JP2020532214A - 電磁信号導波路のための方法及び装置 - Google Patents

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バイヨン,アーメル ル
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Abstract

発明は、第1の導波路基板要素(1a)の共通面に第1及び第2のポート(3re、5re)をそれぞれ有する2つの導波路キャビティ(3、5a)を設けるように第1の導波路基板要素(1a)をフライス加工するステップと、第2の導波路基板要素(1b)の面に凹部(5b)をフライス加工するステップと、導波路キャビティ(3、5a)及び凹部(5b)が連続的な導波路を形成するように第1及び第2の導波路基板要素(1a、1b)を組み立てるステップとを備える方法に関する。【選択図】図5

Description

本発明は、特にマイクロ波周波数のための、及び無線周波数通信システムにおける使用のための直交モードトランスデューサ導波路アセンブリに関する。
導波路は、特にマイクロ波導波路は、一定又は略一定の横断面の管状セグメントを用いて構成される。環状セグメントは、例えば、少なくとも壁の内表面上の金属材料(例えば、プラスチック壁上の金属シート)からなるパイプである。そして、導波路の表皮効果及び幾何特性によって確実に波動が環状セグメントの長手軸に沿って伝搬し、線形伝搬方程式の個々の解である安定な電界及び磁界の伝搬モードに分離される。
環状セグメントは、フランジ、角度付き屈曲部及び関節コネクタを用いて相互に接続され、各々が特定の機能(コンバイナ、屈曲部、横断面の変化、波帯域フィルタリング、直交モードセレクタなど)を有する異なる導波路セグメントを組み合わせた導波路アセンブリとなる。
アップリンク、すなわち、送信機能では、直交モードトランスデューサは、2つのマイクロ波生成又は伝送ユニット、例えば、相互に直交するモード(例えば、TE01及びTE10)を用いて各々がRFマイクロ波信号を生成する2つの無線周波数(RF)送信チェーン又は送信機を用いることができる。そして、上記信号は、直交モード伝送において合成され、それがアンテナに転送され、そこにおいて、それが無線送信(レーダー、例えば、2G、3G、LTE,4G又は5Gなどにおけるセルラ無線ネットワーク、ポイントトゥポイントマイクロ波システム、テレビなど)のために放出される。
代替例として、初期RF信号は、マイクロ波とは別のスペクトル帯域において、かつ電磁信号生成要素によって生成され得る。
ダウンリンク、すなわち、受信機能では、直交モードトランスデューサは2つのマイクロ波受信ユニット、例えば、2つのRF受信チェーン又は受信機を用いることができ、アンテナから受信された直交偏波された信号は2つのシングルモード信号に分離可能であり、2つのシングルモード信号の各々は別個の導波路を介して受信機に伝達される。
アップリンク機能では、直交モードトランスデューサは、2つのマイクロ波生成ユニットから信号の供給を受け、その信号を直交モード波信号となるように合成し、そして、それはアンテナに誘導される。そして、アンテナは、直交モード波を放射する。
直交モードトランスデューサのための導波路アセンブリによっては、2つの直交配向された長方形部分を有するコンバイナ、及び合成された矩形波信号モード波面信号を単一の合成正方形又は円形波面に変換する、長方形部分から正方形部分又は円形部分への1以上のアダプタを備える。
特に、上記アセンブリは、金属ブロック又はスラブにおける内容積の2つの対称半片をフライス加工し、その後に2つの半片を組み立てることによって構成されることが多い。
図1及び2は、従来技術の工程の状態を示す。
図1は、フライス加工された半分の導波路アセンブリを表す。図1において、長方形、円形又は正方形のいずれかの断面を有する導波路の半片が、xy分離面に含まれる伝搬軸に沿って延在する。
導波路半片は、金属製基板ブロックにおいてフライス加工され、図2に図示されるように2つの対称半片が組み立てられ、相互に溶接、ロウ付け又はネジ留めされる。
特に、分離面が異なる導波部分と交差する場合に現れる接合部に沿う電磁放射損失を回避するために、エバネセント波モード及び接合部からの電磁放射漏洩を低減又は抑制するように図2の点線近傍に複雑な形状及び表面管理、ガスケット並びに/又はロウ付けが必要となる。
そのような複雑な輪郭に対するガスケットの溶接、ロウ付け又は配置は、高価となり、はんだ付けが導波路の残余部分とは異なる膨張値を有して温度が変化する場合には、弱い部分をもたらし得る。溶接はまた、酸化の影響を受け易く、それにより封止が不完全となると最終的に電磁波が損失を受け、2つのブロックが分離してしまうことさえあり得る。
したがって、代替の装置を提供することが望まれることになる。
発明の種々の、ただし必ずしも全てではない実施形態によると、
・第1の導波路基板要素をフライス加工して、第1の導波路基板要素の共通面に第1及び第2のポートをそれぞれ有する2つの導波路キャビティを設けるステップと、
・第2の導波路基板要素の面に凹部をフライス加工するステップと、
・導波路キャビティ及び凹部が連続的な第1の導波路を形成するように第1及び第2の導波路基板要素を組み立てるステップと
を備える方法が提供される。
導波路キャビティをフライス加工するステップは、アンテナフィード導波路部分を形成する貫通孔をフライス加工するステップを備え得る。
方法は、ポートが設けられた共通面に隣接する面にポートを有して導波路キャビティで終端する追加の第2の導波路をフライス加工するステップをさらに必要とし得る。
第1及び第2の導波路はそれらのキャビティの少なくとも一部において長方形断面を有していてもよく、当該長方形断面の長さ軸は相互に垂直である。
導波路部分は、共通面の長方形ポート及び第1の導波路基板要素の共通面に対する対向面の円形ポートを有する、長方形から円形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を有してフライス加工され得る。
アンテナフィード導波路部分は、共通面の長方形ポート及び第1の導波路基板要素の共通面に対する対向面の正方形ポートを有する、長方形から正方形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を有してフライス加工され得る。
導波路キャビティをフライス加工するステップは、第2の導波路キャビティを形成するフライス加工されたキャビティ屈曲部を形成するように当該キャビティ同士が連絡する態様で、第1の導波路基板要素の隣接する2面から2つの直線キャビティをフライス加工することによって第2の導波路キャビティが得られるステップを備え得る。
第1の導波路基板要素の隣接する2面から2つの直線キャビティをフライス加工するステップは、直線キャビティ同士の連絡端において段差付きの屈曲部、面取りされた屈曲部又は円形の屈曲部をフライス加工するステップを備え得る。
第2の基板要素に凹部をフライス加工するステップは、段差、面取り又は円形壁面を凹部の長手側端部にフライス加工して、当該長手側端部に段差付きの屈曲部、面取りされた屈曲部又は円形の屈曲部を形成するステップを備え得る。
第1及び/又は第2の導波路基板要素は金属からなっていてもよい。
第1及び/又は第2の導波路基板要素は誘電体基板要素であってもよく、方法はキャビティの内壁をメタライズするステップをさらに備え得る。
方法は、
・第1の基板要素の共通面及び/又は第2の基板要素の面に位置する導波路キャビティの第1及び第2のポートを囲む溝をフライス加工するステップと、
・第1及び第2の基板要素を共に組み立てる際に溝にガスケットを挿入するステップと
をさらに備え得る。
発明の種々の、ただし必ずしも全てではない実施形態によると、
・第1の導波路基板要素であって、第1の導波路基板要素の共通面に位置する第1及び第2のポートをそれぞれ有する2つの導波路キャビティを備える第1の導波路基板要素と、
・第2の導波路基板要素であって、第2の導波路基板要素の第1の面に位置する凹部を有する第2の導波路基板要素とを備え、第1の基板要素の共通面及び第2の基板要素の第1の面が接合部にわたって接合されるように構成された、関連する装置が提供される。
発明の種々の、ただし必ずしも全てではない実施形態によると、
無線システムであって、
・2つの信号生成要素と、
・アンテナと、
・直交モードトランスデューサであって、
・第1及び第2の信号生成要素導波路部分並びにアンテナフィード導波路部分を有する第1の導波路基板要素であって、第1の信号生成要素導波路部分及びアンテナフィード導波路部分が第1の導波路基板要素の共通面に第1及び第2のポートをそれぞれ有し、第2の信号生成要素導波路部分がアンテナフィード導波路部分に結合するように構成された端部を有する、第1の導波路基板要素と、
・第2の導波路基板要素の第1の面に凹部を有する第2の導波路基板要素であって、導波路キャビティ及び凹部が接合部にわたって接合されるように構成された、第2の導波路基板要素と
を備えた直交モードトランスデューサと
を備え、
第1及び第2の信号生成要素導波路部分は信号生成要素の一方に各々接続されるように構成され、アンテナフィード導波路部分はアンテナに接続されるように構成された、無線システムが提供される。
第1及び第2の信号生成要素の各々は相互に直交して偏向された信号を生成するように構成されていてもよく、第1及び第2の信号生成要素導波路部分は長方形断面を有していてもよく、アンテナフィード導波路部分は、第1の基板要素の共通面に位置する長方形ポート及びアンテナに接続された円形又は正方形ポートを有する長方形から円形又は正方形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を備えていてもよい。
発明の他の特徴及び効果は、以下の図面の、例示であって限定的態様ではなく与えられる以下の説明を読めば明らかとなる。
図1は、直交モードトランスデューサを得るための従来技術の工程を示す。 図2は、直交モードトランスデューサを得るための従来技術の工程を示す。 図3は、モバイルネットワークアンテナのための直交モードトランスデューサの一例の模式説明図である。 図4a、4b及び4cは、導波路の異なるセグメントの正方形及び長方形断面の寸法を示す。 図5は、発明による直交モードトランスデューサの一例の切取り図である。 図6は、図5の直交モードトランスデューサを得る方法の一例を示す。 図7a〜7eは、図6による直交モードトランスデューサを得る方法の主なステップの一例を示す。 図8a及8bは、図6による直交モードトランスデューサを得る方法の主なステップの一例を示す。 図9a及9bは、図6による直交モードトランスデューサを得る方法の主なステップの一例を示す。
全ての図面において、同一の符号が、同一の要素に適用される。
図面は発明の正確な実施形態に言及するものであるが、他の実施形態は表される実施形態を組み合わせ又は若干変更することによって取得され得るものであり、当該新たな実施形態も発明の範囲内のものである。
例示の実施形態において、図3は、直交モードトランスデューサ(OMT)101を備える無線システム100の模式説明図を示し、無線システム100は屋外送信機として構成されている。直交モードトランスデューサ101を備えるそのような無線システムは3G〜5G無線ネットワークにおいて用いられて、ネットワークにおいてあるアンテナから他のアンテナにデータを送信することにより、ネットワークレベルでセルからセルにデータを転送する。他の可能な用途は、レーダーイメージング、3G又は4Gセルトゥセル以外のネットワーク通信を含み得る。幾つかの、ただし必ずしも全てではない実施形態では、無線システム100は、無線システムがどのようにして構成されて使用されるのかに応じて、屋内送信機、屋内受信機、屋内送受信機、屋外送受信機又は屋外受信機として構成され得る。
例示の実施形態では、無線システム100は、他のアンテナ(図3には不図示)へのアップリンク方向においてアンテナ103を介してRFマイクロ波信号を送信するように構成される。OMT101は、少なくとも3本の導波路部分を備え、各導波路部分は1つのポートに結合されており、無線システムが送信用に構成されているので、これは、各ポートが入力口又は出力口の一方となる導波路部分に対する配向を設定する。幾つかの、ただし必ずしも全てではない実施形態では、無線システム100が送受信機モードで使用されるように構成される場合には、OMT101は入力口及び出力口となる1以上のポートを備え得る。
アンテナ103は、例えば、セルラ間通信のための外部アンテナである。無線周波数マイクロ波信号は、いわゆる屋外ユニット(ODU)によって結果として生成される。
屋外ユニット(ODU)は、これに限定されないが、以下の:送信機、受信機、送受信機、無線システムのうちの1以上を備え得る無線周波数マイクロ波機器である。無線システム100は、直交モードトランスデューサ101、第1の屋外ユニットODU1及び第2の屋外ユニットODU2を備える。
代替例として、異なる無線周波数信号生成要素は、関連するアンテナの意図する用途(無線周波数発振ダイポール、マイクロ波生成器、レーダーパターン生成器など)に従って使用され得る。
各屋外ユニットODU1、ODU2は、例えば発振ダイポールを用いて偏波電磁波を生成する。第1及び第2の屋外ユニットODU1、ODU2の電磁波が、波面平面において相互に直交して偏波される。
電磁波を生成するために、屋外ユニットODU1、ODU2は、空間的に配向されたダイポールを用いてもよい。当該ダイポールは、直交方向に配向される。円偏波又は他の非静的偏波の場合、直交性は、生成された信号間のπ/2に等しい位相シフトによって確保され得る。
図4a、4b及び4cにおいて分かるように、ODU1及びODU2は、生成されたRFマイクロ波信号をOMT101に結合するように構成された少なくとも1つの導波路を備える。長方形断面(re)における電磁波は、2つの異なる種類:水平偏波(ODU1の出力、電界矢印参照)及び垂直偏波(ODU2の出力、電界矢印参照)のものである。水平に偏波された波動は、長方形の長辺が垂直な長方形断面(re)において伝搬し、垂直に偏波された波動は、長方形の長辺が水平な長方形断面(re)において伝搬する。
屋外ユニットODU1、ODU2によって生成された電磁波は、直交モードトランスデューサ101において単一の直交モード波となるように合成される。そして、導波路は、信号が電磁波の形態で放出されるアンテナ103に直交モード波を搬送する。
送信、すなわち、アップリンクモードでは、トランスデューサ101は、屋外ユニットODU1、ODU2の各々からの2つの信号を円形(ci)断面導波路において単一の円電磁波面信号となるように合成する。当該円形(ci)断面導波路は、アンテナ103に接続される。
代替例として、合成された直交モード波がトランスデューサ101からアンテナ103に伝搬する導波路の断面は、正方形(sq)断面のものであり得る。
他の例示の実施形態では、例えば、受信、すなわち、ダウンリンクモード無線システムにおいて、電磁波は合成モードにおいてアンテナ103から到来し、トランスデューサ101は直交モードを2つの別個の直交電磁波に分離する。
円形(ci)、長方形(re)及び正方形(sq)断面の寸法をそれぞれ図4a、4b及び4cにさらに詳細に示す。
導波路において搬送される電磁波は、正方形及び長方形断面についてそれぞれ低域側カットオフ周波数fと高域側カットオフ周波数fの間のファクタ1.2並びに円形断面についてのファクタ1.3を有する2つの極周波数値の間に構成される周波数帯域において構成される。使用される周波数帯域は、公称誘導波長λを定義する。
図4aにおいて、長方形(re)断面の長辺は、パラメータaによって表される長さを有し、短辺は長さa/2(パラメータaの半分の長さ)を有する。
図4bにおいて、円形(ci)断面は、第2のパラメータbによって表される直径を有する。
図4cにおける正方形(sq)断面は、パラメータaによって表される辺の長さを有し、その長さ及び高さは同一である。
第1の長さパラメータaは、特定の実施形態では、aがミリメートル(mm)で与えられ、fがギガヘルツ(GHz)で与えられるものとして、a≧163/fによって低域側カットオフ周波数に支配される。特に、選択された長さaは、2a=λによって与えられる誘導カットオフ波長λを定義する。
第2の長さパラメータbは、bがメートル(m)で与えられ、cが秒速メートル(m/s)での光速であり、fがヘルツ(Hz)で与えられるものとして、
b=1.8412c/2πf
によって低域側カットオフ周波数fに支配される。
上式は、低次のTEモードの場合に使用され、特に、使用される主伝搬モードによって変化し得る。
特に、発明による導波路で使用可能な周波数領域は、異なる周波数帯域に対して異なる長さパラメータa及びbを用いて5.9GHz〜86GHzに達する。
図5は、発明の例示の実施形態による直交モードトランスデューサ101の切取り図である。図5における部分平面xzは、図示される異なる導波路部分3、5、7(点線)の長手軸を含む平面である。
直交モードトランスデューサ101は、第1の要素1a及び第2の要素1bからなる2つの基板要素1a及び1bに分けられる。第1の基板要素1aは、この例示の実施形態では、平行六面体であり、金属、例えばアルミニウムからなる。第2の基板要素1bは、例えば、基板ブロック1a上に基板ブロック1bを溶接又はロウ付けすることによって基板ブロック1aの1つの面に当接された金属ブロックである。
基板要素1a及び1bには、明瞭化の目的のみのために、優先度、時系列又は他の考慮なしに、「第1」及び「第2」が付される。
アセンブリにおける導波路を形成するキャビティは、上記第1の要素1a及び第2の要素1b内部にフライス加工される。
他の例示の実施形態では、代替例として、第1及び/又は第2の基板要素1a、1bはプラスチックなどの誘電体材料からなるものでもよく、そして、キャビティの内壁は、考慮される金属の表皮深度の少なくとも4〜5倍よりも大きい厚さで金属材料層を内壁に塗布することによってメタライズされる。そして、異なる基板要素1a、1bの成形中にキャビティの少なくとも一部を得ることができる。
直交モードトランスデューサ101は、3つの別個の導波路部分:アンテナフィード導波路部分3、第1の屋外ユニット導波路部分5及び第2の屋外ユニット導波路部分7を備える。
アンテナフィード導波路部分3は、円形出力口3ci及び長方形入力口3reを備える。アンテナフィード導波路部分3は、その長手軸に沿う、各々が異なる断面の異なる部分を備える。特に、アンテナフィード導波路部分3は、異なる直径の円形断面間の段差を形成する部分及び1つの長方形部分を備える。
この特定の実施形態では、アンテナフィード導波路部分3は、各部分が異なる断面を有する4つの長手部分、すなわち、4つの段を備える。
長方形入力口3reからの第1の部分は、長方形断面を有する。続く3つの部分は円形断面を有し、その直径は円形出力口3ciに近づくにつれて増加する。
このアーキテクチャのおかげで、アンテナフィード3は、長方形から円形への変換部として作用する。
アンテナフィード導波路部分3は、異なる断面を有するフライス加工段、長方形入力口3re及び円形出力口3ciから構成される、第1の基板要素1aにおける貫通孔で構成され、当該異なる部分が長方形から円形への変換部を形成する。アンテナフィード3の出力口は、アセンブリにおいて、送信モードにおいてアンテナフィード導波路部分3における電磁波によって搬送される信号を放射するアンテナ103に接続される。他の例示の実施形態では、アンテナフィード3の出力口は、アセンブリにおいて、受信モードでは電磁波信号を受信してその信号をアンテナフィード導波路部分3に結合するアンテナ103に接続される。この場合、受信電磁波信号は送信モードとは逆方向に進んでいるので、アンテナフィード導波路部分の出力口3ciが入力口となり、入力口3reが出力口となる。
送信モードでは、第1の屋外ユニットODU1によって生成される信号は、第1の屋外ユニット導波路部分5に供給される。当該第1の屋外ユニット導波路部分5は、アンテナフィード3の出力口が設けられた第1の基板要素1aの面に垂直な面に入力口5inを備える。
第1の屋外ユニット導波路部分5は、第1及び第2の基板要素1a及び1bに跨る。第1の屋外ユニット導波路部分5は、アンテナフィード導波路部分3の出力口3ciが設けられた面に垂直な面のポート5in及び組み立てられた場合に第2の基板要素1bが当接する第1の基板要素1aの面の長方形ポート5reを有する2つの直交する直線部分を備える、第1の基板要素1aにフライス加工されたキャビティ屈曲部5aを備える。
第1の屋外ユニット導波路部分5の直交する直線部分の間の屈曲部は、図5、7e、8b、9a及び9bに示すように、段差付きの屈曲部として表される。それらは、代替的に、面取りされ又は円形アーチ状の屈曲部であってもよい。
他の例示の実施形態では、トランスデューサ101及び周囲の要素のアーキテクチャによると、例えば、直交モードトランスデューサ101が組み立てられて第1の屋外ユニットODU1がアンテナ103に隣接して配置された場合、「キャビティ屈曲部」として指定されるキャビティ5aは、屈曲部を全く有さずにアンテナ103と同じ側で供給を受ける直線状貫通孔であってもよい。
第2の基板要素1b及びそこにフライス加工された凹部5bは、アンテナフィード導波路部分3及びキャビティ屈曲部5aのそれぞれポート3re及び5reに跨り、ポート3re及び5reは、直交モードトランスデューサ101を形成する導波路アセンブリが組み立てられた場合に第2の基板要素1bが設置される基板要素1aの面に配置される。図5において、第1の基板要素1a及び第2の基板要素1bは2つの基板要素1a、1b間に形成された接合部Xにわたって接合され、導波路キャビティ3、5aは接合部Xにわたって単一の連続導波路を形成するように凹部5bに結合される。接合部Xは、第1の基板要素1aの共通面と、凹部5bを有する第2の基板要素1bの面とを合わせることによって形成される。
幾つかの実施形態によると、第1及び第2の基板要素1a、1bに相補表面を形成し、当該要素1a、1bを相互に押圧するだけで、接合部Xを得ることができる。接合部Xは、代替の実施形態の例では、長方形若しくは環状のガスケット、溶接部又はロウ付け部で完成され得る。
直交モードトランスデューサ101は、第1の屋外ユニット導波路5の入力口5inを構成する面に対向する面の入力口7reを備える第2の屋外ユニット導波路7をさらに備える。第2の屋外ユニット導波路7は、アンテナフィード3に垂直に延在し、段差付きの長方形reから円形ciへの変換部を形成する第2の屋外ユニット導波路7の口部分7mを介して当該アンテナフィード3と連絡する。第2の屋外ユニット導波路7は第2の屋外ユニットODU2によって生成された電磁波をアンテナフィード3に結合し、それら電磁波は第1の屋外ユニット導波路5を介して第1の屋外ユニット導波路ODU1から到来する電磁波と合成される。
直方体でかつ金属ブロック以外の可能な形態が、トランスデューサ101及びその周囲における利用可能な空間に応じて第1及び第2の基板要素1a、1bについて可能であり得る。
特に、凹部5aは、導波路アセンブリの他の機能部品、例えば、トランスデューサ及び/又は隣接ネットワーク要素の外壁又は他の導波路の内部にフライス加工され得る。
図6は、そのような直交モードトランスデューサ101を得る方法200の一例を線形フローチャートで示す。そのブロック201〜209は、対応する図7a〜7e、8a、8b、9a及び9bに示されるその主なステップに対応する。
図7a〜7eは、直方体の第1の基板要素1aの内部の導波路キャビティを形成する処理を示す。
図7aの切取り図において図示される開始点は、直方体、すなわち、第1の基板要素1aである。当該第1の要素1aは、金属、例えばアルミニウムからなり、特に、導波路の容易なフライス加工及びドリル加工を可能とする軟質な金属からなる。
図6における、そして図7bにも図示される、方法200のブロック201において、アンテナフィード導波路部分3を形成する円形(ci)断面の貫通孔が、直方体要素1aを通してドリル加工及びフライス加工され、直方体の2つの対向面(図6bの左右)を連絡する。
アンテナフィード導波路部分3の異なる円形部分は、例えば、異なる直径の異なるドリルビット又は異なる深さで生成される異なる断面の連続フライス加工パスを用いてドリル加工される。入力口3reを備える長方形部分は、特に、円形ポート3ciに対向する面からフライス加工可能である。あるいは、他の例示的実施形態では、入力口3reは円形であってもよく、アンテナフィード3がドリル加工のみで得られる。
方法200のブロック203及び図7cにおいて、第2の屋外ユニット導波路部分7が、アンテナフィード3のポート(図7cの下面)が設けられた面に垂直な面にフライス加工される。第2の屋外ユニット導波路部分7は、アンテナフィード導波路部分3に垂直にフライス加工され、図5から分かるように、誘導波に対する長方形(re)から円形(Ci)への切替りを形成するボトルネックを介して当該アンテナフィード導波路部分3に開口する口部7mで終端する。
第2の屋外ユニット導波路7はその長さ軸によって与えられる方向にフライス加工することによって得られ、ボトルネック及び当該軸に沿う変化する断面は連続フライス加工パスによって得られる。
方法200のブロック205並びに図7d及び7eにおいて、第1の屋外ユニット導波路5のL字屈曲部又はより一般的にはキャビティ屈曲部5aのフライス加工が示される。
図7dにおいて、キャビティ屈曲部5aの第1の直線部分は、第2の屋外ユニット導波路7の入力口7reが設けられた面に対向する第1の基板要素1aの面において第2の屋外ユニット導波路7の長方形断面に垂直な長方形(re)断面でフライス加工される。
図7eにおいて、当該アンテナフィード3に平行なアンテナフィード3の入力口3reが設けられた面から当該アンテナフィード3に平行にフライス加工され、第1の直線部分と直角に連絡し、L字屈曲部を形成する。
屈曲部自体において、段差がフライス加工されて段差付きの屈曲部を生成する。
方法200のブロック207並びに図8a及び8bにおいて、凹部5bをフライス加工することによる第2の基板要素1bの準備が示される。
図8aに表される開始点は、直方体の第1の基板要素1aよりも高さ及び長さが小さい直方体の第2の基板要素1bである。
図8bにおいて、第1の屋外ユニット導波路部分5の凹部5bは、組み立てられた場合に第1の要素1aに対向する第2の要素1bの面にフライス加工される。凹部は長方形状の連続フライス加工パスを適用することによって得られ、その長さは、その長手側端部において段差付きでフライス加工された、第1の屋外ユニット導波路部分5及びアンテナフィード3のポートを覆うことになる長方形部分を得るように、深さに対して減少する。
方法200のブロック209並びに図9a及び9bにおいて、第1の基板要素1a及び第2の基板要素1bの2つの可能な組立て方法が示される。図9a及び9bにおいて、第1の基板要素1a及び第2の基板要素1bは2つの基板要素1a、1b間に形成される接合部Xにわたって接合され、導波路キャビティ3、5aが接合部Xにわたって連続導波路を形成するように凹部5bに結合される。接合部Xは、第1の基板要素1aの共通面と、凹部5bを有する第2の基板要素1bの面とを合わせることによって形成される。
図9aにおいて、第2の基板要素1bは、ネジ11が挿入された孔を構成する。当該ネジ11は、第1の基板要素1aの面における対応するボアと協働して第2の基板要素1bを第1の基板要素1aに取り付ける。
比較的軟質な金属を用いる場合、ネジによって付加される圧力は、それが第1及び第2の基板要素1a、1bの共通面の少なくとも一部を相互に押圧することによって接合部Xを生成するので、導波路の電磁封止性を確保するのに充分であり得る。接合部Xにおけるさらに高い封止性を確保するために、図9bに図示するように、ガスケット15が使用されてもよい。
ネジはまた、基板要素1a、1bを、それらが異なる熱膨張の挙動を構成する場合に、適所に保持する役割も果たし得る。
図9bは、第1及び第2の基板要素1a及び1bを分解図で示す。図9bにおいて、第1の基板要素1aには長方形の形態の溝13が設けられ、それはアンテナフィード3及びL字屈曲部キャビティ5aの、第1の基板要素1aの共通面に設置されたポートを囲む。より軟質な金属からなる長方形のガスケット15は、溝13に嵌合し、第2の基板要素1bが第1の基板要素1aに対して押圧される場合に電磁封止を確保する。代替例として、第2の基板要素1b並びに/又は第1及び第2の基板要素1a及び1bの双方に溝13が設けられてもよい。
溝13及びガスケット15は、電磁封止性を確保し、したがって、おそらくは第1及び第2の基板要素1a、1bの共通面の部分と接合部Xを形成する。
長方形ガスケット15は、第1及び第2の基板要素1a、1bの基板よりも低い融点の金属を選択することによって、ロウ付け部又は溶接部を形成するように溶融されてもよい。その場合、ガスケット15を有する第1及び第2の基板要素1a、1bが、組立て時に当該融点以上に加熱され、その後に続く冷却の少なくとも一部の期間に圧力が付加及び維持される。
ガスケット15の他の形態:楕円形、円形、2つの円形、長方形又は正方形ガスケットの組み合わせた使用(各ポートに1つずつ)も可能である。直交モードトランスデューサ101のアーキテクチャはより多くの複雑なガスケット形態を規定し得るが、ガスケット15は第1の基板要素1aの1つの面のみに及ぶので、その形態は2つの組立てフライス加工金属ブロック(図1及び2)の場合におけるよりも大幅には複雑とはならない。
図6に示すブロックは、方法におけるステップを表し得る。ブロックに対する特定の順序の説明は、ブロックについて必要な又は好適な順序があることを必ずしも示唆しておらず、ブロックの順序及び配置は変更され得る。またさらに、幾つかのブロックが削除可能な場合もある。
直交モードトランスデューサ101を形成する導波路アセンブリ及びそれを得る処理は、通常の直交モードトランスデューサ101よりも潜在的に安価である。それらによって、直交モードトランスデューサ101の内部により良好な封止導波路を得ることが可能となり、これは、電磁エネルギーの損失がより少なく、より複雑な信号がより少ないエラーで伝送可能となることを意味する。
ガスケットの総面積は従来の直交モードトランスデューサよりも大幅に小さく、これにより、電磁損失が大幅に小さくなり、ガスケットがより安価となる。さらに、導波路部分の1つしかガスケットを備えないので、3つの導波路部分のうちの2つがこれらの導波路部分にわたる封止の欠如に起因する電磁損失を有することはないために、電磁損失が大幅に小さくなる。
用語「結合され」若しくは「結合する」又は類似の用語は、任意数又は組合せの介在要素(介在要素がない場合も含む)と機能的又は物理的に相互接続されることを意味する。構造的特徴が説明された場合、その機能又はそれらの機能が明示的又は暗示的に記載されるか否かにかかわらず構造的特徴の機能の1以上を実行するための手段によって置換され得る。
用語「備える」は、本書類では排他的意味ではなく包含的意味で使用される。すなわち、Yを備えるXとのいずれの言及も、Xは1つのみのYを備え得ること又は2以上のYを備え得ることを示す。「備える」を排他的意味で用いることが意図される場合には、「1つのみを備える」と言及することによって又は「からなる」を用いることによって文脈において明らかとなる。
この簡単な説明において、種々の例に言及がなされた。例との関連において構成又は機能の説明は、それらの構成又は機能がその例において存在することを示す。文章における用語「例」若しくは「例えば」又は「may」の使用は、明示的に述べられているか否かにかかわらず、そのような構成又は機能が例として記載されるか否かにかかわらず少なくとも記載された例に存在すること、及びそれらは、必ずしもではないが、他の例の一部又は全部に存在し得ることを示す。
したがって、「例」若しくは「例えば」又は「may」は、例のクラスにおいて特定の事例に言及する。事例の特性は、その事例のみの特性、クラスの特性、又はクラスにおける事例の全部ではないが一部を含むクラスのサブクラスの特性であり得る。したがって、ある例を参照するが他の例を参照せずに記載された構成は、可能な場合には、当該他の例において使用され得るが必ずしも当該他の例において使用されなければならないわけではないことが暗に開示される。
先行する段落において種々の例を参照して本発明の実施形態を説明したが、所与の例に対する変形が、特許請求の範囲に記載される発明の範囲から逸脱することなく、なされ得ることが理解されるべきである。
先行する説明において記載された構成は、明示的に記載された組合せ以外の組合せにおいて使用され得る。
機能が所定の構成を参照して記載されたが、それらの機能は、記載されているか否かにかかわらず、他の構成によって実行可能な場合もある。
構成が所定の実施形態を参照して記載されたが、それらの構成は、記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態においても存在し得る。
前述の明細書において特に重要なものと思われる発明の構成に着目することに努めてきたが、出願人は、特定の強調がそこになされるか否かにかかわらず、ここに前述され及び/又は図面に示されるいずれの特許可能な構成又は構成の組合せに関しても保護を主張することが理解されるべきである。

Claims (15)

  1. 第1の導波路基板要素(1a)をフライス加工して、該第1の導波路基板要素(1a)の共通面に第1及び第2のポート(3re、5re)をそれぞれ有する2つの導波路キャビティ(3、5a)を設けるステップと、
    第2の導波路基板要素(1b)の面に凹部(5b)をフライス加工するステップと、
    前記導波路キャビティ(3、5a)及び前記凹部(5b)が連続的な第1の導波路を形成するように前記第1及び第2の導波路基板要素(1a、1b)を組み立てるステップと
    を備える方法。
  2. 前記導波路キャビティ(3、5a)をフライス加工するステップが、アンテナフィード導波路部分(3)を形成する貫通孔をフライス加工するステップを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポート(3re、5re)が設けられた前記共通面に隣接する面にポートを有して前記導波路キャビティ(3)で終端する追加の第2の導波路(7)をフライス加工するステップをさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の導波路(5)及び第2の導波路(7)が、それらのキャビティの少なくとも一部において長方形断面を有し、前記長方形断面の長さ軸が相互に垂直である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記導波路部分(3)が、前記共通面の長方形ポート(3re)及び前記第1の導波路基板要素(1a)の前記共通面に対する対向面の円形ポート(3ci)を有する、長方形から円形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を有してフライス加工される、請求項2、3又は4に記載の方法。
  6. 前記導波路部分(3)が、前記共通面の長方形ポート(3re)及び前記第1の導波路基板要素(1a)の前記共通面に対する前記対向面の正方形ポートを有する、長方形から正方形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を有してフライス加工される、請求項2、3又は4に記載の方法。
  7. 前記導波路キャビティ(3、5a)をフライス加工するステップが、前記第2の導波路キャビティ(5a)を形成するフライス加工されたキャビティ屈曲部(5a)を形成するように前記キャビティ同士が連絡する態様で、前記第1の導波路基板要素(1a)の隣接する2面から2つの直線キャビティをフライス加工するステップを備える、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の導波路基板要素(1a)の隣接する2面から2つの直線キャビティをフライス加工するステップが、前記直線キャビティ同士の連絡端において段差付きの屈曲部、面取りされた屈曲部又は円形の屈曲部をフライス加工するステップを備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の導波路基板要素(1b)の面に凹部(5b)をフライス加工するステップが、段差、面取り又は円形壁面を前記凹部(5b)の長手側端部にフライス加工して、前記長手側端部に段差付きの屈曲部、面取りされた屈曲部又は円形の屈曲部を形成するステップを備える、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 前記第1及び/又は第2の導波路基板要素(1a、1b)が金属からなる、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第1及び/又は第2の導波路基板要素(1a、1b)が誘電体基板要素であり、前記方法が前記キャビティの内壁をメタライズするステップをさらに備える先行する請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  12. 前記第1の基板要素(1a)の前記共通面及び/又は前記第2の基板要素(1b)の前記面に位置する前記導波路キャビティ(3、5a)の前記第1及び第2のポート(3re、5re)を囲む溝(13)をフライス加工するステップと、
    前記第1及び第2の基板要素(1a、1b)を共に組み立てる際に前記溝(13)にガスケット(15)を挿入するステップと
    をさらに備える先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  13. 第1の導波路基板要素(1a)であって、該第1の導波路基板要素(1a)の共通面に位置する第1及び第2のポート(3re、5re)をそれぞれ有する2つの導波路キャビティ(3、5a)を備える第1の導波路基板要素(1a)と、
    第2の導波路基板要素(1b)であって、該第2の導波路基板要素(1b)の第1の面に位置する凹部(5b)を有する第2の導波路基板要素(1b)と
    を備え、前記第1の基板要素(1a)の前記共通面及び前記第2の基板要素(1b)の前記第1の面が接合部(X)にわたって接合されるように構成された、装置。
  14. 無線システムであって、
    2つの信号生成要素(ODU1、ODU2)と、
    アンテナ(103)と、
    直交モードトランスデューサ(101)であって、
    第1及び第2の信号生成要素導波路部分(5、7)並びにアンテナフィード導波路部分(3)を有する第1の導波路基板要素(1a)であって、前記第1の信号生成要素導波路部分(5)及び前記アンテナフィード導波路部分(3)が前記第1の導波路基板要素(1a)の共通面に第1及び第2のポート(3re、5re)をそれぞれ有し、前記第2の信号生成要素導波路部分(7)が前記アンテナフィード導波路部分(3)に結合するように構成された端部を有する、第1の導波路基板要素(1a)と、
    前記第2の導波路基板要素(1b)の第1の面に凹部(5b)を有する第2の導波路基板要素(1b)であって、前記導波路キャビティ(3、5a)及び前記凹部(5b)が接合部(X)にわたって接合されるように構成された、第2の導波路基板要素(1b)と
    を備える直交モードトランスデューサ(101)と
    を備え、
    前記第1及び第2の信号生成要素導波路部分(5、7)は前記信号生成要素(ODU1、ODU2)の一方に各々接続されるように構成され、前記アンテナフィード導波路部分(3)は前記アンテナ(103)に接続されるように構成された、無線システム。
  15. 前記第1及び第2の信号生成要素(ODU1、ODU2)の各々が、相互に直交して偏向された信号を生成するように構成され、前記第1及び第2の信号生成要素導波路部分(5、7)が長方形(re)断面を有し、前記アンテナフィード導波路部分(3)が、前記第1の基板要素(1a)の前記共通面に位置する長方形ポート(3re)及び前記アンテナ(103)に接続された円形又は正方形ポート(3ci)を有する長方形から円形又は正方形への変換部を形成するように異なる断面を有する長手部分を備える、請求項14に記載の無線システム。
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