JP2021011855A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイフューエル車両の発進性を向上させる。【解決手段】燃料として液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用可能な内燃機関(2)が搭載されたバイフューエル車両(1)の制御装置(6)であって、該制御装置は、所定の燃料カット開始条件が成立した場合に内燃機関への燃料の供給を停止させ、内燃機関への燃料の供給を停止した後で所定の燃料カット終了条件が成立した場合に、液体燃料を内燃機関に供給して該内燃機関を再始動させる制御部(600)を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置に関し、より具体的には、液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用することが可能な内燃機関を搭載したバイフューエル車両の制御装置に関する。
内燃機関を搭載した車両の1つとして、2種類の燃料を切り替えて使用することが可能な内燃機関を搭載した車両(以下「バイフューエル車両」という)がある。バイフューエル車両に搭載された内燃機関には、ガソリン等の液体燃料を供給して使用することと、圧縮天然ガス等の気体燃料を供給して使用することとが可能なものがある。
バイフューエル車両には、所定の停止条件が満たされると内燃機関への燃料の供給を自動的に停止して内燃機関を自動停止させるアイドリングストップ機能を備えたものがある。この種のバイフューエル車両には、内燃機関に対する所定の停止条件が満たされ内燃機関への気体燃料の供給が停止された後、該停止条件が解除されたときに、気体燃料の供給量を増加させることにより内燃機関に安定した気体燃料を供給するものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−218957号公報
バイフューエル車両においては、内燃機関への気体燃料の供給を開始した直後の始動性能が液体燃料の供給を開始した直後の始動性能よりも低い。このため、所定の停止条件が解除されたときに気体燃料を供給して内燃機関を再始動させると、十分な駆動力を即座に確保することができず、発進するまでに要する時間が長くなることがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、バイフューエル車両の発進性を向上させることを目的とする。
本発明に係る制御装置は、燃料として液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用可能な内燃機関が搭載されたバイフューエル車両の制御装置であって、所定の燃料カット開始条件が成立した場合に前記内燃機関への燃料の供給を停止させ、前記内燃機関への前記燃料の供給を停止した後で所定の燃料カット終了条件が成立した場合に、前記液体燃料を前記内燃機関に供給して該記内燃機関を再始動させる制御部を備えることを特徴とする。
上述の制御装置によれば、液体燃料及び気体燃料のうち始動性能が高いほうの燃料である液体燃料を内燃機関に供給して再始動させることにより、バイフューエル車両の発進に要する駆動力を即座に確保することができ、バイフューエル車両の発進性を向上させることができる。
一実施形態に係るバイフューエル車両の主要な構成を説明する図である。 一実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 一実施形態に係るバイフューエル車両の制御の一例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係るバイフューエル車両の制御の一例を説明するタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、バイフューエル車両の制御装置及び制御方法に関する実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明で例示するバイフューエル車両(以下、単に「車両」ともいう)は、液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用することが可能な内燃機関を搭載した車両である。車両に搭載されるこの種の内燃機関は、例えば、液体燃料としてガソリンや軽油等を使用することができ、気体燃料として圧縮天然ガス(CNG)や液化石油ガス(LPG)を使用することができる。バイフューエル車両は、走行状態等に応じて、或いは運転者による選択に応じて、液体燃料を内燃機関に供給して走行することと、気体燃料を内燃機関に供給して走行することとを切り替えることができる。以下の説明では、例示するバイフューエル車両の構成のうち既知のバイフューエル車両と同様の構成でよい構成についての詳細な説明を省略する。
図1は、一実施形態に係るバイフューエル車両の主要な構成を説明する図である。図2は、一実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。
図1に例示するバイフューエル車両1は、内燃機関2と、第1の燃料噴射装置31と、第2の燃料噴射装置32と、オルタネータ4と、バッテリ5と、制御装置6とを含む。
内燃機関2は、液体燃料又は気体燃料を供給して燃焼させることにより発生する動力を出力する。液体燃料は、第1の燃料噴射装置31により、第1の燃料タンク71から内燃機関2に供給される。気体燃料は、第2の燃料噴射装置32により、第2の燃料タンク72から内燃機関2に供給される。内燃機関2に供給する燃料の種類は、制御装置6によって選択され制御される。第1の燃料噴射装置31及び第2の燃料噴射装置32の動作は、制御装置6によって制御される。例えば、制御装置6は、アクセルペダル76の踏み込み量等に基づいて、第1の燃料噴射装置31又は第2の燃料噴射装置32により内燃機関2に供給される燃料の量と、該燃料と共に内燃機関2に供給する空気の量とを制御する。内燃機関2で発生した動力は、クラッチ73a及び変速機73bを含む動力伝達経路73を介して車両1の駆動輪74に伝達される。動力伝達経路73は、例えば、クラッチペダル77を踏み込むことによりクラッチ73aにおいて動力の伝達を遮断する。また、動力伝達経路73は、例えば、シフトレバー75により変速機73bの減速比を切り替えることにより、駆動輪74に伝達する動力を所望の回転数及びトルクに変換する。また、車両1は、ブレーキペダル78を踏み込むことにより、駆動輪74を含む車輪に対するブレーキ82が作動して減速する。
オルタネータ4は、内燃機関2と駆動輪74との間の動力伝達経路73により伝達される動力を利用して発電する発電機である。オルタネータ4で発電した電力は、車両1内の電気負荷86による消費や、バッテリ5の充電等に利用される。電気負荷86は、例えば、インストゥルメントパネル、各種ライト(ランプ)、エアコンディショナー(カーエアコン)、カーナビゲーションシステム、及びパワースライドドア等を含む。オルタネータ4で発電する際の電圧(指示電圧)は、制御装置6により制御される。
制御装置6は、内燃機関2の動作に関する制御、及びオルタネータ4の動作に関する制御を行う。制御装置6は、内燃機関2の動作に関する制御の1つとして、例えば、液体燃料を供給することと、気体燃料を供給することと、燃料を供給しないこと(燃料カット)との切り替えを制御する。また、制御装置6は、内燃機関2の動作に関する別の制御として、スタータ84による内燃機関2の始動、及び内燃機関2に供給された燃料と空気との混合気に点火する点火プラグ85の動作を制御する。制御装置6は、オルタネータ4の動作に関する制御の1つとして、例えば、第1の指示電圧に従って発電することと、第2の指示電圧に従って発電することと、発電しないこととの切り替えを制御する。制御装置6は、車両1の走行状態を示す情報に基づいて、内燃機関2の動作に関する制御、及びオルタネータ4の動作に関する制御を行う。車両1の走行状態を示す情報は、例えば、車速を示す情報、並びにアクセルペダル76,クラッチペダル77,及びブレーキペダル78の踏み込み量を示す情報を含む。車速を示す情報は、車速センサ83により取得する。アクセルペダル76,クラッチペダル77,及びブレーキペダル78の踏み込み量を示す情報は、各ペダルの踏み込み量を検知するアクセルペダルセンサ79、クラッチペダルセンサ80、及びブレーキペダルセンサ81により取得する。また、制御装置6は、車両1の運転者等が燃料選択スイッチ87を操作して選択した液体燃料又は気体燃料を内燃機関2に供給することが可能であってもよい。
本実施形態で例示する制御装置6は、ECU(Engine Control Unit)あるいはエンジンECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる電子装置であり、機能構成の観点では、図2に示すように、制御部600と、記憶部605と、通信部606とを含む。制御部600は、記憶部605に記憶させた制御プログラム及び制御用のデータ、並びに車両1に配設された各種電子部品(電気負荷86)の設定及び出力等に基づいて、内燃機関2の動作に関する制御、及びオルタネータ4の動作に関する制御を行う。記憶部605は、当該制御装置6により実施される制御に関する制御プログラム及び制御用のデータを含む、各種情報を記憶する。通信部606は、ワイヤーハーネス等の導線を介して車両1に配設された各種部品との通信を行う。通信部606は、例えば、第1の燃料噴射装置31、第2の燃料噴射装置32、オルタネータ4、アクセルペダルセンサ79、クラッチペダルセンサ80、ブレーキペダルセンサ81、及び車速センサ83との通信を行う。制御装置6は、ハードウェア構成の観点では、例えば、プロセッサと、メモリと、入出力インタフェースとを含み、メモリ及び入出力インタフェースが、それぞれ、記憶部605及び通信部606として機能する。制御装置6のプロセッサは、メモリに記憶させた制御プログラムを実行することにより制御部600として機能する。
制御装置6の制御部600は、例えば、燃料選択部601、燃料噴射制御部602、燃料停止制御部603、及び発電制御部604を含む。
燃料選択部601は、内燃機関2に供給する燃料を選択する。燃料選択部601は、車両1の走行状態に応じて、或いは運転者による燃料選択スイッチ87の操作に応じて、内燃機関2に供給する燃料を液体燃料及び気体燃料のいずれにするかを選択する。本実施形態に係る燃料選択部601は、燃料の供給を停止した後で内燃機関2を再始動させる際に該内燃機関2に供給する燃料として液体燃料を選択する。また、本実施形態に係る燃料選択部601は、内燃機関2が再始動した後で所定の切替条件が成立した場合に、該内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替える。切替条件は、例えば、内燃機関2が再始動してから、或いは内燃機関2の再始動後にオルタネータ4の発電を開始してから所定の燃料切替抑止期間が経過したこととする。該燃料切替抑止期間は、例えば、オルタネータ4の発電が安定するまでの期間に基づいて設定する。
燃料噴射制御部602は、燃料選択部601によって内燃機関2に供給する燃料に選択された燃料を噴射する燃料噴射装置(第1の燃料噴射装置31及び第2の燃料噴射装置32のいずれか)における燃料の噴射量及び噴射タイミングを制御する。また、本実施形態に係る燃料噴射制御部602は、燃料と共に内燃機関2に供給する空気の量(吸気量)を制御する。燃料噴射制御部602は、例えば、アクセルペダル76の踏み込み量や吸気温度等に基づいて、燃料の噴射量及び噴射タイミング、並びに吸気量を制御する。なお、燃料噴射制御部602は、燃料停止制御部603から取得した燃料カット制御情報が内燃機関2への燃料の供給を停止することを示している場合には、第1の燃料噴射装置31及び第2の燃料噴射装置32の燃料の噴射を停止させる。
燃料停止制御部603は、内燃機関2への燃料の供給を停止するタイミング及び燃料の供給を再開するタイミングを制御する。本実施形態に係る燃料停止制御部603は、車両1の走行状態に基づいて、燃料カット制御フラグのオンとオフとを切り替えることにより、燃料の供給を停止するタイミング及び燃料の供給を再開するタイミングを制御する。燃料カット制御フラグは、上記の燃料カット制御情報の一例である。本実施形態に係る燃料停止制御部603は、内燃機関2への燃料の供給を停止する期間(すなわち燃料カット制御を行う期間)に燃料カット制御フラグをオンにする。この場合、燃料停止制御部603は、所定の燃料カット開始条件が成立すると燃料カット制御フラグをオフからオンに切り替え、所定の燃料カット終了条件が成立すると燃料カット制御フラグをオンからオフに切り替える。燃料カット開始条件は、例えば、車両1が減速して所定の速度を下回ることとする。燃料カット終了条件は、例えば、アクセルペダル76を踏み込む操作や車速が0になったこと、エンジントルク出力要求(アクセル踏み込み量、ACC(Adaptive Cruise Control))を検知することである。
発電制御部604は、オルタネータ4による発電に関する制御をする。本実施形態に係る発電制御部604は、車両1の走行状態に基づいて、オルタネータ4の指示電圧を制御する。指示電圧は、例えば、第1の指示電圧、第2の指示電圧、及び0Vの3通りとする。ここで、0Vの指示電圧は、オルタネータ4による発電をしないことを意味する。第1の指示電圧は、車両1が所定の車速以上で走行(巡航)しているときに設定される指示電圧である。指示電圧が第1の指示電圧に設定されているときにオルタネータ4で発電した電力は、主として電気負荷86による消費に利用される。第2の指示電圧は、第1の指示電圧よりも高い電圧である。発電制御部604は、燃料カット制御フラグがオンであり、かつ車両1が所定の車速以上である場合に、オルタネータ4の指示電圧を第2の指示電圧に設定する。指示電圧が第2の指示電圧に設定されているときにオルタネータ4で発電した電力は、電気負荷86による消費とともに、バッテリ5の充電にも利用される。発電制御部604は、内燃機関2が再始動したときに、再始動してから所定の発電抑止期間が経過するまで指示電圧を0Vに設定する。
本実施形態に係る制御装置6は、バイフューエル車両1において行われる種々の制御の1つとして、例えば、図3のフローチャートに示したような制御を行う。図3は、一実施形態に係るバイフューエル車両の制御の一例を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る制御装置6は、内燃機関2に燃料を供給している状態で走行しているバイフューエル車両1において、減速時内燃機関停止条件が成立したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定は、燃料停止制御部603が行う。減速時内燃機関停止条件は、車両1の減速時に内燃機関2への燃料の供給を停止するか否かを判定するための条件であり、上記の燃料カット開始条件の一例である。燃料停止制御部603は、例えば、車両1が減速しており、かつ所定の車速VL(例えば、VL=10km/h)以下になった場合に、減速時内燃機関停止条件が成立したと判定する。減速時内燃機関停止条件が成立していない場合(ステップS1;NO)、制御装置6は、内燃機関2への燃料の供給を制御する処理(図示せず)を行いながら、ステップS1の判定を繰り返す。すなわち、ステップS1の判定を繰り返している間、燃料停止制御部603は、燃料カット制御フラグをオフにしておく。
減速時内燃機関停止条件が成立した場合(ステップS1;YES)、制御装置6は、燃料カット制御を開始する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、燃料停止制御部603が燃料カット制御フラグをオフからオンに切り替え、燃料カット制御フラグがオンになったことに応じて燃料噴射制御部602が内燃機関2に燃料を供給している燃料噴射装置の動作を停止させる。
燃料カット制御を開始すると、制御装置6は、オルタネータ4の指示電圧を高電圧に変更する(ステップS3)とともに、内燃機関2の燃料として液体燃料を選択する(ステップS4)。ステップS3の処理は発電制御部604が行う。ステップS3において、発電制御部604は、燃料カット制御フラグがオンに切り替わったこと、或いは燃料噴射制御部602が燃料噴射装置の動作を停止させたことに応じて、オルタネータ4の指示電圧を第2の指示電圧に設定する。ステップS4の処理は燃料選択部601が行う。ステップS4において、燃料選択部601は、燃料カット制御フラグがオンに切り替わったこと、或いは燃料噴射制御部602が燃料噴射装置の動作を停止させたことに応じて、内燃機関2の燃料として液体燃料を選択する。なお、ステップS4の処理は、燃料カット制御中の処理であるため、内燃機関2に液体燃料は供給されない。ステップS3及びステップS4の処理は、順序が逆であってもよいし、同じタイミングで並列に行ってもよい。更に、ステップS3及びS4の処理は、ステップS2の処理に組み込み、燃料カット制御フラグがオフからオンに切り替わった後、燃料噴射制御部602が内燃機関2に燃料を供給している燃料噴射装置の動作を停止させる処理と並列に行ってもよい。
ステップS2〜S4の処理を行った後、制御装置6は、燃料カット制御終了条件が成立したか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定は、燃料停止制御部603が行う。燃料カット制御終了条件は、内燃機関2への燃料の供給を再開する否かを判定するための条件であり、上述した所定の燃料カット終了条件の一例である。燃料停止制御部603は、例えば、アクセルペダル76を踏み込む操作や車速が0になったこと、エンジントルク出力要求(アクセル踏み込み量、ACC)を検知した場合に、燃料カット制御終了条件が成立したと判定する。条件が成立していない場合(ステップS5;NO)、制御装置6は、ステップS5の判定を繰り返す。ステップS5の判定を繰り返している間、燃料停止制御部603は、上述した燃料カット制御フラグをオンにしておく。
燃料カット制御終了条件が成立した場合(ステップS5;YES)、制御装置6は、燃料カット制御を終了し(ステップS6)、オルタネータ4の指示電圧を0に変更する(ステップS7)。ステップS6では、例えば、燃料停止制御部603が燃料カット制御フラグをオンからオフに切り替え、燃料カット制御フラグがオフになったことに応じて燃料噴射制御部602が内燃機関2に液体燃料を供給する第1の燃料噴射装置31の動作を開始させる。また、ステップS6において、制御装置6は、スタータ84により内燃機関2を始動させ、液体燃料と空気との混合気に点火する点火プラグ85の制御を開始する。ステップS7の処理は、発電制御部604が行う。発電制御部604は、燃料カット制御フラグがオンからオフに切り替わったこと、或いは燃料噴射制御部602が第1の燃料噴射装置31の動作を開始させたことに応じて、オルタネータ4の指示電圧を0Vに変更する。これにより、オルタネータ4は動力伝達経路73を伝達する動力による発電を行わない状態になり、再始動した内燃機関2が出力する動力は、バイフューエル車両1を発進させる駆動力のみに利用される。なお、ステップS7の処理は、ステップS6に組み込み、内燃機関2を始動(再始動)させる処理と並列に行ってもよい。
ステップS6及びS7の処理を行った後、制御装置6は、燃料カット制御を終了してから所定の発電抑止期間が経過したか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定は、例えば、発電制御部604が行う。発電抑止期間は、オルタネータ4の発電を抑止する期間であり、例えば、液体燃料を供給して再始動させた内燃機関2における燃焼が安定するまでの時間に基づいて設定する。また、発電抑止期間は、例えば、バイフューエル車両1が発進して所定の速度になるまで又は所定のトルクが得られるまでの期間等に基づいて設定してもよい。発電抑止期間が経過していない場合(ステップS8;NO)、制御装置6は、内燃機関2への液体燃料の供給を制御する処理(図示せず)を行いながら、ステップS8の判定を繰り返す。
発電抑止期間が経過すると(ステップS8;YES)、制御装置6は、オルタネータ4の指示電圧を通常時電圧に変更する(ステップS9)。ステップS9の処理は、発電制御部604が行う。ステップS9において、発電制御部604は、オルタネータ4の指示電圧を、0Vから第1の指示電圧に変更する。
ステップS9の処理の後、制御装置6は、所定の燃料切替抑止期間が経過したか否かを判定する(ステップS10)。燃料切替抑止期間は、再始動後の内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替えることを抑止する期間であり、例えば、オルタネータ4の指示電圧を0Vから第1の指示電圧に変更してからの経過期間、又は内燃機関2が再始動してからの経過期間として設定する。燃料切替抑止期間が経過していない場合(ステップS10;NO)、制御装置6は、内燃機関2への液体燃料の供給を制御する処理(図示せず)を行いながら、ステップS10の判定を繰り返す。
切替抑止期間が経過した場合(ステップS10;YES)、制御装置6は、内燃機関2に供給する燃料として気体燃料を選択し、内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替える(ステップS11)。ステップS11の処理は、燃料選択部601と燃料噴射制御部602とが行う。燃料選択部601は、内燃機関2に供給する燃料として選択されている燃料を示す情報を、液体燃料を示す情報から気体燃料を示す情報に切り替える。燃料噴射制御部602は、燃料選択部601により選択された燃料を示す情報に基づいて、液体燃料を内燃機関2に噴射する第1の燃料噴射装置31の動作を停止させ、気体燃料を内燃機関2に噴射する第2の燃料噴射装置32の動作を開始させる。
ステップS11の後、制御装置6は、ステップS1以降の処理を繰り返す。
なお、ステップS1の判定は、例えば、内燃機関2に燃料を供給している状態で走行しているバイフューエル車両1が減速した場合にのみ実施してもよい。言い換えると、図3に示した処理は、内燃機関2に燃料を供給している状態で走行している車両1が減速した場合に開始してもよい。すなわち、制御装置6は、ステップS11で内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替えた後、図3に示したステップS1〜S11の一連の処理を終了し、車両1が減速した場合にステップS1の判定を開始してもよい。更に、制御装置6は、ステップS1の判定を繰り返しているときに車両1が定速走行になったこと、又は加速していることを検知した場合に、図3に示したステップS1〜S11の一連の処理を終了し、車両1が減速した場合にステップS1の判定を開始してもよい。
図4は、一実施形態に係るバイフューエル車両の制御の一例を説明するタイミングチャートである。図4には、本実施形態に係る制御装置6を搭載したバイフューエル車両1が減速して停車し、その後内燃機関2を再始動させて走行を再開する場合の、選択燃料、燃料カット(F/C)制御フラグ、オルタネータ4の指示電圧、及び車速の時間変化を示している。図4における太い実線の折れ線91,92,93,及び94は、それぞれ、選択燃料の時間変化、F/C制御フラグの時間変化、オルタネータ4の指示電圧の時間変化、及び車速の時間変化を示す。
以下、図3のフローチャートに示した処理を参照しながら、図4のタイミングチャートを説明する。なお、バイフューエル車両1は、時刻t0よりも前の期間、F/C制御フラグをオフにし、選択燃料を気体燃料にして走行しており、車速は閾値速度VLよりも大きいとする。また、車両1におけるオルタネータ4の指示電圧は、通常時電圧(第1の指示電圧)に設定されているとする。また、車両1の運転者は、時刻t0に車両1を減速させる操作(例えば、アクセルペダル76の踏み込み量を0にする等)を行ったとする。
時刻t0に車速V0で走行している車両1が減速すると、制御装置6は、減速時内燃機関停止条件が成立したか否かを判定する(ステップS1)。折れ線94のように、時刻t0の車速V0は閾値速度VLよりも大きく、時刻t1になるまで車速は閾値速度VLよりも大きい。このため、制御装置6は、車速が閾値速度VLに低下する時刻t1まで、ステップS1の判定を繰り返す。したがって、時刻t0から時刻t1までの期間、折れ線92のようにF/C制御フラグはオフのままであり、折れ線91のように選択燃料は気体燃料のままである。よって、時刻t0から時刻t1までの期間、内燃機関2には気体燃料が供給される。また、時刻t0から時刻t1までの期間、折れ線93のようにオルタネータ4の指示電圧は通常時電圧のままであり、オルタネータ4は、内燃機関2から出力される動力の一部を利用して、指示電圧(通常時電圧)に従った発電を行う。
時刻t1において、減速している車両1の車速が閾値速度VLになると、制御装置6は、減速時内燃機関停止条件が成立した(ステップS1;YES)と判定する。このため、時刻t1において、制御装置6は、燃料カット制御を開始する(ステップS2)。制御装置6は、折れ線92のようにF/C制御フラグをオフからオンに切り替え、内燃機関2への燃料の供給を停止させる。また、制御装置6は、時刻t1において折れ線93のようにオルタネータ4の指示電圧を通常時電圧から高電圧(第2の指示電圧)に変更する(ステップS3)。したがって、時刻t1から折れ線94で示される車速が0になる時刻t2までの期間、オルタネータ4は、駆動輪74から内燃機関2に伝達される動力を利用して、指示電圧(高電圧)に従った発電を行う。更に、制御装置6は、時刻t1において折れ線91のように選択燃料を気体燃料から液体燃料に変更する(ステップS4)。なお、制御装置6が実際に行う制御においては、ステップS3及びS4の処理は、ステップS2を行うタイミング(時刻t1)よりもわずかに遅れて行われてもよい。
また、制御装置6は、時刻t1に燃料カット制御を開始した後、燃料カット制御終了条件が成立したか否かの判定(ステップS5)を行い、該条件が成立するまでステップS5の判定を繰り返す。燃料カット制御終了条件は、アクセルペダル76を踏み込む操作や車速が0になったこと、エンジントルク出力要求(アクセル踏み込み量、ACC)を検知することである。
時刻t1に内燃機関2への燃料の供給が停止された車両1は、更に減速し、折れ線94に示したように時刻t2において車速が0となる。車速が0になると、制御装置6は、例えば、折れ線93のようにオルタネータ4の指示電圧を高電圧から通常時電圧に変更する。時刻t1から時刻t2までの間、制御装置6は、ステップS5の判定を繰り返す。また、時刻t2以降も、制御装置6は、燃料カット制御終了条件が成立するまで、ステップS5の判定を繰り返す。
車速が0になった後の時刻t3において運転者が内燃機関2への燃料供給を再開させるための所定の操作を行うと、制御装置6は、燃料カット制御終了条件が成立した(ステップS5;YES)と判定し、燃料カット制御を終了する(ステップS6)。このとき、車両状態が所定の状態にあれば燃料の供給を停止したままとし内燃機関2も停止させる。制御装置6は、折れ線92のようにF/C制御フラグをオンからオフに切り替えて内燃機関2への燃料の供給を再開させ、内燃機関2を再始動させる。このとき、折れ線91のように選択燃料は液体燃料であるため、制御装置6は、液体燃料を内燃機関2に供給する第1の燃料噴射装置31の動作を開始させる。また、制御装置6は、時刻t3において折れ線93のようにオルタネータ4の指示電圧を通常時電圧から0Vに変更する(ステップS7)。
時刻t3で内燃機関2を再始動させた後、制御装置6は、所定の発電抑止期間ΔT2が経過したか否かの判定(ステップS8)を行い、該期間ΔT2が経過するまでステップS8の判定を繰り返す。そして、時刻t3から発電抑止期間ΔT2が経過した時刻t4において、制御装置6は、発電抑止期間ΔT2が経過した(ステップS8;YES)と判定する。このため、制御装置6は、時刻t4において、折れ線93のようにオルタネータ4の指示電圧を0Vから通常時電圧に変更する(ステップS9)。このように、制御装置6は、内燃機関2を再始動させてから所定の発電抑止期間ΔT2が経過した後でオルタネータ4の指示電圧に従った発電を開始させる。
時刻t4でオルタネータ4の発電を開始させた後、制御装置6は、所定の燃料切替抑止期間が経過したか否かの判定(ステップS10)を行い、該期間が経過するまでステップS10の判定を繰り返す。燃料切替抑止期間は、オルタネータ4の指示電圧を変更した時刻t4からの期間ΔT3、又は内燃機関2を再始動させた時刻t3からの期間ΔT1(=ΔT2+ΔT3)とする。時刻t4から燃料切替抑止期間ΔT3が経過した時刻t5において、制御装置6は、燃料切替抑止期間が経過した(ステップS10;YES)と判定する。このため、制御装置6は、時刻t5において、折れ線91のように選択燃料、すなわち内燃機関2に供給する燃料として気体燃料を選択し、内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替える(ステップS11)。制御装置6は、液体燃料を供給する第1の燃料噴射装置31の動作を停止させ、第2の燃料噴射装置32の動作を開始させる。
時刻t5以降、バイフューエル車両1は、気体燃料を内燃機関2に供給している状態で走行する。そして、閾値速度VLよりも高速で走行している車両1が減速して減速時内燃機関停止条件が成立すると、制御装置6は、上記の制御を再度行う。
なお、内燃機関2を再始動させるタイミングは、図4に示したような車速が0になった後に限らず、車速が0になる前、すなわち時刻t1から時刻t2までの期間内の場合もある。車速が0になる前に運転者が内燃機関2への燃料の供給を再開させるための操作を行い燃料カット制御終了条件が成立した場合も、制御装置6は、該条件が成立した時点で内燃機関2に液体燃料を供給して内燃機関2を再始動させるとともに、オルタネータ4の指示電圧を0Vに変更する。その後、制御装置6は、発電抑止期間ΔT2が経過するとオルタネータ4の指示電圧を通常時電圧に変更し、燃料切替抑止期間ΔT1又はΔT3が経過すると内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替える。
このように、本実施形態に係る制御装置6は、バイフューエル車両1において減速時内燃機関停止条件が成立した場合に、燃料カット制御を開始して内燃機関2への燃料の供給を停止するとともに、該内燃機関2を再始動させる際に供給する燃料として液体燃料を選択する。液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用可能な内燃機関2では、気体燃料を使用した場合と比べて、液体燃料を使用した場合のほうが短時間でより多くの駆動力を確保することができる。このため、燃料カット制御を終了して内燃機関2を再始動させる際に、液体燃料が供給されるように制御することで、再始動後に車両1の発進に必要な駆動力を即座に確保することができ、車両1の発進性が向上する。更に、気体燃料は液体燃料と比べて燃費性能が高く、排ガス中の有害物質の量が少ないため、液体燃料により内燃機関2を再始動させて車両1を発進させた後、所定の期間が経過した時点で内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替えることにより、車両1の燃費及び排ガス性能の低下を抑制することができる。
また、内燃機関2を再始動させてから所定の発電抑止期間ΔT2が経過するまで、オルタネータ4の発電を抑止することにより、再始動直後の内燃機関2が出力する動力を車両1の発進にのみ利用することができる。更に、始動直後の内燃機関2の燃焼が安定していない期間におけるオルタネータ4の発電負荷により、車両1に対する駆動力や電気負荷86に対する発電量が不安定になることを防げる。このため、再始動後に車両1の発進に必要な駆動力をより短時間に安定して確保することができ、車両1の発進性がより向上する。
また、液体燃料を供給して内燃機関2を再始動させた後、オルタネータ4の指示電圧を変更するタイミングとは異なるタイミングで内燃機関2に供給する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替えることにより、例えば、内燃機関2の出力の変動の増大を抑制することができ、車両1の発進性を安定させることができる。
バイフューエル車両1では、内燃機関2に供給する燃料を切り替えた場合、及びオルタネータ4の指示電圧を変更した場合に、内燃機関2の出力、例えば、内燃機関2から変速機73bに動力を伝達する回転軸の回転数に変動が生じることがある。このため、燃料を切り替えるタイミングとオルタネータ4の指示電圧を変更するタイミングとが一致している場合、内燃機関2から変速機73bに動力を伝達する回転軸の回転数の変動が大きくなり、内燃機関2の燃焼が不安定になることがある。内燃機関2の燃焼が不安定になると、内燃機関2の出力が変動し、動力伝達経路73における回転軸の回転数が不安定になる。このように、動力伝達経路73における回転時の回転数が不安定になると、例えば、トルク変動等により車両1の発進性が不安定になることがある。このため、本実施形態のように、内燃機関2を再始動させた後、オルタネータ4の指示電圧を変更するタイミングとは異なるタイミングで燃料を液体燃料から気体燃料に切り替えることにより、動力伝達経路73における回転軸の回転数の変動が大きくなることを防げ、車両1の発進性を安定させることができる。
また、図4に示したように、燃料カット制御を開始する時刻t1において内燃機関2を再始動させる際の燃料として液体燃料を選択する処理(ステップS4)を行った場合、時刻t3において、燃料を切り替える処理を実施することなく、内燃機関2を再始動させることができる。このため、内燃機関2を即座に再始動することができ、車両1の発進性がより一層向上する。なお、内燃機関2を再始動させる際の燃料として液体燃料を選択する処理(ステップS4)は、燃料カット制御を開始する時刻t1に限らず、燃料カット制御を開始してから、燃料カット制御を終了して内燃機関2を再始動させるまでの期間のいずれかで行えばよい。例えば、図4に太い点線の折れ線95で示したように、内燃機関2を再始動させる時刻t3において、選択燃料を気体燃料から液体燃料に切り替えてもよいことはもちろんである。更に、内燃機関2を再始動させる際の燃料として液体燃料を選択する処理(ステップS4)は、例えば、車両1の車速が0になった時刻t2に実施してもよい。
また、図4のタイミングチャートでは、車両1の車速が0になった時刻t2においてオルタネータ4の指示電圧を高電圧から通常時電圧に変更している。しかしながら、車両1の車速が0になってから内燃機関2を再始動させるまでの期間は内燃機関2と変速機73bとの間で動力を伝達する回転軸が回転しておらず、オルタネータ4は発電しない。このため、オルタネータ4の指示電圧は、例えば、車両1の車速が0になった時刻t2において、高電圧から0Vに変更してもよい。更に、オルタネータ4の指示電圧は、例えば、内燃機関2を再始動させる時刻t3において高電圧から0Vに変更してもよい。
また、内燃機関2を再始動させた後の、指示電圧を変更してオルタネータ4の発電を再開するタイミングと燃料を切り替えるタイミングとは、本実施形態で説明した順序とは逆であってもよい。しかしながら、液体燃料及び気体燃料を利用可能な内燃機関2を搭載したバイフューエル車両1においては、オルタネータ4の発電を再開した後で燃料を切り替えることが好ましい場合が多い。燃料を切り替えた場合に内燃機関2の燃焼が安定するまでに要する時間は、オルタネータ4の発電を再開した場合に燃焼が安定するまでに要する時間よりも長いことが多い。このため、燃料を切り替えた後でオルタネータ4の発電を再開する場合、例えば、燃料切り替え後の内燃機関2の燃焼が不安定な時期にオルタネータ4の発電が再開してしまうことがある。したがって、燃料を切り替えた後で、例えば、カーエアコンをオンにするなどの電気負荷86が大きくなるような状況が発生したときには、発電量を即座に確保することができず、車両1の発進性が不安定になる可能性がある。これに対し、オルタネータ4の発電を再開してから所定の期間ΔT3が経過した後で燃料を切り替える場合、オルタネータ4の発電が安定してから燃料を切り替えることができるので、車両1の発進性が不安定になることを防げる。
以上、図面を参照しながらバイフューエル車両1の制御装置6の実施形態を説明したが、本発明に係るバイフューエル車両1の制御装置6の構成及び制御方法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本明細書で説明した本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、内燃機関2への燃料の供給を停止するか否かの判定に用いる燃料カット開始条件、及び内燃機関2に液体燃料を供給して内燃機関2を再始動させるか否かの判定に用いる燃料カット終了条件は、それぞれ、上述した条件に限らず、適宜変更可能である。
また、例えば、図1に例示したバイフューエル車両1は、運転者がクラッチペダル77を操作することによりクラッチ73aを操作するマニュアルトランスミッション(MT)車であるが、上述した制御装置6を搭載するバイフューエル車両は、オートマチックトランスミッション(AT)車等であってもよい。更に、これらのバイフューエル車両に搭載された内燃機関2において使用可能な燃料は、液体燃料と気体燃料との組み合わせに限らず、2種類の液体燃料の組み合わせ、又は2種類の気体燃料の組み合わせであって、第1の燃料は第2の燃料よりも発進性能が高く、かつ第2の燃料は第1の燃料よりも燃費性能が良いような組み合わせであってもよい。2種類の液体燃料又は2種類の気体燃料のいずれかを使用可能な場合、制御装置6は、内燃機関2を再始動させる際に供給する燃料として、発進性能の高い第1の燃料、言い換えるとより短時間で発進に必要な駆動力を確保することのできる燃料を選択する。また、制御装置6は、内燃機関2を再始動させてから燃料切替抑止期間が経過した後、第1の燃料から燃費性能の良い第2の燃料に切り替える。これにより、上述した液体燃料と気体燃料との組み合わせと同様の効果が得られる。加えて、上述した制御装置6は、例えば、3種類以上の異なる燃料を切り替えて使用可能な内燃機関を搭載したマルチフューエル車両における燃料カットの制御に適用することも可能である。
また、上述した制御装置6は、単一の電子装置に限らず、ワイヤーハーネス等で通信可能に接続された2つ以上の電子装置の組み合わせにより実現してもよい。加えて、バイフューエル車両1は、単一のバッテリ5に限らず、複数種類のバッテリ(例えば、鉛バッテリとリチウムイオンバッテリ)を搭載した車両であってもよい。
1 バイフューエル車両
2 内燃機関
31,32 燃料噴射装置
4 オルタネータ
5 バッテリ
6 制御装置
600 制御部
601 燃料選択部
602 燃料噴射制御部
603 燃料停止制御部
604 発電制御部
605 記憶部
606 通信部
71,72 燃料タンク
73 動力伝達経路
73a クラッチ
73b 変速機
74 駆動輪
75 シフトレバー
76 アクセルペダル
77 クラッチペダル
78 ブレーキペダル
79 アクセルペダルセンサ
80 クラッチペダルセンサ
81 ブレーキペダルセンサ
82 ブレーキ
83 車速センサ
84 スタータ
85 点火プラグ
86 電気負荷
87 燃料選択スイッチ

Claims (6)

  1. 燃料として液体燃料と気体燃料とを切り替えて使用可能な内燃機関が搭載されたバイフューエル車両の制御装置であって、
    所定の燃料カット開始条件が成立した場合に前記内燃機関への燃料の供給を停止させ、前記内燃機関への前記燃料の供給を停止した後で所定の燃料カット終了条件が成立した場合に、前記液体燃料を前記内燃機関に供給して該内燃機関を再始動させる制御部を備える
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記バイフューエル車両は前記内燃機関の動力により発電可能なオルタネータを備え、
    前記制御部は、更に、前記内燃機関が再始動してから所定の発電抑止期間が経過するまで前記オルタネータの発電を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、更に、
    前記内燃機関が再始動してから前記所定の発電抑止期間が経過した後、前記オルタネータの発電を開始させ、
    前記オルタネータが発電を開始してから所定の燃料切替抑止期間が経過した後、前記内燃機関に供給する燃料を前記液体燃料から前記気体燃料に切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、更に、
    前記内燃機関が再始動してから前記所定の発電抑止期間が経過した後、前記オルタネータの発電を開始させ、
    前記内燃機関が再始動してから所定の燃料切替抑止期間が経過した後、前記内燃機関に供給する燃料を前記液体燃料から前記気体燃料に切り替え、
    前記所定の燃料切替抑止期間は前記所定の発電抑止期間とは異なる
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記所定の燃料切替抑止期間は、前記所定の発電抑止期間よりも長い
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の燃料カット開始条件が成立した後、前記所定の燃料カット終了条件が成立する前に、前記内燃機関に供給する燃料として前記液体燃料を選択する
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の制御装置。
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