JP2021019258A - 色検証装置、色検証方法及びプログラム - Google Patents

色検証装置、色検証方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色検証に求められる精度で、環境に応じた適切な色検証を行う。【解決手段】色検証装置は、プリンターに対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを「ターゲット」欄72に表示させ、表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける。色検証装置は、一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、プリンターに印刷させるウェッジの選択を受け付け、選択されたターゲットプロファイル及び選択されたウェッジを色目標設定として設定する。色検証装置は、設定された色目標設定に基づいて、プリンターの色検証を行う。【選択図】図22

Description

本発明は、色検証装置、色検証方法及びプログラムに関する。
プリントショップにおいてパンフレット、カレンダー、ポスター等の商業印刷を行う場合、印刷を実行する前に、専門家(色合わせ管理者)による色合わせが行われる。具体的には、色合わせ管理者が、印刷データのサンプルを印刷して色味を確認し、トーンカーブ調整等の色調整を行う。サンプルの確認とそれに基づく色調整が繰り返し行われ、所望の色味が得られると、印刷ジョブを実行可能な状態になる。
商業印刷においては、色再現性について厳しい基準が求められるため、印刷を実行しながら所定のタイミング(例えば、2時間間隔ごとや1000部ごと等)で色検証(カラーバリデーション)を行う。色検証を行うために、印刷ジョブ実行前の色合わせにおいて所望の色味が得られた際に、その時点での画像形成装置(プリンター)の色再現性を示すカスタムプロファイルを作成しておく。そして、色検証を行う際に、所定のウェッジ(パッチ群)を印刷して測色した値とカスタムプロファイルとから所望の色味が維持されているかを検証するという運用が一般的になされている。
また、最新のターゲットプロファイルデータが入手できない場合、過去のターゲットプロファイルデータを使用して色検証を行い、最新のターゲットプロファイルデータが入手できたときに、再度過去に測色した測色値に対して、最新のターゲットプロファイルデータを使用して色検証を行う画像処理システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−287660号公報
ところで、商業印刷では、厳しい色再現基準を満たしつつ、短時間で大量部数の印刷が求められることがあり、そのような場合、同一の印刷ジョブを複数のプリンターに分散して実行することになる。複数のプリンターは、同一の拠点に設置される場合もあるし、異なる拠点に設置される場合もある。複数のプリンター間の色再現性のバラツキを管理するために、前述した色検証の運用を適用すると、色合わせ管理者が色味調整を行ったプリンター(基準プリンター)のカスタムプロファイルに基づいて複数のプリンターのそれぞれについて色検証を行うことが考えられる。
しかし、拠点ごとに環境(温度、湿度等)の違いがあり、プリンターごとに色再現の安定性も異なるため、カスタムプロファイル等にて色再現領域の全てを検査すると、印刷ジョブに対しては色が合っているにもかかわらず、印刷ジョブが影響ない部分で色変動を検知してしまう等、色検証に対して求められる精度や運用の面で限界があった。
また、同一の印刷ジョブを複数のプリンターに分散して実行する場合に限らず、特性の異なるプリンターについて色検証を行う場合、異なる環境に設置されたプリンターについて色検証を行う場合、色合わせを行う人と異なる人が色検証を行う可能性がある場合、色合わせを行ってからある程度の時間が経過した後に色検証を行う可能性がある場合においても、求められる精度で適切な色検証を行うことは難しく、同一の印刷ジョブを複数のプリンターに分散して実行する場合と共通する問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、色検証に求められる精度で、環境に応じた適切な色検証を行うことを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置と通信可能な色検証装置であって、制御部を備え、前記制御部は、前記画像形成装置に第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第1測色情報を取得し、前記取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成し、前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させ、前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付け、前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定し、前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う。
請求項2に記載の発明は、画像形成装置と通信可能な色検証装置であって、制御部を備え、前記制御部は、前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させ、前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付け、前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定し、前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の色検証装置において、前記制御部は、前記色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、当該設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報を取得し、前記画像形成装置に前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第2測色情報を取得し、前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報と前記第2測色情報とに基づいて前記画像形成装置の色検証を行い、前記色検証を行う際に用いる色目標設定にターゲットプロファイル及び第2ウェッジが設定されている場合に、当該設定されているターゲットプロファイル及び第2ウェッジに基づいて当該第2ウェッジに対応する色情報を取得し、前記画像形成装置に前記設定されている第2ウェッジを印刷させ、当該印刷された第2ウェッジについての第3測色情報を取得し、前記色情報と前記第3測色情報とに基づいて前記画像形成装置の色検証を行う。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の色検証装置において、前記制御部は、前記色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、前記画像形成装置に印刷させるウェッジとして、前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジ以外の選択肢の選択を禁止する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の色検証装置において、前記ターゲットプロファイルは、プリセットターゲットプロファイル及び/又はカスタムターゲットプロファイルである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の色検証装置において、前記制御部は、前記色検証のためのターゲットの選択を受け付けるための領域に対する操作に応じて、前記少なくとも一つのターゲットプロファイル及び前記少なくとも一つの色検証用ターゲットの選択肢をドロップダウンメニューとして表示させ、前記ドロップダウンメニューにおいて、各選択肢をターゲットプロファイルと色検証用ターゲットのグループに分けて表示させる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の色検証装置において、前記ターゲットプロファイルの選択肢を表示するための領域の大きさと、前記色検証用ターゲットの選択肢を表示するための領域の大きさがそれぞれ予め定められており、前記制御部は、ターゲットプロファイルと色検証用ターゲットの各グループに対し、当該グループに属する選択肢が当該グループに対応する領域に表示しきれない場合に、スクロールバーを表示させる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の色検証装置において、前記色検証装置は、当該色検証装置と同様の機能を有する他の色検証装置と通信可能であって、色検証用ターゲットを前記他の色検証装置と共用する。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の色検証装置において、前記制御部は、色検証のためのターゲットを作成する際に、印刷するチャートの選択肢として、プロファイル作成用チャート及び前記第1ウェッジを前記表示部に表示させ、前記表示されたプロファイル作成用チャート及び前記第1ウェッジの中から一のチャートの選択を受け付け、前記一のチャートとして前記第1ウェッジが選択された場合に、前記画像形成装置に前記選択された第1ウェッジを印刷させ、前記印刷された第1ウェッジについての前記第1測色情報を取得し、前記取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成する。
請求項10に記載の発明は、画像形成装置と通信可能な色検証装置の制御部が実行する色検証方法であって、前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させる工程と、前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける工程と、前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定する工程と、前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う工程と、を含む。
請求項11に記載の発明は、画像形成装置と通信可能な色検証装置のコンピューターに、前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させる工程と、前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける工程と、前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定する工程と、前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う工程と、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、色検証に求められる精度で、環境に応じた適切な色検証を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における色管理システムのシステム構成例である。 色検証装置の機能的構成を示すブロック図である。 測色器テーブルのデータ構成を示す図である。 測色条件テーブルのデータ構成を示す図である。 プリンターテーブルのデータ構成を示す図である。 ウェッジテーブルのデータ構成を示す図である。 ウェッジパッチ値テーブルのデータ構成を示す図である。 色検証用ターゲットテーブルのデータ構成を示す図である。 色検証用ターゲットの目標値管理テーブルのデータ構成を示す図である。 色目標設定テーブルのデータ構成を示す図である。 トラッキングテーブルのデータ構成を示す図である。 ターゲット設定画面の例である。 ターゲット作成画面の例である。 ターゲット作成処理を示すフローチャートである。 プロファイルチャートとウェッジチャートの選択肢が表示されたターゲット作成画面の例である。 ウェッジチャートが選択された場合のターゲット作成画面の一部を示す図である。 測色結果が表示されたターゲット作成画面の例である。 プロファイルチャートが選択された場合のターゲット作成画面の一部を示す図である。 ターゲット編集画面の例である。 色目標設定作成画面の例である。 色目標設定作成処理を示すフローチャートである。 ターゲットプロファイルと色検証用ターゲットの選択肢が表示された色目標設定作成画面の例である。 トラッキング作成処理を示すフローチャートである。 トラッキング設定画面の例である。 トラッキング作成画面の例である。 ダッシュボード画面の例である。 色検証実行処理を示すフローチャートである。 色検証画面の例である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1に、第1の実施の形態における色管理システム100のシステム構成例を示す。色管理システム100は、色検証装置10と、測色器20と、複数の画像形成装置としてのプリンター30と、を備えており、プリントショップ(色検証装置10を利用する顧客会社)等に設置されている。色検証装置10と各プリンター30とは、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。また、色検証装置10と測色器20とは、USBケーブル又は通信ネットワークNを介して接続されている。
色検証装置10は、各プリンター30により印刷される画像の色検証を行う。色検証装置10には、色検証を行うためのソフトウェアプログラムと、各プリンター30によって印刷するためのプリンタードライバー、測色器20と通信するためのデバイスドライバー等がインストールされている。
測色器20は、プリンター30によって印刷されたチャートやウェッジに含まれるパッチ群の色を測定し、測色値(L値等)を出力する。ウェッジは、色検証用の画像であり、複数の色のパッチにより構成される。なお、測色器20として、複数種類の測色器を使用可能となっている。
各プリンター30は、色検証の対象となる画像形成装置であり、プリンターコントローラーとプリントエンジンにより構成される。各プリンター30は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画像データに基づいて、用紙上に画像を印刷する。
ここでは、色検証を行う色検証装置10と測色器20とが接続されている例について説明するが、各プリンター30に測色可能なデバイスが接続され、プリンター30側(プリンター30内の印刷後の搬送経路に設けられたインライン測色装置等)にて印刷された用紙が測色され、測色された測色値が通信ネットワークNを介して、色検証を行うための色検証装置10に送信される構成でもよい。
図2は、色検証装置10の機能的構成を示すブロック図である。色検証装置10は、制御部11と、表示部12と、操作部13と、測色データ受信部14と、通信部15と、記憶部16と、を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B及びRAM(Random Access Memory)11C等から構成され、色検証装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU11Aは、ROM11Bに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM11Cに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
操作部13は、カーソルキー、文字・数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。また、操作部13が、表示部12に積層されたタッチパネルにより構成される場合には、操作者の指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部11に出力する。
測色データ受信部14は、測色器20から測色値(L値等)のデータを受信する。
通信部15は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部15は、色検証の対象となるプリンター30にウェッジチャートやプロファイル作成用チャートのデータを送信する。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。記憶部16には、測色器テーブルT1、測色条件テーブルT2、プリンターテーブルT3、ウェッジテーブルT4、ウェッジパッチ値テーブルT5、色検証用ターゲットテーブルT6、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7、色目標設定テーブルT8、トラッキングテーブルT9等が記憶されている。
図3に、測色器テーブルT1のデータ構成を示す。測色器テーブルT1には、色管理システム100で使用される測色器20ごとに、測色器ID、測色器(機種名、名称)が対応付けられて格納されている。測色器IDは、各測色器20を識別するための識別情報である。
図4に、測色条件テーブルT2のデータ構成を示す。測色条件テーブルT2には、測色条件ID、測色条件(光源、視野角、バッキング等)が対応付けられて格納されている。測色条件IDは、各測色条件を識別するための識別情報である。
図5に、プリンターテーブルT3のデータ構成を示す。プリンターテーブルT3には、色管理システム100に登録されているプリンター30ごとに、プリンターID、プリンター名、シリアル番号が対応付けられて格納されている。プリンターIDは、各プリンター30を識別するための識別情報である。プリンター名、シリアル番号は、それぞれ、プリンター30の名称、シリアル番号である。
図6に、ウェッジテーブルT4のデータ構成を示す。ウェッジテーブルT4には、ウェッジごとに、ウェッジID、ウェッジ名、カスタムウェッジか否か(TRUE/FALSE)、各検証項目を検証可能か否か(TRUE/FALSE)が対応付けられて格納されている。ウェッジIDは、各ウェッジを識別するための識別情報である。ウェッジ名は、ウェッジの名称である。検証項目「Delta E Paper」は、紙白部分のΔEである。検証項目「Delta E Max. Primaries」は、CMY単色(1次色)におけるΔEの最大値である。検証項目「Delta Ch Max. CMY Gray」は、CMYで構成されるグレーにおけるΔChの最大値である。検証項目「Delta Ch Ave. CMY Gray」は、CMYで構成されるグレーにおけるΔChの平均値である。
図7に、ウェッジパッチ値テーブルT5のデータ構成を示す。ウェッジパッチ値テーブルT5には、ウェッジIDで特定されるウェッジごとに、当該ウェッジに含まれる各パッチのパッチID、C値、M値、Y値、K値が対応付けられて格納されている。パッチIDは、ウェッジ内の各パッチを識別するための識別情報である。
図8に、色検証用ターゲットテーブルT6のデータ構成を示す。色検証用ターゲットテーブルT6には、作成された色検証用ターゲットごとに、色検証用ターゲットID、パッチ数、色検証用ターゲット名、ウェッジID、CVTウェッジID、測色器ID、測色条件ID、作成日、作成時刻、作成プリンターID、作成プリンター名、ジョブ名、コメント、調整ユーザー名が対応付けられて格納されている。
色検証用ターゲットIDは、色検証用ターゲットを特定管理するためのユニークなIDである。
パッチ数は、色検証用ターゲットの作成時に測色したウェッジに含まれるパッチの数である。
色検証用ターゲット名は、色検証用ターゲットの名称である。
ウェッジIDは、色検証用ターゲットの作成時に使用したウェッジに対応するウェッジIDである。
CVTウェッジIDは、色検証用ターゲット(CVT:Color Validation Target)の作成時に使用したウェッジ内の各パッチの測色結果(色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7(図9参照)における目標値)と対応付けるためのIDである。
測色器IDは、色検証用ターゲットの作成時に使用した測色器20に対応する測色器IDである。
測色条件ID、は、色検証用ターゲットの作成時に使用した測色条件に対応する測色条件IDである。
作成日、作成時刻は、それぞれ、色検証用ターゲットが作成された日付、時刻である。
作成プリンターID、作成プリンター名は、それぞれ、色検証用ターゲットの作成時に使用したプリンター30のプリンターID、名称である。
ジョブ名は、印刷ジョブを選択して色検証用ターゲットを作成した場合の印刷ジョブを示す情報である。
コメントは、色検証用ターゲットの作成時に入力されたコメントである。
調整ユーザー名は、色検証用ターゲットの作成前に色調整(色合わせ)を行ったユーザー名を示す情報である。
図9に、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7のデータ構成を示す。色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7には、色検証用ターゲットに対応するCVTウェッジIDごとに、ウェッジに含まれるパッチの数分のレコードが記録され、パッチごとに、パッチID、C値、M値、Y値、K値、変換後のC値、変換後のM値、変換後のY値、変換後のK値、L値、a値、b値が対応付けられて格納される。
パッチIDは、色検証用ターゲットの作成時に測色したウェッジに含まれる各パッチのパッチIDである。
C値、M値、Y値、K値は、各パッチのCMYK値であり、ウェッジパッチ値テーブルT5において定められている値と同じ値である。
変換後のC値、変換後のM値、変換後のY値、変換後のK値は、各パッチのCMYK値を印刷ジョブの色域に応じて変換した後のCMYK値である。なお、色検証用ターゲットの作成時に印刷ジョブを選択しない場合には、変換後のC値、変換後のM値、変換後のY値、変換後のK値の値はない。
値、a値、b値は、各パッチの測色値であり、ターゲットとして色検証用ターゲットを用いる際に目標値となる値である。
図10に、色目標設定テーブルT8のデータ構成を示す。色目標設定テーブルT8には、色目標設定ごとに、色目標設定ID、色目標設定名、ターゲットタイプ、色検証用ターゲットID、ターゲットプロファイルID、ウェッジID、測色器ID、測色条件ID、検証タイプ、検証項目1、許容値1、検証項目2、許容値2、検証項目3、許容値3、検証項目4、許容値4、DLP CMYKレンダリングインテントID、DLP RGBソースプロファイルID、RGBレンダリングインテントID、プロファイルチャートIDが対応付けられて格納される。
色目標設定IDは、各色目標設定を識別するための識別情報である。
色目標設定名は、各色目標設定の名称である。
ターゲットタイプは、色目標設定により設定されたターゲットが色検証用ターゲット(CVT)であるか、カスタムターゲットプロファイル(CTP)であるか、プリセットターゲットプロファイル(PTP)であるかを示す情報である。カスタムターゲットプロファイルは、ユーザーが作成又はインポートしたターゲットプロファイルである。プリセットターゲットプロファイルは、規格で決められたターゲットプロファイル等、予め用意されているプロファイルである。
色検証用ターゲットIDは、ターゲットに設定された色検証用ターゲットに対応する色検証用ターゲットIDであり、ターゲットタイプが「CVT」である場合に値を有する。
ターゲットプロファイルIDは、ターゲットに設定されたターゲットプロファイルに対応するターゲットプロファイルIDであり、ターゲットタイプが「CTP」又は「PTP」である場合に値を有する。
ウェッジIDは、色目標設定として設定されたウェッジに対応するウェッジIDである。色目標設定により設定されたターゲットが色検証用ターゲットである場合には、この色検証用ターゲットが作成された際に使用されたウェッジに対応するウェッジIDが「ウェッジID」フィールドに格納される。色目標設定により設定されたターゲットがターゲットプロファイルである場合には、色目標設定の作成時に選択されたウェッジに対応するウェッジIDが「ウェッジID」フィールドに格納される。
測色器IDは、色目標設定として設定された測色器20に対応する測色器IDである。
測色条件IDは、色目標設定として設定された測色条件に対応する測色条件IDである。
検証タイプは、色目標設定として設定された検証タイプである。
検証項目1〜4は、色検証において検証される項目である。
許容値1〜4は、対応する検証項目(同じ数字が付されている検証項目)について色検証を行う際の許容値である。なお、検証項目及び許容値の数は、変更可能である。
DLP CMYKレンダリングインテントIDは、デバイスリンクプロファイルの作成時のCMYKレンダリングインテントに対応する識別情報である。具体的には、DLP CMYKレンダリングインテントIDとして、1:Perceptual(image)、2:Relative colorimetric、3:Absolute colorimetric、4:Media relativeと定められている。
DLP RGBソースプロファイルIDは、デバイスリンクプロファイルの作成時のRGBソースプロファイルに対応する識別情報である。具体的には、DLP RGBソースプロファイルIDとして、1:AdobeRGB1998、2:ECI-RGB.V1.0、3:eciRGB_v2、4:SRGBと定められている。
RGBレンダリングインテントIDは、デバイスリンクプロファイルの作成時のRGBレンダリングインテントに対応する識別情報である。具体的には、RGBレンダリングインテントIDは、1:Perceptual(image)、2:Relative colorimetric、3:Absolute colorimetricと定められている。
プロファイルチャートIDは、デバイスリンクプロファイルの作成時のプロファイルチャートに対応する識別情報である。具体的には、プロファイルチャートIDは、1:ECI2002 CMYK、2:TC8.7-4、3:TC1617、4:TC3.5と定められている。
図11に、トラッキングテーブルT9のデータ構成を示す。トラッキングテーブルT9は、色目標設定とプリンター30との対応関係(トラッキング)を示すテーブルである。トラッキングテーブルT9には、トラッキングごとに、トラッキングID、トラッキング名、色目標設定ID、ブランチ、プリンターIDが対応付けられて格納される。
トラッキングIDは、各トラッキングを識別するための識別情報である。
トラッキング名は、各トラッキングの名称である。
色目標設定IDは、トラッキングで設定された色目標設定に対応する色目標設定IDである。
ブランチは、各プリンター30を複数の拠点・配置箇所でグループ分けした場合の、プリンター30が属するグループ(ブランチ)を示す情報である。「ブランチ」フィールドには、トラッキングで設定されたプリンター30が属するブランチが格納される。
プリンターIDは、トラッキングで設定されたプリンター30に対応するプリンターIDである。
制御部11は、プリンター30に第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第1測色情報を取得し、取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成する。
具体的には、制御部11は、色検証のためのターゲットを作成する際に、印刷するチャートの選択肢として、プロファイル作成用チャート(プロファイルチャートともいう。)及び第1ウェッジ(コントロールウェッジ)を表示部12に表示させる。プロファイル作成用チャートには、標準(ISO等)で決められたものと、カスタムで作られるものがある。プロファイル作成用チャートは、プロファイルを作成できる程度の数(1000以上)のパッチを含む。また、コントロールウェッジには、標準(ISO等)で決められたものと、カスタムで作られるものがある。コントロールウェッジのパッチの数(100以下)は、プロファイル作成用チャートよりも少ない
制御部11は、表示されたプロファイル作成用チャート及び第1ウェッジの中から一のチャートの選択を受け付ける。
制御部11は、一のチャートとして第1ウェッジが選択された場合に、プリンター30に選択された第1ウェッジを印刷させ、印刷された第1ウェッジについての第1測色情報を取得し、取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成する。
制御部11は、プリンター30に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部12に表示させる。
制御部11は、色検証のためのターゲットの選択を受け付けるための領域に対する操作に応じて、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットの選択肢をドロップダウンメニューとして表示させ、ドロップダウンメニューにおいて、各選択肢をターゲットプロファイルと色検証用ターゲットのグループに分けて表示させる。
ターゲットプロファイルの選択肢を表示するための領域の大きさと、色検証用ターゲットの選択肢を表示するための領域の大きさは、それぞれ予め定められている。
制御部11は、ターゲットプロファイルと色検証用ターゲットの各グループに対し、当該グループに属する選択肢が当該グループに対応する領域に表示しきれない場合に、スクロールバーを表示させる。
制御部11は、表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける。
一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定する。
一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、プリンター30に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、選択されたターゲットプロファイル及び選択された第2ウェッジを色目標設定として設定する。
制御部11は、設定された色目標設定に基づいて、プリンター30の色検証を行う。
具体的には、制御部11は、色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、当該設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報を取得し、プリンター30に、色目標設定に設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第2測色情報を取得し、設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報と第2測色情報とに基づいてプリンター30の色検証を行う。
制御部11は、色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、プリンター30に印刷させるウェッジとして、設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジ以外の選択肢の選択を禁止する。
制御部11は、色検証を行う際に用いる色目標設定にターゲットプロファイル及び第2ウェッジが設定されている場合に、当該設定されているターゲットプロファイル及び第2ウェッジに基づいて当該第2ウェッジに対応する色情報を取得し、プリンター30に、色目標設定に設定されている第2ウェッジを印刷させ、当該印刷された第2ウェッジについての第3測色情報を取得し、色情報と第3測色情報とに基づいてプリンター30の色検証を行う。
次に、色管理システム100における動作について説明する。
<ターゲット作成>
まず、色検証におけるターゲットの作成について説明する。
プリントショップ等に印刷ジョブが入稿されると、校正刷りが行われ、色合わせ管理者によって、印刷物の色味が所望の色となるまでプリンター30の色合わせが行われる。
プリンター30の色合わせと校正刷りが完了すると、その色味の状態を記録するため、ターゲット(色検証用ターゲット又はカスタムターゲットプロファイル)を作成する。
図12に、色検証装置10の表示部12に表示されるターゲット設定画面40の例を示す。
ターゲット設定画面40には、色検証用ターゲット表示領域41、カスタムターゲットプロファイル表示領域42、「作成」ボタンB1、「インポート」ボタンB2、「編集」ボタンB3、「削除」ボタンB4、「閉じる」ボタンB5等が含まれる。
色検証用ターゲット表示領域41には、作成済みの色検証用ターゲットの一覧が表示される。具体的には、制御部11は、色検証用ターゲットテーブルT6から、各色検証用ターゲットの情報として、色検証用ターゲット名、作成日、作成時刻、作成プリンター名、ジョブ名、コメント等を読み出して、色検証用ターゲット表示領域41に表示させる。また、制御部11は、色目標設定テーブルT8の「色検証用ターゲットID」フィールドを参照して、各色目標設定において色検証用ターゲットが設定されているか否かを判断し、各色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合には、トラッキングテーブルT9を参照して、この色目標設定に対応付けられているプリンター30があるか否かを判断する。制御部11は、色検証用ターゲット表示領域41の各色検証用ターゲットについて、この色検証用ターゲットを含む色目標設定に対応付けられているプリンター30がある場合、色検証用ターゲット表示領域41の「使用中」欄に、対応付けられているプリンター30と鍵マーク43を表示させる。鍵マーク43が表示されている色検証用ターゲットについては、削除することが禁止されている。
色検証用ターゲット表示領域41において、さらに、色検証用ターゲットの作成時に使用したウェッジ、調整ユーザー名等を表示させてもよい。
カスタムターゲットプロファイル表示領域42には、作成済みのカスタムターゲットプロファイルの一覧が表示される。カスタムターゲットプロファイルについても、記憶部16に、色検証用ターゲットと同様、ターゲットプロファイル名、作成日時、作成プリンター、コメント、対応付けられたプリンター30等が記憶されており、制御部11は、これらの情報を読み出して、カスタムターゲットプロファイル表示領域42に表示させる。また、カスタムターゲットプロファイルについても、鍵マーク44が表示されている場合、すなわち、このカスタムターゲットプロファイルを含む色目標設定に対応付けられているプリンター30がある場合には、削除することが禁止されている。
「作成」ボタンB1、「インポート」ボタンB2、「編集」ボタンB3、「削除」ボタンB4は、それぞれ、ターゲットを作成、インポート、編集、削除するためのボタンである。色検証用ターゲット表示領域41に表示される各色検証用ターゲット、カスタムターゲットプロファイル表示領域42に表示される各カスタムターゲットプロファイルには、チェックボックスC1〜C5が対応付けられており、色検証用ターゲット又はカスタムターゲットプロファイルを編集又は削除する場合には、対応するチェックボックスC1〜C5にチェックを入れた後に、「編集」ボタンB3、「削除」ボタンB4を押下する。
「閉じる」ボタンB5は、ターゲット設定画面40を閉じるためのボタンである。
操作部13からの操作により、ターゲット設定画面40の「作成」ボタンB1が押下されると、制御部11は、図13に示すターゲット作成画面50Aを表示部12に表示させる。
ターゲット作成画面50Aには、「ガイダンス」欄51、「ターゲット名」欄52、「測色器」欄53、「測色条件」欄54、「ウェッジ/チャート」欄55、「ターゲットタイプ」欄56、「ジョブ名」欄57、「プリンター」欄58、「平均部数」欄59、「コメント」欄60、「チャート印刷」ボタンB11、「測色」ボタンB12、「印刷ジョブを選択」ボタンB13、「OK」ボタンB14、「キャンセル」ボタンB15等が含まれる。
「ガイダンス」欄51には、入力すべき項目や、操作方法についての案内説明が入力状況に応じて表示される。
「ターゲット名」欄52には、作成するターゲットの名称が入力される。
「測色器」欄53、「測色条件」欄54では、それぞれ、測色する際に使用する測色器の型番と測色条件が選択される。
「ウェッジ/チャート」欄55では、測色するチャートとして、ウェッジチャート、プロファイルチャートのうちの一つが選択される。
「ターゲットタイプ」欄56には、作成されるターゲットが「色検証用ターゲット」であるか、「カスタムターゲットプロファイル」であるかが表示される。
ターゲットとして色検証用ターゲットを作成する場合、印刷ジョブを選択することで、特定の色域に限定したターゲットを作成することができる。「ジョブ名」欄57には、選択された印刷ジョブのジョブ名が表示される。なお、この項目は任意入力でよい。
「プリンター」欄58には、チャートを印刷するプリンター30の名称が入力される。入力されたプリンター30の名称は、ターゲット名等と対応付けて記録される。ここでは、手入力でプリンター30の名称を入力することとしたが、IPアドレスを指定してプリンター30に接続し、プリンター30からプリンター名を取得してもよい。
チャートを測色する際に、複数部数印刷し、その印刷物を全て測色し、測色値を平均した値を目標値として登録する場合は、「平均部数」欄59で、平均される部数が選択される。
作成したターゲットにコメントを対応付けて登録する場合は、「コメント」欄60に任意の文字が入力される。なお、この項目は任意入力でよい。
「チャート印刷」ボタンB11は、「ウェッジ/チャート」欄55で選択されたチャートを、「プリンター」欄58に入力されたプリンター30で印刷するための指示を出力するボタンである。
「測色」ボタンB12は、測色器20にチャートを測色させ、測色値を受信するためのボタンである。
「印刷ジョブを選択」ボタンB13は、印刷ジョブの色域に限定した色検証用ターゲットを作成するために、印刷ジョブを選択する時に押下される。つまり、色検証用ターゲットを作成する際、色検証の対象とする色域を、印刷ジョブが使用する色域に限定したい場合に、「印刷ジョブを選択」ボタンB13にて印刷ジョブを選択する。
「OK」ボタンB14は、ターゲット作成画面50Aの設定を確定させるためのボタンである。
「キャンセル」ボタンB15は、ターゲット作成画面50Aの設定をキャンセルするためのボタンである。
図14は、色検証装置10により実行されるターゲット作成処理を示すフローチャートである。
図13に示すターゲット作成画面50Aにおいて、操作部13からの操作により、「ウェッジ/チャート」欄55の展開ボタン55Aが押下されると、制御部11は、図15に示すターゲット作成画面50Bのように、一つ以上のプロファイルチャート(プロファイル作成用チャート)と一つ以上のウェッジチャートをドロップダウンメニュー55Bとして表示させる(ステップS1)。ドロップダウンメニュー55Bには、ウェッジチャート表示領域55Cと、プロファイルチャート表示領域55Dが設けられ、各表示領域55C,55Dの大きさはそれぞれ予め定められている。
ウェッジチャート表示領域55Cには、色検証用ターゲットを作成するために使用するウェッジチャートとして、色検証で使用されるウェッジ及びユーザーが登録した任意のウェッジの一覧が表示される。ウェッジチャート表示領域55Cの上部には、「ウェッジチャート(色検証用ターゲット用)」と表示され、ウェッジチャート表示領域55C内の選択肢がウェッジチャートであることを示している。ウェッジチャート表示領域55Cは、最大で表示可能な選択肢の数(行数)が予め定められており、この最大数を超えた場合は、その範囲に対しスクロールバー55Eが表示される。
プロファイルチャート表示領域55Dには、カスタムターゲットプロファイルを作成するために使用するプロファイルチャートの一覧が表示される。プロファイルチャート表示領域55Dの上部には、「プロファイルチャート(カスタムターゲットプロファイル用)」と表示され、プロファイルチャート表示領域55D内の選択肢がプロファイルチャートであることを示している。プロファイルチャート表示領域55Dは、最大で表示可能な選択肢の数(行数)が予め定められており、この最大数を超えた場合は、その範囲に対しスクロールバー55Fが表示される。
次に、制御部11は、操作部13からチャートの選択を受け付ける(ステップS2)。ユーザーは、「ウェッジ/チャート」欄55において、いずれかのチャートを選択する。
制御部11は、「ウェッジ/チャート」欄55において選択されたチャートがウェッジチャートであるか否かを判断する(ステップS3)。
「ウェッジ/チャート」欄55において選択されたチャートがウェッジチャートである場合には(ステップS3;YES)、制御部11は、「ターゲットタイプ」欄56に「色検証用ターゲット」と表示させ(ステップS4)、ユーザーに色検証用ターゲットを作成する旨を知らせる。
図16は、「ウェッジ/チャート」欄55でウェッジチャートが選択された場合のターゲット作成画面から、「ウェッジ/チャート」欄55と「ターゲットタイプ」欄56を含む領域を切り出した図である。「ウェッジ/チャート」欄55で、ウェッジチャートの一つである「Japan Color 2011」が選択されているため、「ターゲットタイプ」欄56に「色検証用ターゲット」と表示されている。
次に、制御部11は、選択されたウェッジチャートのウェッジデータを記憶部16から取得する(ステップS5)。具体的には、制御部11は、選択されたウェッジチャートに対応するウェッジIDの各パッチのCMYK値をウェッジパッチ値テーブルT5から取得する。
次に、制御部11は、印刷ジョブをウェッジへ反映させるか否かを判断する(ステップS6)。具体的には、制御部11は、図13に示すターゲット作成画面50Aにおいて、「印刷ジョブを選択」ボタンB13が押下され、印刷ジョブが選択されたか否かを判断する。
印刷ジョブをウェッジへ反映させる場合には(ステップS6;YES)、制御部11は、選択された印刷ジョブから色情報(CMYK値)を取得し(ステップS7)、取得した色情報から印刷ジョブが使用する色空間(印刷ジョブ内で使用されている色域)を生成する(ステップS8)。なお、選択された印刷ジョブに問題がある場合には、エラーを表示させ、印刷ジョブを再度選択させるか、処理を終了させることとしてもよい。
次に、制御部11は、ステップS5で取得したウェッジデータに含まれる各パッチの色が印刷ジョブの色空間に収まるように、各パッチのCMYK値の補正値を算出する(ステップS9)。制御部11は、各パッチのCMYK値を印刷ジョブの色域内の値に変換し、変換後のCMYK値を求める。
ステップS9の後、又は、ステップS6において、印刷ジョブをウェッジへ反映させない場合に(ステップS6;NO)、任意の項目以外の入力・選択が終了すると、「OK」ボタンB14が非活性から活性に変化し、「OK」ボタンB14を押下できるようになる。
「OK」ボタンB14が押下されると、制御部11は、設定項目を確定させ、選択された測色器、測色条件、チャートの種類(ウェッジデータ)からウェッジチャートを生成する(ステップS10)。印刷ジョブをウェッジへ反映させる場合には、補正後のウェッジデータ(変換後のCMYK値)を用いる。制御部11は、生成したウェッジチャートを記憶部16に記憶させる。
ここで、「OK」ボタンB14が非活性に戻り、「チャート印刷」ボタンB11が活性化され、チャートを印刷可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「チャート印刷」ボタンB11が押下されると、制御部11は、ステップS10で生成したウェッジチャートを、「プリンター」欄58に入力されたプリンター30で印刷させる(ステップS11)。
ここまでの処理が終了すると、「測色」ボタンB12が活性化され、測色開始可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「測色」ボタンB12が押下されると、制御部11は、測色器20にウェッジチャートを測色させ、測色データ受信部14を介して測色器20から測色値を受信する(ステップS12)。
測色が終了すると、図17に示すターゲット作成画面50Cのように、「測色結果」欄61に測色結果が表示され、「OK」ボタンB14が押下可能となる。
次に、操作部13からの操作により、「OK」ボタンB14が押下されると、制御部11は、色検証用ターゲットを作成する(ステップS13)。色検証用ターゲットは、印刷・測色したウェッジチャートに含まれる各パッチのCMYK値に対して、測色値(L値)を対応付けた情報である。制御部11は、作成した色検証用ターゲットを記憶部16に記憶させる。
具体的には、制御部11は、色検証用ターゲットテーブルT6に、今回作成された色検証用ターゲットの情報として、新たなレコードを追加する。
制御部11は、色検証用ターゲットテーブルT6の「色検証用ターゲットID」フィールドに、新たに生成された色検証用ターゲットIDを格納する。
制御部11は、「ウェッジID」フィールド、「パッチ数」フィールドに、それぞれ、色検証用ターゲットの作成時に使用したウェッジのウェッジID、当該ウェッジに含まれるパッチの数を格納する。
制御部11は、「色検証用ターゲット名」フィールドに、「ターゲット名」欄52に入力された色検証用ターゲット名を格納する。
制御部11は、「CVTウェッジID」フィールドに、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7における測色結果を特定するためのCVTウェッジIDを格納する。
制御部11は、「測色器ID」フィールド、「測色条件ID」フィールドに、それぞれ、「測色器」欄53で選択された測色器に対応する測色器ID、「測色条件」欄54で選択された測色条件に対応する測色条件IDを格納する。各IDは、測色器テーブルT1、測色条件テーブルT2から取得する。
制御部11は、「作成日」フィールド、「作成時刻」フィールドに、それぞれ、色検証用ターゲットの作成日、作成時刻を格納する。
制御部11は、「作成プリンター名」フィールドに、「プリンター」欄58で入力又は選択されたプリンター30(色検証用ターゲットの作成時にチャートを印刷したプリンター30)のプリンター名を格納する。プリンター30は、手入力で任意の名称を入力するか、プリンターテーブルT3に登録済みのプリンター一覧から選択可能となっている。プリンター一覧から選択した場合は、そのプリンター30のプリンターIDをプリンターテーブルT3から取得し、「作成プリンターID」フィールドに格納する。
制御部11は、印刷ジョブの色空間を考慮して色検証用ターゲットを作成した場合には、「ジョブ名」フィールドにその印刷ジョブ名を格納する。
「コメント」欄60にコメントが入力された場合は、制御部11は、「コメント」フィールドにコメントを格納する。
制御部11は、「調整ユーザー名」フィールドに、色検証用ターゲットの作成前に色調整(色合わせ)を行ったユーザー名を格納する。調整ユーザー名は、色検証用ターゲットの作成時に入力してもよいし、色検証用ターゲットの作成時におけるログインユーザーのユーザー名を登録することとしてもよい。
また、制御部11は、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7に、各パッチの測色結果を、CVTウェッジIDと対応付けて格納する。なお、ステップS9で、CMYK値の補正値を算出した場合には、変換後のCMYK値を、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7の「変換後のC値」、「変換後のM値」、「変換後のY値」、「変換後のK値」フィールドに格納する。
ステップS3で、ウェッジ/チャート」欄55において選択されたチャートがプロファイルチャートである場合には(ステップS3;NO)、制御部11は、「ターゲットタイプ」欄56に「カスタムターゲットプロファイル」と表示させ(ステップS14)、ユーザーにカスタムターゲットプロファイルを作成する旨を知らせる。
図18は、「ウェッジ/チャート」欄55でプロファイルチャートが選択された場合のターゲット作成画面から、「ウェッジ/チャート」欄55と「ターゲットタイプ」欄56を含む領域を切り出した図である。「ウェッジ/チャート」欄55で、プロファイルチャートの一つである「IT8.7-4 CMYK」が選択されているため、「ターゲットタイプ」欄56に「カスタムターゲットプロファイル」と表示されている。
ここで、任意の項目以外の入力・選択が終了すると、「OK」ボタンB14が非活性から活性に変化し、「OK」ボタンB14を押下できるようになる。
「OK」ボタンB14が押下されると、制御部11は、設定項目を確定させ、選択された測色器、測色条件、チャートの種類からプロファイルチャートを生成する(ステップS15)。
ここで、「OK」ボタンB14が非活性に戻り、「チャート印刷」ボタンB11が活性化され、チャートを印刷可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「チャート印刷」ボタンB11が押下されると、制御部11は、ステップS15で生成したプロファイルチャートを、「プリンター」欄58に入力されたプリンター30で印刷させる(ステップS16)。
ここまでの処理が終了すると、「測色」ボタンB12が活性化され、測色開始可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「測色」ボタンB12が押下されると、制御部11は、測色器20にプロファイルチャートを測色させ、測色データ受信部14を介して測色器20から測色値を受信する(ステップS17)。
測色が終了すると、測色結果が表示され、「OK」ボタンB14が押下可能となる。
次に、操作部13からの操作により、「OK」ボタンB14が押下されると、制御部11は、印刷・測色したプロファイルチャートに含まれる各パッチのCMYK値と測色値(L値)との対応関係に基づいて、ICCプロファイルを作成し、カスタムターゲットプロファイルとする(ステップS18)。カスタムターゲットプロファイルは、CMYK色空間の格子点(グリッド)に対してL値が対応付けられた情報を含む。制御部11は、作成したカスタムターゲットプロファイルを記憶部16に記憶させる。
ステップS13又はステップS18の後、ターゲット作成処理が終了する。
なお、ターゲット作成処理(図14参照)では、チャートを選択した際に、選択されたチャートがウェッジチャートであるか、プロファイルチャートであるかに応じて、色検証用ターゲットを作成するか、カスタムターゲットプロファイルを作成するかを決定する場合について説明したが、「ウェッジ/チャート」欄55にて選択されたチャートの測色結果に基づいて、色検証用ターゲットを作成するか、カスタムターゲットプロファイルを作成するかを決定することとしてもよい。
具体的には、「ウェッジ/チャート」欄55にてユーザーが登録した任意のチャートを選択した場合に、制御部11は、「ターゲットタイプ」欄56に「(自動選択)」と表示させ、チャート測色時に「色検証用ターゲット」として登録するか、「カスタムターゲットプロファイル」として登録するかを自動的に判別する旨を知らせる。
「色検証用ターゲット」と「カスタムターゲットプロファイル」のどちらで登録するかを判断する一つの方法として、制御部11は、測色したチャートのパッチを精査し、プリンター30の色空間を再現できるか否かによって判断する。例えば、CMYKトナーを搭載したプリンター30であれば、選択されたチャートのパッチにてプリンター30のCMYK単色及び混色で表現可能な色空間を再現可能な場合に、「カスタムターゲットプロファイル」で登録し、再現不可の場合に、「色検証用ターゲット」で登録する。
「色検証用ターゲット」と「カスタムターゲットプロファイル」のどちらで登録するかを判断する別の方法として、制御部11は、測色した各パッチのCMYK値と測色値(L値)を用いてICCプロファイルを作成し、そのICCプロファイルを用いて、各パッチのCMYK値からL値を算出し、算出したL値と実際の測色値を比較し、色差が一定範囲内に収まる場合は、作成したICCプロファイルを「カスタムターゲットプロファイル」として登録し、色差が一定範囲を超える場合は、「色検証用ターゲット」としてパッチのCMYK値と測色値(L値)とを対応付けて登録する。
また、制御部11は、チャートの測色結果からICCプロファイルを作成可能か否かを判断し、ICCプロファイルを作成可能な場合には、カスタムターゲットプロファイルを作成し、ICCプロファイルを作成不可の場合には、色検証用ターゲットを作成することとしてもよい。
また、「ウェッジ/チャート」欄55にてユーザーが登録した任意のチャートを選択した場合に、色空間の最外殻あたりを構成するための主要な色が、チャート内のパッチに含まれているか否かで、「色検証用ターゲット」を作成するか、「カスタムターゲットプロファイル」を作成するかを決定することとしてもよい。具体的には、選択されたチャート内のパッチに主要な色が含まれている場合には、「カスタムターゲットプロファイル」を作成し、選択されたチャート内のパッチに主要な色が含まれていない場合には、「色検証用ターゲット」を作成する。
<色検証ターゲット編集>
次に、色検証用ターゲットの編集について説明する。
ターゲット設定画面40(図12参照)の色検証用ターゲット表示領域41において、チェックボックスC1,C2にチェックを入れることで色検証用ターゲットのいずれか一つを選択し、「編集」ボタンB3を押下すると、制御部11は、図19に示すターゲット編集画面50Dを表示部12に表示させる。ターゲット編集画面50Dには、色検証用ターゲットを作成した時の情報が表示される。ターゲット編集画面50Dにおける符号は、ターゲット作成画面50A〜50Cと同様である。ターゲット編集画面50Dでは、「ターゲット名」欄52、「ジョブ名」欄57、「コメント」欄60の編集を行うことができる。編集後に「OK」ボタンB14を押下することで、編集結果が反映される。
<色検証ターゲット削除>
次に、色検証用ターゲットの削除について説明する。
ターゲット設定画面40(図12参照)の色検証用ターゲット表示領域41において、チェックボックスC1,C2にチェックを入れることで色検証用ターゲットを一つ以上選択し、「削除」ボタンB4を押下すると、選択された色検証用ターゲットを削除することができる。
なお、図12に示すターゲット設定画面40では、色検証用ターゲット表示領域41の1行目の色検証用ターゲット(Calendar Target)に対して鍵マーク43が付されているので、この色検証用ターゲットを削除することは禁止されている。
<色目標設定作成>
次に、色目標設定の作成について説明する。
図20に、色検証装置10の表示部12に表示される色目標設定作成画面70Aの例を示す。
色目標設定作成画面70Aには、「色目標設定名」欄71、「ターゲット」欄72、「色検証ウェッジ」欄73、「測色器」欄74、「測色条件」欄75、「検証タイプ」欄76、「許容値」欄76A〜76D、「CMYKレンダリングインテント」欄77A、「RGBソースプロファイル」欄77B、「RGBレンダリングインテント」欄77C、「プロファイルチャート」欄77D、「OK」ボタンB21、「キャンセル」ボタンB22等が含まれる。
「色目標設定名」欄71には、作成する色目標設定の名称が入力される。
「ターゲット」欄72では、色検証のターゲット(色検証用ターゲット、カスタムターゲットプロファイル、プリセットターゲットプロファイル)が選択される。
「色検証ウェッジ」欄73では、色検証に用いるウェッジが選択される。
「測色器」欄74、「測色条件」欄75では、それぞれ、測色する際に使用する測色器20の型番と測色条件が選択される。
「検証タイプ」欄76では、検証タイプが選択される。
「許容値」欄76A〜76Dには、各検証項目の許容値が入力される。
「CMYKレンダリングインテント」欄77Aでは、デバイスリンクプロファイルの作成時のCMYKレンダリングインテントが選択される。
「RGBソースプロファイル」欄77Bでは、デバイスリンクプロファイルの作成時のRGBソースプロファイルが選択される。
「RGBレンダリングインテント」欄77Cでは、デバイスリンクプロファイルの作成時のRGBレンダリングインテントが選択される。
「プロファイルチャート」欄77Dでは、デバイスリンクプロファイルの作成時のプロファイルチャートが選択される。
「OK」ボタンB21は、色目標設定作成画面70Aの設定を確定させるためのボタンである。
「キャンセル」ボタンB22は、色目標設定作成画面70Aの設定をキャンセルするためのボタンである。
図21は、色検証装置10により実行される色目標設定作成処理を示すフローチャートである。
図20に示す色目標設定作成画面70Aにおいて、操作部13からの操作により、「ターゲット」欄72の展開ボタン72Aが押下されると、制御部11は、図22に示す色目標設定作成画面70Bのように、一つ以上のターゲットプロファイルと一つ以上の色検証用ターゲットをドロップダウンメニュー72Bとして表示させる(ステップS21)。ドロップダウンメニュー72Bには、色検証用ターゲット表示領域72Cと、カスタムターゲットプロファイル表示領域72Dと、プリセットターゲットプロファイル表示領域72Eが設けられ、各表示領域72C,72D,72Eの大きさはそれぞれ予め定められている。
色検証用ターゲット表示領域72Cには、色検証用ターゲットの一覧が表示される。色検証用ターゲット表示領域72Cの上部には、「色検証用ターゲット」と表示され、色検証用ターゲット表示領域72C内の選択肢が色検証用ターゲットであることを示している。色検証用ターゲット表示領域72Cは、最大で表示可能な選択肢の数(行数)が予め定められており、この最大数を超えた場合は、その範囲に対しスクロールバー72Fが表示される。
カスタムターゲットプロファイル表示領域72Dには、カスタムターゲットプロファイルの一覧が表示される。カスタムターゲットプロファイル表示領域72Dの上部には、「カスタムターゲットプロファイル」と表示され、カスタムターゲットプロファイル表示領域72D内の選択肢がカスタムターゲットプロファイルであることを示している。カスタムターゲットプロファイル表示領域72Dは、最大で表示可能な選択肢の数(行数)が予め定められており、この最大数を超えた場合は、その範囲に対しスクロールバー72Gが表示される。
プリセットターゲットプロファイル表示領域72Eには、プリセットターゲットプロファイルの一覧が表示される。プリセットターゲットプロファイル表示領域72Eの上部には、「プリセットターゲットプロファイル」と表示され、プリセットターゲットプロファイル表示領域72E内の選択肢がプリセットターゲットプロファイルであることを示している。プリセットターゲットプロファイル表示領域72Eは、最大で表示可能な選択肢の数(行数)が予め定められており、この最大数を超えた場合は、その範囲に対しスクロールバーが表示される。
次に、制御部11は、操作部13から色目標設定に設定するターゲットの選択を受け付ける(ステップS22)。ユーザーは、「ターゲット」欄72に表示されている色検証用ターゲット、カスタムターゲットプロファイル、プリセットターゲットプロファイルの中からいずれか一つのターゲットを選択する。
制御部11は、「ターゲット」欄72において選択されたターゲットが色検証用ターゲットであるか否かを判断する(ステップS23)。
「ターゲット」欄72において選択されたターゲットが色検証用ターゲットである場合には(ステップS23;YES)、制御部11は、色検証用ターゲットを作成した際に使用したウェッジを特定する(ステップS24)。具体的には、制御部11は、色検証用ターゲットテーブルT6から、選択された色検証用ターゲットの色検証用ターゲットIDに対応する「ウェッジID」を取得する。
次に、制御部11は、特定されたウェッジを「色検証ウェッジ」欄73に反映させる(ステップS25)。具体的には、制御部11は、ステップS24で取得された「ウェッジID」に対応する「ウェッジ名」をウェッジテーブルT4から取得し、「色検証ウェッジ」欄73に表示させる。このように、制御部11は、色検証用ターゲットを作成した際に使用したウェッジを自動的に選択することで、他のウェッジの選択を禁止する。
次に、制御部11は、デバイスリンク設定等のプロファイル作成関連の設定を非活性化させる(ステップS26)。例えば、制御部11は、図20に示す色目標設定作成画面70Aのように、「CMYKレンダリングインテント」欄77A、「RGBソースプロファイル」欄77B、「RGBレンダリングインテント」欄77C、「プロファイルチャート」欄77Dをグレーアウトさせ、選択不可状態とする。
また、制御部11は、色検証する際の検証タイプが選択された場合、検証タイプごとに設定されている各検証項目について、選択された色検証ターゲットで使用されていたウェッジにて検証可能か否かを判断する。具体的には、制御部11は、ウェッジテーブルT4から、特定されたウェッジで各検証項目について検証可能か否かを取得し、検証不可(FALSE)の検証項目の許容値の設定を非活性化させる(ステップS27)。例えば、制御部11は、図20に示す色目標設定作成画面70Aのように、「許容値」欄76Dをグレーアウトさせ、入力不可状態とする。
ステップS23において、「ターゲット」欄72において選択されたターゲットがカスタムターゲットプロファイル又はプリセットターゲットプロファイルである場合には(ステップS23;NO)、制御部11は、操作部13からウェッジの選択を受け付ける(ステップS28)。制御部11は、選択されたウェッジを、「色検証ウェッジ」欄73に表示させる。
次に、制御部11は、プロファイル作成関連の設定を活性化させる(ステップS29)。例えば、制御部11は、「CMYKレンダリングインテント」欄77A、「RGBソースプロファイル」欄77B、「RGBレンダリングインテント」欄77C、「プロファイルチャート」欄77Dを選択可能状態とする。
また、制御部11は、検証項目の許容値の設定を活性化させる(ステップS30)。例えば、制御部11は、選択された検証タイプに応じて設定されている各検証項目の「許容値」欄76A〜76Dを入力可能状態とする。
ステップS27又はステップS30の後、制御部11は、色目標設定の各項目の入力又は選択を受け付ける(ステップS31)。色目標設定の作成に必要な項目の入力又は選択が終了すると、「OK」ボタンB21が押下可能となる。
次に、操作部13からの操作により、「OK」ボタンB21が押下されると、制御部11は、色目標設定を作成する(ステップS32)。
具体的には、制御部11は、記憶部16の色目標設定テーブルT8に、新たに設定された色目標設定のレコードを追加する。
制御部11は、色目標設定IDを生成し、「色目標設定ID」フィールドに格納する。
制御部11は、「色目標設定名」欄71に入力された名称を「色目標設定名」フィールドに格納する。
制御部11は、ターゲットタイプ(CVT/CTP/PTP)を「ターゲットタイプ」フィールドに格納する。
制御部11は、ターゲットタイプが「CVT」である場合に、「ターゲット」欄72で選択された色検証用ターゲットに対応する色検証用ターゲットIDを「色検証用ターゲットID」フィールドに格納する。
制御部11は、ターゲットタイプが「CTP」又は「PTP」である場合に、「ターゲット」欄72で選択されたターゲットプロファイルに対応するターゲットプロファイルIDを「ターゲットプロファイルID」フィールドに格納する。
制御部11は、「色検証ウェッジ」欄73において自動又は手動で選択されたウェッジに対応するウェッジIDを「ウェッジID」フィールドに格納する。
制御部11は、「測色器」欄74で選択された測色器20に対応する測色器IDを「測色器ID」フィールドに格納し、「測色条件」欄75で選択された測色条件に対応する測色条件IDを「測色条件ID」フィールドに格納する。
制御部11は、「検証タイプ」欄76で選択された検証タイプを「検証タイプ」フィールドに格納し、選択された検証タイプに応じて設定されている各検証項目を「検証項目」フィールドに格納し、「許容値」欄76A〜76Dに入力された値を各検証項目の「許容値」フィールドに格納する。
制御部11は、「CMYKレンダリングインテント」欄77A、「RGBソースプロファイル」欄77B、「RGBレンダリングインテント」欄77C、「プロファイルチャート」欄77Dで選択された内容に対応するIDを、それぞれ、「DLP CMYKレンダリングインテントID」フィールド、「DLP RGBソースプロファイルID」フィールド、「RGBレンダリングインテントID」フィールド、「プロファイルチャートID」フィールドに格納する。
本システムでは、色検証のターゲットとして、従来のプリセットターゲットプロファイル及びカスタムターゲットプロファイルに加え、特定の色空間のみを検証する色検証用ターゲットを選択することができる。
<トラッキング作成>
次に、トラッキングの作成について説明する。
図23は、色検証装置10により実行されるトラッキング作成処理を示すフローチャートである。
図24に、色検証装置10の表示部12に表示されるトラッキング設定画面80の例を示す。
トラッキング設定画面80には、トラッキング表示領域81、「作成」ボタンB31、「編集」ボタンB32、「削除」ボタンB33、「閉じる」ボタンB34等が含まれる。
トラッキング表示領域81には、作成済みのトラッキングの一覧が表示される。トラッキング表示領域81に表示される各トラッキングには、チェックボックスC11〜C13が対応付けられており、各トラッキングを編集又は削除する場合には、対応するチェックボックスC11〜C13にチェックを入れた後に、「編集」ボタンB32、「削除」ボタンB33を押下する。
「作成」ボタンB31、「編集」ボタンB32、「削除」ボタンB33は、それぞれ、トラッキングを作成、編集、削除するためのボタンである。
「閉じる」ボタンB34は、トラッキング設定画面80を閉じるためのボタンである。
操作部13からの操作により、トラッキング設定画面80の「作成」ボタンB31が押下されると、制御部11は、図25に示すトラッキング作成画面90を表示部12に表示させる。
トラッキング作成画面90には、「トラッキング名」欄91、「色目標設定」欄92、「ブランチ」欄93、「プリンター」欄94、「プリンターシリアル番号」欄95、「OK」ボタンB41、「キャンセル」ボタンB42等が含まれる。
「トラッキング名」欄91には、作成するトラッキングの名称が入力される。
「色目標設定」欄92では、色検証に用いる色目標設定が選択される。
「ブランチ」欄93では、色検証の対象とするプリンター30が属するブランチ(グループ)が選択される。
「プリンター」欄94では、色検証の対象とするプリンター30が選択される。
「プリンターシリアル番号」欄95では、色検証の対象とするプリンター30のシリアル番号が選択される。
「OK」ボタンB41は、トラッキング作成画面90の設定を確定させるためのボタンである。
「キャンセル」ボタンB42は、トラッキング作成画面90の設定をキャンセルさせるためのボタンである。
まず、制御部11は、操作部13からトラッキング名の入力を受け付ける(ステップS41)。
また、制御部11は、操作部13から色目標設定の選択を受け付ける(ステップS42)。「色目標設定」欄92には、作成済みの色目標設定が選択肢として表示される。ユーザーは、「色目標設定」欄92において、いずれかの色目標設定を選択する。
また、制御部11は、操作部13からプリンター30の選択を受け付ける(ステップS43)。ユーザーは、「プリンター」欄94において、いずれかのプリンター30を選択する。プリンター30は、シリアル番号によって選択されることとしてもよい。また、制御部11は、操作部13からプリンター30が属するブランチの選択を受け付ける。
「OK」ボタンB41が押下されると、制御部11は、色目標設定とプリンター30とを対応付けて、新たなトラッキングのレコードをトラッキングテーブルT9に追加する(ステップS44)。具体的には、制御部11は、新たなトラッキングIDを生成し、このトラッキングIDと対応付けて、「トラッキング名」欄91に入力されたトラッキング名、「色目標設定」欄92で選択された色目標設定に対応する色目標設定ID、「ブランチ」欄93で選択されたブランチ、「プリンター」欄94で選択されたプリンター30に対応するプリンターIDをトラッキングテーブルT9に格納する。
本システムでは、どのプリンター30に対し、どの色目標設定を用いて色検証を行うか割り当てることができる。同じ色目標設定を複数のプリンター30に割り当てることが可能で、複数のプリンター30を同じ色管理目標で管理したい場合には、同一の色目標設定を使用する。また複数の色目標設定を一つのプリンター30に割り当てることも可能で、印刷するジョブや用紙によって色管理目標を変更したい場合に、複数の色目標設定を使用する。
<色検証>
次に、色検証について説明する。
トラッキングが作成されると、作成されたトラッキングがダッシュボード画面に表示され、色検証可能な状態となる。
図26に、色検証装置10の表示部12に表示されるダッシュボード画面110の例を示す。ダッシュボード画面110には、プリンター表示領域111、トラッキング表示領域112、「色検証」ボタンB51、「履歴」ボタンB52、「レポート」ボタンB53等が含まれる。
プリンター表示領域111は、会社名、ブランチ名、プリンター名の順に階層構造を有し、プリンター30の一覧が表示される。
トラッキング表示領域112には、プリンター表示領域111で選択されたプリンター30を含むトラッキングの一覧が表示される。トラッキング表示領域112には、トラッキングの名称、トラッキングに設定されている色目標設定の他、最新の色検証結果が表示される。
「色検証」ボタンB51は、トラッキング表示領域112で選択されたトラッキング(色目標設定)を用いて色検証を実行するためのボタンである。
「履歴」ボタンB52は、トラッキング表示領域112で選択されたトラッキングについて、これまでの色検証の履歴を表示するためのボタンである。
「レポート」ボタンB53は、トラッキング表示領域112で選択されたトラッキングについて、最新の色検証結果を表示するためのボタンである。
図27は、色検証装置10により実行される色検証実行処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、操作部13から色検証対象とするプリンター30の選択を受け付ける(ステップS51)。ユーザーは、ダッシュボード画面110のプリンター表示領域111からプリンター30を選択する。
次に、制御部11は、トラッキングテーブルT9から、選択されたプリンター30に対応するプリンターIDが設定されているトラッキングの情報を取得し、選択されたプリンター30と対応付けられている色目標設定を表示部12に表示させる(ステップS52)。このように、トラッキング表示領域112には、選択されたプリンター30が設定されているトラッキングの一覧が表示される。
次に、制御部11は、操作部13から色目標設定の選択を受け付ける(ステップS53)。ユーザーは、トラッキング表示領域112から色検証に用いるトラッキングを選択することで、そのトラッキングに含まれる色目標設定を選択する。トラッキングが選択されると、ダッシュボード画面110上部の「色検証」ボタンB51が活性化され、色検証画面へ遷移可能となる。
操作部13からの操作により、「色検証」ボタンB51が押下されると、制御部11は、図28に示す色検証画面120を表示部12に表示させる。
色検証画面120には、「ガイダンス」欄121、「プリンター」欄122、「色目標設定」欄123、「測色器」欄124、「測色条件」欄125、「色目標設定情報」欄126、「ウェッジ印刷」ボタンB61、「測色」ボタンB62等が含まれる。
「ガイダンス」欄121には、操作方法についての案内説明が入力状況に応じて表示される。
「プリンター」欄122には、ダッシュボード画面110のプリンター表示領域111で選択されたプリンター30が表示される。
「色目標設定」欄123には、ダッシュボード画面110のトラッキング表示領域112で選択されたトラッキングに含まれる色目標設定が表示される。
「測色器」欄124、「測色条件」欄125には、色目標設定テーブルT8において、選択された色目標設定に含まれる「測色器ID」に対応する測色器20、「測色条件ID」に対応する測色条件が表示される。
「色目標設定情報」欄126には、選択された色目標設定の情報が色目標設定テーブルT8から取得され、表示される。具体的には、ターゲット(「色検証用ターゲットID」に対応する色検証用ターゲット、又は、「ターゲットプロファイルID」に対応するターゲットプロファイル)、「ウェッジID」に対応するウェッジ、「検証タイプ」、各「検証項目」と「許容値」が表示される。また、色検証後には、各「検証項目」に対する結果も表示される。
「ウェッジ印刷」ボタンB61は、色検証に用いるウェッジチャートを、「プリンター」欄122に表示されているプリンター30で印刷するための指示を出力するボタンである。
「測色」ボタンB62は、測色器20にウェッジチャートを測色させ、測色値を受信するためのボタンである。
次に、制御部11は、選択された色目標設定に含まれるウェッジデータを取得する(ステップS54)。具体的には、制御部11は、色目標設定テーブルT8を参照して、選択された色目標設定に対応する「ウェッジID」を取得し、この「ウェッジID」に対応するウェッジデータ(各パッチのCMYK値)をウェッジパッチ値テーブルT5から取得する。なお、選択された色目標設定で設定されているターゲットが色検証用ターゲットであって、色検証用ターゲット作成時に特定の印刷ジョブが選択されている場合には、色目標設定テーブルT8を参照して、選択された色目標設定に対応する「色検証用ターゲットID」を取得し、色検証用ターゲットテーブルT6を参照して、「色検証用ターゲットID」に対応する「CVTウェッジID」を取得し、この「CVTウェッジID」に対応するウェッジデータ(変換後のCMYK値)を色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7から取得する。
なお、色検証用ターゲットが設定された色目標設定には、色検証用ターゲットを作成した際に使用したウェッジが含まれているため、プリンター30に印刷させるウェッジとして、他のウェッジを選択することはできない。
また、ターゲットプロファイルが設定された色目標設定においても、色目標設定の作成時に選択されたウェッジが含まれているため、プリンター30に印刷させるウェッジとして、他のウェッジを選択することはできない。
次に、制御部11は、ウェッジデータからウェッジチャートを生成する(ステップS55)。ウェッジチャートは、PDF、TIFF等の画像ファイルである。色検証用ターゲットの作成時に生成したウェッジチャートが記憶部16に記憶されている場合には、そのウェッジチャートを利用してもよい。
ウェッジチャートが生成されると、「ウェッジ印刷」ボタンB61が活性化され、ウェッジチャートを印刷可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「ウェッジ印刷」ボタンB61が押下されると、制御部11は、ステップS55で生成したウェッジチャートを、「プリンター」欄122に表示されているプリンター30で印刷させる(ステップS56)。
ここまでの処理が終了すると、「測色」ボタンB62が活性化され、測色開始可能な状態となる。
次に、操作部13からの操作により、「測色」ボタンB62が押下されると、制御部11は、測色器20にウェッジチャートを測色させ、測色データ受信部14を介して測色器20から測色値を受信する(ステップS57)。ウェッジチャートが測色されると、色目標設定に設定されているターゲットと検証タイプに応じた各検証項目について、色検証が行われる。
次に、制御部11は、色検証に用いるターゲットが色検証用ターゲットであるか、ターゲットプロファイル(カスタムターゲットプロファイル又はプリセットターゲットプロファイル)であるかを判断する(ステップS58)。すなわち、ステップS53で選択された色目標設定に色検証用ターゲットが設定されているか、又は、ターゲットプロファイル及びウェッジが設定されているかを判断する。
色検証に用いるターゲットが色検証用ターゲットである場合には(ステップS58;YES)、制御部11は、色検証用ターゲットの目標値管理テーブルT7から、色検証用ターゲットに対応する目標値として、各パッチのL値を取得する(ステップS59)。
ステップS58において、色検証に用いるターゲットがターゲットプロファイルである場合には(ステップS58;NO)、制御部11は、ターゲットプロファイルとウェッジデータから各パッチの目標値(L値)を算出する(ステップS60)。具体的には、制御部11は、ウェッジデータに含まれる各パッチのCMYK値を、ターゲットプロファイルを用いてL値に変換する。
ステップS59又はステップS60の後、制御部11は、測色値と目標値から各パッチにおける色差を算出する(ステップS61)。
次に、制御部11は、算出した色差から、各検証項目の値を算出する(ステップS62)。すなわち、制御部11は、ターゲットに対して各検証項目がどの程度ずれているかを算出する。
次に、制御部11は、算出した各検証項目の値を、色目標設定テーブルT8で定められている各検証項目の許容値と比較し、色検証結果を表示部12に表示させ、ユーザーに通知する(ステップS63)。
以上で、色検証実行処理が終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部12に表示させ、その中から一のターゲットの選択を受け付けるので、色検証に求められる精度で、環境に応じた適切な色検証を行うことができる。
また、色検証のためのターゲットの選択肢を、ドロップダウンメニューとして表示させ、ドロップダウンメニューにおいて、各選択肢をターゲットプロファイルと色検証用ターゲットのグループに分けて表示させるので、選択肢とされているターゲットがターゲットプロファイルであるか、色検証用ターゲットであるかを認識しやすい。
また、ターゲットプロファイルの表示領域の大きさと、色検証用ターゲットの表示領域の大きさがそれぞれ予め定められているので、ターゲットの選択肢が増えた場合に、各表示領域が大きくなり過ぎて見づらくなることを防ぐことができる。なお、ターゲットの選択肢が増えた場合には、スクロールバーの表示により対応可能である。
また、色検証のためのターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、色検証のためのターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、プリンター30に印刷させるウェッジの選択を受け付け、選択されたターゲットプロファイル及び選択されたウェッジを色目標設定として設定することができる。
また、色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合には、色検証用ターゲットが作成された時の環境に応じた適切な色検証を行うことができる。
制御部11は、色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、プリンター30に印刷させるウェッジとして、設定されている色検証用ターゲットに対応するウェッジ以外の選択肢の選択を禁止するので、誤ったウェッジが選択されることを防止する。
また、色検証を行う際に用いる色目標設定にターゲットプロファイル及びウェッジが設定されている場合には、色検証用ターゲットが設定されている場合より、汎用的な色検証を行うことができる。
また、色検証のためのターゲットを作成する際に、印刷するチャートの選択肢として、プロファイル作成用チャート及びコントロールウェッジを表示部12に表示させ、その中から一のチャートの選択を受け付けるので、ユーザーの目的に適したターゲットを作成することができる。
また、色検証用ターゲットの作成においては、ウェッジについての測色情報を取得し、取得した測色情報に基づいて、ウェッジのCMYK値と測色情報(L値)とを対応付けた色検証用ターゲットを作成することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
図29に、第2の実施の形態におけるシステム構成を示す。
色管理システム100A,100Bは、それぞれ、顧客会社A,Bに設置されており、第1の実施の形態に示した色管理システム100と同様の機能を有している。各色管理システム100A,100Bに属する色検証装置10、測色器20、プリンター30、通信ネットワークNについては、符号に「A」、「B」を付して区別する。
色検証装置10Aと色検証装置10Bとは、インターネット等の通信ネットワークN2を介してデータ通信可能に接続されている。色検証装置10A,10Bは、それぞれ、第1の実施の形態に示した色検証装置10と同様の構成であるため、図2を援用し、説明を省略する。
色検証装置10Aにおいて、色検証用ターゲットが作成された場合に、色検証装置10Aの制御部11は、作成された色検証用ターゲットを色検証装置10Bと共用するか否かを選択するための画面を表示部12に表示させ、ユーザーに色検証用ターゲットを共用するか否かを操作部13から選択させる。
色検証用ターゲットの共用が選択された場合に、色検証装置10Aの制御部11は、当該色検証用ターゲットを、通信部15を介して色検証装置10Bに送信する。
色検証装置10Bでは、色検証装置10Aから受信した色検証用ターゲットを、色検証装置10Bにおいて作成された色検証用ターゲットと同様に保存し、使用する。顧客会社Bでは、顧客会社Aで作成された色検証用ターゲットを用いて、顧客会社Bが管理するプリンター30Bの色管理をすることが可能となる。
同様にして、色検証装置10Bにおいて作成された色検証用ターゲットが、色検証装置10Aにおいても使用可能となる。
このように、第2の実施の形態によれば、色検証装置10Aは、色検証装置10Aと同様の機能を有する他の色検証装置10Bと通信可能であって、色検証用ターゲットを他の色検証装置10Bと共用することができる。
なお、第2の実施の形態では、二つの色検証装置10A,10Bにおいて色検証用ターゲットを共用する場合について説明したが、三つ以上の色検証装置10において色検証用ターゲットを共用することとしてもよい。また、特定の顧客会社や、特定のユーザーのみに色検証用ターゲットの共用を許可することとしてもよい。
また、第2の実施の形態では、色検証装置10Aから色検証装置10Bに色検証用ターゲットを送信することで、色検証装置10Aにおいて作成された色検証用ターゲットを色検証装置10Bでも使用可能とすることとしたが、色検証用ターゲットのデータ自体は色検証装置10Bに送信せず、色検証装置10Bから色検証装置10Aに保存されている色検証用ターゲットを閲覧可能とし、使用時に色検証装置10Aから検証用ターゲットを取得可能としてもよい。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る色検証装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、色検証を行うための色検証装置はクラウド上で構成されてもよく、この場合は、ユーザーが使用する入出力端末からブラウザー等にてクラウドにアクセスして色検証を行う構成となる。具体的には、色検証装置が提供する各表示画面が入出力端末の表示部に表示され、入出力端末の操作部において各種操作が行われる。また、このシステムは、複数の顧客会社を登録可能とし、顧客会社ごとにプリンター、色検証用ターゲット、カスタムターゲットプロファイル、色目標設定、トラッキングを管理することができ、色目標設定及び色検証用ターゲットは顧客会社間で共有できることとする。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 色検証装置
10A,10B 色検証装置
11 制御部
12 表示部
13 操作部
14 測色データ受信部
15 通信部
16 記憶部
20 測色器
30 プリンター
40 ターゲット設定画面
50A ターゲット作成画面
50B ターゲット作成画面
50C ターゲット作成画面
70A 色目標設定作成画面
70B 色目標設定作成画面
80 トラッキング設定画面
90 トラッキング作成画面
100 色管理システム
100A,100B 色管理システム
110 ダッシュボード画面
120 色検証画面
N 通信ネットワーク
T1 測色器テーブル
T2 測色条件テーブル
T3 プリンターテーブル
T4 ウェッジテーブル
T5 ウェッジパッチ値テーブル
T6 色検証用ターゲットテーブル
T7 色検証用ターゲットの目標値管理テーブル
T8 色目標設定テーブル
T9 トラッキングテーブル

Claims (11)

  1. 画像形成装置と通信可能な色検証装置であって、
    制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置に第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第1測色情報を取得し、
    前記取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成し、
    前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させ、
    前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付け、
    前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、
    前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定し、
    前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う色検証装置。
  2. 画像形成装置と通信可能な色検証装置であって、
    制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させ、
    前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付け、
    前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、
    前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定し、
    前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う色検証装置。
  3. 前記制御部は、
    前記色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、当該設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報を取得し、前記画像形成装置に前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジを印刷させ、当該印刷された第1ウェッジについての第2測色情報を取得し、前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1測色情報と前記第2測色情報とに基づいて前記画像形成装置の色検証を行い、
    前記色検証を行う際に用いる色目標設定にターゲットプロファイル及び第2ウェッジが設定されている場合に、当該設定されているターゲットプロファイル及び第2ウェッジに基づいて当該第2ウェッジに対応する色情報を取得し、前記画像形成装置に前記設定されている第2ウェッジを印刷させ、当該印刷された第2ウェッジについての第3測色情報を取得し、前記色情報と前記第3測色情報とに基づいて前記画像形成装置の色検証を行う請求項1又は2に記載の色検証装置。
  4. 前記制御部は、前記色検証を行う際に用いる色目標設定に色検証用ターゲットが設定されている場合に、前記画像形成装置に印刷させるウェッジとして、前記設定されている色検証用ターゲットに対応する第1ウェッジ以外の選択肢の選択を禁止する請求項3に記載の色検証装置。
  5. 前記ターゲットプロファイルは、プリセットターゲットプロファイル及び/又はカスタムターゲットプロファイルである請求項1から4のいずれか一項に記載の色検証装置。
  6. 前記制御部は、前記色検証のためのターゲットの選択を受け付けるための領域に対する操作に応じて、前記少なくとも一つのターゲットプロファイル及び前記少なくとも一つの色検証用ターゲットの選択肢をドロップダウンメニューとして表示させ、前記ドロップダウンメニューにおいて、各選択肢をターゲットプロファイルと色検証用ターゲットのグループに分けて表示させる請求項1から5のいずれか一項に記載の色検証装置。
  7. 前記ターゲットプロファイルの選択肢を表示するための領域の大きさと、前記色検証用ターゲットの選択肢を表示するための領域の大きさがそれぞれ予め定められており、
    前記制御部は、ターゲットプロファイルと色検証用ターゲットの各グループに対し、当該グループに属する選択肢が当該グループに対応する領域に表示しきれない場合に、スクロールバーを表示させる請求項6に記載の色検証装置。
  8. 前記色検証装置は、当該色検証装置と同様の機能を有する他の色検証装置と通信可能であって、色検証用ターゲットを前記他の色検証装置と共用する請求項1から7のいずれか一項に記載の色検証装置。
  9. 前記制御部は、
    色検証のためのターゲットを作成する際に、印刷するチャートの選択肢として、プロファイル作成用チャート及び前記第1ウェッジを前記表示部に表示させ、
    前記表示されたプロファイル作成用チャート及び前記第1ウェッジの中から一のチャートの選択を受け付け、
    前記一のチャートとして前記第1ウェッジが選択された場合に、前記画像形成装置に前記選択された第1ウェッジを印刷させ、前記印刷された第1ウェッジについての前記第1測色情報を取得し、
    前記取得した第1測色情報に基づいて色検証用ターゲットを作成する請求項1に記載の色検証装置。
  10. 画像形成装置と通信可能な色検証装置の制御部が実行する色検証方法であって、
    前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させる工程と、
    前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける工程と、
    前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定する工程と、
    前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う工程と、
    を含む色検証方法。
  11. 画像形成装置と通信可能な色検証装置のコンピューターに、
    前記画像形成装置に対する色検証のためのターゲットの選択肢として、少なくとも一つのターゲットプロファイル及び少なくとも一つの色検証用ターゲットを表示部に表示させる工程と、
    前記表示されたターゲットプロファイル及び色検証用ターゲットの中から一のターゲットの選択を受け付ける工程と、
    前記一のターゲットとして色検証用ターゲットが選択された場合に、前記選択された色検証用ターゲットを色目標設定として設定し、前記一のターゲットとしてターゲットプロファイルが選択された場合に、前記画像形成装置に印刷させる第2ウェッジの選択を受け付け、前記選択されたターゲットプロファイル及び前記選択された第2ウェッジを色目標設定として設定する工程と、
    前記設定された色目標設定に基づいて、前記画像形成装置の色検証を行う工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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