JP2021020528A - Shutter device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、空気の流れを調整するシャッター装置に関する。 The present disclosure relates to a shutter device that regulates the flow of air.
車両の前方側部分にあるエンジンルームには、フロントグリルから空気が導入される。当該空気は、ラジエータにおける放熱や、空調装置の凝縮器における放熱等のために用いられる。 Air is introduced from the front grill into the engine room on the front side of the vehicle. The air is used for heat dissipation in a radiator, heat dissipation in a condenser of an air conditioner, and the like.
しかしながら、例えば高速走行時や冬期においては、導入される空気によってエンジンルームが冷却され過ぎてしまい、車両の燃費効率を低下させてしまうことがある。特に、例えばプラグインハイブリッド車両のように、内燃機関からの発熱量が小さい車両においては、エンジンルームを保温しておく必要性が大きい。また、車両の空気抵抗を抑制するために、エンジンルームへの空気の導入を一時的に抑制した方が好ましい場合もある。 However, for example, during high-speed driving or in winter, the introduced air may overcool the engine room, which may reduce the fuel efficiency of the vehicle. In particular, in a vehicle such as a plug-in hybrid vehicle in which the amount of heat generated from the internal combustion engine is small, it is highly necessary to keep the engine room warm. Further, in order to suppress the air resistance of the vehicle, it may be preferable to temporarily suppress the introduction of air into the engine room.
そこで、車両の前方側部分には、エンジンルームに導入される空気の流れを調整するためのシャッター装置が設けられる。シャッター装置は、例えば下記特許文献1に記載されているように複数のブレード(フラップ)を備えている。ブレードの長手方向に沿った端部には回転軸が設けられている。それぞれのブレードが回転軸の周りにおいて回転することでブレード間の隙間が変化し、これによりシャッター装置を通過する空気の流量が変化する。 Therefore, a shutter device for adjusting the flow of air introduced into the engine room is provided on the front side portion of the vehicle. The shutter device includes, for example, a plurality of blades (flap) as described in Patent Document 1 below. A rotation axis is provided at the end of the blade along the longitudinal direction. The rotation of each blade around the axis of rotation changes the gap between the blades, which in turn changes the flow rate of air passing through the shutter device.
ブレードの回転軸は、枠体であるフレームによって回転自在な状態で支持されている。回転軸とフレームとの間の隙間に異物が入り込むと、当該異物の噛み込みによってブレードの回転が阻害されてしまうことがある。その結果、回転軸やフレームの一部が摩耗により変形したり、ブレードを回転させるために必要なエネルギーが増大してしまったりする可能性がある。 The rotation axis of the blade is rotatably supported by a frame which is a frame body. If foreign matter enters the gap between the rotating shaft and the frame, the rotation of the blade may be hindered by the biting of the foreign matter. As a result, a part of the rotating shaft or the frame may be deformed due to wear, or the energy required to rotate the blade may increase.
そこで、上記特許文献1に記載のシャッター装置では、回転軸の一部に切り欠きを形成することで、回転軸とフレームとの間の隙間を局所的に大きくしている。車両の走行中には、上記の切り欠きの部分に空気が流入する。このため、隙間に異物が入り込んだ場合には、空気の流れによって当該異物を吹き飛ばし、隙間から除去することが可能となっている。 Therefore, in the shutter device described in Patent Document 1, the gap between the rotating shaft and the frame is locally increased by forming a notch in a part of the rotating shaft. While the vehicle is running, air flows into the above-mentioned notch. Therefore, when a foreign substance enters the gap, the foreign substance can be blown off by the flow of air and removed from the gap.
しかしながら、シャッター装置が配置されている場所や、シャッター装置の周囲の構成によっては、上記のような切り欠きの部分に十分な量の空気が入り込まず、隙間から異物を除去することができない場合も生じ得る。 However, depending on the location where the shutter device is located and the configuration around the shutter device, a sufficient amount of air may not enter the notch as described above, and foreign matter may not be removed from the gap. Can occur.
本開示は、回転軸の周囲の隙間における異物の噛み込みを防止することできるシャッター装置、を提供することを目的とする。 An object of the present disclosure is to provide a shutter device capable of preventing foreign matter from being caught in a gap around a rotating shaft.
本開示に係るシャッター装置(10)は、回転軸(222)が形成された板状の部材であって、所定方向に沿って並ぶように配置された複数のブレード(200)と、回転軸を凹部(151)の内側に収容することで、それぞれのブレードを回転自在な状態で支持するフレーム(100)と、を備える。フレームのうち、所定方向に沿って凹部と隣り合う位置には、凹部に異物が侵入することを防止するための侵入防止リブ(152)が形成されている。 The shutter device (10) according to the present disclosure is a plate-shaped member on which a rotation shaft (222) is formed, and has a plurality of blades (200) arranged so as to be arranged along a predetermined direction and a rotation shaft. A frame (100) that supports each blade in a rotatable state by accommodating the inside of the recess (151) is provided. Intrusion prevention ribs (152) are formed in the frame at positions adjacent to the recesses along a predetermined direction to prevent foreign matter from entering the recesses.
このような構成のシャッター装置では、ブレードの回転軸が、フレームの凹部の内側に収容される。これにより、ブレードが回転自在な状態で支持される。フレームのうち、複数のブレードが並ぶ方向に沿って凹部と隣り合う位置には、侵入防止リブが形成されている。回転軸と凹部との間の隙間に異物が侵入することが、侵入防止リブによって防止されるので、当該隙間における異物の噛み込みを防止することができる。 In the shutter device having such a configuration, the rotation axis of the blade is housed inside the recess of the frame. As a result, the blade is supported in a rotatable state. Intrusion prevention ribs are formed in the frame at positions adjacent to the recesses along the direction in which the plurality of blades are lined up. Since foreign matter is prevented from entering the gap between the rotating shaft and the recess by the intrusion prevention rib, it is possible to prevent foreign matter from getting caught in the gap.
本開示によれば、回転軸の周囲の隙間における異物の噛み込みを防止することできるシャッター装置、が提供される。 According to the present disclosure, there is provided a shutter device capable of preventing foreign matter from being caught in a gap around a rotating shaft.
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。 Hereinafter, the present embodiment will be described with reference to the accompanying drawings. In order to facilitate understanding of the description, the same components are designated by the same reference numerals as much as possible in each drawing, and duplicate description is omitted.
本実施形態に係るシャッター装置10は、車両MVに搭載される装置であって、車両MVのエンジンルームに流入する空気の流れを調整するための装置として構成されている。図1に示されるように、車両MVの前方側部分にあるエンジンルームには、シャッター装置10と、ラジエータ20と、凝縮器30とが配置されている。シャッター装置10、ラジエータ20、及び凝縮器30は、モジュール化されており、これらの全体が1つの「熱交換ユニット」として構成されている。この熱交換ユニットは、車両MVのうち前方側部分、具体的には、車両MVのフロントグリルに設けられた開口OPの後方側となる位置に搭載されている。尚、熱交換ユニットにおける熱交換器の配置順序は、特に限定されない。また、熱交換ユニットが備える熱交換器の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
The
尚、シャッター装置10が搭載される車両MVは、本実施形態では不図示の内燃機関の駆動力によって走行する車両なのであるが、車両MVの種類は特に限定されない。例えば、車両MVは、内燃機関及び回転電機の両方の駆動力によって走行するハイブリッド車両であってもよく、回転電機のみの駆動力によって走行する電動車両でもよい。
The vehicle MV on which the
ラジエータ20は、空気と冷却水との間で熱交換を行うための熱交換器である。ラジエータ20と不図示の内燃機関との間では冷却水が循環している。内燃機関を通り高温となった冷却水は、ラジエータ20を通る際に空気との熱交換によって冷却され、その温度を低下させる。低温となった冷却水は、再び内燃機関に供給され、内燃機関の冷却に供される。尚、ラジエータ20を通る冷却水によって冷却されるのは、本実施形態のように内燃機関であってもよいが、例えばインバータのような、内燃機関以外の装置であってもよい。
The
凝縮器30は、空気と空調用冷媒との間で熱交換を行うための熱交換器である。凝縮器30は、不図示の空調装置を構成する冷凍サイクルの一部として構成されている。凝縮器30では空調用冷媒から空気への放熱が行われる。凝縮器30は、空気の流れる方向、すなわち開口OPから後方側へと向かう方向に沿って、ラジエータ20よりも上流側となる位置に配置されている。開口OPから車両MVのエンジンルームに流入した空気は、凝縮器30及びラジエータ20を順に通って、それぞれの熱交換器において熱交換に供される。
The
シャッター装置10は、凝縮器30及びラジエータ20を通過する空気の流量を調整するための装置である。シャッター装置10は、上記のように空気の流れる方向に沿って、ラジエータ20と凝縮器30との間となる位置において保持されている。尚、熱交換ユニットにおいてシャッター装置10が配置されている位置は、上記と異なる位置であってもよい。また、先に述べたように、熱交換ユニットが備える熱交換器の数は1つでもよく、4つ以上であってもよい。
The
シャッター装置10の構成について、図2を主に参照しながら説明する。図2に示されるように、シャッター装置10は、フレーム100と、ブレード200と、リンク部材300(図2では不図示、図4等を参照)と、を備えている。
The configuration of the
フレーム100は、樹脂により形成された矩形の枠体である。車両MVの前方側から見た場合におけるフレーム100の外形は、ラジエータ20や凝縮器30のうち、空気が通過する部分の外形と概ね等しい。フレーム100は、上支持柱110と、下支持柱120と、右支持柱130と、左支持柱140と、中支持柱150と、を有している。
The
上支持柱110は、フレーム100のうち最も上方側となる位置に配置されている部分である。上支持柱110は、水平方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。
The
下支持柱120は、フレーム100のうち最も下方側となる位置に配置されている部分である。下支持柱120は、上支持柱110の直下となる位置において、水平方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。
The
右支持柱130は、フレーム100のうち、最も車両MVの右側となる位置に配置されている部分である。右支持柱130は、鉛直方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。右支持柱130の上端は上支持柱110に接続されており、右支持柱130の下端は下支持柱120に接続されている。
The
左支持柱140は、フレーム100のうち、最も車両MVの左側となる位置に配置されている部分である。左支持柱140は、鉛直方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。左支持柱140の上端は上支持柱110に接続されており、左支持柱140の下端は下支持柱120に接続されている。
The
中支持柱150は、フレーム100のうち、上支持柱110と下支持柱120との間となる位置に配置されている部分である。中支持柱150は、上支持柱110の直下となる位置において、水平方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。中支持柱150のうち、車両MVの右側の端部は、右支持柱130に接続されている。中支持柱150のうち、車両MVの左側の端部は、左支持柱140に接続されている。
The
ブレード200は、上下方向に沿って伸びる細長い板状の部材であって、シャッター装置10において複数設けられている。ブレード200は、上支持柱110と中支持柱150との間の部分、及び、下支持柱120と中支持柱150との間の部分、のそれぞれにおいて、車両MVの左右方向に沿って、すなわち水平な方向に沿って並ぶように配置されている。
The
図3には、中支持柱150よりも上方側に配置される示されるブレード200の形状が模式的に示されている。同図に示されるように、ブレード200は、本体部210と、回転軸221、222と、駆動軸223と、を有している。
FIG. 3 schematically shows the shape of the shown
本体部210は、ブレード200の大部分を占める板状の部分である。本体部210の形状は、概ね矩形の平板状となっている。
The
回転軸221は、本体部210の上端部から、更に上方側に向かって伸びるように形成された円柱形状の軸である。回転軸222は、本体部210の下端部から、更に下方側に向かって伸びるように形成された円柱形状の軸である。回転軸222は、回転軸221の直下となる位置に形成されている。つまり、回転軸221及び回転軸222は、それぞれの中心軸を互いに一致させている。
The
回転軸221は、上支持柱110に設けられた不図示の穴に挿通される。また、回転軸222は、後に説明するように、中支持柱150に設けられた凹部151の内側に収容される。これにより、ブレード200は、回転軸221、222の中心軸周りにおいて回転自在な状態で支持される。それぞれのブレード200が上記のように回転することにより、それぞれのブレード200の間に隙間が形成されている開状態と、それぞれのブレード200の端部同士が当接し、間に隙間が形成されていない閉状態と、を切り替えることができる。
The
上記の開状態においては、シャッター装置10を空気が通過して流れる。これにより、ラジエータ20及び凝縮器30のそれぞれにおいて熱交換が行われる。一方、上記の閉状態においては、空気の流れがシャッター装置10のブレード200によって遮断される。このため、ラジエータ20及び凝縮器30のそれぞれにおいて熱交換は殆ど行われなくなる。
In the above open state, air passes through the
駆動軸223は、本体部210の下端部から、更に下方側に向かって伸びるように形成された円柱形状の軸である。駆動軸223が形成されている位置は、回転軸222が形成されている位置から、本体部210の短手方向に沿って離間した位置となっている。駆動軸223は、ブレード200が回転軸221、222の周りにおいて回転する際において、アクチュエータ400からの駆動力を受ける部分として設けられている。
The
アクチュエータ400は、上支持柱110の上部に取り付けられた回転電機である。アクチュエータ400の駆動力は、不図示の動力伝達機構によってリンク部材300に伝達され、リンク部材300を車両MVの左右方向に沿って動作させる。その際、それぞれのブレード200が有する駆動軸223が、リンク部材300からの力を受けてその位置を変化させることにより、ブレード200が回転軸221、222の周りにおいて回転する。
The
リンク部材300は、車両MVの左右方向に沿って伸びる棒状の部材である。リンク部材300は、中支持柱150よりも車両MVの後方側となる位置であり、且つ中支持柱150と同じ高さの位置に配置されている。リンク部材300と中支持柱150との間には僅かな隙間が形成されている。リンク部材300はこのような位置において、その長手方向、すなわち車両MVの左右方向に沿って移動可能な状態で支持されている。先に述べたように、リンク部材300は、アクチュエータ400からの駆動力を受けてその位置を変化させ、それぞれのブレード200を動作させる。
The
ブレード200を支持するための具体的な構成について、図4乃至7を参照しながら説明する。以下では、中支持柱150よりも上方側に配置されたブレード200を支持するための構成について先ず説明し、中支持柱150よりも下方側に配置されたブレード200を支持するための構成については、後に簡単に説明する。
A specific configuration for supporting the
図4には、リンク部材300及びその近傍の部分の構成が斜視図として示されている。ただし、複雑さを避けるために、図4においては、中支持柱150を間に挟んだ上下一対のブレード200のみが示されており、他のブレード200の図示が省略されている。図5には、図4に示される状態から、リンク部材300を取り除いた状態が示されている。尚、図5においては、当該部分における全てのブレード200が示されている。図6には、リンク部材300の構成が斜視図として示されている。図7には、図5から更にブレード200を取り除き、中支持柱150のみとした状態が示されている。
FIG. 4 shows the configuration of the
図4、5に示されるように、ブレード200のうち本体部210の下端部近傍となる位置には、水平部230、240が形成されている。水平部230は、本体部210の一方側の主面から、水平方向に沿って外側に突出するように形成されている。先に述べた回転軸222は、水平部230の下面から下方に向けて突出するように形成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5,
水平部240は、本体部210のうち水平部230とは反対側の主面から、水平方向に沿って外側に突出するように形成されている。先に述べた駆動軸223は、水平部240の下面から下方に向けて突出するように形成されている。
The
図7に示されるように、中支持柱150には、複数の凹部151が形成されている。凹部151は、中支持柱150のうち後方側の表面から、前方側に向けて凹状に後退するように形成された溝である。それぞれの凹部151は、中支持柱150の上端から下端に至るまで、上下方向に沿って直線状に伸びるように形成されている。また、凹部151は、中支持柱150の長手方向に沿って互いに等間隔に並ぶように形成されている。
As shown in FIG. 7, a plurality of
図5に示されるように、それぞれの凹部151の内側には、ブレード200の回転軸222が収容されている。これにより、回転軸222は、その中心軸周りにおいて回転自在な状態で支持されている。回転軸222は、凹部151の内周面により囲まれると共に、図4に示されるようにリンク部材300の一部によっても囲まれているので、フレーム100からブレード200が外れてしまうことは無い。
As shown in FIG. 5, the
図6に示されるように、リンク部材300は、鉛直部310と、水平部320、330と、を有している。鉛直部310は平板状の部分であって、その主面を車両MVの前後方向に沿わせた状態で配置されている。水平部320は、鉛直部310の上端部から、車両MVの前方側に向かって伸びるように形成された概ね平板状の部分である。水平部330は、鉛直部310の下端部から、車両MVの前方側に向かって伸びるように形成された概ね平板状の部分である。
As shown in FIG. 6, the
水平部320には、複数の凹部321が形成されている。凹部321は、水平部320のうち前方側の表面から、後方側に向けて凹状に後退するように形成された溝である。それぞれの凹部321は、水平部320の上端から下端に至るまで、水平部320の一部を切り欠くように形成されている。また、凹部321は、リンク部材300の長手方向に沿って互いに等間隔に並ぶように形成されている。図4のようにリンク部材300が取り付けられた状態においては、それぞれのブレード200が有する駆動軸223が、凹部321の内側に収容された状態となる。
A plurality of
水平部330には、複数の凹部331が形成されている。凹部331は、水平部330のうち前方側の表面から、後方側に向けて凹状に後退するように形成された溝である。それぞれの凹部331は、水平部330の上端から下端に至るまで、水平部330の一部を切り欠くように形成されている。また、凹部331は、リンク部材300の長手方向に沿って互いに等間隔に並ぶように形成されている。それぞれの凹部331が形成されている位置は、先に述べた凹部321の直下となる位置である。凹部331の機能については後に説明する。
A plurality of
図8には、ブレード200の下端部、及びその近傍の構成が、模式的な断面図として示されている。リンク部材300が車両MVの左方向、すなわち、図8における紙面手前側方向に移動すると、ブレード200は、リンク部材300から駆動軸223に加えられる力により、回転軸222の周りにおいて回転する。この場合、ブレード200は、上面視において時計回り方向に回転することとなる。また、リンク部材300が車両MVの右方向、すなわち、図8における紙面奥側方向に移動すると、ブレード200は、リンク部材300から駆動軸223に加えられる力により、回転軸222の周りにおいて回転する。この場合、ブレード200は、上面視において反時計回り方向に回転することとなる。
FIG. 8 shows a configuration of the lower end portion of the
中支持柱150よりも下方側に配置されたブレード200を支持するための構成について説明する。中支持柱150よりも下方側に配置されたブレード200は、図3に示される上方側のブレード200とは上下対称な形状を有している。つまり、下方側のブレード200では、本体部210の上端から上方側に向けて突出するように、回転軸222及び駆動軸223が形成されている。また、本体部210の下端から下方側に向けて突出するように回転軸221が形成されている。
A configuration for supporting the
図5に示されるように、凹部151の内側のうち下方側の部分には、下方側にあるブレード200の回転軸222が収容されている。下方側にあるブレード200の回転軸221は、下支持柱120に設けられた不図示の穴に挿通されている。これにより、下方側にあるブレード200も、回転軸221、222の中心軸周りにおいて回転自在な状態で支持されている。図4のようにリンク部材300が取り付けられた状態においては、下方側にあるそれぞれのブレード200が有する駆動軸223が、凹部331の内側に収容された状態となる。
As shown in FIG. 5, the
以上のような構成により、リンク部材300が車両MVの左右方向に沿って移動すると、中支持柱150よりも下方側にあるブレード200は、上方側にあるブレード200と同様に回転動作を行う。このように、リンク部材300は、アクチュエータ400からの駆動力を全てのブレード200に伝達し、シャッター装置10の全体における開閉動作を行わせる部材として設けられている。
With the above configuration, when the
ところで、車両MVが走行している際においては、図1に示される開口OPから侵入した小さな異物が、シャッター装置10に到達してしまうことがある。このような異物が、回転軸222とフレーム100との間の隙間に入り込むと、当該異物の噛み込みによってブレード200の回転が阻害されてしまうことがある。その結果、回転軸222やフレーム100の一部が摩耗により変形したり、ブレード200を回転させるために必要なアクチュエータ400の消費エネルギーが増大してしまったりする可能性がある。
By the way, when the vehicle MV is traveling, a small foreign substance that has entered through the opening OP shown in FIG. 1 may reach the
本実施形態に係るシャッター装置10では、上記のような異物の噛み込みを防止するための工夫が施されている。これについて、図7を再び参照しながら説明する。
The
フレーム100の中支持柱150には、侵入防止リブ152が設けられている。侵入防止リブ152は、中支持柱150のうち後方側の面、すなわち、凹部151が形成されているのと同じ面の一部を、後方側に向けて突出させることにより形成された突起である。侵入防止リブ152は、上下方向に沿って伸びるような縦長の突起であり、それぞれの凹部151の左右両側において、当該凹部151と隣り合う位置に形成されている。
The
本実施形態では、上記のような侵入防止リブ152が形成されているので、上方側から中支持柱150とリンク部材300との間の隙間に侵入した異物が、矢印AR1のような経路を通り、回転軸222と凹部151との間の隙間に入り込んでしまうことが防止される。これにより、回転軸222の周囲の隙間における異物の噛み込みが確実に防止される。
In the present embodiment, since the
尚、凹部151の直上から異物が直接入り込むことは、ブレード200に形成された水平部230、240によって防止される。
It should be noted that the
以上に説明したように、本実施形態に係るシャッター装置10は、回転軸222が形成された板状の部材であって、所定方向に沿って並ぶように配置された複数のブレード200と、回転軸222を凹部151の内側に収容することで、それぞれのブレード200を回転自在な状態で支持するフレーム100と、を備える。フレーム100の中支持柱150のうち、上記の所定方向に沿って凹部151と隣り合う位置には、凹部151に異物が侵入することを防止するための侵入防止リブ152が形成されている。このような構成により、回転軸222の周囲の隙間における異物の噛み込みが防止される。
As described above, the
本実施形態では、侵入防止リブ152は、上記の所定方向に沿って、それぞれの凹部151の両側に形成されている。このような態様に替えて、侵入防止リブ152が、それぞれの凹部151の片側にのみ配置されているような態様であってもよい。しかしながら、異物は左右のいずれからも凹部151に侵入し得る点に鑑みれば、本実施形態のように、両側に侵入防止リブ152が形成されている態様の方が好ましい。
In the present embodiment, the
尚、このような侵入防止リブ152は、回転軸222が水平方向に沿って伸びるように形成されているようなシャッター装置にも適用することができる。しかしながら、本実施形態のように、回転軸222が上下方向に沿っており、複数のブレードが水平方向に沿って並んでいるような構成のシャッター装置10においては、上方から異物が重力により侵入しやすいため、侵入防止リブ152を設けることの効果が大きい。
It should be noted that such an
シャッター装置10では更に、フレーム100の中支持柱150のうち、上面視において、上記の所定方向に沿って互いに隣り合う凹部151の間となる位置に、落下防止リブ153が形成されている。落下防止リブ153は、車両MVの左右方向に沿って伸びるような横長の突起であり、侵入防止リブ152よりも下方側となる位置に形成されている。
Further, in the
本実施形態では、上記のような落下防止リブ153が形成されているので、上方側から中支持柱150とリンク部材300との間の隙間に侵入した異物が、矢印AR2のような経路を通って下方側へと落下し、下方側にあるブレード200の回転軸222の周囲等に入り込んでしまうことが防止される。これにより、下方側にあるブレード200においても、回転軸222の周囲の隙間における異物の噛み込みが確実に防止される。
In the present embodiment, since the
尚、図8に示されるように、侵入防止リブ152及び落下防止リブ153はいずれも、リンク部材300の水平部230と水平部240との間に入り込むような高さ位置に形成されている。また、侵入防止リブ152及び落下防止リブ153の、前後方向に沿ったそれぞれの突出量は、水平部230、240の突出量よりも小さい。このため、リンク部材300の動きが、侵入防止リブ152や落下防止リブ153によって妨げられてしまうことは無い。
As shown in FIG. 8, both the
本実施形態の変形例に係るシャッター装置10の構成について、図9を参照しながら説明する。図9には、変形例に係るシャッター装置10のフレーム100のうち、中支持柱150の構成が、図7と同様の視点にて描かれている。
The configuration of the
図9に示されるように、この変形例では、侵入防止リブ152が、1つの凹部151の左右両側に2つずつ形成されている。つまり、複数のブレード200が並ぶ方向に沿って、凹部151の一方側及び他方側のそれぞれの位置に、同方向に沿って侵入防止リブ152が2つずつ並ぶように形成されている。凹部151への異物の侵入が2重の壁によって防止されるので、回転軸222の周囲の隙間における異物の噛み込みを更に確実に防止することができる。
As shown in FIG. 9, in this modification, two
尚、凹部151の右側及び左側に形成される侵入防止リブ152の個数は、適宜調整することができる。例えば、凹部151の右側には2つの侵入防止リブ152が形成されている一方で、凹部151の左側には1つの侵入防止リブ152が形成されている態様としてもよい。また、凹部151の片側に3つ以上の侵入防止リブ152が形成されている態様としてもよい。
The number of
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。 The present embodiment has been described above with reference to specific examples. However, the present disclosure is not limited to these specific examples. Those skilled in the art with appropriate design changes to these specific examples are also included in the scope of the present disclosure as long as they have the features of the present disclosure. Each element included in each of the above-mentioned specific examples, its arrangement, conditions, shape, etc. is not limited to the illustrated one, and can be appropriately changed. The combinations of the elements included in each of the above-mentioned specific examples can be appropriately changed as long as there is no technical contradiction.
10:シャッター装置
100:フレーム
151:凹部
152:侵入防止リブ
200:ブレード
222:回転軸
10: Shutter device 100: Frame 151: Recess 152: Intrusion prevention rib 200: Blade 222: Rotating shaft
Claims (5)
回転軸(222)が形成された板状の部材であって、所定方向に沿って並ぶように配置された複数のブレード(200)と、
前記回転軸を凹部(151)の内側に収容することで、それぞれの前記ブレードを回転自在な状態で支持するフレーム(100)と、を備え、
前記フレームのうち、前記所定方向に沿って前記凹部と隣り合う位置には、前記凹部に異物が侵入することを防止するための侵入防止リブ(152)が形成されているシャッター装置。 A shutter device (10) that regulates the flow of air.
A plate-shaped member on which a rotation shaft (222) is formed, and a plurality of blades (200) arranged so as to be arranged along a predetermined direction.
A frame (100) that rotatably supports each of the blades by accommodating the rotating shaft inside the recess (151) is provided.
A shutter device in which an intrusion prevention rib (152) for preventing foreign matter from entering the recess is formed at a position of the frame adjacent to the recess along the predetermined direction.
前記所定方向とは水平な方向である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシャッター装置。 The axis of rotation is formed so as to extend in the vertical direction.
The shutter device according to any one of claims 1 to 3, wherein the predetermined direction is a horizontal direction.
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019137467A JP2021020528A (en) | 2019-07-26 | 2019-07-26 | Shutter device |
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