JP2021000291A - 歯科用医療装置 - Google Patents

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浩伸 貴嶋
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浩伸 貴嶋
拓揮 阿久津
Hiroki Akutsu
拓揮 阿久津
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Abstract

【課題】ペダルの操作に対応して、正しく切削用モータを制御できる医療装置を提供する。【解決手段】歯科用医療装置200において、本体230と、ハンドピース210と、ハンドピースの駆動源となる切削用モータ220と、切削用モータの回転速度を調整するフットコントローラ240を備える。フットコントローラは、切削用モータの回転速度を調整するメインペダルを備え、メインペダルが踏み込まれた量に対応する信号を前記本体に出力する。本体は、フットコントローラから出力された信号に基づき、切削用モータを駆動する本体制御部を備える。本体制御部は、メインペダルが踏み込まれていない状態では、切削用モータは停止した状態とし、メインペダルが最も踏み込まれている状態では切削用モータは設定された最高回転数で駆動するように制御し、メインペダルの踏み始めの領域に、踏み込み量が変化しても前記切削用モータが回転しない領域を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、歯牙等を切削する歯科用医療装置(以下、医療装置)に関するものである。
従来から、歯牙等を切削する医療装置において、ハンドピースの駆動源となる切削用モータの回転速度を調整するフットコントローラを備えたものがある。この様な医療装置は、フットコントローラに備えられたペダルの踏み込み量が大きくなるにつれて、切削用モータの回転速度が増えるように制御を行う。(例えば、特許文献1)。
特開平10−127660号公報
特許文献1に記載の医療装置は、公差や製造時の誤差や、経年劣化や使用に伴う変形により、ペダルの踏み込み量が意図しない量となることがある。ペダルの踏み込み量が、意図しない量の場合、術者が望む切削用モータの回転速度に調整することが難しくなったり、意図しない切削用モータの動きが生じるという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、公差や製造時の誤差や経年劣化や使用に伴う変形により、ペダルの踏み込み量が意図しない量となっても、ペダルの踏み込み操作に対して、正しく切削用モータの回転数を制御できる医療装置を提供することと、切削用モータの意図しない動きを低減することを目的とする。
課題を解決するためには、歯科用医療装置において、本体と、ハンドピースと、ハンドピースの駆動源となる切削用モータと、切削用モータの回転速度を調整するフットコントローラを備え、フットコントローラは、切削用モータの回転速度を調整するメインペダルを備え、メインペダルが踏み込まれた量に対応する信号を前記本体に出力し、本体は、フットコントローラから出力された信号に基づき、切削用モータを駆動する本体制御部を備え、本体制御部は、メインペダルが踏み込まれていない状態では、切削用モータは停止した状態とし、メインペダルが最も踏み込まれている状態では切削用モータは設定された最高回転数で駆動するように制御し、メインペダルの踏み始めの領域に、踏み込み量が変化しても前記切削用モータが回転しない領域を備えるように構成すればよい。
また、同様の構成の歯科用医療装置において、メインペダルの最大の踏み込み量に近づく踏み終わりの領域に、前記切削用モータが最高回転数のままとなる領域を備えるように構成すれば良い。
本発明によれば、ペダルの踏み込み操作に対して、正しく切削用モータの回転数を制御できる医療装置を提供することとが可能となる。また、切削用モータの意図しない動きを低減することが可能な医療装置を提供することができる。
医療装置を示す図 医療装置の本体のブロック図 (a)フットコントローラの斜視図 (b)フットコントローラからペダルを外した状態の斜視図 フットコントローラのブロック図 図3(a)に示すX−X位置の断面の模式図であって、(a)第1ペダルが踏まれる前の状態 (b)第1ペダルが踏まれた状態 フットコントローラを上方向から見た平面図 切削用モータを駆動する場合の動作を示すフローチャート フットコントローラの待機状態の動作を示すフローチャート (a)フットコントローラ電源部の電圧の変化を示すグラフ (b)フットコントローラ制御部のマイコンやホールセンサに供給される電圧の変化を示すグラフ フットコントローラ電源部の電力残量表示の動作を示すフローチャート (a)第1ペダルの踏み込み量に対する第1ホールセンサの出力電圧の変化を示すグラフ (b)第1ペダルの踏み込み量に対する切削用モータの回転数の変化を示すグラフ キャリブレーションモードの動作を示すフローチャート
以下、発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、図2を参照して、医療装置200を説明する。
医療装置200は、ハンドピース210と切削用モータ220と本体230とフットコントローラ240から構成される。
ハンドピース210は、先端側に位置するヘッド部211に様々な種類の切削工具212(以下、工具212)を保持することができる。工具212は、例えば、回転することで歯牙や歯槽骨を切削する工具等である。また、ハンドピース210の後端には、切削用モータ220が接続する。
術者は、この様に構成されたハンドピース210を手に持って患部に対して治療作業を行う。
切削用モータ220は、出力軸側をハンドピース210の後端に接続して、本体制御部231により制御される。
本実施の形態において、切削用モータ220は、U相、V相、W相からなる3相のコイルを有するステータと、各コイルに対向してコイルが発生する磁界に作用して出力軸と共に回転するマグネットを有するロータを備えた3相ブラシレスモータである。本実施の形態における切削用モータ220の駆動方式は、PWM(Pulse Width Modulation)駆動である。
この様に構成される切削用モータ220は、出力軸から出力される回転トルクが、ヘッド部211に保持される工具212を回転駆動する駆動源となる。つまり、切削用モータ220は、ハンドピース210の駆動源である。
(本体)
本体230の外殻は、合成樹脂により形成された筺体230aである。
筺体230aの前面には、本体操作部233と本体表示部234が設けられている。本体操作部223は、本体表示部234の右側及び左側に位置する。
筺体230aの側面には、注水ポンプ237が設けられている。注水ポンプは237は、後述する注水パック239が保持する水を患部に対して注水する為に、注水チューブ239b内の水を送り出すポンプである。
この注水ポンプ237は、注水ポンプモータ237aでポンプロータを回転させ、回転するポンプロータでチューブを押して水を送り出すチューブポンプである。
本体230には、注水パック支持体239aが設けられる。注水パック支持体239aは棒状の部材であり、注水パック239を吊るすものである。この注水パック支持体239aは、筺体230aの注水ポンプ237が位置する側に形成された支持開口230bに挿入されて立てられる。
注水パック支持体239aの位置は、注水ポンプ237の近くになる。つまり、注水パック支持体239は、注水ポンプ237が位置する側面側に位置する。本実施の形態では、注水パック支持体239と注水ポンプ237は、本体230に向かって右側の領域に配置されている。
注水パック239は、患部に注水する水を保持する袋状のものである。内部には、患部を治療している間、患部に対して注水する水である生理食塩水が保持されている。
注水パック239から伸びる注水チューブ239bは、注水ポンプ237を経て、ハンドピース220のヘッド部211に接続する。ヘッド部211には、注水チューブ239bが接続する接続管211aが設けられている。
接続管211aは、ヘッド部211の内部に連通している。この接続管211aに注水チューブ239bが接続することで、注水チューブ239bを流れてきた水がヘッド211の内部を通り、工具212の先端へと注水することが可能な状態となる。
更に、筺体230aの内部には、本体制御部231と、切削用モータ駆動部232と、本体通信部235と、本体電源部236と、切削用モータ220の状態等を検出する検出部(図示せず)と、注水ポンプモータ237aと、注水ポンプモータ駆動部238が設けられている。
切削用モータ駆動部232と注水ポンプモータ駆動部238と本体操作部233と本体表示部234と本体通信部235と検出部は、本体制御部231に制御される。また、本体操作部233と本体通信部235と検出部は、本体制御部231に対して出力を行う。
尚、本体制御部231と、切削用モータ駆動部232と、本体通信部235と、切削用モータ220の状態等を検出する切削用モータ220の検出部と、注水ポンプモータ駆動部238は、本体制御基板221に実装又は接続している。
本体制御部231は、マイクロコンピュータ(マイコン)と記憶手段であるメモリを備える。そして、本体制御部231は、このメモリに記憶されている制御プログラムや各部が出力した情報に基づき、切削用モータ駆動部232と本体操作部233と本体表示部234と本体通信部235と注水ポンプモータ駆動部238を制御する。
切削用モータ駆動部232は、本体制御部231に制御されて、切削用モータ220に駆動電圧を入力して、切削用モータ220を回転駆動する。注水ポンプモータ駆動部238は、本体制御部231に制御されて、注水ポンプモータ237aに駆動電圧を入力して、注水ポンプモータ237aを回転駆動する。
本体操作部233は、術者が操作する主電源スイッチや設定・選択ボタンを備える。主電源スイッチは、本体230の電源をON又はOFFするスイッチである。設定・選択ボタンは、切削用モータ220の動作モードや回転速度や駆動トルク等の制御に必要な駆動条件の設定を行うボタンである。
術者は、本体操作部233に設けられた設定・選択ボタンを操作して、使用条件の設定入力や医療装置200の各種メンテナンスを行うことができる。これらのボタンを操作することによる出力は、本体制御部231に入力される。
本体表示部234は、本体制御部231に制御されて、本体制御部231のメモリに記憶されている切削用モータ220の各種駆動条件や、使用中の切削用モータ220の状態や、フットコントローラ240の情報や、医療装置200以外の装置から入力された情報を表示する。
本体通信部235は、本体制御部231に制御されて、フットコントローラ240や外部の装置と無線通信を行うものであり、入力された情報は本体制御部231に入力される。また、本体230から出力される情報も、本体通信部235により、フットコントローラ240や外部の装置に送信される。
本体電源部236は、外部の交流電力に接続することで、本体制御部231や医療装置200の各部に電力を供給する。尚、本実施の形態において本体電源部236は、交流電圧を整流して変圧するスイッチング電源部が用いられている。
また、本体制御部231には、本体通信部232を介して通信によりフットコントローラ240が接続する。フットコントローラ240は、医療装置200の主電源が入った状態において、切削用モータ220の出力調整を行ったり、注水ポンプ237の注水量を調整したり、その他、各種設定を行う際に入力操作をするものである。
本体制御部231は、フットコントローラ240からの信号の有無を検出し、信号がある場合、入力された信号と駆動条件に基づき切削用モータ220を駆動したり、各種動作や設定をする。
(フットコントローラ)
次に、図3、図4、図5、図6を参照して、フットコントローラ240を説明する。
フットコントローラ240の外殻は、ペダル部241と、このペダル部241が取り付けられる台座部242から構成されている。
ペダル部241は、術者が足Fで踏むことで操作する部位となる第1ペダル241aと第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dを備える。
このように構成されたペダル部241は、術者に踏み込まれることで、取り付けられる台座部242に対して動く。
第1ペダル241aは、切削用モータ220の回転速度を調整するときに用いるメインペダルであり、他のペダルより大きく形成されている。第1ペダル241aが、他のペダルより大きく形成されている理由は、切削用モータ220の回転速度をコントロールする際、足Fをペダルに乗せやすく、踏み込む量を調整しやすくするためである。
フットコントローラ240は、メインペダルである第1ペダル241aが踏み込まれた量に応じた信号の出力を本体制御部231に行う。本体制御部231は、入力された信号や各種設定条件に基づき切削用モータ220を駆動する。
第2ペダル241bは、注水モータ237が行う注水の量を選択する操作を行うペダルである。第3ペダル241cは、医療装置200を動作させるプログラムの選択操作を行うペダルである。第4ペダル241dは、切削用モータ220の回転方向を変更する操作を行う為のペダルである。
第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは、比較的容易な入力操作を行う為のペダルであるサブペダルである。また、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは、第1ペダル241aより小さく構成されている。
次に、台座部242は、前側に対して後側が一段高く構成されている。つまり、台座部242は、前段242aと後段242bが形成された段状の部材である。また、図5に示すように、台座部242は、内部にフットコントローラ基板243とフットコントローラ電源部244を保持する内部空間242rを備える。この内部空間242rは、前段242aと後段242bの下方に位置する。
図3、図5を参照すると、台座部242の前段242aには、上方向に突出し左右方向に延びる支持体242cが設けられる。この支持体242cには、第1ペダル241aが軸支持されて設けられる。また、支持体242cの前側であって、第1ペダル241aと前段242aの間には、スプリング242dが設けられる。
このように第1ペダル241aを台座部242の前段242aに設けられているので、第1ペダル241aの前側を踏み込むと、第1ペダル241aは支持体242cに支持されている位置を軸にして前方に傾く様に動く(図5(b)の状態)。
第1ペダル241aを踏み込むことを止めると、第1ペダル241aはスプリング242dの弾性力で、前方に傾いた状態から踏み込む前の通常の状態に戻る(図5(a)の状態)。
尚、第1ペダル241aの下面には、第1ペダル241aが踏まれていない状態において、スプリング242dに押されて、第1ペダル241aが後側に傾きすぎないように動きを規制するストッパーを設けるとよい。
また、第1ペダル241aの下面であって、支持体242cにより後側の位置には、第1マグネット245aが設けられている。第1ペダル241aが踏み込まれていない状態において、第1マグネット245aは、台座部242に最も近づいた状態となる。つまり、第1ペダル241aが踏み込まれていない状態において、第1マグネット245aは、台座部242の内部空間242r側に最も近づいた状態となる。
そして、第1ペダル241aが踏み込まれることで、第1ペダル241aの後側が上がり、第1マグネット245aは台座部242から離れる。
次に、台座部242の後段242bには、左側から、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dが並んで設けられている。この第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dも第1ペダル241aと同様に、術者が踏み込むことで、一方向にペダルが傾くように台座部242に軸支持された状態で取り付けられている。
このように、台座部242の前側である前段242aにメインペダルとなる第1ペダル241aが設けられ、台座部242の後側である後段242bにサブペダルとなる第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dが左側から右側に向けてから並んで設けられている。
このように、第1ペダル241aが前側で、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dが後側に位置し、第1ペダル241aに対して第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは前後に隣接している。
尚、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは、第1ペダル241aとは異なる方向に傾くように、台座部242に取り付けられている。第2ペダル241bは、術者が踏み込むと左方向に傾く。また、第3ペダル241cは、術者が踏み込むと後方向に傾く。第4ペダル241dは、術者が踏み込むと右方向に傾く。いずれのペダルも、フットコントローラ240の外側へ向けて傾く。
このように、第1ペダル241aと第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは、踏み込まれることにより傾く方向が、それぞれ異なる方向となるように構成されている。このように、踏み込み操作による各ペダルの動く方向を異ならせることで、各ペダルの踏み間違えを低減することができる。
また、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dも、第1ペダル241aと同様に、それぞれ、第2マグネット245b,第3マグネット245c,第4マグネット245dが設けられている。
第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dにそれぞれ設けられた第2マグネット245bと第3マグネット245cと第4マグネット245dも、ペダルが踏み込まれていない状態において、台座部242に最も近づいた状態となる。
そして、ペダルが踏み込まれることとで、第2マグネット245bと第3マグネット245cと第4マグネット245dは、台座部242から離れる。
尚、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dの台座部242への取付構造、及び、第2マグネット245bと第3マグネット245cと第4マグネット245dの取付構造は、図示を省略する。
次に、図4、図5を参照して、台座部242の内部空間242rの各構成について説明する。
内部空間242rには、フットコントローラ基板243(以下、FC基板243)とフットコントローラ電源部244(以下、FC電源部244)が設けられている。
FC基板243には、フットコントローラ制御部243a(以下、FC制御部243a)とフットコントローラ通信部243b(以下、FC通信部234b)と第1ホールセンサ243cと第2ホールセンサ243dと第3ホールセンサ243eと第4ホールセンサ243fが実装されている。
FC制御部243aは、マイクロコンピュータ(マイコン)と記憶手段であるメモリを備え、メモリに記憶されている制御プログラムや各部が出力した情報に基づき、FC通信部243bを制御する。
FC通信部243bは、FC制御部243aに制御され、本体通信部235からの信号を受信してFC制御部243aに出力したり、本体通信部235へ向けて信号を送信したりする無線通信手段である。
第1ホールセンサ243cと第2ホールセンサ243dと第3ホールセンサ243eと第4ホールセンサ243fは、FC制御部243aに電気的に接続している。
第1ホールセンサ243cは、第1マグネット245aの磁力を検出するもので、磁力の影響により生じる出力電圧をFC制御部243aに出力する。
本実施の形態の場合、第1マグネット245aの下方向に第1ホールセンサ243cが位置しており、第1ホールセンサ243cは第1マグネット245aの磁力を検出することが可能な構成となっている。
尚、第1マグネット245aと第1ホールセンサ243cの間には、台座部242を構成する壁が介在することで仕切られているが、この仕切りとなる部分は、第1マグネット245aの磁力が第1ホールセンサ243cに届く程度の厚さである。また、台座部242に開口を形成して、第1ホールセンサ243に、第1マグネット245aの磁力が届きやすくなるように構成してもよい。
同様に、第2ホールセンサ243dは、第2マグネット245bの磁力を検出するもので、磁力の影響により生じる出力電圧をFC制御部243aに出力する。
同様に、第3ホールセンサ243eは、第3マグネット245cの磁力を検出するもので、磁力の影響により生じる出力電圧をFC制御部243aに出力する。
同様に、第4ホールセンサ243fは、第4マグネット245dの磁力を検出するもので、磁力の影響により生じる出力電圧をFC制御部243aに出力する。
FC制御部243aは、第1〜第4の各ホールセンサ243c,243d,243e,243fが出力する出力電圧をデジタル変換して、FC通信部243bから本体通信部235に向けて出力する。
FC電源部244は、FC制御部243aや各ホールセンサやFC通信部243bに電力を供給する駆動電力源であり、乾電池などの1次電池や2次電池が用いられる。つまり、フットコントローラ240は、外部の商用電源から電力の供給を受けることなく、内部に保持する電池で駆動する。
図5、図6を参照すると、この様に各部が構成されたFC基板243は、上方向から見て、メインペダルである第1ペダル241aと、サブペダルである第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dに上下に重なるように配置されている。また、FC基板243は、1枚の基板で構成されている。
また、第1ペダル241aは、術者が踏み込むと前側に傾き、第1マグネット245aがFC基板243上の第1ホールセンサ243aから離れるように動く。
第2ペダル241bは、術者が踏み込むと左方向に傾き、第2マグネット245bがFC基板243上の第2ホールセンサ243bから離れるように動く。
第3ペダル241cは、術者が踏み込むと後方向に傾くき、第3マグネット245cがFC基板243上の第3ホールセンサ243cから離れるように動く。
第4ペダル241dは、術者が踏み込むと右方向に傾き、第4マグネット245dがFC基板243上の第4ホールセンサ243dから離れるように動く。
つまり、第1ペダル241aと第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dは、フットコントローラ240の外側に向けて傾斜するように動くことで、ホールセンサに対するマグネットの位置が変化する。
このように、本実施の形態のフットコントローラ240は、術者が踏み込んだ際に、それぞれのマグネット245a,245b,245c,245dが、ホールセンサ243a,243b,243c,243dから離れる方向で位置が変化する。
従って、各ホールセンサ243a,243b,243c,243dの出力電圧は、各ペダル241a,241b,241c,241dが踏み込まれていない状態で最大となり、各ペダル241a,241b,241c,241dが踏み込まれることで、その踏み込み量に応じて減少することになる。
このように、各ホールセンサ243a,243b,243c,243dは、マグネット245a,245b,245c,245dと組み合わせて用いることで、各ペダルの踏み込まれた状況に応じて出力電圧が変化する。この出力電圧を監視することで、ペダルの動きを推定することができる。
つまり、各ホールセンサ243a,243b,243c,243dは、各マグネット245a,245b,245c,245dの磁力を検出することで各ペダル241a,241b,241c,241dの踏み込まれた時の動きを検出するペダル動作検出手段としての役割を果たす。
また、図6を参照すると、術者は、フットコントローラ240に対して操作する際に、第1ペダル241aは前側部分241a1、第2ペダル241bは左側部分241b1、第3ペダル241cは後側部分241c1、第4ペダル241dは右側部分241d1を踏むことになる。
これは、踏み込み操作の際に、第1ペダル241aと第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dを、フットコントローラ240の外側に向けて傾斜するように動かすための踏む位置となる。
また、FC基板243は、各ペダルの踏み込む部分である前側部分241a1と左側部分241b1と後側部分241c1と右側部分241d1より、フットコントローラ240の内側に位置している。
つまり、フットコントローラ240において、FC基板243が位置する部分より外側の部分を踏み込み操作することになり、踏まれる位置である前側部分241a1と左側部分241b1と後側部分241c1と右側部分241d1が、FC基板243と上下方向に重ならない。つまり、これらの踏まれる位置は、FC基板243の外側の位置となる。
従って、フットコントローラ240において、FC基板243が位置している部分には、術者が踏み込んだ時の力が、作用しにくい構成となっている。
尚、図6において、各ペダル241a,241b,241c,241dにそれぞれ示された前側部分241a1と左側部分241b1と後側部分241c1と右側部分241d1は、術者が操作の際に主に踏み込む領域を示す。また、フットコントローラ240において点線で示す部分は、台座部242の内部に設けられたFC基板243を示す。
この様に構成されたフットコントローラ240は、図5に示すように、床面などの設置位置Gに置いて用いられる。
以上の様に各部を構成された医療装置200は、次のように動作する。尚、ここでは、医療装置200に電源を入れてから切削用モータ220を駆動する場合の基本的な動作を説明する。図7は、切削用モータ220を駆動する場合の基本的な動作を示すフローチャートである。
図7を参照すると、術者が本体操作部233に設けられた電源スイッチを操作することで、本体230の電源が投入(電源ON)され、本体制御部231が動作することで、本体230の各部が予め記憶されたアルゴリズムで立ち上がり、ステップS1に移行する。
ステップS1において本体制御部231は、本体表示部234を駆動して、フットコントローラ240の第1ペダル241aの操作を促す表示を行いステップS2に移行する。
このステップS1は、フットコントローラ240と本体230が、無線通信で接続するために、術者に対してフットコントローラ240の操作を促す処理である。フットコントローラ240が本体230と接続することで、フットコントローラ240を使用することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、本体230とフットコントローラ240の接続の為の操作は、第1ペダル241aで行うが、その他のペダルを操作することで行ってもよい。
ステップS2において本体制御部231は、フットコントローラ240が送信する第1ペダル241aの動作信号を本体通信部235が受信し、入力されたか否かを判断する。第1ペダル241aの動作信号を受信した場合、ステップS3に移行する。この第1ペダル241aの動作信号の受信しなければ、ステップS2の処理を繰り返す。
尚、第1ペダル241aの動作信号とは、第1ホールセンサ243cと第1ペダル241aに設けられた第1マグネット245aの距離に応じて出力される第1ホールセンサ243cの出力電圧をデジタル変換して、FC通信部243bから本体通信部235に向けて出力した信号である。
この第1ホールセンサ243cの出力電圧は、術者の第1ペダル241aの踏み込み量で変化する。本実施の形態の場合、第1ペダル241aが踏み込まれていない時、つまり踏み込み量が0のとき、第1ホールセンサ243cと第1マグネット245aの距離が最も近いので、第1ホールセンサ243の出力電圧は最大となる。
そして、踏み込み量がが増えるに従い、第1ホールセンサ243cと第1マグネット245aの距離が遠くなるので、第1ホールセンサ243の出力電圧は減少していく。
ステップS2において本体制御部231は、第1ペダル241aが踏み込まれた時に出力される出力電圧をデジタル変換した信号が、フットコントローラ240から入力された場合、第1ペダルの動作信号を受信したと判断する。
ステップS3において本体制御部231は、フットコントローラ240と本体230との間の無線通信による接続処理を行いステップS4に移行する。これにより、フットコントローラ240を操作することにより発信される信号に基づき、本体制御部231は、各種動作や設定を行うことができ状態となる。
また、本体制御部231は、フットコントローラ240との接続処理を行った後、本体通信部235を駆動して、本体230とフットコントローラ240が接続状態であることを示す接続信号を、フットコントローラ240に向けて発信する。
更に、ステップS3の処理が完了した時点で、ステップS1で行った表示を消して、新たに、フットコントローラ240と本体230とが、無線通信による接続状態である旨の表示を行ってもよい。
ステップS4において本体制御部231は、フットコントローラ240からの第1ペダル241aの動作信号を本体通信部235が受信し、入力されたか否かを判断する。第1ペダル241aの動作信号を受信した場合、ステップS5に移行する。この第1ペダル241aの動作信号の受信しなければ、ステップS4の処理を繰り返す。
ステップS5において本体制御部231は、受信した第1ペダル241aの動作信号と、別途行われた切削用モータ220の駆動条件に基づき、切削用モータ駆動部232を制御して、切削用駆動モータ220を回転駆動し、ステップS6に移行する。
尚、ステップS5において、注水機能を使用するように設定されている場合、本体制御部231は、切削用モータ220の駆動と同時に、注水ポンプ駆動部232を制御して注水ポンプモータ237aを動作させる。
ステップS6において本体制御部231は、本体操作部233から電源を切る信号が入力されたか否かを判断する。本体操作部233から電源を切る信号が入力された場合、ステップS7に移行する。本体操作部233から電源を切る信号が入力されていない場合、ステップS4に移行する。そして、ステップS7において本体制御部231は、本体230の電源を切る処理を行い、処理を終了する。
(フットコントローラの待機モード)
ここで、フットコントローラ240は、各ペダルが操作されずに一定時間以上経過した場合や本体230の電源が切られた場合は、待機状態となる。
待機状態とは、一部の入力のみ検出可能な状態にして、使用する電力を最小限にした状態である。これにより、フットコントローラ240は、使用されていない時に、消費電力を抑えると共に、迅速に本体230と接続可能な状態となっている。
本実施の形態の場合、待機状態とは、次で説明する通り、フットコントローラ電源部244から電力を供給するホールセンサの数を、通常の使用状態から減らした状態にすることである。通常の使用状態とは、フットコントローラ240を用いて切削用モータ220を動作させたり、各種設定を行うことができる状態である。
フットコントローラ240が待機状態の時は、第2ペダル241bと共に動く第2マグネット245bの磁力を検出する第2ホールセンサ243bと、第3ペダル241cと共に動く第3マグネット245cの磁力を検出する第3ホールセンサ243cと、第4ペダル241dと共に動く第4マグネット245dの磁力を検出する第4ホールセンサ243dには、電力が供給されず検出機能を停止した状態となる。
つまり、フットコントローラ240が待機状態の時は、サブペダルである第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dの動きに伴う入力が停止した状態となっている。言い換えると、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dのペダル動作検出手段が停止している状態である。
そして、第1ペダル241aと共に動く第1マグネット245aの磁力を検出する第1ホールセンサ243aのみに、電力が供給される状態となっている。つまり、第1ホールセンサ243aの出力電圧のみ、FC制御部243aは検出可能な状態となっている。
これにより、FC制御部243aは、第1ペダル241aが踏み込まれることで、この動きを検出可能である。
言い換えると、各ペダルの動きを検出する為の複数のホールセンサの内、1つだけ動作している状態にして、他のホールセンサの動作を停止した状態となっている。これにより、動作させておくホールセンサを減らして、消費電力を抑えている。
尚、本実施の形態の場合、第1ホールセンサ243aのみ、動作した状態としているが、通常の使用状態と比べて、電力が供給されるホールセンサの数がさせた制御が行われれば、待機状態と考えて良い。
また、待機状態において、第1ホールセンサ243aへ供給される電力は、一定の時間当たりの電力供給時間が、通常の使用時と比べて短くなっている。つまり、電力が供給される時間の間隔が、通常の使用時と比べて待機状態は長くなっている。
例えば、通常の使用時は、5[msec]ごとに1[μsec]の間、第1ホールセンサ243aに電力を供給にする。これに対して、待機状態の時は、25[msec]ごとに1[μsec]の間、第1ホールセンサ243aに電力を供給する。この様に、待機状態の時の電力供給時間を減らすことにより、第1ホールセンサ243aの駆動時間を限定して、使用する電力を低減している。
尚、通常の使用時とは、フットコントローラ240と本体230が無線接続して、フットコントローラ240を用いて、各種設定や切削用モータ220の操作を行うことが可能な状態をいう。また、一例として挙げた上記の第1ホールセンサ243aに電力を供給する時間の間隔の長さは、使用状況や製品の使用によって設定される。
図8は、フットコントローラ240の待機状態の動作を示すフローチャートである。待機状態においてFC制御部243aは、図8に示す制御フローの動作を行うことで、待機状態から本体230と接続する通常の使用時の状態へと、フットコントローラ240の制御状態を切り替える。
図8を参照すると、フットコントローラ240が待機状態においてFC制御部243aは、第1ホールセンサ243cの出力電圧を監視して、出力電圧が変化したか否かを判断する。
ステップS11においてFC制御部243aは、第1ホールセンサ243cの出力電圧が変化したと判断した場合、ステップS12に移行し、出力電圧が変化していないと判断した場合は、このステップを再度行う。
本実施の形態の場合、第1ペダル241aが操作されると第1マグネット245aが第1ホールセンサ243cから離れる。従って、FC制御部243aはステップS11において、第1ホールセンサ243cから入力される出力電圧の値が低下した場合、出力電圧が変化したと判断する。
次に、ステップS12においてFC制御部243aは、第1ペダル241aの動作信号を、FC通信部243bを駆動して本体230に送信し、ステップS13に移行する。
ステップS13においてFC制御部243aは、本体230から送信された接続信号を受信したか否かを判断する。接続信号を受信した場合はステップS14に移行し、接続信号を受信しない場合はステップS11に移行する。
このステップS13は、本体230とフットコントローラ240が接続状態であるか否かを確認するステップである。
次に、ステップS14においてFC制御部243aは、第2ホールセンサ243dと第3ホールセンサ243eと第4ホールセンサ243fを起動してステップS15に移行する。
これにより、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dの動きに応じて、第2ホールセンサ243dと第3ホールセンサ243eと第4ホールセンサ243fの出力電圧が変化し、この変化をFC制御部243aが捉えることができる。
従って、第2ペダル241bと第3ペダル241cと第4ペダル241dを踏み込み操作して、各種設定や操作を行うことができるようになる。つまり、フットコントローラ240は通常の使用状態となる。
次に、ステップS15においてFC制御部243aは、第1ホールセンサ243cか第2ホールセンサ243dか第3ホールセンサ243eか第4ホールセンサ243fのいずれかのホールセンサからの最後の入力から、所定時間T以上、経過したか否かを判断する。つまり、術者がいずれかのペダルを最後に操作してから、所定時間T以上経過したかを判断する。
FC制御部243aは、いずれかのホールセンサからの入力から所定時間T以上経過している場合は、ステップS17に移行し、経過していなければステップS16に移行する。そして、ステップS16においてFC制御部243aは、本体230の電源がOFFされたか否かを判断する。FC制御部243aは、本体230の電源がOFFされていると判断すれば、ステップS17に移行し、OFFされていないと判断すれば、ステップS15に移行する。
FC制御部243aはステップS17において、フットコントローラ240の制御を待機状態に変更して、ステップS11に移行する。
ここで、ステップS16においてFC制御部243aは、本体から一定の間隔で送信される接続信号の有無で、本体230の電源が入っているか切れいているかを判断する。
また、所定時間Tとは、術者が医療装置200の使用を止めたと判断できる時間に設定される。例えば、通常の使用の形態であれば、約10分に設定されている。尚、この所定時間Tの長さを、術者が設定できるようにしてもよい。
(フットコントローラの待機モードの効果)
以上の様に、フットコントローラ240が使用されていない状態の時は、メインペダルの動作だけを監視して消費電力を低減する待機状態にすることができるので、FC電源部244の蓄電力をより長く持たせることができる。
また、術者が所定時間T以上、操作を行わない場合、自動的に待機状態になるように構成されているので、無駄な待機電力を低減することが可能となる。
特に、メカニカルスイッチを用いずにホールセンサを用いて電気的に各ペダルの動きを検出し、1次電池や2次電池で駆動する本実施の形態のフットコントローラ240に上記の待機状態の機能を用いることで、消費電力の削減や電池の寿命の効果を大きく期待することができる。
(フットコントローラの電池残量表示)
次に、医療装置200は、フットコントローラ240の各部の駆動電源であるFC電源部244の電力の残量表示を行っている。図9と図10を参照して、フットコントローラ240の電池の残量表示制御について説明する。
図9(a)は、フットコントローラ電源部の電圧の変化を示すグラフである。図9(b)は、フットコントローラ制御部243aのマイコンやホールセンサに供給される電圧の変化を示すグラフである。いずれのグラフも、横軸を使用開始からの経過時間、縦軸を電圧とする。
図10は、フットコントローラ電源部の電力残量表示の動作を示すフローチャートである。
FC制御部243aを構成する電子回路には、電圧制御手段であるレギュレータが備えられている。レギュレータは、FC電源部244からの入力電圧が、マイコンやペダル動作検出手段であるホールセンサに供給するのに適切な電圧より高い場合、この電圧を適切な電圧に減圧する。
これにより、FC制御部243aのマイコンや第1ホールセンサ243cや第2ホールセンサ243dや第3ホールセンサ243eや第4ホールセンサ243fには、一定以下の適切な電圧がかかる。
FC電源部244からの入力電圧が適切な電圧より低い場合は、この入力電圧がそのままFC制御部243aのマイコンや第1ホールセンサ243cや第2ホールセンサ243dや第3ホールセンサ243eや第4ホールセンサ243fにかかる。
ここで、FC電源部244の初期の電圧を初期電圧V0[V]、レギュレータの制御により調整された電圧を調整電圧V1[V]、フットコントローラ240に備えられたホールセンサの内、少なくとも1つが駆動できなくなる電圧を限界電圧V2[V]として、時間経過と共に変化するFC電源部244の電圧とマイコンやホールセンサに供給される電圧の変化を説明する。
尚、これらの電圧の大小関係は、V2<V1<V0となる。また、FC電源部244の電圧が、V0[V]からV1[V]に減少するまでの時間をT1、FC電源部244の電圧が、V0[V]からV2[V]に減少するまでの時間をT2とする。
FC電源部244の電圧の変化を示すグラフである図9(a)を参照すると、FC電源部244は1次電池や2次電池等の蓄電池であることから、使用時間が長くなるほど、FC電源部244の電圧は低下していく。
本実施の形態の場合、FC電源部244の電圧は、使用開始時は最も電圧が高いV0[V]であり、使用開始からの使用時間がT1を経過すると、レギュレータの制御により調整される電圧と同じV1[V]になる。
その後、更にFC電源部244を使用し続けて使用時間がT2を経過すると、ホールセンサ243c,243d,243e,243fが駆動できなくなる電圧であるV2[V]まで低下する。
本実施の形態では、4つホールセンサ243c,243d,243e,243fを用いているが、電圧V2[V]は、このいずれか1つのホールセンサが駆動できなくなる電圧である。
次に、マイコンやホールセンサにかかる電圧の変化を示すグラフである図9(b)を参照すると、マイコンやホールセンサにかかる電圧は、使用開始から使用時間がT1までは、FC電源部244の電圧がV1[V]より高いので、レギュレータにより電圧をV1[V]に減圧されて、一定の電圧となっている。
そして、使用時間がT1を過ぎると、FC電源部244の電圧が調整電圧V1[V]より低くなるので、使用時間がT1以降は、FC電源部244と同じ電圧が、マイコンやホールセンサにかかる。
この様に変化するホールセンサ243c,243d,243e,243fの電圧や駆動状態に関する情報は、適宜、FC制御部243aがFC通信部243bを駆動して、本体230に送信している。そして、本体制御部231は、本体通信部235が受信した情報に基づきFC電源部244やホールセンサ243c,243d,243e,243f等のフットコントローラ240の電圧を監視している。
本体制御部231は、受信したフットコントローラ240の電圧に係る情報に基づき、次のように制御を行いFC電源部244の電力残量表示等の制御を行う。
図10を参照すると、本体制御部231はステップS21において、FC電源部244の電圧がV1[V]未満となったか否かを判断。つまり、FC電源部244から供給される電圧が、レギュレータにより調整される電圧である調整電圧V1未満となったか否かを判断する。
本体制御部241は、FC電源部244から供給される電圧がV1[V]未満であればステップS22に移行し、V1[V]以上であればステップS21を繰り返す。
次に、本体制御部241はステップS22において、本体表示部234を駆動して、FC電源部244の電力が低下している状態を伝える表示、又は、FC電源部244の交換や充電を促す表示を行い、ステップS23に移行する。
つまり、ステップS22では、本体表示部234を通じて術者に対して、フットコントローラ240の電池の電力の残量が減少してきていることを示す。表示の形態として、例えば、電池の電力の残量が複数の目盛を点灯して表現している場合、最大の電力量を表す目盛りが3つの目盛りの場合、その内、1〜2つの目盛りが消灯した状態となる。
また、この様な表示に加え、テキスト表示で「電池の残量が残り少なくなりました」等の表示を行ってもよい。
次に、本体制御部241はステップS23において、ペダル動作検出手段であるホールセンサ243c,243d,243e,243fにかかる電圧が限界電圧V2[V]未満であるか否かを判断する。
ここで、本体制御部241のステップS23における判断方法は、あらかじめ閾値V2[V]を設定しておき、入力されるホールセンサ243c,243d,243e,243fの電圧と閾値V2[V]を比較する。
また、ホールセンサ243c〜243の内、いずれかのホールセンサから、電圧の入力が無くなったら場合、ホールセンサー243c,243d,243e,243fにかかる電圧がV2[V]未満であると判断してもよい。
ステップS23において、ホールセンサー243c,243d,243e,243fにかかる電圧がV2[V]未満であると判断した場合は本体制御部241はステップS24に移行し、ホールセンサー243c,243d,243e,243fにかかる電圧がV2[V]以上であると判断した場合はステップS23を繰り返す。
本実施の形態においては、ホールセンサ243c,243d,243e,243fにかかる電圧がV2[V]以上であると判断した場合は、ステップS22で行った表示をそのままにして、ステップS23を繰り返す。この他の制御の形態として、ホールセンサ243c,243d,243e,243fにかかる電圧がV2[V]以上であると判断した場合は、ステップS21に戻る制御を行ってもよい。
次に、ステップS24において本体制御部241は、フットコントローラ240からの入力を停止して処理を終了する。つまり、全てホールセンサ243c,243d,243e,243fからの出力に基づく入力を停止する。フットコントローラ240からの操作入力はできない状態となる。言い換えると、フットコントローラ240の各ペダルを操作することによる入力は、全て無効となる。
尚、ステップS24において本体制御部241は、フットコントローラ240からの入力を停止すると共に、本体表示部234を駆動してFC電源部244の残りの電力が不十分である状態を伝える表示、又は、FC電源部244の交換や充電を促す表示を行ってもよい。
つまり、本体制御部241は、フットコントローラ240の使用を停止して、電池切れである旨の表示を行う。
例えば、電池の電力残量を目盛が点灯して表現される場合、最大の電力量を表す目盛りが3つの目盛りの場合、目盛りが全てが消灯した状態となる。この様な表示に加え、テキスト表示で「電池が切れました」等の表示を行ってもよい。
本実施の形態の様に、本体制御部241がフットコントローラ240のFC電源部244である電池の電力量を監視し、電池の状態を本体表示部234で表示することで、フットコントローラ240の電池の状態を適切に術者に報知することができる。
特に、FC電源部244からホールセンサ243c,243d,243e,243fに供給される電圧が、レギュレータにより調整される本実施の形態において、調整の基準となる調整電圧V1を基準にFC電源部244の電力の低下を報知するので、適切なタイミングでFC電源部244の状態の変化を報知することができる。
また、フットコントローラ240に備えられたホールセンサの内、少なくとも1つが駆動できなくなる電圧である限界電圧V2[V]で、フットコントローラ240からの入力を停止するので、フットコントローラ240からの入力が不安定な状態で使用することを防ぐことができる。
これより、フットコントローラ240からの入力が不安定な状態で、医療装置200を使用することを防ぐことができる。尚、ホールセンサが駆動できなくなる状態とは、ホールセンサからの出力が無くなる状態のみならず、出力が不安定な状態も含む。
(キャリブレーション)
次に、医療装置200は、フットコントローラ240のメインペダルである第1ペダル241aが踏み込まれた量に対応して、正しく切削用モータ220の回転数を制御できるように較正する機能であるキャリブレーション機能を有する。
ここでいうキャリブレーションとは、第1ペダル241aが踏み込まれていない状態では切削用モータ220は停止した状態となり、第1ペダル241aが最も踏み込まれている状態(踏み込み量が最大の時)では切削用モータ220は設定された最高回転数で駆動できるように調整することである。
本実施の形態の医療装置200の場合、メインペダルである第1ペダル241aを用いた操作が、術者の踏み加減によって切削用モータ200の回転を操作することから、第1ペダル241aを用いた操作についてキャリブレーションを行うことができる。
フットコントローラ240のキャリブレーションについて、図11,図12を参照して説明する。
図11(a)は、メインペダルである第1ペダル241aの踏み込み量に対する第1ホールセンサ243cの出力電圧の変化を示すグラフである。図11(b)は、第1ペダル241aの踏み込み量に対する切削用モータ200の回転数の変化を示すグラフである。図12は、キャリブレーションモードの動作を示すフローチャートである。
尚、第1ホールセンサ243cの出力電圧の情報は、デジタル変換した後、FC制御部243aに入力され、FC通信部243bにより送信される。本体通信部235は、このFC通信部243bから送信された出力電圧の情報を受信し、本体制御部231へ入力する。本体制御部231は、これにより第1ホールセンサ243cの出力電圧を管理することができる。
図11(a)を参照すると、第1ホールセンサ243cの出力電圧は、術者が第1ペダル241aを踏んでいない状態f0(踏み込み量が0の状態)の時に最大の出力電圧Vmaxであり、第1ペダル241aの踏み込み量が増えるにつれて出力電圧が低下し、踏み込み量が最大fmaxの時に最小の出力電圧Vminとなる。
これは、第1ペダル241aに取り付けられた第1マグネット245aが、第1ペダル241aが踏み込まれていない状態のときは第1ホールセンサ243aに最も近づいた状態であり、第1ペダル241aが踏み込まれる量が増えるにつれて第1ホールセンサ243aから徐々に離れ、踏み込み量が最大fmaxの時に第1ホールセンサ243aから最も離れる構成の為である。
このように、第1ペダル241aの踏み込みが無い状態のときに、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最大となるように構成されているので、本体230とフットコントローラ240が接続した後、第1ホールセンサ243aが動作しているか否か、本体制御部231は第1ホールセンサ243aの状態を判断しやすい。
次に、図12を参照して、キャリブレーションモードの動作について説明する。
ステップS31において本体制御部231は、キャリブレーションモードが起動したか否かを判断する。キャリブレーションモードが起動した場合はステップS32へ移行し、起動していない場合はステップS31を繰り返す。
尚、キャリブレーションモードは、本体230とフットコントローラ240が通信により接続している状態において、本体操作部233を操作することにより起動する。
キャリブレーションモードは、操作の設定に係るモードであるので、術者が簡単に操作できないように、直接的にモードを起動するスイッチ類は設けられていない。キャリブレーションモードは、主にメーカーのメンテナンス作業者(以下、作業者)が行うモードである。
従って、キャリブレーションモードは、通常の設定で用いられている本体操作部233のスイッチ類を通常の使い方とは違う形態で操作すると、モードが起動するように構成されている。
例えば、キャリブレーションモードの起動操作の形態の一例として、切削用モータ220の回転数の設定入力を行うキーであるUPスイッチとDOWNスイッチを同時に長押しすることで、キャリブレーションモードが起動するように構成されている。
次に、ステップS32において本体制御部231は、本体表示部234を駆動して、第1ペダル241aを可動範囲の限界まで踏み込んだ状態で維持するように作業者に報知して、ステップS33に移行する。
つまり、第1ペダル241aの踏み込み量が最大fmaxとなるように報知する。尚、ステップS32での報知方法として、別途音声報知部を設けて音声により報知してもよい。
次に、ステップS33において本体制御部231は、フットコントローラ240から送信された第1ホールセンサ243aからの出力電圧を記憶手段に記憶させて、ステップS34に移行する。
本実施の形態の場合、この記憶される出力電圧は、踏み込み量が最大fmaxの時の値であるから、第1マグネット245aと第1ホールセンサ243cが最も離れた状態である。従って、第1ホールセンサ243cの出力電圧は最も小さい値であるVminとなる。
尚、ステップS33において本体制御部231は、キャリブレーションの作業者が確実に第1ペダル241aを踏み込んだ状態の時の第1ホールセンサ243cの出力電圧を記憶する為に、作業者に対して第1ペダル241aを踏み込んでいる状態の時に、本体操作部233から入力をするように促し、操作入力がなされたときに、第1ホールセンサ243cの出力電圧を記憶するようにしてもよい。
これにより、より確実に第1ペダル241aが踏み込まれた状態の第1ホールセンサ243cの出力電圧を記憶することができる。
次に、ステップS34において本体制御部231は、記憶した出力電圧Vminに基づき、切削用モータ220が設定された最高回転数Rmaxで回転する最高回転数発生出力電圧Vbを設定して、ステップS35に移行する。
つまり、切削用モータ220は、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最高回転数発生出力電圧Vbの時、設定された最高回転数Rmaxで回転するように駆動制御される。
本実施の形態では、最高回転数発生出力電圧Vbは、「Vb=Vmin+ΔV2」と設定される。ΔV2は、術者が第1のペダル241aを踏み込んだ際、はっきりと感じることが難しい程度の踏み込み量の変化による出力電圧である。
このように、最高回転数発生出力電圧Vbは、出力電圧Vminより少し大きな電圧となるように設定される。
次に、ステップS35において本体制御部231は、本体表示部234を駆動して、第1ペダル241aを踏まないように作業者に報知して、ステップS36に移行する。つまり、第1ペダル241aの踏み込み量が無くなるように報知する。
次に、ステップS36において本体制御部231は、フットコントローラ240から送信された第1ホールセンサ243aからの出力電圧を記憶手段に記憶させて、ステップS37に移行する。この記憶される出力電圧は、踏み込み量が無い状態の値であるから出力電圧Vmaxとなる。
次に、ステップS37において本体制御部231は、記憶した出力電圧Vmaxに基づき、切削用モータ200が回転し始める回転開始出力電圧Vaを設定して、ステップS38に移行する。
つまり、切削用モータ200は、第1ホールセンサ243aの出力電圧が回転開始出力電圧Vaの時、回転を開始するように駆動制御される。
本実施の形態では、回転開始出力電圧Vaは、「Va=Vmax−ΔV1」と設定される。ΔV1は、術者が第1のペダル241aを踏み込んだ際、はっきりと感じることが難しい程度の踏み込み量の変化による出力電圧である。
このように、回転開始出力電圧Vaは、出力電圧Vmaxより少し小さな電圧となるように設定される。
次に、ステップS38において本体制御部231は、第1ホールセンサ243aからの出力電圧が、VaからVbに変化するに従って、モータの回転数が変化するように設定し、キャリブレーションモードの処理を終了する。尚、本実施の形態の場合、出力電圧がVaからVbに減少するに従って、切削用モータ200の回転数が上がっていく。
このように最高回転数発生出力電圧Vbと回転開始出力電圧Vaを設定することで、第1のペダル241aの踏み加減に対して、次のように切削用モータ200は動作する。
図11(a)(b)を参照して、第1のペダル241aの踏み始めから、最大踏み込み量fmaxの状態に至るまでの切削用モータ200の動作を説明する。
まず、術者が第1のペダル241aを踏み込むと、第1のペダル241aに設けられた第1マグネット245aが第1ホールセンサ243aから踏み加減に応じて離れていく。すると、第1ホールセンサ243aからの出力電圧が踏み加減に応じて低下していく。
第1のペダル241aの踏み込み量がfaの時、第1ホールセンサ243aの出力電圧はVaである。切削用モータ200は、踏み込み量が無い状態からfa未満の状態では、回転駆動しないように制御される。つまり、出力電圧がVa以上の場合は、切削用モータ200は動作しない。
尚、第1ホールセンサ243aの出力電圧がVmaxからVaに変化するのにfaほど第1のペダル241aは踏み込まれるが、この踏み込み量faは、術者が通常の使用時に感じ取れないほどの踏み込み量である。
次に、踏み込み量がfaを過ぎると、その踏み込み量に応じて出力される第1ホールセンサ243aの出力電圧の上昇に伴い、回転数が増えていくように切削用モータ200は制御される。
そして、第1のペダル241aの踏み込み量がfbに達すると、第1ホールセンサ243aの出力電圧はVbとなる。第1ホールセンサ243aの出力電圧がVbとなると、切削用モータ200の回転数は設定した最高回転数となるように制御される。
この状態から更に第1のペダル241aが踏み込まれて、踏み込み量がfmaxとなるが、切削用モータ200の回転数は設定した最高回転数のままである。
尚、第1ホールセンサ243aの出力電圧がVbからVminに変化するのに「fmax−fb」ほど第1のペダル241aは踏み込まれるが、この踏み込み量「fmax−fb」は、術者が通常の使用時に感じ取れないほどの踏み込み量である。
このように、踏み込み量がf0〜faの部分は、第1ホールセンサ243aの出力電圧が減少するが、切削用モータ200は回転を開始しない踏み込み量の範囲である。また、踏み込み量がfb〜fmaxの部分は、第1ホールセンサ243aの出力電圧が減少するが、切削用モータ200の回転数が最高回転数となってから変化しない範囲である。つまり、踏み込み量がfbを過ぎると、最高回転数となる。
(効果)
以上の様に、フットコントローラ240の踏み加減に対応する切削用モータ220の動作を較正するキャリブレーションを可能にすることで、ペダルの踏み加減に対応する切削用モータ220の動きを容易に較正することが可能となる。
特に、本実施の形態に様に、第1ペダル241aに設けられた第1マグネット245aに対向する第1ホールセンサ243cの出力電圧の変化を見て、第1ペダル241aの踏み具合を推定して切削用モータ200の回転速度を制御する医療機器200のフットコントローラ240の場合、ホールセンサやマグネットが取り付けられている部分が経年劣化や使用に伴う変形により、ホールセンサの出力電圧が初期の状態から変化することがある。
これにより、第1ペダル241aの踏み加減に対応する切削用モータ200の動作が、製品の使用開始の初期の状態から変わってくることがあるが、本実施の形態の構成であれば、この様な状態を容易に較正することが可能となる。
この様な効果は、ホールセンサを用いて、非接触でペダルの踏み加減を推定する本実施の形態に有効である。
また、第1ペダル241aの踏み始めの領域に踏み込み量が変化(f0〜fa)しても、切削用モータ220が回転しない部分(Vmax〜Va)を設けることで、第1ホールセンサ243cの取付位置や第1マグネット245aの取付位置が、公差などの製造誤差や経年劣化等での変形で、両部材の距離が意図せず近づいてしまっても、切削用モータ220の意図せぬ動作を防ぐことができる。
また、第1ペダル241aの最大の踏み込み量に近づく踏み終わりの領域(fb〜fmax)に、切削用モータ220が最高回転数Rmaxのままとなる領域(vb〜Vmin)を設けることで、第1ホールセンサ243cの取付位置や第1マグネット245aの取付位置が、公差などの製造誤差や経年劣化等での変形で、両部材の距離が、しっかり第1ペダル241aを踏み込んでも、適切な距離だけ離れない場合であっても、切削用モータ220が最高回転数Rmaxで回転することができる。
以上、本実施の形態において、第1ペダル241aを踏み込むと、このペダル設けられた第1マグネット245aが、第1ホールセンサ243cから離れることで変化する第1ホールセンサ243cの出力電圧の変化に基づき、切削用モータ220の回転を制御している例で説明したが、ペダルを踏み込むことでホールセンサとマグネットが近づき、これにより変化するホールセンサの出力電圧に基づき切削用モータ220の回転を制御する場合でも、本発明は用いることができる。
例えば、本実施の形態では、第1ペダル241aがもっとも踏み込まれた時、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最小となり、この時、切削用モータ220の回転数が設定された最大回転数となるように制御される。また、第1ペダル241aが踏み込まれていない時、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最大となり、この時、切削用モータ220が停止するように制御される。
これに対して、第1ペダル241aがもっとも踏み込まれたときに、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最大となり、第1ペダル241aが踏み込まれていない時、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最小となるようにフットコントローラ240の各部が構成された場合は次の様に制御すれば良い。
まず、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最大の時、切削用モータ220の回転数が設定された最大回転数となるように制御する。そして、第1ペダル241aが踏み込まれていない時、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最小となり、この時、切削用モータ220が停止するように制御すればよい。
つまり、第1ペダル241aがもっとも踏み込まれたときに、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最大となり、第1ペダル241aが踏み込まれていない時、第1ホールセンサ243aの出力電圧が最小となるようにフットコントローラ240の各部が構成された場合、本実施の形態で説明した構成・動作と、ペダルの踏み込み量とホール素子の出力電圧の関係を逆にすれば本発明は適用することができる。
200 医療装置
210 ハンドピース
211 ヘッド部
211a 接続管
212 切削工具(工具)
220 切削用モータ
221 本体制御基板
230 本体
230a 筺体
230b 支持開口
231 本体制御部
232 切削用モータ駆動部
233 本体操作部
234 本体表示部
235 本体通信部
236 本体電源部
237 注水ポンプ
237a 注水ポンプモータ
238 注水ポンプモータ駆動部
239 注水パック
230a 注水パック支持体
239b 注水チューブ
240 フットコントローラ
241 ペダル部
241a 第1ペダル
241a1 前側部分
241b 第2ペダル
241b1 左側部分
241c 第3ペダル
241c1 後側部分
241d 第4ペダル
241d1 右側部分
242 台座部
242a 前段
242b 後段
242c 支持体
242d スプリング
242r 内部空間
243 フットコントローラ基板(FC基板)
243a フットコントローラ制御部(FC制御部)
243b フットコントローラ通信部(FC通信部)
243c 第1ホールセンサ
243d 第2ホールセンサ
243e 第3ホールセンサ
243f 第4ホールセンサ
244 フットコントローラ電源部(FC電源部)
245a 第1マグネット
245b 第2マグネット
245c 第3マグネット
245d 第4マグネット
V0 初期電圧
V1 調整電圧
V2 限界電圧

Claims (3)

  1. 本体と、ハンドピースと、前記ハンドピースの駆動源となる切削用モータと、前記切削用モータの回転速度を調整するフットコントローラを備え、
    前記フットコントローラは、前記切削用モータの回転速度を調整するメインペダルを備え、前記メインペダルが踏み込まれた量に対応する信号を前記本体に出力し、
    前記本体は、前記フットコントローラから出力された信号に基づき、前記切削用モータを駆動する本体制御部を備え、
    前記本体制御部は、前記メインペダルが踏み込まれていない状態では、前記切削用モータは停止した状態とし、前記メインペダルが最も踏み込まれている状態では前記切削用モータは設定された最高回転数で駆動するように制御し、
    前記メインペダルの踏み始めの領域に、踏み込み量が変化しても前記切削用モータが回転しない領域を備えたことを特徴とする歯科用医療装置。
  2. 本体と、術者が治療作業を行うハンドピースと、前記ハンドピースの駆動源となる切削用モータと、前記切削用モータの回転速度を調整するフットコントローラを備え、
    前記フットコントローラは、前記切削用モータの回転速度を調整するメインペダルを備え、前記メインペダルが踏み込まれた量に対応する信号を前記本体に出力し、
    前記本体は、前記フットコントローラから出力された信号に基づき、前記切削用モータを駆動する本体制御部を備え、
    前記本体制御部は、前記メインペダルが踏み込まれていない状態では、前記切削用モータは停止した状態とし、
    前記メインペダルの最大の踏み込み量に近づく踏み終わりの領域に、前記切削用モータが最高回転数のままとなる領域を備えることを特徴とする歯科用医療装置。
  3. 前記フットコントローラは、前記メインペダルが軸支持されて取り付けられる台座部を備え、
    前記メインペダルにはマグネットが備えられ、前記台座部には前記マグネットの磁力を検出するホールセンサーを備えられ、前記メインペダルが踏み込まれることで、前記マグネットと前記メインペダルの距離が変化するものであり、
    前記メインペダルが踏み込まれた量に対応する前記信号は、前記ホールセンサの出力電圧に基づくことを特徴とする請求項1に記載の歯科用医療装置。
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