JP2021009421A - 投影光学系及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】諸収差が良好に補正され、かつ、長いレンズバックと広角化・小型化が達成された投影光学系と、それを備えたプロジェクターを提供する。【解決手段】投影光学系LNは、拡大側から順に第1,第2光学系LN1,LN2を含み、第2光学系LN2が中間像IM1を形成し、第1光学系LN1が中間像IM1を拡大投影する。第2光学系LN2において最も中間像IM1側の面が凹面で形成され、第2光学系LN2において最軸外主光線が光軸AXと交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワーが負であり、条件式:6.0≦LB/|f|(LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、f:全系の焦点距離)を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は投影光学系及びプロジェクターに関するものであり、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(digital micromirror device)やLCD(liquid crystal display)等の画像表示素子の表示画像をスクリーンに拡大投影するのに適した広画角の投影光学系と、それを備えたプロジェクターに関するものである。
従来より、プロジェクター用の投影光学系としてさまざまなレンズ系が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。しかし、プロジェクターに応じた仕様の投影光学系を実現するには、多くの課題を解決する必要がある。3枚のデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いたプロジェクター、例えば、3−chip DLP(digital light processing;米国テキサス・インスツルメンツ社の登録商標)では、長いレンズバックが必要となる。また近年では、短距離でより大きく投影することが要求され、これを実現するために投影光学系の広角化が求められている。
US7,009,765 B2 特開2014−29392号公報 特開2011−81415号公報
特許文献1,2に記載のレンズ系では、リレーレンズを用いて広画角を実現しているが、レンズバックは短くなっている。そのため、3−chip DLPで要求されるような長いレンズバックに対応しようとすると、レンズ系が巨大化してしまうため、小型化と収差補正との両立が困難になる。特許文献3に記載のレンズ系では、レンズバックに関する情報が不十分であるためその光学性能は明らかでないが、小型化と収差補正とを両立することの困難な構成になっている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、諸収差が良好に補正され、かつ、長いレンズバックと広角化・小型化が達成された投影光学系と、それを備えたプロジェクターを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の投影光学系は、画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、
拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、
前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成され、
前記第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワーが負であり、
以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする。
6.0≦LB/|f| …(1)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
f:全系の焦点距離、
である。
第2の発明の投影光学系は、画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、
拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、
前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成され、
以下の条件式(2)及び(3)を満たすことを特徴とする。
5.5≦LB/|f| …(2)
β+100Pw−2≦0 …(3)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
f:全系の焦点距離(投影光学系がズームレンズの場合、広角端での全系の焦点距離)、
β:第2光学系の倍率、
Pw:第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワー、
である。
第3の発明の投影光学系は、上記第1又は第2の発明において、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする。
−15≦dis≦−3 …(4)
ただし、
dis:中間像の歪曲収差(%)、
である。
第4の発明の投影光学系は、上記第3の発明において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする。
第5の発明の投影光学系は、上記第4の発明において、前記中間像の最大像高に対する2〜7.5割の像高において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする。
第6の発明の投影光学系は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記第1光学系において拡大側から3枚のレンズがいずれも負メニスカスレンズであり、3枚のレンズのうち少なくとも1枚が非球面レンズであることを特徴とする。
第7の発明の投影光学系は、上記第6の発明において、前記非球面レンズの中間像側の面が以下の条件式(5)を満たす非球面であることを特徴とする。
z(h1)>3 …(5)
ただし、
h1:非球面における最軸外主光線の光軸からの高さ、
z(h1):高さh1の位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
であり、
その非球面の面形状は、面頂点を原点とし光軸をz軸とする直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。
z=(c・h2)/{1+√(1−ε・c2・h2)}+Σ(Aj・hj) …(AS)
ここで、
h:z軸に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
z:高さhの位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
c:面頂点での曲率、
ε:2次曲面パラメータ、
Aj:j次の非球面係数(Σはjについて4次から∞次の総和を表す。)、
である。
第8の発明の投影光学系は、上記第1〜第7のいずれか1つの発明において、前記第1光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い中間像側の正レンズが以下の条件式(6)及び(7)を満たすことを特徴とする。
0.645<θg_F+0.001682×νd<0.695 …(6)
60<νd<100 …(7)
ただし、
θg_F:レンズ材料の部分分散比、
θg_F=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νd:レンズ材料のアッべ数、
である。
第9の発明の投影光学系は、上記第1〜第8のいずれか1つの発明において、以下の条件式(8)を満たすことを特徴とする。
LB1/LB≦0.5 …(8)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
LB1:第1光学系のレンズバック(すなわち、第1光学系において最も縮小側のレンズ面から中間像面までの空気換算バックフォーカス)、
である。
第10の発明の投影光学系は、上記第1〜第9のいずれか1つの発明において、以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする。
0.5<Fno/Fno1<2.5 …(9)
ただし、
Fno:投影光学系のFナンバー、
Fno1:第1光学系のFナンバー、
である。
第11の発明の投影光学系は、上記第1〜第10のいずれか1つの発明において、以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする。
|Y1/tanθ1|≧20 …(10)
ただし、
Y1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
第12の発明の投影光学系は、上記第1〜第11のいずれか1つの発明において、以下の条件式(11)を満たすことを特徴とする。
|Y2/tanθ2|≧500 …(11)
ただし、
Y2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
第13の発明の投影光学系は、上記第1〜第12のいずれか1つの発明において、以下の条件式(12)を満たすように非球面を有することを特徴とする。
1≦n≦7 …(12)
ただし、
n:非球面数、
である。
第14の発明の投影光学系は、上記第1〜第13のいずれか1つの発明において、以下の条件式(13)を満たすように非球面を有することを特徴とする。
m+n≦28 …(13)
ただし、
m:レンズ枚数、
n:非球面数、
である。
第15の発明の投影光学系は、上記第1〜第14のいずれか1つの発明において、以下の条件式(14)を満たすことを特徴とする。
2≦LB/m≦4 …(14)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
m:レンズ枚数、
である。
第16の発明の投影光学系は、上記第1〜第15のいずれか1つの発明において、前記第1,第2光学系のうちの少なくとも一方の一部がズーミングのために移動することを特徴とする。
第17の発明の投影光学系は、上記第16の発明において、前記第2光学系の一部がズーミングのために移動することを特徴とする。
第18の発明のプロジェクターは、前記画像表示面を有する画像表示素子と、前記画像表示面に表示される画像をスクリーン面に拡大投影する上記第1〜第17のいずれか1つの発明に係る投影光学系と、を備えたことを特徴とする。
第19の発明のプロジェクターは、上記第18の発明において、前記画像表示面と前記スクリーン面が共に平面であることを特徴とする。
本発明によれば、第2光学系で中間像が形成されるとともに、第2光学系中に所定のレンズエレメントや凹面が配置された構成になっているため、諸収差が良好に補正され、かつ、長いレンズバックと広角化・小型化が達成された投影光学系と、それを備えたプロジェクターを実現することが可能である。
第1の実施の形態(実施例1)の光学構成図。 第2の実施の形態(実施例2)の光学構成図。 第3の実施の形態(実施例3)の光学構成図。 第4の実施の形態(実施例4)の光学構成図。 第5の実施の形態(実施例5)の光学構成図。 第6の実施の形態(実施例6)の光学構成図。 第7の実施の形態(実施例7)の光学構成図。 第8の実施の形態(実施例8)の光学構成図。 第9の実施の形態(実施例9)の光学構成図。 実施例1の収差図。 実施例2の収差図。 実施例3の収差図。 実施例4の収差図。 実施例5の収差図。 実施例6の収差図。 実施例7の収差図。 実施例8の収差図。 実施例9の望遠端における収差図。 実施例9の中間ポジションにおける収差図。 実施例9の広角端における収差図。 実施例9の中間像の歪曲収差図。 プロジェクターの一実施の形態を示す模式図。
以下、本発明に係る投影光学系,プロジェクター等を説明する。本発明に係る投影光学系は、画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成された構成になっている。上記投影光学系を構成するレンズ系としては、単焦点レンズのほかに、ズームレンズ等の焦点距離可変のレンズ系が挙げられる。なお、「拡大側」は光学像を拡大してスクリーン面等に投影する方向であり、その逆方向は「縮小側」、つまり元の光学像(すなわち縮小側像面)を表示する画像表示素子(例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス)が配置される方向である。
上記のように、第2光学系において最も中間像側の面を凹面とすることにより、中間像面で発生している像面湾曲や歪曲とは逆向きの収差を発生させてそれらを補正し、最終像面において良好に収差補正された投影光学系を実現することが可能になる。また上記投影光学系は、以下に説明する2つのタイプに分けられる。
第1のタイプでは、前記第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワーが負であり(パワー:焦点距離の逆数で定義される量)、以下の条件式(1)を満たすことを特徴としている。
6.0≦LB/|f| …(1)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
f:全系の焦点距離、
である。
条件式(1)は、レンズバックの大きな投影光学系において広い画角を確保するための条件を規定している。この条件式(1)の下限を下回ると、全系の焦点距離が大きくなるため画角が小さくなる。第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメント(後述する図1〜図9中のレンズLeに相当する。)のパワーを負にすることにより光線を光軸に対して高く上げると、像面湾曲,歪曲,倍率色等の諸収差を抑えることができる。レンズバックが長いと光軸に対して軸外主光線のなす角度が小さくなるため、レンズLe(図1〜図9参照。)から中間像面間の光線を高く上げるには距離が必要になるが、上記のように負レンズを配置すれば距離を短縮して光軸方向に小型化することが可能になる。
第2のタイプでは、以下の条件式(2)及び(3)を満たすことを特徴としている。
5.5≦LB/|f| …(2)
β+100Pw−2≦0 …(3)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
f:全系の焦点距離(投影光学系がズームレンズの場合、広角端での全系の焦点距離)、
β:第2光学系の倍率、
Pw:第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワー、
である。
第2のタイプでも、基本的に第1のタイプと同様の効果が得られる。ただし、最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメント(後述する図1〜図9中のレンズLeに相当する。)のパワーは、特にリレー倍率が等倍付近の場合、中間像高が小さくなるため必ずしも負となる必要はなく、条件式(3)から求められるパワーPwが収差補正(像面湾曲,歪曲収差等の補正)の点で好適になる。
上述した第1,第2のタイプの投影光学系の特徴的構成によると、第2光学系で中間像が形成されるとともに、第2光学系中に所定のレンズエレメントや凹面が配置された構成になっているため、諸収差が良好に補正され、かつ、長いレンズバックと広角化・小型化が達成された投影光学系を実現することが可能である。そして、その投影光学系をプロジェクターに用いれば、プロジェクターの高性能化,高機能化,コンパクト化等に寄与することができる。こういった効果をバランス良く得るとともに、更に高い光学性能,小型化等を達成するための条件等を以下に説明する。
以下の条件式(4)を満たすことが望ましい。
−15≦dis≦−3 …(4)
ただし、
dis:中間像の歪曲収差(%)、
である。
中間像面で歪曲を完全に抑えなくてよいので中間像の収差補正用のレンズを設けずに済み、これがレンズ枚数の削減と投影光学系の小型化につながるため条件式(4)を満たすことが望ましい。条件式(4)の下限を下回ると、前記凹面及びそれより縮小側のレンズで歪曲を補正するのが困難になり、最終像面において良好な結像が困難になる。条件式(4)の上限を上回ると、歪曲・像面湾曲補正用のレンズが必要になり、例えば、像面湾曲と歪曲収差とをバランス良く補正しようとすると、レンズ枚数の増加及び投影光学系の大型化を招くことになる。
上記条件式(4)を満たすために、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることが望ましく、前記中間像の最大像高に対する2〜7.5割の像高において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることが更に望ましい。
前記第1光学系において拡大側から3枚のレンズがいずれも負メニスカスレンズであり、3枚のレンズのうち少なくとも1枚が非球面レンズであることが望ましい。そして、前記非球面レンズの中間像側の面が以下の条件式(5)を満たす非球面であることが更に望ましい。
z(h1)>3 …(5)
ただし、
h1:非球面における最軸外主光線の光軸からの高さ、
z(h1):高さh1の位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
であり、
その非球面の面形状は、面頂点を原点とし光軸をz軸とする直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。
z=(c・h2)/{1+√(1−ε・c2・h2)}+Σ(Aj・hj) …(AS)
ここで、
h:z軸に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
z:高さhの位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
c:面頂点での曲率、
ε:2次曲面パラメータ、
Aj:j次の非球面係数(Σはjについて4次から∞次の総和を表す。)、
である。
拡大側に強い負のパワーを持つレンズを並べて配置することで広角化が可能になり、さらに非球面レンズを含むことで効果的に歪曲,像面湾曲等の収差を補正することが可能になる。条件式(5)は非球面形状のサグ量に関する式であり、条件式(5)の下限を下回ると、諸収差を補正しつつ広角化を実現することが難しくなる。したがって、条件式(5)を満たすことにより、広角化と高性能化を共に達成することが可能になる。
前記第1光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い中間像側の正レンズが以下の条件式(6)及び(7)を満たすことが望ましい。
0.645<θg_F+0.001682×νd<0.695 …(6)
60<νd<100 …(7)
ただし、
θg_F:レンズ材料の部分分散比、
θg_F=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νd:レンズ材料のアッべ数、
である。
第1光学系での開口絞り付近に配置される正レンズ(後述する図1〜図9中のレンズLpに相当する。)に、条件式(6)及び(7)で規定されるような異常分散性を持つ硝材を使用すれば、長波長又は短波長の光の焦点のずれが小さくなるため、軸上色収差を小さく抑えることができる。
以下の条件式(8)を満たすことが望ましい。
LB1/LB≦0.5 …(8)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
LB1:第1光学系のレンズバック(すなわち、第1光学系において最も縮小側のレンズ面から中間像面までの空気換算バックフォーカス)、
である。
条件式(8)の上限を上回ると、第1光学系のレンズバックが長くなり、投影光学系が光軸方向に長くなる。また、第1光学系のレンズバックが長くなるにともなって、レンズタイプの特性上前玉レンズの径も増大するため、径方向の小型化も困難になる。前玉レンズの径を抑えようとすると、像面湾曲や歪曲収差が生じるおそれがある。したがって、条件式(8)を満たすことにより、投影光学系の径方向の小型化と像面湾曲や歪曲収差の補正とを両立させることが可能になる。
以下の条件式(9)を満たすことが望ましい。
0.5<Fno/Fno1<2.5 …(9)
ただし、
Fno:投影光学系のFナンバー、
Fno1:第1光学系のFナンバー、
である。
条件式(9)の上限を上回ると、中間像付近のレンズが大きくなるため、径方向の小型化が難しくなる。径方向に小型化しようとすれば、像面湾曲や歪曲収差が生じるおそれがある。条件式(9)の下限を下回ると、諸収差(例えば、球面収差やコマ収差)を補正するために中間像付近のレンズ枚数が増加する傾向となる。したがって、条件式(9)を満たすことにより、中間像付近での径方向の小型化と像面湾曲や歪曲収差の補正とを両立させることが可能になる。
以下の条件式(10)を満たすことが望ましい。
|Y1/tanθ1|≧20 …(10)
ただし、
Y1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
条件式(10)は、製造が容易になる条件範囲を規定している。条件式(10)の範囲を外れると、第1,第2光学系間の中間像付近に位置するレンズの偏心感度が高くなり、生産性の悪化を招くおそれがある。つまり、軸外の光線が角度をもって中間像付近のレンズに入射するため、第2光学系の性能がレンズのわずかな偏心で低下しやすくなり、片ボケやコマが生じやすくなる。
以下の条件式(11)を満たすことが望ましい。
|Y2/tanθ2|≧500 …(11)
ただし、
Y2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
条件式(11)の範囲を外れると、軸外光の角度が大きくなるため、特にダイクロイックプリズムで色合成したり、TIR(Total Internal Reflection)プリズムで照明光を取り込んだりする場合に、効率の低下を招くおそれがある。
以下の条件式(12)を満たすように非球面を有することが望ましい。
1≦n≦7 …(12)
ただし、
n:非球面数、
である。
条件式(12)の下限を下回ると、像面性が悪化するため、広画角と長いレンズバックで良好な結像性能を得ることが難しくなる。条件式(12)の上限を上回ると、非球面が増えすぎて製造性能(例えば、像面湾曲,歪曲収差,球面収差等)が安定しなくなったり、製造コストが高くなったりする傾向となる。
以下の条件式(13)を満たすように非球面を有することが望ましい。
m+n≦28 …(13)
ただし、
m:レンズ枚数、
n:非球面数、
である。
条件式(13)の上限を上回ることは、非球面数の増加又はレンズ枚数の増加を意味する。したがって、条件式(13)の上限を上回ると、非球面数の増加によって製造性能(例えば、像面湾曲,歪曲収差,球面収差等)が安定しなくなったり、レンズ枚数の増加によって製造コストが高くなったりする傾向となる。
以下の条件式(14)を満たすことが望ましい。
2≦LB/m≦4 …(14)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
m:レンズ枚数、
である。
条件式(14)の上限を上回ると、レンズバックの長さに対してレンズ枚数が相対的に少なくなるため、像面性や歪曲収差を補正するための非球面を多用することになり、製造性能が安定しなくなる。条件式(14)の下限を下回ると、レンズ枚数が増えてコストが高くなる傾向となる。
レンズバックLBが短いほど非球面数nやレンズ枚数mは少なくて済むが、条件式(1)や(2)を満たすようなレンズバックLBの長い投影光学系で中間像を形成する場合、非球面数nやレンズ枚数mが多くなってしまう。条件式(12)〜(14)のうちの少なくとも1つを満たすようにすれば、製造性能と製造コストとを良好にバランスさせることができる。
前記第1,第2光学系のうちの少なくとも一方の一部がズーミングのために移動することが望ましく、前記第2光学系の一部がズーミングのために移動することが更に望ましい。投影光学系として用いられるズームレンズに関しては、第9の実施の形態(図9,実施例9)を挙げて後述する。
次に、第1〜第9の実施の形態を挙げて、投影光学系LNの具体的な光学構成を説明する。図1〜図8は、第1〜第8の実施の形態を構成する投影光学系LNにそれぞれ対応する光学構成図であり、単焦点レンズである投影光学系LNのレンズ断面形状,レンズ配置,光路等を光学断面で示している。図9は、第9の実施の形態を構成する投影光学系LNにそれぞれ対応する光学構成図であり、ズームレンズである投影光学系LNのレンズ断面形状,レンズ配置,光路等を、望遠端(T),中間ポジション(M,中間焦点距離状態),広角端(W)のそれぞれについて光学断面で示している。なお、投影光学系LNの縮小側には、プリズムPR(例えば、TIRプリズム,色分解合成プリズム等)、及び画像表示素子のカバーガラスCGが位置している。
第1〜第9の実施の形態の投影光学系LNは、拡大側から順に第1光学系LN1と第2光学系LN2とからなり、画像表示素子の画像表示面に表示される画像(縮小側像面)IM2の中間像IM1を第2光学系LN2が形成し、その中間像IM1を第1光学系LN1が拡大投影する構成になっている。第2光学系LN2において、最も中間像IM1側の面は凹面で形成されており、第1〜第8の実施の形態では、第2光学系LN2において、最軸外主光線が光軸AXと交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントLeが負パワーを有している。また、第1〜第9の実施の形態では、第1光学系LN1において最軸外主光線が光軸AXと交わる点から最も近い中間像IM1側の正レンズLpが、異常分散性を有する硝材からなっている。
第9の実施の形態(図9)の投影光学系LNは、拡大側から順に、正のパワーを有する第1レンズ群Gr1と、正のパワーを有する第2レンズ群Gr2と、負のパワーを有する第3レンズ群Gr3と、正のパワーを有する第4レンズ群Gr4と、正のパワーを有する第5レンズ群Gr5と、正のパワーを有する第6レンズ群Gr6と、の6群で構成されたプロジェクター用ズームレンズであり、第2レンズ群Gr2,第4レンズ群Gr4,及び第5レンズ群Gr5を光軸AXに沿って移動させることによりズーミングを行う構成になっている。つまり、第9の実施の形態は拡大側から順に正正負正正正のパワー配置を有する6群構成のズームレンズであり、第1レンズ群Gr1,第3レンズ群Gr3及び第6レンズ群Gr6が固定群、第2レンズ群Gr2,第4レンズ群Gr4,第5レンズ群Gr5が移動群となっている。第1レンズ群Gr1のズーム位置が固定になっているので、変倍による光学系全長の変化を抑制することができ、また、移動部品が減少するため変倍機構を簡素化することができる。なお、第6レンズ群Gr6の縮小側に位置するプリズムPR及びカバーガラスCGのズーム位置も固定である。
次に、上記投影光学系LNを備えたプロジェクターの一実施の形態を説明する。図22に、プロジェクターPJの概略構成例を示す。このプロジェクターPJは、光源1,照明光学系2,反射ミラー3,プリズムPR,画像表示素子(画像形成素子)4,制御部5,アクチュエーター6,投影光学系LN等を備えている。制御部5は、プロジェクターPJの全体制御を司る部分である。画像表示素子4は、光を変調して画像を生成する画像変調素子(例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス)であり、画像を表示する画像表示面IM2上には、カバーガラスCGが設けられている。
光源1(例えば、キセノンランプ等の白色光源,レーザー光源)から出射した光は、照明光学系2,反射ミラー3及びプリズムPRで画像表示素子4に導かれて、画像表示素子4では画像光が形成される。プリズムPRは、例えばTIRプリズム(他に色分離合成プリズム等)からなり、照明光と投影光との分離等を行う。画像表示素子4で形成された画像光は、投影光学系LNでスクリーン面SCに向けて拡大投射される。つまり、画像表示素子4に表示された画像IM2は、第2光学系LN2で中間像IM1となった後、第1光学系LN1でスクリーン面SCに拡大投影される。
プロジェクターPJは、上記のように、画像を表示する画像表示素子4と、光源1と、その光源1からの光を画像表示素子4に導く照明光学系2と、画像表示素子4に表示された画像をスクリーン面SCに拡大投影する投影光学系LNと、を備えているが、投影光学系LNが適用可能なプロジェクターはこれに限らない。例えば、画像表示面自身の発光により画像を表示する画像表示素子を用いれば、照明を不要にすることも可能であり、その場合、光源1や照明光学系2を用いずにプロジェクターを構成することが可能である。
投影光学系LNにおいてズーミングやフォーカシングのために移動するレンズ群には、それぞれ光軸AXに沿って拡大側又は縮小側に移動させるアクチュエーター6が接続されている。そしてアクチュエーター6には、移動群の移動制御を行うための制御部5が接続されている。なお、制御部5及びアクチュエーター6については、これを使わず手動でレンズ群を移動させてもよい。
以下、本発明を実施した投影光学系の構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1〜9(EX1〜9)は、前述した第1〜第9の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第1〜第9の実施の形態を表す光学構成図(図1〜図9)は、対応する実施例1〜9のレンズ断面形状,レンズ配置,光路等をそれぞれ示している。
各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号i,曲率半径CR(mm),軸上面間隔d(mm),d線(波長587.56nm)に関する屈折率nd,及びd線に関するアッベ数νdを示す。なお、Lpは第1光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い中間像側の正レンズ、Leは第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメント、STは開口絞り、IM1は中間像面、IM2は画像表示面をそれぞれ示している。
面番号iに*が付された面は非球面であり、その面形状は面頂点を原点とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。非球面データとして、非球面係数等を示す。なお、各実施例の非球面データにおいて表記の無い項の係数は0であり、すべてのデータに関してE−n=×10-nである。
z=(c・h2)/{1+√(1−ε・c2・h2)}+Σ(Aj・hj) …(AS)
ただし、
h:z軸(光軸AX)に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
z:高さhの位置での光軸AX方向のサグ量(面頂点基準)、
c:面頂点での曲率(曲率半径CRの逆数)、
ε:2次曲面パラメータ、
Aj:j次の非球面係数(Σはjについて4次から∞次の総和を表す。)、
である。
各種データとして、全系の焦点距離(f,mm),像高(Y’,mm),半画角(ω,°),全系のFナンバー(Fno),全系のレンズバック(LB,mm),第1,第2光学系の焦点距離(f1,f2;mm),レンズ全長(TL,mm)、及び条件式関連データを示す。条件式関連データは、例えば、第1光学系のFナンバー(Fno1),第1光学系のレンズバック(LB1,mm),第1,第2光学系における最軸外主光線の高さ(Y1,Y2;mm),第1,第2光学系における最軸外主光線が光軸となす角度(θ1,θ2;°),非球面における最軸外主光線の光軸からの高さ(h1,mm),第1光学系中の正レンズLPの部分分散比(θg_F),第2光学系の倍率(β),第2光学系中のレンズエレメントLeのパワー(Pw)である。レンズバックLBは、レンズ最終面から近軸像面IMまでの距離を空気換算長により表記したバックフォーカスであり、レンズ全長は、投影光学系LNの最前面(i=1)から投影光学系LNの最終面までの距離にレンズバックLBを加えたものである。また、像高Y’は画像表示面IMの対角長の半分に相当する。
ズーミングにより変化するデータに関しては、各ズームポジションT(TELE),M(MIDDLE),W(WIDE)での値を示す。例えば群間隔として、可変面間隔(di,i:面番号,mm)を示し、ズームレンズ群データとして、各レンズ群の焦点距離(mm)を示す。また、表1に条件式対応値を各実施例について示す。
図10〜図17は、実施例1〜実施例8(EX1〜EX8)にそれぞれ対応する収差図であり、図10〜図17のそれぞれにおいて、(A)は球面収差(mm)、(B)は非点収差(mm)、(C)は歪曲収差(%)、(D)は倍率色収差(mm)、(E)は中間像IM1の歪曲収差(%)を示している(H:入射高さ(mm),Y’:像高(mm))。また、図18〜図21は実施例9(EX9)に対応する収差図であり、図18〜図21のそれぞれにおいて、(A)は球面収差(mm)、(B)は非点収差(mm)、(C)は歪曲収差(%)、(D)は倍率色収差(mm)を示している(H:入射高さ(mm),Y’:像高(mm))。図18は望遠端(T)における実施例9の諸収差(A)〜(D)を示しており、図19は中間ポジション(M,中間焦点距離状態)における実施例9の諸収差(A)〜(D)を示しており、図20は広角端(W)における実施例9の諸収差(A)〜(D)を示しており、図21は実施例9の中間像IM1の歪曲収差(%)を示している。
(A)の球面収差図において、実線SA−eはe線(波長546.1nm)に対する球面収差、破線SA−0.46は波長460nmに対する球面収差、一点鎖線SA−0.62は波長620nmに対する球面収差、をそれぞれ表している。(B)の非点収差図において、太線で示すmer−e,mer−0.46,mer−0.62はメリディオナル像面、細線で示すsag−e,sag−0.46,sag−0.62はサジタル像面であり、実線mer−e,sag−eはe線、破線mer−0.46,sag−0.46は波長460nm、一点鎖線mer−0.62,sag−0.62は波長620nmに対する非点収差をそれぞれ表している。(C),(E),図21の歪曲収差図において実線はe線に対する歪曲(%)を表しており、(D)の倍率色収差図において破線は波長460nm、一点鎖線は波長620nmに対する倍率色収差をe線基準でそれぞれ表している。
実施例1〜4において、第1面から中間像面IM1の前までが第1光学系LN1であり、中間像面IM1の後から第44面までが第2光学系LN2である。第1面から第44面までがレンズユニットからなる投影光学系LNであり、第45面以降がプリズムPRや画像表示素子4(図22)のカバーガラスCGである。
実施例5,6において、第1面から中間像面IM1の前までが第1光学系LN1であり、中間像面IM1の後から第42面までが第2光学系LN2である。第1面から第42面までがレンズユニットからなる投影光学系LNであり、第43面以降がプリズムPRや画像表示素子4(図22)のカバーガラスCGである。
実施例7において、第1面から中間像面IM1の前までが第1光学系LN1であり、中間像面IM1の後から第48面までが第2光学系LN2である。第1面から第48面までがレンズユニットからなる投影光学系LNであり、第49面以降がプリズムPRや画像表示素子4(図22)のカバーガラスCGである。
実施例8において、第1面から中間像面IM1の前までが第1光学系LN1であり、中間像面IM1の後から第50面までが第2光学系LN2である。第1面から第50面までがレンズユニットからなる投影光学系LNであり、第45面以降がプリズムPRや画像表示素子4(図22)のカバーガラスCGである。
実施例9において、第1面から中間像面IM1の前までが第1光学系LN1であり、中間像面IM1の後から第61面までが第2光学系LN2である。第1面から第61面までがレンズユニットからなる投影光学系LNであり、第62面以降がプリズムPRや画像表示素子4(図22)のカバーガラスCGである。第1レンズ群Gr1が16枚、第2レンズ群Gr2が3枚、第3レンズ群Gr3が2枚、第4レンズ群Gr4が3枚、第5レンズ群Gr5が6枚、第6レンズ群Gr6が1枚の計31枚構成であり、変倍により第2レンズ群Gr2,第4レンズ群Gr4,第5レンズ群Gr5が移動する。
なお、各実施例を投影光学系LNとしてプロジェクター(例えば液晶プロジェクター)PJに用いる場合、本来はスクリーン面(被投影面)SCが像面であり画像表示面IM(例えば液晶パネル面)が物体面であるが、各実施例では光学設計上それぞれ縮小系とし、スクリーン面SC(図22)を物体面とみなして画像表示面(縮小側像面)IMで光学性能を評価している。そして、得られた光学性能から分かるように、各実施例の投影光学系はプロジェクター用の投射レンズとしてだけでなく、撮像装置(例えばビデオカメラ,デジタルカメラ)用の撮像レンズとしても好適に使用可能である。
実施例1
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 58.547 5.739 1.58913 61.25
2 35.184 5.435
3 41.602 4.354 1.58913 61.25
4 25.819 5.350
5* 56.921 2.506 1.51633 64.06
6* 11.331 8.828
7* 42.712 1.317 1.51633 64.06
8* 20.352 9.120
9(Lp) -34.744 6.295 1.49700 81.61
10 -10.751 0.200
11 79.926 7.457 1.43700 95.10
12 -18.003 1.296
13 -17.901 1.316 1.80518 25.46
14 140.541 0.822
15 66.870 8.860 1.49700 81.61
16 -37.286 0.200
17* 18.777 13.858 1.49700 81.54
18* -34.706 14.784
19(IM1) ∞ 64.541
20 -157.017 6.771 1.91082 35.25
21 -65.154 0.200
22 26.501 11.613 1.71300 53.94
23 40.966 16.557
24 -330.809 1.534 1.80518 25.46
25 17.740 24.954
26 387.939 2.936 1.80611 40.73
27 -56.989 0.294
28 29.131 3.487 1.80610 33.27
29 117.985 10.894
30(Le) -948.573 1.039 1.68893 31.16
31 21.756 5.969
32(ST) ∞ 14.583
33 -59.640 1.517 1.80610 33.27
34 57.662 1.515
35 43.945 7.188 1.43700 95.10
36 -26.347 0.200
37 31.780 7.931 1.43700 95.10
38 -33.923 2.690
39 -28.694 1.447 1.91082 35.25
40 48.127 2.042
41 77.418 6.382 1.49700 81.61
42 -40.797 0.200
43 89.028 5.780 1.80518 25.46
44 -56.838 11.000
45 ∞ 54.000 1.51680 64.20
46 ∞ 5.000
47 ∞ 1.050 1.48749 70.44
48 ∞ 0.700
49(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
5 1.31275 3.47800E-05 -5.41392E-08 1.28233E-10
6 0.28275 -8.42394E-05 5.96325E-08 -2.23262E-10
7 -9.99999 -4.26553E-05 1.01913E-06 -2.78549E-09
8 5.00000 -2.12060E-05 3.57730E-09 1.26684E-08
17 -3.25098 8.23795E-06 -1.32287E-08 1.86688E-11
18 -5.00000 1.00000E-05 -8.70702E-09 2.01671E-11
各種データ
焦点距離f -4.28
像高Y' 9.62
半画角ω 66.10
Fno 2.40
Fno1 5.07
LB 52.96
LB1 14.78
Y1 -18.42
θ1 -1.45
Y2 9.50
θ2 0.02
f1 9.67
f2 211.76
h1 12.84
TL 363.96
θg_F 0.54
実施例2
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 59.484 4.290 1.58913 61.25
2 36.652 6.775
3 45.982 3.788 1.48749 70.44
4 26.061 5.201
5* 58.885 2.375 1.51633 64.06
6* 11.144 5.838
7* 52.555 1.777 1.51633 64.06
8* 25.011 11.292
9(Lp) -241.842 5.956 1.49700 81.61
10 -13.327 0.200
11 -505.265 5.936 1.43700 95.10
12 -18.476 1.280
13 -18.402 1.310 1.80518 25.46
14 223.386 0.401
15 65.243 7.496 1.49700 81.61
16 -48.312 0.200
17* 14.786 16.905 1.49700 81.54
18* -23.464 12.268
19(IM1) ∞ 66.477
20 -66.399 7.524 1.80611 40.73
21 -48.185 0.200
22 29.637 9.984 1.80611 40.73
23 37.341 17.832
24 -314.233 2.284 1.80518 25.46
25 25.857 15.679
26 -570.796 5.339 1.91082 35.25
27 -48.135 35.212
28 30.178 3.879 1.91082 35.25
29 149.510 9.653
30(Le) 96.186 0.996 1.80610 33.27
31 17.332 10.289
32(ST) ∞ 11.879
33 -63.055 1.580 1.90366 31.31
34 54.425 1.481
35 40.811 7.101 1.43700 95.10
36 -25.884 0.200
37 28.514 8.086 1.43700 95.10
38 -34.603 2.680
39 -29.031 1.420 1.91082 35.25
40 43.119 2.310
41 75.264 6.632 1.49700 81.61
42 -38.709 0.200
43 111.017 5.928 1.80518 25.46
44 -49.056 11.000
45 ∞ 54.000 1.51680 64.20
46 ∞ 5.000
47 ∞ 1.050 1.48749 70.44
48 ∞ 0.700
49(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
5 0.74460 4.13387E-05 -6.24739E-08 1.23924E-10
6 0.11206 -4.20273E-05 -1.23936E-07 2.10475E-10
7 3.38452 1.86974E-05 -7.04591E-08 2.41937E-10
8 5.00000 5.86556E-05 -3.98638E-07 1.03110E-09
17 -2.77340 7.93795E-06 -1.97806E-08 2.33288E-11
18 -5.00000 1.00000E-05 -1.90550E-08 2.97423E-11
各種データ
焦点距離f -3.52
像高Y' 9.62
半画角ω 69.90
Fno 2.40
Fno1 5.65
LB 52.96
LB1 12.27
Y1 -19.40
θ1 -1.91
Y2 9.51
θ2 0.01
f1 8.74
f2 193.29
h1 12.48
TL 392.10
θg_F 0.54
実施例3
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 61.259 4.674 1.58913 61.25
2 35.941 6.493
3 44.605 4.264 1.58913 61.25
4 25.615 5.697
5* 100.872 2.378 1.51633 64.06
6* 13.480 6.891
7* 52.513 1.644 1.51633 64.06
8* 25.244 11.918
9(Lp) -82.203 6.618 1.49700 81.61
10 -12.888 0.200
11 85.009 7.325 1.43700 95.10
12 -20.682 1.403
13 -20.256 1.420 1.80518 25.46
14 108.005 0.200
15 49.645 7.546 1.49700 81.61
16 -69.386 0.200
17* 15.078 15.155 1.49700 81.54
18* -23.914 11.704
19(IM1) ∞ 68.806
20 -125.356 8.704 1.80611 40.73
21 -56.352 0.202
22 26.741 12.366 1.74330 49.22
23 39.114 14.853
24 -31100.839 1.688 1.80518 25.46
25 17.579 28.390
26 -2106.296 3.999 1.91082 35.25
27 -68.829 4.676
28 37.757 2.838 1.91082 35.25
29 111.176 15.506
30(Le) 76.779 1.137 1.80610 33.27
31 27.331 4.589
32(ST) ∞ 15.126
33 -56.891 1.462 1.80610 33.27
34 43.562 1.716
35 38.442 7.351 1.43700 95.10
36 -27.769 0.200
37 29.068 8.409 1.43700 95.10
38 -34.212 3.002
39 -27.139 1.444 1.91082 35.25
40 50.076 2.046
41 82.876 6.479 1.49700 81.61
42 -38.970 0.200
43 113.036 5.751 1.80518 25.46
44 -51.050 11.000
45 ∞ 54.000 1.51680 64.20
46 ∞ 5.000
47 ∞ 1.050 1.48749 70.44
48 ∞ 0.700
49(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
5 4.02818 4.89444E-05 -8.92959E-08 1.68946E-10
6 0.39006 -4.76240E-05 2.14519E-09 -1.63440E-10
7 4.81187 -5.61596E-05 4.36035E-07 -7.57896E-10
8 4.99525 -4.12267E-05 8.35554E-08 2.46018E-09
17 -3.19637 9.18931E-06 -1.90003E-08 2.77221E-11
18 -5.00000 9.99327E-06 -8.57158E-09 2.76432E-11
各種データ
焦点距離f -3.74
像高Y' 9.62
半画角ω 68.80
Fno 2.40
Fno1 5.21
LB 52.96
LB1 11.70
Y1 -18.28
θ1 -1.93
Y2 9.51
θ2 0.01
f1 8.54
f2 236.73
h1 12.86
TL 380.63
θg_F 0.54
実施例4
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 54.499 4.973 1.58913 61.25
2 33.922 4.000
3 39.491 4.338 1.58913 61.25
4 24.755 4.456
5* 39.765 3.046 1.51633 64.06
6* 11.519 8.456
7* 49.287 1.449 1.51633 64.06
8* 18.781 10.398
9(Lp) -26.771 5.597 1.49700 81.61
10 -10.560 0.976
11 71.054 7.243 1.43700 95.10
12 -18.451 3.082
13 -17.681 1.279 1.80518 25.46
14 167.357 0.612
15 62.214 10.531 1.49700 81.61
16 -37.984 3.242
17* 22.927 14.426 1.49700 81.54
18* -57.014 18.167
19(IM1) ∞ 57.650
20 -158.131 4.473 1.91082 35.25
21 -66.526 0.215
22 26.705 11.019 1.71300 53.94
23 42.024 17.290
24 -453.750 1.493 1.80518 25.46
25 17.710 25.137
26 718.046 4.112 1.80611 40.73
27 -52.015 0.204
28 29.319 3.472 1.80610 33.27
29 126.725 11.120
30(Le) -259.876 1.061 1.68893 31.16
31 21.823 4.826
32(ST) ∞ 12.973
33 -61.236 1.602 1.80610 33.27
34 57.366 1.574
35 44.510 7.121 1.43700 95.10
36 -25.207 1.193
37 32.665 7.740 1.43700 95.10
38 -33.452 2.606
39 -28.820 1.435 1.91082 35.25
40 48.608 2.074
41 81.611 6.293 1.49700 81.61
42 -40.049 0.697
43 88.984 6.323 1.80518 25.46
44 -57.030 11.000
45 ∞ 54.000 1.51680 64.20
46 ∞ 5.000
47 ∞ 1.050 1.48749 70.44
48 ∞ 0.700
49(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
5 -0.85496 3.06830E-05 -2.95755E-08 1.26558E-10
6 0.28808 -8.60720E-05 6.47192E-08 -2.24535E-10
7 -7.80147 -3.67633E-05 1.03547E-06 -3.20019E-09
8 4.99812 1.59315E-05 -2.56076E-07 1.83558E-08
17 -2.67820 7.86312E-06 -1.22323E-08 1.64637E-11
18 -4.99887 9.87186E-06 -1.21852E-08 2.13268E-11
各種データ
焦点距離f -5.58
像高Y' 9.62
半画角ω 59.90
Fno 2.40
Fno1 5.18
LB 52.96
LB1 18.17
Y1 -19.12
θ1 -1.03
Y2 9.50
θ2 0.03
f1 13.24
f2 205.81
h1 11.92
TL 363.93
θg_F 0.54
実施例5
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 45.192 4.306 1.58913 61.25
2 26.770 10.066
3 25.541 2.889 1.80860 40.42
4* 11.217 7.470
5 36.448 1.325 1.72916 54.67
6 10.389 5.990
7 11.786 1.800 1.51633 64.06
8* 12.808 15.169
9(Lp) 161.294 5.837 1.49700 81.61
10 -15.921 1.197
11 218.787 6.807 1.59349 67.00
12 -15.009 0.010
13 -15.009 1.446 1.90366 31.31
14 -34.654 27.025
15 -88.374 5.236 1.74320 49.29
16* -19.440 16.343
17(IM1) ∞ 21.522
18 -17.271 2.306 1.69680 55.46
19 -123.394 7.390
20 -86.937 13.519 1.78590 43.93
21 -30.851 0.200
22 -190.846 5.409 1.90366 31.31
23 -69.061 29.442
24 -53.481 3.533 1.80810 22.76
25 -105.251 0.200
26 88.578 8.053 1.80611 40.73
27 -133.025 45.362
28(Le) -34.168 1.557 1.51680 64.20
29 -90.469 18.359
30(ST) ∞ 5.640
31 -105.027 1.494 1.91082 35.25
32 25.889 0.010
33 25.889 7.633 1.59349 67.00
34 -34.514 9.076
35 71.723 6.038 1.49700 81.61
36 -28.737 1.071
37 -38.141 1.374 1.91082 35.25
38 39.510 0.010
39 39.510 6.248 1.59349 67.00
40 -60.296 14.582
41 76.755 5.398 1.78472 25.72
42 -80.988 11.000
43 ∞ 54.000 1.51680 64.20
44 ∞ 5.000
45 ∞ 1.050 1.48749 70.44
46 ∞ 0.700
47(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
4 0.12624 -1.08863E-06 8.51319E-09 -1.31530E-10
8 0.79920 1.37778E-04 5.04370E-07 6.17016E-09
16 -0.71471 1.02304E-05 3.83880E-08 -6.82587E-11
各種データ
焦点距離f -6.13
像高Y' 9.62
半画角ω 57.50
Fno 2.40
Fno1 3.04
LB 52.96
LB1 16.34
Y1 -11.22
θ1 -1.25
Y2 9.53
θ2 0.06
f1 8.42
f2 292.65
h1 10.74
TL 392.30
θg_F 0.54
実施例6
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 61.959 5.700 1.58913 61.25
2 33.847 13.177
3 28.340 2.370 1.80860 40.42
4* 9.612 9.182
5 34.787 1.451 1.72916 54.67
6 10.735 5.848
7 12.287 1.800 1.51633 64.06
8* 16.104 12.533
9(Lp) 64.289 7.513 1.49700 81.61
10 -15.126 0.200
11 141.475 9.686 1.59349 67.00
12 -13.117 0.010
13 -13.117 1.193 1.90366 31.31
14 -38.745 18.213
15 -74.148 5.868 1.74320 49.29
16* -15.080 13.917
17(IM1) ∞ 21.832
18 -17.724 2.434 1.69680 55.46
19 -100.396 7.590
20 -78.005 14.071 1.78590 43.93
21 -31.116 0.204
22 -170.992 5.090 1.90366 31.31
23 -71.145 37.556
24 -52.286 3.253 1.80810 22.76
25 -110.787 0.201
26 82.391 8.537 1.80611 40.73
27 -123.020 43.277
28(Le) -29.006 1.552 1.51680 64.20
29 -61.684 18.373
30(ST) ∞ 14.087
31 -95.522 1.702 1.91082 35.25
32 27.150 0.010
33 27.150 7.379 1.59349 67.00
34 -32.374 6.469
35 93.107 6.713 1.49700 81.61
36 -27.175 1.051
37 -33.790 1.490 1.91082 35.25
38 48.224 0.010
39 48.224 5.676 1.59349 67.00
40 -67.980 5.165
41 63.038 5.854 1.78472 25.72
42 -82.006 11.000
43 ∞ 54.000 1.51680 64.20
44 ∞ 5.000
45 ∞ 1.050 1.48749 70.44
46 ∞ 0.700
47(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
4 0.27160 -3.85848E-05 1.03362E-08 -6.27716E-10
8 2.93163 1.15730E-04 8.11245E-08 7.60309E-09
16 -0.26505 1.62003E-05 9.20255E-08 -2.01263E-10
各種データ
焦点距離f -4.33
像高Y' 9.62
半画角ω 65.90
Fno 2.40
Fno1 3.21
LB 52.96
LB1 13.92
Y1 -11.71
θ1 -1.25
Y2 9.57
θ2 0.05
f1 6.09
f2 130.11
h1 11.66
TL 392.20
θg_F 0.54
実施例7
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 76.385 4.180 1.58913 61.25
2 33.384 8.378
3 47.494 2.802 1.58913 61.25
4 24.371 6.800
5 33.582 3.000 1.58913 61.15
6* 10.943 16.564
7 -28.321 1.364 1.83400 37.34
8 24.874 5.000
9 116.305 7.195 1.80610 33.27
10 -25.623 8.000
11* -18.114 3.000 1.52510 56.38
12 -16.751 1.000
13 21.580 3.442 1.53172 48.84
14 57.351 17.792
15(Lp) 76.848 10.110 1.60300 65.44
16 -13.604 0.010
17 -13.604 1.229 1.76182 26.61
18 42.507 1.478
19 35.860 8.479 1.49700 81.61
20 -32.923 8.131
21* 111.760 4.700 1.52510 56.38
22 -34.466 5.801
23 86.751 3.747 1.84666 23.78
24 -269.956 11.180
25(IM1) ∞ 37.529
26 -69.506 2.061 1.72825 28.32
27 -299.923 6.472
28 -42.301 2.899 1.84666 23.78
29 -326.909 5.514
30 -67.459 9.582 1.83400 37.34
31 -30.867 0.200
32 45.682 9.667 1.69680 55.46
33 1914.605 53.644
34(Le) -20.355 1.287 1.75520 27.53
35 -39.953 4.654
36(ST) ∞ 15.518
37 -96.759 1.171 1.91082 35.25
38 26.640 0.010
39 26.640 7.660 1.60300 65.44
40 -35.729 0.200
41 37.053 8.557 1.49700 81.61
42 -28.439 1.897
43 -29.053 1.511 1.91082 35.25
44 35.638 0.010
45 35.638 7.482 1.60300 65.44
46 -69.499 0.588
47 149.202 6.750 1.80810 22.76
48 -39.622 11.000
49 ∞ 54.000 1.51680 64.2
50 ∞ 5.000
51 ∞ 1.050 1.48749 70.44
52 ∞ 0.700
53(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
6 -1.96320E-05 -1.06740E-07 2.77818E-10 -1.64302E-12
11 2.82626E-06 2.03951E-08 -3.45541E-11 2.89205E-13
21 -6.48798E-05 5.73537E-08 -2.85311E-10 7.67058E-14
各種データ
焦点距離f -4.31
像高Y' 9.62
半画角ω 65.90
Fno 2.40
Fno1 3.75
LB 52.96
LB1 11.18
Y1 -13.33
θ1 0.43
Y2 9.48
θ2 0.04
f1 5.94
f2 83.22
h1 11.79
TL 392.21
θg_F 0.54
実施例8
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 71.279 4.290 1.58913 61.25
2 35.051 8.517
3 49.485 3.351 1.58913 61.25
4 25.194 7.285
5 36.040 2.800 1.74320 49.29
6* 9.835 15.518
7 -45.873 1.529 1.49700 81.61
8 23.891 3.898
9 33.964 5.967 1.91082 35.25
10 -61.992 1.000
11 12.482 2.000 1.51633 64.06
12* 10.138 16.470
13(Lp) 49.304 6.012 1.49700 81.61
14 -16.349 1.369
15 -4320.936 10.082 1.61800 63.39
16 -11.266 0.010
17 -11.266 1.063 1.78472 25.72
18 40.547 1.454
19 32.896 9.030 1.69350 53.18
20* -12.062 11.500
21(IM1) ∞ 18.881
22 -13.665 1.832 1.80810 22.76
23 -125.152 4.925
24 -77.478 12.381 1.78590 43.93
25 -26.225 7.106
26 -38.569 5.560 1.69680 55.46
27 -31.990 0.674
28 120.716 8.614 1.80000 29.84
29 -113.185 6.644
30 -51.995 4.260 1.48749 70.44
31 -78.925 57.967
32 46.001 5.786 1.49700 81.61
33 -69.396 0.200
34 25.458 7.810 1.61800 63.39
35 -37.193 0.010
36(Le) -37.193 1.178 1.75520 27.53
37 13.472 13.312
38(ST) ∞ 8.686
39 -37.978 1.129 1.80611 40.73
40 24.264 0.010
41 24.264 6.255 1.60311 60.69
42 -102.580 1.244
43 101.685 8.396 1.49700 81.61
44 -20.907 12.698
45 -31.761 1.432 1.80611 40.73
46 43.667 0.010
47 43.667 7.514 1.60311 60.69
48 -40.773 3.000
49 63.442 6.204 1.80810 22.76
50 -87.491 11.000
51 ∞ 54.000 1.51680 64.2
52 ∞ 5.000
53 ∞ 1.050 1.48749 70.44
54 ∞ 0.700
55(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
6 -3.41665E-02 -9.28345E-07 5.43240E-08 -1.12205E-10
12 1.14204E+00 2.11924E-05 6.52602E-08 8.39248E-10
20 5.45504E-01 1.67316E-04 -2.15894E-07 7.13643E-10
各種データ
焦点距離f -4.32
像高Y' 9.62
半画角ω 65.80
Fno 2.40
Fno1 2.28
LB 52.96
LB1 12.18
Y1 -8.29
θ1 -1.23
Y2 9.65
θ2 -0.05
f1 4.50
f2 195.16
h1 11.83
TL 390.82
θg_F 0.54
β 0.95
Pw -0.0281
実施例9
単位:mm
面データ
i CR d nd νd
1 69.012 5.200 1.65844 50.85
2 40.721 11.489
3* 101.897 5.000 1.49270 57.49
4* 30.737 12.047
5 79.286 3.000 1.80611 40.73
6 39.270 20.000
7 -30.928 3.000 1.84666 23.78
8 115.236 17.736
9 -228.143 10.000 1.80518 25.46
10 -56.138 0.300
11 422.294 10.000 1.74330 49.22
12 -92.504 72.431
13 48.139 3.000 1.72342 37.99
14 32.697 3.461
15 68.331 3.972 1.43700 95.10
16 -261.896 0.100
17(ST) ∞ 22.021
18(Lp) 47.517 7.000 1.43700 95.10
19 -105.765 0.100
20 51.327 3.000 1.88300 40.80
21 29.323 2.495
22 33.818 9.200 1.43700 95.10
23 -109.091 0.300
24 24.789 8.000 1.43700 95.10
25 -112.054 3.323
26 -166.879 3.000 1.88300 40.80
27 20.446 9.942
28 57.954 6.000 1.43700 95.10
29 -192.422 1.000
30 42.132 6.000 1.43700 95.10
31 93.200 1.000
32 25.382 7.000 1.43700 95.10
33 ∞ 5.000
34(IM1) ∞ 可変
35 -31.866 2.500 1.60342 38.01
36 71.282 5.000
37 -114.000 6.000 1.74330 49.22
38 -39.084 8.275
39 208.406 10.000 1.58913 61.25
40 -41.828 可変
41 -36.483 3.000 1.51680 64.20
42 77.850 5.449
43 112.624 13.273 1.43700 95.10
44 -38.175 可変
45 -38.632 3.000 1.51823 58.96
46 166.903 2.500
47(Le) 198.192 18.039 1.43700 95.10
46 -45.119 0.100
47 437.401 8.562 1.43700 95.10
48 -139.113 可変
49 72.201 11.675 1.43700 95.10
50 -490.574 7.282
51 61.366 11.722 1.43700 95.10
52 -164.681 2.800
53 -117.362 3.500 1.51680 64.20
54 34.532 16.000
55 -49.665 3.500 1.51680 64.20
56 139.611 3.250
57 86.409 11.691 1.43700 95.10
58 -56.160 43.273
59 178.899 7.000 1.49700 81.61
60 -426.072 可変
61 156.789 6.500 1.49700 81.61
62 ∞ 15.000
63 ∞ 85.000 1.51680 64.20
64 ∞ 5.000
65 ∞ 3.000 1.48749 70.44
66 ∞
67(IM2) ∞
非球面データ
i ε A4 A6 A8
3 3.79632E+00 1.01159E-05 -9.97306E-09 5.24354E-12
4 1.03901E+00 9.70738E-06 -1.96349E-08 2.13512E-11
非球面データ
i A10 A12 A14
3 9.29612E-16 -2.06594E-18 6.78815E-22
4 -5.27747E-14 6.54688E-17 -4.20248E-20
各種データ
TELE MIDDLE WIDE
焦点距離f -16.99 -15.28 -13.81
像高Y' 15.60
半画角ω 42.6 45.6 48.5
Fno 3.11 2.79 2.51
Fno1 1.91 1.91 1.91
LB 78.50
LB1 5.00
各種データ
TELE MIDDLE WIDE
群間隔
d34 20.530 24.760 29.639
d40 32.859 28.626 23.750
d44 8.650 18.646 29.895
d48 3.343 14.278 22.278
d60 53.969 33.039 13.789
各種データ
TELE MIDDLE WIDE
Y1 -9.67 -10.81 -12.06
θ1 3.61 4.37 5.85
Y2 13.42 13.91 15.18
θ2 1.50 1.15 0.23
h1 20.58 22.24 23.75
β 0.61 0.68 0.76
Pw 0.0041
TL 405.84
θg_F 0.54
ズームレンズ群データ
群 (面) 焦点距離
1 ( 1- 33) 10.52
2 ( 35- 40) 75.60
3 ( 41- 44) -572.64
4 ( 45- 48) 332.76
5 ( 49- 60) 245.13
6 ( 61- 62) 314.55
Figure 2021009421
LN 投影光学系
LN1 第1光学系
LN2 第2光学系
Gr1〜Gr6 第1〜第6レンズ群
Le レンズエレメント
Lp 正レンズ
ST 開口絞り
IM1 中間像(中間像面)
IM2 画像表示面(縮小側像面)
PJ プロジェクター
PR プリズム
SC スクリーン面
1 光源
2 照明光学系
3 反射ミラー
4 画像表示素子
5 制御部
6 アクチュエーター
AX 光軸
上記目的を達成するために、第1の発明の投影光学系は、画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、
拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、
前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成され、
前記第光学系において拡大側から3枚のレンズがいずれも負メニスカスレンズであり、
以下の条件式(2)及び(3)を満たし、
以下の条件式(12)を満たすように非球面を有することを特徴とする。
5.5≦LB/|f| …(2)
β+100Pw−2≦0 …(3)
1≦n≦7 …(12)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
f:全系の焦点距離(投影光学系がズームレンズの場合、広角端での全系の焦点距離)、
β:第2光学系の倍率、
Pw:第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワー、
n:非球面数、
である。
の発明の投影光学系は、上記第の発明において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする。
の発明の投影光学系は、上記第の発明において、前記中間像の最大像高に対する2〜7.5割の像高において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする。
の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、前記第1光学系において拡大側から3枚のレンズうち少なくとも1枚が非球面レンズであることを特徴とする。
の発明の投影光学系は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第2光学系において縮小側から6枚のレンズが、拡大側から順に、負レンズ,正レンズ,正レンズ,負レンズ,正レンズ及び正レンズからなることを特徴とする
の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、以下の条件式(8)を満たすことを特徴とする。
LB1/LB≦0.5 …(8)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
LB1:第1光学系のレンズバック(すなわち、第1光学系において最も縮小側のレンズ面から中間像面までの空気換算バックフォーカス)、
である。
の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする。
0.5<Fno/Fno1<2.5 …(9)
ただし、
Fno:投影光学系のFナンバー、
Fno1:第1光学系のFナンバー、
である。
の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする。
|Y1/tanθ1|≧20 …(10)
ただし、
Y1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、以下の条件式(11)を満たすことを特徴とする。
|Y2/tanθ2|≧500 …(11)
ただし、
Y2:第2光学系の最も画像表示面側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ2:第2光学系の最も画像表示面側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
10の発明の投影光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、以下の条件式(14)を満たすことを特徴とする。
2≦LB/m≦4 …(14)
ただし、
LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
m:レンズ枚数、
である。
11の発明のプロジェクターは、前記画像表示面を有する画像表示素子と、前記画像表示面に表示される画像をスクリーン面に拡大投影する上記第1〜第10のいずれか1つの発明に係る投影光学系と、を備えたことを特徴とする。
12の発明のプロジェクターは、上記第11の発明において、前記画像表示面と前記スクリーン面が共に平面であることを特徴とする。
以下の条件式(11)を満たすことが望ましい。
|Y2/tanθ2|≧500 …(11)
ただし、
Y2:第2光学系の最も画像表示面側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
θ2:第2光学系の最も画像表示面側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。

Claims (19)

  1. 画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、
    拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、
    前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成され、
    前記第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワーが負であり、
    以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする投影光学系;
    6.0≦LB/|f| …(1)
    ただし、
    LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
    f:全系の焦点距離、
    である。
  2. 画像表示面に表示される画像を拡大投影する投影光学系であって、
    拡大側から順に第1光学系と第2光学系を含み、前記第2光学系が中間像を形成し、前記第1光学系が前記中間像を拡大投影し、
    前記第2光学系において最も中間像側の面が凹面で形成され、
    以下の条件式(2)及び(3)を満たすことを特徴とする投影光学系;
    5.5≦LB/|f| …(2)
    β+100Pw−2≦0 …(3)
    ただし、
    LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
    f:全系の焦点距離(投影光学系がズームレンズの場合、広角端での全系の焦点距離)、
    β:第2光学系の倍率、
    Pw:第2光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い拡大側のレンズエレメントのパワー、
    である。
  3. 以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の投影光学系;
    −15≦dis≦−3 …(4)
    ただし、
    dis:中間像の歪曲収差(%)、
    である。
  4. 前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする請求項3記載の投影光学系。
  5. 前記中間像の最大像高に対する2〜7.5割の像高において、前記中間像の歪曲収差の符号が切り替わることを特徴とする請求項4記載の投影光学系。
  6. 前記第1光学系において拡大側から3枚のレンズがいずれも負メニスカスレンズであり、3枚のレンズのうち少なくとも1枚が非球面レンズであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の投影光学系。
  7. 前記非球面レンズの中間像側の面が以下の条件式(5)を満たす非球面であることを特徴とする請求項6記載の投影光学系;
    z(h1)>3 …(5)
    ただし、
    h1:非球面における最軸外主光線の光軸からの高さ、
    z(h1):高さh1の位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
    であり、
    その非球面の面形状は、面頂点を原点とし光軸をz軸とする直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。
    z=(c・h2)/{1+√(1−ε・c2・h2)}+Σ(Aj・hj) …(AS)
    ここで、
    h:z軸に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
    z:高さhの位置での光軸方向のサグ量(面頂点基準)、
    c:面頂点での曲率、
    ε:2次曲面パラメータ、
    Aj:j次の非球面係数(Σはjについて4次から∞次の総和を表す。)、
    である。
  8. 前記第1光学系において最軸外主光線が光軸と交わる点から最も近い中間像側の正レンズが以下の条件式(6)及び(7)を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の投影光学系;
    0.645<θg_F+0.001682×νd<0.695 …(6)
    60<νd<100 …(7)
    ただし、
    θg_F:レンズ材料の部分分散比、
    θg_F=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    νd:レンズ材料のアッべ数、
    である。
  9. 以下の条件式(8)を満たすことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の投影光学系;
    LB1/LB≦0.5 …(8)
    ただし、
    LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
    LB1:第1光学系のレンズバック(すなわち、第1光学系において最も縮小側のレンズ面から中間像面までの空気換算バックフォーカス)、
    である。
  10. 以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の投影光学系;
    0.5<Fno/Fno1<2.5 …(9)
    ただし、
    Fno:投影光学系のFナンバー、
    Fno1:第1光学系のFナンバー、
    である。
  11. 以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の投影光学系;
    |Y1/tanθ1|≧20 …(10)
    ただし、
    Y1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
    θ1:第1光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
    であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
  12. 以下の条件式(11)を満たすことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の投影光学系;
    |Y2/tanθ2|≧500 …(11)
    ただし、
    Y2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線の高さ、
    θ2:第2光学系の最も中間像側に位置するレンズを通過する最軸外主光線と光軸とのなす角度、
    であり、アッパーレイとロウワーレイとの中心を通る光線を主光線とする。
  13. 以下の条件式(12)を満たすように非球面を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の投影光学系;
    1≦n≦7 …(12)
    ただし、
    n:非球面数、
    である。
  14. 以下の条件式(13)を満たすように非球面を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の投影光学系;
    m+n≦28 …(13)
    ただし、
    m:レンズ枚数、
    n:非球面数、
    である。
  15. 以下の条件式(14)を満たすことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の投影光学系;
    2≦LB/m≦4 …(14)
    ただし、
    LB:投影光学系のレンズバック(すなわち、投影光学系において最も縮小側のレンズ面から縮小側像面までの空気換算バックフォーカス)、
    m:レンズ枚数、
    である。
  16. 前記第1,第2光学系のうちの少なくとも一方の一部がズーミングのために移動することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の投影光学系。
  17. 前記第2光学系の一部がズーミングのために移動することを特徴とする請求項16記載の投影光学系。
  18. 前記画像表示面を有する画像表示素子と、前記画像表示面に表示される画像をスクリーン面に拡大投影する請求項1〜17のいずれか1項に記載の投影光学系と、を備えたことを特徴とするプロジェクター。
  19. 前記画像表示面と前記スクリーン面が共に平面であることを特徴とする請求項18記載のプロジェクター。
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