JP2021012173A - ガスセンサおよびガス濃度測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスセンサを収納したケースの開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときにはケース内に取り込まれた特定のガスを分解できるガスセンサを提供する。【解決手段】測定雰囲気中に曝されるガスセンサ10であって、前記測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するガスセンサ本体12と、前記測定雰囲気を取り込む開口部16を有し、前記ガスセンサ本体12を収容するケース14と、前記ケース14の開口部16を開閉する蓋部18と、前記ケース14の内部に設けられ、前記特定のガスを分解する触媒20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスセンサおよびガス濃度測定方法に関する。
近年、様々な目的に応じて、様々な場所でガスセンサが使用され、または使用が検討されている。例えば、青果物や花卉の輸送中や保管中の鮮度管理を目的として、コンテナや保管庫内のエチレン濃度を管理するために、エチレンガスセンサが使用されている。また、植物工場の中には、閉鎖的な空間で、二酸化炭素濃度や光、温度、湿度などを管理することで、計画的な生産を行なっているところもある。このような場合、二酸化炭素濃度や湿度を、ガスセンサを使用して精密に管理することで、最適な収量や栄養価とすることができる可能性がある。また、工場の安全管理を目的として可燃性ガス、毒性ガス等の濃度を、ガスセンサを使用してモニタリングしている。
ガスセンサには様々な方式のものが存在するが、その中には、使用場所を選ばず容易に使用できる反面、高濃度の測定対象となるガスに曝されると、一時的に出力が低下し、正しい濃度を測定できなくなる可能性があるものもある。また、高濃度の測定対象となるガスに長時間曝されることで、劣化する可能性があるものもある。
特許文献1は、ガスセンサー素子の動作停止中及び素子単品での保存中に、大気中の湿度や化学物質によってガスセンサー素子が劣化することを防止できるセンサー素子の劣化防止構造を提供することを目的として、通常は密閉して外気から遮断でき、必要なときだけ外気を採り入れことができるケース3内にガスセンサー素子2を収容したことを特徴とするセンサー素子の劣化防止構造が開示されている。
特許文献2は、ガスセンサの出力を適当な値に調節することができ、さらに、劣化ガス成分を含むサンプルガスを測定できるにおい識別装置を提供することを目的としている。例えばサンプルガス中にガスセンサ23aを劣化させる劣化ガス成分が含まれている場合、サンプルガス室21aのシャッター25を閉じ、サンプルガス室21b,21cのシャッター25を開いた状態でそのサンプルガスをサンプルガス流路5に流して測定することにより、ガスセンサ23aの劣化を防ぐことができ、例えば予備測定時にガスセンサ23bの出力が飽和してしまった場合は、シャッター25の位置を調節してガスセンサ室21bの開放度合いを調節することにより、ガスセンサ室21bに導入されるサンプルガスの量を調節してガスセンサ23bの出力を最適化することができる技術が開示されている。
特開平11−281613号公報 特開2001−174373号公報
しかしながら、特許文献1も特許文献2も、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下する、または劣化する可能性があるガスセンサを使用する場合に、ガスを遮断することはできても、積極的にガス濃度を低減させてガスセンサの出力低下または劣化を防ぐことは考慮されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ガスセンサを収納したケースの開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときにはケース内に取り込まれた特定のガスを分解できるガスセンサおよびガス濃度測定方法を提供する事を目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明のガスセンサは、測定雰囲気中に曝されるガスセンサであって、前記測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するガスセンサ本体と、前記測定雰囲気を取り込む開口部を有し、前記ガスセンサ本体を収容するケースと、前記ケースの開口部を開閉する蓋部と、前記ケースの内部に設けられ、前記特定のガスを分解する触媒と、を備えることを特徴としている。
これにより、開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときにはケース内に取り込まれた特定のガスを分解できる。その結果、測定するごとに特定のガスの濃度が十分に低いケース内に収容されたガスセンサを用いて特定のガスの濃度を測定することとなり、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下するガスセンサであっても出力低下を防ぐことができ、ガスセンサを長期にわたって繰り返し使用できる。
(2)また、本発明のガスセンサは、前記蓋部を開閉する開閉手段と、前記ガスセンサ本体の測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも前記開閉手段に前記開口部の閉塞を指示する制御部と、をさらに備えることを特徴としている。これにより、測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも開口部の閉塞を自動的に行うことができる。
(3)また、本発明のガスセンサにおいて、前記触媒は、前記蓋部の裏側に設けられ、前記触媒は、前記開口部を閉塞したときに前記ケースの内側に位置すると共に、前記開口部を開放したときに前記ケースの内側領域から隠されることを特徴としている。これにより、開口部を閉塞したときは触媒がケースの内側に位置することで特定のガスを分解でき、開口部を開放したときは触媒がケースの内側領域から隠されることでケース内に取り込んだ測定雰囲気に含まれる特定のガスが分解されることなくより正確な濃度を測定できる。
(4)また、本発明のガスセンサは、前記ガスセンサ本体の測定した特定のガスの濃度を表示する表示部をさらに備えることを特徴としている。これにより、ガスセンサの使用者が測定したガスの濃度を知ることができる。
(5)また、本発明のガスセンサにおいて、前記ガスセンサ本体は、電気化学式のガスセンサであることを特徴としている。これにより、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下する傾向にある電気化学式のガスセンサの出力低下を防ぐことができる。
(6)また、本発明のガスセンサにおいて、前記特定のガスは、エチレンであることを特徴としている。これにより、青果物や生花の鮮度管理、輸送、保管等の際に管理する必要のあるエチレンの濃度を電気化学式のガスセンサを用いて容易に測定することができると共に、電解液に多量にエチレンが溶けることによるガスセンサの出力低下を防ぐことができる。
(7)また、本発明のガス濃度測定方法は、測定雰囲気の特定のガスの濃度の測定方法であって、ガスセンサが収容された所定の領域の開口部を開放するステップと、前記測定雰囲気を前記所定の領域に取り込むステップと、前記測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するステップと、前記所定の領域の開口部を閉塞するステップと、前記所定の領域に取り込まれた特定のガスを触媒を用いて分解するステップと、を含むことを特徴としている。これにより、開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときには所定の領域内に取り込まれた特定のガスを分解できる。その結果、測定するごとに特定のガスの濃度が十分に低い所定の領域内に収容されたガスセンサを用いて特定のガスの濃度を測定することとなり、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下するガスセンサであっても出力低下を防ぐことができる。
本発明によれば、開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときにはケース内に取り込まれた特定のガスを分解できる。その結果、測定するごとに特定のガスの濃度が十分に低いケース内に収容されたガスセンサを用いて特定のガスの濃度を測定することとなり、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下するガスセンサであっても出力低下を防ぐことができ、短時間で繰り返し使用できる。
(a)は開口部を閉塞した状態のガスセンサを、(b)は開口部を開放した状態のガスセンサを模式的に表した断面図である。 (a)および(b)は、いずれも第2の実施形態のガスセンサの構成の例を概略的に表したブロック図である。 ガスセンサの蓋部の開閉手段の例を示した模式図である。 ガスの濃度の測定を常時行う手順を示すフローチャートである。 ガスの濃度の測定を所定のインターバル時間ごとに行う手順を示すフローチャートである。 ガスの濃度の測定を使用者が指示したときだけ行う手順を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。なお、構成図において、各構成要素の大きさは概念的に表したものであり、必ずしも実際の寸法比率を表すものではない。
[第1の実施形態]
(ガスセンサの構成)
図1(a)は開口部を閉塞した状態のガスセンサを、(b)は開口部を開放した状態のガスセンサを模式的に表した断面図である。ガスセンサ10は、測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するガスセンサ本体12と、測定雰囲気を取り込む開口部16を有し、ガスセンサ本体12を収容するケース14と、ケース14の開口部16を開閉する蓋部18と、ケース14の内部に設けられ、特定のガスを分解する触媒20と、を備える。
ガスセンサ本体12は、測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定する。ガスセンサ本体12は、測定した特定のガスの濃度に関する情報を電気信号等によって、外部の装置に伝達してもよい。また、ガスセンサ10が後述する表示部24または記録部26を備える構成の場合、ガスセンサ本体12は、測定した特定のガスの濃度に関する情報を、表示部24または記録部26に伝達してもよい。
特定のガスの種類は、例えば、青果物より発生する、エチレン、メチルアルコール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、ジメチルサルファイド、ジメチルジサルファイド、メチルメルカプタン、アンモニア等が挙げられる。また、メタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素、水素、硫化水素、有機溶剤、アミン、フロン、有機塩素、揮発性有機化合物(VOC)、天然ガス等の可燃性ガス、毒性ガス等であってもよい。また、特定のガスの濃度は、1種類の濃度であっても2種類以上の合計の濃度であってもよい。
ガスセンサ本体12は、電気化学式、固体式等どのような方式であってもよい。本発明は、ガスの濃度の測定をしないときに、特定のガスの濃度を低く保った所定の領域内にガスセンサ本体12を保護することができるため、特定のガスによるガスセンサ本体12の劣化を低減することができる。
ガスセンサ本体12として電気化学式のガスセンサを使用する場合、特定のガスは、エチレンであってもよい。これにより、青果物や生花の鮮度管理、輸送、保管等の際に管理する必要のあるエチレンの濃度を電気化学式のガスセンサを用いて容易に測定することができると共に、電解液に多量にエチレンが溶けることによるガスセンサの出力低下を防ぐことができる。なお、エチレンは、ガスセンサ本体に使用される電解液(例えば、硫酸)に対して、例えば100ppm以上の高濃度状態のもと曝されると、比較的短時間で電解液に溶け込む傾向があり、電気化学式のガスセンサの出力低下を招いてしまう。電気化学式のガスセンサは、固体電解質を使用するものであってもよい。
ケース14は、測定雰囲気を取り込む開口部16を有し、ガスセンサ本体12を収容する。ケース14は、後述する蓋部18により開口部16を閉塞したときに、ガスセンサ本体12を収容した所定の領域を構成する。このとき、ケース14は、所定の領域内に測定雰囲気が入らないように、ゴムブッシュ、Oリング、ガスケットなどで、密閉される構造とすることが好ましい。このように密閉することで、所定の領域内に取り込んだ測定雰囲気中の特定のガスを、後述する触媒20により分解する際に、所定の領域内の特定のガスの濃度を十分に低減することができる。完全に密閉されない場合でも、蓋部18により開口部16を閉塞したときに、所定の領域内に入る測定雰囲気の量が十分に低減されている場合は、所定の領域内の低減された特定のガスの濃度にほとんど影響を与えないため、問題とはならない。
ケース14は、ガスセンサ本体12を備える基板の一部を、ケース14の一部として使用してもよい。このようにすることで、ガスセンサ本体12を備える基板全体をケース14内に収容するよりも、所定の領域を小さく構成することができ、ケース14内の触媒20の量を少なくすると共に所定の領域内に取り込んだ測定雰囲気中の特定のガスの分解を短時間で行うことができる。
開口部16は、開放されたときに測定雰囲気を取り込む。これにより、開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定できる。開口部16は、開放されたときに水分やごみの侵入を防ぐ、フィルタ22を備えていてもよい。
触媒20は、ケース14の内部に設けられ、特定のガスを分解する。これにより、開口部を閉塞したときに、ケース内に取り込まれた特定のガスを分解できる。触媒20は、特定のガスのみを分解するものであってもよいし、特定のガスを含む複数種類のガスを分解するものであってもよい。触媒20としては、活性炭入りNiPd触媒やメソポーラスシリカ担持Ptナノ粒子触媒などを用いればよい。触媒20の代わりに、特定のガスを吸着する吸着材を使用してもよいが、吸着材は吸着したガスを再放出してしまい、また、使用限度が決まっているため、触媒20のほうが好ましい。また、測定雰囲気中に特定のガス以外にガスセンサ本体12を劣化させる可能性のあるガスが含まれる場合、そのガスを分解または吸着する、触媒20とは別の触媒または吸着材をケース14の内部に設けてもよい。例えば、特定のガスが水蒸気ではなく、測定雰囲気中の水蒸気がガスセンサ本体12の劣化に関係する場合、ケース14の内部に吸湿材を設けてもよい。
触媒20は、ケース14の内部に設けられることで機能を果たすことができるが、蓋部18の裏側に設けられ、蓋部18により開口部16を閉塞したときに、ケース14の内側に位置すると共に、開口部16を開放したときにケース14の内側領域(所定の領域)から隠される構成であることが好ましい。このように構成することで、開口部16を閉塞したときは触媒20がケース14の内側に位置(露出)することで特定のガスを良好に分解でき、開口部16を開放したときは触媒20がケース14の内側領域から隠されることでケース14内に取り込んだ測定雰囲気に含まれる特定のガスが分解されることなくより正確な濃度を測定できる。
ガスセンサ本体12として電気化学式のガスセンサを使用する場合、ガスセンサ本体12の電解液に吸収された特定のガスが徐々に外部に放出される。触媒20は、この放出された特定のガスも分解できる。そのため、ガスセンサ本体12がリフレッシュされ、繰り返し使用することができる。
ガスセンサ10は、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度を表示する表示部24をさらに備えていてもよい(図2参照)。これにより、ガスセンサの使用者が測定したガスの濃度を知ることができる。
ガスセンサ10は、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度を記録する記録部26をさらに備えていてもよい(図2参照)。これにより、測定したガスの濃度を記録から知ることができ、分析等行うことができる。なお、表示部24や記録部26は、ガスセンサ10自体に備えられていてもよいが、ガスセンサ10とは別の装置に備えられていてもよい。
本実施形態のガスセンサ10は、蓋部18の開閉は、使用者が手動で行ってもよいし、ガスセンサ10とは別に設けられた開閉手段により、自動で行ってもよい。また、ガスセンサ10とは別に設けられた開閉手段に、使用者が命令することで、開閉を行ってもよい。また、開放、閉塞の一方を手動で、他方を自動で行うこともできる。
[第2の実施形態]
(ガスセンサの構成)
図2(a)および(b)は、いずれも本実施形態のガスセンサ30の構成の例を概略的に表したブロック図である。ガスセンサ30の模式的な断面図は、図1(a)および(b)と同様である。ガスセンサ30は、測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するガスセンサ本体12と、測定雰囲気を取り込む開口部16を有し、ガスセンサ本体12を収容するケース14と、ケース14の開口部16を開閉する蓋部18と、ケース16の内部に設けられ、特定のガスを分解する触媒20と、蓋部18を開閉する開閉手段32と、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも開閉手段32に開口部16の閉塞を指示する制御部34と、を備える。
本実施形態において、ケース14、開口部16、蓋部18、および触媒20は、第1の実施形態と同様の機能を有するため、説明を省略する。
ガスセンサ本体12は、測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定する。ガスセンサ本体12は、測定した特定のガスの濃度に関する情報を電気信号等によって、制御部34に伝達する。また、ガスセンサ本体12は、測定した特定のガスの濃度に関する情報を、直接外部の装置に伝達してもよい。また、ガスセンサ30が表示部24または記録部26を備える構成の場合、ガスセンサ本体12は、測定した特定のガスの濃度に関する情報を、直接表示部24または記録部26に伝達してもよい。
開閉手段32は、蓋部18を開閉する。図3は、ガスセンサの蓋部の開閉手段の例を示した模式図である。例えば、開閉手段32は、図3に示されるように、モータおよび歯車で構成され、モータで歯車を回転させることで、蓋部18の開放および閉塞を行ってもよい。また、例えば、蓋部18を閉塞する方向に付勢するバネ等の弾性部材を備え、蓋部18の開放を手動で行い、ストッパーで固定することで開放状態を維持し、開閉手段32は、ストッパーの解除をすることで、蓋部18の閉塞のみ行ってもよい。
制御部34は、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも開閉手段32に開口部16の閉塞を指示する。これにより、測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも開口部16の閉塞を自動的に行うことができ、ガスセンサ本体12が高濃度状態のガスに曝される時間を短縮できる。
制御部34は、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度が、あらかじめ定められた、または使用者によって入力された、第1の閾値より大きいまたは第1の閾値以上の値であったときに、開閉手段32に開口部16の閉塞を指示することが好ましい。また、開閉手段32が蓋部18の開放も自動で行う構成の場合、制御部34は、ガスセンサ本体12の測定した閉塞された所定の領域の特定のガスの濃度が、あらかじめ定められた、または使用者によって入力された、第2の閾値より小さいまたは第2の閾値以下の値であったときに、開閉手段32に開口部16の開放を指示することが好ましい。また、制御部34は、ガスセンサ本体12の測定した閉塞された所定の領域の特定のガスの濃度が、第2の閾値より小さいまたは第2の閾値以下の値であって、かつ、使用者の指示があった場合に、開閉手段32に開口部16の開放を指示する構成としてもよい。
第1の閾値は、第2の閾値より大きい値である。第1の閾値は、ガスセンサ本体12の出力低下発生濃度であってもよい。また、第2の閾値は、0ppmであってもよい。第1の閾値および第2の閾値は、特定のガスの種類、ガスセンサ本体12のガス検知の方式、ガスセンサ本体12が電気化学式のガスセンサである場合の電解液の種類、電解液の量、等によって定めることができる。
制御部34は、ガスセンサ本体12の測定した特定のガスの濃度に基づいて、開閉手段32に開口部16の閉塞または開放を指示するときに、ノイズ等により瞬間的に特異な値が測定される場合があることを考慮して、誤認識しない様に複数回測定して平均化した値を使用する構成としてもよい。例えば、4回以上の所定の回数測定し取得した値から最小値、最大値を排除し、残った値を平均化した値を閉塞または開放の判断に使用してもよい。
制御部34は、取得した特定のガスの濃度に関する情報を、外部の装置に伝達してもよい。また、ガスセンサ30が表示部24または記録部26を備える構成の場合、制御部34は、取得した特定のガスの濃度に関する情報を、表示部24または記録部26に伝達してもよい。
ガスセンサ30は、表示部24や記録部26をさらに備えていてもよい。また、表示部24や記録部26は、ガスセンサ30とは別の装置に備えられていてもよい。例えば、青果物を輸送するコンテナにガスセンサが設置されている場合、ガスセンサに送信機能を設けて、測定した特定のガスの濃度や蓋部の開閉状態を送信し、コンテナとは別の場所にあるモニタにそれを表示することもできる。
[ガスの濃度の測定の手順]
次に、ガスの濃度の測定の手順の例をいくつか説明する。図4は、第2の実施形態のガスセンサを用いて、ガスの濃度の測定を常時行う手順を示すフローチャートである。最初に、蓋部を開放する(ステップS1)。次に測定値を取得する(ステップS2)。取得した測定値が第1の閾値以上か未満かを判断し(ステップS3)、第1の閾値未満であった場合、測定継続するかどうか判断する(ステップS4)。測定継続の判断は、例えば、あらかじめ定められた、または使用者に入力された測定時間や測定回数が経過した場合に測定継続しないと判断してもよい。また、使用者による測定終了の指示により測定継続しないと判断してもよい。
ステップS4で測定継続をしないと判断した場合、蓋部を閉塞し(ステップS5)、測定を終了する。一方、ステップS4で測定継続をすると判断した場合、ステップS2に戻り、再度測定値を取得する。
ステップS3で、測定値が第1の閾値以上であった場合、開放状態での測定を中止し(ステップS6)、蓋部を閉塞する(ステップS7)。そして、蓋部を閉塞した状態で、測定値を取得する(ステップS8)。このとき、一定の時間を置いてから、測定値を取得してもよい。そのあと、測定継続するかどうか判断する(ステップS9)。このときの測定継続の判断は、例えば、あらかじめ定められた、または使用者に入力された、蓋部を閉塞した状態での測定時間や測定回数が経過した場合に測定継続しないと判断してもよい。また、使用者による測定終了の指示により測定継続しないと判断してもよい。さらに、ステップS2やステップS8で取得した測定値が異常な値であった場合に測定継続しないと判断してもよい。ステップS9で測定継続をしないと判断した場合、測定を終了する。
ステップS9で測定継続をすると判断した場合、取得した測定値が第2の閾値以上か未満かを判断し(ステップS10)、第2の閾値以上であった場合、ステップS8に戻り、再度蓋部を閉塞した状態での測定値を取得する。一方、取得した測定値が第2の閾値未満であった場合、ステップS1に戻り、蓋部を開放し、測定を継続する。このような手順によって、ガスの濃度の測定を常時行うことができる。このようにすることで、ガス濃度の測定を常時行っている場合でも、ガス濃度が高まった場合にすぐに開口部が閉塞されるため、ガスセンサ本体の出力低下や劣化を防ぐことができる。
図5は、第2の実施形態のガスセンサを用いて、ガスの濃度の測定を所定のインターバル時間ごとに行う手順を示すフローチャートである。最初に、蓋部を開放する(ステップT1)。次に測定値を取得する(ステップT2)。取得した測定値が第1の閾値以上か未満かを判断し(ステップT3)、第1の閾値未満であった場合、蓋部を閉塞する(ステップT4)。そして、測定継続するかどうか判断する(ステップT5)。測定継続の判断は、例えば、あらかじめ定められた、または使用者に入力された測定時間や測定回数が経過した場合に測定継続しないと判断してもよい。また、使用者による測定終了の指示により測定継続しないと判断してもよい。
ステップT5で測定継続をしないと判断した場合、測定を終了する。一方、ステップT5で測定継続をすると判断した場合、あらかじめ定められた、または使用者に入力されたインターバル時間が経過するのを待機し(ステップT6)、経過したのち、ステップT1に戻り、蓋部を開放し、次回の測定を行う。
ステップT3で、測定値が第1の閾値以上であった場合、開放状態での測定を中止し(ステップT7)、蓋部を閉塞する(ステップT8)。そして、蓋部を閉塞した状態で、測定値を取得する(ステップT9)。このとき、一定の時間を置いてから、測定値を取得してもよい。そのあと、測定継続するかどうか判断する(ステップT10)。このときの測定継続の判断は、例えば、あらかじめ定められた、または使用者に入力された、蓋部を閉塞した状態での測定時間や測定回数が経過した場合に測定継続しないと判断してもよい。また、使用者による測定終了の指示により測定継続しないと判断してもよい。さらに、ステップT2やステップT9で取得した測定値が異常な値であった場合に測定継続しないと判断してもよい。ステップT10で測定継続をしないと判断した場合、測定を終了する。
ステップT10で測定継続をすると判断した場合、取得した測定値が第2の閾値以上か未満かを判断し(ステップT11)、第2の閾値以上であった場合、ステップT9に戻り、再度蓋部を閉塞した状態での測定値を取得する。一方、取得した測定値が第2の閾値未満であった場合、ステップT1に戻り、蓋部を開放し、次回の測定を行う。このような手順によって、ガスの濃度の測定を所定のインターバル時間ごとに行うことができる。このようにすることで、インターバル間は開口部が閉塞されているため、ガスセンサ本体の出力低下や劣化を防ぐことができる。
図6は、表示部を備えた第2の実施形態のガスセンサを用いて、ガスの濃度の測定を使用者が指示したときだけ行う手順を示すフローチャートである。最初に、使用者が蓋部の開放を指示し(ステップU1)、蓋部を開放する(ステップU2)。蓋部の開放は、使用者が手動で行ってもよい。次に測定値を取得し、表示する(ステップU3)。取得した測定値が第1の閾値以上か未満かを判断し(ステップU4)、第1の閾値未満であった場合、蓋部を閉塞し(ステップU5)、測定を終了する。
ステップU4で、測定値が第1の閾値以上であった場合、開放状態での測定を中止し(ステップU6)、蓋部を閉塞する(ステップU7)。そして、蓋部を閉塞した状態で、測定値を取得し、表示する(ステップU8)。このとき、一定の時間を置いてから、測定値を取得してもよい。ステップU3またはステップU8において、取得した測定値の表示は、測定値自体の表示であってもよいし、第1の閾値や第2の閾値との大小関係のみが把握できる形態で行ってもよい。例えば、第1の閾値以上の状態を赤のランプの点滅で、第2の閾値以上第1の閾値未満の状態を赤のランプの点灯で、第2の閾値未満の状態を緑のランプの点灯で表示してもよい。例えば、ステップU8でこのような表示をすることで、使用者は、ガスセンサが再度使用可能な状態かどうかを判断することができる。
そのあと、取得した測定値が第2の閾値以上か未満かを判断し(ステップU9)、第2の閾値未満であった場合、測定を終了する。一方、取得した測定値が第2の閾値以上であった場合、測定継続するかどうか判断する(ステップU10)。このときの測定継続の判断は、例えば、あらかじめ定められた、または使用者に入力された、蓋部を閉塞した状態での測定時間や測定回数が経過した場合に測定継続しないと判断してもよい。また、使用者による測定終了の指示により測定継続しないと判断してもよい。さらに、ステップU3やステップU8で取得した測定値が異常な値であった場合に測定継続しないと判断してもよい。ステップU10で測定継続をしないと判断した場合、測定を終了する。
ステップT10で測定継続をすると判断した場合、ステップU8に戻り、再度蓋部を閉塞した状態での測定値を取得し、表示する。このような手順によって、ガスの濃度の測定を使用者が指示したときだけ行うことができる。このようにすることで、使用者が指示をしたときだけ開口部が開放され、それ以外では閉塞されるため、ガスセンサ本体の出力低下や劣化を防ぐことができる。
なお、上記の手順は、蓋部の開閉および測定値の取得に注目した手順であるため、取得した測定値を表示するステップや記録するステップがないものもあるが、これらのステップを適宜挿入してもよい。また、各ステップの順序に矛盾が生じない限り、各ステップの順序を入れ替えてもよいし、同時に行うステップがあってもよい。
以上に説明したように、本発明のガスセンサおよびガス濃度測定方法は、開口部を開放したときだけ測定雰囲気を取り込んで特定のガスの濃度を測定でき、開口部を閉塞したときにはケース内に取り込まれた特定のガスを分解できる。その結果、測定するごとに特定のガスの濃度が十分に低いケース内に収容されたガスセンサを用いて特定のガスの濃度を測定することとなり、測定する特定のガスの濃度が高いときに出力が低下するガスセンサであっても出力低下を防ぐことができ、ガスセンサを長期にわたって繰り返し使用できる。
10、30 ガスセンサ
12 ガスセンサ本体
14 ケース
16 開口部
18 蓋部
20 触媒
22 フィルタ
24 表示部
26 記録部
32 開閉手段
34 制御部

Claims (7)

  1. 測定雰囲気中に曝されるガスセンサであって、
    前記測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するガスセンサ本体と、
    前記測定雰囲気を取り込む開口部を有し、前記ガスセンサ本体を収容するケースと、
    前記ケースの開口部を開閉する蓋部と、
    前記ケースの内部に設けられ、前記特定のガスを分解する触媒と、を備えることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記蓋部を開閉する開閉手段と、
    前記ガスセンサ本体の測定した特定のガスの濃度に基づいて、少なくとも前記開閉手段に前記開口部の閉塞を指示する制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のガスセンサ。
  3. 前記触媒は、前記蓋部の裏側に設けられ、
    前記触媒は、前記開口部を閉塞したときに前記ケースの内側に位置すると共に、前記開口部を開放したときに前記ケースの内側領域から隠されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスセンサ。
  4. 前記ガスセンサ本体の測定した特定のガスの濃度を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のガスセンサ。
  5. 前記ガスセンサ本体は、電気化学式のガスセンサであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のガスセンサ。
  6. 前記特定のガスは、エチレンであることを特徴とする請求項5記載のガスセンサ。
  7. 測定雰囲気の特定のガスの濃度の測定方法であって、
    ガスセンサが収容された所定の領域の開口部を開放するステップと、
    前記測定雰囲気を前記所定の領域に取り込むステップと、
    前記測定雰囲気の特定のガスの濃度を測定するステップと、
    前記所定の領域の開口部を閉塞するステップと、
    前記所定の領域に取り込まれた特定のガスを触媒を用いて分解するステップと、を含むことを特徴とする特定のガスの濃度の測定方法。
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