JP2020525096A - 体外循環用のカテーテル - Google Patents

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Abstract

血液などの、体液の体外循環用のカテーテル及びカテーテル組立体について説明する。カテーテルは、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する隔壁を含む。注入管腔は、カテーテルの軸方向長さの一部分のみに沿って延びて、カテーテルの細長い部材の周壁によって画定された注入開口で終端する。排出管腔は、カテーテルの軸方向全長にわたって延びて、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口を通じて横方向からアクセス可能である。

Description

本開示は、医療器具の分野に関する。より詳細には、本開示は、体液の体外循環に有用なカテーテル及びカテーテル組立体に関する。本開示で説明する具体例は、血液の体外酸素化のために有用なカテーテルに関する。
様々な医療的治療において体外回路が使用される。例えば、体外膜酸素化(ECMO)では、体外回路を使用して、心臓と肺が様々な理由から十分な自然なガス交換を達成できない患者の血液を酸素化する。ECMO中に、体外で非酸素化血液が体外回路に送られ、この体外回路内で人為的なガス交換が行われる。酸素化後に、血液が身体の自然循環に注入され戻される。
カテーテルは、体液が回路に出入りする箇所を提供するので、全ての体外回路の重要な構成要素である。ECMOでは、例えば、カテーテルが患者の大静脈内に配置される。静脈血は、カテーテル内に入って体外回路内に移動する。酸素化後に、血液が同じ又は異なるカテーテルに戻るように循環し、最終的に、酸素化された血液として体内に戻る。
当技術分野では、様々な体外回路内での使用に好適な様々なカテーテルが説明されている。例えば、当技術分野では、ECMOでの使用に好適である、排出管腔と戻り管腔の両方を提供する、いくつかの二重管腔カテーテルが説明されている。これらのカテーテルは、好評を博しており、単一カニューレ挿入のみの必要性を含む、いくつかの理由から有利であると考えられる。しかしながら、同じ器具内に排出機能と戻り機能とを含めることによって、いくつかの難題が生じる。
それゆえ、体外血液酸素化用のカテーテルを含む、体液の体外循環用の改良されたカテーテルの必要性が存在する。
種々の例示的なカテーテル及びカテーテル組立体について説明する。
例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。遠位部分は、遠位延長部と、遠位先端と、第1のテーパ部分と、第2のテーパ部分とを含む。遠位延長部は、第1の外径よりも小さい第2の外径を有し、且つ遠位先端は、第2の外径よりも小さい第3の外径を有する。第1のテーパ部分は、本体と遠位延長部との間に配置され、且つ第2のテーパ部分は、遠位延長部と遠位先端との間に配置される。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。遠位部分は、遠位延長部と、遠位先端と、第1のテーパ部分と、第2のテーパ部分とを含む。遠位延長部は、第1の外径よりも小さい第2の外径を有し、且つ遠位先端は、第2の外径よりも小さい第3の外径を有する。第1のテーパ部分は、本体と遠位延長部との間に配置され、且つ第2のテーパ部分は、遠位延長部と遠位先端との間に配置される。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。第1の組の排出開口は、注入開口の近位側に配置され、且つ第2の組の排出開口は、注入開口の遠位側に配置される。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。遠位部分は、遠位延長部と、遠位先端と、第1のテーパ部分と、第2のテーパ部分とを含む。遠位延長部は、第1の外径よりも小さい第2の外径を有し、且つ遠位先端は、第2の外径よりも小さい第3の外径を有する。第1のテーパ部分は、本体と遠位延長部との間に配置され、且つ第2のテーパ部分は、遠位延長部と遠位先端との間に配置される。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。注入開口は、第1の組の排出開口と第2の組の排出開口との間に軸方向に配置される。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。遠位部分は、遠位延長部と、遠位先端と、第1のテーパ部分と、第2のテーパ部分とを含む。遠位延長部は、第1の外径よりも小さい第2の外径を有し、且つ遠位先端は、第2の外径よりも小さい第3の外径を有する。第1のテーパ部分は、本体と遠位延長部との間に配置され、且つ第2のテーパ部分は、遠位延長部と遠位先端との間に配置される。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。第1の組の排出開口は、注入開口の近位側に配置されてカテーテルの本体の外周の一部分のみに沿って延びる。第2の組の排出開口は、注入開口の遠位側に配置されてカテーテルの遠位部分の外周全体にわたって延びる。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、第1の長手方向軸線に沿って遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、本体と遠位部分との間に延びるオフセット部分と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と、本体における第1の組の排出開口と、遠位部分における第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、第1の長手方向軸線に沿って遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、本体と遠位部分との間に延びるオフセット部分と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と、本体における第1の組の排出開口と、遠位部分における第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。注入開口は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の遠位側に軸方向に配置される。
別の例示的なカテーテルは、注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、遠位開口を画定する遠位端部と、近位端部から遠位端部に向かって延びる近位部分と、第1の長手方向軸線に沿って遠位端部から近位端部に向かって延びる遠位部分と、第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って近位部分と遠位部分との間に延びる本体と、本体と遠位部分との間に延びるオフセット部分と、近位端部と遠位端部との間に延びる周壁とを有する細長い部材を備える。本体は、本体の軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有する。周壁は、内部管腔を画定する内表面を有し、且つ注入開口と、本体における第1の組の排出開口と、遠位部分における第2の組の排出開口とを画定する。注入開口並びに第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各排出開口は、周壁の厚みを貫通する通路である。隔壁は、周壁の内表面に配置されて内表面と連続している。隔壁は、内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割する。排出管腔は、第1の組の排出開口及び第2の組の排出開口の各開口が排出管腔への流体のアクセスを提供する状態で、排出ポートと遠位開口との間に延びる。注入管腔は、注入ポートと注入開口との間に延びる。注入開口は、第1の組の排出開口と第2の組の排出開口との間に軸方向に配置される。
特許請求される医療器具の更なる理解は、添付の図面を参照しながら、以下の選択された例の詳細な説明を検討することによって得ることができる。
図1は、第1の例示的なカテーテル組立体の斜視図である。 図2は、第1の例示的なカテーテル組立体の分解図である。 図3は、第1の例示的なカテーテル組立体の側面図である。 図4は、第1の例示的なカテーテル組立体の上面図である。 図4Aは、図4の線4A−4Aに沿って切った、第1の例示的なカテーテル組立体の断面図である。 図4Bは、図4Aの領域Iの拡大断面図である。 図4Cは、図4Aの線4C−4Cに沿って切った、第1の例示的なカテーテル組立体の拡大断面図である。 図4Dは、第1の例示的なカテーテル組立体の遠位端面図である。 図4Eは、第1の例示的なカテーテル組立体の補強用バンドの平面図である。 図5は、第2の例示的なカテーテル組立体の側面図である。 図6は、第2の例示的なカテーテル組立体の上面図である。 図6Aは、図4の線6A−6Aに沿って切った、第2の例示的なカテーテル組立体の断面図である。 図6Bは、図6Aの領域IIの拡大断面図である。 図6Cは、図6Aの線6C−6Cに沿って切った、第2の例示的なカテーテル組立体の拡大断面図である。 図6Dは、第2の例示的なカテーテル組立体の遠位端面図である。 図6Eは、代替的なカテーテルの本体の、一部を切り欠いた、側面図である。 図7は、第2の例示的なカテーテル組立体が内部に配置された身体血管の一部分の断面図である。カテーテル組立体は、例示の目的で一部を切り欠いている。 図8は、第3の例示的なカテーテル組立体の側面図である。 図9は、第3の例示的なカテーテル組立体の上面図である。 図9Aは、図9の線9A−9Aに沿って切った、第3の例示的なカテーテル組立体の断面図である。 図9Bは、図9Aの領域IIIの拡大断面図である。 図9Cは、図6Aの線9C−9Cに沿って切った、第3の例示的なカテーテル組立体の拡大断面図である。 図9Dは、第3の例示的なカテーテル組立体の遠位端面図である。 図10は、第3の例示的なカテーテル組立体が内部に配置された身体血管の一部分の断面図である。カテーテル組立体は、例示の目的で一部を切り欠いている。 図11は、例示的なカテーテルの斜視図である。 図11Aは、図11の領域IVの拡大断面図である。 図12は、図11に図示した例示的なカテーテルの底面図である。 図13は、例示的な補強用バンドの斜視図である。 図14は、別の例示的なカテーテルの斜視図である。 図15は、図14に図示した例示的なカテーテルの上面図である。 図16Aは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の第1の向きに位置決めされる。 図16Bは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Cは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Dは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Eは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Fは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Gは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Hは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Iは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Jは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Kは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Lは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。 図16Mは、図14に図示した例示的なカテーテルの一部分の上面図である。カテーテルは、周方向の別の向きに位置決めされる。
以下の詳細な説明及び添付の図面は、種々の例示的なカテーテル及びカテーテル組立体を説明し図示している。これらの例の説明及び図示は、当業者が本発明のカテーテル及びカテーテル組立体を作製して使用することを可能にするためになされている。説明及び図示は、特許請求の範囲を限定するようには決して意図されていない。
本明細書で使用される場合、「カテーテル」という用語は、少なくとも1つの管腔を画定する細長い管状の医療器具を指す。
本明細書で使用される場合、「カテーテル組立体」という用語は、少なくとも1つの管腔を画定する細長い管状の医療器具であって、少なくとも1つの管腔内に摺動可能に配置された、イントロデューサなどの、細長い構成要素を有する細長い管状の医療器具を指す。
図1、図2、図3、図4、図4A、図4B、図4C、及び図4Dは、第1の例示的なカテーテル組立体1000を図示している。カテーテル組立体1000は、カテーテル1100とイントロデューサ1500とを含む。
カテーテル1100は、長手方向軸線(図には図示せず)に沿って近位端部1110から遠位端部1112に延びる細長い部材である。周壁1114は、近位端部1110と遠位端部1112との間に延びて、内部管腔1116を画定する。隔壁1118は、周壁1114の内表面1120から内側に延びて、内部管腔1114を排出管腔1122と注入管腔1124とに分割する。カテーテル1100内に且つ流体回路へのカテーテル1100の接続とは無関係に、隔壁1118は、排出管腔1122と注入管腔1124とが互いに流体連通しないように注入管腔1124から排出管腔1122を物理的に分離する。
図3に最も良く図示するように、近位部分1130は、近位端部1110から遠位側に遠位端部1112に向かって延びる。遠位部分1150は、遠位端部1112から近位側に近位端部1110に向かって延びる。本体1170は、近位部分1130と遠位部分1150との間に配置される。
近位部分1130は、排出ポート1132と注入ポート1134とを含む。排出ポート1132は、排出管腔1122と流体連通し、その一方で、注入ポート1134は、注入管腔1124と流体連通する。第1のコネクタ1136は、排出ポート1132上に配置され、且つ第2のコネクタ1138は、注入ポート1134上に配置される。コネクタ1136、1138の各々は、それぞれのポート1132、1134を、体外回路内の管類などの、流体回路の要素に接続するのに好適な構造を画定する。図示の実施形態において、コネクタ1136、1138は、それぞれのポート1132、1134に取り付けられる別個の部材を備える。所望であれば、一体に形成されたコネクタを代替案として使用することができる。
排出ポート1132及び注入ポート1134は、互いに流体的に分離される。図示の実施形態において、ポート1132、1134は、カテーテル1100の周壁1114における分岐部1140によって互いに物理的に分離される。分岐部1140を含めることは、任意選択である考えられる、ポート1132、1134への接続の確立を容易にすると同時に、少なくとも排出ポート1132と注入ポート1134との流体分離を維持するので、有利であると考えられる。
本体1170は、近位部分1130と遠位部分1150との間に配置される。図4Cに最も良く図示するように、本体1170は、排出管腔1122と注入管腔1124の両方を含む。また、図3に最も良く図示するように、本体1170は、本体1170の軸方向長さに沿って実質的に均一である外径xを有する。特定の実施形態によるカテーテル内の管腔の各々は、任意の好適な大きさ及び断面形状を有することができ、また、当業者であれば、カテーテルと共に使用されるように意図される任意のイントロデューサの大きさ及び形状と、カテーテルが使用されるように意図される体内の部位とを含む、種々の考慮事項に基づいて特定の実施形態によるカテーテルに対して適切な大きさ及び断面形状を選択することができるであろう。実施形態によるカテーテル内の管腔の各々に好適な断面形状の例としては、限定されるものではないが、腎臓形及び半円形の断面形状が挙げられる。本発明者らは、排出管腔が、図4Cに図示する排出管腔1122の腎臓形の断面形状などの、腎臓形の断面形状を有することが有利であることを見出した。腎臓形状として、排出管腔は、周壁1114によって画定された略円形の外側円弧と、隔壁1118によって画定された略円形の内側円弧とによって境界が定められる。外側円弧及び内側円弧は、注入管腔1124に隣接して配置された横方向接合部において互いに境界を接する。接合部の各々は、図4Cに図示する丸みを帯びた角部などの、角度を有する角部及び丸みを帯びた角部を含む、任意の好適な構成を有することができる。角度を有する角部が含まれる場合、任意の好適な角度を使用できるが、鋭角が有利であると考えられる。丸みを帯びた角部が含まれる場合、任意の好適な丸みを帯びた角部を使用することができる。しかしながら、発明者らは、丸みを帯びた角部が、排出管腔1122の腎臓形断面形状に内接できる最大円形断面形状の約10%よりも大きい半径を有することを見出した。管腔と丸みを帯びた角部とのこの相対的な寸法は、少なくともカテーテル1100と隔壁1118と管腔1122、1124に対して望ましい構造特性を示すので、有利であると考えられる。
遠位部分1150の近位端部1152は、遠位延長部1154の軸方向長さに沿って実質的に均一である外径xを有する遠位延長部1154を画定する。同様に、遠位部分の遠位端部1156は、遠位先端1158の軸方向長さに沿って実質的に均一である外径xを有する遠位先端1158を画定する。図3に最も良く図示するように、外径xは外径xよりも小さく、外径xは外径xよりも小さい。結果として、遠位部分1150は、第1のテーパ部分1160と第2のテーパ部分1162とを含む。カテーテル1100の外径は、第1のテーパ部分1160の長さに沿って外径xから外径xにテーパ状となる。同様に、カテーテル1100の外径は、第2のテーパ部分1162の長さに沿って外径xから外径xにテーパ状となる。
特定の実施形態によるカテーテルにおける遠位先端は、任意の好適な大きさ及び構成を有することができ、また、当業者であれば、カテーテルが使用されるように意図される体内の部位を含む、種々の考慮事項に基づいて特定の実施形態によるカテーテルに対して適切な大きさ及び構成を選択することができるであろう。実施形態によるカテーテルにおける遠位先端の好適な構成の例としては、限定されるものではないが、例示の実施形態における遠位先端1158などの、直線構成、及び湾曲構成が挙げられる。湾曲遠位先端が特定の実施形態によるカテーテルで使用される場合、湾曲遠位先端は、J曲線、部分的J曲線、及び他の任意の好適な曲線を含む、任意の好適な曲線を画定することができる。
隔壁1118は、内部管腔1116を排出管腔1122と注入管腔1124とに分割する。図4Cに最も良く図示するように、隔壁1118は、周壁1114の内表面1120から内側に延びて内表面1120と連続している。したがって、同じく図4Cに最も良く図示するように、排出管腔1122と注入管腔1124の両方は、周壁1114の内表面1120と隔壁1118とによって協働して画定される。隔壁1118は、分岐部1140における注入ポート1124と、周壁1114によって画定された注入開口1180との間に延びる。注入開口1180は、注入管腔1124をカテーテル1100の外部の環境と流体連通させる、周壁1114の厚みを貫通する通路である。したがって、注入管腔1124は、注入開口1180と注入ポート1134との間に延びる。
周壁1114は、本体1170における第1の組の排出開口1190を画定する。第1の組の排出開口1190の各開口は、排出管腔1124をカテーテル1100の外部の環境と流体連通させる、周壁1114の厚みを貫通する通路である。図示の実施形態において、周壁1114は、第2の組の排出開口1192を遠位先端1158に画定する。したがって、図4Aに最も良く図示するように、排出管腔1122は、カテーテルの遠位端部1112によって画定された遠位開口1194と排出ポート1132との間に延び、且つ第1の組の排出開口1190及び第2の組の排出開口1192の開口は、排出管腔1122への横方向からの補助的なアクセスを提供する。
1組又は複数組の排出開口は、特定の実施形態によるカテーテルの軸方向長さに沿った任意の好適な位置に位置決めすることができ、且つ第1の組の排出開口1190及び第2の組の排出開口1192の図示の軸方向位置は、好適な位置の例である。しかしながら、図示の実施形態では、第1の組の排出開口1190がカテーテル1100の軸方向長さに沿って注入開口1180の近位側に位置決めされ、その一方で、第2の組の排出開口1192がカテーテル1100の軸方向長さに沿って注入開口1180の遠位側に位置決めされていることに留意されたい。この位置決めは、患者の上大静脈内の第1の組の排出開口1190の位置決めと患者の下大静脈内の第2の組の排出開口1192の位置決めとを可能にすることによってECMO中に注入開口1180を通して患者の右心房に注入すると同時に患者から排出するのを少なくとも容易にするので有利であると考えられる。
図示の実施形態は第2の組の排出開口1192を含むが、これは任意選択であると考えられ、特定の実施形態によるカテーテルは、単一の組の排出開口のみを含むことができる。更に、特定の実施形態によるカテーテルは、追加の組の排出開口を含むことができる。例えば、図1〜図3に最も良く図示するように、第3の組の排出開口1193は、カテーテル1100の遠位部分1150に、例えば、遠位延長部1154に位置決めすることができる。
排出開口の各組は、種々の数の開口を含むことができ、また、当業者であれば、様々な考慮事項に基づいて特定の実施形態によるカテーテルにおける排出開口の各組に対して好適な数の開口を選択することができるであろう。更に、排出開口の各組は、種々の配置でカテーテル上に周方向に位置決めすることができ、また、当業者であれば、様々な考慮事項に基づいて特定の実施形態によるカテーテルにおける排出開口の各組に対して好適な周方向配置を選択することができるであろう。しかしながら、発明者らは、ある特定の数及び周方向配置が利点をもたらすことを見出した。例えば、図示の実施形態では、第1の組の排出開口1190は、カテーテル1100の外周の周囲に部分的にのみ延びる3つの開口を含む。つまり、第1の組の排出開口は、カテーテル1100の外周の一部分のみに沿って延びる。対照的に、本実施形態では、第2の組の排出開口は、第1の組の排出開口よりも多くの開口を含み、且つ第2の組の排出開口は、カテーテル1100の外周の周囲に完全に延びる。つまり、第2の組の排出開口は、カテーテル1100の外周全体にわたって延びる。第1の組の排出開口1190及び第2の組の排出開口1192における開口のこれらの数及び周方向配置は、有益な性能特性をもたらすように少なくともカテーテルの他の構造特性と協働するので、有利であると考えられる。また、図1〜図3に最も良く図示するように、カテーテルの注入開口1180とは反対側であるか又は略反対側である周壁1114の部分に第1の組の排出開口1190を位置決めすることが有利であると考えられる。この位置決めは、注入開口1180から流出した流体が第1の組の排出開口1190の開口に直ちに流入する可能性を少なくとも低減するので有利であると考えられる。
特定の実施形態によるカテーテルは、所望であれば、1つ又は複数の補強用バンドを含むことができる。例えば、カテーテル1100は、遠位延長部1154に配置された補強用バンド1600を含む。図示の実施形態において、補強用バンド1600は、カテーテル1100の周壁1114の厚み内に配置された金属格子1610である。任意の好適な補強用バンドを特定の実施形態によるカテーテルにおいて使用することができ、また、当業者であれば、任意の所望の可撓性、排出開口の構造などを含む、種々の考慮事項に基づいて特定のカテーテルに対して適切な補強用バンドを選択することができるであろう。図4Eに最も良く図示するように、本実施形態における補強用バンド1600は、複数のリブ1620を有し且つ複数のポート1630を画定する金属格子1610である。複数のポート1630の各ポートは、実質的に円形形状であり、且つ組み立てられたカテーテル1100では、第1の組の排出開口1190の排出開口と位置合わせされる。所望であれば、追加の補強用バンドを特定の実施形態によるカテーテルに含めることができる。
イントロデューサ1500は、カテーテル1100の排出管腔1122内に摺動可能に配置される細長い部材である。イントロデューサ1500は、身体血管を通してイントロデューサ1500及びカテーテル組立体1000をナビゲートするのを容易にするために、従来のワイヤガイドを通過させることができるワイヤガイド用管腔1510を画定する。身体血管内への初期進入を容易にするために、イントロデューサ1500は、テーパ状の遠位端部1520を画定する。
図5、図6、図6A、図6B、図6C、及び図6Dは、第2の例示的なカテーテル組立体2000を図示している。カテーテル組立体2000は、カテーテル2100とイントロデューサ2500とを含む。図7は、身体血管A内に配置された第2の例示的なカテーテル組立体2000を図示している。
カテーテル2100は、以下に詳述することを除き、上で説明したカテーテル1100と同様である。したがって、カテーテル2100は、近位端部2110から遠位端部2112に延びる細長い部材である。周壁2114は、近位端部2110と遠位端部2112との間に延びて、内部管腔2116を画定する。隔壁2118は、周壁2114の内表面2120から内側に延びて、内部管腔2114を排出管腔2122と注入管腔2124とに分割する。近位部分2130は、近位端部2110から遠位側に遠位端部2112に向かって延びる。遠位部分2150は、遠位端部2112から近位側に近位端部2110に向かって延びる。本体2170は、近位部分2130と遠位部分2150との間に配置される。近位部分2130は、排出ポート2132と注入ポート2134とを含む。排出ポート2132は、排出管腔2122と流体連通し、その一方で、注入ポート2134は、注入管腔2124と流体連通する。第1のコネクタ2136は、排出ポート2132上に配置され、且つ第2のコネクタ2138は、注入ポート2134上に配置される。周壁は、注入管腔2124をカテーテル2100の外部の環境と流体連通させる注入開口2180を画定する。したがって、注入管腔2124は、注入開口2180と注入ポート2134との間に延びる。周壁2114はまた、本体2170における第1の組の排出開口2190と、遠位部分2150における第2の組の排出開口2192とを画定する。排出管腔2122は、カテーテル2100の遠位端部2112によって画定された遠位開口2194と排出ポート2132との間に延び、且つ第1の組の排出開口2190及び第2の組の排出開口2192の開口は、排出管腔2122への横方向からの補助的なアクセスを提供する。排出管腔2122は、注入管腔2124に隣接して配置された丸みを帯びた角部を備える横方向接合部において互いに境界を接する、周壁2114によって画定された外側円弧と隔壁2118によって画定された内側円弧とによって境界が定められた腎臓形断面形状を有する。
本実施形態において、カテーテル2100の遠位部分2150及び本体2170は、互いに実質的に平行である異なる長手方向軸線を有する。更に、カテーテル2100は、本体2170と遠位部分2150との間で移行するオフセット部分2210を画定する。この構造的配置では、オフセット部分2210は、本体2170と遠位部分2150との間で移行する曲線を画定する。図6Bに最も良く図示するように、注入開口2180と第1の組の排出開口2190とは、オフセット部分2210の曲線の正反対の内側部分に位置決めされる。
また、本実施形態では、注入開口2180は、第1の組の排出開口2190と第2の組の排出開口2192の両方の遠位側に軸方向に配置される。この位置決めは、ECMO中に注入開口2180を通して患者の右心房に注入すると同時に両方の組の排出開口2190、2192を通して患者の上大静脈から排出するのを少なくとも容易にするので有利であると考えられる。また、本実施形態では、第1の組の排出開口2190及び第2の組の排出開口2192の各々は、排出開口の各組2190、2192のそれぞれの位置においてカテーテル2100の外周の一部分のみに沿って延びる。更に、第1の組の排出開口2190及び第2の組の排出開口2192の各々は、注入開口2180の位置及びカテーテル2100の長手方向軸線に対して実質的に周壁2114の反対側に位置決めされる。図7に最も良く図示するように、オフセット部分2210を含めることを伴う、この位置決めは、注入開口2180を通って流出する、矢印2900で表す、血液などの、流体の力が、カテーテル2100を身体血管Aの内壁2810に対して押圧したときに、身体血管Aの内壁2810からの間隔を確保する。オフセット部分2210を含めることによって得られる、この間隔は、矢印2900で表す流体が注入開口2180から流出したことに反応してカテーテル2100が身体血管Aの内壁2810に押し付けられたときに生じる内壁2810との接触によって第1の組の排出開口2190の開口が閉塞される可能性を低減する。図7に最も良く図示するように、オフセット部分2210は、第1の組の排出開口2190と身体血管Aの内壁2810との間に空隙2814を生じさせる。更に、第1の組の排出開口2190及び第2の組の排出開口2192の部分的周方向配置は、注入開口から流出した流体が第1の組の排出開口又は第2の組の排出開口のいずれかの開口に直ちに流入する可能性を少なくとも低減するので、注入開口が第1の組の排出開口と第2の組の排出開口の両方の遠位側に軸方向に位置決めされる実施形態において特に有利であると考えられる。
図6Eは、代替的なカテーテル2000’の本体2170’、オフセット部分2210’、及び遠位部分2150’を図示している。本実施形態において、オフセット部分2210’は、本体2170’と遠位部分2150’との間にU字状曲線を画定する。注入開口2180’は、オフセット部分2210’のU字状曲線の外側に遠位部分2150’に向けて配置される。また、第1の組の排出開口2190’は、オフセット部分2210’のU字状曲線の内側に配置される。この構造的配置では、オフセット部分2210’とカテーテルが内部に位置決めされる身体血管の壁の内側表面との間に生じる空隙の総容積が低減されるが、第1の組の排出開口2190’は、上で説明したカテーテル2000において見られるように内側表面から離間して配置されたままである。そのようなものとして、この構造的配置は、流体が注入開口2180から流出したことに反応してカテーテル2000’が身体血管の内壁に押し付けられたときのカテーテル2000’が内部に位置決めされた身体血管の内壁との接触によって第1の組の排出開口2190の開口が閉塞される可能性の所望の低減を達成する。この構造的配置は、身体血管壁からの第1の組の排出開口の間隔をカテーテルの比較的短い軸方向長さに制限することが望ましい、カテーテルに有利であり得る。
イントロデューサ2500は、上で説明したイントロデューサ1500と同様である。したがって、イントロデューサ2500は、カテーテル2100の排出管腔2122内に摺動可能に配置される細長い部材である。イントロデューサ2500は、身体血管を通してイントロデューサ2500及びカテーテル組立体2000をナビゲートするのを容易にするために、従来のワイヤガイドを通過させることができるワイヤガイド用管腔2510を画定する。身体血管内への初期進入を容易にするために、イントロデューサ2500は、テーパ状の遠位端部2520を画定する。
図8、図9、図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、第3の例示的なカテーテル組立体3000を図示している。カテーテル組立体3000は、カテーテル3100とイントロデューサ3500とを含む。図10は、身体血管B内に配置された第3の例示的なカテーテル組立体3000を図示している。
カテーテル3100は、以下に詳述することを除き、上で説明したカテーテル2100と同様である。したがって、カテーテル3100は、近位端部3110から遠位端部3112に延びる細長い部材である。周壁3114は、近位端部3110と遠位端部3112との間に延びて、内部管腔3116を画定する。隔壁3118は、周壁3114の内表面3120から内側に延びて、内部管腔3114を排出管腔3122と注入管腔3124とに分割する。近位部分3130は、近位端部3110から遠位側に遠位端部3112に向かって延びる。遠位部分3150は、遠位端部3112から近位側に近位端部3110に向かって延びる。本体3170は、近位部分3130と遠位部分3150との間に配置される。近位部分3130は、排出ポート3132と注入ポート3134とを含む。排出ポート3132は、排出管腔3122と流体連通し、その一方で、注入ポート3134は、注入管腔3124と流体連通する。第1のコネクタ3136は、排出ポート3132上に配置され、且つ第2のコネクタ3138は、注入ポート3134上に配置される。周壁は、注入管腔3124をカテーテル3100の外部の環境と流体連通させる注入開口3180を画定する。したがって、注入管腔3124は、注入開口3180と注入ポート3134との間に延びる。周壁3114はまた、本体3170における第1の組の排出開口3190と、遠位部分3150における第2の組の排出開口3192とを画定する。排出管腔3122は、カテーテル3100の遠位端部3112によって画定された遠位開口3194と排出ポート3132との間に延び、且つ第1の組の排出開口3190及び第2の組の排出開口3192の開口は、排出管腔3122への横方向からの補助的なアクセスを提供する。排出管腔3122は、注入管腔3124に隣接して配置された丸みを帯びた角部を備える横方向接合部において互いに境界を接する、周壁3114によって画定された外側円弧と隔壁3118によって画定された内側円弧とによって境界が定められた腎臓形断面形状を有する。
本実施形態において、カテーテル3100の遠位部分3150及び本体3170は、互いに実質的に平行である異なる長手方向軸線を有する。更に、カテーテル3100は、本体3170と遠位部分3150との間で移行するオフセット部分3210を画定する。この構造的配置では、オフセット部分3210は、本体3170と遠位部分3150との間で移行する曲線を画定する。図9Bに最も良く図示するように、注入開口3180と第1の組の排出開口3190とは、オフセット部分3210の曲線の正反対の内側部分に位置決めされる。
また、本実施形態では、注入開口3180は、第1の組の排出開口3190と第2の組の排出開口3192との間に軸方向に配置される。更に、第1の組の排出開口3190は、第1の距離だけ注入開口から軸方向に離間して配置され、且つ第2の組の排出開口は、第1の距離よりも大きい第2の距離だけ注入開口から軸方向に離間して配置される。この位置決めは、ECMO中に注入開口3180を通して患者の右心房に注入すると同時にそれぞれ第1の組の排出開口3190及び第2の組の排出開口3192を通して患者の上大静脈と下大静脈の両方から排出するのを少なくとも容易にするので有利であると考えられる。そのようなものとして、カテーテル3100は、ECMO又は他の体外循環中の両大静脈カテーテルとしての使用に特によく適している。また、本実施形態では、第1の組の排出開口3190は、カテーテルの外周の一部分のみに沿って延び、且つ注入開口3180の位置に対して周壁3114の実質的に反対側に位置決めされる。第2の組の排出開口3192は、カテーテル3100の遠位端部3150の外周全体に延びる。図10に最も良く図示するように、オフセット部分3210を含めることを伴う、この位置決めは、注入開口3180を通って流出する、矢印3900で表す、血液などの、流体の力が、カテーテル3100を身体血管Bの内壁3810に対して押圧したときに、第1の組の排出開口3190が身体血管Bの内壁3810から離間して配置されることを確実にする。オフセット部分3210を含めることによって得られる、この間隔は、矢印3900で表す流体が注入開口3180から流出したことに反応してカテーテル3100が身体血管Bの内壁3810に押し付けられたときに生じる内壁3810との接触によって第1の組の排出開口3190の開口が閉塞される可能性を低減する。図10に最も良く図示するように、オフセット部分3210は、第1の組の排出開口3190と身体血管Bの内壁3810との間に空隙3814を生じさせる。また、本実施形態では、第2の組の排出開口3192はカテーテル3100の遠位部分3150の周囲に完全に周方向に延びるので、第2の組の排出開口3192の開口のいくつかは、身体血管Bの内壁3810とのそのような接触によって閉塞されない。そのようなものとして、カテーテル3100の遠位部分3150が身体血管の内壁3810側に押圧されたとしても、身体血管Bの管腔3812側に位置決めされる第2の組の排出開口3192の開口は、そのような接触によって閉塞されないので、第2の組の排出開口3192を通して排出が依然として行われ得る。第1の組の排出開口3190のこの部分的周方向配置及び第2の組の排出開口3192の完全周方向配置は、注入開口が第1の組の排出開口と第2の組の排出開口との間に軸方向に位置決めされる実施形態であって、第1の組の排出開口が注入開口から軸方向に離間して配置される距離よりも大きい距離だけ第2の組の排出開口が注入開口から軸方向に離間して配置される実施形態において特に有利であると考えられる。
イントロデューサ3500は、上で説明したイントロデューサ1500と同様である。したがって、イントロデューサ3500は、カテーテル3100の排出管腔3122内に摺動可能に配置される細長い部材である。イントロデューサ3500は、身体血管を通してイントロデューサ3500及びカテーテル組立体3000をナビゲートするのを容易にするために、従来のワイヤガイドを通過させることができるワイヤガイド用管腔3510を画定する。身体血管内への初期進入を容易にするために、イントロデューサ3500は、テーパ状の遠位端部3520を画定する。
図11、図11A、及び図12は、別の例示的なカテーテル4100を図示している。カテーテル4100は、以下に詳述することを除き、上で説明したカテーテル1100と同様である。したがって、カテーテル4100は、近位端部4110から遠位端部4112に延びる細長い部材である。周壁4114は、近位端部4110と遠位端部4112との間に延びて、内部管腔を画定する。隔壁は、周壁の内表面から内側に延びて、内部管腔を排出管腔と注入管腔とに分割する。近位部分4130は、近位端部4110から遠位側に遠位端部4112に向かって延びる。遠位部分4150は、遠位端部4112から近位側に近位端部4110に向かって延びる。本体4170は、近位部分4130と遠位部分4150との間に配置される。近位部分4130は、排出ポート4132と注入ポート4134とを含む。排出ポート4132は排出管腔と流体連通し、その一方で、注入ポート4134は注入管腔と流体連通する。第1のコネクタ4136は、排出ポート4132上に配置され、且つ第2のコネクタ4138は、注入ポート4134上に配置される。周壁は、注入管腔をカテーテル4100の外部の環境と流体連通させる注入開口4180を画定する。したがって、注入管腔は、注入開口4180と注入ポート4134との間に延びる。周壁4114はまた、本体4170における第1の組の排出開口4190と、遠位部分4150における第2の組の排出開口4192とを画定する。排出管腔は、カテーテル4100の遠位端部4112によって画定された遠位開口4194と排出ポート4132との間に延び、且つ第1の組の排出開口4190及び第2の組の排出開口4192の開口は、排出管腔4122への横方向からの補助的なアクセスを提供する。
本実施形態において、補強用メッシュ4700は、カテーテル4100の本体4170における周壁4114に埋め込まれる。図13に最も良く図示するように、補強用メッシュ4700は、近位端部4702と遠位端部4704とを有する。補強用メッシュ4700は、一連の平行な軸方向部材4714と互いに接合されて一定の間隔及び大きさの複数の開口4718を有するメッシュ4716を形成する一連の平行な周方向部材4712を含む部分リング構造4710である。長手方向スリット4719は、リング構造4710の片側に配置される。
図11Aに最も良く図示するように、補強用メッシュ4700は、カテーテル4100の本体の周壁4114に埋め込まれる。第1の環状リング4720は、補強用メッシュ4700の近位端部4702の径方向外側の周壁4114内に埋め込まれ、且つ第2の環状リング4722は、補強用メッシュ4700の遠位端部4704の径方向外側の周壁4114内に埋め込まれる。これらの環状リング4720、4722は、補強用メッシュ4700の両端部4702、4704の上の周壁4114に環状段差4724、4726を形成する。
補強用メッシュ4700は、環状リング4720、4722と共に、周壁4114の外側表面に周方向補強溝4730を形成して、カテーテル4100の長さに対する軸方向位置を提供し、この軸方向位置の周囲において、使用者は、縫合部又は他のコネクタをカテーテル4100にしっかりと固定することができる。軸方向部材4714の存在によって、補強用メッシュ4700の周囲に配置された縫合部が周方向部材4712間の空間に入るのが防止され、これによって、最終的に、カテーテル管腔が狭まるのが防止される。環状リング4720、4722、及び関連の環状段差4724、4726は、補強用メッシュ4700の周囲に配置された縫合部がカテーテル4100の長さに沿って、周壁4114の非補強セクション上に、又は螺旋状補強部材4752を備えたセクション4750などの、螺旋状補強部を有する周壁4114のセクションに、軸方向に移動するのを防止する。
特定の実施形態によるカテーテルに含められる場合に、補強用メッシュ及び環状リングは、補強用メッシュの周囲にしっかりと固定された縫合部によってカテーテル管腔が狭まることに対する所望の抵抗をもたらす1つ又は複数の任意の好適な材料で形成することができる。金属及び合金は、補強用メッシュに特によく適していると考えられる。更に、図示の実施形態は、補強用メッシュとは別個の部材である環状リングを含むが、補強用メッシュが一方又は両方の環状リングを一体に形成できることに留意されたい。この構造的配置は、製造上の利点をもたらし得る。また、図示の実施形態は単一の補強用メッシュしか含まないが、特定の実施形態によるカテーテルは、カテーテルの周囲に縫合部をしっかりと固定することが望ましい可能性がある位置にカテーテルの軸方向長さに沿って配置された、追加の補強用メッシュと、環状リングとを含むことができる。特定の実施形態によるカテーテルに含めることができる意図される数の補強用メッシュの例としては、2つ、3つ、複数、及び4つ以上の補強用メッシュが挙げられる。
図14、図15、図16A、図16B、図16C、図16D、図16E、図16F、図16G、図16H、図16I、図16J、図16K、図16L、及び図16Mは、別の例示的なカテーテル5100を図示している。カテーテル5100は、以下に詳述することを除き、上で説明したカテーテル1100と同様である。したがって、カテーテル5100は、近位端部5110から遠位端部5112に延びる細長い部材である。周壁5114は、近位端部5110と遠位端部5112との間に延びて、内部管腔を画定する。隔壁は、周壁の内表面から内側に延びて、内部管腔を排出管腔と注入管腔とに分割する。近位部分5130は、近位端部5110から遠位側に遠位端部5112に向かって延びる。遠位部分5150は、遠位端部5112から近位側に近位端部5110に向かって延びる。本体5170は、近位部分5130と遠位部分5150との間に配置される。近位部分5130は、排出ポート5132と注入ポート5134とを含む。排出ポート5132は排出管腔と流体連通し、その一方で、注入ポート5134は注入管腔と流体連通する。第1のコネクタ5136は、排出ポート5132上に配置され、且つ第2のコネクタ5138は、注入ポート5134上に配置される。周壁5114は、注入管腔をカテーテル5100の外部の環境と流体連通させる注入開口5180を画定する。したがって、注入管腔は、注入開口5180と注入ポート5134との間に延びる。周壁5114はまた、本体5170における第1の組の排出開口5190と、遠位部分5150における第2の組の排出開口5192とを画定する。排出管腔5122は、カテーテル5100の遠位端部5112によって画定された遠位開口5194と排出ポート5132との間に延び、且つ第1の組の排出開口5190及び第2の組の排出開口5192の開口は、排出管腔5122への横方向からの補助的なアクセスを提供する。
本実施形態において、一連のX線マーカ5800は、注入開口5180の近位側に且つ注入開口5180に隣接して、カテーテル5100の本体5170における周壁5114に埋め込まれる。一連のX線マーカ5800は、カテーテル5100の使用者が、蛍光透視撮像又は超音波撮像技術及び装置を使用して、使用中にカテーテル5100を可視化することを可能にする。従来のカテーテルを用いた撮像では、血管内のカテーテルの向きを決定することが困難であることが判明している。本発明者らは、注入開口5180から流出した流体流れをカテーテルが内部に配置される患者の心臓の三尖弁に向けて導く場合に本明細書で説明するカテーテルが最も効率的且つ効果的に動作することを見出した。一連のX線マーカ5800は、向きの決定を可能にする非対称パターンを提供することによって、この所望の向きを得ることを容易にする。
図16B及び図16Lに最も良く図示するように、一連のX線マーカ5800は、カテーテル5100の周壁5114に埋め込まれた、タンタル円板又は他の好適なマーカなどの、3つのX線マーカを含む。マーカ5802、5804の2つは、カテーテル5100の周壁5114における長手方向軸線上に位置合わせされる。第3のマーカ5806は、カテーテル5100の周壁5114における円周線上の第1のマーカ5802及び第2のマーカ5804の一方と位置合わせされる。円周線は、カテーテル5100の本体5170の長手方向軸線を直交方向に取り囲む。そのようなものとして、図16Dに最も良く図示するように、第1のサブセットの一連のX線マーカ5800は、偶数個のX線マーカを含み、且つ注入開口5180の第1の軸方向側面に配置され、その一方で、第2のサブセットの一連のX線マーカ5800は、奇数個のX線マーカを含み、且つ注入開口5180の反対側の第2の軸方向側面に配置される。一連のX線マーカ5800の非対称パターンは、蛍光透視法、超音波診断、又は他の好適な撮像装置及び技術によってカテーテル5100が視認されたときに、隣接する注入ポート5180の向きを定めることを可能にする。
図16B、図16C、図16D、図16E、図16F、及び図16Gに最も良く図示するように、第1のマーカ5802及び第2のマーカ5804が、第3のマーカ5806の左側に位置決めされて、撮像中に視認可能である場合に、注入開口5180、ひいては、矢印5808で表す、注入開口5180から流出する流体流れの方向は、カテーテル5100が内部に位置決めされる患者の前部の方へ上方に向けられる。対照的に、図16H、図16I、図16J、図16K、及び図16Lに最も良く図示するように、第1のマーカ5802及び第2のマーカ5804が第3のマーカ5806の右側に位置決めされる場合に、注入開口5180、ひいては、矢印5808で表す、注入開口5180から流出する流体流れの方向は、カテーテル5100が内部に位置決めされて撮像中に視認可能である患者の背部の方へ下方に向けられる。図16A、図16G、及び図16Mにおいて、撮像中に第1のマーカ5802及び第2のマーカ5804のみが視認可能である場合に、注入開口5180、ひいては、矢印5808で表す、注入開口5180から流出した流体流れの方向は、カテーテル5100が内部に位置決めされる患者の一方側又は他方側に横方向に向けられる。
カテーテル組立体の全ての構成要素、カテーテル、イントロデューサは、任意の好適な材料で作製することができる。本発明の器具に使用するのに好適であると考えられる材料の非限定的な例としては、カテーテル組立体、カテーテル、及びイントロデューサの作製に使用するのに好適であると考えられる既知の従来の、且つ後に開発された材料が挙げられる。発明者らによって現時点で好適であると考えられる材料の非限定的な例としては、カテーテル組立体、カテーテル、及びイントロデューサの作製に従来使用されてきたポリマー材料、金属材料及び合金材料が挙げられる。
本明細書で説明し図示したカテーテル及びカテーテル組立体は、本発明の範囲内にある種々のカテーテル及びカテーテル組立体から選択された例である。説明し図示した例の一部は、本発明の範囲内の種々の構造及び特徴を示すために選択された。そのようなものとして、本発明と矛盾しない方式で例示的な一実施形態の構造及び特徴を別の例示的な実施形態の1つ又は複数の構造及び特徴と組み合わせることができることに留意すべきである。
当業者であれば、本開示の全体的な教示を考慮して、説明し例示した実施形態に対する種々の修正形態及び代替形態を作成できることを認識するであろう。よって、開示した特定の配置は、単に例示的であるように意図されており、添付の特許請求の範囲及びそのあらゆる均等物の全範囲が与えられる、本発明の範囲を限定するように意図されていない。

Claims (20)

  1. 体液の体外循環用のカテーテルであって、
    注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、
    遠位開口を画定する遠位端部と、
    前記近位端部から前記遠位端部に向かって延びる近位部分と、
    第1の長手方向軸線に沿って前記遠位端部から前記近位端部に向かって延びる遠位部分と、
    前記第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って前記近位部分と前記遠位部分との間に延びる本体と、
    前記本体と前記遠位部分との間に延びるオフセット部分と、
    前記近位端部と前記遠位端部との間に延びる周壁と
    を有する細長い部材
    を備え、
    前記本体が、前記本体の前記軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有し、
    前記周壁が、内部管腔を画定する内表面を有し、注入開口を画定し、且つ前記本体における第1の組の排出開口と、前記遠位部分における第2の組の排出開口とを画定し、前記注入開口並びに前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各排出開口が、前記周壁の厚みを貫通する通路を含み、
    隔壁が前記周壁の前記内表面に配置されて前記内表面と連続しており、前記隔壁が、前記内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割し、
    前記排出管腔が前記排出ポートと前記遠位開口との間に延び、前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各開口が前記排出管腔への流体のアクセスを提供し、並びに
    前記注入管腔が前記注入ポートと前記注入開口との間に延びる、
    カテーテル。
  2. 前記注入開口が、前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の遠位側に且つ前記遠位開口の近位側に軸方向に、前記遠位部分に配置される、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記第1の組の排出開口が、前記本体の前記外周の一部分のみに沿って延びる、請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記第2の組の排出開口が、前記遠位部分の前記外周の一部分のみに沿って延びる、請求項3に記載のカテーテル。
  5. 前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各々が、実質的に前記細長い部材の第1の軸方向側面に配置され、且つ前記注入開口が、実質的に前記細長い部材の略反対側の第2の軸方向側面に配置される、請求項4に記載のカテーテル。
  6. 前記注入開口が、前記第1の組の排出開口と前記第2の組の排出開口との間に軸方向に、前記遠位部分に配置される、請求項1に記載のカテーテル。
  7. 前記第1の組の排出開口が、前記本体の前記外周の一部分のみに沿って延びる、請求項6に記載のカテーテル。
  8. 前記第2の組の排出開口が、前記遠位部分の前記外周全体にわたって延びる、請求項7に記載のカテーテル。
  9. 前記第1の組の排出開口が、実質的に前記細長い部材の第1の軸方向側面に配置され、且つ前記注入開口が、実質的に前記細長い部材の略反対側の第2の軸方向側面に配置される、請求項8に記載のカテーテル。
  10. 体液の体外循環用のカテーテルであって、
    注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、
    遠位開口を画定する遠位端部と、
    前記近位端部から前記遠位端部に向かって延びる近位部分と、
    第1の長手方向軸線に沿って前記遠位端部から前記近位端部に向かって延びる遠位部分と、
    前記第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って前記近位部分と前記遠位部分との間に延びる本体と、
    前記本体と前記遠位部分との間に延びるオフセット部分と、
    前記近位端部と前記遠位端部との間に延びる周壁と
    を有する細長い部材
    を備え、
    前記本体が、前記本体の前記軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有し、
    前記周壁が、内部管腔を画定する内表面を有し、注入開口を画定し、且つ前記本体における第1の組の排出開口と、前記遠位部分における第2の組の排出開口とを画定し、前記注入開口並びに前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各排出開口が、前記周壁の厚みを貫通する通路を含み、
    前記第1の組の排出開口が、実質的に前記細長い部材の第1の軸方向側面に配置されて前記本体の外周の一部分のみに沿って延び、
    前記注入開口が、実質的に前記細長い部材の略反対側の第2の軸方向側面に配置され、
    前記第2の組の排出開口が前記遠位部分の前記外周全体にわたって延び、
    隔壁が前記周壁の前記内表面に配置されて前記内表面と連続しており、前記隔壁が、前記内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割し、
    前記排出管腔が前記排出ポートと前記遠位開口との間に延び、前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各開口が前記排出管腔への流体のアクセスを提供し、並びに
    前記注入管腔が前記注入ポートと前記注入開口との間に延びる、
    カテーテル。
  11. 前記注入開口が、前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の遠位側に且つ前記遠位開口の近位側に軸方向に、前記遠位部分に配置される、請求項10に記載のカテーテル。
  12. 前記注入開口が、前記第1の組の排出開口と前記第2の組の排出開口との間に軸方向に、前記遠位部分に配置される、請求項10に記載のカテーテル。
  13. 前記注入開口の近位側に且つ前記注入開口に隣接して、前記本体における前記周壁に埋め込まれた一連のX線マーカを更に備える、請求項10に記載のカテーテル。
  14. 前記一連のX線マーカが奇数個のX線マーカを含み、前記一連のX線マーカのうちの第1のサブセットのX線マーカが、前記注入開口の第1の軸方向側面に配置された偶数個のX線マーカを含み、且つ前記一連のX線マーカのうちの第2のサブセットのX線マーカが、前記注入開口の反対側の第2の軸方向側面に配置された奇数個のX線マーカを含む、請求項13に記載のカテーテル。
  15. 前記一連のX線マーカが3つのX線マーカを含み、前記一連のX線マーカのうちの前記第1のサブセットのX線マーカが2つのX線マーカを含み、前記一連のX線マーカのうちの前記第2のサブセットのX線マーカが1つのX線マーカを含む、請求項13に記載のカテーテル。
  16. 前記本体における前記周壁に埋め込まれた補強用メッシュであって、メッシュ近位端部とメッシュ遠位端部とを有する補強用メッシュと、
    前記メッシュ近位端部の径方向外側の前記周壁内に埋め込まれた第1の環状リングと、
    前記メッシュ遠位端部の径方向外側の前記周壁内に埋め込まれた第2の環状リングと
    を更に備え、
    前記第1の環状リングが、前記メッシュ近位端部の上の前記周壁に第1の環状段差を形成し、且つ前記第2の環状リングが、前記メッシュ遠位端部の上の前記周壁に第2の環状段差を形成する、
    請求項10に記載のカテーテル。
  17. 前記補強用メッシュが、一連の平行な軸方向部材と接合されて一定の間隔及び大きさの複数の開口を形成する一連の平行な周方向部材を備える、請求項16に記載のカテーテル。
  18. 前記補強用メッシュが、前記メッシュ近位端部から前記メッシュ遠位端部に延びる長手方向スリットを有する部分リング構造を備える、請求項17に記載のカテーテル。
  19. 前記補強用メッシュが、前記注入開口並びに前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の近位側に軸方向に配置される、請求項16に記載のカテーテル。
  20. 体液の体外循環用のカテーテルであって、
    注入ポートと排出ポートとを画定する近位端部と、
    遠位開口を画定する遠位端部と、
    前記近位端部から前記遠位端部に向かって延びる近位部分と、
    第1の長手方向軸線に沿って前記遠位端部から前記近位端部に向かって延びる遠位部分と、
    前記第1の長手方向軸線に実質的に平行な第2の長手方向軸線に沿って前記近位部分と前記遠位部分との間に延びる本体と、
    前記本体と前記遠位部分との間に延びるオフセット部分と、
    前記近位端部と前記遠位端部との間に延びる周壁と
    を有する細長い部材
    を備え、
    前記本体が、前記本体の前記軸方向長さに沿って実質的に均一である第1の外径を有し、
    前記周壁が、内部管腔を画定する内表面を有し、注入開口を画定し、且つ前記本体における第1の組の排出開口と、前記遠位部分における第2の組の排出開口とを画定し、前記注入開口並びに前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各排出開口が、前記周壁の厚みを貫通する通路を含み、
    前記第1の組の排出開口が、前記細長い部材の第1の側面に配置されて前記本体の前記外周の一部分のみに沿って延び、
    前記注入開口が、前記第1の組の排出開口と前記第2の組の排出開口との間に軸方向に、前記細長い部材の第2の側面における前記遠位部分に配置され、
    前記第2の組の排出開口が前記遠位部分の外周全体にわたって延び、
    一連のX線マーカが、前記本体における前記周壁に埋め込まれて前記注入開口に対して非対称パターンで配設され、
    補強用メッシュが前記本体における前記周壁に埋め込まれ、前記補強用メッシュがメッシュ近位端部とメッシュ遠位端部とを有し、
    第1の環状リングが前記メッシュ近位端部の径方向外側の前記周壁内に埋め込まれ、
    第2の環状リングが前記メッシュ遠位端部の径方向外側の前記周壁内に埋め込まれ、
    隔壁が前記周壁の前記内表面に配置されて前記内表面と連続しており、前記隔壁が、前記内部管腔を互いに流体的に隔離された排出管腔と注入管腔とに分割し、
    前記排出管腔が前記排出ポートと前記遠位開口との間に延び、前記第1の組の排出開口及び前記第2の組の排出開口の各開口が前記排出管腔への流体のアクセスを提供し、並びに
    前記注入管腔が前記注入ポートと前記注入開口との間に延びる、
    カテーテル。
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