JP2021012072A - 車載撮影システム - Google Patents

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JP2021012072A JP2019125706A JP2019125706A JP2021012072A JP 2021012072 A JP2021012072 A JP 2021012072A JP 2019125706 A JP2019125706 A JP 2019125706A JP 2019125706 A JP2019125706 A JP 2019125706A JP 2021012072 A JP2021012072 A JP 2021012072A
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Yuji Kondo
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Abstract

【課題】本発明の少なくとも一つの実施形態は、ナビゲーションシステムを利用して目的地への走行中に周辺の観光地を自動撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路情報を地図画面上に表示して、自動撮影可能な撮影経路が選択できる車載撮影システムを提供することを目的とする。【解決手段】車両に搭載される撮影手段によって車両の周辺を撮影する車載撮影システムであって、ナビゲーションシステムによって設定された目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を地図画面上に提供する観光地提供手段と、前記観光地の撮影対象物に対して、前記撮影対象物の周囲の走行路上から前記撮影手段を用いて撮影可能なエリアの存在位置が示された撮影候補経路を地図画面上に提供する撮影経路提供手段と、前記撮影経路提供手段によって提供された前記撮影候補経路から撮影経路を選択する撮影経路選択手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、車両に搭載されるカメラ等の撮影手段によって車両の周辺を撮影する車載撮影システムに関する。
車両に搭載されるカメラ等の撮影手段によって車両の周辺を撮影する車載撮影システムに関しては、例えば、特許文献1、2に開示されているものがある。特許文献1には、走行中に、搭乗者が操作しなくても自動的に撮影を行うことができる車両用撮影システムが示されている。
具体的には、この特許文献1には、ナビゲーションシステム本体によって車両位置を検出し、地図CDに記録された地図情報上における建築物、観光地等の記録対象物の所定情報をMOディスクに記録するとともに、撮影条件入力装置によってMOディスクに記録された記録対象物の特定を行う。そして、算出手段により、地図CDに記録された地図情報上においてナビゲーションシステム本体によって検出された車両位置から撮影条件入力装置によって特定された記録対象物までの距離および方位を算出し、この算出された距離および方位が予め定められた距離もしくは方位に達したときにカメラによる撮影を行うことが示されている。
また、特許文献2には、沿線の観光地を気楽に楽しむことができ、またきままに観光地の風景を記録に残すことができる画像取得装置及び方法が示されている。所定の座標取得手段より得られる現在位置の情報に基づいて、少なくとも撮影対象の位置情報を蓄積した情報蓄積手段をアクセスし、現在位置近傍における前記撮影対象の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段で取得した位置情報に基づいて撮像手段を制御し、前記現在位置近傍における撮影対象の画像データを取得する制御手段とを備えることにより、所望の目的地まで移動する際に、移動経路沿いの観光地等の画像を自動的に取得することができる。
特開平8−297736号公報 特開2002−213973号公報
前述のように特許文献1、2には、走行中に、搭乗者が操作しなくても自動的に撮影を行う車両用撮影システムが示され、特許文献2には、所望の目的地まで移動する際に、移動経路沿いの観光地等の画像を自動的に取得する車両用撮影システムが示されている。
しかし、ナビゲーションシステムによって推奨される目的地までのルートは、最短距離や最短時間を基に選択されるため、必ずしも観光地に対する撮影に適するルートとは言えず、他のルートからの撮影アングルの方が撮影の見栄えが良い場合があり、他のルートでの撮影可能エリアの情報を入手したい場合がある。また、ナビゲーションシステムによって推奨されたルートが渋滞中であり、他の迂回ルートを走行したいがその場合にはその迂回ルートに観光地の撮影可能エリアが存在するか否かの情報を入手したい場合もある。
このように、ナビゲーションシステムによって推奨される目的地へのルート以外の走行ルートを走行する場合であっても観光地の画像を自動的に撮影可能なエリアがある走行ルートの情報が取得でき、運転者が好みのルートを選択して撮影できることが望まれる。
そこで、上記課題に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、ナビゲーションシステムを利用して目的地への走行中に周辺の観光地を自動撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路情報を地図画面上に表示して、自動撮影可能な撮影経路が選択できる車載撮影システムを提供することを目的とする。
(1)前述した目的を達成するために発明されたものであり、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両に搭載される撮影手段によって車両の周辺を撮影する車載撮影システムであって、ナビゲーションシステムによって設定された目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を地図画面上に提供する観光地提供手段と、前記観光地の撮影対象物に対して、前記撮影対象物の周囲の走行路上から前記撮影手段を用いて撮影可能なエリアの存在位置が示された撮影候補経路を地図画面上に提供する撮影経路提供手段と、前記撮影経路提供手段によって提供された前記撮影候補経路から撮影経路を選択する撮影経路選択手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、撮影経路提供手段によって走行中に観光地の撮影対象物を自動的に撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路の情報が提供されるので、ナビゲーションシステムによる目的地への推奨走行経路とは別に撮影可能エリアが存在する撮影候補経路の情報が取得できる。
また、撮影経路提供手段によって提供された撮影候補経路から撮影経路選択手段によって撮影経路を選択することで、運転者の好みに応じた撮影可能エリアからの撮影ができ、好みに応じた撮影アングルでの撮影が可能になる。
(2)幾つかの実施形態では、前記撮影手段による撮影データを記録する映像記録装置をさらに備え、前記観光地の撮影時以外は、車両の周囲状況を撮影した映像が記録されることを特徴とする。
このような構成によれば、撮影手段による撮影データを記録する映像記録装置をさらに備えるので、観光地の撮影時以外の通常時においては、車両の周囲状況を撮影して記録する、所謂ドライブレコーダとして機能させることができる。
(3)幾つかの実施形態では、前記観光地提供手段は、観光地の所在他が記録された観光地データベースを有し、該観光地データベースを用いて前記推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を提供することを特徴とする。
このような構成によれば、観光地データベースによって、ナビゲーションシステムによって設定される目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を容易に取得でき、また、観光地データベースを更新することで、最新の観光地情報の提供を行うことができる。
(4)幾つかの実施形態では、前記観光地提供手段によって提供された観光地のうち走行中に前記撮影手段によって撮影する観光地を選択する観光地選択手段をさらに備えることを特徴とする。
このような構成によれば、観光地提供手段によって提供された観光地の情報から撮影を希望する観光地を選択できる。
(5)幾つかの実施形態では、前記観光地選択手段は、前記観光地提供手段によって前記地図画面上に表示された観光地の画面をタッチすることで撮影する観光地が選択されることを特徴とする。
このような構成によれば、撮影を希望する観光地をナビゲーションシステムの地図画面上で簡単に選択できる。
(6)幾つかの実施形態では、前記撮影経路提供手段は、観光地毎に観光地の周囲の走行路から観光地の撮影対象物を撮影可能なエリアの存在位置が記録された撮影可能エリアデータベースを有し、該撮影可能エリアデータベースを用いて撮影可能エリアが存在する前記撮影候補経路を提供することを特徴とする。
このような構成によれば、撮影可能エリアデータベースによって、ナビゲーションシステムによる目的地への推奨走行経路とは別に撮影可能エリアが存在する撮影候補経路の情報を取得して、ナビゲーションシステムの地図画面上に提供できる。
(7)幾つかの実施形態では、前記撮影経路選択手段は、前記ナビゲーションシステムによって算出された車両の位置情報に基づいて、何れの前記撮影候補経路が前記撮影経路として選択されたかを自動判定することを特徴とする。
このような構成によれば、運転者による選択操作を行うことなく選択された撮影経路が自動的に判定されるので、撮影経路選択後の観光地の自動撮影が容易に行われる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、ナビゲーションシステムを利用して目的地への走行中に周辺の観光地を自動撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路情報を地図画面上に表示して、自動撮影可能な撮影経路を選択することができる。
本発明の一実施形態に係る車載撮影システムの全体構成ブロック図である。 車載状態を示す全体構成ブロック図である。 ナビゲーションシステム本体の詳細構成ブロック図である。 推奨走行経路、観光地情報の地図画面上の表示例を示す模式図である。 自動撮影の流れを示す制御フローチャートの一部であり、図4Aに対応する部分を示す。 観光地に対する撮影可能エリアの存在位置が示された撮影候補経路の地図画面上の表示例を示す模式図である。 自動撮影の流れを示す制御フローチャートの一部であり、図5Aに対応する部分を示す。 車両が撮影可能エリア手前であり撮影準備に入る状態の地図画面上の表示例を示す模式図である。 自動撮影の流れを示す制御フローチャートの一部であり、図6Aに対応する部分を示す。 車両が撮影可能エリア内であり自動撮影中の状態の地図画面上の表示例を示す模式図である。 自動撮影の流れを示す制御フローチャートの一部であり、図7Aに対応する部分を示す。 走行中カメラが撮影対象物を追尾する状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、実施形態として記載されている、または図面に示されている構成部品の相対的配置等は、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1、2、8を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る車載撮影システムの全体構成ブロック図を示す。また、図2に車載状態を示す全体構成ブロック図を示す。
図1、2に示すように、車載撮影システム1は、車両(自車両)3のナビゲーションシステム5と連動している。ナビゲーションシステム5は、主に、ナビゲーションシステム本体7と、ナビゲーションシステム本体7からの地図情報や車両3の位置情報を表示するディスプレイ9とを備えている。
ナビゲーションシステム本体7では、GPS(Global Positioning System)11からの信号、及び、車速やハンドル角等の車両情報13の信号等に基づいて車両3の現在位置を算出し、また、図示しない地図情報記録手段に記録された地図情報を取得して設定された目的地までの推奨走行経路を算出する等、種々の演算及び情報取得を行っている。
ディスプレイ9は、例えば、車室内のインストルメントパネルの車幅方向の中央部分の運転者から見やすい位置に設置されている。
また、ディスプレイ9は、地図情報や車両3の位置情報を画面表示して運転者に提供するとともに、運転者は、ディスプレイ9の表示画面に表示される指示に従って入力操作することにより、例えば、目的地を選択して目的地を設定することができる。また、後述する撮影を希望する観光地を選択して観光地を設定することもできる。さらに、ディスプレイ9の表示画面に表示された各種ボタンや表示メニューなどを選択して、各種ボタンや表示メニューなどに定義された処理を実行することができる。
車載撮影システム1は、図1に示すように、ナビゲーションシステム5によって設定された目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を地図画面上に提供する観光地提供手段15と、観光地の撮影対象物Pに対して、撮影対象物Pの周囲の走行路上から撮影手段としてのカメラ17を用いて撮影可能なエリアの存在位置が示され撮影候補経路を地図画面上に提供する撮影経路提供手段19と、撮影経路提供手段19によって提供された撮影候補経路から撮影経路を選択する撮影経路選択手段21と、を備える。
これら観光地提供手段15、撮影経路提供手段19、撮影経路選択手段21は、ナビゲーションシステム本体7に付加的な機能として備えられ、車両3のナビゲーションシステム5と連動して機能するようになっている。
なお、これら観光地提供手段15、撮影経路提供手段19、撮影経路選択手段21の設置場所については、図1に示すようにナビゲーションシステム本体7内に一体的に設置されなくても、ナビゲーションシステム5と連動するように機能すればよく、ナビゲーションシステム本体7と別体に設置されてもよい。
図1、2に示すように、車載撮影システム1は、車両3に搭載され車両3の周辺を撮影するカメラ17と、カメラ17の画角や焦点距離を調整するカメラ制御装置23と、カメラ17による撮影データを記録する映像記録装置25と、をさらに備えている。
撮影手段としてのカメラ17は、例えば、撮像素子CCD(Charged−Coupled Devices)、CMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor)などを内蔵したビデオカメラである。
カメラ17は、図2に示すように、主に車両3の前方を撮影範囲として車室内の車幅方向中央部の前端部分に設置される。なお、車両後部に後方を撮影範囲とするカメラを設置してもよい。また、カメラ17の解像度は、通常のドライブレコーダ用のカメラであっても、観光地の撮影に適するように通常のドライブレコーダ用のカメラより高解像度のものを用いてもよい。
カメラ17による撮影動作は、カメラ17がドライブレコーダ用としても機能されるので、ドライブレコーダとしてのカメラ17の撮影システムがONされた後、OFFされるまで自動的に車両3の周囲を撮影し続けて撮影データが映像記録装置25に記録されるようなっている。例えば、撮影システムはエンジンONで自動的に撮影を開始して映像データを記録し、エンジンOFFまでの間常時記録されるようになっている。
カメラ制御装置23は、車両3が走行中に観光地の撮影対象物Pを追尾して撮影が継続できるように、カメラ17の画角、焦点距離を調整するカメラ調整機構を制御する(図8)。ナビゲーションシステム本体7から取得される車両3と撮影対象物Pとの相対位置関係、例えば、車両3の走行方向Mと、撮影対象物Pの中心位置の方向との角度θ、及び車両3の位置と撮影対象物Pの中心位置との距離Dのデータを基に、カメラ調整機構を制御してカメラ17の画角、焦点距離を調整する。車両3の移動後の車両3′においても同様に、角度θ′、距離D′、を基に画角、焦点距離が調整される。
なお、画角、焦点距離の調整に加えて、カメラ17を水平方向に旋回及び上下方向に揺動させる可動機構をさらに装着して光軸方向(カメラ17のレンズ中心方向)を調整可能にしてもよく、このようにカメラ17を水平方向に旋回及び上下方向に揺動させる可動機構をさらに装着すると撮影対象物Pに対するカメラ17の撮影範囲の追尾性能がさらに向上させることができる。
映像記録装置25には、記録媒体としてのメモリーカード27が設けられる。画像の改変を許容しないため映像記録装置25の本体から取り外し可能でも本体に固着されたものでもよい。図1は映像記録装置25の本体から取り外し可能に装着されるメモリーカード27のタイプを示す。
このような一実施形態によれば、走行中に観光地の撮影対象物Pを自動的に撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路の情報が、撮影経路提供手段19によってナビゲーションシステム5のディスプレイ9の地図画面上に表示されるので、ナビゲーションシステム5による目的地への推奨走行経路とは別に撮影可能エリアが存在する撮影候補経路の報が取得できる。
その結果、例えば、ナビゲーションシステム5によって推奨されたルートが渋滞中であり、他の迂回ルートを走行したいがその場合には撮影可能エリアが存在するか否かの情報等を入手できる。
また、撮影経路提供手段19によって提供された撮影候補経路から撮影経路選択手段21によって撮影経路を選択することで運転者の好みに応じた撮影可能エリアからの撮影ができ、好みに応じた撮影アングルでの観光地の撮影が可能になる。
また、カメラ17による撮影データを記録する映像記録装置25を備えるので、観光地の撮影時以外の通常時においては、車両(自車両)3の周囲状況を撮影して記録する、所謂ドライブレコーダとして機能させることができる。
次に、他の実施形態を図3〜8を参照して説明する。図3に、ナビゲーションシステム本体7の詳細構成ブロック図を示し、図4A〜図7Bに、ディスプレイ9の地図画面上の表示例を示すとともに、カメラ17による自動撮影の制御フローチャートを示す。図1、2の実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
図3のように、ナビゲーションシステム本体7は、情報取得・算出部29を有し、この情報取得・算出部29では、GPS11からの信号、及び、車速やハンドル角等の車両情報13の信号等に基づいて車両(自車両)3の現在位置を算出し、また、図示しない地図情報記録手段に記録された地図情報を取得し、また、設定された目的地までの推奨走行経路を算出する等、ナビゲーションシステム5を機能させるための種々の算出及び情報取得を行っている。
また、図3に示すようナビゲーションシステム本体7は、既に図1で示したように、観光地提供手段15を有し、この観光地提供手段15は、設定された目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を地図画面上に提供する。観光地提供手段15は、観光地の所在地が記録された観光地データベース31を有し、該観光地データベース31を用いて推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を検索して提供する。例えば、推奨走行経路の走行路から所定距離内に存在する観光地を検索して提供する。
従って、観光地データベース31によって、ナビゲーションシステム5によって設定された目的地への推奨走行経路T(図4A参照)の周辺に存在する観光地の情報を容易に取得でき、また、観光地データベース31を更新することで、最新の観光地情報の提供を行うことができる。
また、観光地提供手段15によって提供されたいくつかの観光地から自動撮影を希望する観光地を選択する観光地選択手段33を有している。例えば、ディスプレイ9の地図画面上に表示された観光地の画面をタッチすることで撮影する観光地が選択される。このように画面をタッチすることで、自動撮影を希望する観光地をディスプレイ9の地図画面上で簡単に選択できる。
また、図3に示すようナビゲーションシステム本体7は、既に図1で示したように撮影経路提供手段19及び撮影経路選択手段21を有し、この撮影経路提供手段19は、撮影可能エリアデータベース35を有し、撮影可能エリアデータベース35を用いて撮影可能エリアK1、K2(図5A参照)が存在する撮影候補経路RK1、RK2(図5A参照)の情報を検索して提供している。
このため、ナビゲーションシステム5による目的地への推奨走行経路Tとは別に撮影可能エリアK1、K2が存在する撮影候補経路RK1、RK2の情報を容易に取得でき、ディスプレイ9の地図画面上に重ねるようにして提供できる。
この撮影可能エリアデータベース35は、観光地の周囲の走行路上において、車両3のカメラ17の設置位置からカメラ17の撮影範囲内に障害物が存在しないで、所定車速で所定時間撮影可能な走行区間が存在するかを種々のデータを基に推定し、または実車走行によって設定されている。
例えば、撮影可能エリアK1、K2の推定は、車両3の位置情報(平面位置だけでなく高さ位置(海抜)含む)、走行速度、走行方向等の情報と、走行経路の周囲に存在する建物の高さ等の情報をナビゲーションシステム5の自車位置情報、地図情報、さらに建物情報から取得してこれら情報から総合的に判断して撮影可能エリアK1、K2の存在が推定される。
また、撮影経路選択手段21は、ナビゲーションシステム5によって算出された車両3の位置情報に基づいて、撮影候補経路RK1、RK2のうち何れの撮影経路が選択されたかを自動判定するようになっている。従って、運転者による選択操作を行う必要がなく選択された撮影経路が自動的に判定されるので、撮影経路選択後の観光地の自動撮影が容易に行われる。
図3に示すように、ナビゲーションシステム本体7は、さらに、カメラ制御部37、及びディスプレイ表示制御部39を有している。
カメラ制御部37では、カメラ17の画角、焦点距離を調整するカメラ調整機構の作動を制御するカメラ制御装置23への制御信号を算出して出力する。例えば、撮影可能エリアK1、K2に近接したことを判定して、観光地の撮影対象物の撮影のためにカメラ17の画角及び焦点距離を調整することを指示する制御信号を出力する。また、車両3と撮影対象物Pとの相対位置関係を算出して、車両3が走行中に撮影対象物Pを追尾して撮影が継続できるように制御信号を出力する。
この相対位置関係の信号は、既に説明したように、例えば、車両3の走行方向Mと、撮影対象物Pの中心位置の方向との角度θ、及び車両3の位置と撮影対象物Pの中心位置との距離Dのデータである。
ディスプレイ表示制御部39では、ディスプレイ9に表示する地図画面、車両3、観光地A、B、C、推奨走行経路T、撮影候補経路RK1、RK2、撮影可能エリアK1、K2等の表示を制御する。すなわち、ナビゲーションシステム本体7で算出された種々の情報をディスプレイ9上に表示させて運転者や同乗者に提供する制御を行う。
以上のナビゲーションシステム本体7の構成を備える車載撮影システム1における自動撮影の流れを、図4A〜図7Bのディスプレイ9の地図画面上の表示と、フローチャートとを参照して説明する。
図4Aは、ディスプレイ9の地図画面上に走行経路R、車両3の位置、推奨走行経路T、観光地A、B、Cが表示されている。図4Bは、この図4Aの画面に対応するフローチャートを示す。
まず、ステップS1では、目的地を設定する。ディスプレイ9の図示しない目的地設定画面に表示される指示に従って入力操作することにより、目的地を選択して目的地を設定する。
次に、ステップS2では、ナビゲーションシステム本体7で、設定された目的地を基に算出された推奨走行経路Tをディスプレイ9の地図画面上に表示する。次のステップS3では、推奨走行経路Tの周辺に存在する観光地、例えば観光地(東京タワー)A、観光地(公園)B、観光地(寺)Cを表示する。そして、次のステップS4に進む。
次の図5Aは、観光地Aを撮影希望観光地として選択した場合に、撮影対象物Pに対しての撮影可能エリアK1、K2の存在位置が示された撮影候補経路RK1、RK2が地図画面上に示されている。図5Bは、この図5Aの画面に対応するフローチャートを示す。
まず、図5BのステップS4では、観光地が選択されたかを判定する。観光地の選択は、地図画面上の観光地の部分をタッチして、または、観光地名称を入力することで行われる。選択された観光地に対しては、例えば、観光地Aに星マークが表示(図5A)される。
次に、ステップS5では、選択された観光地Aの撮影対象物Pに対する撮影可能エリアK1、K2を地図画面上に表示する。そして、次のステップS6では、撮影候補経路RK1、RK2のいずれが選択されたかを判定する。そして、次のステップS7に進む。
図5Aに示すように、撮影可能エリアK1が存在する撮影候補経路RK1と、撮影可能エリアK2が存在する撮影候補経路RK2とのいずれかを撮影経路として選択できる。撮影経路の選択は、例えば、ナビゲーションシステム5によって算出された車両3の位置情報に基づいて、車両3が何れの撮影候補経路RK1、RK2の上に存在するかを基に自動的に判定される。
次の図6Aは、撮影可能エリアK1が存在する撮影候補経路RK1が選択された場合を示す、車両3が撮影可能エリアK1の手前であり、カメラ17が撮影準備に入る状態を地図画面上に示している。図6Bは、この図6Aの画面に対応するフローチャートを示す。
まず、図6BのステップS7では、車両3が撮影可能エリアK1の手前以内か判定する。例えば、撮影可能エリアK1の手前の所定距離(所定メートル)以内か、または、所定時間(所定秒)以内かを判定する。
ステップS7の判定がYesの場合には、ステップS9に進んで、ステップS9では、観光地Aの撮影対象物Pの撮影のためにカメラ17の準備をする。すなわち、画角及び焦点距離を調整するために、ナビゲーションシステム本体7のカメラ制御部37からカメラ制御装置23へ制御信号を出力して、ドライブレコーダとしての撮影から観光地撮影へ切り替える準備をする。そして、次のステップS10に進む。
一方、ステップS7の判定がNoの場合には、ステップS8に進んで、ステップS8では、観光地の撮影は行わずに、カメラ17の画角、及び焦点距離は、通常状態のドライブレコーダとしての機能の場合のままであり、映像記録装置25には、ドライブレコーダとして撮影データを記録する。そして、ステップS7の判定を繰り返す。
次の図7Aは、車両3が撮影可能エリアK1内を走行中であり自動撮影中の状態が地図画面上に示されている。図7Bは、この図7Aの画面に対応するフローチャートを示す。
まず、図7BのステップS10では、車両3が撮影可能エリアK1内を走行中かを判定する。このステップS10がYesの場合には、ステップS11に進んで、ステップS11では、観光地Aの撮影対象物Pの撮影を継続する。この観光地Aの撮影対象物Pの撮影の継続は、走行中に撮影対象物Pを追尾して撮影が継続できるようにカメラ17の画角、焦点距離を調整するカメラ調整機構の作動を制御する。ステップS10での判定がYesの間、ステップS11の撮影の継続が行われる。
一方、ステップS10の判定がNoの場合には、ステップS12進んで、ステップS12では、観光地Aの撮影対象物Pの撮影を停止する。次のステップS13では、ナビゲーションシステム5の推奨走行経路Tを示した地図画面の表示が維持される。そして、ステップS14では、カメラ17の画角、及び焦点距離が、通常状態のドライブレコーダとしての状態に切り替えられ、映像記録装置25には、ドライブレコーダとして撮影データを記録する。
以上の他の実施形態によれば、観光地データベース31によって、ナビゲーションシステム5によって設定される目的地への推奨走行経路Tの周辺に存在する観光地A、B、Cの情報を容易に取得でき、また、観光地データベース31を更新することで、最新の観光地情報の提供を行うことが容易にできるようになる。
さらに、観光地提供手段15によって提供されたいくつかの観光地A、B、Cから自動撮影を希望する観光地を選択する観光地選択手段33を有し、例えば、ディスプレイ9の地図画面上に表示された観光地A、B、Cから希望する観光地の画面をタッチすることで撮影観光地が選択できるので、自動撮影を希望する観光地Aをディスプレイ9の地図画面上で簡単に選択できる。
さらに、ナビゲーションシステム本体7は、図3で示ように撮影経路提供手段19及び撮影経路選択手段21を有し、この撮影経路提供手段19は、撮影可能エリアデータベース35を有し、撮影可能エリアデータベース35を用いて撮影可能エリアK1、K2(図5A参照)が存在する走行経路の情報を検索して、撮影候補経路RK1、RK2として提供できる。
また、撮影可能エリアデータベース35は、車両3のカメラ17の設置位置から撮影範囲内に障害物が存在しない走行エリアの存在を、車両情報13及びナビゲーションシステム5によって得られる種々のデータを基に推定し、または実走により設定されるので、撮影可能エリアの情報として活用できる。
さらに、撮影経路選択手段21は、ナビゲーションシステム5によって算出された車両3の位置情報に基づいて撮影候補経路RK1が撮影経路として選択されたことを自動判定するので、運転者は選択操作を行う必要がないため、観光地Aの撮影対象物Pの自動撮影を容易に行うことができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、ナビゲーションシステムを利用して目的地への走行中に周辺の観光地を自動撮影可能なエリアが存在する撮影候補経路情報を地図画面上に表示して撮影経路を選択可能にするので、車両に搭載されるカメラによって車両の周辺を撮影する車載撮影システムへの利用に適している。
1 車載撮影システム
3 車両
5 ナビゲーションシステム
7 ナビゲーションシステム本体
9 ディスプレイ
11 GPS
13 車両情報
15 観光地提供手段
17 カメラ(撮影手段)
19 撮影経路提供手段
21 撮影経路選択手段
23 カメラ制御装置
25 映像記録装置
27 メモリーカード
29 情報取得・算出部
31 観光地データベース
33 観光地選択手段
35 撮影可能エリアデータベース
37 カメラ制御部
39 ディスプレイ表示制御部
A、B、C 観光地
P 撮影対象物
R 走行経路
T 推奨走行経路
K1、K2 撮影可能エリア
RK1 撮影候補経路(撮影経路)
RK2 撮影候補経路

Claims (7)

  1. 車両に搭載される撮影手段によって車両の周辺を撮影する車載撮影システムであって、
    ナビゲーションシステムによって設定された目的地への推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を地図画面上に提供する観光地提供手段と、
    前記観光地の撮影対象物に対して、前記撮影対象物の周囲の走行路上から前記撮影手段を用いて撮影可能なエリアの存在位置が示された撮影候補経路を地図画面上に提供する撮影経路提供手段と、
    前記撮影経路提供手段によって提供された前記撮影候補経路から撮影経路を選択する撮影経路選択手段と、を備えることを特徴とする車載撮影システム。
  2. 前記撮影手段による撮影データを記録する映像記録装置をさらに備え、前記観光地の撮影時以外は、車両の周囲状況を撮影した映像が記録されることを特徴とする請求項1に記載の車載撮影システム。
  3. 前記観光地提供手段は、観光地の所在他が記録された観光地データベースを有し、該観光地データベースを用いて前記推奨走行経路の周辺に存在する観光地の情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の車載撮影システム。
  4. 前記観光地提供手段によって提供された観光地のうち走行中に前記撮影手段によって撮影する観光地を選択する観光地選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車載撮影システム。
  5. 前記観光地選択手段は、前記観光地提供手段によって前記地図画面上に表示された観光地の画面をタッチすることで撮影する観光地が選択されることを特徴とする請求項4に記載の車載撮影システム。
  6. 前記撮影経路提供手段は、観光地毎に観光地の周囲の走行路から観光地の撮影対象物を撮影可能なエリアの存在位置が記録された撮影可能エリアデータベースを有し、該撮影可能エリアデータベースを用いて撮影可能エリアが存在する前記撮影候補経路を提供することを特徴とする請求項1に記載の車載撮影システム。
  7. 前記撮影経路選択手段は、前記ナビゲーションシステムによって算出された車両の位置情報に基づいて、何れの前記撮影候補経路が前記撮影経路として選択されたかを自動判定することを特徴とする請求項6に記載の車載撮影システム。
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