JP2021009080A - 検査装置、検査システム、及び検査方法 - Google Patents

検査装置、検査システム、及び検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】種類の異なる被検物のそれぞれを適切に検査すること。【解決手段】開示の技術の一態様に係る検査装置は、被検物の検査データを取得する検査部と、前記検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置部と、前記被検物を識別するための識別情報と、前記識別情報に対応づけて予め定められた検査条件と、に基づき、前記検査部及び前記配置部のそれぞれを制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本願は、検査装置、検査システム、及び検査方法に関する。
従来、レンズ等の被検物を専用の検査装置を用いて検査する技術が知られている。
また、液晶レンズにより、被検面に照射する物体光を、曲面状の被検面に異なる複数の方向から入射させ、被検面からの反射光と参照光との干渉により生じる干渉縞に基づいて、被検面の欠陥を検査する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、照明部と撮影部が装着され、ロボットアームにより任意の位置及び方向に移動される撮影ユニットを用い、被検物の検査データを取得する装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来の装置は、被検物の種類が変わると適切に検査できなくなる場合があった。
開示の技術は、種類の異なる被検物のそれぞれを適切に検査することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る検査装置は、被検物の検査データを取得する検査部と、前記検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置部と、前記被検物を識別するための識別情報と、前記識別情報に対応づけて予め定められた検査条件と、に基づき、前記検査部及び前記配置部のそれぞれを制御する制御部と、を備える。
開示の技術によれば、種類の異なる被検物のそれぞれを適切に検査することができる。
実施形態に係る検査システムの全体構成例を示す図である。 実施形態に係る検査装置の構成及び動作の概要の一例を示す図である。 実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る登録サーバの機能構成例を示すブロック図である。 実施形態に係るクラウドサーバの機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る検査装置の制御部の機能構成例を示すブロック図である。 透明な曲面部を含む被検物の一例を説明する図である。 平面部を含む被検物の一例を説明する図である。 透明な曲面部を含む被検物の検査例を説明する図であり、(a)は被検物表面の検査例を説明する図、(b)は被検物内部の検査例を説明する図である。 平面部を含む被検物の検査例を説明する図であり、(a)は被検物の平面部表面の検査例を説明する図、(b)は被検物の湾曲部表面の検査例を説明する図である。 検査条件の一例を説明する図である。 被検物の種類の識別情報が表示された表示板の一例を説明する図である。 実施形態に係る検査システムの動作例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る検査装置の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るレボルバの構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る検査装置の制御部の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る検査装置の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る検査装置の制御部の機能構成例を示すブロック図である。 検査結果及び重畳画像の一例を説明する図であり、(a)は検査結果の一例を説明する図、(b)は重畳画像の一例を説明する図である。 第3の実施形態に係る検査装置の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る検査装置の制御部の機能構成例を示すブロック図である。 品質変化情報の一例を説明する図である。 第4の実施形態に係る検査装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態に係る検査装置では、被検物の種類を示す識別情報と、種類毎に予め定められた検査条件に基づいて、被検物の検査データを取得する検査部を、所定の位置に所定の姿勢で配置することで、種類の異なる被検物のそれぞれを適切に検査する。
ここで、被検物の種類を示す識別情報とは、被検物に関する情報を表示する表示板に記載された文字情報や、被検物に関する情報が含まれるバーコード、またはQRコード(登録商標)等の情報をいう。また、表示板は、被検物に関する情報が記載されたり、被検物に関する情報が印刷された用紙等の記録媒体が貼り付けられたりした板状部材等である。
さらに、検査条件とは、被検物の種類毎に予め定められ、検査装置に含まれる光源やセンサ等の構成要素の種類を示す情報、当該構成要素が検査の際に、被検物に対して配置される位置や姿勢(角度)、及びアルゴリズムの少なくとも1つを示す情報をいう。
また、被検物の種類には、自動車の車種、カメラの機種等が含まれる。
また、上記の検査装置と、情報処理装置と、登録装置とを含む検査システムでは、登録装置で受け付けた被検物の種類毎の検査条件が情報処理装置に送信され、情報処理装置の格納部に格納される。検査装置は、被検物の種類を示す識別情報と、当該格納部に格納された検査条件とに基づいて、検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置して、種類の異なる被検物のそれぞれを適切に検査する。
以下では、検査システムを一例として、実施形態を説明する。
<実施形態に係る検査システム1の全体構成>
まず、実施形態に係る検査システム1の全体構成について説明する。図1は、検査システム1の全体構成の一例を説明する図である。
図1に示すように、検査システム1は、登録サーバ2と、クラウドサーバ3と、検査装置4とを備える。これらはネットワーク100を介して、有線又は無線で相互に通信可能に接続されている。ここで、登録サーバ2は、「登録装置」の一例であり、クラウドサーバ3は、「情報処理装置」の一例である。
登録サーバ2及びクラウドサーバ3は、一般的なOS(Operating System)等が搭載されたコンピュータである。登録サーバ2は、オフィス等に設置され、クラウドサーバ3は、登録サーバ2が設置されたオフィスに対して遠隔地であるデータセンター等に設置されている。但し、これらのサーバは複数台に分散されていても良い。
検査装置4は、被検物50の検査を行う検査装置である。被検物50としては、自動車のヘッドライト等で使用されるレンズや平面部を含む透明部材、また、スマートフォン等の情報端末やデジタルカメラ、車載カメラ等で使用されるレンズ、コンタクトレンズや内視鏡レンズ等の医療用部品、PET(Plyethylene Terephthalate)ボトル、ガラス瓶等が挙げられる。なお、透明部材とは、光を透過させる部材をいう。但し、透明部材には、半透明の部材等の光の一部を透過させるものも含まれる。また、透明部材を透過する光には、可視光だけでなく、赤外線や紫外線等の非可視光も含まれる。
検査装置4は、上記のレンズや透明部材等が製造され、また、組み付けられる生産工場に設置されている。この生産工場は、登録サーバ2の設置されたオフィス、及びクラウドサーバ3が設置されたデータセンターのそれぞれに対して遠隔地にある。
検査システム1では、検査システム1の管理者によって、被検物50の種類毎の検査条件が登録サーバ2に入力される。入力された検査条件は、ネットワーク100を介して登録サーバ2からクラウドサーバ3に送信され、クラウドサーバ3の格納部に格納される。
一方、検査装置4は、図1に示すように、制御部41と、複数のロボットアーム42と、検査部43とを備えている。制御部41は、被検物50の種類を示す識別情報に基づき、ネットワーク100を介してクラウドサーバ3の格納部に格納された検査条件を取得する。
ロボットアーム42は、制御部41の制御下で、被検物50の種類毎の検査条件に基づいて、被検物50の検査データを取得する検査部43を、所定の位置に所定の姿勢で配置する。ロボットアーム42により配置された検査部43により取得された検査データに基づいて、被検物50の検査が行われる。
なお、上述した説明では、登録サーバ2、クラウドサーバ3及び検査装置4のそれぞれが離れた場所に設置された例を示したが、これに限定されるものではない。登録サーバ2及びクラウドサーバ3は、検査装置4の設置された生産工場に設けられていても良いし、登録サーバ2とクラウドサーバ3が同じオフィスに設置されていても良い。
また、検査システム1が1台の検査装置4を備える例を示したが、これに限定されるものではない。複数の検査装置4のそれぞれが異なる生産工場に設置され、それぞれがネットワーク100を介して、登録サーバ2及びクラウドサーバ3と通信可能に接続されていても良い。
また、検査装置4の制御部41がサーバ機能を備えても良い。
<実施形態に係る検査装置4の構成及び動作の概要>
次に、実施形態に係る検査装置4の構成及び動作の概要について説明する。図2は、検査装置4の構成及び動作の概要の一例を説明する図である。
図2に示すように、検査装置4は、制御部41と、ロボットアーム42a〜42dと、検査部43と、ロボットハンド44a〜44dと、表示板撮影カメラ45とを備える。また、検査部43は、LED(Light Emitting Diode)光源431aと、レーザ光源431bと、LED用センサ432cと、レーザ用センサ432dとを含む。但し、これに限定されるものではなく、検査部43は、1セットの光源及びセンサのみを含んでも良い。
なお、以下では、特に区別しない場合は、ロボットアーム42a〜42dをロボットアーム42といい、また、ロボットハンド44a〜44dをロボットハンド44という場合がある。同様に、特に区別しない場合は、LED光源431a、及び/又は、レーザ光源431bを光源431といい、LED用センサ432c、及び/又は、レーザ用センサ432dをセンサ432という場合がある。
上記に示したもののうち、ロボットアーム42は、人間の腕に似た動きをするロボット用マニュピレータである。ロボットアーム42は、モータ等を駆動源にして相互に直交する3軸方向に並進する並進機構と、モータ等を駆動源にして相互に直交する3軸回りに回転する回転機構とを備えている。ロボットアーム42のそれぞれは、保持治具51に保持された被検物50の周囲に、被検物50を囲むようにして配置されている。ここで、ロボットアーム42は、「配置部」の一例である。
また、保持治具51には、2つのノックピン52が設けられている。2つのノックピン52のそれぞれは、被検物50が当接されて、被検物50を位置決めするための位置決め部材である。但し、位置決め部材は、ノックピンに限定されるものではなく、当接面等であっても良い。
被検物50は、ノックピン52により位置決めされた状態で、保持治具51に保持される。また、ロボットアーム42のそれぞれは、ノックピン52の設けられた位置に対して、予め定められた位置に設置されている。従って、被検物50は、保持治具51に保持されることで、ロボットアーム42のそれぞれの設置位置に対して、予め定められた基準位置に配置される。なお、ここでは、被検物50が保持治具51に保持される例を示すが、ワークロボット60が保持したまま、検査が行われても良い。
次に、ロボットハンド44は、人間の手を模したロボット用マニュピレータである。ロボットハンド44は、人間の手の代わりに、検査部43に含まれるLED光源431aやLED用センサ432c等の対象物を把持したり、放したりするハンドリング動作を行う。また、ロボットハンド44は、モータ等を駆動源にして、人間の手の指を模した複数の指(爪)部を駆動させることで、ハンドリング動作を行うことができる。
ロボットハンド44は、ロボットアーム42の先端部分に取り付けられ、ロボットアーム42の並進機構により3次元的に位置を変化させ、また、ロボットアーム42の回転機構により相互に直交する3軸回りに姿勢を変化させる。ここで、ロボットハンド44は、「保持部」の一例である。
なお、ロボットアーム42及びロボットハンド44には、特開2012−223840号公報等に開示された公知技術を適用できるため、ここでは、これらのさらに詳細な説明を省略する。
図2において、ロボットハンド44aは、LED光源431aを把持し、ロボットハンド44bは、レーザ光源431bを把持している。また、ロボットハンド44cは、LED用センサ432cを把持し、ロボットハンド44dは、レーザ用センサ432dを把持している。
LED光源431aは、被検物50にインコヒーレント光を照射する光源である。照射するインコヒーレント光の波長(色)や光強度(明るさ)は、被検物の種類に応じて予め定められている。また、LED光源431aは、照射用のレンズを備え、被検物50の種類に応じて、照射レンズによる配光角等が予め定められている。
レーザ光源431bは、被検物50にコヒーレント光を照射する光源である。LED光源431aと同様に、照射するコヒーレント光の波長や光強度は、被検物の種類に応じて予め定められている。レーザ光源431bには、LD(Laser Diode)や固体レーザ、ガスレーザ等の各種のレーザ光源を使用できる。また、レーザ光源431bは、照射用のレンズを備え、被検物50の種類に応じて、照射レンズによる配光角等が予め定められている。
ここで、LED光源431a及びレーザ光源431bのそれぞれは、「光源」の一例である。但し、光源はこれらに限定されるものではなく、ハロゲンランプや蛍光灯等が使用されても良い。また、ゼブラパターン等の所定のパターンを投影する投影装置を光源として用いても良い。
LED用センサ432cは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等の撮像素子と、被検物50による反射光を撮像素子の撮像面上に集光させる集光レンズとを備えている。被検物50の種類に応じて、撮像素子の画素数や集光レンズの画角、撮像倍率等が予め定められている。LED用センサ432cは、LED光源431aにより照射されたインコヒーレント光の被検物50による反射光を撮像して、撮像データを制御部41に出力する。
レーザ用センサ432dも、LED用センサ432cと同様に、撮像素子と、集光レンズとを備え、レーザ光源431bにより照射されたコヒーレント光の被検物50による反射光、及び/又は、被検物50の透過光を撮像して、撮像データを制御部41に出力する。
ここで、LED用センサ432c及びレーザ用センサ432dのそれぞれは、「センサ」の一例である。但し、センサはこれらに限定されるものではなく、PD(Pgoto Diode)やPSD(Position Sensitive Detector)等が使用されても良い。
表示板撮影カメラ45は、CCDやCMOS等の撮像素子と、当該撮像素子の撮像面上に表示板の像を結像される撮影レンズとを備える。表示板撮影カメラ45は、被検物50の種類を識別する識別情報が表示された表示板を撮影し、撮影画像を制御部41に出力するカメラである。
制御部41は、ロボットアーム42、LED光源431a、レーザ光源431b、LED用センサ432c、レーザ用センサ432d、ロボットハンド44、及び表示板撮影カメラ45のそれぞれに、有線又は無線で電気的に接続されたPC(Personal Computer)やPLC(Programmable Logic Controller)等の制御装置である。
制御部41は、表示板撮影カメラ45から入力した画像に基づき、被検物50の種類の識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいてロボットアーム42、LED光源431a、レーザ光源431b、LED用センサ432c、ロボットハンド44、及びレーザ用センサ432dの動作を制御する。
次に、検査装置4の動作の概要を説明する。なお、図2では、ロボットハンド44が既にLED光源431aやLED用センサ432cを把持し、また、保持治具51が既に被検物50を保持した状態を示しているが、ここでは、ロボットハンド44が光源やセンサを把持する前で、保持治具51が被検物50を保持する前の状態からの動作を説明する。
上述した光源として、波長や光強度、照射レンズの配光角等の異なる複数の種類の光源が予め用意され、部品載置台53の上に載置されている。同様に、センサとして、受光素子の種類や画素数、集光レンズの画角等が異なる複数のセンサが予め用意され、部品載置台53の上に載置されている。
制御部41は、表示板撮影カメラ45により撮影された表示板の画像データに基づき、被検物50の種類の識別情報を取得する。また、取得した識別情報に基づいて、識別情報に対応した検査条件をクラウドサーバ3(図1参照)から取得する。但し、毎回クラウドサーバ3から検査条件を取得する必要はなく、被検物50の種類の識別情報を手動で入力したり、一度に複数の表示板を読み込んで、検査装置4側に予め複数の検査条件情報をダウンロードして記憶しておいたりしても良い。
続いて、制御部41は、ロボットアーム42を駆動させて、ロボットハンド44を部品載置台53の近傍まで移動させる。そして、検査条件に応じた所定の光源及びセンサに該当するLED光源431a、レーザ光源431b、LED用センサ432c、及びレーザ用センサ432dのそれぞれを、ロボットハンド44により把持させる。
また、制御部41は、ロボットハンド44に所定の光源及びセンサを把持させた後、ロボットアーム42を駆動させ、把持された所定の光源及びセンサを、保持治具51の周囲で、検査条件に応じた所定の位置に所定の姿勢で配置させる。
ここで、所定の位置及び所定の姿勢とは、保持治具51で保持された被検物50にインコヒーレント光を照射した時に、被検物50からの反射光を適切に撮像できるようなLED光源431a及びLED用センサ432cのそれぞれの位置及び姿勢(角度)をいう。また、当該被検物50にコヒーレント光を照射した時に、被検物50からの反射光、及び/又は、被検物50の透過光を撮像できるようなレーザ光源431b及びレーザ用センサ432dのそれぞれの位置及び姿勢をいう。
上述したように、被検物50は、保持治具51に保持されることで、ロボットアーム42のそれぞれの設置位置に対して、基準位置に配置される。そのため、ロボットアーム42が、所定の光源及びセンサを、検査条件の示す所定の位置に所定の姿勢で配置することで、所定の光源及びセンサを保持治具51に保持される被検物50に対して、所定の位置に所定の姿勢で配置することができる。このようにして、検査装置4により検査データを取得するための準備が整えられる。
一方、被検物50は、ローラコンベア54aにより矢印55の方向に搬送され、ワークロボット60がハンドリングするために予め定められた位置で停止される。被検物50をハンドリングするワークロボット60は、アームと、アームに取り付けられたハンドとを備え、停止位置にある被検物50をハンドで把持する。
その後、ワークロボット60は、アームを駆動させて、被検物50を、破線で示した矢印56の方向に、保持治具51の位置まで移動させる。そして、保持治具51のノックピン52に被検物50を当接させ、その状態でハンドを開放して被検物50を放す。これにより、被検物50は、保持治具51に保持される。
続いて、制御部41は、LED光源431a及びレーザ光源431bを駆動させ、保持治具51に保持された被検物50に向けて光を照射する。
LED用センサ432cは、制御部41による制御下で、被検物50で反射されたインコヒーレント光を撮像し、撮像データを制御部41に出力する。
また、レーザ用センサ432dは、制御部41による制御下で、被検物50で反射されたコヒーレント光、及び/又は、被検物50を透過したコヒーレント光を撮像し、撮像データを制御部41に出力する。
ここで、LED用センサ432c及びレーザ用センサ432dのそれぞれが制御部41に出力する撮像データは、検査部43により取得された「検査データ」の一例であり、以下では検査データという。
制御部41は、LED用センサ432c及びレーザ用センサ432dのそれぞれから入力した検査データに基づき、被検物50の検査結果を取得して、制御部41が備える記憶装置に格納する。
検査データが取得された後、ワークロボット60は、保持治具51に保持された被検物50の位置までハンドを移動させ、ハンドに被検物50を把持させる。その後、アームを駆動させて、ハンドに把持された被検物50を移動させ、停止しているローラコンベア54b上に被検物50を載置する。その後、ローラコンベア54bが駆動され、検査が終了した後の被検物50は、次の工程に向けて搬送される。
上述した所定の光源及びセンサが配置された状態は、被検物50の種類が変更されるまで継続される。被検物50の種類が変更されると、上述したものと同様にして、被検物50の種類を示す表示板の情報に基づき、変更された被検物50の種類に対応した検査条件が改めて取得される。そして、検査条件に応じた所定の光源及びセンサの把持及び配置が行われ、変更された被検物50の検査データが検査装置4により取得される。
<実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成>
次に、上述した検査システム1に含まれる登録サーバ2、クラウドサーバ3、及び検査装置4における制御部41のそれぞれを構築するためのコンピュータ5のハードウェア構成について説明する。図3は、コンピュータ5のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図3に示すように、コンピュータ5は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、HD(Hard Disk)504と、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505と、ディスプレイ506と、外部機器接続I/F(Interface)508と、ネットワークI/F509とを備えている。また、コンピュータ5は、データバス510と、キーボード511と、ポインティングデバイス512と、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514と、メディアI/F516とを備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。
RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。
ネットワークI/F509は、ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。データバス510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
登録サーバ2、クラウドサーバ3、及び検査装置4における制御部41のそれぞれは、図3に示したコンピュータ5のハードウェア構成により構築することができる。
<実施形態に係る登録サーバ2の機能構成>
次に、実施形態に係る登録サーバ2の機能構成について説明する。図4は、登録サーバ2の機能構成の一例を説明するブロック図である。図4に示すように、登録サーバ2は、登録部21と、送信部22とを備える。これらのうち、登録部21の機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現される。また、送信部22の機能は、図3のネットワークI/F509等により実現される。
登録部21は、検査システム1の管理者が図3のキーボード511やポインティングデバイス512を操作することで入力した被検物50の種類を示す識別情報と、被検物50の種類毎での検査条件情報を受け付け、両者を対応づけて登録する。そして、受け付けた識別情報及び検査条件情報を送信部22に出力する。
ここで、被検物50の種類毎での検査条件は、ロボットアーム42、検査部43、及びロボットハンド44等のそれぞれを模擬したモデルを用い、検査データを取得するシミュレーションを実行することで、適切な検査データを取得するための検査条件が予め定められている。或いは、シミュレーションに代えて、ロボットアーム42、検査部43、及びロボットハンド44等のそれぞれと同じ構成を用い、検査データを取得する実験を行うことで、適切な検査データを取得するための検査条件が予め定められている。
送信部22は、登録部21から入力した被検物50の識別情報及び検査条件情報を、ネットワーク100を介してクラウドサーバ3に送信する。
<実施形態に係るクラウドサーバ3の機能構成>
次に、実施形態に係るクラウドサーバ3の機能構成について説明する。図5は、クラウドサーバ3の機能構成の一例を説明するブロック図である。図5に示すように、クラウドサーバ3は、検査条件受信部31と、検査条件格納部32と、要求受付部33と、検査条件取得部34と、転送部35とを備える。これらのうち、検査条件受信部31、要求受付部33、及び転送部35のそれぞれの機能は、図3のネットワークI/F509等により実現される。また、検査条件格納部32の機能は、図3のHD504等により実現され、検査条件取得部34の機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現される。
検査条件格納部32は、検査条件受信部31を介して登録サーバ2から受信した被検物50の識別情報と検査条件情報とを対応付けて格納する。
要求受付部33は、検査装置4から被検物50の種類を示す識別情報を受信することで、検査条件の取得要求を受け付ける。要求受付部33は受信した識別情報を検査条件取得部34に出力する。
検査条件取得部34は、要求受付部33から入力した識別情報に基づき、検査条件格納部32を参照して、当該識別情報に対応した検査条件の情報を取得する。そして、取得した検査条件の情報を、転送部35を介して検査装置4に転送する。
[第1の実施形態]
<第1の実施形態に係る検査装置4の制御部41の機能構成>
次に、第1の実施形態に係る検査装置4の備える制御部41の機能構成について説明する。図6は、制御部41の機能構成の一例を説明するブロック図である。図6に示すように、制御部41は、識別情報出力部411と、要求部412と、検査条件入力部413と、把持制御部414と、配置制御部415と、検査制御部416と、解析部417と、検査結果表示部418と、検査履歴格納部419とを備える。
これらのうち、識別情報出力部411、把持制御部414、配置制御部415、検査制御部416、及び解析部417のそれぞれの機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行することにより実現される。また、要求部412及び検査条件入力部413のそれぞれの機能は、図3のネットワークI/F509等により実現され、検査履歴格納部419の機能は、HD504等により実現される。
上記に示したもののうち、識別情報出力部411は、OCR(Optical Character Recognition;光学的文字認識)処理機能を備え、表示板撮影カメラ45から入力した表示板の撮影画像データに対してOCR処理を実行する。識別情報出力部411は、表示板に表示された被検物50の種類を示すコード番号等の文字を、OCR処理により、被検物50の識別情報として取得する。そして、取得した識別情報を要求部412に出力する。
なお、識別情報出力部411による被検物50の識別情報の取得機能は、OCR処理に限定されるものではない。識別情報出力部411は、バーコード読取処理機能を備え、表示板に表示されたバーコードを読み取ることで、被検物50の識別情報を取得しても良い。また、識別情報出力部411は、QRコード読取処理機能を備え、表示板に表示されたQRコードを読み取ることで、被検物50の識別情報を取得しても良い。
要求部412は、識別情報出力部411から入力した被検物50の識別情報をクラウドサーバ3に出力し、識別情報に対応した検査条件の転送を、クラウドサーバ3に対して要求する。
検査条件入力部413は、要求部412からの要求に応答してクラウドサーバ3から転送された検査条件情報を入力し、これを把持制御部414、配置制御部415、検査制御部416、及び解析部417のそれぞれに出力する。
把持制御部414は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、制御信号を出力して、ロボットハンド44の備えるモータ等の駆動源を駆動させる。そして、ロボットアーム42によって部品載置台53の近傍に移動されたロボットハンド44により、所定の光源431及びセンサ432を選択的に把持させる。ここで、把持制御部414は、「保持制御部」の一例である。
配置制御部415は、制御信号を出力して、ロボットアーム42の備えるモータ等の駆動源を介してロボットアーム42を駆動させ、ロボットハンド44を部品載置台53の近傍に移動させる。そして、ロボットハンド44が光源431及びセンサ432を把持した後、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づいて、ロボットアーム42により、把持された光源431及びセンサ432を、所定の位置に所定の姿勢で配置させる。
また、検査制御部416は、光源制御部4161と、センサ制御部4162とを備える。これらのうち、光源制御部4161は、検査部43に含まれる光源431の備える光源ドライバに制御信号を出力して、光源431により、保持治具51に保持された被検物50に向けて光を照射させる。ここで、照射される光は、検査条件に応じた所定の波長及び光強度の光等である。また、検査条件に応じてCW(Continuous Wave)光が照射されたり、所定の発光時間幅のパルス光が照射されたりしても良い。
また、センサ制御部4162は、検査部43に含まれるセンサ432の備えるセンサドライバに制御信号を出力して、センサ432を駆動させる。センサ432は、センサ制御部4162の制御下で、保持治具51に保持された被検物50に照射された光の被検物50による反射光、及び/又は、被検物50の透過光を撮像し、撮像データ(検査データ)をセンサ制御部4162に出力する。ここで、検査データは、被検物50による反射光、及び/又は、被検物50の透過光に基づく被検物50の画像データである。センサ制御部4162は、センサ432から入力した検査データを解析部417に出力する。
解析部417は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、センサ制御部4162から入力した検査データに対して解析処理を実行する。ここで、解析処理は、検査データに含まれる被検物50の欠陥サイズ等の特徴量抽出処理や、ノイズ低減処理等の特徴量抽出のための前処理等である。
また、解析部417は、合否判定部4171を備える。合否判定部4171は、抽出された特徴量に基づき、被検物50が合格品であるか否かの合否判定を行う。例えば、合否判定部4171は、欠陥サイズを合否の判定対象とし、予め定められた閾値である1mmを欠陥サイズが超えた場合に被検物50を合格品でないと判定する。或いは、被検物50表面における所定領域内での欠陥数を合否の判定対象とし、1cm四方の領域で、閾値である5個以上の欠陥が検出された場合に、被検物50を合格品でないと判定する。
解析部417による解析結果を示す情報、及び合否判定部4171による判定結果を示す情報のそれぞれは、検査結果表示部418、及び検査履歴格納部419のそれぞれに出力される。
検査結果表示部418は、解析部417から入力した解析結果及び判定結果を示す情報を、図3のディスプレイ506等に表示させる。但し、検査結果表示部418は、解析結果及び判定結果を示す情報を、ネットワークI/F509等を介して外部装置のモニター等に表示させても良い。
検査履歴格納部419は、解析部417から入力した解析結果及び判定結果を示す情報を、検査履歴情報として格納する。格納された検査履歴情報は、被検物50の品質の経時変化の解析等に利用される。
<被検物50の構成例>
次に、被検物50の構成について、図7及び図8を参照して説明する。まず、図7は、透明な曲面部を含む被検物50Aの構成の一例を説明する図である。被検物50Aは、半球状の形状であって、可視光に対して透明である曲面部71と、曲面部71の側方に曲面部71と一体に設けられ、可視光に対して不透明であるコバ部72とを含むレンズ部材である。被検物50Aは、樹脂等で構成されている。なお、不透明な部分は、周辺のコバ部72のみであり、曲面部71は透明である。
また、図8は、平面部を含む被検物50Bの構成の一例を説明する図である。被検物50Bは、平面状の形状であって、可視光に対して不透明である平面部81と、平面部81の側方に平面部81と一体に設けられ、可視光に対して不透明である湾曲部82とを含む部材である。被検物50Bも、被検物50Aと同様に、樹脂等で構成されている。
検査装置4による被検物50Aの検査では、曲面部71表面におけるキズやヒケ等の欠陥の有無や、曲面部71の形状の歪み、曲面部71の内部における屈折率や透過率の均一性等が検査される。
また、被検物50Bの検査では、平面部81表面におけるキズやヒケ等の欠陥の有無や、平面部81の形状の歪み、湾曲部82におけるキズやヒケ等の欠陥の有無等が検査される。
但し、上述した被検物50A及び50Bは一例であり、他の形状や透明部分、不透明部分を含む被検物であっても良い。
<光源431及びセンサ432の配置例>
次に、検査装置4による検査時における光源431及びセンサ432の配置について説明する。図9は、図7に示した被検物50Aを検査する時の光源431及びセンサ432の配置の一例を説明する図であり、(a)は曲面部71の表面を検査する時の配置の一例を説明する図、(b)は曲面部71の内部を検査する時の配置の一例を説明する図である。
図9(a)において、LED光源4311Aから出射されたインコヒーレント光は、被検物50Aの曲面部71に向けて照射される。なお、図9(a)では、曲面部71の中央付近の一部の領域にインコヒーレント光が照射された例を示しているが、曲面部71の全面に照射されても良い。
照射されたインコヒーレント光の曲面部71表面での反射光は、LED用センサ4321Aにより撮像される。曲面部71表面にキズ等の欠陥があると、LED用センサ4321Aで撮像された画像データには、欠陥に対応する像が含まれる。
ここで、LED光源4311A及びLED用センサ4321Aのそれぞれは、被検物50Aの識別情報に対応した検査条件に基づいて選択されている。また、LED光源4311Aは、当該検査条件に基づいて、曲面部71に向けてインコヒーレント光を照射できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。同様に、LED用センサ4321Aは、当該検査条件に基づいて、曲面部71で反射されたインコヒーレント光による像を撮像できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。
一方、図9(b)において、レーザ光源4312Aから出射されたコヒーレント光は、被検物50Aの曲面部71に向けて照射される。なお、図9(b)では、曲面部71の中央付近の一部の領域にコヒーレント光が照射された例を示しているが、曲面部71の全面に照射されても良い。
照射されたコヒーレント光は、曲面部71により屈折されて、曲面部71の内部を透過する。透過光は、レーザ用センサ4322Aで撮像される。曲面部71の内部に屈折率や透過率が不均一な箇所があると、レーザ用センサ4322Aで撮像された画像データには、不均一な箇所に対応する像が含まれる。
ここで、レーザ光源4312A及びレーザ用センサ4322Aのそれぞれは、被検物50Aの識別情報に対応した検査条件に基づいて選択されている。また、レーザ光源4312Aは、当該検査条件に基づいて、被検物50Aに向けてコヒーレント光を照射できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。同様に、レーザ用センサ4322Aは、曲面部71を透過したコヒーレント光による像を撮像できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。
なお、被検物50Aにおいて、透明な部分は、インコヒーレント光及びコヒーレント光のそれぞれの反射光と透過光を用いて表面及び内部が検査される。また不透明な部分は、インコヒーレント光及びコヒーレント光のそれぞれの反射光を用いて表面及び内部が検査される。
次に、図10は、図8に示した被検物50Bを検査する時の光源431及びセンサ432の配置の一例を説明する図であり、(a)は平面部81の表面を検査する時の配置の一例を説明する図、(b)は湾曲部82の表面を検査する時の配置の一例を説明する図である。
図10(a)において、LED光源4311Bから出射されたインコヒーレント光は、被検物50Bの平面部81に向けて照射される。なお、図10(a)では、平面部81の中央付近の一部の領域にインコヒーレント光が照射された例を示しているが、平面部81の全面に照射されても良い。
照射されたインコヒーレント光の平面部81表面での反射光は、LED用センサ4321Bで撮像される。平面部81表面にキズやヒケ等の欠陥があると、LED用センサ4321Bで撮像された画像データには、欠陥に対応する像が含まれる。
ここで、LED光源4311B及びLED用センサ4321Bのそれぞれは、被検物50Bの識別情報に対応した検査条件に基づいて選択されている。また、LED光源4311Bは、当該検査条件に基づいて、平面部81に向けてインコヒーレント光を照射できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。同様に、LED用センサ4321Bは、当該検査条件に基づいて、平面部81で反射されたインコヒーレント光による像を撮像できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。
一方、図10(b)において、LED光源4312Bから出射されたインコヒーレント光は、被検物50Bの湾曲部82の一部の領域に向けて照射される。
照射されたインコヒーレント光の湾曲部82表面での反射光による像は、LED用センサ4322Bで撮像される。湾曲部82表面にキズやヒケ等の欠陥があると、LED用センサ4322Bで撮像された画像データには、欠陥に対応する像が含まれる。
ここで、LED光源4312B及びLED用センサ4322Bのそれぞれは、被検物50Bの識別情報に対応した検査条件に基づいて選択されている。また、LED光源4312Bは、当該検査条件に基づいて、湾曲部82に向けてインコヒーレント光を照射できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。同様に、LED用センサ4324Bは、当該検査条件に基づいて、湾曲部82で反射されたインコヒーレント光による像を撮像できるように、所定の位置に所定の姿勢で配置されている。
また、図10(b)の配置では、湾曲部82全体の反射光による撮像データを取得できない場合がある。そのため、LED光源4312B及びLED用センサ4322Bのそれぞれの位置を変更させながら、湾曲部82全体の反射光による撮像データの取得が複数回行われる。変更されるLED光源4312B及びLED用センサ4322Bのそれぞれの位置や、撮像データの取得回数も、被検物50の種類に応じて予め決定され、検査条件に含まれている。
なお、図9(a)及び(b)や図10(a)の配置においても、一度に被検差物50全体の撮像データを取得できない場合には、光源431及びセンサ432の位置を変更させながら、撮像データの取得が複数回行うように、検査条件を予め定めても良い。
また、被検物50Bでは、インコヒーレント光及びコヒーレント光のそれぞれの反射光と透過光を用いて表面及び内部が検査される。
また、検査時における光源及びセンサの配置、並びに検査データの取得方法は、図9及び図10で示した例に限定されるものではない。
<検査条件の一例>
次に、検査装置4による検査条件の具体例について説明する。図11は、検査条件の具体例を説明する図である。図11は、被検物50の種類に対応した、光源及びセンサの種類と、ロボットアーム42a〜42により配置される光源及びセンサの位置及び姿勢とを示すテーブル111を示している。このようなテーブル111は、クラウドサーバ3の検査条件格納部32に格納されており、検査時に検査装置4によって取得される。
テーブル111の最も左側の列には、被検物50の種類が、被検物50D〜50Fとして示されている。また、その右隣の列には、被検物50D〜50Fのそれぞれに対応する光源が示され、さらに右隣の列には、被検物50D〜50Fのそれぞれに対応するセンサが示されている。また、その右隣より右の4つの列のそれぞれには、ロボットアーム42a〜42dにより配置される光源及びセンサのそれぞれの位置及び姿勢が示され、さらに右隣の列には検査で使用されるアルゴリズムが示されている。
例えば、被検物50Dでは、光源としてLED光源が選択され、センサとしてLED用センサが選択される。ロボットアーム42aは、LED光源を位置DPaに姿勢DAaで配置し、ロボットアーム42bは、LED用センサを位置DPbに姿勢DAbで配置する。検査においては、アルゴリズムαが用いられる。なお、ロボットアーム42c及び42dは、被検物50Dの検査においては使用されない。
また、被検物50Fでは、光源としてLED光源及びレーザ光源のそれぞれが選択され、センサとしてLED用センサ及びレーザ用センサのそれぞれが選択される。ロボットアーム42aは、LED光源を位置FPaに姿勢FAaで配置し、ロボットアーム42bは、LED用センサを位置FPbに姿勢FAbで配置する。また、ロボットアーム42cは、レーザ光源を位置FPcに姿勢FAcで配置し、ロボットアーム42dは、レーザ用センサを位置FPdに姿勢FAdで配置する。検査においては、アルゴリズムγが用いられる。
<表示板の一例>
次に、被検物50の種類の識別情報が表示された表示板120について、図12を参照して説明する。図12は、表示板120の一例を説明する図である。
図12において、表示板120は、基材としての板状部材121と、板状部材121の平面部に表示された部品情報122、バーコード123、及びQRコード124とを含む。
部品情報122は、被検物50としての部品が搭載される自動車、部品番号(型番)、及びロット番号を表示している。バーコード123は、部品情報122が含まれるバーコードを表示し、QRコード124は、部品情報122が含まれるQRコードを表示している。
部品情報122、バーコード123、及びQRコード124は、これらが印刷された用紙が板状部材121に貼り付けられることで、表示板120に表示されている。
表示板撮影カメラ45は、表示板120の画像を撮影して、撮影した画像データを制御部41に出力する。撮影された画像データに対して、OCR処理、バーコード読取処理、又はQRコード読取処理が実行されることで、被検物50の識別情報が取得される。
なお、上述した例では、表示板120として、板状部材121に所定の情報を含む用紙を貼り付けるものを示したが、これに限定されるものではない。液晶パネル等の表示装置により、被検物50の種類の識別情報を表示させても良いし、タブレット等の情報端末の表示画面に被検物50の種類の識別情報を表示させても良い。
<第1の実施形態に係る検査システム1の動作の詳細>
次に、第1の実施形態に係る検査システム1の動作の詳細について、図13を参照して説明する。図13は、検査システム1の動作の詳細例を説明するシーケンス図である。
まず、ステップS131において、登録サーバ2における登録部21は、検査システム1の管理者が図3のキーボード511やポインティングデバイス512を操作することで入力した被検物50の種類を示す識別情報と、当該被検物50の種類毎での検査条件情報を受け付ける。そして、受け付けた識別情報及び検査条件情報を送信部22に出力する。
続いて、ステップS132において、送信部22は、登録部21から入力した被検物50の識別情報及び検査条件情報を、ネットワーク100を介してクラウドサーバ3に送信する。
続いて、ステップS133において、クラウドサーバ3の検査条件格納部32は、検査条件受信部31を介して登録サーバ2から受信した被検物50の識別情報及び検査条件情報を対応付けて格納する。
ここで、ステップS131〜S133の動作は、検査装置4による検査の事前に行われる。
検査装置4による検査の際には、ステップS134において、検査装置4の要求部412は、識別情報出力部411から入力した被検物50の識別情報をクラウドサーバ3に出力し、識別情報に対応した検査条件の転送をクラウドサーバ3に対して要求する。
続いて、ステップS135において、検査条件取得部34は、要求受付部33を介して入力した被検物50の識別情報に基づき、検査条件格納部32を参照して、当該識別情報に対応した検査条件の情報を取得する。
続いて、ステップS136において、検査条件取得部34は、取得した検査条件の情報を、転送部35を介して検査装置4に転送する。
続いて、ステップS137において、検査装置4は、検査部43を所定の位置に所定の姿勢で配置する。
続いて、ステップS138において、検査装置4は、検査部43により被検物50の検査データを取得する。
なお、ステップS137〜S138の動作の詳細は、図14を用いて次述する。
このようにして、検査システム1は、被検物50の種類に応じた検査条件に基づき、検査を実行することができる。
なお、上述した例では、ステップS134で、クラウドサーバ3に対して検査条件の取得を要求するものを示したが、検査のたびに、必ずしもステップS134を実行しなくても良い。例えば、最初にクラウドサーバ3から取得した検査条件を制御部41に格納しておき、以降の検査では、制御部41に格納された検査条件を用いて検査を行っても良い。
<第1の実施形態に係る検査装置4の制御部41の動作の詳細>
次に、第1の実施形態に係る検査装置4の制御部41の動作の詳細について説明する。図14は、制御部41の動作の詳細の一例を説明する図である。
まず、ステップS141において、識別情報出力部411は、表示板撮影カメラ45から入力した表示板の撮影画像に対してOCR処理を実行し、表示板120に表示された被検物50の識別情報を取得する。そして、取得した識別情報を要求部412に出力する。
続いて、ステップS142において、要求部412は、識別情報出力部411から入力した被検物50の識別情報をクラウドサーバ3に出力し、識別情報に対応した検査条件の転送をクラウドサーバ3に対して要求する。
続いて、ステップS143において、検査条件入力部413は、要求部412からの要求に応答してクラウドサーバ3から転送された検査条件情報を入力し、これを把持制御部414、配置制御部415、検査制御部416、及び解析部417のそれぞれに出力する。
続いて、ステップS144において、把持制御部414は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、ロボットアーム42によって部品載置台53の近傍に移動されたロボットハンド44に、所定の光源431及びセンサ432を選択的に把持させる。
続いて、ステップS145において、配置制御部415は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、ロボットアーム42により、把持された光源431及びセンサ432を、所定の位置に所定の姿勢で配置させる。
続いて、ステップS146において、光源制御部4161は、光源431により、保持治具51に保持された被検物50に対して光を照射させる。
続いて、ステップS147において、センサ制御部4162は、センサ432により、保持治具51に保持された被検物50に照射された光の被検物50による反射光、及び/又は、被検物50の透過光を撮像させ、撮像データを検査データとしてセンサ制御部4162に出力させる。その後、センサ制御部4162は、センサ432から取得した検査データを解析部417に出力する。
続いて、ステップS148において、解析部417は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、センサ制御部4162から入力した検査データに対して解析処理を実行する。また、解析部417に含まれる合否判定部4171は、抽出された特徴量に基づき、被検物50が合格品であるか否かの合否判定を行う。解析部417による解析結果を示す情報、及び合否判定部4171による判定結果を示す情報のそれぞれは、検査結果表示部418、及び検査履歴格納部419のそれぞれに出力される。
続いて、ステップS149において、検査結果表示部418は、解析部417から入力した解析結果及び判定結果を示す情報を、図3のディスプレイ506等に表示させる。
続いて、ステップS150において、検査履歴格納部419は、解析部417から入力した解析結果及び判定結果を示す情報を、検査履歴情報として格納する。
なお、ステップS149〜S150の動作は、適宜順番を変更されても良いし、また、ステップS149〜S150の動作が並行して行われても良い。
このようにして、検査装置4は、被検物50の種類に応じた検査条件に基づき、検査を実行することができる。
<第1の実施形態に係る作用効果>
生産体制が、大量生産から少量多品種生産、またはオンデマンド混合生産に移行している業種も多く、一品毎に異なる被検物を検査して品質を確保することへの要求が高くなっている。ここで、オンデマンド混合生産とは、顧客の要求に応じてカスタム設計された多品種の製品を、所定の工場、又は生産工程で混合させて生産する方式をいう。
これに対し、従来、レンズ等の被検物の欠陥等を人が目視で検査する方法や、専用の検査装置を用いて検査する技術が知られている。
人による目視検査は、定性的な検査であるため、検査結果のばらつきが大きくなる場合がある。また、専用の検査装置は、被検物の種類毎に導入されることが一般的であり、少量多品種生産やオンデマンド混合生産における検査に対応することが困難な場合がある。さらに、少量多品種生産やオンデマンド混合生産における検査に対応するために、被検物の種類毎に専用の検査装置を導入すると、被検物の種類が増えるに従い、検査装置の設置スペースやコストが増大する場合がある。
本実施形態では、被検物の種類を示す識別情報と、種類毎に予め定められた検査条件に基づいて、検査部43を所定の位置に所定の姿勢で配置して被検物50を検査する。これにより、被検物50の種類が変更されても、検査部43により適切な検査データを取得でき、種類の異なる被検物50のそれぞれを適切に検査することができる。
また、登録サーバ2と、クラウドサーバ3と、検査装置4とを含む検査システム1では、登録サーバ2は、受け付けた被検物50の種類毎の検査条件をクラウドサーバ3に送信し、クラウドサーバ3は、被検物50の識別情報と検査条件とを対応付けて格納する。検査装置4は、被検物50の識別情報と、クラウドサーバ3に格納された検査条件に基づいて、検査部43を所定の位置に所定の姿勢で配置する。これにより、上述したものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、被検物50の識別情報が表示された表示板120を表示板撮影カメラ45で撮影し、撮影された表示板の画像データに基づいて被検物50の識別情報を取得する。これにより、生産ライン等で被検物50とともに搬送される表示板120が表示する情報に基づき、被検物50の識別情報を自動で取得できる。そして、管理者や検査作業者による識別情報の入力等の手間を省いて作業の効率化を図ることができる。
但し、被検物50の識別情報の取得方法は、表示板120を用いるものに限定されるものではない。検査システム1は、生産計画情報に基づき、被検物50の種類が変更される日時情報と、変更される被検物50の識別情報を取得し、取得された日時に、被検物50の識別情報に対応した検査条件を取得しても良い。また、ユーザが手動で制御部41に入力することで、被検物50の識別情報が取得されても良いし、電子データや生産計画情報から被検物50の識別情報が取得されても良い。これにより、被検物50の識別情報の取得を自動化でき、検査装置の操作性が向上する。
さらに、本実施形態では、LED光源431aとレーザ光源431bを用いて検査を行う。LED光源431aは、インコヒーレント光を照射するため、スペックル等のノイズ光を抑制して被検物50の表面を検査できる。また、レーザ光源431bは、指向性のあるコヒーレント光を照射するため、被検物50の内部に屈折率等の不均一な箇所があった場合に、被検物50の透過光による画像に基づきこれらを検出できる。このようにして、被検物50の表面と内部の検査を同時に行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、ロボットアーム42が4本の例を示したが、これに限定されるものではなく、4本に対して数が増減されても良い。
また、ロボットハンド44が、検査部43に含まれる光源、及びセンサを把持する例を示したが、これに限定されるものではない。ロボットハンド44が、光源、及びセンサを「保持」しても良い。ここで、「保持」には、エアによる吸着やマグネットによる吸着も含まれる。また、ロボットハンド44ではなく、他の手段で光源、及びセンサを保持しても良い。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る検査システム1aについて説明する。
第1の実施形態では、予め用意された複数の光源431、及び/又は、センサ432のうち、検査条件に応じた所定の光源431、及び/又は、センサ432を選択的に把持するロボットハンド44を備える例を示した。本実施形態では、このようなロボットハンド44に代えて、ロボットアーム42の先端部分に取り付けられた、複数の光源431、またはセンサ432の少なくとも一方を切り替え可能に支持するレボルバ46を備える。そして、被検物50の識別情報と、被検物50の種類毎の検査条件とに基づき、レボルバ46を切り替えることで、検査条件に応じた所定の光源431、及び/又は、センサ432を選択する。
<第2の実施形態に係る検査装置4aにおけるレボルバ46の構成>
図15は、レボルバ46の構成の一例を説明する図である。ここで、レボルバ46は、「切替支持部」の一例である。
図15に示すように、レボルバ46は、回転機構461と、保持板462とを備える。回転機構461は、図15に破線で示されている回転軸463回りに回転する機構部である。また、回転機構461にはモータ等の駆動部が含まれており、回転機構461は駆動部により回転駆動される。
保持板462は、円板状部材であり、円板の中心が回転軸463に略一致するようにして、回転機構461の先端部分に取り付けられている。また、保持板462の平面部には、円板の中心から等しい距離であって、円周方向の異なる位置に複数の雌ネジ孔が形成されている。光源431のそれぞれに設けられた雄ネジ部を、雌ネジ孔に螺合させることで、複数の光源431を保持板462の平面部に取り付けることができる。
図15において、光源4315〜4317のそれぞれは保持板462に取り付けられている。ここで、光源4318は、説明のために、保持板462に取り付けられる前の状態を示している。光源4318の雄ネジ部4319を、保持板462の雌ネジ部464に螺合させることで、光源4318を保持板462に取り付けることができる。
光源4315〜4318のそれぞれは、照射する光の波長が異なる光源である。レボルバ46は、回転機構461を回転させることで、保持板462に取り付けられた光源4315〜4318を切り替えることができる。
例えば、図15における光源4315の位置が被検物50に光を照射するための光源の照射位置であり、被検物50Cには光源4316を用い、被検物50Dには光源4317を用いる検査条件である場合、被検物50Cの検査時には、レボルバ46は、回転機構461が回転することで、照射位置に選択的に配置された光源4316を支持する。また、被検物50Dの検査時には、レボルバ46は、回転機構461が回転することで、照射位置に選択的に配置された光源4317を支持する。
<第2の実施形態に係る検査装置4aの制御部41aの機能構成>
次に、第2の実施形態に係る検査装置4aの備える制御部41aの機能構成について説明する。図16は、制御部41aの機能構成の一例を説明するブロック図である。図16に示すように、制御部41aは、切替支持制御部420と、配置制御部415aとを備える。切替支持制御部420及び配置制御部415aの機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現される。
切替支持制御部420は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、制御信号を出力して、レボルバ46の回転機構461に含まれるモータ等の駆動源を駆動させる。そして、回転機構461を回転させることで、照射位置に選択的に配置された所定の光源431及びセンサ432を、レボルバ46に支持させる。
配置制御部415aは、制御信号を出力して、レボルバ46が所定の光源431及びセンサ432を支持した後、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、ロボットアーム42により、支持された光源431及びセンサ432を、所定の位置に所定の姿勢で配置させる。
<第2の実施形態に係る検査装置4aの動作>
次に、検査装置4aの動作について説明する。図17は、検査装置4aの動作の一例を説明するフローチャートである。なお、図17のステップS171〜S173の動作は、図14のステップS141〜S143の動作と同様であり、また、図17のステップS176〜S180の動作は、図14のステップS146〜S150の動作と同様であるため、ここでは重複した説明を省略する。
ステップS174において、切替支持制御部420は、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、制御信号を出力して、レボルバ46の回転機構461に含まれるモータ等の駆動源を駆動させる。そして、回転機構461を回転させることで、照射位置に選択的に配置された所定の光源431及びセンサ432を、レボルバ46に支持させる。
続いて、ステップS175において、配置制御部415aは、検査条件入力部413から入力した検査条件に基づき、ロボットアーム42により、レボルバ46に把持された光源431及びセンサ432を、所定の位置に所定の姿勢で配置させる。
このようにして、検査装置4aは、被検物50の種類に応じた検査条件に基づき、検査を行うことができる。
<第2の実施形態に係る作用効果>
以上説明したように、本実施形態では、ロボットアーム42の先端部分に取り付けられた、複数の光源431、またはセンサ432の少なくとも一方を切り替え可能に支持するレボルバ46を備える。そして、被検物50の識別情報と、被検物50の種類毎の検査条件とに基づき、レボルバ46を切り替えることで、検査条件に応じた所定の光源431、及び/又はセンサ432を選択する。これにより、第1の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。
なお、上述した例では、波長の異なる複数の光源431を、検査条件に応じてレボルバ46で切り替えるものを示したが、これに限定されるものではない。光強度や照射レンズによる配光角等が異なる複数の光源431を、検査条件に応じてレボルバ46で切り替えても良い。また、画素数や集光レンズの画角等が異なる複数のセンサ432を、検査条件に応じてレボルバ46で切り替えても良い。
また、ロボットハンド44に代えて、レボルバ46を備える例を示したが、検査装置4aは、ロボットハンド44とレボルバ46の両方を備え、これらを組み合わせて用いても良い。具体的には、所定の光源431をロボットハンド44で選択し、所定のセンサ432をレボルバ46で切り替えて支持する等である。また、レボルバに限定されずスライド式でも良い。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る検査システム1bについて説明する。
本実施形態では、検査部43による検査データに基づき時系列に取得された、被検物50における欠陥の位置を示す図形が含まれる複数の検査結果を重畳させて表示させる。これにより、被検物50における欠陥の発生箇所やその分布を、管理者や検査作業者等が容易に認識できるようにする。
<第3の実施形態に係る検査システム1bの制御部41bの機能構成>
図18は、本実施形態に係る検査システム1bの備える制御部41bの機能構成の一例を説明するブロック図である。図18に示すように、制御部41bは、解析部417bと、重畳画像表示部421とを備える。解析部417bの機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現され、また、重畳画像表示部421の機能は、ディスプレイ506等により実現される。ここで、重畳画像表示部421は、「第1表示部」の一例である。
解析部417bは、検査部43による検査データに基づき、被検物50における欠陥の位置を示す図形が含まれる複数の検査結果を取得し、取得した検査結果を順次、検査履歴格納部419に格納させる。
また、重畳画像表示部421は、時系列に格納された複数の検査結果を検査履歴格納部419から取得し、これらを重畳させた重畳画像を生成して、ディスプレイ506等に表示させる。
ここで、図19は、検査結果及び重畳画像の一例を説明する図である。(a)は、複数の検査結果の一例を説明する図、(b)は、重畳画像の一例を説明する図である。
図19(a)において、検査結果190a〜190eのそれぞれは、解析部417により時系列に取得され、検査履歴格納部419に格納された被検物50の検査結果を示している。換言すると、検査結果190a〜190eのそれぞれは、取得された時期が異なっている。
また、検査結果190a〜190eのそれぞれは、被検物としての円形のレンズを上方から見た図を示している。検査結果190aには欠陥図形191aが、検査結果190bには欠陥図形191bが、検査結果190cには欠陥図形191cが、検査結果190dには欠陥図形191dが、検査結果190eには欠陥図形191eが、それぞれ含まれている。欠陥図形191a〜191eのそれぞれは、「欠陥の位置を示す図形」の一例である。
一方、図19(b)において、重畳画像192は、検査結果190a〜190eのそれぞれが重畳された画像である。また、重畳画像192に含まれる重畳図形193は、欠陥図形191a〜191eが重畳された図形である。重畳画像表示部421は、このような重畳画像192をディスプレイ506等に表示させる。
<第3の実施形態に係る検査装置4bの動作>
次に、検査装置4bの動作について説明する。図20は、検査装置4bの動作の一例を説明するフローチャートである。なお、図20のステップS201〜S210の動作は、図14のステップS141〜S150の動作と同様であるため、ここでは重複した説明を省略する。
ステップS211において、重畳画像表示部421は、時系列に格納された複数の検査結果を検査履歴格納部419から取得し、これらを重畳させた重畳画像を生成する。
続いて、ステップS212において、重畳画像表示部421は、ディスプレイ506等に重畳画像を表示させる。
このようにして、検査装置4bは、被検物50の種類に応じた検査条件に基づいて検査を行い、また、時系列に取得された複数の検査結果を重畳させて表示させることができる。
<第3の実施形態に係る作用効果>
以上説明したように、本実施形態では、検査部43による検査データに基づき時系列に取得された、被検物50における欠陥の位置を示す図形が含まれる複数の検査結果を重畳させて表示させる。管理者や検査作業者は、表示された重畳画像192を視認することで、被検物50における欠陥の発生箇所やその分布を容易に認識できる。そして、欠陥の発生傾向を把握することで、製造工程の改善等の対策を講じることができる。
なお、重畳画像表示部421は、図3のネットワークI/F509等を介して重畳画像192を登録サーバ2、またはクラウドサーバ3に送信し、登録サーバ2、またはクラウドサーバ3で表示させたり、印刷させたりしても良い。
また、上述したもの以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る検査システム1cについて説明する。
本実施形態では、検査部43による検査データに基づいて取得される、被検物50の品質の時間変化を示す情報を表示させることで、被検物50が合格品でなくなることを未然に防止する。
<第4の実施形態に係る検査システム1cの制御部41cの機能構成>
図21は、本実施形態に係る検査システム1cの備える制御部41cの機能構成の一例を説明するブロック図である。図21に示すように、制御部41cは、解析部417cと、品質変化情報表示部422、報告書出力部423とを備える。解析部417cの機能は、図3のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現され、品質変化情報表示部422及び報告書出力部423のそれぞれの機能は、ディスプレイ506等により実現される。ここで、品質変化情報表示部422は、「第2表示部」の一例である。
解析部417cは、検査部43による検査データに基づき、被検物50における欠陥の品質データを取得し、取得した品質データを順次、検査履歴格納部419に格納させる。ここで、品質データとは、上述した特徴量の一種であり、例えば欠陥のサイズ等のデータである。被検物50の欠陥サイズが予め定められた閾値を超えた場合に、当該被検物50は、合否判定部4171により合格品でないと判定される。なお、欠陥サイズの取得には、検査データとしての画像データに対して画像処理を実行する等の従来技術を適用できるため、ここではさらに詳細な説明を省略する。
品質変化情報表示部422は、時系列に格納された複数の品質データを検査履歴格納部419から取得し、これらを用いて品質変化情報を生成して、ディスプレイ506等に表示させる。
報告書出力部423は、品質変化情報表示部422により生成された品質変化情報220等を用いて、被検物50の品質を示す報告書を作成し、ディスプレイ506等に表示させる。或いは、報告書出力部423は、電子ファイルの報告書を作成し、図3のネットワークI/F509等を介して登録サーバ2、またはクラウドサーバ3に送信しても良い。
ここで、図22は、品質変化情報の一例を説明する図である。図22に示すグラフの横軸は時間を示し、縦軸は欠陥サイズを示している。また、プロット221は欠陥サイズの時間変化を示し、閾値222は合否判定のための閾値を示している。欠陥サイズが閾値222を超えた場合に被検物50は合格品でないと判定される。
また、一点鎖線の丸で囲った品質変化開始領域223は、欠陥サイズが大きくなり始めたデータ領域を示し、二点鎖線の丸で囲った品質危険領域224は、欠陥サイズが閾値222に近づいたデータ領域を示している。
品質変化情報表示部422は、検査履歴格納部419から取得した時系列の品質データに基づき、品質変化情報220を生成し、これをディスプレイ506等に表示させる。また、欠陥サイズの変化点を抽出して、品質変化開始領域223を品質変化情報220に含めて示し、欠陥サイズと閾値222との差分値に基づいて、品質危険領域224を品質変化情報220に含めて示すことができる。
<第4の実施形態に係る検査装置4cの動作>
次に、検査装置4cの動作について説明する。図23は、検査装置4cの動作の一例を説明するフローチャートである。なお、図23のステップS231〜S240の動作は、図14のステップS141〜S150の動作と同様であるため、ここでは重複した説明を省略する。
ステップS241において、品質変化情報表示部422は、検査履歴格納部419から取得した時系列の品質データに基づき、品質変化情報220を生成する。
続いて、ステップS242において、品質変化情報表示部422は、ディスプレイ506等に品質変化情報220を表示させる。
続いて、ステップS243において、報告書出力部423は、品質変化情報表示部422により生成された品質変化情報220等を用いて、被検物50の品質を示す報告書を作成し、ディスプレイ506等に表示させる。
このようにして、検査装置4cは、被検物50の種類に応じた検査条件に基づき、検査を実行し、被検物50の品質変化情報を表示させることができる。
<第4の実施形態に係る作用効果>
以上説明したように、本実施形態では、検査部43による検査データに基づいて取得される被検物50の品質変化情報220を表示させる。これにより、被検物50の品質が変化し始めたことや、被検物50の品質が合格品から外れそうになっていること等を管理者や検査作業者に認識させ、合格品でない被検物50の発生を未然に防止できる。
また、本実施形態では、品質変化情報220等を用いて被検物50の品質を示す報告書を作成し、ディスプレイ506等に表示させる。これにより、上述したものと同様に、合格品でない被検物50の発生を未然に防止できる。
なお、品質変化情報表示部422は、図3のネットワークI/F509等を介して品質変化情報220を登録サーバ2、またはクラウドサーバ3に送信し、登録サーバ2、またはクラウドサーバ3で表示させたり、印刷させたりしても良い。
また、上述したもの以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、各種実施形態について説明してきたが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
また、実施形態は、検査方法も含む。例えば、検査方法は、取得された被検物の検査データを出力する検査工程と、前記検査工程を実行する検査部を、所定の位置に所定の姿勢で配置する配置工程と、前記被検物を識別するための識別情報と、前記識別情報に対応づけて予め定められた検査条件と、に基づき、前記検査工程及び前記配置工程のそれぞれを制御する工程と、を含む。
或いは、検査方法は、情報処理装置と、登録装置と、検査装置とが、相互に通信可能に接続された検査システムによる検査方法であって、前記登録装置が、被検物を識別するための識別情報に対応づけて予め定められた検査条件を、前記情報処理装置に送信する工程と、前記情報処理装置が、前記登録装置から受信した前記検査条件を格納する工程と、前記検査装置が、取得された被検物の検査データを出力する検査工程と、前記検査装置が、前記検査工程を実行する検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置工程と、前記検査装置が、前記識別情報と、前記検査条件と、に基づき、前記検査工程及び前記配置工程のそれぞれを制御する工程と、を含む。
これらの検査方法により、上述した検査システム1と同様の効果を得ることができる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 検査システム
2 登録サーバ(登録装置の一例)
21 登録部
22 送信部
3 クラウドサーバ(情報処理装置の一例)
31 検査条件受信部
32 検査条件格納部
33 要求受付部
34 検査条件取得部
35 転送部
4 検査装置
5 コンピュータ
41 制御部
411 識別情報出力部
412 要求部
413 検査条件入力部
414 把持制御部(保持制御部の一例)
415 配置制御部
416 検査制御部
4161 光源制御部
4162 センサ制御部
417 解析部
4171 合否判定部
418 検査結果表示部
419 検査履歴格納部
420 切替支持制御部
421 重畳画像表示部
422 品質変化情報表示部
423 報告書出力部
42 ロボットアーム(配置部の一例)
43 検査部
431 光源
432 センサ
44 ロボットハンド(保持部の一例)
45 表示板撮影カメラ
46 レボルバ
50 被検物
51 保持治具
52 ノックピン
53 部品載置台
60 ワークロボット
111 テーブル(検査条件の一例)
120 表示板
192 重畳画像
220 品質変化情報
特開2017−062160号公報 特許5323320号公報

Claims (13)

  1. 被検物の検査データを取得する検査部と、
    前記検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置部と、
    前記被検物を識別するための識別情報と、前記識別情報に対応づけて予め定められた検査条件と、に基づき、前記検査部及び前記配置部のそれぞれを制御する制御部と、を備える
    検査装置。
  2. 前記検査部を保持する保持部を備え、
    前記配置部は、
    前記保持部により保持された前記検査部を、所定の位置に所定の姿勢で配置する
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記制御部は、
    前記識別情報と前記検査条件とに基づいて、前記保持部に、複数の光源、又は複数のセンサのうちの少なくとも1つを保持させる保持制御部を備える
    請求項1、又は2に記載の検査装置。
  4. 前記保持部は、複数の光源、又は複数のセンサを保持可能であって
    前記制御部は、
    前記識別情報と前記検査条件とに基づいて、前記保持部が保持する前記光源又は前記センサの少なくとも一つを選択し、
    前記配置部は、前記制御部によって選択された前記光源又は前記センサを所定の位置に所定の姿勢で配置する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の検査装置。
  5. 前記識別情報を示す画像を撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された画像データに基づいて取得された前記識別情報を出力する識別情報出力部を備える
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の検査装置。
  6. 前記検査部が取得した、複数の被検物に関して複数の検査データを重畳させて表示させる第1表示部を備える
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の検査装置。
  7. 複数の被検物に関して前記検査部が取得した前記検査データに基づいて、前記被検物の品質を時系列に並べて表示させる第2表示部を備える
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の検査装置。
  8. 前記検査データに基づいて作成された前記被検物の品質を示す報告書を出力する報告書出力部を備える
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の検査装置。
  9. 情報処理装置と、登録装置と、検査装置とが、相互に通信可能に接続された検査システムであって、
    前記登録装置は、
    被検物を識別するための識別情報に対応づけた検査条件を登録する登録部と、前記登録部に登録された前記検査条件を前記情報処理装置に送信する送信部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記登録装置から受信した前記検査条件を格納する格納部を備え、
    前記検査装置は、
    被検物の検査データを取得する検査部と、
    前記検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置部と、
    前記被検物の種類を示す識別情報と、前記格納部に格納された前記検査条件と、に基づき、前記検査部及び前記配置部のそれぞれを制御する制御部と、を備える
    検査システム。
  10. 被検物の検査データを取得する検査工程と、
    前記検査工程を実行する検査部を、所定の位置に所定の姿勢で配置する配置工程と、
    前記被検物を識別するための識別情報と、前記識別情報に対応づけて予め定められた検査条件と、に基づき、前記検査工程及び前記配置工程のそれぞれを制御する工程と、を含む
    検査方法。
  11. 情報処理装置と、登録装置と、検査装置とが、相互に通信可能に接続された検査システムによる検査方法であって、
    前記登録装置が、被検物を識別するための識別情報に対応づけて予め定められた検査条件を、前記情報処理装置に送信する工程と、
    前記情報処理装置が、前記登録装置から受信した前記検査条件を格納する工程と、
    前記検査装置が、被検物の検査データを取得する検査工程と、
    前記検査装置が、前記検査工程を実行する検査部を所定の位置に所定の姿勢で配置する配置工程と、
    前記検査装置が、前記識別情報と、前記検査条件と、に基づき、前記検査工程及び前記配置工程のそれぞれを制御する工程と、を含む
    検査方法。
  12. 前記制御部は、電子データに基づき前記識別情報を取得する
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の検査装置。
  13. 前記制御部は、生産計画情報に基づき前記識別情報を取得する
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の検査装置。
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