JP2021020051A - 例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するための眼内投与装置 - Google Patents

例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するための眼内投与装置 Download PDF

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Abstract

【課題】皮下注射針による液体物質、薬物の眼内への投与に適した装置を提供する。【解決手段】眼に配置するための楕円形の構成を有する基部構造31と、基部構造から横方向に伸びる直立した周壁を定める中空体とを含む支持要素30を含む。直立壁32は、基部構造から伸びる開放アクセス部34を含み、物質の投与および物質の投与の目視検査のために配置される。中空体35は、まぶたを広げるための広げ要素を含み、開放アクセス部の両側で中空体の長手方向において基部構造から半径方向に伸びる2つの間隔を空けられた翼形状要素36を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、皮下注射針を用いて例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するための眼内投与装置に関する。
眼科学では、例えば、物質、より具体的には薬物が皮下注射針によって人間または動物の目に注入される硝子体内または眼内注射は、今日、今まで治療的にほとんど治癒できないか、又は限られた範囲でしか治療できなかった特定の眼疾患の治療にますます適用されている。特に目の眼球内の炎症がまれに発生する眼内炎の治療では、抗生物質が硝子体内に投与されることがよくある。このように治療できる眼疾患は、黄斑変性症、静脈閉塞、糖尿病網膜症、あらゆる種類の黄斑浮腫、血管新生緑内障、虚血性眼疾患のいくつかの形態などを含む。
一般に、皮下注射針は、縁から所定の距離で目に挿入される。特に、目の間違った位置に挿入された皮下注射針は、眼内出血などの望ましくない合併症、または目のレンズへの針の損傷を引き起こし、次に白内障、網膜剥離などを引き起こす可能性がある。
上述の欠点の解決策として、特許文献1は、人間または動物の目に配置するための使い捨ての装置または器具を提案し、それによって、装置または器具が皮下注射針を受けるための漏斗形状の容器を含む点で硝子体内注射が単純化される。漏斗形状の容器は、装置または器具が目に正しく配置されたときに針が正しい位置で目に挿入されることになるように配置された端部開口または複数の開口を有する。
病院、他の医療機関または臨床機関および獣医師は、それらの寸法の多様性により単一の既知の注射装置または器具を全て使用できるわけではないため、たとえば、異なるサイズのタイプの既知の装置の在庫が維持される必要があるように、今日、異なるタイプの針およびシリンジを適用している。
国際公開第WO2008/097072号
本発明の目的は、人間または動物の目への物質の眼内投与を支援するための改善された装置または器具を提供することであり、皮下注射針およびシリンジなどの多種多様な異なるタイプおよびサイズでの使用に適している。
上記および他の目的は、本発明に係る眼内投与装置によって達成される。本発明に係る眼内投与装置は:
目の上に配置されるように構成された支持要素を含み、支持要素は:
目に配置するための楕円形の構造を有する基部構造と、
目の角膜の縁から少なくとも1つの所定の距離で物質の投与を補助するための位置決め手段と、を含み、支持要素は:
基部構造から横方向に伸びる直立周壁を定める中空体であって、直立壁は、基部構造から延在し、物質の投与および物質の前記投与の目視検査のために配置された開放アクセス部を含み、中空体は目のまぶたを広げるための広げ要素をさらに含み、広げ要素は、開放アクセス部の両側の中空体の長手方向において基部構造から半径方向に伸びる2つの間隔が空けられた翼形状要素を含む、中空体をさらに含む。
既知の装置とは異なり、物質を投与するための皮下注射針などを受け入れるための漏斗形状の容器の代わりに、本発明に係る装置では、中空体において、基部構造から伸び、針またはシリンジを受け入れて配置し、多種多様な種類及び寸法の針を収容する開放アクセス部または領域が配置される。同時に、開放アクセス領域は、投与中に適切な目視検査を提供する。
まつげまたはまつげの汚れが開放アクセス領域に入るのを防ぐために、本発明は、基部構造および中空体から半径方向の距離にわたって広がり、開放アクセス領域または部の両側で中空体の長手方向に伸びる翼形状要素を提供する。
翼形状要素は、まぶたの効果的な広がりをさらに提供し、まぶたへの損傷などを回避し、簡単かつ患者に優しい方法で目を開いたままにするために湾曲した形状を選択的に有し得る。このように、まぶたは効果的な方法で開いたままにすることができ、その結果、患者の不本意なまばたきが皮下注射針の挿入を妨げないことになる。したがって、薬物などの物質を投与している間、目を開いたままにするために別個の広げ要素などを適用する必要はない。
本発明に係る眼内投与装置のさらなる実施形態において、基部構造は、開放アクセス部に接続する基部構造に開口部を有する断続的な楕円形状を含む。位置決め手段は、少なくとも1つの投与位置を定める少なくとも1つのマーカー、特に目の角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある投与位置を定める第1および第2のマーカーを含む。
別の実施形態では、前記基部構造は、前記基部構造の細長い開口部、楕円形の開口部または円形の開口部を含み、前記位置決め手段は、少なくとも1つの投与位置を定める少なくとも1つのマーカー、特に前記目の角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある第1および第2のマーカーを含む。
これらの実施形態では、中空体の開放アクセス部と基部構造の開口部または切り欠き部(cut-off)は互いに接続し、物質を目に投与するための完全に開放され自由にアクセス可能な領域を提供する。縁からの正しい位置または距離での針またはシリンジの配置を補助するために、投与位置を示す少なくとも1つのマーカーが提供される。実際には、目の角膜の縁から3.5mmおよび4mmの距離の投与位置が好ましい。
したがって、本発明に係る装置の特定の実施形態は、目の角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある投与位置を定める第1および第2のマーカーを含む。
1つのマーカーまたは複数のマーカーは、例えば、開放アクセス部または領域を見たときにマーカーが見えるように、互いに面する側の翼形状要素の一方または両方に配置され得る。
本発明に係る別の実施形態では、眼内投与装置の位置決め手段は、楕円形の基部構造の中断部分に配置された延在部として形成された位置決め要素を含み、位置決め要素は、少なくとも1つの投与位置、特に目の角膜の縁からそれぞれ3.5mm及び4mmの距離にある第1および第2の投与位置を定める。
眼内投与装置の実施形態では、位置決め要素は、目の角膜の縁から3.5mmの距離を定める内側環状端部と、目の角膜の縁から4mmの距離を定め、基部構造の半径方向に伸びる凹部と、を備える環状形状の構造を有する。
凹部は、任意の形状を有することができるが、特定の実施形態では、凹部は、例えば、27、30、31および33ゲージの皮下注射針を収容するように配置される。
本発明に係る眼内投与装置の別の実施形態では、翼形状要素は、基部構造に向かってテーパ状を成し、それにより、目およびその周辺領域との組織の接触を可能な限り回避して、目及び組織への刺激および外傷を低減する。
眼内投与装置の特定の実施形態では、基部構造の近くの翼形状要素の半径方向の長さは、基部構造の外側環状端部で終端する。
組織の接触を低減する同じ目的のために、本発明に係る眼内投与装置のさらなる実施形態では、基部構造は、少なくとも3つの断続的な楕円形に方向付けられた支持要素部分から形成される。
この実施形態では、支持要素は、支持面の楕円形の構造全体にわたって目と接触しておらず、組織の接触および刺激を低減するだけでなく、まぶたの隙間が非常に小さい目にも装置を配置しやすくする。さらに、少なくとも3つの楕円形に方向付けられた支持要素部分で形成された基部構造の断続的な楕円形の構造により、支持要素が目の領域を完全に覆い隠すことがなくなるため、目の領域の視覚的見渡しが向上する。
別の実施形態では、断続的な楕円形の構造は、少なくとも4つの楕円形に方向付けられた支持要素部分から形成される。楕円形に方向付けられた支持要素部分は、楕円形の構造に沿って等距離の位置に配置され得る。
さらに、目の上の安定した位置を実現するために、支持要素部分の少なくとも1つは、摩擦増大手段を含み得る。そのような摩擦増大手段は、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分上に提供された1つ又は複数の返し(barb)からなり得る。いずれの例においても、装置は、薬物または薬剤などの物質を人間または動物の目に眼内投与している間に、医者、医師、または獣医による取り扱い中に眼球上で滑るのを防止する。
別の例では、楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つは、他の楕円形に方向付けられた支持要素部分の弧長とは異なる弧長を有するが、さらに別のより簡単な例では、楕円形に方向付けられた支持要素部分は、同じ弧長を有する。
本発明に係る眼内投与装置の実施形態では、翼形状要素の長手方向の長さは、中空体の長手方向における周壁の開放アクセス部の長手方向の長さに対応する。特に、翼形状要素の長手方向の長さは、中空体の長手方向において、周壁の開放アクセス部の長手方向の長さを超え得る。これは、物質の投与中に汚染物質の進入に対して開放アクセス部を効果的に保護するためである。
本発明に係る眼内投与装置の実施形態では、楕円形の基部構造は、円形状の構造を有する。
楕円形の基部構造は、基部構造が中空体の円形支持フランジとして機能するように、環状形状の構成を有することができ、一方、支持フランジの外面または外面は、中空体の外部または外面と鈍角を形成することができる。
基部構造の環状の楕円形の構造を備える本発明に係る眼内投与装置の実施形態では、基部構造の環状開口部は、基部構造の内側環状端部が対応する、すなわち目の角膜の縁と一致するようなサイズを有する。
この実施形態では、物質を眼内に投与するための上記の距離または位置は、基部構造の環状端部から測定または計算される。
本発明のさらなる実施形態では、連続的な投与の優れた再現性を得るために、支持要素は、目の端部の縁に対して方向付けられる少なくとも1つの方向付け突起を含む。そのような方向付け突起は、例えば、基部構造から半径方向に伸びる唇形状要素として設計され得る。
位置決め要素が環状形状の構造を有する本発明による眼内投与装置の実施形態では、凹部は基部構造の半径方向に伸びて設けられ、凹部はV字形であり、V字形は、支持要素を目に配置するための方向付けの突起として機能する。
図1は、人間の目の断面図を示す。 図2は、本発明に係る装置の実施形態を斜視図で示す。 図3は、図1に係る装置の上面図を示す。 図4は、本発明に係る装置のさらなる実施形態を斜視図で示す。 図5は、図4のV−V線に沿った断面を斜視図で示す。 図6は、本発明に係る装置のさらに別の実施形態を斜視図で示す。 図7は、図4に係る装置の別の実施形態を斜視図で示す。 図8は、本発明に係る装置の実施形態の正面図を示し、距離の管理を示す。 図9は、本発明に係る装置の別の実施形態の上面図を示す。 図10は、延在または接続要素に存在する開口部を組み込んだ代替的な実施形態を示す。
次に、添付の図面に示されるように、非限定的な例示的な実施形態を参照して、本発明をより詳細に説明する。
図面において、同様の参照番号は、同一または機能的に同一の要素を示す。
図1は、人間の目10の断面を示す。目10は、ほぼ球形の形状を有する視覚を有する感覚器官である。目に当たる光の方向で見ると、目10の前方または前側は、強膜11である後側と比較して強い曲率を有する角膜17によって形成され、視神経14が脳に向かってその後方側で目10を離れる。縁は、角膜17と強膜11とを接続する。角膜17、虹彩20および水晶体嚢16は、房水で満たされた前眼房18を形成する。水晶体16の背後で、硝子体15は硝子体のゲルで満たされる。
水晶体16は、毛様体筋および繊維からなる毛様体21によって眼内に吊り下げられる。参照番号19は、水晶体16、毛様体21および虹彩20の間に存在する後房を示す。目10の後側の水晶体16の反対側の眼底または領域は、桿体および錐体視細胞を含む最も内側の組織層である黄斑13ならびに網膜を含む。参照番号12は、脈絡膜である。
図2は、人間または動物の目への物質の眼内投与に適した支持要素30の第1の実施形態を示す。支持要素30は、楕円環状の基部構造31を含む。基部構造31から、基部構造31を横切る距離にわたって伸びる直立周壁32を有する長手方向の円筒形の開放中空体35が伸びる。開放中空体35の直立周壁32は、歯車形状のグリップ33で終端し、固く握って操作するための、すなわち手でよって目10に支持要素を配置するための人間工学的グリップを形成する。中空体35は、グリップ33を含む端部の近くで外向きにわずかにテーパ状を成す形態または形状を有することができ、これにより、十分に大きなグリップ領域が提供される。当業者は、他のタイプの人間工学的グリップが提供され得ることを理解するであろう。
楕円形の基部構造31の環状形状の構造は、目の上に配置するための支持要素30の円形支持フランジ(circumferential support flange)として機能する支持面を提供する。支持フランジ31の外部または外面は、中空体35の直立壁32の外部または外面と鈍角を形成する。
直立周壁32は、基部構造31から中空体35の長手方向に伸びる、中空体35の内部に開いた開放アクセス部34を含む。アクセス部34は、アクセス部34から目への物質の投与のために十分な幅および高さを有する開放領域を定める一方で、目に同じことを適用するとき、医者、医師または獣医による物質の投与の目視検査を提供する。示される実施形態では、アクセス部は、周壁32の長さの約半分の長さの高さと、壁32の周の約6分の1の幅または弧長とを有する。長方形のアクセス部の代わりに、楕円形、円形、またはその他の形状のアクセス開口が提供され得る。
支持要素30の実施形態では、アクセス部34に接続する環状基部構造またはフランジ31の部分38は切り取られ、すなわち中断(interrupt)または開放され、開放アクセス部34に接続される。
アクセス部または開口部34の各長手方向側において、翼形状の広げ要素36、37は、基部構造31から半径方向にある距離にわたって伸び、中空体35の直立周壁32の長手方向に基部構造31から伸びる。翼形状の広げ要素36、37は、アクセス部34の円周幅または円弧長にわたって少なくとも間隔をおいて配置される。
示される実施形態では、翼形状の広げ要素36、37は、周壁32から外向きに曲がり、互いに向かって曲がった湾曲形状を有する。翼形状要素36、37は、基部構造31に向かってテーパ状を成す。すなわち、翼形状要素36、37が円周壁32から半径方向に伸びる距離は、基部構造31のその方向において減少する。
これにより、目とその周辺領域との組織の接触を可能な限り回避し、目と組織への刺激と外傷を軽減する。
支持要素30の実施形態では、基部構造31の近くの翼形状要素36、37の半径方向の長さは、基部構造31の外側の環状端部39で終端する。翼形状要素36、37は、開放アクセス部34の長さを超える長手方向の長さを有する。しかしながら、翼形状要素36、37は、壁32の長手方向におけるアクセス部34の長さを丁度カバーするだけで十分であり得る。これは、物質を投与している間、汚染物の進入に対して開放アクセス部34を効果的に保護するためである。
基部構造31の環状開口部41は、支持要素が目の中または中に配置されたときに基部構造31の内側環状端部40が目10の角膜の縁に対応する、すなわち一致するようなサイズを有する。明確にするために、内側環状端部40は部分的に破線で示される。
図1から分かるように、支持要素30において、直立周壁32の開放アクセス部34と、基部構造31の開口部または切欠部38は、目に物質を投与するための完全に開放され且つ自由にアクセス可能な領域を提供する。縁からの正しい位置または距離での針またはシリンジの位置決めをサポートするために、互いに向かい合うその内側の翼形状要素36、37のそれぞれに、投与位置を示すマーカー42が設けられる。印刷された線および/またはそれぞれの表面から伸びる隆起および/または翼形状要素36、37の表面の彫りの形態のマーカーなどである。
翼形状要素36、37は、例えば、人間の目を測定した後、医者または医師がマークを引っかく又は印刷することによって、翼の表面に適切なマーキングを自分自身に示すことができるように、プラスチック材料で作られ得る。このようにして、ほぼすべてのタイプの投与針または注射器などを支持することができる非常に用途の広い支持要素が提供される。
実施形態30では、目10の角膜の縁から、すなわち基部構造31の内側の環状端部40から半径方向に測定される、距離3.5mmおよび距離4mmの投与位置をマークする2つのマーカー42が各翼形状要素上に設けられる。
すなわち、位置43または44の1つに針またはシリンジを配置する場合、目の角膜の縁からそれぞれ3.5mmまたは4mmの投与位置が保証される。
図2は、明確にするために、図1の支持要素30の上面図を示す。
図4は本発明に係る支持要素50の第2の実施形態を示し、図5は図4の交線V−Vに沿った断面を示す。
実施形態50では、眼内投与装置の位置決め手段は、楕円形の基部構造31の中断部分(interrupted part)38に配置された延在または接続要素51として形成された位置決め要素を含む(図2を参照)。この実施形態50では、延在または接続要素51は、2つの翼形状要素36、37の間を延在して接続し、目の角膜の縁から3.5mmの距離、すなわち外側半径方向で測定された基部構造31の内側環状端部40に関して3.5mmの距離を定める内側環状端部52を有する。
延在要素または接続要素51は、内側環状端部52から開口し、基部構造31の半径方向に伸びる長方形の凹部53をさらに備える。凹部53の閉じた端部54は、目の角膜の縁から4mmの距離、すなわち、外側の半径方向で測定して、基部構造31の内側環状端部40から4mmの距離を定める。
当業者は、投与の目的のために他の半径方向の距離が選択され得ること、すなわち、延在または接続要素51が、基部構造31の内側環状端部40に近くまたは遠くに配置された内側環状端部52を有し得ることを理解するであろう。また、延在要素または接続要素51は、複数の投与位置を定める階段状の内側環状端部52、および/または例えば異なる半径方向の距離で伸びるいくつかの凹部53(図示せず)を有し得る。
凹部は任意の形状を有し得るが、特定の実施形態では、凹部53は、27、30、31および33ゲージ、すなわち、それぞれ0.361mm、0.25mm、0.226mmおよび0.18mmの皮下注射針を収容するように構成される。
図10は、延在または接続要素51に存在する開口部530を組み込んだ代替的な実施形態を示す。開口部530は、細長い形状を有するものとして、例えば、角が丸い長方形の開口部として、または楕円530として示される。細長い形状の開口部530の全ての実施形態において、その主軸は、基部構造31の半径方向に伸びる。細長い形状の開口部530(ここでは楕円)は、針の挿入が、目の角膜の縁からいくつかの異なる半径方向の距離であることを可能にする(すなわち、3.5mmまたは4.0mmで)。また、開口部は、円形の開口部であってもよい。
図6は、本発明に係る支持要素60の第3の実施形態を示す。この実施形態では、支持要素60は、2つの翼形状要素36、37の間を延在して接続し、目の角膜の縁から3.5mmの距離、すなわち支持要素50と同様に、外側の半径方向に測定された、基部構造31の内側環状端部40に関して3.5mmの距離を定める内側環状端部52を有する延在または接続要素51を含む。
この第3の実施形態では、支持要素60の延在または接続要素51は、内側環状端部52から開口し、基部構造31の半径方向に伸びるV字形の凹部61を含む。凹部61の谷または交差点62は、目の角膜の縁から4mmの距離、すなわち、外側の半径方向で測定された、基部構造31の内側環状端部40から4mmの距離を定める。
さらに、凹部61の谷または交差点62は、目の角膜の縁の端部に対して方向付けられた方向付け突起または点として機能する。そのような方向付け突起は、例えば、図7に示される本発明に係る支持要素70の第4の実施形態に示されるように、中空体35の半径方向の内側、すなわち基部構造31、すなわち内側環状端部40から内側に伸びる唇形(lip shaped)要素71として設計され得る。
例示の目的で、図8は、本発明の実施形態30、50、60、70を、翼形状要素36に対して正面で示す。部分的に破線80で、物質、すなわち液体を目10に投与するための挿入端81を有する皮下注射針または注射器が示される。距離rは、支持装置30、50、60、70が目10に配置されたときの目の縁からの投与距離を示す。例えば3.5mmまたは4mmの距離などである。距離dは、例えば4〜6mmの距離などの、基部構造31の下面82からの注入距離を示す。
図9は、本発明による支持要素90の第5の実施形態の上面図を示す。基部構造31は、4つの接線方向に間隔を空けられた基部構造部分31a、31b、31c、31dから形成される断続的な楕円形の構造を示す。基部構造31の中断された断続的な楕円形の構造のため、目10との接触面積は最小であり、その結果、患者は外傷および/または刺激に対して最適に保護される。
さらに、基部構造部分31a、31b、31c、31dの間に開放アクセス空間90a、90b、90cを作成することで、支持要素が目10の関心領域の大部分を覆い隠すことなく、目10の領域の視覚的な見渡しをより良くすることができる。
図9に示されるように、基部構造部分31a、31b、31c、31dは、異なる弧長を有し得る。同様に、開放アクセス空間90a、90b、90cは、異なるサイズを有し得る。しかしながら、基部構造部分31a、31b、31c、31dおよび/または開放アクセス空間90a、90b、90cは、例えば、同一の弧長を有してもよい。基部構造は、少なくとも3つの分離した基部構造部分から構成され得る。
基部構造31ならびに基部構造部分31a、31b、31c、31dは、円形状の構造を含み得る。
本発明に係る眼内投与装置の支持要素は、プラスチック材料、特に治療および医療目的に適したプラスチック材料から製造することができ、使い捨て装置として設計することができる。本発明に係る支持要素は、医療液体などの物質を、異なる寸法および設計を有する多種多様な皮下注射針、シリンジなどによって人間または動物の目に安全かつ確実に投与するのに適している。
本開示の実施形態はまた、従属請求項および/または上記実施形態およびそれぞれの独立請求項の任意の組み合わせであり得ることが理解されるべきである。
開示された例に対する他の変形は、図面、開示、および添付の特許請求の範囲の研究から、請求された開示を実施する際に当業者によって理解および達成され得る。特許請求の範囲において、「備える(comprising)」という用語は他の要素またはステップを除外せず、不定冠詞「a」または「an」は複数を除外しない。特定の測定値が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの測定値の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。請求項における参照符号は、その範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 皮下注射針を用いて例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するための眼内投与装置であって、
    前記目の上に配置されるように構成された支持要素を含み、前記支持要素は:
    前記目の上に配置するための楕円形の構造を有する基部構造と、
    前記目の角膜の縁から少なくとも1つの所定の距離での前記物質の投与を補助するための位置決め手段と、を含み、前記支持要素は:
    前記基部構造から横方向に伸びる直立周壁を定める中空体であって、前記直立壁は、前記基部構造から延在し、前記物質の投与および前記物質の前記投与の目視検査のために配置された開放アクセス部を含み、前記中空体は前記目のまぶたを広げるための広げ要素をさらに含み、前記広げ要素は、前記開放アクセス部の両側の前記中空体の長手方向において前記基部構造から半径方向に伸びる2つの間隔が空けられた翼形状要素を含む、中空体をさらに含む、眼内投与装置。
  2. 前記基部構造は、前記開放アクセス部に接続する前記基部構造の開口部を定める断続的な楕円形状を含み、前記位置決め手段は、少なくとも1つの投与位置を定める少なくとも1つのマーカー、特に、前記目の前記角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある第1および第2のマーカーを含む、請求項1に記載の眼内投与装置。
  3. 前記基部構造は、前記基部構造において細長い開口部、楕円形の開口部、または円形の開口部を含み、前記位置決め手段は、少なくとも1つの投与位置を定める少なくとも1つのマーカー、特に、前記目の前記角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある第1および第2のマーカーを含む、請求項1に記載の眼内投与装置。
  4. 前記位置決め手段は、前記楕円形の基部構造の中断部分に配置された延在部として定められる位置決め要素を含み、前記位置決め要素は、少なくとも1つの投与位置を定め、特に、前記位置決め要素は、前記目の前記角膜の縁からそれぞれ3.5mmおよび4mmの距離にある第1および第2の投与位置を定める、請求項1に記載の眼内投与装置。
  5. 前記位置決め要素は、前記目の前記角膜の縁から3.5mmの距離を定める内側環状端部と、前記目の前記角膜の縁から4mmの距離を定める前記基部構造の半径方向に伸びる凹部と、を含む環状形状の構造を有する、請求項4に記載の眼内投与装置。
  6. 前記凹部は、27、30、31および33ゲージの皮下注射針を収容するように配置される、請求項5に記載の眼内投与装置。
  7. 前記翼形状要素は、前記基部構造に向かってテーパ状を成す、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  8. 前記基部構造の近くの前記翼形状要素の半径方向の長さは、前記基部構造の外側環状端部で終端する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  9. 前記翼形状要素の長手方向の長さは、前記周壁の前記開放アクセス部の長手方向の長さに対応する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  10. 前記翼形状要素の長手方向の長さは、前記周壁の前記開放アクセス部の長手方向の長さを超える、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  11. 前記楕円形の基部構造は、円形の構造または環状形状の構造を有する、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  12. 前記基部構造の内側環状端部は、前記目の前記角膜の縁に対応する、請求項11に記載の眼内投与装置。
  13. 前記基部構造は、少なくとも3つの断続的な楕円形に方向付けられた支持要素部分から形成される、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
  14. 前記楕円形に方向付けられた支持要素部分は、前記基部構造の前記楕円形の構造に沿って等距離の位置に配置される、請求項12に記載の眼内投与装置。
  15. 前記支持要素は、前記目の前記角膜の端部に対して方向付けられるように少なくとも1つの方向付け突起を含む、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の眼内投与装置。
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