JP2021001007A - コンテナ - Google Patents

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Yuji Hoshino
雄司 星野
路人 増永
Michihito Masunaga
路人 増永
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Abstract

【課題】使い勝手および作業効率に優れ、作動安定性に優れるコンテナを提供すること。【解決手段】本開示のコンテナAは、収容空間50を矩形の箱状に囲む床板30、屋根板20、左右の側壁10、10を備える。そして、側壁10は、上側パネル11と下側パネル12とを上下に連続させた起立状態と、中間ヒンジ13を収容空間50内に移動させて上側パネル11と下側パネル12とを上下方向に対向させた折畳状態とに変更可能に形成されている。さらに、屋根板20を床板30に対して昇降可能な昇降装置110が、左右の側壁10、10の外側位置で屋根板20と床板30との間に設けられている。また、上側パネル11と下側パネル12との少なくとも一方には、起立状態としたときに、折畳状態の回転方向に付勢し、折畳状態としたときに、起立状態の回転方向に付勢する付勢部材としての付勢機構120が設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、折り畳み式の側壁を備えたコンテナに関する。
従来、折畳式の側壁を備えたコンテナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のコンテナは、箱状のコンテナの側壁をV字状に折り畳むことでコンテナを上下方向に縮めコンパクトな状態とすることを可能としている。
したがって、コンテナが空の場合に、側壁を折畳状態としてコンテナを上下方向に縮めコンパクトにして運搬したり保管したりすることにより、運搬効率や保管効率を向上できる。
特表2018−516817号公報
しかしながら、従来技術では、コンテナの側壁を折り畳んだり、起立状態に戻したりする際には、コンテナとは別にコンテナ開閉装置を必要とする。したがって、コンテナを使用可能な箱状状態と上下に縮めたコンパクト状態とに変更する作業を行う場所が、コンテナ開閉装置が存在する場所に制限される。しかも、その際にコンテナ開閉装置をコンテナの位置まで移動させたり、コンテナをコンテナ開閉装置の位置まで移動させたりする必要があった。よって、使い勝手や作業効率に問題があった。
加えて、コンテナは、海上を運搬されたり、港で保管されたりして、錆が生じ易い環境で使用されることが多い。このため、単に、コンテナ開閉装置により側壁に外力を加えて、折り畳んだり、起立状態に戻したりする際に、錆により側壁の作動不良が生じるおそれがあった。
本開示は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、使い勝手および作業効率に優れ、作動安定性に優れるコンテナを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本開示のコンテナは、収容空間を矩形の箱状に囲む床板、屋根板、左右の側壁を備える。そして、前記側壁は、上部が前記屋根板に回転可能に連結された上側パネルと、下部が前記床板に回転可能に連結された下側パネルと、前記上側パネルの下端部と前記下側パネルの上端部とを相互に回転可能に連結した中間ヒンジと、を備え、前記上側パネルと前記下側パネルとを上下に連続させた起立状態と、前記中間ヒンジを前記収容空間内に移動させて前記上側パネルと前記下側パネルとを上下方向に対向させた折畳状態とに変更可能に形成されている。さらに、前記屋根板を前記床板に対して昇降可能な昇降装置が、左右の前記側壁の外側位置で前記屋根板と前記床板との間に設けられている。また、前記上側パネルと前記下側パネルとの少なくとも一方には、前記起立状態としたときに、前記折畳状態の回転方向に付勢し、前記折畳状態としたときに、前記起立状態の回転方向に付勢する付勢部材が設けられているコンテナとした。
本開示のコンテナは、使い勝手および作業効率に優れ、作業安定性に優れる。
箱状状態の実施の形態1のコンテナを示す斜視図である。 箱状状態の実施の形態1のコンテナを示す側面図である。 コンパクト状態の実施の形態1のコンテナを示す側面図である。 実施の形態1のコンテナの屋根板および床板を示す平面図および底面図である。 箱状状態の実施の形態1のコンテナの背面図である。 箱状状態の実施の形態1のコンテナの側壁を示す作動説明図である。 実施の形態1のコンテナを箱状状態からコンパクト状態に変更する際の側壁の動きの作動説明図である。 実施の形態1のコンテナを箱状状態からコンパクト状態に変更する際の側壁の動きの作動説明図であり、図7の状態から側壁を折畳方向に回転させた状態を示す。 側壁を折畳状態とした実施の形態1のコンテナのコンパクト状態を示す作動説明図である。 実施の形態1のコンテナにおける中間ヒンジを示す断面図である。 実施の形態1のコンテナにおける下側パネルと床板との間に設けられた下側付勢部材を示す断面図である。 実施の形態1のコンテナの付勢機構において側壁を折畳状態とした際の作動説明図である。 実施の形態1のコンテナの付勢機構において側壁を起立状態とした際の作動説明図である。 実施の形態1のコンテナにおいて側壁を起立状態とした際の前後枠体を示す概略図である。 実施の形態1のコンテナにおいて側壁を起立状態から折畳状態の方向へ回転させた際の前後枠体を示す概略図である。 実施の形態1のコンテナの昇降装置の下降作動時を示す概略図である。 実施の形態1のコンテナの昇降装置の上昇作動時を示す概略図である。 実施の形態1のコンテナの付勢機構を示す斜視図である。 実施の形態1のコンテナの付勢機構におけるラチェット機構部の作動説明図である。 図21の矢印YS20の方向から見た実施の形態1のコンテナの第1のロック機構の側面図である。 図20の矢印YS21の方向から見た実施の形態1のコンテナの第1のロック機構の正面図である。 実施の形態1のコンテナの制御ユニットを示すブロック図である。 実施の形態2のコンテナの捩じれ量設定機構の説明図である。
以下、本開示によるコンテナを実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(コンテナの全体構造の説明)
まず、実施の形態1のコンテナAの全体構造の概略を説明する。
コンテナAは、図1に示すように、左右の側壁10、10と、上下の屋根板20および床板30と(図4参照)、前後のシャッタ40、40とに囲まれた直方体の箱形状に形成され、内部に収容空間50(図6参照)を有する。なお、以下の説明において、各図面では図の矢印FRの方向を前方、矢印RRの方向を後方、矢印Lの方向を左方向、矢印Rの方向を右方向、矢印UPの方向を上方、矢印DNの方向を下方とする。
このコンテナAは、図1に示すように側壁10を起立状態として荷物の積載可能な箱状状態と、図3および図9に示すように、側壁10を折畳状態として上下方向の寸法を縮めた、保管時や単独運搬時などに用いるコンパクト状態と、に状態を変更可能に形成されている。
以下に、側壁10を折り畳むことを可能とする構造について説明するが、側壁10の説明の前に、屋根板20、床板30、シャッタ40について簡単に説明する。
コンテナAの屋根板20は、金属パネル製のパネル材20aの外周を、長方形の金属枠状の屋根枠体21により囲んで形成されている。また、屋根枠体21は、左右一対の側部屋根梁21a、21aと、前後一対の端部屋根梁21b、21bとを備える。
床板30は、木製の床材30aの外周を、長方形の金属枠状の床枠体31により図4に示すように囲んで形成されている。なお、図4では、図において上側の半分が屋根板20を示し、下側の半分が床板30を示しており、さらに、床板30は、図において右側半分が平面を示し、左側半分が底面を示している。床枠体31は、左右一対の側部床梁31a、31aと、前後一対の端部床梁31b、31bとを備え、さらに、側部床梁31a、31aには、クロスメンバ31c(図4参照)が架け渡されている。
シャッタ40、40は、前後共に同様の構造であり、図5に示すように、スラット41と巻取装置42とを備える。スラット41は、周知のように、蛇腹式構造であり、巻取装置42は、スプリング42aの付勢力によりスラット41の巻き取りを付勢する構造となっている。また、人力により、スプリング42aの付勢力に抗してスラット41を引き出し可能となっている。なお、図5は、コンテナAの後ろ側のシャッタ40を示しており、後ろ側のシャッタ40の下端部の端部床梁31bに、スイッチボックス210が設けられている。スイッチボックス210は、詳細な図示は省略するが、蓋により開閉可能となっている。また、このスイッチボックス210の内部の詳細については後述する。
(側壁およびコンテナの状態を変更する機構の説明)
前述したように側壁10は、図1、図6に示す起立状態としてコンテナAを箱状状態とすることができ、また、図9に示すように、側壁10を折り畳んでコンテナAの上下方向寸法を縮めたコンパクト状態とに自動的に状態を変更可能に形成されている。
そこで、まず、側壁10を折り畳み可能とする構造について説明した後、コンテナAを自動的に箱状状態とコンパクト状態とに状態を変更させるための機構について説明する。
<側壁の構造>
側壁10は、図1、図2に示すように、上側パネル11と下側パネル12とに上下に分割されている。
上側パネル11および下側パネル12は、それぞれ、金属板状のパネル本体11a、12aの外周を、金属筒状の前後枠体11b、12bと端部枠11c、12cと中間部枠11d、12dで囲んで形成されている。
なお、パネル本体11a、12aは、強度を確保するために、凹凸状のビードが形成されている。また、前後枠体11b、12bは、図示は省略するが、シャッタ40のスラット41を上下方向にスライドさせる際に、このスライドをガイドするガイド溝が形成されている。すなわち、側壁10を起立状態としたときに、前後枠体11b、12bが上下方向に連続して配置されるのに伴い、図示を省略したガイド溝(不図示)も上下に連続し、スラット41の上下方向のスライドをガイドすることができる。
上側パネル11と下側パネル12とは、中間ヒンジ13により、前後方向を向いた軸を中心に相対回転可能に連結されている。さらに、上側パネル11は、図6に示すように、上端部(詳細には図12、図13に示す端部枠11c)が、上側ヒンジ14を介して屋根枠体21の側部屋根梁21aに一体に設けられた支持枠21dに相対回転可能に連結されている。一方、下側パネル12は、下端部(詳細には図12、図13に示す端部枠12c)が、下側ヒンジ15を介して床枠体31の側部床梁31aに一体に設けられた支持枠31dに相対回転可能に連結されている。
したがって、中間ヒンジ13で連結された上側パネル11と下側パネル12とが、それぞれ、上側ヒンジ14と下側ヒンジ15とにより回転することで側壁10は、図6に示す起立状態と、図9に示す折畳状態とに変位可能となっている。また、上側パネル11および下側パネル12との上下方向寸法は、収容空間50の左右方向の幅寸法の1/2よりも小さな寸法とされて、上記のように折畳状態とするのを可能としている。
なお、中間ヒンジ13は、図2に示すように、前後方向に間隔を空けて複数個設けられている。また、上側ヒンジ14および下側ヒンジ15についても、図示は省略するが、中間ヒンジ13と同様に、前後方向に間隔を空けて複数設けられている。
図10は、中間ヒンジ13を、その軸心に沿う方向である前後方向から見た図であり、中間ヒンジ13の一方の取付プレート13aが上側パネル11の下端部の中間部枠11dに取り付けられ、もう一方の取付プレート13bが下側パネル12の上端部の中間部枠12dに取り付けられている。そして、両取付プレート13a、13bは、回転軸13cを中心に、相互に回転する。
また、上側パネル11の下端部の中間部枠11dと下側パネル12の上端部の中間部枠12dとには、側壁10を起立状態(図6に示す状態)としたときに、相互に嵌り合って、起立状態を超える回転を規制する凹形状部11eと凸形状部12eとを備える。そして、中間部枠11dと中間部枠12dとは、側壁10を起立状態としたときに、上下に水平面で重なり上下方向の荷重を伝達可能とする支持面11f、12fを備える。
ところで、上側パネル11の前後枠体11bと下側パネル12の前後枠体12bとは、四角筒状に形成されている。図14、図15は、下側パネル12の前後枠体12bの下端部を示しており、前後枠体12bは、下側ヒンジ15の回転中心軸15c(図14、図15では、回転中心軸15cのみ示す)を中心に支持枠31dに対して回転する。また、支持枠31dにおいて前後枠体12bを支持する箇所には、前後枠支持部31fが設けられている。
ここで、四角筒状の前後枠体12bの下端部の全周が前後枠支持部31fに当接していると、前後枠体12bを回転させることができない。そこで、本実施の形態1では、下側パネル12において、パネル本体12aは、回転中心軸15cよりも外側に配置し、図14の起立状態から折畳方向に回転させる際には、パネル本体12aが支持枠31dから上方に離れるようにしている。さらに、前後枠支持部31fには、前後枠体12bにおいて回転中心軸15cよりも内側の部分の下方位置に、前後枠体12bと干渉するのを回避するための凹部31gが形成されている。これにより、下側パネル12は、図15に示すように、支持枠31dと干渉することなく回転させることが可能となっている。
上側パネル11と屋根枠体21の側部屋根梁21aに一体に設けられた支持枠21dについても、図示は省略するが、図14、図15と上下が逆転した構成を備え、上側パネル11が支持枠21dに対して回転することを可能としている。
なお、図13に示すように、側部屋根梁21aには、上側パネル11を起立状態としたときに、端部枠11cに当接して、この位置を越えて収容空間50の外側方向(図13における時計回り方向)に回動するのを規制するストッパ22が設けられている。また、下側パネル12の下端部の端部枠12cには、下側パネル12を、起立状態としたときに、側部床梁31aに当接して、この位置を越えて下側パネル12が収容空間50の外側方向(図13における反時計回り方向)に回動するのを規制するストッパ32が設けられている。
<コンテナの状態を変更する機構の説明>
次に、コンテナAを自動的に図6に示す箱状状態と、図9に示すコンパクト状態とに状態を変更させるための機構について説明する。
コンテナAは、箱状状態とコンパクト状態とに状態を変更させるための機構として昇降装置110と付勢機構120と第1のロック機構130および第2のロック機構140とを備える。簡単に説明すると昇降装置110は、床板30に対して屋根板20を上下に昇降させるものである。付勢機構120は、上側パネル11および下側パネル12を、起立状態では折畳状態の方向に回転するよう付勢し、折畳状態では起立状態の方向に回転するよう付勢するものである。第1のロック機構130は、側壁10を起立状態でロックするもので、第2のロック機構は、側壁10を折畳状態でロックするものである。
<昇降装置の説明>
まず、昇降装置110について説明する。
昇降装置110は、上記のように床板30に対して屋根板20を上下に昇降させるもので、図2に示すように、上下方向で床板30と屋根板20との間に設けられ、左右方向では左右の側壁10よりも外側の位置に設けられている。また、昇降装置110は、コンテナAの左右のそれぞれに前後方向に離れた2か所に設けられており、すなわち、1つのコンテナAの4か所に設けられている。
昇降装置110は、一対の噛合チェーン111、111と昇降モータ112(図11参照)と噛合誘導装置113とを備えるもので、例えば、特許第4674824号公報に記載のものを用いる。
一対の噛合チェーン111、111は、一端が、屋根板20の側部屋根梁21aに連結され、他端側は、床板30の側部床梁31aのチェーン収容部114、114に収容されて前後方向に移動可能な自由端となっている。なお、チェーン収容部114、114は、噛合誘導装置113を間に挟んで前後両側に側部床梁31aに沿って設けられている。そして、チェーン収容部114は、噛合チェーン111を前後方向に折り返した状態で収容しており、これにより箱状状態のコンテナAの高さよりも長い噛合チェーン111を、前後方向の寸法を抑えたスペースに収容可能としている。
噛合誘導装置113は、昇降モータ112を上昇駆動させた際には、前後方向に分かれて配置された一対の噛合チェーン111、111を、噛合状態として上方に誘導するもので、図示を省略した複数の歯車やガイド部材などを備える。また、噛合チェーン111、111は、噛合状態となると、一本の棒状で垂直方向に自立した剛体となる。
したがって、図17に示すように噛合チェーン111、111の噛合範囲111aを最も長くした状態では、屋根板20が図2、図6に示すように最も高い位置に配置されてコンテナAは、箱状状態となる。
一方、昇降モータ112を下降駆動させた場合は、噛合誘導装置113は、噛合範囲111aの噛合チェーン111、111を下部から順に噛合を解除させながら、前後のチェーン収容部114、114にガイドする。これにより、噛合チェーン111、111を、図17の状態から図16の状態として噛合範囲111aの長さを短くして屋根板20を下降させることができる。
したがって、図16に示すように、噛合チェーン111、111を噛合させた噛合範囲111aを最も短くした状態では、屋根板20が、図3、図9に示すように最も低い位置に配置されてコンテナAはコンパクト状態となる。
<付勢機構の説明>
上述のように昇降装置110により屋根板20を上下に昇降させるのに伴い、側壁10の上側パネル11、下側パネル12が回転する。付勢機構120は、側壁10の起立状態と折畳状態とのそれぞれで上側パネル11および下側パネル12を回転方向に付勢して、屋根板20が上下するのに伴う上側パネル11および下側パネル12の回転を円滑に行わせるものである。
そこで、付勢機構120は、図6に示す側壁10の起立状態では、上側パネル11および下側パネル12を、折畳方向に回転付勢し、図9に示す側壁10の折畳状態では、上側パネル11および下側パネル12を、起立方向に回転付勢する。
なお、折畳方向の回転付勢とは、上側パネル11では、図13の矢印F13Uの方向である反時計回り方向であって、上側パネル11を水平とする回転方向の付勢である。また、下側パネル12では、折畳方向の回転付勢は、矢印F13Dの方向である時計回り方向であって、下側パネル12を水平とする回転方向の付勢である。
一方、起立方向の回転付勢とは、上側パネル11では、図12の矢印F12Dの方向である時計回り方向であって、略垂直とする回転方向の付勢である。また、下側パネル12では、矢印F12Uの方向である反時計回り方向であって、略垂直とする回転方向の付勢である。
上記のような付勢を行う付勢機構120は、上側パネル11を付勢する上側付勢部材121と、下側パネル12を付勢する下側付勢部材122と、を備える。
図2に示すように、上側付勢部材121は、屋根枠体21の側部屋根梁21aに沿って前後方向に間隔を空けて複数設けられ、下側付勢部材122は、床枠体31の側部床梁31aに沿って前後方向に間隔を空けて複数設けられている。
上側付勢部材121と下側付勢部材122とは、同様の構成であり、図18に示すように、トーションバー120aと、梁側アーム120b(基部側部材)と、パネル側アーム120c(パネル側部材)と、ラチェット機構部120d(捩じれ量設定機構)を備える。なお、図2では、コンテナAの最も後ろ側に配置された上側付勢部材121と下側付勢部材122のみに、トーションバー120a、梁側アーム120b、パネル側アーム120c、ラチェット機構部120dの符号を付す。
トーションバー120aは、金属製あるいは樹脂製の中実あるいは中空の丸棒状のもので、周方向に捩じることにより、復元方向に付勢力を発生させる周知のものである。また、トーションバー120aによる捩れ量と付勢力との関係は、材質、直径、長さなどの選択により任意に調整できる。本実施の形態1では、トーションバー120aを、2本の金属製あるいは樹脂製の丸棒120e、120eをジョイント120fで直列に結合することで、トーションバー120aの長さを所望の長さとして捩じれ量と付勢力との調整を行っている。なお、トーションバー120aは、本実施の形態1に示したように2本の丸棒120e、120eを結合したものに限らず、1本の丸棒で形成したり、3以上の複数の丸棒を結合させたものを用いたりすることができる。また、丸以外の棒状のものを用いることもできる。
梁側アーム120bは、トーションバー120aの長手方向の一端にラチェット機構部120dを介して結合されており、パネル側アーム120cは、トーションバー120aの長手方向のもう一方の端部に結合されている。そして、梁側アーム120bは、図12、図13に示すように、屋根枠体21または床枠体31に取り付けられ、パネル側アーム120cは、上側パネル11または下側パネル12に取り付けられている。
すなわち、上側付勢部材121は、梁側アーム120bが屋根枠体21の側部屋根梁21aに取り付けられ、パネル側アーム120cが上側パネル11に取り付けられている。したがって、上側付勢部材121は、上側パネル11が側部屋根梁21aに対して回転することにより、トーションバー120aが捩じられ、捩じりを戻す方向に上側パネル11を回転付勢する。
下側付勢部材122は、梁側アーム120bが床枠体31の側部床梁31aに取り付けられ、パネル側アーム120cが下側パネル12に取り付けられている。したがって、下側付勢部材122は、下側パネル12が側部床梁31aに対して回転することにより、トーションバー120aが捩じられ、捩じりを戻す方向に下側パネル12を回転付勢する。
ラチェット機構部120dは、トーションバー120aと梁側アーム120bとの間に設けられ、噛み合い状態であるロック状態となると梁側アーム120bの回転をトーションバー120aに伝達してトーションバー120aに捩じれを生じさせる。ラチェット機構部120dは、周知のように、回転伝達方向を正逆切り替え可能であり、回転伝達方向とは逆方向には空転する構造となっている。本実施の形態1では、さらに、回転伝達を行うことが可能なロック状態となる範囲が所定の回転角度の範囲のみに設定されており、それ以外の回転角度では回転を伝達せずに空走する空走範囲となる。
図19は、ラチェット機構部120dによる回転伝達範囲、回転伝達方向、空走範囲を示す概念図である。ラチェット機構部120dは、トーションバー120aおよびパネル側アーム120cに連結された本体側部材120daと、梁側アーム120bに連結された梁側部材120dbとを備える。そして、本体側部材120daと梁側部材120dbとの間に、不図示のラチェット構造部分を備える。このラチェット構造部分は、回転伝達方向を、各パネル11、12を起立状態とする回転方向、すなわち、図19の矢印F16Uに示す回転方向(図13の矢印F13U、F13Dとは反対方向)とした場合、起立状態となる直前の10°の範囲でロック状態となり、それ以外は空走範囲となる。したがって、トーションバー120aは、10°の回転角度の捩じりが与えられ、その反対方向への付勢力が生じる。
一方、ラチェット機構部120dのラチェット構造部分は、回転伝達方向を、各パネル11、12が折畳状態となる回転方向、すなわち、図19の矢印F16Dの回転方向(図12の矢印F12U、F12Dとは反対方向)とした場合は、折畳状態となる直前の30°の範囲でロック状態となり、それ以外は空走範囲となる。したがって、トーションバー120aは、30°の回転角度の捩じりが与えられ、その反対方向への付勢力が生じる。
以上のように、ラチェット機構部120dは、各パネル11、12を折畳状態としたときには、起立状態としたときと比較して、捩じれ量が多くなり、回転付勢力も相対的に大きくなるように設定している。これは、折畳状態では、側壁10の各パネル11、12を回動させる場合に、各パネル11、12の自重および屋根板20に抗して回動させる必要があり、確実に回転を引き起こすには相対的に大きな回転付勢力が必要であるためである。
なお、ラチェット機構部120dの回転伝達方向の正逆の切り替えは、図12、図13に示す係合切替アクチュエータ120gの駆動により行うようになっている。この係合切替アクチュエータ120gとしては、例えば、ソレノイドを用いることができる。
<ロック機構の説明>
次に、第1のロック機構130および第2のロック機構140について説明する。
第1のロック機構130は、側壁10を起立状態としてコンテナAを箱状状態とした際に、側壁10を起立状態に維持する、すなわち、上側パネル11および下側パネル12の回転を規制可能な機構である。第2のロック機構140は、側壁10を折畳状態としてコンテナAをコンパクト状態とした際に、側壁10を折畳状態に維持する、すなわち、上側パネル11および下側パネル12の回転を規制可能な機構である。
まず、第1のロック機構130について説明すると、第1のロック機構130は、図20に示すように、中間ヒンジ13の近傍位置に配置されて、前後方向に複数設けられている。そして、第1のロック機構130は、上側ブラケット131、下側ブラケット132、ロックピン133を備える。
上側ブラケット131は、図20、図21に示すように、上側パネル11の中間部枠11dに取り付けられ、下側ブラケット132は、下側パネル12の中間部枠12dに取り付けられている。また、上側ブラケット131および下側ブラケット132は、側壁10を起立状態としたときに上下方向で対向するように配置され、さらに、この対向状態で同軸に配置される貫通穴(不図示)が上下方向に貫通して設けられている。
そして、第1のロック機構130は、上側ブラケット131および下側ブラケット132の貫通穴(不図示)にロックピン133を挿通した状態がロック状態である。このロック状態では、上側パネル11および下側パネル12が回転するのを規制し、側壁10の起立状態を維持する。なお、側壁10の起立状態の維持は、昇降装置110の噛合チェーン111、111が図1、図2に示すように噛合状態となって自立していることでもなされるが、第1のロック機構130を設けることにより、この側壁10の起立状態を確実に維持する。
第1のロック機構130のロック解除は、ロックピン133を、両ブラケット131、132から上方に引き抜くことで行うことができる。そして、ロックピン133は、上部に、ロックピン133よりも大径で貫通穴を貫通できない外径の操作用のリング部133aが設けられている。さらに、ロックピン133および貫通穴は、図21に示すように、左右方向の位置が、中間ヒンジ13の中心軸と略同一位置に配置されている。
なお、このロックピン133の差し込みおよび引き抜きは、本実施の形態1では、作業者が手作業で行うものとするが、アクチュエータを設け、自動的に行うようにしてもよい。
次に、第2のロック機構140について説明すると、第2のロック機構140は、図5に示すように、屋根板20の側部屋根梁21aから垂下された屋根板側バー141と、床板30の側部床梁31aから上方に立ち上げられた床板側バー142とを備える。
そして、屋根板側バー141と床板側バー142とは、コンテナAを図9に示すようにコンパクト状態としたときに、左右方向に並んで配置されるように、左右方向の位置をずらして側部屋根梁21aと側部床梁31aとに取り付けられている。
さらに、第2のロック機構140は、屋根板側バー141と床板側バー142とが左右に並んで配置された際に、両者を貫通して締結可能なボルト・ナット143、143を備える。したがって、ボルト・ナット143を締結したロック状態では、屋根板側バー141と床板側バー142との上下方向および水平方向の相対移動が規制される。これにより、上側パネル11および下側パネル12の起立方向への回動、および、床板30に対する屋根板20の上下動が規制される。
(制御ユニットの構成)
次に、図22に基づいて、昇降モータ112、係合切替アクチュエータ120gの駆動を制御する制御ユニット200について説明する。
制御ユニット200は、コンテナAの後部の図5に示す端部床梁31bに設けられたスイッチボックス210の内部に設けられている。そして、制御ユニット200は、入力側に、スイッチボックス210に設けられた切替スイッチ220が接続されている。そして、切替スイッチ220は、中立位置を挟んで側壁10を起立させてコンテナAを箱状状態とする起立側ポジション220aと、側壁10を折り畳んでコンテナAをコンパクト状態とする折畳側ポジション220bとを備える。さらに、スイッチボックス210には、制御ユニット200を電源300に接続するためのコネクタ230が設けられている。なお、電源300やそれにより駆動する昇降モータ112などの規格は、使用する地域に応じて適宜決定することができる。また、制御ユニット200に、自動的に所望の電圧に変圧する変圧器などを設けてもよい。
また、制御ユニット200は、出力側に、昇降モータ112、係合切替アクチュエータ120gが接続されている。なお、ロック機構130を電動化した場合には、ロック機構130のアクチュエータも接続する。
さらに、昇降モータ112は、エンコーダなどの回転位置、回転量などを検出する回転センサ112aを備え、この回転センサ112aも、制御ユニット200の入力側に接続されている。なお、この回転センサ112aに替えて、あるいは並列に、屋根板20の昇降量や、昇降装置110の作動量や、上側パネル11、下側パネル12の回転位置を検出するセンサを用いてもよい。
(実施の形態1の作用)
以下に、制御ユニット200による制御内容の詳細を、本実施の形態1の作用と共に説明する。
まず、コンテナAを、図1に示す矩形の箱状状態から、図3、図9に示すコンパクト状態に状態を変更する場合について説明する。
この場合、作動前の準備として、シャッタ40の開操作、第1のロック機構130のロック解除操作、コネクタ230への電源300の接続操作を行うもので、これらの操作の順番は、特に限定しない。
コンテナAの前後のシャッタ40、40を開く場合、スラット41の不図示のロックを解除して、巻取装置42にスラット41を巻き取らせる。
また、第1のロック機構130のロック解除を行う場合、図20、図21に示すように上側ブラケット131、下側ブラケット132に挿通されているロックピン133を、両ブラケット131、132から上方に引き抜く。
そして、電源300を接続する際には、図5に示すスイッチボックス210の蓋を開いて、その内部のコネクタ230に接続する。
以上の作動前の準備が終わったら、作業者は、スイッチボックス210に設けられた切替スイッチ220の折畳側ポジション220bへの投入操作を行う。これにより制御ユニット200は、まず、係合切替アクチュエータ120gを駆動させ、ラチェット機構部120dが、上側パネル11および下側パネル12の折畳方向の回転伝達が可能な状態とする。その後、制御ユニット200は、昇降モータ112を、下降駆動させる。
昇降モータ112が下降駆動すると、噛合チェーン111、111は、図17に示すように、上方に延び切って噛合範囲111aを最大とした状態から、噛合範囲111aの下側から順に噛み合いが解除される。そして、噛み合いを解除された噛合チェーン111、111は、前後に分離されてチェーン収容部114に収容される。これにより、屋根板20は、図7、図8に示すように、徐々に下降する。
この下降作動の開始時点では、付勢機構120の上側付勢部材121は、トーションバー120aの捩れにより、上側パネル11を、上側ヒンジ14を中心に図13において矢印F13Uに示す反時計回り方向に回転付勢している。一方、下側付勢部材122は、トーションバー120aの捩れにより、下側パネル12を、下端の下側ヒンジ15を中心に矢印F13Dに示す時計回り方向に回転付勢している。
このため、昇降モータ112の下降駆動の開始時点では、屋根板20が下降すると、上側パネル11は上側付勢部材121の回転付勢力で折畳方向に即座に回転し、下側パネル12は下側付勢部材122の回転付勢力で折畳方向に即座に回転する。したがって、起立状態の側壁10が、起立状態を維持して突っ張って昇降装置110の作動を妨げるというような不具合が生じることが無く、円滑に屋根板20を下降させることができる。
また、上側付勢部材121と下側付勢部材122とは、側壁10を起立状態としたときのトーションバー120aの捩じり量が均等となっているため、下降駆動の開始時には、上側パネル11と下側パネル12とは、上下で略対称に回転する。
そして、昇降装置110において噛合チェーン111、111の噛合範囲111aが図16に示すように最も短くなった時には、側壁10は、図9に示すように上側パネル11と下側パネル12とが上下に対向して重なった折畳状態となる。これにより、コンテナAは、図3にも示すように、箱状状態と比較して上下方向寸法を1/3程度に縮めたコンパクト状態となる。
また、このように側壁10を折畳状態とした際に、付勢機構120では、側壁10が折畳状態となる直前の上側パネル11および下側パネル12が略30°回転する間に、トーションバー120aが捩じられて回転付勢力が生じた状態となる。
すなわち、図12は、側壁10が折畳状態となったときの略水平の上側パネル11および下側パネル12を示している。この図において略水平となる前の30°の範囲で、ラチェット機構部120dが回転伝達可能なロック状態となり、上側パネル11および下側パネル12の回転がトーションバー120aに伝達されて捩じりが与えられる。
したがって、上側付勢部材121は、上側パネル11に対して、図12において矢印F12Dに示す起立方向に回転付勢力を与え、下側付勢部材122は、下側パネル12に対して、図12において矢印F12Uに示す起立方向に回転付勢力を与える。
なお、この下降駆動時には、図12において、10°と記載した範囲および空走範囲では、ラチェット機構部120dは、回転伝達することはなく、上側パネル11および下側パネル12の回転は、トーションバー120aに伝達されない。
その後、制御ユニット200は、回転センサ112aなどの検出に基づいて、側壁10が折畳状態となってコンテナAがコンパクト状態となったことを検出したら、昇降モータ112の下降駆動を停止させる。この時点では、側壁10の折畳状態およびコンテナAのコンパクト状態は、昇降装置110の駆動が停止してロック状態となったことで維持される。また、作業者は、必要に応じて切替スイッチ220のポジションを中立位置に戻し、かつ、コネクタ230における電源300との接続を解除する。なお、この切替スイッチ220の中立位置への切替は、折畳側ポジション220bの投入操作後や、下降駆動の終了時に自動的に行うようにしてもよい。
次に、作業者は、第2のロック機構140をロック状態とする。
すなわち、コンテナAをコンパクト状態としたときには、図9に示すように、屋根枠体21の側部屋根梁21aから垂下された屋根板側バー141と、床枠体31の側部床梁31aから立ち上げられた床板側バー142とが、左右に重なった状態となる。そこで、作業者は、両バー141、142をボルト・ナット143により締結し、屋根板20と床板30とが上下方向に相対移動しない状態とする。これにより、上側パネル11と下側パネル12も、図9に示す折畳状態から起立状態方向の回転が規制され、コンテナAのコンパクト状態および側壁10の折畳状態を確実に維持することができる。
このコンパクト状態では、コンテナAは、上下方向寸法が大幅に縮まるため、空荷でコンテナAを運搬する際や、大量のコンテナAを保管する際には、それに必要なスペースを大幅に減らすことができる。
次に、コンテナAを、図3、図9に示すコンパクト状態から図1に示す矩形の箱状状態に状態を変更する場合について説明する。
この場合、作動前の準備として、第2のロック機構140のロック解除操作、コネクタ230への電源300の接続を行うもので、これらの操作の順番は、特に限定しない。
第2のロック機構140のロック解除操作は、ボルト・ナット143による両バー141、142の締結を解除する操作である。また、コネクタ230への電源300の接続は前述したとおりである。
以上の作動前の準備が終わったら、作業者は、スイッチボックス210に設けられた切替スイッチ220を起立側ポジション220aに投入する。これにより制御ユニット200は、まず、係合切替アクチュエータ120gを作動させ、ラチェット機構部120dが、上側パネル11および下側パネル12の起立方向の回転伝達が可能な状態とする。その後、制御ユニット200は、昇降モータ112を、上昇駆動させる。
昇降モータ112が上昇駆動すると、昇降装置110では、噛合範囲111aを図16に示すように最小とした状態から、噛合誘導装置113により噛合範囲111aの下側から噛合チェーン111、111を順に噛み合わせ噛合範囲111aを上方に延ばす。したがって、屋根板20は、図9に示す最も低い位置から、図6に示す最も高い位置に向けて徐々に上昇する。
ここで、図9に示すように、側壁10が折畳状態となっているときは、付勢機構120の上側付勢部材121は、トーションバー120aの捩れにより、上側パネル11を、上側ヒンジ14を中心に図12の矢印F12Dに示す時計回り方向に回転付勢している。同様に、下側付勢部材122は、トーションバー120aの捩れにより、下側パネル12を下側ヒンジ15を中心として図12の矢印F12Uに示す反時計回り方向に回転付勢している。
このため、昇降装置110を上昇側に作動させて屋根板20を上昇させると、上側パネル11および下側パネル12は、上側付勢部材121および下側付勢部材122の回転付勢力により起立方向に回転する。したがって、折畳状態の側壁10が、円滑に起立する。
また、上側付勢部材121と下側付勢部材122とは、側壁10を折畳状態としたときのトーションバー120aの捩じり量が均等となっているため、上側パネル11と下側パネル12とは、上下で略対称に回転する。さらに、上側付勢部材121と下側付勢部材122は、側壁10を折畳状態としたときのトーションバー120aの捩じり量を、起立状態としたときの捩じり量よりも大きくしており、付勢力を相対的に大きく設定している。したがって、側壁10を折畳状態から起立させる際には、上側パネル11および下側パネル12の重量および屋根板20の重量に抗して、両パネル11、12を円滑に回転させることができる。また、各ヒンジ13、14、15に錆などが生じていたとしても、このような回転付勢を行わない場合と比較して、両パネル11、12を円滑に回転させることができる。
そして、このとき制御ユニット200は、回転センサ112aの検出に基づいて、4か所に設けられた昇降装置110が、同期して均等に上昇動作を行うように昇降モータ112の駆動を制御する。したがって、屋根板20は水平状態を保ちながら上昇し、これにより、側壁10も、両パネル11、12に捩じれが生じることなく、円滑に回転させることができる。また、前述した屋根板20の下降時も同様に、4か所の昇降装置110が、同期して均等に下降動作を行い、屋根板20を水平状態を保って下降させることができる。
その後、昇降装置110において噛合チェーン111、111の噛合範囲111aが図17に示すように最も長くなると、側壁10は、図6に示すように起立状態となる。そして、コンテナAは矩形の箱状状態となり収容空間50に荷物を積載することができる。
また、このように側壁10を起立状態とした際に、付勢機構120では、側壁10が起立状態となる直前の上側パネル11および下側パネル12が略10°回転する間に、トーションバー120aを捩じって回転付勢力が生じた状態となる。
すなわち、図13は、側壁10が起立状態となって、上側パネル11および下側パネル12が略垂直となった状態を示している。この図において垂直となる直前の10°の範囲のみで、ラチェット機構部120dが回転伝達可能なロック状態となり、上側パネル11および下側パネル12の回転をトーションバー120aに伝達して10°分の捩じりを与える。
したがって、上側付勢部材121は、上側パネル11に、図13において矢印F13Uに示す方向に回転する付勢力を与え、下側付勢部材122は、下側パネル12に、矢印F13Dに示す方向に回転する付勢力を与える。
なお、このとき、30°と記載した範囲および空走範囲では、ラチェット機構部120dは、回転伝達することはなく、上側パネル11および下側パネル12の回転は、トーションバー120aに伝達されない。
その後、制御ユニット200は、回転センサ112aなどの検出に基づいて、側壁10が起立状態となってコンテナAが箱状状態となったことを検出したら、昇降モータ112の上昇駆動を停止させる。この時点では、側壁10の起立状態およびコンテナAの箱状状態は、昇降装置110の駆動が停止してロック状態となったことで維持される。そして、作業者は、昇降モータ112の上昇駆動が停止したら、必要に応じ切替スイッチ220のポジションを中立位置に戻し、かつ、コネクタ230における電源300との接続を解除する。
さらに、作業者は、第1のロック機構130をロック状態とする。すなわち、図20、図21に示すように、ロックピン133を、上側ブラケット131、下側ブラケット132に上方から挿通させる。したがって、側壁10は、起立状態に確実に維持される。
その後、必要に応じて、コンテナAの前後のシャッタ40、40を下ろす。
以上のように、コンテナAの箱状状態、コンパクト状態の切替は、電源300を接続し、第1のロック機構130、第2のロック機構140のロック解除操作と、切替スイッチ220の切替操作により行うことができる。
そして、側壁10を起立状態から折畳状態に向けて上側パネル11および下側パネル12を回転させる際、逆に、側壁10を折畳状態から起立状態に向けて上側パネル11および下側パネル12を回転させる際には、付勢機構120による回転付勢力が作用する。したがって、このような回転付勢力を与えない場合と比較して、両パネル11、12を円滑に、かつ、確実に回転させることができる。よって、錆などが生じた場合であっても、安定して上側パネル11、下側パネル12を回転させることができる。
(実施の形態1のコンテナの効果)
以下に、実施の形態1のコンテナAが有する効果を列挙する。
(1)実施の形態1のコンテナAは、収容空間50を矩形の箱状に囲む床板30、屋根板20、左右の側壁10、10を備える。そして、側壁10は、上部が屋根板20に回転可能に連結された上側パネル11と、下部が床板30に回転可能に連結された下側パネル12と、上側パネル11の下端部と下側パネル12の上端部とを相互に回転可能に連結した中間ヒンジ13と、を備え、上側パネル11と下側パネル12とを上下に連続させた起立状態と、中間ヒンジを収容空間50内に移動させて上側パネル11と下側パネル12とを上下方向に対向させた折畳状態とに変更可能に形成されている。さらに、屋根板20を床板30に対して昇降可能な昇降装置110が、左右の側壁10、10の外側位置で屋根板20と床板30との間に設けられている。また、上側パネル11と下側パネル12との少なくとも一方には、起立状態としたときに、折畳状態の回転方向に付勢し、折畳状態としたときに、起立状態の回転方向に付勢する付勢部材としての付勢機構120が設けられている。
したがって、コンテナAは、それ自体で箱状状態と、上下方向寸法を縮めたコンパクト状態とに状態を変更でき、別途、コンテナAとは別体の駆動装置が不要であり、使い勝手および作業効率に優れる。加えて、昇降装置110を作動させて側壁10を起立状態としたり、折畳状態としたりする際には、作動初期に付勢機構120による付勢力が作用するため、錆などの影響を受けにくく作動安定性に優れる。なお、コンテナAの状態を変更する際には、昇降モータ112などの駆動源となる電源300への接続が必要であるが、特定のコンテナ開閉装置などを用いる場合と比較して、汎用性に優れる。
(2)実施の形態1のコンテナAは、付勢機構120は、上側パネル11と下側パネル12との両方に、上下対称に付勢するよう設けられている。
したがって、上側パネル11と下側パネル12とを、駆動初期に略均等に回転させ、円滑な動作を行うことができる。加えて、実施の形態では、付勢機構120は、上側付勢部材121と下側付勢部材122とで、起立状態、折畳状態とで、それぞれ、トーションバー120aが均等に捩れるようにして、上下均等に付勢力が作用するようにした。このため、上側パネル11と下側パネル12とが、略対称に付勢力により回転し、両パネル11、12の回転不良が生じるのを抑えることができる。
(3)実施の形態1のコンテナAは、昇降装置110は、一対の噛合チェーン111、111を、噛み合いが外れて水平方向で相反する方向に離反した状態から、昇降モータ112の駆動により噛合誘導装置113に巻き取りながら相互に噛み合わせて一体となった自立状態で垂直方向に上昇させ、かつ、噛合誘導装置113により自立状態の部分の噛み合いを外し水平方向に離反させながら自立状態の部分(噛合範囲111a)を下降させる噛合チェーン式昇降装置である。そして、床板30に、離反した状態の噛合チェーン111の収容部であるチェーン収容部114および噛合誘導装置113が設けられ、噛合チェーン111、111の自立状態(噛合範囲111a)の端部が屋根板20に連結されている。
したがって、例えば、リンクをX状に組み合わせて屋根板20の昇降を行う装置と比較して、上下動に必要なスペースを抑えることが可能で、省スペース性に優れ、これにより、収容空間50を相対的に広く確保することが可能である。
加えて、本実施の形態1では、昇降装置110をコンテナAの左右方向および前後方向に対称に配置したため、屋根板20を水平を保ちながら昇降させることが可能である。そして、これにより上側パネル11や下側パネル12に捩じれなどが生じることなく、側壁10の起立動作および折畳動作を円滑に行うことが可能である。
(4)実施の形態1のコンテナAは、側壁10の起立状態で上側パネル11および下側パネル12の回転を規制可能な第1のロック機構130と、側壁10の折畳状態で、上側パネル11および下側パネル12の回転を規制可能な第2のロック機構140と、を備える。
したがって、コンテナAを、箱状状態とコンパクト状態とで、確実に状態を維持できる。すなわち、昇降装置110の停止状態でも、コンテナAの箱状状態とコンパクト状態との状態を維持することは可能であるが、上側パネル11および下側パネル12の回転を規制することにより、より確実にコンテナAの状態の維持が可能となる。
(5)実施の形態1のコンテナAは、付勢機構120が、屋根板20または床板30に取り付けられた基部側部材としての梁側アーム120bと、上側パネル11または下側パネル12に取り付けられたパネル側部材としてのパネル側アーム120cと、上側パネル11または下側パネル12の回転に伴い捩じれが生じて付勢力が生じるように梁側アーム120bとパネル側アーム120cとに連結されて上側パネル11または下側パネル12に沿って配置されたトーションバー120aと、を備える。
したがって、トーションバー120aを各パネル11、12に沿わせて配置させることで、コンパクトに設置することができる。そして、トーションバー120aは、その長さを調整することにより、任意に付勢力を設定することができる。この付勢力の設定にあたり、トーションバー120aの長さを調整しても各パネル11、12に沿わせて設置されていることで、設置スペースに与える影響を抑えることができ、付勢力の設定自由度が高い。
(6)実施の形態1のコンテナAは、付勢機構120は、起立状態としたときのトーションバー120aの捩じれ量と、折畳状態としたときのトーションバー120aの捩じれ量とを、それぞれ設定可能な捩じれ量設定機構としてのラチェット機構部120dを備える。
したがって、上側パネル11と下側パネル12の折畳状態からの回転時の付勢力、および起立様態からの回転時の付勢力を、それぞれ、最適値に設定できる。すなわち、実施の形態1では起立状態としたときのトーションバー120aの捩じれ量を10°程度とする一方、折畳状態としたときのトーションバー120aの捩じれ量を30°程度とした。これにより、両パネル11、12の折畳状態からの起き上がりの際に、より大きな付勢力を回転方向に与え、この際の付勢力を起立状態の際と同程度とした場合と比較して、円滑な屋根板20の上昇および側壁10の起立を行うことができる。
(7)実施の形態1のコンテナAは、昇降装置110の作動を制御する制御ユニット200を備え、制御ユニット200は、複数の昇降装置110を同期して作動させる。
したがって、屋根板20を昇降させる際に、略水平状態を保つことができ、これにより、側壁10にあっても、屋根板20が傾いた場合のように両パネル11、12に捩じれが生じることなく、両パネル11、12を円滑に回転させることができる。特に、本実施の形態1では、上記(3)のように昇降装置110をコンテナAの左右方向および前後方向に対称に配置したため、同期して駆動させることにより、上記の屋根板20を水平を保って昇降させることを、より安定して行うことができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態のコンテナについて説明する。
なお、他の実施の形態の説明において、実施の形態どうしで共通する構成には共通する符号を付して説明を省略し相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2は、捩じれ量設定機構として実施の形態1で用いたラチェット機構部120dに替えて図23に示す捩じれ量設定機構400を用いた例である。
この捩じれ量設定機構400は、円柱形状のバー側部材410と梁側部材500とを備え、両部材410、500は、軸部材600を中心として相対回転可能に、軸部材600の外周に装着されている。
バー側部材410は、トーションバー120aの一端にトーションバー120aと同軸に結合されている。したがって、バー側部材410は、トーションバー120aを介して上側パネル11または下側パネル12に結合されている。そして、バー側部材410には、軸部材600の中心軸に沿う方向に突出し、略扇型の断面の突出部411、412が、軸部材600を中心として略対称に設けられている。そして、突出部411、412に挟まれて、凹部413が設けられ、凹部413は、周方向で略90°の回転角度の範囲で設けられている。
梁側部材500は、実施の形態1で示した梁側アーム120bに連結されており、バー側部材410の凹部413に配置され、円周方向で突出部411、412に係合可能な係合凸片510、520を、軸部材600を中心として略対称に備える。また、係合凸片510、520は、図示のように略40°の角度の扇型断面形状に形成されている。
そして、バー側部材410と梁側部材500とは、以下の作動を行うような相対位置関係で取り付けられている。すなわち、側壁10を起立状態とする方向に両パネル11、12を回転した(図において矢印F23Dに回転した)際には、係合凸片510、520が凹部413を略50°の回転角度の範囲で空走した後、係合凸片510が突出部412に係合するとともに、係合凸片520が突出部411に係合し、その後、略10°回転する相対位置関係としている。したがって、トーションバー120aが略10°捩じられる。
一方、側壁10を折畳状態とする方向に両パネル11、12を回転した(図において矢印F23Uに回転した)際には、係合凸片510、520が凹部413を略50°の回転角度の範囲で空走した後、係合凸片510が突出部411に係合するとともに、係合凸片520が突出部412に係合し、その後、略30°回転する相対位置関係としている。したがって、トーションバー120aが略30°捩じられる。
したがって、実施の形態2のコンテナにあっても、実施の形態1のコンテナAと同様の作動を行うことができ、上記(1)〜(7)と同様の効果を得ることができる。
以上、本開示のコンテナを実施の形態に基づいて説明してきた。しかし、本開示のコンテナの具体的な構成については、これらの実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項の要旨を逸脱しない限り、各実施の形態の組み合わせ、設計の変更や追加などは許容される。
具体的には、実施の形態では、コンテナとして荷物運搬用のものを示したが、これに限定されず、例えば、仮設住宅や倉庫などに用いるものにも適用することができる。
また、昇降装置として、噛み合いチェーンを用いた昇降装置110を示したが、これに限定されるものではなく、昇降モータの駆動力を伝達させることで、床板に対して屋根板を昇降できるものであれば、例えば、X状の一対の脚を備え、脚の端部の間隔を変動させるものなど、他の機構を用いることができる。さらに、昇降モータとしては、電源300を駆動源とする電動式のものを示したが、これに限定されるものではなく、例えば、空気圧のような流体圧により駆動するものを用いてもよい。
あるいは、エアコンプレッサーや油圧などの流体圧を発生させる機器も、汎用性は高く、使い勝手および作業効率に優れるという所期の効果は得ることができる。このような機器として、上下にストロークするジャッキなども用いることができる。
また、捩じれ量設定機構としてのラチェット機構部120dの係合方向を切り替えるアクチュエータの一例としてソレノイドを示したが、これもソレノイドに限らず、モータなどの電動のものや、電動以外の流体圧などにより作動するものを用いてもよい。さらに、捩じれ量設定機構は、アクチュエータを用いずに、手動で切り替えるものを用いてもよいし、実施の形態2で示したように、切替が不要な構造のものを用いることもできる。
また、付勢部材として、実施の形態では、トーションバー120aを用いた付勢機構120を示したが、付勢部材としてはトーションバー120aを用いたものに限定されない。例えば、トーションバー120a以外のばね(例えば、コイルばね、流体圧ばね)などを用いた構造としてもよい。要は、側壁10を、起立状態、折畳状態としたときに、上側パネル11と下側パネル12との少なくとも一方に回転方向に付勢力を与えることができればよい。また、付勢部材は、実施の形態では、1本のトーションバー120aが、起立状態と折畳状態とでそれぞれ付勢力が作用する例を示したが、これに限定されず、起立状態としたときに付勢力を与える付勢部材と、折畳状態としたときに付勢力を与える付勢部材とを、それぞれ設けるようにしてもよい。
なお、実施の形態では、上下対称に付勢するにあたり、上側付勢部材121と下側付勢部材122とで、トーションバー120aの捩じり量を均等にしたが、必ずしも捩じり量は均等にしなくてもよい。つまり、上側パネル11と下側パネル12とで、重量の作用方向が異なることから、それを考慮して上下で捩じり量を変えて実際に各パネル11、12に作用する回転力が均等となるように付勢力を調整してもよい。
さらに、実施の形態では、コンテナAの前後のシャッタ40は、ばね式の巻取装置42により巻き取り、引き出しが可能なものを示したが、これに限定されない。例えば、モータなどにより自動的に巻き取り、引き出しが可能なものや、巻き取り式以外でも、パネル状の扉を着脱可能としたものなどを用いることができる。
10 側壁
11 上側パネル
12 下側パネル
13 中間ヒンジ
14 上側ヒンジ
15 下側ヒンジ
20 屋根板
30 床板
50 収容空間
110 昇降装置
111 噛合チェーン
112 昇降モータ
113 噛合誘導装置
120 付勢機構(付勢部材)
120a トーションバー
120b 梁側アーム(基部側部材)
120c パネル側アーム(パネル側部材)
120d ラチェット機構部(捩じれ量設定機構)
121 上側付勢部材
122 下側付勢部材
130 第1のロック機構
140 第2のロック機構
200 制御ユニット
400 捩じれ量設定機構
410 バー側部材
500 梁側部材
A (実施の形態1の)コンテナ

Claims (7)

  1. 収容空間を矩形の箱状に囲む床板、屋根板、左右の側壁を備え、
    前記側壁は、上部が前記屋根板に回転可能に連結された上側パネルと、下部が前記床板に回転可能に連結された下側パネルと、前記上側パネルの下端部と前記下側パネルの上端部とを相互に回転可能に連結した中間ヒンジと、を備え、前記上側パネルと前記下側パネルとを上下に連続させた起立状態と、前記中間ヒンジを前記収容空間内に移動させて前記上側パネルと前記下側パネルとを上下方向に対向させた折畳状態とに変更可能に形成され、
    前記屋根板を前記床板に対して昇降可能な昇降装置が、左右の前記側壁の外側位置で前記屋根板と前記床板との間に設けられ、
    前記上側パネルと前記下側パネルとの少なくとも一方には、前記起立状態としたときに、前記折畳状態の回転方向に付勢し、前記折畳状態としたときに、前記起立状態の回転方向に付勢する付勢部材が設けられているコンテナ。
  2. 請求項1に記載のコンテナにおいて、
    前記付勢部材は、前記上側パネルと前記下側パネルとの両方に、上下対称に付勢するよう設けられているコンテナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンテナにおいて、
    前記昇降装置は、一対の噛合チェーンを、噛み合いが外れて水平方向で相反する方向に離反した状態から、昇降モータの駆動により噛合誘導装置に巻き取りながら相互に噛み合わせて一体となった自立状態で垂直方向に上昇させ、かつ、前記噛合誘導装置により前記自立状態の部分の噛み合いを外し水平方向に離反させながら前記自立状態の部分を下降させる噛合チェーン式昇降装置であり、
    前記床板に、離反した状態の前記噛合チェーンの収容部および前記噛合誘導装置が設けられ、前記噛合チェーンの前記自立状態の端部が前記屋根板に連結されているコンテナ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコンテナにおいて、
    前記側壁の前記起立状態で前記上側パネルおよび前記下側パネルの回転を規制可能な第1のロック装置と、
    前記側壁の前記折畳状態で、前記上側パネルおよび前記下側パネルの回転を規制可能な第2のロック装置と、
    を備えるコンテナ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のコンテナにおいて、
    前記付勢部材は、
    前記屋根板または前記床板に取り付けられた基部側部材と、前記上側パネルまたは前記下側パネルに取り付けられたパネル側部材と、前記上側パネルまたは前記下側パネルの回転に伴い捩じれが生じて付勢力が生じるように前記基部側部材と前記パネル側部材とに連結されて前記上側パネルまたは前記下側パネルに沿って配置されたトーションバーと、を備えるコンテナ。
  6. 請求項5に記載のコンテナにおいて、
    前記付勢部材は、前記起立状態としたときの前記トーションバーの捩じれ量と、前記折畳状態としたときの前記トーションバーの捩じれ量とを、それぞれ設定可能な捩じれ量設定機構を備えるコンテナ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のコンテナにおいて、
    前記昇降装置の作動を制御する制御ユニットを備え、
    前記制御ユニットは、複数の前記昇降装置を同期して作動させるコンテナ。
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