JP2021002160A - 判定装置、判定方法及び判定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供する。【解決手段】本願に係る判定装置は、利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設(例えば、医療施設や、薬局などといった、利用者の疾患に対する設備を備えた施設)を特定する特定部と、利用者の位置を示す位置情報に基づいて、特定部により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する推定部と、推定部により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、判定装置、判定方法及び判定プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、利用者の状態に応じた情報を提供する技術が知られている。このような技術の一例として、救急患者の状態を入力すると、対応可能な救急施設の情報を提供する技術が知られている。
特開2004−046450号公報
しかしながら、上述した技術では、救急搬送される恐れがある利用者にとって有用な情報を提供しているとは言えない場合がある。
例えば、上述した技術では、救急搬送される利用者に対応可能な救急施設の情報を提供しているに過ぎない。このため、例えば、利用者が救急搬送される場所によっては、対応可能な救急施設が遠く、搬送に時間がかかる結果、適切な処置を行うことができなくなる恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することを目的とする。
本願に係る判定装置は、利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する特定部と、前記利用者の位置を示す位置情報に基づいて、前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する推定部と、前記推定部により推定された時間が所定の要件を満たすか否かを判定する判定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる判定処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る判定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る施設情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、判定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る判定装置、判定方法及び判定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る判定装置、判定方法及び判定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の判定装置等により実現される判定処理を説明する。図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。実施形態にかかる判定処理は、図1に示す判定装置100によって行われる。
図1の説明に先立って、図2を用いて、実施形態にかかる判定処理システム1について説明する。図2は、実施形態にかかる判定処理システムの構成例を示す図である。実施形態にかかる判定処理システム1は、図2に示すように、端末装置10と、外部サーバ20と、判定装置100とを含む。端末装置10、外部サーバ20、判定装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す判定処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の外部サーバ20や、複数台の判定装置100が含まれてよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。なお、図1に示す例において、端末装置10は、利用者によって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスである場合を示す。
また、端末装置10は、端末装置10が有する各種センサ(例えば、GPS(Global Positioning System)機能や、モーションセンサなど)が検知した情報に基づく利用者の位置を示す位置情報を、判定装置100に送信する。また、端末装置10は、外部のサーバ装置が配信する各種サービスや、端末装置10にインストールされた各種アプリケーション(以下、「アプリ」と記載する場合がある)における利用者の利用履歴に基づく位置情報を、判定装置100に送信する。なお、端末装置10は、各種センサや、各種アプリケーションの処理を実現する制御情報を判定装置100から受け取った場合には、制御情報に従って処理を実現する。
外部サーバ20は、いわゆる広く開かれた利用が許可されているデータであるオープンデータを提供するサーバ装置である。例えば、外部サーバ20は、各自治体が管理する地域に所在する施設(例えば、医療施設や、薬局など)に関する情報や、消防庁が管理する消防署に関する情報、道路交通情報(例えば、渋滞を示す渋滞情報)などを判定装置100に提供する。なお、外部サーバ20は、利用が許可されている情報であれば、上記に限らず、種々の情報を提供してもよい。
判定装置100は、利用者が有する疾患に対応可能な施設まで利用者を搬送する時間が所定の条件を満たすか否かを判定する情報処理装置である。例えば、判定装置100は、利用者の位置情報を端末装置10から収集する。また、判定装置100は、各種サービスや、各種アプリケーションにおける利用履歴に基づく利用者の属性情報や、利用者が有する疾患を示す情報を含む利用者情報を端末装置10から収集する。また、判定装置100は、オープンデータを外部サーバ20から収集する。
なお、判定装置100は、所定のアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、判定装置100は、端末装置10に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、判定装置100から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
以下、図1を用いて、判定装置100が行う判定処理について説明する。なお、以下の説明において、端末装置10は、利用者U1によって利用されるものとする。また、以下の説明において、判定装置100は、利用者U1が有する疾患を示す情報を含む利用者情報を端末装置10から収集済みであるものとする。また、以下の説明において、端末装置10には、目的地までの経路案内を行うナビゲーションアプリが端末装置10にインストールされているものとする。
まず、判定装置100は、端末装置10から利用者U1の位置情報を収集する(ステップS1)。例えば、図1の例において、判定装置100は、利用者U1がナビゲーションアプリにおいて検索した目的地「施設D」までの移動に利用する経路GR、並びに、端末装置10が有する各種センサにより検知した現在位置及び移動速度などといった情報を、利用者U1の位置情報として収集する。
なお、判定装置100は、各種サービス、アプリケーションにおける利用者U1の利用履歴や、端末装置10が有する各種センサにより検知した情報などに基づいて、利用者U1の位置情報を推定してもよい。例えば、判定装置100は、利用者U1が入力した検索クエリに基づいて、利用者U1の目的地を推定する。また、判定装置100は、利用者U1の位置情報の履歴、並びに、位置情報の履歴から推定される利用者U1の移動態様(例えば、自動車での移動や、徒歩による移動など)に基づいて、利用者U1が移動する経路や、利用者U1の進行方向(目的地)を推定する。
続いて、判定装置100は、外部サーバ20から救急車両が所在する位置(所在地)と、医療施設の位置とを収集する(ステップS2)。例えば、図1の例において、判定装置100は、経路GR上の位置から所定の範囲(例えば、1km、5kmなど)内において、救急車両が所在する消防署の位置と、医療施設の位置とを収集する。
続いて、判定装置100は、救急車両が所在する位置と、利用者U1が有する疾患の発作に対応可能な医療施設の位置とを特定する(ステップS3)。例えば、図1の例において、判定装置100は、経路GR上の位置から最寄りの位置に所在する消防署を特定する。また、判定装置100は、利用者U1が有する疾患の発作や、当該疾患に起因する疾患(合併症)の発作に対応可能な最寄りの医療施設の位置を特定する。
なお、判定装置100は、外部サーバ20から収集した情報に基づいて、救急搬送を受け入れ可能な医療施設や、利用者U1の主治医が所属する医療施設、利用者U1が通院する医療施設の位置を特定してもよい。
ここで、図1の例において、判定装置100が、救急車両が所在する消防署E、並びに、利用者U1が有する疾患の発作に対応可能な医療施設Hを特定したものとする。この場合、判定装置100は、利用者U1が移動を継続した際に利用者U1を医療施設Hまで救急搬送する場合の所要時間を推定する(ステップS4)。例えば、図1の例において、判定装置100は、利用者U1が移動を継続した際に位置する経路GR上の位置を推定する。そして、判定装置100は、消防署Eから救急車両が発進してから、推定した位置に救急車両が到着して利用者U1を収容し、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの搬送経路の所要時間を推定する。
続いて、判定装置100は、所要時間が所定の時間を超えるか否かを判定する(ステップS5)。例えば、図1の例において、判定装置100は、ステップS4において推定した所要時間と、利用者U1が有する疾患の発作が生じてから発作に対する処置を行うまでの推奨時間とを比較し、所要時間が推奨時間を超えるか否か(言い換えると、利用者U1の発作に対する処置が間に合わない否か)を判定する。
ここで、図1の例において、経路GR上の位置FUP1にいる利用者U1を医療施設Hに搬送する搬送経路TR1の所要時間が、所定の時間を超えると判定されたものとする。この場合、判定装置100は、所要時間が所定の時間を超えない経路を新たに検索する(ステップS6)。例えば、図1の例において、判定装置100は、位置FUP1を含まない目的地「施設D」までの経路であって、当該経路上の任意の位置である位置FUP2にいる利用者U1を医療施設Hまで搬送する搬送経路TR2の所要時間が所定の時間内となる経路MGRを新たに検索する。
続いて、判定装置100は、警告と共に、新たな経路を出力する(ステップS7)。例えば、図1の例において、判定装置100は、経路GRを利用する場合、利用者U1が有する疾患の発作が生じた際に処置が間に合わない旨の情報、並びに、発作が生じた際に処置が間に合う経路MGRに関する情報を端末装置10に対し出力(提供)する。
以上のように、実施形態に係る判定装置100は、利用者が移動する経路上で利用者が有する疾患の発作が起こった際に処置が間に合わない場合、処置が間に合うよう新たな経路を検索し、利用者に出力する。すなわち、判定装置100は、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
〔2.判定装置の構成〕
次に、図3を用いて、判定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る判定装置の構成例を示す図である。図3に示すように、判定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置10、外部サーバ20等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、利用者情報記憶部121と、位置情報記憶部122と、施設情報記憶部123とを有する。
(利用者情報記憶部121について)
利用者情報記憶部121は、利用者に関する利用者情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利用者情報記憶部121が記憶する利用者情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部の一例を示す図である。図4の例では、利用者情報記憶部121は、「利用者ID」、「属性情報」、「疾患」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「属性情報」は、各種サービスや、各種アプリケーションにおける利用履歴に基づく利用者の属性を示し、「性別」、「年齢」といった項目を有する。「疾患」は、利用者が有する疾患を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「U1」によって識別される利用者の性別が「男」、年齢が「50代」であり、疾患「狭心症」を有する例を示す。
(位置情報記憶部122について)
位置情報記憶部122は、利用者の位置を示す位置情報を記憶する。ここで、図5を用いて、位置情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。図5の例では、位置情報記憶部122は、「利用者ID」、「位置」、「日時」、「移動態様」、「目的地」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「位置」は、利用者の位置を示す。なお、図5では、「位置」に「位置#1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、緯度や経度を示す情報が格納されてもよい。「日時」は、「位置」の項目に格納された情報に対応する位置に利用者が移動した日時を示す。「移動態様」は、利用者の移動態様(移動手段)を示し、例えば、「徒歩」、「自動車」などといった情報が格納される。「目的地」は、利用者の目的地を示す。
すなわち、図5では、利用者ID「U1」によって識別される利用者が日時「日時#1」の時点で「位置#1」に位置し、移動態様が「徒歩」、目的地が「目的地#1」である例を示す。
(施設情報記憶部123について)
施設情報記憶部123は、施設に関する施設情報を記憶する。ここで、図6を用いて、施設情報記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る施設情報記憶部の一例を示す図である。図6の例では、施設情報記憶部123は、「施設ID」、「カテゴリ」、「所在地」、「設備」といった項目を有する。
「施設ID」は、施設を識別するための識別情報を示す。「カテゴリ」は、施設が属するカテゴリを示す。「所在地」は、施設の所在地を示す。なお、図5では、「所在地」に「所在地#1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、緯度や経度を示す情報が格納されてもよい。「設備」は、施設が備える設備を示し、例えば、「施設」のカテゴリが「医療施設」である場合、病床数や、施設で実施可能な治療法(言い換えると、施設が対応可能な疾患)などといった情報が格納される。また、「施設」のカテゴリが「消防署」である場合、施設に属する救急車両の台数などの情報が格納される。
すなわち、図5では、施設ID「施設#1」によって識別される施設がカテゴリ「医療施設」に属し、「所在地#1」に所在し、設備として「病床数:200、カテーテル治療」などを有する例を示す。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、判定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部130は、図3に示すように、収集部131と、特定部132と、推定部133と、判定部134と、検索部135と、出力部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(収集部131について)
収集部131は、利用者の位置情報や、利用者情報、オープンデータを収集(取得)する。例えば、図1の例において、収集部131は、利用者U1が有する疾患を示す情報を含む利用者情報を端末装置10から収集し、利用者情報記憶部121に格納する。また、収集部131は、利用者U1がナビゲーションアプリにおいて検索した目的地「施設D」までの移動に利用する経路GR、並びに、端末装置10が有する各種センサにより検知した現在位置及び移動速度などといった情報を、利用者U1の位置情報として端末装置10から収集し、位置情報記憶部122に格納する。また、収集部131は、外部サーバ20から救急車両が所在する位置と、医療施設の位置とを収集し、施設情報記憶部123に格納する。
なお、収集部131は、利用者の疾患に対応する薬品を提供可能な施設(例えば、薬局)に関する施設情報を収集してもよい。また、収集部131は、道路交通情報を収集してもよい。
(特定部132について)
特定部132は、利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する。例えば、図1の例において、特定部132は、施設情報記憶部123を参照し、経路GR上の位置から最寄りの位置に所在する消防署Eを特定する。また、特定部132は、施設情報記憶部123を参照し、利用者U1が有する疾患の発作や、当該疾患に起因する疾患(合併症)の発作に対応可能な最寄りの医療施設Hの位置を特定する。
また、特定部132は、利用者の疾患に対応する薬品を提供可能な施設を特定してもよい。例えば、特定部132は、利用者が有する疾患の発作や、当該疾患に起因する疾患の発作に対応する薬品を提供可能な薬局やドラッグストアなどを特定する。
また、特定部132は、利用者の疾患に対応する処置を実施可能な施設を特定してもよい。例えば、利用者が有する疾患の発作や、当該疾患に起因する疾患の発作に対する治療が可能な医療設備を備える施設を特定する。
(推定部133について)
推定部133は、利用者の位置を示す位置情報に基づいて、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。例えば、図1の例において、推定部133は、端末装置10から収集された利用者U1の位置情報に基づいて、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間を推定する。
また、推定部133は、位置情報の履歴に基づいて、所定の時間が経過した際における利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、利用者U1が移動を継続した際の利用者U1の位置を推定し、当該位置から利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間を推定する。
また、推定部133は、位置情報の履歴に基づいて、利用者の移動態様を推定し、推定した移動態様による移動を継続した際における利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、位置情報の履歴から推定される利用者U1の移動態様に基づいて、利用者U1が移動を継続した際の利用者U1の位置を推定し、当該位置から利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間を推定する。
また、推定部133は、利用者に対して提供された経路情報が示す移動経路を利用者が移動した場合における当該利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、ナビゲーションアプリにより利用者U1に提供された経路GRを移動した際の利用者U1の位置を推定し、当該位置から利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間を推定する。
また、推定部133は、利用者の位置から施設までの間の経路上における渋滞を示す渋滞情報を取得し、取得した渋滞情報と位置情報とに基づいて、利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの搬送経路や、搬送経路周辺の渋滞情報を外部サーバ20から取得し、取得した渋滞情報と利用者U1の位置情報とに基づいて、利用者U1を医療施設Hに搬送する時間を推定する。
また、推定部133は、利用者を搬送するための救急車両の要請を行ってから、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、利用者U1が移動を継続した際に位置する経路GR上の位置を推定する。そして、推定部133は、救急車両の要請が行われて消防署から救急車両が発進してから、推定した位置に救急車両が到着して利用者U1を収容し、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの搬送経路の所要時間を推定する。
また、推定部133は、位置情報が示す位置に基づいて、利用者の最寄りにある施設であって、当該利用者を搬送可能な救急車両を有する施設の位置を特定し、特定した施設の位置と、位置情報が示す位置とに基づいて、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。例えば、図1の例において、推定部133は、経路GR上の位置から最寄りの位置に所在する消防署Eを特定し、消防署Eの位置と、利用者U1の位置情報が示す位置とに基づいて、医療施設Hまで利用者を搬送する時間を推定する。
(判定部134について)
判定部134は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、図1の例において、判定部134は、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間が所定の閾値(例えば、30分、1時間)以上となるか否かを判定する。
また、判定部134は、推定部133により推定された時間が、利用者情報が示す疾患に応じた条件を満たすか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部134は、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間が、利用者U1が有する疾患の発作や、当該疾患に起因する疾患に応じて設定される時間を超えるか否かを判定する。
また、判定部134は、推定部133により推定された時間と、利用者情報が示す疾患に対応する発作が生じてから所定の処置を行うまでの推奨時間との差が所定の閾値を下回るか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部134は、利用者U1を医療施設Hに搬送するまでの所要時間と、利用者U1が有する疾患の発作に対する治療を行うまでの推奨時間との差が所定の閾値(例えば、5分、10分)を下回るか否かを判定する。具体的には、判定部134は、利用者を医療施設に搬送するまでの所要時間と、利用者が有する疾患の発作に対する治療を行うまでの推奨時間との差が、実際に利用者に治療を行うまでに発生すると想定される事象(例えば、治療の準備や、利用者を医療施設に搬送する際の障害など)の対処に要する時間を下回るか否かを判定する。
(検索部135について)
検索部135は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすと判定された場合は、利用者を所定の目的地まで案内する経路であって、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間が所定の条件を満たさない経路を検索する。例えば、図1の例において、経路GR上の位置FUP1にいる利用者U1を医療施設Hに搬送する搬送経路TR1の所要時間が、所定の時間を超えると判定された場合、検索部135は、位置FUP1を含まない目的地「施設D」までの経路であって、当該経路上の任意の位置である位置FUP2にいる利用者U1を医療施設Hまで搬送する搬送経路TR2の所要時間が所定の時間内となる経路MGRを新たに検索する。
(出力部136について)
出力部136は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定された場合は、判定結果に応じた情報を出力する。例えば、図1の例において、出力部136は、利用者U1が経路GRを移動した場合に、利用者U1を医療施設Hに搬送する所要時間が所定の時間を超えるか否かに応じて、利用者U1が利用する端末装置10に対し情報を出力(提供)する。
また、出力部136は、判定結果に応じた情報として、所定の警告を含む情報を利用者に出力してもよい。例えば、図1の例において、経路GR上の位置から利用者U1を医療施設Hに搬送する所要時間が所定の時間内とならないと判定された場合、出力部136は、経路GRを利用する場合、利用者U1が有する疾患の発作が生じた際に処置が間に合わない旨の警告を出力する。
また、出力部136は、判定結果に応じた情報として、検索部135により検索された経路を示す情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、出力部136は、利用者U1が有する疾患の発作が生じた際に処置が間に合う経路MGRに関する情報を出力する。
〔3.判定処理のフロー〕
ここで、図7を用いて、実施形態に係る判定装置100の判定処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、判定装置100は、利用者の位置情報、並びに、施設に関する施設情報を収集する(ステップS101)。続いて、判定装置100は、利用者が有する疾患に対応可能な施設を特定する(ステップS102)。続いて、判定装置100は、利用者の位置から特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する(ステップS103)。続いて、判定装置100は、推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS104)。例えば、判定装置100は、利用者の位置から特定された施設まで利用者を搬送する時間が、利用者が有する疾患の発作に応じた時間を超えるか否かを判定する。
ここで、推定された時間が所定の条件を満たさないと判定された場合(ステップS104;No)、判定装置100は、新たに利用者の位置情報や、施設に関する施設情報が収集されるまで待機する。一方、推定された時間が所定の条件を満たすと判定された場合(ステップS104;Yes)、判定装置100は、利用者の目的地への経路であって、特定された施設まで利用者を搬送する時間が所定の条件を満たさない経路を検索する(ステップS105)。続いて、判定装置100は、検索された経路を示す情報を出力し(ステップS106)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4−1.施設について〕
上述の実施形態において、特定部132が、利用者の疾患に対応可能な施設として、医療施設や、薬局などといった施設を特定する例を示したが、特定部132の機能はこのような構成に限定されず、利用者の疾患に対応可能な設備を有する施設であれば、どのような施設を特定してもよい。例えば、特定部132は、心室細動に対し処置が可能なAED(Automated External Defibrillator)が設置された施設を特定してもよい。
〔4−2.移動態様について〕
上述の実施形態において、利用者が自動車や徒歩により移動する例を示したが、利用者の移動態様はこのような例に限定されない。例えば、推定部133は、徒歩や、利用者が所有する移動体(例えば、各種自動車、バイクや自転車等の二輪車など)、公共交通手段などにより移動する利用者の位置を示す位置情報に基づいて、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定してもよい。
〔4−3.警告及び新たな経路の出力について〕
出力部136は、利用者が現在移動する経路を利用する場合、利用者が有する疾患の発作が生じた際に処置が間に合わない旨の警告、並びに、発作が生じた際に処置が間に合う新たな経路を含む情報の出力を、任意のタイミングで行ってよい。例えば、図1の例において、出力部136は、経路GRから経路MGRへの分岐点から所定の範囲(例えば、1km、5km)内に利用者U1が進入したタイミングで、警告及び経路MGRを示す情報を出力する。また、例えば、出力部136は、新たに収集された道路交通情報に基づき、利用者が現在移動する経路上で利用者が有する疾患の発作が生じた際、処置が間に合わないと判定されたタイミングで、警告及び新たな経路を示す情報を出力する。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る判定装置100は、収集部131と、特定部132と、推定部133と、判定部134と、検索部135と、出力部136とを有する。収集部131は、利用者の位置情報や、利用者情報、オープンデータを収集する。特定部132は、利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する。推定部133は、利用者の位置を示す位置情報に基づいて、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。判定部134は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定する。検索部135は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすと判定された場合は、利用者を所定の目的地まで案内する経路であって、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間が所定の条件を満たさない経路を検索する。出力部136は、推定部133により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定された場合は、判定結果に応じた情報を出力する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、利用者が有する疾患の発作に対する処置が可能であるか否かに応じた情報を提供するため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、例えば、推定部133は、位置情報の履歴に基づいて、所定の時間が経過した際における利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。また、推定部133は、位置情報の履歴に基づいて、利用者の移動態様を推定し、推定した移動態様による移動を継続した際における利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。また、推定部133は、利用者に対して提供された経路情報が示す移動経路を利用者が移動した場合における当該利用者の位置を推定し、推定した位置から特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、利用者が移動する位置を推定し、情報を出力できるため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、例えば、判定部134は、推定部133により推定された時間が、利用者情報が示す疾患に応じた条件を満たすか否かを判定する。また、判定部134は、推定部133により推定された時間と、利用者情報が示す疾患に対応する発作が生じてから所定の処置を行うまでの推奨時間との差が所定の閾値を下回るか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、特定された施設まで利用者を搬送する時間に応じて情報を出力できるため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、例えば、推定部133は、利用者の位置から施設までの間の経路上における渋滞を示す渋滞情報を取得し、取得した渋滞情報と位置情報とに基づいて、利用者を搬送する時間を推定する。また、推定部133は、利用者を搬送するための救急車両の要請を行ってから、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。また、推定部133は、位置情報が示す位置に基づいて、利用者の最寄りにある施設であって、当該利用者を搬送可能な救急車両を有する施設の位置を特定し、特定した施設の位置と、位置情報が示す位置とに基づいて、特定部132により特定された施設まで利用者を搬送する時間を推定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、特定された施設まで利用者を搬送する時間を精度良く推定するため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、例えば、特定部132は、利用者の疾患に対応する薬品を提供可能な施設を特定する。また、特定部132は、利用者の疾患に対応する処置を実施可能な施設を特定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、利用者が有する疾患に対し対応可能な各種施設を特定し、情報を出力するため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、例えば、出力部136は、判定結果に応じた情報として、所定の警告を含む情報を利用者に出力する。また、出力部136は、判定結果に応じた情報として、検索部135により検索された経路を示す情報を出力する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、判定結果に応じて、利用者に対し警告や新たな経路を示す情報を出力するため、救急搬送される恐れがある利用者に対してより有用な情報を提供することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る判定装置100は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、判定装置100を例に挙げて説明する。図8は、判定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が判定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、判定装置100の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した判定装置100は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、特定部は、特定手段や特定回路に読み替えることができる。
10 端末装置
20 外部サーバ
100 判定装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報記憶部
122 位置情報記憶部
123 施設情報記憶部
130 制御部
131 収集部
132 特定部
133 推定部
134 判定部
135 検索部
136 出力部

Claims (16)

  1. 利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する特定部と、
    前記利用者の位置を示す位置情報に基づいて、前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と
    を有することを特徴とする判定装置。
  2. 前記推定部は、
    前記位置情報の履歴に基づいて、所定の時間が経過した際における前記利用者の位置を推定し、推定した位置から前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記推定部は、
    前記位置情報の履歴に基づいて、前記利用者の移動態様を推定し、推定した移動態様による移動を継続した際における前記利用者の位置を推定し、推定した位置から前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の判定装置。
  4. 前記推定部は、
    前記利用者に対して提供された経路情報が示す移動経路を前記利用者が移動した場合における当該利用者の位置を推定し、推定した位置から前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  5. 前記判定部は、
    前記推定部により推定された時間が、前記利用者情報が示す疾患に応じた条件を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  6. 前記判定部は、
    前記推定部により推定された時間と、前記利用者情報が示す疾患に対応する発作が生じてから所定の処置を行うまでの推奨時間との差が所定の閾値を下回るか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の判定装置。
  7. 前記推定部は、
    前記利用者の位置から前記施設までの間の経路上における渋滞を示す渋滞情報を取得し、取得した渋滞情報と前記位置情報とに基づいて、前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  8. 前記推定部は、
    前記利用者を搬送するための救急車両の要請を行ってから、前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  9. 前記推定部は、
    前記位置情報が示す位置に基づいて、前記利用者の最寄りにある施設であって、当該利用者を搬送可能な救急車両を有する施設の位置を特定し、特定した施設の位置と、前記位置情報が示す位置とに基づいて、前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  10. 前記特定部は、
    前記利用者の疾患に対応する薬品を提供可能な施設を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  11. 前記特定部は、
    前記利用者の疾患に対応する処置を実施可能な施設を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  12. 前記推定部により推定された時間が所定の条件を満たすか否かを判定された場合は、判定結果に応じた情報を出力する出力部
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の判定装置。
  13. 前記出力部は、
    前記判定結果に応じた情報として、所定の警告を含む情報を前記利用者に出力する
    ことを特徴とする請求項12に記載の判定装置。
  14. 前記推定部により推定された時間が所定の条件を満たすと判定された場合は、前記利用者を所定の目的地まで案内する経路であって、前記特定部により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間が前記所定の条件を満たさない経路を検索する検索部
    をさらに有し、
    前記出力部は、
    前記判定結果に応じた情報として、前記検索部により検索された経路を示す情報を出力する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の判定装置。
  15. 判定装置が実行する判定方法であって、
    利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する特定工程と、
    前記利用者の位置を示す位置情報に基づいて、前記特定工程により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する推定工程と、
    前記推定工程により推定された時間が所定の要件を満たすか否かを判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする判定方法。
  16. 利用者が有する疾患を示す利用者情報に基づいて、当該利用者の疾患に対応可能な施設を特定する特定手順と、
    前記利用者の位置を示す位置情報に基づいて、前記特定手順により特定された施設まで前記利用者を搬送する時間を推定する推定手順と、
    前記推定手順により推定された時間が所定の要件を満たすか否かを判定する判定手順と
    をコンピュータに実行させるための判定プログラム。
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