以下、本項では、その一部を構成する添付の図面を参照し、さらに、具体例として、具体例を用いてどのようなものを示すかを説明することにより、主題をより詳しく説明する。この説明は、公知の概念の広範なまたは詳細な議論として意図されていない。当業者に一般的に知られている詳細は、省略されているか、または要約して扱われる場合がある。
以下の主題は、方法、デバイス、構成要素、および/またはシステムなど、様々な異なる形態で実施され得る。したがって、この主題は、例として本明細書に記載される任意の例示的な実施形態に限定されると解釈されることを意図しない。むしろ、実施形態は、単に例示的であるために本明細書で提供される。そのような実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せの形態をとることができる。
LTEシステムによれば、物理ダウンリンク制御チャネル(「PDCCH」)は、1つまたは複数の論理連続制御チャネル要素(「CCE」)を介して送信される。PDCCH送信によって占有される異なる数の論理連続CCEは、異なるアグリゲーションレベル(「AL」)に対応する。CCEアグリゲーションレベルが低い場合、PDCCH容量は大きいが、良好なチャネル条件下で復調される必要がある。CCEアグリゲーションレベルが高い場合、PDCCHの容量は低減されるが、PDCCHは、劣悪なチャネル環境において確実に復調することができる。
LTEシステムにおけるPDCCHは、セル固有基準信号(CRSと呼ばれる)に基づいて制御チャネルのチャネル推定および復調を実行し、PDCCHを離散リソース要素グループ(REG)にマッピングする分散PDCCHのみをサポートする。分散PDCCHは、主にインターリービングによって実現される。インターリービングは、PDCCHデータフローを個別の物理リソースにマッピングする方法である。LTEで使用されるインターリービングは、行列の指定されたサイズに基づいて定義され、以下の手順に従う:1)PDCCHデータフローが行ごとに行列に書き込まれる;2)事前定義されたパターンに基づいて行列の列間置換を実行する、このような事前定義されたパターンの例は、次式によって定義される:
ここで、P(j)は、j番目に置換された列の元の列位置であり、Csubblock CCは行列の列の数である;3)列間置換された行列から列ごとに読み出す。そして、インターリーブされたPDCCHデータフローは、物理的に連続的なリソースにマッピングされ、離散的な物理リソースにおけるPDCCHデータフローマッピングを実現する。PDCCHデータフローのサイズが行列のサイズよりも小さい場合、PDCCHデータフローの前にいくつかのダミービットがパディングされて、それらのサイズが同じになることに留意されたい。同様に、インターリーブ前のPDCCHデータフローは、物理リソースインデックスとして理解することができ、インターリーブ後のPDCCHデータフローは、論理リソースインデックスとして理解することができる。これは、リソースの物理インデックスを上記のインターリーブプロセスに従ってインターリーブすることができ、PDCCHデータフロー(オリジナルであり、インターリーブされていない)が、論理的に連続したインデックスを有する論理的に連続したリソースにマッピングされることを意味する。
LTEにおいては、すべてのアグリゲーションレベルについて、インターリーブされたベースユニットは、REG、またはREGに対応するPDCCHデータストリームのいずれかであり、インターリーブされたリソース範囲は、異なるアグリゲーションレベルについて一貫している。しかし、実際には、これは、特にマルチビームシナリオにおいて、ダウンリンク制御チャネルのチャネル推定性能およびダイバーシティ利得には有益ではない。このため、5G通信システムの設計においては、上記の不具合を回避する必要がある。
5G通信システムにおけるnew Radioアクセス技術(NR)によれば、NRシステム(NR−PDCCHと呼ぶ)における物理ダウンリンク制御チャネルは、制御チャネル推定および復調のための復調基準信号(DMRS)に基づいており、局所的および分散的伝送タイプの両方をサポートする。分散送信は、インターリービングによってサポートされる。ブラインド検出の複雑さおよび端末の電力消費を低減するために、1つ以上の制御リソースセット(「CORESET」)が、携帯電話、携帯型コンピュータ端末等のユーザ機器(「UE」)のために構成される。UEは、構成されたCORESET上でダウンリンク制御チャネルを受信するだけである。ダウンリンク制御チャネルは、ただ1つのCORESETに関連付けられる。複数のCORESETは、互いにオーバーラップするか、または部分的にオーバーラップすることができる。制御リソースセットは、複数のREGを含み、REGは、以下に詳細に説明されるように、シンボル中のPRBとして定義される。また、以下に説明するように、NR−PDCCHは、1つ以上のCCEを含み、そのうちの1つは、6つのREGを含む。1つまたは複数のREGバンドルを含むCCE内で、各REGバンドルは、2つまたは3つまたは6つの連続するREGのサイズを有する。CCEに含まれるREGバンドルの数と、各REGバンドルに含まれるREGの数との積は、6に等しい。REGバンドル内のREGは、同じプリコーディングのみを使用することができる。異なるREGバンドルは、異なるプリコーディングの使用を可能にする。
分散化されたNR−PDCCHは、REGバンドル(例えば、複数のREG)をベースユニットとして、離散的な物理リソースにマッピングされる。REGバンドルのサイズが大きければ大きいほど、ジョイントチャネル推定によるチャネル推定性能を良好にすることができる。REGバンドルのサイズが小さいほど、PDCCHはより多くのダイバーシティ利得を得る。したがって、REGバンドルのサイズは、チャネル推定性能とダイバーシティ利得とのバランスをとって確立する必要がある。例えば、チャネル環境が悪い場合に通常使用される高アグリゲーションレベル制御チャネル(例えば、アグリゲーションレベル4、8)の場合、チャネル推定性能を改善し、大アグリゲーションレベルの制御チャネルに含まれるリソースを比較するために、大規模な(例えば、以下で説明するようなしきい値を上回る)REGバンドルを使用することが有利である。小さなアグリゲーションレベル制御チャネル(例えば、アグリゲーションレベル1、2)の場合、DMRSチャネル推定性能は、より良好なチャネル環境に起因して、それ自体がより良好であり、したがって、改善されたダイバーシティ利得を達成するために、小さな(例えば、以下で説明されるようなしきい値未満の)REGバンドルを使用することができる。しかしながら、異なるアグリゲーションレベルのためのインターリービングが、異なるサイズを有するREGバンドルに基づく場合、異なるアグリゲーションレベルからの候補は、LTEにおける従来のインターリービングに従ってオーバラップする。例えば、より低いALの1つの候補は、より高いALの2つの候補と部分的にオーバーラップされる。これは、異なるアグリゲーションレベルにおける候補間のより多くの衝突をもたらすと考えられ、これは、PDCCHブロッキング確率が上昇することを意味する。UEの候補に対応するリソースが、他のユーザの候補によって占有されるか、または部分的に占有される場合など、UEがブロックされる場合、UEは、基地局(「BS」)でスケジュールすることができない。このようなブロッキングの例を、図4を参照して以下に説明する。
一方、UEは、ブラインド検出によって、所与の探索空間においてダウンリンク制御チャネルを受信しようと試みる。探索空間は、それぞれが1つまたは複数のダウンリンク制御チャネル候補に対応する、1つまたは複数のアグリゲーションレベルを含む。各候補は、L個のCCEを含み、ここで、Lは、集約レベルである。チャネル推定の複雑さを軽減するために、NR−PDCCHは、検索空間における異なる集約レベルの候補間のチャネル推定再利用をサポートすべきである。例えば、図1Bに示されるように、低アグリゲーションレベル候補が高アグリゲーションレベル候補のリソースの下に位置する場合、低アグリゲーションレベル候補のチャネル推定は、高アグリゲーションレベル候補のために再使用することができ、これは、UEにおけるチャネル推定の複雑さを低減し、チャネル推定に起因して生じるであろう長遅延を回避する。
図面を参照すると、本セルラー通信システムによって利用される通信技術は、例えば直交周波数分割多重(OFDM)である。図1Aは、OFDMを利用する無線通信システムのダウンリンクにおいてデータおよび制御チャネル(例えば、PDCCH)を送信するための無線リソースの時間−周波数グリッド100の構造を示す。図1Aにおいて、横軸は時間tを示し、縦軸は周波数fを示す。図1Aの列105に配置されたOFDMシンボルは、時間軸上の最小の送信単位である。スロット110は、NSY個のOFDMシンボルを含む。例示の目的で本明細書に記載される実施形態によれば、Nは14に等しいが、実施形態によっては、Nの値は、例えば、サブキャリア間隔などの要因に応じて、7、14、21などの任意の整数値とすることができる。サブフレーム115は2つのスロット110を含む。スロット110は、持続時間が約0.5msであり、サブフレームは、持続時間が約1.0msである。図1Aの行120に配置されたサブキャリアは、周波数領域における最小の送信単位であり、システム送信帯域全体は、NB個のサブキャリアを含む。
時間−周波数グリッド100において、リソース要素(「RE」)125は、離散OFDMシンボルインデックスと離散サブキャリアインデックスとの組み合わせによって示される基本単位である。リソースブロック(「RB」)または物理リソースブロック130は、図1Aの時間領域tにおける14個の連続するOFDMシンボルと、周波数領域110におけるNSC個の連続するサブキャリアとを含む。いくつかの実施形態では、NSCの値は、6、12、18などの任意の整数とすることができるが、簡潔さおよび明確さのために、本明細書では12に等しいものとして説明する。したがって、RB108は、NSY×NSC個のRE、すなわち図示の例では14×12を含む。RBは、送信のためにスケジュールすることができる最小単位である。
サブフレーム200の一部が図2に示されている。PDCCHに含まれる各REG205は、同一のOFDMシンボルおよび同一のリソースブロック内に、4つの連続するRE(または、セル固有基準信号(「RS」)210によって分離された4つのRE)を含む。図2では、OFDMシンボル0に2つのREGがあり、サブフレーム200の最初のスロットであり、OFDMシンボル1、2、および3には3つのREGがある。各CCEは、OFDMシンボル0、1、2、および任意選択で4にわたって分散される9つのREGと、ダイバーシティを可能にし干渉を軽減するためのインターリービングによるシステム帯域幅とを含む。
図3は、PDCCHマップ300の具体例を示したものである。マップ300の各PDCCH(♯1、#2、#3、#4として番号付けされている)は、図3のCCDインデックスを用いて個別に番号付けされた複数のCCEから構成される。CCE8の拡大図に示されているように、各CCEには9つのREGが含まれている。REGは、図3に示す例示的な例では、最初の3つのOFDMシンボルにわたって分配され、各REGは、同じシンボル内の4つの論理的に連続したREから形成される。
PDCCH内のCCEの数は、そのアグリゲーションレベルと呼ばれ、例えば1、2、4、または8個の連続したCCE(論理的に順次)である。利用可能なCCEの総数は、PCFICH構成およびシステム帯域幅によって決定される。各PDCCHは、正確に1つのダウンリンク制御情報(「DCI」)を含む。図3に示す例示的な例では、PDCCH ♯0は、CCE0だけを含むアグリゲーションレベル1を有し、PDCCH ♯1は、CCE2およびCCE3を含むアグリゲーションレベル2を有する。PDCCH ♯2は、CCE4、CCE5、CCE6およびCCE7を含む4のアグリゲーションレベルを有する。そして、PDCCH ♯3は、CCE8、CCE9、CCE10、CCE11、CCE12、CCE13、CCE14およびCCE15を含む8のアグリゲーションレベルを有する。集約レベルnを有するPDCCHは、任意選択で、nの正の整数倍であるインデックス値を有するCCE上でのみ開始するように制限することができる。例えば、4のアグリゲーションレベルを有するPDCCHは、CCEインデックス0、4、8、12、16等でのみ開始することができる。
異なるアグリゲーションレベルを有するPDCCHをインターリーブすることの歴史的な困難性について、図4を参照して説明する。アグリゲーションレベル4(「AL4」)のPDCCHに対するCORESETにおいては、インターリーブのためのベースリソースユニットとしてのREGバンドルタイプ1は、CCEに対応する6つのREGから構成される。アグリゲーションレベル2(「AL2」)のPDCCHについては、インターリーブのためのベースリソースユニットとしてのREGバンドルタイプ2は、2つのREGから構成され、CCEは、タイプ2のREGバンドルのうちの3つによって形成される。2つのダウンリンク制御チャネルに対するインターリービングプロセスが、図4において実行される。インターリービング技術は、LTEにおけるPDCCHのインターリービング技術に基づく。図4から分かるように、インターリービング後、AL2の候補0は、AL4の候補0および候補1とオーバーラップする。したがって、UEのNR−PDCCHロケーションが候補0にあるとき、AL4の候補0および候補1の両方を、他のNR−PDCCHの送信のために使用することができない。したがって、AL4のNR−PDCCHはブロックされている、つまりブロック比率が上昇したことになり、これはチャネル推定再利用に好ましくない条件である。例えば、UEの探索空間が、AL4の候補0およびAL4の候補0から構成される場合、AL2の候補0のチャネル推定は、AL4の候補0のチャネル推定再使用を介してのみでは得ることができない。
一方、UEの探索空間がAL4の候補0およびAL2の候補0から構成される場合、AL2の候補0の対応するリソースは、AL4の候補0のリソース範囲全体を完全には包含しないということは、図4において着目すべきである。換言すれば、AL4の候補0は、AL2の候補0よりもはるかに「高い」ので、AL2の候補0は、AL4の候補0を完全にはブロックしない。
上記の困難に鑑み、同一の資源領域で異なるサイズのREGバンドル(CORESET)の共存をどのように実施するかについて、種々の実施形態を参照して以下に説明する。これは異なる集約レベルの候補間でのDMRS再利用をサポートすることができ、結果的にNR−PDCCHのブロック確率を低下させることができる。
以下の例におけるREGバンドルインデックスは、NR−PDCCHシンボルストリーム(またはNR−PDCCHデータフロー)インデックスとして理解することができ、論理的REGバンドルインデックスの順序は、NR−PDCCHシンボルストリームのマッピング順序であることに留意する必要がある。さらに、1つのシンボルストリームインデックスに対応するNR−PDCCHシンボルストリームに含まれるモジュレーションシンボルの数は、REGバンドルに含まれるNR−PDCCHシンボルストリームを送信するために使用できるREの数と等しくすることができる。
本開示の実施形態は、任意に組み合わせることができる。例えば、比較的大きな集約レベルのREGバンドルサイズと比較的小さな集約レベルのREGバンドルサイズとの比が2である場合には、以下の実施例1で説明する方法を用いて、大きな集約レベルのREGバンドルと小さな集約レベルのREGバンドルとの比が3である場合には、以下の実施例2で説明する方法を用いることができる。
ここでの「比較的大きい」または「大きい」の使用は、同じ例で使用される対応する「比較的小さい」または「小さい」値に対して理解されるべきであり、例えば、「比較的高い集約レベル」は、同じ例で使用される「比較的低い集約レベル」のようなある閾値よりも大きくなければならず、同様に、「高い集約レベル」は、同じ例で説明される「低い集約レベル」よりも単に大きいことが必要とされる。
本開示の例で説明される「REGは、同じプリコーダを有する」とは、これらのREGのチャネルが連続的であること、またはUEがこれらのREG上でジョイントチャネル推定を実行することができることを意味する。
<実施例1>
本例では、バンドルサイズが6のREGバンドル(6つのREGを含む1つのREGバンドル)と、バンドルサイズが3のREGバンドル(3つのREGを含む1つのREGバンドル)および2のREGバンドル(2つのREGを含む1つのREGバンドル)とが共存する。本実施例を図5および図6を参照して説明する。
異なるリソース範囲は、インターリービングのための異なるREGバンドルサイズに対してのものであり、異なるREGバンドルサイズは、異なるアグリゲーションレベルに対応する。より大きなREGバンドル500は、インターリーブのためのCORESET全体のリソース範囲を有する。より小さいREGバンドル505は、より大きいREGバンドル(500で参照される行)内のUEの候補に対応するリソースのリソース範囲を有する。このようにして、UEの低アグリゲーションレベル候補(行510の斜線のメンバ)が、高アグリゲーションレベル候補(行515の斜線のメンバ)のリソース範囲内にあることを保証することが可能である。その結果、低アグリゲーションレベル候補510は、高アグリゲーションレベル候補515のチャネル推定結果を再利用することができ、高AL515の2つ以上の候補が低アグリゲーションレベルの1つの候補によってブロックされることを効果的に回避することができる。
図5に示すように、NR−PDCCHのインターリービングは、任意選択で、2つのレベルのインターリービング、すなわち、(i)第1リソース範囲内の第1レベルのREGバンドル(より大きいREGバンドル500)に基づく第1レベルのインターリービング520と、(ii)第2レベルのREGバンドル(より小さいREGバンドル505)に基づく第2リソース範囲内の第2レベルのインターリービング525とによって達成することができる。ここで、より大きなREGバンドル500のための第1リソース範囲は、オプションとして、CORESET全体であってもよく、より小さなREGバンドル505のための第2リソース範囲は、REGバンドルの第1レベルに対応するUEの候補510のうちの1つまたは複数のリソースであってもよい。
図5では、合計16個のCCEを有するCORESETと、2つのタイプのREGバンドル、すなわち、第1レベル(より大きい)REGバンドル500および第2レベル(より小さい)REGバンドル505とをそれぞれ仮定し、第1レベルREGバンドルサイズは6REGであり、第2レベルREGバンドルサイズは3REGである。高い集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブには、第1レベルのREGバンドル500を使用できる。第2レベルのREGバンドル505は、低集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。
図5に示すプロセスは、第1レベルのインターリーブ520を含む。大きい方のREGバンドル500は、第1レベルのREGバンドル物理インデックス530によって示される順序(例えば、低順序から高順序へのCORESET周波数領域)になっている。インターリービングの例としては、サブブロックインターリービングが挙げられる。第1レベルのインターリーブの結果によって、より大きなREGバンドル500の再編成されたリソースは、第1レベルのREGバンドル論理インデックス535によって示される順序となる。第1レベルのCCEインデックス540は、ここでは、より大きなREGバンドル500およびCCEが同じサイズであるため、第1レベルのREGバンドル論理インデックス535を反映する。したがって、REGバンドルはCCEであるので、CCEインデックス540とREGバンドルインデックス535は同じである。
第1レベルインターリービング520の後、UEは、そのための高アグリゲーションレベルの候補のリソース範囲を決定する。例えば、図5で決定された高アグリゲーションレベルの候補のリソース範囲は、第1レベルCCE0を高アグリゲーションレベルの開始位置とする8つの第1レベルCCEであり、これは高AL(AL8)の候補0に対応する。
上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内で、より小さいREGバンドル505は、定義された順序で(例えば、上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内の周波数領域の順序で、低から高へ)番号付けされる。この順序付けは、第2レベルREGバンドル物理インデックス545と呼ばれる。次に、第2レベルREGバンドル505はインターリーブされ、その結果、第2レベルREGバンドル論理インデックス550に対応するインターリーブされた順序になる。3つのREGのサイズを有する第2REGバンドルに基づく第2レベルのCCEインデックス555の形成は、2つの連続する論理的な第2レベルのREGバンドル毎にCCEを形成する。しかしながら、実施形態によっては、2つ以上の連続する論理的な第2レベルのREGバンドルから形成されるCCEを生じさせる第2REGバンドルサイズを使用することができる。
例えば、図6において、第1レベルのインターリーブ520は、図5を参照して上述したように実行される。しかし、図6では、第2レベルのCCEインデックスの形成は、図5に示すような3つのREGの代わりに、2つのREGのサイズを有する第2REGバンドル605に基づく。したがって、3つの連続する論理第2レベルREGバンドル毎に、図6のCCEが形成される。
図5および図6から、上記の方法で得られた低集約度の候補(行510、610の斜線部分)は全て、高集約度の候補515の範囲内に位置していることがわかる。さらに、低い集約レベルの候補610のうちの任意の1つは、高い集約レベルの候補515のうちの1つの最大の(たとえば、中央に整列された)リソースの下に位置することができる。低レベルアグリゲーションレベル候補510、610は、高アグリゲーションレベル候補よりも小さいサイズのREGバンドルをサポートすることができ、これは、指向性ビームフォーミングに使用されるプリコーダのリソース粒度の柔軟性を改善する。
本明細書で説明される実施形態のすべてまたは少なくともいくつかについて、本開示の実施形態におけるインターリービング技法は、任意の既存のまたは開発中のインターリービング技法であってもよいことに留意されたい。インターリーブ技法は、LTEシステムによって使用されるものと同じであっても、異なっていてもよく、列置換パターンのサイズは、任意選択で、32以外の置換アドレスの値を利用することができる。
さらに、本開示の実施形態における第1レベルのインターリービング520または第2レベルのインターリービング525の前に、インターリーブされるREGバンドルは、N個のグループ(Nは1より大きい整数)に分割され、次いで、グループをインターリーブすることができる。iが1以上N未満の整数である場合、分割されたREGバンドルiは、Nを法とするインデックスがi−1に等しいREGバンドルを含むことになる。グループ内のREGバンドルは、オプションとして、インターリーブすることができない。
<実施例2>
実施例2では、バンドルサイズ6のREGバンドルと、バンドルサイズ3、2のREGバンドルが共存している。本実施例を図7、図8を用いて説明する。
異なるリソース範囲は、インターリービングのための異なるREGバンドルサイズに対するものであり、異なるREGバンドルサイズは、異なるアグリゲーションレベルに対応する。より大きなREGバンドル700は、インターリーブのためのCORESET全体のソース範囲を有する。より小さいREGバンドル705は、より大きいREGバンドル700内のUEの候補に対応するリソースのリソース範囲を有する。このようにして、UEのすべての、または少なくとも1つの、または複数の小さい集約レベル候補(行710のクロスハッチングされたメンバ)が、大きい集約レベル候補(行715のクロスハッチングされたメンバ)のリソース範囲内にあることを保証することが可能である。したがって、小集約レベル候補710は、大集約レベル候補715のチャネル推定結果を再利用することができ、高AL715の2つ以上の候補が低集約レベルの1つの候補によってブロックされることを効果的に回避することができる。
図7に示されるように、NR−PDCCHのインターリービングは、(i)第1レベル(より大きい)REGバンドル700に基づく第1レベルのインターリービング720、および(ii)第2レベル(より小さい)REGバンドル705に基づく第2レベルのインターリービング725によって達成される。任意選択で、第1レベルのリソース範囲は、CORESET全体とすることができ、第2レベルのリソース範囲は、REGバンドルの第1レベルに対応するUEの候補710のうちの1つまたは複数が導出されるリソース範囲とすることができる。任意選択で、複数の第2レベルのリソース範囲があり、第2レベルのリソース範囲のそれぞれは、第1レベルのREGバンドルの候補のうちの1つのリソースに対応する。
図7では、CORESETが合計16個のCCEを含み、2つのREGバンドル、すなわち、(i)第1レベル(より大きい)REGバンドル700および第2レベル(より小さい)REGバンドル705がそれぞれ存在すると仮定する。第1レベルREGバンドルサイズは6REGであり、第2レベルREGバンドルサイズは3REGである。高い集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブには、第1レベルのREGバンドル700 を使用できる。第2レベルのREGバンドル705は、低集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。
図7に示すように、第1レベルのインターリーブ720は、第1レベルのREGバンドル物理インデックス730によって示される順序(例えば、CORESET周波数領域を低順序から高順序に)で第1REGバンドル700をインターリーブして、第1レベルのREGバンドル論理インデックス735を得る。第1レベルのCCEインデックス740は、ここでは、より大きなREGバンドル700とCCEが同じサイズであるため、第1レベルのREGバンドル論理インデックス735を反映し、したがって、REGバンドル700はCCEであり、したがって、CCEインデックス740とREGバンドルインデックス735は同じである。
第1レベルインターリービング720の後、UEは、高アグリゲーションレベルの候補715のリソース範囲を決定する。例えば、高アグリゲーションレベルの候補715のリソース範囲は、高アグリゲーションレベルの開始位置として第1レベルCCE0を有する8つの第1レベルCCEがあると図7で決定される(高ALの候補0および候補1、すなわちAL4に対応する)。
決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内で、より小さいREGバンドル705は、第2レベルのREGバンドル物理インデックス745を形成するように順序付けられる(例えば、上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内の周波数領域の順序で、低から高へ)。高ALの識別された候補715の各々に対応する第2レベルREGバンドル物理インデックス745を有する第2レベルREGバンドルは、対応する候補のリソース内にインターリーブされる。図7に示すように、0〜7の間の第2レベルREGバンドル物理インデックス745値は、インターリーブされ、8〜15の物理インデックス値を有する第2レベルREGも、0〜7の間のREGバンドル物理インデックス745値を有する第2レベルREGから任意に分離して、インターリーブされる。第2レベルREGバンドルの論理インデックス750が取得され、第2レベルREGバンドルの論理インデックス750の順に第2レベルCCEインデックス755が形成される。図7のパターンは、偶数値のREGバンドルインデックス値750が半分にされて、第2レベルのCCEインデックス値を定義する。奇数値のREGバンドルインデックス値750も半分にされ、最も近い整数に切り捨てられて、第2レベルのCCEインデックス値を定義する。第2REGバンドル705のサイズは3つのREGであるので、各2つの論理的に連続する第2レベルのREGバンドルはCCEを形成する。
図8に示すような実施例では、合計16CCEのCORESETと、2つのREGバンドル、すなわち、(i)第1レベル(より大きい)REGバンドル800と、(ii)第2レベル(より小さい)REGバンドル805とがそれぞれ存在すると仮定する。第1レベルREGバンドル800のサイズは6REGであり、第2レベルREGバンドル805のサイズは2REGである。高い集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブには、第1レベルのREGバンドル800を使用できる。第2レベルのREGバンドル805は、低集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブに使用される。
このような実施形態では、第1レベルのインターリーブ720は、図5を参照して上述したように実行され、より大きなREGバンドル論理インデックス835を得る。より大きいREGバンドル論理インデックス835の順序に従って、第1レベルのCCEインデックス840の順序は、より大きいREGバンドル論理インデックス835の順序と一致するように生成される。第1レベルのREGバンドルおよびCCEが同じサイズだからである。したがって、REGバンドルは、本例ではCCEに相当する。
第1レベルインターリービング720の後、UEは、高アグリゲーションレベルの候補815のリソース範囲を決定する。例えば、図5で決定された高アグリゲーションレベルの候補515のリソース範囲は、8つの第1レベルCCEであり、第1レベルCCE0は、AL8の候補0に対応する高アグリゲーションレベル候補515の開始位置である。しかし、図8では、AL4の候補0および候補1に対応する高アグリゲーションレベル候補815の開始位置として第1レベルCCE0を有する8つの第1レベルCCEがある。
上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内で、より小さいREGバンドル805は、第2レベルのREGバンドル物理インデックス845を形成するために、定義された順序で(例えば、高アグリゲーションレベルの周波数領域内で、低から高へ)配置される。第2レベルREGバンドル物理インデックス845によれば、インデックス値0〜11は、上述のように、インデックス値860「0」を有する高集約レベル候補815に対応する。第2レベルREGバンドル物理インデックス845によれば、インデックス値12〜23は、上述のように、高集約レベル候補815およびインデックス値860「1」に対応する。第2レベルのREGバンドル805は、より小さいREGバンドル805に対する論理インデックス値850を得るために、第2レベルのインターリービング725を受ける。第2レベルのCCEインデックス855の形成は、2つのREGのサイズを有するより小さいREGバンドル805に基づいており、したがって、3つの論理的に連続する第2レベルのREGバンドル毎に、図8のCCEを形成する。
図7および図8から、上記の手順で得られた低集約レベルの候補710、810はすべて、高集約レベルの候補715、815の範囲内にあることがわかる。さらに、低アグリゲーションレベルの候補710、810のいずれか1つは、高アグリゲーションレベルのリソース内の1つの候補715、815の最大値に位置する(例えば、ほぼ中央に位置合わせされる)。低レベルアグリゲーションレベル候補710、810は、高アグリゲーションレベル候補715、815よりも小さいサイズのREGバンドルをサポートすることができ、これは、指向性ビームフォーミングに使用されるプリコーダのリソース粒度を改善する。
<実施例3>
実施例3では、バンドルサイズ6のREGバンドルとバンドルサイズ3、2のREGバンドルが共存している。本実施例を図9、図10を参照して説明する。
異なるREGバンドルサイズは、異なるアグリゲーションレベルのためのものであり、任意選択でインターリービングのための異なるリソース範囲内にある。より大きなREGバンドル900は、インターリービングのためのCORESET全体のソース範囲を有することができ、小さなREGバンドル905は、より大きなREGバンドル900に対応するUEの候補のうちの1つまたは複数のリソースを含むリソース範囲を有することができる。このようにして、UEの小さいアグリゲーションレベル候補(行910の斜線のメンバ)が、大きいアグリゲーションレベル候補(行915の斜線のメンバ)のリソース範囲内にあることを保証することが可能である。その結果、小集約レベル候補910は、大集約レベル候補915のチャネル推定結果を再利用することができ、大REGバンドルサイズに対応する2つ以上の高AL候補が、小REGバンドルサイズに対応する1つの低AL候補のみによってブロックされることを効果的に回避することができる。
図9に示されるように、分散NR−PDCCHは、(i)第1レベルのREGバンドル(より大きいREGバンドル900)に基づく第1レベルのインターリーブ920、および(ii)第2レベルのREGバンドル(より小さいREGバンドル905)に基づく第2レベルのインターリーブ925、の2レベルインターリーブによって達成される。ここで、より大きなREGバンドル900は、オプションとして、CORESET全体であってもよく得、より小さなREGバンドル905は、より大きなREGバンドルに対応するUEの高AL候補910のうちの1つまたは複数が導出されるリソース範囲であってもよい。任意選択的に、第2レベルのインターリービングのために、第1レベルのREGバンドルサイズと第2レベルのREGバンドルサイズとの異なる比率に応じて、異なるインターリービング方式が使用される。さらに任意選択で、異なるインターリービング方式は、異なる列置換パターン(インターリービングパターンとも呼ばれる)が使用されるなど、LTEで使用されるサブブロックインターリービングのプロセスに含まれる任意の1つまたは複数のステップを意味する。
図9では、合計16CCEのCORESETと、2つのREGバンドル、すなわち、第1レベル(より大きい)REGバンドル900と、第2レベル(より小さい)REGバンドル905とをそれぞれ仮定する。第1レベルREGバンドルサイズは6REGであり、第2レベルREGバンドルサイズは3REGである。第1レベルのREGバンドル900は、高集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。第2レベルのREGバンドル905は、集約レベルが低いNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。
図9に示されるプロセスは、第1レベルのインターリービング920を含み、ここで、より大きなREGバンドル900は、例えば、第1レベルのREGバンドル物理インデックス930によって示される順序(例えば、低から高へのCORESET周波数領域)となっている。インターリービングの例としては、定義されたインターリービング行列に基づくサブブロックインターリービングが挙げられる。第1レベルのインターリーブの結果により、より大きなREGバンドル900の再編成されたリソースは、第1レベルのREGバンドル論理インデックス935によって示される順序となる。第1レベルのCCEインデックス940は、ここでは、より大きなREGバンドル900およびCCEが同じサイズであるため、第1レベルのREGバンドル論理インデックス935を反映する。したがって、REGバンドルはCCEであるので、CCEインデックス940とREGバンドルインデックス935は同じである。
第1レベルのインターリービング920の後、UEは、高アグリゲーションレベルのための候補(行915のクロスハッチングされたメンバ)の範囲を決定する。例えば、図5で決定された高アグリゲーションレベルの候補の範囲は、AL8の候補0に対応する高アグリゲーションレベルの開始位置として第1レベルCCE0を有する8つの第1レベルCCEである。しかし、図9では、高アグリゲーションレベル候補915の開始位置として、AL4の候補0および候補1に対応する、第1レベルCCE0を有する8つの第1レベルCCEも存在している。
上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内で、より小さいREGバンドル905は、定義された順序で(例えば、上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内の周波数領域の順序で、低から高へ)番号付けされる。この順序付けは、第2レベルREGバンドル物理インデックス945と呼ばれる。次に、第2レベルREGバンドル物理インデックス945は、第2レベルインターリーブ925を受け、その結果、第2レベルREGバンドル論理インデックス950に対応するインターリーブされた順序になる。第2レベルのCCEインデックス955の形成は、3つのREGのサイズを有する第2REGバンドル905に基づいており、したがって2つの論理的に連続する第2レベルのREGバンドル(これは、連続する第2レベルのREGバンドル論理インデックスを有する2つの第2レベルのREGバンドルを意味する)毎に、まとめてCCEを形成する。しかしながら、実施形態によっては、論理的に2つ以上の連続する第2レベルのREGバンドルから形成されるCCEとなる第2REGバンドルサイズを使用することができる。
例えば、図10では、合計16CCEのCORESETと、2つのREGバンドル、すなわち、(i)第1レベル(より大きい)REGバンドル1000と、(ii)第2レベル(より小さい)REGバンドル1005とがそれぞれ存在すると仮定する。第1レベルのREGバンドル1000のサイズは6REGであり、第2レベルのREGバンドルのサイズは2REGである。第1レベルのREGバンドル1000は、高集約レベルのNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。第2レベルのREGバンドル1005は、集約レベルが低いNR−PDCCHのインターリーブに使用できる。
このような実施形態では、図9を参照して上述したように、第1レベルのインターリーブ920が実行され、より大きなREGバンドル論理インデックス1035が得られる。より大きいREGバンドル論理インデックス1035の順序に従って、第1レベルのCCEインデックス1040の順序は、より大きいREGバンドル論理インデックス1035の順序と一致するように生成される。第1レベルのREGバンドルおよびCCEが同じサイズだからである。したがって、REGバンドルは、本例ではCCEに相当する。
第1レベルのインターリービング920の後、UEは、高アグリゲーションレベルの候補1015のリソース範囲を決定する。例えば、図5で決定された高AL候補515のリソース範囲は、8つの第1レベルCCEであり、AL8の候補0に対応する高アグリゲーションレベル候補515の開始位置として、第1レベルCCE0を有する。同様に、図10では、AL8の候補0に対応する高アグリゲーションレベル候補1015の開始位置として、第1レベルCCE0を有する8つの第1レベルCCEも存在する。
上で決定された高アグリゲーションレベルのリソース範囲内で、より小さいREGバンドル1005は、第2レベルのREGバンドル物理インデックス1045を形成するために、定義された順序で(例えば、高アグリゲーションレベルの周波数領域内で、低から高へ)配置される。第2レベルREGバンドル1005は、第1レベルインターリーブ920に使用されるものとは異なるインターリーブ方式を使用する第2レベルインターリーブ1025を受ける。例えば、第2レベルインターリービング1025は、第1レベルインターリービングに使用される列置換パターンとは異なる<1、11、17、13、1320、5、8、23、0、12、19、6、16、21、2、10、14、4、15、22>などの列置換パターン(インターリービングパターンとも呼ばれる)を利用することができ、その結果、第2レベルREGバンドルの論理インデックス1050が得られる。第2レベルCCEインデックス1055は、第2レベルREGバンドルの論理インデックス1050に従って形成される。第2REGバンドルのサイズは2REGであるので、3つの論理的に連続する第2レベルREGバンドル毎にCCEを形成する。
図9および図10から、上記の方法で得られたより大きなREGバンドルに対応する低集約レベルの候補(行910、1010の斜線のメンバ)はすべて、小REGバンドルに対応する高集約レベルの候補915、1015の範囲内に位置することがわかる。さらに、小さいREGバンドルに対応する低い集約レベルの候補910、1010のうちのいずれか1つは、より大きいREGバンドルに対応する高い集約レベルの候補915、1015のうちの1つの最大値に位置することができる(たとえば、ほぼ中央に位置合わせされる)。低レベルアグリゲーションレベル候補910、1010は、高アグリゲーションレベル候補よりも小さいサイズのREGバンドルをサポートすることができ、これは、指向性ビームフォーミングに使用されるプリコーダのリソース粒度を改善する。
<実施例4>
実施例4では、バンドルサイズ6のREGバンドルは、バンドルサイズ2のREGと共存している。本例では図11と図12を参考にして説明する。
異なるREGバンドル対CCEマッピング(CCEインデックス付けとも呼ばれるREGバンドル対CCEマッピング)が、異なるREGバンドルサイズに対して定義され、異なるREGバンドルサイズは、異なる集約レベルに対応する。例えば高い集約レベルに対応する大きいREGバンドルサイズ、および低い集約レベルに対応する小さいREGバンドルサイズなどである。本例では、CCEインデックス付けは、REGバンドル論理インデックスとCCEインデックスとの間のマッピング(またはマッピングパターン)を確立する。小さなREGバンドルの場合、CCEマッピングにより、小さなREGバンドルに対応する低AL候補のうちの任意の1つのなかのすべての小さなREGバンドルが、大きなREGバンドルに対応する同じ1つの高AL候補内に位置することになる。
図11の実施形態では、合計16個のCCEと、2つのタイプのREGバンドル、すなわち、(i)6個のREGのサイズを含むREG間バンドル1100と、(ii)3個のREGのサイズを含む内部REGバンドル1105とを有するCORESETがあると仮定する。REG間バンドルは、高いアグリゲーションレベルのためのCCEインデックスを定義するために使用することができる。内部REGバンドルは、低いアグリゲーションレベルのためのCCEインデックスを定義するために使用することができる。
実施形態において、基本リソースユニットとしてのREG間バンドル1100は、インターリービングのためのCORESET全体のリソース範囲を有することができ、REG間バンドルは、定義された順序で(例えば、高アグリゲーションレベルの周波数領域内で、低から高へ)配置されて、REG間バンドル物理インデックスを形成する。そして、これらのREGバンドル間物理インデックスをインターリーブすることを示唆することにより、インターリーブされたREGバンドル間物理インデックスは、REGバンドル間論理インデックスとして示される。UEの内部REGバンドル1105は、REG間バンドル1100のサブセット内のUEのために選択された候補に対応するリソースの下で定義される。
REGバンドル間に対応する高ALのためのCCEインデックス1140は、REGバンドル間論理インデックス1130に基づいて定義され、それに応じて、REGバンドル間論理インデックスを有するCCEインデックスの順序を作成する。CCEがM個のREG間バンドル1100を含み、M個の論理的に連続するREG間バンドル毎に(すなわち、論理インデックス1135は、M個のREG間バンドル1100に対して連続している)CCEを形成すると仮定することによって、REG間バンドルをCCEにマッピングすることができる。REG間バンドルインデックス1135は、低から高へのCCEインデックス1140に対応して、低から高へ配置される。Mの値は、内部(小)REGバンドルサイズに対する内部(大)REGバンドルサイズの比である。ここで、REG間バンドルサイズは6REGであり、CCEも6REGを含むので、Mの値は1であり、CCEはREG間バンドル1100に相当する。
各REG間バンドル1100は、REG間バンドル1100の論理インデックス順序に従って実施されるN個の内部REGバンドル1105に分割することができる。したがって、N個の内部REGバンドルをまとめて、分割された複合リソースバンドルを形成する。Nは、REG間バンドルサイズと内部REGバンドルサイズとの比に等しくすることができ、この例では6/3、すなわち2である。低から高への内部REGバンドル1105の論理インデックス1150は、低から高へのREG間バンドルの論理インデックスに対応する。REG間バンドルサイズが6REGであり、内部REGバンドルサイズが3REGである場合、Nの値は2であり、iのREG間バンドル1100に対応する2つの内部REGバンドル1105の論理インデックスは、式2×iおよび2×i+1によって与えられる。言い換えれば、図11のi=1の第1論理REG間バンドルインデックス値について、i=1のREG間バンドルインデックス値に対応するリソースを2つの別個のリソースに分割することによって形成される2つの論理内部REGバンドルインデックス値の値は、2×1=1、および2×1+1=3である。これらの最初の2つの論理的な内部REGバンドルインデックス値は、図11に反映されている。別の例として、i=9の第2論理REG間バンドルインデックス値に対して、2つの対応する論理内部REGバンドルインデックス値は、図11に示されるように、2×9=18、および2×9+1=19である。
図12は、所定の方法に従って、論理内部REGバンドルインデックス1150に基づいて、低ALのためのCCEインデックス1155を定義するための技法を示す。REG間バンドルサイズが6REGであり、内部REGバンドルサイズが3REGである場合、本技法は、下記のように低アグリゲーションレベルのためのCCEインデックスを定義する:
1)偶数の内部REGバンドルインデックス値を有する内部REGバンドルについては、偶数の内部REGバンドルインデックス値は、図12に示されるように昇順で考慮される。内部REGバンドルインデックスは、それぞれ偶数インデックスおよび奇数インデックスを有する2つのグループに分割することができ、2つのグループの第1インデックス順序としてのCCEインデックス順序は、偶数内部REGバンドルインデックスを含む第1グループ内で最初にCCEインデックスを付け、次いで、奇数内部REGバンドルインデックスを含む第2グループ内でインデックス付けを継続する。偶数の内部REGバンドルインデックスを含む第1グループの例を取る。偶数の内部REGバンドルインデックス値は、ペアにグループ化され、2つの論理的に連続する内部REGバンドルの各々は、1つのCCEにグループ化される。内部REGバンドル論理インデックスの増加に伴って増加するCCEインデックスを取り上げ、第1ペアについてCCEインデックス値「0」から始める。図12に示す例では、偶数内部REGバンドルインデックス値の第1ペアは「0」および「2」を含む。第1ペアにあるこれらの偶数内部REGバンドルインデックス値には、CCEインデックス値「0」が割り当てられる。同様に、第2ペアの偶数内部REGバンドルインデックス値には、「4」および「6」が含まれる。これらの偶数内部REGバンドルインデックス値のそれぞれには、CCEインデックス値「1」などが割り当てられる。一般に、Nが偶数内部REGバンドルインデックス値ペアリングの範囲における偶数内部REGバンドルインデックス値のペアの数値位置を表す場合、N番目ペアの各構成要素に割り当てられるCCEインデックス値は、N−1によって与えられる。偶数内部REGバンドルインデックス値「4」および「6」を例として再度使用すると、これら偶数内部REGバンドルインデックス値は、図12の第2組の値を形成するので、N=2となる。したがって、これら偶数内部REGバンドルインデックス値は、N−1または2−1=1のCCEインデックス値が割り当てられる。同様に、内部REGバンドルインデックス値「16」、「18」も、偶数内部REGバンドルインデックス値の5番目ペアの構成要素であるので、N=5となる。したがって、偶数内部REGバンドルインデックス値「16」、「18」も、図12のCCEインデックス値「4」(5−1)が割り当てられる。偶数内部REGバンドルインデックス値の範囲内にP1個のCCE(または偶数内部REGバンドルインデックス値のペア)がある場合、CCEインデックス値の範囲は0からP1−1になる。
2)奇数内部REGバンドルインデックス値を低アグリゲーションレベルのCCEインデックス値にマッピングするために、奇数内部REGバンドルインデックス値は、図12に示されるように昇順に再び考慮され、増分的に増加するCCEインデックス値が、ペアの各構成要素に割り当てられる。しかしながら、奇数内部REGバンドルインデックス値の第1ペアに割り当てられたCCEインデックス値は、偶数内部REGバンドルインデックス値に割り当てられた最大CCEインデックス値よりも1インクリメントだけ大きい。再び図12を参照すると、奇数の内部REGバンドルインデックス値「1」および「3」は、奇数の内部REGバンドルインデックス値の第1ペアである。そのペアの各構成要素に「0」のCCEインデックス値を割り当てるのではなく、奇数の内部REGバンドルインデックス値「1」および「3」に「8」のCCEインデックス値が割り当てられ、これは、偶数の内部REGバンドルインデックス値に割り当てられた最大のCCEインデックス値「7」よりも1つ大きい。したがって、奇数内部REGバンドルインデックス値に対するCCEインデックス値の範囲は、P1から(P1+P2−1)であり、ここで、P2は、奇数内部REGバンドルインデックス値のペアに割り当てられるCCEインデックス値の数である。
CCEマッピングの結果を図11に示す。低アグリゲーションレベルの任意の候補1110は、高アグリゲーションレベルの同じ候補1115リソースに位置する内部REGバンドル1105を含む。結果として、このアプローチは、異なるREGバンドルサイズに対応する異なるALの候補のブロッキング確率を低減しながら、同じCORESETにおける複数のREGバンドルの共存を実現する。
<実施例5>
実施例5では、バンドルサイズ6のREGバンドルとバンドルサイズ3、2のREGバンドルが共存している。本例では図13と図14を参考に説明する。
異なるREGバンドルからCCEへのマッピング(CCEインデックス付けとも呼ばれるREGバンドルからCCEへのマッピング)は、異なるREGバンドルサイズと、異なるアグリゲーションレベルに対応する異なるREGバンドルサイズとに対して定義される。例えば、本例では、大きなREGバンドルサイズが高い集約レベルに対応し、小さなREGバンドルサイズが低い集約レベルに対応する。ここで、CCEインデックス付けは、REGバンドル論理インデックスからCCEインデックスへのマッピング(またはマッピングパターン)を確立する。小さなREGバンドルの場合、CCEマッピングにより、小さなREGバンドルに対応する低AL候補のうち任意の1つのなかのすべての小さなREGバンドルが、大きなREGバンドルに対応する同じ1つの高AL候補内に位置することになる。
図13において、CORESETは、合計16個のCCEを備えており、それぞれ、(i)6REGのバンドルサイズを有するREG間バンドル1300と、(ii)2REGのバンドルサイズを有する内部REGバンドル1305の2種類のREGバンドルがあると仮定する。REG間バンドル1300は、高アグリゲーションレベルのためのCCEインデックス1340を定義するために使用されることができ、内部REGバンドル1305は、低アグリゲーションレベルのためのCCEインデックス1355を定義するために使用されることができる。
図13に示す技法は、基本リソースユニットとしてのREG間バンドル1300を、CORESET全体における物理的なREG間バンドルインデックスによってインターリーブ1320して、論理REGバンドルインデックス1335に対応するリソースを生成することを含む。論理REG間バンドルインデックス1335に基づいて、高ALのためのCCEインデックス値1340は、あらかじめ定義されたプロセスに従って定義することができる。当技術分野で知られているように、CCEがM個のREG間バンドル1300を含み、M個の論理的に連続するREG間バンドルのそれぞれ(すなわち、論理インデックスがM個のREG間バンドル1300にわたって連続している)がCCEを形成すると仮定することによって、REG間バンドルをCCEにマッピングすることができる。REG間バンドルインデックス1335は、低から高へのCCEインデックス1340に対応して低から高に構成される。REG間バンドルサイズは6REGであり、CCEも6REGを含むので、Mは1であり、したがって、CCEは、本例ではREG間バンドルに相当する。
各REG間バンドル1300は、REG間バンドル1300の論理インデックス順序に従ってN個の内部REGバンドルに分割され、ここで、Nは、REG間バンドルサイズと内部REGバンドルサイズとの比に等しい。低から高への昇順の論理内部REGバンドルインデックス1350は、低から高への昇順の論理内部REGバンドルインデックス1335に対応する。REGバンドル間サイズが6REGであり、内部REGバンドルサイズが2REGである場合、Nの値は3であり、iのREG間バンドルインデックス値に対応する3つの内部REGバンドルの論理インデックス値は、3×i、3×i+1および3×i+2である。例えば、i=9の第2論理REG間バンドルインデックス値に対して、3つの対応する論理内部REGバンドルインデックス値は、図13に示すように、3×9=27、2×9+1=28、および2×9+2=29である。
図14は、内部REGバンドルに対応する低アグリゲーションレベルのためのCCEインデックスを定義するための技法による内部REGバンドルインデックスに基づいて、低アグリゲーションレベルのための内部REGバンドルインデックス1350とCCEインデックス1355との間の事前定義されたマッピング方法を示す。特に、この方法は以下を含む:
1)すべての内部REGバンドルを、各グループ内のW個の内部REGバンドルを有するグループに分割し、グループインデックスは、各グループ内の最初のインデックスREGバンドルインデックスの順序に従って増加する。CCEインデックス付けは、全ての内部REGバンドルにわたるグループインデックス増加方向で行われる。W個の内部REGバンドルは、オプションとして、REG間バンドルに対応する高アグリゲーションレベルの1つの候補のリソースに対応する内部REGバンドルとすることができる。
2)第1グループの例を挙げると、グループ間で、CCEインデックスは、CCEインデックスマッピングに対する内部REGバンドルインデックスを達成するために、同じパターンに従って決定される。例えば、大集約レベルのREGバンドルサイズと小集約レベルのREGバンドルサイズとの比が3である場合、各グループは、N*L(Lは集約レベル)個の内部REGバンドルを含む。集約レベルが4であると仮定すると、各グループは、12個の(Nは3であり、Lは4である)連続する論理内部REGバンドルを含む。n番目(nは非負の整数)のグループに含まれる内部REGバンドルの論理インデックスは<12*n,12*n+1,…,12*n+11>で与えられ、グループn=0に対する値「0」から始まる3番目毎の値(Nの値)をソートされた内部REGバンドルインデックス値として選択し、ソートされた内部REGバンドルインデックスは12n+3m+1(m=0,1,2,3),12n+3m+2(m=0,1,2,3)で与えられ、ソートされた内部REGバンドルインデックスに基づいてN個のREGバンドル毎にCCEを形成する。
3)本例では、N=3であるので、3つの内部REGバンドルインデックス値のグループ内の各構成要素には、図14に示すように、各グループに対して1インクリメント増加するインクリメント増加CCEインデックス値が割り当てられる。
図15に関して説明した別の例として、CORESETが合計16個のCCEを含み、それぞれ、(i)6個のREGのサイズを有するREG間バンドルと、(ii)3個のREGのサイズを有する内部REGバンドルとの2つのREGバンドルがあると仮定する。REG間バンドルは、高いアグリゲーションレベルのためのCCEインデックスを定義するために使用されることができる。内部REGバンドルは、低い集約レベルのためのCCEインデックス値を定義するために使用されることができる。
REG間バンドルは、CORESET全体のインターリーブされたリソース範囲を有する。REGバンドル間論理インデックス1535に対応する物理リソースの後、所定の技法に従って、REGバンドル間インデックス順序が、高ALのためのCCEインデックス1540を定義するために使用される。CCEへのREG間バンドルは、CCEがM個のREG間バンドルを含み、M個の論理的に連続するREG間バンドル(すなわち、論理インデックスは、連続するM個のREG間バンドルである)毎に、低から高へのCCEインデックスに対応する低から高へのREG間バンドルインデックスに基づいて、CCEを形成すると仮定することによって、従来の方法でマッピングされる。ここで、6つのREGに対するREG間バンドルサイズに起因して、CCEはまた、6つのREG、M値1を含み、したがって、CCEは、REG間バンドルに等しい。
各REG間バンドル1500は、REG間バンドルインデックス1530の論理的順序に従ってN個の内部REGバンドルに分割され、ここで、Nは、REG間バンドルサイズと内部REGバンドルサイズとの比に等しい。そして、低から高への論理内部REGバンドルインデックス1550は、低から高への論理内部REGバンドルインデックス1535に対応する。REG間バンドルサイズが6REGであり、内部REGバンドルサイズが3REGである場合、Nの値は2であり、iのREG間バンドルに対応する2つの内部REGバンドルの論理インデックスは2×i、2×i+1である。
低ALのためのCCEインデックス1555を定義するために事前定義されたプロセスに従って、内部REGバンドルインデックス1550に基づき、図16は、低アグリゲーションレベルに対する内部REGバンドルインデックス1550とCCEインデックス1550との間のマッピングを示す。事前定義プロセスは以下を含む:
1)すべての内部REGバンドルを、各グループ内のW個の内部REGバンドルを有するグループに分割し、グループインデックスは、各グループ内の最初のインデックスREGバンドルインデックスの順序に従って増加する。CCEインデックス付けは、全ての内部REGバンドルにわたるグループインデックス増加方向で行われる。W個の内部REGバンドルは、オプションとして、REG間バンドルに対応する高アグリゲーションレベルの1つの候補のリソースに対応する内部REGバンドルとすることができる。
2)第1グループの例を挙げると、グループ間で、CCEインデックスは、CCEインデックスマッピングに対する内部REGバンドルインデックスを達成するために、同じパターンに従って決定される。例えば、高アグリゲーションレベルのREGバンドルサイズと低アグリゲーションレベルのREGバンドルサイズとの比が2である場合、各グループは、N×L(Lはアグリゲーションレベル)を含む。集約レベルが4である場合、論理的に連続する8つの連続内部REGバンドルを含み、n番目(nは非負の整数)グループに含まれる内部REGバンドルの論理インデックスは<8*n,8*n+1,・・・,8*n+7>である。内部REGバンドルの論理インデックスは、8n+2m(m=0,1,2,3)、8n+2m+1(m=0,1,2,3)の順序でソートされ、N個の内部REGバンドル毎にソート後のCCEを形成する。
3)n番目グループの内部REGバンドルに含まれるCCEインデックスは、高アグリゲーションレベルのCCEまたは候補インデックス受注高に従って、L*n〜L*n+W−1として定義される(ここで、Lは高アグリゲーションレベルである)。
図15および図16から分かるように、低アグリゲーションレベルのいずれか1つに含まれる内部REGバンドルは、高アグリゲーションレベルの同じ候補のリソース内にある。結果として、このアプローチは、異なるREGバンドルサイズに対応する異なるALの候補のブロッキング確率を低減しながら、同じCORESETにおける複数のREGバンドルの共存を実現する。
図17は、本明細書で提供される技法の少なくとも一部を利用することができる基地局1750(たとえば、ネットワークエンティティ)の概略アーキテクチャ図1700を提示する。この基地局1750は、他の開示された技法、シナリオなどのうちの1つまたは複数のうちの少なくともいくつかなどのサービスを提供するために、単独で、または他の基地局、ノード、エンドユニット、および/またはサーバなどと併せて、構成および/または能力において幅広く変化し得る。例えば、基地局1750は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなどのような、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を(例えば、無線および/または有線)ネットワーク(例えば、接続され、および/または1つまたは複数の他の基地局を含むことができる)に接続することができる。ネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、発展UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの無線技術を実装することができる。BSおよび/またはUEは、LTE(Long−Term Evolution)、NR(5G New Radio)などの規格を使用して通信することができる。
基地局1750は、命令を処理する1つまたは複数の(たとえば、ハードウェア)プロセッサ1710を備えることができる。1つまたは複数のプロセッサ1710は、任意選択で、複数のコア、数学コプロセッサまたは統合グラフィカル処理ユニット(GPU)などの1つまたは複数のコプロセッサ、および/またはローカル・キャッシュ・メモリの1つまたは複数の層を含むことができる。基地局1750は、オペレーティングシステム1704などの様々な形態のアプリケーション、1つまたは複数の基地局アプリケーション1706、および/またはデータベース1708および/またはファイルシステムなどの様々な形態のデータを格納するメモリ1702を備えることができる。基地局1750は、ローカルエリアネットワークおよび/またはワイドエリアネットワークに接続可能な有線および/または無線ネットワークアダプタ1714などの様々な周辺コンポーネント、ハードディスクドライブ、ソリッドステートストレージデバイス(SSD)、フラッシュメモリデバイス、および/または磁気および/または光ディスクリーダなどの1つまたは複数のストレージコンポーネント1716、および/または他の周辺コンポーネントを備えることができる。
基地局1750は、シリアルまたはパラレルATアタッチメント(ATA)バスプロトコルの変形、ユニフォームシリアルバス(USB)プロトコル、および/または小型コンピュータシステムインターフェース(SCI)バスプロトコルなどの様々なバス技術を使用して、プロセッサ1710、メモリ1702、および/または様々な周辺機器を相互接続する1つまたは複数の通信バス1712を特徴とするメインボードを備えることができる。マルチバスシナリオでは、通信バス1712は、基地局1750を少なくとも1つの他のサーバと相互接続することができる。(図17の概略図1700には示されていないが)基地局1750に任意選択で含まれ得る他の構成要素は、ディスプレイ、グラフィカル処理ユニット(GPU)などのディスプレイアダプタ、キーボードおよび/またはマウスなどの入力周辺機器、および/または基地局1750を準備完了状態にブートすることを容易にする基本入出力システム(BIOS)ルーチンを記憶することができるフラッシュメモリデバイスなどを含む。
基地局1750は、デスクトップまたはタワーなどの様々な物理的エンクロージャ内で動作することができ、かつ/または「オールインワン」デバイスとしてディスプレイと一体化することができる。基地局1750は、水平に、および/またはキャビネットまたはラックに取り付けられてもよく、および/または単に相互接続された構成要素のセットを備えてもよい。基地局1750は、他の構成要素に電力を供給および/または調整する専用および/または共用電源1718を備えることができる。基地局1750は、別の基地局および/またはサーバおよび/または他のデバイスに電力を提供し、かつ/またはそれらから電力を受信することができる。基地局1750は、温度、湿度、および/または気流などの気候特性を調整する共有および/または専用の気候制御ユニット1720を備えることができる。多くのそのような基地局1750は、本明細書で提示される技法の少なくとも一部を利用するように構成および/または適合され得る。
図18は、ユーザ機器(UE)1850(例えば、通信デバイス)の概略的なアーキテクチャ図1800を提示し、ここで提示される技術の少なくとも一部が実装されうる。このUE1850は、ユーザに様々な機能性を提供するために、構成および/または能力において幅広く変化し得る。UE1850は、携帯電話(例えば、スマートフォン)、デスクトップまたはタワーワークステーション、ディスプレイ1808と一体化された「オールインワン」デバイス、ラップトップ、タブレット、コンバーチブルタブレット、またはパームトップデバイス、ヘッドセット、アイグラス、イヤピース、および/または腕時計に搭載可能な、および/または衣料品と一体化された、着用可能デバイス、および/またはテーブルトップなどの家具の一部、および/または車両または住宅などの別のデバイスの構成要素など、様々なフォームファクタで提供され得る。UE1850は、電話、ワークステーション、キオスク、メディアプレーヤ、ゲームデバイス、および/または機器などの様々な役割でユーザにサービスを提供することができる。
UE1850は、命令を処理する1つまたは複数の(たとえば、ハードウェア)プロセッサ1810を備えることができる。1つまたは複数のプロセッサ1810は、任意選択で、複数のコア、数学コプロセッサまたは統合グラフィカル処理ユニット(GPU)などの1つまたは複数のコプロセッサ、および/またはローカルキャッシュメモリの1つまたは複数の層を含むことができる。UE1850は、オペレーティングシステム1803などの様々な形態のアプリケーション、ドキュメントアプリケーション、メディアアプリケーション、ファイルおよび/またはデータアクセスアプリケーションなどの1つまたは複数のユーザアプリケーション1802、ウェブブラウザおよび/または電子メールクライアント、ユーティリティ、および/またはゲームなどの通信アプリケーション、および/または様々な周辺機器用のドライバを格納するメモリ1801を備えることができる。UE1850は、ローカルエリアネットワークおよび/またはワイドエリアネットワークに接続可能な有線および/または無線ネットワークアダプタ1806などの様々な周辺コンポーネント、ディスプレイアダプタ(任意選択でグラフィカル処理ユニット(GPU)を含む)に結合されたディスプレイ1808などの1つまたは複数の出力コンポーネント、スピーカに結合されたサウンドアダプタ、および/またはプリンタ、ディスプレイ1808のキーボード1811、マウス、マイクロフォン、カメラ、および/またはタッチセンシティブコンポーネントなどのユーザからの入力を受信するための入力デバイス、ならびに/あるいはUE1850の位置、速度、および/または加速度を検出するGPS受信機1819などの環境センサ、UE1850の物理的な向きを検出するコンパス、加速度計、および/またはジャイロスコープを備えることができる。(図18の概略アーキテクチャ図1800には示されていないが)UE1850に任意選択で含まれ得る他の構成要素は、ハードディスクドライブ、ソリッドステート記憶デバイス(SSD)、フラッシュメモリデバイス、および/または磁気および/または光ディスクリーダなどの1つまたは複数の記憶構成要素と、準備完了状態へのUE1850のブートを容易にする基本入出力システム(BIOS)ルーチンを記憶することができるフラッシュメモリデバイスと、温度、湿度、および気流などの気候特性を調整する気候制御ユニットとのうちの少なくとも1つとを含む。
UE1850は、シリアルまたはパラレルATアタッチメント(ATA)バスプロトコルの変形、ユニフォームシリアルバス(USB)プロトコル、および/またはスモールコンピュータシステムインターフェース(SCI)バスプロトコルなどの様々なバス技術を使用して、プロセッサ1810、メモリ1801、および/または様々な周辺機器を相互接続する1つまたは複数の通信バス1812を特徴とするメインボードを備えることができる。UE1850は、他の構成要素のための電力を供給および/または調整する専用および/または共有電源1818と、UE1850が電源1818を介して電源に接続されていない間に使用するための電力を格納するバッテリ1804とを備えることができる。UE1850は、他のクライアントデバイスに電力を提供し、かつ/または他のクライアントデバイスから電力を受信することができる。
図19は、例示的な一時的でないコンピュータ可読媒体1902を含むシナリオ1900の図である。非一時的コンピュータ可読媒体1902は、プロセッサ1916によって実行されると、本明細書の規定のうちの少なくともいくつかの(たとえば、プロセッサ1916による)機能を生じさせる、プロセッサ実行可能命令1912を備えることができる。非一時的コンピュータ可読媒体1902は、メモリ半導体(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、および/またはシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)技術を利用する半導体)、ハードディスクドライブのプラッタ、フラッシュメモリデバイス、または磁気ディスクもしくは光ディスク(コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、および/またはフロッピー(登録商標)ディスクなど)を備えることができる。例示的な非一時的コンピュータ可読媒体1902は、デバイス1908の読取装置1910(例えば、ハードディスクドライブの読取ヘッド、またはソリッドステート記憶デバイス上で呼び出される読取動作)による読取1906を受けたときに、プロセッサ実行可能命令1912を表すコンピュータ可読データ1904を記憶する。いくつかの実施形態では、プロセッサ実行可能命令1912は、実行されると、例えば、図2および図3の例示的な方法のうちの少なくともいくつかなど、動作を実行させる。いくつかの実施形態では、プロセッサ実行可能命令1912は、本明細書で説明される例示的なシステムの少なくともいくつかなど、システムおよび/またはシナリオの実装を引き起こすように構成される。
本出願で使用されるように、「モジュール」、「システム」、「インターフェース」などは、一般に、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかであるコンピュータ関連エンティティを指すことが意図される。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってもよいが、これらに限定されない。例として、コントローラ上で実行されるアプリケーションとコントローラの両方がコンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、コンポーネントは、1つのコンピュータ上にローカライズされ、かつ/または2つ以上のコンピュータ(たとえば、ノード(複数可))の間で分散され得る。
別段の指定がない限り、「第1」、「第2」などは、時間的側面、空間的側面、順序付けなどを示唆することを意図しない。むしろ、そのような用語は、特徴、要素、アイテムなどのための識別子、名前などとして単に使用される。例えば、第1オブジェクトおよび第2オブジェクトは、一般に、オブジェクトAおよびオブジェクトB、または2つの異なるまたは2つの同一のオブジェクト、または同じオブジェクトに対応する。
さらに、「例」、「例示的な実施形態」は、本明細書では、例、図などとして機能することを意味し、必ずしも有利な実施形態ではない。本明細書で使用されるように、「または」は、排他的な「または」ではなく包括的な「または」を意味することを意図している。加えて、本出願において使用される「a」および「an」は、一般に、それ以外の意味を表すかまたは単数形に向けられていることが文脈から別途明確でない限り、「1つ以上」を意味すると解釈される。また、AおよびBの少なくとも一方またはAおよびBの両方、またはAおよびBの両方を一般的に意味する。さらに、「含む」、「有する」、「有する」、「有す」、および/またはそれらの変形が、詳細な説明または請求項のいずれかにおいて使用される範囲において、そのような用語は、「含む」という。
主題を、構造的特徴および/または方法論的動作に特有の言語で説明してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、必ずしも上記の特定の特徴または動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の特定の特徴および動作は、特許請求の範囲の少なくとも一部を実施する例示的な形態として開示されている。
さらに、特許請求される主題は、開示される主題を実施するためにコンピュータ(例えば、ノード)を制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組合せを生成するための標準的なプログラミング技法および/またはエンジニアリング技法を使用して、方法、装置、または製造品として実施され得る。本明細書で使用される「製造品」という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。もちろん、特許請求される主題の範囲または精神から逸脱することなく、この構成に対して多くの修正を行うことができる。
実施形態および/または例の様々な動作が、本明細書で提供される。本明細書で動作のいくつかまたはすべてが説明される順序は、これらの動作が必ずしも順序に依存することを暗示するものとして解釈されるべきではない。代替の順序付けは、この説明の恩恵を受ける当業者によって理解されるであろう。さらに、すべての動作が、本明細書で提供される各実施形態および/または例に必ずしも存在するわけではないことを理解されたい。また、いくつかの実施形態および/または例では、すべての動作が必要であるわけではないことを理解されたい。
また、本開示は、1つまたは複数の実装形態に関して示され、説明されてきたが、本明細書および添付の図面を読んで理解することに基づいて、同等の変更および修正が当業者に想起されるであろう。本開示は、すべてのそのような修正および変更を含み、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。特に、上述の構成要素(例えば、要素、リソースなど)によって実行される様々な機能に関して、そのような構成要素を説明するために使用される用語は、特に指示がない限り、開示された構造と構造的に同等ではないにもかかわらず、説明された構成要素の指定された機能(例えば、機能的に同等である)を実行する任意の構成要素に対応することが意図される。加えて、本開示の特定の特徴は、いくつかの実装形態のうちの1つのみに関して開示されているが、そのような特徴は、任意の所与のまたは特定のアプリケーションに対して所望され、有利であり得るように、他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わせることができる。