JP2021003175A - 視覚障害者誘導用の線状突起 - Google Patents

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Abstract

【課題】視覚障害者誘導用の線状突起は、白杖の使用者によって、白杖でなでられても使用者の感触が薄く、使用者が、長手方向を知るには、時間がかかるとともに、確信を持てない不安がある。さらに、太さの違う杖先を付けた白杖では当たりが安定しない。【解決手段】視覚障害者誘導用の線状突起3の表面に、上面4aから左右の側面4bにかけての角4cを形成する突起4が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、視覚障害者を誘導する歩行面の線状突起の形状に関する。
視覚障害者誘導用の線状突起に関して、断面が傾き45度の台形をした、高さ5mm、長手方向の長さ270mmほどの線状突起を、75mm間隔で、4本を、横に並べて、縦横300mmに収める規格がある(非特許文献1参照)。視覚障害者誘導用の線状突起は、黄色のコンクリートやプラスチックなどの材料でブロックに形成され、長手方向を、誘導方向に向け、列につなげて、歩行面に敷設される。
線状突起の長さは、足裏ほどあるため、踏む感触だけで、その長手方向が分かり、誘導方向を確認できる。突起の形状は、凹凸が多い屋外の歩行面でも、確実な感触を得るために、歩行者(例えば、白杖の使用者)に対する刺激が強くなるような寸法に決められている。
視覚障害者が周囲を探るための白杖には、歩行面に滑らせる使い方がある。歩行面から立ち上がっている線状突起に当たれば、突起の存在を確認できる。さらに、白杖で側面をなでることで、使用者は、線状突起の長手方向を知ることができ、誘導方向を確認できる。
日本工業規格 JIS T 9251: 2001、視覚障害者誘導用フロック等の突起の形状・寸法及びその配列
しかし、従来の線状突起の多くは側面が滑らかなので、白杖でなでても感触が薄く、使用者が長手方向を確実に知るには、時間がかかった。
コンクリート製なら、砂などの凹凸があるため、白杖でなでて使用者に対する感触が生じるが、コンクリートは、屋外では普通に存在し、それが、視覚障害者誘導用の線状突起なのか、それとも、壁などの、他の構造物なのか、確信が持てないという不安が残る。
白杖の先には、杖先が取り付けられ、歩行面を滑らせる用途には直径40mmほどの太い杖先が使われる。しかし、直径10mmほどの細い杖先で歩行面を滑らせる場合があり、杖先の種類によって、線状突起との当たりが不確かになってしまうという課題もあった。なぜなら、細い杖先は線状突起の側面に当たるが、太い杖先は、もっと上の、側面から上面にかけての角に当たるからである。
本発明は、歩行面とは容易に区別可能になり、白杖の使用者などが、短時間で、視覚障害者誘導用の線状突起だと認識でき、かつ、長手方向が分かり、確信を持って誘導方向を確認できるようにすることを目的とする。
本発明による視覚障害者誘導用の線状突起は、上面から側面にかけて形成される段差が表面に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、線状突起の側面を白杖でなでると、杖先によらず、段差による特徴的な振動が生じて、歩行面とは容易に区別でき、使用者が、短時間で、視覚障害者誘導用の線状突起だと認識できるとともに、長手方向が分かり、確信を持って誘導方向を確認できる。
第1の実施の形態を示す斜視図である。 第2の実施の形態を示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
図1に示す第1の実施の形態において、例えば道路に敷設される線状突起部2は、縦横300mmに収まる。線状突起部2は、従来の規格と同じ形状の線状突起3の表面に、細い突起4が、長手方向と垂直に、等間隔に並べられた形状である。図1には、同じ形状の4本の線状突起2a〜2dが横に並べられて線状突起部2が構成される例が示されている。
突起4は、線状突起3の上面3aから左右の側面3bにかけて設けられている。それぞれの突起4の上面4aから左右の側面4bが形成され、それらとの角4cも形成される。
次に、図1を参照して、使用例を説明する。
白杖5には、滑らせる用途の太い杖先5aがつけられている。杖先5aを線状突起2aに当てて、杖先5aが側面4bをなでると、軌跡Vとして示されているように、杖先5aが、突起4を乗り越えてから落下して、断続的に線状突起3に当たり、長さの間隔に応じた時間のリズムで、特徴的な衝撃の振動が発生する。振動の一部は白杖5を伝わり、一部は音になって、使用者に認識される。その結果、使用者は、長手方向が分かり、誘導方向Lを確認できる。
太い杖先5aは、その上面と側面との角4cで、突起4に接触していく。細い杖先5aを使えば、側面4bに当たるが、突起4に当たることに変わりなく、同様の特徴的な振動が得られる。
次に、構成の詳細を説明する。図1には、段差を形成するために突起4が設けられた例が示されているが、必ずしも突起4に限られず、溝などの凹凸を構成する段差であればよい。
滑り止めなどの目的で、線状突起3の上面に凹凸を設けることは一般的である。図1には、突起4のみが描かれているが、線状突起3の上面3aに、別な凹凸を追加してもよい。
次に、形状の詳細を説明する。図1には、長手方向と垂直で等間隔に並んでいる突起4が示されているが、突起4は、周期的に並べられていればよく、排水を妨げない範囲で、斜めに並べられても、特徴的な振動が得られる。
図1では、突起4の上面4aは、左右につながって描かれているが、中央で分断されていてもよい。突起4の上面4aと側面4bとがなす角4cが、確実に形成されていることで重要ある。
突起4の高さが、0.3〜1mmほどであれば、十分な強さの振動が得られる。突起4の幅は、高さ程であればよいが、機械的な強度や磨耗に対応した設定にすればよい。
発生する振動に関して、突起4を設ける間隔と、杖先5aでなでるスピードとで、周波数やリズムが決まり、突起4の間隔を3〜20mmにすれば、使用者の耳に聞こえやすく、特徴的な音を発生できる。
突起4が設けられる間隔は、歩行面1の凹凸形状による環境要素、および、歩く速さを伝える意図によって、選ぶことができ、規格に従うのもよい。例えば、凹凸が多い屋外の歩行面1は、広くて、使用者が速く歩いてもよいので、10〜20mmほどの広い間隔がよい。凹凸が少ない屋内の歩行面1では、使用者に落ち着いてゆっくり歩いて欲しいので、3〜5mmほどの狭い間隔がよい。
突起4は、歩行面1(使用者が歩行する領域)まで続いていないが、その理由は、白杖5の杖先5aが当たらないので必要ないため、かつ、境目に汚れなどがたまるのを防ぐためである。もちろん、突起4が歩行面1にまで続いても、本発明の効果を損なうことはない。
突起の側面4bは、45度より急な角度、例えば、傾き60度の角度で形成され、急な立ち上がりの角4cが形成されるようにしている。このため、鋭い感触の刺激が得られて、足や白杖5で発見しやすい利点がある。また、元の側面3bより狭い接触面積で当たるため、足や白杖5の突っかかりがあっても軽く済み、使用者のつまづきなどによる転倒を起こしにくい利点がある。
室内用の視覚障害者誘導用の線状突起3では、歩きやすくする目的で、従来の規格より、突起の高さを低くした、例えば半分の高さ2.5mmほどにする設計もあって、杖先が当たる感触が小さくなって、発見されづらいという課題があった。しかし、本発明の突起4を適用すれば、容易に発見される。逆にいえば、本発明の突起4によって、さらに線状突起3の高さを下げて、歩きやすくすることも可能である。
[第2の実施の形態]
図2は、歩きやすい形状にした線状突起7に対して、本発明を適用した第2の実施の形態による線状突起6aを、縦横300mmの線状突起の領域6に収めて、道路などに敷設する例を示す。
なお、図2に示す線状突起7の形状は、意匠登録第1540412号公報および意匠登録第1540413号公報に記載されている。
線状突起7は、従来の規格と同じ高さ5mmの線状突起と同様の1本を、従来の規格の間隔と同じまで広い幅75mmにして踏み足を安定させ、その上面に傾き45度の溝を長手方向へ向けて2本設けて排水をよくし、形成された3本の突起のうち、左右の突起の角を丸めて、足を踏み入れる際の突っかかりを低減することによって、使用者(例えば、白杖5の使用者)が歩きやすくする考え方に基づいて設計される。線状突起7には、踏んだら端まで歩けるという使用目的がある。使用者が端まで来たら、次に続く縦横300mmの領域6に線状突起が有るか無いかで、端の存在が確定される。
第2の実施の形態の詳細を説明すると、線状突起7において、中央の突起7aの左右に、溝7bを介して、左右の突起7cが形成され、その外側の角は、面取り部7caによって丸められて、それら3本の突起の上を通じて、細い突起8が、長手方向と垂直に、等間隔に並べられる。
中央の突起7aは、第1の実施の形態の線状突起3と比較すると、寸法は違うが、形状の考えは同様である。また、中央の突起7aの溝7b側とも、線状突起3と同様の形状なので、説明を省略する。
左右の突起7cに設けられた突起8の部分は、面取り部7ca部分に位置する角部8bを介して、外側面8cから、上面8aにかけて形成される。
第2の実施の形態による線状突起7は、面取り部7caによって低くなった端の段差によって、足や白杖5を当てる感触が小さくなり、発見されづらかったが、杖先5aが突起8に当たる感触によって、容易に発見される。
図2には、線状突起6aを単独の誘導板にして、歩行面1に貼り付ける形式が示されているが、線状突起の領域6の形の台座と一体としたブロックにして、歩行面1に埋設することもできる。
1 歩行面
2 線状突起部
2a、2b、2c、2d 線状突起
3 線状突起
3a 上面
3b 側面
4 突起
4a 上面
4b 側面
4c 角
5 白杖
5a 杖先
6 領域
6a 線状突起
7 線状突起
7a 中央の突起
7b 溝
7c 左右の突起
7ca 面取り部
8 突起
8a 上面
8b 角部
8c 外側面
L 誘導方向
V 軌跡
本発明による視覚障害者誘導用の線状突起は、上面(3a)と側面(3b)とを有し、 上面(3a)よりも高い上面(4a)と、側面(3b)よりも外側に張り出ている側面( 4b)とを有する突起(4)が設けられていることを特徴とする。
図1では、突起4の上面4aは、左右につながって描かれているが、中央で分断されていてもよい。突起4の上面4aと側面4bとがなす角4cが、確実に形成されていること 重要ある。

Claims (1)

  1. 上面から側面にかけて形成される段差を表面に設けた
    ことを特徴とする視覚障害者誘導用の線状突起。
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