JP2020526946A - サイドリンクデータ複製の方法およびデバイス - Google Patents
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Abstract
サイドリンクデータ複製の方法およびデバイス。方法は、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定することと、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施することとを含む。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
本開示の実施形態は、一般に、通信の分野に関し、より詳細には、サイドリンクデータ複製の方法およびデバイスに関する。
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にすることができる態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点で読まれるべきであり、何が従来技術に含まれ、何が従来技術に含まれないかに関する容認として理解されるべきではない。
ロングタームエボリューション(LTE)のリリース14では、デバイスツーデバイス(D2D)の複数の拡張機能、またはProSeもしくはサイドリンクと呼ばれることがあるものは、V2X(車車間‐路車間)通信に対応している。特に、サイドリンクは、サイドリンク通信、V2Xサイドリンク通信、およびサイドリンクディスカバリの場合のUE間インターフェースと呼ばれることがある。サイドリンクは、3GPP TS 23.303で定義されているようなPC5インターフェースに相当する。
V2Xは、車両、歩行者、およびインフラストラクチャの間の直接通信の任意の組み合わせを含んでもよい。V2Xは、利用可能なときにはネットワーク(NW)インフラストラクチャを利用してもよいが、カバレッジがない場合であっても、少なくとも基本のV2X接続性が可能であるべきである。
V2Xは、非安全情報および安全情報の両方を保持してもよく、アプリケーションおよびサービス(またはトラフィックと呼ばれる)はそれぞれ、例えばレイテンシ、信頼性、および容量に関して、特定の要件と関連付けられてもよい。V2V(車車間)、V2P(車歩行者間)、V2N(車ネットワーク間)、およびV2I(路車間)など、V2Xに関して定義されるいくつかの異なる使用例がある。
他方で、サイドリンクのV2Xに対する2つの異なるリソース割当て(RA)手順、即ち集中RA(「モード3」と呼ばれることがある)および分散RA(「モード4」と呼ばれることがある)がある。1つまたは複数の送信リソースが、ネットワークデバイスによって予め定義されるかまたは構成される、1つまたは複数のリソースプールから選択される。
集中RAでは、1つまたは複数の送信用サイドリンクリソースは、ネットワークデバイスによってスケジューリングされ、DCIフォーマット5Aなどのダウンリンク制御情報(DCI)を使用して端末デバイスにシグナリングされる。これは、物理的サイドリンク制御チャネル(PSCCH)および物理的サイドリンク共有チャネル(PSSCH)両方の場合である。
分散RAでは、各端末デバイスは、PSCCHおよびPSSCHの両方に対してなど、各送信に対して1つまたは複数のサイドリンクリソースを独立して判断してもよい。サイドリンクリソースは、システム情報ブロック(SIB)など、ブロードキャストシグナリングを使用するネットワークデバイスによって構成された1つまたは複数のリソースプールから、端末デバイスによって選択される。
加えて、新しい送信が実施されると論理チャネル優先手順が適用される。各サイドリンク論理チャネルは、パケット優先度毎のProSe(PPPP)と呼ばれることがある、関連付けられた優先度を有してもよい。複数のサイドリンク論理チャネルが同じ関連付けられた優先度を有してもよい。
端末デバイスのアプリケーションレイヤは、メッセージが下位送信レイヤに送信されると、各V2Xメッセージに対してPPPPが設定されてもよい。プロトコルデータユニット(PDU)のパケット遅延バジェット(PDB)は、PPPPから決定されてもよい。低PDBは、PPPPの高優先度値にマッピングされてもよい。端末デバイスは、ネットワークデバイスに対するサイドリンク通信のトラフィック優先度(例えば、PPPP)を示してもよい。
データ複製は、高信頼性および/または低レイテンシを要するサービスにとってより有用であり得ることが見出されている。したがって、その種のサービスを保持するサイドリンクに関してデータ複製を構成することが可能であるべきである。しかしながら、現在、サービス品質(QoS)はサイドリンクに対して定義されていない。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が必要とされている。
少なくとも上述の問題を解決するために、いくつかの方法、装置、デバイス、およびコンピュータプログラムが本開示において提供される。本開示の実施形態は、新無線(NR)ネットワークで動作する無線システムに限定されず、類似の問題が存在するあらゆる適用シナリオに更に広く適用できることが認識され得る。
本開示の様々な実施形態は、主に、サイドリンクデータ送信の方法、デバイス、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。本開示の実施形態の他の特徴および利点も、特定の実施形態の以下の説明を、本開示の実施形態の原理を例として例示する添付図面と併せ読むことによって、理解されるであろう。
概して、本開示の実施形態は、サイドリンクデータ複製のための解決策を提供する。本開示では、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラ(SLRB)に基づいて、端末デバイスによって決定される。
第1の態様では、端末デバイスにおけるサイドリンクデータ複製の方法が提供され、本方法は、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定することと、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施することとを含む。
一実施形態では、サイドリンク無線ベアラは、サイドリンク無線ベアラ識別子、パケット優先度に関する情報、1つまたは複数の論理チャネル識別子、論理チャネル群識別子、およびトラフィックフロー識別子の情報のうちの1つまたは複数によって特定されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製の送信に用いられることを許可するように予め定義されるかまたは構成されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラに関連する1つまたは複数の条件が、サイドリンクデータ複製を許可するように更に予め定義されるかまたは構成されてもよい。
一実施形態では、本方法は、サイドリンクデータ複製に関する1つまたは複数のパラメータを取得することを更に含んでもよい。パラメータは、サイドリンクの混雑率(CBR)、サイドリンクのチャネル状態情報(CSI)、サイドリンクのフィードバック情報、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック、無線リンク制御(RLC)状態報告、送信制御プロトコル受領確認、アプリケーションレイヤ受領確認、端末デバイスの速度情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスのバッテリ情報、および端末デバイスの分類情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
一実施形態では、サイドリンク無線ベアラに関連付けられたサイドリンクデータパケットが複製されることが許可されると予め定義されるかまたは構成され、1つまたは複数のパラメータが1つまたは複数の予め定義された条件を満たす場合、サイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスの媒体アクセス制御(MAC)レイヤで実施されてもよい。MACレイヤには、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)レイヤおよび/または無線リンク制御(RLC)レイヤによって、論理チャネルおよびサイドリンク無線ベアラのマッピングが通知されてもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスのPDCPレイヤで実施されてもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスのアプリケーションレイヤで実施されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、アプリケーションレイヤによって、または端末デバイスの複製機能によって、サイドリンクデータ複製が許可されるサイドリンク無線ベアラに対するマッピングを含めて決定されてもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットは、第1のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきであり、サイドリンクデータ複製から取得された複製サイドリンクデータパケットは、第2のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきである。
一実施形態では、第2のサイドリンク無線ベアラは、最低優先度でサイドリンク無線ベアラにマッピングされる。
一実施形態では、第2のサイドリンク無線ベアラは、予め定義されるかまたは構成された値によって調節された第1のサイドリンク無線ベアラの識別子に等しい識別子を有する、サイドリンク無線ベアラにマッピングされる。
一実施形態では、方法は、サイドリンクデータ複製のための構成情報をネットワークデバイスから受信することを更に含んでもよい。
一実施形態では、構成情報は、ブロードキャストシグナリングおよび/または専用シグナリングを介して送信されてもよい。
一実施形態では、本方法は、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報をネットワークデバイスに送信することを更に含んでもよい。
一実施形態では、アシスト情報は、端末デバイスの能力情報、どのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うことが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
一実施形態では、本方法は、ネットワークデバイスからの構成情報、および/または端末デバイスによって取得された1つもしくは複数のパラメータに基づいて、サイドリンクデータ複製に使用されるキャリアを決定することを更に含んでもよい。
第2の態様では、ネットワークデバイスにおけるサイドリンクデータ複製の方法が提供され、本方法は、サイドリンクデータ複製に関する構成情報を端末デバイスに送信することを含む。構成情報は、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するために、端末デバイスによって使用される。
一実施形態では、構成情報は、ブロードキャストシグナリングおよび/または専用シグナリングを介して送信されてもよい。
一実施形態では、本方法は、サイドリンクデータ複製に関するアシスト情報を端末デバイスから受信することと、アシスト情報から構成情報を決定することとを更に含んでもよい。
一実施形態では、アシスト情報は、端末デバイスの能力情報、どのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うことが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第3の態様では、プロセッサとメモリとを含む、端末デバイスが提供される。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含み、それによって端末デバイスは、第1の態様による方法を実施するように動作可能である。
第4の態様では、プロセッサとメモリとを含む、ネットワークデバイスが提供される。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含み、それによってネットワークデバイスは、第2の態様による方法を実施するように動作可能である。
本開示の様々な実施形態によれば、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、端末デバイスによって決定される。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
更に、特定の種類のトラフィックに関するサイドリンクパケット複製は、既存のフレームワークに基づいて可能にされてもよい。したがって、サイドリンクの性能を改善することができ、既存のフレームワークに対する影響を最小にすることができる。
加えて、サイドリンクパケット複製を用いて、差別化されたQoSを含むフレームワークを、高信頼性を要するサイドリンクトラフィックに対して提供することができる。更に、端末デバイスの変化する挙動および無線条件に基づいて、動的構成が可能であってもよい。
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利益は、添付図面を参照して、例としての以下の詳細な説明から、更に十分に明白となるであろう。図面中、同様の参照番号または符号は、同様または均等な要素を指定するのに使用される。図面は、本開示の実施形態をより良く理解するのを容易にするために例示され、必ずしも縮尺通りには描かれない。
以下、本開示について、いくつかの例示の実施形態を参照して考察する。これらの実施形態は、本開示の範囲に対する何らかの限定を示唆するのではなく、単に当業者が本開示をより良く理解し、それによって実現できるようにする目的で考察されるものであることが理解されるべきである。
本明細書で使用するとき、「無線通信ネットワーク」という用語は、NR、LTEアドバンスト(LTE−A)、LTE、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)など、任意の適切な通信規格に従うネットワークを指す。更に、無線通信ネットワークにおける端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、グローバル移動体通信システム(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の適切な第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、将来の第5世代(5G)通信プロトコル、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは他の任意の適切な無線通信規格(ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、ブルートゥース、および/またはジグビー規格など)、ならびに/あるいは現在知られているかもしくは将来開発される他の任意のプロトコルを含むがそれらに限定されない、任意の適切な世代の通信プロトコルにしたがって実施されてもよい。
「ネットワークデバイス」という用語は、端末デバイスがネットワークにアクセスし、そこからサービスを受信するのに経由する、無線通信ネットワークにおけるデバイスを指す。ネットワークデバイスは、基地局(BS)、アクセスポイント(AP)、または無線通信ネットワークにおける他の任意の適切なデバイスを指してもよい。BSは、例えば、ノードB(NodeBもしくはNB)、発展型ノードB(eNodeBもしくはeNB)、またはgNB、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、中継器、フェムトやピコなどの低電力ノードなどであってもよい。ネットワークデバイスの更なる他の例は、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノードを含んでもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークデバイスは、端末デバイスが無線通信ネットワークにアクセスできるようにすること、もしくは無線通信ネットワークにアクセスしている端末デバイスに何らかのサービスを提供できるようにすること、および/または無線通信ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することが、可能である、そのように構成されている、そのように配置されている、ならびに/あるいはそれを可能にするように動作可能である、任意の適切なデバイス(またはデバイス群)を表してもよい。
「端末デバイス」という用語は、任意のエンドデバイス、ユーザ機器(UE)、または無線通信ネットワークにアクセスし、そこからサービスを受信することができる、他の適切なデバイスを指す。例として非限定的に、端末デバイスは、移動端末、加入者設備(SS)、携帯加入者設備、移動局(MS)、アクセス端末(AT)、特に例えばポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーミング端末デバイス、音楽記憶再生器具、移動電話、携帯電話、スマートフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、デスクトップコンピュータ、ウェアラブル端末デバイス、車載型無線端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、無線カスタマー構内設備(CPE)などを含んでもよいが、それらに限定されない。以下の説明では、「端末デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」、および「UE」という用語は互換可能に使用されてもよい。
一例として、端末デバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって普及される1つまたは複数の通信規格にしたがった通信向けに構成されたUEを表してもよい。本明細書で使用するとき、「ユーザ機器」、即ち「UE」は、関連デバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味では、必ずしも「ユーザ」を有さなくてもよい。いくつかの実施形態では、端末デバイスは、直接的な人間の相互作用なしに情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。例えば、端末デバイスは、内部もしくは外部イベントによって起動されると、または無線通信ネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。代わりに、UEは、人間のユーザに販売するか人間のユーザによって操作されることが意図されるが、最初は特定の人間のユーザと関連付けられないことがある、デバイスを表してもよい。
端末デバイスは、サイドリンク通信およびV2Xサイドリンク通信に対応してもよい。
更に別の例として、物のインターネット(IoT)のシナリオでは、端末デバイスは、監視および/または測定を実施し、かかる監視および/または測定の結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、機械または他のデバイスを表してもよい。端末デバイスは、この場合、3GPPの文脈ではマシンタイプ通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよい。
1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPP狭帯域物のインターネット(NB−IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかる機械またはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械装置、または家庭用もしくは個人用器具、例えば冷蔵庫、テレビ、腕時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオでは、端末デバイスは、その動作状態またはその動作と関連付けられた他の機能に関して監視および/または報告することができる、車両用または他の機器を表してもよい。
本明細書で使用するとき、ダウンリンク(DL)送信はネットワークデバイスから端末デバイスへの送信を指し、アップリンク(UL)送信は反対方向の送信を指す。
本明細書における、「一実施形態」、「ある実施形態」、「一例の実施形態」などの言及は、記載される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含んでもよいが、全ての実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造、または特性を含まなくてもよいことを示す。更に、かかる語句は必ずしも同じ実施形態を指すものではない。更に、特定の特徴、構造、または特性がある実施形態と関連して記載される場合、明示的に記載されるか否かにかかわらず、他の実施形態と関連してかかる特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内にあることが提示される。
「第1」および「第2」などの用語が、様々な要素について記載する際に本明細書で使用されることがあるが、これらの要素はこうした用語によって限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は1つの要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と称することができ、同様に、第2の要素を第1の要素と称することができる。本明細書で使用するとき、「および/または」という用語は、関連する列挙された用語の1つまたは複数のあらゆる組み合わせを含む。
本開示で使用される専門用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、例示の実施形態を限定しようとするものではない。本明細書で使用するとき、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈において別段の明確な指示がない限り、複数も含むものとする。更に、「備える」、「備えている」、「有する」、「有している」、「含む」、および/または「含んでいる」という用語は、本明細書で使用するとき、提示される特徴、要素、および/または構成要素などが存在することを指定するが、1つもしくは複数の他の特徴、要素、構成要素、および/またはそれらの組み合わせの存在もしくは追加を除外するものではないことが理解されるであろう。
以下の説明および特許請求の範囲において、別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
LTEを自動車業界に拡張するために、V2Vサービスの対応に対する最初の規格が完成された。LTEセルラーインフラストラクチャを推進する追加のV2X動作シナリオに対処する更なる強化は、LTEリリース15に対して計画されている。そのため、5Gの文脈においてNRもV2Xサービスに対応することが期待される。
現在、3GPP SA1のワーキンググループは、将来のV2Xサービスに対する新しいサービス要件を完成している。SA1は、5Gでも使用される高度V2Xサービスに対して25の使用事例を特定した。かかる使用例は、隊列走行、拡張センサ、先進運転、および遠隔運転の4つの使用事例群に分類することができる。これらの高度適用例では、必要なデータ転送率、信頼性、レイテンシ、通信範囲、および速度を満たすために予期される要件は、より厳密である。
LTEにおけるこれらの高度V2Xサービスの少なくとも一部に対応するために、3GPP V2Xフェーズ2における新しい作業項目が始まっている。作業項目は、リリース14の機能性と同じリソースプールに共存してもよく同じスケジューリング割当てフォーマットを使用してもよい、一部のPC5の機能性に対する解決策を特定し、フォーマットは、リリース14のUEと比較してリリース14のPC5動作を著しく低下させることなく、リリース14のUEによって復号することができる。
PC5の機能性は、8つ以下のPC5キャリアであってもよいキャリアアグリゲーション(CA)、高次変調、即ち64 QAM(直交振幅変調)、レイヤ1におけるパケット到着と送信のためのリソース選択との間の最大時間の低減、モード3を使用するUEとモード4を使用するUEとの間での無線リソースプール共有を含んでもよい。
パケット複製は、送信ダイバーシティを増加させるために異なるキャリア間で同じパケットが複製されるとき、一部のサイドリンクサービスにとって重要な信頼性を向上させてもよい。実際に、サイドリンク送信は、例えば、より大きい干渉ならびに半二重帯域内輻射の問題に悩まされることがある、端末デバイスの自律送信の場合、より損失を被りやすい。
RAN1#89では、パケット複製、即ち同じパケットの複製コピーの並列送信(例えば、「並列」は、同じもしくは異なる送信時間であるが、異なるキャリア上であることを意味する)は、PC5キャリアアグリゲーションの使用事例の1つと見なすことができるものと合意された。したがって、キャリアアグリゲーションに基づいてパケット複製を実現する異なる選択肢/方法がある。
例えば、パケット複製はMACレイヤで実施され、2つの選択肢を更に含んでもよい。選択肢は、MAC PDUの複製送信である。この場合、同じサイズの複数のトランスポートブロックが、MACエンティティによって作成され、同じ複製MAC PDUで満たされる。この選択肢によって、受信機において統合復号(ソフトコンバイニング)を実施することが可能になる。しかしながら、異なるキャリア間での再送信(HARQとして知られていることがある)は結合され、即ち、キャリア帯域幅およびトラフィック負荷の観点で常に可能ではなくてもよい、同じトランスポートブロックサイズ(TBS)を要する。
別の選択肢は、MAC SDU(サービスデータユニット)の複製送信である。この事例では、MACエンティティは、異なるキャリアを介して複製MAC SDUを送信する。キャリア間でのHARQ送信および求められるスペクトルは、完全に独立しているであろう。既存の無線リンク制御(RLC)複製廃棄機能は、複製物を扱うであろう。
別の例の場合、パケット複製は、CAフレームワークにおいてPDCP分割ベアラメカニズムを再使用することによって、PDCPレイヤで実施される。この事例では、RLCエンティティ、即ち分割PDCPの下の論理チャネルは、同じMACエンティティと関連付けられる。複製機能、ならびに複製廃棄機能は、PDCPに位置するであろう。したがって、複製データは異なる論理チャネルにマッピングされるであろう。この事例の利点は、複製動作がMACレイヤに対して透明であり、既存のMAC機能性を再使用することができる点である。この事例では、キャリア間でのHARQ送信はやはり独立している。
概要で言及したように、データ複製は、高信頼性および/または低レイテンシを要するサービスにとってより有用なことがある。したがって、その種のサービスを保持するサイドリンクに関してデータ複製を構成することが望ましい。しかしながら、現在のサービス品質(QoS)はサイドリンクに対して定義されていない。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が必要とされている。
本開示の様々な実施形態は、サイドリンクのデータ複製の構成に対する解決策を提供する。以下、本開示のいくつかの例示的な実施形態について図面を参照して記載する。
図1は、本開示の実施形態が実現される、無線通信ネットワーク100の概略図を示している。図1に示されるように、無線通信ネットワーク100は、1つまたは複数のネットワークデバイス、例えばネットワークデバイス101を含んでもよい。
ネットワークデバイス101は、gNB、ノードB、eNB、BTS(ベーストランシーバ基地局)、および/またはBSS(基地局サブシステム)、アクセスポイント(AP)などの形態であることもできる。ネットワークデバイス101は、そのカバレッジ内の端末デバイスまたはUEのセット102−1、102−2、…、102−N(集合的に、「端末デバイス」102と呼ばれる)に対して無線接続性を提供してもよい(Nは自然数)。
ネットワークデバイス101は、処理回路構成、デバイス可読媒体、インターフェース、ユーザインターフェース機器、補助機器、電源、電力送達回路構成、およびアンテナなどを含んでもよい。
実際上、ネットワークデバイス101は、単一の図示される構成要素を構成する複数の異なる物理的構成要素を含んでもよい(例えば、インターフェースは、有線接続のためのワイヤを結合するポート/端子と、無線接続のための無線フロントエンド回路構成とを含む)。別の例として、ネットワークデバイス101は仮想ネットワークノードであってもよい。同様に、ネットワークノードは、自身のそれぞれの構成要素をそれぞれ有してもよい、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードBコンポーネント)で構成されてもよい。
ネットワークデバイスが複数の別個の構成要素(例えば、BTSおよびBSCコンポーネント)を含んでもよい特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。
例示の無線通信ネットワークに示されるネットワークデバイス101は、ハードウェア構成要素の特定の組み合わせを含むデバイスを表すことがあるが、他の実施形態は、構成要素の異なる組み合わせを含むネットワークデバイスを含んでもよい。ネットワークデバイスは、本明細書に開示するタスク、機構、機能、および方法を実施するのに必要な、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを含んでもよいことが理解されるべきである。
図1の構成は単に例証のために記載されているものであり、本開示の範囲に関していかなる限定も示唆するものではないことが理解されるべきである。当業者であれば、無線通信ネットワーク100は、任意の適切な数の端末デバイスおよび/またはネットワークデバイスを含んでもよく、他の適切な構成を有してもよいことを認識するであろう。
実施形態の第1の態様
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の方法が提供される。方法は、一例として端末デバイスで実現される。
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の方法が提供される。方法は、一例として端末デバイスで実現される。
図2は、本開示の一実施形態によるサイドリンクデータ複製の方法200を示すフローチャートであり、一例としてサイドリンクデータ複製の方法を示している。方法200は端末デバイスで実施される。
図2に示されるように、方法200は、ブロック201で、端末デバイスによって、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラ(SLRB)に基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定することと、ブロック202で、端末デバイスによって、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施することとを含む。
一実施形態では、サイドリンク無線ベアラは、サイドリンク無線ベアラ識別子(SLRB ID)、パケット優先度に関する情報(PPPPなど)、1つもしくは複数の論理チャネル識別子(LCID)、論理チャネル群(LCG)識別子、およびトラフィックフロー識別子の情報のうちの1つまたは複数によって特定されてもよい。
情報は本開示の例であってもよいが、それに限定されないことが認識されるべきである。例えば、他のトラフィックフロー識別子が実際のシナリオにしたがって適合されてもよい。
単純にするため、一実施形態では、単一のパケットが1回複製されることも考慮される。しかしながら、他の実施形態では、単一のパケットを1回を超えて複製するように簡単に拡張することができる。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製の送信に用いられることを許可するように予め定義されるかまたは構成されてもよい。
例えば、サイドリンクデータ複製の必要性はサイドリンク無線ベアラごとに決定される。より具体的には、構成/予め構成された情報または定義/予め定義された情報は、特定のサイドリンク無線ベアラに関連付けられた(もしくはそれに属する)サイドリンクデータパケットが複製されるのが許可されるべきか否かを示してもよい。「サイドリンク無線ベアラに関連付けられた/属するサイドリンクデータパケット」に対する参照または同様の説明は、そのサイドリンク無線ベアラで送信されるサイドリンクデータパケットを少なくとも指してもよい。
一例として、LCID1およびLCID2によって特定されるSLRB1は、サイドリンクデータ複製を許可するように、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって半静的になど、予め構成されてもよく、SLRB1に属する全てのサイドリンクデータパケットは複製されることが許可される。
別の例として、LCID3およびLCID4によって特定されるSLRB2は、サイドリンクデータ複製を許可するように、ダウンリンク制御情報(DCI)によって動的になど、構成されてもよく、SLRB2に属する全てのサイドリンクデータパケットは複製されることが許可される。
別の例として、優先度1および2によって特定されるSLRB1は、サイドリンクデータ複製を許可するように、標準仕様書によってなど、定義されてもよく、SLRB1に属する全てのサイドリンクデータパケットは複製されることが許可される。
単純にするため、「構成/予め構成された」または「定義/予め定義された」という用語は、構成または定義されたと単純化されてもよく、構成/予め構成された情報または定義/予め定義された情報は、本開示では、「構成」または「定義」と呼ばれることがある。しかしながら、それらに限定されず、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間で一致に達するために、他の形式が適合されてもよい。
一例として、構成または定義は、サイドリンクデータパケットが、より厳密なPDB要件またはパケットエラー損失率要件を有するサイドリンク無線ベアラに属するとき、サイドリンクデータパケットの複製が許可されることを示してもよい。
別の例として、構成または定義は、サイドリンク無線ベアラ識別子(例えば、SLRB ID、またはPPPP、またはLCID、またはLCG、または他の任意のトラフィックフロー識別子)のリストを示してもよいので、それらの示されるサイドリンク無線ベアラに関連付けられる全てのパケットは、複製されることが許可される。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラに関連する1つまたは複数の条件が、更に予め定義または構成されてもよく、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラに関連付けられるサイドリンクデータパケットは、1つまたは複数の条件が満たされると、複製されることが許可される。
例えば、構成または事前構成は、サイドリンク無線ベアラ識別子および識別子に対する閾値のリストを示してもよいので、サイドリンク無線ベアラ識別子が閾値よりも大きい(または小さい)サイドリンク無線ベアラに関連付けられるサイドリンクデータパケットのみが、複製されることが許可される。
一例として、LCID1〜4によって特定されるSLRB1が構成されてもよく、LCIDが2よりも大きいべきである条件が更に構成されてもよいので、LCID3およびLCID4に関連付けられるサイドリンクデータパケットのみが複製されることが許可される。
別の例として、優先度1〜8によって特定されるSLRB1(例えば、優先度1は優先度8よりも高い)が定義されてもよく、優先度が4よりも高いべきである条件が更に定義されてもよいので、SLRB1に関連付けられ、優先度1〜3であるサイドリンクデータパケットのみが複製されることが許可される。
一実施形態では、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製に関する1つまたは複数のパラメータを取得してもよい。端末デバイスは、サイドリンク無線ベアラに関連付けられたサイドリンクデータパケットが複製されるのが許可されると予め定義されるかまたは構成され、1つまたは複数のパラメータが1つまたは複数の予め定義された条件を満たす場合、サイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定してもよい。
例えば、サイドリンクデータ複製の必要性は、外部条件のいくつかに基づいて決定されてもよい。更に、パラメータおよび/または条件は、ネットワークデバイスによって動的または半静的に構成されてもよい。
一実施形態では、パラメータは、サイドリンクの混雑率(CBR)、サイドリンクのチャネル状態情報(CSI)、およびサイドリンクのフィードバック情報のうちの少なくとも1つを含んでもよく、その一部または全ては下位レイヤ情報と呼ばれてもよい。
加えて、またはその代わりに、パラメータは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック、無線リンク制御(RLC)状態報告、送信制御プロトコル(TCP)受領確認、およびアプリケーションレイヤ受領確認のうちの少なくとも1つを含んでもよく、その一部または全ては上位レイヤ情報と呼ばれてもよい。
加えて、またはその代わりに、パラメータは、端末デバイスの速度情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスのバッテリ情報、および端末デバイスの分類情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
情報は本開示の例であってもよいが、それに限定されないことが認識されるべきである。例えば、他の情報またはパラメータが実際のシナリオにしたがって適合されてもよい。
この実施形態では、構成または定義は、上述のパラメータのいずれかの異なる値を提供することによって、サイドリンクデータ複製を許可/却下してもよく、値は、サイドリンクデータ複製が許可されるか否かを決定するために使用される。
一例として、構成または定義は、経験済みのサイドリンク干渉が特定の値に相当するか、または特定の干渉閾値を上回る場合のみ、サイドリンクデータ複製を許可できることを示してもよい。
別の例として、端末デバイスの速度が特定の値に相当するか、または特定の速度閾値を上回る場合のみ、サイドリンクパケット複製を許可することができる。
別の例として、端末デバイスが特定のエリア(例えば、トンネル、もしくは地下)に位置する場合のみ、サイドリンクデータ複製を許可することができる。
別の例として、CBRが特定の値に相当するか、または特定のCBR閾値を下回る場合のみ、チャネルの更なる混雑を回避するために、サイドリンクデータ複製を許可することができる。
別の例として、端末デバイスの残りのバッテリが特定の値に相当するか、または特定の閾値を上回る場合のみ、サイドリンクデータ複製を許可することができる。
別の例として、端末デバイスが公共の安全に関連するなど、端末デバイスが特定の分類に属する場合のみ、サイドリンクデータ複製を許可することができる。
加えて、構成または定義は、端末デバイスによって受信される受領確認に基づいて、サイドリンクデータ複製を実施するか否かを示してもよい。
例えば、構成または定義は、対応するサイドリンク無線ベアラに関する受信した受領確認に応じて、1つまたは複数のサイドリンクデータパケットを複製する必要があるか否かを示してもよい。受領確認は、HARQフィードバックなどの複数の無線レイヤ受領確認、またはTCP受領確認もしくはアプリケーションレイヤ受領確認などの上位レイヤ受領確認であってもよい。
加えて、構成または定義は、例えば、特定の時間窓(アプリケーション依存であってもよい)にわたって受信される受領確認に基づいて、1つまたは複数のサイドリンクデータパケットを複製する必要があるか否かを示してもよい。
構成または定義は、例えば、誤って(または成功裏に)受信されたパケット(NACKもしくはACKなど)の数と、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラに対して送信されたデータパケットの合計数との比を示してもよく、それによって、比が構成または予め構成された値を上回る(もしくは下回る)場合のみ、サイドリンクデータ複製が許可されてもよい。
上述の外部条件は本開示の例であってもよいが、それに限定されないことが認識されるべきである。例えば、実際のシナリオにしたがって、上述の例の1つまたは複数が組み合わされてもよい。
例えば、上述の条件のうちの1つを超えるものが成立した場合、構成または定義は、端末デバイスの挙動を決定してもよい。例えば、上述の条件の少なくとも1つが成立した場合、またはかかる条件の組み合わせが成立した場合のみ、または優先度が高いいくつかの条件が成立した場合のみ(その場合、構成または定義は上述の可能な条件それぞれに対して優先度を関連付けてもよい)、サイドリンクデータ複製が許可されてもよい。
上述の外部条件の制御は、異なるレイヤに常駐してもよく、したがって、端末デバイスの実現によって、サイドリンクデータ複製を使用可能/使用不能にするクロスレイヤシグナリングが提供されてもよいことが、認識されるべきである。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスの媒体アクセス制御(MAC)レイヤで実施されてもよい。あるいは、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスのPDCPレイヤで実施されてもよい。あるいは、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスのアプリケーションレイヤで実施されてもよい。サイドリンクデータ複製の詳細については、実施形態の第2の態様に記載する。
一実施形態では、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製のための構成情報をネットワークデバイスから受信してもよい。あるいは、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報をネットワークデバイスに送信してもよい。
図3は、本開示の一実施形態によるサイドリンクデータ複製の方法300を示す別のフローチャートであり、一例としてサイドリンクデータ複製の方法を示している。
図3に示されるように、方法300は、301で、端末デバイスによって、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報をネットワークデバイスに送信することを含んでもよい。
一実施形態では、アシスト情報は、端末デバイスの容量情報、どのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うことが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの1つまたは複数を含んでもよい。しかしながら、それに限定されない。
例えば、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製に対応しているか否かの能力について報告してもよく、また任意に、どのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるか(例えば、MACレイヤもしくはPDCPレイヤ)を報告してもよい。この情報は、専用シグナリング、例えば無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して報告されてもよい。
一例として、ネットワークデバイスは、サイドリンクデータ複製を構成し、サイドリンクデータ複製に端末デバイスが対応している場合のみ、接続モードでシグナリングを端末デバイスに送出してもよい。対応レイヤの情報、例えばどのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるかは、サイドリンクデータ複製が実際に始動されたときにスケジューリングがどのように実施されるべきかを、ネットワークデバイスが決定することを助けてもよい。
例えば、サイドリンクデータ複製がMACレイヤで実施される場合、同じ変調および符号化方式(MCS)が採用されるべきであり、サイドリンクデータ複製が上位レイヤで実施される場合、キャリアごとに独立したスケジューリングが採用されるべきである。
別の例として、端末デバイスはまた、サイドリンクデータ複製を行うのが望ましいサイドリンク無線ベアラ識別子を示してもよい。それは、異なる無線ベアラ識別子に対して、ネットワークデバイスまたは端末デバイスのアプリケーションレイヤによって決定される優先度に応じて決まってもよい。
別の例として、接続モードでサイドリンク無線ベアラ識別子を端末デバイスから受信し、端末デバイスがサイドリンク複製に対応している場合、ネットワークデバイスは、示されたサイドリンク無線ベアラ識別子に対してサイドリンクデータ複製が許可されるかを決定し、ブロードキャストシグナリングまたは専用シグナリングを介してこれを端末デバイスに通知してもよい。
図3に示されるように、方法300は、302で、ネットワークデバイスによって、アシスト情報に基づいてサイドリンクデータ複製のための構成情報を決定することと、303で、サイドリンクデータ複製のための構成情報を端末デバイスに送信することとを更に含んでもよい。
一実施形態では、構成情報は様々なやり方で送信されてもよい。一例では、ネットワークデバイスは、サイドリンク無線ベアラ識別子が許可されるサイドリンクデータ複製を構成し、端末デバイスが待機モードおよび/または接続モードの場合、ブロードキャストシグナリング(例えば、SIB)を使用してこれを通知してもよい。
一例では、ネットワークデバイスは、サイドリンク無線ベアラ識別子が許可されるサイドリンクデータ複製を構成し、端末デバイスが接続モードであってサイドリンクデータ複製に対応している場合、専用シグナリング(例えば、RRCシグナリング)を介してこれを通知してもよい。
サイドリンクデータ複製の動的構成も可能であることが認識されるべきである。例えば、端末デバイスがモード3で動作しているとき(即ち、ネットワーク制御)、サイドリンクデータ複製がどのように採用されるべきかを通知するのに、専用シグナリング、例えばMAC制御要素(CE)が使用されてもよい。この場合、ネットワークデバイスが構成の全てを端末デバイスに送信することは必須ではない。
例えば、ネットワークデバイスは、構成の一部のみを端末デバイスに通知してもよく、端末デバイスは、上述したようなパラメータに対して測定を実施し、測定結果をネットワークデバイスに報告してもよい。
あるいは、端末デバイスは、構成に基づいて、自身でサイドリンクデータ複製を採用してもよい。これは、モード3およびモード4両方の端末デバイスで実行可能であるが、モード4の端末デバイスの方が好ましいことがある。
図3に示されるように、方法300は、304で、端末デバイスによって、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定することと、305で、端末デバイスによって、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施することとを更に含んでもよい。
図3に示されるように、方法300は、ブロック306で、端末デバイスによって、ネットワークデバイスからの構成情報、および/または端末デバイスによって取得された1つもしくは複数のパラメータに基づいて、サイドリンクデータ複製に使用されるキャリアを決定することを更に含んでもよい。
例えば、特定の基準にしたがって異なるサイドリンクキャリアが優先されてもよく、端末デバイスは、優先度が高いキャリアでサイドリンクデータ複製を送信してもよい。
例えば、端末デバイスは、サイドリンクで感知を実施してもよく、次に、どの利用可能なリソースを見出すことができるかで、CBRの昇順でキャリアを分類する。この後、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製が許可され、送信待ちのデータを有する、優先度が最も高いサイドリンク無線ベアラ識別子を特定してもよい。次に、端末デバイスは、利用可能なリソースを有するどのキャリアを、サイドリンク無線ベアラ識別子の複製送信に使用できるか/使用するべきかを決定してもよい。決定は、特定されたサイドリンク無線ベアラ識別子の複製送信を実施するのに使用できる全てのキャリアが決定されるまで、最も低いCBRのキャリアから開始してもよい。
図3は本開示の一例であるが、それに限定されないことが認識されるべきである。例えば、ブロック(もしくはステップ)で動作順序が調節されてもよく、ならびに/またはいくつかのブロック(もしくはステップ)が省略されてもよい。更に、図3に示されないいくつかのブロック(もしくはステップ)が追加されてもよい。
上述の実施形態から分かるように、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、端末デバイスによって決定される。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
更に、特定の種類のトラフィックに関するサイドリンクパケット複製は、既存のフレームワークに基づいて可能にされてもよい。したがって、サイドリンクの性能を改善することができ、既存のフレームワークに対する影響は最小であることができる。
加えて、サイドリンクパケット複製を用いて、差別化されたQoSを含むフレームワークを、高信頼性を要するサイドリンクトラフィックに対して提供することができる。更に、端末デバイスの変化する挙動および無線条件に基づいて、動的構成が可能であってもよい。
実施形態の第2の態様
実施形態の第1の態様に基づいて、サイドリンクデータ複製をどのように実施するかについて、実施形態の第2の態様で説明する。第2の態様の実施形態は、第1の態様の実施形態とは独立していてもよいことが認識されるべきである。
実施形態の第1の態様に基づいて、サイドリンクデータ複製をどのように実施するかについて、実施形態の第2の態様で説明する。第2の態様の実施形態は、第1の態様の実施形態とは独立していてもよいことが認識されるべきである。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製は、端末デバイスの媒体アクセス制御(MAC)レイヤで実施されてもよい。MACレイヤには、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)レイヤおよび/または無線リンク制御(RLC)レイヤによって、論理チャネルおよびサイドリンク無線ベアラのマッピングが通知されてもよい。
図4は、本開示の一実施形態による、サイドリンクデータ複製がMACレイヤで実施されることを示す概略図である。図4に示されるように、MACレイヤは複数のキャリアの多重化/逆多重化に関与し、したがって、実際のパケット複製を実施するレイヤとは無関係である。MACレイヤは、適切なキャリアで送達するために、複製された内容を含む論理チャネルを認識しているべきである。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、アプリケーションレイヤによって、または端末デバイスの複製機能によって、サイドリンクデータ複製が許可されるサイドリンク無線ベアラに対するマッピングを含めて予め定義されるか、または構成されるか、または決定されてもよい。
例えば、サイドリンクデータ複製がMACレイヤで実施される場合、端末デバイスは、構成または定義に応じてサイドリンクデータ複製が実施されることが許可される、サイドリンク無線ベアラの1つ(サイドリンク無線ベアラ識別子の1つによって特定されてもよい)に、1つのLCIDをマッピングしてもよい。MACエンティティには、サイドリンクパケット複製のためのLCIDが構成されることが通知されてもよい。
それらの論理チャネルの少なくとも1つで上位レイヤからデータを受信すると、MACエンティティは、異なるサイドリンクキャリアの中でMAC PDUまたはMAC SDUのどちらかの複製送信を実施してもよい。どのLCIDをMACレイヤにおける複製送信に使用するべきかは、端末デバイスの実施によってもよく、または構成もしくは定義によって与えられてもよい。
例えば、構成または定義は、複製されることが許可されるサイドリンク無線ベアラ識別子を示してもよい。サイドリンク無線ベアラ識別子はそれぞれ、端末デバイスが複製送信に使用してもよい、LCIDのセットに関連付けられてもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットは第1のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきであり、サイドリンクデータ複製から取得された複製サイドリンクデータパケットは、第2のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきである。第2のサイドリンク無線ベアラの識別子は、第1のサイドリンク無線ベアラの識別子と同じであってもよく、あるいは第1のサイドリンク無線ベアラの識別子と同じでなくてもよい。
一実施形態では、第2のサイドリンク無線ベアラは、最低優先度のサイドリンク無線ベアラにマッピングされてもよい。あるいは、第2のサイドリンク無線ベアラは、予め定義されるかまたは構成された値によって調節された第1のサイドリンク無線ベアラの識別子に等しい識別子を有する、サイドリンク無線ベアラにマッピングされてもよい。
例えば、いくつかの構成または定義された規則が使用されてもよく、例えば、最も低いLCID(即ち、LCID8)が複製サイドリンクデータパケットを特定するのに使用され、すなわち複製送信のLCIDは、元の送信のLCIDを特定の値(例えば、1)で調節(例えば、加算)したものに等しいものとする。例えば、元の送信のLCIDは3であり、複製送信のLCIDは4である。しかしながら、それに限定されない。
あるいは、構成または定義は、複製サイドリンクデータパケットの送信に用いるべきキャリア(例えば、サービングセルインデックス、または周波数)も示してもよい(動的もしくは半静的になど)。あるいは、端末デバイスは、無線条件、例えば干渉レベル、および/またはCBR、および/またはブロック誤り率(BLER)に応じて、複製サイドリンクデータパケットの送信に用いるべきキャリアを自律的に決定してもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのデータ複製は、端末デバイスのPDCPレイヤで実施されてもよい。
図5は、本開示の一実施形態による、サイドリンクデータ複製がPDCPレイヤで実施されることを示す概略図である。
例えば、サイドリンクデータ複製がPDCPレイヤで実施される場合、端末デバイスは、サイドリンクデータ複製が許可される同じサイドリンク無線ベアラ(サイドリンク無線ベアラ識別子の1つによって特定されてもよい)に、複数のLCIDをマッピングしてもよく、これらのLCIDは同じ分割PDCPエンティティにマッピングされる。
例えば、サイドリンクデータ複製がPDCPレイヤで行われる場合、PDCPエンティティは、元のデータパケットおよび複製データパケットを2つの異なるRLCエンティティに提示してもよい。2つのRLCエンティティは次いで、2つの異なる論理チャネル(LCIDを含む)を通して、RLC PDUをMACレイヤに提示してもよい。どのLCIDをMACレイヤにおける複製送信に使用するべきかは、端末デバイスの実施によってもよく、または構成もしくは定義によって与えられてもよい。
例えば、構成または定義は、複製されることが許可されるサイドリンク無線ベアラ識別子を示してもよい。サイドリンク無線ベアラ識別子はそれぞれ、端末デバイスが複製送信に使用してもよい、LCIDのセットに関連付けられてもよい。
例えば、いくつかの構成または定義された規則が使用されてもよく、例えば、最も低いLCID(即ち、LCID8)が複製サイドリンクデータパケットを特定するのに使用され、または複製送信のLCIDは、元の送信に特定の値(例えば、1)を加算したものに等しいものとする。例えば、元の送信のLCIDは3であり、複製送信のLCIDは4である。しかしながら、それに限定されない。
あるいは、構成または定義は、複製サイドリンクデータパケットの送信に用いるべきキャリア(例えば、サービングセルインデックス、または周波数)も示してもよい(動的もしくは半静的になど)。あるいは、端末デバイスは、無線条件、例えば干渉レベル、および/またはCBR、および/またはBLERに応じて、複製サイドリンクデータパケットの送信に用いるべきキャリアを自律的に決定してもよい。
一実施形態では、サイドリンクデータパケットのデータ複製は、端末デバイスのアプリケーションレイヤで実施されてもよい。
図6は、本開示の一実施形態による、サイドリンクデータ複製がアプリケーションレイヤで実施されることを示す概略図である。
例えば、分割PDCPエンティティではなく、専用サイドリンク無線ベアラ識別子が、外部の無線アクセスネットワーク(RAN)レイヤに常駐する複製機能によって生成される、複製サイドリンクデータパケットを送達するのに使用されてもよい。この場合、どのサイドリンク無線ベアラ識別子を使用するかは、構成または定義またはアプリケーションレイヤに応じて決まってもよい。
例えば、構成/アプリケーションレイヤは、下位レイヤへの複製送信を示すのにサイドリンク無線ベアラ識別子のセットを使用するべきであることを、下位レイヤに示してもよい。
例えば、いくつかの構成または定義された規則が使用されてもよく、例えば、最も低いサイドリンク無線ベアラ識別子(即ち、LCID8)が複製サイドリンクデータパケットを特定するのに使用され確保され、すなわち複製送信のサイドリンク無線ベアラ識別子は、元の送信のサイドリンク無線ベアラ識別子に特定の値(例えば、1)を加算したものに等しいものとする。例えば、元の送信のサイドリンク無線ベアラ識別子は3であり、複製送信のサイドリンク無線ベアラ識別子は4である。しかしながら、それに限定されない。
あるいは、複製サイドリンクデータパケットを保持するサイドリンク無線ベアラ識別子はまた、特定のキャリアにおける送信に関連付けられ、端末デバイスの下位レイヤに通信されてもよい。キャリアは、構成に応じて決まってもよく、または無線条件、例えば干渉レベル、および/またはCBR、および/またはBLERに基づいて、端末デバイスによって自律的に決定されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、アプリケーションレイヤによって、または端末デバイスの複製機能によって、予め定義されるか、または構成されるか、または決定されて、サイドリンク無線ベアラに関連付けられたサイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製が許可されることを示してもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラは、アプリケーションレイヤによって、または端末デバイスの複製機能によって、予め定義されるか、または構成されるか、または決定されて、複製されるサイドリンクデータパケットの1つもしくは複数のサイドリンク無線ベアラを示してもよい。
どの分割ベアラメカニズムが使用されるかとは無関係に、サイドリンクデータ複製が実施されたか否かにかかわらずMACエンティティは単に上位レイヤからデータを送信してもよいことが、認識されるべきである。
実施形態の第3の態様
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の方法が提供される。方法は、一例としてネットワークデバイスで実現され、実施形態の第1および第2の態様と同じものについては省略する。
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の方法が提供される。方法は、一例としてネットワークデバイスで実現され、実施形態の第1および第2の態様と同じものについては省略する。
図7は、本開示の一実施形態によるサイドリンクデータ複製の方法700を示すフローチャートであり、一例としてサイドリンクデータ複製の方法を示している。
図7に示されるように、方法700は、ブロック703で、ネットワークデバイスによって、サイドリンクデータ複製のための構成情報を端末デバイスに送信することを含み、構成情報は、端末デバイスによって、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するのに使用される。
一実施形態では、構成情報は、ブロードキャストシグナリングおよび/または専用シグナリングを介して送信されてもよい。
図7に示されるように、方法700は、ブロック701で、ネットワークデバイスによって、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報を端末デバイスから受信することと、ブロック702で、ネットワークデバイスによって、アシスト情報に基づいて構成情報を決定することとを更に含んでもよい。
一実施形態では、アシスト情報は、端末デバイスの容量情報、どのレイヤでサイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うことが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
上述の実施形態から分かるように、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、端末デバイスによって決定される。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
実施形態の第4の態様
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の装置が提供される。装置は、端末デバイス102であってもよく、または端末デバイス102に構成されてもよく、実施形態の第1から第3の態様と同じ内容については省略する。
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の装置が提供される。装置は、端末デバイス102であってもよく、または端末デバイス102に構成されてもよく、実施形態の第1から第3の態様と同じ内容については省略する。
図8は、本開示の一実施形態によるサイドリンクデータ複製の装置800のブロック図を示している。
図8に示されるように、装置800は、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するように構成された決定ユニット801と、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施するように構成された複製ユニット802とを含む。
図8に示されるように、装置800は、サイドリンクデータ複製のための1つまたは複数のパラメータを取得するように構成された取得ユニット803を更に含んでもよく、パラメータは、サイドリンクの混雑率(CBR)、サイドリンクのチャネル状態情報(CSI)、サイドリンクのフィードバック情報、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック、無線リンク制御(RLC)状態報告、送信制御プロトコル受領確認、アプリケーションレイヤ受領確認、端末デバイスの速度情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスのバッテリ情報、および端末デバイスの分類情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
図8に示されるように、装置800は、サイドリンクデータ複製のための構成情報をネットワークデバイスから受信するように構成された受信ユニット804を更に含んでもよい。
図8に示されるように、装置800は、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報をネットワークデバイスに送信するように構成された送信ユニット805を更に含んでもよい。
装置800に含まれる構成要素は、方法200の動作に対応することが認識されるべきである。したがって、図2を参照して上述した全ての動作および特徴は、同様に、装置800に含まれる構成要素に適用可能であり、同様の効果を有する。単純にするため、詳細については省略する。
装置800に含まれる構成要素は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらのいずれかの組み合わせを含む、様々な形で実現されてもよいことが認識されるべきである。
一実施形態では、1つまたは複数のユニットが、ソフトウェアおよび/またはファームウェア、例えば記憶媒体に格納された機械実行可能命令を使用して、実現されてもよい。機械実行可能命令に加えて、またはその代わりに、装置800に含まれる構成要素のうち一部または全てが、少なくとも部分的に、1つもしくは複数のハードウェア論理構成要素によって実現されてもよい。
例えば、非限定的に、使用することができる例証的なタイプのハードウェア論理構成要素としては、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システム‐オン‐チップシステム(SOC)、複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)などが挙げられる。
装置800はデバイスの一部であってもよい。それに限定されるものではないが、例えば、装置800は端末デバイス102であってもよく、送信機および受信機など、端末デバイス102の他の部分は、図8では省略されている。
上述の実施形態から分かるように、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、端末デバイスによって決定される。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
実施形態の第5の態様
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の装置が提供される。装置は、ネットワークデバイス101であってもよく、またはネットワークデバイス101に構成されてもよく、実施形態の第1から第3の態様と同じ内容については省略する。
一実施形態では、サイドリンクデータ複製の装置が提供される。装置は、ネットワークデバイス101であってもよく、またはネットワークデバイス101に構成されてもよく、実施形態の第1から第3の態様と同じ内容については省略する。
図9は、本開示の一実施形態によるサイドリンクデータ複製の装置900のブロック図を示している。
図9に示されるように、装置900は、サイドリンクデータ複製のための構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信ユニット901を含み、構成情報は、端末デバイスによって、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するのに使用される。
図9に示されるように、装置900は、サイドリンクデータ複製のためのアシスト情報を端末デバイスから受信するように構成された受信ユニット902と、アシスト情報から構成情報を決定するように構成された決定ユニット903とを更に含んでもよい。
装置900に含まれる構成要素は、方法700の動作に対応することが認識されるべきである。したがって、図7を参照して上述した全ての動作および特徴は、同様に、装置900に含まれる構成要素に適用可能であり、同様の効果を有する。単純にするため、詳細については省略する。
装置900に含まれる構成要素は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらのいずれかの組み合わせを含む、様々な形で実現されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のユニットが、ソフトウェアおよび/またはファームウェア、例えば記憶媒体に格納された機械実行可能命令を使用して、実現されてもよい。機械実行可能命令に加えて、またはその代わりに、装置900に含まれる構成要素のうち一部または全てが、少なくとも部分的に、1つもしくは複数のハードウェア論理構成要素によって実現されてもよい。
例えば、非限定的に、使用することができる例証的なタイプのハードウェア論理構成要素としては、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システム‐オン‐チップシステム(SOC)、複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)などが挙げられる。
装置900はデバイスの一部であってもよい。それに限定されるものではないが、例えば、装置900はネットワークデバイス101であってもよく、送信機および受信機など、ネットワークデバイス101の他の部分は、図9では省略されている。
上述の実施形態から分かるように、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かは、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、端末デバイスによって決定される。したがって、サイドリンクに対してデータ複製を適切に構成する解決策が提案される。
実施形態の第6の態様
通信システムが提供され、図1に示されるように、通信システム100は、実施形態の第3の態様によるサイドリンクデータ複製の方法を実施するように構成された、ネットワークデバイス101と、実施形態の第1の態様によるサイドリンクデータ複製の方法を実施するように構成された、端末デバイス102とを含む。
通信システムが提供され、図1に示されるように、通信システム100は、実施形態の第3の態様によるサイドリンクデータ複製の方法を実施するように構成された、ネットワークデバイス101と、実施形態の第1の態様によるサイドリンクデータ複製の方法を実施するように構成された、端末デバイス102とを含む。
一実施形態では、デバイス(ネットワークデバイス101または端末デバイス102など)が提供され、実施形態の第1から第4の態様と同じ内容については省略する。
図10は、本開示の実施形態を実現するのに適したデバイス1000の単純化したブロック図を示している。デバイス1000は、例えば、ネットワークデバイス101または端末デバイス102の少なくとも一部として実現されてもよい。
図示されるように、デバイス1000は、通信手段1030と処理手段1050とを含む。処理手段1050は、データプロセッサ(DP)1010と、DP1010に結合されたメモリ(MEM)1020とを含む。通信手段1030は、処理手段1050においてDP1010に結合される。MEM1020はプログラム(PROG)1040を格納する。通信手段1030は、信号を送信/受信する送受信機として実現されてもよい、他のデバイスとの通信のためのものである。
いくつかの実施形態では、デバイス1000は端末デバイスとして作用する。例えば、メモリ1020は複数の命令を格納し、プロセッサ1010は、メモリ1020に結合され、また、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定し、サイドリンク無線ベアラに基づいてサイドリンクデータが複製されるべきであると決定される場合、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施する、命令を実行するように構成される。
他のいくつかの実施形態では、デバイス1000はネットワークデバイスとして作用する。例えば、メモリ1020は複数の命令を格納し、プロセッサ1010は、メモリ1020に結合され、また、サイドリンクデータ複製のための構成情報を端末デバイスに送信する命令を実行するように構成される。構成情報は、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるサイドリンク無線ベアラに基づいて、サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するのに、端末デバイスによって使用される。
PROG1040は、関連するDP1010によって実行されると、方法200〜700を用いて本明細書で考察したように、本開示の実施形態にしたがってデバイス1000が動作できるようにするプログラム命令を含むものと仮定される。本明細書の実施形態は、デバイス1000のDP1010によって、またはハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実行可能なコンピュータソフトウェアによって実現されてもよい。データプロセッサ1010とMEM1020との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するように適合された処理手段1050を形成してもよい。
MEM1020は、局所的な技術環境に適したいずれかのタイプのものであってもよく、非限定例として、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定のメモリおよび取外し可能なメモリなど、任意の適切なデータ格納技術を使用して実現されてもよい。1つのMEMのみがデバイス1000に示されているが、いくつかの物理的に明確なメモリモジュールがデバイス1000に存在してもよい。DP1010は、局所的な技術環境に適したいずれかのタイプのものであってもよく、非限定例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づいたプロセッサのうちの1つまたは複数を含んでもよい。デバイス1000は、主プロセッサを同期させるクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップなど、複数のプロセッサを有してもよい。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、論理、またはそれらのいずれかの組み合わせの形で実現されてもよい。いくつかの態様はハードウェアの形で実現されてもよいが、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行されてもよい、ファームウェアまたはソフトウェアの形で実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他の何らかの描画表現を使用して例証され記載されているが、本明細書に記載するブロック、装置、システム、技術、または方法は、非限定例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路もしくは論理、汎用ハードウェアもしくはコントローラもしくは他のコンピューティングデバイス、またはそれらの何らかの組み合わせの形で実現されてもよいことが認識されるであろう。
例として、本開示の実施形態は、プログラムモジュールに含まれるものなどの機械実行可能命令が、標的の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行されているという一般的文脈で記載することができる。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施するかまたは特定の抽象データタイプを実現する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能性は、様々な実施形態で所望に応じて、組み合わされるかプログラムモジュール間で分割されてもよい。プログラムモジュールに対する機械実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行されてもよい。分散デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモート両方の記憶媒体内にあってもよい。
本開示の方法を実施するプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語のいずれかの組み合わせで記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてもよく、プログラムコードは、プロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図で指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立型ソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上および部分的にリモートマシン上で、または完全にリモートマシンもしくはサーバ上で実行してもよい。
上述のプログラムコードは、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって、またはそれらと関連して使用されるプログラムを包含するか、あるいは格納してもよい、いずれかの有形媒体であってもよい機械可読媒体上で実現されてもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体または機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいはそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
機械可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つもしくは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM、もしくはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読出し専用メモリ(CD−ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、あるいはそれらの任意の適切な組み合わせが挙げられるであろう。
本開示の文脈では、デバイスは、コンピュータシステムによって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータシステム実行可能命令の一般的文脈で実現されてもよい。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施するかまたは特定の抽象データタイプを実現する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、論理、データ構造などを含んでもよい。デバイスは、通信ネットワークを通してリンクされるリモート処理デバイスによってタスクが実施される、分散型クラウドコンピューティング環境において実践されてもよい。分散型クラウドコンピューティング環境では、プログラムモジュールは、メモリ記憶デバイスを含むローカルおよびリモート両方のコンピュータシステム記憶媒体に位置してもよい。
更に、動作は特定の順序で描かれているが、これは、望ましい結果を達成するために、かかる動作が、示される特定の順序または連続順で実施されること、あるいは例証される全ての動作が実施されることを要するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利なことがある。同様に、いくつかの特定の実現の詳細が上述の考察に含まれるが、これらは本開示の範囲に対する限定としてではなく、特定の実施形態に特有であってもよい特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態に関連して記載した特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実現されることもあってもよい。逆に、単一の実施形態に関連して記載した様々な特徴が、複数の実施形態において別個に、または任意の好適な部分的組み合わせで実現されることもあってもよい。
構造的特徴および/または方法論的作用に特有の文言で本開示について記載してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、上述した特定の特徴または作用に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。それよりもむしろ、上述した特定の特徴および作用は、特許請求の範囲を実現する例示の形態として開示される。
Claims (27)
- サイドリンクデータパケットの送信に用いられるべきサイドリンク無線ベアラに基づいて、前記サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定すること(201、304)と、
前記サイドリンク無線ベアラに基づいて前記サイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される場合、前記サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製を実施すること(202、305)と
を含む、端末デバイス(102)におけるサイドリンクデータ複製の方法(200、300)。 - 前記サイドリンク無線ベアラが、サイドリンク無線ベアラ識別子、パケット優先度に関する情報、1つまたは複数の論理チャネル識別子、論理チャネル群識別子、およびトラフィックフロー識別子の情報のうちの1つまたは複数によって特定される、請求項1に記載の方法。
- 1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラが、サイドリンクデータパケットのサイドリンクデータ複製の送信に用いられることを許可するように予め定義されるかまたは構成される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラに関連する1つまたは複数の条件が、サイドリンクデータ複製を許可するように更に予め定義されるかまたは構成される、請求項3に記載の方法。
- 前記方法が、
前記サイドリンクデータ複製に関する1つまたは複数のパラメータを取得すること
を更に含み、
前記パラメータが、サイドリンクの混雑率(CBR)、前記サイドリンクのチャネル状態情報(CSI)、前記サイドリンクのフィードバック情報、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック、無線リンク制御(RLC)状態報告、送信制御プロトコル受領確認、アプリケーションレイヤ受領確認、前記端末デバイスの速度情報、前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスのバッテリ情報、および前記端末デバイスの分類情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 - 前記サイドリンク無線ベアラで送信されるべきサイドリンクデータパケットが複製されることが許可されると予め定義されるかまたは構成され、前記1つまたは複数のパラメータが1つまたは複数の予め定義された条件を満たす場合、前記サイドリンクデータパケットが複製されるべきであると決定される、請求項5に記載の方法。
- 前記サイドリンクデータパケットの前記サイドリンクデータ複製が、前記端末デバイスの媒体アクセス制御(MAC)レイヤで実施される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記MACレイヤに、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)レイヤおよび/または無線リンク制御(RLC)レイヤによって、論理チャネルおよび前記サイドリンク無線ベアラのマッピングが通知される、請求項7に記載の方法。
- 前記サイドリンクデータパケットの前記サイドリンクデータ複製が、前記端末デバイスのPDCPレイヤで実施される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記サイドリンクデータパケットの前記サイドリンクデータ複製が、前記端末デバイスのアプリケーションレイヤで実施される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 1つまたは複数のサイドリンク無線ベアラが、アプリケーションレイヤ、または前記端末デバイスの複製機能によって、前記サイドリンクデータ複製が許可される前記サイドリンク無線ベアラに対するマッピングを含めて決定される、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記サイドリンクデータパケットが、第1のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきであり、
前記サイドリンクデータ複製から取得された複製サイドリンクデータパケットが、第2のサイドリンク無線ベアラで送信されるべきである、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。 - 前記第2のサイドリンク無線ベアラが、最低優先度のサイドリンク無線ベアラにマッピングされる、請求項12に記載の方法。
- 前記第2のサイドリンク無線ベアラが、予め定義されるかまたは構成された値によって調節された前記第1のサイドリンク無線ベアラの識別子に等しい識別子を有するサイドリンク無線ベアラにマッピングされる、請求項12に記載の方法。
- 前記第2のサイドリンク無線ベアラが、前記複製サイドリンクデータパケットに対して確保された識別子を有するサイドリンク無線ベアラにマッピングされる、請求項12に記載の方法。
- 前記方法が、
前記サイドリンクデータ複製に関する構成情報をネットワークデバイス(101)から受信すること(303)
を更に含み、
前記構成情報が、ブロードキャストシグナリングおよび/または専用シグナリングを介して送信される、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。 - 前記サイドリンクデータ複製に関するアシスト情報を前記ネットワークデバイス(101)に送信すること(301)を更に含む、請求項16に記載の方法。
- 前記アシスト情報が、前記端末デバイスの能力情報、どのレイヤで前記サイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うのが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
- 前記方法が、
ネットワークデバイスからの構成情報、および/または前記端末デバイス(102)によって取得された1つもしくは複数のパラメータに基づいて、前記サイドリンクデータ複製に使用されるキャリアを決定すること(306)
を更に含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。 - ネットワークデバイス(101)におけるサイドリンクデータ複製の方法(700、300)であって、
サイドリンクデータ複製に関する構成情報を端末デバイス(102)に送信すること(703、303)
を含み、
前記構成情報が、サイドリンクデータパケットの送信に用いられるサイドリンク無線ベアラに基づいて、前記サイドリンクデータパケットが複製されるべきか否かを決定するために、前記端末デバイス(102)によって使用される、方法。 - 前記構成情報が、ブロードキャストシグナリングおよび/または専用シグナリングを介して送信される、請求項20に記載の方法。
- 前記サイドリンクデータ複製に関するアシスト情報を前記端末デバイスから受信すること(701、301)と、
前記アシスト情報から前記構成情報を決定すること(702、302)と
を更に含む、請求項20に記載の方法。 - 前記アシスト情報が、前記端末デバイスの能力情報、どのレイヤで前記サイドリンクデータ複製が実施されるかに関する情報、およびサイドリンクデータ複製を行うのが望ましいサイドリンク無線ベアラに関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
- 端末デバイス(102)であって、プロセッサ(1010)とメモリ(1020)とを備え、前記メモリ(1020)が、前記プロセッサ(1010)によって実行可能な命令を含み、それによって前記端末デバイス(102)が、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実施するように動作する、端末デバイス(102)。
- ネットワークデバイス(101)であって、プロセッサ(1010)とメモリ(1020)とを備え、前記メモリ(1020)が、前記プロセッサ(1010)によって実行可能な命令を含み、それによって前記ネットワークデバイス(101)が、請求項20から23のいずれか一項に記載の方法を実施するように動作する、ネットワークデバイス(101)。
- 命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、端末デバイス(102)のプロセッサ(1010)で実行されると、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を前記端末デバイス(102)に実施させる、コンピュータ可読記憶媒体。
- 命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、ネットワークデバイス(101)のプロセッサ(1010)で実行されると、請求項20から23のいずれか一項に記載の方法を前記ネットワークデバイス(101)に実施させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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INTEL CORPORATION: "CA packet duplication in Dual Connectivity", 3GPP TSG-RAN WG2 ADHOC_2017_06_NR R2-1707049, JPN6021003815, 17 June 2017 (2017-06-17), FR, pages 2, ISSN: 0004594249 * |
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