JP2021008880A - エンジン作業機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施形態であるエンジン作業機を右側から見た内部構成図である。
エンジン作業機100は、特に、内燃機関としてのエンジン10と、冷却器としてのラジエータ11と、消音器としてのマフラ12と、燃料タンク13と、第一電動ファン17と、第二電動ファン18と、エアクリーナ19と、発電機20とを備える。エンジン作業機100の説明における「上下」、「前後」、「左右」は、図1および図2の矢印に従う。
エンジン作業機100は、外気が取り込まれる給気室(第一給気室3(図1)、左右の第二給気室5,5、第三給気室7)が装置後部に集約されている。なお、後記するが、第一給気室3(図1)及び第三給気室7には、エンジン室1に供給される空気(外気)が取り込まれ、第二給気室5には、エンジン装置室2に供給される空気(外気)が取り込まれるものである。エンジン室1に給気する第一給気室3及び第三給気室7と、エンジン装置室2に給気する第二給気室5とが区画されているので、冷却に必要な必要空気をエンジン室1とエンジン装置室2とに供給しやすくなる。
エンジン作業機100は、本体部95(図4参照)と、その本体部95にかぶせる化粧カバー96と、前部のフロントフレームドア72とを備えて構成される。本体部95は、ベース部30と、後部のリアカバー55及びリアドア58とを備える。化粧カバー96は、上面のルーフパネル80と、フロントサイドパネル74と、フロントサイドドア63と、リアサイドドア64と、リアサイドパネル53とを備えて構成される。ルーフパネル80は、ルーフパネル排気口81を有し、ベース部30にボルト止めされたフロントサイドパネル74とリアサイドパネル53とにボルト止めされる。
本体部95は、ベース部30と、リアフレーム部50と、左右のドアフレーム61と、フロントフレーム部70と、内部ルーフパネル82とを備えて構成される。リアフレーム部50は、リアカバー55、リアドア58及びリアフレーム51を有する。フロントフレーム部70は、フロントフレーム71を有する。左右のドアフレーム61は、リアフレーム51とフロントフレーム71とにボルトで固定される。なお、リアフレーム部50の上面を覆う上面カバー57と、フロントフレーム部70の左右側面を覆うフロントフレームサイドカバー73とで、内部カバー97と称する。
図5は、本発明の実施形態であるエンジン作業機のベース部の構成を示す平面図であり、図6Aは、そのA−A断面図であり、図6Bは、その斜視図であり、図7は、その側面図である。
給気仕切ダクト37は、平面視矩形状の平板37aと、平面視コ字状(略U字状)の内壁37b、この内壁37bの両端部に接続する平面視コ字状の側壁37c,37cとを備えている。一方の側壁37cと内壁37bとを接続する接続部と他方の側壁37cと内壁37bとを接続する接続部との間は、第一切欠部39が形成されている。なお、側壁37cは、板材の折り曲げで形成可能であるが、内壁37bは、平面視コ字部材(略U字部材)の一辺と平板37aとを溶接して形成する。また、第一切欠部39の反対側は、側壁も内壁も無い第二切欠部38が形成されている。
給気仕切ユニット40は、平面視矩形状の平板40aと、リアフレーム51の内壁(図示なし)に固定する固定部40hを備え、発電機20に外気を案内する案内板40bの端部とを接合して構成される。案内板40bは、半円状の案内部45,45が形成された一対の前後板と、その一対の前後板の2辺を繋ぐ一対の横板とから構成される。案内板40bは、断面視矩形状の管体(矩形管体)でもある。平板40aには、格子状に開口した第2開口部43が案内板40bの内側に形成されており、格子状に開口した第1開口部42が2つ、案内板40bの外側に形成されている。また、給気仕切ユニット40には、給気仕切ダクト37の固定部37d(図8)を固定するため、複数のネジ孔40cが形成されている。
図10において、ベース部30の両側から取り入れられる外気は、L字部材33とコ字部材34との間を垂直に上昇し、コ字部材34に形成された開口部35を通過する。開口部35を通過した外気は、給気仕切ダクト37(図11)と略L字部材36(図10)との間に形成された空間(第一給気室3)に流れ込む。
発電機20は、円筒形状であり、発電機脚部22に防振支持部材(図示なし)を介して、発電機固定台座30d(図6A)に固定される。発電機20は、不図示の発電機ファンを内蔵している。発電機20の外周には、吸気口20a及び排気口20bが形成されている。吸気口20a及び排気口20bは、ゴミ等の侵入を防止し、回転部からの危険防止のため保護カバー25a,25bが取り付けられている。吸気口20aは、給気仕切ユニット40の案内板40b(図9)で塞がれており、案内板40bの内部を上昇する空気を吸気する。つまり、案内部45,45は、発電機20に冷却空気を導入する空気導入部として機能する。排気口20bから排出された空気は、エンジン室1に流入する。
保護カバー25a,25bは、多数の孔が網目状に形成された金属薄板である。保護カバー25a,25bは、半円状又は円弧状に曲げられて、発電機20の吸気口20a及び排気口20bに固定される。尚、保護カバー25bの形状は図13(b)のように、保護カバー25aを長くして両端部同士を係止できる構造とする。
給気仕切ユニット40の案内板40bの各面に吸音材26が貼付されている。つまり、案内板40bには、前後板材(前面40d,後面40e)の表裏と、左右の板材(左右面40f)の上部の内側40gとに吸音材26が貼付されている。前面40d及び後面40eの表裏の吸音材26は、案内板40bの半円部の上部にまで延設されている。これにより、発電機20は、延設部26aを緩衝材として振動による案内部45との干渉から保護される。
図16(a)は、リアフレーム部の外観を示す斜視図であり、図16(b)は、上面カバーを取り外した状態でのリアフレーム部の斜視図である。
リアフレーム部50は、リアフレーム51と、ファンサイドカバー54(図16(b))と、リアカバー55と、リアドア58と、上面カバー57と、制御箱90(図16(b))とを備える。リアフレーム部50は、上面カバー57を取り外すと、制御箱90が露出する。
リアフレーム部50の上部には、第一電動ファン17と制御箱90とが配設され、リアフレーム部50の下部には、発電機20が配設される。また、リアカバー55には、後記するようにリアカバーダクト59が取り付けられている。リアカバーダクト59の上部に形成された開口部59a(図20参照)から流れ出る冷却空気は、第一電動ファン17と制御箱90との間の空間を介して第一電動ファン17に取り込まれる。
リアカバー55は、略矩形状であり、2つの長辺(上下の辺)に側壁55bが形成されており、2つの短辺(左右の辺)に側壁55cが形成されている。下部の側壁55bには、長方形状の開口部55aが形成されている。リアカバー55には、リアカバーダクト59を取り付けるためのスタッドボルト(不図示)が溶接されている。長辺の側壁55bは、断面視L字状に形成されており、上部面がリアフレーム51(図16)に取り付けられ、下部面がベース部30に取り付けられる取付面として機能する。
リアカバーダクト59は、リアカバー55よりも小さな矩形状の平面部59eと、その平面部59eの一方の長辺(上辺)及び2つの短辺(左右の辺)とに側壁59dが形成されている。左右の辺の側壁59dは、断面視L字状に形成されており、左右二面がリアカバー55(図18)に取り付けられる取付面として機能する。
リアカバーダクト59は、リアカバー55の内面に固定される。このとき、側壁59dの取付面は、リアカバー55の内面に当接する。また、リアカバーダクト59の切欠部59bは、開口部55aが形成されている側壁55bに接触させる。これにより、リアカバーダクト59の開口部59aは、リアカバー55の開口部55aの反対側に位置する。また、リアカバーダクト59を設けることにより、装置内部で発生する騒音が開口部55aから漏れにくくなる。
リアカバーダクト59は、リアカバー55(図20)の内面に固定されている。リアカバー55の開口部55a(図20)から流入する外気は、リアカバーダクト59の切欠部59bを介して、リアカバーダクト59とリアカバー55との間の空間(第三給気室7(図2))を上昇する。そして、上昇した空気は、リアカバーダクト59の開口部59aを介して、第一電動ファン17と制御箱90との間の空間に向かう。つまり、第三給気室7を上昇した空気は、給気仕切ユニット40の第1開口部42から上昇する空気(図12)と合流する。
図22(a)は、フロントフレーム部を前方から見た斜視図であり、図22(b)は、後方から見た斜視図である。
フロントフレーム部70は、フロントフレーム71と、フロントフレームサイドカバー73と、フロントフレーム仕切板75と、フロントフレーム上面カバー79とを備える。フロントフレーム71は、ベース部30に固定される直方体状の筐体である。フロントフレームサイドカバー73は、フロントフレーム71の左右側面に取り付けられる。フロントフレーム仕切板75は、フロントフレーム71の上面前部を塞ぐ。フロントフレーム上面カバー79は、フロントフレーム71の上面後部を塞ぐ。
図24は、図23の状態から第二電動ファン18と、ラジエータ11と、第二電動ファン取付ブラケット77と、ラジエータ取付ブラケット(不図示)と、フロントフレーム仕切板75と断熱材27a,27bとを取り外した状態を示している。
フロントフレーム71には、マフラブラケット14が取り付けられており、そのマフラブラケット14には、マフラ12が取り付けられている。つまり、フロントフレーム71の内部空間は、マフラ12及びラジエータ11を収納するので、エンジン装置室2として機能する。
図25は、サイドドア部の構造を示す斜視図である。
サイドドア部60は、化粧カバー96(図3)に含まれるものであり、ドアフレームシールド62と、2つのサイドドアダクト65と、フロントサイドドア63と、リアサイドドア64と、トリムシール66(図26)とを備えて構成される。なお、図25には、サイドドア部60以外に、リアフレーム51及びフロントフレーム71が記載されている。また、サイドドアダクト65とフロントサイドドア63との組合せと、サイドドアダクト65とリアサイドドア64との2つの組合せがあるが、一方のみ図示している。また、図示のドアフレーム61は、前記したように、本体部95(図4)に含まれる。
前記したように、サイドドア部60は、サイドドアダクト65を接合したフロントサイドドア63及びリアサイドドア64が蝶番67でドアフレームシールド62に開閉可能に取り付けられる。また、閉扉時のサイドドアダクト65は、ドアフレームシールド62とドアフレーム61との間に納まる。サイドドアダクト65とドアフレーム61との間からエンジン室1の空気を逃がさないように、ドアフレーム61には、トリムシール66が設けられている。
コ字部材34の開口部35から吸気される外気(F1)は、略L字部材36(図6A,10)と給気仕切ダクト37(図6A,11)との間の空間(第一給気室3)に取り込まれる。第一給気室3に取り込まれた外気は、給気仕切ダクト37の第一切欠部39と、第二切欠部38とで分岐する(図11)。第二切欠部38を通過した空気は、給気仕切ユニット40の第1開口部42(図12)を通過して(F11)、リアカバー55と給気仕切ユニット40の案内板40bの外部及び発電機20との間(第一連通路4)に流入する。一方、第一切欠部39を通過した空気は、給気仕切ユニット40の第2開口部43(図12)、矩形管体(案内板40b)、空気導入部(案内部45)を通過して(F12)、発電機20の吸気口20a(図13(b))に取り込まれる。
フロントサイドパネル74(図25)とフロントフレームサイドカバー73との間(第二連通路6)を流れた空気は、フロントフレーム前面カバー76の前面、第二電動ファン取付ブラケット77の4箇所の側面開口部77aを介して、第二電動ファン18に吸い込まれる。
エンジン室1内の空気は、開口部8aを介して第一排風路8に流入し、第一排風路8を上昇する。また、エンジン装置室2内において、第二電動ファン18がラジエータ11(図1)に吹き付けた空気は、フロントフレーム71の後面71bに沿って降下し(F26)、フロントフレーム前面カバー76の裏面に沿いつつ、開口部9aから流出する(F27)。そして、開口部9aから流出した空気は、第二排風路9を上昇する。また、第一排風路8と第二排風路9との区画・分離によって、排風同士の合流が避けられ、排風の乱流や逆流が防止される。
図31は、ルーフパネルの裏面を示す斜視図である。なお、ルーフパネルの表面は、図3の斜視図に示されている。
ルーフパネル80(図27)は、内面の両側に設けた開口部80aと、中央部の開口部80bと、外面に設けたルーフパネル排気口81(図3,図27)とを備える。なお、前記したように、フロントフレーム71(図22(a))には、フロントフレーム仕切板75及びフロントフレーム上面カバー79が取り付けられており、本体部95(図4)には、内部ルーフパネル82が設けられている。
第1実施形態のエンジン作業機100では、エンジン装置部を一つの空間(エンジン装置室2)とし、一つの空間にマフラ12及びラジエータ11の双方を配設していた。第2実施形態では、エンジン装置部内を、ラジエータ11が配設されるラジエータ室と、マフラ12が配設されるマフラ室とに区画している。
エンジン作業機200は、前記第1実施形態のエンジン作業機100と同様に、内燃機関としてのエンジン10と、冷却器としてのラジエータ11と、消音器としてのマフラ12と、燃料タンク13と、第一電動ファン17と、第二電動ファン18と、エアクリーナ19と、発電機20とを備える。エンジン作業機200は、エンジン10及び発電機20が配設されるエンジン室1、マフラ12が配設されるマフラ室103、およびラジエータ11が配設されるラジエータ室104の3室に区画されている点でエンジン作業機100と相違する。ここで、マフラ室103とラジエータ室104とは、仕切板傾斜面171a及び仕切板171f(図59B参照)で区画されている。なお、マフラ室103とラジエータ室104を合わせてエンジン装置部102と称する。
エンジン作業機200は、前記第1実施形態のエンジン作業機100と同様に、複数の給気室(第一給気室3(図1)、左右の第二給気室5,5、第三給気室7)を備えている。さらに、エンジン作業機200は、吸気分岐室101と、リアフレームダクト155とを左右それぞれに備えている。リアフレームダクト155は、第二給気室5の空気を、開口部151a(図35)を介して取り込み、第一連通路4(図56)に流す
エンジン作業機200は、本体部195(図35参照)と、その本体部195にかぶせる化粧カバー110と、前部のフロントフレームドア72とを備えて構成される。本体部195は、ベース部130(図35)と、後部のリアカバー55及びリアドア58とを備える。化粧カバー110は、上面のリアルーフパネル106、センタールーフパネル107及びフロントルーフパネル108と、フロントサイドパネル74と、フロントサイドドア63と、リアサイドドア64と、リアサイドパネル53とを備えて構成される。フロントルーフパネル108には、ルーフパネル排気口109が形成されている。なお、リアルーフパネル106、センタールーフパネル107及びフロントルーフパネル108は、前記第1実施形態のルーフパネル80に相当する。
本体部195は、前記第1実施形態の本体部95と同様に、ベース部130と、リアフレーム部150と、左右のドアフレーム61と、フロントフレーム部170と、内部ルーフパネル182と、内部カバー97とを備えて構成される。リアフレーム部150は、リアカバー55、リアドア58及びリアフレーム151を有する。なお、ベース部130には、前記したベースサイド部材105(図34)が含まれる。
図36は、本発明の第2実施形態であるエンジン作業機のベース部の構成を示す平面図である。また、図37Aは、本発明の第2実施形態であるエンジン作業機のベース部の構成を示すB−B断面図であり、図37Bは、本発明の第2実施形態であるエンジン作業機のベース部を後方から見た図である。
ベースサイド部材105は、断面視略L字状の部位を有する板材であり、L字状部分の長辺側105bの端部には、延在部105cが形成されている。言い換えれば、ベースサイド部材105は、断面視略Z字状に形成されている。延在部105cは、コ字部材134(図35,図40)の上面に取り付けられる部位であり、複数のねじ孔105dが形成されている。また、L字状部分の短辺側105eの面には、前後方向中央部に開口部105a(図38B)が形成されている。なお、L字状部分の短辺側105eの面は、長辺側105bの面に対して傾斜しており、図37Aに示すように、ベース部130の側面から視認可能である。
給気仕切ダクト137は、前記第1実施形態の給気仕切ダクト37(図8)に相当するものである。給気仕切ダクト137は、平面視矩形状の平板137aと、平面視コ字状(略U字状)の内壁137bと、この内壁137bの両端部に接続する平面視L字状の側壁137c,137cとを備える。内壁137b及び側壁137cには、固定部137dが延在している。内壁137bは、中央壁137eと両端壁137f,137fとから構成されている。側壁137cと両端壁137fとで、第一切欠部139,139が形成されており、内壁137bには、第二切欠部138が形成されている。
図43及び図44は、リアフレーム部の外観を示す斜視図である。なお、図44は、図43に対して上面カバー57を取り外した状態を示したものである。
リアフレーム部150は、さらに、第二ダクトとしてのリアフレームダクト155を有している点でも前記第1実施形態のリアフレーム50(図17)と相違する。リアフレームダクト155は、第二給気室5(図33)に取り込まれた外気をリアフレーム内に取り込む通路である。これにより、ルーバ52で取り込まれた外気が開口部151a及び第一連通路4(図54)を介して第一電動ファン17に流れる。
リアカバーダクトASSY157は、リアカバー55(図18(a)(b))と、リアカバーダクト59(図19(a)(b))と、リアカバー外ダクト156とを備える。つまり、リアカバーダクトASSY157は、リアカバーダクト59を取り付けたリアカバー55(図20)に対して、さらにリアカバー外ダクト156を取り付けたものである。
図49A及び図49Bは、フロントフレーム部の内部構造を示す斜視図である。
フロントフレーム部170は、前記第1実施形態のフロントフレーム70(図22)と同様に、フロントフレーム171と、フロントフレームサイドカバー73と、フロントフレーム仕切板75,75とを備える。しかしながら、フロントフレーム部170は、前記第1実施形態で設けていたフロントフレーム上面カバー79(図22(b))を備えていない。
フロントフレーム171は、左右それぞれに形成されたコ字状(略U字状)の第二排風路9と、右側のみに形成されたコ字状の第一排風路8とを備えている。第二排風路9は、下部に形成された開口部9aを通じてマフラ室103(図51)に連通している。また、フロントフレーム171には、仕切板傾斜面171aが形成されており、仕切板傾斜面171aがマフラ室103とラジエータ室104とを区画している。第二排風路9の内面(排風路内)には、断熱材127bが貼付されている。また、第一排風路8には、上部に開口部171c及び点検口171dが形成されている。
サイドドア部60(図25,図26)は、前記第1実施形態と同一であり、ドアフレームシールド62と、2つのサイドドアダクト65と、フロントサイドドア63と、リアサイドドア64と、トリムシール66(図26)とを備えている。なお、図25のドアフレーム61は、本体部95(図4)に含まれており、リアサイドパネル53は、リアフレーム部150に含まれる。
ベースサイド部材105の開口部105aから流入した外気(F0)は、吸気分岐室101の内部で、開口部134aに向かう空気(F13)と、開口部35に向かう空気(F1)とに分岐する。
開口部134aから上昇してきた空気(F13)は、フロントサイドパネル74(図56)とフロントフレームサイドカバー73との間(第二連通路6)に流れ込む。図57に示すように、第二連通路6に取り込まれた空気は、直接的に第二電動ファン18に吸い込まれるか(F25)、フロントフレーム前面カバー76に沿って流れた後、第二電動ファン18に吸い込まれる(F24)。
図59Aにおいて、エンジン室1の空気(F33)は、マフラ室103のマフラ12を冷却した後、フロントフレーム前面カバー76(図59B)の裏面に沿って流れ(F34)、開口部9a及び第二排風路9を介して上昇する。そして、第二排風路9を介して上昇した空気は、ルーフパネル排気口109から機外に排出される。
前記したように、化粧パネル110の内、ルーフパネル部は、リアルーフパネル106と、センタールーフパネル107と、フロントルーフパネル108とから構成される。フロントルーフパネル108には、矩形状のルーフパネル排気口109が形成されている。また、リアフレームパネル106の両側には、開口部106a,106aが形成されている。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記第1実施形態のエンジン装置室2には、マフラ12及びラジエータ11が配設されていたが、マフラ12及びラジエータ11の何れか一方を配設しても構わない。
(2)前記第1,2実施形態では、第二給気室5を筐体の後部に配設し、第二電動ファン18を筐体の前部に配設したが、第二給気室5を筐体の前部に配設し、第二電動ファン18を筐体の後部に配設しても構わない。つまり、第二給気室5は、筐体の前後部の何れか一方に配設されており、第二電動ファン18は、前後部の他方に配設されていることになる。
2 エンジン装置室(エンジン装置部)
3 第一給気室
4 第一連通路
5 第二給気室
6 第二連通路
7 第三給気室
8 第一排風路
9 第二排風路
15 第三連通路
10 エンジン
11 ラジエータ(冷却器)
12 マフラ(消音器)
17 第一電動ファン
18 第二電動ファン
20 発電機(作業機)
30,130 ベース部
34,134 コ字部材(第一給気部箱部材)
35 開口部
36 略L字部材(第一給気部箱部材)
37,137 給気仕切ダクト
40 給気仕切ユニット
40a 平板(第一給気部箱部材)
40b 案内板(矩形管体、第三連通路)
45 案内部(空気導入部)
50,150 リアフレーム部
51,151 リアフレーム
52 ルーバ(第二給気室)
53 リアサイドパネル
58 リアドア
59 リアカバーダクト
60 サイドドア部
61 ドアフレーム
62 ドアフレームシールド
65 サイドドアダクト
70,170 フロントフレーム部
71,171 フロントフレーム
81 ルーフパネル排気口
95 本体部
100,200 エンジン作業機
101 吸気分岐室(第一ダクト、ベースサイドダクト)
102 エンジン装置部
103 マフラ室
104 ラジエータ室
105 ベースサイド部材
105a 開口部
107 センタールーフパネル
108 フロントルーフパネル
109 ルーフパネル排気口
110 化粧カバー
134a 開口部
155 リアフレームダクト(第二ダクト)
156 リアカバー外ダクト
156a 開口部
171a 仕切板傾斜面
Claims (14)
- エンジンが配設されるエンジン室と、該エンジンの排気音を消音するマフラ及び該エンジンを冷却するラジエータの何れか一方又は双方が配設されるエンジン装置部とに区画されたエンジン作業機であって、
外気が取り込まれる第一給気室と前記エンジン室とを連通する第一連通路と、
外気が取り込まれる第二給気室と前記エンジン装置部とを連通する第二連通路と、
前記第一連通路の空気を前記エンジン室まで送り込む第一電動ファンと、
前記第二連通路の空気を前記エンジン装置部まで送り込む第二電動ファンと、
を備えることを特徴とするエンジン作業機。 - 前記エンジン装置部は、前記ラジエータが配設されるラジエータ室と、前記マフラが配設されるマフラ室とに区画されており、
前記エンジン室の空気を、前記マフラ室を介して排出する
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。 - 筐体の側面に配設され、前記第一給気室、及び前記第二連通路に外気を送り込む第一ダクトをさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載のエンジン作業機。 - 前記第二給気室は、前記第一連通路に連通する第二ダクトを備える
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエンジン作業機。 - 前記ラジエータ室に送り込まれた空気を排風する第一排風路と、
前記エンジン室に送り込まれた空気を、前記マフラ室を介して排風する第二排風路と
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のエンジン作業機。 - 前記第一排風路は、前記ラジエータ室に送り込まれた空気の一部を排風するものであり、
前記第一排風路が排出する空気と、前記ラジエータ室に送り込まれた空気の残りとを排風する排風口をさらに備える
ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン作業機。 - 前記第二連通路は、前記第一連通路から区画されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
- 前記エンジン室には、前記エンジンに連動する作業機がさらに配設され、
前記第一給気室と前記作業機の吸気口との間を連通する第三連通路をさらに備える
ことを特徴とする請求項7に記載のエンジン作業機。 - 側壁に開閉扉を有した筐体をさらに備え、
前記第二給気室は、前記筐体の前後部の何れか一方に配設されており、
前記第二電動ファンは、前記前後部の他方に配設されており、
前記第二連通路は、前記開閉扉の内面に形成されている
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエンジン作業機。 - 前記エンジン装置部は、前記マフラ及び前記ラジエータの何れか一方又は双方が配設されるエンジン装置室である
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。 - 前記エンジン室の空気を排風する第一排風路と、
前記エンジン装置室の空気を排風する第二排風路と
を備えることを特徴とする請求項10に記載のエンジン作業機。 - 前記第二連通路は、前記第一排風路と前記第二排風路とから遮熱されている
ことを特徴とする請求項11に記載のエンジン作業機。 - 前記エンジン装置室には、前記ラジエータが配設されており、
前記第二電動ファンは、前記ラジエータに空気を吹き付ける
ことを特徴とする請求項10に記載のエンジン作業機。 - 外気を給気する第三給気室をさらに有し、
前記第一連通路は、前記第一給気室及び前記第三給気室と前記エンジン室とを連通することを特徴とする請求項10乃至請求項13の何れか一項に記載のエンジン作業機。
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