JP2021016101A - 車両用周辺監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用周辺監視装置において、運転者の車線境界線の認識を妨げることなく距離感を掴み易い映像を表示する。【解決手段】車両用周辺監視装置10における表示制御装置18の隣接車線境界線認識部52は、撮影映像から車両12が走行する自車走行車線64と自車走行車線64に隣接する隣接車線66との境界線である第1境界線56と、隣接車線66における第1境界線56と反対側に設けられた境界線である第2境界線58とを認識する。ガイドライン生成部54は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の場合に、撮影映像における車両12から所定の距離離れた表示位置にガイドライン60を撮影映像に重畳して表示させる。したがって、運転者は、モニタユニット16に表示される車両前後方向に延設された第1境界線56及び第2境界線58と、略車両幅方向に延設されたガイドライン60とにより車両周辺の距離感が掴み易くなる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用周辺監視装置に関する。
下記特許文献1には、車両用周辺監視装置に関する発明が開示されている。この車両用周辺監視装置では、車両の外部に設けられかつ車両の側方及び後方を撮影する撮影装置によって撮影された映像に、車両前後方向に伸びる前後ガイドラインと、この前後ガイドラインから車両幅方向に伸びる横ガイドラインとが重畳して表示される。これにより、運転者が撮影された映像を見た際に、前後ガイドラインのみ又は横ガイドラインのみが表示される場合と比べて、車両周辺の距離感が掴み易くなる。
国際特許公開第2016/178190号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成の場合、撮影された映像に重畳して表示される前後ガイドラインが車線境界線と重なる場合があり、この場合運転者は車線境界線を認識し難くなる可能性がある。したがって、上記先行技術はこれらの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、運転者の車線境界線の認識を妨げることなく距離感を掴み易い映像を表示することができる車両用周辺監視装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用周辺監視装置は、車両の左右側方側における後方をそれぞれ撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された撮影映像を表示する表示手段と、前記撮影映像から前記車両が走行する自車走行車線と当該自車走行車線に隣接する隣接車線との境界線である第1境界線及び前記隣接車線における前記第1境界線の反対側に設けられた境界線である第2境界線を認識する隣接車線境界線認識部と、前記第1境界線と前記第2境界線との間の距離が所定値以上の場合に、前記車両から所定の距離離れた位置にて前記第1境界線と前記第2境界線とを略車両幅方向にて結ぶガイドラインを前記撮影映像に重畳して表示させるガイドライン生成部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車両用周辺監視装置は、撮影手段と、表示手段と、表示画像処理手段とを有している。撮影手段は、車両の左右側方側における後方をそれぞれ撮影する。表示手段は、撮影手段によって撮影された撮影映像を表示する。表示画像処理手段は、隣接車線境界線認識部とガイドライン生成部とを有しており、隣接車線境界線認識部は、撮影映像から車両が走行する自車走行車線と自車走行車線に隣接する隣接車線との境界線である第1境界線と、隣接車線における第1境界線の反対側に設けられた境界線である第2境界線とを認識する。ガイドライン生成部は、第1境界線と第2境界線との間の距離が所定値以上の場合に、車両から所定の距離離れた位置にて第1境界線と第2境界線とを略車両幅方向にて結ぶガイドラインを撮影映像に重畳して表示させる。したがって、運転者は、表示手段に表示される略車両前後方向に延設された第1境界線及び第2境界線と、略車両幅方向に延設されたガイドラインとにより車両周辺の距離感が掴み易くなる。また、ガイドラインは、第1境界線と第2境界線とを結ぶように表示されることから、第1境界線と第2境界線とにガイドラインが重なるのを最小限にすることができる。
請求項1記載の本発明に係る車両用周辺監視装置は、運転者の車線境界線の認識を妨げることなく距離感を掴み易い映像を表示することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用周辺監視装置を有する車両の車室内を車両前方側へ向かって見た状態を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置の表示手段に出力された撮影映像の一例を示す概略図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置のガイドライン表示前の撮影映像を示す概略図である。 図4におけるガイドラインを出力する位置を概略的に示す平面図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置の表示手段に出力された撮影映像の他の一例を示す概略図である。 図7におけるガイドラインを出力する位置を概略的に示す平面図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置の表示手段に出力された撮影映像のその他の一例を示す概略図である。 図9におけるガイドラインを出力する位置を概略的に示す平面図である。 第1実施形態に係る車両用周辺監視装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る車両用周辺監視装置の表示手段に出力された撮影映像の一例を示す概略図である。 第2実施形態に係る車両用周辺監視装置の撮影範囲を概略的に示す平面図である。 第2実施形態に係る車両用周辺監視装置の動作の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図1〜図11を用いて、本発明に係る車両用周辺監視装置10の第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1に示されるように、車両用周辺監視装置10は、車両12に搭載された撮影手段としてのカメラユニット14と、表示手段としてのモニタユニット16と、表示画像処理手段としての表示制御装置18とを有している。
車両12の左サイドドア(フロントサイドドア、図示省略)の車両上下方向中間部の車両前側端部には、略直方体形状で先端部が円弧状とされたカメラ支持体15の基部が、当該カメラ支持体15の先端部が車両外側へ突出するように取り付けられている。カメラ支持体15の先端部付近には、カメラユニット14の一部を構成する左後方カメラ14Lが取り付けられており、左後方カメラ14Lは撮影光軸(レンズ)が車両の左後方に向けられ、車両の左後方側及び左側方側の一部を撮影する。カメラ支持体15は、略車両上下方向を軸方向として車両前後方向に回動可能とされており、図示しないアクチュエータの駆動力により、カメラ支持体15の長手方向が車両の外側面におよそ沿う格納位置、又は、左後方カメラ14Lが車両の左後方を撮影する復帰位置へ回動可能とされている。左後方カメラ14Lの具体的な構成及び作用については、後述する。
また、車両12の右サイドドア(フロントサイドドア、図示省略)の車両上下方向中間部の車両前側端部には、カメラ支持体15と左右対称の形状のカメラ支持体17の基部が取り付けられている。カメラ支持体17の先端部付近には、カメラユニット14の他の一部を構成する右後方カメラ14Rが取り付けられており、右後方カメラ14Rは撮影光軸(レンズ)が車両の右後方に向けられ、車両の右後方側及び右側方側の一部を撮影する。カメラ支持体17も、略車両上下方向を軸方向として車両前後方向に回動可能とされており、図示しないアクチュエータの駆動力により、カメラ支持体17の長手方向が車両の外側面におよそ沿う格納位置、又は、右後方カメラ14Rが車両の右後方を撮影する復帰位置へ回動可能とされている。右後方カメラ14Rの具体的な構成及び作用については、後述する。
モニタユニット16の一部を構成する左モニタ16Lは、左フロントピラーガーニッシュ26の下端付近の車室内側に設けられている。左モニタ16Lの具体的な構成及び作用については、後述する。
モニタユニット16の他の一部を構成する右モニタ16Rは、右フロントピラーガーニッシュ28の下端付近の車室内側に設けられている。右モニタ16Rの具体的な構成及び作用については、後述する。
(ハードウェア構成)
図2は、車両用周辺監視装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、車両用周辺監視装置10は、表示制御装置18内に設けられたCPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)34及びストレージ36と、左後方カメラ14Lと、右後方カメラ14Rと、左モニタ16Lと、右モニタ16Rとを含んで構成されている。各構成は、バス42を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU20は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20は、ROM32又はストレージ36からプログラムを読み出し、RAM34を作業領域としてプログラムを実行する。CPU20は、ROM32又はストレージ36に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM32又はストレージ36には、モニタユニット16に表示する映像の映像処理を行う映像処理プログラムが格納されている。
ROM32は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM34は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ36は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
左後方カメラ14Lは、一例として撮影光軸の向きを変更する機構がなく、レンズが固定焦点で画角が比較的広角とされている。このため、左後方カメラ14Lはカメラ支持体15が復帰位置に位置している状態で、車両の左後方側の比較的広角かつ一定の撮影範囲を撮影する。
右後方カメラ14Rは、左後方カメラ14Lと同様、一例として撮影光軸の向きを変更する機構がなく、レンズが固定焦点で画角が比較的広角とされている。このため、右後方カメラ14Rはカメラ支持体17が復帰位置に位置している状態で、車両の右後方側の比較的広角かつ一定の撮影範囲を撮影する。
左モニタ16Lは、左後方カメラ14Lが撮影した左後方の映像を表示するためのモニタであり、一例として液晶パネルにより構成されている。すなわち、左モニタ16Lは、左アウターミラーの代わりとして機能し、乗員は、左モニタ16Lに表示された映像を視認することで、車両の左後方側の視認困難領域の状況を確認することができる。
右モニタ16Rは、右後方カメラ14Rが撮影した右後方の映像を表示するためのモニタであり、一例として液晶パネルにより構成されている。すなわち、右モニタ16Rは右アウターミラーの代わりとして機能し、乗員は、右モニタ16Rに表示された映像を視認することで、車両の右後方側の視認困難領域の状況を確認することができる。なお、左モニタ16Lと右モニタ16Rとは、同一の画面サイズとされている。
(機能構成)
上記の映像処理プログラムを実行する際に、車両用周辺監視装置10は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両用周辺監視装置10が実現する機能構成について説明する。
図3は、車両用周辺監視装置10の機能構成の例を示すブロック図である。
図3に示されるように、車両用周辺監視装置10は、機能構成として、撮影部46、表示部50、隣接車線境界線認識部52、ガイドライン生成部54を有している。各機能構成は、表示制御装置18のCPU20がROM32又はストレージ36(図2参照)に記憶された映像処理プログラムを読み出し、実行することにより実現される。
撮影部46は、カメラユニット14によって車両12の左右側方側における後方の一部を動画にて撮影する。なお、カメラユニット14が撮影する車両12の左右側方側における後方の一部とは、車両12における左後方カメラ14Lと右後方カメラ14Rとがそれぞれ設けられた位置から車両後方側における車両幅方向外側の範囲である。
表示部50は、撮影部46が撮影した映像にガイドライン生成部54によって映像処理を施した映像を左モニタ16L及び右モニタ16Rに表示する。すなわち、左後方カメラ14Lによる映像に映像処理を行った後、当該映像を、表示部50の一部を構成する左モニタ16Lへ出力する。同様に、右後方カメラ14Rによる映像に映像処理を行った後、当該映像を表示部50の他の一部を構成する右モニタ16Rへ出力する。なお、ガイドライン生成部54の映像処理の詳細については、後述する。
隣接車線境界線認識部52は、図5に示されるように、撮影部46により撮影された映像から、車両12が走行する自車走行車線64と、当該自車走行車線64に隣接する隣接車線66がある場合には隣接車線66とを認識すると共に、隣接車線66がある場合は、自車走行車線64と隣接車線66との境界線である第1境界線56と、隣接車線における第1境界線と反対側に設けられた境界線である第2境界線58とを認識する。
ガイドライン生成部54は、隣接車線境界線認識部52にて認識された第1境界線56と第2境界線58との間の距離を画像解析により算出すると共に、算出結果が所定値以上の場合に図4に示されるようにガイドライン60を複数生成して撮影部46が撮像した撮影映像に重畳して表示させる。このガイドライン60は、左モニタ16L及び右モニタ16Rのうち当該隣接車線66が表示される側に表示される。ガイドライン60は、図6に示されるように、隣接車線66における車両12から車両後方側に複数の所定の距離離れた位置(以下、単に「表示位置」と称する。)にて第1境界線56と第2境界線58とを実世界上の車両平面視にて最短距離で結んだように(第1境界線56と第2境界線58とに対して車両平面視にて略直角を成すように)表示されるラインとされている。したがって、左モニタ16L及び右モニタ16Rに表示されるガイドライン60は、略車両幅方向に延設されたものとなる。なお、ガイドライン60が設けられる表示位置は、一例として、車両12の後端部に対応した位置(図中破線参照)から車両後方へ数メートル置きに離れた3つの位置とされており、これらの表示位置にそれぞれガイドライン60が表示されるように画像処理される。なお、ガイドライン60は、第1境界線56及び第2境界線58に重なるように表示されてもよいし、離間して表示されてもよい。
また、ガイドライン生成部54は、図7、図8に示されるように、車両12が第1境界線56に寄って走行することで、モニタユニット16に表示される撮影映像内において隣接車線66の位置が相対的に変化する場合でもこれに追従して第1境界線56と第2境界線58との間に複数のガイドライン60を生成しかつ撮影映像に重畳表示させる。
さらに、図9、図10に示されるように、隣接車線66が途中から発生する場合等のように車両12の後方側にて隣接車線66の幅が狭い箇所がある場合、すなわち、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以下の箇所がある場合、ガイドライン生成部54は当該箇所にはガイドライン60を生成しない。つまり、隣接車線66の状況によってガイドライン60の本数は適宜変更される。
(処理フロー)
次に、車両用周辺監視装置10の作用について説明する。図11は、車両用周辺監視装置10による動作の流れを示すフローチャートである。CPU20がROM32又はストレージ36から映像処理プログラムを読み出して、RAM34に展開して実行することにより、映像表示が行われる。
CPU20は、カメラユニット14によって車両12の左右側方側における後方の一部を動画にて撮影する(ステップS100)。そして、CPU20は、隣接車線66の有無を判定する(ステップS104)。隣接車線66が無い場合(ステップS104:NO)、CPU20は、後述するステップS112へ処理を移行する。
隣接車線66がある場合(ステップS104:YES)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58とを認識する(ステップS106)。そして、CPU20は、予め設定された複数の表示位置にてそれぞれ第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS108)。複数の表示位置のうち一つ以上の表示位置にて第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以下である場合(ステップS108:NO)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以下の表示位置においてステップS112へ処理を移行する。
複数の表示位置のうち一つ以上の表示位置にて第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上である場合(ステップS108:YES)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の表示位置においてガイドライン60を重畳表示させる(ステップS110)。そして、CPU20は、車両12の走行が終了したか否かを判定する(ステップS112)。車両12の走行が終了していない場合(ステップS112:NO)、ステップS100へ処理を移行する。一方、車両12の走行が終了した場合(ステップS112:YES)、CPU20は、映像処理プログラムに基づく処理を終了する。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、車両用周辺監視装置10は、カメラユニット14と、モニタユニット16と、表示制御装置18とを有している。カメラユニット14は、車両12の左右側方側における後方をそれぞれ撮影する。モニタユニット16は、カメラユニット14によって撮影された撮影映像(図1、図4、図6参照)を表示する。表示制御装置18は、隣接車線境界線認識部52とガイドライン生成部54とを有しており、隣接車線境界線認識部52は、撮影映像から車両12が走行する自車走行車線64と自車走行車線64に隣接する隣接車線66との境界線である第1境界線56と、隣接車線66における第1境界線56と反対側に設けられた境界線である第2境界線58とを認識する。ガイドライン生成部54は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の場合に、撮影映像における車両12から所定の距離離れた表示位置に第1境界線56と第2境界線58とを略車両幅方向にて結ぶガイドライン60を撮影映像に重畳して表示させる。したがって、運転者は、モニタユニット16に表示される略車両前後方向に延設された第1境界線56及び第2境界線58と、略車両幅方向に延設されたガイドライン60という異なる2方向の線要素を視認することで、車両周辺の距離感が掴み易くなる。また、ガイドライン60は、第1境界線56と第2境界線58とを結ぶように表示されることから、第1境界線56と第2境界線58とにガイドライン60が重なるのを最小限にできる。これにより、運転者の車線境界線の認識を妨げることなく距離感を掴み易い映像を表示することができる。
また、図9、図10に示されるように、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以下の表示位置(車両12から最も遠い表示位置)においては、ガイドライン60が表示されない。つまり、ガイドライン60の本数によって隣接車線66の幅を直感的に把握することができる。これにより、運転者は、車両周辺の様子を的確に把握することができる。
(第2実施形態)
次に、図12〜図14を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両用周辺監視装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態に係る車両用周辺監視装置90は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、カメラユニット14に後方カメラ92を追加した3つのカメラにより撮影された映像を合成した統合ミラー映像にガイドライン94を重畳表示させる点に特徴がある。
すなわち、図3に示される撮影部93は、カメラユニット14と後方カメラ92によって車両12の後方側及び左右側方側における後方の一部を動画にて撮影する。後方カメラ92は、図13に示されるように、車両12の後部に配置されており、撮影光軸(レンズ)が車両の後方へ向けられ、車両12の後方を撮影する。なお、後方カメラ92の配置位置は車両12の後方を撮影可能な位置であればよく、車両12のリヤバンパ付近に配置されていてもよいし、リヤウインドシールドガラス越しに車両12の後方を撮影するように配置されていてもよい。後方カメラ92は、レンズが固定焦点とされ、撮影光軸の向きを変更する機構も設けられておらず、一定の撮影範囲92Aを撮影する。
表示部98は、後方カメラ92により撮影された後方映像にインナーミラーディスプレイ96(図1参照)に適合する映像処理を行う。また、カメラユニット14における左後方カメラ14L及び右後方カメラ14Rにより撮影された後側方映像と後方映像とが連続的にインナーミラーディスプレイ96に表示されるよう合成を行う(図12参照)。
隣接車線境界線認識部100は、撮影部93により撮影された映像から、車両12が走行する自車走行車線64と、当該自車走行車線64に隣接する隣接車線66がある場合には隣接車線66とを認識すると共に、隣接車線66がある場合は、自車走行車線64と隣接車線66との境界線である第1境界線56と、隣接車線66における第1境界線56と反対側に設けられた境界線である第2境界線58とを認識する。また、隣接車線66を走行する他の車両106(図12参照)を認識する。
ガイドライン生成部102は、隣接車線境界線認識部100にて認識された第1境界線56と第2境界線58との間の距離を画像解析により算出すると共に、算出結果が所定値以上の場合に、図12に示されるように、ガイドライン94を複数生成して撮影部93が撮像した撮影映像に重畳してインナーミラーディスプレイ96に表示させる。このガイドライン94は、隣接車線における複数の表示位置にて第1境界線56と第2境界線58とを略車両幅方向にて結ぶラインとされている。なお、ガイドライン94が設けられる位置は、一例として、車両12の後端部から数メートル置きに離れた3つの位置とされており、これらの位置にそれぞれガイドライン94が表示されるように画像処理される。これにより、ガイドライン94は、第1境界線56と第2境界線58とに対して平面視にて略直角を成すように生成される
ガイドライン生成部102は、隣接車線境界線認識部100にて認識された他の車両106と、生成されるガイドライン94とが重なり合う位置関係にあると判定した場合には、当該ガイドライン94の表示を、他の車両106と重なり合わない場合のガイドライン94と異なるように変更する(図中A部破線参照)。
また、ガイドライン生成部102は、車両12を斜め上方側から見た状態を模した画像である車両オブジェクト104を撮影映像の自車走行車線64上に重畳して表示させる。ガイドライン生成部102は、車両オブジェクト104とガイドライン94とが重なり合う位置関係にあると判定した場合には、当該ガイドライン94の表示を、車両オブジェクト104と重なり合わない場合のガイドライン94と異なるように変更する(図中B部破線参照)。
(処理フロー)
次に、車両用周辺監視装置90の作用について説明する。図14は、車両用周辺監視装置90による動作の流れを示すフローチャートである。CPU20がROM32又はストレージ36から映像処理プログラムを読み出して、RAM34に展開して実行することにより、映像表示が行われる。なお、第1実施形態と同一の処理については、同一番号を付してその説明を省略する。
CPU20は、撮影映像に車両オブジェクト104を重畳してインナーミラーディスプレイ96に表示させる(ステップS200)。その後、ステップS104の処理へ移行する。
CPU20は、表示位置において他の車両106の有無、すなわち、隣接車線境界線認識部100にて認識された他の車両106と、生成されるガイドライン94とが重なり合う位置関係にあるか否かを判定する(ステップS202)。表示位置において他の車両106がある場合(ステップS202:YES)、CPU20は、表示位置に車両オブジェクト104が重なるか否かを判定する(ステップS204)。表示位置に車両オブジェクト104が重なる場合(ステップS204:YES)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の表示位置においてガイドライン94を重畳表示させると共に、当該ガイドライン94における他の車両106及び車両オブジェクト104が重なる部位の表示を他の部位と変更させる(ステップS206)。表示位置に車両オブジェクト104が重ならない場合(ステップS204:NO)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の表示位置においてガイドライン94を重畳表示させると共に、当該ガイドライン94における他の車両106が重なる部位の表示を他の部位と変更させる(ステップS208)。そして、CPU20は、ステップS112の処理へ移行する。
一方、表示位置において他の車両106がない場合(ステップS202:NO)、CPU20は、表示位置に車両オブジェクト104が重なるか否かを判定する(ステップS210)。表示位置に車両オブジェクト104が重なる場合(ステップS210:YES)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の表示位置においてガイドライン94を重畳表示させると共に、当該ガイドライン94における車両オブジェクト104が重なる部位の表示を他の部位と変更させる(ステップS212)。そして、CPU20は、ステップS112の処理へ移行する。
表示位置に車両オブジェクト104が重ならない場合(ステップS210:NO)、CPU20は、第1境界線56と第2境界線58との間の距離が所定値以上の表示位置においてガイドライン94を重畳表示させる(ステップS214)。そして、CPU20は、ステップS112の処理へ移行する。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、カメラユニット14に後方カメラ92を追加した3つのカメラにより撮影された映像を合成した統合ミラー映像にガイドライン94を重畳表示させる点以外は第1実施形態の車両用周辺監視装置10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、ガイドライン94における他の車両106や車両オブジェクト104と重なる部位の表示が他の部位の表示と変更されることから、運転者は撮影映像から車両12の周囲の状況をより直感的に理解することができる。
なお、上述した実施形態では、ガイドライン94における他の車両106や車両オブジェクト104と重なる部位の表示が破線表示とされているが、これに限らず、色を変更したり、ガイドライン94の透過率を変更したり、ガイドライン94における他の車両106や車両オブジェクト104と重なる部位自体を表示しないなど、その他の表現としてもよい。
また、上述した第1、第2実施形態では、ガイドライン60、94がそれぞれ3つ表示可能とされているが、これに限らず、4つ以上表示可能としてもよいし、2つ以下に表示可能としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用周辺監視装置
12 車両
14 カメラユニット(撮影手段)
16 モニタユニット(表示手段)
18 表示制御装置(表示画像処理手段)
52 隣接車線境界線認識部
54 ガイドライン生成部
56 第1境界線
58 第2境界線
60 ガイドライン
64 自車走行車線
66 隣接車線
90 車両用周辺監視装置
94 ガイドライン
100 隣接車線境界線認識部
102 ガイドライン生成部

Claims (1)

  1. 車両の左右側方側における後方をそれぞれ撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された撮影映像を表示する表示手段と、
    前記撮影映像から前記車両が走行する自車走行車線と当該自車走行車線に隣接する隣接車線との境界線である第1境界線及び前記隣接車線における前記第1境界線の反対側に設けられた境界線である第2境界線を認識する隣接車線境界線認識部と、前記第1境界線と前記第2境界線との間の距離が所定値以上の場合に、前記車両から所定の距離離れた位置にて前記第1境界線と前記第2境界線とを略車両幅方向にて結ぶガイドラインを前記撮影映像に重畳して表示させるガイドライン生成部と、を有する表示画像処理手段と、
    を備えた車両用周辺監視装置。
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