し、前記スキャンパターンと前記ポールとが交差する少なくとも2箇所の点群データを取得し、該点群データに基づき前記ポールの軸心を演算し、該ポールの軸心に基づき方向ベクトルを演算し、該方向ベクトルに沿って前記測距光を直線スキャンさせ、演算により求められた前記測距光の光軸と前記方向ベクトルの交点と、測距結果と測角結果により求められた測定結果とが一致又は略一致した点を測定点として検出し、該測定点の3次元座標を演算する様構成されたので、作業者が前記測量装置から離れた位置にいる場合であっても、前記測定点を近傍から直接視認して指定することができ、作業性を向上させることができるという優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施例に係る測量システムの概略図である。 本発明の第1の実施例に係る測量装置を示す正面図である。 前記測量システムに於ける測量装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施例の作用を示すフローチャートである。 (A)〜(D)は本発明の第1の実施例の作用を示す説明図である。 本発明の第2の実施例に係る測量システムの概略図である。 本発明の第2の実施例の作用を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る測量システムの適用例の一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る測量システムの適用例の一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る測量システムの適用例の一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る測量システムの適用例の一例を示す説明図である。 (A)〜(D)は、ポールに複数のレーザポインタを設けた場合を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明の第1の実施例に係る測量システムの概略について説明する。
測量システム1は、任意の位置に設けられた測量装置2と、該測量装置2と通信可能なトリガ通信部6を有するトリガ装置3を有している。前記測量装置2は、例えばレーザスキャナであり、三脚4上に設けられている。前記トリガ通信部6は後述するポール5に外付けされてもよく、該ポール5の内部に設けられてもよい。
前記トリガ装置3は、円柱状のポール5を有している。該ポール5は、一方側と他方側とで径が異なる様構成されている。本実施例では、一方側が径の小さい細径部5aであり、他方側が該細径部5aと同心で径の大きい太径部5bとなっており、前記細径部5a側を先端側としている。前記細径部5aと前記太径部5bの周面には、それぞれ再帰反射性の反射シートが設けられ、前記ポール5は高反射率となっている。尚、反射シートの代りに、マイクロプリズムが混合された反射塗料を塗布してもよい。
又、前記細径部5aの端部は、先端側に向って縮径する円錐状であり、先端は尖端となっている。又、前記細径部5aにはレーザポインタ(図示せず)が設けられている。該レーザポインタは点灯及び消灯が可能であり、該レーザポインタを点灯させた際には、前記細径部5aの先端からレーザポインタ光7が射出される様になっている。該レーザポインタ光7の光軸は前記ポール5の軸心と合致し、前記レーザポインタ光7は測定点11を照射可能となっている。
前記太径部5bの端部には、トリガ操作部としてのトリガスイッチ8が設けられている。該トリガスイッチ8の押下により、前記測量装置2に測定開始信号が送信され、前記レーザポインタ光7が測定対象物9の前記測定点11を照射する。前記測量装置2は、測定開始信号に基づき前記ポール5を視準し、更に前記測量装置2を基準とする前記測定点11の3次元測量を実行する様になっている。
次に、図2、図3に於いて、前記測量装置2の詳細について説明する。該測量装置2は、測量装置本体12、托架部13、台座部14、測量基盤15を有している。
前記測量装置本体12は、上下回転軸16を介して前記托架部13に支持され、前記上下回転軸16を中心に上下方向に該上下回転軸16と一体に回転可能となっている。
該上下回転軸16の端部には、上下被動ギア17が嵌設されている。該上下被動ギア17は上下駆動ギア18と噛合し、該上下駆動ギア18は上下駆動モータ19の出力軸に固着されている。該測量装置本体12は、前記上下駆動モータ19により上下方向に回転される。
又、前記上下回転軸16と前記托架部13との間には、上下角(前記上下回転軸16を中心とした回転方向の角度)を検出する上下回転角検出器21(例えば、エンコーダ)が設けられている。該上下回転角検出器21により、前記測量装置本体12の前記托架部13に対する上下方向の相対回転角が検出される。
前記托架部13の下面からは、左右回転軸22が突設され、該左右回転軸22は軸受(図示せず)を介して前記台座部14に回転自在に嵌合している。前記托架部13は、前記左右回転軸22を中心に左右方向に回転可能となっている。
該左右回転軸22と同心に、左右被動ギア23が前記台座部14に固着されている。前記托架部13には左右駆動モータ24が設けられ、該左右駆動モータ24の出力軸に左右駆動ギア25が固着されている。該左右駆動ギア25は前記左右被動ギア23と噛合している。前記托架部13は、前記左右駆動モータ24により前記左右回転軸22と一体に左右方向に回転される。
又、前記左右回転軸22と前記台座部14との間には、左右角(前記左右回転軸22を中心とした回転方向の角度)を検出する左右回転角検出器26(例えば、エンコーダ)が設けられている。該左右回転角検出器26により、前記托架部13の前記台座部14に対する左右方向の相対回転角が検出される。前記上下回転角検出器21と前記左右回転角検出器26とにより前記測量装置本体12の上下方向及び左右方向の回転角を検出する角度検出器が構成される。
又、前記台座部14は前記測量基盤15上に設けられ、該測量基盤15は前記三脚4上に設置される。尚、前記測量基盤15に整準機能を付与し、前記測量装置本体12の整準を行う整準部として機能させてもよい。
前記上下駆動モータ19と前記左右駆動モータ24との協働により、前記測量装置本体12を所望の方向へと向けることができる。尚、前記托架部13と前記台座部14とにより、前記測量装置本体12の支持部が構成される。又、前記上下駆動モータ19と前記左右駆動モータ24とにより、前記測量装置本体12の回転駆動部が構成される。
尚、前記測量装置2による測定範囲が、光軸偏向部32(後述)による偏角の範囲内の場合、或は該光軸偏向部32の基準光軸O(後述)の方向の初期設定を手動で行う場合は、前記上下駆動モータ19、前記上下回転角検出器21、前記左右駆動モータ24、前記左右回転角検出器26等については、省略することができる。
前記測量装置本体12は、測距部27、通信部28、演算制御部29、記憶部31、前記光軸偏向部32、射出方向検出部33、表示部34、操作部35を具備し、これらは筐体36内に収納され、一体化されている。
基準光軸O上に、前記測距部27、前記光軸偏向部32が配設されている。前記測距部27は、前記光軸偏向部32の中心を通過する測距光軸37を有している。前記測距部27は、前記測距光軸37上にレーザ光線を測距光38として発し、前記測距光軸37上から入射する反射測距光39を受光し、該反射測距光39に基づき前記測定対象物9の測距を行う。尚、前記測距部27は光波距離計として機能する。又、該測距部27で得られた測距データは前記記憶部31に格納される。
レーザ光線としては、連続光或はパルス光、或は特許文献4に示される断続変調測距光(バースト光)のいずれかが用いられてもよい。尚、パルス光及びバースト光を総称してパルス光と称する。
前記通信部28は、測量機側通信部であり、有線や無線等、所定の通信手段により前記トリガ通信部6と通信可能となっている。前記トリガ装置3からは、前記トリガスイッチ8の押下に伴う測定開始指示を受信する様になっている。
前記演算制御部29は、前記測量装置本体12の作動状態に応じて、各種プログラムを展開、実行して前記測距部27の制御、前記光軸偏向部32の制御等を行い、測定を実行する。尚、前記演算制御部29としては、本装置に特化したCPU、或は汎用CPUが用いられる。
前記記憶部31には、表示プログラム、測距を実行する為の測定プログラム、前記光軸偏向部32の偏向作動を制御する為の偏向制御プログラム、前記ポール5の測定結果に基づき該ポール5の方向ベクトルを演算する方向演算プログラム、前記レーザポインタ光7と前記測定点11との交点を検出する為の交点検出プログラム、前記トリガ装置3と通信を行う為の通信プログラム、各種演算を実行する為の演算プログラム等の各種プログラムが格納される。又、前記記憶部31には、測距データ、測角データ等の各種データが格納される。
又、前記記憶部31としては、例えば、磁気記憶装置としてのHDD、半導体記憶装置としての内蔵メモリ、メモリカード、USBメモリ等種々の記憶手段が用いられる。前記記憶部31は、前記筐体36に対して着脱可能であってもよい。或は、前記記憶部31は、所望の通信手段を介して外部記憶装置或は外部データ処理装置にデータを送出可能としてもよい。
前記光軸偏向部32は、例えば±20°の範囲で前記測距光軸37を偏向し、前記測距光38を前記ポール5や前記測定点11に視準させる。前記光軸偏向部32が前記測距光軸37を偏向しない状態では、前記測距光軸37と前記基準光軸Oとは合致する。尚、前記光軸偏向部32については、特許文献1、特許文献2等に開示された物を使用することができる。
前記光軸偏向部32について更に説明する。該光軸偏向部32は、一対の光学プリズム41,42を具備する。該光学プリズム41,42は、それぞれ同径の円板形であり、前記測距光軸37上に該測距光軸37と直交して同心に配置され、所定間隔で平行に配置されている。前記光学プリズム41,42の個々の回転を制御することで、前記基準光軸Oを基準として0°から最大偏角迄の任意の角度に前記測距光軸37を偏向することができる。
又、前記測距光38を連続して照射しつつ、前記光学プリズム41,42を連続的に駆動し、前記測距光軸37を連続的に偏向することで、前記基準光軸Oを中心に前記測距光38を所定のパターンで2次元スキャンさせることができる。
例えば、前記光学プリズム41,42の位置関係を固定した状態で、該光学プリズム41,42を一体に回転させることで、前記測距光38の描く軌跡は前記測距光軸37を中心とした円状のスキャンパターンが得られる。又、前記光学プリズム41,42のうち、一方の光学プリズムを17.5Hzで正回転させ、他方の光学プリズムを5Hzで逆回転させることで、花びら状の2次元の閉ループスキャンパターンが得られる。更に、前記光学プリズム41,42の回転比を1:2とすることで、8の字状の2次元の閉ループスキャンパターンを得ることができる。
前記射出方向検出部33は、前記光学プリズム41,42の相対回転角、該光学プリズム41,42の一体回転角を検出し、前記測距光軸37の偏向方向(射出方向)をリアルタイムで検出する。
射出方向検出結果(測角結果)は、前記演算制御部29に入力され、該演算制御部29は測距結果と射出方向検出結果とを関連付けて前記記憶部31に格納する。
前記表示部34には、点群密度等の測定条件が表示されており、各測定条件は前記操作部35を介して変更可能となっている。尚、前記表示部34をタッチパネルとし、該表示部34に前記操作部35を兼用させてもよい。
次に、図4のフローチャート及び図5(A)〜図5(D)を参照して、本実施例の作用について説明する。
STEP:01 先ず始めに、自動で又は手動で前記測量装置本体12を前記トリガ装置3へと向ける。或は、前記測量装置本体12の向きに合わせて作業者が前記トリガ装置3を移動させる。
STEP:02 前記演算制御部29は、前記測距部27及び前記光軸偏向部32を駆動し、サーチスキャンを実行する。サーチスキャンを行なう際に実行されるスキャンパターンとしては、例えば図5(A)に示される様に、8の字状の軌跡43で前記測距光38をスキャンする8の字状の閉ループスキャンパターンが選択される。尚、前記スキャンパターンとして、円状の閉ループスキャンパターン等、種々の閉ループスキャンパターンが選択されてもよい。
サーチスキャンでは、前記ポール5の長さ内に前記サーチスキャンの前記軌跡43が収まる様に、又前記軌跡43が前記細径部5aと前記太径部5bの両方を通過する様に、前記光学プリズム41,42の偏角が調整される。
STEP:03 サーチスキャンにより前記ポール5が捕捉された状態で、前記レーザポインタを点灯させ、前記測定対象物9上の所望の前記測定点11に対して前記レーザポインタ光7を照射する。
STEP:04 作業者は、前記測定点11に前記レーザポインタ光7を照射した状態で、前記トリガスイッチ8を押下する。これにより、前記トリガ通信部6を介して測定開始信号が送信され、前記通信部28を介して前記測定開始信号が前記測量装置本体12に受信される。
尚、上記では、サーチスキャンにより前記ポール5を捕捉した状態で、前記測定点11の指定及び前記トリガスイッチ8の押下を行っているが、前記測定点11の指定及び前記トリガスイッチ8の押下後にサーチスキャンを開始してもよい。
STEP:05 サーチスキャンにより、スキャンの1周期毎に前記細径部5aと前記太径部5bとを少なくとも1回前記測距光軸37が通過するので、前記細径部5aと前記軌跡43が交差し、前記太径部5bと前記軌跡43が交差し、前記細径部5aと前記太径部5bの点群データが取得される。
測定開始信号に基づき、前記測定点11の測定が開始されると、前記演算制御部29は、取得された点群データに基づき、前記細径部5aと前記太径部5bについて、それぞれ左右両側縁のエッジを検出する。又、前記演算制御部29は、検出したエッジの3次元座標と前記ポール5の半径とに基づき、該ポール5の軸心44(図1参照)を演算する。尚、該軸心44は、前記ポール5の半径が既知であるので、点群データに対して前記ポール5(細径部5a,太径部5b)と同等の半径を有する円筒をフィッティングさせ、該円筒の軸心を前記軸心44として演算してもよい。該軸心44は、前記細径部5aと前記太径部5bのいずれか一方に円筒をフィッティングさせ求めてもよく、前記細径部5aと前記太径部5bのそれぞれに円筒をフィッティングさせ得られた前記軸心44を平均化してもよい。
又、前記演算制御部29は、取得された点群データ(検出したエッジ間の幅)に基づき、どちらが前記細径部5a(先端側)であるのか、即ち前記ポール5の向きを判断する。更に、前記演算制御部29は、演算された前記軸心44と前記ポール5の向きとに基づき、傾きと方向を有する前記ポール5の方向ベクトル45を演算する。
STEP:06 該方向ベクトル45が演算されると、前記演算制御部29は、前記軸心44(前記方向ベクトル45)上の任意の点を開始点として、前記方向ベクトル45に沿って前記測距光38を直線状にスキャンする直線スキャンを実行する(図5(B)、図5(C)参照)。直線スキャンを実行する場合、前記細径部5aと前記太径部5bによって前記ポール5の先端の方向がわかるので、直線スキャンの方向も特定できる。
ここで、開始点である前記軸心44上の任意の点の3次元座標と、この時の前記測距光軸37の偏角(測角結果)は、演算により既知となっている。従って、前記演算制御部29は、開始点の3次元座標と、前記軸心44の傾きと、前記測距光軸37の偏角(前記射出方向検出部33の検出結果)とに基づき、前記方向ベクトル45と前記測距光軸37との交点46の3次元座標を演算できる。
一方で、前記測量装置2では、前記レーザポインタ光7が照射された前記測定点11を測定した場合を除き、前記方向ベクトル45上に存在しない点が測定される。
STEP:07 前記演算制御部29は、演算により得られた前記交点46の3次元座標と、測距結果と測角結果に基づき演算された3次元座標(測定結果)とを比較する。
前記交点46の演算結果と測定結果とが一致しなかった場合には、前記方向ベクトル45に沿って前記測距光軸37を偏向して得られた測定結果と前記交点46の演算結果とを再度比較する。
STEP:08 図5(C)に示される様に、前記交点46の演算結果と測定結果とが一致した場合には、前記演算制御部29は一致した点が前記測定点11であると判断し、直線スキャンを終了する。又、合致した点の測定結果を前記測定点11の測定結果として前記表示部34に表示すると共に、前記記憶部31に格納する。
尚、点群密度等の測定条件によっては、前記交点46の演算結果と一致する測定結果が存在しない場合がある。即ち、前記測定点11が前記測量装置2で測定されない場合がある。
この場合、演算された前記交点46との距離が最も小さくなる点を前記測定点11と見なしてもよい。或は、図5(D)に示される様に、演算された前記交点46との距離が予め設定された閾値以下となる2点11a,11b間に於いて、点群密度を増大させて再度直線スキャンし、前記交点46の演算結果と測定結果との比較を行ってもよい。
STEP:09 前記測量装置2による前記測定点11の測定が完了すると、前記演算制御部29は前記光軸偏向部32を駆動し、開始点を中心に再度サーチスキャンを実行し、前記ポール5を捕捉する。測定を続ける場合には、前記レーザポインタ光7を再度所望の測定点11に照射し、前記トリガスイッチ8を押下することで、STEP:05〜STEP:09の処理が再度実行される。
尚、サーチスキャン中、前記ポール5の前記軸心44上の任意の点を中心に8の字状のスキャンパターンが実行される様、前記光軸偏向部32を自動で調整する様にしてもよい(概略追尾)。
上述の様に、第1の実施例では、前記測量装置2のサーチスキャンにより捕捉した前記ポール5の前記方向ベクトル45を演算すると共に、該方向ベクトル45に沿って前記測距光38を直線スキャンし、前記交点46と測定結果とが一致した点を前記トリガ装置3が指定した前記測定点11として測定している。
従って、作業者が前記測量装置2から離れた位置にいる場合であっても、作業者は前記測量装置2のカメラの画像を確認することなく前記測定対象物9を近傍から直接視認し、前記トリガ装置3により前記測定点11を指定することができる。これにより、肉眼とカメラの視点の違いに戸惑うことなく容易に前記測定点11を指定することができ、作業性を向上させることができる。
又、前記測定点11の検出は、前記方向ベクトル45に沿って直線スキャンし、前記測定点11を検出した時点で終了することができ、全周分の点群データを取得する必要がない。従って、取得されるデータ数を低減することができ、スキャン時間の短縮を図ることができる。
又、前記トリガ装置3には、前記レーザポインタと、前記トリガスイッチ8の押下に伴い測定開始信号を送信する前記トリガ通信部6があればよい。従って、前記トリガ装置3に前記ポール5の先端から前記測定点11迄の距離を測定する為の距離計等を設ける必要がないので、装置構成の簡略化が図れ、製作コストの低減を図ることができる。更に、前記ポール5が届かない離れた位置の測定点も容易に指定、測定することができる。
尚、第1の実施例では、前記ポール5を前記細径部5aと前記太径部5bとから構成し、点群データを取得した際に検出したエッジ間の幅に基づきどちらが先端側かを判断しているが、前記ポール5の向きの判別はこれに限られるものではない。例えば、前記ポール5を円錐状や三角錐状等とし、軸心方向の形状の違いに基づき前記ポール5の向きを判別してもよい。或は、前記ポール5の周面に反射率の異なる2種類の反射シートを設け、前記反射測距光39の光量の差異に基づき前記ポール5の向きを判別してもよい。
又、前記軸心44に沿って全偏向範囲に亘って直線スキャンする場合は、前記ポール5は全長に亘って同一径としてもよい。
次に、図6に於いて、本発明の第2の実施例について説明する。尚、図6中、図1中と同等の物には同符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施例のトリガ装置3の場合、ポール5の半径方向の移動については、サーチスキャンの測定結果に基づき自動で追尾することができる。一方で、前記ポール5の軸心方向の移動については、測定結果が変化しない為追従することができない。そこで、第2の実施例では、トリガ装置3がターゲット47を有し、該ターゲット47の測定結果に基づき該ターゲット47の軸心方向の移動を検知可能とし、前記トリガ装置3を全方位に追尾可能な構成としている。
前記ターゲット47は、ポール5よりも径が大きい円柱状の部材であり、該ポール5の細径部5aと太径部5bとの境界部に設けられている。又、前記ターゲット47の中心は前記ポール5の軸心44上に位置し、前記細径部5aの先端から前記ターゲット47の中心迄の距離(長さ)は既知となっている。更に、前記ターゲット47の周面には反射シートが設けられ、或は反射塗料が塗布され、前記ターゲット47は全周に亘って高反射率となっている。
次に、図7のフローチャートを参照して、第2の実施例の作用について説明する。
STEP:11、STEP:12 第2の実施例では、先ず前記ターゲット47の検出が行われる。前記トリガ装置3を光軸偏向部32(図3参照)の偏向範囲に位置させた状態で、サーチスキャンを実行する。該サーチスキャンのスキャンパターンは、第1の実施例と同様に8の字状のスキャンパターンが用いられる。
演算制御部29(図3参照)は、偏向範囲の全域でサーチスキャンを実行する。サーチスキャンにより前記ポール5が検出されると(該ポール5とスキャンパターンの軌跡43が交差すると)、前記演算制御部29は、サーチスキャンにより前記ターゲット47が検出される迄、該ターゲット47に向ってスキャンパターンの交点(中心)を前記ポール5に沿って移動させる。
尚、前記細径部5aと前記太径部5bの測定結果に基づき、前記ポール5の向きがわかるので、該ポール5の向きに拘わらずスキャンパターンの交点を前記ターゲット47に向って移動させることができる。
前記ターゲット47は、前記ポール5よりも径方向に大きい形状となっているので、測定結果の変化に基づき前記ターゲット47を検出し、スキャンパターンの交点を前記ターゲット47の中心と合致させることができる。尚、前記ポール5の半径と前記ターゲット47の半径との差は、前記測量装置2の測定精度より大きく設定されており、測距結果に基づき前記ポール5と前記ターゲット47とを識別可能となっている。
又、上記処理を継続し、スキャンパターンの交点が前記ターゲット47の中心と常時合致する様に前記光軸偏向部32を制御することで、前記測量装置2は前記トリガ装置3を追尾することができる。尚、8の字状のスキャンパターンを用いた前記ターゲット47の検出及び該ターゲット47の中心の測定及び追尾の詳細については、特許文献3に開示された方法を用いることができる。
STEP:13〜STEP:15 レーザポインタ光7を測定点11へと照射し、トリガスイッチ8を押下すると、第1の実施例と同様の方法により、前記ポール5の軸心44が演算され、前記ポール5の方向ベクトル45が演算される。
STEP:16〜STEP:18 該方向ベクトル45が演算されると、前記演算制御部29は、例えば前記細径部5aの先端を開始点として直線スキャンを実行する。前記細径部5aの先端を開始点とするのは、該細径部5aの先端と前記ターゲット47の中心との間に前記測定点11が存在しないのは明らかであるからである。前記細径部5aの先端から前記ターゲット47の中心迄の距離は既知であるので、該ターゲット47の中心から前記細径部5aの先端迄の直線スキャンを省略することができる。
尚、前記細径部5aの先端から前記ターゲット47の中心迄の距離が既知である場合であっても、前記軸心44上(前記方向ベクトル45上)の任意の点を開始点としてもよいのは言う迄もない。
STEP:16の開始点の位置以外の処理、STEP:17の交点46の演算結果と前記測量装置2の測定結果との比較、STEP:18の前記測定点11の測定については、第1の実施例のSTEP:06〜STEP:08と同様であるので説明を省略する。
STEP:19 前記測定点11の測定が完了すると、前記演算制御部29は前記光軸偏向部32を駆動し、前記ターゲット47の中心を中心として再度サーチスキャンを実行し、追尾する。測定を続ける場合には、前記レーザポインタ光7を所望の測定点11に照射し、前記トリガスイッチ8を押下することで、STEP:15〜STEP:19の処理が再度実行される。
上述の様に、第2の実施例では、前記ポール5の既知の位置に前記ターゲット47を設け、該ターゲット47を前記測量装置2が追尾可能な構成となっている。従って、該測量装置2が全方位について前記トリガ装置3を追尾可能となり、作業性を向上させることができる。
又、前記ポール5の既知の位置に設けられた前記ターゲット47を検出する構成であり、直線スキャンの開始点を前記細径部5aの先端とすることができるので、スキャン範囲及び取得されるデータ数を低減することができ、スキャン時間の短縮を図ることができる。
尚、第1の実施例、第2の実施例では、測量システム1を用いて1点の前記測定点11を測定する場合について説明したが、部屋の角等、所望の2点11a,11bを測定し、該2点11a,11b間の距離や該2点11a,11bを結んだ直線の傾き等を演算してもよい。又、所望の3点以上、例えば図8に示される様に所望の4点11a〜11dを測定し、該4点11a〜11dを結んだ線で形成される面の面積や傾きを演算してもよい。
前記測量システム1を用いることで、各点間の距離が短い等、景色が連続してカメラ画像からでは点が指定し難い場合であっても、測定対象物の近傍から容易に各点を指定することができる。
又、第1の実施例、第2の実施例では、前記測量装置2の測定結果と交点46の演算結果が一致した時点で直線スキャンを終了している。一方で、測定点11が検出されるかどうかに拘わらず、前記光軸偏向部32の偏向範囲全域を直線スキャンしてもよい。
例えば、図9に示される様に、前記トリガ装置3と測定対象物9との間に障害物48がある場合、前記測量装置2の測定結果と前記交点46の演算結果が一致する測定点11が2点存在することとなる。
前記測量装置2の測定結果と前記交点46の演算結果が最初に一致した点を測定点11とした場合、前記測定対象物9上に存在しない測定点11′が誤検出される。一方で、上記の様な構成とした場合、後処理にて前記測定点11′を取除き、前記測定対象物9上の前記測定点11を選択することができるので、測定精度を向上させることができる。
尚、第1の実施例及び第2の実施例では、前記トリガ装置3にレーザポインタを設け、前記レーザポインタ光7が照射された点を前記測定点11としているが、レーザポインタは省略してもよい。
この場合、前記レーザポインタ光7による目視確認ができないので、前記測定点11の位置は概略となる。この為、前記測量装置2の測定結果と、前記交点46の演算結果とが一致した点を前記測定点11として検出した後、前記測量装置2が前記測定点11を中心とした所定範囲の全域を測距光38で2次元スキャンする様構成される。
上記の構成の測量システム1は、例えば部屋の角部や稜線の検出や部屋の高さや幅の測定等に使用することができる。例えば、部屋の稜線49を検出する場合、図10に示される様に、前記ポール5の先端を概略稜線方向へと向け、前記トリガスイッチ8を押下する。これにより、前記稜線49の近傍の前記測定点11を中心に所定範囲がスキャンされ、所定範囲に於ける測定値の変化に基づき前記稜線49を検出することができる。
又、部屋の高さを検出する場合、床51の所定位置に前記トリガ装置3を向け、測定を行うと共に、前記床51の所定位置に対して概略垂直な天井52の所定位置に前記トリガ装置3を向け、測定を行う。これにより、前記床51と前記天井52のそれぞれについて、前記測定点11を中心に所定範囲がスキャンされるので、前記床51のスキャン範囲の各点と、前記天井52のスキャン範囲の各点との距離をそれぞれ演算し、最も小さくなった距離を部屋の高さとして演算することができる。
尚、前記測定点11を中心として所定範囲を2次元スキャンする様構成された前記測量システム1についても、前記トリガ装置3がレーザポインタを備えてもよいのは言う迄もない。
第1の実施例及び第2の実施例では、トリガ装置3にトリガ通信部6とトリガスイッチ8を設け、該トリガスイッチ8の押下により前記トリガ通信部6から送信される測定開始信号に基づき測定を行っているが、該トリガ通信部6と前記トリガスイッチ8はなくてもよい。
例えば、前記測量装置2にカメラを設け、前記トリガ装置3に光源を設ける。この構成の場合、前記カメラによる前記光源の検出をトリガとして、測定を開始することができる。
或は、位置、方向ベクトル45、静止継続時間等の静止条件を設定し、閉ループのサーチスキャン43により、ターゲット47(又はポール5)を捕捉させ、追尾させる。この状態で、前記ターゲット47の位置(前記ポール5の軸心44上の任意の点の位置)、前記方向ベクトル45を連続して測定し、静止条件を満たしたことをトリガとして、測定(直線スキャン)を開始してもよい。
更に、第1の実施例及び第2の実施例では、前記ポール5に1つのレーザポインタ(図示せず)を設け、前記ポール5の先端からレーザポインタ光7を射出させているが、前記レーザポインタは2つ以上設け、前記ポール5の先端以外から前記レーザポインタ光7を射出してもよい。
例えば、図12(A)、図12(B)に示される様に、レーザポインタを2つ設ける場合には、2本のレーザポインタ光7a,7bが前記軸心44と平行に、且つ各レーザポインタ光7a,7bを結ぶ直線の中心に前記軸心44が位置する様、各レーザポインタを配置する。又、レーザポインタを3つ以上設ける場合には、3本以上のレーザポインタ光7a,7b,7c,…が前記軸心44と平行に、且つ各レーザポインタ光7a,7b,7c,…を結んで形成された図形の中心に前記軸心44が位置する様、各レーザポインタを配置する。
即ち、複数のレーザポインタを設ける場合、前記軸心44と各レーザポインタ光7が平行であり、且つ前記軸心44と前記レーザポインタ光7との距離が全て等距離となる様、各レーザポインタが配置される。
1 測量システム
2 測量装置
3 トリガ装置
8 トリガスイッチ
9 測定対象物
11 測定点
12 測量装置本体
27 測距部
28 通信部
29 演算制御部
31 記憶部
32 光軸偏向部
33 射出方向検出部
38 測距光
39 反射測距光
44 軸心
45 方向ベクトル
46 交点
47 ターゲット

Claims (12)

  1. 測量装置と、トリガ装置とを有する測量システムであって、前記トリガ装置は、周面が高反射率となる様構成されたポールを有し、前記測量装置は、測距光を射出し、反射測距光を受光して測距を行う測距部と、前記測距光の光軸上に設けられ、該測距光と光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光の光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記測距部と前記光軸偏向部とを制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記測距光を所定形状のスキャンパターンでサーチスキャンさせて前記ポールを捕捉し、前記スキャンパターンと前記ポールとが交差する少なくとも2箇所の点群データを取得し、該点群データに基づき前記ポールの軸心を演算し、該ポールの軸心に基づき方向ベクトルを演算し、該方向ベクトルに沿って前記測距光を直線スキャンさせ、演算により求められた前記測距光の光軸と前記方向ベクトルの交点と、測距結果と測角結果により求められた測定結果とが一致又は略一致した点を測定点として検出し、該測定点の3次元座標を演算する様構成された測量システム。
  2. 前記トリガ装置は、前記測量装置と通信する為のトリガ通信部と、前記測量装置に対して測定開始信号を送信する為のトリガスイッチを有する請求項1に記載の測量システム。
  3. 前記トリガ装置は、少なくとも1つのレーザポインタを更に有し、前記軸心上に1本、又は該軸心と平行で等距離だけ離れた位置に複数本レーザポインタ光が射出される様前記レーザポインタが配置された請求項1又は請求項2に記載の測量システム。
  4. 前記ポールは、径の異なる細径部と太径部から構成され、前記演算制御部は、前記点群データに基づき前記方向ベクトルの向きを演算し、前記直線スキャンの方向を決定する様構成された請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
  5. 前記トリガ装置は、前記ポールの前記細径部と前記太径部との境界部に設けられたターゲットを更に有し、該ターゲットは前記細径部と前記太径部よりも径が大きく、中心は先端から既知の距離にある前記軸心上に位置し、周面が高反射率となる様構成された請求項4に記載の測量システム。
  6. 前記演算制御部は、前記測定点の3次元座標を演算した後、再度前記スキャンパターンで前記ポールを捕捉する様構成された請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
  7. 前記演算制御部は、前記交点と前記測定結果との距離が予め設定された閾値以下となる2点間について、点群密度を増大させて再度前記直線スキャンする様構成された請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
  8. 前記直線スキャンは、前記方向ベクトル上の任意の点を開始点とする様構成された請求項1〜請求項7のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
  9. 前記演算制御部は、前記スキャンパターンの中心が前記ターゲットの略中心と合致する様前記光軸偏向部を制御する様構成された請求項5に記載の測量システム。
  10. 前記直線スキャンは、前記方向ベクトル上の前記ポールの先端を開始点とする様構成された請求項5又は請求項9に記載の測量システム。
  11. 前記演算制御部は、前記測定点の3次元座標を演算した後、該測定点を中心とした所定範囲を前記測距光で全域スキャンする様構成された請求項1〜請求項10のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
  12. 前記スキャンパターンは、8の字状の軌跡を描くスキャンパターンである請求項1〜請求項11のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
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