JP2021000591A - 塗装材の吹付けガン - Google Patents

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Abstract

【課題】塗装中吹付けガンを持った片手で塗装材の噴射と噴射に用いる気体の圧力の調整とが行える吹付けガンを提供する。【解決手段】塗装材の吹付けガンは、塗装材tの投入口を備えた塗装材の収容部2と、圧縮された気体の供給を受けて収容部内の塗装材を噴射するノズル3と、ノズル3への塗装材tの移動を遮断する栓22と、把手5と、供給する気体の圧力を調整する調整弁とを備え、栓22を開くことによりノズル3へ塗装材tを供給することができ、把手5を掴むことにて手持ちで塗装材tを吹き付けることができ、把手5を掴んだ片手にて栓22の開閉操作が行える引き金6と、把手5を掴んだ片手にて調整弁の操作を行うことができる操作部7とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、塗装材の吹付けガンに関する。
家屋やビルディングなどの建造物の壁面へ塗装材を吹き付ける塗装材の吹付けガンとしては、上方から塗装材を投入することができる投入口を備えた塗装材の容器1(収容部)と、前記容器1下端側へ設けられて圧縮された空気の供給を受けて上記容器内の塗装材を噴射するノズル8と、当該ノズル8への上記収容部内の塗装材の移動を遮断するバルブ6(栓)と、容器1(右側)側面へ設けられた把手と、供給する空気の圧力を調整する調整弁(空気パイブ9の基端側)とを備え、バルブ6を開くことにより上記ノズル8へ上記塗装材を供給することができ、上記把手を掴むことにて手持ちで壁面に向けて塗装材を吹き付けるものが広く利用されている(特許文献1第1図)。
この塗装材の吹付けガンは、上記の把手を掴んだ手にて弁棒5の下端に設けられた上記バルブ6の開閉操作が行えるレバー4を備える。
実開昭49−134420号公報
上記従来の塗装材の吹付けガンは、把手を掴んだ手の親指で上記レバー4の操作を行うことにより、片手で塗装材の吹付け作業を行うことが出来るかも知れないが、当該作業中作業を中断せずにノズル8へ供給する空気の圧力を調整しようとすれば、把手から下方に離れた上記調整弁の操作部(摘み)の操作を他方の手で行う必要があった。
最近の塗装では、ラメなどの装飾材を塗装材へ混入して吹き付けることが行われる。上記ラメについては塗装材の吹き付け中、必要に応じホッパである上記容器へ投入して塗装材へ混入させたい場合がある。
しかし、上記の通り両手が塞がっていては、吹付け作業中作業を中断せずに適時にラメを容器1へ投入することは作業者一人では困難である。
また、上記ラメなどの投入物を塗装材とは別に容器へ投入する場合の他、吹付け中、容器1内へ箸や棒などを挿入し容器内の塗装材をかき混ぜながら吹付け作業を行いたい場合がある。
しかし、上記の通り、レバー4の操作と上記調整弁の操作部の操作で両手が塞がっていては、吹付け中に塗装材の攪拌の作業を一人で円滑に行うのは困難である。
そこで、上記の問題を第1の課題とし、本発明は、把手を掴んだ片手で、上記レバー4の操作のみならずノズルへ供給する空気の圧力を調整する上記調整弁の操作を可能とし、他方の手で上記ラメなどの投入物の投入や塗装材の攪拌作業を行うことを可能とすることで第1の課題の解決を図る。
また、従来容器1の上記投入口を狭めて容器1内の塗装材を零れ難くしたものが見受けられた。
しかし、投入口を狭めたものものでは、ラメなどの投入物の添加や塗装材の攪拌を行う場合など、投入口の縁が邪魔になって、円滑な作業が行い難かった。
そこで本発明は、このような問題を第2の課題として、その解決のため、必要なときのみ容器(収容部)へ取り付け不要なときは容器から分離できる蓋を備えた塗装材の吹付けガンを提供する。
本発明は、塗装材を投入することができる投入口を備えた塗装材の収容部と、圧縮された気体の供給を受けて前記収容部内の塗装材を噴射するノズルと、前記ノズルへの前記収容部内の塗装材の移動を遮断する栓と、把手と、供給する前記気体の圧力を調整する調整弁とを備え、前記栓を開くことにより前記ノズルへ前記塗装材を供給することができ、前記把手を掴むことにて手持ちで塗装材を吹き付けることができる塗装材の吹付けガンについて、次の構成を採るものを提供する。
即ち、この塗装材の吹付けガンは、前記把手を掴んだ片手にて前記栓の開閉操作が行える引き金と、前記把手を掴んだ片手にて前記調整弁の操作を行うことができる操作部とを備える。
また本発明では、前記引き金は前記把手を掴んだ手の少なくとも人差し指を掛けることができる位置に配置され、前記操作部は前記把手を掴んだ手の親指で操作することができる位置に配置され、前記引き金と前記栓との間には前記引き金の動作を前記栓に伝達する第1伝達機構が介され、前記操作部と前記調整弁との間には前記操作部の動作を前記調整弁へ伝達する第2伝達機構が介された塗装材の吹付けガンを提供できた。
更に本発明は、前記ノズルに連絡する接続部を備え、前記接続部には、コンプレッサから圧縮された気体を供給する管が接続され、前記接続部には、コンプレッサから送られて来る前記気体の圧力を調整する前記調整弁が設けられ、前記調整弁は、前記接続部へねじ込まれた弁体を備え、前記接続部に対し回転させることにて前記弁体を変位させ前記ノズルへ送る前記気体の圧力を調整することができ、前記弁体へ直接又は間接的にピニオンが設けられ、前記収容部は、上端に前記投入口を備え下端側に前記ノズルが設けられたホッパであり、前記把手は、掴むことができる握り部と、前記握り部を支持する支持部とを備え、前記握り部は、前記収容部の外側面に沿って上下に伸びる部材であり、前記握り部は中空の部材であり、前記握り部の内部空間には上下に変位できるシャフトが備えられ、前記シャフトの下端側には前記ピニオンと噛み合うラックが設けられ、前記支持部は、前記握り部と前記収容部の外側面との間に介され、前記握り部を前記収容部へ間隔を開けて固定するものであり、前記第2伝達機構は、前記シャフトと前記ラックと前記ピニオンとを主要部として含むものであり、前記操作部は押しボタンであり、押しボタンである前記操作部は、前記握り部の上端に設けられ、前記握り部を掴む手の親指で押し込むことができ、当該押し込みにて前記シャフトを下方へ変位させることができ、前記シャフトの変位にてピニオンを備える前記弁体を回転させることができ、前記引き金は前記支持部又は前記握り部へ設けられ、前記引き金は、前記操作部の下方であって前記握り部と前記収容部との間に配置され、前記引き金は、前記第1伝達機構を構成する1つ又は複数のリンクを介して前記栓に接続されており、前記リンクは前記引き金の動作を前記栓へ伝えて前記栓を作動させる塗装材の吹付けガンを提供できた。
上記の「弁体へ直接又は間接的にピニオンが設けられ」というのは、弁体と一体にピニオンが形成されたもの或いは弁体へ当該弁体と別体に形成されたピニオンを取り付けたものを「直接」的にピニオンが設けられたものとして含む他、弁体と当該弁体と別体に形成された当該ピニオンとの間へ他の歯車などの動力の伝達部材を介しピニオンの回転を受け弁体がピニオンと連動できるように構成されたものも「間接的にピニオンが設けられたもの」として含むという意味である。また以下の「弁体へ直接又は間接的に第1歯車が設けられ」の記載についても、弁体と第1歯車との関係は、上記弁体とピニオンの関係と同様である。
また更に本発明は、前記ノズルに連絡する接続部を備え、前記接続部には、コンプレッサから圧縮された気体を供給する管が接続され、前記接続部には、コンプレッサから送られて来る前記気体の圧力を調整する前記調整弁が設けられ、前記調整弁は、前記接続部へねじ込まれた弁体を備え、前記接続部に対し回転させることにて前記弁体を変位させ前記ノズルへ送る前記気体の圧力を調整することができ、前記弁体へ直接又は間接的に第1歯車が設けられ、前記収容部は、上端に前記投入口を備え下端側に前記ノズルが設けられたホッパであり、前記把手は、掴むことができる握り部と、前記握り部を支持する支持部とを備え、前記握り部は、前記収容部の外側面に沿って上下に伸びる部材であり、前記握り部は中空の部材であり、前記握り部の内部空間には回転可能なシャフトが備えられ、前記シャフトの下端側には前記第1歯車と噛み合う第2歯車が設けられ、前記支持部は、前記握り部と前記収容部の外側面との間に介され、前記握り部を前記収容部へ間隔を開けて固定するものであり、
前記第2伝達機構は、前記シャフトと前記第1歯車と前記第2歯車とを主要部として含むものであり、前記操作部はダイヤルであり、ダイヤルである前記操作部は、前記握り部の上端に設けられ、前記握り部を掴む手の親指で回転させることができ、当該回転にて前記第1歯車へ噛み合う前記第2歯車を備えた前記弁体を回転させることができ、前記引き金は前記支持部又は前記握り部へ設けられ、前記引き金は、前記操作部の下方であって前記握り部と前記収容部との間に配置され、前記引き金は、前記第1伝達機構を構成する1つ又は複数のリンクを介して前記栓に接続されており、前記リンクは前記引き金の動作を前記栓へ伝えて前記栓を作動させる塗装材の吹付けガンを提供できた。
更にまた本発明では、前記収容部には、前記収容部と別体に形成された蓋が備えられ、前記収容部には係止部が設けられ、前記蓋には係止部に係止される被係止部が設けられ、前記被係止部は、前記蓋の外周の2箇所以上に設けられ、前記各被係止部同士は、前記蓋の外周の周方向について異なる位置に設けられ、前記係止部は、前記収容部において少なくとも前記蓋の前記被係止部の夫々と対応する位置に設けられ、前記投入口へ前記蓋を配置して前記収容部に対し前記蓋を回転させることにより前記係止部へ被係止部を係止し、前記蓋を更に同一方向へ回転させることにより或いは逆転させることにより前記係止を解除することができる塗装材の吹付けガンを提供できた。
本発明では、本発明は、把手を掴んだ片手で、上記栓を変位させる引き金の操作のみならずノズルへ供給する空気の圧力を調整する上記調整弁を作動させる操作部の操作を可能とした。このため本発明に係る塗装材の吹付けガンは、他方の手で上記ラメなどの投入物の投入や塗装材の攪拌作業を行うことが可能である。
また、本発明は、必要なときのみ収容部へ取り付け不要なときは容器から分離できる蓋を備えた塗装材の吹付けガンを提供することで、ラメなどの投入物の添加や塗装材の攪拌を行う場合など、蓋を分離して使用できるものとした。本発明では収容部が蓋を備えることで上記投入口を必要以上に狭めて形成する必要もない。
本発明の一実施の形態に係る塗装材の吹付けガンの側面図。 図1へ示す塗装材の吹付けガンの一部を透視した背面図。 図1へ示す塗装材の吹付けガンの縦断面図。 図1の塗装材の吹付けガンの使用状態を示す縦断面図。 図1の塗装材の吹付けガンの使用状態を示す縦断面図。 図1の塗装材の吹付けガンの蓋及び蓋周辺の平面図。 (A)は図1の塗装材の吹付けガンの変更例を示す一部切欠要部平面図、(B)は(A)の変更例の一部切欠要部側面図、(C)は(A)の変更部分の作動状態を示す一部切欠要部平面図、(D)は(C)に示す作動状態の変更部分の一部切欠要部側面図。 本発明の他の実施の形態に係る塗装材の吹付けガンの縦断面図。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
尚各図において、Uは上方を、Sは下方を、Fは吹付けガン1の前方を、Bは吹付けガン1の後方を、Lは吹付けガン1の左側を、Rは吹付けガン1の右側を、夫々示している。
(基本構成)
本発明に係る塗装材の吹付けガン1は、コンプレッサ(図示しない。)にホースhを介して接続され、作業者が手持ちで使用する。
この吹付けガン1は、塗装材を投入することができる投入口20を備えた塗装材tの収容部2と、上記コンプレッサから圧縮された気体の供給を受けて収容部20内の塗装材tを噴射するノズル3と、ノズル3への収容部2内の塗装材tの移動を遮断する栓22と、収容部2の外側面へ設けられた把手5と、ノズル3に連絡する接続部4と、接続部4に設けられて上記コンプレッサから送られて来る上記気体の圧力を調整する調整弁41と、把手5を掴んだ片手にて栓22の開閉操作が行える引き金6と、把手5を掴んだ片手にて操作を行うことができる操作部7と、引き金6と栓22との間に介されて引き金6の動作を栓22に伝達する第1伝達機構11と、操作部6と調整弁41との間に介されて操作部7の動作を前記調整弁41へ伝達する第2伝達機構12とを備える(図1〜図4)。
以下各部の構成について詳しく説明する。
(収容部2)
収容部2は、吹付けに用いる塗装材tを収容する容器である。収容部2はこの例では金属製のホッパである。即ち収容部2の上端は上記投入口20として開放され、収容部2の下端には上記ノズル3と連絡する連絡口21が設けられている。連絡口21に上記ノズル3が取り付けられ、上方の投入口20から投入された塗装材tは吹付けガン1の使用により順次自重で下方の連絡口21へ降下して連絡口21からノズル3内へ排出される。
吹付けガン1を使用していない状態において、栓22にて連絡口21は閉鎖されている。
収容部2には、上記第1伝達機構11の少なくとも一部を収容する機構収容部26が備えられている(図2〜図4)。この例では、機構収容部26は、収容部2の内側面に設けられたケースである。
機構収容部26又は収容部2の内側面には、後述する第1リンク11bを取り付けることができるリンク支持部26aが設けられている。この例では、リンク支持部26aは、収容部2の内側面へ立設された金属製の板である。リンク支持部26aには後述する第1リンク部材11bの被案内部11dを案内する案内部26bが設けられている。この例では、案内部26bは、板であるガイド支持部26aの表裏に貫通する長孔である。
ガイド支持部26aにおいて案内部26bは後述する第1リンク11bの被案内部11dの移動軌跡に沿って伸びる。
またこの例では、収容部2は、収容部2と別体に形成されて投入口20を閉鎖する蓋23を備える。蓋23は、収容部2へ着脱自在に取り付けられている。このため作業によっては蓋23を収容部2から取り外して、投入口20を開放して吹き付けガン1を使用することができる。
図1、図2及び図6へ示すように、収容部2には係止部24が設けられ、蓋23には係止部24に係止される被係止部25が複数設けられている。被係止部25同士は、蓋23の外周の周方向について異なる位置に設けられている。被係止部25は、蓋23の外周の複数箇所に互いに等間隔を隔てて設けておくのが望ましい。この例では、被係止部25は、平面視円形の蓋23の中心を挟む蓋23外周の2箇所に設けられている。但し被係止部25は、蓋23の3箇所以上に設けるものとしてもよい。
具体的には、平面視円形の蓋23の中心を挟む蓋23外周の2箇所にガイド用片25aが設けられている。ガイド用片25aの夫々は、蓋23の縁に設けられ蓋23の裏面(底面)よりも下方に突出する突出部分を備えた小片である。ガイド用片25aの当該突出部分において、蓋23の呈する上記円の中心側を臨む面には、蓋23の呈する円の周方向に沿って伸びる溝が上記被係止部25として形成されている(図2及び図6)。当該溝の一端25bは開放され、当該溝の他の一端25cは行き止まりとなっている(図6)。
収容部2の外周面(外側面)において、収容部2の上端側には、蓋23の上記被係止部25である溝に収容することができる突起が上記係止部24として形成されている。蓋23を収容部2の投入口20上に配置し、図6へ矢印にて示す収容部2の周方向に沿って蓋23を回転させることにて、突起である係止部24を溝である被係止部25内へ上記開放された一端25bから侵入させることができる。上記にて溝である被係止部25へ突起である係止部24を嵌めることにより、蓋23は収容部2から上方へ向け離れることができなくなる。蓋23を外す際は、蓋23を上記矢印と逆方向へ回転させて上記開放された一端25bから係止部24を被係止部25の外へ出せばよい。但し、行き止まりとした上記溝の他の一端25cも開放されたものとし、収容部2へ取付けたときと同じ方向(図6の矢印方向)へ更に蓋2を回転させて係止部24を被係止部25の外へ出すものとしてもよい。
(ノズル3)
ノズル3は、中空のノズル本体30と、ノズル本体30内部に配置された気体供給パイプ31とを備える。ノズル本体30は、収容部2の下端へ取り付けられる。
ノズル本体30は、略筒状に形成され当該筒の中心軸(仮想線/図示しない)は前後方向へ横に伸びるものである。
横に伸びるノズル本体30上部に上記収容部2の下端を接続する接続筒部32が形成されている。接続筒部32に収容部2の上記連絡口21が対応し、上記栓22を上方へ移動させて連絡口21を開くことにより、収容部2内の塗装材tを接続筒部32からノズル本体30内へ降下させることができる(図4)。
ノズル本体30の先端には、塗装材tを噴射する噴射口30aが設けられている。
気体供給パイプ31は、先端の口31aから上記コンプレッサの圧送する気体を噴射する。
上記気体供給パイブ31は、筒状のノズル本体30の後端側に開口する挿入口30bからノズル本体30内へ挿入され、上記口31aをノズル本体30内からノズル本体30の上記噴射口30aへ向ける。
ノズル本体30の上記挿入口30bの周囲(ノズル本体30の後端外周)には、ノズル本体30の前後方向へ沿って割の入った雄螺子が形成されており、当該雄螺子に蝶ナット30cがねじ込まれる。
ノズル本体30に挿入された気体供給パイプ31は、上記蝶ナット30cのねじ込みによりノズル本体30の定位置に固定することができる。
上記噴射口30aから噴射する塗装材tの噴射量を調整するには、蝶ナット30cを緩めノズル本体30に対する気体供給ノズル31の前後(図3の矢印x)方向についての位置を変え、噴射口30aに対する気体供給パイプ31の先端の口31aの位置を変更することで行うことができる。
上記の通りこの例では、蝶ナット30cが噴射口30aから噴射される噴出物の噴出量の調整用の摘みとなっている。
但し、上記気体供給パイブ31の位置調整による塗装材tの噴射量の変更が不要であれば、ノズル本体30に対し気体供給パイブ31は位置を変える必要はなく、上記噴出量の調整用の摘みは設けないものとして実施できる。
図示した例では、気体供給パイプ31においてノズル本体30内へ挿入される区間は直線的に形成されている。一方、気体供給パイプ31には取り回しのためノズル本体30から露出する区間にカーブや屈曲部分が賦形されている。
(接続部4)
接続部4は、気体供給パイプ31の後端を上記コンプレッサへ接続する部材である。即ち。上記の気体供給パイプ31は接続部4を介して上記コンプレッサのホースhへ接続される(図2)。当該ホースhが特許請求の範囲の「管」に対応する。
接続部4は、気体供給パイプ31とホースhを繋ぐジョイントとしてホースhと気体供給パイプ31を中継する気体の流路を提供する。
接続部4は、後述するギヤボックス8へ直接固定するものとしてもよいが、この例では、ギヤボックス8へ直接固定されておらず、金属製の気体供給パイプ31の撓む範囲でギヤボックス8に対し位置を変えることができる。
また接続部4は、この例では、気体供給パイプ31において、ノズル本体30の外部に露出する部位に設けるものとしたが、気体供給パイプ31の後端はノズル本体30から露出しないものとし、接続部4をノズル本体30が備えるものとしてもよい。
接続部4には上記コンプレッサから圧送されてくる気体(空気)の圧力を調整する上記調整弁41が設けられている。調整弁41は、接続部4内の気体の流路中に設けられた気体(空気)抜き用の穴42と、当該穴42を塞ぐ弁体43とにて構成される。
上記穴42は接続部4の外部へ通じるものであり、ホースhから圧送されてくる気体の一部を穴42から接続部4の外部へ放出することにて、気体供給パイプ31へ送る気体の圧力を低下させることができる。前記弁体43の前記穴42に対する位置を変更することにより、穴42から放出する気体の量を変えて、気体供給パイプ31へ送る気体の圧力を調整することができる。即ち、弁体43と穴42との間の隙間大きさを調整することにより放出する気体の量を調整し気体供給パイプ31へ送る気体の圧力を調整できるのである。
(把手5)
この吹付けガン1は、ハンドガンであり、把手5を掴むことにて手持ちで使用することができる。
把手5は、収容部2の外周面の後部に設けられている(図1)。把手5は、握り部51と当該握り部51を収容部2へ固定する支持部52とを備える。この例では、把手5は、支持部5の下方へ更に握り部51を収容部2へ固定する副支持部53を備える。副支持部52は、支持部52の下方へ支持部52と間隔を開けて配置されている。
尚握り部51を確実に収容部2へ固定することができれば、副支持部53を設けずに実施することもできる。
握り部51は、支持部52と副支持部53により、収容部2から間隔を開けて収容部2へ取り付けられている。
握り部51は、中空の部材であり、支持部52及び副支持部53へ支持されて上下に伸びる(図2〜図5)。この例では握り部51は筒状体である。
(引き金6)
上記の引き金6は、この例では、把手5の上記支持部52へ設けられている(図1)。
詳しくは、上記の支持部52には、引き金6を取り付けると共に引き金6の基部側の左右を覆うシュラウド部54が下方に向け延設されている(図2〜図5)。シュラウド部54は、引き金6の基部側を挟んで当該基部側の左右に配置された板状部分である。引き金6は、軸60にてシュラウド部54へ軸止されており、引き金6の下端側を指で引くことにて軸60を中心に引き金6を回転させることができる。引き金6には、軸60を挟んで引き金6の下端(先端)と反対側に搖動部61が延設されている。搖動部61は引き金6と一体に形成されており、引き金6と一体に回転する。
搖動部61と支持部52との間には、引き金6を引く方向(図4の矢印a)と反対方向へ引き金6を付勢する弾性体62が介されている。
弾性体62により引き金6から指を離すと引き金6は元の位置に復帰する(図1及び図3)。
この例では、弾性体62は引きバネであり、一端が搖動部61へ他の一端が支持部52へ固定されている。但し、引き金6を上記矢印a方向と反対方向へ付勢することができるものであれば、弾性体62には上記引きバネ以外の部材を採用して実施してもよい。例えば弾性体62として押しバネを採用してもよい。
(第1伝達機構11)
第1伝達機構11は、下端に上記栓22が取り付けられた作動杆11aと、一端が第1ピン11eにて作動杆11aの上端へリンクする第1リンク部材11bと、一端が第2ピン11fにて第1リンク部材11bの他の一端とリンクする第2リンク部材11cとを備える。第2リンク部材11cの他の一端は第3ピン11gにて上記搖動部61の(引き金6と反対側の)端部へリンクする。上記第1リンク部材11bと第2リンク部材11cの夫々が特許請求の範囲の「リンク」に対応する。第1リンク部材11bと第2リンク部材11cの夫々は、1本の板状の部材や棒状の部材としてもよく、或いは複数の板を並列にして固定したものとしてもよい。
第1リンク部材11bは、機構収容部26内のリンク支持部26aへ取り付けられている。
具体的には説明すると、第1リンク部材11bには、第1ピン11eと第2ピン11fとの間に第1リンク11bの左又は右側方へ突出する軸部が前述の被案内部11dとして設けられている。被案内部11dは、リンク支持部26aに設けられた、長孔である前述の案内部26b内へ配置される。
被案内部11dは、案内部26bから脱落しないように取り付けられ、第1リンク部材11bはリンク支持部26aから外れない。一方被案内部11dは長孔である案内部26b内を移動することはできる。また第1リンク部材11bは被案内部11dを中心に回転することもできる。被案内部11dの可動範囲内で第1リンク部材11bは位置と向きを変えることができるのである。
(操作部7)
操作部7は、上記把手5の上部に設けられている。この例では操作部7は、把手5の握り部51の上端に設けられている、押しボタンである。
押しボタンである操作部7は、握り部51を掴んだ手の親指で下方へ押し込むことができる。
操作部7と握り部51との間には、操作部7を押し込む方向(図5の矢印b)と反対方向へ付勢する弾性部材71が介されている。弾性部材71により操作部7から親指を離すと操作部7は上昇し元の位置に復帰する(図1〜図4)。
この例では、弾性部材71は押しバネである。但し、操作部7を上記矢印b方向へ付勢することがでるきものであれば、弾性部材71には上記押しバネ以外の部材を採用して実施してもよい。例えば弾性部材71として引きバネを採用してもよい。
(第2伝達機構12)
中空の上記握り部51の内部空間には上下に変位できるシャフト12aが通されている。シャフト12aの下端側にはラック12bが形成されている(図2〜図5)。
この例では、シャフト12aの上記ラック12bを形成された部位は、握り部51から下方に突出する。この突出部分は上記把手5と別体に形成されたギヤボックス8へ差し込まれている。
ギヤボックス8は、この例では支持部材80にて副支持部53へ固定されたケースである。
ギヤボックス8には上記ラック12bと噛み合うピニオン12cと、当該ピニオン12cをギヤボックス8へ軸止する軸ピン12dと、軸ピン12dに設けられた伝達歯車12eと、伝達歯車12eと噛み合う副伝達歯車12fとが収容されている(図2)。伝達歯車12eは、軸棒12gにてギヤボックス8へ軸止されている。軸棒12gの一端かギヤボックス8の外部へ露出する。
第2伝達機構12は、この例では、ラック12bが設けられた上記シャフト12aと、ピニオン12cと、軸ピン12dと、伝達歯車12eと、副伝達歯車12fと、軸棒12gとにて構成されている。
上記の軸棒12gの当該露出する部分には雄螺子が形成されており、前述の接続部4には、軸棒12gをねじ込むネジ穴44が設けられている。
接続部4にねじ込まれた軸棒12gの先端に上記調整弁41の弁体43が取り付けられている。
(吹付けガン1の動作)
吹付けガン1の使用に際して、収容部2内へ投入口20から塗装材tを投入する(図3)。把手5の握り部51を掴んで壁面などの塗装の対象にノズル3の噴射口30aを向け、握り部51を掴んだ手の人差し指で(矢印a方向へ)引き金6を引く(図4)。引き金6を引くことによって、軸60を中心に搖動部61が回転し、搖動部61にリンクする第2リンク部材11cが搖動部6の回転に伴って向きと位置を変える。第2リンク部材11cの向きと位置の変動に伴って第2リンク部材11cへリンクする第1リンク部材11bも向きと位置を変える。この第1リンク部材11bの変動の際、第1リンク部材11bの被案内部11dは、リンク支持部26aに対しリンク支持部26aの案内部26bに沿って変位する。第1リンク部材11bの変動により第1リンク部材11bにリンクする作動杆11aは上方へ移動し、作動杆11aに設けられた栓22は連絡口21を開いてノズル本体30内へ収容部2内の塗装材tを侵入させる。ノズル本体30内へ侵入した塗装材tは、気体供給パイプ31の口から噴射される気体と共に噴射口30aから、上記対象に向け噴射される。
上記塗装材tの噴射中、噴射する気体の圧力の調整を行う場合、握り部51を掴んだ手の親指で、操作部6を(図5の矢印b方向へ)押し込む。操作部6を押し込むことで、シャフト12aが降下してラック12bは下方へ変位しラック12bと噛み合うピニオン12cは回転する。ピニオン12cの当該回転によりピニオン12cと共に軸ピン12dが回転し、軸ピン12dへ設けられた伝達歯車12eも回転し、更に伝達歯車12eと噛み合う副伝達歯車12fも回転する。副伝達歯車12fの当該回転により、副伝達歯車12fを設けられた軸棒12gが回転し、接続部4に対しネジ穴43にねじ込まれている軸棒12gの位置が変化する。この変化により軸棒12gへ取り付けられた弁体43の穴42に対する位置が変わり、穴から抜ける気体の量が変化してノズル3側へ送られる気体の圧力が変わる。
上記気体の圧力を元の状態に戻す場合、押しボタンである操作部7から親指を離せば、弾性部材71の付勢にて操作部7は押し込み前の元の位置に戻り弁体43も元の位置に復帰する。
塗装材tの噴射を停止する場合、人差し指を引き金6から外せば、弾性体62の付勢にて引き金6は引く前の状態に戻り、上昇していた栓22は降下して連絡口21を閉鎖する。当該閉鎖によりノズル本体30内の塗装材tを噴射し尽くせば、塗装材tはノズル3の噴射口30aから噴射されなくなる。
(小括)
上記の通り本発明は、塗装中吹付けガンを持った片手で塗装材の噴射と当該噴射に利用する気体の圧力の調整とが行える吹付けガンを提供できたものである。
即ち本発明は、従来(特許文献1)の塗装材供給用のレバーに代えて、把手5の人差指の掛かる位置に塗装材供給用の引き金6を設け、従来の噴射用の押しボタンの位置に圧力調整用の操作部7を設けたものである。本発明は、このような構成を採ることにより、片手操作で吹付けガンを振りながら吹き付けを行うことができ、片手で噴射に利用する気体の圧力調整も行うことができる。そして空いた手で、投入口20から箸(棒)を突っ込みかき混ぜながら吹き付けを行うこともできるし、吹付け中ラメなどの添加物の収容部2への投入も空いた手で行える。
更に、従来塗装材を収容部2へ多く投入すると振って塗装する際や、またノズルを上方に向けた際に、塗装材が投入口からこぼれるものであったが、本発明では、蓋を投入口20へ装着可能とすることで、このような問題を回避できたものである。
(変更例)
塗装材tの吹付け中、操作部7の押し込み状態を維持するのに便利な変更例を、図7(A)〜(D)へ示す。即ち支持部52の上面へ、押し込んだ操作部7の上面を押さえて後戻りを阻止する留め部材9を設けておくのである。留め部材9は、操作部7の上面を押さえる押さえ片90と、当該押さえ片90を押し込んだ状態の操作部7の上面と略同じ高さに支持する脚部91と、脚部91を支持部52の上面へ留めるピン92とを備える。脚部91と共に押さえ片90は、上記ピン90を中心に支持部52に対し回転することができる。操作部7を使用しないときや操作部7を親指で押し込んでそのまま吹付けを行うときは、押さえ片90を操作部7から離し(図9(A)(B))、親指を使わずに押し込んだ状態に操作部7を維持する際には、押さえ片90を回転させて下がっている操作部7の上に配置させて、操作部7の上昇を阻止すればよい(図9(C)(D))。
図1〜図7へ示す実施の形態では、操作部7を押しボタンとした。この他、操作部7をダイヤルとし、第2伝達機構12は、シャフト12aと、上記ラック12bに代えシャフト12aの下端側に設けられたウォームギヤ12hと、上記ピニオン12cに代えウォームギヤ12hと噛み合うウォームホイール12iとを備えるものとしても実施できる(図8)。この場合、シャフト12aは握り部51内へ回転可能に設けられており、ダイヤルである操作部7を親指で回転させることにより、シャフト12aを回転させることができる。シャフト12aの上記回転により、ウォームギヤ12hに噛み合うウォームホイール12iが回転する。
上記ウォームホイール12iは、上記ピニオン12cに代えて上記軸ピン12dへ取り付けられており、シャフト12aの上記回転により、軸ピン12dを回転させることができる。
また第1伝達機構11について、図示したリンク部材の組み合わせに限定するものではなく、リンク部材の形状や数は必要に応じて変更することができる。また、第1伝達機構は、リンク部材をリンクして構築した上記のリンク構造にするものではなく、周知の他の動作伝達構造を採用して実施することもできる。また、リンク構造と上記周知の他の動作伝達構造を組み合わせて第1伝達機構11を構成するものとしてもよい。
更に第2伝達機構12についても、上記のラック・ピニオン、ウォームギヤ・ウォームホイール、傘歯車の組み合わせに限定するものではなく、周知の他の動作伝達構造を採用して実施することもできる。また上記のラック・ピニオン、ウォームギヤ・ウォームホイール、傘歯車の組み合わせの少なくとも何れかと、上記他の動作伝達構造を組み合わせて実施することもできる。
図8へ示す実施の形態においてシャフト12aを握り部51に対し上下へ移動可能なものとする必要はない。
図8へ示す例では、第2伝達機構12に関し、上記の通りラック12bに代えてウォームギヤ12hを備える点及びピニオン12cに代えウォームホイール12iを備える点以外図1〜7へ示す例と変更はない。即ち図8へ示す例において、軸ピン12d、伝達歯車12e、副伝達歯車12f、軸棒12gといった構成については図2へ示したものと変更はない。
上記構成を採る図8の吹付けガン1にあっては、操作部7の回転により、調整弁41の弁体43の位置を調整することができる。
図8へ示す実施の形態において、上記ウォームギヤ12hとウォームホイール12iに代え、一対の傘歯車を採用して実施することも可能である。
尚、図8へ示す実施の形態において、特に言及しない事項については、図1〜図7へ示す実施の形態と同様である。
更に引き金6は、図1〜図7へ示す例では、引き金6は、支持部52へ取り付けるものとした。この他引き金6は握り部5や収容部2へ取り付けるものとしても実施できる。また、引き金6は人差し指のみ掛けるように形成してもよいが、人差し指と共に或いは人差し指とは別に中指などの他の指を掛けることができるように形成し又は配置してもよい。例えば引き金6を人差し指、中指、薬指、小指の四指を掛けることができるレバーとして形成してもよい。
図示した実施の形態では、ギヤボックス8は、支持部材80にて副支持部53へ固定されているが、この他ギヤボックス8を、副支持部53へ固定せず握り部51の下端側へ固定するものとしてもよい。また、ギヤボックス8は握り部51と一体に形成して実施することもできる。
また収容部2と蓋23の上記係止部24と被係止部25について、図1及び図2へ示したもの以外に、係止部24と被係止部25のうち、一方を雄螺子とし他の一方を雌螺子として、収容部2へ蓋23をねじ込むことにより蓋23を収容2部へ取り付けるものとしても実施できる。この他、蓋23はヒンジを介して投入口20を開閉自在に収容部2へ取り付けられたものとしてもよい。上記の通りヒンジを介して蓋23を取り付ける場合、係止部24と被係止部25のうち、一方をバックルなどの留め具とし、他の一方を当該留め具を引っ掛ける受け具とすることで投入口20を閉鎖した状態に蓋23を固定することができる。
1 吹付けガン
2 収容部
3 ノズル
4 接続部
5 把手
6 引き金
7 操作部
8 ギヤボックス
9 留め部材
11 第1伝達機構
11a 作動杆
11b 第1リンク部材
11c 第2リンク部材
11d 被案内部
11e 第1ピン
11f 第2ピン
11g 第3ピン
12 第2伝達機構
12a シャフト
12b ラック
12c ピニオン
12d 軸ピン
12e 伝達歯車
12f 副伝達歯車
12g 軸棒
12h ウォームギヤ
12i ウォームホイール
20 (収容部2の)投入口
21 (収容部2の)連絡口
22 (連絡口21の)栓
23 (投入口20の)蓋
23a(蓋23の)取手
24 (収容部2の)係止部
25 (蓋23の)被係止部
25a(溝である被係止部25が設けられた)ガイド用片
25b(溝である被係止部25の)一端
25c(溝である被係止部25の)他の一端
26 (収容部2の)機構収容部
26a(機構収容部26の)リンク支持部
26b(リンク支持部26aの)案内部
30 ノズル本体
30a(ノズル本体30先端の)噴射口
30b(ノズル本体30後端の)挿入口
30c(挿入口30bの外側へ装着される)蝶ナット
31 気体供給パイプ
31a(気体供給パイブ31先端の)口
32 (ノズル本体30上部の)接続筒部
41 調整弁
42 穴
43 弁体
44 ネジ穴
51 (把手5の)握り部
52 (把手5の)支持部
53 (把手5の)副支持部
54 (支持部52の)シュラウド部
60 (引き金6の)軸
61 (引き金6の)搖動部
62 弾性体
71 弾性部材
90 押さえ片
91 脚部
92 ピン
h ホース
t 塗装材

Claims (5)

  1. 塗装材を投入することができる投入口を備えた塗装材の収容部と、圧縮された気体の供給を受けて前記収容部内の塗装材を噴射するノズルと、前記ノズルへの前記収容部内の塗装材の移動を遮断する栓と、把手と、供給する前記気体の圧力を調整する調整弁とを備え、前記栓を開くことにより前記ノズルへ前記塗装材を供給することができ、前記把手を掴むことにて手持ちで塗装材を吹き付けることができる塗装材の吹付けガンにおいて、
    前記把手を掴んだ片手にて前記栓の開閉操作が行える引き金と、前記把手を掴んだ片手にて前記調整弁の操作を行うことができる操作部とを備えた塗装材の吹付けガン。
  2. 前記引き金は前記把手を掴んだ手の少なくとも人差し指を掛けることができる位置に配置され、前記操作部は前記把手を掴んだ手の親指で操作することができる位置に配置され、
    前記引き金と前記栓との間には前記引き金の動作を前記栓に伝達する第1伝達機構が介され、前記操作部と前記調整弁との間には前記操作部の動作を前記調整弁へ伝達する第2伝達機構が介されたことを特徴とする請求項1記載の塗装材の吹付けガン。
  3. 前記ノズルに連絡する接続部を備え、
    前記接続部には、コンプレッサから圧縮された気体を供給する管が接続され、
    前記接続部には、コンプレッサから送られて来る前記気体の圧力を調整する前記調整弁が設けられ、前記調整弁は、前記接続部へねじ込まれた弁体を備え、前記接続部に対し回転させることにて前記弁体を変位させ前記ノズルへ送る前記気体の圧力を調整することができ、
    前記弁体へ直接又は間接的にピニオンが設けられ、
    前記収容部は、上端に前記投入口を備え下端側に前記ノズルが設けられたホッパであり、
    前記把手は、掴むことができる握り部と、前記握り部を支持する支持部とを備え、
    前記握り部は、前記収容部の外側面に沿って上下に伸びる部材であり、
    前記握り部は中空の部材であり、前記握り部の内部空間には上下に変位できるシャフトが備えられ、前記シャフトの下端側には前記ピニオンと噛み合うラックが設けられ、
    前記支持部は、前記握り部と前記収容部の外側面との間に介され、前記握り部を前記収容部へ間隔を開けて固定するものであり、
    前記第2伝達機構は、前記シャフトと前記ラックと前記ピニオンとを主要部として含むものであり、
    前記操作部は押しボタンであり、押しボタンである前記操作部は、前記握り部の上端に設けられ、前記握り部を掴む手の親指で押し込むことができ、当該押し込みにて前記シャフトを下方へ変位させることができ、
    前記シャフトの変位にてピニオンを備える前記弁体を回転させることができ、
    前記引き金は前記支持部又は前記握り部へ設けられ、
    前記引き金は、前記操作部の下方であって前記握り部と前記収容部との間に配置され、
    前記引き金は、前記第1伝達機構を構成する1つ又は複数のリンクを介して前記栓に接続されており、前記リンクは前記引き金の動作を前記栓へ伝えて前記栓を作動させるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の塗装材の吹付けガン。
  4. 前記ノズルに連絡する接続部を備え、
    前記接続部には、コンプレッサから圧縮された気体を供給する管が接続され、
    前記接続部には、コンプレッサから送られて来る前記気体の圧力を調整する前記調整弁が設けられ、前記調整弁は、前記接続部へねじ込まれた弁体を備え、前記接続部に対し回転させることにて前記弁体を変位させ前記ノズルへ送る前記気体の圧力を調整することができ、
    前記弁体へ直接又は間接的に第1歯車が設けられ、
    前記収容部は、上端に前記投入口を備え下端側に前記ノズルが設けられたホッパであり、
    前記把手は、掴むことができる握り部と、前記握り部を支持する支持部とを備え、
    前記握り部は、前記収容部の外側面に沿って上下に伸びる部材であり、
    前記握り部は中空の部材であり、前記握り部の内部空間には回転可能なシャフトが備えられ、前記シャフトの下端側には前記第1歯車と噛み合う第2歯車が設けられ、
    前記支持部は、前記握り部と前記収容部の外側面との間に介され、前記握り部を前記収容部へ間隔を開けて固定するものであり、
    前記第2伝達機構は、前記シャフトと前記第1歯車と前記第2歯車とを主要部として含むものであり、
    前記操作部はダイヤルであり、ダイヤルである前記操作部は、前記握り部の上端に設けられ、前記握り部を掴む手の親指で回転させることができ、当該回転にて前記第1歯車へ噛み合う前記第2歯車を備えた前記弁体を回転させることができ、
    前記引き金は前記支持部又は前記握り部へ設けられ、
    前記引き金は、前記操作部の下方であって前記握り部と前記収容部との間に配置され、
    前記引き金は、前記第1伝達機構を構成する1つ又は複数のリンクを介して前記栓に接続されており、前記リンクは前記引き金の動作を前記栓へ伝えて前記栓を作動させるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の塗装材の吹付けガン。
  5. 前記収容部には、前記収容部と別体に形成された蓋が備えられ、
    前記収容部には係止部が設けられ、前記蓋には係止部に係止される被係止部が設けられ、
    前記被係止部は、前記蓋の外周の2箇所以上に設けられ、前記各被係止部同士は、前記蓋の外周の周方向について異なる位置に設けられ、
    前記係止部は、前記収容部において少なくとも前記蓋の前記被係止部の夫々と対応する位置に設けられ、
    前記投入口へ前記蓋を配置して前記収容部に対し前記蓋を回転させることにより前記係止部へ被係止部を係止し、前記蓋を更に同一方向へ回転させることにより或いは逆転させることにより前記係止を解除することができる請求項1乃至4の何れかに記載の塗装材の吹付けガン。
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