JP2021017107A - プロペラシャフトの支持構造及び組付方法 - Google Patents

プロペラシャフトの支持構造及び組付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロペラシャフトの前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させる。【解決手段】プロペラシャフト10は、前側継手と中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に長穴が形成されたフランジ部43bを有するブラケット40とを備える。フランジ部43bに、上部及び下部マウント61、66を備えるマウント部材60が前後方向に移動可能に取り付けられる。プロペラシャフト10は、ボルトM3がマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体に設けられたナットN3に螺合されることでマウント部材60が車体に固定されて車体に支持される。【選択図】図2

Description

本発明は、プロペラシャフトの支持構造及び組付方法に関する。
後輪駆動車等の車両では、車体前部にエンジンや変速機等を含む動力源が配置され、車体後部に後輪である駆動輪用の作動装置が配置され、プロペラシャフトが車体フロアに設けられたトンネル部内に配置されている。プロペラシャフトは、車体前部に配置された変速機出力軸などの動力源側回転部材から車体後部に配置された駆動輪用の差動装置入力軸などの駆動輪側回転部材に動力を伝達する。
プロペラシャフトは一般に、車体前側に配置される前側継手が動力源側回転部材に連結され、車体後側に配置される後側継手が駆動輪側回転部材に連結され、中間部に取り付けられたブラケットが車体フロアのトンネル部に取り付けられて車体に支持される。前側継手及び後側継手として一般に、ユニバーサルジョイントが用いられる。
例えば特許文献1には、車体に支持されるプロペラシャフトの支持構造が開示されている。図9及び図10に示すように、このプロペラシャフト100は、前側継手101としてのユニバーサルジョイントが動力源側回転部材102に連結され、後側継手103としてのユニバーサルジョイントが駆動輪側回転部材104に連結され、プロペラシャフト100の中間部に取り付けられたブラケット106が車体フロア107のトンネル部108に取り付けられて車体110に支持されている。
図10に示すように、ブラケット106には、プロペラシャフト100を保持する保持部112から車幅方向外側に延びるフランジ部113にマウント部材114が取り付けられている。プロペラシャフト100は、マウント部材114及びフランジ部113がトンネル部108に立設されたスタッドボルト115に挿通された状態でスタッドボルト115の先端部にナット116が螺合されることでマウント部材114が車体110に固定されて車体110に支持されている。
プロペラシャフト100を車体110に支持させる際には、フランジ部113にマウント部材114が取り付けられたプロペラシャフト100を、前側継手101の従動側101aを駆動側101bに比して下側に曲げた状態でトンネル部108内に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させて前側継手101を動力源側回転部材102に連結させる。そして、前側継手101の従動側101aを上側に回転させて車体側のスタッドボルト115にマウント部材114及びフランジ部113を挿通させてからスタッドボルト115の先端部にナット116を螺合させて、マウント部材114を車体110に固定してプロペラシャフト100を車体110に支持させることが行われる。
特開2018−69943号公報
自動車等の車両では、騒音や振動などのNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)性能を向上させるためなど、車体前後方向に動力を伝達するプロペラシャフトについて、ユニバーサルジョイントに代えてラバーカップリングを用いることが考えられている。
プロペラシャフトの前側継手としてラバーカップリングを用いる場合、ユニバーサルジョイントを用いる場合に比して、前側継手の駆動側と従動側の作動角が小さく前側継手の従動側を駆動側に対して下方に曲げることができなくなる。このため、前述したようにプロペラシャフトをトンネル部内に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させて前側継手を動力源側回転部材に連結させるとき、プロペラシャフトの中間部に取り付けられたブラケットのフランジ部及びフランジ部に取り付けられたマウント部材が車体側のスタッドボルトに干渉し、プロペラシャフトを車体に支持させることができなくなるおそれがある。
また、プロペラシャフトを車体に支持させる際には、車体前部に組み付けられた変速機出力軸などの動力源側回転部材の組付位置にばらつきが生じ、プロペラシャフトに取り付けられたブラケットのフランジ部に取り付けられたマウント部材の組付位置にばらつきが生じ得ることから、車体に対するプロペラシャフトの組付位置にばらつきが生じる場合においてもプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることが望まれる。
そこで、本発明は、プロペラシャフトの前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができるようにすることを課題とする。
本発明は、車体前部に配置された動力源側回転部材から車体後部に配置された駆動輪側回転部材に動力を伝達するプロペラシャフトを車体に支持するプロペラシャフトの支持構造であって、前記プロペラシャフトは、前記動力源側回転部材に連結される前側継手と、前記プロペラシャフトの中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴が形成されたフランジ部を有するブラケットとを備え、前記フランジ部に、前記フランジ部を挟んで両側に配置される上部マウント及び下部マウントを備えると共に前記上部マウント及び前記下部マウントの一方が前記フランジ部の長穴を通じて前記上部マウント及び前記下部マウントの他方に係合して前記上部マウントに前記下部マウントが係止されるマウント部材が前後方向に移動可能に取り付けられ、前記プロペラシャフトは、ボルトが前記マウント部材及び前記フランジ部を貫通して車体に設けられたナットに螺合されることにより前記マウント部材が車体に固定されて車体に支持されるプロペラシャフトの支持構造を提供する。
本発明によれば、プロペラシャフトは、ブラケットのフランジ部に取り付けられたマウント部材である上部及び下部マウントがボルトを車体側のナットに螺合させることで車体に固定されて車体に支持されるので、前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、プロペラシャフトを動力源側回転部材と駆動輪側回転部材との間に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させてプロペラシャフトを車体に組み付ける際に、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができる。
マウント部材は、前後方向に移動可能にフランジ部に取り付けられるので、車体に対するプロペラシャフトの組付位置にばらつきが生じる場合においても、ボルトをマウント部材及びフランジ部を貫通して車体側のナットに螺合させることができ、プロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができる。
前記前側継手は、ラバーカップリングであることが好ましい。
本構成によれば、前側継手としてユニバーサルジョイントを用いる場合に比して、騒音や振動などのNVH性能を向上させることができる。
前記マウント部材は、上部マウントに下部マウントが係止されるとき、フランジ部の長穴の周縁部に対向する上部マウントの対向面及び下部マウントの対向面間の離間距離がフランジ部の厚さより大きく形成され、ボルトがナットに螺合されるとき、上部マウントの対向面及び下部マウントの対向面間の離間距離がフランジ部の厚さに等しくされる。
本構成によれば、上部マウントに下部マウントが係止されるときにフランジ部に対して上部及び下部マウントを容易に前後方向に移動させることができ、車体に対するプロペラシャフトの組付位置にばらつきが生じる場合においても、プロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができる。
前記上部マウントは、長穴を貫通する筒状部と筒状部の下側から径方向外側に延びる係合爪部とを備え、前記下部マウントは、上部マウントの筒状部の径方向外側に嵌合される筒状部と下部マウントの筒状部の上側から径方向内側に延びて上部マウントの係合爪部に係合する係合爪部とを備えている。
本構成によれば、フランジ部の長穴を貫通する筒状部を備えた上部マウントに下部マウントを係止させることができ、ブラケットからマウント部材が脱落することを防止することができる。
前記下部マウントは、フランジ部の長穴を貫通する筒状部と該筒状部の上側から径方向外側に延びる係合爪部とを備え、前記上部マウントは、下部マウントの筒状部の径方向外側に嵌合される筒状部と上部マウントの筒状部の下側から径方向内側に延びて下部マウントの係合爪部に係合する係合爪部とを備えている。
本構成によれば、上部マウントにフランジ部の長穴を貫通する筒状部を備えた下部マウントを係止させることができ、ブラケットからマウント部材が脱落することを防止することができる。
また、本発明は、車体前部に配置された動力源側回転部材から車体後部に配置された駆動輪側回転部材に動力を伝達するプロペラシャフトを車体に組み付けるプロペラシャフトの組付方法であって、前記動力源側回転部材に連結される前側継手と、前記プロペラシャフトの中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴が形成されたフランジ部を有するブラケットとを備えたプロペラシャフトのフランジ部にマウント部材を取り付けるステップであって、前記フランジ部に、前記フランジ部を挟んで両側に配置される上部マウント及び下部マウントを備えると共に前記上部マウント及び前記下部マウントの一方が前記フランジ部の長穴を通じて前記上部マウント及び前記下部マウントの他方に係合して前記上部マウントに前記下部マウントが係止されるマウント部材を前後方向に移動可能に取り付けるステップと、前記プロペラシャフトを前記動力源側回転部材と前記駆動輪側回転部材との間に車体下側から車体上側に移動させるステップと、前記プロペラシャフトを車体前側に移動させて前記前側継手を前記動力源側回転部材に連結させるステップと、ボルトを前記マウント部材及び前記フランジ部を貫通して車体に設けられたナットに螺合させることにより前記マウント部材を車体に固定して前記プロペラシャフトを車体に支持させるステップと、を備えているプロペラシャフトの組付方法を提供する。
本発明によれば、プロペラシャフトは、ブラケットのフランジ部に取り付けられたマウント部材である上部及び下部マウントがボルトを車体側のナットに螺合させることで車体に固定されて車体に支持されるので、前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、プロペラシャフトを動力源側回転部材と駆動輪側回転部材との間に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させてプロペラシャフトを車体に組み付ける際に、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に組み付けることができる。
マウント部材は、前後方向に移動可能にフランジ部に取り付けられるので、車体に対するプロペラシャフトの組付位置にばらつきが生じる場合においても、ボルトをマウント部材及びフランジ部を貫通して車体側のナットに螺合させることができ、プロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができる。
本発明に係るプロペラシャフトの支持構造及び組付方法によれば、プロペラシャフトの前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることができる。
本発明の実施形態に係るプロペラシャフトの支持構造を備えた車体を示す側面図である。 図1におけるY2−Y2線に沿った車体を示す断面図である。 プロペラシャフトの前側継手を説明するための説明図である。 図1におけるY4方向から見たプロペラシャフトの平面図である。 マウント部材の取付状態を説明するための説明図である。 図2における車体の要部を拡大した要部拡大図である。 プロペラシャフトの組付方法を説明するための説明図である。 本発明の別の実施形態に係るマウント部材の断面図である。 従来のプロペラシャフトの支持構造を備えた車体を示す側面図である。 図9におけるY10−Y10線に沿った車体を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプロペラシャフトの支持構造を備えた車体を示す側面図、図2は、図1におけるY2−Y2線に沿った車体を示す断面図である。図1及び図2に示す本発明の実施形態に係るプロペラシャフトの支持構造を備えた車体1は、車体前部にエンジンや変速機等を含む動力源2が配置されると共に車体後部に駆動輪としての後輪用の差動装置3が配置された後輪駆動車の車体である。
車体1では、動力源2の出力軸である動力源側回転部材4から駆動輪用差動装置3の入力軸である駆動輪側回転部材5に動力を伝達するプロペラシャフト10が、車体前後方向に延びるように配置されている。プロペラシャフト10は、車室6の底面を構成する車体フロア7の車幅方向中央側に設けられて下方が開放されたトンネル部8の内側の空間に配置されている。
プロペラシャフト10は、車体前側に配置された前側継手20が動力源側回転部材4に連結され、車体後側に配置された後側継手30が駆動輪側回転部材5に連結され、プロペラシャフト10の車体前後方向の中間部にプロペラシャフト10を車体1に回転自在に支持する支持ブラケット40が取り付けられている。
プロペラシャフト10は、車体前側に配置される第1分割シャフト11と車体後側に配置される第2分割シャフト12とに分割されて構成されている。第1分割シャフト11の車体前側に前側継手20が配置され、第2分割シャフト12の車体後側に後側継手30が配置され、第1分割シャフト11と第2分割シャフト12とが中間継手50によって連結されている。
図3は、プロペラシャフトの前側継手を説明するための説明図であり、前側継手20を断面図で示している。図3に示すように、前側継手20としてラバーカップリング20が用いられる。カップリング20は、所定厚さを有してプロペラシャフト10の軸方向から見て略六角形状に形成されたゴム製の本体部21を備えている。
本体部21には、プロペラシャフト10の軸方向に貫通する複数の貫通穴22が形成され、複数の貫通穴22は、周方向に等間隔に異なる位置に配置されている。本体部21には具体的には、周方向に60度間隔で設けられる6つの貫通穴22が形成されている。貫通穴22にはそれぞれ、円筒状に形成された金属製のスリーブ23が接合されている。
カップリング20は、本体部21の両側に配置される金属製の駆動側ヨーク24及び従動側ヨーク25を備えている。駆動側ヨーク24は、動力源側回転部材4の後端部に接合された軸部24aと、軸部24aから径方向外側に突出すると共に周方向に等間隔に形成される複数のヨーク24bとを備え、ヨーク24bにはボルト挿通穴24cが形成されている。駆動側ヨーク24は具体的には、周方向に120度間隔で設けられる3つのヨーク24bを備えている。
従動側ヨーク25は、プロペラシャフト10の前端部に接合された軸部25aと、軸部25aから径方向外側に突出すると共に周方向に等間隔に形成される複数のヨーク25bとを備え、ヨーク25bにはボルト挿通穴25cが形成されている。従動側ヨーク25は具体的には、周方向に120度間隔で設けられる3つのヨーク25bを備えている。
駆動側ヨーク24は、駆動側ボルトM1をヨーク24bのボルト挿通穴24c及びスリーブ23内を通じて駆動側ナットN1と螺合させることにより本体部21に連結されている。従動側ヨーク25は、従動側ボルトM2をヨーク25bのボルト挿通穴25c及びスリーブ23内を通じて従動側ナットN2と螺合させることにより本体部21に連結されている。駆動側ボルトM1と従動側ボルトM2とは、周方向に交互にスリーブ23内に挿通されている。
このようにして、カップリング20は、動力源側回転部材4とプロペラシャフト10、具体的には第1分割シャフト11とを連結し、動力源側回転部材4と第1分割シャフト11との間で回転伝達可能に構成されている。
カップリング20は、それぞれ隣接する一対の駆動側ボルトM1が挿通される駆動側スリーブ23と従動側ボルトM2が挿通される従動側スリーブ23との間に無端状のコードを巻き掛けて本体部21を補強するようにすることも可能である。前記コードとしては、本体部21を構成するゴムより大きい許容引張応力を有する材料が用いられる。
後側継手30についても、ラバーカップリング30が用いられる。カップリング30は、前側継手としてのカップリング20と同様に構成され、プロペラシャフト10、具体的には第2分割シャフト12と駆動輪側回転部材5とを連結し、第2分割シャフト12と駆動輪側回転部材5との間で回転伝達可能に構成されている。
中間継手50として、スライド式等速ボールジョイント50が用いられる。中間継手50は、プロペラシャフト10が軸方向に伸縮可能に構成されている。中間継手50はまた、第1分割シャフト11と第2分割シャフト12との間で屈曲可能に且つ回転伝達可能に構成されている。
このようにして、プロペラシャフト10は、前側継手20が動力源側回転部材4に連結され、後側継手30が駆動輪側回転部材5に連結され、動力源側回転部材4から駆動輪側回転部材5に車体前後方向に動力を伝達するようになっている。
プロペラシャフト10の中間部に取り付けられる支持ブラケット40は、図1に示すように、中間継手50近傍において第1分割シャフト11の車体後側を車体1に回転自在に支持するように設けられている。
支持ブラケット40は、図2に示すように、第1分割シャフト11の外面に圧入により固定された軸受41と、軸受41の外面に圧入により固定された弾性ブッシュ42と、弾性ブッシュ42の外面に結合された支持部材43とを備えている。
軸受41は、略円筒状に形成された内輪41aと、内輪41aと同心状に略円筒状に形成された外輪41bと、内輪41aと外輪41bとの間に介装された複数のボール41cとを備えている。内輪41aと外輪41bとは、相対回転可能に構成されている。
弾性ブッシュ42は、略円筒状に形成された金属製の内筒42aと、内筒42aと同心状に略円筒状に形成された金属製の外筒42bと、内筒42aと外筒42bとを連結するゴム製の弾性体42cとを備えている。
支持部材43は、板状に形成され、弾性ブッシュ42の外面に沿って略U字状に形成されると共に弾性ブッシュ42の外面に固定されて弾性ブッシュ42の下部を保持する保持部43aと、保持部43aの両端部から車幅方向外側に延びるフランジ部43bとを備えている。
図4は、図1におけるY4方向から見たプロペラシャフトの平面図である。図4では、支持ブラケット40の支持部材43に取り付けられるマウント部材を取り除いて示している。図4に示すように、フランジ部43bは、略矩形状に形成され、フランジ部43bには車体前後方向に延びる長穴43cが形成されている。
支持ブラケット40のフランジ部43bには、マウント部材60が取り付けられる。マウント部材60は、フランジ部43bを挟んで両側に配置される上部マウント61及び下部マウント66を備えている。上部マウント61及び下部マウント66はそれぞれ、ゴムなどの弾性材料を用いて略円筒状に形成され、ボルトが挿通可能に形成されている。
本実施形態では、マウント部材60は、上部マウント61がフランジ部43bの長穴43cを通じて下部マウント66に係合して上部マウント61に下部マウント66が係止されてフランジ部43bに前後方向に移動可能に取り付けられる。
図5は、マウント部材の取付状態を説明するための説明図である。図5に示すように、上部マウント61は、フランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成された基部61aと、基部61aの径方向内側から下側に略円筒状に延びて長穴43cを貫通する筒状部61bと、筒状部61bの下側から径方向外側に延びる係合爪部61cとを備えている。
上部マウント61では、基部61aの上面及び下面、並びに係合爪部61cの上面はそれぞれ平面状に形成されている。上部マウント61は、基部61aの上面側及び内面側と筒状部61bの内面側が座金62によって形成されている。
下部マウント66は、フランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成された基部66aと、基部66aの径方向外側から上側にフランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成されて上部マウント61の筒状部61bの径方向外側に嵌合される筒状部66bと、筒状部66bの上側から径方向内側に延びて上部マウント61の係合爪部61cに係合する係合爪部66cとを備えている。
下部マウント66では、基部66aの下面、筒状部66bの上面、及び係合爪部66cの下面はそれぞれ平面状に形成されている。下部マウント66は、基部66aが座金67によって形成されている。下部マウント66の係合爪部66cの内径は、上部マウント61の係合爪部61cの外径より小さく形成されている。
マウント部材60は、上部マウント61がフランジ部43bの長穴43cに筒状部61bが貫通してフランジ部43bの上側に配置され、フランジ部43bの下側において上部マウント61の筒状部61bに下部マウント66の筒状部66bが下側から嵌合されて下部マウント66の係合爪部66cが上部マウント61の係合爪部61cに係合され、上部マウント61に下部マウント66が係止され、フランジ部43bに前後方向に移動可能に取り付けられる。
マウント部材60は、下部マウント66が上部マウント61に係止されるとき、フランジ部43bの長穴43cの周縁部に対向する上部マウント61の対向面61d及び下部マウント66の対向面66d間の離間距離S1がフランジ部43bの厚さS2より大きく形成されている。
マウント部材60が取り付けられる車体フロア7のトンネル部8は、図2に示すように、略水平方向に延びる上面部8aと、上面部8aの車幅方向両側から下側に延びる両側の側面部8bとを備えている。両側の側面部8bにはそれぞれ、支持ブラケット40を取り付けるための取付部材70が接合されている。
図6は、図2における車体の要部を拡大した要部拡大図である。図2及び図6に示すように、取付部材70は、略水平方向に延びて略矩形状に形成された底面部71と、底面部71の車体前側から略垂直方向に上側に延びる前側縦面部と、底面部71の車体後側から略垂直方向に上側に延びる後側縦面部72と、底面部71の車幅方向内側から略垂直方向に上側に延びる内側縦面部73とを備えている。底面部71には、略中央にボルト挿通穴71aが形成されると共にボルト挿通穴71aに対応して底面部71の上側にナットN3が溶接されている。
取付部材70はまた、底面部71の車幅方向外側からトンネル部8に沿って下側に延びるフランジ部71bと、前側縦面部の車幅方向外側からトンネル部8に沿って車体前側に延びるフランジ部と、後側縦面部72の車幅方向外側からトンネル部8に沿って車体後側に延びるフランジ部72aと、内側縦面部73の上側からトンネル部8に沿って上側に延びるフランジ部73aとを備えている。取付部材70の各フランジ部はそれぞれトンネル部8の側面部8bに接合されている。
図6に示すように、支持ブラケット40のフランジ部43bに取り付けられたマウント部材60は、取付部材70の底面部71に形成されたボルト挿通穴71aの中心軸とマウント部材60の中心軸とを一致させて取付部材70の底面部71に重ね合わせ、ボルトM3を下側からマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体1に設けられたナットN3に螺合させて車体1に固定される。
マウント部材60は、ボルトM3がナットN3に螺合されるとき、下部マウント66が上側に移動されて上部マウント61の対向面61d及び下部マウント66の対向面66d間の離間距離S2がフランジ部43bの厚さS1に等しくされ、車体1に固定される。
図7は、プロペラシャフトの組付方法を説明するための説明図である。組立ラインにおいてプロペラシャフト10を車体1に組み付ける際には、プロペラシャフト10に取り付けられた支持ブラケット40のフランジ部43bにマウント部材60が取り付けられる。
マウント部材60は、フランジ部43bを挟んで両側に配置される上部マウント61及び下部マウント66を備えると共に上部マウント61がフランジ部43bの長穴43cを通じて下部マウント66に係合して上部マウント61に下部マウント66が係止され、フランジ部43bに前後方向に移動可能に取り付けられる。
マウント部材60が取り付けられて略直線状に設けられたプロペラシャフト10は、図7(a)に示すように、中間継手50が収縮された状態で車体1の下側に配置され、図7(b)に示すように、動力源側回転部材4と駆動輪側回転部材5との間に車体下側から車体上側に移動される。
次に、プロペラシャフト10は、図7(c)に示すように、車体前側に移動されて前側継手20が動力源側回転部材4に連結される。前側継手20が動力源側回転部材4に連結されると、支持ブラケット40のフランジ部43bに取り付けられたマウント部材60が取付部材70の底面部71に形成されたボルト挿通穴71cと位置合わせされる。
そして、ボルトM3がマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体1に設けられたナットN3に螺合されることによりマウント部材60が車体1に固定され、プロペラシャフト10が車体1に取り付けられて支持される。マウント部材60が車体1に固定されると、図1に示すように、中間継手50が伸張されて後側継手30が駆動輪側回転部材5に連結される。
このように、プロペラシャフト10は、ブラケット40のフランジ部43bに取り付けられたマウント部材60である上部及び下部マウント61、66がボルトM3を車体側のナットN3に螺合させることで車体1に固定されて車体1に支持されるので、前側継手20としてラバーカップリングを用いる場合においても、プロペラシャフト10を動力源側回転部材4と駆動輪側回転部材5との間に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させてプロペラシャフト10を車体1に組み付ける際に、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフト10を車体1に比較的容易に組み付けることができる。
マウント部材60は、前後方向に移動可能にフランジ部43bに取り付けられるので、車体1に対するプロペラシャフト10の組付位置にばらつきが生じる場合においても、ボルトM3をマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体側のナットN3に螺合させることができ、プロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
本実施形態では、プロペラシャフト10の前側継手20及び後側継手30としてラバーカップリングを用いているが、ユニバーサルジョイントを用いることも可能である。プロペラシャフト10は、第1分割シャフト11及び第2分割シャフト12によって構成されているが、単一シャフトや3つ以上の分割シャフトによって構成することも可能である。
このように、本実施形態に係るプロペラシャフトの支持構造では、プロペラシャフト10は、動力源側回転部材4に連結される前側継手20と、中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴43cが形成されたフランジ部43bを有するブラケット40とを備える。フランジ部43bに、フランジ部43bを挟んで両側に配置される上部マウント61及び下部マウント66を備えると共に上部マウント61がフランジ部43bの長穴43cを通じて下部マウント66に係合して上部マウント61に下部マウント66が係止されるマウント部材60が前後方向に移動可能に取り付けられる。そして、プロペラシャフト10は、ボルトM3がマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体1に設けられたナットN3に螺合されることによりマウント部材60が車体1に固定されて車体1に支持される。
これにより、プロペラシャフト10は、ブラケット40のフランジ部43bに取り付けられたマウント部材60である上部及び下部マウント61、66がボルトM3を車体側のナットN3に螺合させることで車体1に固定されて車体1に支持されるので、前側継手20としてラバーカップリングを用いる場合においても、プロペラシャフト10を動力源側回転部材4と駆動輪側回転部材5との間に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させてプロペラシャフト10を車体1に組み付ける際に、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
マウント部材60は、前後方向に移動可能にフランジ部43bに取り付けられるので、車体1に対するプロペラシャフト10の組付位置にばらつきが生じる場合においても、ボルトM3をマウント部材60及びフランジ部43bを貫通して車体側のナットN3に螺合させることができ、プロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
また、前側継手20は、ラバーカップリングである。これにより、前側継手としてユニバーサルジョイントを用いる場合に比して、騒音や振動などのNVH性能を向上させることができる。
また、マウント部材60は、上部マウント61に下部マウント66が係止されるとき、フランジ部43bの長穴43cの周縁部に対向する上部マウント61の対向面61d及び下部マウント66の対向面66d間の離間距離S1がフランジ部43bの厚さS2より大きく形成され、ボルトB3がナットN3に螺合されるとき、上部マウント61の対向面61d及び下部マウント66の対向面66d間の離間距離S1がフランジ部43bの厚さS2に等しくされる。
これにより、上部マウント61に下部マウント66が係止されるときにフランジ部43bに対して上部及び下部マウント61、66を容易に前後方向に移動させることができ、車体1に対するプロペラシャフト10の組付位置にばらつきが生じる場合においても、プロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
また、上部マウント61は、長穴43cを貫通する筒状部61bと筒状部61bの下側から径方向外側に延びる係合爪部61cとを備え、下部マウント66は、上部マウント61の筒状部61bの径方向外側に嵌合される筒状部66bと下部マウント66の筒状部66bの上側から径方向内側に延びて上部マウント61の係合爪部61cに係合する係合爪部66cとを備えている。
これにより、フランジ部43bの長穴43cを貫通する筒状部61bを備えた上部マウント61に下部マウント66を係止させることができ、ブラケット40からマウント部材60が脱落することを防止することができる。
図8は、本発明の別の実施形態に係るマウント部材の断面図である。本発明の別の実施形態は、前述した実施形態とマウント部材のみが異なるものであり、マウント部材60の上部マウント及び下部マウントをそれぞれ下部マウント及び上部マウントとしたものである。
図8に示すように、このマウント部材80は、フランジ部43bを挟んで両側に配置される上部マウント81及び下部マウント86を備えている。上部マウント81及び下部マウント86はそれぞれ、ゴムなどの弾性材料を用いて略円筒状に形成され、ボルトが挿通可能に形成されている。
本実施形態では、マウント部材80は、下部マウント86がフランジ部43bの長穴43cを通じて上部マウント81に係合して上部マウント81に下部マウント86が係止されてフランジ部43bに前後方向に移動可能に取り付けられる。
下部マウント86は、フランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成された基部86aと、基部86aの径方向内側から上側に略円筒状に延びてフランジ部43bの長穴43cを貫通する筒状部86bと、筒状部86bの上側から径方向外側に延びる係合爪部86cとを備えている。
下部マウント86では、基部86aの上面及び下面、並びに係合爪部86cの下面はそれぞれ平面状に形成されている。下部マウント86では、基部86aの下面側及び内面側と筒状部86bの内面側とが座金87によって形成されている。
上部マウント81は、フランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成された基部81aと、基部81aの径方向外側から下側にフランジ部43bの長穴43cより大きく略円筒状に形成されて下部マウント86の筒状部86bの径方向外側に嵌合される筒状部81bと、筒状部81bの下側から径方向内側に延びて下部マウント86の係合爪部86cに係合する係合爪部81cとを備えている。
上部マウント81では、基部81aの上面、筒状部81bの下面、及び係合爪部81cの上面はそれぞれ平面状に形成されている。上部マウント81では、基部81aが座金82によって形成されている。上部マウント81の係合爪部81cの内径は、下部マウント86の係合爪部86cの外径より小さく形成されている。
マウント部材80は、下部マウント86がフランジ部43bの長穴43cに筒状部86bが貫通してフランジ部43bの下側に配置され、フランジ部43bの上側において下部マウント86の筒状部86bに上部マウント81の筒状部81bが上側から嵌合されて上部マウント81の係合爪部81cが下部マウント86の係合爪部86cに係合され、上部マウント81に下部マウント86が係止され、フランジ部43bに前後方向に移動可能に取り付けられる。
マウント部材80についても、下部マウント86が上部マウント81に係止されるとき、フランジ部43bの長穴43cの周縁部に対向する上部マウント81の対向面81d及び下部マウント86の対向面86d間の離間距離がフランジ部43bの厚さより大きく形成されている。
そして、マウント部材80についても、ボルトM3がナットN3に螺合されるとき、上部マウント81の対向面81d及び下部マウント86の対向面86d間の離間距離がフランジ部43bの厚さに等しくされ、マウント部材80が車体1に固定される。
マウント部材60に代えてマウント部材80を用いた本実施形態に係るプロペラシャフトの支持構造についても、プロペラシャフト10は、動力源側回転部材4に連結される前側継手20と、中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴43cが形成されたフランジ部43bを有するブラケット40とを備える。フランジ部43bに、フランジ部43bを挟んで両側に配置される上部マウント81及び下部マウント86を備えると共に下部マウント86がフランジ部43bの長穴43cを通じて上部マウント81に係合して上部マウント81に下部マウント86が係止されるマウント部材80が前後方向に移動可能に取り付けられる。そして、プロペラシャフト10は、ボルトM3がマウント部材80及びフランジ部43bを貫通して車体1に設けられたナットN3に螺合されることによりマウント部材80が車体1に固定されて車体1に支持される。
これにより、プロペラシャフト10は、ブラケット40のフランジ部43bに取り付けられたマウント部材80である上部及び下部マウント81、86がボルトM3を車体側のナットN3に螺合させることで車体1に固定されて車体1に支持されるので、前側継手20としてラバーカップリングを用いる場合においても、プロペラシャフト10を動力源側回転部材4と駆動輪側回転部材5との間に車体下側から車体上側に移動させてから車体前側に移動させてプロペラシャフト10を車体1に組み付ける際に、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
また、マウント部材80は、前後方向に移動可能にフランジ部43bに取り付けられるので、車体1に対するプロペラシャフト10の組付位置にばらつきが生じる場合においても、ボルトM3をマウント部材80及びフランジ部43bを貫通して車体側のナットN3に螺合させることができ、プロペラシャフト10を車体1に比較的容易に支持させることができる。
また、下部マウント86は、フランジ部43bの長穴43cを貫通する筒状部86bと筒状部86bの上側から径方向外側に延びる係合爪部86cとを備え、上部マウント81は、下部マウント86の筒状部86bの径方向外側に嵌合される筒状部86bと上部マウント81の筒状部81bの下側から径方向内側に延びて下部マウント86の係合爪部86cに係合する係合爪部81cとを備えている。
これにより、上部マウント81にフランジ部43bの長穴43cを貫通する筒状部86bを備えた下部マウント86を係止させることができ、ブラケット40からマウント部材80が脱落することを防止することができる。
本実施形態では、車体1は後輪駆動車の車体であるが、四輪駆動車などのプロペラシャフトを備えた他の車両についても同様に適用することができる。また、動力源2としてエンジンに限定されるものでなく、モータなどの他の動力源を用いることも可能である。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、プロペラシャフトの前側継手としてラバーカップリングを用いる場合においても、車体側との干渉を回避しながらプロペラシャフトを車体に比較的容易に支持させることが可能となるから、後輪駆動車等の車両の製造分野において好適に利用される可能性がある。
1 車体
4 動力源側回転部材
5 駆動輪側回転部材
10 プロペラシャフト
20 前側継手
40 ブラケット
43b フランジ部
43c 長穴
60、80 マウント部材
61、81 上部マウント
66、86 下部マウント

Claims (6)

  1. 車体前部に配置された動力源側回転部材から車体後部に配置された駆動輪側回転部材に動力を伝達するプロペラシャフトを車体に支持するプロペラシャフトの支持構造であって、
    前記プロペラシャフトは、前記動力源側回転部材に連結される前側継手と、前記プロペラシャフトの中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴が形成されたフランジ部を有するブラケットとを備え、
    前記フランジ部に、前記フランジ部を挟んで両側に配置される上部マウント及び下部マウントを備えると共に前記上部マウント及び前記下部マウントの一方が前記フランジ部の長穴を通じて前記上部マウント及び前記下部マウントの他方に係合して前記上部マウントに前記下部マウントが係止されるマウント部材が前後方向に移動可能に取り付けられ、
    前記プロペラシャフトは、ボルトが前記マウント部材及び前記フランジ部を貫通して車体に設けられたナットに螺合されることにより前記マウント部材が車体に固定されて車体に支持される、
    ことを特徴とするプロペラシャフトの支持構造。
  2. 前記前側継手は、ラバーカップリングである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロペラシャフトの支持構造。
  3. 前記マウント部材は、前記上部マウントに前記下部マウントが係止されるとき、前記フランジ部の長穴の周縁部に対向する前記上部マウントの対向面及び前記下部マウントの対向面間の離間距離が前記フランジ部の厚さより大きく形成され、前記ボルトが前記ナットに螺合されるとき、前記上部マウントの対向面及び前記下部マウントの対向面間の離間距離が前記フランジ部の厚さに等しくされる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロペラシャフトの支持構造。
  4. 前記上部マウントは、前記長穴を貫通する筒状部と前記筒状部の下側から径方向外側に延びる係合爪部とを備え、
    前記下部マウントは、前記上部マウントの筒状部の径方向外側に嵌合される筒状部と前記下部マウントの筒状部の上側から径方向内側に延びて前記上部マウントの係合爪部に係合する係合爪部とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のプロペラシャフトの支持構造。
  5. 前記下部マウントは、前記長穴を貫通する筒状部と前記筒状部の上側から径方向外側に延びる係合爪部とを備え、
    前記上部マウントは、前記下部マウントの筒状部の径方向外側に嵌合される筒状部と前記上部マウントの筒状部の下側から径方向内側に延びて前記下部マウントの係合爪部に係合する係合爪部とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のプロペラシャフトの支持構造。
  6. 車体前部に配置された動力源側回転部材から車体後部に配置された駆動輪側回転部材に動力を伝達するプロペラシャフトを車体に組み付けるプロペラシャフトの組付方法であって、
    前記動力源側回転部材に連結される前側継手と、前記プロペラシャフトの中間部に取り付けられて車幅方向に延びると共に車体前後方向に延びる長穴が形成されたフランジ部を有するブラケットとを備えたプロペラシャフトのフランジ部にマウント部材を取り付けるステップであって、前記フランジ部に、前記フランジ部を挟んで両側に配置される上部マウント及び下部マウントを備えると共に前記上部マウント及び前記下部マウントの一方が前記フランジ部の長穴を通じて前記上部マウント及び前記下部マウントの他方に係合して前記上部マウントに前記下部マウントが係止されるマウント部材を前後方向に移動可能に取り付けるステップと、
    前記プロペラシャフトを前記動力源側回転部材と前記駆動輪側回転部材との間に車体下側から車体上側に移動させるステップと、
    前記プロペラシャフトを車体前側に移動させて前記前側継手を前記動力源側回転部材に連結させるステップと、
    ボルトを前記マウント部材及び前記フランジ部を貫通して車体に設けられたナットに螺合させることにより前記マウント部材を車体に固定して前記プロペラシャフトを車体に支持させるステップと、
    を備えていることを特徴とするプロペラシャフトの組付方法。
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