JP2021018085A - 経路作成装置、方法およびプログラム - Google Patents

経路作成装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】好適な飛行経路を作成する。【解決手段】本実施形態の経路作成装置(2)は、飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段(211)と、3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成手段(221)と、日照情報を基に、3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する経路作成手段(222)と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、経路作成に関する。
特許文献1には、車両の特定の座席が十分に日向になる経路を作成する技術について開示されている。
特開2008−89570号公報
本発明は、好適な飛行経路を作成することを目的とする。
本発明の一態様に係る経路作成装置は、
飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段と、
前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成手段と、
前記日照情報を基に、前記3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する経路作成手段と、
を有することを特徴とする。
運行管理システムの構成例を示す図である。 3次元地図データの一例を示す第1の図である。 3次元地図データの一例を示す第2の図である。 ボックスのデータ構造を示す図である。 経路作成装置の日陰情報作成部の処理動作例を示す図である。 雲により発生する日陰情報例を示す図である。 地物により発生する日陰情報例を示す図である。 経路作成装置の経路作成部の処理動作例を示す図である。 経路作成装置の経路作成部の変形処理動作例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<運行管理システムの構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る運行管理システムの構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る運行管理システムの構成例を示す図である。
本実施形態にかかる運行管理システムは、飛行体1と、経路作成装置2と、がネットワークNWを介して接続して構成する。ネットワークNWは、基本的に無線ネットワークを想定しているが、有線ネットワークが含まれていてもよい。
経路作成装置2は、飛行体1が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、その3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを参照し、3次元空間毎の日陰の程度を示す日陰情報を作成する。経路作成装置2は、作成した日陰情報を基に、3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成し、その飛行経路を飛行体1に提供する。これにより、飛行体1は、経路作成装置2から取得した飛行経路を基に、日向の3次元空間を優先的に飛行することができる。以下、本実施形態の運行管理システムを構成する各装置の構成例について説明する。
<飛行体1の構成例>
飛行体1は、ドローン等の航空機があげられる。飛行体1は、上空を飛行する飛行体であれば、有人、無人を問わず、あらゆる形態の飛行体を含むものとする。本実施形態の飛行体1は、記憶部11、制御部12、位置情報取得部13、太陽光発電部14、電池残量測定部15を有して構成する。
記憶部11は、各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部11は、経路情報記憶部111を有して構成する。経路情報記憶部111は、後述する経路作成装置2から受け取った経路情報を記憶する。
制御部12は、飛行体1の各部を制御する。本実施形態の制御部12は、飛行制御部121を有して構成する。飛行制御部121は、経路情報記憶部111に記憶されている経路情報などを用いて出発地から目的地まで飛行する。
位置情報取得部13は、飛行体1の現在位置を取得する。位置情報取得部13の構成は、飛行体1の現在位置を取得することが可能であれば、特に限定せず、例えば、GPS(Global Positioning System)などが適用可能である。
太陽光発電部14は、飛行体1に搭載された太陽光パネルで受け取った太陽光を電力に変換し、当該電力を飛行体1の電力源として供給する。太陽光発電部14の構成は、太陽光を電力に変換し、飛行体1の電力源とすることが可能であれば、特に限定せず、任意の発電システムを適用することが可能である。
電池残量測定部15は、飛行体1の電池残量を測定する。飛行体1の電池残量を測定することで、その測定した電池残量の範囲で飛行体1が飛行可能な飛行経路や飛行距離を算出することができる。電池残量測定部15の構成は、飛行体1の電池残量を測定することが可能であれば、特に限定せず、任意の測定システムを適用することが可能である。
<経路作成装置2の構成例>
経路作成装置2は、飛行体1の飛行経路を作成し、飛行体1の運行を管理する装置である。本実施形態の経路作成装置2は、記憶部21、制御部22を有して構成する。
記憶部21は、各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部21は、3次元地図記憶部211、雲情報記憶部212、太陽情報記憶部213、日陰情報記憶部214を有して構成する。
3次元地図記憶部211は、3次元地図情報を記憶する。3次元地図情報は、飛行体1が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現した3次元地図データを含んで構成する。3次元地図データは、例えば、図2に示すように構成する。図2に示す3次元地図データは、原点からX,Y,Z方向に3次元空間を配列する。原点はどのようなものでも差し支えないが、例えば、日本経緯度原点を3次元地図の原点としてもよいし、飛行体1の飛行にとって基準となる任意の点を原点としてもよい。また、ボックスの大きさは、任意だが、例えば、各辺1メートルとしてもよい。各辺は、飛行体1の縦横高さの最大寸法と略同一から数倍程度としてもよい。その場合、飛行体1毎の3次元地図データとしてもよい。
図2では、原点が地表と同じ高さであるとしている。この原点を左下隅とするボックスを、座標(0,0,0)のボックスと呼ぶ。ここからX,Y,Zの各方向に同じ大きさのボックスを規定する。図2では、図示の分かりやすさを優先して、地表と同じ高さ(Z=0)の6×6個のボックス(X=0〜5、Y=0〜5)と、建物などの地物OBJと、地表から5つ目の高さで、原点とX方向に同じ位置の6個のボックス(X=0、Y=0〜5、Z=4)、更に、地表から5つ目の高さで、ボックス(0,5,4)とY方向に同じ位置の6個のボックス(X=0〜5、Y=5、Z=4)のみを図示し、後は省略している。各ボックスは、(X,Y,Z)の座標値により特定可能である。
地物OBJは、ビルや鉄柱などの建物、街路樹、丘陵、山など、地表に物理的に存在するものである。本実施形態では、3次元空間に相当するボックスは、地物OBJの有無に関わらず配置している。原点より地表が高い場合には、その間の3次元のボックスは、地表に現れない。従って、3次元のボックスは、地物の有無を問わず、3次元的に全ての方向に一律に定義されうる。
3次元のボックスを設定したあと、各ボックスには、そのボックスの性質として、コストが付与される。コストは、飛行体1の飛行経路を探索する際に使用するものであり、飛行体1が飛行した方がよいボックスほど、小さい値が設定され、飛行体1が飛行しない方がよいボックスほど、大きい値が設定される。例えば、図3に示す例では、地表から所定の高さまで地物OBJの一例である樹木が存在しており、その樹木が存在するボックスには、そのボックスをなるべく飛行体1が飛行しないように、大きい値のコストが設定される。
図3は、3次元の地図をX方向から見た状態を示しており、図示するボックスTB00、TB22にはコストとして50が設定されており、TB12、TB20、TB21にはコストとして70が設定されており、TB10、TB11にはコストとして100が設定されている。上記コストは、例えば、ボックスに占める樹木の割合で設定する。これにより、樹木に衝突しやすいボックスをなるべく飛行しないようにすることができる。各ボックスのコストは、地物OBJの有無だけでなく、飛行制限区域、人口密度、降雨量、積雪量、風速、日陰、日向などの情報を用いて任意に設定してもよい。また、各ボックスのコストは、地物OBJ、飛行制限区域、人口密度、降雨量、積雪量、風速、日陰、日向などの種別毎に設定してもよい。本実施形態の経路作成装置2は、経路探索条件に応じて、各ボックスのコストを任意に調整し、調整後のコストを使って経路探索を行う。
図4は、全てのボックスが同じ大きさとされている場合の基本的なデータ構造を示す。この場合、ボックスは、X,Y,Zの座標により指定され、この座標を示すパラメータと、コスト、を持つ。図4に示した例では、座標(1,5,0)のボックスのコストは50に設定されており、座標(2,5,0)のボックスのコストは70に設定されており、座標(1,5,1)のボックスのコストは100に設定されている。このため、図4に示した例では、飛行体1が優先的に飛行するボックスの順番は、コストの低い順番である、座標(1,5,0)のボックス→座標(2,5,0)のボックス→座標(1,5,1)のボックスとなる。
なお、図3、図4に示す各ボックスのコストは時間帯毎に設定することが好ましい。これは、降雨量、積雪量、風速、日陰、日向などの情報は時間帯毎に異なるためである。これにより、時間帯に応じて適切なコストを各ボックスに設定することができる。
雲情報記憶部212は、時間毎の雲の情報を記憶する。雲の情報としては、雲の有無、雲頂高度、雲の位置、雲の種類の情報などがあげられる。雲の情報は、例えば、気象データから取得することができる。雲情報記憶部212に記憶する雲の情報は、少なくとも、3次元空間においてどの位置にどのような形状の雲が存在するのかを時間毎に特定できればよい。
太陽情報記憶部213は、時間毎の太陽の情報を記憶する。太陽の情報としては、太陽位置があげられる。太陽位置は、ある地点のある時刻での太陽の位置を示し、太陽高度(仰角)と太陽方位角で算出できる。太陽情報記憶部213に記憶する太陽の情報は、太陽の位置を時間毎に特定できればよい。
日陰情報記憶部214は、3次元空間の日陰エリアを特定する日陰情報を記憶する。日陰情報は、後述する日陰情報作成部221で作成する。
制御部22は、経路作成装置2の各部を制御する。本実施形態の制御部22は、日陰情報作成部221、経路作成部222を有して構成する。
日陰情報作成部221は、3次元地図記憶部211、雲情報記憶部212、太陽情報記憶部213の情報を使って日陰情報を作成する。日陰情報作成部221は、作成した日陰情報を日陰情報記憶部214に記憶する。日陰情報作成部221の具体的な処理動作例については後述する。
経路作成部222は、3次元地図記憶部211、日陰情報記憶部214の情報を使って飛行経路を作成する。経路作成部222は、作成した飛行経路の情報を飛行体1に提供する。経路作成部222の具体的な処理動作例については後述する。
<経路作成装置2の日陰情報作成部221の処理動作例>
次に、図5を参照しながら、経路作成装置2の日陰情報作成部221の処理動作例について説明する。図5は、日陰情報作成部221の処理動作例を説明する図である。
まず、日陰情報作成部221は、3次元地図記憶部211を参照し、日陰情報を作成する3次元空間を決定する(ステップS1)。3次元空間の決定方法は、特に限定せず、任意に決定してもよい。例えば、市町村などの行政区域単位、メッシュ単位などの任意の単位で3次元空間を決定する。但し、最終的には、飛行体1が飛行する3次元地図データを構成する全ての3次元空間に対して日陰情報を作成する。
次に、日陰情報作成部221は、太陽情報記憶部213を参照し、ステップS1で決定した3次元空間に対応する時間毎の太陽位置を取得する(ステップS2)。これにより、ステップS1で決定した3次元空間に入射する太陽光の情報を取得することができる。
次に、日陰情報作成部221は、雲情報記憶部212を参照し、ステップS1で決定した3次元空間に対応する時間毎の雲の位置、形状を取得する(ステップS3)。例えば、ステップS1で決定した3次元空間、及び、その周辺の3次元空間に存在する時間毎の雲の情報を取得する。これにより、ステップS1で決定した3次元空間に対して日陰を形成する要因となる時間毎の雲の情報を取得することができる。
次に、日陰情報作成部221は、日陰情報を作成する時間帯を決定する(ステップS4)。
次に、日陰情報作成部221は、上記決定した時間帯の太陽位置に基づく日照ベクトルを作成する(ステップS5)。日照ベクトルは、太陽位置から地表面に向かって照射する太陽光の入射方向を特定するベクトルである。
次に、日陰情報作成部221は、上記作成した日照ベクトルが、上記決定した時間帯の雲と交差しているか否かを判定する(ステップS6)。
日照ベクトルが雲と交差している場合(ステップS6/Yes)、交差した雲による日陰が発生するため、3次元空間において雲により発生する日陰エリアを示す日陰情報を作成する(ステップS7)。曇による日陰情報は、例えば、図6に示すように、雲200と交差した日照ベクトルB-2、B-8で囲まれたエリア(ハッチングを施したエリア)を特定し、その特定したエリアを示す日陰情報を作成する。日照ベクトルB-2、B-8は、日陰面201の周辺に差し込む日照ベクトルである。日陰面201は図6に示す符号a-bの範囲である。図6では、説明の簡略のため、雲200と交差した日照ベクトルB-2、B-8で囲まれた2次元の日陰エリアの日陰情報を示しているが、本実施形態では、3次元の日陰エリアの日陰情報を作成する。
日陰情報作成部221は、作成した日陰情報を日時と共に日陰情報記憶部214に記憶する(ステップS8)。日陰情報は、上述した3次元空間のボックスで定義する。これにより、経路作成装置2は、3次元空間の各ボックスの中でどのボックスにどの程度の日陰が発生するのかを時間別で把握することができる。
次に、日陰情報作成部221は、ステップS1で決定した3次元空間に日向エリアがあるか否かを判定する(ステップS9)。3次元空間に日向エリアがある場合(ステップS9/Yes)、または、ステップS6において、日照ベクトルが雲と交差していない場合(ステップS6/No)、日陰情報作成部221は、3次元地図記憶部211を参照し、3次元空間に対応する地物の情報を取得する(ステップS10)。例えば、日向エリアがある場合は(ステップS9/Yes)、その日向エリアがある3次元空間に対して日陰を形成する要因となる地物の情報を取得する。例えば、日向エリアがある3次元空間、及び、その周辺の3次元空間に存在する地物の情報を取得する。また、日照ベクトルが雲と交差していない場合は(ステップS6/No)、ステップS1で決定した3次元空間に対応する地物の情報を取得する。例えば、ステップS1で決定した3次元空間、及び、その周辺の3次元空間に存在する地物の情報を取得する。
次に、日陰情報作成部221は、日照ベクトルが地物と交差しているか否かを判定する(ステップS11)。日照ベクトルが地物と交差している場合(ステップS11/Yes)、地物による日陰が発生するため、3次元空間において地物により発生する日陰エリアを示す日陰情報を作成する(ステップS12)。地物による日陰情報は、例えば、図7に示すように、建物300と交差した日照ベクトルで囲まれた日陰エリアを特定し、その特定した日陰エリアを示す日陰情報を作成する。
具体的には、日照ベクトルが建物300と交差することで発生する日陰面301-1、301-2、301-3を特定する。日陰面301-1は図7に示す符号b-cの範囲であり、日陰面301-2は符号c-dの範囲であり、日陰面301-3は符号f-gの範囲である。次に、日照ベクトルと建物300との交点の中で、日照ベクトルと日陰面301-1、301-2、301-3との交点と最も近い交点を探す。例えば、図7に示す日照ベクトルB-4を例に説明する。日照ベクトルB−4と建物300との交点として、交点A、B、C、Dが得られ、日照ベクトルB−4と日陰面301-1、301-2、301-3との交点として、交点C、Eが得られる。このため、日照ベクトルB−4と建物300との交点A、B、C、Dの中で、日照ベクトルB−4と日陰面301-1、301-2、301-3との交点C、Eと最も近い交点として、交点B、Dが得られる。交点Bは、交点Cと最も近い交点であり、交点Dは、交点Eと最も近い交点である。この交点の探索を、建物300と交差する全ての日照ベクトルで行うことで、日陰形成面302-1、302-2を得ることができる。日陰形成面302-1は符号a-bの範囲であり、日陰形成面302-2は符号e-fの範囲である。次に、日照ベクトル、日陰形成面、日陰面で囲まれたエリア(ハッチングを施したエリア)を特定し、その特定したエリアを示す日陰情報を作成する。これにより、建物300による日陰情報を作成することができる。上述した日陰情報の作成方法は一例であり、図7に示すハッチングを施したエリアを特定することが可能であれば、特に限定せず、任意の方法で作成してもよい。また、図7では、建物300と交差した日照ベクトルで囲まれた日陰情報を示しているが、山などの地形の日陰情報も図7に示す建物300と同様に作成することができる。また、図7では、説明の簡略のため、建物300と交差した日照ベクトルで囲まれた2次元の日陰エリアの日陰情報を示しているが、本実施形態では、3次元の日陰エリアの日陰情報を作成する。
日陰情報作成部221は、作成した日陰情報を日時と共に日陰情報記憶部214に記憶する(ステップS13)。これにより、経路作成装置2は、3次元空間において地物により発生する日陰エリアの日陰情報を日陰情報記憶部214に記憶することができる。
日照作成部221は、ステップS9において日向エリアがない場合(ステップS9/No)、ステップS11において日照ベクトルが地物と交差していない場合(ステップS11/No)、ステップS13において日陰情報を日陰情報記憶部214に記憶した場合、全時間帯の日陰情報の作成が完了したか否かを判定する(ステップS14)。
日陰情報作成部221は、ステップS14において全時間帯の日陰情報の作成が完了していない場合(ステップS14/No)、ステップS4に移行し、日陰情報を作成する次の時間を決定し(ステップS4)、上述したステップS5〜S13の処理を行う。
日陰情報作成部212は、ステップS14において全時間帯の日陰情報の作成が完了した場合(ステップS14/Yes)、処理を終了する(End)。
本実施形態の日陰情報作成部212は、図5に示す処理を行うことで、3次元地図記憶部211、雲情報記憶部212、太陽情報記憶部213の情報を使って3次元空間の時間毎の日陰情報を作成し、日陰情報記憶部214に記憶することができる。本実施形態の日陰情報作成部212は、図5に示す処理を、飛行体1が飛行する3次元地図データを構成する全ての3次元空間に対して行う。これにより、3次元地図データを構成する全ての3次元空間の時間毎の日陰情報を得ることができる。
<経路作成装置2の経路作成部222の処理動作例>
次に、図8を参照しながら、経路作成装置2の経路作成部222の処理動作例について説明する。図8は、経路作成部222の処理動作例を説明する図である。
経路作成装置2は、出発地、目的地、飛行時間などの経路探索条件を受け付ける(ステップA1)。経路探索条件の入力は、例えば、スマートフォンなどの利用者が使用する携帯端末を用いて行えばよい。利用者は、携帯端末を操作し、経路探索条件を入力し、経路作成装置2に出力することで、経路作成装置2は、経路探索条件を受け付けることになる。なお、出発地は飛行体1の現在地を用いることもできる。
経路作成装置2は、経路探索条件を受け付けると、3次元地図記憶部211から3次元地図データを読み込む(ステップA2)。また、日陰情報記憶部214から日陰情報を読み込む(ステップA3)。
次に、経路作成装置2は、3次元地図データを構成する各3次元空間に日陰情報のコストを反映する(ステップA4)。例えば、3次元地図データを構成する各3次元空間のコストが図3に示す状態とし、日陰情報と重なるボックスがTB12、TB11、TB00、TB10、TB20と仮定する。この場合、日陰情報と重なるボックスTB12、TB11、TB00、TB10、TB20のコストに、各ボックスの日陰情報に応じた重みづけを付与する。これにより、日陰情報と重なるボックスTB12、TB11、TB00、TB10、TB20のコストの値を大きくし、日陰情報と重なるボックスTB12、TB11、TB00、TB10、TB20を極力回避した飛行経路を得ることができる。
次に、経路作成装置2は、日陰情報を反映した後の3次元空間を使って経路探索を行い、出発地から目的地までの飛行体1の飛行経路を演算する(ステップA5)。飛行経路は、ダイクストラ法、A-star法、RRT(Rapidly-exploring Random Tree)法、RRT-star法などの任意の経路探索アルゴリズムを使って演算することができる。これにより、例えば、飛行体1が出発地において規制上必要な高度まで上昇したあと、目的地上空まで、なるべくコストの小さいボックスを通過する飛行経路を得ることができる。
経路作成装置2は、ステップA5で得られた経路探索結果を利用者の携帯端末に出力する(ステップA6)。これにより、利用者は、携帯端末の表示部上で経路探索結果を閲覧することができる。この場合、携帯端末の表示部上で、出発地から目的地までの飛行経路を3次元地図、または、2次元地図上に表示するとともに、日向を飛行する箇所の経路を他の経路とは異なる表示態様で表示することが好ましい。これにより、利用者は、飛行経路の中でどの箇所が日向の飛行経路なのかを3次元地図、または、2次元地図上で把握することができる。利用者は、飛行体1に飛行経路を出力する場合は、携帯端末を操作し、携帯端末の表示部上に表示された経路探索結果を基に、飛行体1に飛行させる飛行経路を選択し、飛行経路の情報を経路作成装置2に出力する。
経路作成装置2は、飛行体1に出力する飛行経路を受け付けた場合は(ステップA7/Yes)、その受け付けた飛行経路の情報を飛行体1に出力する(ステップA8)。例えば、経路作成装置2は、飛行経路が含まれるボックス、および、その飛行経路のボックスを取り囲むボックスの情報を取得する。3次元空間として直方体のボックスを用いる場合、飛行経路が含まれるボックスの周辺には少なくとも9つのボックスが存在するが、そのうちのいくつかは飛行経路前後のボックスの周辺のボックスと重複する。従って、飛行経路を含むボックスの周辺のボックスとしては、こうした重複を除くことになる。次に、経路作成装置2は、上記取得した飛行経路が含まれるボックス、および、飛行経路のボックスを取り囲むボックスの情報を飛行体1に出力する。これにより、本実施形態の飛行体1は、飛行経路が含まれるボックス、および、飛行経路のボックスを取り囲むボックスの情報を基に、飛行制御を開始することができる。原則として、飛行体1は、飛行経路が含まれるボックスを飛行する。しかし、例えば強風に流されて、飛行体1が飛行経路のボックスから逸脱し、隣接するボックスに入ってしまうことが有り得る。この場合、飛行体1は、自分が属しているボックス、及び、周囲のボックスのコストを参照し、コストの低いボックス側に飛行する。これにより、飛行体1は、強風により飛行経路から逸脱したり、鳥などの障害物を回避するために飛行経路から逸脱したりした場合でも、飛行体1側で自律的にコストの低いボックス側に向かって飛行することができる。
<本実施形態の運行管理システムの作用・効果>
本実施形態の運行管理システムは、飛行体1と、経路作成装置2と、を有して構成し、経路作成装置2は、飛行体1が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する3次元地図記憶部211を参照し、3次元空間毎の日陰エリアを特定する日陰情報を作成する。そして、作成した日陰情報を基に、3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する。これにより、太陽光パネルを搭載した飛行体1にとって好適な飛行経路を作成することができる。
特許文献1には、車両の特定の座席が十分に日向になる経路を作成する技術について開示されている。しかし、特許文献1は、車両の経路を作成することを目的としており、上空を飛行する飛行体1の経路を作成することについては何ら考慮されていない。また、特許文献1では、上空の日陰エリアについては何ら考慮されていない。その結果、特許文献1の技術では、上空を飛行する飛行体1が十分に日向になる経路を作成することができない。
これに対し、本実施形態の経路作成装置2は、3次元空間毎の日陰エリアを特定する日陰情報を作成するため、その日陰情報を基に、3次元空間の日陰エリア、日向エリアを特定することができる。その結果、本実施形態の経路作成装置2は、日陰情報を参照し、太陽光パネルを搭載した飛行体1が充電を行いながら飛行できる飛行経路を探索することができる。その結果、飛行体1の残存電力を最大化することができる。
なお、上述した実施形態では、3次元空間における日陰の程度を示す日陰情報を作成し、その作成した日陰情報を使って、日向を優先的に通過する飛行経路を作成している。しかし、3次元空間における日向の程度を示す日向情報を作成し、その作成した日向情報を使って、日向を優先的に通過する飛行経路を作成してもよい。3次元空間は、日陰、または、日向の何れかで構成するため、3次元空間における日陰、または、日向の何れか一方の情報を整備すれば、他方の情報も必然的に整備することができる。このため、3次元空間における日陰、または、日向の何れか一方の日照情報を作成し、その日照情報を使って、日向を優先的に通過する飛行経路を作成することができる。
また、上述した実施形態では、飛行空間を3次元空間により構成する場合の座標系は、XYZの直交座標系を例として説明した。しかし、XYZの直交座標系に限らず、球面座標系や極座標系などであってもよい。極座標系や球面座標系は、飛行体が離発着する地点を原点として3次元地図を構成する場合には、ボックスの特定が容易となる。3次元地図を構成するボックスは、直方体に限らず、3次元空間を埋められる形状であれば、どのようなものでも差し支えない。いわゆる空間充填体に相当する基本的な立体形状であれば、どのような形状でも利用可能である。更に、極座標系や球面座標系を用いれば、曲面を含んだ3次元空間を用いて3次元地図を構成してもよい。
また、上述した実施形態では、飛行体1の電池残量を考慮せず、日向を優先的に通過する飛行経路を作成するようにしている。しかし、飛行体1の電池残量を考慮するようにしてもよい。例えば、3次元地図データを参照し、飛行体1の出発地から目的地までの飛行経路を探索し、その探索した飛行経路を飛行体1が飛行した際の消費電力を算出する。そして、算出した消費電力と、飛行体1の現在の電池残量と、を比較し、飛行体1の現在の電池残量では上記探索した飛行経路の飛行が不可能である場合に、日向を優先的に通過する飛行経路を作成する。これにより、飛行体1の現在の電池残量では飛行できない飛行経路が得られた場合にのみ、日向を優先的に通過する飛行経路を得ることができる。なお、往路の飛行経路の消費電力だけでなく、復路の飛行経路の消費電力も考慮して、日向を優先的に通過する飛行経路を作成してもよい。これにより、飛行体1の往復飛行を考慮した最適な飛行経路を得ることができる。
また、上述した実施形態では、図8に示すように、日陰情報のコストを反映した後の3次元空間を使って経路探索を行い、出発地から目的地までの飛行体1の飛行経路を演算することにしている。しかし、図9に示すように、日陰情報のコストを反映する前の3次元地図データを使って経路探索を行い、出発地から目的地までの飛行体1の複数の飛行経路を演算してもよい(ステップB4)。この場合、図9に示すように、日陰情報を基に、上記演算した各飛行経路のボックスにおいて日向のボックスを飛行する割合を算出し(ステップB5)、日向を飛行する割合を含む経路探索結果を利用者の携帯端末に出力する(ステップB6)。これにより、利用者は、携帯端末の表示部上で、各飛行経路がどの程度日向を飛行するのかを把握することができる。この場合、出発地から目的地までの飛行経路を3次元地図、または、2次元地図上に表示するとともに、日向を飛行する箇所の経路を他の経路とは異なる表示態様で表示することが好ましい。これにより、利用者は、飛行経路の中でどの箇所が日向の飛行経路なのかを3次元地図、または、2次元地図上で把握することができる。利用者は、飛行体1に飛行経路を出力する場合は、携帯端末を操作し、携帯端末の表示部上に表示された複数の飛行経路の中から、飛行体1に飛行させる飛行経路を選択し、飛行経路の情報を経路作成装置2に出力する。経路作成装置2は、飛行体1に出力する飛行経路を受け付けた場合は(ステップB7/Yes)、その受け付けた飛行経路の情報を飛行体1に出力する(ステップB8)。本実施形態の経路作成装置2は、図9に示す処理動作を行うことで、経路探索により得られる複数の飛行経路の日向の割合を算出し、日向の割合を含む複数の飛行経路の探索結果を得ることができる。その結果、利用者は、複数の飛行経路の中から、利用者が飛行させたい飛行経路を選択して、飛行体1に飛行させることができる。
なお、図9に示す処理動作例において、各飛行経路の日向の割合を算出する際に、飛行経路のボックスだけでなく、飛行経路のボックスを取り囲むボックスも踏まえて、日向のボックスを飛行する割合を算出してもよい。また、各飛行経路を飛行体1が飛行した際の消費電力量と、各飛行経路を飛行体1が飛行した際に太陽光発電部14で得られる発電量と、飛行体1の現在の電池残量と、を算出し、各飛行経路の中で、飛行体1が目的地まで飛行可能な飛行経路(電池残量+発電量>消費電力量の条件を満たす飛行経路)を利用者の携帯端末に出力するようにしてもよい。この場合、飛行体1の往復飛行を考慮してもよい。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上述した実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態において、経路作成装置2は、飛行体1の位置情報取得部13で取得した飛行体1の位置情報を取得し、飛行体1の現在位置を経路作成装置2において管理するようにしてもよい。これにより、経路作成装置2は、飛行体1の現在位置を使って定期的に経路探索を行い、飛行体1に前回提供した飛行経路よりも適切な飛行経路があると判断した場合は、新たな飛行経路を飛行体1に提供することができる。なお、経路作成装置2は、飛行体1の現在位置だけでなく、飛行体1の電池残量などの情報も管理するようにしてもよい。
(変形例2)
上述した本実施形態の運行管理システムを構成する各部の制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROMに予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に記録しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線で転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
プログラムの形態としては、クラウド等によるネット上のサーバからの利用もありえる。一部のプログラムのみをコンピュータに転送して利用する形態もありえる。
(変形例3)
上述した実施形態の運行管理システムを構成する各部は、上述した実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。また、上述した実施形態の運行管理システムの各機能を複数の情報処理装置の協働によって実現してもよく、上述した記憶部11、21に記憶した情報のうちの少なくとも一部は、他の装置の内部/外部記憶装置に記憶されていてもよく、例えばクラウド上に構築されていてもよい。
(変形例4)
以上の実施形態の全部又は一部に記載された態様は、好適な飛行経路を作成すること、処理速度の向上、処理精度の向上、使い勝手の向上、データを利用した機能の向上又は適切な機能の提供その他の機能向上又は適切な機能の提供、データ及び/又はプログラムの容量の削減、装置及び/又はシステムの小型化等の適切なデータ、プログラム、記録媒体、装置及び/又はシステムの提供、並びにデータ、プログラム、装置又はシステムの制作・製造コストの削減、制作・製造の容易化、制作・製造時間の短縮等のデータ、プログラム、記録媒体、装置及び/又はシステムの制作・製造の適切化のいずれか一つの課題を解決する。
1 飛行体
11 記憶部
111 経路情報記憶部
12 制御部
121 飛行制御部
13 位置情報取得部
14 太陽光発電部
15 電池残量測定部(測定手段)
2 経路作成装置
21 記憶部
211 3次元地図記憶部(地図記憶手段)
212 雲情報記憶部(雲情報記憶手段)
213 太陽情報記憶部(太陽情報記憶手段)
214 日陰情報記憶部(日照情報記憶手段)
22 制御部
221 日陰情報作成部(日照情報作成手段)
222 経路作成部(経路作成手段)

Claims (10)

  1. 飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段と、
    前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成手段と、
    前記日照情報を基に、前記3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する経路作成手段と、
    を有することを特徴とする経路作成装置。
  2. 飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段と、
    前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成手段と、
    前記3次元空間の中から前記飛行体が飛行する複数の飛行経路を作成し、前記日照情報を基に、前記作成した複数の飛行経路の各々において、前記飛行経路に含まれる日向の飛行経路の割合を算出する経路作成手段と、
    を有することを特徴とする経路作成装置。
  3. 太陽の位置を記憶する太陽情報記憶手段を有し、
    前記日照情報作成手段は、
    前記太陽の位置を基に、太陽光の入射方向を特定する日照ベクトルを作成し、前記日照ベクトルと交差する前記地物により発生する前記3次元空間の日陰エリアを特定し、前記日陰エリアを基に、前記日照情報を作成する、ことを特徴とする請求項1または2記載の経路作成装置。
  4. 雲の位置を記憶する雲情報記憶手段を有し、
    前記日照情報作成手段は、
    前記日照ベクトルと交差する前記雲により発生する前記3次元空間の日陰エリアを特定する、ことを特徴とする請求項3記載の経路作成装置。
  5. 前記経路作成手段は、
    前記日照情報を基に、前記3次元空間毎のコストを調整し、前記飛行経路を作成する、ことを特徴とする請求項1記載の経路作成装置。
  6. 前記飛行体の電池残量を測定する測定手段を有し、
    前記経路作成手段は、
    前記3次元地図データを基に、前記飛行体の出発地から目的地までの飛行経路を作成し、作成した前記飛行経路の飛行が前記電池残量では不可能である場合に、前記日照情報を基に、前記飛行経路を作成する、ことを特徴とする請求項1記載の経路作成装置。
  7. 経路作成装置で行う方法であって、
    飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段を参照し、前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成工程と、
    前記日照情報を基に、前記3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する経路作成工程と、
    を前記経路作成装置が行う、ことを特徴とする方法。
  8. 経路作成装置で行う方法であって、
    飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段を参照し、前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成工程と、
    前記3次元空間の中から前記飛行体が飛行する複数の飛行経路を作成し、前記日照情報を基に、前記作成した複数の飛行経路の各々において、前記飛行経路に含まれる日向の飛行経路の割合を算出する経路作成工程と、
    を前記経路作成装置が行う、ことを特徴とする方法。
  9. 経路作成装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段を参照し、前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成処理と、
    前記日照情報を基に、前記3次元空間の中から日向の3次元空間を優先的に飛行する飛行経路を作成する経路作成処理と、
    を前記コンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
  10. 経路作成装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    飛行体が飛行する飛行空間を複数の3次元空間によって表現し、前記3次元空間に物理的に存在する地物の情報を含む3次元地図データを記憶する地図記憶手段を参照し、前記3次元空間毎の日陰、または、日向の程度を示す日照情報を作成する日照情報作成処理と、
    前記3次元空間の中から前記飛行体が飛行する複数の飛行経路を作成し、前記日照情報を基に、前記作成した複数の飛行経路の各々において、前記飛行経路に含まれる日向の飛行経路の割合を算出する経路作成処理と、
    を前記コンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
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