JP2021011341A - 物品ケース及び物品ケース管理システム - Google Patents

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Eiji Ikeda
英司 池田
瑞絵 加藤
Mizue Kato
瑞絵 加藤
雄士 田中
Yuji Tanaka
雄士 田中
幸希 菅田
Koki Sugata
幸希 菅田
伸一 松岡
Shinichi Matsuoka
伸一 松岡
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Abstract

【課題】迅速性、簡便性を実現し、且つ携帯性、利便性及び経済性を向上させた物品ケース及び物品ケース管理システムを提供する。【解決手段】物品ケースは、搭載されている物品の総重量を測定する測定部と、物品1個当たりの重量に基づいて物品の個数を算出する算出部と、所定期間ごとに物品の個数を送信する通信部と、測定部と、算出部と、通信部とに電力を供給する電源とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、物品ケース及び物品ケース管理システムに関する。
薬箱に収納した医薬品や商品ケースに収納したお菓子を、顧客宅や職場に配置し、顧客は自宅や職場内にいながら医薬品やお菓子を購入でき、補充員が定期的に顧客宅や職場を訪問して商品を補充する配置販売が知られている。医薬品やお菓子等の商品及び代金の決済等を管理し、使用した医薬品や消費したお菓子を補充員が補充するにあたって、通信端末を備えた薬箱や商品ケースを使用し、使用した医薬品や消費したお菓子の種類や量等をサーバに送信することで、商品を管理し、補充作業を簡便にする方法がとられている(例えば、特許文献1及び2参照)。
このような配置販売の管理システムにおいては、商品を購入、決済及び補充等を行う際に通信端末とサーバとの間でデータを送受信するため、常時稼働、若しくは送受信の度に電源をオンにすることになり、薬箱や商品ケースにおける電力の消費量は小さくない。従って、通常は薬箱や商品ボックスを常時電源に接続しておく必要がある。
特開2002−53209号公報 特許第3986057号公報
しかしながら、配置販売をするにあたって、薬箱や商品ケースを必ずしも電源の付近に配置できるわけではない。薬箱や商品ケースを、付近に電源のない場所、例えば屋外におけるイベント会場に設置する場合もある。電力を充電式電池から得る場合でも、薬箱や商品ケースの消費電力量が大きいと、充電式電池の充電を度々行う必要が生じ、非常に手間がかかり、現実的でない。
上記問題点を鑑み、本発明は、従来の通信システムを利用した配置販売の商品管理システムの特徴である、迅速性、簡便性を実現し、且つ携帯性、利便性及び経済性を向上させた物品ケース及び物品ケース管理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、物品ケースであって、搭載されている物品の総重量を測定する測定部と、物品の1個当たりの重量に基づいて物品の残個数を算出する算出部と、所定期間ごとに残個数を送信する通信部と、測定部と、算出部と、通信部とに電力を供給する電池とを備えることを要旨とする。
本発明の第1の態様において、測定部はロードセルであってもよい。
本発明の第1の態様において、算出部に物品を一意に特定できる識別番号と、物品の1個当たりの重量とを特定させる入力部を更に備えてもよい。
本発明の第1の態様において、入力部はディップスイッチであり、入力部は、ディップスイッチのスイッチ番号を指定することで算出部に識別番号と物品の1個当たりの重量とを特定させてもよい。
本発明の第1の態様において、通信部はWi−Fi又はLTEによって通信を行ってもよい。
本発明の第1の態様において、測定部を複数個備えてもよい。
本発明の第1の態様において、測定部、算出部及び通信部のそれぞれを複数個備えてもよい。
本発明の第1の態様において、通信部は、電池の残量を更に送信してもよい。
本発明の第1の態様において、算出部に接続され、入力部が特定する識別番号と物品の1個当たりの重量とを算出部に登録することができる設定部を更に備えてもよい。
本発明の第1の態様において、物品の画像を撮影する撮像部を更に備えてもよい。
本発明の第2の態様は、物品ケースを管理する物品ケース管理システムであって、物品ケース管理システムは、1又は複数の物品ケースと、物品ケース管理サーバと、端末装置とを備え、1又は複数の物品ケースのそれぞれは、搭載されている物品の総重量を計測する手段と、総重量と物品の1個当たりの重量とに基づいて物品の個数を計算する手段と計算結果を物品ケース管理サーバに送信する手段とを備え、物品ケース管理サーバは、計算結果を格納する格納手段と、格納された計算結果から物品を補充する個数を決定する判定手段と、補充する個数を端末装置に通知する送信手段とを備え、端末装置は、物品ケース管理サーバから補充する個数を受信する受信手段と、補充する個数を表示する表示手段とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の態様において、判定手段は、物品を補充すべきタイミング又は物品を入れ替えるべきタイミングを判定し、送信手段は、物品を補充すべきタイミング又は物品を入れ替えるべきタイミングを端末装置に通知し、受信手段は、物品ケース管理サーバから物品を補充すべきタイミング又は物品を入れ替えるべきタイミングを受信し、表示手段は、物品を補充すべきタイミング又は物品を入れ替えるべきタイミングを表示するように更に構成されてもよい。
本発明によれば、従来の通信システムを利用した配置販売の物品管理システムの特徴である、迅速性、簡便性を実現し、且つ携帯性、利便性及び経済性を向上させた物品ケース及び物品ケース管理システムを提供できる。
第1の実施形態に係る商品ケースの外観の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品ケースに収納される商品箱の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る商品ケースに収納される商品箱の一例を横方向から見た断面図である。 第1の実施形態に係る商品ケースに収納される商品箱の一例を下方向から見たブロック図である。 第1の実施形態に係る商品ケースの算出部に登録される情報を示す表である。 第1の実施形態に係る商品ケース管理システムの一例の概略図である。 第1の実施形態に係る商品ケースが備える物品箱が実行する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る商品ケース管理システムが備える物品ケース管理サーバ51が実行する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る商品ケースからサーバに送信されたデータに基づき補充員の端末に表示される商品ケースの情報を示す図である。 第2の実施形態に係る商品ケースの構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る物品ケースの構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る物品ケースの外観の一例を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る物品ケースの外観の別の一例を示す斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。実施形態に係る図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、各構成要素の構成や配置、レイアウト等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る商品ケース10の外観の一例を図1に示す。商品ケース10は、引き出し12a、12b及び12cを備えたケース11から構成される。引き出し12a、12b及び12cには商品箱13a〜13hが収納されている。ケース11、引き出し12a、12b、12c、商品箱13a〜13hは、例えばプラスチック等の樹脂によって形成されてもよい。商品箱13a〜13hは、それぞれ中に商品14a〜14dを収納しており、商品箱13a〜13hは互いに異なる識別番号を有する。商品14a〜14dは互いに異なる商品であってもよく、商品14a〜14dのうちのいくつかは互いに同一の物品であってもよい。商品箱13a〜13dに収納される商品は常に商品14a〜14dである必要はなく、商品14a〜14dのいずれかを取り出してほかの商品と入れ替えてもよい。商品ケース10の背面には、図示されていないが、商品箱13a〜13hを充電するためのケーブルを備えてもよい。
第1の実施形態に係る商品ケース10に収納される商品箱20の構成の一例を図2に示す。図2に示す商品箱20は、図1に示す商品箱13a〜13hに相当する。第1の実施形態に係る商品ケース10に収納される商品箱20は、収納部21、測定部22、入力部23、算出部24、通信部25、電力部26及びアナログ―デジタル変換部(ADC)27とから構成される。収納部21には、単一種類の物品が1又は複数個収納される。測定部22は、収納部21に収納される物品の総重量を計測する。測定部22において計測された総重量のデータは、アナログ―デジタル変換部(ADC)27によってアナログデータからデジタルデータに変換されたのち、算出部24に出力される。算出部24には、収納部21に収納されている商品の1個当たりの重量が予め登録されており、測定部22からアナログ―デジタル変換部(ADC)27を介して総重量のデータが入力されると、予め登録されている1個当たりの重量を用いて、収納部21に収納されている商品の個数、即ち残個数が算出される。算出された物品の残個数は通信部25に出力される。
入力部23は、算出部24に収納部21に収納する商品を特定可能な情報を出力する入力手段である。入力部23から算出部24に出力された、商品を特定可能な情報によって、算出部24において収納部21に収納する商品の商品1個当たりの重量が登録される。電力部26は、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25に対して電力を供給する。図2において、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25に対して、共通する単一の電力部26が接続されているが、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25のそれぞれに対して個別の電力部が接続され、それぞれの電力部が測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25のそれぞれに対して電力を供給する形態をとってもよい。更に、電力部26は、通信部25に充電式電池の電池残量のデータを出力してもよい。通信部25は、図6に示す商品ケース管理サーバ61に対して、算出された商品の個数及び入力部23から算出部24に出力された商品を特定可能な情報を送信する。電力部26が通信部25に充電式電池の電池残量のデータを出力する場合は、通信部25から商品ケース管理サーバ61に電池残量のデータを送信する。
図1に示す商品ケース10は、図2に示す商品箱20を1又は複数個収納する。商品ケース10が備える図示されないケーブルは、1又は複数の商品箱20のそれぞれの電力部26に接続され、充電時にはこのケーブルは電源に接続される。
第1の実施形態に係る商品ケース10に収納される商品箱20の一例を横方向から見た断面図を図3に示す。図2に示す収納部21は、商品を収納でき、測定部22によって収納部21に収納されている物品の総重量を計測できるのであればいずれの形態をとっていてもよい。図3に示す収納部21は、収納されている商品を横から判別できるように、透明なプラスチック容器からなる。収納部21の内部には、一例としてお菓子30a、30b及び30cが収納されている。お菓子30a、30b及び30cは、互いに同一の商品である。
図3に示す測定部22は電磁式重量計やロードセル式重量等、収納部21に収納されている商品の総重量を計測できる重量計であればよく、小型であり、消費電力が小さく、且つ安価であるという観点から、ロードセル式重量計がより好ましい。収納部21の底面には、測定部22としてロードセルが設置されており、測定部22によってお菓子30a、30b及び30c、並びに収納部21の総重量が計測される。測定部22の底面には、土台31が設置されており、収納部21及び測定部22を支持している。
図3に示す土台31を下方向から見たときの構成を図4に示す。土台31の内部には、入力部23、算出部24、通信部25、電力部26及びアナログ―デジタル変換部(ADC)27が収納されている。図4において、測定部22は土台31の外部に記載されているが、実際は図3に示すように土台31の上部に設置されている。ロードセルは、質量に応じた電圧値を信号として出力する。ロードセルから出力された電圧値信号は、アナログ―デジタル変換部(ADC)27によってデジタル信号に変換され、算出部24に出力される。
図3及び図4に示す商品箱20は、土台31に入力部23、算出部24、通信部25、電力部26及びアナログ―デジタル変換部(ADC)27を収納した形態をなしているが、例えば入力部23、算出部24、通信部25、電力部26及びアナログ―デジタル変換部(ADC)27を土台31に収納せず、収納部21から離れた位置に設置してもよい。
算出部24は、測定部22によってお菓子30a、30b及び30c、並びに収納部21の総重量が入力されると、予め登録されている収納部21及びお菓子30a、30b及び30cの1個当たりの重量を用いて、収納部21に収納されているお菓子の残個数を算出する。お菓子30a、30b及び30cの1個当たりの重量を予め登録するために、入力部23から算出部24に、収納部21にはどのお菓子が収納されているかを特定する情報を入力する必要がある。入力部23としては、タッチパネル、ディップスイッチ、ダイヤルスイッチ、数字の付いたハードキー等の入力手段が挙げられる。消費電力が小さく、且つ安価であるという観点から、ディップスイッチやダイヤルスイッチが好適である。
入力部23としてディップスイッチを使用する場合、収納部21によって販売しうる商品と、ディップスイッチのスイッチ番号を対応させておき、スイッチ番号と、それに対応する商品の情報を、算出部24に予め登録しておく。第1の実施形態において、算出部24に予め登録する商品の情報は、商品の1個当たりの重量のみである。図5に、ディップスイッチを用いて算出部24に予め登録する、スイッチ番号と、それに対応した商品の1個当たりの重量とを表にして示す。算出部24に予め登録する情報として、収納部21によって販売しうる商品に対応したスイッチ番号と、その商品の重量のみとすることにより、算出部24が必要とする記憶媒体の容量を少なく抑えることができ、その結果コストを削減することができる。
例えば、収納部21によって販売する可能性のある1又は複数の商品である商品A、商品B、商品C…を、スイッチ番号1、2、3…と対応付け、算出部24に、それぞれのスイッチ番号と、商品の重量とを記憶させる。収納部21に商品Aを収納する場合、ディップスイッチのスイッチ番号を1に設定すると、算出部24において、商品の1個当たりの重量として、商品Aの重量が登録され、測定部22から算出部24に商品の総重量のデータが出力されると、算出部24において商品Aの重量を用いて商品の残個数を計算する。更に、収納部21に収納する商品を商品Aから商品Bに変更する場合、ディップスイッチのスイッチ番号を2に変更すればよい。入力部23としてダイヤルスイッチを使用する場合でも、ディップスイッチの場合と同様の構成となる。
例えば、算出部24に登録されている商品Cの販売が終了し、新しい商品Dが発売されて商品Dを収納部21で販売しうる1又は複数の商品に追加する等、算出部24に登録されているスイッチ番号とそれに対応する商品の情報を変更する場合、算出部24において、変更前の、スイッチ番号とそれに対応する商品の情報を、変更後のものに書き換える必要がある。図示していないが、第1の実施形態に係る商品ケース10に収納される商品箱20は、算出部24に接続され、スイッチ番号とそれに対応する商品の情報を算出部24に登録することができる設定部を更に備えてもよい。
ディップスイッチは、消費電力が少なく、手軽で安価であり、付近に電源のない場所に商品ケース10を設置するためには好的である。しかしながら、スイッチの数に制限があることから拡張性に乏しく、算出部24に登録できる商品の数が制限されるため、入力部23としてタッチパネルや数字の付いたハードキーを用いてもよい。入力部23としてタッチパネルを用いることで、算出部24に登録できる商品の数が制限されないことに加え、例えばタッチパネルによって算出部24に新たな商品の情報を登録する等、入力部23と図示していない設定部とを兼ねてもよい。
電力部26としては、充電式の電池を使用するが、これに限定するものではない。電力部26は、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25に対して電力を供給する。更に、電力部26は、通信部25に充電式電池の電池残量のデータを出力してもよい。電池の残量は、分圧抵抗を用いて電池の電圧を分圧し、分圧された電圧を測定する。後段で述べるように、第1の実施形態に係る商品ケースは、常時稼働を行わず、多くの時間ディープスリープモードで稼働するが、分圧抵抗を用いて電池の電圧を分圧し、分圧された電圧を測定するだけではディープスリープモードの間も電力を消費するので、分圧抵抗に流れる電流をトランジスタのスイッチングによって制御する。この方法によれば、電池残量を計測しない間は分圧抵抗に電流が流れないので、ディープスリープモードの間も電力を消費することがない。図4において、電力部26は、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25に対して電力を供給するが、測定部22、入力部23、算出部24及び通信部25のそれぞれに対して個別の充電式電池を用いて、それぞれの電池が通信部25に対してそれぞれの電池の固有番号及び電池残量のデータを出力してもよい。電力部26において使用している充電式電池は、電力部26から取り外して電源に接続し充電してもよいが、電力部26から取り外すことなく、充電ケーブルを電源に接続し充電できるようにしてもよい。
第1の実施形態に係る商品ケース管理システム60の一例の概略を図6に示す。商品ケース管理システム60は、商品ケース管理サーバ61、第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62c、メールサーバ63、営業所のコンピュータ64、補充員が携帯するモバイル端末65及び無線通信回線66から構成される。商品ケース管理サーバ61は、受信部611と、記憶部612と、判定部613と、送信部614とを備える。図1に示す商品ケース10は図6に示す第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cと同一のものである。図6には、第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cと商品ケースが複数個示されているが、商品ケースは1つのみの場合もありうる。
商品ケース管理サーバ61において、受信部611は、図2に示す商品箱20の通信部25から送信されたデータを受信する。記憶部612は、受信部611が通信部25から受信したデータを記憶する。さらに、記憶部612は、通信部25から受信したデータを蓄積して、商品のデータベースを記憶する。判定部613は、記憶部612が記憶しているデータをもとに、表を作成する。送信部614は、判定部613において作成された表を営業所のコンピュータ64及び補充員のモバイル端末65に送信し、商品の残個数等を補充員に知らせる。
図2に示す通信部25は、図6に示す無線通信回線66によって通信を行う。無線通信回線66は、Wi−Fi、LTE等の無線通信手段を含む。図2に示す通信部25は、図6に示す商品ケース管理サーバ61に対して、算出部24において算出された商品の残個数、商品箱識別番号及びディップスイッチのスイッチ番号を送信する。電力部26が通信部25に電池残量のデータを出力する場合、通信部25から商品ケース管理サーバ61に電池残量のデータを、商品の残個数及びスイッチ番号に併せて送信する。更に、図6に示すように、商品ケース管理サーバ61と無線通信回線66を介して接続されている商品ケースが複数個ある場合、商品ケース識別番号も併せて送信する。
商品ケース管理サーバ61の受信部611は、無線通信回線66を介して、第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cから、それぞれの、商品の残個数、商品箱識別番号及びディップスイッチのスイッチ番号を受信する。第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cのそれぞれの電力部が通信部に電池残量のデータを出力する場合は電池残量のデータ、図6に示すように商品ケース管理サーバ61と無線通信回線66を介して接続されている商品ケースが複数個ある場合は、第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cのそれぞれの商品ケース識別番号も併せて受信する。
商品ケース管理サーバ61は、商品ケース識別番号、商品箱識別番号及びスイッチ番号に対応付けられた、商品を一意に特定する商品識別番号を記憶部612において記憶しており、受信した商品ケース識別番号、商品箱識別番号及びスイッチ番号から、それぞれの商品箱に収納されている商品が何であるかを判定部613において特定する。第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cのそれぞれの商品箱からは商品の残個数、スイッチ番号、電池残量データ、商品ケース識別番号及び商品箱識別番号が定期的に受信部611に送信され、データベースとして商品ケース管理サーバ61の記憶部612に蓄積される。
次に、商品ケース管理サーバ61の判定部613は、このデータベースから、図9に示す表を作成する。図9に示す表は、商品ケース管理サーバ61の送信部614から、通信回線66を介して、営業所のコンピュータ64及び補充者のモバイル端末65に送信される。それと同時に、独自のメールサーバ63から指定配信先へ表を記載したメールを配信してもよい。
商品ケース管理サーバ61の判定部613は、データベースに蓄積されている商品の残個数の推移から、例えば、商品を補充するかどうか、新しい商品に入れ替えるかどうか、等を判断してもよい。商品を補充する等の判断があった場合は、商品ケース管理サーバ61の判定部613は補充等の指示を図9に示す表に明記してもよい。
第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cの算出部には、収納部21によって販売しうる商品に対応したスイッチ番号と、その商品の重量が登録されているが、商品に対応したスイッチ番号と、その商品の重量に加えて、商品ケース管理サーバ61の記憶部612に記憶されている商品を一意に特定する商品識別番号を登録してもよい。この場合、商品ケース管理サーバ61の受信部611が、第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cから商品の残個数、スイッチ番号、電池残量データ、商品ケース識別番号、商品箱識別番号及び商品識別番号を受信すると、商品ケース管理サーバ61の判定部613は、記憶部612において記憶されている、商品ケース識別番号、商品箱識別番号及びスイッチ番号に対応付けられた、商品を一意に特定する商品識別番号から商品を特定するというプロセスを経ることなく、受信した商品の残個数、スイッチ番号、電池残量データ、商品ケース識別番号、商品箱識別番号及び商品識別番号を記憶部612に記憶されているデータベースに記憶させてもよい。
商品ケースを付近に電源がない場所に設置するために、電力供給減として充電式電池を使用する。商品ケースを常時稼働し、例えば商品ケースから商品を購入するたびに購入された商品に関するデータを通信部25から商品ケース管理サーバ61に送信すると、商品ケースが図3に示す構成であるとき、例えば充電式電池は数日で電池がなくなるなど、頻繁に充電をしなければならなくなる。消費電力を小さくするため、第1の実施形態に係る商品ケースは、常時稼働を行わず、ディープスリープモードで稼働する。
第1の実施形態に係る商品ケースは、例えば通常商品が購入されることがない夜間に一度だけ、ディープスリープモードから通常運転の状態になり、通信部25から商品ケース管理サーバ61に、商品の残個数等を知らせるデータを送信する。データ送信後、第1の実施形態に係る商品ケースは再びディープスリープモードに戻る。通信部25から商品ケース管理サーバ61に送信するデータは、商品の残個数、スイッチ番号、電池残量データ、商品箱識別番号及び商品ケース識別番号であるが、送信するデータはすべてできるだけ桁数の小さい整数となるようにする。即ち、例えば商品の重量のデータを送信せず、商品ケースにおいて重量から個数を計算し、個数を送信する。このように、通常運転の状態である時間及び送信するデータ量を可能な限り少なくすることで、消費電力及び通信に伴うコストを削減する。上記のような省電力化によって、充電式電池は1か月以上もつようになる。
図7に示すフローチャートを参照しながら、商品ケース10に収納される各商品箱20が商品の重さから商品の残個数を計算し、商品ケース管理サーバ61にデータを送信する流れを説明する。図7に示すフローチャートは、通信部25から商品ケース管理サーバ61に商品の個数、スイッチ番号、商品箱識別番号及び商品ケース識別番号を送信する場合を示している。
ステップS71において、予め設定したアラーム時刻が到来する。
ステップS72において、ディープスリープモードで稼働していた商品箱20の測定部22、算出部24及び通信部25に電力部26が通常運転を開始するための電力供給を開始する。
ステップS73において、測定部22が収納部21に収納されている商品の総重量を計測し、計測して得られたデータを算出部24に入力する。測定部22としてロードセルを使用すると、計測して得られたデータは重量に応じた電圧値である。
ステップS74において、算出部24が、測定部22から入力されたデータ及び予め登録されている商品1個当たりの重量を用いて収納部21に収納されている商品の残個数を算出し、算出した個数のデータを通信部25に入力する。
ステップS75において、通信部25が、算出された商品の残個数、スイッチ番号、商品ケース識別番号及び商品箱識別番号を商品ケース管理サーバ61に送信する。
ステップS76において、商品箱20の測定部22、算出部24及び通信部25への電力部26の通常運転を行うための電力供給が終了され、再びディープスリープモードでの稼働が開始される。商品ケース10に収納されるすべての商品箱について、ステップS71〜ステップS76のフローが実行される。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながら、商品ケース管理サーバ61が商品ケース10から受信したデータを基に補充員のモバイル端末等に残個数等のデータが表示された表を送信する流れを説明する。
ステップS81において、商品ケース管理サーバ61の受信部611が特定の商品ケースの商品箱からデータを受信し、判定部613に出力する。
ステップS82において、判定部613が商品ケース識別番号、商品箱識別番号及びスイッチ番号から商品を特定する。
ステップS83において、判定部613が特定した商品の情報を記憶部612に出力し、記憶部612に記録されているデータベースに商品の情報を追加する。
ステップS84において、判定部613がデータベースに基づいて表を作成する。作成した表は送信部614に出力される。
ステップS85において、送信部614は、判定部613が作成した表を営業所のコンピュータ64及び補充員のモバイル端末65に送信する。図6に示す第1の商品ケース62a、第2の商品ケース62b及び第3の商品ケース62cに収納されるすべての商品箱について、ステップS81〜ステップS85のフローが実行される。
図9に、商品ケース管理サーバ61の判定部613が記憶部612に記憶されているデータベースから作成した表の一例を示す。図9に示す表の各項目はそれぞれ、「ケース番号」が商品ケース識別番号、「箱番号」が商品箱識別番号、「分類」が商品の種類、「商品名」が商品の名称、「在庫数」が商品ケース内に収納されている商品の残個数である。「履歴」には表示ボタンが表示されており、表示ボタンをクリックすると、該当する商品の販売された個数、日にち等が示された表が新たに表示される。「商品情報」にはリンクと記載されており、リンクをクリックすると、商品を提供しているお菓子メーカーが作成している消費者向けのホームページの該当する商品の詳細を説明するウェブのページが表示される。「電池残量」は、それぞれの商品箱の、電池の残量である。補充員は、各商品ケースに商品を補充するにあたり、営業所のコンピュータ64やモバイル端末65で図9に示す表を確認し、どの商品を何個補充すべきかを営業所や商品を積載しているトラックの付近にいながら知ることができ、例えば、補充員が商品を補充する際に、トラックからすべての商品を商品ケースまで運ぶことなく、モバイル端末で図9に示す表を確認して補充する商品だけを選び商品ケースまで運ぶことができる。
図9に示す表は一例にすぎず、例えば、判定部613が、商品の一定期間における販売個数を算出する、商品ケース内に収納されている商品の残個数が閾値以下になったときや、商品ケース内の商品の個数の減りが早いときに補充を促す、商品が一定期間売れていない、といったときにアラートを表示する、等の動作を行い、図9に示す表に表示してもよい。このように表にすることで、売れ筋の商品の傾向を把握する、売れない商品は商品の入れ替えを検討するなど、市場調査に利用してもよい。
補充員が商品ケースに商品を補充する際、補充した状態を初期状態として記録したい場合や、商品や場所を間違えることなく商品箱に補充したかを確認したい場合、手動で初期状態として通信部25から商品ケース管理サーバ61にデータを送信するようにしてもよい。この際、商品ケースが予め設定された時刻に通信部25から商品ケース管理サーバ61に商品の残個数等のデータを送信してから、補充員が商品ケースに商品を補充するまでの間に、顧客が商品を購入することがあるため、補充員が商品を補充する時点での残個数等を、手動で初期状態として通信部25から商品ケース管理サーバ61にデータを送信する際に合わせて送信してもよい。ディップスイッチのいずれかのスイッチ番号をこれらの動作に割り当ててもよく、ディップスイッチを用いないのであれば、スイッチを新たに設置する等してもよい。
商品を補充する際に誤った商品箱に補充する場合もあれば、顧客が商品を商品箱から取り出し、購入せずに商品箱に戻す際に、誤って別の商品箱に戻す場合もありうる。商品を異なる重さの別の商品が収納されている商品箱に入れると、その商品箱に収納されている商品の総重量を商品の1個当たりの重量で割ったとき、商と余りが得られる。このような場合、通信部25から商品ケース管理サーバ61へデータを送信する際、商品の個数の代わりにエラーを通知するように設定してもよい。
例えば、ミント味のチョコレートを商品箱から取り出し、同じ商品であるが味だけが異なる、黄な粉味のチョコレートの商品箱に戻す、というように、顧客が商品を商品箱から取り出し、購入せずに誤って別の商品箱に戻すとき、商品名は異なるが重量は同じ商品の商品箱に戻す場合もありうる。この場合、商品の総重量を商品の1個当たりの重量で割ったときに余りが生じず、通信部25から商品ケース管理サーバ61へ送信されたデータにもエラーが含まれないため、このデータから商品箱に誤った商品が含まれていることを認識できない。各商品箱のそれぞれにカメラを取り付け、夜間定期的に通信部25から商品ケース管理サーバ61へデータを送信する際に、商品箱内部を撮影する。撮影した写真の画像データを商品ケース管理サーバ61へ送信すると、送信するデータの量が多くなり、消費電力及び通信に伴うコストが大きくなる。従って、算出部24において画像認識によって商品箱に誤った商品が含まれているかを判断し、その結果を商品ケースの状況を知らせるデータと併せて商品ケース管理サーバ61へ送信する。商品ケース管理サーバ61において、図9に示す表を表示する際に、画像認識の結果を受け、商品箱に誤った商品が含まれていれば、例えばエラーとして表示することができる。
ミント味のチョコレートを商品箱から取り出し、黄な粉味のチョコレートの商品箱に戻したのち、商品ケースの振動等により、ミント味のチョコレートが黄な粉味のチョコレートの下に潜り込み、写真の画像からも商品箱内にあるべきでない商品が混ざっているかを認識できない場合がある。こういった誤りを極力防ぐため、各商品箱のそれぞれにカメラを取り付け、補充員が商品箱に商品を補充したのち、初期状態を記録するときに初期状態の写真を撮影し、さらに夜間のデータ転送時に再度写真を撮影する。初期状態の写真と夜間のデータ転送時に撮影した写真を、算出部24で画像比較し、例えば商品の配置が大きく乱れているなどを判断し、その結果を商品ケースの状況を知らせるデータと併せて商品ケース管理サーバ61に送信する。商品ケース管理サーバ61において、図9に示す表を表示する際に、画像比較の結果を受け、例えばアラートを表示することができる。
商品を購入した際の決済は、電子決済や、例えば商品ボックスに料金箱等を設置し、紙幣や硬貨等の現金で支払う方法等、様々な方法で行うことができる。商品補充時に、電子決済された金額、又は料金箱に投入された金額を確認する。その後に、手動で初期状態として通信部25から商品ケース管理サーバ61にデータを送信し、商品ケース管理サーバ61において、販売された商品の個数と商品1個当たりの値段から売上金額が計算され、補充員のモバイル端末に商品ケース管理サーバ61において計算された売上金額が送信される。補充員は、商品補充時に、電子決済された金額、又は料金箱に投入された金額と、商品ケース管理サーバ61において計算された売上金額が一致するかどうかを確認すればよい。
第1の実施形態に係る商品ケースは、商品の残個数を管理、販売する商品ケースとしたが、例えば、医薬品の販売において、商品箱の中の医薬品がどの程度使用されているかを、薬の瓶の中の錠剤の個数や、液体状の医薬品の残量を算出することによって、管理することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る商品ケース100の構成の一例を図10に示す。第2の実施形態に係る商品ケース100は、第1の収納部101a、第2の収納部101b、第3の収納部101c、第1の測定部102a、第2の測定部102b、第3の測定部102c、入力部103、算出部104、通信部105、第1の電力部106a、第2の電力部106b、第3の電力部106c、第4の電力部106d、第1のアナログ―デジタル変換部(ADC1)107a、第2のアナログ―デジタル変換部(ADC2)107b及び第3のアナログ―デジタル変換部(ADC3)107cを備える。第1の実施形態に係る商品ケースと比較すると、図1に示す第1の実施形態に係る商品ケース10は、商品箱13a〜13hを備え、図2に示すように、それぞれの商品箱13a〜13hはそれぞれ入力部23、算出部24、通信部25及び電力部26に接続されているが、図10に示す第2の実施形態に係る商品ケースは、第1の収納部101a、第2の収納部101b及び第3の収納部101cは共通の入力部103、算出部104及び通信部105に接続されている。入力部103としてディップスイッチを使用する場合、商品ケース100によって販売しうる商品と、ディップスイッチのスイッチ番号を対応させたうえで、更に収納部の識別番号と対応させる必要がある。
第1の測定部102a、第2の測定部102b及び第3の測定部102cにはそれぞれ第1の電力部106a、第2の電力部106b及び第3の電力部106cが電力を供給し、入力部103、算出部104及び通信部105には第4の電力部106dが電力を供給しているが、第1の測定部102a、第2の測定部102b、第3の測定部102c、入力部103、算出部104及び通信部105のすべてが単一の電源により電力を供給されてもよい。
第2の実施形態に係る商品ケース100は、商品ケース100が備えるすべての収納部及び測定部が、共通の入力部103、算出部104及び通信部105に接続されているため、商品ケース100が備えるすべての測定部から得られるデータを相互に関連付けて処理してもよい。例えば、収納部から商品を取り出し、誤って別の収納部に戻したとき、どの収納部からどの収納部へ商品を移動させたのかの特定を試みてもよい。収納部Aから取り出した1個の重量が30グラムの商品aを、誤って1個の重量が40グラムの別の商品bが10個収納されている収納部Bに入れたとする。収納部Bに収納されている商品a及び商品bの総重量は430グラムとなり、商品bの1個当たりの重量40グラムで割ったとき、商は10、余りは30になる。このような場合、どの収納部から別の収納部に商品が移ったかの特定を試みてもよい。即ち、算出部には商品ケース100が備えるすべての収納部に収納されている各商品の重量が記憶されているので、収納部Bに収納されている商品の総重量430グラムから収納部Bとは異なる収納部に収納されている商品の重量を差し引き、商品bの重量40グラムで割り切れれば、この収納部Bとは異なる収納部に収納されている商品が誤って収納部Bに入れられた可能性があることがわかる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態に係る商品ケース及び第2の実施形態に係る商品ケースは、配置販売に使用される商品ケースとしたが、消耗品の管理や道具の持ち出しの管理等、物品の管理に利用してもよい。例えば、商業施設や公共のトイレ内のトイレットペーパーの在庫管理に応用してもよい。
商業施設や公共のトイレ内に、予備用のトイレットペーパーを備え付けておき、トイレの清掃員が消費した分のトイレットペーパーを補充するといった場合に、備え付けの予備用のトイレットペーパーの残個数を把握していれば、トイレットペーパー等の消耗品の保管庫から消費した個数分だけ運べばよい。
第3の実施形態に係る物品ケースの構成の一例を図11に示す。図2に示す第1の実施形態に係る商品ケースに収納される商品箱20の構成と図11に示す物品ケース110の構成を比較すると、図2に示す入力部23が図11において省略されている。第1の実施形態に係る商品ケースでは、収納部21には複数の種類の商品から選択した1種類の商品を収納するが、第3の実施形態に係る物品ケース110では、収納部111に1種類のトイレットペーパーのみを収納するとみなせるためである。
測定部112において収納部111に収納された予備用のトイレットペーパーの総重量を測定したのち、総重量のデータはアナログ―デジタル変換部(ADC)117を介して算出部114に入力される。算出部114において収納部111に収納されたトイレットペーパーの総重量と1個当たりの重量から、収納部111に収納されたトイレットペーパーの個数を算出する。通信部115から、図6に示す商品ケース管理サーバ61と同様のサーバに対して、予備用のトイレットペーパーの残個数と、トイレの識別番号を送信する。
収納部111の形状は、収納されたトイレットペーパーの総重量が計測できる機能を備えていれば、蓋の付いたケース状でもよいし、上にトイレットペーパーを積み上げて保管するマット状であってもよい。図12に、第3の実施形態に係る物品ケース120の一例を示す。図12に示す物品ケース120は、ラック形状のトイレットペーパーの収納ケースであり、例えばトイレの個室内に設置してもよい。蓋124を開け、トイレットペーパーを投入し、筒形収納部121にトイレットペーパー122を収納する。筒形収納部121の底面には、筒形収納部121に収納されているトイレットペーパーの総重量を計測可能な計測機能123を備えている。図12に示す筒形収納部121、計測機能123は、それぞれ、図11に示す収納部111、測定部112に相当する。
図13に、第3の実施形態に係る物品ケース130の別の一例を示す。マット状収納部131の上に、予備用のトイレットペーパー132が積み上げて保管されており、例えばトイレの物品保管庫等に設置してもよい。マット状収納部131は、マット状収納部131の裏面に重量計測機能を備えており、マット状収納部131の上に積み上げられたトイレットペーパーの総重量を計測できる。
第3の実施形態に係る物品ケースは、商業施設や公共のトイレ内のトイレットペーパーの在庫管理だけでなく、例えば、駅構内や屋外などに設置されたごみ箱の中に投入されたごみの量を把握し、ごみ箱を管理する、公共の喫煙所に設置された、吸い殻等を投入できる吸い殻タンクを備えたスタンド型灰皿を管理する、等に応用してもよい。
また、工場や作業現場などでの工具の持ち出しの管理においては、例えば、商品箱として工具の型を模した容器を設置するなどしてどの商品箱にどの工具を収納するかを決めておき、持ち出し状況を可視化したのち、工具を持ち出してからの時間が閾値を超えるとアラームが動作するように設定する等で工具の持ち出しを管理することができる。建設現場、工場などでの消耗品に対しても、在庫管理、補充等ができる。対象となる物品を重量で管理するので、例えば、塗料やニスなどの液体、ネジ等の小さな部品も管理することができる。
以上、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10 商品ケース
11 ケース
12a、12b、12c 引き出し
13a〜13h、20 商品箱
14a〜14d 商品
21、111、 収納部
22、112 測定部
23、103 入力部
24、104、114 算出部
25、105、115 通信部
26、116 電力部
27、117 アナログ―デジタル変換部(ADC)
31 土台
60 商品ケース管理システム
61 商品ケース管理サーバ
611 受信部
612 記憶部
613 判定部
614 送信部
62a 第1の商品ケース
62b 第2の商品ケース
62c 第3の商品ケース
63 メールサーバ
64 営業所のコンピュータ
65 モバイル端末
66 無線通信回路
101a 第1の収納部
101b 第2の収納部
101c 第3の収納部
102a 第1の測定部
102b 第2の測定部
102c 第3の測定部
106a 第1の電力部
106b 第2の電力部
106c 第3の電力部
106d 第4の電力部
107a 第1のアナログ―デジタル変換部(ADC1)
107b 第2のアナログ―デジタル変換部(ADC2)
107c 第3のアナログ―デジタル変換部(ADC3)
110、120、130 物品ケース
121 筒形収納部
124 蓋
131 マット状収納部
122、132 トイレットペーパー

Claims (13)

  1. 搭載されている物品の総重量を測定する測定部と、
    前記物品の1個当たりの重量に基づいて前記物品の残個数を算出する算出部と、
    所定期間ごとに前記残個数を送信する通信部と、
    前記測定部と、前記算出部と、前記通信部とに電力を供給する電池と
    を備えることを特徴とする物品ケース。
  2. 前記測定部はロードセルであることを特徴とする請求項1に記載の物品ケース。
  3. 前記算出部に、前記物品の1個当たりの前記重量を特定させる入力部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品ケース。
  4. 前記入力部はディップスイッチであり、前記入力部は、前記ディップスイッチのスイッチ番号を指定することで前記算出部に前記物品の1個当たりの前記重量を特定させることを特徴とする請求項3に記載の物品ケース。
  5. 前記入力部は、前記算出部に、前記物品の1個当たりの前記重量とともに、前記物品を一意に特定できる識別番号を特定させることを特徴とする請求項3又は4に記載の物品ケース。
  6. 前記通信部はWi−Fi又はLTEによって通信を行うことを特徴とする請求項1乃至5に記載の物品ケース。
  7. 前記測定部を複数個備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の物品ケース。
  8. 前記測定部、前記算出部及び前記通信部のそれぞれを複数個備えることを特徴とする請求項7に記載の物品ケース。
  9. 前記通信部は、前記電池の残量を更に送信することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の物品ケース。
  10. 前記算出部に接続され、前記入力部が特定する前記識別番号と前記物品の1個当たりの前記重量とを算出部に登録することができる設定部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の物品ケース。
  11. 前記物品の画像を撮影する撮像部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の物品ケース。
  12. 物品ケースを管理する物品ケース管理システムであって、
    前記物品ケース管理システムは、1又は複数の物品ケースと、物品ケース管理サーバと、端末装置とを備え、
    前記1又は複数の物品ケースのそれぞれは、搭載されている物品の総重量を計測する手段と、前記総重量と前記物品の1個当たりの重量とに基づいて前記物品の残個数を計算する手段と、前記残個数を前記物品ケース管理サーバに送信する手段とを備え、
    前記物品ケース管理サーバは、前記計算結果を格納する格納手段と、格納された前記計算結果から前記物品を補充すべき個数を決定する判定手段と、前記補充すべき個数を前記端末装置に通知する送信手段とを備え、
    前記端末装置は、前記物品ケース管理サーバから前記補充すべき個数を受信する受信手段と、前記補充すべき個数を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする物品ケース管理システム。
  13. 前記判定手段は、前記物品を補充すべきタイミング又は前記物品を入れ替えるべきタイミングを判定し、前記送信手段は、前記物品を補充すべきタイミング又は前記物品を入れ替えるべきタイミングを前記端末装置に通知し、前記受信手段は、前記物品ケース管理サーバから前記物品を補充すべきタイミング又は前記物品を入れ替えるべきタイミングを受信し、前記表示手段は、前記物品を補充すべきタイミング又は前記物品を入れ替えるべきタイミングを表示するように更に構成されることを特徴とする請求項12に記載の物品ケース管理システム。
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