JP2021009787A - 電源装置とこの電源装置を備える電動車両及び蓄電装置 - Google Patents

電源装置とこの電源装置を備える電動車両及び蓄電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電池セルへのセパレータの位置決めを容易にして、安価に多量生産する。【解決手段】電源装置は、外形を角形とし、一対の主面1Aを有する外装缶11と、外装缶11の一面を構成する封口板12と、封口板12に設けられた一対の電極端子13とを備える複数の電池セル1と、複数の電池セル1同士の間に介在される一以上のセパレータ2と、複数の電池セル1を積層した電池積層体10の両端面に配置してなる一対のエンドプレート3と、電池積層体10の対向する側面にそれぞれ配置されて、エンドプレート3同士を締結する複数のバインドバー4とを備えている。セパレータ2は、電池セル1の主面1Aに対して位置決めされた状態に保持されるように、相対位置を規制する位置決め機構5を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、多数の電池セルを積層している電源装置と、この電源装置を備える電動車両及び蓄電装置に関する。
多数の電池セルを積層している電源装置は、電動車両の駆動用の電源装置や蓄電用の電源装置等に利用されている。このような電源装置は、充放電可能な複数の電池セルを複数枚積層し、電池セル同士の間には絶縁性のセパレータを介在させている。
電池セルは、万が一の内部短絡等で熱暴走を起こすと激しく発熱する。近年の電池セルの高容量化の要求に伴い、発熱量も増す傾向にある。加えて、電源装置の高出力化、高容量化のため、電池セルの積層数も増えている。電池セルの積層数が増えると、熱暴走して高温に発熱した電池セルが隣の電池セルを加熱して熱暴走を誘発し類焼する危険性が高くなり、このように類焼した場合でも他の電池セルに影響を与えないよう、セパレータの断熱性能も高性能化が求められている。
断熱性を高めたセパレータとして、シリカエアロゲルを使用するセパレータが開発されている。このセパレータは、熱伝導率が0.02W/m・Kと極めて低いシリカエアロゲルを繊維シートの隙間に充填したもので、優れた断熱特性を実現する。このセパレータは電池セルの主面を覆う位置に保持する必要があるため、従来は、両面テープで電池セルの主面に貼り付けていた。しかしながらこの方法では、両面テープの貼付といった作業を要する上、これらの材料コストもかかるという問題があった。
特開2015−60759号公報
本発明の目的の一は、電池セルへのセパレータの位置決めを容易にして、安価に多量生産できる技術を提供することにある。
本発明のある態様に係る電源装置は、外形を角形とし、一対の主面1Aを有する外装缶11と、外装缶11の一面を構成する封口板12と、封口板12に設けられた一対の電極端子13とを備える複数の電池セル1と、複数の電池セル1同士の間に介在される一以上のセパレータ2と、複数の電池セル1を積層した電池積層体10の両端面に配置してなる一対のエンドプレート3と、電池積層体10の対向する側面にそれぞれ配置されて、エンドプレート3同士を締結する複数のバインドバー4とを備えている。セパレータ2は、電池セル1の主面1Aに対して位置決めされた状態に保持されるように、相対位置を規制する位置決め機構5を有している。
本発明のある態様に係る電動車両は、上記電源装置100と、電源装置100から電力供給される走行用のモータ93と、電源装置100及びモータ93を搭載してなる車両本体91と、モータ93で駆動されて車両本体91を走行させる車輪97とを備えている。
本発明のある態様に係る蓄電装置は、上記電源装置100と、電源装置100への充放電を制御する電源コントローラ88と備えて、電源コントローラ88でもって、外部からの電力により電池セル1への充電を可能とすると共に、電池セル1に対し充電を行うよう制御している。
以上の電源装置は、電池セルへのセパレータの位置決めを容易にして、安価に多量生産できる特長が実現できる。
本発明の一実施形態に係る電源装置の斜視図である。 図1に示す電源装置の垂直断面図である。 図1に示す電源装置の水平断面図である。 セパレータと電池セルを示す斜視図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 図9に示すセパレータと電池セルの積層状態を示す垂直断面図である。 他の実施例に係るセパレータと電池セルを示す分解斜視図である。 エンジンとモータで走行するハイブリッド車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 蓄電用の電源装置に適用する例を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置は、外形を角形とし、一対の主面を有する外装缶と、外装缶の一面を構成する封口板と、封口板に設けられた一対の電極端子とを備える複数の電池セルと、複数の電池セル同士の間に介在される一以上のセパレータと、複数の電池セルを積層した電池積層体の両端面に配置してなる一対のエンドプレートと、電池積層体の対向する側面にそれぞれ配置されて、エンドプレート同士を締結する複数のバインドバーとを備えている。セパレータは、電池セルの主面に対して位置決めされた状態に保持されるように、相対位置を規制する位置決め機構を有している。
以上の電源装置は、セパレータを位置決め機構を利用して電池セルの主面に対し、位置決めした姿勢で保持できるため、従来のようなセパレータに対する両面テープの貼付といった作業を不要にできる利点が得られる。
本発明の第2の実施形態に係る電源装置は、位置決め機構が、セパレータの上端を折曲した折曲部で、折曲部を封口板に係止して、セパレータを電池セルの主面に位置決めしている。上記構成により、セパレータの上端を折曲するという簡単な構成によって、セパレータを電池セルに対して位置決めできるようになる。
本発明の第3の実施形態に係る電源装置は、折曲部が、電極端子に引っ掛ける引掛部を有している。上記構成により、電極端子を利用してセパレータを引っ掛けて容易に位置決めすることができる。
本発明の第4の実施形態に係る電源装置は、電池セルが、封口板に安全弁の開口部を有しており、開口部に対向して折曲部を配置している。上記構成によれば、電池セルの内圧上昇により安全弁が開放されて高温のガスが排出される際に、安全弁の開口部に対向して配置された折曲部で排出ガスのエネルギーを吸収して熱による弊害を低減できる。
本発明の第5の実施形態に係る電源装置は、2枚のセパレータが折曲部で連結されており、折曲部を電池セルの上面に係止する状態で、それぞれのセパレータを電池セルの両側の主面に配置している。上記構成によると、一つの電池セルユニットの両面に対して、セパレータを簡単かつ確実に配置できる。
本発明の第6の実施形態に係る電源装置は、電池セルが、主面に一以上の突起を形成しており、位置決め機構が、突起を挿入するようにセパレータに形成された開口窓または凹部であり、開口窓または凹部に、突起に挿入して、セパレータを電池セルの主面に位置決めしている。上記構成により、開口窓または凹部を突起に挿入するという簡単な構成によって、セパレータを電池セルに対して位置決めできる。
本発明の第7の実施形態に係る電源装置は、突起が樹脂製またはゴム製の成形体で、主面に接着して固定している。上記構成により、樹脂成形により安価に製造される突起を使用しながら、電池セルの主面に接着して容易に突起を配置できる。
本発明の第8の実施形態に係る電源装置は、セパレータを、無機粉末と繊維強化材とのハイブリッド素材としている。さらに、本発明の第9の実施形態に係る電源装置は、無機粉末をシリカエアロゲルとしている。以上のセパレータは、隣接する電池セル間に挟まれて、隣接する電池セルを断熱する。とくに、ハイブリッド素材であるセパレータは、熱暴走して高温に発熱した電池セルが隣の電池セルを加熱して熱暴走が誘発されるのを効果的に抑制する。さらに、このセパレータは、積層される電池セルを絶縁する絶縁シートとしても機能する。
本発明の第10の実施形態に係る電源装置は、セパレータがハイブリッド素材の表面に保形部材を備えており、保形部材を介して所定の形状に保持されている。
本発明の第11の実施形態に係る電源装置は、セパレータの厚さを、0.5mm以上であって3mm以下としている。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想の具体例を示すものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る電源装置100の斜視図を図1に、垂直断面図を図2に、水平断面図を図3にそれぞれ示す。これらの図に示す電源装置100は、外形を角形とし、一対の主面1Aを有する外装缶11と、外装缶11の一面を構成する封口板12と、封口板12に設けられた一対の電極端子13とを備える複数の電池セル1と、複数の電池セル1同士の間に介在される一以上のセパレータ2と、複数の電池セル1を積層した電池積層体10の両端面に配置してなる一対のエンドプレート3と、電池積層体10の対向する側面にそれぞれ配置されて、エンドプレート3同士を締結する複数のバインドバー4とを備えている。
(電池セル1)
電池セル1は、幅広面である主面1Aの外形を四角形とする角形電池であって、幅よりも厚さを薄くしている。電池セル1は、リチウムイオン二次電池などの非水系電解液二次電池である。電池セル1をリチウムイオン二次電池とする電源装置100は、容積と重量に対する充放電容量を大きくできる。ただし、電池セルは、リチウムイオン二次電池には特定されず、充電できる全ての電池、たとえばニッケル水素電池なども使用できる。
電池セル1は、正負の電極板を積層した電極体を外装缶11に収納して、電解液を充填して気密に密閉している。外装缶11は、外形を角形として、一対の主面1Aを有すると共に、底を閉塞する四角い筒状に成形しており、この上方の開口部を金属板の封口板12で気密に閉塞している。外装缶11は、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属板を深絞り加工して製作される。封口板12は、外装缶11と同じように、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属板で製作される。封口板12は、外装缶11の開口部に挿入され、封口板12の外周と外装缶11の内周との境界にレーザ光を照射して、封口板12を外装缶11にレーザ溶接して気密に固定している。
電池セル1は、図において上面である封口板12を端子面1Xとして、この端子面1Xの両端部に正負の電極端子13を固定している。電極端子13は、突出部を円柱状としている。ただ、突出部は、必ずしも円柱状とする必要はなく、多角柱状又は楕円柱状とすることもできる。さらに、封口板12は、正負の電極端子13の間に、安全弁14の開口部15を設けている。安全弁14は、電池セル1の内圧が設定値よりも高くなると開弁して内部のガスを放出し、電池セル1の内圧上昇を防止すると共に、外装缶11や封口板12の破損を防止する。また、電池セル1は、表面を絶縁材で被覆することもできる。例えば、PET樹脂等のシュリンクチューブを使用し、電池セル1の電極部分を除く外装缶11の表面に熱収縮させたシュリンクチューブを密着させてもよい。
(電池積層体10)
複数の電池セル1は、各電池セル1の厚さ方向が積層方向となるように積層されて電池積層体10を構成している。電池積層体10は、正負の電極端子13を設けている端子面1X、図1においては封口板12が同一平面となるように、複数の電池セル1を積層している。電池積層体10は、隣接する電池セル1の正負の電極端子13に金属製のバスバー(図示せず)が接続されて、バスバーでもって複数の電池セル1を直列又は並列に、あるいは直列と並列に接続される。直列に接続される電池セルは、外装缶に電位差が発生するので、セパレータで絶縁して積層する。並列に接続される電池セルは、外装缶に電位差は発生しないが、熱暴走の誘発を防止するために、セパレータで断熱して積層する。図に示す電池積層体10は、12個の電池セル1を直列に接続している。ただ、本発明は、電池積層体10を構成する電池セル1の個数とその接続状態を特定しない。
(セパレータ2)
電池積層体10は、図2及び図3に示すように、積層している電池セル1の間、及び両端の電池セル1とエンドプレート3との間にセパレータ2を配置している。図に示すセパレータ2は、電池セル1の主面1Aに沿う形状であって、主面1Aとほぼ等しい大きさ、あるいはやや小さい外形を有するシート状またはプレート状としており、電池セル1の主面1Aに対向して配置している。セパレータ2は、積層している電池セル1の間に挟まれて、電池セル1の主面1Aに面接触状態に積層されて、隣接する電池セル1を絶縁し、さらに電池セル1間における熱伝導を遮断する。
セパレータ2は、全体を無機粉末と繊維強化材とのハイブリッド素材としている。無機粉末は好ましくはシリカエアロゲルである。このハイブリッド素材は、繊維の微細な隙間に、熱伝導率の低い微細なシリカエアロゲルを充填している。シリカエアロゲルは担持されて繊維強化材の隙間に配置される。このハイブリッド素材は、繊維強化材の繊維シートと、ナノサイズの多孔質構造を有するシリカエアロゲルとからなり、シリカエアロゲルのゲル原料を、繊維に含浸して製造される。シリカエアロゲルを繊維シートに含浸した後、繊維を積層し、ゲル原料を反応させて湿潤ゲルを形成し、さらに湿潤ゲル表面を疎水化、熱風乾燥して製造される。繊維シートの繊維は、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。ただ、繊維シートの繊維は、難燃処理を施した酸化アクリル繊維やグラスウールなどの無機繊維も使用できる。
繊維強化材は、好ましくは繊維径を0.1〜30μmとする。繊維強化材は、繊維径を30μmより細くし、繊維による熱伝導を小さくして、ハイブリッド素材の断熱特性を向上できる。シリカエアロゲルは、90%〜98%を空気で構成している無機質の微粒子で、ナノオーダの球状体が結合したクラスタで形成される骨格間に微細孔があって、三次元的な微細な多孔性構造をしている。
シリカエアロゲルと繊維強化材とのハイブリッド素材は、薄くて優れた断熱特性を示す。このハイブリッド素材からなるセパレータ2は、電池セル1が熱暴走して発熱するエネルギーを考慮して、電池セル1の熱暴走の誘発を阻止できる厚さに設定する。電池セル1が熱暴走して発熱するエネルギーは、電池セル1の充電容量が大きくなると大きくなる。したがって、セパレータ2の厚さは、電池セル1の充電容量を考慮して最適値に設定される。たとえば、充電容量を5Ah〜20Ahとするリチウムイオン二次電池を電池セル1とする電源装置は、ハイブリッド素材の厚さを0.5mm〜3mm、最適には約1mm〜2.5mmとする。ただし、本発明はハイブリッド素材の厚さを以上の範囲に特定するものでなく、ハイブリッド素材の厚さは、繊維シートとシリカエアロゲルからなる熱暴走の断熱特性と、電池セルの熱暴走の誘発を防止するために要求される断熱特性を考慮して最適値に設定される。
さらに、セパレータ2は、電池セル1の主面1Aに対して位置決めされた状態に保持されるように、相対位置を規制する位置決め機構5を有している。図4に示すセパレータ2は、上端を折曲して折曲部22を設けておりこの折曲部22を位置決め機構5として、電池セル1の上面である端子面1Xに係止する構造としている。図4に示すセパレータ2は、電池セル1の主面1Aに沿う四角形状の本体部20と、この本体部20の上端から突出する突出部21とを備えており、この突出部21を中間部でL字状に折曲することにより折曲部22を設けている。図に示す本体部20は、その外形を電池セル1の主面1Aの外形よりもひとまわり小さな外形の四角形状としており、上端から突出する突出部21の中間部を折曲することで、本体部20を主面1Aの中央部に配置できるようにしている。ただ、セパレータは、本体部の上端に沿って折曲部を設けることもできる。このセパレータは、本体部の上端縁を電池セルの上端縁に沿って配置される。
折曲部22は、好ましくは本体部20に対してL字状に折曲された姿勢に保持される。折曲部22を折曲された姿勢に保持するために、セパレータ2は、例えば、ハイブリッド素材の表面に保形部材を設けることができる。このような保形部材として、例えば、ハイブリッド素材の少なくとも片側面に積層して設けた保形シートとすることができる。保形シートには、たとえば熱可塑性樹脂のプラスチックシートを使用する。プラスチックシートは厚さで保形性を調整できるので、保形シートには、たとえば、厚さを0.1mmとする硬質プラスチックシートを使用する。セパレータ2は、ハイブリッド素材の少なくと片面に保形シートを接着して設けることができる。ただ、保形シートは、ハイブリッド素材の両面に設けて、保形性をより高くすることもできる。保形シートは、ハイブリッド素材に積層された状態で、ハイブリッド素材を所定の形状を保持できる保形性を有するものが使用できる。ハイブリッド素材に積層される保形シートが所定の形状に保持されることで、折曲部22を本体部20に対して折曲された姿勢に保持して、セパレータ2を電池セル1の定位置に配置できる。
さらに、セパレータ2は、保形部材として、ハイブリッド素材の表面に塗布されて、セパレータ2の形状、特に折曲部22の形状を保形できる樹脂や接着剤等も使用できる。このような樹脂として、例えば、熱硬化性樹脂が使用できる。熱硬化性樹脂は、ハイブリッド素材の表面に塗布されると共に、折曲部を折曲した形状で加熱することで硬化されて、セパレータを所定の形状に保持する。このような熱硬化性樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン等が使用できる。ただ、セパレータは、熱硬化性樹脂に代わって、塗布後、時間経過により硬化される樹脂や接着剤等も使用できる。
図4に示すセパレータ2は、折曲部22を電池セル1の上面の中央部に係止する構造としている。このセパレータ2は、封口板12の中央部に設けた安全弁14の開口部15に対向して、折曲部22を配置している。このセパレータ2は、折曲部22を封口板12の開口部15に対して正確に配置することで本体部20を主面1Aの定位置に配置できる。また、安全弁14の開口部15に対して折曲部22を配置するので、電池セル1の内圧上昇により安全弁14から排出される高温の排出ガスのエネルギーを折曲部22で吸収して排出ガスによる弊害を低減できる特徴がある。
図4に示す折曲部22の長さ(d)は、電池セル1の上面の横幅(D)とほぼ等しくしている。このように、折曲部22の長さ(d)を長くすることで、より安定して電池セル1の上面に係止できる。また、折曲部22は横幅(w)を広くすることで、電池セル1の上面の広い範囲をカバーすることができる。これにより、安全弁14の開口部15だけでなくその周辺領域を含む広い領域を被覆して、これらの部分を断熱できる特徴もある。
さらに、折曲部22は、図4の鎖線で示すように、先端縁からさらに突出して反対側の主面1A側に係止される係止片23を設けることもできる。この構造は、折曲部22をより確実に電池セル1の上面に係止できる特徴がある。図に示す折曲部22は、係止片23を折曲部22の両側縁から外側に突出させて設けている。この係止片23は、複数の電池セル1を積層する状態で、隣接する電池セル1に係止される折曲部22との干渉を防止できるので、電池積層体10が厚くなるのを防止できる。
さらに、図5に示すセパレータ2は、左右の2カ所に折曲部22を設けており、この折曲部22には、電池セル1の電極端子13に引っかける引掛部24を設けている。図に示す引掛部24は、電極端子13の後端部に設けた四角形状の台座部13Aを案内する開口部24Aを設けており、この開口部24Aに台座部13Aを案内する状態で、折曲部22を電池セル1の上面の定位置に配置できるようにしている。このように、左右の電極端子13を利用してセパレータ2を位置決めする構造は、主面1Aに対する本体部20の左右位置を正確に位置決めしながら定位置に配置できる特長がある。また、引掛部24を電極端子13の台座部13Aに係止するので、台座部13Aの表面を折曲部22で被覆することなく、バスバー(図示せず)を面接触させて電気接続できる。
さらに、折曲部22を介して電池セル1に係止されるセパレータ2は、図6に示すように、2枚のセパレータ2を折曲部22で連結する構造とすることもできる。このセパレータは、2枚のセパレータ2を中間の折曲部22で連結してなる構造としている。このセパレータ2は、電池セル1の上面に折曲部22を配置する状態で、両側のセパレータ2を電池セル1の対向する主面1Aに対して配置できる。このため、電池セル1に係止したセパレータ2が外れ落ちるのを防止しながら、効率よく組み立てできる。また、この構造は、2枚のセパレータ2を1つの電池セルの両側の主面1Aに配置できるので、電池積層体10を製造する際には、2枚のセパレータ2を装着した電池セル1と、セパレータ2を装着しない電池セル1とを交互に積層しながら効率よく組み立てできる。
さらに、セパレータは、電池セルの主面に一以上の突起を設けると共に、この突起を挿入する開口窓または凹部をセパレータに設けて位置決め機構を構成することもできる。図7に示す電池セル1は、主面1Aの上部の左右に円柱状の突起19を設けている。図に示す突起19は、樹脂製またはゴム製の成形品で、接着等により電池セル1の主面1Aの定位置に固定されている。ここで接着とは、粘着も含む広い意味で使用する。
セパレータ2は、この突起19と対向する位置であって、上部の左右に位置決め機構5として開口窓25を設けている。開口窓25は、突起19を案内できる形状であって、図7に示す開口窓25は、円柱状の突起19の外形に沿う丸穴としている。このセパレータ2は、開口窓25に突起19を案内する状態で重ねられて、主面1Aの定位置に装着される。
さらに、電池セル1の主面1Aに設ける突起19は、図8に示すように、主面1Aに上下左右にわたって複数を設けることもできる。図に示す電池セル1は、3段5列にわたって15個の突起19を設けている。したがって、セパレータ2は、これらの突起19を挿入できるように、これらの突起19と対向する位置に複数の開口窓25を設けて位置決め機構5としている。これらの突起19も円柱状としており、開口窓25も丸穴としている。ただ、突起は、形状や個数、配列を種々に変更することができ、セパレータに設ける開口窓もこれらの突起を挿入できる位置に形成される。
さらに、図9に示す電池セル1は、主面1Aの上部と下部に幅方向に延びる2列の突起19を設けている。図に示す突起19は、正面視において細長い帯状に形成されている。したがって、セパレータ2には、これらの突起19を案内できるように、2列の細長い開口窓25を設けている。
図7〜図9に示す突起19は、セパレータ2の厚さと等しい高さとなるように成形している。ただ、突起は、セパレータの厚さよりも低く形成し、あるいはやや高く形成することもできる。このようにして、開口窓25に配置される突起19は、例えば、図10に示すように、隣接する2つの電池セル1の間に配置された状態で、隣接する電池セル1の間に配置されて、対向する主面1A同士を所定の間隔で保持するスペーサとして機能させることができる。このようにして配置される突起19は、弾性変形できる樹脂やゴムで成形することで、電池セル1の膨張を吸収しつつ、セパレータ2に強い押圧力が作用するのを防止してセパレータ2を保護できる特徴もある。
さらに、図11に示す電池セル1は、リング状の突起19を設けている。図の突起19は、電池セル1の主面1Aの外形に沿う四角形状のリング状としている。さらに、図11に示すセパレータ2は、この形状の突起19を挿入する案内する位置決め機構5として、リング状の突起19を案内できるリング状の凹部26を形成している。このセパレータ2は、凹部26に突起19を挿入する状態で電池セル1の主面1Aに対して所定の位置に配置されると共に、隣接する電池セル1に挟着されて電池セル1の間に配置される。このように、電池セル1に設けた突起19を案内する位置決め機構5は凹部26とすることもできる。このような突起19は、セパレータ2の厚さよりも低く形成される。
セパレータ2は、各々の電池セル1の間に積層されるので、厚いセパレータ2は電池積層体10を大きくする。電池積層体10を小形化することから、セパレータ2はできる限り薄くすることが要求される。電源装置において、容積に対する充電容量は極めて大切な特性である。電源装置100は、電池ブロック10を小形化して充電容量を大きくするために、セパレータ2には、ハイブリッド素材を薄くして、電池セル1の熱暴走の誘発を阻止する特性が要求される。
以上の電源装置100は、電池セル1を充電容量を6Ah〜80Ahとする角形電池セルとし、セパレータ2のハイブリッド素材を、繊維シートにシリカエアロゲルを充填している厚さが1mmである「パナソニック製のNASBIS(登録商標)」として、特定の電池セル1を強制的に熱暴走させて、隣接する電池セル1への熱暴走の誘発を防止できる。
(エンドプレート3)
エンドプレート3は、図1〜図3に示すように、電池積層体10の両端に配置されて、電池積層体10を両端から挟着している。エンドプレート3は、電池セル1の外形とほぼ等しい形状と寸法の四角形で、全体を金属で製作している。金属製のエンドプレート3は、優れた強度と耐久性を実現できる。電池積層体10の両端に配置される一対のエンドプレート3は、電池積層体10の両側面に沿って配置される複数のバインドバー4を介して締結される。
(バインドバー4)
バインドバー4は、電池積層体10の対向する両側面に配置されて、電池積層体10の両端面に配置された一対のエンドプレート3を締結している。バインドバー4は、図1と図2に示すように、電池積層体10の積層方向に延長されており、一対のエンドプレート3を所定の寸法に固定して、その間に積層される電池セル1を所定の加圧状態に固定している。バインドバー4は、電池積層体10の側面に沿う所定の幅と所定の厚さを有する金属板である。バインドバー4は、強い引張力に耐える金属板が使用される。図のバインドバー4は、電池積層体10の側面を被覆する上下幅の金属板としている。金属板からなるバインドバー4は、プレス成形等により折曲加工されて所定の形状に形成される。図に示すバインドバー4は、上下の端縁部を折曲加工して、折曲部4aを形成している。上下の折曲部4aは、電池積層体10の左右の両側面において、電池積層体10の上下面を隅部から覆う形状としている。図に示すバインドバー4は、複数の固定ピン6を介してエンドプレート3の両側面に固定している。
以上の電源装置は、電動車両を走行させるモータに電力を供給する車両用の電源として利用できる。電源装置を搭載する電動車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、あるいはモータのみで走行する電気自動車等の電動車両が利用でき、これらの車両の電源として使用される。なお、車両を駆動する電力を得るために、上述した電源装置を直列や並列に多数接続して、さらに必要な制御回路を付加した大容量、高出力の電源装置100を構築した例として説明する。
(ハイブリッド車用電源装置)
図12は、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両HVは、車両本体91と、この車両本体91を走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、これらのエンジン96及び走行用のモータ93で駆動される車輪97と、モータ93に電力を供給する電源装置100と、電源装置100の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、電源装置100の電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、電源装置100の電池を充電する。なお、車両HVは、図12に示すように、電源装置100を充電するための充電プラグ98を備えてもよい。この充電プラグ98を外部電源と接続することで、電源装置100を充電できる。
(電気自動車用電源装置)
また、図13は、モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両EVは、車両本体91と、この車両本体91を走行させる走行用のモータ93と、このモータ93で駆動される車輪97と、このモータ93に電力を供給する電源装置100と、この電源装置100の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、電源装置100の電池を充電する。また車両EVは充電プラグ98を備えており、この充電プラグ98を外部電源と接続して電源装置100を充電できる。
(蓄電装置用の電源装置)
さらに、本発明は、電源装置の用途を、車両を走行させるモータの電源には特定しない。実施形態に係る電源装置は、太陽光発電や風力発電等で発電された電力で電池を充電して蓄電する蓄電装置の電源として使用することもできる。図14は、電源装置100の電池を太陽電池82で充電して蓄電する蓄電装置を示す。
図14に示す蓄電装置は、家屋や工場等の建物81の屋根や屋上等に配置された太陽電池82で発電される電力で電源装置100の電池を充電する。この蓄電装置は、太陽電池82を充電用電源として充電回路83で電源装置100の電池を充電した後、DC/ACインバータ85を介して負荷86に電力を供給する。このため、この蓄電装置は、充電モードと放電モードを備えている。図に示す蓄電装置は、DC/ACインバータ85と充電回路83を、それぞれ放電スイッチ87と充電スイッチ84を介して電源装置100と接続している。放電スイッチ87と充電スイッチ84のON/OFFは、蓄電装置の電源コントローラ88によって切り替えられる。充電モードにおいては、電源コントローラ88は充電スイッチ84をONに、放電スイッチ87をOFFに切り替えて、充電回路83から電源装置100への充電を許可する。また、充電が完了し満充電になると、あるいは所定値以上の容量が充電された状態で、電源コントローラ88は充電スイッチ84をOFFに、放電スイッチ87をONにして放電モードに切り替え、電源装置100から負荷86への放電を許可する。また、必要に応じて、充電スイッチ84をONに、放電スイッチ87をONにして、負荷86への電力供給と、電源装置100への充電を同時に行うこともできる。
さらに、電源装置は、図示しないが、夜間の深夜電力を利用して電池を充電して蓄電する蓄電装置の電源として使用することもできる。深夜電力で充電される電源装置は、発電所の余剰電力である深夜電力で充電して、電力負荷の大きくなる昼間に電力を出力して、昼間のピーク電力を小さく制限することができる。さらに、電源装置は、太陽電池の出力と深夜電力の両方で充電する電源としても使用できる。この電源装置は、太陽電池で発電される電力と深夜電力の両方を有効に利用して、天候や消費電力を考慮しながら効率よく蓄電できる。
以上のような蓄電装置は、コンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用または工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機や道路用の交通表示器などのバックアップ電源用などの用途に好適に利用できる。
本発明に係る電源装置は、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車、電気自動車、電動オートバイ等の電動車両を駆動するモータの電源用等に使用される大電流用の電源として好適に利用できる。例えばEV走行モードとHEV走行モードとを切り替え可能なプラグイン式ハイブリッド電気自動車やハイブリッド式電気自動車、電気自動車等の電源装置が挙げられる。またコンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用、工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機等のバックアップ電源用等の用途にも適宜利用できる。
100…電源装置
1…電池セル
1A…主面
1X…端子面
2…セパレータ
3…エンドプレート
4…バインドバー
4a…折曲部
5…位置決め機構
6…固定ピン
10…電池積層体
11…外装缶
12…封口板
13…電極端子
13A…台座部
14…安全弁
15…開口部
19…突起
20…本体部
21…突出部
22…折曲部
23…係止片
24…引掛部
24A…開口部
25…開口窓
26…凹部
81…建物
82…太陽電池
83…充電回路
84…充電スイッチ
85…DC/ACインバータ
86…負荷
87…放電スイッチ
88…電源コントローラ
91…車両本体
93…モータ
94…発電機
95…DC/ACインバータ
96…エンジン
97…車輪
98…充電プラグ
HV、EV…車両

Claims (13)

  1. 外形を角形とし、一対の主面を有する外装缶と、
    前記外装缶の一面を構成する封口板と、
    前記封口板に設けられた一対の電極端子と
    を備える複数の電池セルと、
    前記複数の電池セル同士の間に介在される一以上のセパレータと、
    前記複数の電池セルを積層した電池積層体の両端面に配置してなる一対のエンドプレートと、
    前記電池積層体の対向する側面にそれぞれ配置されて、前記エンドプレート同士を締結する複数のバインドバーと、
    を備え、
    前記セパレータは、前記電池セルの主面に対して位置決めされた状態に保持されるように、相対位置を規制する位置決め機構を有してなる電源装置。
  2. 請求項1に記載される電源装置であって、
    前記位置決め機構が、前記セパレータの上端に設けた折曲部であり、
    前記折曲部を前記封口板に係止して、前記セパレータを前記電池セルの主面に位置決めするよう構成してなる電源装置。
  3. 請求項2に記載される電源装置であって、
    前記折曲部が、前記電極端子に引っ掛ける引掛部を有してなる電源装置。
  4. 請求項2または3に記載される電源装置であって、
    前記電池セルが、前記封口板に安全弁の開口部を有しており、
    前記開口部に対向して前記折曲部を配置してなる電源装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載される電源装置であって、
    2枚の前記セパレータが前記折曲部で連結されており、
    前記折曲部を前記封口板に係止して、前記電池セルの両側の主面に前記セパレータを配置してなる電源装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記電池セルが、前記主面に一以上の突起を形成しており、
    前記位置決め機構が、前記突起を挿入するように前記セパレータに形成された開口窓または凹部であり、
    前記開口窓または前記凹部に、前記突起に挿入して、前記セパレータを前記電池セルの主面に位置決めするよう構成してなる電源装置。
  7. 請求項6に記載される電源装置であって、
    前記突起が樹脂製またはゴム製の成形体で、前記主面に接着して固定されてなる電源装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記セパレータが、
    無機粉末と繊維強化材とのハイブリッド素材であることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項8に記載される電源装置であって、
    前記無機粉末がシリカエアロゲルであることを特徴とする電源装置。
  10. 請求項8または9に記載される電源装置であって、
    前記セパレータが、前記ハイブリッド素材の表面に保形部材を備えており、前記保形部材を介して所定の形状に保持されてなる電源装置。
  11. 請求項8ないし10のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記セパレータの厚さが、0.5mm以上であって3mm以下であることを特徴とする電源装置
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の電源装置を備える電動車両であって、
    前記電源装置と、
    該電源装置から電力供給される走行用のモータと、
    前記電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、
    前記モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪と
    を備えることを特徴とする電動車両。
  13. 請求項1ないし11のいずれかに記載の電源装置を備える蓄電装置であって、
    前記電源装置と、
    該電源装置への充放電を制御する電源コントローラと
    を備え、
    前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記電池セルへの充電を可能とすると共に、該電池セルに対し充電を行うよう制御することを特徴とする蓄電装置。
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