JP2020519532A - 泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパック - Google Patents

泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパック Download PDF

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Abstract

本発明は、1つ以上の食品原材料又は飲料原材料から食品製品又は飲料製品を調製するためのパック(100)であって、インサート(10)と、1つ以上の原材料が貯蔵される容器(20)と、を備え、インサート(10)は、水性流体をジェット(50)の形態でパックの内容積部内に導入するように構成された流体入口(110)を備え、インサート(10)は、パック(100)の外部と連通し空気をパック(100)の内容積部内に導入するように構成された空気入口(150)を更に備える、パック(100)に関する。本発明は、更に、食品製品又は飲料製品を調製するための、記載されるようなパック(100)の使用に関する。【選択図】 図5

Description

本発明は、1つ以上の食品原材料又は飲料原材料から泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパックに関する。具体的には、本発明は、インサート部を備えると、1つ以上の原材料が貯蔵される容器とを備えるパックに関する。
挽いたコーヒー又はインスタントコーヒーなどの飲料原材料又は食品原材料を含有するカプセルを飲料注出マシン内に導入し、カプセルの中に水を注入することにより飲料を調製することは、当該技術分野において既知である。飲料原材料又は食品原材料は典型的には抽出されるか、又は水の中に溶解させられて、飲料又は所望の最終製品が生成され、これが好適な出口を通じてカプセルから流れ出る。
したがって、様々なカプセルが過去に開発されており、これらのカプセルは、少なくとも、食品原材料又は飲料原材料を収容するために使用されるカプセル本体の性質によって区別される。ほとんどのカプセルは、硬質又は半硬質の本体から、典型的には射出成形又は熱成形により作製されるが、可撓性タイプのパックはフォイル材料から作製することができる。可撓性パックは全般的に、半硬質及び硬質カプセルに対する優位点として、製品をパックするために用いる材料の量が少ない。その結果、全体としての製造コストが小さく、複数のライフサイクルアセスメントで示されるライフサイクル影響が小さく、よりコンパクトであるため、これらのパックを保存するために利用できるスペースが小さいことを求めているユーザ側で優位である。
現状技術において、例えば、国際公開第99/05044号に記載の可撓性の飲料製造サッシェが知られている。このサッシェは硬質プラスチックの導管が中に結合された基部継ぎ目を有する縁部において、2つの積層物を接合させることによって形成される容積内に飲料原材料を含む。得られたサッシェの上部には水を導入する入口ノズルが設けられ、水はサッシェの内容積部の中で飲料原材料又は食品原材料と混合され、製造された飲料はその後、閉鎖手段が設けられたパックの底部に配置された飲料出口を通じて放出される。加圧された水がサッシェの中に導入されると、閉鎖手段は加圧によって開放され、飲料が飲料出口を通じて放出されるようになっている。
可撓性飲料製造サッシェの他の構成も当該技術分野において既知である。しかしながら、これらの可撓性サッシェにおいて食品製品又は飲料製品を泡立せることが所望される場合、空気が充填された内部自由空間(ヘッドスペースとして知られ、食品製品又は飲料製品を存在しない)は、水がサッシェの内容積部の中で食品原材料又は飲料原材料と混合されたときにフォームを得るために必要とされる。したがって、送出される飲料製品又は食品製品の良好な泡立ちのためには、一部のみが原材料で満たされ、残りは空気のみで充填された大容量のサッシェを有する必要がある。したがって、これらのサッシェは、貯蔵のために、より高コストで、より嵩高でより大容量を必要とする。最終製品を調製するために接続される装置も、結果的により大きくより高価になる。
したがって、本発明の目的は、最小のヘッドスペース容量の可撓性パックであり、かつ非常に良質の泡立ちが送出される食品製品又は飲料製品を提供することができる可撓性パックを提供することである。
本発明は、上記のニーズに対する、更に説明される解決策を提供する。また、本発明は、他の課題も対象とし、また特に、本明細書の残りの部分に記述するような他の目的の解決策も対象としている。
第1の態様によれば、本発明は、1つ以上の食品原材料又は飲料原材料から食品製品又は飲料製品を調製するためのパックであって、インサートと、1つ以上の原材料が貯蔵される容器とを備えるパックに関する。インサートは、水性流体をジェット形式でパックの内容積部内に導入するように構成された流体入口を備え、インサートは、パックの外部と連通し空気をパックの内容積部内に導入するように構成された空気入口を更に備える。
好ましくは、本発明のパックでは、空気入口は吸入口に接続されており、この吸入口を通ってジェットがパックの内容積部に入り、ジェットがパックの内部に導入されるときに空気が空気入口を通って吸入されるように構成されている。
本発明のパックの別の実施形態によれば、空気入口は、典型的にはジェットがパックの内容積部に通って入る吸入口に接続されており、空気入口は、パックの内容積部内に空気を能動的に注入する外部手段に接続可能である。
流体入口は、典型的には飲料マシンによって導入された加圧流体を、パックの内容積部内の高速流体ジェットに変換するように構成されている。好ましくは、流体入口は、流体入口に対して非常に制限された直径を有するノズルと連通している。
本発明の好適な実施形態によると、パックは、互いに接合されてパックの内容積部を画定する、2枚の可撓性の水不透過性シートを含む。
本発明のパックは、典型的には、飲料が自由流として送出される飲料出口を備えている。飲料出口は、好ましくは、パックの底部において実質的に鉛直方向に向けられる直線状のチューブである。
本発明のパックでは、インサートは好ましくはパックの一辺に配置されており、流体入口と、空気入口と、飲料出口とを備える。
典型的には、容器は、調製された食品又は飲料の注出を可能にする予め定められた特定領域において開放されるように構成されている。
本発明によるパックでは、典型的には、空気入口に対する吸入口の相対的な配置は、空気入口の直径と共に、調製される食品又は飲料の泡立ちレベルを規定する。
好ましくは、ノズルの直径及び/又は吸入口の直径は、パックの内容積部内のジェットの仕様を規定する。
典型的には食品原材料又は飲料原材料は、可溶性の食品原材料又は飲料原材料である。
好適な実施形態によれば、容器は、サッシェ、カプセルなどとして構成される。
好ましくは、本発明のパックは、水性流体を1つ又は2つの面を通して導入するために、流体入口は前方及び/又は後方からアクセスされることができるように構成される。
本発明のパックでは、典型的には、注入される空気の量を制御するために、空気入口の閉塞を調節することができる。
本発明のパックは、典型的には、飲料生成の間に実質的に鉛直方向になる平面に沿った平坦な形状を有し、流体入口は、流体のジェットを、平面に含まれる方向に向ける。
第2の態様によれば、本発明は、更に、食品製品又は飲料製品を調製するための、記載されるようなパックの使用に関する。
本発明の更なる特徴、利点及び目的は、以下の本発明の非限定的実施形態の詳細な説明を添付の図面と併せて読めば、当業者には明らかになるはずである。
泡立てられた食品製品又は飲料製品を調製するための本発明によるパックを示す。 泡立てられた食品製品又は飲料製品を調製するための本発明によるパックを示す。 本発明の一実施形態による、泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパックを容器と共に構成する空気入口を有するインサートの詳細図を示す。 本発明の別の実施形態による、泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパックを容器と共に構成する空気入口を有するインサートの詳細図を示す。 本発明による泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパックを容器と共に構成する、図2又は図3に記載のインサートの詳細正面図を示す。 本発明による泡立てた食品製品又は飲料製品を調製するためのパックを容器と共に構成する、図4のインサートの断面A−Aに基づく図を示す。
第1の態様によれば、本発明は、1つ以上の食品原材料又は飲料原材料から食品製品又は飲料製品を調製するためのパック100に関する。図1A又は図1Bに示されるように、本発明のパックは、インサート10及び容器20を備える。容器20は、その内容積部において、食品原材料又は飲料原材料(複数可)、典型的には、インサート10を通って容器の容積内に導入される流体によって溶解される可溶性のパウダーを含む。典型的には、インサート10を通して導入される流体は、液体、好ましくは水である。
本発明によれば、容器の食品又は飲料原材料は、スープ、フルーツジュース、野菜ジュース、ブイヨン、コーヒー、チョコレート、お茶、ミルク若しくはコーヒー用クリーム、スムージー、ピューレ、クーリ、クリーム、又はそれらの組み合わせのリストの中のものを含むことができる。食品原材料又は飲料原材料は、可溶性の食品原材料又は飲料原材料であり得る。好ましくは、食品原材料又は飲料原材料は、以下のリストの中で選択される可溶性の食品原材料又は飲料原材料である:
インスタントコーヒーパウダー、ミルクパウダー、クリームパウダー、インスタントティーパウダー、ココアパウダー、スープパウダー、フルーツパウダー又はこれらのパウダーの混合物、
コーヒー濃縮物、ミルク濃縮物、シロップ、フルーツ又は野菜濃縮物、お茶濃縮物、フルーツ又は野菜ピューレ。
パウダーは、塊成又は焼結されたものであってもよい。パウダー又は液体濃縮物は、例えば、固体片の入ったスープを調製するために、固体片と混合されてもよい。食品原材料又は飲料原材料はまた、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉などの、浸出性食品原材料又は飲料原材料であってもよい。この実施形態において、水が浸出性原材料を抽出する。
本発明では、流体は、飲料を調製するために可溶性の飲料原材料と混合することができるあらゆる水性希釈剤(例えば水、炭酸水、ミルク等)に及ぶ。しかし、本発明によれば、水が、使用されるのに好ましい流体である。
インサート10は、2バールよりも高い圧力、より好ましくは3バールより高い、好ましくは2〜10バール、より好ましくは約7バールの圧力で注入される液体、典型的には水を受け取る流体入口110を備える。流体入口110は、流体入口110を通じて外部手段(図示されない)によって注入される高圧流体が、容器20の内容積部内の高速ジェット50に変換されるように構成されている。このことは、直径を大幅に減少させたノズル120を通って容器20の内容積部と連通している制限された流体入口110の直径により、高圧ジェットの高速ジェットへの変換が可能となることによって遂行されている。流体入口110は、少なくとも1つのノズル120を通して容器の内容積部と連通しており、ノズル120の直径は、最大1mm、好ましくは少なくとも0.24mm、好ましくは0.3mm〜1mm、好ましくは0.3〜0.5mm、より好ましくは約0.4mmに構成されている。このような構成により、高圧流体が外部注入手段によって流体入口110を通って注入されると、高圧流体は内部でノズル120に向かって運ばれる。高圧流体は、そこから、小断面のノズル孔を通過するときに容器20の内側に注入される流体の高速ジェット50に変換される。典型的には、容器内に供給される流体のこのジェット50は、少なくとも20m/sの速度を有する。
更に、インサート10は、パック100の外部と連通し、かつ容器20の内部に含まれたパウダー製品の溶解中に良好なフォームを得るようにパック100の内容積部に空気を導入するように構成された空気入口150(例えば、図5参照)を更に備える。
インサート10は好ましくは剛性であり、硬質プラスチック材料で、好ましくは射出成形によって形成されている。典型的には、このプラスチック材料は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート及びポリ乳酸から選択することができる。また、さほど好ましくない実施形態によれば、取付組立体10は、アルミニウム又はブリキのような金属製とすることができる。
本発明のインサートは、生成された製品飲料の泡立てを制御し安定させるため、容器の容積内に適切な水ジェット50及び空気を作り出すような構造に構成されている。典型的には、容器内部の製品は、水ジェット50によって溶解される可溶性のパウダーである。加えて、空気が空気入口150を通ってパックの容積内に導入されるので、製品の適切な泡立ちも達成される。
本発明のパックは、例えば、容器20に適合するように折り畳まれた可撓性フィルム又はシートによって、サッシェとして構成することができる。例えば、容器をポッドなどのカプセルとして構成する他の構成も可能である。好ましくは、インサート10は、流体入口110が、例えば、容器20(容器は、パウチ、カプセル、ポッドなどである)の壁を構成する材料を穿孔することによって直接作られる他の構成も可能であるが、流体入口110を含む部分である。
好ましくは、本発明のパック100は、パック又は容器20の内容積部を画定するように互いに接合された2枚の可撓性水不透過性シートを備え、内容積部には製品(典型的にはパウダー)が貯蔵され、製品は水ジェット50で更に処理されて、注出される飲料が調製される。パックは、飲料が自由流として送出される飲料出口160を更に備える。飲料出口160をパック100内に設けるいくつかの可能性が存在し、その1つは、図2に示されるようにインサート10内に設けられ、パックの底部において実質的に鉛直方向に向けられる直線状のチューブである。別の可能性では、出口160はインサート10内に配置されず(図3を参照)容器20内に直接配置され、予め定められた特定領域において開放されるように構成され、調製される食品又は飲料が注出され得るように構成される(典型的には、容器20が内容積部を構成する1枚以上の可撓性シートによって作製されている場合、シートは、例えば、特定の圧力下で互いに分離することができ、内側の飲料の放出(注出)が可能である。
好ましくは、図1A及び図1Bに示されるように、インサート10は、パック100の一辺に配置されており、流体入口110及び空気入口150を備える。インサート10はまた、好ましくは、飲料出口160も備える。
図1A及び図1Bを参照して、本発明の可能な実施形態によるパック100が開示される。パックは、インサート10と、鉛直平面Pを実質的に画定する容器20とを備えるように構成され、インサート10は、パックの下方側に配置されている。容器20は、その容積の内部に、製品、典型的にはパウダー、より具体的には濃縮パウダーを含み、インサート10を通じてこれに液体(典型的には水)を液体のジェットとして加えることによって、パウダーは、溶解され、混合され、均質化されて飲料となる。調製された飲料は、図2に示されるように鉛直方向のチューブとして構成された出口160を通じて、又は、パックの他のいずれかの部分に配置されたその他の排出手段を通じて、又は、例えば、既に説明されたように、容器20を構成するシートの分離(この分離は特定の制御された圧力条件下で生じる)によって作られた開口部を通じて、注出される。これらの場合のいずれにおいても、図3に示されるように、インサート10は飲料出口を含まない。
図4は、本発明によるパック100内に配置されたインサート10の詳細を示し、流体(典型的には水)がパックの内部に導入される流体入口110もまた示す。本発明によれば、インサート10は、パックが前方からも後方からもアクセスされることができるように構成される、これは、パックが両側からアクセスできる、すなわち、リバーシブルであるので、消費者は、パックがマシンに置かれた向きを気にする必要がないことを意味する。図2及び図3を見ると、流体入口110はインサート10の2つの面(前面及び背面)に作られていることが分かる。実際、流体入口110は、インサート10の1つの面から他の面までの横断部分を通る実質的に水平なチューブから構成され、その2つの端部を通るアクセスが可能である。容器20が、インサート10の前面部分及び背面部分を覆うようにも配置された可撓性シートによって構成されるとき、注入手段(図示せず)は、流体入口110の上からシートを穿孔することができ、その後、流体を注入することができる穿孔手段としても構成される。注入手段は、パックがその2つの面のうちどちらの側で配置されているかとは無関係に、パックが平面Pに沿って実質的に鉛直方向に配置されている限り、流体入口110を穿孔し、これにアクセスするよう、飲料調製マシンにおける特定の位置に配置される。
好ましくは、本発明のパックでは、容器20を構成する1枚以上の可撓性シートは、インサート10の内側にあり、かつ容器20の内容積部と連通している部分を除いて、インサート10も完全に包み込む。より好ましくは、1枚の可撓性シートがインサート10全体を覆うように配置して、端部を封止することによって、容器20の内容積部を構成する。
好ましくは、注入及び穿孔手段は、以下でニードルと呼ばれる流体ニードルであり、これらの注入及び穿孔手段が、典型的に、流体入口110に高圧流体を注入する内部ダクト又はパイプを備える。
ここで図4のA−Aによる断面を示す図である図5を参照すると、加圧流体は、パック100の下方側に配置されたインサート10内の流体入口110を通して導入されることが示されている。加圧流体は、流体入口110の断面に対して大幅に直径が減少したノズル120を通過することを強制され、それによって流体は圧力を失う代わりに速度を得て、流体のジェット50が容器20の内容積部内に形成される。流体のジェット50は、吸入口130を通って容器20の内容積部に入り、吸入口130はまた、空気入口150によりパックの外側に連通している。したがって、流体のジェット50が高速で容器の内部に搬送されるとき、空気は開放された空気入口150を通して吸い込まれる又は吸入され、これによって流体のジェット50内に空気が加えられる。このジェットもまた空気を包含しているため、製品(パウダー)の溶解は、これらの気泡を含んでおり、したがって、非常に良好かつ正確な泡立ちをもたらす。
説明されたように、空気入口150はジェット50がパック100の内容積部に入るときに通過する吸入口130に接続されており、ジェット50がパックの内部に導入されるときに、パックの内容積部に入るジェットの速度によってこの空気入口150を通って吸入されるように構成されている。別の可能性として、空気入口150は、例えば空気ポンプなどのパック100の内容積部内に空気を能動的に注入する外部手段に接続される。
典型的には、2つの可能な構成は、(ジェット50が容器20の内容積部に入る間、空気が吸入されるように空気入口150を外に開くことによる)受動吸入、又は、能動空気ポンプがこの空気入口150に接続されているときに、入口150を通して空気を能動的に注入する能動的な空気注入である。
更に、入口150を通って注入される空気の量を、典型的には、泡立ちなし(空気入口150を閉鎖)から特定の泡立ち(空気の流入及び空気入口150の開きを調整)を経て能動的な空気注入(最大の泡立ち)まで制御するために、空気入口150の閉塞を調節することができる。
図5はまた、得られる最終飲料の特性に影響を及ぼすインサート10の寸法、その要素の寸法及びインサート内の位置、並びに、パック100に対する寸法も示す。これらの寸法は、典型的には以下のとおりである。
直径D:流体ジェット50の直径である。
直径D:空気入口150の直径である。
直径D:吸入口130の直径である。
:流体ジェット50及び吸入口130に対する空気入口150の相対的配置である。
:空気入口150に対して測定された吸入口130の高さである。
上記のパラメータの典型的な寸法は以下であり得る(これらの寸法は、単に例示として解釈されるべきであり、経験に基づく)。
:0.3〜0.6mm
:0.5〜1.0mm
:1.0〜2.0mm
:3.0mm
:2.0〜7.0mm
典型的には、空気入口150(寸法L、L)に対する吸入口130の相対的な配置は、空気入口150(D)の直径と共に、調製された食品又は飲料の泡立ちレベルを規定する。一方、ノズル120の直径(ジェット50の直径、寸法Dと同じ)及び/又は吸入口130の直径(直径D)は、パックの内容積部内のジェット50の仕様を規定する。
本発明によれば、流体入口110は、方向付け可能な高速ジェットを容器20内に、注入及び穿孔手段によって流体入口内に提供される流体供給に対して好ましくは約90°で提供するように構成することができるが、他の任意の角度も可能であり、本出願の範囲に含まれる。
本発明は、本発明の好適な実施形態を参照して説明されているが、添付の特許請求の範囲によって定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって多くの修正及び変形を実施することができる。

Claims (18)

  1. 1つ以上の食品原材料又は飲料原材料から食品製品又は飲料製品を調製するためのパック(100)であって、インサート(10)と、前記1つ以上の原材料が貯蔵される容器(20)と、を備え、
    前記インサート(10)は、水性流体をジェット(50)の形態で前記パックの内容積部内に導入するように構成された流体入口(110)を備え、
    前記インサート(10)は、前記パック(100)の外部と連通し空気を前記パック(100)の前記内容積部内に導入するように構成された空気入口(150)を更に備える、パック(100)。
  2. 前記空気入口(150)は、吸入口(130)に接続されており、前記吸入口(130)を通って前記ジェット(50)が前記パック(100)の前記内容積部に入り、前記ジェット(50)が前記パック(100)内に導入されるときに空気が前記空気入口(150)を通って吸入されるように構成されている、請求項1に記載のパック(100)。
  3. 前記空気入口(150)は吸入口(130)に接続されており、前記吸入口(130)を通って前記ジェット(50)が前記パック(100)の前記内容積部に入り、前記空気入口(150)は、前記パック(100)の前記内容積部内に空気を能動的に注入する外部手段に接続可能である、請求項1に記載のパック(100)。
  4. 前記流体入口(110)は、飲料マシンによって導入された加圧流体を、前記パックの前記内容積部内の高速流体ジェット(50)に変換するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパック(100)。
  5. 前記流体入口(110)は、前記流体入口(110)に対して非常に制限された直径を有するノズル(120)と連通している、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパック(100)。
  6. 互いに接合されて前記パックの前記内容積部を画定する、2枚の可撓性の水不透過性シートを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパック(100)。
  7. 前記飲料が自由流として送出される飲料出口(160)を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパック(100)。
  8. 前記飲料出口(160)は、前記パックの底部において実質的に鉛直方向に向けられる直線状のチューブである、請求項7に記載のパック(100)。
  9. 前記インサート(10)は、前記パック(100)の一辺に配置されており、前記流体入口(110)と、前記空気入口(150)と、前記飲料出口(160)とを備える、請求項7又は8に記載のパック(100)。
  10. 前記容器(20)は、調製された前記食品又は飲料の注出を可能にするために、予め定められた特定領域において開放されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパック(100)。
  11. 前記空気入口(150)に対する前記吸入口(130)の相対的な配置が、前記空気入口(150)の直径と共に、調製された前記食品又は飲料の泡立ちレベルを規定する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパック(100)。
  12. 前記ノズル(120)の直径及び/又は前記吸入口(130)の直径が、前記パックの前記内容積部内の前記ジェット(50)の仕様を規定する、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパック(100)。
  13. 前記食品原材料又は前記飲料原材料は、可溶性の食品原材料又は飲料原材料である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパック(100)。
  14. 前記容器(20)は、サッシェ、カプセルなどとして構成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載のパック(100)。
  15. 前記流体入口(110)は、水性流体を1つ又は2つの面を通して導入するために、前方及び/又は後方からアクセスされることができる、請求項1〜14のいずれか一項に記載のパック(100)。
  16. 注入される空気の量を制御するために、前記空気入口(150)の閉塞を調節することができる、請求項1〜15のいずれか一項に記載のパック(100)。
  17. 飲料生成の間に実質的に鉛直方向になる平面(P)に沿った平坦な形状を有し、前記流体入口(110)は、流体の前記ジェットを、前記平面(P)に含まれる方向に向ける、請求項1〜16のいずれか一項に記載のパック(100)。
  18. 食品製品又は飲料製品を調製するための、請求項1〜15のいずれか一項に記載のパック(100)の使用。
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