JP2021013130A - 動画変換装置、動画変換装置の制御プログラムおよび放送番組生成方法 - Google Patents

動画変換装置、動画変換装置の制御プログラムおよび放送番組生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特別仕様のテレビ受信機を必要とすることなく、従来のテレビ受信機でテレビ受信機用のリモコンを用いて動画配信サービスをより分かりやすく利用することを可能とする。【解決手段】動画変換装置300は、動画配信サーバ100にメニュー画面情報を要求して取得し放送波信号に変換するとともに、所定のBML文書をテレビ受信機400に送り込むことによって、テレビ映像としてのメニュー画面とBMLブラウザ処理により表示されるカーソル表示とを連携させる。すなわち、動画変換装置300は、メニュー画面上でのカーソル表示およびユーザ操作に応じたカーソル移動処理をテレビ受信機(のBMLブラウザ)に担当させるとともに、テレビ受信機400から電文を受信したとき動画配信要求および受信した動画の変換処理を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、通信ネットワークを介して動画配信サーバと接続され、テレビ受信機における動画配信サービスの利用を可能とする動画変換装置に関する。
近年、ブロードバンド通信環境の普及に伴って、映画、ドラマ、アニメ、テレビ見逃し番組等、多種多様なコンテンツの動画配信サービスが拡大してきている。このような動画配信サービスは、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォン、タブレット型コンピュータ等(以下、PC等という)向けと、テレビ受信機向けのものが知られている。
PC等の装置は動画配信サービスの利用に好適であるが、PC等を有さないユーザ、あるいは、その操作に不慣れなユーザは利用することが困難である。
したがって、多くの家庭に普及しているテレビ受信機で動画配信サービスを利用できれば好ましい。現状、ブロードバンド通信環境があれば、動画配信サービスに対応したいわゆるスマートテレビと呼ばれるような特別仕様のテレビ受信機を利用すればテレビ受信機単体で動画配信サービスを利用することができる。
特許文献1には、テレビのチャネル選択操作と同様な操作方法でインターネットを簡単に利用することができる、簡単操作のテレビも見ることができるインターネットテレビジョン装置であって、TVボタンおよびPCボタンを備えた特別仕様のTV/PC共用リモコンを用いるものが開示されている。
特許文献2には、VODシステムにおいてTV放送におけるチャンネル選択と同様の連続操作で簡便にVODコンテンツを視聴することができるビデオオンデマンドシステムにおけるコンテンツ選択方法として、メタデータサーバでVODの映像コンテンツをリスト構造に並べた映像コンテンツリストを生成し、受信端末はそのリモコンのチャンネル上下ボタン操作(または数字ボタン操作)により、当該映像コンテンツリストから該当する映像コンテンツのメタデータを取得し、取得したメタデータに基づいて順次、連続して映像コンテンツを再生する技術が開示されている。
特許文献3には、ネットワークを利用した動画配信サービスにより受信して再生中の動画コンテンツから別の動画コンテンツへの切替を簡易な操作により行うことができるコンテンツ再生装置として、チャネル選択モード画面におけるチャネル群を表す番号枠をリモコンの上下キーで切り換え、選択したチャネル内の番組を選択するための番組選択モード画面で上下キーで番組を選択するコンテンツ受信装置が開示されている。
特許文献4には、ネットワークアプリケーション画面の操作性を向上させることができる画像表示装置として、インターネット処理回路を内蔵したテレビ受像機を備え、そのリモコン装置の動きに応じて、ネットワークアプリケーション画面においてカーソルを移動表示させる技術が開示されている。ネットワークアプリケーション画面には縦3×横3の選択肢が表示され、各選択肢には配信会社名が表示され、現在のカーソル位置に対して決定ボタンで確定された選択肢に対応する配信会社が配信する動画コンテンツの選択肢が配列されたネットワークアプリケーション画面がインターネット経由で取得され、表示されるようになっている。
特許文献5には、ホテルでのデジタルテレビ受信機の有料チャンネルの選択画面において、BMLデータを利用して複数の有料チャンネルの選択ボタンを表示し、リモコン操作により一つの選択ボタンを選び、リモコンの決定ボタンが押下されたときパスワード入力を要求する視聴制限の限定受信システムが開示されている。
特開2007−208547号公報 特開2008−193284号公報 特開2010−109934号公報 特開2013−122709号公報 特開2012−1096665号公報
上記既存の動画配信サービスでは、動画配信サービスに対応した特別仕様のテレビ受信機以外の従来のテレビ受信機で動画配信サービスを利用するためには、そのような機能をテレビ受信機に外付けするためのセットトップボックス等の装置(あるいはそのような機能を内蔵したビデオレコーダ、ゲーム機等)を利用する必要がある。セットトップボックス等の操作には専用のリモコンを利用する必要があり、使い慣れたテレビ受信機のリモコンを動画配信サービスに利用できない、リモコンの数が増えて煩雑である、等の問題があった。
特許文献1に開示された装置は、専用PCコントローラ付きテレビ受像機であって、その技術は既存のテレビ受信機に適用できないという問題があった。
特許文献2に開示された受信端末は、テレビ受信機ではなくPCと同等の装置であり、また、映像コンテンツリストをユーザに分かりやすく提示する点に改善の余地があった。
特許文献3に開示されたコンテンツ受信装置は、デジタル放送を受信できる機能を有するデジタルテレビ受信機やセットトップボックス等であり、ネットワーク経由で受信した動画コンテンツを再生する機能を有するものである。そのテレビ受信機は特別仕様のものであり、また、セットトップボックスではテレビ受信機とは別の専用のリモコンを用いるものである。
特許文献4に開示されたテレビ受像機はインターネット処理回路等が内蔵された特別仕様のテレビ受像機であり、上記と同様の問題がある。
特許文献5に開示されたシステムは、有料チャンネル番号が表示された選択ボタンでチャンネルを選択するものであり、そのチャンネルの放送内容ないしコンテンツの内容を認識できるものではない。また、このシステムは、放送チャンネルの選択を開示しているが、通信ネットワークを利用した動画配信サービスにおける動画の選択に直ちに利用できるものではない。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その課題は、特別仕様のテレビ受信機を必要とすることなく、従来のテレビ受信機でテレビ受信機用のリモコンを用いて動画配信サービスをより分かりやすく利用することを可能とする動画変換装置、動画変換装置の制御プログラムおよび放送番組生成方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による動画変換装置は、
通信ネットワークを介して動画配信サーバと通信するネットワーク通信部と、
前記ネットワーク通信部を介して前記動画配信サーバから取得した動画選択のためのメニュー画面情報と、このメニュー画面情報に対応するメニュー画面に基づいて選択された動画とをデジタルテレビ放送の放送波信号に変換する放送波変換部と、
前記放送波変換部により得られた放送波信号をデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)に出力する放送波信号出力部と、
前記メニュー画面上の複数の動画情報を前記テレビ受信機において選択するための選択支援情報を保持する選択支援情報保持部と、
を備え、
前記メニュー画面は前記動画配信サーバから配信される前記複数の動画情報を、互いに重なり合うことなく表示する複数の表示領域を有し、
前記放送波変換部は、前記メニュー画面の放送波信号に前記選択支援情報保持部で保持する選択支援情報を含めて前記テレビ受信機へ出力する、
ことを特徴とするものである。
このような動画変換装置の構成において、通信ネットワークを介して動画配信サーバから取得された動画情報のメニュー画面が放送波信号に変換されるとともに、選択支援情報が前記放送波信号に含めてテレビ受信機へ出力される。これによって、メニュー画面上でのユーザの動画情報の選択操作が支援される。
上記動画変換装置の一形態として、前記選択支援情報保持部は、前記ネットワーク通信部を介して外部サーバから取得する選択支援情報を保持し、前記選択支援情報は前記外部サーバから更新可能である。
上記動画変換装置の他の形態として、前記放送波信号出力部から出力する選択支援情報を用いて前記テレビ受信機での選択機能で選択された結果を受信する選択結果受信部と、前記選択結果受信部で受信した選択結果に基づき、前記複数の表示領域の一の表示領域に指定される動画を特定し、前記ネットワーク通信部を介して動画の配信要求を行う動画配信要求部と、をさらに備え、前記放送波変換部は、前記動画配信要求部による要求結果に応じて前記ネットワーク通信部を介して受信する前記動画を放送波信号に変換することができる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記動画配信要求部は、前記メニュー画面上の複数の表示領域のそれぞれに複数のリンク先アドレスを対応づけたリンク先アドレステーブルを有してもよい。
上記動画変換装置の他の形態として、地上デジタル放送の放送波を受信する放送波受信部と、前記放送波受信部で受信した放送波と、前記放送波変換部で変換した放送波信号とを混合する混合部と、をさらに備え、前記放送波信号は、前記放送波受信部で受信した放送波の空きチャンネルに割り当てられるようにしてもよい。
上記動画変換装置の他の形態として、前記選択支援情報保持部で保持する選択支援情報は、前記テレビ受信機のリモコン操作による選択機能に用いられる情報でありうる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記放送波変換部は、前記ネットワーク通信部で取得する前記メニュー画面情報を構成するマークアップ言語文書と前記複数の動画情報とに基づいてマークアップ言語画面情報を生成し、前記生成したマークアップ言語画面情報をRF信号に変換することができる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記放送波変換部は、前記動画配信サーバに対して、前記メニュー画面情報を要求して受信し、この受信したメニュー画面情報を画像に変換するウェブブラウザ部と、前記画像をデジタル放送のTS信号に変換する放送波変換部とを有し、前記放送波信号出力部は、前記TS信号を前記テレビ受信機の所定のチャンネルに対応するRF信号に変換して出力することができる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記選択支援情報保持部に保持する選択支援情報は所定のカーソル表示情報およびスクリプトを含むBML文書でありうる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記テレビ受信機と前記選択結果受信部との接続は、インターネット通信プロトコルによる接続でありうる。
上記動画変換装置の他の形態として、前記複数の表示領域のうち一が他の表示領域も大きく設定してもよい。
本発明による動画変換装置の制御プログラムは、通信ネットワークを介して動画配信サーバと接続される動画変換装置の制御プログラムであって、通信ネットワークを介して前記動画配信サーバに対して、複数の動画情報の選択肢を画面の複数の表示領域に対応付けて表示するためのメニュー画面情報を要求して受信するステップと、前記要求に応じて受信された前記メニュー画面情報を画像に変換するステップと、前記画像をデジタル放送の映像に変換してデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)の所定のチャンネルに対応するRF信号として出力するステップと、所定のカーソル表示情報およびスクリプトを含むBML文書を前記RF信号に含めて前記テレビ受信機に対して出力するステップと、前記テレビ受信機において前記BML文書に基づいて発生した、ユーザ操作による選択結果を前記テレビ受信機から受信するステップと、前記選択結果に応じて、前記選択結果に対応する動画の配信を前記動画配信サーバに対して要求して受信するステップと、前記動画配信サーバから受信した動画をデジタル放送の映像に変換して前記テレビ受信機の所定のチャンネルに対応するRF信号として出力するステップと、を備えたことを特徴とするものである。
本発明による放送番組生成方法は、デジタルテレビ放送を受信するデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)に対する放送番組生成方法であって、通信ネットワークを介して接続される動画配信サーバから選択的に受信した動画をデジタル放送の映像に変換して前記テレビ受信機の空きチャンネルに対応するRF信号として出力することにより、前記動画配信サーバから配信される動画を放送番組として当該空きチャンネルに対して生成することを特徴とするものである。
本発明によれば、ユーザは、特別仕様のテレビ受信機を必要とすることなく、従来のテレビ受信機でテレビ受信機用のリモコンを用いて動画配信サービスをより分かりやすく利用することを可能となる。ユーザにとっては、通信ネットワークを介した動画配信サービスの利用のために、データ放送に対応した既存のデジタルテレビ受信機を用いれば足り、使い慣れたテレビ受信機のリモコンで動画選択操作を行うことができる。動画配信業者にとっては動画配信サービスの利用者数の拡大を図ることができる。
本発明の実施形態の動画変換システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態における動画変換装置の概略構成を表したブロック図である。 本発明の実施形態における動画変換装置のより具体的な構成例を表したブロック図である。 本発明の実施形態におけるシステムの概略の動作説明図である。 本発明の実施形態におけるテレビ受信機に表示されるメニュー画面の構成例を示す図である。 一般的な構成のデジタルテレビ受信機に付属したリモコンの主要な要素を表した正面外観を示す図である。 本発明の実施形態における複数の表示領域間のカーソルの移動の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるメニューの構造を示す図である。 本発明の実施形態における動画変換装置内に保持されたリンク先アドレステーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施形態における動画変換装置の主要な動作例を表すフローチャートである。 本発明の実施形態における、テレビ受信機においてBML文書に基づいて実行されるBMLスクリプト処理の主要な動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるリモコン(視聴者)とテレビ受信機と動画変換装置と動画配信サーバの四者の間の動作例を示すシーケンス図である。 図12に続く他の動作例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の動画変換システムの構成例を示す。この動画変換システムは、典型的には、データ放送に対応したデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)400を有するユーザ宅内に配置された動画変換装置300をその主要な構成要素としている。
動画変換装置300は、宅内に配置された放送用光回線終端装置(V−ONU:Optical Network Unit)210aおよびルータ210bを介して、インターネット/CDN(Content Delivery Network)、NGN(Next Generation Network)等の通信ネットワーク150に接続され、この通信ネットワーク150を介して、外部の動画配信サーバ100に接続される。本実施形態における動画配信サーバ100は、ポータルサイトおよび複数のコンテンツプロバイダー(CP)としての複数の動画配信サーバを包含しうる。
宅内において動画変換装置300は、放送用光回線終端装置(V−ONU)210aに放送波信号伝達媒体(例えば同軸ケーブル)を介して接続され、ルータ210bには通信媒体としての有線または無線LAN(Local Area Network)経由で接続される。放送用光回線終端装置(V−ONU)210aとルータ210bとの間は通信媒体(例えばLANケーブル)で接続される。なお便宜上、図中に「Eth」とあるのはEthernet(イーサネット)(登録商標)の略であり、有線LANを表わし、「Wi−Fi」(登録商標)とあるのは無線LANを表している。
動画変換装置300は、テレビ受信機400に対して、放送波信号伝達媒体としての同軸ケーブルで接続され、通信媒体としてはLANケーブルで接続される。
放送用光回線終端装置(V−ONU)210aは、通信ネットワーク150を介してデジタル放送局(ヘッドエンド)170に接続され、本実施形態では、既存のデジタルテレビ放送の番組を通信ネットワーク150経由で受信し、テレビ受信機400で視聴できるようになっている。
図2に、本実施形態における動画変換装置300の概略構成を表したブロック図を示す。
動画変換装置300は、外部の動画配信サーバ(動画サイト)100に繋がるネットワーク通信部210、ウェブブラウザ部310、動画配信要求部312、選択支援情報保持部314、放送波変換部330、地上デジタル放送受信部340、選択結果受信部342、混合部345、およびリンク先アドレステーブル356を備える。
ネットワーク通信部210は、複数の動画配信サーバ100と通信ネットワーク経由で通信するための部位である。
ウェブブラウザ部310は、一般にHTML(Hyper Text Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語で記述されたウェブページを閲覧するためのソフトウェアであり、本実施形態では主として、通信ネットワーク経由で動画配信サーバ100に対して、メニュー画面情報としてのマークアップ言語文書(動画が付属しうる)を要求して受信し、この受信したメニュー画面情報を画像に変換する部位である。本明細書において、「メニュー画面情報」とは、複数の動画情報の選択肢を画面の複数の表示領域に対応付けて表示するための画面を構成する情報(マークアップ言語画面情報)である。また、「動画情報」とは広義には動画(動画コンテンツ)に関する情報(メタデータ)であり、典型的には個々の動画に対応する静止画や映像であるが、サブメニュー画面を表す静止画や映像を含みうる。「映像」は基本的に動画(動画像)に対応するが、そのキャプチャ画像のような静止画も含みうる。また、「画像」とは狭義には静止画(静止画像)に対応するが、広義には動画(動画像)をも含みうる。また、基本的に「動画」には音声も含む。
本実施形態におけるメニュー画面は、後に詳述するように、動画配信サーバ100から配信される複数の動画情報を、互いに重なり合うことなく表示する複数の表示領域を有する。ウェブブラウザ部310はまた、本実施形態ではマルチメディアのための「audio」および「video」要素などに対応した例えばHTML5(但し、これに限定しない)を想定しており、動画配信サーバ100から受信された動画を再生する機能も有する。
放送波変換部330は、ウェブブラウザ部310により構築されたメニュー画面と、このメニュー画面に基づいて選択され取得された動画とをデジタルテレビ放送の放送波信号に変換する部位であり、TS(トランスポートストリーム)変換部332および放送波信号出力部337を含む。
TS変換部332は、ウェブブラウザ部310の出力をMPEG2−TS信号に変換する部位であり、放送波信号出力部337は、このTS信号をテレビ放送の高周波信号(RF信号)としてテレビ受信機400に出力する部位である。
選択支援情報保持部314は、メニュー画面上の複数の動画情報をテレビ受信機400においてユーザが選択するための選択支援情報を保持する部位である。
TS変換部332は、メニュー画面のTS信号に、選択支援情報保持部314で保持する選択支援情報を含めて放送波信号出力部337へ出力する。
地上デジタル放送受信部340は、地上デジタル放送の放送波を受信する部位であり、CATV、光多重による地上波再送信で地上デジタル放送を受信する場合、および通常のアンテナによる地上デジタル放送を受信する場合等がありうる。この地上デジタル放送の放送波は混合部345において放送波信号出力部337の出力と混合され、同軸ケーブルを介してテレビ受信機400へ送出される。
選択結果受信部342は、テレビ受信機400に表示されたメニュー画面上でユーザにより選択された選択結果等の電文(メッセージ)をテレビ受信機400から通信媒体(例えばLANケーブル)を介して受信する部位である。
動画配信要求部312は、選択結果受信部342が受信した選択結果に基づいて、当該選択された動画の配信を当該動画配信サーバ100へ要求する部位である。この要求の送信は図2の構成ではウェブブラウザ部310を介して行われる。
リンク先アドレステーブル356は、メニュー画面内に含まれた複数の動画にアクセスするためのリンク先アドレス(URL:Uniform Resource Locator))を、当該動画の表示領域(メニュー項目)の識別子と対応付けたものであり、動画配信要求部312により参照される。
図3に、本実施形態における動画変換装置300のより具体的な構成例を表したブロック図を示す。
本実施形態において、動画変換装置300は、ネットワーク通信部210に接続されたハブ(HUB)220を介して動画配信サーバ100に接続される。
ウェブブラウザ部310は、通信部311、解析部315、画像生成部316、および動画プレーヤ部317を有する。
通信部311は、所定の通信プロトコル(例えばhttpプロトコル)に従って、動画配信サーバ100等の外部のデバイスに対する要求(リクエスト)を送信したり、外部のデバイスからの応答(レスポンス)や情報を受信したりする機能を有する。解析部315は受信したマークアップ言語文書の解析を行い、画像生成部316は当該解析結果に基づいてマークアップ言語文書を画像化する機能を有する。動画プレーヤ部317は、動画を再生する機能部であり、マークアップ言語文書に含まれる動画や指定された動画の映像および音声を再生する。本実施形態において、初期的に要求され受信されるマークアップ言語文書は、複数の動画情報の選択肢からユーザが所望のものを選択するためのメニュー画面情報である。
ウェブブラウザ部310は、メニュー画面情報に対応するメニュー画面を表示したテレビ受信機400から、BML文書(BMLドキュメント)に基づいて発生された、ユーザ操作による選択結果を示すメッセージとしての電文(制御電文ともいう)を通信媒体経由で受信する。このとき、電文に応じて、当該選択結果に対応する動画の配信を動画配信サーバ100に対して要求するとともに、動画配信サーバ100から受信した動画を対応する動画像に変換する。テレビ受信機400からの電文送信は、例えば、HTTPのPOSTメソッドで行うことができる。受信部313および要求部312は、それぞれ、図2に示した選択結果受信部342および動画配信要求部312の機能を担当する。
放送波変換部330内のTS変換部332は、ウェブブラウザ部310から得られた映像(または画像)をTS信号に変換する部位であり、主として、BML文書生成部333、映像・音声エンコーダ334、地デジSI生成部335、マルチプレクサ336を含む。
BML文書生成部333は、図2の選択支援情報保持部314に相当し、後に詳述するに、メニュー画面における所定のカーソル表示情報およびスクリプトおよび動画変換装置300のアドレス情報(例えばIPアドレス)を含むBML文書を出力する部位である。スクリプトは、データ放送関連のリモコンのキー(ボタン)の操作等に応じて、所定の動作や機能を実行するためのプログラムであり、例えばECMAスクリプトである。
本実施形態において、BML文書はメニュー画面情報と対応関係にあり、少なくともメニュー画面の表示領域の個数やサイズが変更された場合には、それに対応して更新される。
本実施の形態では、テレビ受信機400へ送出するBML文書には動画変換装置300のアドレス情報を含めているが、他の方法でテレビ受信機400へ認知させるようにしてもよい。
映像・音声エンコーダ334は、ウェブブラウザ部310で得られた映像(または画像)および音声情報をデジタルテレビ放送(本実施形態では地上デジタル放送)の形式でエンコードするための手段であり、本実施形態ではMPEG2−HD/AAC音声エンコーダを用いる。
地デジSI生成部335は、地上デジタル放送で使われるPAT(Program Association Table),PMT(Program Map Table),TOT(Time Offset Table),EIT(Event Information Table),SDTT(Software Download Trigger Table)などのSI情報(Service Information)を生成する部位である。このSI情報は、ARIB(Association of Radio Industries and Business)に準拠したタイミングでTSパケットとして送出される。
マルチプレクサ336は、BML文書生成部333の出力、映像・音声エンコーダ334の映像および音声出力および地デジSI生成部335の出力を多重化してTS信号を出力する。
放送波信号出力部337は、本実施形態では、ISDB−T変調装置(OFDM変調器ユニット)に相当し、TS変換部332により得られたTS信号を地上デジタル放送の高周波信号(RF信号)としてテレビ受信機400に出力する部位であり、テレビ受信機400の所定のチャンネル(空きチャンネル)に対応するRF信号として出力する。より具体的には、放送波信号出力部337は、マルチプレクサ336の出力を地上デジタル放送の信号に変換するOFDM変調器338と、この変換出力を所定のRF周波数に変換してテレビ受信機400へ出力するRFアップコンバータ339とを有する。
制御部350は、動画変換装置300の各部の動作を制御するための部位であり、マイクロプロセッサ等のプロセッサ351および記憶部353を有する。記憶部353には、オペレーティングシステム(OS)354やアプリケーションプログラム(および各種制御プログラム)355、およびリンク先アドレステーブル356等を保持する。
図4に、本システムの概略の動作説明図を示す。
このシステムは、動画変換装置300がテレビ受信機400のユーザによる指示に応じて、通信ネットワークを介して動画配信サーバ100にアクセスし、動画配信サーバ100から動画を選択的に取得し、テレビ受信機400で当該動画をユーザが視聴することを支援する。
より具体的には、テレビ受信機400はいわゆるスマートテレビと呼ばれるような特別仕様のテレビ受信機である必要はなく、動画配信サービスを利用するための操作はテレビ受信機400に付属する既存のリモコン420を用いて行うことができる。本実施形態における動画配信サービスは、ユーザが視聴したい対象を視聴したいときに視聴できるオンデマンド配信の場合と、EPGに基づく時間スケジュールに従って配信される場合のようなリアルタイム配信の両方を含む。また、再生方式としては、ストリーミング再生を想定しているが、ダウンロード再生を排除するものではない。
動画変換装置300は、複数の動画配信サーバ100のうちの予め定められたポータルサイトとしての動画配信サーバ100の一つにアクセスし、動画配信サービスを利用するために最初に表示されるトップ画面としてのメニュー画面(ポータル表示)を表示するためのメニュー画面情報を取得する。このメニュー画面情報は、複数の動画情報の選択肢をテレビ画面の複数の表示領域に対応付けて表示するための情報である。本実施形態では、このアクセスにはhttpプロトコルを利用したhttpリクエストを利用する。
メニュー画面情報は、メニュー画面の基本構成を定義するマークアップ言語文書および複数の動画のメタデータを含む。本実施形態におけるマークアップ言語文書は、メニュー画面上に、複数の動画配信サーバ100からの配信対象である複数の動画情報を、互いに重なり合うことなく表示する複数の表示領域を定める。複数の表示領域には、ユーザのための選択肢としての複数の動画情報が割り当てられる。メニュー画面に表示される動画情報は、例えば、動画メタデータである。動画メタデータは、当該動画の動画ID、URL、サムネール画像(動画のキャプチャー縮小画像)等を含む。
動画変換装置300は、上述したように、メニュー画面情報の要求に応じてマークアップ言語文書および動画メタデータを取得し、これらに基づいてメニュー画面となる画像を構築し、この画像をテレビ放送の放送波信号に変換し、メニュー画面映像としてテレビ受信機400へ送出する。
これと並行して、動画変換装置300は、メニュー画面上の複数の動画情報に関連してテレビ受信機400での選択機能に用いられる選択支援情報(カーソル制御情報)を当該放送波信号に含めてテレビ受信機400へ送出する。本実施形態において、選択支援情報はBML文書(放送用マークアップ言語文書)の形態で提供される。
データ放送に対応した既存のデジタルテレビ受信機400にはBMLブラウザが内蔵されており、BMLを利用して、メニュー画面上での動画選択のためのカーソル表示およびリモコン操作による選択動作を実現する。すなわち、テレビ受信機400は、メニュー画面情報に対応するメニュー画面を表示するとともに、BML文書に基づいてユーザ操作により複数の表示領域の間を移動可能なカーソル410を表示し、BML文書に基づいて、ユーザ操作による選択結果を表す電文を通信媒体経由で動画変換装置300へ出力する機能を有する。
ここで図5を参照し、本実施形態におけるテレビ受信機400に表示されるメニュー画面の構成例を説明する。この例では、テレビ受信機400の表示画面600を5つの表示領域(区画)#1〜#5に分割している。(本明細書中では便宜上、○数字の○の代わりに#を用いている。)表示領域#1〜#4が視聴対象のユーザの選択対象となる表示領域であり、動画(またはサブメニュー)のメニュー項目が割り当てられる。表示領域#2〜#4は同一形状、同一サイズの表示領域であり、表示領域#1はこれらの表示領域より大きいサイズの表示領域である。最下位置の表示領域#5は、ユーザに対するガイダンスや告知情報、あるいは広告等を表示する表示領域である。
選択可能な複数の表示領域のうち1つだけサイズを大きくすることは必須ではないが、これにより、ユーザの視覚に異なる影響を与えることができ、動画配信サービスの配信事業者が推奨する動画の優先的な選択に寄与することが期待される。また、メニュー画面においてこのような大サイズの表示領域のみ動画像を表示可能としてもよい。
なお、このメニュー画面の構成はあくまで例示であり、他の構成も採用しうる。例えば、選択可能な領域の一部の表示領域のサイズを変えたが、すべて同じ形状およびサイズの表示領域であってもよい。また、表示領域#5のようにユーザが選択できない領域を設けることは必須ではない。
後述するように、カーソル410はリモコン操作(ここでは矢印キーの操作)によって、複数の表示領域間を移動可能である。
動画変換装置300から送出されたメニュー画面映像はテレビ受信機400の画面に表示されるとともに、BML文書に基づいてカーソル410が重畳される。カーソル410はメニュー画面上の複数の表示領域(#1〜#4)のいずれか一つをフォーカスするものである。すなわち、BML文書内のスクリプトに従って、テレビ受信機400のリモコン420の操作により、フォーカスの移動(すなわちカーソル410の移動)が行われる。カーソル410の初期位置はあらかじめ決められている。
図4に戻り、この例では映像#3の表示領域にカーソル410が位置している。この状態で決定ボタンが押下された場合(すなわち動画#3が選択された場合)には、その旨を示す電文が通信媒体経由で動画変換装置300へ送信される。この機能はBMLスクリプトによって実現される。
当該電文を受信した動画変換装置300は、当該動画を入手可能なアクセス先(複数の動画配信サーバ100のいずれか)を特定し、動画配信要求(httpリクエスト)を送信する。この要求を受けた動画配信サーバ100は、動画変換装置300に対して当該動画の配信を開始する。動画変換装置300は、この動画をテレビ放送の動画映像に変換してテレビ受信機400へ送信する。テレビ受信機400は、メニュー画面に代わってこの動画を全画面表示する。
ここで、本実施形態におけるメニュー画面でのカーソル表示およびリモコン操作についてさらに具体的に説明する。
図6は、一般的な構成のデジタルテレビ受信機に付属したリモコン420の主要な要素を表した正面外観を示している。リモコン420は、その主要な要素として、電源ボタン421、青、赤、緑、黄の色ボタン422、dボタン423、矢印キー(方向指示キー)424、戻るボタン425、「地デジ」「BS」「CS」等の放送種別選択ボタン426、決定ボタン427、チャンネル選択等のための「1」から「12」までの数字ボタン(CHボタン)428、チャンネル変更キー429a、音量調節キー429bを有している。本実施形態では、主として、色ボタン422、dボタン423、矢印キー424、決定ボタン427、「12」ボタン428を使用する。
本実施形態では、テレビ受信機400は、BML文書に基づいて、ユーザ操作に従ってメニュー画面における1表示領域に位置するカーソル410を現在の表示領域から他の表示領域へ移動させ、ユーザ操作に従って選択肢の選択を確定する。
ユーザ操作はテレビ受信機400のリモコン420により行われ、BML文書に基づいて、リモコン420の矢印キーの操作に応じてカーソル410の移動が行われ、リモコン420の決定ボタンの操作に応じてその時点でカーソル410が表示されている表示領域の選択が確定される。
リモコン420の色ボタンの役割は、異なりうる。例えば、第1の態様では、BML文書に基づいて、リモコンの複数の色ボタンにそれぞれ特定の動画が予め割り当てられる。この場合、テレビ受信機400は、いずれかの色ボタンが押下されたとき、当該色ボタンに対応した電文を動画変換装置300へ出力し、動画変換装置300は、受信した電文に対応した動画を動画配信サーバ100へ要求して受信した動画を映像としてテレビ受信機400へ出力する。
第2の態様では、BML文書に基づいて、複数の色ボタン422にそれぞれ特定の動画の種別(ジャンル)が予め割り当てられる。この場合、テレビ受信機400は、現在のカーソル位置に関わらず、いずれかの色ボタンが押下されたとき、当該色ボタンに対応した電文を動画変換装置300へ出力し、動画変換装置300は、受信した電文に対応したメニュー画面情報を動画配信サーバ100へ要求して受信したサブメニュー画面情報を映像としてテレビ受信機400へ出力する。
図5に示したように、カーソル表示は、すべての選択対象の表示領域に対して枠の表示情報を設定しておき、リモコン420の矢印キー操作に対応したBMLのフォーカス制御を利用して、矢印キー操作に応じた1つの表示領域の枠のみ、他の表示領域から際だって見えるように、枠の表示属性を制御することによってカーソルの表示および移動を行うことができる。本実施形態では、表示属性として、枠の表示色を変更する。より具体的には、例えば、カーソルが表示されている表示領域のみその枠を目立つ色で表示し、他のフォーカスされていない表示領域の枠は目立たない色として例えばグレーの半透明などに設定する。それぞれの表示領域の枠情報としては、所定の幅を有する枠の位置(例えば左上角の座標)及びサイズを定めることができる。
本実施形態において、表示領域(区画)の選択、選択肢の選択、動画の選択等の動作は、当該表示領域にカーソルが表示されている状態で決定ボタンが押下された場合を想定している。決定ボタンが押下される前にカーソルが表示されているだけの状態は仮選択の状態と言える。
なお、リモコンの矢印キーの操作に応じて、カーソルがどのように移動するかは、BML文書において、各表示領域について、上下左右の各矢印キーに対して次に移行する移行先の表示領域を定めておくことができる。すなわち、フォーカスの対象となる各要素(画像やdivなど)にnav-indexというインデックス番号を割り当て、各要素について、フォーカスが当たっている状態で矢印キー(上下左右キー)の押下されたとき次にどのインデックス番号の要素に移動するかを設定しておく。
図7は複数の表示領域間のカーソル410の移動の一例を示している。この例では、初期的に表示領域#2にあるカーソル410が下矢印キーの押下に応じて表示領域#3へ移動し、表示領域#3にあるカーソル410が下矢印キーの押下に応じて表示領域#4へ移動し、表示領域#4にあるカーソル410が右矢印キーの押下に応じて表示領域#1へ移動し、表示領域#1にあるカーソル410が左矢印キーの押下に応じて表示領域#1へ移動している。
上記の説明では、動画選択のためのメニュー画面は視聴対象の動画配信サイトの動画を直接的に指定するためのものとして説明した。しかし、メニュー画面に表示される選択肢としては、動画そのものではなく、複数の動画を選択するためのさらに他の選択肢(メニュー項目)を示すサブメニュー画面であってもよい。
例えば、図5の表示領域#1〜#4にサブメニュー画面が割り当てられている場合、その表示領域が選択されると、現在のメニュー画面に代えて当該サブメニュー画面が全画面に表示される。
図8に、本実施形態におけるメニューの構造を示す。図8(a)は表示領域#1〜#4に動画が割り当てられている場合を示し、図8(b)は表示領域#1〜#4にサブメニュー画面が割り当てられている場合を示し、図8(c)はリモコンの4色の色ボタンのそれぞれに対応して複数のメニュー画面が設けられている場合を示している。図示の○数字は、メニュー項目に対応する表示領域(区画)番号を示し、括弧()内の数字(または文字)は当該メニュー項目の選択時にテレビ受信機400から出力される、当該メニュー項目に対応する電文内容を例示している。
図8(b)、図8(c)のようなメニュー構造によれば、より多くの動画の選択肢を提供することが可能になる。これにより、PC等のように画面のスクロール操作が不向きなテレビ受信機へのメニュー構造において選択肢を増加させることが容易となる。
なお、電文には上記以外の情報を含んでもよい。例えば、テレビ受信機のアドレス情報(IPアドレス)やBCASカード番号等を含めてもよい。これにより、動画変換装置300ひいては動画配信サーバ100へこれらの情報を伝えることができる。
図示しないが、図8(b)の場合、サブメニュー画面がさらに階層化されてもよい。図8(c)の場合、そのメニュー構造は図8(b)に類似しているが、初期的にはいずれかの色(例えば青)に対応するメニュー画面が表示され、その後、任意の色ボタンの押下でメニュー画面を他の色のメニュー画面に切り換え可能である。
また、いずれの場合も、1つのメニュー画面において、動画が割り当てられている表示領域とサブメニュー画面が割り当てられている表示領域とが混在してもよい。
各メニュー画面および各サブメニュー画面のメニュー画面情報は予め動画配信サーバ100に用意されている。動画変換装置300はその電源オン時には予め定められたデフォルトのメニュー画面情報が動画変換装置300から動画配信サーバ100へ要求されるように設定されている。そのために、動画変換装置300には当該デフォルトのメニュー画面情報のURLが保持されている。
本実施形態では、動画配信サーバ100とともに通信ネットワーク150に接続されるデータ放送管理サーバ(図示せず)を設けてもよい。このデータ放送管理サーバは、データ放送のためのBML文書のパケタイズと配信、各動画変換装置300の定期的な機能検査、動画変換装置300用のソフトウエアのダウンロード支援、視聴記録管理等を行う。ポータルサイトの動画配信サーバ100がこのデータ放送管理サーバの機能を兼ね備えてもよい。
図9に、動画変換装置300内に保持されたリンク先アドレステーブル356(図2、図3)の構成例を示す。図9(a)は図8(a)(b)に示したような電文に対応し、図9(b)は図8(c)に示したような電文に対応している。リンク先アドレステーブル356は、メニュー画面内に含まれた複数の動画にアクセスするためのリンク先アドレス(URL)を当該動画の表示領域(メニュー項目)に対応付けられたメニュー項目の識別子と対応付けたものである。メニュー項目が選択されたことを示す電文(ここでは「メニュー」電文と呼ぶ)には選択されたメニュー項目の識別子が含められる。
動画変換装置300は、この電文を受信したとき、このリンク先アドレステーブル356を参照して、アクセスすべきURLを認識することができる。このリンク先アドレステーブル356の内容はメニュー画面情報に対応して予め定まるものであり、メニュー画面情報の変更時には併せて更新される。すなわち、リンク先アドレステーブル356のファイルは、定期的または必要時に、例えば、動画配信サーバ100(または管理サーバ)から動画変換装置300にダウンロードされる。このリンク先アドレステーブル356のダウンロードはBML文書ファイルと共に行われるようにしてもよい。
図10に、動画変換装置300の主要な動作例を表すフローチャートを示す。
動画変換装置300は、その電源ON時に起動され、動作を開始する。まず、予め保持したURLに基づいて動画配信サーバ100にアクセスし、デフォルトのメニュー画面情報を取得する(S11)。
ついで、そのメニュー画面情報に基づく映像および所定のBML文書をRF信号に含めてテレビ受信機400に出力開始する(S12)。より具体的には、記憶部353に予め保持されたURLに基づいて通信部311の要求部312が動画配信サーバ100にアクセスし、受信部313によりデフォルトのメニュー画面情報を取得し、ついで、解析部315がメニュー画面情報を解析し、そのメニュー画面情報に基づく画像を生成する。メニュー画面情報に動画情報が含まれている場合には、動画プレーヤ部317がその動画を再生する。これにより得られた画像(および動画)は、TS変換部332内の映像・音声エンコーダ334により圧縮符号化される。この映像・音声エンコーダ334の映像・音声符号化出力は、BML文書生成部333から出力されるBML文書情報と地デジSI生成部335から出力されるSI情報とともに、マルチプレクサ336で多重化される。さらに、この多重化出力は、放送波信号出力部337内のOFDM変調器338により地上デジタル放送の信号に変換され、この変換出力はRFアップコンバータ339により所定のRF周波数に変換してテレビ受信機400へ出力される。
その後、テレビ受信機400から何らかの電文を受信したかを監視する(S13)。一定周期で受信した同内容の電文については、最初の電文のみに対応する。すなわち、受信した電文が同一内容の反復した電文でないとき(S14,No)、ステップS15へ移行し、その電文内容に応じた動作を実行する。同一内容の電文であったとき(S14,Yes)、ステップS13へ戻る。
ステップS15では受信した電文が「メニュー」電文であるかどうかをチェックする。メニュー電文であれば(S15,Yes)、当該動画等を要求して取得し、変換を行う(S16)。「メニュー」電文でなければ(S15,No)、ステップS17へ移行する。ステップS17ではその他の電文かどうかをチェックする。その他の電文であれば(S17,Yes)、その電文に応じた動作を実行する(S18)。そうでなければ、ステップS13へ戻る。
前回電文を受信した時点から電文を受信しない状態が所定時間経過したとき(S19,Yes)、動画を受信中かどうかをチェックする(S20)。そうであれば(S20,Yes)、動画配信サーバ100から受信中の動画へのアクセスを停止し、その再生を停止する(S21)。そうでなければ(S20,No)、ステップS13へ戻る。
テレビ受信機400からの電文の受領が所定時間以上途絶えるということは、テレビ受信機400の電源が切断された場合、あるいは、本実施形態における動画配信サービス用に利用されるチャンネルから他のチャンネルへの切り替えが行われた場合に相当する。
図11は、テレビ受信機400においてBML文書に基づいて実行されるBMLスクリプト処理の主要な動作例を示すフローチャートである。
この処理は、テレビ受信機400の電源ON中に、本実施形態における動画配信サービス用に利用されるチャンネルが選択されたときに起動される。本実施形態ではチャンネルボタン「12」が押下されたときを想定している。リモコン操作等により他のチャンネルへ切り換えられた場合には、この処理は停止する。再び、当該チャンネルが選択されたとき、再起動される。
この処理において、テレビ受信機400はまず、「選局」電文を出力する(S31)。「選局」電文はチャンネルボタン「12」が押下されたときにテレビ受信機400が動画変換装置300に対して「選局」が行われたことを伝達するための電文である。ついで、直近で出力された電文を周期的に出力する(S32)。この周期は1秒ないし数秒程度の比較的短い時間間隔である。これは、テレビ受信機400が当該チャンネルを選局している状態が継続していること、あるいは、動画の視聴が継続していることを動画変換装置300へ知らせるためである。
当該チャンネルが選択されることにより、テレビ受信機400に動画変換装置300からのメニュー画面の映像が送出されて来て、そのRF信号が復調され、TSが取り込まれ、テレビ受信機400の画面に当該メニュー画面が表示される。
BML文書の中には、リモコンの所定の操作に対応して発生すべき電文のひな形としての文字列を含めておいてもよい。これにより、テレビ受信機400側では本実施形態で必要な動作はすべてBMLブラウザの処理で対応可能となる。
続いて、テレビ受信機400のBMLブラウザの動作により、デフォルトの表示領域(区画)に対してフォーカスされたカーソル表示が当該映像に重畳される(S33)。
その後、リモコンの矢印キーの操作があると(S34,Yes)、当該方向の所定の表示領域へカーソルを移動する(S35)。矢印キーの操作がなければ、ステップS36へ移行する。
その後、決定ボタンの押下があると(S36、Yes)、現在カーソルが表示されている表示領域に対応する電文(すなわち、当該メニュー項目に対応する「メニュー」電文)を動画変換装置300へ出力する(S37)。決定ボタンの押下がなければステップS38へ移行する。
dボタン(または戻るボタン)が押下されると(S38,Yes)、dボタンに対応する電文を出力する(S39)。dボタンの押下がなければステップS40へ移行する。
一般にdボタンは、データ放送を表示するためにBMLブラウザを開始/終了するためにデータ放送対応のテレビ受信機に予め供えられたボタンである。本実施形態では「12」チャンネルが選局されたとき、dボタンの押下の有無に関わらず、テレビ受信機は受信したBML文書に基づいてBMLブラウザが動作する。本実施形態ではdボタンおよび戻るボタンは、トップ画面としてのメニュー画面に戻るための操作用に利用する。但し、本実施形態におけるこれらのボタンの用途はこの機能に限るものではない。
色ボタン(または戻るボタン)が押下されると(S40,Yes)、その色ボタンに対応する電文を出力する(S41)。上述した図8(c)の場合には、この最新の色ボタンの色は一時記憶しておき、のちに表示領域が選択されたとき、その電文にその色を反映させる。その後、ステップS32へ戻る。
図12は、本実施形態におけるリモコン420(視聴者)とテレビ受信機400と動画変換装置300と動画配信サーバ100の四者の間の動作例を示すシーケンス図である。
この動作例では、動画変換装置300が電源オフ状態から電源オンされたとき、動画配信サーバ100に対してメニュー画面情報要求を行う(S301)。この要求はウェブブラウザ部310により行われる。前述のように、そのためのURLは動画変換装置300に予め保持されている。この要求に応じて動画配信サーバ100はメニュー画面情報を応答する(S401)。
動画変換装置300は、このメニュー画面情報を受信し、その再生を開始し(S302)、対応するRF信号(メニュー画面の映像およびBML文書)をテレビ受信機400へ出力する(S303)。
本例ではこの時点でテレビ受信機400の電源がオフ状態にあるか、または、上記所定のチャンネル(この例では地上デジタル「12」チャンネル)以外のチャンネルが選択されているとする。このとき、テレビ受信機400は当該BML文書を受信しておらず、所期のBMLブラウザ処理は行われない。このため、テレビ受信機400から動画変換装置300へは何ら応答がない(無応答)(S201)。動画変換装置300は、メニュー画面のRF信号を出力開始してから無応答状態が所定時間経過したとき、当該メニュー画面情報の再生を停止する(S304)。
その後、電源オン状態のテレビ受信機400に対して本実施形態における所定チャンネルの数字ボタン(この例では「12」ボタン)が押下されたとき、これに対応する赤外線(IR)信号がテレビ受信機400へ送信される(S101)。これに応じてテレビ受信機400は、当該チャンネルが選択されたことを示す「選局」電文を動画変換装置300へ送信する(S202)。この電文の送信は一定周期で繰り返して行われる。「再生開始」の後に繰り返して送信されてくる同じ電文に対して、動画変換装置300は最初の電文にのみ応答して動画配信サーバ100への要求を行うが、2番目以降の同電文に対しては何もしないようにする。
「選局」電文を受けた動画変換装置300は、その時点のメニュー画面情報を動画配信サーバ100へ要求する(S305)。この要求に応じて動画配信サーバ100はメニュー画面情報を応答する(S402)。動画変換装置300は、このメニュー画面情報を受信し、その再生を開始し(S306)、対応するRF信号(メニュー画面の映像およびBML文書)をテレビ受信機400へ出力する(S307)。この時点でテレビ受信機400は当該チャンネルが選局されているので、送出されてきたメニュー画面の映像を表示する(S203)。これとともに、テレビ受信機400は、内部のBMLブラウザにより、BML文書に基づくカーソル表示およびユーザによるリモコン操作に基づく処理を開始する。
この時点でテレビ受信機400は、「選局」電文の周期的送信を継続しており、これが動画の視聴中に周期的に視聴中を表す電文である「視聴中」電文として機能する。
リモコンの矢印キー操作があったとき、これに対応するIR信号がテレビ受信機400へ送出される(S102)。これに応じてテレビ受信機400は、BMLブラウザによりカーソル移動処理を実行する(S205)。
リモコン操作によっていずれかの表示領域にカーソルがある状態で決定ボタンが押下されたとき、対応するIR信号がテレビ受信機400へ出力される(S103)。これに応じてテレビ受信機400は、上述した「メニュー」電文を動画変換装置300へ送信する(S206)。この「メニュー」電文の送信も一定周期で繰り返される。
「メニュー」電文を受信した動画変換装置300は、この「メニュー」電文に含まれるメニュー項目の識別子に対応する動画を動画配信サーバ100へ要求する(S308)。この要求に応じて動画配信サーバ100は、動画変換装置300へ当該動画を応答する(S403)。
この動画を受信した動画変換装置300は、これを映像に変換したRF信号をテレビ受信機400へ出力する(S309)。テレビ受信機400はこの映像を再生開始する(S207)。この時点でテレビ受信機400は、「メニュー」電文の周期的送信を継続しており、これが動画の視聴中に周期的に視聴中を表す電文である「視聴中」電文として機能する。
その後、リモコン操作により、「12」以外の数字ボタンが押下されたとき、これに対応するIR信号がテレビ受信機400へ送出される(S104)。これに応じてテレビ受信機400は受信中の動画の映像再生から、新たに選局されたチャンネル(CH)の映像再生を開始する(S208)。これにより、テレビ受信機400から動画変換装置300への「視聴中」電文(「メニュー」電文)は途切れることになる(S209)。その結果、動画変換装置300は当該動画へのアクセスを停止し、その再生を停止する(S310)
図13は、図12に続く他の動作例を示すシーケンス図である。
リモコンのdボタンが押下されたとき、対応するIR信号がテレビ受信機400へ送出される(S111)。これに応じてテレビ受信機400は、dボタンが押下されたことを示す「dボタン」電文を動画変換装置300へ送信する(S211)。この電文の送信は一定周期で繰り返して行われる。
「dボタン」電文を受けた動画変換装置300は、現在の再生を停止し(S311)、新たにメニュー画面情報を動画配信サーバ100へ要求する(S312)。この要求に応じて動画配信サーバ100はメニュー画面情報を応答する(S411)。動画変換装置300は、このメニュー画面情報を受信し、その再生を開始し(S313)、対応するRF信号(メニュー画面の映像およびBML文書)をテレビ受信機400へ出力する(S314)。テレビ受信機400は、送出されてきたメニュー画面の映像を表示する(S212)。これとともに、テレビ受信機400はBML文書に基づくカーソル表示およびユーザによるリモコン操作に基づく処理を開始する。
その後、リモコンの色ボタンが押下されたとき、対応するIR信号がテレビ受信機400へ送出される(S112)。これに応じてテレビ受信機400は、色ボタンが押下されたことを示す「色ボタン」電文を動画変換装置300へ送信する(S213)。この電文には押下された色ボタンがどの色かの情報も含む。この「色ボタン」電文の送信も一定周期で繰り返して行われる。
「色ボタン」電文を受けた動画変換装置300は、現在の再生中であれば再生を停止し(S315)、新たにメニュー画面情報を動画配信サーバ100へ要求する(S316)。この要求に応じて動画配信サーバ100はメニュー画面情報を応答する(S412)。動画変換装置300は、このメニュー画面情報を受信し、その再生を開始し(S317)、対応するRF信号(メニュー画面の映像およびBML文書)をテレビ受信機400へ出力する(S318)。テレビ受信機400は、送出されてきたメニュー画面の映像を表示する(S214)。これとともに、テレビ受信機400はBML文書に基づくカーソル表示およびユーザによるリモコン操作に基づく処理を開始する。
なお、上記の動画変換装置300の処理において、メニュー画面情報の再生中に、動画の選択が行われたとき、動画変換装置300が動画を受信してその映像をテレビ受信機400へ送出してくるまでに所定の時間(例えば約1秒間)の遅延がある。したがって、その時間を利用して、所定の表示を行う(例えば、全画面を暗くし、「動作中…」のような文字を表示させる)ようにしてもよい。この処理もBML文書に基づいてBMLブラウザの動作により実現することができる。
また、本実施形態ではテレビ受信機400での動画配信サービスの視聴を「12」チャンネルに割り当てる例としているが、EPGに基づく時間スケジュール枠に表示する文字情報、例えば「多彩なインターネット動画プログラムをお楽しみください」とした文字情報をBML文書に含めることにより、この文字情報をEPGの「12」チャンネルの時間スケジュール枠に表示することとしてもよい。これにより、視聴者がリモコン420の番組表表示ボタン(不図示)を押下してテレビ受信機400の番組表を表示した際、視聴者は「12」チャンネルに動画配信サービスが割り当てられていることを視覚的に認識することができる。
本実施形態では、テレビ受信機400に表示されるメニュー画面の構成において、表示領域#5をユーザに対するガイダンスや告知情報等を表示する領域とし、ユーザが選択できない領域として説明したが、例えばこの領域に、リモコン420の色ボタン422に対応する青、赤、緑、黄の色ボタン表示を横一列に配列し、リモコン420の色ボタン422の押下で選択するようにしてもよい。例えば、表示領域#5に配列表示する青、赤、緑、黄それぞれの色ボタン表示に「お気に入り」、「スポーツ」、「アニメ」、「ドラマ」とした表示画面600で表示する動画のジャンルの選択機能を割り当てる。こうすることにより、動画のジャンルに応じたメニュー画面を切り替え表示することができ、視聴者は多彩な番組選択を得ることができる。また、それぞれの色ボタン表示にコンテンツプロバイダーの動画の選択機能を割り当てることもできる。 この場合、図8で示すメニューの構造において、図8(a)の#1〜#4に第2のメニュー画面を割り当てるとともに、リモコン420の色ボタンの押下により図8(c)のメニュー画面表示が機能するようにしてもよい。
以上、本実施形態として動画変換システムについて説明したが、本発明は、動画変換装置の制御プログラムとしても把握することができる。
また、本発明は放送番組生成方法としても把握することができる。この放送番組生成方法により、地上波放送の空きチャンネルに対して、通信ネットワーク経由の動画配信サービスを割り当てることにより、疑似的なテレビチャンネルを形成することができる。すなわち、通信ネットワーク経由で受信された動画コンテンツを利用するにも関わらず、既存のテレビ受信機に対してそのテレビ受信機に付属したリモコンの通常のチャンネル選択操作を通して、ユーザに対してあたかも放送チャンネルが増加したかのように見せることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、動画変換装置300は、動画配信サーバ100にメニュー画面情報を要求して取得し放送波信号に変換するとともに、所定のBML文書をテレビ受信機400に送り込むことによって、テレビ映像としてのメニュー画面とBMLブラウザ処理により表示されるカーソル表示とを連携させる。かつ、メニュー画面上でのカーソル表示およびユーザ操作に応じたカーソル移動処理はテレビ受信機(のBMLブラウザ)に担当させるとともに、動画配信サーバ100への要求が必要なときテレビ受信機400から動画変換装置300へ電文を送出させて動画配信要求および受信した動画の変換処理を動画変換装置300に担当させる、という役割分担により、動画変換装置300での処理負荷を低減するとともにテレビ受信機400でのカーソル移動・選択処理を迅速に行わせることが可能となる。
また、メニュー画面における個々の表示領域が直接的に複数の動画配信サービスに対応しているか否かに関わらず、メニュー画面において選択できる選択肢(メニュー項目)が複数の動画配信サービスから配信される動画を包含することにより、ユーザは、個々の動画配信サービスを意識することなく、一つのメニュー画面で複数の動画配信サービスを包括的に利用可能となる。
以上、本実施形態の詳細について説明したが、本発明の特許請求の範囲を逸脱することなく種々の変形、変更が可能である。例えば、上記説明では、動画変換装置は複数の動画配信サービス(複数の動画配信サーバ)に接続することを想定したが、単一の動画配信サーバのみに接続する実施形態を排除するものではない。
100 動画配信サーバ
150 通信ネットワーク
210 ネットワーク通信部
210a 放送用光回線終端装置(V−ONU)
210b ルータ
300 動画変換装置
310 ブラウザ部
311 通信部
312 要求部(動画配信要求部)
313 受信部
314 選択支援情報保持部
315 解析部
316 画像生成部
317 動画プレーヤ部
330 放送波変換部
332 TS変換部
333 BML文書生成部
334 映像・音声エンコーダ
335 地デジSI生成部
336 マルチプレクサ
337 放送波信号出力部
338 OFDM変調器
339 アップコンバータ
340 地上デジタル放送受信部
342 選択結果受信部
345 混合部
350 制御部
351 プロセッサ
353 記憶部
355 アプリケーションプログラム
356 リンク先アドレステーブル
400 デジタルテレビ受信機
410 カーソル
420 リモコン
421 電源ボタン
422 色ボタン
423 ボタン
424 矢印キー
425 戻るボタン
426 放送種別選択ボタン
427 決定ボタン
428 数字ボタン(CHボタン)
429a チャンネル変更キー
429b 音量調節キー
600 表示画面

Claims (13)

  1. 通信ネットワークを介して動画配信サーバと通信するネットワーク通信部と、
    前記ネットワーク通信部を介して前記動画配信サーバから取得した動画選択のためのメニュー画面情報と、このメニュー画面情報に対応するメニュー画面に基づいて選択された動画とをデジタルテレビ放送の放送波信号に変換する放送波変換部と、
    前記放送波変換部により得られた放送波信号をデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)に出力する放送波信号出力部と、
    前記メニュー画面上の複数の動画情報を前記テレビ受信機において選択するための選択支援情報を保持する選択支援情報保持部と、
    を備え、
    前記メニュー画面は前記動画配信サーバから配信される前記複数の動画情報を、互いに重なり合うことなく表示する複数の表示領域を有し、
    前記放送波変換部は、前記メニュー画面の放送波信号に前記選択支援情報保持部で保持する選択支援情報を含めて前記テレビ受信機へ出力する、
    ことを特徴とする動画変換装置。
  2. 前記選択支援情報保持部は、前記ネットワーク通信部を介して外部サーバから取得する選択支援情報を保持し、前記選択支援情報は前記外部サーバから更新可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画変換装置。
  3. 前記放送波信号出力部から出力する選択支援情報を用いて前記テレビ受信機での選択機能で選択された結果を受信する選択結果受信部と、
    前記選択結果受信部で受信した選択結果に基づき、前記複数の表示領域の一の表示領域に指定される動画を特定し、前記ネットワーク通信部を介して動画の配信要求を行う動画配信要求部と、をさらに備え、
    前記放送波変換部は、前記動画配信要求部による要求結果に応じて前記ネットワーク通信部を介して受信する前記動画を放送波信号に変換する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の動画変換装置。
  4. 前記動画配信要求部は、前記メニュー画面上の複数の表示領域のそれぞれに複数のリンク先アドレスを対応づけたリンク先アドレステーブルを有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の動画変換装置。
  5. 地上デジタル放送の放送波を受信する放送波受信部と、
    前記放送波受信部で受信した放送波と、前記放送波変換部で変換した放送波信号とを混合する混合部と、をさらに備え、
    前記放送波信号は、前記放送波受信部で受信した放送波の空きチャンネルに割り当てられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の動画変換装置。
  6. 前記選択支援情報保持部で保持する選択支援情報は、前記テレビ受信機のリモコン操作による選択機能に用いられる情報である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の動画変換装置。
  7. 前記放送波変換部は、
    前記ネットワーク通信部で取得する前記メニュー画面情報を構成するマークアップ言語文書と前記複数の動画情報とに基づいてマークアップ言語画面情報を生成し、前記生成したマークアップ言語画面情報をRF信号に変換する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の動画変換装置。
  8. 前記放送波変換部は、
    前記動画配信サーバに対して、前記メニュー画面情報を要求して受信し、この受信したメニュー画面情報を画像に変換するウェブブラウザ部と、
    前記画像をデジタル放送のTS信号に変換する放送波変換部とを有し、
    前記放送波信号出力部は、前記TS信号を前記テレビ受信機の所定のチャンネルに対応するRF信号に変換して出力する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の動画変換装置。
  9. 前記選択支援情報保持部に保持する選択支援情報は所定のカーソル表示情報およびスクリプトを含むBML文書である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の動画変換装置。
  10. 前記テレビ受信機と前記選択結果受信部との接続は、インターネット通信プロトコルによる接続である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の動画変換装置。
  11. 前記複数の表示領域のうち一が他の表示領域も大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の動画変換装置。
  12. 通信ネットワークを介して動画配信サーバと接続される動画変換装置の制御プログラムであって、
    通信ネットワークを介して前記動画配信サーバに対して、複数の動画情報の選択肢を画面の複数の表示領域に対応付けて表示するためのメニュー画面情報を要求して受信するステップと、
    前記要求に応じて受信された前記メニュー画面情報を画像に変換するステップと、
    前記画像をデジタル放送の映像に変換してデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)の所定のチャンネルに対応するRF信号として出力するステップと、
    所定のカーソル表示情報およびスクリプトを含むBML文書を前記RF信号に含めて前記テレビ受信機に対して出力するステップと、
    前記テレビ受信機において前記BML文書に基づいて発生した、ユーザ操作による選択結果を前記テレビ受信機から受信するステップと、
    前記選択結果に応じて、前記選択結果に対応する動画の配信を前記動画配信サーバに対して要求して受信するステップと、
    前記動画配信サーバから受信した動画をデジタル放送の映像に変換して前記テレビ受信機の所定のチャンネルに対応するRF信号として出力するステップと、
    を備えたことを特徴とする動画変換装置の制御プログラム。
  13. デジタルテレビ放送を受信するデジタルテレビ受信機(以下、テレビ受信機という)に対する放送番組生成方法であって、
    通信ネットワークを介して接続される動画配信サーバから選択的に受信した動画をデジタル放送の映像に変換して前記テレビ受信機の空きチャンネルに対応するRF信号として出力することにより、前記動画配信サーバから配信される動画を放送番組として前記空きチャンネルに対して生成する、
    ことを特徴とする放送番組生成方法。
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