他のeベイピング装置において、風味剤または芳香を追加することは典型的に、風味剤または芳香を貯蔵容器に追加することによって実施される。しかしながら、一つ以上の風味剤または芳香が、プレベイパー製剤の貯蔵寿命を短縮するような方法でプレベイパー製剤の他の成分と反応する場合、結果としてプレベイパー製剤の劣化、または風味剤、味覚化合物、および芳香の劣化が生じる場合がある。
少なくとも一つの例示的な実施形態は、eベイピング装置のセグメント、例えば取り外し可能なセグメントに関する。
少なくとも一つの例示的な実施形態は、eベイピング装置のセグメント、例えば固定セグメントに関する。
少なくとも一つの例示的な実施形態は、カートリッジ、電源、口側端インサート、および少なくとも一つの取り外し可能なセグメントを含むeベイピング装置に関する。
少なくとも一つの例示的な実施形態は、eベイピング装置用の成分マトリクスを調製する方法に関する。
例示的な実施形態は、少なくとも一つのマトリクス、およびマトリクス内に包埋された、または封入された少なくとも一つの風味剤、少なくとも一つの味覚化合物、少なくとも一つの芳香、少なくとも一つの酸、またはニコチンのうちの一つを含むeベイピング装置の取り外し可能なセグメントに関し、取り外し可能なセグメントは少なくとも一つのコネクターを介してeベイピング装置のカートリッジ、別の取り外し可能なセグメント、および口側端インサートのうちの少なくとも一つに取り外し可能に取り付け可能である。
例示的な実施形態は、少なくとも一つのマトリクス、およびマトリクス内に包埋された、または封入された少なくとも一つの風味剤、少なくとも一つの味覚化合物、少なくとも一つの芳香、少なくとも一つの酸、またはニコチンのうちの一つを含むeベイピング装置の固定セグメントに関し、固定セグメントは少なくとも一つのコネクターを介してeベイピング装置のカートリッジ、取り外し可能なセグメント、および口側端インサートのうちの少なくとも一つに固定的に取り付け可能である。
例示的な実施形態は、カートリッジと、電源と、口側端インサートと、カートリッジ、電源、別の取り外し可能なセグメント、および口側端インサートの少なくとも一つに取り外し可能に取り付けられた少なくとも一つの取り外し可能なセグメントとを含むeベイピング装置に関する。
例示的な実施形態は、eベイピング装置用の成分マトリクスを調製する方法に関し、方法は、密封された容器内に複数のペレットを含むマトリクスを提供することと、密封された容器内に少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸、およびニコチンを添加することとを含み、少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸、およびニコチンは、マトリクス材料の複数のペレットによって吸収されている。別の方法として、マトリクスは単一の多孔性部分であってもよく、または単一の多孔性部分を含んでもよい。例えば、少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸、およびニコチンを添加することは、少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸、およびニコチンを注入または混合することによって添加することを含んでもよい。一部の例示的な実施形態において、マトリクスは、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーとセルロースとのブレンド(例えば、セルロース紙またはブロッティング紙の形態の)などの紙のシートを含む。例えば、マトリクスは、細かく切られた紙シート、または様々な厚さを有するセルロースの海綿体様のマトリクスを含んでもよい。
例示的な実施形態において、マトリクスは、デンプン、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーとセルロースとのブレンド、および繊維のうちの少なくとも一つを含む複数のペレットを含む。例示的な実施形態において、マトリクスは、デンプン、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーとセルロースとのブレンド、および繊維のうちの少なくとも一つの、シート、または細かく切られたシートを含む。
例示的な実施形態において、マトリクスは、ビーズ内に封入されたたばこと、デンプン、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーとセルロースとのブレンド、および繊維のうちの少なくとも一つとを含む、またはそれらで作製されたビーズを含む。その結果、たばこは、ニコチンおよび任意の風味剤と組み合わせてたばこ風味剤を提供してもよく、これは成人ベイパー吸引者の感覚的体験を増大させる場合がある。一部の例示的な実施形態は、たばこと、例えばプロピレングリコール、グリセリン、芳香、風味剤、およびニコチンを有するプレベイパー製剤との両方を含むハイブリッド製剤に関する。
例示的な実施形態において、少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸、およびニコチンは、複数のペレットによって吸収されている。
例示的な実施形態において、複数のペレットは、少なくとも一つの第一のペレットによって吸収された風味剤と、少なくとも一つの第二のペレットによって吸収された味覚化合物と、少なくとも一つの第三のペレットによって吸収された芳香と、少なくとも一つの第四のペレットによって吸収された酸と、少なくとも一つの第五のペレットによって吸収されたニコチンとのうちの少なくとも一つを含む。
例示的な実施形態において、少なくとも一つの第一のペレット、第二のペレット、または第三のペレットは、取り外し可能なセグメントがeベイピング装置に取り付けられている時に、口側端インサートに最も近い取り外し可能なセグメントの一部分の中にある。別の方法として、少なくとも一つの第一のペレット、第二のペレット、または第三のペレットは、固定セグメントがeベイピング装置に取り付けられている時に、口側端インサートに最も近い固定セグメントの一部分の中にある。
例示的な実施形態において、複数のペレットは多孔性であり、かつ安定化剤によってマトリクス内で安定化され、またはまとめられていて、ここで安定化剤はゲルを含んでもよい。他の例示的な実施形態において、複数のペレットは多孔性であり、かつ安定化剤を用いずにマトリクス内で安定化される。
例示的な実施形態において、第四のペレットおよび第五のペレットのうちの少なくとも一つは、取り外し可能なセグメントがeベイピング装置に取り付けられている時に、口側端インサートに最も遠い取り外し可能なセグメントの一部分内にある。
例示的な実施形態において、少なくとも一つの取り外し可能なセグメントは、コネクターを介してカートリッジ、電源、口側端インサート、およびその他の取り外し可能なセグメントのうちの少なくとも一つに取り外し可能に取り付けられ、またコネクターは、オスコネクターおよびメスコネクターのうちの一つを含み、オスコネクターおよびメスコネクターは、eベイピング装置のカートリッジ、その他の容器、および口側端インサートのうちの少なくとも一つの対応部分のコネクターと嵌合構成の状態である。
例示的な実施形態は、カートリッジと、電源と、口側端インサートと、カートリッジ、電源、別の取り外し可能なセグメント、および口側端インサートのうちの少なくとも一つに取り外し可能に取り付けられた少なくとも一つの取り外し可能なセグメントとを含むeベイピング装置に関する。
例示的な実施形態において、カートリッジは、ベイパー形成体および水のうちの少なくとも一つを含む。他の例示的な実施形態において、カートリッジはベイパー形成体を含まない、または水を含まない。
例示的な実施形態は、密封された容器内に複数のペレットを含むマトリクスを提供することと、密封された容器内に風味剤、味覚化合物、芳香、酸およびニコチンのうちの少なくとも一つを添加することとを含むeベイピング装置用の成分マトリクスを調製する方法に関し、少なくとも一つの風味剤、味覚化合物、芳香、酸およびニコチンは複数のペレットによって吸収されている。
一部の例示的な実施形態において、下記で考察される装置は、たばこを含むたばこ部分を有するeベイピング装置を含んでもよい。
例示的な実施形態において、風味剤、味覚化合物または芳香を添加することは、結果として約1パーセント〜約40パーセント、例えば約1パーセント〜約5パーセントの風味剤をマトリクス材料中にもたらす。
例示的な実施形態において、酸を添加することは、結果として約1パーセント〜約30パーセント、例えば約5パーセント〜約10パーセントの酸をマトリクス材料中に加えることを含む。
例示的な実施形態において、ニコチンを添加することは、結果として約1パーセント〜約50パーセント、例えば約1パーセント〜約10パーセントのニコチンをマトリクス材料中にもたらす。
例示的な実施形態の上記およびその他の特徴および利点は、例示的な実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明することによってさらに明らかとなる。添付の図面は、例示的な実施形態を描写することを意図したものであり、意図された特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。添付の図面は、明記されていない限り、実寸に比例して描かれているとは考えられない。
幾つかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。しかしながら、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型にすぎない。しかしながら、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。例えば、下記で考察される装置は、たばこを含むたばこ部分を含むeベイピング装置を含んでもよい。
その結果、例示的な実施形態は、様々な修正および代替的形態が可能である一方で、その実施形態は一例として図面に示され、また本明細書で詳細に説明されることになる。しかし、例示的な実施形態を、開示された特定の形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲の中に収まるすべての修正、均等物、代替物を網羅するものであると理解されるべきである。同様の数字は、図の説明の全体を通して同様の要素を指す。
要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に連結される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の上に直接あってもよく、それに直接的に接続されてもよく、それに直接的に連結されてもよく、またはそれを直接的に覆ってもよく、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよいことが理解されるべきである。対照的に、要素が別の要素もしくは層「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に連結される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、本明細書の全体を通して同様の要素を指す。
「第一の」、「第二の」、「第三の」などという用語は、様々な要素、領域、層、およびセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、領域、層、およびセクションはこれらの用語によって限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は、一つの要素、領域、層、またはセクションを別の領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。従って、下記で考察される第一の要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、一つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に描写されている向きに加えて、使用時または動作時に装置の異なる向きを包含することが意図されていると理解されるべきである。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」向けられることになる。従って、「下方に」という用語は上方および下方の両方の向きを包含する場合がある。装置は、別の方法の向き(90度回転される、または他の向き)にされる場合があり、また本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
本明細書で使用される用語は、様々な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の限定を意図しない。本明細書で使用される単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合は、その限りではない。本明細書で使用される「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および「備える(comprising)」という用語は、述べられた特徴、整数、工程、動作、および要素の存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態(および中間構造)の概略図である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば製造技法または公差の結果としてもたらされた図の形状からの変形が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば製造の結果としてもたらされる形状の逸脱を含むものである。従って、図に図示された領域は本質的に概略的なものであり、それらの形状は装置の領域の実際の形状を図示することを意図せず、例示的な実施形態の範囲を限定することを意図しない。
別の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が一般的に理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
本明細書において「約」または「実質的に」という用語を数値と組み合わせて使用する場合、それに伴う数値が、述べられた数値の前後±10パーセントの公差を含むということを意図する。さらに、本明細書において百分率に言及する場合、それらの百分率は重量に基づく、すなわち重量百分率であることが意図される。「最大〜まで」という表現は、ゼロから、その表現した上限までの量およびそれらの間にあるすべての値を含む。範囲を特定する時、その範囲はそれらの間にあるすべての値(例えば0.1パーセントずつに異なる値)を含む。
本明細書で使用される「ベイパー形成体」という用語は、使用時にベイパーの形成を促進し、かつeベイピング装置の動作温度にて熱劣化に対して実質的に抵抗性である任意の適切な周知の化合物または化合物の混合物を説明する。適切なベイパー形成体は、プロピレングリコールおよびグリセロールなどの多価アルコール、またはグリセリンの様々な組成物から成る。少なくとも一つの実施形態において、ベイパー形成体はプロピレングリコールである。
図1は、例示的な実施形態によるeベイピング装置60の側面図である。図1では、eベイピング装置60は、第一のセクションまたはカートリッジ70と第二のセクションまたは電源セクション72と含み、これらはねじ継手74にて、または滑り嵌め、スナップ嵌め、戻り止め、クランプ、留め金、およびこれに類するものなどの一つ以上の他の接続構造によって連結されている。少なくとも一つの例示的な実施形態において、第一のセクションまたはカートリッジ70は交換可能なカートリッジであってもよく、また第二のセクション72は再使用可能なセクションであってもよい。別の方法として、第一のセクションまたはカートリッジ70および第二のセクション72は、一つの部品として一体的に形成されてもよい。少なくとも一つの実施形態において、第二のセクション72は、その遠位端28にLEDを含む。例示的な実施形態において、第一のセクションは、プレベイパー製剤を保持するように、かつ手動で再充填可能なように構成されたタンク70でありうるか、またはそれを含んでもよい。
図2は、eベイピング装置の例示的な実施形態の断面図である。図2に示す通り、第一のセクションまたはカートリッジ70は、口側端インサート20、毛細管18、貯蔵部14を収容することができる。
例示的な実施形態において、貯蔵部14は内側管(図示せず)の周りに巻き付けたガーゼを含んでもよい。例えば、貯蔵部14は、内側の巻き付けたガーゼを囲む外側の巻き付けたガーゼで形成されてもよく、またはこれを含んでもよい。少なくとも一つの例示的な実施形態において、貯蔵部14は、ばらの粒子、ばらの繊維、または織布繊維もしくは不織布繊維の形態のアルミナセラミックで形成されてもよく、またはこれを含んでもよい。別の方法として、貯蔵部14は、ばらの繊維を束ねた形態の、綿もしくはガーゼ材料などのセルロース系材料、またはポリエチレンテレフタラートなどのポリマー材料で形成されてもよく、またはこれらを含んでもよい。貯蔵部14のより詳細な説明を下記に提供する。
第二のセクション72は、電源12と、電源12を制御するように構成された制御回路11と、吸煙センサー16とを収容することができる。吸煙センサー16は、成人ベイパー吸引者がeベイピング装置60を吸っている時に感知するように構成されていて、これは制御回路11を介して電源12の動作を引き起こして、貯蔵部14内に収容されたプレベイパー製剤を加熱し、これによってベイパーを形成する。第二のセクション72のねじ部分74は、第一のセクションまたはカートリッジ70に接続されていない時に、電池充電器に接続して電池または電源セクション12を充電することができる。
例示的な実施形態において、毛細管18は、導電性材料で形成され、または導電性材料を含み、従って管18を通して電流を流すことによって管自体がヒーターとなるように構成されてもよい。毛細管18は、毛細管18が経験する動作温度で必要な構造的完全性を維持しながらも、加熱、例えば抵抗加熱が可能であり、プレベイパー製剤と反応しない任意の導電性材料であってもよい。毛細管18を形成するために適切な材料は、ステンレス鋼、銅、銅合金、フィルム抵抗性材料で被覆された多孔性セラミック材料、ニッケルクロム合金、およびこれらの組み合わせのうちの一つ以上である。例えば、毛細管18はステンレス鋼毛細管18であり、毛細管18の長さに沿った直流電流または交流電流の通過のためにこれらに取り付けられたリード線26を介してヒーターとして機能する。従って、ステンレス鋼毛細管18は、例えば抵抗加熱によって加熱される。別の方法として、毛細管18は、例えばガラス管などの非金属管であってもよい。こうした実施形態において、毛細管18はまた、ガラス管に沿って配置され、かつ加熱される(例えば、抵抗的に加熱される)能力がある導電材料(例えば、ステンレス鋼、ニクロム、またはプラチナワイヤーなど)を含む。ガラス管に沿って配置されている導電性材料が加熱される時、毛細管18内に存在しているプレベイパー製剤は、毛細管18内のプレベイパー製剤を少なくとも部分的に揮発させるのに十分な温度まで加熱される。
少なくとも一つの実施形態において、リード線26は毛細管18の金属部分に結合されている。少なくとも一つの実施形態において、一本のリード線26は毛細管18の第一の上流部分101に連結されていて、また第二のリード線26は毛細管18の下流の端部分102に連結されている。
動作において、吸煙センサー16は成人ベイパー吸引者がeベイピング装置を吸うことによって生じた圧力勾配を検出し、制御回路11は毛細管18に電力を供給することによって、貯蔵部14内に位置するプレベイパー製剤の加熱を制御する。毛細管18が加熱されると、毛細管18の加熱部分内に含有されるプレベイパー製剤は揮発されて出口63から放出され、ここでプレベイパー製剤は拡張し、そして空気と混合して、混合チャンバー240内でベイパーを形成する。
図2に示す通り、貯蔵部14は、貯蔵部14内にプレベイパー製剤を維持し、かつ貯蔵部14が圧迫されて、そこに圧力がかけられると開くように構成された弁40を含み、成人ベイパー吸引者が口側端インサート20でeベイピング装置を吸う時に圧力が生成され、その結果、貯蔵部14は貯蔵部14の出口62を通してプレベイパー製剤を毛細管18に押し出す。少なくとも一つの実施形態において、弁40は臨界の最小圧力に達した時に開き、これによりプレベイパー製剤が貯蔵部14から不注意に分与されることが回避される。少なくとも一つの実施形態において、圧力スイッチ44を押すために必要とされる圧力は十分に高いので、物理的動きまたは外側の物体の衝突などの外的要因によって圧力スイッチ44が不注意に押されることによる偶発的な加熱が回避される。
例示的な実施形態の電源12は、eベイピング装置60の第二のセクション72内に配置された電池を含むことができる。電源12は、電圧を印加して貯蔵部14内に収容されたプレベイパー製剤を揮発するように構成されている。
少なくとも一つの実施形態において、毛細管18とリード線26との間の電気的接続は実質的に導電性かつ温度抵抗性であり、一方で毛細管18は実質的に抵抗性であり、これによって発熱は接点ではなく主に毛細管18に沿って生じる。
電源セクションまたは電池12は再充電可能であってもよく、外部充電装置による電池の充電を可能にする回路を含んでもよい。例示的な実施形態において、回路は充電される時に、eベイピング装置の出口を介した所与の回数の吸引のための電力を提供し、その後、回路は外部充電装置に再接続されなければならない場合がある。
少なくとも一つの実施形態において、eベイピング装置60は、例えばプリント基板上に搭載することができる制御回路11を含んでもよい。制御回路11はまた、装置が起動された時に発光するように構成されたヒーター作動灯27を含んでもよい。少なくとも一つの実施形態において、成人ベイパー吸引者がeベイピング装置を吸引する時にヒーター作動灯27が、燃焼する炭化部の外観をしたキャップを点灯させるように、ヒーター作動灯27は少なくとも一つのLEDを備え、かつeベイピング装置60の遠位端28にある。さらに、ヒーター作動灯27は、成人ベイパー吸引者に見えるように構成されうる。灯27はまた、所望する場合に灯27がベイピング中に点灯しないように、成人ベイパー吸引者が所望する時に灯27を点灯する、消灯する、または点灯および消灯の両方を行うことができるように構成されてもよい。
少なくとも一つの実施形態において、eベイピング装置60は、少なくとも二つの軸から離れた分岐出口21を有する口側端インサート20をさらに含み、分岐出口21は口側端インサート20の周りに均一に分布され、eベイピング装置の動作中、成人ベイパー吸引者の口内にベイパーを実質的に均一に分布させるようにする。少なくとも一つの実施形態において、口側端インサート20は、少なくとも二つの分岐出口21(例えば、3〜8個以上の出口)を含む。少なくとも一つの実施形態において、口側端インサート20の出口21は、軸から離れた通路23の端に位置し、eベイピング装置60の長軸方向に対して外向きの角度を有する(例えば、分岐状)。本明細書で使用される「軸から離れた」という用語は、eベイピング装置の長軸方向に対してある角度を有することを意味する。
少なくとも一つの実施形態において、eベイピング装置60は、たばこ由来の製品とほぼ同じサイズである。一部の実施形態において、eベイピング装置60は、約80ミリメートル〜約110ミリメートルの長さ、例えば約80ミリメートル〜約100ミリメートルの長さ、および約7ミリメートル〜約10ミリメートルの直径であってもよい。
eベイピング装置60の外側円筒状ハウジング22は、任意の適切な材料または材料の組み合わせから形成されてもよく、またはこれを含んでもよい。少なくとも一つの実施形態において、外側円筒状ハウジング22は、少なくとも部分的に金属で形成されていて、制御回路11と、電源12と、吸煙センサー16とを接続する電気回路の一部である。
図2に示す通り、eベイピング装置60はまた、プレベイパー製剤貯蔵部14および毛細管18を収容することができる中間セクション(第三のセクション)73を含むことができる。中間セクション73は、第一のセクションまたはカートリッジ70の上流端でねじ継手または部分74に、および第二のセクション72の下流端でねじ継手74に嵌合されるように構成されることができる。この例示的な実施形態において、第一のセクションまたはカートリッジ70は口側端インサート20を収容し、一方で第二のセクション72は電源12と、電源12を制御するように構成された制御回路11とを収容する。
図3は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の断面図である。少なくとも一つの実施形態において、毛細管18をクリーニングする必要性を回避するように、第一のセクションまたはカートリッジ70は交換可能である。少なくとも一つの実施形態において、第一のセクションまたはカートリッジ70と、第二のセクション72とは、ねじ接続なしで一体として形成されて、使い捨て可能なeベイピング装置を形成してもよい。
図3に示す通り、他の例示的な実施形態において、弁40は二方弁とすることができ、貯蔵部14は加圧することができる。例えば、貯蔵部14は、貯蔵部14に一定の圧力を加えるように構成された加圧施策405を使用して加圧することができる。そのため、貯蔵部14内に収容されたプレベイパー製剤の加熱によって形成されたベイパーの放出が促進される。貯蔵部14に対する圧力が軽減されると弁40は閉じ、加熱された毛細管18は、弁40の下流に残留しているプレベイパー製剤があれば排出する。
図4は、eベイピング装置の別の例示的な実施形態の長軸方向の断面図である。図4では、eベイピング装置60は、上流シール15内に中央空気通路24を含むことができる。中央空気通路24は内側管65に対して開く。さらに、eベイピング装置60は、プレベイパー製剤を貯蔵するよう構成された貯蔵部14を含む。貯蔵部14は、プレベイパー製剤と、随意に貯蔵媒体25(中にプレベイパー製剤を貯蔵するように構成されたガーゼなど)とを含む。一実施形態において、貯蔵部14は外側管6と内側管65の間の外側環状部の中に収容されている。貯蔵部14からのプレベイパー製剤の漏れを防止するために、環状部は上流端でシール15によって密封されていて、下流端でストッパー10によって密封されている。ヒーターが起動された時、芯220の中央部分内に存在するプレベイパー製剤が気化されてベイパーを形成するように、ヒーター19は芯220の中央部分を少なくとも部分的に囲む。ヒーター19は、間隙を介した二本のリード線26によって電池12に接続されている。eベイピング装置60は、少なくとも二つの出口21を有する口側端インサート20をさらに含む。口側端インサート20は、内側管65の内部と、ストッパー10を通して延びる中央通路64とを介して中央空気通路24と流体連通している。
eベイピング装置60は、シール15内の中央空気通路24の下流端82で不浸透性プラグ30を備える気流ダイバーターを含んでもよい。少なくとも一つの例示的な実施形態において、中央空気通路24はシール15内で軸方向に延びる中央通路24であり、シール15は外側管6と内側管65の間の環状部の上流端を密封する。半径方向空気チャネル32は、中央通路24から内側管65に向かって外側に空気を方向付ける。動作において、成人ベイパー吸引者がeベイピング装置を吸う時、吸煙センサー16は成人ベイパー吸引者が吸うことによって生じた圧力勾配を検出し、結果として制御回路11は、ヒーター19に電力を提供することによって、貯蔵部14内に位置するプレベイパー製剤の加熱を制御する。
様々な例示的な実施形態において、上述した口側端インサート20と類似しているか、または同一の口側端インサートは、紙巻たばこまたは葉巻たばこの端に提供されてもよい。成人喫煙者は、取り付け端インサート付きの紙巻たばこまたは葉巻たばこを喫煙する時に、様々な風味を味わう場合がある。
一部の例示的な実施形態において、eベイピング装置がカートリッジ70の代わりにタンク(図示せず)を含む時、eベイピングタンクは概して、密封されていないプレベイパー製剤貯蔵部を含み、また本質的に、手動再充填を可能にする空のベッセルとしてもよい。カートリッジと同様に、ヒーター19はタンク内に位置付けられてもよいチムニーと連通してもよい。ヒーター19は、例えば芯(または毛細管作用を提供するその他の構造)220を介して貯蔵部と流体連通してもよい。カートリッジ70とは異なり、eベイピングタンクの貯蔵部は密封されていなくてもよい。従って、貯蔵部からのプレベイパー製剤が枯渇すると、貯蔵部の少なくとも一部分は、貯蔵部を手動でプレベイパー製剤で再度充填することを可能にするためにアクセスされてもよい。
一部の例示的な実施形態において、電子装置のカートリッジは、一つ以上のベイパー前駆体ポッド(図示せず)を含んでもよく、またeベイパー装置を貯蔵または充電するように構成されてもよく、その一方でまた、例えば電池レベル情報を表示してもよい。eベイパー装置はまた、前駆体ポッドのうちの一つ以上を受容、保持、穿孔して、その中に封入されたベイパー製剤にアクセスするように構成されてもよい。ベイピングの後、使用済みのベイパー前駆体ポッド(複数可)は、プレス機構または放出機構を介して処分されてもよい。カートリッジ内のベイパー前駆体ポッド(複数可)が使用済みになると、eベイパー装置のカートリッジ70は処分および交換されてもよい。
図5は、例示的な実施形態による、タンク70を有するeベイピング装置を図示する。この例示的な実施形態において、電力セクション72はカートリッジ70に接続されてもよい。装置はまた、図3に関して上述の通り、複数の出口21を有する口側端インサート20も含んでもよい。
この例示的な実施形態において、外側管6、もしくは外側管6と内側管4の両方は、透明もしくは半透明の材料であってもよく、またはこれらを含んでもよい。透明材料または半透明材料は、カートリッジ70の内部を見ることを可能にする、ガラス、アクリル、ポリカーボネート、石英、シリカ、またはその他の適切な材料から作製されてもよい。特に、外側管6(または外側管6および内側管4)の透明または半透明の性質は、プレベイパー製剤の残っているレベルを判定することを可能にする場合がある。
注目すべきは、ガーゼ層9の存在によって、および比較的厚いガーゼの層9に関して特に、カートリッジ70は、カートリッジ70の有用寿命の終わりに向かって、プレベイパー製剤の目に見える量を欠いているように見える場合があることである。しかしながら、ガーゼ9の吸収性を考慮すると、カートリッジ70は、プレベイパー製剤の目に見える存在がないにもかかわらず、かなり長い時間にわたって正常に動作し続けうる。
図6は、少なくとも一つの例示的な実施形態による、eベイピング装置用の成分マトリクスを調製する方法を図示するフローチャートである。図6では、S100にて、一つ以上のペレットが容器(例えば、密封された容器)内に提供されている。ペレットは、例えばデンプン、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーおよびセルロースブレンド、および一つ以上の繊維のうちの少なくとも一つで作製されてもよく、またはこれらのうちの少なくとも一つを含んでもよい。S110にて、溶液が容器内に添加される。溶液は、例えば望ましい風味剤、芳香、酸、ニコチン、またはこれらの組み合わせのうちの一つを含んでもよい。例示的な実施形態において、適切な風味剤には例えば、メントール、ミント(ペパーミントおよびスペアミントなど)、チョコレート、甘草、柑橘類および他の果実風味、ガンマ八量体、バニリン、エチルバニリン、口臭消臭風味、スパイス風味(シナモンなど)、サルチル酸メチル、リナロール、ベルガモット油、ゼラニウム油、レモン油、ジンジャー油、およびたばこ風味、茶風味、ワイン風味、ベリー風味、コーヒー風味などが含まれるが、これらに限定されない。他の適切な風味には、酸、アルコール、エステル、アルデヒド、ケトン、ピラジン、これらの組み合わせまたはブレンド、およびこれに類するものから成る群から選択される風味化合物が含まれうる。
S120にて、溶液が風味剤または芳香で作製される、または風味剤もしくは芳香を含む場合、方法はS130へと続き、ここでペレット内の風味剤の濃度が約パーセント「a」である、例えば約1パーセント〜約40パーセントである、または例えば約1パーセント〜約7パーセントであるような溶液の量が添加される。例示的な実施形態において、「a」は約0.5パーセントの間隔で、約3パーセント〜約7パーセントの範囲であってもよい。その結果、「a」は約3パーセント、3.5パーセント、4パーセント、4.5パーセント、5パーセント、5.5パーセント、6パーセント、6.5パーセント、7パーセントと等しくてもよい。S120にて、溶液が風味剤もしくは芳香を含まないか、または装填する工程S130が完了した後、方法はS140へと続く。S140にて、溶液が酸で作製される、または酸を含む場合、方法はS150へと続き、ここでペレット内の酸の濃度が約bパーセントである(「b」は約10パーセントである)ような溶液の量が添加される。例示的な実施形態において、「b」は約1パーセント〜約30パーセント、例えば約5パーセント〜約10パーセントであってもよく、または約0.5パーセントの間隔で、約7パーセント〜約13パーセントの範囲であってもよい。その結果、「b」は約7パーセント、7.5パーセント、8パーセント、8.5パーセント、9パーセント、9.5パーセント、10パーセント、10.5パーセント、11パーセント、11.5パーセント、12パーセント、12.5パーセント、および13パーセントと等しくてもよい。適切な酸としては、例えばギ酸、シュウ酸、グリコール酸、酢酸、イソ吉草酸、吉草酸、プロピオン酸、オクタン酸、乳酸、ソルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、オレイン酸、アコニット酸、酪酸、ケイ皮酸、デカン酸、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、1−グルタミン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、3−ヘキサン酸、トランス−2−ヘキサン酸、イソ酪酸、ラウリン酸、2−メチル酪酸、2−メチル吉草酸、ミリスチン酸、ノナン酸、パルミチン酸、4−ペンテン酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、塩酸、リン酸、および硫酸のうちの一つ以上が挙げられてもよい。
S140にて、溶液が酸を含まないか、または装填する工程S150が完了した後、方法はS160へと続く。S160にて、溶液がニコチンで作製されるか、またはニコチンを含む場合、ペレット内のニコチンの濃度が約cパーセントである(「c」は約15パーセントである)ように、溶液の量がS170にて添加される。例示的な実施形態において、「c」は約1パーセント〜約50パーセント、例えば約1パーセント〜約10パーセントであってもよく、または約0.5パーセントの間隔で、約11パーセント〜約19パーセントの範囲であってもよい。その結果、「c」は約11パーセント、11.5パーセント、12パーセント、12.5パーセント、13パーセント、13.5パーセント、14パーセント、14.5パーセント、15パーセント、15.5パーセント、16パーセント、16.5パーセント、17パーセント、17.5パーセント、18パーセント、18.5パーセント、および19パーセントと等しくてもよい。
様々な例示的な実施形態によると、工程S120、S140、およびS160は、連続的な様態で説明されているものの、これらの工程は一例として考察されており、任意の適切な順序で実施されうるため、本発明の範囲を限定するべきではない。
図7は、少なくとも一つの例示的な実施形態による成分マトリクスの図示である。図7では、成分マトリクス200は、複数のペレット250から成る、または複数のペレット250を含む。例示的な実施形態において、ペレット250は、成分マトリクス200の製造プロセス中に加えられる圧力を介して一緒に凝集される。例えば、複数のペレット250を融合または凝集させるリガンドまたはゲルがない場合がある。ペレットは、例えばデンプン、セルロース系材料、セルロースベースの材料、またはポリマーおよびセルロースブレンド、または繊維で作製されてもよく、またはこれらを含んでもよい。他の例示的な実施形態において、複数のペレット250を融合または凝集させるためのリガンドまたはゲルが成分マトリクス200内に存在してもよい。ゲルは、例えばゲル化ポリマーを介して作製されてもよい。ゲル化ポリマーの例は、例えば寒天、ヒドロキシエチルセルロース、およびジェランなどの水溶性炭水化物であってもよい。
図8A〜図8Cは、例えば少なくとも一つの例示的な実施形態によるeベイピング装置用の取り外し可能なセグメントの図示である。図8Aは、取り外し可能なセグメント300の上面図である。例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300の周囲は、実質的に円形状であってもよい。例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300は、取り外し可能なセグメント300がeベイピング装置のカートリッジに取り付け可能となるように、取り外し可能に取り付けられるように構成されているeベイピング装置のカートリッジと同一または類似の周囲形状またはサイズを有する。図8Bは取り外し可能なセグメント300の側面図であり、取り外し可能なセグメント300はその各々の端にコネクター320およびコネクター340を含み、コネクター320およびコネクター340は取り外し可能なセグメント300をそれぞれカートリッジおよび口側端インサートに、またはeベイピング装置の一つ以上の他の取り外し可能なセグメントに取り外し可能に取り付けるように構成されている。図8Cは、様々な例示的な実施形態による、取り外し可能なセグメント300の斜視図である。図8Cでは、取り外し可能なセグメント300は、取り外し可能なセグメント300をそれぞれカートリッジおよび口側端インサートに、またはeベイピング装置の一つ以上のその他の取り外し可能なセグメントに取り外し可能に取り付けるように構成されたコネクター320および340を含む。一部の例示的な実施形態において、セグメント300は固定セグメントである。
図9は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の側面図である。図1と同様に図9では、eベイピング装置60は、第一のセクションまたはカートリッジ70および第二のセクションまたは電源セクション72を含み、これらはねじ継手74にて連結されている。少なくとも一つの例示的な実施形態において、第一のセクションまたはカートリッジ70は交換可能なカートリッジであってもよく、また第二のセクション72は再使用可能なセクションであってもよい。一部の例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300などのセグメントは、第一のセクションまたはカートリッジ70と口側端インサート20との間に挿入され、取り外し可能なセグメント300は、カートリッジ70および口側端インサート20と同一または類似の周囲形状もしくはサイズを有し、その各端にコネクター320および340を含む。取り外し可能なセグメント300は、カートリッジ70および口側端インサート20に、それぞれコネクター320および340を介して接続される。一部の例示的な実施形態において、セグメント300は固定セグメントである。
図10は、例示的な実施形態によるeベイピング装置用の口側端インサートを図示する。図10では、取り外し可能なセグメント300は、口側端インサート20と第一のセクションまたはカートリッジ70との間に挿入される。一部の例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300は口側端インサート20に、および第一のセクションまたはカートリッジ70に、コネクター(図示せず)を介して、取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
図11は、少なくとも一つの例示的な実施形態によるeベイピング装置用の取り外し可能なセグメントの図示である。図11は、例示的な実施形態による、タンク70を有するeベイピング装置を図示する。例示的な実施形態において、eベイピング装置は、図5に関して上述の通り、複数の出口21を有する口側端インサート20を含んでもよい。一部の例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300は、口側端インサート20とタンク70との間に挿入される。一部の例示的な実施形態において、取り外し可能なセグメント300は口側端インサート20およびタンク70に、それぞれコネクター340および320を介して、取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
動作において、成人ベイパー吸引者がeベイピング装置を吸い、これによってカートリッジから口側端インサートにベイパーを引き出す陰圧を作り出す時、ベイパーは取り外し可能セグメント300を通して移動し、セグメント300内に封入された様々な風味剤、芳香、酸、およびニコチンによって浸み込まれる。結果として、ベイパーは、成人ベイパー吸引者による、楽しめるベイピング体験のための味覚および強さの要件を含む。
例示的な実施形態が説明されているため、これらは多くの方法で変形されうることが明らかであろう。こうした変形は、例示的な実施形態の意図される趣旨と範囲からの逸脱とは見なされず、また当業者にとって明らかであろうすべての修正は、以下の請求項の範囲内に含まれることが意図されている。