JP2021018684A - 前払式決済サービス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前払式決済サービスにおけるユーザーの前払いにかかる手間の軽減を図る。【解決手段】前払式決済サービス装置は、第1前払式支払手段と、一の前記第1前払式支払手段に関連付けされた複数の第2前払式支払手段と、を備え、前記第1前払式支払手段は、ユーザーが入金した前払金の中から、前記第2前払式支払手段が支払う代金を拠出し、前記第2前払式支払手段は、前記第1前払式支払手段から拠出された拠出金を使用して代金の支払いを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、前払式決済サービス装置に関する。
従来、前払式(プリペイド)決済サービスに関する技術が例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載される従来技術は、ユーザーが店頭でプリペイドカードにチャージする前払金を支払うものである。
特開2019−70932号公報
しかし、上述した従来技術では、プリペイドカード毎にユーザーが前払いを行うので、プリペイドカードのユーザーの各々に前払いする手間がかかる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、前払式決済サービスにおけるユーザーの前払いにかかる手間の軽減を図ることにある。
(1)本発明の一態様は、第1前払式支払手段と、一の前記第1前払式支払手段に関連付けされた複数の第2前払式支払手段と、を備え、前記第1前払式支払手段は、ユーザーが入金した前払金の中から、前記第2前払式支払手段が支払う代金を拠出し、前記第2前払式支払手段は、前記第1前払式支払手段から拠出された拠出金を使用して代金の支払いを行う、前払式決済サービス装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)の前払式決済サービス装置において、前記第1前払式支払手段は、前記前払金の残高から前記拠出金の額を減算し、前記第2前払式支払手段は、自己の保有残高に前記拠出金の額を一旦加算してから、当該保有残高から代金の額を減算する、前払式決済サービス装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(2)の前払式決済サービス装置において、前記拠出金の額と前記代金の額は同額である、前払式決済サービス装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(1)から(3)のいずれかの前払式決済サービス装置において、前記第2前払式支払手段において代金の支払後の保有残高は一定額である、前払式決済サービス装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(4)の前払式決済サービス装置において、前記一定額はゼロである、前払式決済サービス装置である。
本発明によれば、前払式決済サービスにおけるユーザーの前払いにかかる手間の軽減を図ることができるという効果が得られる。
一実施形態に係る前払式決済サービスシステムの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の手順の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の手順の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る第1前払式支払手段管理データの構成例示す図である。 一実施形態に係る第2前払式支払手段管理データの構成例示す図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の説明図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の説明図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の説明図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の説明図である。 一実施形態に係る前払式決済サービス方法の説明図である。 一実施形態に係る前払式決済サービスシステムの実施例の説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る前払式決済サービスシステムの構成例を示すブロック図である。図1において、前払式決済サービスシステムは、前払式決済サービス装置1を備える。前払式決済サービス装置1と、ユーザー端末2と、店舗端末3と、金融機関4とは、通信ネットワークNWを介して通信を行う。通信ネットワークNWは、例えば、携帯電話ネットワークや無線LAN(Local Area Network)等の無線通信ネットワーク、インターネットなどである。ユーザー端末2は、ユーザーが使用する端末である。ユーザー端末2として、例えば、スマートフォンやタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のコンピュータ装置が利用されてもよく、又は、据置き型のコンピュータ装置が利用されてもよい。
前払式決済サービス装置1は、ユーザーが前払した金額の範囲内で代金の決済を行う前払式決済サービスを提供するための装置である。前払式決済サービス装置1は、発行部10と、制御部11とを備える。発行部10は、ユーザーからの要求に応じて、第1前払式支払手段110及び第2前払式支払手段120をユーザーが利用することができるように提供(発行)する。1つの第1前払式支払手段110に対して、少なくとも2つ以上の第2前払式支払手段120が発行される。したがって、一の第1前払式支払手段110に関連付けされた複数の第2前払式支払手段120が存在する。
第1前払式支払手段110は、ユーザーが入金した前払金の残高(前払残高)を管理する。第2前払式支払手段120は、自己が保有する支払資金の残高(保有残高)を管理する。第1前払式支払手段110は、ユーザーが入金した前払金の中から、第2前払式支払手段120が支払う代金を拠出する。第2前払式支払手段120は、第1前払式支払手段110から拠出された拠出金を使用して代金の支払いを行う。
制御部11は、前払式決済サービス装置1の制御を行う。
前払式決済サービス装置1の機能は、前払式決済サービス装置1がCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等のコンピュータハードウェアを備え、CPUがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。なお、前払式決済サービス装置1として、汎用のコンピュータ装置を使用して構成してもよく、又は、専用のハードウェア装置として構成してもよい。また、前払式決済サービス装置1として、例えば、WWWシステム等を利用してウェブサイトを開設するように構成してもよい。また、前払式決済サービス装置1の機能はクラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
次に図2及び図3を参照して、本実施形態に係る前払式決済サービスシステムの動作を説明する。図2及び図3は、本実施形態に係る前払式決済サービス方法の手順の例を示すシーケンス図である。
[前払式支払手段の発行段階]
図2を参照して、本実施形態に係る前払式支払手段の発行段階を説明する。
(ステップS101) ユーザーは、ユーザー端末2を使用して、前払式決済サービス装置1にアクセスし、第1前払式支払手段110の発行を依頼する操作を行う。ユーザー端末2は、当該操作に応じて、ユーザー識別子(ユーザーID)を含む第1前払式支払手段発行依頼メッセージを前払式決済サービス装置1へ送信する。
(ステップS102) 前払式決済サービス装置1の発行部10は、ユーザー端末2から第1前払式支払手段発行依頼メッセージを受信すると、受信した第1前払式支払手段発行依頼メッセージに含まれるユーザーIDについて第1前払式支払手段発行処理を実行する。第1前払式支払手段発行処理では、前払式決済サービス装置1が有する第1前払式支払手段管理データに対して、新しい第1前払式支払手段110の登録を行う。具体的には、発行部10は、図4に例示される第1前払式支払手段管理データにおいて、依頼主のユーザー(ユーザーID)に対して第1前払式支払手段識別子(第1前払式支払手段ID)を割り当てし、当該第1前払式支払手段IDの管理データ領域を作成する。例えば、依頼主のユーザーのユーザーID「UID_a001」に対して、第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の管理データ領域が作成される。第1前払式支払手段管理データの各管理データ領域には、第1前払式支払手段IDとユーザーIDと前払残高とが記載される。前払残高の初期値はゼロである。発行部10は、依頼主のユーザーに第1前払式支払手段IDを通知する。第1前払式支払手段IDの通知は、電子メールで通知したり又はユーザー専用画面で確認することができるようにしたりしてもよい。また、郵便によって依頼主のユーザーに第1前払式支払手段IDを通知してもよい。なお、第1前払式支払手段IDは依頼主のユーザーに通知されなくてもよい。
(ステップS103) ユーザーは、ユーザー端末2を使用して、第1前払式支払手段110へ入金する操作を行う。本実施形態の一例として、ユーザー端末2は、当該操作に応じて、第1前払式支払手段ID及び入金額を含む第1前払式支払手段入金依頼メッセージを金融機関4へ送信する。金融機関4は、当該第1前払式支払手段入金依頼メッセージに基づいた入金処理を実行し、第1前払式支払手段ID及び入金額を含む第1前払式支払手段入金完了メッセージを前払式決済サービス装置1へ送信する。前払式決済サービス装置1の制御部11は、当該第1前払式支払手段入金完了メッセージにより入金を確認する。なお、第1前払式支払手段入金完了メッセージが金融機関4から送信されず、前払式決済サービス装置側で第1前払式支払手段110への入金の確認を行ってもよい。
また、他の例として、ユーザーがユーザー端末2を使用して前払式決済サービス装置1にアクセスして第1前払式支払手段110へ入金する操作を行い、前払式決済サービス装置1が当該入金の操作に応じて金融機関4に当該入金の手続きを依頼してもよい。
(ステップS104) 前払式決済サービス装置1の制御部11は、第1前払式支払手段110への入金の確認の結果に基づいた第1前払式支払手段ID及び入金額について、当該第1前払式支払手段IDの第1前払式支払手段110に前払残高の更新を指示する。
(ステップS105) 第1前払式支払手段110は、制御部11から前払残高の更新の指示を受けると、入金額について前払残高更新処理を実行する。具体的には、図6に例示されるように、前払残高の更新対象の第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の管理データ領域の前払残高に入金額を加算する。図6の例では、第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の管理データ領域の前払残高(加算前の値はゼロである)に入金額「10,000円」が加算され、加算後の前払残高「10,000円」になっている。
(ステップS106) ユーザーは、ユーザー端末2を使用して、前払式決済サービス装置1にアクセスし、第1前払式支払手段110に関連付けた第2前払式支払手段120の発行を依頼する操作を行う。ユーザー端末2は、当該操作に応じて、第1前払式支払手段ID及びユーザーIDを含む第2前払式支払手段発行依頼メッセージを前払式決済サービス装置1へ送信する。
(ステップS107) 前払式決済サービス装置1の発行部10は、ユーザー端末2から第2前払式支払手段発行依頼メッセージを受信すると、受信した第2前払式支払手段発行依頼メッセージに含まれる第1前払式支払手段ID及びユーザーIDについて第2前払式支払手段発行処理を実行する。第2前払式支払手段発行処理では、前払式決済サービス装置1が有する第2前払式支払手段管理データに対して、新しい第2前払式支払手段120の登録を行う。具体的には、発行部10は、図5に例示される第2前払式支払手段管理データにおいて、依頼主のユーザー(ユーザーID)に対して第2前払式支払手段識別子(第2前払式支払手段ID)を割り当てし、当該第2前払式支払手段IDの管理データ領域を関連付け対象の第1前払式支払手段IDに関連付けて作成する。例えば、依頼主のユーザーのユーザーID「UID_a002」に対して、第2前払式支払手段ID「SPREID_a1001」の管理データ領域が第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」に関連付けて作成される。
なお、第2前払式支払手段120に対して関連付けられるユーザーは、一であってもよく、又は、複数であってもよい。例えば、第2前払式支払手段120に対して複数のユーザーが所属するグループ(例えば、法人内のプロジェクト)を関連づけし、当該グループ内で当該第2前払式支払手段120を共用することができるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2前払式支払手段管理データにより第2前払式支払手段120とユーザーとを関連付けているが、第2前払式支払手段管理データでは第2前払式支払手段120と第1前払式支払手段110とが関連付けられていればよく、第2前払式支払手段120とユーザーとが関連付けられていなくてもよい。例えば、図4に例示される第1前払式支払手段管理データにより第1前払式支払手段110に関連付けられたユーザー又はグループが、第2前払式支払手段管理データで第1前払式支払手段110に関連付けられた第2前払式支払手段120に関連付けられるものであってもよい。
また、本実施形態では、第2前払式支払手段120とユーザーとを関連付けているが、第2前払式支払手段120とユーザーとを関連付けなくてもよい。第2前払式支払手段120とユーザーとが関連付けられていない場合、第2前払式支払手段120は、任意のユーザーが利用することができる。
第2前払式支払手段管理データの各管理データ領域には、第2前払式支払手段IDとユーザーIDと保有残高とが記載される。本実施形態の一例として、保有残高の初期値はゼロである。発行部10は、依頼主のユーザーに第2前払式支払手段IDを通知する。第2前払式支払手段IDの通知は、電子メールで通知したり又はユーザー専用画面で確認することができるようにしたりしてもよい。また、郵便によって依頼主のユーザーに第2前払式支払手段IDを通知してもよい。また、第2前払式支払手段ID等の情報が記録されたカード(プリペイドカード)を作成して依頼主のユーザーに配布してもよい。当該カードは、磁気記録カードであってもよく、又は、ICカードであってもよい。
なお、1つの第1前払式支払手段110に対して、少なくとも2つ以上の第2前払式支払手段120が発行される。したがって、ステップS106及びS107は、複数回実行される。これにより、図5に例示されるように、第2前払式支払手段管理データにおいて、一つの関連付け第1前払式支払手段IDに対して、複数の第2前払式支払手段IDの管理データ領域が作成される。例えば、前払残高が100万円である第1前払式支払手段110に対して、月次利用限度額「10万円」の第2前払式支払手段120を20個発行してもよい。但し、それら第2前払式支払手段120によって合計100万円の支払いが発生した時点で、第1前払式支払手段110への追加の入金が行われない限り、全ての第2前払式支払手段120は使用することができなくなる。
[前払式支払手段の利用段階]
図3を参照して、本実施形態に係る前払式支払手段の利用段階を説明する。
(ステップS201) ユーザーは、店舗で買い物を行う際に、代金の決済に第2前払式支払手段120を利用する。ユーザーは、第2前払式支払手段120を利用するために必要な第2前払式支払手段ID等の第2前払式支払手段利用情報を店舗で提示する。
(ステップS202) 店舗端末3は、ユーザーから提示された第2前払式支払手段ID及び代金の額Pを含む代金決済依頼メッセージを前払式決済サービス装置1へ送信する。
(ステップS203) 前払式決済サービス装置1の制御部11は、店舗端末3から代金決済依頼メッセージを受信すると、受信した代金決済依頼メッセージに含まれる第2前払式支払手段ID及び代金の額Pについて、支払条件を満たすか否かを第1前払式支払手段110及び第2前払式支払手段120に確認する。支払条件の例を以下に挙げる。
(支払条件の例1)
第2前払式支払手段IDに関連付けられた第1前払式支払手段110の前払残高及び代金の額Pが、所定の支払条件式を満足すること。例えば「(前払残高−P)≧Q、Qは0以上の整数である任意の設定値」を満足することである。
(支払条件の例2)
同時に同じ第1前払式支払手段110に関連付けられた複数の第2前払式支払手段120に対する代金決済依頼が発生した場合、当該全ての第2前払式支払手段120の代金の総額をPとして支払条件の例1を満足すること。
(支払条件の例3)
第2前払式支払手段IDの第2前払式支払手段120の1回の利用上限額が代金の額Pよりも多いこと。
(支払条件の例4)
第2前払式支払手段IDの第2前払式支払手段120の月次利用実績額に代金の額Pを加算した和が月次利用限度額を超えないこと。
制御部11は、全ての支払条件を満たす場合に代金の額Pの決済を許可し、そうではない場合に代金の額Pの決済を許可しない。
(ステップS204) 前払式決済サービス装置1の制御部11は、代金の額Pの決済の許可又は不許可を店舗端末3へ返信する。代金の額Pの決済が不許可である場合、当該代金の第2前払式支払手段120による支払いは行われない。この場合、図3の処理を終了する。代金の額Pの決済が許可である場合、ステップS205に進む。
(ステップS205) 前払式決済サービス装置1において、代金の額Pの決済が許可された第2前払式支払手段120(拠出先の第2前払式支払手段120)に関連付けられた第1前払式支払手段110(拠出元の第1前払式支払手段110)は、自己の前払残高の中から、決済が許可された代金の額Pを拠出する処理を実行する。具体的には、拠出元の第1前払式支払手段110は、決済が許可された代金の額Pを自己の前払残高から減算する。例えば、図6に示される拠出元の第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の前払残高「10,000円」から拠出する代金の額P「2,000円」を減算する。これにより、図7に示されるように、拠出元の第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の前払残高は「8,000円」となる。
(ステップS206) 拠出先の第2前払式支払手段120は、拠出元の第1前払式支払手段110から拠出された拠出金を自己の保有残高に入金する処理を実行する。具体的には、拠出先の第2前払式支払手段120は、拠出元の第1前払式支払手段110から拠出された拠出金の額Pを自己の保有残高に加算する。例えば、図8に示される拠出先の第2前払式支払手段ID「SPREID_a1001」の保有残高「0円」に、拠出元の第1前払式支払手段ID「MPREID_a1000」の第1前払式支払手段110から拠出された拠出金の額P「2,000円」を加算する。これにより、図9に示されるように、拠出先の第2前払式支払手段ID「SPREID_a1001」の保有残高は「2,000円」となる。
(ステップS207) 拠出先の第2前払式支払手段120は、決済が許可された代金の額Pを自己の保有残高から出金する処理を実行する。具体的には、拠出先の第2前払式支払手段120は、決済が許可された代金の額Pを自己の保有残高から減算する。例えば、図9に示される拠出先の第2前払式支払手段ID「SPREID_a1001」の保有残高「2,000円」から、決済が許可された代金の額P「2,000円」を減算する。これにより、図10に示されるように、拠出先の第2前払式支払手段ID「SPREID_a1001」の保有残高は「0円」となる。
(ステップS208) 前払式決済サービス装置1の制御部11は、金融機関4を介して、店舗に代金の支払いを行う。制御部11は、支払先の店舗識別子(店舗ID)、支払元の第1前払式支払手段ID、第2前払式支払手段ID及び支払額(代金の額P)に基づいて、代金の額Pを前払金の中から支払先の店舗へ支払う手続きを行う。これにより、代金の額Pが支払先の店舗へ支払われる。制御部11は、支払先の店舗ID、支払元の第2前払式支払手段ID及び支払額(代金の額P)を含む代金決済の承認メッセージを店舗端末3へ送信する。この代金決済の承認メッセージによって、店舗は当該代金の額Pの決済の完了を認識する。
なお、上述した前払式支払手段の利用段階の例では、ユーザーが店舗で買い物を行う際に、代金の決済に第2前払式支払手段120を利用したが、第2前払式支払手段120の利用は店舗に限定されない。例えば、電子商取引におけるオンライン決済などにも第2前払式支払手段120を利用することができる。
[実施例]
図11は、本実施形態に係る前払式決済サービスシステムの実施例の説明図である。図11に示される実施例は、一適用例として、クレジットカード会社と提携して前払式決済サービスを提供するものである。図11の実施例では、ある企業(ユーザー企業)が、自社の社員に対して前払式決済サービスを利用することができるように、当該サービスを申し込む。以下、図11を参照して、クレジットカード会社と提携して前払式決済サービスを提供する場合の前払式決済サービス方法の例を説明する。
(ステップS301) ユーザー企業は、第1前払式支払手段110の発行を前払式決済サービス装置1へ依頼する。これにより、前払式決済サービス装置1は、図2のステップS102により第1前払式支払手段110を発行する。
(ステップS302) ユーザー企業は、発行された第1前払式支払手段110への入金を行う。これにより、前払式決済サービス装置1は、図2のステップS104及びS105により第1前払式支払手段110の前払残高に入金額を加算する。
(ステップS303) ユーザー企業は、各ユーザー(ユーザー企業社員)が利用する第2前払式支払手段120の発行を前払式決済サービス装置1へ依頼する。これにより、前払式決済サービス装置1は、図2のステップS107により、各ユーザーが利用する第2前払式支払手段120を発行する。発行される第2前払式支払手段120の第2前払式支払手段IDは、クレジットカード会社から予め割り当てられた識別子範囲の中から選択される。
(ステップS304) ユーザーは、自己のユーザー端末2を使用して前払式決済サービス装置1にアクセスし、自己が利用する第2前払式支払手段120の月次利用限度額や1回の利用上限額や利用実績などを管理する。例えば、月次利用限度額や1回の利用上限額を設定したり、利用実績を確認したりする。
確認する。
(ステップS305) ユーザーは、クレジットカード加盟店で買い物を行う際に、代金の決済に第2前払式支払手段120を利用する。ユーザーは、第2前払式支払手段120を利用するために必要な第2前払式支払手段ID等の第2前払式支払手段利用情報をクレジットカード加盟店で提示する。
(ステップS306) クレジットカード加盟店は、アクワイアラー(acquirer)及びクレジットカード会社を介して、前払式決済サービス装置1に代金決済依頼を行う。これにより、前払式決済サービス装置1は、図3のステップS203により、支払条件を満足するかを確認する。前払式決済サービス装置1は、支払条件を満足する場合に代金の決済を許可し、そうではない場合に代金の決済を許可しない。
(ステップS307) アクワイアラーは、前払式決済サービス装置1から代金の決済が許可された場合、クレジットカード加盟店に対して代金の立替を行う。
(ステップS308) クレジットカード会社は、前払式決済サービス装置1から代金の決済が許可された場合、アクワイアラーに対して代金の立替分の金額を入金する。
(ステップS309) クレジットカード会社は、前払式決済サービス装置1に対して、クレジットカード加盟店で代金の決済に使用された第2前払式支払手段IDを通知して代金の支払いを要求する。
(ステップS310) 前払式決済サービス装置1は、図3のステップS205、S206及びS207により、第1前払式支払手段110から代金の額を拠出して第2前払式支払手段120による代金の支払いを行う。
以上が本実施形態に係る前払式決済サービスシステムの実施例の説明である。
本実施形態によれば、第1前払式支払手段110と、一の当該第1前払式支払手段110に関連付けされた複数の第2前払式支払手段120と、を備え、当該第1前払式支払手段110は、ユーザーが入金した前払金の中から、当該第2前払式支払手段120が支払う代金を拠出し、当該第2前払式支払手段120は、当該第1前払式支払手段110から拠出された拠出金を使用して代金の支払いを行う。これにより、ユーザーが代金の決済に利用する第2前払式支払手段120ごとにユーザーが前払いを行う必要がないので、ユーザーの前払いにかかる手間が軽減されるという効果が得られる。
なお、上述した実施形態では、第2前払式支払手段120において代金の支払後の保有残高は「0円(ゼロ)」であるが、第2前払式支払手段120において代金の支払後の保有残高は1円以上の一定額であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…前払式決済サービス装置、2…ユーザー端末、3…店舗端末、4…金融機関、10…発行部、11…制御部、110…第1前払式支払手段、120…第2前払式支払手段、NW…通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 第1前払式支払手段と、
    一の前記第1前払式支払手段に関連付けされた複数の第2前払式支払手段と、を備え、
    前記第1前払式支払手段は、ユーザーが入金した前払金の中から、前記第2前払式支払手段が支払う代金を拠出し、
    前記第2前払式支払手段は、前記第1前払式支払手段から拠出された拠出金を使用して代金の支払いを行う、
    前払式決済サービス装置。
  2. 前記第1前払式支払手段は、前記前払金の残高から前記拠出金の額を減算し、
    前記第2前払式支払手段は、自己の保有残高に前記拠出金の額を一旦加算してから、当該保有残高から代金の額を減算する、
    請求項1に記載の前払式決済サービス装置。
  3. 前記拠出金の額と前記代金の額は同額である、
    請求項2に記載の前払式決済サービス装置。
  4. 前記第2前払式支払手段において代金の支払後の保有残高は一定額である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の前払式決済サービス装置。
  5. 前記一定額はゼロである、
    請求項4に記載の前払式決済サービス装置。
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