JP2021017783A - 仮設手すり - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設手すりの安定性向上【解決手段】仮設手すり10は、第1ベースプレート11のうち長辺方向の中央部に設定された通路11aを除く部分または第1支柱部材13と、第2ベースプレート12のうち長辺方向の中央部に設定された通路12aを除く部分または第2支柱部材14との間に架け渡された下部架設部材21を備えている。下部架設部材21の第1端部21aは、第1支柱部材13に手すり部材15が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられ、かつ、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に取り付けられた下部架設部材21の第2端部21bは、第2支柱部材14に手すり部材15が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、仮設手すりに関する。
例えば、特開2016−118016号公報には、屋外に仮設される仮設手すりが提案されている。ここで提案される仮設手すりは、ベースプレートに設置された支柱に手すりがヒンジを介して角度を変えて設けられている。そして、ここで提案される仮設手すりは、置くだけで屋外の玄関アプローチなどに設置される。
特開2016−118016号公報
ところで、このような仮設手すりは、離れて配置されるベースプレートに支柱が設置され、手すりが架け渡されているが、ベースプレートに体重が乗せられる前に、ベースプレートの外側に向けて荷重が掛けられる場合がある。この場合、ベースプレートが十分に重たいと安定している。しかし、ベースプレートが十分に重たくない場合には、仮設手すりが不安定になる。
ここで提案される仮設手すりは、長辺方向の中央部に通路が設定された、略矩形の第1ベースプレートと、第1ベースプレートから離れて配置され、長辺方向の中央部に通路が設定された、略矩形の第2ベースプレートと、第1ベースプレートに、第1ベースプレートの長辺方向の中央部に対して片側に寄せて取り付けられた第1支柱部材と、第2ベースプレートに、第2ベースプレートの長辺方向の中央部に対して片側に寄せて取り付けられた第2支柱部材と、第1支柱部材の上部と第2支柱部材の上部とを繋ぐように架け渡された手すり部材と、第1ベースプレートのうち長辺方向の中央部に設定された通路を除く部分または第1支柱部材と、第2ベースプレートのうち長辺方向の中央部に設定された通路を除く部分または第2支柱部材との間に架け渡された下部架設部材とを備えている。第1ベースプレートまたは第1支柱部材に取り付けられた下部架設部材の第1端部は、第1支柱部材に手すり部材が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられ、かつ、第2ベースプレートまたは第2支柱部材に取り付けられた下部架設部材の第2端部は、第2支柱部材に手すり部材が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。
かかる仮設手すりによれば、下部架設部材が取り付けられていることによって、第1支柱部材と、第2手すり部材と、第1手すり部材とで囲まれた構造部分がねじれにくくなり、仮設手すりの安定感が増す。
ここで、下部架設部材の第1端部は、第1ベースプレートの長辺方向の中央部に対して第1支柱部材が取り付けられた側に取り付けられていてもよい。下部架設部材の第2端部は、第2ベースプレートの長辺方向の中央部に対して第2支柱部材が取り付けられた側に取り付けられていてもよい。かかる構成によって、第1ベースプレートの中央部に設定される通路および第2ベースプレートの中央部に設定される通路がそれぞれ広く設定できる。
下部架設部材は、第1ベースプレートに第1支柱部材が取り付けられた位置よりも、第1ベースプレートの長辺方向において外側に取り付けられていてもよい。さらに下部架設部材は、第2ベースプレートに第2支柱部材が取り付けられた位置よりも、第2ベースプレートの長辺方向において外側に取り付けられていてもよい。この場合、下部架設部材が、第1ベースプレートの通路および第2ベースプレートの通路に干渉せず、通行の邪魔になりにくい。
第1ベースプレートと第2ベースプレートとの間で下部架設部材が架け渡された方向において、下部架設部材の長さが調整可能であってもよい。下部架設部材の第1端部は、第1ベースプレートまたは第1支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられていてもよい。下部架設部材の第2端部は、第2ベースプレートまたは第2支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられていてもよい。このような構成によれば、下部架設部材の長さや向きが調整できるので、仮設手すりが設置しやすくなる。
下部架設部材は、第1ベースプレートまたは第1支柱部材に取り付けられる第1取付部材と、第2ベースプレートまたは第2支柱部材に取り付けられる第2取付部材と、第1取付部材と第2取付部材とに架設される棒状の架設バーとを備えていてもよい。下部架設部材の各構成要素が単純化され、低コスト化が図られる。この場合、架設バーは、長さ調整可能な機構を有していてもよい。
また、第1取付部材に取り付けられた架設バーは、第1ベースプレートに対して、第1支柱部材に手すり部材が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられていてもよい。また、第2取付部材に取り付けられた架設バーは、第2ベースプレートに対して、第2支柱部材に手すり部材が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられていてもよい。このような構成によれば、下部架設部材の架設バーが、手すり部材が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられているので、第1ベースプレートが設置される場所と第2ベースプレートが設置される場所とに段差がある場合でも、仮設手すりが設置しやすくなる。
第1支柱部材の上部に取り付けられた手すり部材の第1端部は、第1支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられていてもよい。第2支柱部材の上部に取り付けられた手すり部材の第2端部は、第2支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられていてもよい。第2ベースプレートの長辺方向の幅は、第1ベースプレートの長辺方向の幅よりも長くてもよい。第2ベースプレートの短辺方向の幅は、第1ベースプレートの短辺方向の幅よりも短くてもよい。これらの構成によれば、用途に応じて仮設手すりの汎用性が高くなる。
図1は、仮設手すり10を示す斜視図である。 図2は、下部架設部材21の側面図である。 図3は、架設バー203を構成する部品を分解した分解斜視図である。 図4は、架設バー203の底面図である。 図5は、第2取付部材202の側面図である。 図6は、第2取付部材202の正面図である。 図7は、第2取付部材202の分解図である。 図8は、第1回動マウント226が回動した状態を示す側面図である。 図9は、第2回動マウント227が回動した状態を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る仮設手すりを図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態および実施例は、本願発明の好適な一形態を例示するものであるが、特段の言及がない限りにおいて、本願発明を限定しない。ここでは、説明の便宜上、上、下、左、右、前、後を規定しており、上、下、左、右、前、後の向きは、図中において必要である場合に、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。
〈仮設手すり10〉
図1は、仮設手すり10を示す斜視図である。
ここで提案される仮設手すり10は、第1ベースプレート11と、第2ベースプレート12と、第1支柱部材13と、第2支柱部材14と、第3支柱部材16と、手すり部材15と、第2手すり部材17と、下部架設部材21とを備えている。
〈第1ベースプレート11、第2ベースプレート12〉
第1ベースプレート11は、略矩形のプレート部材である。第1ベースプレート11の長辺方向の中央部には、通路11aが設定されている。第2ベースプレート12は、略矩形のプレート部材である。第2ベースプレート12は、第1ベースプレート11から離れて配置されている。第2ベースプレート12の長辺方向の中央部には、通路12aが設定されている。通路11a,12aは、第1ベースプレート11または第2ベースプレート12の長辺方向X2,Y2において、人が通るのに適当な幅が確保されているとよい。通路11a,12aには、例えば、70cm〜90cmの幅が確保されているとよい。この実施形態では、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、共に角が丸い略矩形のプレートで構成されている。
この実施形態では、第2ベースプレート12の長辺方向Y2の幅は、第1ベースプレート11の長辺方向X2の幅よりも長い。さらに、第2ベースプレート12の短辺方向Y1の幅は、第1ベースプレート11の短辺方向X1の幅よりも短い。
この実施形態では、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、概ね厚さが同じであり、単位面積当たりの重さは概ね同じである。第2ベースプレート12は、第1ベースプレート11に比べて短辺方向X1,Y1に短いが、長辺方向X2,Y2には長い。通路用のスペースにおいて、通路の進行方向となる短辺方向Y1における単位長さ当りの重さは、第1ベースプレート11よりも第2ベースプレート12の方が重い。つまり、第2ベースプレート12は、第1ベースプレート11に比べて短辺方向に短いが、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12との短辺方向の長さの違いに比べて、重さの差が小さい。換言すると、第2ベースプレート12は、長辺方向X2に対して長く、長辺方向X2において重い。このため、第2ベースプレート12の安定感が増し、仮設手すり10全体として安定感が得られる。また、第2ベースプレート12が短辺方向に短いので、仮設手すり10の汎用性が高くなる。
仮設手すり10の第1ベースプレート11や第2ベースプレート12は、少なくとも一方が、例えば、玄関アプローチの階段80の踏面82に置かれるような場合がある。このような玄関アプローチの階段80の踏面82に置かれるような場合には、踏面82に置かれるベースプレートには、踏面82に合せて細長いベースプレートが採用されてもよい。図1に示された形態では、第2ベースプレート12が、階段80の踏面82に置かれている。この場合には、第2ベースプレート12には、踏面82に合せて短辺方向Y1に短く、かつ、長辺方向Y2に長いベースプレートが採用されている。この場合、踏面82に設置可能な範囲で、第2ベースプレート12を短辺方向Y1に長くし、かつ、第2ベースプレート12を長辺方向Y2に長くすれば、第2ベースプレート12を重くでき、安定感が増す。さらに、第2ベースプレート12に取り付けられる第2支柱部材14は、長辺方向Y2において第2ベースプレート12の外縁から中央部寄りに取り付けられていることによって安定感が向上する。
本発明者の知見では、例えば、階段80の踏面82に合せて、短辺方向の長さL1が25cm以上40cm以下であり、かつ、長辺方向Y2の長さL2が100cm以上120cm以下のように細長いベースプレートが用いられる(図1参照)。このような場合には、長辺方向Y2に沿った第2支柱部材14から外縁までの距離L3が、長辺方向Y2に沿った長さL2の15%以上25%以下であるとよい。この場合、第2支柱部材14を長辺方向Y2の外側に倒すように力が作用した場合でも、第2支柱部材14から外縁までの距離L3が長く、当該第2支柱部材14から外側の部位12bによって所要の反力が得られる。このため、第2支柱部材14は長辺方向Y2の外側に倒れにくい。また、長辺方向Y2に沿った長さL2の25%以下であるので、第2ベースプレート12の中央部に通路12aとして利用可能な幅を確保できる。このため、第2ベースプレート12の他端が浮き上がりにくい。
〈第1支柱部材13,第2支柱部材14〉
第1支柱部材13は、第1ベースプレート11の長辺方向X2の中央部に対して片側に寄せて、第1ベースプレート11に取り付けられている。第2支柱部材14は、第2ベースプレート12の長辺方向Y2の中央部に対して片側に寄せて、第2ベースプレート12に取り付けられている。図1に示された形態では、第1支柱部材13と第2支柱部材14は、高さ調整可能な支柱で構成されている。第1支柱部材13と第2支柱部材14は、かかる形態に限定されない。例えば、ベースプレートの離れた位置に配置された2本の支柱部と、2本の支柱部に架け渡された横架部とを有する部材でもよい。このように第1支柱部材13と第2支柱部材14は、手すり部材15を支持する支柱としての役割を果たす部材であるとよい。
第1ベースプレート11は、予め定められた位置に第1支柱部材13を取り付けるための取付部を有しているとよい。第2ベースプレート12は、予め定められた位置に第1支柱部材13を取り付けるための取付部を有しているとよい。
〈手すり部材15〉
手すり部材15は、第1支柱部材13の上部と第2支柱部材14の上部とを繋ぐように架け渡されている。この実施形態では、第1支柱部材13の上部に取り付けられた第1手すり部材15の第1端部は、第1支柱部材13に対してヒンジ13aを介して取り付けられている。また、第2支柱部材14の上部に取り付けられた第1手すり部材15の第2端部は、第2支柱部材14に対してヒンジ14aを介して取り付けられている。ヒンジ13a、ヒンジ14aは、それぞれ角度調整可能な構造を備えていてもよい。このようなヒンジ13a,14aの具体的な構成例は、特許文献1にも開示されているので、ここでは詳しい説明を省略する。
なお、図1に示された例では、ヒンジ13aは、第1支柱部材13の上端部に取り付けられているが、かかる位置に限定されない。ヒンジ14aは、第2支柱部材14の上端部に取り付けられているが、かかる位置に限定されない。ヒンジ13aおよびヒンジ14aの構造は、それぞれ支柱部材と手すり部材15とを、角度調整可能に繋ぐ構造であるとよい。例えば、ヒンジ13a,14aは、第1支柱部材13と第2支柱部材14の軸方向に対して、上下に角度調整可能であってもよい。また、ヒンジ13a,14aは、第1支柱部材13と第2支柱部材14の軸方向に対して、軸周りの回転方向に角度調節可能であってもよい。このような観点で、ヒンジ13a,14aには、特許文献1にも開示されている構造が採用されうる。また、ヒンジ13a,14aは、特許文献1にも開示されている構造に限らない。ヒンジ13a,14aには、種々の構造が採用されうる。
図1に示されているように、仮設手すり10が階段80のような段差がある場所に置かれる場合には、段差に合せて第1支柱部材13と第1手すり部材15との角度と、第1手すり部材15と第2支柱部材14との角度とがそれぞれ調整される。このように、第1支柱部材13と第1手すり部材15、および、第2支柱部材14と第1手すり部材15は、それぞれ角度調整可能に接続されているとよい。
また、第1手すり部材15は、長さ調整可能な機構を有していてもよい。第1手すり部材15の長さ調整可能な機構には、種々の伸縮機構が採用されうる。この場合、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12が設置される位置に応じて、第1手すり部材15の長さが調整される。このように、仮設手すり10が配置される場所に応じて手すり部材15の角度や長さが調整可能であってもよい。この場合、仮設手すり10は、汎用性が高くなり、設置がしやすく、安定感が高くなる。なお、第1手すり部材15には、長さ調整可能な機構を有する部材に限定されない。例えば、第1手すり部材15には、所要の長さの手すり部材が選択されて用いられてもよい。また、第1手すり部材15は所要の長さに調整されて取り付けられてもよい。
この実施形態では、仮設手すり10は、第3支柱部材16と、第2手すり部材17とを備えている。第3支柱部材16は、第1ベースプレート11に取り付けられている。第3支柱部材16は、第1支柱部材13と同様に第1ベースプレート11の片側に寄せて第1支柱部材13から短辺方向X1に離れた位置に取り付けられている。第2手すり部材17は、第1支柱部材13の上部と第3支柱部材16の上部とを繋ぐように取り付けられている。
また、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、仮設手すり10としての安定感を得るべく所要の重さを有しているとよい。例えば、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、裏面に金属のプレートが重ねられていてもよい。また、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、金属のプレートが内装されていてもよい。金属のプレートは、踏み板としての所要の重さおよび強度を備えているとよい。このように、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、金属のプレートを備えていることによって、単位面積当たりの重さが重くなる。金属のプレートが補強板として機能するので、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12が歪みにくい。
また、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、例えば、所要の耐候性を有する樹脂で覆われていてもよい。第1ベースプレート11と第2ベースプレート12の表面は、滑りにくい素材で覆われていてもよい。滑り止め加工が施されたシートが張られていてもよい。第1ベースプレート11と第2ベースプレート12の裏面についても、滑り止めとなるシートや部材が取り付けられていてもよい。
なお、図1に示された形態では、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12には、長辺方向X2,Y2の両側に第1支柱部材13,第2支柱部材14,第1手すり部材15,第3支柱部材16,第2手すり部材17がそれぞれ取り付けられている。第1支柱部材13,第2支柱部材14,第1手すり部材15,第3支柱部材16,第2手すり部材17は、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12には、長辺方向X2,Y2の片側のみに取り付けられていてもよい。
〈下部架設部材21〉
下部架設部材21は、第1ベースプレート11のうち長辺方向の中央部に設定された通路11aを除く部分または第1支柱部材13と、第2ベースプレート12のうち長辺方向の中央部に設定された通路12aを除く部分または第2支柱部材14との間に架け渡されている。また、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に取り付けられた下部架設部材21の第1端部21aは、第1支柱部材13に第1手すり部材15が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。また、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に取り付けられた下部架設部材21の第2端部21bは、第2支柱部材14に第1手すり部材15が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。
このような下部架設部材21が取り付けられていることによって、仮設手すり10の剛性が向上する。特に、下部架設部材21は、第1支柱部材13および第2支柱部材14の高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。このため、第1支柱部材13と、第2手すり部材17と、第1手すり部材15とで囲まれた構造部分がねじれにくくなり、仮設手すり10の安定感が増す。
下部架設部材21の第1端部は、第1ベースプレート11の長辺方向X2の中央部に対して第1支柱部材13が取り付けられた側に取り付けられていてもよい。下部架設部材21の第2端部は、第2ベースプレート12の長辺方向Y2の中央部に対して第2支柱部材14が取り付けられた側に取り付けられていてもよい。このように、下部架設部材21が、第1支柱部材13および第2支柱部材14が取り付けられた側に寄せて取り付けられていることによって、第1ベースプレート11の通路11aおよび第2ベースプレート12の通路12aがそれぞれ広く設定できる。
下部架設部材21は、第1ベースプレート11に第1支柱部材13が取り付けられた位置よりも、第1ベースプレート11の長辺方向X2において外側に取り付けられていてもよい。第2ベースプレート12に第2支柱部材14が取り付けられた位置よりも、第2ベースプレート12の長辺方向Y2において外側に取り付けられていてもよい。この場合、下部架設部材21が、第1ベースプレート11の通路11aおよび第2ベースプレート12の通路12aに干渉せず、仮設手すり10を通行する際の邪魔になりにくい。
下部架設部材21は、下部架設部材21が架け渡された方向において、長さが調整可能であってもよい。この場合、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12とが設置される位置に合せて、下部架設部材21の長さが調整されるとよい。下部架設部材21が長さ調整可能であることによって、仮設手すり10の汎用性が高くなる。
下部架設部材21の第1端部21aは、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に対してヒンジ21cを介して角度調整可能に取り付けられていてもよい。また、下部架設部材21の第2端部21bは、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に対してヒンジ21dを介して角度調整可能に取り付けられていてもよい。この場合、仮設手すり10が設置される場所は、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12が置かれる位置に段差があったり、段差の高さが異なっていたりする。このような場合、下部架設部材21の第1端部21aが、ヒンジ21cによって、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に対して角度調整できる。また、下部架設部材21の第2端部21bが、ヒンジ21dによって、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に対して角度調整できる。かかるヒンジ21c,21dが設けられていることによって、下部架設部材21を調整して設置しやすくなる。
下部架設部材21は、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に取り付けられる第1取付部材201と、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に取り付けられる第2取付部材202と、第1取付部材201と第2取付部材202とに架設される棒状の架設バー203とを有していてもよい。下部架設部材21が、このような第1取付部材201と、第2取付部材202と、架設バー203とで構成されることによって、各構成部品の構造が単純化され、安価に製造できる。この場合、架設バー203は、長さ調整可能な機構を有していてもよい。
第1取付部材201に取り付けられた架設バー203は、第1ベースプレート11に対して、第1支柱部材13に手すり部材15が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられていてもよい。第2取付部材202に取り付けられた架設バー203は、第2ベースプレート12に対して、第2支柱部材14に手すり部材15が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられている。
ここで、架設バー203の高さH1は、例えば、後述する図2に示されているように、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12を平坦な床面F1に配置した際に、床面F1から架設バー203までの距離で規定される。このように、架設バー203が、第1支柱部材13に手すり部材15が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置で、かつ、第2支柱部材14に手すり部材15が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられていることによって、架設バー203が、第1ベースプレート11や第2ベースプレート12よりも少し高い位置に設けられる。このため、図1に示されているように、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12が置かれる位置に段差があるような場合でも、下部架設部材21の架設バー203が段差に干渉せず、仮設手すり10を設置できる。このため、仮設手すり10の汎用性が高くなる。かかる観点において、架設バー203の高さH1は、例えば、10cm以上に設定されていてもよく、より好ましくは17cm以上に設定されていてもよい。
〈下部架設部材21の構成例〉
次に、仮設手すり10の一実施形態における下部架設部材21の構成例を説明する。
図2は、下部架設部材21の側面図である。図2では、下部架設部材21が、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12に取り付けられた状態が示されている。ここでは、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12は、平坦な床面F1に配置されている。第1支柱部材13と第2支柱部材14と第1手すり部材15などは省略されている。なお、図2では、第1支柱部材13の基端部と第2支柱部材14の基端部にそれぞれカバー330が取り付けられている。下部架設部材21は、図2に示されているように、第1取付部材201と、第2取付部材202と、架設バー203とを備えている。
〈架設バー203〉
図3は、架設バー203を構成する部品を分解した分解斜視図である。図4は、架設バー203の底面図である。図4では、第1取付部材201と第2取付部材202とが取り付けられた状態で架設バー203の底面が図示されている。架設バー203は、図3および図4に示されているように、主軸材203aと、端材203b,203cとを備えている。
〈主軸材203a〉
主軸材203aは、筒状の部材であり、予め定められた長さを有している。この実施形態では、主軸材203aの横断面は、短辺が円弧になった角丸長方形である。図4に示されているように、主軸材203aの底面には、軸方向に沿ったスリット状の長穴203a1,203a2が形成されている。長穴203a1,203a2は、軸方向の離れた位置にそれぞれ形成されている。長穴203a1,203a2は、主軸材203aの底面の幅方向の中心に沿って形成されている。主軸材203aの両端の開口には、端材203b,203cが挿入される。主軸材203aの両端の開口203a3,203a4の縁には、スライドブッシュ211,212が装着されている。スライドブッシュ211,212は、開口203a3,203a4の縁に装着可能なリング状の部材であり、主軸材203aの開口の縁に装着されて、端材203b,203cとの間隙を埋める。スライドブッシュ211,212は、主軸材203aに対して端材203b,203cが摺動するのを支持する。
〈端材203b,203c〉
端材203b,203cは、図3に示されているように、それぞれ主軸材203aに挿入可能な軸状の部材である。端材203b,203cは、それぞれ主軸材203aの両端の開口から、主軸材203aに挿入される。主軸材203aに挿入される部分は、直線に沿って延びている。当該部位は、主軸材203aの内側に収まるように、主軸材203aの開口よりも少し小さい角丸長方形の断面形状を有している。主軸材203aに挿入される側では、端材203b,203cの端部にキャップ213,214が取り付けられている。キャップ213,214は、端材203b,203cの端部に取り付けられた状態で、主軸材203aに挿通できる外形を有している。キャップ213,214にはねじ穴213a,214aが形成されている。ねじ穴213a,214aには、ノブ付きボルト215,216が取り付けられている。
この端材203b,203cは、キャップ213,214が取り付けられた状態で、主軸材203aに挿通される。そして、図4に示されているように、主軸材203aの長穴203a1,203a2を通じて、ノブ付きボルト215,216が取り付けられる。主軸材203aに対して、端材203b,203cをそれぞれ適当な長さに伸ばした状態で、ノブ付きボルト215,216が締められる。ノブ付きボルト215,216が締められることによって、主軸材203aに対して端材203b,203cを固定できる。ノブ付きボルト215,216を緩めると、主軸材203aに対して、端材203b,203cを摺動させることができる。このように、主軸材203aに対して端材203b,203cを固定する位置を変えることによって、架設バー203の長さが調節できる。
端材203b,203cは、主軸材203aに挿入される側とは反対側がそれぞれ下方に曲っている。端材203bの端部は、第1ベースプレート11に取り付けられる第1取付部材201(図2参照)に接続される。端材203cの端部は、第2ベースプレート12に取り付けられる第2取付部材202(図2参照)に接続される。この実施形態では、かかる端材203bの端部には、第1取付部材201に取り付けるためのビス孔217aが形成されている。端材203bの端部は、ビス217によって第1取付部材201に取り付けられる。端材203cの端部には、同様に第2取付部材202に取り付けるためのビス孔218aが形成されており、端材203cの端部は、ビス218によって第2取付部材202に取り付けられる。
〈第1取付部材201,第2取付部材202〉
図5は、第2取付部材202の側面図である。図6は、第2取付部材202の正面図である。第2取付部材202は、第2支柱部材14の基端部において、第2ベースプレート12に取り付けられている。図7は、第2取付部材202の分解図である。図5には、第2ベースプレート12の長辺方向Y2から第2支柱部材14を見た図が図示されている。図6には、第2ベースプレート12の短辺方向Y1から第2支柱部材14を見た図が図示されている。なお、図5と図6では、第2支柱部材14の基端部にカバー330が取り付けられている。図7には、分解された第2支柱部材14を短辺方向Y1から見た図が図示されている。ここで、第2取付部材202が図示されているが、第1取付部材201についても同様の構成を備えている。
第2取付部材202は、ベース221と、マウント222と、丸パイプ223と、高さ調整プレート224と、第1回動軸225と、第1回動マウント226と、第2回動マウント227と、第2回動軸228と、樹脂カバー229,230とを備えている。
〈ベース221〉
ベース221は、第2ベースプレート12に取り付けられる部材である。この実施形態では、ベース221は、プレート状であり、第2ベースプレート12に第2支柱部材14が取り付けられる位置に取り付けられている。ここで、第2ベースプレート12には、第2支柱部材14が取り付けられる予め定められた位置にねじ穴301が形成されている。ベース221は、第2ベースプレート12と、第2支柱部材14との間に重ねられるプレート状の部材であり、ねじ穴301に合せてボルト挿通孔302が形成されている。第2支柱部材14の基端には、フランジ14cが設けられている。フランジ14cには、第2ベースプレート12のねじ穴301に合せてボルト挿通孔303が形成されている。第2支柱部材14のフランジ14cは、第2ベースプレート12に重ねられたベース221の上に重ねられる。この際、第2ベースプレート12のねじ穴301と、ベース221のボルト挿通孔302と、フランジ14cのボルト挿通孔303の位置が合わせられる。そして、ねじ穴301にボタンボルト304が取り付けられることによって、ベース221および第2支柱部材14が第2ベースプレート12に固定される。
ベース221は、第2ベースプレート12に長辺方向Y2に沿って、第2支柱部材14の外側(図示例では、右側)に、第2支柱部材14のフランジ14cからはみ出している。当該はみ出した部位221aに、下部架設部材21の第2取付部材202が設けられている。はみ出した部位221aには、第2取付部材202の基部となるマウント222が取り付けられている。この実施形態では、マウント222は、所要の剛性を有するプレートを折り曲げた部材である。
〈マウント222〉
マウント222は、ベース部222aと、アーム部222b,222cとを備えている。ベース部222aは、ベース221に沿って配置され、ベース221に溶接される。アーム部222b,222cは、ベース部222aから立ち上がった部位である。アーム部222b,222cは、第2ベースプレート12の長辺方向Y2に離れた位置で、第2ベースプレート12の短辺方向Y1(図1参照)に沿って延び、かつ、上方に立ち上がっている。アーム部222b,222cは、互いに第2ベースプレート12の長辺方向Y2において対向している。
〈第1回動マウント226〉
アーム部222b,222cには、第1回動軸225を挿通するための挿通孔225aと、丸パイプ223を挿通させる挿通孔223aが形成されている。アーム部222cの挿通孔225aには、アーム部222cの外側にナット311が溶接されている。アーム部222b,222cの間には、第1回動マウント226が装着されており、第1回動マウント226は、アーム部222b,222cに取り付けられた第1回動軸225に挿通されている。第1回動軸225は、第2ベースプレート12の長辺方向Y2に沿ってアーム部222b,222cに取り付けられている。第1回動マウント226は、第1回動軸225周りに回動する。
丸パイプ223は、アーム部222b,222cに第1回動軸225が挿通される位置に対し、第2ベースプレート12の短辺方向Y1の前後にそれぞれ取り付けられている。丸パイプ223は、アーム部222b,222cにそれぞれ挿通され、かつ、溶接される。かかる丸パイプ223によって、アーム部222b,222cの間隔が維持される。これにより、アーム部222b,222cが所要の剛性を保つとともに、第1回動マウント226のスムーズな回動が保証されている。また、アーム部222bの側面には、高さ調整プレート224が取り付けられる。高さ調整プレート224の上縁は、丸パイプ223を支持している。マウント222には、樹脂カバー229,230が取り付けられる。
〈第2回動マウント227〉
第2回動マウント227は、アーム部222b,222cから上方にはみ出た、第1回動マウント226の上部に取り付けられる。第2回動マウント227は、第1回動マウント226に取り付けられる第2回動軸228に装着され、第2回動軸228の周りに角度調整可能に取り付けられている。第1回動マウント226には、第2回動軸228を取り付けるためのねじ穴を有するボス321が設けられている。第2回動マウント227は、当該ボス321が嵌まる窪み322を有する。窪み322の上部には、第2回動軸228が挿通される挿通孔323が形成されており、当該挿通孔323が貫通した部分に第2回動軸228の頭部が収まる凹んだ座部324が設けられている。第2回動マウント227は、第1回動マウント226のボス321に装着され、第2回動軸228が取り付けられている。
この実施形態では、第2回動軸228は、六角穴ボタンボルトであり、平ワッシャー325とスプリングワッシャー326が装着されている。第2回動軸228を緩めると、第2回動マウント227は、第1回動マウント226に対して第2回動軸228周りに回動する。第2回動マウント227には、下部架設部材21の第2取付部材202を取り付けるための取付部227aが設けられている。この実施形態では、取付部227aは、第2取付部材202の端部の開口に装着される突起である。かかる取付部227aには、第2取付部材202の端部を固定するためのビス218が取り付けられるビス孔227bが形成されている。
図8は、マウント222(図7参照)に対して第1回動マウント226を回動させた状態を示す側面図である。第1回動マウント226は、図8に示されているように、第1回動軸225に支持され、かつ、第1回動軸225の軸周りに回動する。これによって、第1回動マウント226は、第1回動軸225の軸周りに第2ベースプレート12の短辺方向Y1に揺動する。ここで、第1回動軸225は、六角穴ボタンボルトである。ボルト軸の先端は、図7に示されているように、アーム部222cの挿通孔225aに溶接されたナット311に装着されている。また、反対側のアーム部222bの外側には、平ワッシャー312とスプリングワッシャー313がボルト軸に装着されている。第1回動マウント226は、下部架設部材21の架設バー203を取り付ける際に角度が調整される。その後、第1回動軸225を締めることで、アーム部222b,222cに対する第1回動マウント226の角度が固定される。
図9は、第1回動マウント226に対して第2回動マウント227が回動した状態を示す平面図である。第2回動マウント227は、下部架設部材21の架設バー203を取り付ける際に角度が調整される。その後、第2回動軸228を締めることで、第1回動マウント226に対する第2回動マウント227の角度が固定される。
このように、第2取付部材202は、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に対して角度調整可能な構造を有している。第1取付部材201は、第2取付部材202と同様の構造を有している。第1取付部材201は、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に対して角度調整可能な構造を有している。
このように、下部架設部材21の第2端部21b(図1参照)は、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に対して角度調整可能に取り付けられているとよい。同様に、下部架設部材21の第1端部21aは、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に対して角度調整可能に取り付けられていてもよい。また、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12との間で下部架設部材21が架け渡された方向において、下部架設部材21の長さが調整可能であってもよい。
例えば、下部架設部材21の架設バー203が長さ調整可能な機構を有していてもよい。さらに架設バー203は、第1ベースプレート11や第2ベースプレート12に対して、第1手すり部材15が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられていてもよい。これにより、玄関アプローチの階段などの高さや階段の段差が異なるような場所でも、仮設手すり10が設置できる。仮設手すり10の汎用性が高くなる。
上述した実施形態では、下部架設部材21の第1端部21aは、第1支柱部材13の基端部で、第1ベースプレート11に取り付けられている。また、下部架設部材21の第2端部21bは、第2支柱部材14の基端部で、第2ベースプレート12に取り付けられている。ここで提案される仮設手すりは、かかる形態に限定されない。下部架設部材21は、第1ベースプレート11のうち長辺方向の中央部に設定された通路11aを除く部分または第1支柱部材13と、第2ベースプレート12のうち長辺方向の中央部に設定された通路12aを除く部分または第2支柱部材14との間に架け渡されている。下部架設部材21の第1端部21aは、第1ベースプレート11または第1支柱部材13に取り付けられているとよい。下部架設部材21の第2端部21bは、第2ベースプレート12または第2支柱部材14に取り付けられているとよい。換言すると、下部架設部材21の第1端部21aは、第1ベースプレート11と第1支柱部材13とのうち少なくとも一方に取り付けられているとよい。下部架設部材21の第2端部21bは、第2ベースプレート12と第2支柱部材14とのうち少なくとも一方に取り付けられているとよい。
下部架設部材21の第1端部21aと第2端部21bが取り付けられる構造は、上述した形態に限定されない。例えば、下部架設部材21の第1端部21aが第1支柱部材13に取り付けられ、かつ、下部架設部材21の第2端部21bが第2支柱部材14に取り付けられていてもよい。例えば、下部架設部材21は、第1支柱部材13と第2支柱部材14とに架け渡されていてもよい。この場合、下部架設部材21は、第1支柱部材13の中間高さ、第2支柱部材14の中間高さに、それぞれヒンジを介して角度調整可能に取り付けられているとよい。
また、下部架設部材21の第1端部21aが第1ベースプレート11に取り付けられ、かつ、下部架設部材21の第2端部21bが第2ベースプレート12に取り付けられていてもよい。この場合、下部架設部材21は、第1支柱部材13の基端部と第2支柱部材14の基端部から離れた位置において、第1ベースプレート11と第2ベースプレート12とに取り付けられていてもよい。
また、下部架設部材21の第1端部21aが第1ベースプレート11に取り付けられている場合に、下部架設部材21の第2端部21bが第2支柱部材14に取り付けられていてもよい。また、下部架設部材21の第1端部21aが第1支柱部材13に取り付けられている場合に、下部架設部材21の第2端部21bが第2ベースプレート12に取り付けられていてもよい。
このような場合でも、下部架設部材21が、第1支柱部材13および第2支柱部材14の高さの半分よりも低い位置に取り付けられていることによって、第1支柱部材13と、第2手すり部材17と、第1手すり部材15とで囲まれた構造部分がねじれにくくなり、仮設手すり10の安定感が増す。
以上の通りに、ここで提案される仮設手すりの一実施形態を種々説明したが、ここで提案される仮設手すりは、上述した実施形態に限定されない。また、ここで提案される仮設手すりは、種々変更でき、特段の問題が生じない限りにおいて、各構成要素やここで言及された各処理は適宜に省略され、または、適宜に組み合わされうる。
本発明は、仮設手すりとして産業上利用可能である。
10 仮設手すり
11 第1ベースプレート
11a 通路
12 ベースプレート
12a 通路
13 第1支柱部材
13a ヒンジ
14 第2支柱部材
14a ヒンジ
14c フランジ
15 第1手すり部材(手すり部材)
16 第3支柱部材
17 第2手すり部材
21 下部架設部材
21a 第1端部
21b 第2端部
21c ヒンジ
21d ヒンジ
80 階段
82 踏面
201 第1取付部材
202 第2取付部材
203 架設バー
203a 主軸材
203a1,203a2 長穴
203a3,203a4 開口
203b,203c 端材
211,212 スライドブッシュ
213,214 キャップ
213a,214a ねじ穴
215,216 ノブ付きボルト
217,218 ビス
217a,218a ビス孔
221 ベース
221a フランジ14cからはみ出した部位
222 マウント
222a ベース部
222b,222c アーム部
223 丸パイプ
223a 挿通孔
224 高さ調整プレート
225 第1回動軸
225a 挿通孔
226 第1回動マウント
227 第2回動マウント
227a 取付部
227b ビス孔
228 第2回動軸
229,230 樹脂カバー
301 ねじ穴
302 ボルト挿通孔
303 ボルト挿通孔
304 ボタンボルト
311 ナット
312 平ワッシャー
313 スプリングワッシャー
321 ボス
322 窪み
323 挿通孔
324 座部
325 平ワッシャー
326 スプリングワッシャー
F1 床面
H1 架設バー203の高さ

Claims (13)

  1. 長辺方向の中央部に通路が設定された、略矩形の第1ベースプレートと、
    前記第1ベースプレートから離れて配置され、長辺方向の中央部に通路が設定された、略矩形の第2ベースプレートと、
    前記第1ベースプレートに、前記第1ベースプレートの長辺方向の中央部に対して片側に寄せて取り付けられた第1支柱部材と、
    前記第2ベースプレートに、前記第2ベースプレートの長辺方向の中央部に対して片側に寄せて取り付けられた第2支柱部材と、
    前記第1支柱部材の上部と前記第2支柱部材の上部とを繋ぐように架け渡された手すり部材と、
    前記第1ベースプレートのうち長辺方向の中央部に設定された通路を除く部分または前記第1支柱部材と、前記第2ベースプレートのうち長辺方向の中央部に設定された通路を除く部分または前記第2支柱部材との間に架け渡された下部架設部材と
    を備え、
    前記第1ベースプレートまたは前記第1支柱部材に取り付けられた前記下部架設部材の第1端部は、前記第1支柱部材に前記手すり部材が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられ、かつ、
    前記第2ベースプレートまたは前記第2支柱部材に取り付けられた前記下部架設部材の第2端部は、前記第2支柱部材に前記手すり部材が取り付けられた高さの半分よりも低い位置に取り付けられている、
    仮設手すり。
  2. 前記下部架設部材の第1端部は、
    前記第1ベースプレートの長辺方向の中央部に対して前記第1支柱部材が取り付けられた側に取り付けられており、かつ、
    前記下部架設部材の第2端部は、
    前記第2ベースプレートの長辺方向の中央部に対して前記第2支柱部材が取り付けられた側に取り付けられている、
    請求項1に記載された仮設手すり。
  3. 前記下部架設部材は、
    前記第1ベースプレートに前記第1支柱部材が取り付けられた位置よりも、第1ベースプレートの長辺方向において外側に取り付けられており、かつ、
    前記第2ベースプレートに前記第2支柱部材が取り付けられた位置よりも、第2ベースプレートの長辺方向において外側に取り付けられている、
    請求項1または2に記載された仮設手すり。
  4. 前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとの間で前記下部架設部材が架け渡された方向において、前記下部架設部材の長さが調整可能である、請求項1から3までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  5. 前記下部架設部材の第1端部は、前記第1ベースプレートまたは前記第1支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられている、請求項1から4までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  6. 前記下部架設部材の第2端部は、前記第2ベースプレートまたは前記第2支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられている、請求項1から5までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  7. 前記下部架設部材は、
    前記第1ベースプレートまたは前記第1支柱部材に取り付けられる第1取付部材と、
    前記第2ベースプレートまたは前記第2支柱部材に取り付けられる第2取付部材と、
    前記第1取付部材と前記第2取付部材とに架設される棒状の架設バーと
    を有している、請求項1から6までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  8. 前記架設バーは、長さ調整可能な機構を有している、請求項7に記載された仮設手すり。
  9. 前記第1取付部材に取り付けられた前記架設バーは、前記第1ベースプレートに対して、前記第1支柱部材に前記手すり部材が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられており、かつ、
    前記第2取付部材に取り付けられた前記架設バーは、前記第2ベースプレートに対して、前記第2支柱部材に前記手すり部材が取り付けられた高さの5分の1よりも高い位置に設けられている、
    請求項7または8に記載された仮設手すり。
  10. 前記第1支柱部材の上部に取り付けられた前記手すり部材の第1端部は、前記第1支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられている、請求項1から9までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  11. 前記第2支柱部材の上部に取り付けられた前記手すり部材の第2端部は、前記第2支柱部材に対して角度調整可能に取り付けられている、請求項1から10までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  12. 前記第2ベースプレートの長辺方向の幅は、前記第1ベースプレートの長辺方向の幅よりも長い、請求項1から11までの何れか一項に記載された仮設手すり。
  13. 前記第2ベースプレートの短辺方向の幅は、前記第1ベースプレートの短辺方向の幅よりも短い、請求項1から12までの何れか一項に記載された仮設手すり。
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