JP2021019563A - 縦型急速発酵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納物が収納された収納部22に十分な空気を供給することが可能な縦型急速発酵装置を提供する。【解決手段】縦型急速発酵装置20には、収納部22の底面に複数の気体噴出部が設けられているため、空気供給羽根40の位置にかかわらず、常に収納部22の下方側から収納部22の内部に空気を供給することができる。こうすることにより、収納部22に十分な空気を供給することができ、収納部22の上方から空気を供給する場合や空気供給羽根40のみで空気を供給する場合と比較して、より収納物に空気を混合しやすい。【選択図】図1

Description

本発明は、縦型急速発酵装置に関する。
従来、寒冷地の冬季においても夏場と同様に堆肥を生産することが可能な密閉縦型堆肥化装置が知られている。例えば、特許文献1では、発酵槽の全周に保温層を設け、加熱源から下部加熱ジャケットに加熱した空気を供給し、発酵槽内を暖め保温することにより堆肥を生産する密閉縦型堆肥化装置が記載されている。この密閉縦型堆肥化装置では、発酵槽の全周に保温層を設け発酵槽の底面もしくは底面を含んだ底部周辺の保温層の内側に加熱ジャケットを装備し加熱ジャケット内に加熱源で加熱した空気を循環させることにより底面もしくは底面を含んだ底部周辺の発酵槽内壁を介しての熱伝達により効率的に発酵槽内の内容物を加熱・保温する事により発酵を促進させることができる。
特開2004−345936号公報
一方で、発酵を促すためには、温度を保つだけでなく、発酵槽の内部に充填された充填物を空気に曝す必要があり、温度を保つだけでは、効率的な乾燥や発酵を促すことができないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、発酵槽の内部に十分な量の空気を供給することで、効率的な乾燥及び発酵を促すことを目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の縦型急速発酵装置は、
収納部に収納された収納物を撹拌する縦型急速発酵装置であって、
前記収納部に回転可能に設けられた主軸と、
前記主軸の回転に伴って回転する複数の撹拌羽根と、
を備え、
前記収納部の底面には、内部に気体を噴出する気体噴出孔を有する複数の気体噴出部が設けられていることを特徴とする、
ものである。
この縦型急速発酵装置では、収納部の底面に収納部の内部に気体を噴出する気体噴出孔を有する複数の気体噴出部が設けられているため、収納部の下方側から収納部の内部に気体を供給することができる。気体は収納部の下方側から供給されると、撹拌羽根の回転と同時に収納物に撹拌されることになるため、収納物と気体とをより均一に撹拌することができる。こうすることにより、例えば、収納物が堆肥等である場合には、収納物を好気環境におくことで、反応を促進することができる。また、底面から収容部の内部に気体を噴出することにより、収納物が流動床状態になるため、撹拌羽根で収納物を撹拌する際、撹拌の労力を低減することができる。
本発明の縦型急速発酵装置は、複数の通風孔を有し、前記主軸の回転に伴って回転する複数の撹拌羽根と、を備え、前記気体噴出孔は、前記撹拌羽根の回転方向側に設けられていることを特徴としてもよい。こうすることにより、撹拌羽根の回転に伴って収納物が撹拌羽根に押圧された際、気体噴出孔に侵入する可能性を未然に低減することができる。付言すると、撹拌羽根によって収納物が押圧され、気体噴出孔が詰まる可能性を未然に低減することができる。
本発明の縦型急速発酵装置において、前記通風孔から噴出される気体の流量は、前記気体噴出孔から噴出される気体の流量より大きいことを特徴としてもよい。このように、常に同じ位置である気体噴出孔から噴出される気体の流量より、回転移動する通風孔から噴出される気体の流量を大きくすることにより、全体として、より均一に近い気体を供給することができる。
本発明の縦型急速発酵装置において、前記気体噴出部は、リベット形状であって、リベット形状の頭部に相当する位置の側面に前記気体噴出孔を有し、前記リベット形状の一方端部に相当する位置に気体が導入される気体導入孔を有し、前記気体噴出孔と前記気体導入孔とが連通することを特徴としてもよい。こうすることにより、床面に設けられた孔にリベット形状の気体噴出部を挿入するという簡単な操作で、容易に取り付けることができる。
本発明の縦型急速発酵装置において、前記気体噴出孔の直径は、1ミリメートル以上10ミリメートル以下であることを特徴としてもよい。気体噴出孔の直径が1ミリメートル以上とすることで、十分な量の気体を導入することができる。また、気体噴出孔の直径が10ミリメートル以下とすることで、気体噴出孔に収納物が入り込んだり、収納物により詰まったりする可能性を未然に低減することができる。また、気体噴出孔の直径は、1ミリメートル以上5ミリメートル以下であってもよいし、2ミリメートル以上3ミリメートル以下であってもよい。気体噴出孔の直径を1ミリメートル以上とすることで、より十分な量の気体を導入することができ、気体噴出孔の直径を3ミリメートル以下とすることで、より気体噴出孔に収納物が入り込んだり、収納物により詰まったりする可能性を未然に低減することができる。
本発明の縦型急速発酵装置は、供給する気体の流量を変更可能な気体供給部と、前記収納部の内部温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段で検出した内部温度に基づいて前記気体供給部から供給される気体の流量を変更する制御手段と、を備えたことを特徴としてもよい。こうすることにより、収納部の内部温度に応じて気体供給部から供給される気体の流量を変更し、収納部の内部に導入する気体の量を調節することができる。加えて、気体噴出孔に導入する流量を定期的に高めることにより、気体噴出孔が詰まる可能性を未然に低減することができる。
図1は、縦型急速発酵装置20の構成の概略を示す側面側から見た説明図である。 図2は、撹拌羽根32の位置関係を説明するための説明図である。 図3は、縦型急速発酵装置20の電気的な接続を説明するためのブロック図である。 図4は、図1中、B部の拡大図である。 図5は、気体噴出部26の構成の概略を示す説明部である。 図6は、気体噴出部26の内部構造を示す断面図である。 図7は、図1中のA部拡大図である。 図8は、空気供給羽根40の構成の概略を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態の一例として、縦型急速発酵装置20について詳しく説明する。以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号を付す。
縦型急速発酵装置20は、図1及び図2に示すように、上方側に収納物を収納する収納部22と、収納部22の底面23を一部が貫通し、回転可能に設けられた主軸30と、主軸30の回転に伴って回転する三対の撹拌羽根32と、主軸30の回転に伴って回転する二対の空気供給羽根40と、が備えられており、収納部22の底面23には複数の気体噴出部26(図5参照)が一定の間隔で設けられている。この縦型急速発酵装置20では、図示しない駆動機構によって主軸30が時計回り方向(図2中、矢印の方向)に回転し、主軸30の回転に伴って撹拌羽根32、空気供給羽根40が回転し、収納部22に収納された収納物を撹拌する。このとき、収納部22の底面23に備えられた気体噴出部26、空気供給羽根40に設けられた通風孔46を介して気体供給部60から空気が供給されるため、収納物が撹拌される際、空気と共に撹拌される。こうすることにより、収納物全体に空気を供給することができるため、例えば、収納物が堆肥等である場合に、好気反応を促進することができる。こうすることにより、収納部22の内部に十分な空気を供給することができ、十分な発酵を促すことができる。
また、収納部22には、図3に示すように、収納部22の内部温度を検出する温度検出手段として温度センサ24が設けられており、制御手段70と電気的に接続されている。この制御手段70は、気体供給部60と電気的に接続されており、温度センサ24から送られる内部温度に関する情報に基づいて気体供給部60から供給される気体の流量を調節する。例えば、収納物が堆肥等である場合、収納部22の内部温度を検出することで堆肥の状態を知る目安となるため、堆肥の状態にあわせて供給される空気量を調節することで、堆肥の発酵状態をコントロールすることができる。なお、図3は、縦型急速発酵装置20の電気的な接続を説明するための説明図である。
気体噴出部26は、図4に示すように、収納部22の底部に所定の間隔で備えられており、気体供給部60から連接部材50を介して供給された空気を収納部22の内部に導入する。こうすることにより、回転する空気供給羽根40から遠い位置に対しても、定常的に空気を供給することができる。この気体噴出部26は、図5に示すように、略円柱形状の胴部26bと胴部26bの他方端部側に設けられ、胴部26bよりも長い径からなる頭部26aが連接する略リベット形状を有する部材である。また、気体噴出部26は、収納部22の底面23に所定の間隔で複数設けられており、気体供給部60と連接する連接部材50(例えば、チューブ等)で連接されており、気体供給部60から供給された空気を収納部22の内部に供給する。具体的には、収納部22の底面23に設けられた貫通孔に気体噴出部26の胴部26bを挿入し、収納部22の底面23を貫通した一方端部を気体供給部60と連接する連接部材50と接続することで、気体供給部60と気体噴出部26とを接続し、気体供給部60から供給された空気を収納部22の内部に供給することができる。このとき、気体噴出部26は、図6に示すように、頭部26aの側面に気体を噴出する気体噴出孔28を有し、胴部26bの一方端部側に設けられた気体導入孔29と内部で連接しているため、気体供給部60から気体導入孔29に供給された空気が、気体噴出部26の内部を経て、気体噴出部26から噴出され、収納部22の内部に供給される。
気体噴出部26が収納部22の床面に設けられる際、空気供給羽根40が回転する際の回転方向側に気体噴出孔28の開口部が位置する向き(図2中矢印の向き)に気体噴出部26は設けられている。こうすることにより、空気供給羽根40が回転した際に収納物が気体噴出孔28の開口部に押圧され、気体噴出孔28に収納物が詰まる可能性を未然に低減することができる。また、気体噴出孔28の直径は、1ミリメートル以上10ミリメートル以下であることが好ましく、1ミリメートル以上5ミリメートル以下であることがより好ましく、2ミリメートル以上3ミリメートル以下とすることが更に好ましい。気体噴出孔28の直径を1ミリメートル以上とすることで、収納部22の内部に高い圧力をかけることなく、十分な量の空気を供給することができるため好ましく、気体噴出孔28の直径が5ミリメートル以下とすることで、収納物が気体噴出孔28に侵入したり、気体噴出孔28を閉塞したりする可能性を未然に低減することができる。また、気体噴出孔28の直径を2ミリメートル以上とすることで、収納部22の内部に高い圧力をかけることなく、より十分な量の空気を供給することができるため好ましく、気体噴出孔28の直径が3ミリメートル以下とすることで、収納物が気体噴出孔28に侵入したり、気体噴出孔28を閉塞したりする可能性を未然により低減することができるため好ましい。なお、気体噴出孔28の直径は、収納物の種類に応じて、適宜変更してもよい。
主軸30は、図1及び図2に示すように、上方側から第一撹拌羽根32a、第二撹拌羽根32b、第三撹拌羽根32c、第四撹拌羽根32d、第一空気供給羽根40a、第二空気供給羽根40b、第五撹拌羽根32e、第六撹拌羽根32f、第三空気供給羽根40c、第四空気供給羽根40dの順番に設けられた中空の翼状部材である。また、主軸30の中空部34は、気体供給部60と連接部材50で連接されており、気体供給部60から空気が供給される。なお、図示しない駆動機構が主軸30の下方側に設けられており、この駆動機構によって主軸30は回転可能である。また、羽根の数、位置は、内容物により変更しても良い。
第一撹拌羽根32a、第二撹拌羽根32b、第三撹拌羽根32c、第四撹拌羽根32d、第五撹拌羽根32e及び第六撹拌羽根32f(以下、「撹拌羽根32」とも言う。)は、主軸30の回転方向側に上方が傾斜する傾斜面を有する断面が略三角形状の羽根部材であり、撹拌羽根32が収納物に埋まった状態で回転すると、この傾斜面に沿って上方向に収納物を押圧する。収納物は重力によって下方向に力がかかっているため、撹拌羽根32で上方向に力を加えながら撹拌することで、収納物が重力によって押し固められる可能性を未然に低減することができる。言い換えると、撹拌羽根32を回転する際の労力を低減することができる。
第一空気供給羽根40a、第二空気供給羽根40b、第三空気供給羽根40c及び第四空気供給羽根40d(以下、「空気供給羽根40」とも言う。)は、図8に示すように、主軸30の回転方向側に上方が傾斜する傾斜面42を有する断面が略直角三角形形状の羽根部材であり、撹拌羽根32と同一の長さの羽根である。また、表面に位置する板状部材がそれぞれ溶接されることにより中空に形成されており、主軸の回転方向に対して後ろ側に複数の通風孔46が設けられている。また、空気供給羽根40の一端側は主軸30の側面に溶接されており、主軸30の側面に設けられた通風口44を介して、主軸30の中空部34と空気供給羽根40の内部(中空部)とが連接されており(図7参照)、中空部34に供給された空気が通風口44を介して空気供給羽根40の内部に供給される。そして、空気供給羽根40の内部に供給された空気は、複数の通風孔46を介して収納部22の内部に供給される。このとき、通風孔46が空気供給羽根40の回転方向に対して後方側に設けられているため、空気供給羽根40の回転に伴って、収納部22に収納された収納物が通風孔46を通って空気供給羽根40の内部に侵入する可能性を未然に低減することができる。また、空気供給羽根40の回転方向に対して後方側は、空気供給羽根40の回転の際に収納部22に収納された収納物が撹拌された直後であるため、収納物が撹拌された状態であり、収納物と収納物との間に空気を供給しやすい。なお、ここで、図7は、図1中のA部を拡大する拡大図であり、図8は、空気供給羽根40の後方側及び断面を示す説明図である。
また、図2に示すように、第一撹拌羽根32aと第二撹拌羽根32b、第三撹拌羽根32cと第四撹拌羽根32d、第五撹拌羽根32eと第六撹拌羽根32f、第一空気供給羽根40aと第二空気供給羽根40b、第三空気供給羽根40cと第四空気供給羽根40dは、それぞれ主軸30の対向する位置にそれぞれ対に設けられており、第一撹拌羽根32aは、上面視した際、第三撹拌羽根32cよりも回転方向(時計回り方向)に主軸30を中心として約30°回転した位置に設けられている。同様に、第三撹拌羽根32cは、第一空気供給羽根40aよりも回転方向に主軸30を中心として約30°回転した位置に、第一空気供給羽根40aは、第五撹拌羽根32eよりも回転方向に主軸30を中心として約30°回転した位置に、第五撹拌羽根32eは、第三空気供給羽根40cよりも回転方向に主軸30を中心として約30°回転した位置に、それぞれ設けられている。こうすることにより、所定の間隔毎に配置されることになるため、主軸30の回転に伴って、収納部22に収納された収納物を均一に撹拌することができる。なお、撹拌羽根32及び空気供給羽根40の位置や数、設置角度は一例であり、空気供給羽根40に設けられた通風孔46の位置や数も一例である。これらは、収納物に応じて適宜変更しても良い。
気体供給部60は、公知のエアーポンプである。この気体供給部60は、主軸30の中空部34の下方側及び気体導入孔29に連接部材50(図5参照)を介して接続されており、主軸30の中空部34及び気体噴出部26に空気を供給する。なお、気体供給部60から供給される空気の圧力は0.2kg/cmから3kg/cmが好ましい。0.2kg/cmより圧力を高くすることにより、収納部22に十分な空気を供給することができる。また、3kg/cmより圧力を低くすることにより、過剰供給される可能性を未然に低減することができる。
制御手段70は、図3に示すように、CPU71を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種プログラムが記憶されたROM72と、温度センサ24から出力された温度情報等を一時的に記憶するRAM73と、制御手段70に設けられた各種回路等と通信を可能とするインタフェイス74(以下、「I/F74」という。)と、を備え、これらはバス75を介して互いに信号のやりとりが可能なように接続されている。この制御手段70は、温度センサ24から出力された温度情報に基づいて気体供給部60から供給される気体の流量及び気体の供給先を制御する。具体的には、空気供給羽根40又は気体噴出部26のいずれか一方にのみ気体を供給しても良いし、両方に供給しても良い。また、空気供給羽根40と気体噴出部26の両方に同一の流量で気体を供給しても良いし、いずれか一方の流量が大きくなるように供給しても良い。こうすることにより、収納部22の内部の温度に基づいて気体供給部60から供給される気体の流量を制御することができる。収納部22の内部の温度は、収納物の発酵状態に応じて変化するため、例えば、気体噴出部26からのみ気体を供給することで、発酵する環境を長時間維持したり、気体噴出部26に加え空気供給羽根40からも気体を供給することで余分な水分の蒸発を促したりすることができる。加えて、例えば、気体噴出部26や空気供給羽根40に供給される空気の流量を、定期的に多くすることで、気体噴出孔28や通風孔46に収納物が詰まる可能性を未然に低減することができる。
以上詳述した本実施の形態の縦型急速発酵装置20によれば、収納部22の底面に複数の気体噴出部26が設けられているため、空気供給羽根40の位置にかかわらず、常に収納部22の下方側から収納部22の内部に空気を供給することができる。こうすることにより、収納部22の上方から空気を供給する場合と比較して、より収納物に空気を混合しやすい。
また、気体噴出部26に設けられた気体噴出孔28は、撹拌羽根32の進行方向側に設けられているため、撹拌羽根32の回転に伴って収納物が押圧された場合であっても、収納物が気体噴出孔28の内部に侵入したり、気体噴出孔28を閉塞したりする可能性を未然に低減することができる。
更に、気体噴出部26は、略リベット形状の頭部26aに気体噴出孔28が設けられており、胴部26bの一方端部側に気体導入孔29が設けられており、気体噴出孔28と気体導入孔29とが連接しているため、床面に設けられた貫通孔に気体噴出部26を挿入し、気体導入孔29と気体供給部60とを接続することにより、容易に気体供給部60から供給される気体を収納部22内に供給することができる。
更にまた、気体噴出孔28の直径は、1ミリメートル以上10ミリメートル以下であることが好ましい。気体噴出孔28の直径が1ミリメートル以上とすることで、十分な量の気体を導入することができ、また、気体噴出孔28の直径が10ミリメートル以下とすることで、気体噴出孔28に収納物が入り込んだり、収納物により詰まったりする可能性を未然に低減することができる。
そして、収納部22には、温度センサ24が設けられており、温度センサ24から出力された温度情報に基づいて気体供給部60から供給される気体の流量を制御手段70が制御することにより、収納部22の内部の温度に応じた量の気体を収納部22に供給することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、気体噴出部26に設けられた気体噴出孔28は、撹拌羽根32の進行方向側に設けられているものとしたが、撹拌羽根32の進行方向と反対側以外の方向であれば、進行方向側以外の方向を向いているものであってもよい。この場合であっても、撹拌羽根32の回転に伴って収納物が気体噴出孔28に侵入したり、気体噴出孔28を閉塞させたりする可能性を未然に低減することができる。
上述した実施の形態では、気体供給部60は略リベット形状であるものとしたが、この形状に限定されるものではなく、収納部22の内部に気体を供給できる形であれば、種々の形態を採用しても良い。
上述した実施の形態では、主軸30は、時計回り方向に回転するものとしたが、反時計回り方向に回転しても良い。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態で示すように、サイロ分野、特に、縦型急速発酵装置として利用することができる。
20…縦型急速発酵装置、22…収納部、23…底面、24…温度センサ、26…気体噴出部、26a…頭部、26b…胴部、28…気体噴出孔、29…気体導入孔、30…主軸、32…撹拌羽根、32a…第一撹拌羽根、32b…第二撹拌羽根、32c…第三撹拌羽根、32d…第四撹拌羽根、32e…第五撹拌羽根、32f…第六撹拌羽根、34…中空部、40…空気供給羽根、40a…第一空気供給羽根、40b…第二空気供給羽根、40c…第三空気供給羽根、40d…第四空気供給羽根、42…傾斜面、44…通風口、46…通風孔、50…連接部材、60…気体供給部、70…制御手段、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74…インタフェイス、75…バス。

Claims (6)

  1. 収納部に収納された収納物を撹拌する縦型急速発酵装置であって、
    前記収納部に回転可能に設けられた主軸と、
    前記主軸の回転に伴って回転する複数の撹拌羽根と、
    を備え、
    前記収納部の底面には、内部に気体を噴出する気体噴出孔を有する複数の気体噴出部が設けられていることを特徴とする、
    縦型急速発酵装置。
  2. 請求項1に記載の縦型急速発酵装置であって、
    複数の通風孔を有し、前記主軸の回転に伴って回転する複数の撹拌羽根と、
    を備え、
    前記気体噴出孔は、前記撹拌羽根の回転方向側に設けられていることを特徴とする、
    縦型急速発酵装置。
  3. 前記通風孔から噴出される気体の流量は、前記気体噴出孔から噴出される気体の流量より大きいことを特徴とする、
    請求項2に記載の縦型急速発酵装置。
  4. 前記気体噴出部は、リベット形状であって、前記リベット形状の頭部に相当する位置の側面に前記気体噴出孔を有し、前記リベット形状の一方端部に相当する位置に気体が導入される気体導入孔を有し、前記気体噴出孔と前記気体導入孔とが連通することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の縦型急速発酵装置。
  5. 前記気体噴出孔の直径は、1ミリメートル以上5ミリメートル以下であることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の縦型急速発酵装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の縦型急速発酵装置であって、
    供給する気体の流量を変更可能な気体供給部と、
    前記収納部の内部温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段で検出した内部温度に基づいて前記気体供給部から供給される気体の流量を変更する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、
    縦型急速発酵装置。
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