JP2020521132A - 平面間の付着力を測定するための方法及び装置 - Google Patents

平面間の付着力を測定するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

平面間の付着力を測定するための方法及び装置は、力測定ゲージと、真空源と流体連通している少なくとも1つの開口部又は窪んだチャネルを備えた平面を有する基板接触コンポーネントとを含む。基板接触コンポーネントの平面と基板との間の付着力を決定するために、該装置と平面を有する基板とを、第1,第2,及び第3の位置の間で互いに対して相対的に移動させる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容が依拠され、その全体がここに参照することによって本願に援用される、2017年5月25日出願の米国仮特許出願第62/511,036号の米国法典第35編特許法119条に基づく優先権の利益を主張する。
本開示は、概して、平面間の付着力を測定するための方法及び装置に関し、より詳細には、さまざまな負荷条件の下での平面間の付着力の測定に関する。
互いに密接に接触している平らな表面は、しばしば、幾つかのタイプの材料相互作用に起因して付着する。関係する材料系並びに幾何学的因子及び/又は形態係数に応じて、2つの表面を分離するために必要な力は、非常に小さいものから非常に大きいものまでさまざまに異なりうる。これは、寸法が大きく、非常に平らで薄いガラス基板と、通常、真空処理装置の真空チャック又はサセプタとして機能する金属表面などの等しく大きい平らな表面とが日常的に接触する、フラットパネルディスプレイの製造プロセスにおいて、大きな課題となりうる。ある特定の状況では、これらの表面を互いから取り外すには、ガラス表面の強度を超える力が必要になることがあり、その結果、破損する可能性がある。加えて、表面材料、表面粗さ、及び大気条件(例えば湿度等)などの要因が、平面間の付着力に影響を与える可能性がある。これらの影響を軽減できる表面工学的な方法は存在するが、付着力を正確に研究するためには、実際のプロセス条件のロバストなシミュレーションを含む改善された測定技術が引き続き必要とされている。
本明細書に開示される実施形態は、平面間の付着力を測定するための装置を含む。本装置は、平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントを含む。少なくとも1つの開口部又はチャネルは、真空源と流体連通している。本装置はまた、力測定ゲージも備えている。本装置と平面を有する基板とは、基板接触コンポーネントの平面と基板の平面とが接触していない少なくとも第1の位置から、基板接触コンポーネントの平面と基板の平面とが互いに接触している第2の位置まで、互いに対して相対的に移動するように構成されている。この第2の位置にある間に、少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空が生成される。加えて、装置と基板とは、第2の位置から第3の位置まで互いに相対的に移動するように構成されており、ここで、基板接触コンポーネントの平面と基板の平面とは接触していない。装置はまた、第2の位置と第3の位置との間の移動の結果としての基板接触コンポーネントの平面と基板の平面との間の付着力を決定できるように構成されている。
本明細書に開示される実施形態はまた、平面間の付着力を測定する方法も含む。本方法は、装置と平面を有する基板とを、少なくとも第1の位置から第2の位置まで、互いに対して相対的に移動させる工程を含む。該装置は、力測定ゲージと、平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントとを備えている。少なくとも1つの開口部又はチャネルは、真空源と流体連通している。基板接触コンポーネントの平面と基板の平面とは、第1の位置では接触していない。本方法はまた、第2の位置にあるときに、少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空を生成する工程も含む。加えて、本方法は、装置及び基板を第3の位置まで移動させる工程を含み、ここで、基板接触コンポーネントの平面と基板の平面とは接触していない。本方法はまた、第2の位置と第3の位置との間の移動の結果としての基板接触コンポーネントの平面と基板の平面との間の付着力を決定する工程も含む。
本明細書に開示される実施形態のさらなる特徴及び利点は、以下の詳細な説明に記載されており、一部にはその説明から当業者には容易に明らかになり、あるいは、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付の図面を含む、本明細書に記載されるように開示される実施形態を実施することによって認識される。
前述の概要及び後述する詳細な説明はいずれも、特許請求の範囲に記載される実施形態の性質及び特徴を理解するための概観又は枠組みを提供することが意図されていることが理解されるべきである。添付の図面は、さらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれて、その一部を構成する。図面は本開示のさまざまな実施形態を例証しており、その説明とともに、それらの原理及び動作を説明する役割を担う。
本明細書に開示される実施形態による例となる付着力測定装置の概略的な斜視図 図1の装置の側面断面図 複数の平行なチャネルが平面内へと窪んでいる、図1の装置の基板接触コンポーネントの平面の底面斜視図 平面内へと窪んでいるチャネルが、該チャネルの少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを含む、基板接触コンポーネントの別の平面の底面斜視図 第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動する、基板接触コンポーネントと基板の側面斜視図 第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動する、基板接触コンポーネントと基板の側面斜視図 第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動する、基板接触コンポーネントと基板の側面斜視図 付着力測定装置と基板とが第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフ 付着力測定装置と基板とが、第1及び第2の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフ 付着力測定装置と基板とが、第2及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフ 複数の貫通孔と、その上に材料の層が配置された平面とを備えた取り外し可能なサブコンポーネントとを含む、基板接触コンポーネントの側面斜視図 複数の貫通孔と、その上に材料の層が配置された平面とを備えた取り外し可能なサブコンポーネントとを含む、基板接触コンポーネントの底面斜視図
これより、その例が添付の図面に示される本開示の実施形態について、詳細に説明する。可能な場合はいつでも、同一又は類似した部分についての言及には、図面全体を通して同じ参照番号が用いられる。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本明細書では、範囲は、「約」1つの特定の値から、及び/又は「約」別の特定の値までとして表現することができる。このような範囲が表現される場合、別の実施形態は、その1つの特定の値から及び/又は他方の特定の値までを含む。同様に、例えば先行詞「約」の使用によって、値が近似値として表される場合、その特定の値は別の実施形態を形成することが理解されよう。さらには、範囲の各々の端点は、他の端点に関連して、及び他の端点とは独立してのいずれにおいても重要であることが理解されよう。
本明細書で使用される方向用語(例えば、上、下、右、左、前、後、上部、底部)は、描かれた図を参照してのみ作られており、絶対的な方向を意味することは意図していない。
特に明記しない限り、本明細書に記載のいずれの方法も、その工程が特定の順序で実行されることを必要とする、若しくは、装置には特定の向きが必要であると解釈されることは、決して意図していない。したがって、方法クレームが、その工程が従うべき順序を実際には記載していない場合、若しくは装置クレームが個々の構成要素に対する順序又は向きを実際に記載していない場合、あるいは、工程が特定の順序に限定されるべきであることが特許請求の範囲又は明細書に別段に明確に述べられていない場合、若しくは装置の構成要素に対する特定の順序又は向きが記載されていない場合には、いかなる意味においても、順序又は方向が推測されることは決して意図していない。これには、次のような解釈のためのあらゆる非明示的根拠が当てはまる:工程の配置、動作フロー、構成要素の順序、又は構成要素の方向に関する論理的事項;文法上の編成又は句読点から派生した平明な意味;及び、明細書に記載される実施形態の数又はタイプ。
本明細書で用いられる場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに別段の指示がない限り、複数の指示対象を含む。よって、例えば、「ある1つの(a)」構成要素への言及は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、そのような構成要素を2つ以上有する態様を含む。
本明細書で用いられる場合、「真空源」という用語は、該真空源と流体連通している装置、システム、又はコンポーネント内に少なくとも部分的な真空を生成することができる源を指す。
図1は、本明細書に開示される実施形態による例となる付着力測定装置100の概略的な斜視図を示しており、図2は、図1に示される装置100の側面断面図を示している。装置100は、平面102を有する基板接触コンポーネント106を備えている。基板接触コンポーネント106は、接続ピン118を介して安定化コンポーネント116と堅く結合される。次に、安定化コンポーネント116は、ねじ係合部材120及び122を介してブラケット124に結合される。
図3Aは、図1及び2に示される装置100の基板接触コンポーネント106の平面102の底面斜視図を示している。図3Aに示される実施形態では、複数の平行なチャネル104は平面102内へと窪んでいる。
図3Bは、チャネル104’の少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを有するチャネル104’が平面102’内へと窪んでいる、基板接触コンポーネント106’の別の平面102’の底面斜視図を示している。チャネル104’はまた、チャネル104’の少なくとも他のセクションに対して平行なセクションも含む。チャネル104’は、小さい矩形のセクションを取り囲む大きい矩形のセクションを含むことを特徴とすることもでき、この矩形のセクションは4つの交差する接続セクションによって接続される。
ある特定の例示的な実施形態では、平面102、102’は、アルミニウム、鋼、及び真鍮のうちの少なくとも1つなど、金属を含む。平面はまた、セラミック又はプラスチックなどの非金属材料を含んでいてもよい。
ある特定の例示的な実施形態では、平面102、102’は、約5,000平方ミリメートル〜約500,000平方ミリメートルの面積を有しうる。
ある特定の例示的な実施形態では、チャネル104、104’は、該チャネル104、104’を含むように、例えば、機械的切断(例えば、機械加工)、レーザ切断、又は平面102、102’の成形など、1つ以上の方法によって平面102、102’内に形成されうる。チャネル104、104’の深さは、限定はしないが、約0.5ミリメートル〜約1ミリメートルの範囲とすることができる。チャネル104、104’の幅は、限定はしないが、約0.5ミリメートル〜約1ミリメートルの範囲とすることができる。チャネル104、104’の長さは、限定はしないが、約10ミリメートル〜約120ミリメートルの範囲とすることができる。
図1及び2に示されるように、装置100は、真空源(図示せず)と流体連通することを可能にする真空ライン108及び真空チャンバ110をさらに含む。真空源は、平面102、102’が平面を有する基板などの物体に接触するときに、チャネル104、104’内に生成される部分的な真空を変化させるように動作させることができる。
装置100は、例えば、リード線114を介してデータ処理ユニット(図示せず)と電気通信することができる力測定ゲージ112をさらに含む。ある特定の例示的な実施形態では、力測定ゲージ112はロードセルを含みうる。ロードセルは、例えば、当業者に知られているように、張力モードと圧縮モードの両方で較正される統合された一方向ロードセルでありうる。例示的な市販のロードセルには、FUTEK Advanced Sensor Technology, Inc.社、OMEGA Engineering社、及びTransducer Techniques社から入手可能なものが含まれる。
図4A〜4Cは、それぞれ、装置100の基板接触コンポーネント106と第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動する基板200の側面斜視図を示している。具体的には、図4Aは、装置100の基板接触コンポーネント106と平面202を含む基板200との、第1の位置から第2の位置までの相対運動の側面斜視図を示している。図4Aに示されるように、基板接触コンポーネント106の平面102と基板200の平面202とは互いに接触していないが、矢印A及びBによって示されるように、互いに相対的に近づき合うように移動する。
図4Bでは、基板接触コンポーネント106を備えた装置100と基板200とが第2の位置で示されており、ここで、基板接触コンポーネント106の平面102と基板200の平面202とは互いに接触している。第2の位置にある間、真空ライン108及び真空チャンバ110を通る真空源の動作により、少なくとも1つのチャネル(例えば、図3A及び3Bに示される104、104’)に少なくとも部分的な真空を生成することができる。
図4Cは、装置100の基板接触コンポーネント106と平面202を含む基板200との、第2の位置から第3の位置までの相対運動の側面斜視図を示している。図4Cに示されるように、基板接触コンポーネント106の平面102と基板200の平面202とは互いに接触しておらず、矢印A及びBによって示されるように、互いに相対的に離れ合うように移動する。
図4A〜4Cに示されるように、基板200の平面202の表面積は、基板接触コンポーネント106の平面102の表面積よりも大きいものとして示されている。しかしながら、本明細書に開示される実施形態は、基板200の平面202と基板接触コンポーネント106の平面102とが、図4A〜4Cに示されるものとは異なる相対的なサイズであるものを含み、例えば、基板200の平面202と基板接触コンポーネント106の平面102とがほぼ同じ面積を有する場合、又は、基板接触コンポーネント106の平面102が基板200の平面202よりも大きい表面積を有する場合などである。したがって、装置100を使用して、さまざまな表面積を有する基板の付着力を決定することができる。
装置100と基板200との間の相対運動は、装置100と基板200の一方又は両方の運動を介して生じうる。例えば、ある特定の例示的な実施形態では、装置100は、基板200を静止させたままで、基板200に向かって及び基板200から離れるように移動させることができる。あるいは、ある特定の例示的な実施形態では、基板200は、装置100を静止させたままで、装置100に向かって及び装置100から離れるように移動させることができる。加えて、ある特定の例示的な実施形態では、装置100と基板200は、互いに向かって及び互いから離れるように、の両方に移動することができる。
例えば、本明細書に開示される実施形態は、その開示全体が参照することによって本明細書に組み込まれる米国仮特許出願第62/262,638号明細書に記載されるように、例として、例えば基板上の静電荷を測定するために用いられるシステムを含む、基板の追加の特性を調べるシステムなど、装置100がより大きいプラットフォーム又はシステムに統合されるものを含む。このようなシステムは、当業者に知られている方法に従って湿度制御することができる。
このような実施形態では、基板200は、取り付けプラットフォーム上に取り付けられ、クランプ、真空チャック、及び他の同様のコンポーネント又は方法など、任意の適切な固定機構、若しくはそれらの組合せを使用して、プラットフォームに任意選択的に固定することができる。次に、取り付けプラットフォームは、とりわけ、取り付けプラットフォームと装置100とを互いに対して位置決めするために使用することができるアセンブリプラットフォームに含まれてもよい。
例えば、幾つかの実施形態では、装置100を、ブラケット124を介して多軸アクチュエータに取り外し可能に固定することができ、この多軸アクチュエータは、取り付けプラットフォームに近接して(例えば、上に)配置されて、サーボモータなどのモータと位置決めセンサとの組合せなどにより、取り付けプラットフォームに対して三次元運動を提供するように作動させることができる。多軸アクチュエータは、所望の運動又はシーケンスを実行するためのプログラミングをさらに含むことができる。モータを使用して、所与の基板用に選択されたプログラミングに基づいて、多軸アクチュエータの動きに動力を供給することができる。
基板200は、例えば、ガラス、プラスチック、金属、及びセラミックのうちの少なくとも2つを含む基板を含めた、ガラス基板、プラスチック基板、金属基板、セラミック基板から選択することができる。ある特定の例示的な実施形態では、基板200は、ガラスシート又はパネルなどのガラスを含む。ある特定の例示的な実施形態では、基板200は、幾つか例を挙げれば、無機コーティング、有機コーティング、及びポリマーコーティングから選択される少なくとも1つのコーティング材料から選択される少なくとも1つのコーティング材料でコーティングされた、ガラスシート又はガラスパネルなどのガラスを含む。
基板200の厚さは、限定はしないが、例えば、約0.05ミリメートル〜約5ミリメートルの範囲でありうる。基板200の表面積は、限定はしないが、例えば、約5,000平方ミリメートル〜約500,000平方ミリメートルの範囲でありうる。
装置100と基板200とが第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動するときに、装置100によって基板200に加えられる総負荷又は力は、力測定ゲージ112によって測定することができ、リード線114を介してデータ処理ユニットに送ることができる。図5は、図4A〜4Cに示されるように、装置100と基板200とが第1、第2、及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフである。図6は、装置100と基板200とが第1及び第2の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフである。図7は、装置100及び基板200が第2及び第3の位置の間を互いに対して相対的に移動するときの時間の関数としての総負荷を示すグラフである。
具体的には、図5〜7は、5回の実験ランの時間の関数としての平均総負荷を示している。図5〜7に示されるように、装置100は、図3Bに示されるチャネル104’を有する平面102’を備えた基板接触コンポーネント106’を含んでいた。基板接触コンポーネント106’はステンレス鋼で作られており、基板接触コンポーネント106’の表面積は約10,907平方ミリメートルであり、チャネル104’の深さは約0.76ミリメートルであり、チャネル104’の幅は約0.76ミリメートルであった。基板200は、約0.5ミリメートルの厚さと約9,123平方ミリメートルの表面積を有する、Corning Incorporated社から入手可能なEagle XG(登録商標)ガラスでできていた。
図5〜7に示されるように、装置100及び基板200は、装置100と基板200とが第2の位置になる約53.3秒の時点まで、互いに対して相対的に近づくように移動し、この第2の位置で、装置100の基板接触コンポーネント106’の平面102’と基板200の平面202が互いに接触した。第2の位置にある間、約25mPaの負圧の部分的な真空がチャネル104’内で生成された。接触すると、装置100によって基板200に加えられる総負荷は、約0ポンド(約0g)から約1.5ポンド(約680g)へと急速に増加した。
図5〜7に示されるように、装置100の基板接触コンポーネント106’の平面102’と基板200の平面202は、約63.2秒の時間、接触して保持され、その後、約116.52秒の時点で、装置100と基板200は、基板接触コンポーネント106’の平面102’と基板200の平面202が接触しない第3の位置に移動した。
図7に示されるように、基板接触コンポーネント106’の平面102’と基板200の平面202との間の付着力は、装置100と基板200とが第2の位置から移動し始めた瞬間の負の負荷として表される。図7の実施形態では、付着力は約0.25ポンド(約113g)である。付着力は、表面間に付着をもたらす、さまざまな力の合計として広く要約することができ、この事例では、基板接触コンポーネント106’の金属表面と基板200のガラス表面との間の付着である。このような力には、例えば、非共有結合した電荷相互作用による静電力、電荷状態に依存しない分子引力、及び液体媒介接触又は付着による(例えば、湿度に起因する)毛細管力が含まれる。
図8A及び8Bは、それぞれ、複数の開口部(貫通孔130)を含む取り外し可能なサブコンポーネント126と、その上に配置された材料の層128を有する平面102”とを含む、基板接触コンポーネント106の側面斜視図及び底面斜視図を示している。取り外し可能なサブコンポーネント126は、例えば、当業者に知られている取り付け機構(例えば、ネジ、クランプ、締まり嵌め等)を介して基板接触コンポーネント106の本体に繰り返し取り付け及び取り外しすることができる。図8Bは8つの貫通孔130を示しているが、本明細書に開示される実施形態は、貫通孔130などの任意の数の開口部を有する取り外し可能なサブコンポーネントを含む。
貫通孔130などの開口部は、真空源と流体連通することができる。例えば、ある特定の例示的な実施形態では、貫通孔130は、基板接触コンポーネント106、106’の本体のチャネル(例えば、104、104’)と流体連通し、これが次に真空源と流体連通するように、所定の位置で取り外し可能なサブコンポーネント126を貫通して形成又は機械加工することができる。あるいは、基板接触コンポーネントの本体は、真空源と取り外し可能なサブコンポーネント126の複数の開口部との間の流体連通を可能にするように構成された貫通孔などの複数の開口部を含むことができる。
このような流体連通は、基板接触コンポーネントの本体と取り外し可能なサブコンポーネント126との間に薄いOリング又はガスケットを使用することでさらに可能にすることができる。加えて、取り外し可能なサブコンポーネント126の平面102”は、図3A及び3Bに示されるチャネルパターンなど、真空源と流体連通する少なくとも1つのチャネルを備えてもよい。
取り外し可能なサブコンポーネント126及び/又はその平面102”は、任意の数の材料のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、本明細書に開示される実施形態は、基板接触コンポーネントの本体にそれぞれ交換可能に取り付け及び取り外しできる複数の取り外し可能なサブコンポーネントを含む。複数の取り外し可能なサブコンポーネントの部材はそれぞれ、複数の取り外し可能なサブコンポーネントの他の部材の平面材料とは異なる材料を含む平面を備えることができる。このような材料の変更により、例えば、ガラスと異なる材料との間の付着力の研究がさらに可能になる。ある特定の例示的な実施形態では、取り外し可能なサブコンポーネント126の平面102”は、ケイ素及びガラスから選択される少なくとも1つの材料を含む。
複数の取り外し可能なサブコンポーネントの部材はそれぞれ、複数の取り外し可能なサブコンポーネントの他の部材とはある特定の表面特性が異なっている、同じ材料を含む平面を備えることができる。例えば、複数の取り外し可能なサブコンポーネントの部材はそれぞれ、複数の取り外し可能なサブコンポーネントの他の部材と比較して表面粗さが異なっている同じ材料を含む平面を備えることができる。
図8Bに示されるように、材料の層128は、取り外し可能なサブコンポーネント126の平面102”の少なくとも一部の上に配置される。材料の層128は、当業者に知られている任意の方法により、平面102”上に付着(例えば、接着)、コーティング、若しくは他の方法で堆積又は配置することができる。例えば、上で論じたように、本明細書に開示される実施形態は、基板接触コンポーネントの本体にそれぞれ交換可能に取り付け及び取り外しできる複数の取り外し可能なサブコンポーネントを含む。複数の取り外し可能なサブコンポーネントの部材はそれぞれ、複数の取り外し可能なサブコンポーネントの他の部材の平面上に配置された材料の層とは異なる、その上に配置された材料の層を含む平面を備えることができる。ある特定の例示的な実施形態では、材料の層128は、金属及びポリマーから選択される少なくとも1つの材料を含む。例示的な金属には、クロム、アルミニウム、金、ニッケル、銅、白金、及びチタン、並びにそれらの合金及び多層が含まれるが、これらに限定されない。材料の層128の厚さは、特に限定されないが、例えば、約10ナノメートル〜約1マイクロメートル、さらには約20ナノメートル〜約200ナノメートルなど、約1ナノメートル〜約1ミリメートルの範囲でありうる。
複数のプロセスを使用して、取り外し可能なサブコンポーネント126に貫通孔130などの開口部を生成することができる。例えば、取り外し可能なサブコンポーネント126がケイ素を含む実施形態では、窒化ケイ素の薄いコーティングをその表面に堆積させることができ、この堆積の後に、これらの表面の少なくとも1つを、フォトマスクを通して露光される紫外線(UV)パターン化可能なフォトレジスト材料でコーティングすることができる。フォトレジストが現像された後、例えばプラズマドライエッチングを使用して、フォトレジスト中の窒化ケイ素をエッチング除去することができる。次に、フォトレジストを除去し、取り外し可能なサブコンポーネント126を、加熱したアルカリ溶液(例えば、70〜90℃に加熱した水中の20〜30質量%のKOH)に挿入することができる。溶液は、貫通開口部が形成されるまで、異方性の方式でケイ素をエッチングすることができる。
取り外し可能なサブコンポーネント126がガラスを含む実施形態では、パイロット孔のパターンは、レーザ露光を使用して画成することができる。レーザによって導入された表面下の損傷は、例えば、HF水溶液などの酸性溶液でのエッチングをはるかに高速にし、ガラス貫通ビアの形成をもたらす。
取り外し可能なサブコンポーネント126の材料にかかわらず、必要に応じて、サブコンポーネントの平面は、当業者に知られているさまざまな化学的又は機械的な方法によって粗くすることができる。例えば、取り外し可能なサブコンポーネント126がガラスを含む場合、取り外し可能なサブコンポーネント126の平面は、細かいグリットサンドブラストを使用して粗くすることができる。このような表面の粗面化の後、取り外し可能なサブコンポーネント126は、例えば洗剤溶液で洗浄され、その後、コーティングが、取り外し可能なサブコンポーネント126の少なくとも1つの表面に塗布されうる。
力測定ゲージ112を含む装置100に関連して、装置はまた、例えば、リード線114を介してデータ処理ユニット(図示せず)と電気通信することができる電位計又は静電電圧計も含みうる。電位計は、例えば、基板200が第2の位置にあるとき、第2の位置と第3の位置との間の移動の結果として、基板接触コンポーネント106、106’の平面102、102’と基板200との間の電荷移動を記録することができる。同様に、静電電圧計は、第2の位置と第3の位置との間の移動の結果として基板200の表面に生成された電圧を記録することができる。
本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の実施形態に対してさまざまな修正及び変形がなされうることは、当業者にとって明白であろう。よって、本開示は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内に入ることを条件として、そのような修正及び変形にも及ぶことが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
平面間の付着力を測定するための装置において、
平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントであって、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルが真空源と流体連通している、基板接触コンポーネント;及び
力測定ゲージ
を備えており、
前記装置と平面を備えた基板とが、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、第2の位置に至るまでは接触していない少なくとも第1の位置から、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが互いに接触している第2の位置まで、互いに対して相対的に移動するように構成されており、該第2の位置にある間に、少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空が生成され;
前記装置と前記基板とが、前記第2の位置から第3の位置まで互いに相対的に移動するように構成されており、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが接触しておらず;
前記装置が、前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面との間の付着力を決定できるように構成されている、
装置。
実施形態2
前記基板がガラスを含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態3
前記基板接触コンポーネントの前記平面が金属を含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態4
前記基板接触コンポーネントが、少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む前記平面を備えた取り外し可能なサブコンポーネントを含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態5
前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面が、ケイ素及びガラスから選択される少なくとも1つの材料を含む、実施形態4に記載の装置。
実施形態6
材料の層が、前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面の少なくとも一部の上に配置される、実施形態5に記載の装置。
実施形態7
前記材料の層が、金属及びポリマーから選択される少なくとも1つの材料を含む、実施形態6に記載の装置。
実施形態8
前記基板が少なくとも1つのコーティング材料でコーティングされる、実施形態2に記載の装置。
実施形態9
前記力測定ゲージがロードセルを含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態10
前記装置が、電位計又は静電電圧計をさらに含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態11
前記電位計が、前記基板が前記第2の位置にあるときに、前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板との間の電荷移動を記録するように構成される、実施形態10に記載の装置。
実施形態12
前記少なくとも1つのチャネルが複数の平行なチャネルを含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態13
前記少なくとも1つのチャネルが、前記チャネルの少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態14
前記装置が、前記第2の位置にある間に少なくとも1つのチャネル内に生成される前記部分的な真空を変化させるように構成される、実施形態1に記載の装置。
実施形態15
平面間の付着力を測定する方法において、
装置と平面を備えた基板とを、少なくとも第1の位置から第2の位置まで互いに対して相対的に移動させる工程であって、
前記装置が、力測定ゲージと、前記平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントとを備えており、ここで、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルが真空源と流体連通しており;
前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、前記第1の位置では接触しておらず;
前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、前記第2の位置では互いに接触している、工程、
前記第2の位置にあるときに、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空を生成する工程;
前記装置及び前記基板を第3の位置まで移動させる工程であって、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが接触していない、工程;及び
前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面との間の付着力を決定する工程
を含む、方法。
実施形態16
前記基板がガラスを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
前記基板接触コンポーネントの前記平面が金属を含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態18
前記基板接触コンポーネントが、少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む前記平面を備えた取り外し可能なサブコンポーネントを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態19
前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面が、ケイ素及びガラスから選択される少なくとも1つの材料を含む、実施形態18に記載の方法。
実施形態20
材料の層が、前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面の少なくとも一部の上に配置される、実施形態19に記載の方法。
実施形態21
前記材料の層が、金属及びポリマーから選択される少なくとも1つの材料を含む、実施形態20に記載の方法。
実施形態22
前記基板が、少なくとも1つのコーティング材料でコーティングされる、実施形態16に記載の方法。
実施形態23
前記力測定ゲージがロードセルを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態24
前記装置が電位計又は静電電圧計をさらに含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態25
前記電位計が、前記基板が前記第2の位置にあるときに、前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板との間の電荷移動を記録する、実施形態24に記載の方法。
実施形態26
前記少なくとも1つのチャネルが複数の平行なチャネルを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態27
前記少なくとも1つのチャネルが、前記チャネルの少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態28
前記方法が、前記第2の位置にある間に、少なくとも1つのチャネル内に生成される前記部分的な真空を変化させる工程をさらに含む、実施形態15に記載の方法。
100 付着力測定装置
102,102’,102” 平面
104,104’ チャネル
106,106’ 基板接触コンポーネント
108 真空ライン
110 真空チャンバ
112 力測定ゲージ
114 リード線
116 安定化コンポーネント
118 接続ピン
120,122 ねじ係合部材
124 ブラケット
126 取り外し可能なサブコンポーネント
128 材料の層
130 貫通孔
200 基板
202 平面

Claims (12)

  1. 平面間の付着力を測定するための装置において、
    平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントであって、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルが真空源と流体連通している、基板接触コンポーネント;及び
    力測定ゲージ
    を備えており、
    前記装置と平面を備えた基板とが、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、第2の位置に至るまでは接触していない少なくとも第1の位置から、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが互いに接触している第2の位置まで、互いに対して相対的に移動するように構成されており、該第2の位置にある間に、少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空が生成され;
    前記装置と前記基板とが、前記第2の位置から第3の位置まで互いに相対的に移動するように構成されており、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが接触しておらず;
    前記装置が、前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面との間の付着力を決定できるように構成されている、
    装置。
  2. 前記基板接触コンポーネントが、少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む前記平面を備えた取り外し可能なサブコンポーネントを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 材料の層が、前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面の少なくとも一部の上に配置される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのチャネルが複数の平行なチャネルを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのチャネルが、前記チャネルの少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記装置が、前記第2の位置にある間に少なくとも1つのチャネル内に生成される前記部分的な真空を変化させるように構成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 平面間の付着力を測定する方法において、
    装置と平面を備えた基板とを、少なくとも第1の位置から第2の位置まで互いに対して相対的に移動させる工程であって、
    前記装置が、力測定ゲージと、前記平面内へと窪んだ少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む平面を備えた基板接触コンポーネントとを備えており、ここで、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルが真空源と流体連通しており;
    前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、前記第1の位置では接触しておらず;
    前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが、前記第2の位置では互いに接触している、工程、
    前記第2の位置にあるときに、前記少なくとも1つの開口部又はチャネルに少なくとも部分的な真空を生成する工程;
    前記装置及び前記基板を第3の位置まで移動させる工程であって、前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面とが接触していない、工程;及び
    前記第2の位置と前記第3の位置との間の移動の結果としての前記基板接触コンポーネントの前記平面と前記基板の前記平面との間の付着力を決定する工程
    を含む、方法。
  8. 前記基板接触コンポーネントが、少なくとも1つの開口部又はチャネルを含む前記平面を備えた取り外し可能なサブコンポーネントを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 材料の層が、前記取り外し可能なサブコンポーネントの前記平面の少なくとも一部の上に配置される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのチャネルが複数の平行なチャネルを含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのチャネルが、前記チャネルの少なくとも1つの他のセクションに対して垂直なセクションを含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記方法が、前記第2の位置にある間に、少なくとも1つのチャネル内に生成される前記部分的な真空を変化させる工程をさらに含む、請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法。
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