JP2021009626A - 計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通過部内を通過する物品がシャッタにより阻止された後、阻止状態から開放されたときに物品が通過部内で架橋しない計数装置を提供する。【解決手段】計数装置100では、各第1検出器130のいずれかにより所定数N(例えば、N=100)を超える数の物品が検出された場合に物品が落下するまでにシャッタ120が閉じる。それゆえ、所定数Nを超える数の物品がシャッタ120より下流には導かれない。その結果、所定数Nの物品がシャッタ120より下流において確実に貯留される。さらに、計数装置100では、シャッタ120が閉状態から開状態に切り替わったときに、堰き止められていた複数の物品が、閉状態のときよりも広い面積で開放されるので、物品による架橋が抑制させる。【選択図】図1

Description

本発明は、物品の数を計測する計数装置に関する。
従来、錠剤等の物品を計数する計数装置が開発されている。例えば、特許文献1(特開2011−53976号公報)に記載の計数装置では、供給トラフ、整列トラフを経て通過部の上端に到達した物品が、通過部の上端から逐次自由落下する。通過部には、物品の通過を阻止するシャッタと、そのシャッタの上流となる位置に通過部を通過する物品を検出する検出器とが設けられている。検出器により所定数を超える数の物品が検出された場合に、シャッタが閉じて物品の通過を阻止する。
しかしながら、シャッタによって通過部に一時的に滞留した物品は、シャッタによる阻止状態から開放されても、物品がその形状またはその個数に起因して通過部内に架橋し、通過部内を詰まらせる。かかる場合、計数結果が不正確となる。
本発明の課題は、通過部内を通過する物品がシャッタにより阻止された後、阻止状態から開放されたときに物品が通過部内で架橋しない計数装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る計数装置は、通路と、計数部と、シャッタと、制御部とを備えている。通路は、第1側壁と第2側壁とに挟まれた空間であって、物品が落下しながら通過する。計数部は、通路を落下する物品の数を計る。シャッタは、スライドすることによって通路を閉める閉状態および通路を開ける開状態のいずれかの状態に切り替わる。制御部は、計数部が計る計数値に基づいてシャッタの状態を開状態または閉状態に切り替える。シャッタの設置位置における空間の水平投影面よりも、閉状態のシャッタにおいて物品を堰き止める面のほうが大きい。
この計数装置では、シャッタが閉状態から開状態に切り替わったときに、堰き止められていた複数の物品が、閉状態のときよりも広い面積で開放されるので、物品による架橋が抑制させる。その結果、物品が通過部で詰まることが抑制される。
本発明の第2観点に係る計数装置は、第1観点に係る計数装置であって、シャッタが傾斜面を有している。その傾斜面が物品を堰き止める。
この計数装置では、第1観点の効果以外に、傾斜面に当たった物品は真上に跳ね返らないので、当該物品が自由落下してくる後続の物品と衝突する確率が小さくなり、物品の通過が遅れて計数を誤らせるという事態を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る計数装置は、第1観点に係る計数装置であって、シャッタが湾曲面を有している。その湾曲面が物品を堰き止める。
この計数装置では、第1観点の効果以外に、湾曲面に当たった物品は真上に跳ね返らないので、当該物品が自由落下してくる後続の物品と衝突する確率が小さくなり、物品の通過が遅れて計数を誤らせるという事態を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る計数装置は、第1観点に係る計数装置であって、シャッタがL字状に交差する2面を有している。その2面が物品を堰き止める。
本発明の第5観点に係る計数装置は、第1観点に係る計数装置であって、シャッタがコの字状を成す3面を有し、その3面で物品を堰き止める。
本発明の第6観点に係る計数装置は、第1観点から第5観点のいずれか1つに係る計数装置であって、第2側壁と第3側壁とに挟まれた空間であって、物品が落下しながら通過する隣接通路をさらに備えている。計数部およびシャッタは通路ごとに設置されている。
本発明の第7観点に係る計数装置は、第6観点に係る計数装置であって、第2側壁の下端の高さ位置が、第1側壁および第3側壁の下端の高さ位置よりも高い。
本発明の第8観点に係る計数装置は、第6観点に係る計数装置であって、複数のシャッタが、一斉に開状態に切り替わる。
本発明に係る計数装置では、シャッタが閉状態から開状態に切り替わったときに、堰き止められていた複数の物品が、閉状態のときよりも広い面積で開放されるので、物品による架橋が抑制させる。その結果、物品が通過部で詰まることが抑制される。
本発明の一実施形態に係る計数装置の概略的な構成を示す模式的側面図。 図1の計数装置を示す正面図。 計数装置に用いられる電磁フィーダの一例を示す側面図。 整列トラフの詳細な構成を示す斜視図。 計数ブロック内の通過部の概略的構造を示す斜視図。 制御部の制御ブロック図。 計数装置の動作を示すチャート。 通路出口がシャッタによって閉じられる前の通過部の斜視図。 通路出口がシャッタによって閉じられた状態の通過部の斜視図。 第1変形例に係る計数装置であって、通路出口がシャッタによって閉じられる前の通過部の斜視図。 図9Aの通路出口がシャッタによって閉じられた状態の通過部の斜視図。 第2変形例に係る計数装置であって、通路出口がシャッタによって閉じられる前の通過部の斜視図。 図10Aの通路出口がシャッタによって閉じられた状態の通過部の斜視図。 第3変形例に係る計数装置の概略的な構成を示す模式的側面図。
以下、本発明の一実施形態に係る計数装置について図面を参照しながら説明する。
(1)計数装置100の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る計数装置100の構成を示す模式的側面図である。また、図2は、図1の計数装置100の正面図である。
図1および図2において、計数装置100では、例えば、錠剤等の物品が所定数(例えば100個)ごとに計数される。また、計数された物品群は袋又は容器等に入れられる。
計数装置100は、物品が載置される供給トラフ211と、整列トラフ210と、通過部110を有する計数ブロック111と、物品の通過を阻止するシャッタ120と、通過部110を通過する物品を検出する第1検出器130と、制御部150とを備えている。
(1−1)供給トラフ211および整列トラフ210
供給トラフ211は、電磁フィーダの電磁石によって物品を振動させ、物品を整列トラフ210上へ供給する。整列トラフ210も、同様に、電磁フィーダの電磁石により物品を振動させ、整列トラフ210上の物品を下流に搬送する。
図3は計数装置100に用いられる電磁フィーダ200の一例を示す側面図である。図3に示すように、電磁フィーダ200は、複数のコイルスプリング214を介して設置されるベース部材230と、その上方に配置された整列トラフ210とを有する。整列トラフ210の下面にはフレーム部材240が取り付けられている。
ベース部材230の取り付け面231とフレーム部材240の取り付け面241とにバネ体250が取り付けられている。また、ベース部材230の取り付け面232とフレーム部材240の取り付け面242とにバネ体260が取り付けられている。
このような構成において、整列トラフ210がバネ体250、260を介してベース部材230上に弾力的に支持されている。
ベース部材230上には電磁石270が設けられている。また、フレーム部材240の取り付け面241の背面には、電磁石270に近接するように磁性体280が取り付けられている。
電磁石270に通電した場合には、当該電磁石270の面から磁性体280に電磁吸引力が作用することにより、バネ体250、260は撓む。一方、電磁石270に対する通電を停止した場合には、バネ体250、260は撓み状態から復元する。したがって、電磁石270に対する間欠的な通電により整列トラフ210が矢印D3の方向に振動するようになっている。
図4は整列トラフ210の詳細な構成を示す斜視図である。図4において、整列トラフ210は物品がそれぞれ載置されるための複数の列212を含む。列212の数は例えば8列である。
整列トラフ210は、列212ごとに、それらの上流において、非直線的に形成された搬送経路213をそれぞれ有する。なお、物品は整列トラフ210により矢印D4の方向に沿って搬送される。
このように、非直線的に形成された搬送経路213を列212ごとに設けることにより、複数の物品が密着して群として搬送されている場合に、その群が搬送経路213において分離され易くなる。なお、供給トラフ211については、複数の列はなく平らな底であってもよい。
(1−2)計数ブロック111
図2に示すように、計数ブロック111上には上部ブロック112が設けられている。なお、上部ブロック112内にも物品が通過するための通過部が設けられている。
供給トラフ211および整列トラフ210上を搬送されてきた物品は、上部ブロック112の通過部を通過した後、計数ブロック111の通過部110を通過する。
通過部110の入口近傍の計数ブロック111において、投光器130aにより発せられた光が通過するための光通過部113(図5参照)が貫通するように形成されている。
(1−3)通過部110
通過部110は、列212ごとに設けられている。図5は、通過部110の斜視図である。図5において、光通過部113には、その内壁面に凹凸形状の凹凸処理部113aが形成されており、これにより投光器130aからの光が反射し難い構成となっている。このため、物品の通過時に生じる、受光器130bの受光量の減少が確実に抑えられる。
(1−4)シャッタ120
図1に示すように、シャッタ120は、通過部110の下部に移動可能に設けられている。シャッタ120は、物品の通過を遮蔽する。シャッタ120は、シリンダ121に接続されている。シャッタ120は矢印D1の方向に往復動する。これにより、シャッタ120は、通過部110を閉じ、または開くことができる。シャッタ120は、列212ごとに設けられている。シャッタ120については、後半で詳細を説明する。
(1−5)第1検出器130
第1検出器130は、光を発する投光器130aおよび当該投光器130aからの光を受ける受光器130bにより構成される。受光器130bは計数アンプ131に接続されている。
第1検出器130は、シャッタ120より上流に設けられた上記の光通過部113の高さに対応する位置に設けられている。第1検出器130は、列212ごとに設けられている。
なお、投光器130aおよび受光器130bによる検出領域は、光通過部113の大きさに充分対応したものであり、物品の通過を確実に検出できるように形成されている。
それにより、通過部110(図1)を通過する物品を個別に検出し易くなる。
(1−6)計数ホッパ170
計数ブロック111の下方には、通過部110に連通した計数ホッパ170が配設されている。計数ホッパ170は通過部110を通過してきた物品を受け取る。計数ホッパ170は、回動可能なホッパゲート170aと回動可能なNGゲート170bとが互いに密着するように合わさることにより、通過部110を通過してきた物品を受け取る部材となる。
ホッパゲート170aは連結部材180に軸支されており、当該連結部材180はシリンダ181に接続されている。シリンダ181が連結部材180を往復動させることにより、ホッパゲート170aは回動する。同様に、NGゲート170bについても、図示しない連結部材およびシリンダにより、回動するようになっている。
(1−7)漏斗191
漏斗191は、物品を良品として容器に投入する際に使用される。漏斗191は、ホッパゲート170aが図1正面視左側に回動した場合に計数ホッパ170内から落ちてくる物品を受け取ることが可能な位置に設けられている。
(1−8)貯留部192
貯留部192は、物品をNG品として貯留する際に使用される。貯留部192は、NGゲート170bが図1正面視右側に回動した場合に計数ホッパ170内から落ちてくる物品を受け取ることが可能な位置に設けられている。
(1−9)制御部150
図6は、制御部150の制御ブロック図である。図6において、制御部150は、CPU151と、CPU151に接続されるROM152、およびRAM153を含んでいる。
制御部150には、第1検出器130の受光器130bと繋がる計数アンプ131が接続されている。また、制御部150には、シリンダ121のエア切換弁122、シリンダ181のエア切換弁182が接続されている。
制御部150は、シリンダ121の往復動作を制御して、シャッタ120の閉状態と開状態とを切り換える。
本実施形態では、各第1検出器130により検出される物品の計数値の合計Mが所定数N(例えば、N=100)を超えたか否かを判定している。そして、制御部150は、10番目を超える物品を計数した第1検出器130が設置されている通過部110のシャッタ120を閉状態に切り替える。これにより、所定数Nを超える物品が下流に導かれることが防止される。
また、制御部150は、シリンダ181を制御して、ホッパゲート170aまたはNGゲート170bを回動させる。
第1検出器130により検出された物品の数が所定数に達した場合に、制御部150によりホッパゲート170aが上記のように図1正面視左側へ回動される。それにより、計数ホッパ170内の物品は漏斗191に投入される。したがって、所定数の物品を確実に容器に投入することができる。
(2)動作
図7は、計数装置100の動作を示すフローチャートである。以下、図7を参照しながら、計数装置100の動作を説明する。
(ステップS1)
制御部150は、ステップS1において、物品の搬送を行うために、供給トラフ211および整列トラフ210の振動を開始する。振動が開始されると、物品が供給トラフ211および整列トラフ210上を移動する。制御部150は、第1所定時間だけ供給トラフ211および整列トラフ210を振動させる。
(ステップS2)
次に、制御部150は、ステップS2において、各第1検出器130の計数値の合計Mが所定数N(例えば、N=100)を超えたか否かを判定する。制御部150は、M>Nと判定したときステップS3へ進む。また、制御部150は、M≦Nと判定したときは、判定を継続する。
(ステップS3)
次に、制御部150は、ステップS3において、所定数N(例えば、N=100個)を超える数の物品(例えば、N=101個)を検出した第1検出器130に対応するシリンダ121を制御してシャッタ120を閉状態に切り替える。これにより、物品の通過部110内の通過がシャッタ120により遮られ、所定数Nを超える数の物品はシャッタ120の面上に止まる。
通過部110の入口からシャッタ120の位置までの距離は、シャッタ120の遮蔽時間よりも物品の落下時間の方が長くなるように設定されているので、通過部110の入口から入ってきた物品はシャッタ120の上面で止まる。上記のようなシャッタ120の動作により、所定数を超える物品が下流に導かれることが防止される。
(ステップS4)
次に、制御部150は、ステップS4において、シリンダ181を制御してホッパゲート170aを回動させ、計数ホッパ170を開く。制御部150は、第2所定時間だけ計数ホッパ170を開く。
(ステップS5)
次に、制御部150は、ステップS5において、シリンダ181を制御してホッパゲート170aを回動させ、計数ホッパ170を閉じる。
(ステップS6)
次に、制御部150は、ステップS6において、シリンダ121を制御してシャッタ120を開状態に切り替える。このとき、全てのシャッタ(120A〜120H)が一斉に開状態となる。その結果、計数装置100が次の動作に移行する時間を短縮することができる。
(ステップS7)
そして、制御部150は、ステップS7において、運転停止信号の有無を判定する。制御部150は、運転停止信号がある場合、制御を停止する。また、制御部150は、運転停止信号がないときは、ステップS1へ戻る。これにより、新たに計数処理が開始される。
(3)シャッタ120およびその周辺部の詳細構造
背景技術で説明したように、計数装置100では、各通過部110内で複数の物品がシャッタ120によって通過を阻止され、当該複数の物品が互いに圧迫し合い、通過部110の対向する一対の壁面間で架橋する虞がある。
複数の物品による架橋が発生すると、シャッタ120を開状態に切り替えても、物品が下方に落下せず、正しい計数を行うことができない。
本実施形態では、上記のような架橋が発生しにくいシャッタ構造を採用している。説明の便宜上、整列トラフ210上を移動する物品の進行方向側を「前」、その進行方向と反対側を「後」とする。また、左右方向については、整列トラフ210の終端を正面に視たときの「右左」をいう。
(3−1)通過部110の詳細
図8Aは、通路出口11oがシャッタ120によって閉じられる前の通過部110の斜視図である。また、図8Bは、通路出口11oがシャッタ120によって閉じられた状態の通過部110の斜視図である。なお、図8Aおよび図8Bともに、前板FPを取り外して描いている。
図8Aおよび図8Bにおいて、通過部110は鉛直方向に延びる筒状の通路(11A、11B、11C・・・11H)の集合体である。
通路(11A、11B、11C・・・11H)は、前後左右を板状部材で囲まれた細長い空間である。以下、通過部110の左側に位置する第1通路11Aと、その右隣に位置する第2通路11Bを例として説明する。
第1通路11Aは、前側に位置する前板FP、前板FPよりも後方に位置する後板BP、前板FPと後板BPとで挟まれた空間の左側を覆う第1側板SP1、および当該空間を右側から覆う第2側板SP2によって囲まれている。
本実施形態では、全ての通路(11A、11B、11C・・・11H)の前板FPは一体成型に成形されている。また、全ての通路(11A、11B、11C・・・11H)の後板BPは一体成型に成形されている。
第2通路11Bは、前板FP、後板BP、前板FPと後板BPとで挟まれた空間の左側を覆う第2側板SP2、および当該空間を右側から覆う第3側板SP3によって囲まれている。
前板FPと後板BPとの水平距離はDであり、第1側板SP1と第2側板SP2との水平距離、および第2側板SP2と第3側板SP3との水平距離はWである。本実施形態では、D>Wである。
図8Aおよび図8Bに示すように、第1側板SP1、第2側板SP2および第3側板SP3の各上端は、同じ高さ位置である。また、第1側板SP1および第3側板SP3の各下端は、同じ高さ位置であり、且つ、第2側板SP2の下端よりも下方に位置する。
通過部110は、複数の側板SPを含むので、奇数番目の側板の下端は、偶数番目の側板の下端よりも下方に位置する。その結果、奇数番目の側板の下端と偶数番目の側板の下端との高さの差△Hによって、通路の上端よりも開口面積が広くなっている。
(3−2)シャッタ120の詳細
通過部110の各通路(11A、11B、11C・・・11H)の下端部には、通路ごとにシャッタ120が設けられている。以下、第1通路11Aおよび第2通路11Bを例として説明する。
シャッタ120は、通路11Aに進出したときは通路11Aを閉じて物品の自由落下を阻止する(図8B)。また、シャッタ120(120A〜120H)は、通路11Aから後退したときは通路11Aを開放して物品の落下を許容する(図8A)。
実際に、通路11Aを開閉するのは、シャッタ120Aの傾斜面120sAである。傾斜面120aAは、通路11Aの長手方向(鉛直方向)に対して傾斜している。
上述の通り、第1通路11Aの第1側板SP1の下端は、第2側板SP2の下端よりも下方に位置するので、シャッタ120Aの傾斜面120sAは、第1側板SP1の下端と第2側板SP2の下端とを繋ぐ傾斜面と平行な面である。
説明の便宜上、シャッタ120Aによって開閉される通路11Aの下端を通路出口11oAとよぶ。
通路出口11oAの開口面は、傾斜面120sAと同様に鉛直方向に傾斜しているので、通路出口11oAの開口面の面積は、通路11Aの水平投影面の面積、すなわち、「通路11Aを水平面で切断したときの通路断面積」よりも大きい。
計数装置100では、シャッタ120が閉状態から開状態に切り替わったときに、堰き止められていた複数の物品が、閉状態のときよりも広い面積で開放されるので、物品による架橋が抑制させる。
なお、傾斜面120sは平面を傾斜させた傾斜面に限定されるものではなく、湾曲面、又は湾曲面と平面の結合であってもよい。
また、傾斜面、または湾曲面で物品を堰き止めることのさらなるメリットとして、傾斜面、または湾曲面に当たった物品は、真上に跳ね返らないので、自由落下してくる後続の物品と衝突する確率が小さくなり、物品の通過が遅れて計数を誤らせるという事態を抑制することができる。
なお、シャッタ120(120A〜120H)は、一斉に開状態に切り替わると説明したが、それに限定されるものではない。
例えば、図8Bにおいて、第1通路11A〜第4通路11Dを開くとき、第2側板SP2を共有する第1通路11Aおよび第2通路11Bについては、シャッタ120Aとシャッタ120Bとを同時に開状態にし、第4側板SP4を共有する第3通路11Cおよび第4通路11Dについては、シャッタ120Cとシャッタ120Dとを、シャッタ120Aとシャッタ120Bとは別のタイミングで開状態にしてもよい。
(4)特徴
(4−1)
計数装置100では、シャッタ120の設置位置における通路11の空間の水平投影面よりも、閉状態のシャッタにおいて物品を堰き止める面のほうが大きい。
(4−2)
シャッタ120は傾斜面120sを有し、傾斜面120sが物品を堰き止める。
(4−3)
シャッタ120は湾曲面を有し、湾曲面が物品を堰き止める。
(4−4)
計数装置100では、互いに隣接する複数の通路11を備えており、第1検出器130およびシャッタ120が通路11ごとに設置されている。
(4−5)
計数装置100では、第2側板SP2の下端の高さ位置は、第1側板SP1および第3側板SP3の下端の高さ位置よりも高い。
(4−6)
計数装置100では、複数のシャッタ(120A〜120B)が、一斉に開状態に切り替わる。
(4−7)
計数装置100では、上記の特徴によって。各第1検出器130のいずれかにより所定数N(例えば、N=100)を超える数の物品が検出された場合に物品が落下するまでにシャッタ120が閉じる。それゆえ、所定数Nを超える数の物品がシャッタ120より下流には導かれない。その結果、所定数Nの物品がシャッタ120より下流において確実に貯留される。
(4−8)
計数装置100では、シャッタ120が閉状態から開状態に切り替わったときに、堰き止められていた複数の物品が、閉状態のときよりも広い面積で開放されるので、物品による架橋が抑制させる。
(5)変形例
(5−1)第1変形例
上記実施形態では、通路出口11oをシャッタ120の傾斜面120sで遮蔽しているが、これに限定されるものではない。例えば、シャッタがL字状に交差する2面を有し、当該2面が物品を堰き止める構成であってもよい。
図9Aは、第1変形例に係る計数装置100であって、通路出口11oがシャッタ220(220A〜220H)によって閉じられる前の通過部110の斜視図である。また、図9Bは、図9Aの通路出口11oがシャッタ220によって閉じられた状態の通過部110の斜視図である。なお、図9Aおよび図9Bともに、前板FPを取り外して描いている。
図9Aおよび図9Bにおいて、第1変形例と上記実施形態との相違点は、シャッタ220が水平面220fと鉛直面220vとから成るL字型閉塞面220sを有し、L字型閉塞面220sが通路出口11oを閉じる、という点である。
水平面220fは、隣接する2つの側板SPの水平距離Wに相当する短辺と、前板FPと後板BPとの水平距離Dに相当する長辺とからなる長方形の水平面である。
鉛直面220vは、隣接する2つの側板SPの下端の高さの差△Hに相当する短辺と、前板FPと後板BPとの水平距離Dに相当する長辺とからなる長方形の鉛直面である。
図9Bに示すように、通路出口11oがL字型閉塞面220sで閉じられた通路11は、上端から下端まで通路断面積が一定である。
しかしながら、図9Aに示すように、シャッタ220が後板BPまで後退して通路出口11oを開放したときは、鉛直面220vがなくなる。仮に、側板SPと鉛直面220vとの間で物品による架橋が発生していても、シャッタ220が開くことによって、鉛直面220vが後板BPまで後退するので、架橋を発生させている物品の支えがなくなる。
その結果、シャッタ220による通路出口11oの開放後に、物品が下方に落下するので、正しい計数を行うことができる。
(5−2)第2変形例
また、シャッタがコの字状を成す3面を有し、当該3面が物品を堰き止める構成であってもよい。
図10Aは、第2変形例に係る計数装置100であって、通路出口11oがシャッタ320(320A〜320H)によって閉じられる前の通過部110の斜視図である。また、図10Bは、図10Aの通路出口11oがシャッタ320によって閉じられた状態の通過部110の斜視図である。なお、図10Aおよび図10Bともに、前板FPを取り外して描いている。
図10Aおよび図10Bにおいて、第2変形例と上記実施形態との相違点は、シャッタ320が水平面320fと第1鉛直面320vaと第2鉛直面320vbから成るコの字型閉塞面320sを有し、コの字型閉塞面320sが通路出口11oを閉じる、という点である。
水平面320fは、隣接する2つの側板SPの水平距離Wに相当する短辺と、前板FPと後板BPとの水平距離Dに相当する長辺とからなる長方形の水平面である。
第1鉛直面320vaおよび第2鉛直面320vbは、計数ブロック111の最下端と側板SPの下端の高さの差△Hに相当する短辺と、前板FPと後板BPとの水平距離Dに相当する長辺とからなる長方形の鉛直面である。
図10Bに示すように、通路出口11oがコの字型閉塞面320sで閉じられた通路11は、上端から下端まで通路断面積が一定である。
しかしながら、図10Aに示すように、シャッタ320が後板BPまで後退して通路出口11oを開放したときは、第1鉛直面320vaおよび第2鉛直面320vbがなくなる。仮に、第1鉛直面320vaと第2鉛直面320vbとの間で物品による架橋が発生していても、シャッタ320が開くことによって、第1鉛直面320vaおよび第2鉛直面320vbが後板BPまで後退するので、架橋を発生させている物品の支えがなくなる。
その結果、シャッタ320による通路出口11oの開放後に、物品が下方に落下するので、正しい計数を行うことができる。
(5−3)第3変形例
上記実施形態では、制御部150によりシャッタ120が開けられた場合、第1検出器130により検出済みの物品が通路11の通路出口11oから落下したか否かを検出していない。
しかしながら、より信頼性を高めるために、制御部150によりシャッタ120が開けられた場合、第1検出器130により検出済みの物品の通過を第2検出器140により検出してもよい。
これによって、万が一、第1検出器130により検出済みの物品が第2検出器140により検出されなかった場合、物品が、通過部110内またはシャッタ120等における詰まり、又は引っ掛かり等により通過部110に残留している、と判断することができる。
図11は、第3変形例に係る計数装置100の概略的な構成を示す模式的側面図である。図11において、通過部110の通路出口の下方に、投光器140aにより発せられた光が通過するための光通過部114が形成されている。また、光通過部114は、光通過部113と同様の構成である。
第2検出器140は、光を発する投光器140aおよび当該投光器140aからの光を受ける受光器140bにより構成される。受光器140bは計数アンプ141に接続されている。
第2検出器140は、シャッタ120より下流に設けられた上記の光通過部114の高さに対応する位置に設けられている。第2検出器140は、列212ごとに設けられている。
制御部150は、シャッタ120が開けられたにもかかわらず、第1検出器130により検出済みの物品が第2検出器140により検出されなかった場合、物品が通過部110内またはシャッタ120等における詰まり、又は引っ掛かり等により通過部110に残留していると判断して、警告装置などを介して警告を行う。この場合の警告は音によるものであってもよいし、視覚に訴えるものであってもよい。
その結果、サービスパーソンは、通過部110内またはシャッタ120における物品の詰まりまたは引っ掛かり等によって当該物品が通過部110に残留していることが確実に認識できる。
11,11A〜11H 通路
100 計数装置
110,110A〜110H 通過部
120,120A〜120H シャッタ
130 第1検出器(計数部)
150 制御部
220,220A〜220H シャッタ
320,320A〜320H シャッタ
SP1 第1側板(第1側壁)
SP2 第2側板(第2側壁)
SP3 第3側壁(第3側壁)
特開2011−53976号公報

Claims (8)

  1. 第1側壁と第2側壁とに挟まれた空間であって、物品が落下しながら通過する通路と、
    前記通路を落下する物品の数を計る計数部と、
    スライドすることによって前記通路を閉める閉状態および前記通路を開ける開状態のいずれかの状態に切り替わるシャッタと、
    前記計数部が計る計数値に基づいて前記シャッタの状態を前記開状態または前記閉状態に切り替える制御部と、
    を備え、
    前記シャッタの設置位置における前記空間の水平投影面よりも、前記閉状態の前記シャッタにおいて物品を堰き止める面のほうが大きい、
    計数装置。
  2. 前記シャッタは傾斜面を有し、前記傾斜面が物品を堰き止める、
    請求項1に記載の計数装置。
  3. 前記シャッタは湾曲面を有し、前記湾曲面が物品を堰き止める、
    請求項1に記載の計数装置。
  4. 前記シャッタはL字状に交差する2面を有し、前記2面が物品を堰き止める、
    請求項1に記載の計数装置。
  5. 前記シャッタはコの字状を成す3面を有し、前記3面で物品を堰き止める、
    請求項1に記載の計数装置。
  6. 前記第2側壁と第3側壁とに挟まれた空間であって、物品が落下しながら通過する隣接通路をさらに備え、
    前記計数部および前記シャッタが前記通路ごとに設置されている、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の計数装置。
  7. 前記第2側壁の下端の高さ位置は、前記第1側壁および前記第3側壁の下端の高さ位置よりも高い、
    請求項6に記載の計数装置。
  8. 複数の前記シャッタは、一斉に前記開状態に切り替わる、
    請求項6に記載の計数装置。
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