JP2016523927A - 神経変性障害を処置するための方法 - Google Patents

神経変性障害を処置するための方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、少なくとも部分的には、神経変性障害のための疾患修飾処置に関する。一実施形態において、神経変性障害の1つもしくは複数の症状の悪化および/もしくは進行を遅らせるための方法が提供される。一実施形態において、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するための方法が提供される。一実施形態において、本発明の方法は、それを必要とする被験体に、式(1a)の構造を有する化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。一実施形態において、(1a)の化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩は、1種もしくは複数の薬学的に活性な薬剤と組み合わせて投与される。

Description

(発明の背景)
本発明は、一般に、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するための方法、およびより具体的には、アルツハイマー病の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するための方法に関する。
一実施形態には、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置および/もしくは改善するための方法があり、上記方法は、それを必要とする被験体に、式(1)
Figure 2016523927
の構造を有する化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩を体重の約0.001mg/Kg〜約2000mg/Kgまたは約0.001mg/m〜約160mg/mの範囲の用量で投与する工程を包含する。
一実施形態において、上記式(1)の化合物は、式(1a)
Figure 2016523927
の構造を有する。
一実施形態において、上記式(1)の化合物は、式(1b)
Figure 2016523927
の構造を有する。
一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、経口投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、鼻腔内投与、経皮投与もしくは舌下投与される。
一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン症候群(PD)、ハンチントン病(HD)、プリオン病、脳アミロイド血管症(CAA)、および軽度認知障害(MCI)からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、ピック病、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺および前頭側頭頭頂型認知症(frontotemporoparietal dementia)からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、パーキンソン病、ならびにポリグルタミン病、孤発性および家族性のアルツハイマー病、ダウン症候群、進行性核上性麻痺、ハンチントン病、孤発性および家族性のシヌクレイノパチー、多系統萎縮症、脳内鉄沈着を伴う神経変性症、神経核内封入体病、遺伝性痙性対麻痺、シャルコー・マリー・トゥース病、および孤発性もしくは遺伝性のプリオン病からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、認知障害、アルツハイマー病、神経変性障害、加齢性認知症、加齢性記憶障害、および運動障害からなる群より選択される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)もしくは(1b)の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、治療上有効な量の別の薬剤と組み合わせて投与され得る。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、抗精神病薬、抗鬱剤、気分安定薬、およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の主題は、ここでこれ以降本明細書で、代表的実施形態を参照しながらより完全に記載される。しかし、本発明の主題は、異なる形態で具現化され得、本明細書で示される実施形態に限定されるとは解釈されるべきでない。むしろ、これら実施形態は、当業者に説明しかつ彼らが実現できるように提供される。別段定義されなければ、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明の主題が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、それらの全体において参考として援用される。
I.神経変性疾患
神経変性疾患は、ニューロンの特定の集団の選択的かつ進行性の喪失によって特徴付けられ、これは臨床所見を決定する。同じニューロン集団が、多くの異なる障害において影響を被り得る。よって、神経変性障害は、それらの臨床所見よりむしろ、根底にある分子病理に従って分類される。主要な神経変性疾患は、アミロイドーシス、タウオパチー、α−シヌクレイノパチーおよびTDP−43プロテイノパチーに分類され得る。
特定の特性を有する異常タンパク質の存在が、アミロイドーシスを定義し、その中でアルツハイマー病(AD)が最も一般的である。アミロイドは、異常なコンホメーションに起因する共通する物理化学的特性(例えば、コンゴーレッド複屈折)と、クロスβプリーツシートとを有するタンパク質の一般名であり、これは、原線維を形成し、最も頻繁には、脳の中に細胞外沈着物として凝集する傾向を上記タンパク質に与える。アミロイドーシスは、この分子特性を示すために、β−フィブリローシス(fibrilloses)といわれる場合もある。ADにおけるアミロイドタンパク質、Aβは、調節された膜内タンパク質分解による前駆タンパク質、アミロイド前駆タンパク質(APP)に由来する。Aβの沈着は、しかしながら、ADにおいてのみ見出されるわけではない。Aβの沈着は、高齢の認知症でない個体においても見出される。よって、例えば、、陽電子放射断層撮影法で生きている被験体の脳の中のAβ沈着を検出し、これら疾患の臨床発現の前に、アミロイドーシスを彼らが発症させる可能性を評価することは可能である。Aβの沈着は、年齢およびアポリポタンパク質E ε4キャリア状態(これは、ADの主要な遺伝的リスク因子である)の関数として、他の神経変性障害で見出される。アミロイドプラークはしばしば、レビー小体型認知症(DLB)、家族性英国型認知症(FBD)において豊富である。
非Aβアミロイド沈着と関連する変性性認知症としては、クロイツフェルト・ヤコブ病(「CJD」)、孤発性CJD、ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー症候群(「GSS」)、およびタウオパチーが挙げられ、これらは、ヒト脳の中の微小管関連タンパク質であるタウの病的凝集と関連する神経変性疾患のクラスである。タウ病理が神経変性に対する主要な寄与因子であると考えられる障害は、「原発性タウオパチー」といわれる。原発性タウオパチーの最も一般的なものは、4Rタウオパチーであり、これは、ニューロンおよびグリア両方のタウ封入体と関連する。これらの最も一般的なものは、嗜銀性顆粒病(「AGD」)であり、これは、年齢と共に出現率が増大し、遅発型認知症を有する個体の剖検のうちの約5%において検出される。他の4Rタウオパチーとしては、大脳皮質基底核変性症(「CBD」)、進行性核上性麻痺(「PSP」)、ピック病(「PiD」)、グアムのパーキンソン認知症複合(「PDC」)、および神経原線維優位型認知症が挙げられる。
非Aβアミロイド沈着と関連する他の変性障害としては、α−シヌクレイン(これは、翻って、レビー小体における主要な構造タンパク質でもある)の存在によって特徴付けられ、パーキンソン病(「PD」)およびレビー小体型認知症(「DLB」)における顕著な特徴の組織病理病変であるシヌクレイノパチーが挙げられる。PDは、歩調および平衡障害を伴う運動緩慢、振戦および硬直によって特徴付けられる障害である。PDにおける運動障害は、黒質ドパミン作動性ニューロンの喪失と関連づけられる。
他の変性障害としては、以下が挙げられる:認知症を伴うPD(PDD);多系統萎縮症(MSA)(これは、自律神経機能障害、パーキンソニズムおよび小脳性運動失調症によって特徴付けられる孤発性シヌクレイノパチーであり、黒質、基底核、橋核、下オリーブ核および小脳の神経変性と関連する);前頭側頭葉変性症(FTLD)、前頭葉および側頭葉において限局性皮質病理を有する非アルツハイマー型神経変性性認知症の群に関する総称であり、ある範囲の異なる臨床症状−行動障害型前頭側頭型認知症(FTDbv)、進行性非流暢性失語(PNFA)、意味性認知症(SD)および大脳基底核症候群(CBS)を包含する;海馬硬化(HpScl)(これは、海馬の支脚およびCAにおけるニューロン喪失によって特徴付けられる);筋萎縮性側索硬化症(ALS);およびユビキチン陽性封入体を伴う前頭側頭葉変性症(FTLD−U)。
アルツハイマー病(「AD」)は、タウオパチーの一例であり、ここでタウタンパク質は、神経原線維濃縮体(NFT)の形態でニューロン内に沈着する。濃縮体は、タウとして公知の微小管関連タンパク質の過剰リン酸化(タウを不溶性形態に凝集させる)によって形成される。過剰リン酸化タウタンパク質のこれら凝集物は、対らせん状細線維(「PHF」)ともいわれる。濃縮体を形成する正確な機構は完全には理解されていない。
II.組成物
薬学的に活性な成分が単独で投与されることが可能であれば、それが薬学的製剤もしくは組成物中に存在することは好ましい。よって、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、好ましくは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩および薬学的に受容可能な賦形剤を含む薬学的製剤の形態である。上記薬学的組成物は、以下に記載されるものを含め、任意の適切な薬学的製剤の形態をとり得る。
一実施形態において、上記薬学的製剤は、経口投与、非経口投与(皮下投与、皮内投与、筋肉内投与、静脈内投与および動脈内投与が挙げられる)、吸入(種々のタイプの計量用量、加圧されたエアロゾル、ネブライザもしくは吸入器によって生成され得る微粒子散剤もしくはミストが挙げられる)、直腸投与および局所投与(皮膚、経皮投与、経粘膜投与、口内投与、舌下投与、および眼内投与が挙げられる)に適したものを含むが、最も適した経路は、例えば、レシピエントの状態および障害に依存し得る。
上記製剤は、便宜上、単位投与形態で提示され得、薬学分野で周知の方法のうちのいずれかによって調製され得る。全ての方法は、活性成分を、1種もしくは複数の補助成分を構成するキャリアと会合した状態にする工程を包含する。一般に、上記製剤は、活性成分を、液体キャリアもしくは微細に分割した固体キャリアまたはその両方と均質にかつ完全に会合させ、次いで、必要であれば、上記生成物を所望の製剤へと成形することによって、調製される。
一実施形態において、経口投与に適している本発明の製剤は、分離した単位(例えば、カプセル剤、カシェ剤もしくは錠剤(各々、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩の所定の量を含む))として;散剤もしくは粒剤として;水性液体もしくは非水性液体中の液剤もしくは懸濁物として;または水中油型液体エマルジョンもしくは油中水型液体エマルジョンとして、提示され得る。式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩はまた、ボーラス、舐剤もしくはペースト剤として提示され得る。種々の薬学的に受容可能なキャリアおよびそれらの製剤は、標準的な製剤の論文、例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 22nd Edition, 2012, Pharmaceutical Press, edited by Loyd V. Allenに記載される。
錠剤は、圧縮もしくは成形によって、必要に応じて、1種もしくは複数の補助成分とともに、作製され得る。圧縮された錠剤は、適切な機械の中で、粉末もしくは顆粒のような自由流動形態にある活性成分を、必要に応じて、結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、滑剤、界面活性剤もしくは分散剤と混合して圧縮することによって調製され得る。成形された錠剤は、適切な機械の中で、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末化化合物の混合物を成形することによって作製され得る。上記錠剤は、必要に応じて、被覆されてもよいし、もしくは刻み目が付けられてもよく、その中の活性成分のゆっくりとしたもしくは制御された放出を提供するように製剤化されてもよい。本発明の化合物は、例えば、即時放出もしくは長期の放出に適切な形態で投与され得る。即時放出もしくは長期の放出は、本発明の化合物を含む適切な薬学的組成物の使用によって、または特に、長期の放出の場合には、皮下インプラントもしくは浸透圧ポンプのようなデバイスの使用によって、達成され得る。本発明の化合物はまた、リポソームとして投与され得る。
経口投与のための例示的組成物としては、例えば、かさを与えるための微結晶性セルロース、懸濁剤としてのアルギン酸もしくはアルギン酸ナトリウム、粘性増強剤としてのメチルセルロース、および当該分野で公知のもののような甘味剤もしくは矯味矯臭剤を含み得る懸濁物;ならびに例えば、微結晶性セルロース、リン酸二カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウムおよび/もしくはラクトースおよび/もしくは他の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤および滑沢剤(例えば、当該分野で公知のもの)を含み得る即時放出錠剤が挙げられる。上記式(I)の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩はまた、舌下投与および/もしくは口内投与によって口腔を通じて送達され得る。成形された錠剤、圧縮された錠剤もしくは凍結乾燥された錠剤は、使用され得る例示的形態である。例示的組成物としては、本発明の化合物を、迅速に溶解する希釈剤(例えば、マンニトール、ラクトース、スクロースおよび/もしくはシクロデキストリン)とともに製剤化するものが挙げられる。高分子量賦形剤(例えば、セルロース(アビセル)もしくはポリエチレングリコール(PEG))もまた、このような製剤中に含まれ得る。このような製剤はまた、粘膜接着を補助する賦形剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシルプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)、マレイン酸無水物コポリマー(例えば、ガントレッツ)、および放出を制御する薬剤(例えば、ポリアクリルコポリマー(例えば、カルボポル934))を含み得る。滑沢剤、滑剤、矯味矯臭剤、着色剤および安定化剤はまた、製作および使用を容易にするために添加され得る。非経口投与のための製剤としては、抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤および製剤を意図されたレシピエントの血液と等張性にする溶質を含み得る水性および非水性の滅菌注射用液;ならびに懸濁剤、増粘剤およびP−糖タンパク質(P−gp)インヒビターを含み得る水性および非水性の滅菌懸濁物が挙げられる。上記製剤は、単位用量容器もしくは複数用量容器(例えば、封止したアンプルおよびバイアル)中で提示され得、使用直前に滅菌液体キャリア(例えば、生理食塩水もしくは注射用水)の添加のみを要する凍結乾燥状態で貯蔵され得る。即座の注射溶液および懸濁物は、先に記載された類いの滅菌散剤、粒剤および錠剤から調製され得る。非経口投与のための例示的組成物としては、例えば、適切な非毒性の、非経口的に受容可能な希釈剤もしくは溶媒(例えば、マンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンゲル液、等張性塩化ナトリウム溶液)、または他の適切な分散剤もしくは湿潤剤および懸濁剤(合成のモノグリセリドもしくはジグリセリド、および脂肪酸(オレイン酸が挙げられる)、またはクレマフォール(Cremaphor)が挙げられる)を含み得る注射用の液剤もしくは懸濁物が挙げられる。一実施形態において、非経口投与のための組成物は、最大で15%までのクレマフォールおよび最大85%までのアルコールを含む。一実施形態において、非経口投与のための組成物は、最大50%までのクレマフォールおよび最大50%までのアルコールを含む。一実施形態において、非経口投与のための組成物は、最大15%までのクレマフォールおよび最大85%までのエタノールを含む。一実施形態において、非経口投与のための組成物は、最大50%までのクレマフォールおよび最大50%までのエタノールを含む。水性キャリアは、例えば、約3.0〜約8.0のpH、好ましくは、約3.5〜約7.4、例えば、3.5〜6.0、例えば、3.5〜約5.0のpHにある、等張性緩衝溶液であり得る。有用な緩衝液としては、クエン酸ナトリウム−クエン酸およびリン酸ナトリウム−リン酸、および酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液が挙げられる。含まれ得る賦形剤は、例えば、非毒性の補助物質、例えば、湿潤剤もしくは乳化剤、保存剤、およびpH緩衝化剤など(例えば、酢酸ナトリウムもしくはソルビタンモノラウレート)である。
鼻用エアロゾルもしくは吸入投与のための例示的組成物としては、例えば、ベンジルアルコールもしくは他の適切な保存剤、バイオアベイラビリティーを高める吸収促進剤、および/または他の可溶化剤もしくは分散剤(例えば、当該分野で公知のもの)を含み得る生理食塩水中の溶液が挙げられる。便利なことには、鼻用エアロゾルもしくは吸入投与のための組成物において、本発明の化合物は、加圧式パックもしくはネブライザーからのエアロゾルスプレーでの呈示という形態で、適切なプロペラント(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素もしくは他の適切なガスを使用して送達される。加圧エアロゾルの場合には、上記投与単位は、量った量を送達するためのバルブを設けることによって決定され得る。吸入器もしくは吹き入れ器における使用のための、例えばゼラチンのカプセルおよびカートリッジは、上記化合物および適切な粉末基剤(例えば、ラクトースもしくはデンプン)の粉末ミックスを含むように製剤化され得る。1つの具体的な非限定的な例において、本発明の化合物は、計量用量バルブから、アクチュエーターとしても公知のエアロゾルアダプターを通じて、エアロゾルとして投与される。必要に応じて、安定化剤もまた含まれ、そして/または肺の深部への送達のための多孔性粒子が含まれる(例えば、米国特許第6,447,743号を参照のこと)。
直腸投与のための製剤は、通常のキャリア(例えば、カカオ脂、合成のグリセリドエステルもしくはポリエチレングリコール)とともに、停留浣腸もしくは坐剤として呈示され得る。このようなキャリアは、典型的には、通常の温度では固体であるが、直腸腔では液化および/もしくは融解して、薬物を放出する。
口の中、例えば、口内もしくは舌下に局所投与するための製剤としては、フレーバー付きの基剤(例えば、スクロースおよびアカシアもしくはトラガカント)中に活性成分を含むロゼンジ、および基剤(例えば、ゼラチンおよびグリセリンもしくはスクロースおよびアカシア)中に活性成分を含むトローチが挙げられる。局所投与のための例示的組成物は、局所キャリア、例えば、Plastibase(ポリエチレンでゲル化した鉱油)を含む。
好ましい単位投与製剤は、本明細書で開示されるような有効用量を含むものである。特に上で言及される成分に加えて、本発明の製剤が、問題の製剤のタイプを考慮して、当該分野で従来からある他の薬剤を含み得る、例えば、経口投与に適したものが、矯味矯臭剤を含み得ることは、理解されるべきである。
上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩はまた、徐放系として適切に投与される。本発明の徐放系の適切な例は、適切なポリマー材料、例えば、成形物品の形態にある半透性ポリマーマトリクス(例えば、フィルム、もしくはマイクロカプセル);例えば、受容可能な油中のエマルジョンとしての適切な疎水性材料;またはイオン交換樹脂;および本発明の化合物のやや溶けにくい誘導体、例えば、やや溶けにくい塩を含む。徐放系は、経口投与;直腸投与;非経口投与;嚢内投与;腟内投与;腹腔内投与;局所投与(例えば、散剤、軟膏、ゲル、滴剤もしくは経皮パッチとして);口内投与;または口腔もしくは鼻スプレーとして、投与され得る。
投与のための調製物は、本発明の化合物の制御された放出を与えるために適切に製剤化され得る。例えば、薬学的組成物は、生分解性ポリマー、ポリサッカリドゼリー化(jellifying)および/もしくは生体付着性ポリマー、両親媒性ポリマー、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の粒子の界面特性を改変し得る薬剤のうちの1種もしくは複数を含む粒子の形態で存在し得る。これら組成物は、上記活性物質の制御された放出を可能にするある種の生体適合性の特徴を示す。米国特許第5,700,486号を参照のこと。
上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ポンプによって、または連続皮下注入によって(例えば、ミニポンプを使用して)送達され得る。静脈内バッグ溶液もまた、使用され得る。適切な用量を選択するにあたって重要な因子は、当業者によって適切と考えられる場合に、目的の神経変性障害の1つもしくは複数の症状の改善によって、または目的の神経変性障害の1つもしくは複数の症状の制御もしくは防止を測定するための他の規準によって測定されるとき、得られる結果である。他の制御される放出系は、Langer(Science 249:1527−1533, 1990)による総説中で考察されている。本開示の別の局面において、式(1)の化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩は、例えば、米国特許第6,436,091号;同第5,939,380号;および同第5,993,414号に記載される埋め込み式ポンプによって送達される。
埋め込み可能な薬物注入デバイスは、薬物もしくは任意の他の治療剤の一定かつ長期間の投与もしくは注入を患者に提供するために使用される。本質的にこのようなデバイスは、能動的もしくは受動的いずれかとして分類され得る。上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、デポー調製物として製剤化され得る。このような長期作用デポー製剤は、埋め込みによって(例えば、皮下もしくは筋肉内に);または筋肉内注射によって投与され得る。従って、例えば、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、適切なポリマー材料もしくは疎水性材料で、例えば、受容可能な油中のエマルジョンとして;またはイオン交換樹脂;またはやや溶けにくい誘導体として、例えば、やや溶けにくい塩として、製剤化され得る。
上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、単一パルス用量として、ボーラス用量として、もしくは経時的に投与されるパルス用量として、投与され得る。従って、パルス用量において、本発明の化合物のボーラス投与は提供され、本発明の化合物が被験体に投与されない期間が続き、第2のボーラス投与が続く。具体的な非限定的例において、本発明の化合物のパルス用量は、1日という経過の中で、1週間という経過の中で、もしくは1ヶ月という経過の中で投与される。
一実施形態において、本発明の化合物の治療上有効な量は、別の薬理学的薬剤の治療上有効な量とともに投与される。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス、およびナメンダが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー(Zelapar)、アジレクト、コムタン、タスマール(Tasmar)、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン(Rasagilene)、スタレボ、アポカイン、パーロデル、およびアーテンが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ザロンチン、フェルバトール、ガビトリル、ケプラ、ラミクタール、リリカ、ニューロンチン、ダイランチン、トパマックス、トリレプタル、デパケン、デパコート、ゾネグラン、バリウム、アチバン、クロノピン、ファイコンパ、およびオクステラーXR(Oxtellar XR)が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ゼナジン、ハルドール、クロザリル、クロノピン、バリウム、レクサプロ、プロザック、サラフェム、ゾロフト、リトビド(Lithobid)、デパケン、デパコート、およびラミクタールが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、アリセプト、レミニール、イクセロン、ナメンダ、リスパダール、ジプレキサ、および選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、上記SSRIは、ジメリジン、セレクサ(シタロプラム)、レクサプロ、ルボックス、パキシル(パロキセチン)、プロザック(フルオキセチン)、およびゾロフト(セルトラリン)からなる群より選択される。
III.投与量
上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、利用される分子、処置される被験体、苦痛の重症度およびタイプ、ならびに投与様式および経路に依存する。例えば、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約2000mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.01mg/Kg〜約1mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下で変動し得る:約0.001mg/Kg〜約0.9mg/Kg体重、約0.8mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.7mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.6mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.5mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.4mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.3mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.2mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.1mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.09mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.08mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.07mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.06mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.05mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.04mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.03mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.02mg/Kg体重、0.01mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.009mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.008mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.007mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.006mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.005mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.004mg/Kg体重、約0.001mg/Kg〜0.003mg/Kg体重、および約0.001mg/Kg〜約0.002mg/Kg体重。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約20mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約10mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約5mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約3mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、0.001mg/Kg〜約2mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約30mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約40mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、約0.001mg/Kg〜約50mg/Kg体重で変動し得る。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される範囲の中で変動し得る:約0.001mg/Kg体重、約0.002mg/Kg体重、約0.003mg/Kg体重、約0.004mg/Kg体重、約0.005mg/Kg体重、約0.006,mg/Kg体重、約0.007mg/Kg体重、約0.008mg/Kg体重、約0.009mg/Kg体重、約0.010mg/Kg体重、約0.011mg/Kg体重、約0.012mg/Kg体重、約0.013mg/Kg体重、約0.014mg/Kg体重、約0.015mg/Kg体重、約0.016mg/Kg体重、約0.017mg/Kg体重、約0.018mg/Kg体重、約0.019mg/Kg体重、約0.20mg/Kg体重、約0.030mg/Kg体重、約0.040mg/Kg体重、約0.050mg/Kg体重、約0.060mg/Kg体重、約0.070mg/Kg体重、約0.080mg/Kg体重、約0.090mg/Kg体重、約0.010mg/Kg体重、約0.02mg/Kg体重、約0.03mg/Kg体重、約0.04mg/Kg体重、約0.05mg/Kg体重、約0.06mg/Kg体重、約0.07mg/Kg体重、約0.08mg/Kg体重、約0.09mg/Kg体重、約0.10mg/Kg体重、約0.2mg/Kg体重、約0.3mg/Kg体重、約0.4mg/Kg体重、約0.5mg/Kg体重、約0.6mg/Kg体重、約0.7mg/Kg体重、約0.8mg/Kg体重、約0.9mg/Kg体重、約1mg/Kg体重、約2mg/Kg体重、約3mg/Kg体重、約4mg/Kg体重、約5mg/Kg体重、約6mg/Kg体重、約7mg/Kg体重、約8mg/Kg体重、約9mg/Kg体重、約10mg/Kg体重、約11mg/Kg体重、約12mg/Kg体重、約13mg/Kg体重、約14mg/Kg体重、約15mg/Kg体重、約16mg/Kg体重、約17mg/Kg体重、約18mg/Kg体重、約19mg/Kg体重、約20mg/Kg体重、約21mg/Kg体重、22mg/Kg体重、23mg/Kg体重、24mg/Kg体重、25mg/Kg体重、約50mg/Kg体重、約75mg/Kg体重、約100mg/Kg体重、約125mg/Kg体重、約150mg/Kg体重、約175mg/Kg体重、約200mg/Kg体重、約225mg/Kg体重、約250mg/Kg体重、約275mg/Kg体重、約300mg/Kg体重、約325mg/Kg体重、約350mg/Kg体重、約375mg/Kg体重、約400mg/Kg体重、約425mg/Kg体重、約450mg/Kg体重、約475mg/Kg体重、約500mg/Kg体重、約525mg/Kg体重、約550mg/Kg体重、約575mg/Kg体重、約600mg/Kg体重、約625mg/Kg体重、約650mg/Kg体重、約675mg/Kg体重、約700mg/Kg体重、約725mg/Kg体重、約750mg/Kg体重、約775mg/Kg体重、約800mg/Kg体重、約825mg/Kg体重、約850mg/Kg体重、約875mg/Kg体重、約900mg/Kg体重、約925mg/Kg体重、約950mg/Kg体重、約975mg/Kg体重、および約1000mg/Kg体重。
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される範囲の中で変動し得る:約0.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約0.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約1.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約2.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約3.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約4.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約5.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約6.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約7.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約8.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約9.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約10.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約11.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約12.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約13.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約14.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約15.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約16.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約17.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約18.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.1mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.2mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.3mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.4mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.5mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.6mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.7mg/Kg体重〜約20mg/Kg、約19.8mg/Kg体重〜約20mg/Kg、および約19.9mg/Kg体重〜約20mg/Kg。
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、160mg/mと等しいもしくはそれ未満であるが、0mg/mより大きい。いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約160mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約155mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約150mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約145mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約140mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約135mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約130mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約125mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約120mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約115mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約110mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約105mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約100mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約95mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約90mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約85mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約80mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約75mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約70mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約65mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約60mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約55mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約50mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約45mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約40mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約35mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約30mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約25mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約20mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約15mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、約10mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい、および約5mg/m未満であるが約0.001mg/mより大きい。
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約0.001mg/m〜約160mg/m、約0.001mg/m〜約155mg/m、約0.001mg/m〜約150mg/m、約0.001mg/m〜約145mg/m、約0.001mg/m〜約140mg/m、約0.001mg/m〜約135mg/m、約0.001mg/m〜約130mg/m、約0.001mg/m〜約125mg/m、約0.001mg/m〜約120mg/m、約0.001mg/m〜約115mg/m、約0.001mg/m〜約110mg/m、約0.001mg/m〜約105mg/m、約0.001mg/m〜約100mg/m、約0.001mg/m〜約95mg/m、約0.001mg/m〜約90mg/m、約0.001mg/m〜約85mg/m、約0.001mg/m〜約80mg/m、約0.001mg/m〜約75mg/m、約0.001mg/m〜約70mg/m、約0.001mg/m〜約65mg/m、約0.001mg/m〜約60mg/m、約0.001mg/m〜約55mg/m、約0.001mg/m〜約50mg/m、約0.001mg/m〜約45mg/m、約0.001mg/m〜約40mg/m、約0.001mg/m〜約35mg/m、約0.001mg/m〜約30mg/m、約0.001mg/m〜約25mg/m、約0.001mg/m〜約20mg/m、約0.001mg/m〜約15mg/m、約0.001mg/m〜約10mg/m、約0.001mg/m〜約5mg/m、約0.1mg/m〜約10mg/m、約0.1mg/m〜約9mg/m、約0.1mg/m〜約8mg/m、約0.1mg/m〜約7mg/m、約0.1mg/m〜約6mg/m、約0.1mg/m〜約5mg/m、約0.1mg/m〜約4mg/m、約0.1mg/m〜約3mg/m、約0.1mg/m〜約2mg/m、および約0.1mg/m〜約1mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約0.01mg/m、約0.02mg/m、約0.03mg/m、約0.04mg/m、約0.05mg/m、約0.06mg/m、約0.07mg/m、約0.08mg/m、約0.09mg/m、および約0.1mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約0.1mg/m、約0.2mg/m、約0.3mg/m、約0.4mg/m、約0.5mg/m、約0.6mg/m、約0.7mg/m、約0.8mg/m、約0.9mg/m、約1mg/m、約1.1mg/m、約1.2mg/m、約1.3mg/m、約1.4mg/m、約1.5mg/m、約1.6mg/m、約1.7mg/m、約1.8mg/m、約1.9mg/m、約2mg/m、約2.1mg/m、約2.2mg/m、約2.3mg/m、約2.4mg/m、約2.5mg/m、約2.6mg/m、約2.7mg/m、約2.8mg/m、約2.9mg/m、および約3mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約4mg/m、約5mg/m、約6mg/m、約7mg/m、約8mg/m、約9mg/m、約10mg/m、約11mg/m、約12mg/m、約13mg/m、約14mg/m、約15mg/m、約16mg/m、約17mg/m、約18mg/m、約19mg/m、約20mg/m、約21mg/m、約22mg/m、約23mg/m、約24mg/m、および約25mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:4.1mg/m、約4.2mg/m、約4.3mg/m、約4.4mg/m、約4.5mg/m、約4.6mg/m、約4.7mg/m、約4.8mg/m、約4.9mg/m、約5mg/m、約5.1mg/m、約5.2mg/m、約5.3mg/m、約5.4mg/m、約5.5mg/m、約5.6mg/m、約5.7mg/m、約5.8mg/m、約5.9mg/m、約6mg/m、約6.1mg/m、約6.2mg/m、約6.3mg/m、約6.4mg/m、約6.5mg/m、約6.6mg/m、約6.7mg/m、約6.8mg/m、約6.9mg/m、約7mg/m、約7.1mg/m、約7.2mg/m、約7.3mg/m、約7.4mg/m、約7.5mg/m、約7.6mg/m、約7.7mg/m、約7.8mg/m、約7.9mg/m、および約8mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:約20.1mg/m、約20.2mg/m、約20.3mg/m、約20.4mg/m、約20.5mg/m、約20.6mg/m、約20.7mg/m、約20.8mg/m、約20.9mg/m、約21mg/m、約21.1mg/m、約21.2mg/m、約21.3mg/m、約21.4mg/m、約21.5mg/m、約21.6mg/m、約21.7mg/m、約21.8mg/m、約21.9mg/m、約22mg/m、約22.1mg/m、約22.2mg/m、約22.3mg/m、約22.4mg/m、約22.5mg/m、約22.6mg/m、約22.7mg/m、約22.8mg/m、約22.9mg/m、約23mg/m、約23.1mg/m、約23.2mg/m、約23.3mg/m、約23.4mg/m、約23.5mg/m、約23.6mg/m、約23.7mg/m、約23.8mg/m、約23.9mg/m、および約24mg/m
いくつかの実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、以下からなる群より選択される:0.1mg/m、約0.2mg/m、約0.3mg/m、約0.4mg/m、約0.5mg/m、約0.6mg/m、約0.7mg/m、約0.8mg/m、約0.9mg/m、約1mg/m、約1.1mg/m、約1.2mg/m、約1.3mg/m、約1.4mg/m、約1.5mg/m、約1.6mg/m、約1.7mg/m、約1.8mg/m、約1.9mg/m、約2mg/m、約2.1mg/m、約2.2mg/m、約2.3mg/m、約2.4mg/m、約2.5mg/m、約2.6mg/m、約2.7mg/m、約2.8mg/m、約2.9mg/m、約3mg/m、約3.1mg/m、約3.2mg/m、約3.3mg/m、約3.4mg/m、約3.5mg/m、約3.6mg/m、約3.7mg/m、約3.8mg/m、約3.9mg/m、約4mg/m、約4.1mg/m、約4.2mg/m、約4.3mg/m、約4.4mg/m、約4.5mg/m、約4.6mg/m、約4.7mg/m、約4.8mg/m、約4.9mg/m、約5mg/m、約5.1mg/m、約5.2mg/m、約5.3mg/m、約5.4mg/m、約5.5mg/m、約5.6mg/m、約5.7mg/m、約5.8mg/m、約5.9mg/m、約6mg/m、約6.1mg/m、約6.2mg/m、約6.3mg/m、約6.4mg/m、約6.5mg/m、約6.6mg/m、約6.7mg/m、約6.8mg/m、約6.9mg/m、約7mg/m、約7.1mg/m、約7.2mg/m、約7.3mg/m、約7.4mg/m、約7.5mg/m、約7.6mg/m、約7.7mg/m、約7.8mg/m、約7.9mg/m、約8mg/m、約8.1mg/m、約8.2mg/m、約8.3mg/m、約8.4mg/m、約8.5mg/m、約8.6mg/m、約8.7mg/m、約8.8mg/m、約8.9mg/m、約9mg/m、約9.1mg/m、約9.2mg/m、約9.3mg/m、約9.4mg/m、約9.5mg/m、約9.6mg/m、約9.7mg/m、約9.8mg/m、約9.9mg/m、および約10mg/m
III.方法
一実施形態において、本発明は、神経変性障害の疾患修飾処置を提供する。一実施形態において、本発明の方法は、根底にある神経変性障害の症状の悪化および/もしくは進行を遅らせる。一実施形態において、本発明は、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するための方法を提供する。一実施形態において、本発明は、神経変性障害に対する神経保護療法を提供する。一実施形態において、本発明は、神経変性障害に対する神経回復的介入を提供する。一実施形態において、用語「疾患修飾処置」もしくは「疾患修飾治療」とは、本明細書で使用される場合、上記疾患の根底にある病態生理に影響を及ぼし、上記疾患の経過上で有益な転帰を有する処置もしくは介入を意味する。一実施形態において、上記方法は、それを必要とする被験体に、式(1)、(1a)、もしくは(1b)
Figure 2016523927
の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。一実施形態において、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の構造を有する化合物および/または薬学的に受容可能な塩は、神経保護効果を有する。いくつかの実施形態において、本発明は、タウオパチーを発症するリスクがある被験体において神経変性障害の進行を処置もしくは防止するための方法を提供し、上記方法は、(a)上記被験体を、脳の中のタウタンパク質の存在についてスクリーニングする工程;および(b)上記脳の中のタウタンパク質の存在が立証される場合には、それを必要とする被験体に、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。一実施形態において、上記タウオパチーは、アルツハイマー病(AD)、第17染色体に連鎖したパーキンソニズムを伴う前頭側頭型認知症(FTDP−17)、進行性核上性麻痺(PSP)、ピック病、大脳皮質基底核変性症および多系統萎縮症(MSA)からなる群より選択される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg〜約2000mg/Kg体重もしくは約0.001mg/m〜約160mg/mの範囲の用量で上記被験体に投与される。いくつかの実施形態において、上記式(1)の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、160mg/mと等しいかもしくはそれ未満であるが0mg/mより高い用量で上記被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、単一用量でもしくは分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり単一用量でもしくは1日あたり分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2もしくはそれより多くの等しい分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり2および/もしくは3の分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する日の間に1日に少なくとも1回、必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔日で1日に少なくとも1回、必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、必要な被験体に毎週投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、等しい用量および/もしくは等しくない用量へと分けられて、必要な被験体に毎週投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1週間につき隔日で3日および/もしくは6回のいずれかで与えられて、必要な被験体に毎週投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔日で、3日ごと、4日ごと、5日ごと、6日ごとおよび/もしくは毎週、分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、毎月、必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり単一用量でおよび/もしくは1ヶ月あたり分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しい分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり2および/もしくは3の分割用量で必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する月の間に、1ヶ月に少なくとも1回必要な被験体に投与される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔月で1ヶ月に少なくとも1回必要な被験体に投与される。一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、最大で1日間、最大で2日間、最大で3日間、最大で4日間、最大で5日間、最大で6日間、最大で7日間、最大で7日間、最大で8日間、最大で9日間、最大で10日間、最大で11日間、最大で12日間、最大で13日間、最大で14日間、最大で15日間、最大で16日間、最大で17日間、最大で18日間、最大で19日間、最大で20日間、最大で21日間、最大で22日間、最大で23日間、最大で24日間、最大で25日間、最大で26日間、最大で27日間、最大で28日間、最大で29日間、もしくは最大で30日間、本明細書で開示される投与レベルに相当する量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。
一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約3mg/Kgの用量で必要な被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約3.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約4mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約4.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約5.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約6mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約6.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約7mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約7.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約8mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約8.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約9mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約9.5mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。一実施形態において、上記投与レジメンは、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、少なくとも3週間ごとに約10mg/Kgの用量で必要な被験体に投与することを包含する。
一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、3週間ごとに約80mg/Kg、3週間ごとに約70mg/Kg、3週間ごとに約60mg/Kg、3週間ごとに約50mg/Kg、3週間ごとに約40mg/Kg、3週間ごとに約30mg/Kg、3週間ごとに約20mg/Kg、3週間ごとに約10mg/Kg、3週間ごとに約80mg/Kg、3週間ごとに約75mg/Kg、3週間ごとに約70mg/Kg、3週間ごとに約65mg/Kg、3週間ごとに約60mg/Kg、3週間ごとに約55mg/Kg、3週間ごとに約50mg/Kg、3週間ごとに約45mg/Kg、3週間ごとに約40mg/Kg、3週間ごとに約35mg/Kg、3週間ごとに約30mg/Kg、3週間ごとに約25mg/Kg、3週間ごとに約20mg/Kg、3週間ごとに約15mg/Kg、3週間ごとに約10mg/Kg、3週間ごとに約5mg/Kg、3週間ごとに約8mg/Kg、3週間ごとに約16mg/Kg、3週間ごとに約32mg/Kg、3週間ごとに約48mg/Kg、3週間ごとに約64mg/Kg、および3週間ごとに約80mg/Kgの用量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、3週間ごとに約16mg/Kg、3週間ごとに約32mg/Kg、3週間ごとに約64mg/Kg、3週間ごとに約96mg/Kg、3週間ごとに約128mg/Kg、および3週間ごとに約160mg/Kgの用量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、3週間ごとに約13mg/Kg、3週間ごとに約27mg/Kg、3週間ごとに約53mg/Kg、3週間ごとに約80mg/Kg、3週間ごとに約107mg/Kg、3週間ごとに約133mg/Kgの用量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、3週間ごとに約20mg/Kg、3週間ごとに約40mg/Kg、3週間ごとに約80mg/Kg、3週間ごとに約120mg/Kg、3週間ごとに約160mg/Kg、および3週間ごとに約200mg/Kgの用量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、本発明の方法は、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、3週間ごとに約27mg/Kg、3週間ごとに約53mg/Kg、3週間ごとに約107mg/Kg、3週間ごとに約160mg/Kg、3週間ごとに約213mg/Kg、および3週間ごとに約267mg/Kgの用量でそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを提供する。一実施形態において、本発明に従う投与レジメンは、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を、経口投与、舌下投与、口内投与、鼻投与、経皮投与、膣投与、直腸投与、静脈内投与、皮下投与、腹腔内投与、非経口投与、筋肉内投与、デポー投与、局所投与、子宮内投与、吸入投与、埋め込み投与、および眼投与からなる群より選択される経路によってそれを必要とする被験体に投与するように方向付けることを包含する投与レジメンを方向付けることを包含する。
本発明の方法は、種々の神経変性障害の症状を処置および/もしくは改善するために適している。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン症候群(PD)、ハンチントン病(HD)、ボクサー痴呆(DP)、プリオン病、脳アミロイド血管症(CAA)、および軽度認知障害(MCI)からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、ピック病、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺および前頭側頭頭頂型認知症からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、パーキンソン病、およびポリグルタミン病、孤発性および家族性のアルツハイマー病、ダウン症候群、進行性核上性麻痺、ハンチントン病、孤発性および家族性のシヌクレイノパチー、多系統萎縮症、脳内鉄沈着を伴う神経変性症、神経核内封入体病、遺伝性痙性対麻痺、シャルコー・マリー・トゥース病、ならびに孤発性および/もしくは遺伝性のプリオン病からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、認知障害、アルツハイマー病、神経変性障害、加齢性認知症、加齢性記憶障害、および運動障害からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病である。一実施形態において、上記神経変性障害の症状は、認知機能障害、記憶障害、運動障害、および運動合併症からなる群より選択される。一実施形態において、上記アルツハイマー病障害の症状は、認知機能障害、記憶障害、運動障害、および運動合併症からなる群より選択される。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、上記被験体の神経系におけるタウタンパク質の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化レベルを低減させる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、複数のリン酸化部位を有するタウタンパク質上の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化を阻害もしくは防止し、ここでタウタンパク質は上記被験体の神経系に存在する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、上記被験体の神経系におけるリン酸化されたタウタンパク質の量を低減する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、複数のリン酸化部位を有するタウタンパク質上の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化を阻害もしくは防止し、ここで、上記タウタンパク質は、上記被験体の神経系に存在する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩が投与されていない対照の被験体の神経系においてリン酸化されたタウタンパク質の量と比較して、上記被験体の神経系においてリン酸化されたタウタンパク質の低下した量を生じる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩が投与されていない対照の被験体の神経系におけるタウタンパク質のリン酸化された部位の数と比較して、上記被験体の神経系におけるタウタンパク質のリン酸化された部位の減少を生じ、ここで上記タウタンパク質は複数のリン酸化部位を有する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与されていない対照の被験体の神経系においてリン酸化されたタウタンパク質のレベルと比較して、上記被験体の神経系においてリン酸化されたタウタンパク質のより低レベルに変化させる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、上記被験体の脳においてタウタンパク質の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化レベルを低下させる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、複数のリン酸化部位を有するタウタンパク質上の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化を阻害もしくは防止し、ここで上記タウタンパク質は、上記被験体の脳に存在する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、上記被験体の脳においてリン酸化されたタウタンパク質の量を低下させる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、複数のリン酸化部位を有するタウタンパク質上の少なくとも1つのリン酸化部位のリン酸化を阻害もしくは防止し、ここで上記タウタンパク質は、上記被験体の脳に存在する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与されていない対照の被験体の脳においてリン酸化されたタウタンパク質の量と比較して、上記被験体の脳においてリン酸化されたタウタンパク質の量の低下を生じる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与され低ない対照の被験体の脳におけるタウタンパク質のリン酸化された部位の数と比較して、上記被験体の脳におけるタウタンパク質のリン酸化された部位の減少を生じ、ここで上記タウタンパク質は複数のリン酸化部位を有する。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩をそれを必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここで上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、プラセボを受けているか、あるいは上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩を投与されていない対照の被験体の脳においてリン酸化されたタウタンパク質のレベルと比較して、上記被験体の脳においてリン酸化されたタウタンパク質のより低レベルに変化させる。
いくつかの実施形態において、本発明の方法は、種々の神経変性障害の症状を処置および/もしくは改善するための適切な併用療法を提供する。一実施形態において、必要な被験体に投与される上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の治療上有効な量は、別の薬理学的薬剤の治療上有効な量と組み合わせて投与される。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬理学的薬剤としては、コリンエステラーゼインヒビターが挙げられる。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬理学的薬剤としては、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRIs)もしくはセロトニン特異的再取り込みインヒビターが挙げられる。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬理学的薬剤としては、以下からなる群より選択されるSSRIsが挙げられる:シタロプラム(セレクサ、シプラミル、シプラム、ダルサン(Dalsan)、レシタール(Recital)、エモカール(Emocal)、セプラム(Sepram)、セロプラム、シトックス(Citox)、シタール(Cital));ダポキセチン(プリリジー);エスシタロプラム(レクサプロ、シプラレックス、セロプレックス(Seroplex)、エセルティア(Esertia));フルオキセチン(ディペックス(Depex)、プロザック、フォンテックス(Fontex)、セロメックス(Seromex)、セロニル(Seronil)、サラフェム、ラドース(Ladose)、モチベスト(Motivest)、フルトップ(Flutop)、フルクチン(Fluctin)(EUR)、フルオックス(NZ)、デプレス(Depress)(UZB)、ロバン(Lovan)(AUS)、プロデプ(Prodep)(IND));フルボキサミン(ルボックス、フェバリン、ファベリン、デュミロックス(Dumyrox)、ファボキシル(Favoxil)、モボックス(Movox)、フロキシフラール(Floxyfral));インダルピン(ウプステン)(中止);パロキセチン(パキシル、セロザット、セリューピン(Sereupin)、アロパックス、デロザット、ディバリウス(Divarius)、レキセチン(Rexetin)、ゼタノール(Xetanor)、パロザット(Paroxat)、ロキサミン、デパロック(Deparoc));セルトラリン(ゾロフト、ルストラル(Lustral)、セルレイン(Serlain)、アセントラ(Asentra)、トレスリーン(Tresleen));およびジメリジン(ゼルミド(Zelmid)、ノルマド(Normud))。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス、およびナメンダが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー、アジレクト、コムタン、タスマー、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン、スタレボ、アポカイン、パーロデル、およびアーテンが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ザロンチン、フェルバトール、ガビトリル、ケプラ、ラミクタール、リリカ、ニューロンチン、ダイランチン、トパマックス、トリレプタル、デパケン、デパコート、ゾネグラン、バリウム、アチバン、クロノピン、ファイコンパ、およびオクステラーXRが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、ゼナジン、ハルドール、クロザリル、クロノピン、バリウム、レクサプロ、プロザック、サラフェム、ゾロフト、リトビド、デパケン、デパコート、およびラミクタールが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、アリセプト、レミニール、イクセロン、ナメンダ、リスパダール、ジプレキサ、および選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態において、上記SSRIは、ジメリジン、セレクサ(シタロプラム)、レクサプロ、ルボックス、パキシル(パロキセチン)、プロザック(フルオキセチン)、およびゾロフト(セルトラリン)からなる群より選択される。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、中枢神経系におけるNMDAサブタイプグルタミン酸レセプターに対して選択的な任意の神経保護薬剤が挙げられる。
一実施形態において、上記神経変性障害がアルツハイマー病である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス、ナメンダ、またはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせて、それを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害がパーキンソン病である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー、アジレクト、コムタン、タスマー、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン、スタレボ、アポカイン、パーロデル、アーテン、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が発作(Seizure)である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ザロンチン、フェルバトール、ガビトリル、ケプラ、ラミクタール、リリカ、ニューロンチン、ダイランチン、トパマックス、トリレプタル、デパケン、デパコート、ゾネグラン、バリウム、アチバン、クロノピン、ファイコンパ、オクステラーXR、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害がハンチントン病である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ゼナジン、ハルドール、クロザリル、クロノピン、バリウム、レクサプロ、プロザック、サラフェム、ゾロフト、リトビド、デパケン、デパコート、ラミクタール、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が核上性麻痺である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー、アジレクト、コムタン、タスマー(稀)、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン、スタレボ、アポカイン、パーロデル、アーテン、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が認知症である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、アリセプト、レミニール、イクセロン、ナメンダ、リスパダール、ジプレキサ、SSRI、およびこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が外傷性脳傷害である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、抗鬱剤、鎮痛剤、およびこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害がダウン症候群である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、感覚、運動の認知活動、およびこれらの組み合わせに対する年齢に適した刺激剤と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害がタウオパチーである場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス(稀)、ナメンダ、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー、アジレクト、コムタン、タスマー(希に)、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン、スタレボ、アポカイン、パーロデル、アーテンもしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が運動障害である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、テトラベナジン(ゼナジン)、抗精神病薬(例えば、ハロペリドール(ハルドール)およびクロザピン(クロザリル))、クロナゼパム(クロノピン)ならびに抗不安薬(例えば、ジアゼパム(バリウム))、抗鬱剤(エスシタロプラム(レクサプロ)、フルオキセチン(プロザック、サラフェム)およびセルトラリン(ゾロフト)のような薬物が挙げられる)、抗精神病薬、リチウム(リトビド)を含む、双極性障害と関連した躁および欝(highs and lows)を防止する一助となり得る気分安定薬、ならびに抗痙攣薬(例えば、バルプロ酸(デパケン)、ジバルプロエクス(デパコート)およびラモトリジン(ラミクタール))、パルコパ、ミラペックス、レキップ、アポカイン、エルデプリル、ゼラパー、アジレクト、コムタン、タスマー(稀)、コゲンチン、シネメット、ニュープロ、シンメトレル、セレギリン、ラサギリン、スタレボ、アポカイン、パーロデル、アーテン、またはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。
一実施形態において、上記神経変性障害が記憶障害である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス、ナメンダ、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。一実施形態において、上記神経変性障害が認知障害である場合、上記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、ラザダイン、イクセロン、アリセプト、コグネックス、ナメンダ、もしくはこれらの組み合わせの治療上有効な量と組み合わせてそれを必要とする被験体に投与され得る。
上記で示されかつ記載される例示的実施形態に対して、その広い発明の概念から逸脱することなく変更が行われ得ることは、当業者によって認識される。従って、本発明が示されかつ記載される例示的実施形態に限定されないことは理解されるが、特許請求の範囲によって定義されるとおりの本発明の趣旨および範囲内の改変を網羅することが意図される。例えば、上記例示的実施形態の具体的特徴は、特許請求される発明の一部であってもそうでなくてもよく、開示される実施形態の特徴は組み合わされてもよい。本明細書で具体的に示されなければ、用語「a(1つの、ある)」、「an(1つの、ある)」および「the(上記、この、その)」は、1つの要素に限定されないが、代わりに「少なくとも1」を意味すると読まれるべきである。
上記数字のうちの少なくともいくつか(あるとすれば)および本発明の説明を、単純化して本発明の明確な理解のために関連した要素に焦点を当てている一方、明確さを目的として、当業者が認識し、本発明の一部をまた構成し得る他の要素を削除していることが、理解されるべきである。しかし、このような要素は当該分野で周知であるので、そしてそれらは本発明のよりよい理解を必ずしも容易にするわけではないので、このような要素の説明は、本明細書では提供されない。
さらに、上記方法が本明細書で示される工程の特定の順序に依拠しない範囲で、上記工程の特定の順序は、特許請求の範囲に対する限定として解釈されるべきではない。本発明の方法に方向付けられた特許請求の範囲は、記載された順序でのそれら工程の実施に限定されるべきではなく、当業者は、上記工程が変動し、かつ本発明の趣旨および範囲内になお留まり得ることを容易に認識する。
一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン症候群(PD)、ハンチントン病(HD)、プリオン病、脳アミロイド血管症(CAA)、および軽度認知障害(MCI)からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、ピック病、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺および前頭側頭頭頂型認知症(frontotemporoparietal dementia)からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、パーキンソン病、ならびにポリグルタミン病、孤発性および家族性のアルツハイマー病、ダウン症候群、進行性核上性麻痺、ハンチントン病、孤発性および家族性のシヌクレイノパチー、多系統萎縮症、脳内鉄沈着を伴う神経変性症、神経核内封入体病、遺伝性痙性対麻痺、シャルコー・マリー・トゥース病、および孤発性もしくは遺伝性のプリオン病からなる群より選択される。一実施形態において、上記神経変性障害は、認知障害、アルツハイマー病、神経変性障害、加齢性認知症、加齢性記憶障害、および運動障害からなる群より選択される。一実施形態において、上記式(1)、(1a)もしくは(1b)の構造を有する化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、治療上有効な量の別の薬剤と組み合わせて投与され得る。一実施形態において、本発明の化合物との組み合わせにおいて、神経変性障害の1つもしくは複数の症状を処置もしくは改善するにあたって最も有効である薬剤としては、抗精神病薬、抗鬱剤、気分安定薬、およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
神経変性障害の1つまたは複数の症状を処置もしくは改善するための方法であって、該方法は、それを必要とする被験体に、式(1)
Figure 2016523927
の構造を有する化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩を、約0.001mg/Kg体重〜約2000mg/Kg体重もしくは約0.001mg/m 〜約160mg/m の範囲の用量で投与する工程を包含する、方法。
(項目2)
前記式(1)の化合物は、式(1a)
Figure 2016523927
の構造を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記式(1)の化合物は、式(1b)
Figure 2016523927
の構造を有する、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、単一用量もしくは分割用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり単一用量もしくは1日あたり分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2またはそれより多くの等しい分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目7)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目8)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり2および/もしくは3の分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目9)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目10)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する日の間に1日に少なくとも1回投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔日で1日に少なくとも1回投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目12)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、毎週投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、等しい用量および/もしくは等しくない用量へと分割されて毎週投与される、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1週間に隔日で3日および/もしくは6回のいずれかで与えられて、毎週投与され、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、分割用量で、隔日で、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回および/もしくは毎週投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、毎月1回投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり単一用量でおよび/もしくは1ヶ月あたり分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目18)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しい分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目19)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目20)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり2および/もしくは3の分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目21)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される、項目4に記載の方法。
(項目22)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する月の間に少なくとも1ヶ月に1回投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔月で少なくとも1ヶ月に1回投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記神経変性障害は、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン症候群(PD)、ハンチントン病(HD)、ボクサー痴呆(DP)、プリオン病、脳アミロイド血管症(CAA)、および軽度認知障害(MCI)からなる群より選択される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記神経変性障害は、アルツハイマー病、ピック病、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺および前頭側頭頭頂型認知症からなる群より選択される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記神経変性障害は、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、パーキンソン病、およびポリグルタミン病、孤発性および家族性のアルツハイマー病、ボクサー痴呆(DP)、ダウン症候群、進行性核上性麻痺、ハンチントン病、孤発性および家族性のシヌクレイノパチー、多系統萎縮症、脳内鉄沈着を伴う神経変性症、神経核内封入体病、遺伝性痙性対麻痺、シャルコー・マリー・トゥース病、および孤発性および/もしくは遺伝性のプリオン病からなる群より選択される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記神経変性障害は、認知障害、アルツハイマー病、神経変性障害、加齢性認知症、加齢性記憶障害、および運動障害からなる群より選択される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記神経変性障害は、アルツハイマー病である、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
前記神経変性障害の症状は、認知機能障害、記憶障害、運動障害、および運動合併症からなる群より選択される、項目1〜3および22のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約20mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約10mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約5mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目34)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約3mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約2mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目36)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約30mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約40mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約50mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目39)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、25mg/Kg体重、約50mg/Kg体重、約75mg/Kg体重、約100mg/Kg体重、約125mg/Kg体重、約150mg/Kg体重、約175mg/Kg体重、約200mg/Kg体重、約225mg/Kg体重、約250mg/Kg体重、約275mg/Kg体重、約300mg/Kg体重、約325mg/Kg体重、約350mg/Kg体重、約375mg/Kg体重、約400mg/Kg体重、約425mg/Kg体重、約450mg/Kg体重、約475mg/Kg体重、約500mg/Kg体重、約525mg/Kg体重、約550mg/Kg体重、約575mg/Kg体重、約600mg/Kg体重、約625mg/Kg体重、約650mg/Kg体重、約675mg/Kg体重、約700mg/Kg体重、約725mg/Kg体重、約750mg/Kg体重、約775mg/Kg体重、約800mg/Kg体重、約825mg/Kg体重、約850mg/Kg体重、約875mg/Kg体重、約900mg/Kg体重、約925mg/Kg体重、約950mg/Kg体重、約975mg/Kg体重、および約1000mg/Kg体重からなる群より選択される用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目40)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、経口投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、鼻腔内投与、経皮投与および/もしくは舌下投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目41)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/m 〜約160mg/m 、約0.001mg/m 〜約155mg/m 、約0.001mg/m 〜約150mg/m 、約0.001mg/m 〜約145mg/m 、約0.001mg/m 〜約140mg/m 、約0.001mg/m 〜約135mg/m 、約0.001mg/m 〜約130mg/m 、約0.001mg/m 〜約125mg/m 、約0.001mg/m 〜約120mg/m 、約0.001mg/m 〜約115mg/m 、約0.001mg/m 〜約110mg/m 、約0.001mg/m 〜約105mg/m 、約0.001mg/m 〜約100mg/m 、約0.001mg/m 〜約95mg/m 、約0.001mg/m 〜約90mg/m 、約0.001mg/m 〜約85mg/m 、約0.001mg/m 〜約80mg/m 、約0.001mg/m 〜約75mg/m 、約0.001mg/m 〜約70mg/m 、約0.001mg/m 〜約65mg/m 、約0.001mg/m 〜約60mg/m 、約0.001mg/m 〜約55mg/m 、約0.001mg/m 〜約50mg/m 、約0.001mg/m 〜約45mg/m 、約0.001mg/m 〜約40mg/m 、約0.001mg/m 〜約35mg/m 、約0.001mg/m 〜約30mg/m 、約0.001mg/m 〜約25mg/m 、約0.001mg/m 〜約20mg/m 、約0.001mg/m 〜約15mg/m 、約0.001mg/m 〜約10mg/m 、および約0.001mg/m 〜約5mg/m からなる群より選択される用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目42)
前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約160mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約155mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約150mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約145mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約140mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約135mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約130mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約125mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約120mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約115mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約110mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約105mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約100mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約95mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約90mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約85mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約80mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約75mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約70mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約65mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約60mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約55mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約50mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約45mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約40mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約35mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約30mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約25mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約20mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約15mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、約10mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、および約5mg/m 未満であるが約0.001mg/m より高い、からなる群より選択される用量で投与される、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。

Claims (41)

  1. 神経変性障害の1つまたは複数の症状を処置もしくは改善するための方法であって、該方法は、それを必要とする被験体に、式(1)
    Figure 2016523927
    の構造を有する化合物および/もしくはその薬学的に受容可能な塩を、約0.001mg/Kg体重〜約2000mg/Kg体重もしくは約0.001mg/m〜約160mg/mの範囲の用量で投与する工程を包含する、方法。
  2. 前記式(1)の化合物は、式(1a)
    Figure 2016523927
    の構造を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記式(1)の化合物は、式(1b)
    Figure 2016523927
    の構造を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、単一用量もしくは分割用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり単一用量もしくは1日あたり分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2またはそれより多くの等しい分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  8. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1日あたり2および/もしくは3の分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  9. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1日あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  10. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する日の間に1日に少なくとも1回投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔日で1日に少なくとも1回投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、毎週投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、等しい用量および/もしくは等しくない用量へと分割されて毎週投与される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1週間に隔日で3日および/もしくは6回のいずれかで与えられて、毎週投与され、請求項13に記載の方法。
  15. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、分割用量で、隔日で、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回および/もしくは毎週投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、毎月1回投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり単一用量でおよび/もしくは1ヶ月あたり分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  18. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しい分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  19. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくはより多くの等しくない分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  20. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、1ヶ月あたり2および/もしくは3の分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  21. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩の用量は、1ヶ月あたり2および/もしくは4の分割用量で投与される、請求項4に記載の方法。
  22. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも2つの連続する月の間に少なくとも1ヶ月に1回投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、隔月で少なくとも1ヶ月に1回投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記神経変性障害は、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン症候群(PD)、ハンチントン病(HD)、ボクサー痴呆(DP)、プリオン病、脳アミロイド血管症(CAA)、および軽度認知障害(MCI)からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記神経変性障害は、アルツハイマー病、ピック病、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺および前頭側頭頭頂型認知症からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記神経変性障害は、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、パーキンソン病、およびポリグルタミン病、孤発性および家族性のアルツハイマー病、ボクサー痴呆(DP)、ダウン症候群、進行性核上性麻痺、ハンチントン病、孤発性および家族性のシヌクレイノパチー、多系統萎縮症、脳内鉄沈着を伴う神経変性症、神経核内封入体病、遺伝性痙性対麻痺、シャルコー・マリー・トゥース病、および孤発性および/もしくは遺伝性のプリオン病からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記神経変性障害は、認知障害、アルツハイマー病、神経変性障害、加齢性認知症、加齢性記憶障害、および運動障害からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記神経変性障害は、アルツハイマー病である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記神経変性障害の症状は、認知機能障害、記憶障害、運動障害、および運動合併症からなる群より選択される、請求項1〜3および22のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約20mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約10mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約5mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約3mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  34. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約2mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  35. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約30mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約40mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  37. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/Kg体重〜約50mg/Kg体重の範囲の用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  38. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、25mg/Kg体重、約50mg/Kg体重、約75mg/Kg体重、約100mg/Kg体重、約125mg/Kg体重、約150mg/Kg体重、約175mg/Kg体重、約200mg/Kg体重、約225mg/Kg体重、約250mg/Kg体重、約275mg/Kg体重、約300mg/Kg体重、約325mg/Kg体重、約350mg/Kg体重、約375mg/Kg体重、約400mg/Kg体重、約425mg/Kg体重、約450mg/Kg体重、約475mg/Kg体重、約500mg/Kg体重、約525mg/Kg体重、約550mg/Kg体重、約575mg/Kg体重、約600mg/Kg体重、約625mg/Kg体重、約650mg/Kg体重、約675mg/Kg体重、約700mg/Kg体重、約725mg/Kg体重、約750mg/Kg体重、約775mg/Kg体重、約800mg/Kg体重、約825mg/Kg体重、約850mg/Kg体重、約875mg/Kg体重、約900mg/Kg体重、約925mg/Kg体重、約950mg/Kg体重、約975mg/Kg体重、および約1000mg/Kg体重からなる群より選択される用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、経口投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、鼻腔内投与、経皮投与および/もしくは舌下投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  40. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約0.001mg/m〜約160mg/m、約0.001mg/m〜約155mg/m、約0.001mg/m〜約150mg/m、約0.001mg/m〜約145mg/m、約0.001mg/m〜約140mg/m、約0.001mg/m〜約135mg/m、約0.001mg/m〜約130mg/m、約0.001mg/m〜約125mg/m、約0.001mg/m〜約120mg/m、約0.001mg/m〜約115mg/m、約0.001mg/m〜約110mg/m、約0.001mg/m〜約105mg/m、約0.001mg/m〜約100mg/m、約0.001mg/m〜約95mg/m、約0.001mg/m〜約90mg/m、約0.001mg/m〜約85mg/m、約0.001mg/m〜約80mg/m、約0.001mg/m〜約75mg/m、約0.001mg/m〜約70mg/m、約0.001mg/m〜約65mg/m、約0.001mg/m〜約60mg/m、約0.001mg/m〜約55mg/m、約0.001mg/m〜約50mg/m、約0.001mg/m〜約45mg/m、約0.001mg/m〜約40mg/m、約0.001mg/m〜約35mg/m、約0.001mg/m〜約30mg/m、約0.001mg/m〜約25mg/m、約0.001mg/m〜約20mg/m、約0.001mg/m〜約15mg/m、約0.001mg/m〜約10mg/m、および約0.001mg/m〜約5mg/mからなる群より選択される用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  41. 前記式(1)、(1a)、もしくは(1b)の化合物および/またはその薬学的に受容可能な塩は、約160mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約155mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約150mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約145mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約140mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約135mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約130mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約125mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約120mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約115mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約110mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約105mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約100mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約95mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約90mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約85mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約80mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約75mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約70mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約65mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約60mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約55mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約50mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約45mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約40mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約35mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約30mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約25mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約20mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約15mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、約10mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、および約5mg/m未満であるが約0.001mg/mより高い、からなる群より選択される用量で投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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