本願の実施形態は、オーバーヘッドが低減されるのみならず、チャネル品質フィードバックの精度が最大限にされ得るように、端末デバイスに専用のチャネル品質インジケータセットを決定するためのチャネル品質フィードバック方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、本願の実施形態は、ネットワークデバイスによって端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定することを含むチャネル品質フィードバック方法を提供する。チャネル品質インジケータセットは、チャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。任意に、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み得る。
ネットワークデバイスは、決定されたチャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信する。任意に、ネットワークデバイスは、上位レイヤシグナリング構成を使用することによってチャネル品質インジケータセットを指示してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、MAC CEシグナリングを使用することによってチャネル品質インジケータセットを指示してよい。更に、チャネル品質インジケータセットは、代替的に、ユーザ特有のシグナリングを使用することによって指示されてもよい。
可能な設計において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、チャネル品質インジケータセットを指示するために使用される指示メッセージを送信し、このとき、指示メッセージは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含む。
可能な設計において、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質差分インジケータ値を含んでよく、チャネル品質差分インジケータ値は、チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用される。例えば、チャネル品質測定値は、測定を通じて取得されたCQIインデックスであり、チャネル品質参照値は、CQI参照インデックス値である。ここでのチャネル品質は、CQI、MCS、及びBLERを含むが限られないことが留意されるべきである。
可能な設計において、チャネル品質参照値は、測定値に対応する基準時に最も近い時点で非周期的にフィードバックされるチャネル品質値、又は
測定値に対応する基準時に最も近い時点で周期的にフィードバックされるチャネル品質値、又は
測定値に対応する基準時に最も近い時点でフィードバックされ、特定のチャネル品質報告セットに含まれるチャネル品質値
を含み、このとき、
測定値に対応する基準時は、測定値に対応する基準測定時点又は測定値に対応する測定報告時点を含み、測定値に対応する測定報告時点は、端末デバイスによって測定値のフィードバック情報を送信する時点であり、フィードバック情報は、チャネル品質インジケータセットに対して端末デバイスによってフィードバックされるチャネル品質情報であり、基準測定時点は、測定報告時点より前の前もってセットされた期間である。
可能な設計において、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために第1チャネル品質インジケータセット及び第2チャネル品質インジケータセットを決定し、このとき、第1チャネル品質インジケータセットは、第1期間のインターバルに対応し、第2チャネル品質インジケータセットは、第2期間のインターバルに対応する。第1期間のインターバル及び第2期間のインターバルは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定される、複数の期間のインターバルの中のいずれか2つの期間のインターバルであってよく、複数の期間のインターバルは重なり合わない。ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、決定された複数の期間のインターバルに対応する複数のチャネル品質インジケータセットを送信する。
可能な設計において、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたフィードバック情報を受信し、このとき、フィードバック情報は、第1目標チャネル品質インジケータセットにおいて目標差分インジケータ値を指示するために使用され、第1目標チャネル品質インジケータセットは、測定値に対応する基準時と参照値に対応する基準時との間の時間差に対応するチャネル品質インジケータセットであり、目標差分インジケータ値は、現在のチャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用され、第1目標チャネル品質インジケータセットは、第1チャネル品質インジケータセット又は第2チャネル品質インジケータセットである。
可能な設計において、ネットワークデバイスは、端末デバイスの第3チャネル品質インジケータセット及び第4チャネル品質インジケータセットを決定し、このとき、第3チャネル品質インジケータセットは、第3ブロックエラーレート差のインターバルに対応し、第4チャネル品質インジケータセットは、第4ブロックエラーレート差のインターバルに対応する。第3ブロックエラーレート差のインターバル及び第4ブロックエラーレート差のインターバルは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定される、複数のブロックエラーレート差のインターバルの中のいずれか2つのブロックエラーレート差のインターバルであってよく、複数のブロックエラーレート差のインターバルは重なり合わない。ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、決定された複数のブロックエラーレート差のインターバルに対応する複数のチャネル品質インジケータセットを送信する。
可能な設計において、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたフィードバック情報を受信し、このとき、フィードバック情報は、第2目標チャネル品質インジケータセットにおいて目標差分インジケータ値を指示するために使用され、第2目標チャネル品質インジケータセットは、測定値に対応するブロックエラーレートと参照値に対応するブロックエラーレートとの間の差に対応するチャネル品質インジケータセットであり、目標差分インジケータ値は、現在のチャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用され、第2目標チャネル品質インジケータセットは、第3チャネル品質インジケータセット又は第4チャネル品質インジケータセットである。
可能な設計において、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値は、チャネル品質絶対インジケータ値を含み、絶対インジケータ値は、チャネル品質測定値を指示するために使用される。例えば、絶対インジケータ値はCQIインデックスである。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットである。前もってセットされたセットは、プロトコルで指定されているセット、すなわち、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよい。前もってセットされたセットに含まれる絶対インジケータ値の数量は、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量よりも多いか又はそれと等しい。端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量は、フィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するために端末デバイスによって必要とされるビットの数量を決定する。例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量が16である場合に、フィードバック情報に必要なビットの数量は4である。このようにして、端末デバイスに専用のチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、限られた数量のビットをフィードバック情報のために使用することによってフィードバックされ得、それにより、フィードバックはより正確である。異なる端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量は、異なることがあり、従って、フィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するために端末デバイスによって必要されるビットの数量も異なることがある。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、前もってセットされたセットから連続的に選択されても、あるいは、非連続的に選択されてもよい。チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値が連続的に選択されるか、あるいは、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値が等間隔で選択される場合に、端末デバイスに対してチャネル品質インジケータセットを指示するときに、ネットワークデバイスは、チャネル品質インジケータセットの開始要素及びチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量しか指示しなくてよく、あるいは、ネットワークデバイスは、開始要素しか指示せず、チャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量は、プロトコルで指定されている値である。ここでの連続的な選択は、絶対インジケータ値の順序番号に基づく逐次選択であってよい。
任意に、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値が非連続的に選択され、値選択規則がない場合には、ネットワークデバイスは、ビットマップを使用することによって端末デバイスに対してチャネル品質インジケータセットを指示してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、前もってセットされたセットにおいて絶対インジケータ値に対応するインデックスを別に指示する。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つにおけるチャネル品質インジケータ値の一部又は全てであってよい。任意に、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも2つは、異なる数量の絶対インジケータ値を含む。前もってセットされたセットは、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよいことが留意されるべきである。
第2の態様によれば、本願の実施形態は、ネットワークデバイスを提供し、ネットワークデバイスは、第1の態様の方法でのネットワークデバイスの挙動を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアによって実装されても、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1以上のモジュールを含む。
可能な実施において、ネットワークデバイスは、処理ユニット及びトランシーバユニットを含む。処理ユニットは、端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。トランシーバユニットは、チャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
可能な実施において、ネットワークデバイスは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。トランシーバは、チャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
同じ発明概念に基づいて、ネットワークデバイスの問題解決原理及び有利な効果については、第1の態様の方法及び方法によってもたらされる有利な効果を参照されたい。ネットワークデバイスの実装については、第1の態様におけるネットワークデバイス側での方法の実装を参照されたい。詳細は再び記載されない。
第3の態様によれば、本願の実施形態は、端末デバイスが、該端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得し、該チャネル品質インジケータセットが少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、該チャネル品質インジケータ値がチャネル品質を指示するために使用される、ことと、
前記端末デバイスが、前記チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であって、チャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用されるフィードバック情報を前記ネットワークデバイスへ送信することと
を含むチャネル品質フィードバック方法を提供する。
可能な設計において、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質差分インジケータ値を含み、該差分インジケータ値は、チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用される。
可能な設計において、チャネル品質参照値は、
測定値に対応する測定時に最も近い時点で非周期的にフィードバックされるチャネル品質値、又は
測定値に対応する測定時に最も近い時点で周期的にフィードバックされるチャネル品質値、又は
測定値に対応する測定時に最も近い時点でフィードバックされ、特定のチャネル品質報告セットに含まれるチャネル品質値
を含む。
可能な設計において、端末デバイスが、該端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得することは、
端末デバイスが、第1チャネル品質インジケータセット及び第2チャネル品質インジケータセットを取得することを含み、このとき、第1チャネル品質インジケータセットは、第1期間のインターバルに対応し、第2チャネル品質インジケータセットは、第2期間のインターバルに対応し、第1期間又は第2期間は、測定値に対応する基準時と参照値に対応する基準値との間の時間差であり、第1期間のインターバルは、第2期間のインターバルとは異なり、
前記端末デバイスがフィードバック情報を前記ネットワークデバイスへ送信することは、
端末デバイスが、チャネル品質測定値に対応する測定時とチャネル品質参照値に対応するフィードバック時との間の時間差に対応するチャネル品質インジケータセットであって、第1チャネル品質インジケータセット又は第2チャネル品質インジケータセットである第1目標差分セットを決定することと、
端末デバイスが、第1目標差分セットにおいて目標差分インジケータ値を指示するために使用されるフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信することと
を含む。
可能な設計において、端末デバイスが、該端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得することは、
端末デバイスが、第3チャネル品質インジケータセット及び第4チャネル品質インジケータセットを取得することを含み、このとき、第3チャネル品質インジケータセットは、第3ブロックエラーレート差のインターバルに対応し、第4チャネル品質インジケータセットは、第4ブロックエラーレート差のインターバルに対応し、第3ブロックエラーレート差又は第4ブロックエラーレート差は、チャネル品質測定値に対応するブロックエラーレートとチャネル品質参照値に対応するブロックエラーレートとの間の差であり、第3ブロックエラーレート差のインターバルは、第4ブロックエラーレート差のインターバルとは異なり、
前記端末デバイスがフィードバック情報を前記ネットワークデバイスへ送信することは、
端末デバイスが、チャネル品質測定値に対応するブロックエラーレートと、チャネル品質参照値に対応するブロックエラーレートとの間の差に対応するチャネル品質インジケータセットであって、第3チャネル品質インジケータセット又は第4チャネル品質インジケータセットである第2目標差分セットを決定することと、
端末デバイスが、第2目標差分セットにおいて目標差分インジケータ値を指示するために使用されるフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信することと
を含む。
可能な設計において、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質絶対インジケータ値を含み、絶対インジケータ値は、チャネル品質測定値を指示するために使用され、
チャネル品質インジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであるか、あるいは、チャネル品質セットは、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つである。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットである。前もってセットされたセットは、プロトコルで指定されているセット、すなわち、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよい。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、前もってセットされたセットから連続的に選択されてよく、あるいは、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、前もってセットされたセットから非連続的に選択されてもよい。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値は、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つにおけるチャネル品質インジケータ値の一部又は全てであってよい。複数の前もってセットされたセットは、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよい。
第4の態様によれば、本願の実施形態は、端末デバイスを提供し、端末デバイスは、第3の態様の方法での端末デバイスの挙動を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアによって実装されても、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1以上のモジュールを含む。
可能な実施において、端末デバイスは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。処理ユニットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバユニットは、フィードバック情報を送信するよう構成され、このとき、フィードバック情報は、目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用され、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であり、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される。
可能な実施において、端末デバイスは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバは、フィードバック情報を送信するよう構成され、このとき、フィードバック情報は、目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用され、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であり、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される。
同じ発明概念に基づいて、端末デバイスの問題解決原理及び有利な効果については、第3の態様の方法及び方法によってもたらされる有利な効果を参照されたい。端末デバイスの実装については、第3の態様における端末デバイス側での方法の実装を参照されたい。詳細は再び記載されない。
第5の態様によれば、本願の実施形態は、ネットワークデバイスが、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定し、該MCSレベルインジケータセットがMCSレベルインジケータ値を含み、該MCSレベルインジケータ値が変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される、ことと、
前記ネットワークデバイスが前記MCSレベルインジケータセットを前記端末デバイスへ送信することと
を含む変調及び符号化ポリシー指示方法を提供する。
可能な実施において、ネットワークデバイスは、指示情報を端末デバイスへ送信し、このとき、指示情報は、MCSレベルインジケータセットにおいて目標MCSレベルインジケータ値を指示するために使用され、該目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用される変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
可能な実施において、MCSレベルインジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであるか、あるいは、MCSレベルインジケータセットは、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つである。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるMCSレベルインジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットである。前もってセットされたセットは、プロトコルで指定されたセット、すなわち、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよい。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるMCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値は、前もってセットされたセットから連続的に選択されてよく、あるいは、MCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値は、前もってセットされたセットから非連続的に選択されてよい。
MCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値が前もってセットされたセットから連続的に選択されるか、あるいは、MCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値が等しいインターベルで選択される場合に、端末デバイスに対してMCSレベルインジケータセットを指示するときに、ネットワークデバイスは、MCSレベルインジケータセットの開始要素及びMCSレベルインジケータセットに含まれる要素の数量しか指示しなくてよく、あるいは、ネットワークデバイスは、開始要素のみを指示し、MCSレベルインジケータセットに含まれる要素の数量は、プロトコルで指定される値である。
MCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値が前もってセットされたセットから非連続的に選択され、値選択規則がない場合に、ネットワークデバイスは、ビットマップを使用することによって端末デバイスに対してMCSレベルインジケータセットを指示してよい。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるMCSレベルインジケータセットに含まれるMCSレベルインジケータ値は、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つにおけるMCSレベルインジケータ値の一部又は全てであってよい。複数の前もってセットされたセットは、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされたセットであってよい。
第6の態様によれば、本願の実施形態は、ネットワークデバイスを提供し、ネットワークデバイスは、第5の態様の方法でのネットワークデバイスの挙動を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアによって実装されても、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1以上のモジュールを含む。
可能な実施において、ネットワークデバイスは、処理ユニット及びトランシーバユニットを含む。処理ユニットは、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、MCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
トランシーバユニットは、MCSレベルインジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
可能な実施において、ネットワークデバイスは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、MCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
トランシーバは、MCSレベルインジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
同じ発明概念に基づいて、ネットワークデバイスの問題解決原理及び有利な効果については、第5の態様の方法及び方法によってもたらされる有利な効果を参照されたい。ネットワークデバイスの実装については、第5の態様におけるネットワークデバイス側での方法の実装を参照されたい。詳細は再び記載されない。
第7の態様によれば、本願の実施形態は、
端末デバイスが、該端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信し、該MCSレベルインジケータセットが少なくとも1つのMCSレベルインジケータ値を含み、該MCSレベルインジケータ値が変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される、ことと、
前記端末デバイスが前記MCSレベルインジケータセットを記憶することと
を含む変調及び符号化ポリシー指示方法を提供する。
可能な実施において、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信し、このとき、指示情報は、MCSレベルインジケータセットにおいて目標MCSレベルインジケータ値を指示するために使用され、該目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用される変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
可能な実施において、MCSレベルインジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであるか、あるいは、MCSレベルインジケータセットは、複数の前もってセットされたセットの中の1つである。
第8の態様によれば、本願の実施形態は、端末デバイスを提供し、端末デバイスは、第7の態様の方法での端末デバイスの挙動を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアによって実装されても、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1以上のモジュールを含む。
可能な実施において、端末デバイスは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットはMCSレベルインジケータ値を含み、該MCSレベルインジケータ値は変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
処理ユニットは、MCSレベルインジケータセットを記憶するよう構成される。
可能な実施において、端末デバイスは、プロセッサ及びトランシーバを含む。トランシーバは、端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットはMCSレベルインジケータ値を含み、該MCSレベルインジケータ値は変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
プロセッサは更に、MCSレベルインジケータセットを記憶するよう構成される。
同じ発明概念に基づいて、端末デバイスの問題解決原理及び有利な効果については、第7の態様の方法及び方法によってもたらされる有利な効果を参照されたい。端末デバイスの実装については、第7の態様における端末デバイス側での方法の実装を参照されたい。詳細は再び記載されない。
第9の態様によれば、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令がコンピュータ実行されるときに、該コンピュータは、第1の態様でネットワークデバイスによって実行される方法を実行することを可能にされる。
第10の態様によれば、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令がコンピュータ実行されるときに、該コンピュータは、第3の態様で端末デバイスによって実行される方法を実行することを可能にされる。
第11の態様によれば、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令がコンピュータ実行されるときに、該コンピュータは、第5の態様でネットワークデバイスによって実行される方法を実行することを可能にされる。
第12の態様によれば、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令がコンピュータ実行されるときに、該コンピュータは、第7の態様で端末デバイスによって実行される方法を実行することを可能にされる。
本願の実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために、各端末デバイスに専用のチャネル品質インジケータセットを構成し、このとき、チャネル品質インジケータセットはチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値はチャネル品質を指示するために使用され、チャネル品質インジケータ値は端末デバイスのチャネル品質に対して設定される。従って、チャネル品質をフィードバックするときに、端末デバイスは、チャネル品質をネットワークデバイスへ正確にフィードバックすることができ、それによって、チャネル品質フィードバックの正確さは改善される。
第13の態様によれば、本願の実施形態は、チャネル品質を決定する方法を提供する。方法は、少なくとも1つのブロックエラーレートBLERセットをサポートするシステムに適用され、少なくとも1つのBLERセットの中の第1BLERセットは第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含み、第1BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、第2BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、方法は、ネットワークデバイスが、第1BLERサブセット内の各BLERに対応し、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータを受信し、該チャネル品質パラメータは端末デバイスとネットワークデバイスとの間のチャネル品質を指示するために使用される、ことと、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差及び第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータに基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し、前記少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の差を含む、こととを含む。
ネットワークデバイスは、第1BLERサブセット内のあるBLERに対応し、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータを受信し、第1BLERサブセット内のいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のパラメータ差とに基づいて、第2BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する必要がなく、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
可能な実施において、方法は、ネットワークデバイスが、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、チャネル品質パラメータ要求は、第1BLERセット内の第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、ネットワークデバイスが、第1BLERセット内の第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を受け取ることとを更に含む。
ネットワークデバイスがチャネル品質パラメータ差を要求する場合に、ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、そして、チャネル品質パラメータ要求を使用することによって、ネットワークデバイスによって必要とされるチャネル品質パラメータ差を要求し、それにより、端末デバイスは、余分のチャネル品質パラメータ差を報告せずに済み、その結果、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
可能な実施において、方法は、ネットワークデバイスが、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を受け取ることとを更に含む。
ネットワークデバイスは、全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するために全てのチャネル品質パラメータ差を要求してよく、それによって、チャネル品質の信頼性は改善される。
可能な実施において、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれか2つは、異なるCQIレベルに対応する。
ネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告される異なるCQIレベルにあるBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を受け取ってよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、改善される。
可能な実施において、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれ2つは、異なる伝送モードに対応する。
ネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告される異なる伝送モードでのBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を受け取ってよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、改善される。
可能な実施において、伝送モードは、アンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードを含む。
ネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告される異なるアンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードでのBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を受け取ってよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、更に改善される。
第14の態様によれば、チャネル品質を決定する方法が提供される。方法は、少なくとも1つのブロックエラーレートBLERセットをサポートするシステムに適用され、少なくとも1つのBLERセットの夫々は第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含み、第1BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、第2BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、方法は、端末デバイスが、第1BLERサブセット内の各BLERに対応し、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のチャネル品質を指示するために使用されるチャネル品質パラメータを決定することと、端末デバイスが、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータをネットワークデバイスへ送信して、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差及び第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータに基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するようにすることとを含み、前記少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の差を含む。
端末デバイスは、第1BLERセット内の第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを送信し、第1BLERサブセット内のいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のパラメータ差とに基づいて、第2BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する必要がなく、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
いくつかの可能な実施において、方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信し、チャネル品質パラメータ要求は、第1BLERセット内の第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、端末デバイスが、第1BLERセット内の第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信することとを更に含む。
端末デバイスは、ネットワークデバイスがチャネル品質パラメータ差を要求する場合にネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信されるチャネル品質パラメータ要求を受信し、そして、ネットワークデバイスによって要求されたチャネル品質パラメータ差をフィードバックし、それにより、端末デバイスは、余分のチャネル品質パラメータ差を報告せずに済み、その結果、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
いくつかの可能な実施において、方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信し、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、端末デバイスが、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信することとを更に含む。
端末デバイスは、全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するために、ネットワークデバイスによって要求される全てのチャネル品質パラメータ差をネットワークデバイスへ送信してよく、それによって、チャネル品質の信頼性は改善される。
いくつかの可能な実施において、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、方法は、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれか2つが異なるCQIレベルに対応することを更に含む。
端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、ネットワークデバイスによって要求される異なるCQIレベルにあるBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を送信してよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、改善される。
いくつかの可能な実施において、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれ2つは、異なる伝送モードに対応する。
端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、ネットワークデバイスによって要求される異なる伝送モードでのBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を送信してよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、改善される。
いくつかの可能な実施において、伝送モードは、アンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードを含む。
端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、ネットワークデバイスによって要求される異なるアンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードでのBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差を送信してよく、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する正確さは、更に改善される。
第15の態様によれば、通信方法が提供され、端末デバイスによって対応表に基づき指示情報を決定することと、前記端末デバイスによって前記指示情報をネットワークデバイスへ送信することとを含み、前記指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、前記対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、前記N個のCQIインデックスの中の少なくとも1つが変調スキームの1タイプに対応し、前記N個のCQIインデックスの中のK個が前記K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、前記N個のCQIインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートと前記第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
本願のこの実施形態では、端末デバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの少なくとも1つは、変調スキームの1タイプに対応し、N個のCQIインデックスのうちのK個は、K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、端末デバイスは指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
可能な実施において、前記K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
可能な実施において、前記対応表内の前記N個のCQIインデックスは、昇順に配置され、前記N個のCQIインデックスのうちの最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と前記最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する符号レートとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記(P+h)番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積は、P番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記P番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
CQIインデックスに対応する0.0781に満たないスペクトル効率値は、最大スペクトル効率値の後ろに配置されてよく、それにより、端末デバイスは、必要に応じて、チャネル品質指示情報に含まれるビットの数量を決定することができる。
第16の態様によれば、通信方法が提供され、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用される指示情報を受信することと、前記ネットワークデバイスが、対応表に基づき、前記少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定することとを含み、前記対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、前記N個のCQIインデックスの中の少なくとも1つが変調スキームの1タイプに対応し、前記N個のCQIインデックスの中のK個が前記K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、前記N個のCQIインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートパラメータと前記第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、指示情報を受信し、対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定し、このとき、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、ネットワークデバイスは指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
可能な実施において、前記K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
可能な実施において、前記対応表内の前記N個のCQIインデックスは、昇順に配置され、前記N個のCQIインデックスのうちの最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と前記最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する符号レートパラメータとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記(P+h)番目のCQIインデックスに対応する符号レートパラメータとの積は、P番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記P番目のCQIインデックスに対応する符号レートパラメータとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
CQIインデックスに対応する0.0781に満たないスペクトル効率値は、最大スペクトル効率値の後ろに配置されてよく、それにより、端末デバイスは、必要に応じて、チャネル品質指示情報に含まれるビットの数量を決定することができる。
第17の態様によれば、通信方法が提供され、当該通信方法は、ネットワークデバイスが対応表に基づき指示情報を決定することと、前記ネットワークデバイスが前記指示情報を送信することとを含み、前記指示情報は、少なくとも1つの変調及び符号化スキームMCSインデックスを指示するために使用され、前記対応表は、N個のMCSインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、前記N個のMCSインデックスの中の少なくとも1つが変調スキームの1タイプに対応し、前記N個のMCSインデックスの中のK個が前記K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、前記N個のMCSインデックスの中の第1MCSインデックスに対応する符号レートと前記第1MCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータMCSインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のMCSインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のMCSインデックスのうちの少なくとも1つは、変調スキームの1タイプに対応し、N個のMCSインデックスのうちのK個は、K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のMCSインデックスのうちの第1MCSインデックスに対応する符号レートと第1MCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、ネットワークデバイスは指示情報を送信し、それにより、端末デバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのMCSインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
可能な実施において、前記K個の符号レートは、0より大きく40よりも小さい値を含み、N≧K、且つKは正の整数である。
可能な実施において、前記対応表内の前記N個のMCSインデックスは、昇順に配置され、前記N個のMCSインデックスのうちの最初のP個のMCSインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と前記最初のP個のMCSインデックスの全部に対応する符号レートパラメータとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のMCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記(P+h)番目のMCSインデックスに対応する符号レートパラメータとの積は、P番目のMCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記P番目のMCSインデックスに対応する符号レートパラメータとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
第18の態様によれば、通信方法が提供され、当該通信方法は、端末デバイスが、少なくとも1つの変調及び符号化スキームMCSインデックスを指示するために使用される指示情報を受信することと、前記端末デバイスが、対応表に基づき、前記少なくとも1つのMCSインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定することとを含み、前記対応表は、N個のMCSインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、前記N個のMCSインデックスの中の少なくとも1つが変調スキームの1タイプに対応し、前記N個のMCSインデックスの中のK個が前記K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、前記N個のMCSインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートパラメータと前記第1MCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
可能な実施において、前記K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
可能な実施において、前記対応表内の前記N個のMCSインデックスは、昇順に配置され、前記N個のMCSインデックスのうちの最初のP個のMCSインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と前記最初のP個のMCSインデックスの全部に対応する符号レートパラメータとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のMCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記(P+h)番目のMCSインデックスに対応する符号レートパラメータとの積は、P番目のMCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数と前記P番目のMCSインデックスに対応する符号レートパラメータとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
第19の態様によれば、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含むネットワークデバイスが提供される。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第13の態様の方法又は第13の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第20の態様によれば、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含むネットワークデバイスが提供される。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第14の態様の方法又は第14の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第21の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第13の態様の方法又は第13の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第22の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第14の態様の方法又は第14の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第23の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、第13の態様の方法又は第13の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第24の態様によれば、端末デバイスが提供され、当該端末デバイスは、第14の態様の方法又は第14の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第25の態様によれば、システムが提供され、当該システムは、第23の態様のネットワークデバイス及び第24の態様の端末デバイスを含む。
第26の態様によれば、端末デバイスが提供され、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第15の態様の方法又は第15の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第27の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第16の態様の方法又は第16の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第28の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第15の態様の方法又は第15の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第29の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第16の態様の方法又は第16の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第30の態様によれば、端末デバイスが提供され、当該端末デバイスは、第15の態様の方法又は第15の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第31の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、第16の態様の方法又は第16の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第32の態様によれば、システムが提供され、当該システムは、第30の態様の端末デバイス及び第31の態様のネットワークデバイスを含む。
第33の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第17の態様の方法又は第17の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第34の態様によれば、端末デバイスが提供され、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサは前記メモリ及び前記通信インターフェイスへ接続される。前記メモリは命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは前記命令を実行するよう構成され、前記通信インターフェイスは、前記プロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信するよう構成される。前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行するとき、前記プロセッサは、第18の態様の方法又は第18の態様のいずれかの可能な実施を実行することを可能にされる。
第35の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第17の態様の方法又は第17の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第36の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、当該コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、該プログラムコードは、第18の態様の方法又は第18の態様のいずれかの可能な実施を実行するために使用される命令を示すために使用される。
第37の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、第17の態様の方法又は第17の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第38の態様によれば、端末デバイスが提供され、当該端末デバイスは、第18の態様の方法又は第18の態様のいずれかの可能な実施を実行するよう構成されたモジュールを含む。
第39の態様によれば、システムが提供され、当該システムは、第37の態様のネットワークデバイス及び第38の態様の端末デバイスを含む。
上記の解決法によれば、本願の実施形態では、ネットワークデバイスは、第1BLERセットにおける第1BLERサブセット内のBLERに対応し、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータを受信し、第1BLERサブセット内のいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータ、及び第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の全BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定してよい。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全BLERに対応するチャネル品質パラメータを送信し、それによって、シグナリングオーバーヘッドが低減される。
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
以下は、本願の実施形態の添付の図面を参照して、本願の実施形態について記載する。
本願の実施形態における前もってセットされたセットは、ネットワークデバイス及び端末デバイスで前もってセットされたセットであってよい。
本願の実施形態は、無線通信システムに適用されてよい。無線通信システムは、通常はセルを含み、各セルは1つの基地局(Base Station,BS)を含む。図1に示されるように、基地局は、複数の端末デバイスのための通信サービスを提供し、基地局は、コアネットワークデバイスへ接続されている。基地局はベースバンド・ユニット(Baseband Unit,BBU)及び遠隔無線ユニット(Remote Radio Unit,RRU)を含む。BBU及びRRUは異なる場所に置かれてよい。例えば、RRUは、遠隔に配置され、トラフィック量が多いエリアから遠く離れた開放エリアに位置し、BBUは、中央設備室に位置する。代替的に、BBU及びRRUは、同じ設備室に置かれてもよい。BBU及びRRUは、同じラック内の異なるコンポーネントであってよい。
本願の実施形態における無線通信システムは、狭帯域インターネット・オブ・シングス(Narrow Band-Internet of Things,NB−IoT)システム、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications,GSM)、エンハンスド・データ・レート・フォーGSMエボリューション(Enhanced Data rate for GSM Evolution,EDGE)システム、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)システム、符号分割多重アクセス2000(Code Division Multiple Access,CDMA2000)システム、時分割同期符号分割多重アクセス(Time Division-Synchronization Code Division Multiple Access,TD−SCDMA)システム、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution LTE)システム、5Gシステム、及び将来のモバイル通信システムを含むが限られない点が留意されるべきである。
本願の実施形態における基地局は、無線アクセスネットワーク内に配置され、端末デバイスのための無線通信機能を提供するよう構成される装置である。基地局は、様々な形でマクロ基地局、ミクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる。)、中継局、アクセス・ポイント、送信受信点(Transmission Receiver point,TRP)、等を含み得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局機能を備えるデバイスの名称は異なることがある。例えば、LTEシステムでは、デバイスは進化型ノードB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)と呼ばれ、第3世代(3rd Generation,3G)システムでは、デバイスはノードB(NodeB,NB)と呼ばれる。記載の簡単のために、本願の全ての実施形態で、端末デバイスのための無線通信機能を提供する上記の全ての装置は、ネットワークデバイスと総称される。
本願の実施形態における端末デバイスは、様々な手持ち式デバイス、車載デバイス、装着式デバイス、又は無線通信機能を備えるコンピュータデバイス、あるいは、無線モデムへ接続された他の処理デバイスを含み得る。端末デバイスは、移動局(Mobile Station,MS)、端末(Terminal)とも呼ばれることがあり、あるいは、加入者ユニット(subscriber unit)、セルラーフォン(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、無線データカード、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドセット(handset)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、マシン型通信(Machine Type Communication,MTC)端末、等を含み得る。記載の簡単のために、上記のデバイスは、本願の全ての実施形態で端末デバイスと総称される。
例えば、5G通信システムは、複数のサービスタイプ、異なる配置シナリオ、及びより広いスペクトル範囲をサポートする。複数のサービスタイプは、増強されたモバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband,eMBB)、大規模マシンタイプ通信(Massive Machine Type Communication,mMTC)、超高信頼且つ低遅延通信(Ultra-reliable and low latency communications,URLLC)、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(Multimedia Broadcast Multicast Service,MBMS)、ポジショニングサービス、等を含むが限られない。異なる配置シナリオは、屋内ホットスポット(Indoor hotspot)シナリオ、密集した都市(dense urban)シナリオ、地方シナリオ、都市マクロ(Urban Macro)シナリオ、高速鉄道シナリオ、等を含むが限られない。より広いスペクトル範囲は、5Gが最大100GHzまでのスペクトル範囲をサポートすることを示し、スペクトル範囲は、6GHzに満たない低周波部分と、6GHzから100GHzの範囲に及ぶ高周波部分とを含む。
4G通信システムと比較して、5G通信システムの1つの特徴は、URLLCサービスがサポートされることである。複数のURLLCサービスタイプがあり、典型的な例には、産業制御、工業的製造プロセス自動化、人とコンピュータとの対話、遠隔医療、等がある。5Gシステムを設計するためのリファレンス入力及び評価基準を提供するようにURLLCサービスの性能インジケータをより良く量子化するために、3GPP RAN及びRAN1作業部会は、URLLCサービスの次の性能インジケータを定義する。
レイテンシは、ユーザアプリケーションレイヤパケットのサービス・データ・ユニット(Service Data Unit,SDU)が送信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3から受信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3へ送信されるときに必要とされる伝送時間である。URLLCサービスのアップリンクユーザプレーンレイテンシ要件及びダウンリンクユーザプレーンレイテンシ要件は両方とも0.5msであり、上記の要件は、基地局も端末も不連続受信状態にないときにのみ適用可能である。ここで、0.5msのレイテンシ性能要件は、データパケットの平均レイテンシを意味することが留意されるべきである。
信頼性は、所与のチャネル品質条件で特定の時間(L秒)に送信端から受信端へXビットが正確に送信される成功確率である。上記の時間はまた、ユーザアプリケーションレイヤパケットのサービス・データ・ユニット(Service Data Unit,SDU)が送信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3から受信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3へ送信されるときに必要とされる時間としても定義される。URLLCサービスについて、典型的な要件は、1msで99.999%の信頼性を達成することである。上記の性能インジケータは、単に、典型的な値であることが留意されるべきである。具体的に、URLLCサービスは異なる信頼性要件を有してもよい。例えば、いくつかの極度に細かい産業制御要件は、0.25msのエンド間レイテンシと、99.9999999%の伝送成功確率とを必要とする。
システム容量は、特定の割合のユーザ割り込みが満足されるときのシステムの最大セルスループットである。ここで、ユーザ割り込みは、システムが特定のレイテンシ範囲でURLLCサービスの信頼性要件を満足することができないことを意味する。
上記の説明から、厳しい信頼性要件が過酷な伝送レイテンシ条件で満足される必要があり、夫々の伝送、特に再送は可能な限り正確である必要があることが分かる。しかし、変調及び符号化レベルを確実に削減しても、低いシステム伝送効率をもたらすだけである。従って、チャネル品質情報フィードバックが強化される必要があり、それにより、伝送信頼性が確保され得るだけでなく、過度に低い伝送効率でのスケジューリングも回避され得る。
例えば、CQIフィードバック技術は、典型的なチャネル品質フィードバック技術である。ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムでは、CQIフィードバック技術は、絶対インジケータ値フィードバック及び差分インジケータ値フィードバックを含む。CQI絶対インジケータ値は、図2で表において示される。図示されるように、各CQIインデックスは、特定のチャネル条件での変調及び符号レートに対応する。表中のCQI絶対インジケータ値は、チャネル品質インジケータCQIセットを形成する。
CQI絶対インジケータ値フィードバックでは、測定を通じて現在のチャネル品質を取得した後に、端末デバイスは、1タイプのフィードバック情報をフィードバックし、フィードバック情報は、現在のチャネル品質に対応するCQIインデックスに対応する。すなわち、フィードバック情報の1タイプは、CQIインデックスの1タイプに対応する。例えば、16のタイプのCQIインデックスが含まれる場合には、4ビットのフィードバック情報がフィードバックのために使用される必要がある。通常は、2、3タイプのCQIインデックスが、フィードバックオーバーヘッドを減らすために設定される。
例えば、ほんの16タイプのCQIインデックスが設定される。この指示は比較的に粗く、精度は高くない。
更に、絶対インジケータ値フィードバックが使用される場合に、比較的に大きいオーバーヘッドが引き起こされる。業界内で、CQIは、差分インジケータ値フィードバックを使用することによって漸進的にフィードバックされる。差分インジケータ値フィードバックでは、CQI参照インデックス値が最初に決定され、オフセットが、夫々の残りのCQIインデックスについて、参照インデックス値を基準として使用することによって計算される。従って、端末デバイスは、オフセットに対応するフィードバック情報をフィードバックしさえすればよい。フィードバック情報のオーバーヘッドを減らすために、いくつかの任意のオフセットが、チャネル品質インジケータCQIセットを形成するために決定され、フィードバック情報の1タイプは1つのオフセットに対応する。例えば、チャネル品質インジケータCQIセットは{−1,0,1,2}である。端末デバイスは、2ビットのフィードバック情報を使用することによって、4つのオフセットをフィードバックし得る。現在、チャネル品質インジケータCQIセット、例えば、図3で表において示されるチャネル品質インジケータCQIセットが、業界において全ての場合に対して指定されている。参照インデックス値は異なるフィードバックシナリオでは異なり、オフセットの定義も異なる。例えば、符号語0の広帯域CQIインデックスと符号語1の広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、符号語1の広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。例えば、サブバンドCQIインデックスと広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。例えば、最良の信号品質を有している選択されたM個のサブバンドの夫々のCQIインデックスと広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。
具体的なフィードバックシナリオでは、全ての端末デバイスが同じチャネル品質インジケータセットを使用し、その結果、チャネル品質指示は不正確なものとなる。例えば、図3のチャネル品質インジケータセットについて、オフセットが2であるとき、端末デバイスによってフィードバックされるフィードバック情報は10であり、オフセットが5であるとき、端末デバイスによってフィードバックされるフィードバック情報はやはり10である。従って、端末デバイスは、チャネルの現在のチャネル品質を正確に示すことができない。
絶対インジケータ値フィードバック又は差分インジケータ値フィードバックにかかわらず、全ての端末デバイスがフィードバックを提供するために同じセットを使用するので、フィードバックは正確でない。上記の問題を解決するために、本願の実施形態では、チャネル品質インジケータセットが端末デバイスごとに独立して構成される。チャネル品質インジケータセットに含まれるチャネル品質インジケータ値は、絶対インジケータ値又は差分インジケータ値であってよいことが留意されるべきである。
端末デバイスのために構成されたチャネル品質インジケータセットに含まれるチャネル品質インジケータ値の数量は、本願の実施形態で制限されず、1以上のチャネル品質インジケータ値があってよいことが留意されるべきである。チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
例えば、チャネル品質インジケータセットは、チャネル品質絶対インジケータ値(例えば、CQIインデックス)を含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスごとに1つのチャネル品質インジケータセットを構成する。チャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであってよく、プロトコルで指定される前もってセットされたセットは、比較的に多い絶対インジケータ値を含み、分割粒度は比較的に細かく、夫々の絶対インジケータ値は、特定のチャネル条件での1つの変調及び符号化ポリシーに対応する。各端末デバイスのチャネル品質変化が様々である場合に、構成されるチャネル品質インジケータセットも様々であり、すなわち、前もってセットされたセットから選択されたサブセットは変化する。代替的に、端末デバイスごとにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも1つであってよい。例えば、ネットワークデバイスは、1の端末デバイスに対して複数のチャネル品質インジケータセットを有し、1のチャネル品質インジケータセットは、1のサービスタイプに対応する。異なるサービスタイプをフィードバックするときに、端末デバイスは、異なるチャネル品質インジケータセットを使用することによってフィードバックを供給する。任意に、複数の前もってセットされたセットの中の少なくとも2つは、異なる数量の絶対インジケータ値を含む。
他の例として、チャネル品質インジケータセットは、差分インジケータ値(例えば、CQIインデックスのオフセット)を含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスごとに1つのチャネル品質インジケータセットを構成し、このとき、チャネル品質インジケータセットは、その端末デバイスのチャネル品質変化に適応する。例えば、端末デバイスが中心ユーザである場合に、それは、その端末デバイスのチャネル品質が比較的に良く示し、SINR変動が比較的に小さく、チャネル品質インジケータセットにおける差分インジケータ値の変動が比較的に小さいことを示す。端末デバイスがエッジユーザである場合に、それは、その端末デバイスのチャネル品質が比較的に悪く、SINR変動が比較的に大きく、チャネル品質インジケータセットにおける差分インジケータ値の変動が比較的に大きいことを示す。夫々の端末デバイスは、フィードバック情報を使用することによって端末デバイスのチャネル品質を正確に示すことができる。
端末デバイスのために特に構成されたチャネル品質インジケータセットが使用され、それにより、端末デバイスは、現在のチャネル品質を正確にフィードバックすることができる。
本願の実施形態で提供されるチャネル品質フィードバック方法が、以下で詳細に記載される。
図4は、本願の実施形態に従うチャネル品質フィードバック方法の略フローチャートである。方法は、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の相互作用の視点から記載され、方法は、次のステップを含むが限られない。
ステップS10:ネットワークデバイスは、端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定し、このとき、チャネル品質インジケータセットはチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値はチャネル品質を指示するために使用される。
ステップS11:ネットワークデバイスは、チャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信する。
ステップS12:端末デバイスは、端末デバイスに対してネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得し、このとき、チャネル品質インジケータセットはチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値はチャネル品質を指示するために使用される。
ステップS13:端末デバイスは、フィードバック情報をネットワークデバイスへ送信し、このとき、フィードバック情報は目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用され、目標チャネル品質インジケータ値はチャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であり、目標チャネル品質インジケータ値はチャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される。
ステップS14:ネットワークデバイスは、フィードバック情報を受信してチャネル品質を決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスのためにチャネル品質インジケータセットを独立して決定し、決定されたチャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信する。端末デバイスは、その後に、チャネル品質インジケータセットに基づきチャネル品質をネットワークデバイスへフィードバックする。任意に、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにチャネル品質インジケータセットを独立して決定することは、ネットワークデバイスが端末デバイスのためのチャネル品質インジケータセットを構成することであってよい。
任意に、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質差分インジケータ値又はチャネル品質絶対インジケータ値であってよく、チャネル品質差分インジケータ値は、チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用され、チャネル品質絶対インジケータ値は、チャネル品質測定値を指示するために使用される。任意に、チャネル品質はCQI、MCS、又はBLERであってよく、これは本願で制限されない。CQI、MCS、及びBLERは、単に、ここでは説明のための例として使用される。
任意に、チャネル品質がCQIである場合に、チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質条件でのCQIインデックスであってよく、チャネル品質参照値は、測定値に対応する基準時に最も近い時点でフィードバックされるCQIインデックスであってよい(測定値に対応する基準時に最も近い時点で周期的にフィードバックされるCQIインデックスであっても、あるいは、測定値に対応する基準時に最も近い時点で非周期的にフィードバックされるCQIインデックスであっても、あるいは、測定値に対応する基準時に最も近い時点でフィードバックされ、特定のチャネル品質報告セットに含まれるチャネル品質値であってもよい。)。
測定値に対応する基準時は、測定値に対応する基準測定時点又は測定値に対応する測定報告時点であってよい。測定値に対応する測定報告時点は、端末デバイスによってチャネル品質測定値についてのフィードバック情報(フィードバック情報は、チャネル品質測定値に基づきネットワークデバイスに対してチャネル品質を指示するために使用される。)を送信する時点であり、基準測定時点は、通常は、測定報告時点より前の前もってセットされた期間(例えば、測定報告時点前の2つのサブフレーム)として定義される。端末デバイスは、チャネル品質測定値を取得するようチャネル品質を測定し、そして、端末デバイスによってチャネル品質を測定する測定時間は、基準測定時点と重なり合い、あるいは、複数の測定時間が存在し、基準測定時点は測定時間の1つである。図7に示されるように、t3は測定報告時点を表し、t2は基準測定時点を表し、t1は測定時間を表す。図7で、t2からt3の間隔は1サブフレームであり、t1とt2とは重なり合っている。図8に示されるように、t3は測定報告時点を表し、t2は基準測定時点を表し、t1は測定時間を表す。図7で、t2からt3の間隔は1サブフレームであり、t1は、3つのサブフレームに及び(すなわち、端末デバイスは、3つの全てのサブフレームでチャネル品質を測定し、最終的にチャネル品質平均をフィードバックする。)、t2はt1内のサブフレームである。t2からt3の間隔は、通常はプロトコルで指定される。
任意に、チャネル品質がMCSである場合に、チャネル品質測定値は、目標ブロックエラーレートを現在のチャネル品質条件と適合させるMCSレベルであってよく、チャネル品質参照値は、現在の伝送のために使用されるMCSレベルであってよい。
任意に、チャネル品質がBLERである場合に、チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質条件で現在の伝送のために使用されるMCSに対応するBLERレベルであってよく、チャネル品質参照値は、現在の伝送での期待される目標BLERレベルであってよい。BLERレベルは{1,2,3,4,5}を含んでよく、BLERレベルに対応するBLERは{10^−1,10^−2,10^−3,10^−4,10^−5}である。
任意の実施では、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値は、チャネル品質差分インジケータ値であり、すなわち、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットである。異なる端末デバイスのチャネル品質変化は異なるので、チャネル品質インジケータセットは、端末デバイスごとに独立して構成される必要がある。チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値は、端末デバイスのチャネル品質変化に基づき設定され、端末デバイスのチャネル品質変化を正確に反映することができる。
例えば、セルエッジ又はセル中心での端末デバイスの受信信号対干渉及び雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio,SINR)は、時間とともに変化する。図5に示されるように、実線は、10msのインターバルでのセル中心ユーザのSINR変動の累積分布関数(cumulative distribution function,CDF)分布曲線であり、50%、80%、及び95%に対応するSINR変動は、夫々、0.8dB、1.2dB、及び1.7dBである。図5の破線は、10msのインターバルでのセルエッジユーザのSINR変動のCDF分布曲線であり、以下の表で示されるように、50%、80%、及び95%に対応するSINR変動は、夫々、0.9dB、2dB、及び4.3dBである。
上記の表から、セルエッジユーザのSINR変動は、中心ユーザのそれよりも著しく高いことが分かる。ネットワークデバイスは、エッジユーザ及び中心ユーザのために別々にチャネル品質インジケータセットを構成し得る。以下は、説明のために、チャネル品質がCQIである例を使用する。チャネル品質測定値は、測定を通じて取得されるCQIインデックスであり、チャネル品質参照値は、CQI参照インデックス値である。差分インジケータ値は、測定を通じて取得されるCQIインデックスとCQI参照インデックス値との間のオフセットである。
例えば、中心ユーザのために構成されるチャネル品質インジケータセットは{−1.2,−0.8,0,0.8}であり、エッジユーザのために構成されるチャネル品質インジケータセットは{−3,−1.3,0,1.3}である。中心ユーザのために構成されるチャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値間の変動は比較的に小さく、エッジユーザのために構成されるチャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値間の変動は比較的に大きい。これは、主に、中心ユーザ及びエッジユーザのチャネル品質変化の特性に適応するためである。
上記の説明から、チャネル品質インジケータセットにはたった4つの差分インジケータ値しか存在せず、対応するUCIシグナリングは2ビットを有するが、各ユーザは、ユーザ特有のチャネル品質インジケータセットを使用することによって、現在のチャネル品質変動を正確に示すことができることが分かる。
先行技術では、あるシナリオで、{−2,−1,0,1}のただ1つのチャネル品質インジケータセットしかない。例えば、最初の値は、中心ユーザの過度の下方オフセットを示し(比較的に低いMCSレベルがその後の伝送のために使用される。)、その結果、伝送資源の浪費を生じさせる。最初の値は、エッジユーザにとっては不十分な下方オフセットを示し、従って、基地局は、端末に対して比較的に高いMCSレベルを構成し、その結果、伝送エラーを生じさせる。
端末デバイスの中心ユーザ又はエッジユーザのセル属性に基づきチャネル品質インジケータセットにおける差分インジケータ値を決定することに加えて、構成は、端末デバイスによって報告されるチャネル品質履歴値に基づき実行されてよい。例えば、過去に端末デバイスによって報告されたCQIインデックスが比較的に小さいか又は大いに変動する場合に、比較的に大きいチャネル品質インジケータ値がチャネル品質インジケータセットにおいて設定される。そうでなければ、比較的に小さい値が設定される。
任意に、チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値は、整数及び/又は分数であってよい。例えば、チャネル品質インジケータセットは{−3,0,0.3,0.6}である。
任意に、チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値は、不均一に分布してよい。例えば、チャネル品質インジケータセットは{−5,−1,0,1,5}である。
更に、任意に、チャネル品質変化は、期間の持続時間とも相関される。図6は、本願の実施形態に従う期間の持続時間及びチャネルのSINR相関のシミュレーション図である。シミュレーション図の横座標は、単位ミリ秒で時間を表し、縦座標は、SINR相関係数を表す。図示されるように、時間が長いほど、チャネルのSINR相関は小さくなり、対応するチャネル品質インジケータセット内のチャネル品質差分インジケータ値の変動は大きくなる。対照的に、時間が短いほど、チャネルのSINR相関は大きくなり、対応するチャネル品質インジケータセット内のチャネル品質差分インジケータ値の変動は小さくなる。
本願のこの実施形態では、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質差分インジケータ値は、チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間のオフセットを指示するために使用され、すなわち、チャネル品質測定値に対応する基準時とチャネル品質参照値に対応する基準時との間の時間は、チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の変動を決定する。チャネル品質参照値に対応する基準時は、チャネル品質参照値に対応する基準測定時点又はチャネル品質参照値に対応する測定報告時点である。ここでのチャネル品質参照値に対応する基準測定時点の定義は、測定値に対応する基準測定時点のそれと同じであり、ここでのチャネル品質参照値に対応する測定報告時点の定義は、測定値に対応する測定報告時点のそれと同じである。詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態では、同じ端末デバイスについて、複数の期間のインターバルが複数のチャネル品質インジケータセットに夫々対応し、複数の期間のインターバルが重なり合わないことが設定される。期間は、測定値に対応する基準時とチャネル品質参照値に対応する基準時との間の時間差である。本願のこの実施形態における第1期間のインターバル及び第2期間のインターバルは、複数の期間のインターバルのうちのいずれか2つの期間のインターバルであってよい。第1期間のインターバルは第1チャネル品質インジケータセットに対応し、第2期間のインターバルは第2チャネル品質インジケータセットに対応する。
任意に、第1期間のインターバルにおける期間が第2期間のインターバルにおける期間に満たない場合に、第1チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の変動は、第2チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の変動よりも小さい。例えば、第1チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の分散は、第2チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の分散よりも小さくなる。
例えば、ネットワークデバイスが期間のインターバルを5ms未満であるように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−0.5,0,0.5,1}であり、ネットワークデバイスが期間のインターバルを5msよりも大きく且つ10ms未満であるように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−1,0,1,2}であり、ネットワークデバイスが期間のインターバルを10msよりも大きいように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−2,0,2,4}である。
更に、任意に、チャネル品質変化は、参照BLERの値とも相関される。例えば、測定値に対応するBLERが参照値に対応するBLERと同じである場合に、SINR差は比較的に小さく、相応して、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質差分インジケータ値の変動は比較的に小さい。測定値に対応するBLERが参照値に対応するBLERと異なる場合に、SINR差は比較的に大きく、相応して、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質差分インジケータ値の変動は比較的に大きい。その上、測定値に対応するBLERが参照値に対応するBLERよりも大きい場合に、チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値は0よりも大きく又は0に等しい。測定に対応するBLERが参照値に対応するBLERよりも小さい場合に、チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値は0よりも小さく又は0に等しい。
本願のこの実施形態では、同じ端末デバイスについて、複数のBLER差のインターバルが複数のチャネル品質インジケータセットに夫々対応し、複数のBLER差のインターバルが重なり合わないことが設定される。BLER差は、測定値に対応するBLERとチャネル品質参照値に対応するBLERとの間のブロックエラーレート差である。本願のこの実施形態における第1BLER差のインターバル及び第2BLER差のインターバルは、複数のBLER差のインターバルのうちのいずれか2つのBLER差のインターバルであってよい。第1BLER差のインターバルは第1チャネル品質インジケータセットに対応し、第2BLER差のインターバルは第2チャネル品質インジケータセットに対応する。
任意に、第1BLER差のインターバルにおけるBLER差の絶対インジケータ値が第2BLER差のインターバルにおけるBLER差の絶対インジケータ値に満たない場合に、第1チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の変動は、第2チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の変動よりも小さい。例えば、第1チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の分散は、第2チャネル品質インジケータセット内の差分インジケータ値の分散よりも小さくなる。
任意に、異なるチャネル品質インジケータセットは、BLER差インターバルのBLER差を0と比較した結果に基づき更に決定されてよい。BLER差が0である場合に、チャネル品質インジケータセットは{−0.5,0,0.5,1}である。BLER差が0よりも大きい場合に、チャネル品質インジケータセットは{0,1,2,3}である。BLER差が0よりも小さい場合に、チャネル品質インジケータセットは{−3,−2,−1,0}である。
ネットワークデバイスは、構成されたチャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信する。任意に、チャネル品質インジケータセットは、上位レイヤシグナリング構成を使用することによって送信されてよく、あるいは、チャネル品質インジケータセットは、MAC CEシグナリング構成を使用することによって送信されてもよい。更に、チャネル品質インジケータセットは、代替的に、ユーザ特有のシグナリング構成を使用することによって送信されてもよい。
端末デバイスは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得し、このとき、チャネル品質インジケータセットは、チャネル品質差分インジケータ値を含む。例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットは{−1,0,1,2}である。端末デバイスは、チャネルを測定し、チャネル品質をフィードバックする。例えば、端末デバイスは、時点t1でチャネルを測定し、3であるチャネル品質測定値CQIを取得し、時点t0でフィードバックされたCQIインデックスを参照値として使用する。時点t0でフィードバックされるCQIインデックスは2であり、時点t0は時点t1より前であると仮定される。チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間の差は、3−2=1である。
次の表は、フィードバック情報とCQI差分インジケータ値との間の対応を示す。次の表から、端末デバイスは、10であるフィードバック情報を送信することが分かる。
フィードバック情報を受信した後、ネットワークデバイスは、チャネル品質参照値に基づき計算によりチャネル品質測定値を求めてよい。チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質を指示するために使用され、ネットワークデバイスによってその後のスケジューリング中に構成されるMCS及び/又は電力に更に影響を与える。
任意に、同じ端末デバイスについて、ネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、複数の期間のインターバルに夫々対応する複数のチャネル品質インジケータセットである。例えば、ネットワークデバイスが期間のインターバルを5ms未満であるように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−0.5,0,0.5,1}であり、ネットワークデバイスが期間のインターバルを5msよりも大きく且つ10ms未満であるように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−1,0,1,2}であり、ネットワークデバイスが期間のインターバルを10msよりも大きいように設定する場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−2,0,2,4}である。
端末デバイスは、時点t1でチャネルを測定し、3であるチャネル品質測定値を取得し、時点t0でフィードバックされたCQIインデックスを参照値として使用する。時点t0でフィードバックされるCQIインデックスは2であり、時点t0は時点t1より前であると仮定される。チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間の差は、3−2=1である。時点t1から時点t0の間の期間が6msである場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−1,0,1,2}であり、1である差分インジケータ値に対応するフィードバック情報は、端末10である。端末デバイスは、10であるフィードバック情報を送信する。
10であるフィードバック情報を受信した後、ネットワークデバイスは最初に、フィードバック情報に対応する第1の目標チャネル品質インジケータセットを決定する必要がある。具体的に、任意に、ネットワークデバイスは、測定値に対応する基準時と参照値に対応する基準時との間の期間を決定し、その期間が複数の期間の前もってセットされたインターバルの中の目標期間のインターバルに属することを決定し、目標期間のインターバルに対応するチャネル品質インジケータセットを第1の目標チャネル品質インジケータセットとして使用する。例えば、ネットワークデバイスは、第1の目標チャネル品質インジケータセットが、5msよりも大きく且つ10msに満たない期間のインターバルに対応する{−1,0,1,2}のチャネル品質インジケータセットであることを決定する。更に、目標差分インジケータ値が、10であるフィードバック情報に基づき1と決定され、次いで、チャネル品質測定値が、チャネル品質参照値に基づき求められ、このとき、チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質を指示するために使用され、更には、ネットワークデバイスによってその後のスケジューリング中に構成されるMCS及び/又は電力に影響を与える。
任意に、同じ端末デバイスについて、ネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、複数のBLER差のインターバルに夫々対応する複数のチャネル品質インジケータセットであり、複数のBLER差のインターバルは重なり合わない。本願のこの実施形態における第3ブロックエラーレート差のインターバル及び第4ブロックエラーレート差のインターバルは、複数のBLER差のインターバルのいずれか2つのブロックエラーレート差のインターバルであってよい。第3ブロックエラーレート差のインターバルは、第3チャネル品質インジケータセットに対応し、第4ブロックエラーレート差のインターバルは、第4チャネル品質インジケータセットに対応する。
例えば、ネットワークデバイスによって設定される複数のBLER差のインターバルに夫々対応する複数のチャネル品質インジケータセットは、次の通りである。BLER差が0である場合に、チャネル品質インジケータセットは{−0.5,0,0.5,1}である。BLER差が0よりも大きい場合に、チャネル品質インジケータセットは{0,1,2,3}である。BLER差が0に満たない場合に、チャネル品質インジケータセットは{−3,−2,−1,0}である。
端末デバイスは、時点t1でチャネルを測定し、2であるチャネル品質測定値及び1%である参照BLERを取得し、時点t0でフィードバックされたCQIインデックスを参照値として使用する。時点t0でフィードバックされるCQIインデックスは2であり、参照BLERは10%であり、時点t0は時点t1より前であると仮定される。チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間の差は2−2=1である。測定値に対応するBLERと参照値に対応するBLERとの間のBLER差が0に満たない場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−3,−2,−1,0}であり、差分インジケータ値0に対応するフィードバック情報は端末11である。端末デバイスは、11であるフィードバック情報を送信する。
11であるフィードバック情報を受信した後、ネットワークデバイスは最初に、フィードバック情報に対応する第2の目標チャネル品質インジケータセットを決定する必要がある。具体的に、任意に、ネットワークデバイスは、測定値に対応するBLERと参照値に対応するBLERとの間のBLER差を決定し、BLER差が複数のBLER差の前もってセットされたインターバルの中の目標BLER差のインターバルに属することを決定し、目標BLER差のインターバルに対応するチャネル品質インジケータセットを第2の目標チャネル品質インジケータセットとして使用する。例えば、ネットワークデバイスは、第2の目標チャネル品質インジケータセットが、0に満たないBLER差に対応する{−3,−2,−1,0}のチャネル品質インジケータセットであることを決定する。更に、目標差分インジケータ値が、11であるフィードバック情報に基づき0と決定され、次いで、チャネル品質測定値が、チャネル品質参照値に基づき求められ、このとき、チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質を指示するために使用され、更には、ネットワークデバイスによってその後のスケジューリング中に構成されるMCS及び/又は電力に影響を与える。
任意の実施では、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値は、チャネル品質絶対インジケータ値であり、チャネル品質絶対インジケータ値は、チャネル品質測定値、例えば、測定を通じて取得されるCQIインデックスを指示するために使用される。異なるユーザは、通常は、異なるSINRインターバルにおいて作動する。例えば、エッジユーザは、通常は、比較的に低いSINR、例えば、−12dBから−2dBで作動し、中心ユーザは、比較的に高いSINR、例えば、15dBから25dBで作動する。従って、異なるユーザによって測定及びフィードバックされるCQIインデックスの範囲も異なる。フィードバックオーバーヘッドを低減し且つより細かい粒度でCQIタイプを分類するために、ネットワークデバイスは、端末デバイスごとにチャネル品質インジケータセットを独立して構成する。チャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値は、端末デバイスのチャネル品質に基づき設定され、端末デバイスのチャネル品質変化を正確に反映することができる。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであってよく、前もってセットされたセットは、プロトコルで指定されるセットである。図9は、プロトコルで指定される前もってセットされたセットを示してよく、前もってセットされたセットは、32個の絶対インジケータ値を含む。オーバーヘッドを低減するために、ネットワークデバイスは、端末デバイスごとに、端末デバイスのチャネル品質に基づき、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットを構成する。例えば、エッジユーザのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、作動インターバルが0から15であるセットであり、中心ユーザのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、作動インターバル16から31であるセットである。UCIにおいてCQIフィードバック情報を指示するために使用される有効ビットLは、RRCを通じて構成されるCQIセット内の絶対インジケータ値の数量Sと相関されることが留意されるべきであり、このとき、L≧log2(S)である。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続した値を含むセットであってよく、あるいは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の不連続な値を含むセットであってもよい。
端末デバイスに対してチャネル品質インジケータセットを示すとき、ネットワークデバイスは、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値を直接示してよく、例えば、チャネル品質インジケータセットに含まれるCQIインデックスを直接示してよい。例えば、エッジユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは{0,2,4,6,8,10,12}であり、中心ユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは{14,16,18,20,22,24}であり、エッジユーザの端末デバイス及び中心ユーザの端末デバイスによって検出されるSINRインターバルは異なる。従って、異なるインターバルCQIが構成される。
任意に、端末デバイスに対してネットワークデバイスによって示されるチャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値の数量は、プロトコルで指定されてよく(プロトコルで指定される数量は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて前もってセットされる数量である。)、あるいは、構成可能である。チャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値の数量が構成可能である場合に、数量は、サービスに基づき構成されてよい。例えば、URLLCサービスに対応するチャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値の数量は、eMBBサービスに対応するチャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値の数量よりも少ない。代替的に、ネットワークデバイスは、サービス及び/又はチャネル品質変動ステータスに基づき、チャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値の数量を構成する。例えば、絶対インジケータ値の数量が比較的に少ないチャネル品質インジケータセットは、移動速度が比較的に遅いユーザ又は静止状態にあるユーザのために構成され、絶対インジケータ値の数量が比較的に多いチャネル品質インジケータセットは、移動速度が比較的に速いユーザのために構成される。
例えば、URLLCサービスの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは{0,2,4,6,8,・・・,28,30}、すなわち、偶数のCQIインデックスである。eMBBサービスの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは{0,1,2,・・・,31}又は{6,8,10,12,14,16,17,・・・,31}である。如何なる時点でもチャネルステータスを指示するために、比較的に大きいSINRインターバル、すなわち、比較的に広いCQIインデックス範囲が、URLLCサービスの端末デバイスのために構成される必要がある。なお、URLLCサービスに対するCQI指示シグナリングオーバーヘッドの制限を考えると、要素は、前もってセットされたセットから一様に選択され得るが、本願は、一様選択に限られない。eMBBサービスの端末デバイスはCQI指示シグナリングオーバーヘッドに鈍感であるから、比較的に大きいセットがeMBBサービスの端末デバイスのために構成され得、前もってセットされたセットの全体でさえ、eMBBサービスの端末デバイスのために構成され得る。前もってセットされたセットの全体がeMBBサービスの端末デバイスのために構成される場合に、前もってセットされたセットの全体は、デフォルトで端末側で構成されてよく、追加のシグナリングは指示のために必要とされない。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続した値を含むセットであるか、あるいは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内で等間隔にある要素を含むセットである(例えば、1つの値は、1つの要素のインターバルで選択され、インデックスは、3、5及び7である。)。この場合に、端末デバイスに対してチャネル品質インジケータセットを指示するためにネットワークデバイスによって使用されるシグナリング(シグナリングは、上位レイヤシグナリング、MAC CEシグナリング、ユーザ特有のシグナリング、等を含み得るが限られない。)は、前もってセットされたセット内のチャネル品質インジケータセットの開始要素のインデックス及びチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量しか示さなくてよく、あるいは、前もってセットされたセット内のチャネル品質インジケータセットの開始要素のインデックスのみを示して、チャネル品質インジケータセット内の要素の数量はプロトコルで指定される。チャネル品質インジケータセット内の要素は、チャネル品質インジケータセット内の絶対インジケータ値である。
例えば、チャネル品質インジケータセット内の要素の数量は、プロトコルで指定され、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続した絶対インジケータ値を含む。エッジユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}である場合に、0が示される。中心ユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21}である場合に、10が示される。任意に、チャネル品質インジケータセット内の要素の数量は、サービスタイプと結び付けられてもよい(例えば、URLLCサービスのチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量は8であり、eMBBサービスのチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量は16である。)。
他の例として、チャネル品質インジケータセット内の要素の数量は、プロトコルで指定され、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセットにおいて等間隔にある要素を含み、すなわち、値は、前もってセットされたセットから等間隔で選択され、開始要素のインデックスのみが示される(チャネル品質がCQIである場合に、インデックスはCQIインデックスである。)。エッジユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{0,2,4,6,8,10}である場合に、0が示される。中心ユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{10,12,14,16,18,20}である場合に、10が示される。任意に、チャネル品質インジケータセット内の要素の数量は、サービスタイプと結び付けられてもよい(例えば、URLLCサービスのチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量は8であり、eMBBサービスのチャネル品質インジケータセットに含まれる要素の数量は16である。)。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットからチャネル品質絶対インジケータ値を選択する(すなわち、連続的に値を選択するか、又は等間隔で値を選択する)方法が決定される場合に、ネットワークデバイスは、開始位置(開始位置はインデックス、例えば、CQIインデックスであってよい。)及びチャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量(例えば、含まれているCQIインデックスの数量)しか示されなくてよい。開始位置及び絶対インジケータ値の数量は、独立して符号化されても、あるいは、連帯して符号化されてもよい。
例えば、エッジユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{0,2,4,6,8,10}である場合に、{0,6}が示され、このとき、0は開始位置であり、6は、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量である。代替的に、2つの要素0及び6は連帯して符号化されてもよく、例えば、ツリー表示式に従って計算を通じて160が求められる。中心ユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20}である場合に、{10,11}が示され、このとき、10は開始位置であり、11は、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量である。代替的に、2つの要素10及び11は連帯して符号化され、例えば、ツリー表示式に従って計算を通じて331が求められる。ツリー表示式は、次の通りである:
ここで、L
set≧1且つN
CQI−Set
startを超えるべきではない。
Lsetは、チャネル品質インジケータセット内のCQIの数量であり、NCQIは、前もってセットされたセット内の要素の数量であり、Setstartは、開始位置である。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが、プロトコルで指定される前もってセットされたセットからランダムに選択される要素を含む場合。すなわち、規則がなく、チャネル品質インジケータセットを指示するためのシグナリング(シグナリングは、上位レイヤシグナリング、MAC CEシグナリング、ユーザ特有のシグナリング、等を含み得るが限られない。)は、ビットマップを使用することによる端末への指示のために使用されてよい。例えば、前もってセットされたセットが64個の絶対インジケータ値を含む場合に、64ビットが指示のために使用される。チャネル品質インジケータセットが絶対インジケータ値を含む場合に、絶対インジケータ値に対応するビットは1に設定される。チャネル品質インジケータセットが絶対インジケータ値を含まない場合に、絶対インジケータ値に対応するビットは0に設定される。
例えば、エッジユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{0,2,4,6,8,10,12}であり、中心ユーザの端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットが{14,16,18,20,22,24}である。この場合に、ビットマップが端末への指示のために使用される場合に、10101010101010000・・・0が、エッジユーザの端末デバイスに対して示されてよく、000000000000001010101010100・・・0が、中心ユーザの端末デバイスに対して示されてよい。
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって決定されるチャネル品質インジケータセットを取得し、このとき、チャネル品質インジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットのサブセットであり、チャネル品質インジケータセットは、チャネル品質絶対インジケータ値を含む。端末デバイスは、チャネル品質を測定し、ネットワークデバイスに対して、チャネル品質測定値に対応するフィードバック情報を送信する。フィードバック情報のためのビットの数量は、チャネル品質インジケータセットに含まれる絶対インジケータ値の数量と相関される。例えば、図9に示されるように、前もってセットされたセットは、32個の絶対インジケータ値を含み、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、16個の絶対インジケータ値を含み(例えば、0から15のインターバル又は16から31のインターバル)、端末デバイスは、4ビットのフィードバック情報を使用することによってフィードバックを供給し得る。
端末デバイスによって送信されたフィードバック情報を受信した後、ネットワークデバイスは、フィードバック情報に対応する絶対インジケータ値を決定する必要がある。例えば、端末デバイスによって送信されるフィードバック情報が1111である場合に、15又は31の絶対インジケータ値が指示され得る。従って、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために事前に設定されたチャネル品質インジケータセットを取得する必要がある。例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって事前に設定されたチャネル品質インジケータセットが16乃至31である場合に、それは、フィードバック情報に対応する絶対インジケータ値が31であることを示す。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、各端末デバイスに専用のチャネル品質インジケータセットをその端末デバイスのために構成し、このとき、チャネル品質インジケータセットはチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値はチャネル品質を指示するために使用され、チャネル品質インジケータ値は端末デバイスのチャネル品質について設定される。従って、チャネル品質をフィードバックする場合に、端末デバイスは、チャネル品質をネットワークデバイスへ正確にフィードバックすることができ、それによって、チャネル品質フィードバックの精度は改善される。
図10は、本願の実施形態に従う変調及び符号化ポリシー指示方法の略フローチャートである。方法は、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の相互作用の視点から記載され、方法は、次のステップを含み得るが限られない。
ステップS20:ネットワークデバイスは、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定し、このとき、MCSレベルインジケータセットは、MCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
ステップS21:ネットワークデバイスは、MCSレベルインジケータセットを端末デバイスへ送信する。
ステップS22:端末デバイスは、端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信し、このとき、MCSレベルインジケータセットは、MCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
ステップS23:端末デバイスは、MCSレベルインジケータセットを記憶する。
ステップS24:ネットワークデバイスは、指示情報を端末デバイスへ送信し、このとき、指示情報は、MCSレベルインジケータセットにおいて目標MCSレベルインジケータ値を指示するために使用され、目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用される変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
ステップS25:端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信し、このとき、指示情報は、MCSレベルインジケータセットにおいて目標MCSレベルインジケータ値を指示するために使用され、目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用される変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
本願のこの実施形態では、異なる端末デバイスは、通常は、異なるSINRインターバルにおいて作動する。例えば、端末デバイスがエッジユーザである場合に、端末デバイスは、通常は、比較的に低いSINR、例えば、−12dBから−2dBで作動し、端末デバイスが中心ユーザである場合に、端末デバイスは、通常は、比較的に高いSINR、例えば、15dBから25dBで作動する。エッジユーザに対してネットワークデバイスによってデータを送信するMCSレベルの範囲も、中心ユーザに対してネットワークデバイスによってデータを送信するMSCレベルの範囲とは異なる。例えば、エッジユーザへデータを送信するためにネットワークデバイスによって使用されるMCSレベルは比較的に低く、中心ユーザへデータを送信するためにネットワークデバイスによって使用されるMCSレベルは比較的に高い。指示オーバーヘッドを低減するために、ネットワークデバイスは、端末デバイスごとにMACレベルインジケータセットを独立して構成する。
任意に、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、前もってセットされたセット又は前もってセットされたセットであり、前もってセットされたセットは、プロトコルで指定されるセットであってよい。図11は、本願の実施形態に従う前もってセットされたセットを示し得る。前もってセットされたセットは、64個のMCSレベルを含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスのチャネル品質ステータスに基づき64個のMCSレベルのうちの一部又は全てを構成してよい。
例えば、エッジユーザである端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、0から27及び58から61であり、中心ユーザである端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、28から57及び61から63である。ここで、インデックスは、図11ではMCSレベルを表し、MCSレベル58から63は、再送のために使用されることが留意されるべきである。DCIに含まれ、MCSレベルを指示するために使用される有効ビットLは、RRCを通じて構成されるMCSレベルインジケータセット内のMCSレベルの数量Sと相関されることが留意されるべきであり、このとき、L≧log2(S)である。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続したMCSレベルインジケータ値(MCSレベル)を含んでよく、あるいは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるチャネル品質インジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の不連続なMCSレベルインジケータ値(MCSレベル)を含んでよい。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続したMCSレベルインジケータ値を含むか、あるいは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセットにおいて等間隔にあるMCSレベルインジケータ値を含む(例えば、1つの値は、1つの要素のインターバルで選択され、インデックスは、3、5及び7である。)。この場合に、端末デバイスに対してMCSレベルインジケータセットを指示するためにネットワークデバイスによって使用されるシグナリング(シグナリングは、上位レイヤシグナリング、MAC CEシグナリング、ユーザ特有のシグナリング、等を含み得るが限られない。)は、前もってセットされたセット内のMCSレベルインジケータセットの開始要素のインデックス及びMCSレベルインジケータセットに含まれる要素の数量しか示さなくてよく、あるいは、前もってセットされたセット内のMCSレベルインジケータセットの開始要素のインデックスのみを示して、MCSレベルインジケータセット内の要素の数量はプロトコルで指定される。MCSレベルインジケータセット内の要素は、MCSレベルインジケータセット内のMCSレベルインジケータ値である。更に、任意に、端末デバイスに対してMCSレベルインジケータセットを指示するためにネットワークデバイスによって使用されるシグナリングは、代替的に、ツリー表示法を使用することによって指示のために使用されてもよい。ツリー表示法は、図4の実施形態でのツリー表示法と同じであり、詳細は、ここで再び記載されない。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットが、プロトコルで指定される前もってセットされたセットからランダムに選択される要素を含む場合。すなわち、規則がなく、MCSレベルインジケータセットを指示するためのシグナリング(シグナリングは、上位レイヤシグナリング、MAC CEシグナリング、ユーザ特有のシグナリング、等を含み得るが限られない。)は、ビットマップを使用することによる端末への指示のために使用されてよい。例えば、前もってセットされたセットが64個の絶対インジケータ値を含む場合に、64ビットが指示のために使用される。MSCレベルインジケータセットがMCSレベルインジケータ値を含む場合に、MCSレベルインジケータ値に対応するビットは1に設定される。MCSレベルインジケータセットがMSCレベルインジケータ値を含まない場合に、MCSレベルインジケータ値に対応するビットは0に設定される。
端末デバイスは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されたMCSレベルインジケータセットを取得し記憶する。ネットワークデバイスがデータを端末デバイスへ送信する場合に、ネットワークデバイスは、使用されている目標MCSレベルインジケータ値を端末デバイスに対して示す必要があり、このとき、目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用されている変調及び符号化ポリシーを指示するために使用され、それにより、端末デバイスは、受信されたデータをその変調及び符号化ポリシーに従って処理することができる。
具体的に、任意に、ネットワークデバイスは、指示情報を端末デバイスへ送信し、このとき、指示情報は、端末デバイスのために構成されたMCSレベルインジケータセットにおいて目標MCSレベルインジケータ値を指示するために使用される。任意に、ネットワークデバイスは、DCIを使用することによって端末デバイスへ指示情報を送信してよい。例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、0から27及び58〜61である。指示情報は5ビットであってよく、指示情報の1タイプは、1つのMCSレベルインジケータ値に対応する。
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって構成されたMCSレベルインジケータセットに基づいて、指示情報に対応する目標MCSレベルインジケータ値を探し、このとき、目標MCSレベルインジケータ値は、ネットワークデバイスによって使用されている変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスに専用のMCSレベルインジケータセットをその端末デバイスのために決定する。MCSレベルインジケータセットはMCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。端末デバイスに専用のMCSレベルインジケータセットは、端末デバイスのチャネル品質に基づき設定されるセットであってよい。その後、変調及び符号化ポリシーを示す場合に、ネットワークデバイスは、オーバーヘッドを減らしながら指示精度を改善することができる。
上記は、本願の実施形態における方法について詳細に記載し、下記は、本願の実施形態で提供される装置について記載する。
図12は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスの論理構造の概略図である。ネットワークデバイス101は、処理ユニット1011及びトランシーバユニット1012を含んでよい。
処理ユニット1011は、端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバユニット1012は、チャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
処理ユニット1011は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS10を実行するよう構成され、トランシーバユニット1012は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS11を実行するよう構成されることが留意されるべきである。
具体的な詳細については、図4の上記の方法におけるネットワークデバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図13は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスの物理構造の概略図である。ネットワークデバイス102は、プロセッサ1021、トランシーバ1022、及びメモリ1023を含む。プロセッサ1021、メモリ1023、及びトランシーバ1022は、バスにより相互接続される。
メモリ1023は、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory,EPROM)、又はコンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(Compact Disc Read-Only Memory,CD−ROM)を含むが限られない。メモリ1023は、関連する命令及びデータを記憶するよう構成される。
トランシーバ1022は、通信モジュール又はトランシーバ回路であってよく、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間でデータ及びシグナリングのような情報を送信するよう構成される。本願のこの実施形態では、トランシーバ1022は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS11を実行するよう構成される。
プロセッサ1021は、コントローラ、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらの組み合わせであってよい。プロセッサ1021は、本願の実施形態で開示される内容を参照して記載される様々な、例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサ1021は、計算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つのマイクロプロセッサ若しくはマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。本願のこの実施形態では、プロセッサ1021は、図4に示される実施形態におけるステップS10を実行するよう構成される。
例えば、プロセッサ1021は、端末デバイスのチャネル品質インジケータセットを決定するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバ1022は、チャネル品質インジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
具体的な詳細については、図4の上記の方法におけるネットワークデバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図14は、本願の実施形態に従う端末デバイスの論理構造の概略図である。端末デバイス201は、トランシーバユニット2011及び処理ユニット2012を含んでよい。
処理ユニット2012は、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバユニット2011は、フィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成され、このとき、フィードバック情報は、目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用され、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であり、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される。
トランシーバユニット2011は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS13を実行するよう構成され、処理ユニット2012は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS12を実行するよう構成されることが留意されるべきである。
具体的な詳細については、図4の上記の方法における端末デバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図15は、本願の実施形態に従う端末デバイス202を示す。端末デバイス202は、プロセッサ2021、トランシーバ2022、及びメモリ2023を含み、プロセッサ2021、メモリ2023、及びトランシーバ2022は、バスにより相互接続される。
メモリ2023は、RAM、ROM、EPROM、又はCD−ROMを含むが限られず、メモリ2024は、関連する命令及びデータを記憶するよう構成される。
トランシーバ2022は、通信モジュール又はトランシーバ回路であってよく、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間でデータ及びシグナリングのような情報を送信するよう構成される。本願のこの実施形態では、トランシーバ2022は、図4に示される方法の実施形態におけるステップS13を実行するよう構成される。
プロセッサ2021は、コントローラ、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらの組み合わせであってよい。プロセッサ2021は、本願の実施形態で開示される内容を参照して記載される様々な、例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサ2021は、計算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つのマイクロプロセッサ若しくはマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。本願のこの実施形態では、プロセッサ2021は、図4に示される実施形態におけるステップS12を実行するよう構成される。
例えば、プロセッサ2021は、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって決定されたチャネル品質インジケータセットを取得するよう構成され、このとき、チャネル品質インジケータセットは、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ値を含み、チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
トランシーバ2022は、フィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成され、このとき、フィードバック情報は、目標チャネル品質インジケータ値を指示するために使用され、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネル品質インジケータセット内のチャネル品質インジケータ値であり、目標チャネル品質インジケータ値は、チャネルの現在のチャネル品質を決定するために使用される。
具体的な詳細については、図4の上記の方法における端末デバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図16は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスの論理構造の概略図である。ネットワークデバイス301は、処理ユニット3011及びトランシーバユニット3012を含んでよい。
処理ユニット3011は、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、少なくとも1つのMCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
トランシーバユニット3012は、MCSレベルインジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
処理ユニット3011は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS20を実行するよう構成され、トランシーバユニット3012は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS21を実行するよう構成されることが留意されるべきである。
具体的な詳細については、図10の上記の方法におけるネットワークデバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図17は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスの物理構造の概略図である。ネットワークデバイス302は、プロセッサ3021、トランシーバ3022、及びメモリ3023を含む。プロセッサ3021、メモリ3023、及びトランシーバ3022は、バスにより相互接続される。
メモリ3023は、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory,EPROM)、又はコンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(Compact Disc Read-Only Memory,CD−ROM)を含むが限られない。メモリ3023は、関連する命令及びデータを記憶するよう構成される。
トランシーバ3022は、通信モジュール又はトランシーバ回路であってよく、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間でデータ及びシグナリングのような情報を送信するよう構成される。本願のこの実施形態では、トランシーバ3022は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS21を実行するよう構成される。
プロセッサ3021は、コントローラ、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらの組み合わせであってよい。プロセッサ3021は、本願の実施形態で開示される内容を参照して記載される様々な、例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサ3021は、計算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つのマイクロプロセッサ若しくはマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。本願のこの実施形態では、プロセッサ3021は、図10に示される実施形態におけるステップS20を実行するよう構成される。
例えば、プロセッサ3021は、端末デバイスの変調及び符号化スキームMCSレベルインジケータセットを決定するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、少なくとも1つのMCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
トランシーバ3022は、MCSレベルインジケータセットを端末デバイスへ送信するよう構成される。
具体的な詳細については、図10の上記の方法におけるネットワークデバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図18は、本願の実施形態に従う端末デバイスの論理構造の概略図である。端末デバイス401は、トランシーバユニット4011及び処理ユニット4012を含んでよい。
トランシーバユニット4011は、端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、少なくとも1つのMCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、変調及び符号化ポリシーを指示するために使用される。
処理ユニット4012は、MCSレベルインジケータセットを記憶するよう構成される。
トランシーバユニット4011は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS22を実行するよう構成され、処理ユニット4012は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS23を実行するよう構成されることが留意されるべきである。
具体的な詳細については、図10の上記の方法における端末デバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図19は、本願の実施形態に従う端末デバイス402を示す。端末デバイス402は、プロセッサ4021、トランシーバ4022、及びメモリ4023を含み、プロセッサ4021、メモリ4023、及びトランシーバ4022は、バスにより相互接続される。
メモリ4023は、RAM、ROM、EPROM、又はCD−ROMを含むが限られず、メモリ4024は、関連する命令及びデータを記憶するよう構成される。
トランシーバ4022は、通信モジュール又はトランシーバ回路であってよく、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間でデータ及びシグナリングのような情報を送信するよう構成される。本願のこの実施形態では、トランシーバ4022は、図10に示される方法の実施形態におけるステップS22を実行するよう構成される。
プロセッサ4021は、コントローラ、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらの組み合わせであってよい。プロセッサ4021は、本願の実施形態で開示される内容を参照して記載される様々な、例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサ4021は、計算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つのマイクロプロセッサ若しくはマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。本願のこの実施形態では、プロセッサ4021は、図10に示される実施形態におけるステップS23を実行するよう構成される。
例えば、トランシーバ4022は、端末デバイスのために決定されたMCSレベルインジケータセットを受信するよう構成され、このとき、MCSレベルインジケータセットは、少なくとも1つのMCSレベルインジケータ値を含み、MCSレベルインジケータ値は、チャネル品質を指示するために使用される。
プロセッサ4021は、MCSレベルインジケータセットを記憶するよう構成される。
具体的な詳細については、図10の上記の方法における端末デバイス側の記載を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形をとる命令を使用することによって、完了されてよい。本願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行され完了されてよく、あるいは、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアユニットとの組み合わせを使用することによって実行され完了されてもよい。ソフトウェアユニットは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体は、メモリに位置してよく、プロセッサは、メモリ内の命令を実行し、プロセッサ内のハードウェアと共同して上記の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるために、詳細はここで再び記載されない。
本明細書中の語「及び/又は」は、単に、関連するオブジェクトについて記載するための関連関係を表し、3つの関係が存在する可能性があることを意味する。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及びBのみが存在する、を意味し得る。その上、本明細書中の文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の“論理和”関係を示す。
5G通信システムは、より高いシステム性能、より多くのサービスタイプ、異なる配置シナリオ、及びより広いスペクトル範囲をサポートすることを目指す。サービスタイプは、主に、増強されたモバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband,eMBB)サービス、大規模マシンタイプ通信(Massive Machine Type Communication,mMTC)サービス、超高信頼且つ低遅延通信(Ultra-reliable and low latency communications,URLLC)サービス、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(Multimedia Broadcast Multicast Service,MBMS)、ポジショニングサービス、等を含む。配置シナリオは、主に、屋内ホットスポット(Indoor hotspot)シナリオ、密集した都市(dense urban)シナリオ、地方シナリオ、都市マクロ(Urban Macro)シナリオ、高速鉄道シナリオ、等を含む。より広いスペクトル範囲は、主に、最大100GHzまでのスペクトル範囲である。すなわち、スペクトル範囲は、6GHzに満たない低周波部分と、6GHzから100GHzの範囲に及ぶ高周波部分とを含む。
4G通信システムと比較して、5G通信システムの1つの特徴は、URLLCサービスがサポートされることである。多数のURLLCサービスタイプ、例えば、産業制御、工業的製造プロセス自動化、人とコンピュータとの対話、及び遠隔医療がある。5Gシステムを設計するためのリファレンス入力及び評価基準を提供するようにURLLCサービスの性能インジケータをより良く量子化するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project,3GPP)無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)及びRAN1作業部会は、URLLCサービスの次の性能インジケータを定義する。
レイテンシは、ユーザアプリケーションレイヤパケットのサービス・データ・ユニット(Service Data Unit,SDU)が送信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3から受信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3へ送信されるときに必要とされる伝送時間である。URLLCサービスのアップリンクユーザプレーンレイテンシ要件及びダウンリンクユーザプレーンレイテンシ要件は両方とも0.5msであり、上記の要件は、基地局も端末も不連続受信(DRX)状態にないときにのみ適用可能である。ここで、0.5msの性能要件は、データパケットの平均レイテンシを意味し、次の信頼性要件とは結び付けられないことが留意されるべきである。
信頼性は、所与のチャネル品質条件で特定の時間(L秒)に送信端から受信端へXビットが正確に送信される成功確率である。上記の時間はまた、ユーザアプリケーションレイヤパケットのサービス・データ・ユニット(Service Data Unit,SDU)が送信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3から受信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3へ送信されるときに必要とされる時間としても定義される。URLLCサービスについて、典型的な要件は、1msで99.999%の信頼性を達成することである。
上記の性能インジケータは、一例にすぎないことが留意されるべきである。具体的に、URLLCサービスは異なる信頼性要件を有してもよい。例えば、いくつかの極度に細かい産業制御要件は、0.25msのエンド間レイテンシで99.9999999%の伝送成功確率を必要とする。
システム容量は、ユーザ割り込みなしでシステム達成することができる最大スループットである。ここで、ユーザ割り込みは、システムが特定のレイテンシ範囲で信頼性要件を満足することができないことを意味する。
従来の解決法では、端末デバイスは、BLERに対応するチャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator,CQI)インデックスを使用することによって、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のチャネル品質を示す。具体的には、端末デバイスは、全てのブロックエラーレートに対応するCQIインデックスをフィードバックし得る。しかし、チャネル環境が変化する場合に、全てのブロックエラーレートに対応するCQIインデックスが従来の解決法でフィードバックされるとき、CQIインデックスをフィードバックするシグナリングオーバーヘッドは比較的に高い。
図20は、本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
通信方法は、少なくとも1つのブロックエラーレートBLERセットをサポートするシステムに適用され、少なくとも1つのBLERセットの第1BLERセットは、第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含み、第1BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、第2BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含む。
本願のこの実施形態におけるBLERは10%、1%、0.1%、又は0.001%であってよく、あるいは、他のタイプであってもよいことが理解されるべきである。これは、本願において限られない。
任意に、第1BLERセットは、少なくとも1つのBLERセットの任意の1つであってよく、すなわち、少なくとも1つのBLERセットの他のBLERセットも、第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含んでよい。これは、本願において限られない。
本願のこの実施形態では、端末デバイスは、第1BLERサブセットとして、ネットワークデバイスへ送信される必要があるチャネル品質パラメータ絶対値に対応し且つ各BLERセットに含まれる少なくとも1つのBLERを含むセットを決定し、すなわち、異なるBLERセット内の第1BLERサブセットに特に含まれるBLERは、同じであっても又は異なってもよい。
任意に、少なくとも1つのBLERセットにおける第1BLERセットに含まれるBLER及び他のBLERセットに含まれるBLERは、完全に同じであっても、あるいは、部分的に同じであっても、あるいは、完全に異なってもよい。これは、本願において限られない。
2001.端末デバイスは、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する。
端末デバイスは、第1BLERセットに含まれる第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定してよく、あるいは、システムに含まれる少なくとも1つのBLERセットの全てにおける全ての第1BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定してもよい。これは、本願において限られない。
任意に、チャネル品質パラメータは、信号対干渉及び雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio,SINR)であってよく、あるいは、CQIインデックスであってもよい。
2002.端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する。
相応して、ネットワークデバイスは、第1BLERサブセット内の各BLERに対応する、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータを受信する。
2003.ネットワークデバイスは、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータ、及び第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する。
具体的に、ネットワークデバイスは、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータのみを受信し、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。2つのBLERに対応するチャネル品質パラメータ間のチャネル品質パラメータ差は、基本的に、一定条件で一貫性を保たれる。従って、本願のこの実施形態では、チャネル環境が変化する場合に、端末デバイスは、第1BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信することによるだけで、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを知ることができ、それにより、端末デバイスは、チャネル環境が変化するときに第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信しないようにされ、それによって、品具リングオーバーヘッドは低減される。
ここで、一定条件は、伝送モード又は移動速度又はチャネル環境(例えば、都市環境若しくは地方環境)であってよいことが理解されるべきである。
任意に、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、表、集合、又は値であってよい。
例えば、第1BLERサブセットが1つのBLER(第1BLERが説明のための例として使用される。)しか含まない場合に、ネットワークデバイスは、第1BLERに対応する受信されたチャネル品質パラメータ、及び第1BLERに対応するチャネル品質パラメータと第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。
具体的に、表1に示されるように、第1BLERサブセットに含まれるBLERは10%であってよく、第2BLERサブセットに含まれるBLERは1%、0.1%、0.01%、又は0.001%であってよい。ネットワークデバイスは、10%に対応する、端末デバイスによって送信されるCQIを受信し、この値及び表1中のCQIレベル差に基づいて、夫々1%、0.1%、0.1%、及び0.001%に対応するCQIを決定し得る。
表中の小数は、小数から変換される等価な符号レートが目標BLER要件を満足することを示すことが留意されるべきである。例えば、第1BLERはCQI1に対応し、第1BLERに対応するCQI1と第2BLERに対応するCQI2との間の差は0.5である。CQI1は16QAM及び0.5の符号レート1に対応し、CQI1に隣接するCQIレベルは、16QAM及び0.75の符号レート2に対応する。この場合に、CQI2は、16QAM及び0.5+(0.75−0.5)×0.5(符号レート1+(符号レート2−符号レート1)×CQIレベル差)の符号レートに対応する。
第1BLERサブセットは、これらのBLERについてフィードバックされる必要があるチャネル品質パラメータの絶対値を記述する便宜のためであることが留意されるべきである。
例えば、第1BLERセットは、第1BLER及び第2BLERしか含まなくてもよい。このように、ネットワークデバイスは、第1BLERに対応する受信されたチャネル品質パラメータ、及び第1BLERに対応するチャネル品質パラメータと第2BLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。
任意に、本願のこの実施形態では、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、プロトコルで指定されてよく、あるいは、前もってネットワークデバイスに対して端末デバイスによって送信されてもよい。これは、本願において限られない。
任意に、端末デバイスは、周期的に又は実時間において少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を報告してよい。
任意に、ネットワークデバイスがチャネル品質パラメータ差を必要とする場合に、ネットワークデバイスは、端末デバイスにチャネル品質パラメータ差を報告させるように、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信してよく、それによって、リソースの浪費は回避される。
任意に、端末デバイスは、1つのチャネル品質パラメータ差しか報告しなくてもよく、他のチャネル品質パラメータ差は補間により取得され、それによって、シグナリングオーバーヘッドは更に低減される。2つのBLERに対応するチャネル品質パラメータ差しか以下の実施形態において表中に存在しない場合に、BLERの複数のグループに対応するチャネル品質パラメータ差は補間により取得され得る。繰り返しを避けるために、詳細は、以下の実施形態では記載されない。
例えば、表2に示されるように、端末デバイスは、同じ環境における10%に対応するCQIと0.001%に対応するCQIとの間のCQIレベル差しか報告しない。端末デバイスが10%に対応するCQI1を受信する場合に、端末デバイスは、表2に基づいて、0.001%に対応するCQI2を決定し得る。端末デバイスは更に、補間により10%、0.001%、CQI1、及びCQI2に基づいて表1中のCQIレベル差を決定し得る。
任意に、システムが少なくとも2つのBLERセットを含む場合に、少なくとも2つのBLERセット内の全てのBLERに対応するCQIレベルは、互いに異なることがある。このように、CQIレベル差は、まさに、SINRのチャネル品質パラメータ差であることができ、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する精度は改善される。
任意に、異なるBLERに対応するCQIレベル差は、異なる伝送モードにおいて異なることがある。例えば、表3に示されるように、2つのBLERに対応するチャネル品質間のチャネル品質差の複数の値が存在してよく、夫々の差は、1つのCQIレベル差インデックスに対応する。
例えば、表4又は表5は、異なるCQIにおいてBLERの対に別々に対応するチャネル品質パラメータのチャネル品質パラメータ差を示す。
本願のこの実施形態におけるCQIレベルは、プロトコルで定義されるCQIレベルの全て又は一部であってよいことが理解されるべきである。表4及び表5は、単に、ほんの8つのCQIレベルを一例として使用することによって記載される。しかし、本願は、これらに限られない。
表5では、CQIレベルがCQI1である場合に、対応するBLERセットは10%、1%、0.1%、0.01%、及び0.001%を含んでよいことが更に理解されるべきである。この場合に、CQIレベル差は、CQI1が表5中で位置する列に対応するCQIレベル差であってよい。BLER=10%がCQI1に対応することが知られる場合に、BLER=1%に対応するCQIは、次のように計算され得る:CQI1+(CQI2−CQI1)+0.5)。
任意に、端末デバイスは、CQIレベルの一部でのみBLERの対に対応するチャネル品質パラメータのチャネル品質パラメータ差をフィードバックしてよく、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減する。
例えば、表4に示されるように、端末デバイスは、CQI5、CQI6、CQI7、及びCQI8でのみ10%に対応するチャネル品質パラメータと0.001%に対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差をフィードバックしてよい。
任意に、CQIレベルの一部は、奇数のCQIレベル若しくは偶数のCQIレベル、粗粒度でのCQIレベル、又はサンプリングされたCQIレベルであってよい。サンプリングされたCQIレベルは、一様にサンプリングされたCQIレベル又は非一様にサンプリングされたCQIレベルであってよい。CQIレベルが増大するにつれて、隣接するCQIレベルに対応するCQIレベル差の間の差は大きくなり、一様なCQIレベル差は非一様サンプリングにより取得され得、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
任意に、システムが少なくとも2つのBLERセットを含む場合に、少なくとも2つのBLERセットは、複数の符号レート(coderate)に対応し得る。この場合に、CQIレベル差は、より正確であることができ、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する精度は改善される。
例えば、端末デバイスは、代替的に、異なる符号レートでBLERの対に対応するCQIのCQIレベル差をフィードバックしてもよい。Coderate=0.1の場合に、BLER=1に対応するCQIとBLER=0.0001に対応するCQIとの間のSINR差は2dBであり、対応するCQIレベル差は1である。Coderate=0.9の場合に、BLER=1に対応するCQIとBLER=0.0001に対応するCQIとの間のSINR差は2dBでありSINR差は4dBであり、対応するCQIレベル差は2である。
実際に、変調、符号レート、及びCQIレベルの間には対応が存在することが留意されるべきである。例えば、変調がQPSKである場合に、Coderate=0.1は、対応するCQIレベルが0であることを示し、変調がQPSKである場合に、Coderate=0.2は、対応するCQIレベルが1であることを示す、等。
任意に、異なる端末デバイスのBLER−SINR傾き値は異なる。従って、図21に示されるように、独立したチャネル品質パラメータ差が、異なる端末デバイスに対して使用され得る。
任意に、システムが少なくとも2つのBLERセットを含む場合に、少なくとも2つのBLERセット内のBLERは、複数の伝送モードに対応し得る。このように、SINR差は、まさに、伝送モードのSINR差であることができ、それによって、第2BLERサブセット内のあるBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する精度は改善される。
任意に、伝送モードは、アンテナポート構成及び/又は多入力多出力(Multiple Input Multiple Output,MIMO)前処理モードを含む。
アンテナポート構成は、具体的に、1×1(すなわち、1つの送信ポート及び1つの受信ポート)、1×2、2×2、等であってよいことが理解されるべきである。前処理モードは、伝送ダイバーシティ、プリコーディング、及びビームフォーミングの中の少なくとも1つを含んでよい。
MIMOは、単入力単出力(Single Input Single Output,SISO)、単入力多出力(Single Input Multiple Output,SIMO)、及び多入力単出力(Multiple Input Single Output,MISO)を含むことが更に理解されるべきである。
例えば、表6は、異なる伝送モードにおいて10%のBLERに対応するCQIレベルと0.001%のBLERに対応するCQIレベルとの間のCQIレベル差を示す。
任意に、異なる伝送モードにおいて異なるBLERに対応するCQIレベル差は、異なることがある。例えば、表7及び表8に示されるように、2つのBLERに対応するチャネル品質の間のチャネル品質差の複数の値が存在し得る。
任意に、ネットワークデバイスは、伝送モードに基づき、適切なCQIレベル差を選択してよい。
任意に、端末デバイスは更に、指示情報をネットワークデバイスへ送信してよく、このとき、指示情報は、ネットワークデバイスによって、複数のCQIレベル差から1つのCQIレベル差を決定するために使用される。以下の実施形態では、チャネル品質パラメータが複数の値を含む場合に、複数の値の中の1つが、端末デバイスによって送信された指示情報に従って決定され得る。繰り返しを避けるために、詳細は、以下の実施形態では記載されない。
任意に、システムが少なくとも2つのBLERセットを含む場合に、本願のこの実施形態では、少なくとも2つのBLERセットの夫々は、CQIレベル及び伝送モードに基づき、より具体的に分割され得る。
例えば、表9に示されるように、伝送モード1及びCQI1は、1つのBLERセットに対応する。
任意に、BLERの対に対応する変調及び符号化の差も、SINR差を使用することによって決定され得る。
例えば、表10又は表11に示されるように、BLER=10%に対応するSINRとBLER=0.001%に対応するSINRとの間のSINR差は2である。
同様に、表12又は表13に示されるように、SINR差はまた、異なる伝送モードで複数の値を含み得る。
任意に、本願のこの実施形態では、例えば、表14、表15及び表16に示されるように、夫々のBLERセットは、より具体的に分割され得る。
任意に、少なくとも1つのBLERセットの中のBLERセットは、複数の伝送モードに対応し得る。例えば、表17は、異なる伝送モードにおいて2つのBLERに対応するSINR差を示し、表18は、他の条件によって提供を及ぼされる、2つのBLERに対応するSINR差を示し得る。
任意に、表19及び表20に示されるように、少なくとも1つのBLERセットの中の夫々のBLERセットは、伝送モード及びCQIレベルに基づき分割され得る。
任意に、端末デバイスは更に、チャネル品質パラメータ差のインデックス値をネットワークデバイスへ送信してよく、このとき、チャネル品質パラメータ差のインデックス値は、チャネル品質パラメータ差と一対一の対応にある。ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ差のインデックス値に基づき、対応するチャネル品質パラメータ差を決定し得る。
具体的に、ネットワークデバイスは、2つのBLERに対応するチャネル品質パラメータの間の複数のチャネル品質パラメータ差を知り得るが、どの差が2つのBLERに対応するチャネル品質パラメータの間の現在の差であるのかを具体的に知ることはできない。この場合に、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータ差のインデックス値に基づいて、2つのBLERに対応するチャネル品質パラメータの間の複数の差のうちのどの1つが具体的にチャネル品質パラメータ差であるのかを決定することができ、それにより、第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータが正確に決定され得、それによって、チャネル品質を決定する精度は改善される。
任意に、チャネル品質パラメータがCQIレベルである場合に、端末デバイスによって報告されるCQIレベル差は、CQIインデックスを使用することによって表されてよい。
具体的に、CQIレベル差とCQIレベル差インデックスとの間の対応は、表21に示されている。例えば、2つのBLERに対応するCQIレベル差が4であると端末デバイスが決定する場合に、端末デバイスは、3であるCQIレベル差インデックスをネットワークデバイスへ送信してよく、それにより、ネットワークデバイスは、3であるCQIレベル差インデックスに基づき、2つのBLERに対応するCQIレベル差が4であると決定することができる。
任意に、ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、このとき、チャネル品質パラメータ要求は、システムに含まれる少なくとも1つのBLERセットの中のあるBLERセット内の第2BLERサブセットの各BLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用されてよい。相応して、端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、チャネル品質パラメータ要求に従って、チャネル品質パラメータ要求を使用することによって要求された少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を報告する。
任意に、ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ要求を運ぶために上位レイヤシグナリング又は物理レイヤシグナリングを使用してよい。
例えば、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の第2BLERサブセットの各BLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用されるチャネル品質パラメータ要求を運ぶために上位レイヤシグナリング又は物理レイヤシグナリングを使用してよい。チャネル品質パラメータ要求は、伝送方法1で及び/又はあるSINRでBLER=10%及びBLER=0.001%に対応するCQIレベル差を報告するように端末デバイスに要求するために使用されてよい。
任意に、チャネル品質パラメータ要求は更に、少なくとも1つのBLERに対応する特定の数量のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用されてもよい。
例えば、チャネル品質パラメータ要求は、4つのSINRでのBLERに対応するCQIレベル差を要求するために使用されてよい。このように、上記の上位レイヤシグナリング又は上記の物理レイヤシグナリングを受信した後に、端末デバイスは、BLER=10%及びBLER=0.001%に対応する0、1、2及び3の4つのCQIレベル差を報告する。4つのCQIレベル差は、異なるSINRに別々に対応し得る。
任意に、ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ要求を使用することによって、システム内のBLERセットの一部におけるBLER間のチャネル品質パラメータ差を要求してもよい。
例えば、チャネル品質パラメータ要求は、BLER=10%及びBLER=0.001%、BLER=10%及びBLER=0.01%、BLER=10%及びBLER=0.1%、並びにBLER=10%及びBLER=1%に対応する4つのCQIレベル差を報告するように端末デバイスに要求するために使用されてよい。
任意に、端末デバイスは、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、このとき、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用されてよい。相応して、端末デバイスは、ネットワークデバイスに対して、チャネル品質パラメータ要求に従って、チャネル品質パラメータ要求を使用することによって要求された少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を報告する。
任意に、ネットワークデバイスは、チャネル品質パラメータ要求を運ぶために上位レイヤシグナリング又は物理レイヤシグナリングを使用してよく、あるいは、半静的な構成を使用することによって全てのCQIレベル差セットを報告してもよい。
従って、本願のこの実施形態においてチャネル品質を決定する方法によれば、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の第1BLERサブセットのBLERに対応する、端末デバイスによって送信されるチャネル品質パラメータを受信し、第1BLERサブセットのいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータ、及び第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する必要がなく、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
表22は、従来の解決法におけるCQIインデックスとスペクトル効率(Efficiency)との間の対応を示す。この従来の解決法では、16個の状態が、4つのビットを使用することによって表示され得、CQIインデックスに対応する最低スペクトル効率は0.1523であり、すなわち、ユーザの主たるチャネル条件インターバルはカバーされ得る。
図22は、本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
2201.端末デバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、N個のCQIインデックスのうちの少なくとも1つは、変調スキームの1タイプに対応し、N個のCQIインデックスのうちのK個は、K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0より大きく0.0781よりも小さい値であり、このとき、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0よりも大きいことは、特定のCQIインデックスではなく、N個のCQIインデックスの中にこの条件を満足する1つのCQIインデックスが存在することを意味することが留意されるべきである。
具体的に、対応表は、表23において示されてよく、CQIインデックスは、リザーブされた値に対応してよい。
任意に、スペクトル効率、変調スキーム、及び符号レートパラメータは、次の関係を満足する:スペクトル効率=変調スキームの変調次数×符号レート。
任意に、チャネル品質指示情報は、4よりも多いビットを含んでよく、ビットの値は、16よりも多い状態を表現し得る。
例えば、表23で、5ビットは32の状態を表し、32の状態はリザーブされた(reserved)状態を含み得る。
本願のこの実施形態で0.0781に満たないスペクトル効率は、表13中の値以外の値であり得ることが理解されるべきである。これは、本願において限られない。
任意に、K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
例えば、表25に示されるように、符号レート値は16、8、又は4であってよい。本願のこの実施形態で0より大きく40よりも小さい符号レート値は、他の値であってもよいことが理解されるべきである。これは、本願において限られない。
任意に、対応表内のN個のCQIインデックスは、昇順に配置され、N個のCQIインデックスのうちの最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する符号レートとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と(P+h)番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積は、P番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数とP番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
具体的に、CQIインデックスに対応する0.0781に満たないスペクトル効率値は、最大スペクトル効率値の後ろに配置されてよく、それにより、端末デバイスは、必要に応じて、チャネル品質指示情報に含まれるビットの数量を決定することができる。
例えば、表24に示されるように、チャネル品質指示情報におけるビットの数量が限られている場合に、4ビットが16の状態を表現するために使用される。ユーザがチャネル条件の悪いエリアをカバーする必要がある場合には、5ビットが表24中の全ての状態をカバーするために使用される。
任意に、P番目のCQIインデックスの後ろに順次に配置されるCQIインデックスに対応するスペクトル効率は、昇順に配置されてよい。
例えば、表24に示される16から20のCQIインデックスに対応するスペクトル効率は、CQIインデックスが増大するにつれて漸進的に下がり、すなわち、0.0039から0.0781へ下がる。
任意に、対応表は、上記の表から選択された部分であってよく、すなわち、状態の総数は減り、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。例えば、詳細は、表25及び表25に示される。
任意に、ネットワークデバイスは、上位レイヤシグナリングを端末デバイスへ送信してよく、このとき、上位レイヤシグナリングは対応表を指示する。具体的に、端末デバイス及びネットワークデバイスは、表23、表24、表25、又は表26について合意してよい。ネットワークデバイスは、サービス又はチャネル環境に基づき、使用されるべき表を決定し、その使用されるべき対応表を指示するために上位レイヤシグナリングを送信してよい。任意に、端末デバイス及びネットワークデバイスは、デフォルトの表又は表中の対応の一部について合意してよい。チャネル品質指示範囲が変更される必要があるとネットワークデバイスが決定する場合に、すなわち、複数の表の中の1つ又は表中の対応の一部のみが必要とされる場合に、ネットワークデバイスは、表及び表中の対応の一部を指示するために上位レイヤシグナリングを端末デバイスへ送信する。このように、端末デバイスがネットワークデバイスによって指示された表を使用する場合に、現在のチャネル環境の指示要件が満足され得、シグナリングオーバーヘッドは低減され得る。
2202.端末デバイスは、指示情報をネットワークデバイスへ送信する。相応して、ネットワークデバイスは、指示情報を受信する。
2203.ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定する。
任意に、ネットワークデバイスは、指示情報によって示された少なくとも1つのCQIインデックス及び対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定し得る。
任意に、ネットワークデバイスは、プロトコル合意に従って対応表内の各要素を決定しても、あるいは、端末のために前もって構成された対応表に基づいて対応表内の各要素を決定してもよい。
任意に、少なくとも2つのCQIインデックスは、少なくとも2つの変調スキームと一対一の対応にある。
任意に、対応表内の全てのCQIインデックスに対応する変調スキームにおいて、QPSK変調スキームの数量が最大であるか、あるいは、64QAM変調スキームの数量が最大であるか、あるいは、256QAM変調スキームが含まれる。
例えば、表27は、低SINR及び中間SINRをカバーし(すなわち、QPSK変調スキームの数量が比較的に多い。)、64QAM変調スキームをカバーすることができ、そして、広く適用される。
他の例として、表28は、低SINR、中間SINR及び高SINR(主たるSINR)をカバーし、すなわち、高CQIレベルは高SINRに対応し、低CQIレベルは低SINRに対応する。換言すれば、ユーザの伝送効率は保証され得、ユーザのロバスト伝送が保証され得る。
他の例として、表29に示されるように、表29は、中間SINR及び高SINRをカバーし、低SINRインターバルでのCQIレベルは疎であり、高SINRインターバルでのCQIレベルは密である。これは、チャネル品質が比較的に良いユーザに適用可能であり、伝送効率を改善する。
任意に、ネットワークデバイスは、プロトコル合意に従って表27、表28、及び表29において各CQIインデックスと変調スキームとの間の対応を決定してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために表27、表28、及び表29において各CQIインデックスと変調スキームとの間の対応を事前に設定する。
従って、本願のこの実施形態では、端末デバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、N個のCQIインデックスの中の少なくとも1つは変調スキームの1タイプに対応し、N個のCQIインデックスの中のK個はK個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のCQIインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は0より大きく0.0781よりも小さい値であり、このとき、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、端末デバイスは指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報をに従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
図23は、本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
2301.ネットワークデバイスは、対応表に基づき指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つの変調及び符号化スキーム(Modulation and Coding Scheme,MCS)インデックス値を指示するために使用され、対応表は、N個のMCSインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、N個のMCSインデックスの中の少なくとも1つは変調スキームの1タイプに対応し、N個のMCSインデックスの中のK個はK個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のMCSインデックスの中の第1MCSインデックスに対応する符号レートと第1MCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は0より大きく0.0781よりも小さい値であり、このとき、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
任意に、K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
任意に、表32に示されるように、対応表内のN個のMCSインデックスは、昇順に配置され、N個のMCSインデックスのうちの最初のP個のMCSインデックスに対応するスペクトル効率は、昇順に配置され、(P+h)番目のMCSインデックスに対応するスペクトル効率は、P番目のMCSインデックスに対応するスペクトル効率よりも小さく、このとき、N>P+h且つh=1,2,・・・である。
2302.端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信する。
2303.端末デバイスは、対応表に基づいて、少なくとも1つのMCSインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定する。
本願のこの実施形態の実施は、図22に示される実施形態の実施と同様であり得ることが理解されるべきである。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再び記載されない。
従って、本願のこの実施形態における通信方法によれば、ネットワークデバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータMCSインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のMCSインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のMCSインデックスのうちの少なくとも1つは、変調スキームの1タイプに対応し、N個のMCSインデックスのうちのK個は、K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のMCSインデックスのうちの第1MCSインデックスに対応する符号レートと第1MCSインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、ネットワークデバイスは指示情報を送信し、それにより、端末デバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのMCSインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
図24は、本願の実施形態に従うネットワークデバイス2400の略ブロック図である、図24に示されるように、ネットワークデバイス2400は、
端末デバイスによって送信される、第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネルパラメータを受信するよう構成される受信モジュール2410であって、チャネル品質パラメータは、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のチャネル品質を指示するために使用される、受信モジュール2401と、
少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差及び第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータに基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するよう構成される処理モジュール2420であって、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の差を含む、処理モジュール2402と
を含む。
任意に、ネットワークデバイス2400は、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信するよう構成される送信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、第1BLERセット内の第2BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。受信モジュール2410は、第1BLERセット内の第2BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を受信するよう更に構成される。
任意に、ネットワークデバイス2400は、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信するよう構成される送信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。受信モジュール2410は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を受信するよう更に構成される。
任意に、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれか2つは、異なる伝送モードに対応する。
任意に、伝送モードは、アンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードを含む。
従って、本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信される、第1BLERセット内の第1BLERのBLERに対応するチャネル品質パラメータを受信し、第1BLERサブセット内のいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータ、及び第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定し得る。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する必要がなく、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
本願のこの実施形態におけるネットワークデバイス2400は、本願の実施形態のデータ伝送方法2000におけるネットワークデバイスに対応してよく、ネットワークデバイス2400におけるモジュールの上記及び他の管理動作及び/又は機能は、上記の方法の対応するステップを実施するために別々に使用されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態では、受信モジュール2410は、トランシーバによって実施されてよく、処理モジュール2420は、プロセッサによって実施されてよい。図25に示されるように、ネットワークデバイス2500は、トランシーバ2510、プロセッサ2520、及びメモリ2530を含んでよい。メモリ2530は、指示情報を記憶するよう構成されてよく、更には、プロセッサ2520によって実行されるコード、命令、等を記憶するよう構成されてよい。
図26は、本願の実施形態に従う端末デバイス2600の略ブロック図である。図26に示されるように、端末デバイス2600は、少なくとも1つのブロックエラーレートBLERセットをサポートするシステムに適用され、少なくとも1つのBLERセットの夫々は第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含み、第1BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、第2BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、端末デバイス2600は、
第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するよう構成される処理モジュール2610であって、チャネル品質パラメータは、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のチャネル品質を指示するために使用される、処理モジュール2610と、
第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータをネットワークデバイスへ送信して、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差及び第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータに基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するようにするよう構成される送信モジュール2620であって、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の差を含む、送信モジュール2620と
を含む。
任意に、端末デバイス2600は、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信するよう構成される受信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、第1BLERセット内の第2BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。処理モジュール2610は、第1BLERセット内の第2BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERセット内の第1BLERサブセットの少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信することよう更に構成される。
任意に、端末デバイス2600は、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信するよう構成される受信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。処理モジュール2610は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。
任意に、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれか2つは、異なるCQIレベルに対応する。
任意に、少なくとも2つのBLERセットをサポートするシステムに方法が適用される場合に、少なくとも2つのBLERセットのうちのいずれ2つは、異なる伝送モードに対応する。
任意に、伝送モードは、アンテナポート構成及び/又は多入力多出力MIMO前処理モードを含む。
従って、本願のこの実施形態では、端末デバイスは、第1BLERセット内の第1BLERサブセットの各BLERに対応するチャネル品質パラメータを送信し、第1BLERサブセット内のいくつかのBLERに対応するチャネル品質パラメータ、及び第2BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータと第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のパラメータ差に基づいて、第2BLERサブセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定する。すなわち、ネットワークデバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定することができ、従って、端末デバイスは、第1BLERセット内の全てのBLERに対応するチャネル品質パラメータを送信する必要がなく、それによって、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
本願のこの実施形態における端末デバイス2600は、本願の実施形態のデータ伝送方法2000における端末デバイスに対応してよく、端末デバイス2600におけるモジュールの上記及び他の管理動作及び/又は機能は、上記の方法の対応するステップを実施するために別々に使用されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態では、送信モジュール2620は、トランシーバによって実施されてよく、処理モジュール2610は、プロセッサによって実施されてよい。図27に示されるように、端末デバイス2700は、トランシーバ2710、プロセッサ2720、及びメモリ2730を含んでよい。メモリ2730は、指示情報を記憶するよう構成されてよく、更には、プロセッサ2720によって実行されるコード、命令、等を記憶するよう構成されてよい。
プロセッサ2520又はプロセッサ2720は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を備えることが理解されるべきである。実施プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形をとる命令を使用することによって、完了されてよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。プロセッサは、本発明の実施形態で開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、如何なる従来のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行され完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行され完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体は、メモリに位置してよく、プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサ内のハードウェアと共同して上記の方法のステップを完了する。
本発明の実施形態におけるメモリ2530又はメモリ2730は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラム可能なリード・オンリー・メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)であってよく、外部キャッシュとして使用される。限定ではなく例として、多くの形態のRAMが使用されてよく、例えば、静的ランダム・アクセス・メモリ(Static RAM,SRAM)、動的ランダム・アクセス・メモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブル・データ・レート同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Double Data Rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期リンク動的ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous link DRAM,SLDRAM)、及びダイレクト・ランバス・ランダム・アクセス・メモリ(Direct Rambus RAM,DR RAM)である。
本明細書中で記載されるシステム及び方法におけるメモリは、これらのメモリ及び何らかの他の適切なタイプのメモリを含むが限られないことが留意されるべきである。
本願の実施形態は、システムチップを更に提供し、システムチップは、入出力インターフェイス、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのメモリ、及びバスを含む。少なくとも1つのメモリは、命令を記憶するよう構成され、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリの命令を呼び出して、上記の実施形態の方法における動作を実行するよう構成される。
図28は、本願の実施形態に従うリソース割り当てシステム2800を示す。システム2800は、
図24に示される実施形態のネットワークデバイス2400及び図26に示される実施形態の端末デバイス2600を含む。
本願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を更に提供し、コンピュータ記憶媒体は、上記の方法のいずれかを実行するためのプログラム命令を記憶する。
任意に、記憶媒体は、具体的に、メモリ2530又はメモリ2730であってよい。
図29は、本願の実施形態に従う端末デバイス2900の略ブロック図である。図29に示されるように、端末デバイス2900は、
対応表に基づいて指示情報を決定するよう構成される処理モジュール2910であって、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、N個のCQIインデックスのうちの少なくとも1つは、変調スキームの1タイプに対応し、N個のCQIインデックスのうちのK個は、K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である、処理モジュール2910と、
指示情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信モジュール2920と
を含む。
任意に、K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
任意に、対応表内のN個のCQIインデックスは、昇順に配置され、N個のCQIインデックスのうちの最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する符号レートとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と(P+h)番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積は、P番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数とP番目のCQIインデックスに対応する符号レートとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
従って、本願のこの実施形態では、端末デバイスは、対応表に基づいて指示情報を決定し、このとき、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用され、対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、N個のCQIインデックスの中の少なくとも1つは変調スキームの1タイプに対応し、N個のCQIインデックスの中のK個はK個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、N個のCQIインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は0より大きく0.0781よりも小さい値であり、このとき、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、端末デバイスは指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報をに従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
本願のこの実施形態における端末デバイス2900は、本願の実施形態の通信方法2200における端末デバイスに対応してよく、端末デバイス2900におけるモジュールの上記及び他の管理動作及び/又は機能は、上記の方法の対応するステップを実施するために別々に使用されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態では、送信モジュール2920は、トランシーバによって実施されてよく、処理モジュール2910は、プロセッサによって実施されてよい。図30に示されるように、端末デバイス3000は、トランシーバ3010、プロセッサ3020、及びメモリ3030を含んでよい。メモリ3030は、指示情報を記憶するよう構成されてよく、更には、プロセッサ3020によって実行されるコード、命令、等を記憶するよう構成されてよい。
図31は、本願の実施形態に従うネットワークデバイス3100の略ブロック図である。図31に示されるように、ネットワークデバイス3100は、
指示情報を受信するよう構成される受信モジュール3110であって、指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータCQIインデックスを指示するために使用される、受信モジュール3110と、
対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調及び符号化スキームを決定するよう構成される処理モジュール3120であって、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートパラメータと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である、処理モジュール3120と
を含む。
任意に、K個の符号レートパラメータは、0より大きく40よりも小さい値を含む。
任意に、対応表内のN個のCQIインデックスは、昇順に配置され、N個のCQIインデックスのうちの最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する変調スキームの変調次数と最初のP個のCQIインデックスの全部に対応する符号レートパラメータとの積は、昇順に配置され、(P+h)番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数と(P+h)番目のCQIインデックスに対応する符号レートパラメータとの積は、P番目のCQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数とP番目のCQIインデックスに対応する符号レートパラメータとの積よりも小さく、このとき、N>P+h、hは1からN−Xの範囲の値であり、X>Pである。
従って、本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、指示情報を受信し、対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定し、このとき、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数であり、そして、ネットワークデバイスは指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
本願のこの実施形態におけるネットワークデバイス3100は、本願の実施形態の通信方法2200におけるネットワークデバイスに対応してよく、ネットワークデバイス3100におけるモジュールの上記及び他の管理動作及び/又は機能は、上記の方法の対応するステップを実施するために別々に使用されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態では、受信モジュール3110は、トランシーバによって実施されてよく、処理モジュール3120は、プロセッサによって実施されてよい。図32に示されるように、ネットワークデバイス3200は、トランシーバ3210、プロセッサ3220、及びメモリ3230を含んでよい。メモリ3230は、指示情報を記憶するよう構成されてよく、更には、プロセッサ3220によって実行されるコード、命令、等を記憶するよう構成されてよい。
プロセッサ3020又はプロセッサ3220は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を備えることが理解されるべきである。実施プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形をとる命令を使用することによって、完了されてよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。プロセッサは、本発明の実施形態で開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、如何なる従来のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行され完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行され完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体は、メモリに位置してよく、プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサ内のハードウェアと共同して上記の方法のステップを完了する。
本発明の実施形態におけるメモリ3030又はメモリ3230は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラム可能なリード・オンリー・メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)であってよく、外部キャッシュとして使用される。限定ではなく例として、多くの形態のRAMが使用されてよく、例えば、静的ランダム・アクセス・メモリ(Static RAM,SRAM)、動的ランダム・アクセス・メモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブル・データ・レート同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Double Data Rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期リンク動的ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous link DRAM,SLDRAM)、及びダイレクト・ランバス・ランダム・アクセス・メモリ(Direct Rambus RAM,DR RAM)である。
本明細書中で記載されるシステム及び方法におけるメモリは、これらのメモリ及び何らかの他の適切なタイプのメモリを含むが限られないことが留意されるべきである。
本願の実施形態は、システムチップを更に提供し、システムチップは、入出力インターフェイス、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのメモリ、及びバスを含む。少なくとも1つのメモリは、命令を記憶するよう構成され、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリの命令を呼び出して、上記の実施形態の方法における動作を実行するよう構成される。
図33は、本願の実施形態に従うリソース割り当てシステム3300を示す。システム3300は、
図29に示される実施形態のネットワークデバイス2900及び図31に示される実施形態の端末デバイス3100を含む。
本願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を更に提供し、コンピュータ記憶媒体は、上記の方法のいずれかを実行するためのプログラム命令を記憶する。
任意に、記憶媒体は、具体的に、メモリ3030又はメモリ3230であってよい。
当業者は、本明細書中で開示される実施形態で記載される例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施可能であると気付き得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載される機能を実施するために、異なる方法を使用し得るが、実施が本願の適用範囲を越えることは考えられるべきではない。
当業者によって明らかに理解され得るように、便宜上及び簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の様態で実施されてよいことが理解されるべきである。例えば、記載される装置の実施形態は、一例にすぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが、他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴が、無視され、又は実行されなくてもよい。その上、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェイスにより実施されてよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続が、電子的な、機械的な、又は他の形態で実施されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一箇所にあっても、あるいは、複数のネットワークユニット上に分配されてもよい。一部又は全てのユニットは、実施形態の解決法の目的を達成するために実際の要件に基づき選択されてよい。
その上、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてよく、あるいは、ユニットの夫々が物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットは1つのユニットに一体化される。
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づき、本願の技術的解決法は本質的に、又は先行技術に属する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実施されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本願の実施形態で記載される方法のステップの全て又はいくつかを実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、等であってよい。)に命じるいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含む。
上記の説明は、単に本願の具体的な実施であって、本願の保護範囲を制限する意図はない。本願で開示されている技術的範囲内で当業者が容易に考え付く如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内にあるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
可能な実施において、方法は、ネットワークデバイスが、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信し、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を受け取ることとを更に含む。
いくつかの可能な実施において、方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信し、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される、ことと、端末デバイスが、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信することとを更に含む。
第15の態様によれば、通信方法が提供され、端末デバイスによって対応表に基づき指示情報を決定することと、前記端末デバイスによって前記指示情報をネットワークデバイスへ送信することとを含み、前記指示情報は、少なくとも1つのチャネル品質インジケータ(CQI)インデックスを指示するために使用され、前記対応表は、N個のCQIインデックス、M個の変調スキーム、及びK個の符号レートパラメータを含み、前記N個のCQIインデックスの中の少なくとも1つが変調スキームの1タイプに対応し、前記N個のCQIインデックスの中のK個が前記K個の符号レートパラメータと一対一の対応にあり、前記N個のCQIインデックスの中の第1CQIインデックスに対応する符号レートと前記第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積が0より大きく0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、指示情報を受信し、対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定し、このとき、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。このようにして、端末デバイスが指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。
本願の実施形態における無線通信システムは、狭帯域インターネット・オブ・シングス(Narrow Band-Internet of Things,NB−IoT)システム、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications,GSM)、エンハンスド・データ・レート・フォーGSMエボリューション(Enhanced Data rate for GSM Evolution,EDGE)システム、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)システム、符号分割多重アクセス2000(Code Division Multiple Access,CDMA2000)システム、時分割同期符号分割多重アクセス(Time Division-Synchronization Code Division Multiple Access,TD−SCDMA)システム、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システム、5Gシステム、及び将来のモバイル通信システムを含むが限られない点が留意されるべきである。
本願の実施形態における基地局は、無線アクセスネットワーク内に配置され、端末デバイスのための無線通信機能を提供するよう構成される装置である。基地局は、様々な形でマクロ基地局、ミクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる。)、中継局、アクセス・ポイント、送信受信点(Transmission Reception point,TRP)、等を含み得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局機能を備えるデバイスの名称は異なることがある。例えば、LTEシステムでは、デバイスは進化型ノードB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)と呼ばれ、第3世代(3rd Generation,3G)システムでは、デバイスはノードB(NodeB,NB)と呼ばれる。記載の簡単のために、本願の全ての実施形態で、端末デバイスのための無線通信機能を提供する上記の全ての装置は、ネットワークデバイスと総称される。
信頼性は、所与のチャネル品質条件で特定の時間(L秒)に送信端から受信端へXビットが正確に送信される成功確率である。上記の時間はまた、ユーザアプリケーションレイヤパケットのサービス・データ・ユニット(Service Data Unit,SDU)が送信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3から受信端の無線プロトコルスタックレイヤ2/3へ送信されるときに必要とされる時間としても定義される。URLLCサービスについて、典型的な要件は、1msで99.999%の信頼性を達成することである。上記の性能インジケータは、単に、典型的な値であることが留意されるべきである。具体的に、URLLCサービスは異なる信頼性要件を有してもよい。例えば、いくつかの極端に厳しい産業制御要件は、0.25msのエンド間レイテンシと、99.9999999%の伝送成功確率とを必要とする。
例えば、CQIフィードバック技術は、典型的なチャネル品質フィードバック技術である。ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムでは、CQIフィードバック技術は、絶対インジケータ値フィードバック及び差分インジケータ値フィードバックを含む。CQI絶対インジケータ値は、図2で表において示される。図示されるように、各CQIインデックスは、特定のチャネル条件での変調及び符号レートに対応する。表中のCQI絶対インジケータ値は、チャネル品質インジケータ(CQI)セットを形成する。
更に、絶対インジケータ値フィードバックが使用される場合に、比較的に大きいオーバーヘッドが引き起こされる。業界内で、CQIは、差分インジケータ値フィードバックを使用することによって漸進的にフィードバックされる。差分インジケータ値フィードバックでは、CQI参照インデックス値が最初に決定され、オフセットが、夫々の残りのCQIインデックスについて、参照インデックス値を基準として使用することによって計算される。従って、端末デバイスは、オフセットに対応するフィードバック情報をフィードバックしさえすればよい。フィードバック情報のオーバーヘッドを減らすために、いくつかの任意のオフセットが、チャネル品質インジケータ(CQI)セットを形成するために決定され、フィードバック情報の1タイプは1つのオフセットに対応する。例えば、チャネル品質インジケータ(CQI)セットは{−1,0,1,2}である。端末デバイスは、2ビットのフィードバック情報を使用することによって、4つのオフセットをフィードバックし得る。現在、チャネル品質インジケータ(CQI)セット、例えば、図3で表において示されるチャネル品質インジケータ(CQI)セットが、業界において全ての場合に対して指定されている。参照インデックス値は異なるフィードバックシナリオでは異なり、オフセットの定義も異なる。例えば、符号語0の広帯域CQIインデックスと符号語1の広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、符号語1の広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。例えば、サブバンドCQIインデックスと広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。例えば、最良の信号品質を有している選択されたM個のサブバンドの夫々のCQIインデックスと広帯域CQIインデックスとの間のオフセットは、広帯域CQIインデックスを参照インデックス値として使用することによって計算される。
測定値に対応する基準時は、測定値に対応する基準測定時点又は測定値に対応する測定報告時点であってよい。測定値に対応する測定報告時点は、端末デバイスによってチャネル品質測定値についてのフィードバック情報(フィードバック情報は、チャネル品質測定値に基づきネットワークデバイスに対してチャネル品質を指示するために使用される。)を送信する時点であり、基準測定時点は、通常は、測定報告時点より前の前もってセットされた期間(例えば、測定報告時点前の2つのサブフレーム)として定義される。端末デバイスは、チャネル品質測定値を取得するようチャネル品質を測定し、そして、端末デバイスによってチャネル品質を測定する測定時間は、基準測定時点と重なり合い、あるいは、複数の測定時間が存在し、基準測定時点は測定時間の1つである。図7に示されるように、t3は測定報告時点を表し、t2は基準測定時点を表し、t1は測定時間を表す。図7で、t2からt3の間隔は1サブフレームであり、t1とt2とは重なり合っている。図8に示されるように、t3は測定報告時点を表し、t2は基準測定時点を表し、t1は測定時間を表す。図8で、t2からt3の間隔は1サブフレームであり、t1は、3つのサブフレームに及び(すなわち、端末デバイスは、3つの全てのサブフレームでチャネル品質を測定し、最終的にチャネル品質平均をフィードバックする。)、t2はt1内のサブフレームである。t2からt3の間隔は、通常はプロトコルで指定される。
任意に、チャネル品質がBLERである場合に、チャネル品質測定値は、現在のチャネル品質条件で現在の伝送のために使用されるMCSに対応するBLERレベルであってよく、チャネル品質参照値は、現在の伝送での期待される目標BLERレベルであってよい。BLERレベルは{1,2,3,4,5}を含んでよく、BLERレベルに対応するBLERは{10 −1 ,10 −2 ,10 −3 ,10 −4 ,10 −5 }である。
端末デバイスは、時点t1でチャネルを測定し、3であるチャネル品質測定値を取得し、時点t0でフィードバックされたCQIインデックスを参照値として使用する。時点t0でフィードバックされるCQIインデックスは2であり、時点t0は時点t1より前であると仮定される。チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間の差は、3−2=1である。時点t1から時点t0の間の期間が6msである場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−1,0,1,2}であり、1である差分インジケータ値に対応するフィードバック情報は、10である。端末デバイスは、10であるフィードバック情報を送信する。
端末デバイスは、時点t1でチャネルを測定し、2であるチャネル品質測定値及び1%である参照BLERを取得し、時点t0でフィードバックされたCQIインデックスを参照値として使用する。時点t0でフィードバックされるCQIインデックスは2であり、参照BLERは10%であり、時点t0は時点t1より前であると仮定される。チャネル品質測定値とチャネル品質参照値との間の差は2−2=0である。測定値に対応するBLERと参照値に対応するBLERとの間のBLER差が0に満たない場合に、対応するチャネル品質インジケータセットは{−3,−2,−1,0}であり、差分インジケータ値0に対応するフィードバック情報は、11である。端末デバイスは、11であるフィードバック情報を送信する。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の連続したMCSレベルインジケータ値(MCSレベル)を含んでよく、あるいは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットは、プロトコルで指定される前もってセットされたセット内の不連続なMCSレベルインジケータ値(MCSレベル)を含んでよい。
端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるMCSレベルインジケータセットが、プロトコルで指定される前もってセットされたセットからランダムに選択される要素を含む場合。すなわち、規則がなく、MCSレベルインジケータセットを指示するためのシグナリング(シグナリングは、上位レイヤシグナリング、MAC CEシグナリング、ユーザ特有のシグナリング、等を含み得るが限られない。)は、ビットマップを使用することによる端末への指示のために使用されてよい。例えば、前もってセットされたセットが64個のMCSレベルインジケータ値を含む場合に、64ビットが指示のために使用される。MSCレベルインジケータセットがMCSレベルインジケータ値を含む場合に、MCSレベルインジケータ値に対応するビットは1に設定される。MCSレベルインジケータセットがMSCレベルインジケータ値を含まない場合に、MCSレベルインジケータ値に対応するビットは0に設定される。
表5では、CQIレベルがCQI1である場合に、対応するBLERセットは10%、1%、0.1%、0.01%、及び0.001%を含んでよいことが更に理解されるべきである。この場合に、CQIレベル差は、CQI1が表5中で位置する列に対応するCQIレベル差であってよい。BLER=10%がCQI1に対応することが知られる場合に、BLER=1%に対応するCQIは、次のように計算され得る:CQI1+(CQI2−CQI1)+0.5。
任意に、ネットワークデバイス2400は、チャネル品質パラメータ要求を端末デバイスへ送信するよう構成される送信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。受信モジュール2410は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を受信するよう更に構成される。
図26は、本願の実施形態に従う端末デバイス2600の略ブロック図である。図26に示されるように、端末デバイス2600は、少なくとも1つのブロックエラーレート(BLER)セットをサポートするシステムに適用され、少なくとも1つのBLERセットの夫々は第1BLERサブセット及び第2BLERサブセットを含み、第1BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、第2BLERサブセットは少なくとも1つのBLERを含み、端末デバイス2600は、
第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するよう構成される処理モジュール2610であって、チャネル品質パラメータは、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のチャネル品質を指示するために使用される、処理モジュール2610と、
第1BLERサブセット内の各BLERに対応するチャネル品質パラメータをネットワークデバイスへ送信して、ネットワークデバイスが、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差及び第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータに基づいて、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータを決定するようにするよう構成される送信モジュール2620であって、少なくとも1つのチャネル品質パラメータ差は、第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間の差を含む、送信モジュール2620と
を含む。
任意に、端末デバイス2600は、ネットワークデバイスによって送信されたチャネル品質パラメータ要求を受信するよう構成される受信モジュールを更に含み、チャネル品質パラメータ要求は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差を要求するために使用される。処理モジュール2610は、少なくとも1つのBLERセットの夫々における第2BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータと、第1BLERサブセット内の少なくとも1つのBLERに対応するチャネル品質パラメータとの間のチャネル品質パラメータ差をチャネル品質パラメータ要求に従ってネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。
従って、本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、指示情報を受信し、対応表に基づいて、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定し、このとき、対応表は、N個のCQIインデックスと、M個の変調スキームと、K個の符号レートパラメータとを含み、N個のCQIインデックスのうちの第1CQIインデックスに対応する符号レートと第1CQIインデックスに対応する変調スキームの変調次数との積は、0よりも大きく且つ0.0781よりも小さい値であり、符号レートパラメータ=符号レート×1024、N>M、N≧K、且つ、N、K及びMは全て正の整数である。このようにして、端末デバイスが指示情報を送信し、それにより、ネットワークデバイスは、指示情報に従って、少なくとも1つのCQIインデックスに対応する変調スキームを決定する。すなわち、本願は、0.0781よりも低いスペクトル効率を必要とするシステムに適用可能であり、すなわち、チャネル条件が悪いエリアがカバーされて、ユーザがディープフェージングチャネルで通信を実行することができることを確かにする。