JP2021003917A - キャブチルト構造 - Google Patents

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宣明 青野
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Abstract

【課題】キャブチルト構造の部品点数を削減して構造を簡素化する。【解決手段】チルト式のキャブ2は、支持部10によりシャシフレーム3に対して回転移動可能に支持されている。キャブチルト構造1は、チルト式のキャブ2とシャシフレームの間に連結されたキャブステー20において、キャブ2を移動させるための付勢力をキャブステー20に付与するバネ30を備えている。キャブ2をチルト位置に移動させるとき、キャブステー20に取り付けられたバネ30の付勢力によってキャブ2がチルト方向へ移動される。【選択図】 図1

Description

本開示は、トラック等のキャブを車体側のシャシフレームにチルト可能に支持したキャブチルト構造に関する。
一般に、大型トラックなどのキャブオーバー型車両では、キャブが車体側のシャシフレームに対してチルト可能に支持されており、エンジンの点検などのためにキャブをチルトすることが知られている。
従来、キャブをチルト可能に支持するためのキャブチルト構造として、トーションバーを用いた構造が知られている(例えば特許文献1)。トーションバーを用いた構造では、トーションバーのねじり力によりキャブがチルト方向に付勢されている。
特開2006−248310号公報
しかし、トーションバーを用いた従来のキャブチルト構造では、部品点数が多くなってしまうとともに機構が複雑化してしまう。
本開示は、このような課題に鑑み案出されたもので、キャブチルト構造を簡素化することを目的とする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)本開示のキャブチルト構造は、チルト式のキャブとシャシフレームとの間に連結され、前記キャブの移動にともない変位可能なキャブステーと、前記キャブステーに取り付けられ、前記キャブを移動させる付勢力を前記キャブステーに付与する付勢手段と、を備えていることを特徴とする。
本開示のキャブチルト構造では、キャブステーに付勢手段が取り付けられており、付勢手段がキャブを移動させる付勢力をキャブステーに付与するので、キャブを所定のチルト位置まで移動させるとき、キャブステーがキャブを移動(チルト)させる機能を発揮する。キャブステーに付勢手段を取り付けるだけの簡素な構造であるため、トーションバーを用いた従来のキャブチルト構造に比べて部品点数が削減されるとともに機構が簡素化される。
本開示のキャブチルト構造によれば、部品点数を少なくできるとともに構造を簡素化できる。
実施形態に係るキャブチルト構造を示す側面図であって、キャブがチルト位置にある状態を示す。 実施形態に係るキャブチルト構造を示す側面図であって、キャブが運転位置にある状態を示す。 支持部を示す正面図(図1のA矢視図)である。 キャブステーの一部を拡大して示す正面図(図1のB矢視図)である。 キャブステーの一部を拡大して示す側面図(図4のC−C矢視断面図)である。
図面を参照して、実施形態としてのキャブチルト構造について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
以下の説明では、キャブチルト構造が図示しない車両に搭載された状態を基準に、重力の作用方向を下方とし、この反対方向を上方として上下方向を定める。また、車両の進行方向を基準に前後方向および左右方向を定める。
[1.装置構成]
図1および図2は、本実施形態のキャブチルト構造1の全体構成を示す側面図である。また、図3は図1のA矢視正面図である。キャブ2は、トラックなどのキャブオーバー型車両に搭載された運転台である。キャブ2は、図1に示すチルト位置と図2に示す運転位置との間で回転移動可能なチルト式のキャブとして構成されている。なお、図1〜図3では、キャブ2は二点鎖線で示されるとともに一部を省略して描かれている。
運転位置は通常の使用状態(運転時)のキャブ2の位置である。これに対してチルト位置は、キャブ2を運転位置から所定の回転角度傾けた位置である。キャブ2をチルト位置まで回転移動させることで、エンジン上方を開放させ、エンジンの点検など車両の整備を行い易くしている。本明細書で「チルト」とは、キャブ2を運転位置からチルト位置へ回転移動することを言う。また、運転位置からチルト位置へ向かう回転移動の方向を「チルト方向」という。図1において白抜き矢印はチルト方向を示す。
キャブ2は、支持部10を介して車体のシャシフレーム3に対して取り付けられている。支持部10は、キャブ2をシャシフレーム3に対して回転自在に支持する機構である。
図3に示すように、支持部10は、シャシフレーム3の間にわたって設けられたクロスメンバ6の前面部に車幅方向に離間して配置された一対のブラケット11A,11Bを有している。ブラケット11A,11Bには、軸受部12A,12Bを介してシャフト13が回転自在に支持されている。シャフト13は、その中心軸が軸受部12A,12Bの軸4と同一軸直線上に並ぶように配置される。シャフト13上には一対のキャブアーム14A,14Bが車幅方向に離間して固定されている。キャブアーム14A,14Bに対して、キャブ2の下部に配置された左右一対のフロアフレーム5A,5B(二点鎖線で示す)が例えばボルト15A,15Bで固定されている。したがって、キャブ2は、シャフト13(軸4)を中心に回転自在である。
本実施形態のキャブチルト構造1は、上記の支持部10により回転自在に支持されたキャブ2を、運転位置からチルト位置へチルト可能に支持するための構造である。本実施形態のキャブチルト構造1は、車両前方から視て右側のフロアフレーム5A(キャブ2)とシャシフレーム3との間に連結されているキャブステー20と、キャブステー20に取り付けられたバネ30(破線で示す)と、を備えている。
キャブステー20は、キャブ2のチルト(移動)にともない変位可能な部材であり、チルト位置でキャブ2を支持するために設けられている。
本実施形態のキャブステー20は、シャフト25により回転自在に連結された上側ステー21と下側ステー22とを有しており、シャフト25を中心に屈曲変形可能なリンク機構として構成されている。上側ステー21の上端はキャブ2のフロアフレーム5Aに固定された上側ブラケット23に回転自在に連結されており、下側ステー22の下端は車両のシャシフレーム3に固定された下側ブラケット24に回転自在に連結されている。
このため、キャブステー20は、キャブ2が運転位置にあるとき図2に示すように屈曲し、キャブ2がチルト位置まで回転したとき図1に示すように直線状に伸長する。チルト位置ではキャブステー20は直線状に伸びきっている。したがって、キャブ2のチルト方向への回転移動は、キャブステー20によりチルト位置で停止(規制)される。
キャブステー20を構成する上側ステー21と下側ステー22とは、例えば断面コの字型のチャンネル鋼材により形成されている。
本実施形態では上側ステー21の下端部が下側ステー22の上端部の内周面22Aに重ね合わされている。このため、上側ステー21の幅方向の外寸は下側ステー22の幅方向の内寸よりも小さく、上側ステー21の下端部は下側ステー22の内側で回転し得るよう円弧状に形成される。
上側ステー21と下側ステー22との接続箇所には、バネ30(破線で示す)が内蔵されている。バネ30は、キャブ2をチルト方向に移動させるための付勢力をキャブステー20に付与するための付勢手段である。図4は図1のB矢視図でありバネ30を拡大して示しており、図5は図4のC−C矢視断面図である。
本実施形態のバネ30は、ねじりコイルばねにより構成されている。上側アーム31は上側ステー21の内周面21Aに固定され、下側アーム32は下側ステー22の内周面22Aに支持されている。巻線部33の内側にはシャフト25が装着されており、上側ステー21と下側ステー22とを回転可能に支持している。
バネ30は、シャフト25を案内棒として、キャブステー20を伸長させる方向に反発力を発揮するように設定される。このバネ30の反発力によりキャブステー20は常時伸長するように付勢される。バネ30の大きさ、巻き数、アームの長さ、形状、材質などは、バネ30の反発力がキャブ2をチルト方向に移動させるために必要な力を発揮し得るように設定される。このため、キャブステー20には、キャブ2をチルト方向に移動させる付勢力が付与される。つまり、キャブステー20に内蔵されたバネ30がキャブ2をチルト方向に移動させる付勢力を発揮する。
図5に示すように、キャブステー20にはバネ30の負荷を調節するための調節手段40が設けられている。調節手段40は、下側ステー22に貫設されたネジ穴41とボルト42とで構成される。ネジ穴41は、バネ30の下側アーム32に重なり合う位置に設けられており、ネジ穴41に挿入されたボルト42の端部43が下側アーム32に離接可能である。
図5において白抜き矢印で示す押し込み方向にボルト42をねじ込むと、ボルト42の端部43により下側アーム32が押し込まれる。これにより、バネ30に荷重が加えられてバネ30の反発力が強まる。このように、ボルト42のねじ込み量を調節することでバネ30の負荷を調節できる。なお、下側アーム32は、ボルト42による押し込み変形を許容し得るように下側ステー22の内周面22Aに支持されているものとする。
また、キャブステー20には上記の構成に加えて、チルト位置においてキャブステー20の屈曲を阻止して直線状に保持するためのロック片50(図1,図2参照)が設けられている。ロック片50は、上側ステー21に回転自在に取り付けられており、キャブステー20が直線状に伸長した状態(図1に示すチルト位置)では、ロック片50に形成された凹部51が下側ステー22の上縁に係合するようになっている。凹部51が下側ステー22の上縁に係合することで、キャブステー20の屈曲が阻止されて直線状の伸長状態が保持される。この状態では、ロック片50は、図示しないバネにより凹部51が下側ステー22の上縁に係合する方向に付勢されている。ロック片50の係合状態は、このバネの付勢力によって維持される。凹部51(ロック片50)の係合を解除するとき、作業者はバネの付勢力に抗して手動でロック片50を回転させる。
[2.作用]
上述の構成のキャブチルト構造1によれば、キャブ2が運転位置(図2参照)にある状態では、キャブステー20は屈曲されている。通常の運転時には、キャブ2は、図示しないキャブロック機構により、運転位置の状態でシャシフレーム3に支持される。
運転位置からチルト位置(図1参照)へキャブ2をチルトさせるとき、作業者は、図示しないキャブロック機構によるロックを解除する。このとき、バネ30の反発力がキャブステー20を屈曲状態から直線状態に伸長させるように作用する。バネ30の反発力によるキャブステー20の伸長変形にともない、キャブ2は運転位置からチルト位置へチルトされる。
キャブ2がチルト位置まで移動した状態では、キャブステー20が直線状に延びており、キャブ2を下方から支持するとともに、チルト方向への回転を規制する。ここでロック片50がキャブステー20の屈曲を阻止して伸長状態を維持するので、キャブ2はチルト位置で確実に保持される。
キャブ2を運転位置に戻すときには、ロック片50の係合を解除してから、バネ30の反発力に抗してキャブ2を運転位置まで押し下げるだけでよい。キャブ2を運転位置まで押し下げた後、作業者は、図示しないキャブロック機構をロックさせることによりキャブ2をシャシフレーム3に支持させる。
[3.効果]
(1)上述したキャブチルト構造1は、キャブステー20にバネ(付勢手段)30を取り付けるだけの簡素な構造であるため、部品点数を少なくできるとともに機構を簡素化できる。
例えば、トーションバーを用いた従来のキャブチルト構造では、キャブをシャシフレームに回転可能に支持する構造にトーションバー装置を組み込まなければならなかった。これに対して、本実施形態のキャブチルト構造1では、キャブステー20に内蔵したバネ(付勢手段)30がキャブ2をチルトさせるための付勢力を発揮するので、支持部10は単にキャブ2を回転自在に支持するだけでよい。このため、部品点数の削減と構造の簡素化が可能である。
[4.その他]
上述したキャブチルト構造1は一例であって、上述したものに限られない。
例えば、キャブステー20はフロアフレーム5Aとシャシフレーム3との間に連結されている構成に限らず、車両前方から視て左側のフロアフレーム5Bとシャシフレーム3との間に連結されている構成であってもよいし、フロアフレーム5A,5Bのそれぞれとシャシフレーム3との間に連結された二本のキャブステーが設けられていてもよい。
調節手段40は、下側アーム32を押し込む構成に限らず、上側アーム31を押し込む構成でもよいし、上側アーム31と下側アーム32との両方を押し込む構成でもよい。
キャブチルト構造1を適用する車両はトラックに限らず、チルト式のキャブを備えた車両であれば、どのような種類の車両であってもよい。
1 キャブチルト構造
2 キャブ
3 シャシフレーム
4 軸
5A,5B フロアフレーム
6 クロスメンバ
10 支持部
11A,11B ブラケット
12A,12B 軸受部
13 シャフト
14A,14B キャブアーム
15A,15B ボルト
20 キャブステー
21 上側ステー
22 下側ステー
23 上側ブラケット
24 下側ブラケット
25 シャフト
30 バネ(付勢手段)
31 上側アーム
32 下側アーム
40 調節手段
41 ネジ穴
42 ボルト
50 ロック片
51 凹部

Claims (1)

  1. チルト式のキャブとシャシフレームとの間に連結され、前記キャブの移動にともない変位可能なキャブステーと、
    前記キャブステーに取り付けられ、前記キャブを移動させる付勢力を前記キャブステーに付与する付勢手段と、を備えている
    ことを特徴とするキャブチルト構造。
JP2019117257A 2019-06-25 2019-06-25 キャブチルト構造 Pending JP2021003917A (ja)

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