JP2020525035A - 白色着色剤としてのリン酸三カルシウムを含む着色組成物 - Google Patents

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Abstract

着色剤としてのリン酸三カルシウムを含む着色組成物。本着色組成物は、食品、ペットフード、および医薬品の製造に使用できる。

Description

本発明は、白色着色剤としてリン酸三カルシウムを含む白色着色組成物に関する。この組成物は、食品、ペットフード、医薬品、特に缶詰食品や缶詰ペットフードの製造に使用できる。
現状では、二酸化チタンはその優れた白色着色力により、食品、ペットフード、および医薬品で最も広く使用される白色着色剤である。
二酸化チタンは、白色の被膜を得るために、例えば菓子製品のパンコーティングに使用される。
最近、食品での白色着色剤としての二酸化チタンの使用に関していくつかの懸念が出現している。Environmental Science and Technologyに発表された研究によると、90個近くの食品中に見出された二酸化チタンの最大36%が、種々のナノ粒子からなる(Phys.org March 12, 2015)。
二酸化チタンのナノ粒子は、肺または消化管から他の臓器に移動可能なことが知られている(Particle and Fibre Toxicology, April 15, 2013)。さらに動物実験では、脳内に二酸化チタンのナノ粒子が顕著に蓄積することが示され、一方で毒性の研究では、二酸化チタン粒子が脳細胞の生存能力と機能に悪影響を与えることが示されている。これら研究者は、粒子に曝されると神経機能の障害に繋がる可能性があると考えている(Nanoscale, 2015 Nov 28;7(44):18477-88)。これらの知見により、二酸化チタンの使用に関して、ヒトの摂取には消費者の否定的な「感情」が生まれてくる。
炭酸カルシウムを基材とした製剤が、白色着色用の二酸化チタンの代替物として使用されることがある。しかしながら、その炭酸カルシウム系製剤の使用には、いくつかの欠点、すなわち中性および酸性のpHの用途では、炭酸カルシウムが溶解して着色力が消失しかつ気体が発生する可能性があるという欠点を伴う。特に食品およびペットフード製品の熱処理中には、炭酸カルシウムの使用には色の変化の問題があり、また缶詰の食品およびペットフードでは、熱処理時の色変化の問題の他に、pHと温度の組合せにより缶内の炭酸カルシウムが分解し、それにより気体が形成されて缶が膨張する可能性があることが実証されている。
さらに、炭酸カルシウムのアルカリ反応により、アントシアニンのようなpH感受性の高い着色料と相互作用を引き起こす可能性がある。
従って、いずれの危険性もなしに、食品、ペットフード、および医薬品を白色に着色し、さらには中性pH〜低pHで食品、ペットフード、および医薬品を白色に着色する代替の手法が工業的に要求されている。
本発明の概要
本発明の目的は、熱処理時に色の変化を引き起こさずに、例えばペットフード、ペット用おやつ、チューインガム、またはチョコレートレンチルなどの対象製品での白色着色を可能とし、および/または缶詰とした際に気体の生成を引き起こさず、かつ二酸化チタンまたは炭酸カルシウムを顔料として使用しない白色着色組成物を提供することである。
本発明のさらなる目的は、リン酸三カルシウムを含む易水分散性な組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、食用製品の着色のためにリン酸三カルシウムを使用して、長期保存期間中での安定性を維持する着色組成物を提供することである。
さらに本発明の目的は、リン酸三カルシウムを含む白色着色組成物により食用製品を着色する方法を提供することである。
リン酸三カルシウムは、栄養補助食品および固結防止剤として知られているが、主に食品中のカルシウム量を増大するのに使用され、今までは製品を白色に着色するために選択されてこなかったが、驚くべきことに、食用製品に添加するとリン酸三カルシウムの使用によって確実に白色が得られることが見出された。さらなる知見として、本発明の組成物は、缶詰の食品または缶詰のペットフードに入れても、気体を発生しないことが見出された。さらに本発明の組成物は、着色製品が熱処理されても、変色せずまたは色が褪せないことが見出された。さらなる知見として、驚くべきことに、本発明の組成物は、アントシアニン着色料が、チョコレートレンチルのパンニングのために本発明による組成物で着色された糖層の頂部に使用される場合に、色の変化をもたらすアントシアニン着色料との相互作用を引き起こさないことが見出された。
白色着色剤として二酸化チタンに代えてリン酸三カルシウムを使用する1つの利点は、リン酸三カルシウムに関連する健康面での公知の懸念点がないことである。
従って、二酸化チタンに比較して、リン酸三カルシウムを例えば食用の菓子製品内に着色剤として使用することに関して、いずれの消費者にも否定的な「感情」は無いはずである。
さらに炭酸カルシウムに比較して、リン酸三カルシウムを使用する場合に、pHに関連する反応は起こらずより安定な製剤を生成できる。
本発明の第1の側面は、リン酸三カルシウムを含む着色組成物に関する。
本発明の第2の側面は、リン酸三カルシウムおよび分散剤を含む着色組成物に関する。
本発明の第3の側面は、リン酸三カルシウムおよびポリソルベートを含む着色組成物に関する。
本発明の第4の側面は、本発明の第1の側面による着色組成物を調製する方法に関し、この方法は、
a)リン酸三カルシウム、分散剤、および水を混合して水性懸濁液を生成する工程、および
b)この組成物を乾燥する工程を含む。
本発明の第5の側面は、食品、ペットフード、および/または医薬品などの食用製品を着色する方法に関し、この方法は、食用製品を含む芯部を提供する工程、および本発明の着色組成物によりこの芯部を被覆する工程を含む。
本発明の第6の側面は、本発明の着色組成物を含む食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬組成物に関する。
定義
本明細書内の関連用語のすべての定義は、本明細書内の関連の技術的文脈において当業者が解釈する内容通りに従うものとする。
易水分散性
本発明による組成物が易水分散性であるというのは、凝集塊を実質的に残さずに易水分散性であることを意味する。
この特性は、以下の方法で試験される。試験する50gの製品を50gの脱イオン水に添加する。この懸濁液をティースプーンで30秒間攪拌して1時間放置する。懸濁液が滑らかに容易に撹拌されるように見える場合には、この懸濁液は易水分散性であると見做す。
食品等級
食品等級として定義される本発明の材料は、その材料がヒトの摂取に適してかつ安全であることを意味する。
食用製品
本明細書では、食用製品とは、食品であると定義され、例えば、菓子類、ペットフード製品、ペット用おやつ、または錠剤などの医薬品である。
白色着色剤
「白色着色剤」という用語は、単に白色を提供する着色剤を指す。本明細書に記載する着色剤として使用する際にリン酸三カルシウムは白色を呈するので、本明細書に記載するリン酸三カルシウムの使用に関連する「白」という用語は、単に説明としての使用と見做され、すなわち限定的な用語ではない。
白色着色
本明細書に記載の水分散性組成物の使用に関連する「白色着色」という用語は、単に、食品、ペットフード、または医薬品に塗布または混合すると、リン酸三カルシウム着色剤がより白い外観を提供するという事実に関連している。
百分率
着色組成物中の種々の材料の百分率は、組成物全体に対する重量/重量の百分率として計算される。
「缶」という用語は、剛性のレトルト可能容器、例えば、金属缶または金属合金缶などの金属容器、プラスチック容器、ガラス容器、およびそれらの組合せを意味する。
「缶詰」という用語は、食品またはペットフードなどの食用製品が缶内に封入されていることを意味する。
本明細書内で使用する範囲は、範囲内のそれぞれの値を列記して説明する必要性を回避するように、本明細書内では簡略表現で使用される。範囲内の任意の適切な値を、適宜、その範囲の上限値、下限値または終端値として選定してもよい。
本明細書で使用される場合に、文脈中で明確に他に指示がない限り、単語の単数形は複数形を含み、逆もまた同様である。従って、不定冠詞(a, an)および定冠詞(the)の表現は一般に、それぞれの用語の複数形も含んでいる。例えば、「食品組成物(food composition)」または「食品組成物の製造方法(a method of making a food composition)」の表現には、複数のその「食品組成物(food compositions)」または複数のその「方法(methods)」が含まれる。同様に、「含む(comprise, comprises)」および「含むこと(comprising)」という用語は、限定的ではなく包括的に解釈されるべきである。同様に、「含む(include)」、「含むこと(including)」、および「または(or)」という用語はすべて、その構成が文脈により明確に限定されていない限り、包括的であると解釈すべきである。
含水量の測定
「含水量」という用語は、以下の試験方法に関連している。
1)2gの試料をパイレックスガラス製ペトリ皿内に秤量する。
2)試料をオーブン中で110℃かつ3時間乾燥する。
3)試料を有効な乾燥剤を封入したデシケーターに移し、約30分間放置して冷却する。
4)試料重量を再度秤量し、「含水量」は、乾燥前の重量に対する%としての乾燥時の減量分である。
乾燥粉末
「乾燥粉末」という用語は、以下の試験方法に関連している。
1)2gの粉末をパイレックスガラス製ペトリ皿内に秤量する。
2)粉末をオーブン中で110℃かつ3時間乾燥する。
3)粉末を有効な乾燥剤を含むデシケーターに移し、約30分間放置して冷却する。
4)粉末を再度秤量し、乾燥時の減量分を乾燥前の重量に対する%として計算する。
5)乾燥時の減量分が10%未満の場合には、粉末は乾燥していると見做す。
本発明の詳細な説明
本発明の発明者らは、驚くべきことに、リン酸三カルシウムが食品、ペットフード、および医薬品での着色剤としてうまく使用できることを見出した。
本発明の着色組成物は、リン酸三カルシウム、および任意に分散剤を含む。さらに本発明の組成物は、缶詰製品の保存中または熱処理中に着色組成物が気体を発生しないので、缶詰食品および缶詰ペットフードでの使用に特に有用であることが見出された。缶詰食品および缶詰ペットフード内での気体の発生は、製造業者にとって大きな問題になる可能性がある。さらに、缶詰の食品/ペットフードの色は、熱処理中または保管中に色が変化しないことが分かっている。
さらに、分散剤をリン酸三カルシウムに添加すると、リン酸三カルシウムの白色化力を改善することが可能となる。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、リン酸三カルシウム、および任意に分散剤を含む着色組成物に関連する。
本発明のより特定の態様において、本発明は、リン酸三カルシウム、分散剤、および任意に水を含み、かつ他に何も含まない着色組成物に関する。
本発明のさらに特定の態様において、本発明は、リン酸三カルシウムおよびポリソルベートを含む着色組成物に関する。
さらに特定の態様において、本発明は、少なくとも50%のリン酸三カルシウム、1%〜20%の分散剤、および10%未満の水を含む着色組成物に関する。
本発明のさらなる態様において、本発明は、本発明の着色組成物を調製する方法に関し、前記調製方法は、
a)分散剤の溶解が完了するまで、分散剤を水と混合する工程、
b)リン酸三カルシウムをa)の組成物と混合する工程、および
c)b)の組成物を乾燥する工程を含む。
本発明のさらなる態様は、食用製品を着色するために本発明の組成物を使用することに関する。
本発明のさらなる態様は、食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品などの食用製品を着色する方法に関し、この方法は、
a)食品および/または医薬品を含む芯部を提供し、この芯部を本発明の着色組成物で被覆する工程、および/または、
b)食品、ペットフード、および/またはペット用おやつと着色組成物を混合する工程、および
c)任意にb)の食品組成物および/またはペットフード組成物を缶詰にする工程、および
d)任意にc)の缶を熱処理する工程を含む。
好ましい態様において、本発明は、本発明の着色組成物を含む食用組成物を対象とする。
本発明のさらに好ましい態様は、本発明の着色組成物を含む缶詰食品および/または缶詰ペットフードを対象とする。
着色組成物
本発明の着色組成物は、リン酸三カルシウムおよび任意に分散剤を含む。本発明の好ましい態様において、着色組成物は易水分散性である。本発明のより好ましい態様において、着色組成物はリン酸三カルシウムおよび分散剤を含む。
特定の態様において、本発明は、少なくとも50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、98%、99%のリン酸三カルシウム、特に50〜100%、60〜100%、70〜100%、75〜100%、80〜100%、85〜100%、90〜100%のリン酸三カルシウムを含む着色組成物に関する。
好ましい態様において、本発明は、少なくとも50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、98%、99%のリン酸三カルシウム、特に50〜99%、60〜99%、70〜99%、75〜99%、80〜99%、85〜99%、90〜99%のリン酸三カルシウム、および少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18、19%、20%の分散剤、例えば30%未満、25%未満、24%未満、23%未満、22%未満、21%未満、20%未満、19%未満、18%未満、17%未満、16%未満、15%未満の分散剤、特に2〜30%、4〜25%、5〜20%、7〜15%の分散剤を含む着色組成物に関する。本発明のさらに好ましい態様において、着色組成物は、10%未満、9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満の水を含む。本発明の特定の態様において、易水分散性な着色組成物は乾燥粉末である。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、50〜99%のリン酸三カルシウム、1〜30%の分散剤、および10%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、60〜98%のリン酸三カルシウム、2〜25%の分散剤、および8%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、75〜98%のリン酸三カルシウム、4〜20%の分散剤、および7%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、85〜98%のリン酸三カルシウム、5〜18%の分散剤、および6%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、50〜99%の平均粒子径が10μm未満のリン酸三カルシウム粒子、1〜30%の分散剤、および10%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、60〜98%の平均粒子径が10μm未満のリン酸三カルシウム粒子、2〜25%の分散剤、および8%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、75〜95%の平均粒子径が10μm未満のリン酸三カルシウム粒子、5〜20%の分散剤、および7%未満の水を含む。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、85〜93%の平均粒子径が10μm未満のリン酸三カルシウム粒子、7〜15%の分散剤、および6%未満の水を含む。
リン酸三カルシウムおよび分散剤に加えて、本明細書に記載の着色組成物は、限定はされないが、酸化防止剤、防腐剤、および/または他の着色剤などの他の関連材料/添加剤を含んでもよいのは当然のことである。
本発明の特定の態様において、この組成物は易水分散性である。
特定の態様において、着色組成物は粉末状または液状である。
リン酸三カルシウム
本発明で使用される着色剤は、任意の食品等級のリン酸三カルシウム、および/または薬学的に許容可能なリン酸三カルシウムであってもよい。本発明の特定の態様において、リン酸三カルシウムは食品等級である。リン酸三カルシウムは安全な食品添加物と見做され、食品、ペットフード、および医薬品での着色剤としてリン酸三カルシウムを使用しても有害な影響はないと考えられる。
化学的には、リン酸三カルシウム(Ca3(PO42)はリン酸のカルシウム塩である。食品で公知の主要な機能は、カルシウム含有量を増大させることにある。
リン酸三カルシウムは、殆ど水に不溶性である。リン酸三カルシウムの石灰質の組織は、自重の10%まで水分を吸収する能力があるので、リン酸三カルシウムを流動剤として使用できる。リン酸三カルシウムは、比較的不活性であり、かつ錯体を形成せずに、アルカリ環境に存在する場合に炭酸カルシウムのような望ましくない反応は引き起こさない。
リン酸三カルシウムのE番号は、リン酸カルシウムの下位分類であるE341(iii )である。リン酸三カルシウムのCAS番号は、7758−87−4である。
リン酸三カルシウムは、三塩基性リン酸カルシウム、オルトリン酸三カルシウム、および沈降リン酸カルシウムとしても知られ、多くの場合TCPと略される。
リン酸三カルシウムは、そのミネラル源により、菜食主義者の食品に使用でき、また有機食品としても認められている。
効率的な着色効果を発揮するには、TCPの平均粒子径として10μm以下が好ましい。
本発明の好ましい態様において、リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は、10μm未満であり、例えば9μm未満、例えば8μm未満、例えば7μm未満、例えば6μm未満、例えば5μm未満、例えば4μm未満、例えば3μm未満である。
本発明のさらなる特定の態様において、リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は、2μm未満であり、例えば1.5μm未満、例えば1.0μm未満、例えば0.5μm未満、例えば0.3μm未満である。
平均粒子径は、例えばMalvern Panalytical社製のMasterSizer装置を用いて、D(4,3)を平均粒子寸法の尺度としてレーザー回折法を使用して測定するのがよい。当技術分野で公知のように、D(4,3)は、実際の粒子と同一体積を有する球状粒子の直径に相当する。従って、本文脈内では当業者には分かるように、粒子の平均径は、Malvern Panalytical社製のMasterSizer装置で測定されたD(4,3)に相当する。
分散剤
本発明において特に適切な分散剤は、親水コロイド剤、および高HLB乳化剤である。
特に適切な親水コロイド剤は、限定はされないが、n−オクテニルコハク酸デンプン誘導体(nOSAデンプンE1450)などの加工デンプン、加水分解ゼラチン、アラビアゴム、マルトデキストリン、および/またはビートペクチンであってもよい。
HLB(親水性−親油性バランス)値は、乳化剤中の親水性基と疎水性基の関係に関する実験式により、HLB値が高いほど、乳化剤の水溶性は高くなる。
本発明の特定の態様において、分散剤は、10を超えるHLB値を有する乳化剤から選定される。より特定の態様において、それら乳化剤は12を超えるHLB値を有する。最も特定の態様において、本発明の分散剤は14を超えるHLB値を有する。
特に適切な乳化剤は、限定はされないが、ポリソルベート、ショ糖脂肪酸エステルE473、および/またはポリグリセリン脂肪酸エステルE475であってもよい。
本発明の特定の態様において、分散剤は、限定はされないが、n−オクテニルコハク酸デンプン誘導体などの加工デンプン、加水分解ゼラチン、アラビアゴム、マルトデキストリン、ビートペクチン、ポリソルベート、ショ糖脂肪酸エステル、および/またはポリグリセリン脂肪酸エステルから選択される。
本発明の好ましい態様において、分散剤は、ポリソルベートおよび/またはnOSAデンプンである。
ポリソルベート
本発明で使用されるポリソルベートは、任意の食品等級のポリソルベートまたは薬学的に許容可能なポリソルベートであってもよい。本発明の特定の態様において、本発明のポリソルベートは食品等級である。
ポリソルベートは、脂肪酸によりエステル化されたエトキシル化ソルビタン(ソルビトールの誘導体)由来の油性液体である。ポリソルベートは、ポリオールの1種であるソルビトールがエチレンオキシドと反応して生成される。ポリソルベートの名称にある数字は、ソルビトール1モル当たりに反応したエチレンオキシドの平均モル数を示している。次に、ポリオキシエチレン化ソルビタンを、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、およびオレイン酸などの植物性油脂から得られる脂肪酸と反応させる。
ポリソルベートは通常、分散剤として使用され、水中に油分を分散させる機能を果たす。
ポリソルベートは、いずれのポリソルベートであってもよい。本発明の特定の態様において、ポリソルベートは、限定はされないが、ポリソルベート20(モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン)、ポリソルベート40(モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン)、ポリソルベート60、61(モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン)、ポリソルベート80、81(モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)、ポリソルベート85(モノトリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)、および/またはこれらのいずれかの混合物の群から選択される。
本発明の特定の着色組成物において、ポリソルベートは、ポリソルベート40〜85のうちの40、60、61、80、81、85、および/またはこれらのいずれかの混合物から選択される。より特定の態様において、ポリソルベートは、ポリソルベート60〜85のうちの60、61、80、81、85、および/またはこれらのいずれかの混合物から選択される。本発明の最も特定の態様において、ポリソルベートは、ポリソルベート60、80、85、および/またはこれらの混合物から選択される。
本発明の最も好ましいポリソルベートは、ポリソルベート60および80である。
一般的な市販のポリソルベートは、Scattics(登録商標)、Alkest(登録商標)、Canarcel(登録商標)、およびTween(登録商標)の商品名で販売されている。
ポリソルベートの適切な例として、E番号でE432、E433、E434、E435、およびE436のポリソルベートが挙げられる。
当技術分野で公知のように、E番号は、欧州連合内での使用では食品添加物として使用できる物質コードであり、E番号は時間が経っても変更されない。従ってE番号により、直接的かつ明瞭に対象の食品添加物を技術的に定義できる。
本発明の特定の態様において、組成物中に使用する分散剤はポリソルベートであるが、組成物はポリソルベート以外の他種の分散剤を含んでもよい。しかしながら、特定の態様において、組成物中の分散剤の総量のうちの80%以上がポリソルベートであることが好ましく、組成物中の分散剤の総量のうちの90%以上がポリソルベートであることがより好ましく、組成物中の分散剤の総量のうちの97%以上がポリソルベートであることがさらに好ましく、組成物中の分散剤の総量のすべてがポリソルベートであることが最も好ましい。
nOSAデンプン
オクテニルコハク酸デンプンは、デンプンをn−オクテニル無水コハク酸で処理して製造されるn−オクテニルコハク酸デンプンに与えられた一般名称である。
オクテニルコハク酸デンプンの誘導体は、共通のE番号としてE1450を有する。
着色組成物の調製方法
本発明はさらに、本明細書に記載の組成物を調製する方法に関する。
分散剤が使用される場合に、本発明の着色組成物を調製する方法は、分散剤とリン酸三カルシウムとの混合によってリン酸三カルシウムの懸濁液を調製することを含む。
これら材料を混合した後に、水を使用する場合には組成物を乾燥する。通常、乾燥は噴霧乾燥機内で実施する。しかしながら、当技術分野で公知の任意の乾燥方法を使用してもよい。
本発明の特定の態様において、着色組成物中の水分含有量は、10%未満、9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満、例えば2%未満まで低減される。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、
a)分散剤の溶解が完了するまで分散剤を水と混合する工程、
b)リン酸三カルシウムをa)の組成物と混合する工程、および
c)b)の組成物を乾燥させる工程、によって調製される。
これら材料の混合は任意の順序で実施してもよいが、好ましい順序としては、水で湿潤させたリン酸三カルシウムと混合する前に水と分散剤を混合することであり、この場合の混合は、
a)分散剤の溶解が完了するまで分散剤を水と混合する工程(混合物1)、
b)すべてのリン酸三カルシウムの湿潤が完了するまで、リン酸三カルシウムを水と混合する工程(混合物2)、および
c)混合物1と混合物2とを混合する工程、となる。
本発明の好ましい態様において、着色組成物は、
a)水に分散剤を加える工程、
b)すべての分散剤の溶解が完了するまでa)の組成物を混合する工程、
c)リン酸三カルシウムをb)の組成物に加える工程、
d)c)の組成物を混合する工程、および
e)d)の組成物を乾燥させる工程、によって調製される。
本発明のより好ましい態様は、着色組成物を調製する方法であり、その方法は、
a)水にポリソルベートを加える工程、
b)a)の組成物を混合する工程、
c)水にリン酸三カルシウムを加える工程、
d)c)の組成物を混合する工程、および
e)b)の組成物をd)の組成物に加える工程、および
f)e)の組成物を乾燥させる工程、を含む。
着色組成物の使用
本発明の着色組成物は、食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品の白色着色を特に対象としている。
本発明の特定の態様において、本発明の着色組成物は、食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品の着色に使用される。
特定の態様において、本発明の着色組成物は、9未満、例えば8未満、例えば7未満、例えば6未満のpHを有する製品の着色に使用される。より特定の態様において、この組成物は、1〜9の範囲、例えば2〜8の範囲、例えば3〜7の範囲、例えば4〜7の範囲のpHを有する製品の着色に使用される。
特定の態様において、リン酸三カルシウムおよび任意に分散剤を含む本発明の着色組成物は、菓子製品、例えばチョコレートレンチルおよびチューインガムなどの白色着色に使用される。
さらなる態様において、リン酸三カルシウムおよび任意に分散剤を含む着色組成物は、医薬品、例えば錠剤の白色着色に使用される。
本発明の着色組成物は、当技術分野で公知の任意の従来方法、例えばパンニング、噴霧処理、および/または混合によって食用製品に塗布してもよい。
本発明の好ましい態様において、食品および/または医薬品を、パンニング工程によって、リン酸三カルシウムおよび任意に分散剤を含む本発明の着色組成物で被覆する。
パンニングとも呼ばれるパンコーティングの工程は、特別に設計されたパンニング機器内で芯部に被覆剤/被膜形成剤を含む液体を噴霧して、糖または糖アルコールおよび場合によっては他の材料などの被覆剤/被膜形成剤の被膜を、芯部(例えばチューインガム基材またはアーモンド)の外側周りに層状に積み上げることを含む。ここでリン酸三カルシウムおよび任意に分散剤を含む着色組成物は、芯部に噴霧する前に液体に加えられる。
チューインガムのような製品では、チューインガムに塗布される本発明の着色組成物は、多くの場合に、最終的に白色を呈するチューインガムの最外層になる。一方で製品がチョコレートレンチルである場合に、本発明の着色組成物を含む被膜が、多くの場合にその上に最終の色(例えば青色)が塗布される層になるが、その皮膜が最終の層になってもよい。ペットフードでは、多くの場合に、着色剤はペットフードまたはペット用おやつ内に直接混合される。
本発明の適切な被覆剤/被膜形成剤は、限定はされないが、糖、糖アルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体、および/またはフタル酸ポリ酢酸ビニルから選択されてもよい。
本発明の着色組成物を食用製品に塗布する前に、着色組成物を適切な液体に分散させてもよい。本発明の特定の態様において、適切な液体は、限定はされないが、糖、糖アルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体、および/またはフタル酸ポリ酢酸ビニルの水溶液から選択される。
本発明の特定の態様において、着色剤は、粉末または液体として食品、ペットフード、および/またはペット用おやつに加えられる。
本発明の特定の態様において、着色組成物は、食品、ペットフード、および/またはペット用おやつに適用される。本発明のより特定の態様において、食品および/またはペットフードは缶詰である。
本発明の特定の態様は、食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品などの食用製品を着色する方法を対象とし、この方法は、
a)食品および/または医薬品製品を含む芯部を設け、芯部を本発明の着色組成物で被覆する工程、および/または、
b)着色組成物を、食品、ペットフード、および/またはペット用おやつと混合する工程を含む。
缶詰の食品またはペットフード製品は熱処理されていてもよい。特定の態様において、この缶は、90℃を超える温度、例えば100℃を超える温度、例えば110℃を超える温度、例えば120℃を超える温度で熱処理される。特定の態様において、缶はオートクレーブ内で加熱される。
特定の態様において、食品および/またはペットフード製品は、9未満のpH、例えば8未満、例えば7未満、例えば6未満、例えば5未満、例えば4未満のpHを有する。
本発明の特定の態様において、顔料はカプセル化されていない。
本発明の特定の態様において、分散剤:リン酸三カルシウムの比(重量比)は、1:100〜1:3の範囲、より好ましくは1:50〜1:4の範囲である。
以下の項目は、本発明の好ましい態様である。
項目1:少なくとも50%のリン酸三カルシウム(TCP)を含み、前記TCPの平均粒子径は10μm以下である、食用製品に使用する着色組成物。
項目2:少なくとも50重量%のリン酸三カルシウム、および少なくとも1重量%の分散剤を含む項目1に記載の着色組成物。
項目3:リン酸三カルシウム、分散剤、および任意に水のみを含む着色組成物。
項目4:前記組成物は乾燥粉末である、項目1〜3のいずれかに記載の組成物。
項目5:前記組成物は10重量%未満の水を含む、項目1〜4のいずれかに記載の組成物。
項目6:前記リン酸三カルシウムの量は少なくとも60%である、項目1〜5のいずれかに記載の組成物。
項目7:前記リン酸三カルシウムの量は少なくとも75%である、項目1〜6のいずれかに記載の組成物。
項目8:前記リン酸三カルシウムの量は少なくとも85%である、項目1〜7のいずれかに記載の組成物。
項目9:前記分散剤の量は少なくとも2%である、項目1〜8のいずれかに記載の組成物。
項目10:前記分散剤の量は少なくとも5%である、項目1〜9のいずれかに記載の組成物。
項目11:前記分散剤の量は少なくとも7%である、項目1〜10のいずれかに記載の組成物。
項目12:前記リン酸三カルシウムは60〜99%の範囲にあり、前記分散剤は1〜30%の範囲にある、項目1〜11のいずれかに記載の組成物。
項目13:前記リン酸三カルシウムは75〜98%の範囲にあり、前記分散剤は2〜25%の範囲にある、項目1〜12のいずれかに記載の組成物。
項目14:前記リン酸三カルシウムは80〜95%の範囲にあり、前記分散剤は5〜20%の範囲にある、項目1〜13のいずれかに記載の組成物。
項目15:前記リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は10μm未満である、項目1〜14のいずれかに記載の組成物。
項目16:前記リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は7μm未満である、項目1〜15のいずれかに記載の組成物。
項目17:前記リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は5μm未満である、項目1〜16のいずれかに記載の組成物。
項目18:前記リン酸三カルシウム粒子の平均粒子径は、4μm未満、3μm未満、例えば2μm未満である、項目1〜17のいずれかに記載の組成物。
項目19:前記分散剤は、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、マルトデキストリン、加水分解ゼラチン、アラビアゴム、または加工デンプンからなる群より選択される、項目1〜18のいずれかに記載の着色組成物。
項目20:前記分散剤はポリソルベートである、項目19に記載の着色組成物。
項目21:前記加工デンプンはnOSAデンプンである、項目20に記載の着色組成物。
項目22:前記ポリソルベートは、ポリソルベート40、60、61、80、81、85、40〜85、および/またはそれらの任意の混合物の群より選択される、項目1〜21のいずれかに記載の組成物。
項目23:前記ポリソルベートは、ポリソルベート60、80、85、および/またはそれらの任意の混合物の群より選択される、項目1〜22のいずれかに記載の組成物。
項目24:前記分散剤:前記リン酸三カルシウムの比(重量比)は、1:100〜1:3の範囲である、項目1〜23のいずれかに記載の組成物。
項目25:前記組成物は易水分散性である、項目1〜24のいずれかに記載の組成物。
項目26:項目1〜25のいずれかに記載の組成物を調製する方法であって、前記方法は、
a)前記分散剤の溶解が完了するまで、分散剤を水と混合する工程、
b)前記リン酸三カルシウムをa)の組成物と混合する工程、および
c)b)の組成物を乾燥させる工程を含む。
項目27:項目1〜25のいずれかに記載の組成物を調製する方法であって、前記方法は、
a)前記分散剤の溶解が完了するまで、分散剤を水と混合する工程(混合物1)、
b)全ての前記リン酸三カルシウムの湿潤が完了するまで、前記リン酸三カルシウムを水と混合する工程(混合物2)、および
c)混合物1を混合物2と混合する工程を含む。
項目28:項目1〜25のいずれかに記載の組成物を調製する方法であって、前記方法は、
a)水に前記分散剤を加える工程、
b)a)の組成物を混合する工程、
c)水に前記リン酸三カルシウムを加える工程、
d)c)の組成物を混合する工程、
e)b)の組成物とd)の組成物を混合する工程、および
f)e)の組成物を乾燥させる工程を含む。
項目29:項目1〜25のいずれかに記載の組成物を調製する方法であって、前記方法は、
a)前記リン酸三カルシウムを分散剤に加える工程、および
b)前記分散剤が前記リン酸三カルシウムの表面に分散されるまで攪拌または振とうする工程を含む。
項目30:食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品などの食用製品を着色する方法であって、前記方法は、
a)食品および/または医薬品を含む芯部を設け、項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物で前記芯部を被覆する工程、および/または、
b)項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物を、食品、ペットフード、および/またはペット用おやつと混合する工程、および
c)任意にb)の食品組成物および/またはペットフード組成物を缶詰にする工程、および
d)任意にc)の缶を熱処理する工程を含む。
項目31:食用製品の着色のための項目1〜30のいずれかに記載の組成物の使用。
項目32:食用製品は、食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品である、項目31に記載の使用。
項目33:前記製品は菓子製品である、項目32に記載の使用。
項目34:前記菓子製品は、チューインガム、咀嚼可能な糖衣菓子、および/またはチョコレートレンチルから選択される、項目33に記載の使用。
項目35:前記製品は医薬錠剤製品である、項目34に記載の使用。
項目36:前記着色はパンコーティングによって実施される、項目33〜35のいずれかに記載の使用。
項目37:前記組成物の使用は、パンニング装置内で被覆される食品および/または医薬品に液体を噴霧するパンニング工程によって実施され、前記液体は、項目1〜25のいずれかに記載の組成物、および糖、糖アルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体、および/またはフタル酸ポリ酢酸ビニルからなる群より選択される被膜形成剤を含む、項目36に記載の使用。
項目38:前記着色組成物は、ペットフード、および/またはペット用おやつ中に混合される、項目32に記載の使用。
項目39:前記食品、ペットフード、および/またはペット用おやつのpHは、9未満、例えば8未満、例えば7未満、例えば6未満である、前記項目32または38に記載の使用。
項目40:項目1〜25のいずれかに記載の組成物を含む水性製剤。
項目41:糖、糖アルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体、および/またはフタル酸ポリ酢酸ビニルからなる群より選択される被膜形成剤をさらに含む、項目40に記載の水性製剤。
項目42:項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物、および糖、糖アルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体、および/またはフタル酸ポリ酢酸ビニルからなる群より選択される被膜形成剤を含む組成物。
項目43:項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物を含む食品、またはペットフード製品。
項目44:項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物を含む缶詰食品。
項目45:項目1〜25のいずれかに記載の着色組成物を含む缶詰ペットフード製品、および/または缶詰ペット用おやつ製品。
項目46:前記缶詰製品は熱処理されている、項目44または45に記載の缶詰製品。
項目47:前記缶詰製品は100℃超で熱処理されている、項目46に記載の缶詰製品。
項目48:前記缶詰製品は120℃超で熱処理されている、項目46に記載の缶詰製品。
項目49:前記製品のpHは9未満である、項目44〜48のいずれかに記載の缶詰製品。
項目50:前記製品のpHは8未満である、項目49に記載の缶詰製品。
項目51:項目49に記載の缶詰製品。
本発明を、以下の非限定的な実施例によりさらに説明する。
実施例1
3種のリン酸三カルシウム製剤の調製
材料および方法
リン酸三カルシウム:E341(iii )に準拠した食品等級品質であり、平均粒子径は5μm未満。
ポリソルベート60:E435に準拠した食品等級品質。
160gのポリソルベートを640gの純水に約40℃の温度で加え、すべてのポリソルベート60の溶解が完了するまで攪拌して、ポリソルベート60の20%溶液を調製した。
3種の噴霧用スラリーを以下のように調製した。
Figure 2020525035
各成分を次の順序で混合した。
1)純水
2)リン酸三カルシウム
3)20%ポリソルベート溶液
混合後に、噴霧液を従来型の噴霧乾燥機で乾燥させた。
入口温度:約200℃
出口温度:約85℃
実施例2
ペットフードへのリン酸三カルシウム製剤の適用
実施例1で調製したリン酸三カルシウム(TCP)製剤を、二酸化チタンおよび炭酸カルシウム製剤の代替として、湿潤状態の缶詰ペットフード内で試験することを目的とする。
材料および方法
ペットフード
牛肉:77.44%、野菜:20.26%、特殊栄養素:2.3%(骨粉、油、塩、ミネラル、ビタミン)。
Figure 2020525035

Figure 2020525035
色の添加
各顔料を85gのペットフードに加え、フードプロセッサー中で混合した。着色したペットフードを缶内に封入した。この缶を、手動操作の缶巻締機(Dixie canning社製)を使用して密閉した。
オートクレーブ処理
缶を蒸気滅菌器(733LS-E, Getinge社製, NY, USA)を使用してオートクレーブ加熱した。暴露時間は30分、暴露温度は115℃とした。
測定
オートクレーブ処理の前後にpHを測定した。
ハンター比色計を使用して、オートクレーブ処理後に色を測定した。DE2000値を、TiO2で着色した試料と試験試料との間の色差の尺度として使用した。DE2000が1未満の場合には目視差は認めらないこと、DE2000が1〜2の場合には目視差は許容可能であること、DE2000が2を超える場合には目視差は許容できないことを前提にした。水分活性はオートクレーブ処理後に測定した。
目視検査
オートクレーブ処理した試料を目視検査し、TiO2で着色した試料と比較した。色差を、合格/不合格により評価した。
結果
オートクレーブ処理後の目視検査では、缶にクラックや漏れがなく、全ての缶で、破裂した蓋は無く無傷であった。
Figure 2020525035

Figure 2020525035
結論
1)無着色の試料は、対照と比較して許容できない大きな色差を示す。
2)市販の炭酸カルシウム製剤で着色した試料もまた、対照と比較して許容できない大きな色差を示す。
3)TCP製剤で着色した3種の試料はすべて、対照と比較した場合に許容可能な色差を示す。

Claims (25)

  1. 食用製品を着色するための少なくとも50重量%のリン酸三カルシウムを含む着色組成物。
  2. 少なくとも50重量%のリン酸三カルシウム、および少なくとも1重量%の分散剤を含む、請求項1に記載の着色組成物。
  3. 前記リン酸三カルシウム、前記分散剤、および任意に水分のみを含む、請求項1または2に記載の着色組成物。
  4. 前記組成物は易水分散性である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 前記組成物は乾燥粉末である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記組成物は10重量%未満の水分を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記リン酸三カルシウムの量は少なくとも75%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 前記分散剤の量は少なくとも2%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記分散剤の量は少なくとも5%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 前記リン酸三カルシウムの粒子の平均粒子径は5μm未満である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記分散剤は、ポリソルベート、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、マルトデキストリン、加水分解ゼラチン、アラビアゴム、または加工デンプンからなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 前記加工デンプンはnOSAデンプンである、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記分散剤はポリソルベートである、請求項11に記載の組成物。
  14. 前記ポリソルベートは、ポリソルベート60、80、および/またはそれらの任意の混合物の群より選択される、請求項13に記載の組成物。
  15. a)前記分散剤を前記リン酸三カルシウムと混合する工程を含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物を調製する方法。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物を調製する方法であって、
    b)分散剤の溶解が完了するまで、前記分散剤を水と混合する工程、
    c)前記リン酸三カルシウムをa)の組成物と混合する工程、および
    d)b)の組成物を乾燥させる工程、を含む方法。
  17. 食品、ペットフード、ペット用おやつ、および/または医薬品などの食用製品を着色する方法であって、
    a)食品および/または医薬品を含む芯部を設け、請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色組成物で前記芯部を被覆すること、および/または
    b)請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色組成物を、食品、ペットフード、および/またはペット用おやつと混合すること、および
    c)任意にb)の食品組成物および/またはペットフード組成物を缶詰にすること、および
    d)任意にc)の前記缶を熱処理すること、を含む方法。
  18. 食用製品の着色のための請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物の使用であって、前記食用製品は、食品、ペットフード、ペット用おやつおよび/または医薬品である、使用。
  19. 前記組成物はペットフード中に混合される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  20. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色組成物を含む缶詰食品。
  21. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色組成物を含む缶詰ペットフード製品および/または缶詰ペット用おやつ製品。
  22. 前記缶詰製品は熱処理されている、請求項20または21に記載の缶詰製品。
  23. 前記缶詰製品は100℃超で熱処理されている、請求項22に記載の缶詰製品。
  24. 前記製品のpHは9未満である、請求項20〜23のいずれか1項に記載の缶詰製品。
  25. 前記製品のpHは8未満である、請求項24に記載の缶詰製品。
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