JP2021009509A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置は、USBデバイスを接続可能なUSBポートと、CPUと、メイン処理等のプログラム及びCPUにより読み出されたUSBデバイスに記憶されたファイルを記憶するフラッシュメモリとを備える。CPUは、USBポートに接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであるか判断する(S21)。USBポートに接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスである場合(S21:YES)、CPUはMSクラスのUSBデバイスに新規ファイルが記憶されているか、判断する(S23)。MSクラスのUSBデバイスに新規ファイルはない場合(S23:NO)、CPUは動作モードを第一動作モードよりも消費電力の小さい第二動作モードとする。【選択図】図7

Description

本発明は、印刷装置に関する。
特許文献1には、USBデバイスを接続するUSBポートをサスペンド状態に移行することができる画像形成装置が開示されている。画像形成装置は、USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいて、リモートウェイクアップ機能の有無と、ユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断する。その結果、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は、USBポートをサスペンド状態に移行する。
特開2010−111105号公報
MS(マスストレージ)クラスのUSBデバイスが画像形成装置に接続される場合がある。画像形成装置は、USBデバイスに記憶されたデータを読み出す必要がない場合、消費電力を低下するためにUSBポートをサスペンド状態に移行することが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、サスペンド状態に移行できるか否かは、USBデバイス側の機能の有無に依存する。即ち、USBデバイス側の機能によっては、USBデバイスに記憶されたデータを読み出す必要がない場合であっても、画像形成装置はサスペンド状態に移行できず、消費電力を低下できない可能性があった。
本発明の目的は、MSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる印刷装置を提供することである。
本発明に係る印刷装置は、印刷媒体に印刷可能な印刷装置であって、USB(Universal Serial Bus)デバイスを接続可能なUSBポートと、制御部と、制御部を制御する為のプログラムを記憶した第一記憶部と、デバイスクラスがMS(マスストレージ)クラスのUSBデバイスから取得したデータを記憶可能な第二記憶部とを備え、制御部は、第一記憶部に記憶したプログラムを実行することにより、USBポートに接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであるか判定する第一処理を実行し、第一処理にて、USBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであると判定した場合、第二記憶部がUSBデバイスに記憶されたデータを記憶済みであるかを判定する第二処理を実行し、第二処理にてデータを記憶済みであると判定した場合、制御部の消費電力が第一値となる第一動作モードから、消費電力が第一値よりも小さい第二値となる第二動作モードに移行することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置は、第二記憶部がMSクラスのUSBデバイスに記憶されたデータを記憶済みである場合、USBデバイスに記憶されたデータを読み出す必要がないので、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、デバイスクラスがMSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
本発明に係る印刷装置において、制御部は、第二処理にてデータを記憶済みでないと判定し、その後、USBデバイスに記憶されたデータを読み出して第二記憶部に記憶した場合、第一動作モードから第二動作モードに移行してもよい。印刷装置は、第二記憶部がUSBデバイスに記憶されたデータを記憶済みでない場合でも、その後、第二記憶部にデータを読み出して記憶した場合、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、デバイスクラスがMSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
本発明に係る印刷装置において、制御部は、第二処理にてデータを記憶済みでないと判定し、且つ、USBデバイスに記憶されたデータに不備がある場合、第一動作モードから第二動作モードに移行してもよい。印刷装置は、USBデバイスに記憶されたデータに不備があって読み出せない場合、不備があるデータを読み出し続ける必要がないので、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、デバイスクラスがMSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
本発明に係る印刷装置において、デバイスクラスがHID(ヒューマンインターフェースデバイス)クラスのUSBデバイスから取得される指示信号に基づき印刷を実行する為のテンプレートを記憶可能な第三記憶部を備え、制御部は、第一処理にて、USBデバイスのデバイスクラスがMSクラスでないと判定された場合、USBポートに接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスであるか判定する第三処理を実行し、第三処理にて、USBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスであると判定され、且つ、第三記憶部にテンプレートが記憶されていない場合、第一動作モードから第二動作モードに移行してもよい。印刷装置は、接続されたUSBデバイスがHIDクラスであり、第三記憶部にテンプレートが記憶されていない場合、USBデバイスを介して指示信号が取得され難いので、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、デバイスクラスがHIDクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
本発明に係る印刷装置において、制御部は、第三処理にて、USBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスでないと判定された場合、第一動作モードから第二動作モードに移行してもよい。印刷装置は、接続されたUSBデバイスがMSクラス及びHIDクラスの何れでもない場合、USBデバイスと通信する必要がないので、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、デバイスクラスがMSクラス及びHIDクラス以外のUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
本発明に係る印刷装置において、制御部は、USBポートにUSBデバイスが接続されていない場合、第一動作モードから第二動作モードに移行してもよい。印刷装置は、USBデバイスの接続が解除された場合、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置は、第二動作モードとすることによって消費電力の増加を抑制することができる。
印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 USBメモリ100の記憶領域を模式的に示す図である。 識別番号記憶領域141を模式的に示す図である。 テンプレート記憶領域142を模式的に示す図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 メイン処理を示すフローチャートである。 USB接続時処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
印刷装置1は、印刷媒体に印刷可能に構成された印刷装置である。印刷装置1は、印刷部23、搬送部24、切断部25を備える。印刷装置1は、印刷部23により印刷媒体に印刷し、搬送部24により印刷された印刷媒体を搬送し、切断部25により印刷媒体を任意の形状に切断することが可能である。印刷装置1は、例えば、周知のサーマルプリンタである。印刷部23は、例えば、サーマルヘッドである。
印刷装置1は、例えば、USBデバイス、ホスト端末等の外部端末と接続可能である。USBデバイスは、印刷装置1をホストとして認識する周辺装置であり、例えば、MSクラスのUSBメモリ100、HIDクラスのバーコードリーダ110である。ホスト端末は、印刷装置1がホストとして認識する装置であり、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)200である。
<印刷装置1の電気的構成>
図1を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。印刷装置1は制御装置10を備える。制御装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、及び入出力インタフェース15を備え、これらがデータバス16を介して接続される。CPU11は、印刷装置1を統括制御する。
ROM12は、非一時的な記憶媒体であり、CPU11が各種プログラムの実行時に必要な各種パラメータを記憶する。RAM13は、一時的な記憶媒体であり、フラグ、カウンタ、CPU11の演算結果等を一時的に記憶する。フラッシュメモリ14は、非一時的な記憶媒体であり、CPU11が実行する後述のメイン処理等の各種プログラム、USBメモリ100から読み出した後述の設定ファイル101(図2参照)等を記憶する。又、フラッシュメモリ14は、記憶領域として、後述する識別番号記憶領域141、テンプレート記憶領域142を備える。
入出力インタフェース15には、入力部21、表示部22、駆動回路31〜33、USBポート61、USBホストコントローラ51、及びLANポート63が接続される。入力部21は、例えば、押しボタンであり、ユーザの操作に応じて印刷装置1に各種設定を行なう。表示部22は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種情報を表示可能である。駆動回路31は、印刷部23を駆動する為の電子回路である。駆動回路32は、搬送部24と連結するモータ41を駆動する為の電子回路である。モータ41の駆動により、搬送部24による印刷媒体の搬送が可能となる。駆動回路33は、切断部25と連結するモータ42を駆動する為の電子回路である。モータ42の駆動により、切断部25による印刷媒体の切断が可能となる。
USBポート61は、PC200等のホスト端末と接続する接続口である。USBホストコントローラ51には、USBポート62が接続される。USBポート62は、USBメモリ100、バーコードリーダ110等のUSBデバイスと接続する接続口である。USBホストコントローラ51は、印刷装置1とUSBポート62に接続されたUSBデバイス(図1では、USBメモリ100、バーコードリーダ110)との間で行われる通信を制御する。LANポート63は、ネットワーク300に接続される。CPU11は、LANポート63及びネットワーク300を介して、図示外のサーバ及び他の印刷装置等と通信が可能である。
<CPU11>
CPU11は、第一動作モード及び第二動作モードの何れかの動作モードで動作可能である。第一動作モードは、印刷装置1が印刷指示に応答して即座に印刷処理を実行できる状態、印刷処理を実行している状態、又は外部端末と通信を行っている状態にある動作モードである。第二動作モードは、CPU11の消費電力が第一動作モードよりも小さい動作モードである。CPU11は、印刷装置1が即座に印刷処理を実行しない状態、印刷処理を実行していない状態、且つ外部端末と通信を行っていない状態にある場合、第一動作モードから第二動作モードに移行することにより、CPU11の消費電力を低下させることができる。
<USBメモリ100>
図2を参照し、USBメモリ100について説明する。USBメモリ100は、所定の記憶領域に設定ファイル101及び更新ファイル102を記憶する。設定ファイル101は、一又は複数の更新ファイル102に関連付けられる。更新ファイル102は、CPU11に処理されることにより、フラッシュメモリ14に記憶されたプログラム等を更新する。設定ファイル101には、夫々、固有の識別番号101a及び関連する更新ファイル102のファイル名が記載される。
<識別番号記憶領域141>
図3を参照し、フラッシュメモリ14の記憶領域の一つである識別番号記憶領域141について説明する。識別番号記憶領域141には、識別番号141aが記憶される。CPU11は、後述のUSB接続時処理(図7参照)において、識別番号141aと、USBメモリ100に記憶された夫々の設定ファイル101の識別番号101aとが一致するか判断する。
識別番号141aと識別番号101aとが一致する場合、CPU11は、USBメモリ100に記憶された設定ファイル101及び設定ファイル101に関連する更新ファイル102を既にUSBメモリ100からフラッシュメモリ14に読み出しており、記憶済みであると判断する。設定ファイル101及び設定ファイル101に関連する更新ファイル102を総称して、「記憶ファイル」という。
識別番号141aと識別番号101aとが一致しない場合、CPU11は、USBメモリ100に記憶された一致しなかった識別番号101aに対応する記憶ファイルをフラッシュメモリ14に読み出す前の状態であると判断する。以下、記憶ファイルのうち、読み出す前の状態である記憶ファイルを総称して、「新規ファイル」という。
換言すると、CPU11は、識別番号141aと識別番号101aとを比較して、USBメモリ100に新規ファイルが記憶されているかを判断する。識別番号141aと識別番号101aとが一致する場合、CPU11はUSBメモリ100に新規ファイルが記憶されていないと判断する。
識別番号141aと識別番号101aとが一致しない場合、CPU11はUSBメモリ100に新規ファイルが記憶されていると判断する。この場合、CPU11は新規ファイルを、USBメモリ100から読み出し、フラッシュメモリ14に記憶する。例えば、図2における設定ファイル101のうち識別番号:0004に対応する設定ファイル101が識別番号141aと一致しない場合、CPU11は識別番号:0004に対応する設定ファイル101、及び更新ファイルNo.031から033に対応する更新ファイル102をUSBメモリ100から読み出し、フラッシュメモリ14に記憶する。
<テンプレート記憶領域142>
図4を参照し、フラッシュメモリ14の記憶領域の一つであるテンプレート記憶領域142について説明する。テンプレート記憶領域142には、テンプレート印刷に用いられるテンプレート142aが記憶される。
テンプレート142aは、バーコードが配置可能な領域であるバーコード配置領域161、文字列が配置可能な領域であるテキスト配置領域162、図形が配置可能な領域である図形配置領域163等の領域が設けられる。各領域は、テンプレート142aに設けられる場合もあれば、設けられない場合もある。バーコード配置領域161が配置されたテンプレート142aをバーコードテンプレート151という。
各領域には、固定のデータが配置される場合、可変のデータが配置される場合、データが配置されておらず、領域だけが指定されている場合がある。各領域にデータを配置することで印刷データを作成し、当該印刷データに基づいて印刷することをテンプレート印刷という。
印刷装置1は、HIDクラスであるバーコードリーダ110を使用してテンプレート印刷が可能である。ユーザがバーコードリーダ110を使用してバーコードを読み取った場合、バーコードテンプレート151のバーコード配置領域161に読み取られたバーコードが配置される。読み取られたバーコードが配置された印刷データが作成され、印刷装置1により印刷が行われる。
<メイン処理>
図5及び図6を参照し、CPU11によって実行されるメイン処理について説明する。メイン処理は、CPU11を第二動作モードに移行する為の処理である。
メイン処理で使用されるカウンタ、フラグを説明する。RAM13には、無操作指定時間カウンタ、無操作フラグ、ネットワークフラグ、ホスト端末フラグ、USB接続フラグ、USB接続時移行可フラグ等が記憶される。
無操作指定時間カウンタは、ユーザにより入力部21を介してCPU11に入力が行われていない状態の時間である無操作指定時間を計時する為のタイマカウンタである。CPU11は、ユーザにより入力部21に行われた操作に基づいた指令信号を入力部21から受信した場合、無操作指定時間カウンタの計時を開始する。再度、ユーザにより入力部21に行われた操作に基づいた指令信号を入力部21から受信した場合、無操作指定時間カウンタの値を所定の無操作指定時間の値にセットし、計時を再開する。
無操作フラグは、所定の無操作指定時間が経過した場合に「1」が記憶されて「ON」になり、無操作指定時間が経過していない場合に「0」が記憶されて「OFF」になる。ネットワークフラグは、印刷装置1がネットワーク300と接続している場合に「1」が記憶されて「ON」になり、接続していない場合に「0」が記憶されて「OFF」になる。ホスト端末フラグは、印刷装置1がPC200等のホスト端末と接続している場合に「1」が記憶されて「ON」になり、接続していない場合に「0」が記憶されて「OFF」になる。
USB接続フラグは、印刷装置1がUSBデバイスと接続している場合に「1」が記憶されて「ON」になり、接続していない場合に「0」が記憶されて「OFF」になる。USB接続時移行可フラグは、CPU11が後述のUSB接続時処理(図7参照)を実行した結果、印刷装置1がUSBデバイスと接続している状態で、USBデバイスと通信を行う必要がない場合に「1」が記憶されて「ON」になり、USBデバイスと通信を行う必要がある場合に「0」が記憶されて「OFF」になる。
メイン処理は、ユーザにより印刷装置1に電源が入れられた場合、又はCPU11が第二動作モードから第一動作モードに移行した場合、フラッシュメモリ14に記憶されたプログラムをCPU11が実行することによって開始される。
メイン処理が開始されると、CPU11は初期処理を実行する(S1)。初期処理において、CPU11は、動作モードを第一動作モードとする。CPU11は、RAM13に記憶された情報をクリアする。CPU11は、無操作フラグ、ネットワークフラグ、ホスト端末フラグ、USB接続フラグ、及びUSB接続時移行可フラグを「OFF」にし、無操作指定時間カウンタの値を所定の無操作指定時間の値にセットする。
CPU11は、無操作指定時間が経過したか判断する(S2)。この判断は、RAM13に記憶された無操作指定時間カウンタの値に基づいて行われる。無操作指定時間カウンタの値が0ではなく、無操作指定時間が経過していないと判断された場合(S2:NO)、CPU11は無操作フラグを「OFF」にし(S3)、処理をS5に移行する。無操作指定時間カウンタの値が0であり、無操作指定時間が経過したと判断された場合(S2:YES)、CPU11は無操作フラグを「ON」にし(S4)、処理をS5に移行する。
CPU11は、印刷装置1がネットワーク300と接続しているか判断する(S5)。この判断は、LANポート63に図示外のLANケーブルが接続されているか否かに基づいて行われる。印刷装置1がネットワーク300と接続していないと判断された場合(S5:NO)、CPU11はネットワークフラグを「OFF」にし(S6)、処理をS8に移行する。印刷装置1がネットワーク300と接続していると判断された場合(S5:YES)、CPU11はネットワークフラグを「ON」にし(S7)、処理をS8に移行する。
CPU11は、印刷装置1がホスト端末と接続しているか判断する(S8)。この判断は、CPU11は、印刷装置1がUSBポート61を介してPC200等のホスト端末と接続し、CPU11がホスト端末のUSBホストコントローラ(図示外)と通信を行っているかに基づいて行われる。印刷装置1がホスト端末と接続していないと判断された場合(S8:NO)、CPU11はホスト端末フラグを「OFF」にし(S9)、処理をS11に移行する。印刷装置1がホスト端末と接続していると判断された場合(S8:YES)、CPU11はホスト端末フラグを「ON」にし(S10)、処理をS11に移行する。
CPU11は、印刷装置1がUSBデバイスと接続しているか判断する(S11)。USBポート62にUSBデバイスが接続された場合、USBホストコントローラ51はUSBデバイスの接続を検知し、検知信号をCPU11に出力する。CPU11は、USBホストコントローラ51から出力された検知信号を受信したか否かに基づき、印刷装置1がUSBデバイスと接続しているか判断する。
印刷装置1がUSBデバイスと接続していないと判断された場合(S11:NO)、CPU11はUSB接続フラグを「OFF」にし(S12)、処理をS15(図6参照)に移行する。印刷装置1がUSBデバイスと接続していると判断された場合(S11:YES)、CPU11はUSB接続フラグを「ON」にし(S13)、CPU11はUSB接続時処理(図7参照)を実行し(S14)し、処理をS15に移行する。
図7を参照し、メイン処理の中で実行されるUSB接続時処理について説明する。USB接続時処理が開始されると、CPU11はUSBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであるか判断する(S21)。この判断は、接続されたUSBデバイスがUSBホストコントローラ51に出力する、USB規格で定められたクラスコードに基づいて行われる。
以下、MSクラスであるUSBデバイスの一例として、USBメモリ100にて説明する。USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスである場合(S21:YES)、CPU11は接続されたUSBメモリ100の所定の領域に記憶された設定ファイル101から識別番号101aを取得する(S22)。
CPU11は、USBメモリ100に新規ファイルが記憶されているかを判断する(S23)。即ち、CPU11は、USBメモリ100に記憶された記憶ファイルを読み出し、フラッシュメモリ14に記憶されているか判断する。この判断は、上記した通り、フラッシュメモリ14の識別番号記憶領域141に記憶された識別番号141aと、USBメモリ100から取得した識別番号101aとが一致するか否かに基づき判断する。
識別番号141aと識別番号101aとが一致し、新規ファイルがUSBメモリ100に記憶されていない場合(S23:NO)、CPU11はUSBメモリ100から読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みである記憶ファイルを改めて読み出す必要がない。CPU11は処理をS41に移行する。
識別番号141aと識別番号101aとが一致せず、新規ファイルがUSBメモリ100にされている場合(S23:YES)、CPU11は新規ファイルをUSBメモリ100から読み出す為の実行開始指示をユーザから受信したか判断する(S24)。ユーザは、新規ファイルをUSBメモリ100から読み出す場合、入力部21を操作する。入力部21はCPU11に実行開始指示信号を出力する。CPU11が実行開始指示信号を受信せず、ユーザから実行開始指示を受信していないと判断した場合(S24:NO)、CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理(図5参照)に戻る。
CPU11が実行開始指示信号を受信し、ユーザから実行開始指示を受信したと判断した場合(S24:YES)、CPU11は新規ファイルをUSBメモリ100から読み出し、フラッシュメモリ14に記憶する(S25)。CPU11は読み出しの開始時に、フラッシュメモリ14の識別番号記憶領域141に記憶された識別番号141aを「読み出しを実行中」であることを示す特定の番号に更新する(S26)。
CPU11は、S25で実行する処理が成功したか判断する(S27)。S25の処理が失敗する要因の一例として、読み出しを実行中にUSBメモリ100の印刷装置1との接続が解除されたり、読み出す新規ファイルが破損していたりする場合等がある。S25の処理が成功した場合(S27:YES)、CPU11はフラッシュメモリ14の識別番号記憶領域141に新規ファイル中の設定ファイル101の識別番号101aの値を記憶して更新する(S28)。USBメモリ100内には新規ファイルが記憶されていない状態になる。CPU11は処理をS41に移行する。
S25で実行する読み出しに失敗した場合(S27:NO)、CPU11は読み出しの失敗の要因がUSBメモリ100内の新規ファイルに不備があるか判断する(S29)。CPU11は上記の例において、読み出しを実行中にUSBメモリ100の印刷装置1との接続が解除された場合、CPU11はUSBメモリ100内の新規ファイルに不備がないとする。一方、読み出す新規ファイルが破損していた場合、CPU11はUSBメモリ100内の新規ファイルに不備があるとする。
読み出しの失敗の要因がUSBメモリ100内の新規ファイルの不備である場合(S29:YES)、CPU11は不備のある新規ファイルを読み出し続ける必要がない。CPU11は処理をS41に移行する。読み出しの失敗の要因が、USBメモリ100内の新規ファイルの不備でない場合(S29:NO)、CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理に戻る。
S23の判断にてUSBメモリ100に新規ファイルが記憶されていない場合(S23:NO)、S25で実行する新規ファイルの読み出しと記憶に成功して識別番号記憶領域141に値を記憶して更新した場合(S27:YES、S28)、及び、S25で実行する読み出しに失敗したが、その要因がUSBメモリ100内の新規ファイルの不備にある場合(S27:NO、S29:YES)の何れかである場合、CPU11はUSBメモリ100に記憶された記憶ファイルを読み出して記憶する必要がないとして、USB接続時移行可フラグを「ON」にする(S41)。CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理に戻る。
一方、S21の判断において、USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスでない場合(S21:NO)、CPU11は接続されたUSBデバイスが、デバイスクラスがHIDクラスのバーコードリーダ110であるか判断する(S31)。この判断は、S21の判断と同様に、接続されたUSBデバイスがUSBホストコントローラ51に出力するクラスコードに基づいて行われる。
USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがバーコードリーダ110である場合(S31:YES)、フラッシュメモリ14のテンプレート記憶領域142に、バーコードテンプレート151が記憶されているか判断する(S32)。
テンプレート記憶領域142にバーコードテンプレート151が記憶されていない場合(S32:NO)、CPU11はバーコードリーダ110を使用してテンプレート印刷を実行しないとして、USB接続時移行可フラグを「ON」にする(S41)。CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理に戻る。
テンプレート記憶領域142にバーコードテンプレート151が記憶されている場合(S32:YES)、CPU11はバーコードリーダ110を使用してテンプレート印刷が実行される可能性があるとして、USB接続時移行可フラグを「ON」へと切り替えない。CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理に戻る。
一方、S31の判断において、USBポート62に接続されたUSBデバイスがバーコードリーダ110でない場合(S31:NO)、CPU11は接続されたUSBデバイスと通信する必要がないとして、USB接続時移行可フラグを「ON」にする(S41)。CPU11はUSB接続時処理を終了し、メイン処理に戻る。
図6に示すように、印刷装置1がUSBデバイスと接続していないと判断され、USB接続フラグを「OFF」にした後(S11:NO、S12、図5参照)、又は印刷装置1がUSBデバイスと接続していると判断され、USB接続時処理の終了後(S11:YES、S14、図5参照)、CPU11は無操作フラグが「ON」であるか判断する(S15)。
S2(図5参照)の判断の結果、無操作フラグが「OFF」であった場合(S15:NO)、CPU11はユーザにより入力部21に行われた操作に基づいた指令信号を入力部21から受信する場合があり得るので、動作モードを第二動作モードに移行することは望ましくないとして、処理をS2に戻す。S2の判断の結果、無操作フラグが「ON」であった場合(S15:YES)、CPU11はユーザにより入力部21に行われた操作に基づいた指令信号を入力部21から受信する可能性が低いとして、処理をS16に移行する。
CPU11は、ネットワークフラグが「ON」であるか判断する(S16)。S5(図5参照)の判断の結果、ネットワークフラグが「ON」であった場合(S16:YES)、CPU11は図示外のサーバ及び他の印刷装置等との通信が行われる可能性があるので、動作モードを第二動作モードに移行することは望ましくないとして、処理をS2に戻す。S5の判断の結果、ネットワークフラグが「OFF」であった場合(S16:NO)、CPU11は図示外のサーバ及び他の印刷装置等との通信が行われる可能性が低いとして、処理をS17に移行する。
CPU11は、ホスト端末フラグが「ON」であるか判断する(S17)。S8(図5参照)の判断の結果、ホスト端末フラグが「ON」であった場合(S17:YES)、CPU11はホスト端末から種々の情報(例えば、印刷指示信号、設定更新信号等)を取得する可能性があるので、CPU11は動作モードを第二動作モードに移行することは望ましくないとして、処理をS2に戻す。S8の判断の結果、ホスト端末フラグが「OFF」であった場合(S17:NO)、CPU11はホスト端末から種々の情報を取得する可能性が低いとして、処理をS18に移行する。
CPU11は、USB接続フラグが「ON」であるか判断する(S18)。S11(図5参照)の判断の結果、USB接続フラグが「OFF」であった場合(S18:NO)、CPU11は通信を行うUSBデバイスがないとして、処理をS20に移行する。
USB接続フラグが「ON」であった場合(S18:YES)、CPU11はUSB接続時フラグがONであるか判断する(S19)。USB接続時処理(S14、図5参照)の実行の結果、USB接続時移行可フラグが「OFF」であった場合(S19:NO)、USBデバイスと通信を行う必要があり得るとして、処理をS2に戻す。USB接続時処理の実行の結果、USB接続時移行可フラグが「ON」であった場合(S19:YES)、USBデバイスと通信を行う必要がないとして、処理をS20に移行する。
無操作フラグが「ON」であり(S15:YES)、ネットワークフラグが「OFF」であり(S16:NO)、ホスト端末フラグが「OFF」であった場合、USB接続フラグが「ON」であるか判断する(S18)。USB接続フラグが「OFF」であった場合(S18:NO)、CPU11は動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。CPU11はメイン処理を終了する。
一方、USB接続フラグが「ON」であった場合(S18:YES)、USB接続時処理の実行の結果、USB接続時移行可フラグが「ON」であった場合(S19:YES)、CPU11は動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。CPU11はメイン処理を終了する。
<本実施形態の作用効果>
印刷装置1は、USBポート62と、CPU11と、メイン処理等のプログラム及びUSBメモリ100から読み出した記憶ファイルを記憶するフラッシュメモリ14とを備える。CPU11は、USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであるか判断する(S21)。USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスである場合(S21:YES)、CPU11はMSクラスのUSBデバイスに新規ファイルが記憶されているか、即ち、MSクラスのUSBデバイスに記憶された記憶ファイルを読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みであるか判断する(S23)。MSクラスのUSBデバイスに記憶された記憶ファイルを読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みであり、MSクラスのUSBデバイスに新規ファイルはない場合(S23:NO)、CPU11は、動作モードを第一動作モードよりも消費電力の小さい第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。
印刷装置1は、MSクラスのUSBデバイスに記憶された記憶ファイルを読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みである場合、CPU11は記憶ファイルを再度読み出して記憶する必要がないので、第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、MSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
CPU11は、MSクラスのUSBデバイスに記憶された記憶ファイルに、読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みではない新規ファイルがあり(S23:YES)、その後、新規ファイルをUSBデバイスから読み出してフラッシュメモリ14に記憶した場合(S27:YES、S28)、CPU11は、動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。
新規ファイルをUSBデバイスから読み出してフラッシュメモリ14に記憶した場合、USBデバイス内に新規ファイルに該当する記憶ファイルがなくなり、CPU11は記憶ファイルを読み出してフラッシュメモリ14に記憶する必要がなくなるので、動作モードを第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、MSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
CPU11は、MSクラスのUSBデバイスに記憶された記憶ファイルを読み出してフラッシュメモリ14に記憶済みではない新規ファイルがあり(S23:YES)、且つUSBデバイスに記憶された新規ファイルに不備がある場合(S29:YES)、CPU11は動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。CPU11は、不備のある新規ファイルに対して読み出し続ける必要がないので、動作モードを第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、MSクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
フラッシュメモリ14は、テンプレート印刷に用いられるテンプレート142aを記憶可能なテンプレート記憶領域142を備える。CPU11は、USBポート62に接続されたUSBデバイスのデバイスクラスがMSクラスでない場合(S21:NO)、デバイスクラスがHIDクラスのバーコードリーダ110であるか判断する(S31)。バーコードリーダ110であり(S31:YES)、且つフラッシュメモリ14のテンプレート記憶領域142にバーコードテンプレート151が記憶されていない場合(S32:NO)、CPU11は動作モードを第一動作モードから第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。
CPU11はテンプレート印刷に用いられるバーコードテンプレート151がなく、バーコードリーダ110を使用してテンプレート印刷を実行する可能性が低いとして、動作モードを第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、HIDクラスのUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
CPU11は、USBポート62に接続されたUSBデバイスが、デバイスクラスがMSクラスのUSBデバイス及びバーコードリーダ110の何れでもない場合(S21:NO、S31:NO)、CPU11は動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。接続されたUSBデバイスがMSクラス及びHIDクラスの何れでもない場合、CPU11は接続されたUSBデバイスと通信する必要がないので、動作モードを第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、デバイスクラスがMSクラス及びHIDクラス以外のUSBデバイスが接続された状態で、消費電力を低下させることができる。
CPU11は、USBポート62にUSBデバイスが接続されていない場合(S11:NO)、動作モードを第二動作モードに移行する第二動作モード移行処理を実行する(S20)。CPU11は、USBデバイスの接続が解除された場合、通信を行う対象がなくなるので、動作モードを第二動作モードに移行できる。故に、印刷装置1は、第一動作モードとすることによって消費電力の増加を抑制することができる。
上記実施形態において、USBポート62が本発明の「USBポート」に相当する。CPU11が本発明の「制御部」に相当する。メイン処理等のプログラムを記憶するフラッシュメモリ14が「第一記憶部」に相当する。USBメモリ100から読み出した設定ファイル101及び更新ファイル102を記憶するフラッシュメモリ14が「第二記憶部」に相当する。CPU11が実行するS21が本発明の「第一処理」に相当する。フラッシュメモリ14に読み出され、記憶される設定ファイル101及び更新ファイル102が本発明の「データ」に相当する。CPU11が実行するS13が本発明の「第二処理」に相当する。テンプレート142aを記憶するテンプレート記憶領域142を備えるフラッシュメモリ14が「第三記憶部」に相当する。CPU11が実行するS21が本発明の「第三処理」に相当する。
<変形例>
本発明は、上記実施形態から種々の変更が可能である。上記実施形態では、メイン処理等のプログラムと、USBメモリ100から読み出した記憶ファイルと、テンプレート印刷に用いられるテンプレート142aとは、共通のフラッシュメモリ14に記憶されているが、これに限らず、異なる記憶装置に記憶されてもよい。例えば、メイン処理等のプログラムは第一のフラッシュメモリに、USBメモリ100から読み出した記憶ファイルと、テンプレート142aとは第二のフラッシュメモリに記憶されてもよい。記憶装置は非一時的な記憶媒体であることが望ましい。又、USBメモリ100から読み出した記憶ファイルを記憶する記憶装置及びテンプレート142aを記憶する記憶装置は書込み可能である必要がある。
上記実施形態では、CPU11は、印刷装置1が即座に印刷処理を実行しない状態(S2:YES)、印刷処理を実行していない状態(S2:YES)、且つ外部端末と通信を行っていない状態にある場合(S5:NO、S8:NO、S11:NO)、第一動作モードから第二動作モードに移行したが、これに限らない。例えば、印刷装置1は、USBデバイスとの通信を制御するサブCPUとは別に、統括的に印刷装置1を制御し、印刷処理を実行可能なメインCPUを備える場合、サブCPUはUSBポート62にUSBデバイスが接続時にUSB接続時処理(S14)を実行し、その結果、第二モード移行可フラグがONとなれば、サブCPUについてのみ第一動作モードから第二動作モードに移行する構成であってもよい。
上記実施形態では、USBデバイスと接続可能なUSBポートはUSBポート62のみであったが、USBデバイスと接続可能なUSBポートは複数あってもよい。この場合、CPU11は並列処理を実行可能であることが望ましい。
上記実施形態において、CPU11が第一動作モードから第二動作モードに移行した場合、印刷装置1内の図示外の電源からUSBポート62への給電が停止してもよい。この場合、バスパワーで動作するUSBデバイスが接続された状態であっても、印刷装置1の消費電力を低下することができる。
上記実施形態では、USBメモリ100に新規ファイルが記憶されている場合(S23:YES)、CPU11は実行開始指示信号を受信したことに基づき(S24:YES)、新規ファイルをUSBメモリ100からフラッシュメモリ14に読み出して記憶したが、これに限らない。CPU11はUSBメモリ100に新規ファイルが記憶されていると判断した時点で、自動で新規ファイルをUSBメモリ100からフラッシュメモリ14に読み出して記憶してもよい。
上記実施形態では、USBメモリ100に新規ファイルがあり、CPU11がユーザから実行開始指示を受信したと判断した場合、CPU11は新規ファイルをUSBメモリ100から読み出し、フラッシュメモリ14に記憶したが、これに限らない。例えば、フラッシュメモリ14に記憶するのは、新規ファイルが記憶されているかを判断する為に用いられる設定ファイル101の識別番号101aの値のみであってもよい。この場合、CPU11は更新ファイル102をUSBメモリ100に記憶された状態で処理してもよい。
上記実施形態では、設定ファイル101は更新ファイル102を関連付けたが、これに限らない。設定ファイル101は、例えば、画像データや文字列等を関連付けてもよく、関連付ける対象の形式は問わない。
上記実施形態では、CPU11はUSBメモリ100に対して読み出しを実行したが、USBメモリ100に対して書き込みを実行可能であってもよい。この場合、CPU11はUSBメモリ100に対して書き込みの可否を制御し、第一動作モードから第二動作モードに移行する場合、USBメモリ100に対して書き込みを実行不可能にすることが望ましい。
上記実施形態では、MSクラスの一例として、USBメモリ100を示したが、他に、USB接続が可能なHDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)等であってもよい。又、HIDクラスの一例として、バーコードリーダ110を示したが、他に、キーボードやマウス等であってもよい。
上記実施形態では、CPU11は第一動作モード及び第二動作モードの何れかの動作モードで動作可能であったが、これに限らない。例えば、CPU11は第一動作モード、第二動作モードの他に第三動作モードで動作可能であってよい。第三動作モードは、第一動作モードよりも消費電力が大きくても、逆に、第一動作モードよりも消費電力が小さくてもよい。
1 印刷装置
11 CPU
14 フラッシュメモリ
51 USBホストコントローラ
62 USBポート
100 USBメモリ
101 設定ファイル
101a 識別番号
102 更新ファイル
110 バーコードリーダ
141 識別番号記憶領域
141a 識別番号
142 テンプレート記憶領域
142a テンプレート
151 バーコードテンプレート

Claims (6)

  1. 印刷媒体に印刷可能な印刷装置であって、
    USB(Universal Serial Bus)デバイスを接続可能なUSBポートと、
    制御部と、
    前記制御部を制御する為のプログラムを記憶した第一記憶部と、
    デバイスクラスがMS(マスストレージ)クラスの前記USBデバイスから取得したデータを記憶可能な第二記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第一記憶部に記憶した前記プログラムを実行することにより、
    前記USBポートに接続された前記USBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであるか判定する第一処理を実行し、
    前記第一処理にて、前記USBデバイスのデバイスクラスがMSクラスであると判定した場合、前記第二記憶部が前記USBデバイスに記憶された前記データを記憶済みであるかを判定する第二処理を実行し、
    前記第二処理にて前記データを記憶済みであると判定した場合、前記制御部の消費電力が第一値となる第一動作モードから、前記消費電力が前記第一値よりも小さい第二値となる第二動作モードに移行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第二処理にて前記データを記憶済みでないと判定し、その後、前記USBデバイスに記憶された前記データを読み出して前記第二記憶部に記憶した場合、前記第一動作モードから前記第二動作モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第二処理にて前記データを記憶済みでないと判定し、且つ、前記USBデバイスに記憶された前記データに不備がある場合、前記第一動作モードから前記第二動作モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. デバイスクラスがHID(ヒューマンインターフェースデバイス)クラスの前記USBデバイスから取得される指示信号に基づき印刷を実行する為のテンプレートを記憶可能な第三記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記第一処理にて、前記USBデバイスのデバイスクラスがMSクラスでないと判定された場合、前記USBポートに接続された前記USBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスであるか判定する第三処理を実行し、
    前記第三処理にて、前記USBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスであると判定され、且つ、前記第三記憶部に前記テンプレートが記憶されていない場合、前記第一動作モードから前記第二動作モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第三処理にて、前記USBデバイスのデバイスクラスがHIDクラスでないと判定された場合、前記第一動作モードから前記第二動作モードに移行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、
    前記USBポートに前記USBデバイスが接続されていない場合、前記第一動作モードから前記第二動作モードに移行することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の印刷装置。
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