JP2020519102A - ピクセルワイズイメージングの方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

シーンのピクセルワイズイメージングを行うための方法及びシステムが提供される。この方法は、画像センサの複数のピクセルのうちの各ピクセルのマスキング値を含むピクセルワイズパターンを受け取る工程と、そのようなピクセルがシーンから受光した光にさらされると、各ピクセルで電子信号を生成する工程と、各ピクセルの電子信号を、各マスキング値に基づいて、該ピクセルに関連付けられ、それぞれ受信した電子信号を統合可能な1つ又は複数の収集ノードに誘導する工程とを備える。

Description

本発明は、概して、イメージングに関し、特に、ピクセルワイズイメージングのための方法及びシステムに関するものである。
静止カメラ及びビデオカメラに見られるものなどの画像センサは、複数の感光性受容体を有する。これらの受容体は、通常、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスである。光の光子は、受容体のフォトサイトで収集され、通常、各ピクセルに1つのフォトサイトが存在する。通常、光子は、1つ又は複数のレンズを介して画像センサの光受容体に誘導される。そのフォトサイトの受容体のシリコンで電荷が生成され、この電荷は、受光した光の強度に比例する。各電荷の値は、アナログ・デジタルコンバータによってデジタル値に変換される。
従来のカラー画像センサの場合、フォトサイトの4分の1は赤色光を記録し、別の4分の1は青色光を記録し、残りの半分は緑色光を記録する。この各フォトサイトへの光のフィルタリングは、通常、各フォトサイトに色付きフィルタを配置することによって行われ、ベイヤーフィルター配列と呼ばれる。各カラーピクセルは、モザイク操作により、隣接するフォトサイトのカラーデータで補間され、各ピクセルにフルカラー値が割り当てられる。
通常、従来の開口部が開くと、すべての光受容体が同時に光を受光する。これは、各ピクセルが画像にほぼ等しく寄与することを意味する。他の場合には、ローリングシャッターもあり、いくつかの光子が画像センサに到達するのを連続的にブロックすることにより、垂直又は水平方向において、画像センサ全体の時間的スキャンが行われる。どのフォトサイトのセットから来るフォトサイトかの選択性は、ある特定の瞬間にシャッターによって集合的にブロックされる。
よって、本発明の目的は、従来の欠点を除去又は軽減し、所望の属性の達成を促進する方法及びシステムを提供することにある。
一態様では、シーンのピクセルワイズイメージングを行うためのシステムが提供され、このシステムは、シーンから受光した光にさらされると電子信号を生成する感光性受容体をそれぞれ有する複数のピクセルを含む画像センサと、各ピクセルにつき、各感光性受容体が受信した電子信号を統合することが可能な1つ又は複数の収集ノードを含む信号記憶モジュールと、画像センサの各ピクセル及び各ピクセルのマスキング値を含むピクセルワイズパターンを受け取る制御メモリと、各マスキング値に基づいて、電子信号を1つ又は複数の収集ノードのそれぞれに誘導する1つ又は複数の論理コンポーネントとを有する制御論理モジュールとを備えている。
特定の場合において、1つ又は複数の収集ノードは、ピクセル当たり正確に2つの収集ノードを含み、マスキング値は1桁のバイナリ値であり、高いバイナリ値は、電子信号を1つの収集ノードに誘導することを示し、低いバイナリ値は、電子信号を他の収集ノードに誘導することを示す。
別の場合では、1つ又は複数の収集ノードは、ピクセル当たり正確に4つの収集ノードを含み、マスキング値は2桁のバイナリ値であり、4つの収集ノードのそれぞれは2桁のバイナリ値の1つに関連付けられ、1つ又は複数の論理コンポーネントは、各2桁のバイナリ値に基づいて、電子信号を各収集ノードに誘導する。
さらに別の場合では、制御メモリは、フレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受け取り、1つ又は複数の論理コンポーネントは、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号を誘導する。
さらに別の場合、制御メモリは、サブフレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受け取り、1つ又は複数の論理コンポーネントは、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号を管理し、各フレームは複数のサブフレームを有する。
さらに別の場合では、制御メモリは、次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンを格納する第1のメモリユニットと、現在のサブフレームのピクセルワイズパターンを格納する第2のメモリユニットとを備える。
さらに別の場合では、次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンが第1のメモリユニットに順次ロードされ、現在のサブフレームのピクセルワイズパターンが第2のメモリユニットに同時にロードされる。
さらに別の場合では、画像センサは、ピン止めフォトダイオード、フォトゲート、電荷結合素子、電荷注入デバイス、単一光子アバランシェダイオードのうちの1つを含む。
さらに別の場合では、論理コンポーネントは電荷移動ゲートを備え、収集ノードは浮遊拡散ノードを備える。
さらに別の場合では、上記システムは、各収集ノードでの統合の測定値をデジタル化して出力するデジタル化モジュールをさらに備える。
さらに別の場合では、画像センサはラインセンサである。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は、光源からの時間変調された光を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記システムは、光源での変調光と感光性受容体で受光した光との位相差を測定することで変調光の飛行時間を決定するプロセッサをさらに備え、1つ又は複数の論理コンポーネントは、変調光の変調の第1の部分の間に電子信号を収集ノードの1つに誘導し、変調光の変調の第2の部分の間に電子信号を他の収集ノードに誘導する。
さらに別の場合では、所定の経路タイプは、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から選択される。
さらに別の場合では、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを備え、上記システムは、シーンに光パターンを投影するプロジェクタをさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、1つ又は複数の論理コンポーネントが電子信号を収集ノードの1つに誘導し、そうでない場合は他の収集ノードに誘導するような相補パターンを含む。
さらに別の場合では、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に1つの収集ノードを備え、上記システムは、シーンに光パターンを投影するプロジェクタをさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、1つ又は複数の論理コンポーネントが電子信号を収集ノードに誘導し、それ以外の場合は、電子信号をブロック又は無視し、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から所定の経路タイプを選択する。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は、光源からの測光ステレオ光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、1つ又は複数の論理コンポーネントは、第1の照明条件の間に電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間に電子信号を他の収集ノードに誘導し、上記システムは、各ピクセルで受光した光の強度を決定することによりシーン内の1つ又は複数のオブジェクトの法線を決定するプロセッサをさらに備える。
さらに別の場合では、法線は、2つ以上の隣接ピクセルの強度デモザイキング(demosaicing)により決定する。
さらに別の場合では、法線は、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は、光源からの構造化光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、1つ又は複数の論理コンポーネントは、第1の照明条件の間は電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間は電子信号を他の収集ノードに誘導し、上記システムは、光源のピクセルと画像センサのピクセルを用いた三角測量により、各ピクセルで受光した光の強度からシーン内の1つ又は複数のオブジェクトまでの深さを決定するプロセッサをさらに備える。
さらに別の場合では、深さは、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する。
さらに別の場合では、深さは、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する。
別の態様では、シーンのピクセルワイズイメージングを行うための方法が提供され、この方法は、画像センサの複数のピクセルのうちの各ピクセルのマスキング値を含むピクセルワイズパターンを受け取る工程と、そのようなピクセルがシーンから受光した光にさらされると、各ピクセルで電子信号を生成する工程と、各ピクセルの電子信号を、各マスキング値に基づいて、該ピクセルに関連付けられ、それぞれ受信した電子信号を統合可能な1つ又は複数の収集ノードに誘導する工程とを備える。
特定の場合において、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、マスキング値は1桁のバイナリ値であり、高いバイナリ値は、電子信号を収集ノードの1つに誘導することを示し、低いバイナリ値は、電子信号を他の収集ノードに誘導することを示す。
別の場合では、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に4つの収集ノードを含み、マスキング値は2桁のバイナリ値であり、4つの収集ノードはそれぞれ2桁のバイナリ値の1つに関連付けられ、電子信号は、各2桁のバイナリ値に基づいて各収集ノードに誘導される。
さらに別の場合では、フレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受信し、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号が送られる。
さらに別の場合では、サブフレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受信し、電子信号は新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて送られ、各フレームは複数のサブフレームを含む。
さらに別の場合では、上記方法は、現在のサブフレームのピクセルワイズパターンを格納する工程と、次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンを別々に格納する工程とをさらに備える。
さらに別の場合では、次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンが順次メモリにロードされ、現在のサブフレームのピクセルワイズパターンがメモリに同時にロードされる。
さらに別の場合では、上記方法は、各収集ノードでの統合の測定値をデジタル化して出力する工程をさらに備える。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は時間的に変調された光を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記方法は、光源での変調光と受光した光との位相差を測定することにより変調光の飛行時間を決定する工程をさらに備え、各ピクセルで電子信号を誘導する工程は、変調光の変調の第1の部分の間に収集ノードの1つに電子信号を誘導する工程と、変調光の変調の第2の部分の間に他の収集ノードに電子信号を誘導する工程とを含む。
さらに別の場合において、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記方法は、光パターンをシーンに投影する工程をさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、電子信号を収集ノードの1つに誘導し、そうでない場合は他の収集ノードに誘導するような相補パターンを含む。
さらに別の場合では、所定の経路タイプは、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から選択される。
さらに別の場合では、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に1つの収集ノードを含み、上記方法は、光パターンをシーンに投影する工程をさらに含み、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、電子信号を収集ノードに誘導し、そうでない場合は、電子信号をブロック又は無視するような相補パターンを含み、直接光路、間接光路、反射光路からなる群から所定の経路タイプを選択する。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は測光ステレオ光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、電子信号は第1の照明条件の間に収集ノードの1つに誘導され、第2の照明条件の間に他の収集ノードに誘導され、上記方法は、各ピクセルで受光した光の強度を決定することによりシーン内の1つ又は複数のオブジェクトの法線を決定する工程をさらに備える。
さらに別の場合では、法線は、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する。
さらに別の場合では、法線は、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する。
さらに別の場合では、シーンから受光した光は、構造化光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、第1の照明条件の間は電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間は電子信号を他の収集ノードに誘導し、上記方法は、光源のピクセルと画像センサのピクセルを用いた三角測量により、各ピクセルで受光した光の強度からシーン内の1つ又は複数のオブジェクトまでの深さを決定する工程をさらに備える。
さらに別の場合では、深さは、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する。
さらに別の場合では、深さは、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する。
本明細書では、これら及び他の実施形態が企図され、説明されている。前述の概要は、システム及び方法の代表的な態様を示しており、熟練した読者が以下の詳細な説明を理解するのを支援することが理解されよう。
本発明の特徴は、添付の図面を参照する以下の詳細な説明においてより明らかになるであろう。
一実施形態に係るシーンのピクセルワイズイメージングを行うシステムの概略図である。 複数のサブフレームに適用された1ビットコード化露光イメージングマスクを示す図1のシステムの一例を示す図である。 複数のサブフレームにわたるマスキングビット値に依存する信号積分による図1のシステムの例示的なピクセルタイミング図である。 1つのピクセルに対する図1のシステムの制御論理モジュールの例示的な実施形態を示す図である。 1つのピクセルに対する図1のシステムの2バケット実装の例示的なフロー図である。 1つのピクセル配列についての図1のシステムの回路実装の例を示す図である。 図5の回路実装の波形図である。 1つのピクセルに対する2バケットフォトニックミキシングデバイス及び図3の読み出しブロックのトランジスタレベル実装の例を示す図である。 2つの記憶ノードによる図1のシステムのピクセルレイアウト内の光検出及び混合構造の一例を示す図である。 「k」個の記憶ノードによる図1のシステムのピクセルレイアウト内の光検出及び混合構造の一例を示す図である。 2つの記憶ノードによる図1のシステムのピクセルレイアウトの例示的な概略上面図である。 図9のピクセル実装の例示的な断面図である。 図9のピクセルを用いた図1のシステムの実施を示す信号波形図である。 飛行時間型アプリケーションの場合の図1のシステムにおける1つのピクセルの別の実装を示す概略上面図である。 図12の実装の例示的なタイミング図である。 図1のシステムの各種コンポーネントのアーキテクチャの例示的な実施形態を示す図である。 図1のシステムの各種コンポーネントのアーキテクチャの別の例示的な実施形態を示す図である。 ロード回路をピクセル配列の両側に配置して速度を向上させる場合の図1のシステムの各種コンポーネントのアーキテクチャの別の例示的な実施形態を示す図である。 図1のシステムの各種コンポーネントのライン(1D)画像センサキテクチャの例を示す図である。 図1のシステムの全体的なアーキテクチャの例示的な実施形態を示す図である。 図1のシステムの2バケットピクセルの2つの状態を示す図である。 図1のシステムの別の例示的なタイミング図である。 コード行列の例を示す概略図である。 図1のシステムの2つのバケットへの光輸送の結果の一例を示す図である。 図1のシステムによってキャプチャされた画像及び決定されたモザイクの一例を示す図である。 図1のシステムによるアプローチのいくつかの組み合わせを比較したチャートである。 図1のシステムによる空間アルベド変動の影響を考慮したベースライン3フレームアプローチとカラー測光ステレオアプローチを比較したチャートである。 構造化光に用いた場合の図1のシステムの結果の一例を視覚化した図である。 測光ステレオ光に用いた場合の図1のシステムの結果の一例を視覚化した図である。 図25A及び図25Bの結果に用いたシーンの写真を示す図である。 従来のカメラと図1のシステム100を用いた1600ルーメン電球のキャプチャされた3Dマップを示す図である。 従来のカメラと、図1のシステムを用いた3Dイメージングにより明るい太陽光の下でキャプチャされた画像を示す図である。 図1のシステムを用いて一度だけ反射された直接光のみによりキャプチャされた画像を示す図である。 図1のシステムによりキャプチャされた間接光のみを示すことを除いては図29Aと同じシーンを示す図である。 間接光のみをキャプチャする図1のシステムによってキャプチャしたゴム手袋の画像を示す図である。 間接光のみをキャプチャする図1のシステムによってキャプチャした手の画像を示す図である。 従来のカメラによってキャプチャされた氷塊のシーンを示す図である。 図31Aのシーンの従来の飛行時間イメージングによりキャプチャされた3D画像を示す図である。 直接のみの光移動をキャプチャする図1のシステムによる図31Aのシーンの3Dイメージングを示す図である。 図1のシステムによってキャプチャされた画像の例であり、第1のバケットで受信された画像と決定された法線を示す図である。 図1のシステムによってキャプチャされた画像の例であって、第1のバケットで受信した画像と、深さ情報としての2つのバケット間の推定視差の両方を示す図である。 一実施形態に係るシーンのピクセルワイズイメージングの方法を示すフローチャートである。 シーン上の直接光路の投影及び受光を行う場合の例を示す図である。 図35Aのシーン上に間接光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図35Aのシーン上での反射光路の投影及び受光を行う場合の例を示す図である。 図35Aのシーン上に複数の異なるタイプの光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図1のシステムによりシーン上に直接光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図1のシステムにより図36Aのシーン上に間接光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 光がレンズ効果を有するシーンに直接光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図1のシステムによりレンズ効果を補償する図37Aのシーン上に直接光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図1のシステムで複雑な投影マスキングパターンを使用してシーン上に複数の光路を投影及び受光する場合の例を示す図である。 図1のシステムで複雑な投影マスキングパターンを使用して図38Aのシーン上に複数の光路を投影及び受光する場合の別の例を示す図である。
次に、図面を参照して実施形態を説明する。説明を簡単かつ明確にするために、適切であると考えられる場合、符号を図の間で繰り返して対応する又は類似の要素を示す場合がある。さらに、本明細書に記載の実施形態を完全に理解するため、多数の特定の詳細が記載されているが、本明細書に記載の実施形態は、これらの特定の詳細なしでも実施できることを当業者であれば理解するであろう。他の例では、本明細書に記載の実施形態を不明瞭にしないよう、周知の方法、手順、構成要素については詳細に説明されていない。また、以下の説明は、本明細書で説明する実施形態の範囲を限定するものとみなすべきではない。
文脈上他の意味を示す場合を除き、本説明を通して使用されるさまざまな用語は、以下のように読まれ理解され得る。全体を通して使用される「又は」は、「及び/又は」と書かれているように包括的である。全体を通して使用される単数形の冠詞や代名詞は、複数形を含み、その逆もまた同様である。同様に、性別代名詞には対応する代名詞が含まれるため、代名詞は、単一の性別による使用、実装、性能などに限定されるものとして理解されるべきではない。「例示的」は「実例」又は「例証」として理解されるべきであり、必ずしも他の実施形態よりも「好ましい」とは限らない。用語の詳細な定義は、本明細書に記載されている場合があり、本説明を読むことで理解されるように、これらの用語の前後のインスタンスに適用される場合がある。
命令を実行する本明細書で例示されるモジュール、ユニット、コンポーネント、サーバ、コンピュータ、端末、エンジン、デバイスは、記憶媒体、コンピュータ記憶媒体、又は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、テープなどのデータ記憶装置(取り外し可能及び/又は取り外し不能)などのコンピュータ可読媒体を含むか、そうでなければアクセスすることが可能である。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は、他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装される揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不能媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体の例には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又はその他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイス、又は、所望の情報の保存に使用可能で、アプリケーション、モジュール、又はその両方によりアクセス可能なその他の媒体が挙げられる。そのようなコンピュータ記憶媒体は、デバイスの一部であるか、それにアクセス可能又は接続可能であってもよい。さらに、文脈上他の意味を明確に示す場合を除き、本明細書に記載される任意のプロセッサ又はコントローラは、単一のプロセッサ又は複数のプロセッサとして実装されてもよい。複数のプロセッサは配列又は分散されてもよく、本明細書で言及する任意の処理機能は、単一のプロセッサが例示されていたとしても、1つ又は複数のプロセッサによって実行されてもよい。本明細書で説明する任意の方法、アプリケーション、又はモジュールは、そのようなコンピュータ可読媒体によって格納又は保持され、1つ又は複数のプロセッサによって実行されるコンピュータ可読/実行可能命令により実装されてもよい。
以下は、概して、イメージングに関し、特に、ピクセルワイズイメージングを行うための方法及びシステムに関する。
本明細書で使用する「ピクセルワイズ」とは、一般に、1ピクセル当たり又はピクセル単位での操作や機能を指すが、小グループのピクセル単位での操作や機能を含む場合もあることを理解されたい。
本開示の実施形態は、少なくとも、強度ベースのイメージング、可視光又は赤外線イメージング、スペクトルイメージング、インパルスベース及び連続波飛行時間イメージング、偏光イメージング、構造化光イメージング、深さ検知又はその他のタイプのスキャン、及び、場合によってはアクティブな照明を用いた2次元及び3次元のイメージングアプリケーションに適用される。
制御された照明下で画像をキャプチャする場合、光源のパワーは重要な要素であり、すべてが等しい場合、より明るい光源は、一般に、露光中により多くの光子を画像センサに送り、より明るく、よりノイズの少ない画像を生成可能である。ただし、光源の明るさは、画像センサに到達する光量を制御する方法の1つにすぎない。いくつかのアプローチでは、さまざまなデバイスにより、光源からキャプチャされたシーンに、又は、シーンから画像センサに光を転送する。これらのデバイスは、例えば、デジタルマイクロミラーデバイス、液晶パネル、位相変調器など、プログラム可能である。これらの場合、これらのデバイスの時空間挙動をプログラミングして、特定のイメージングタスク、電力、及び/又は、露出時間のエネルギー効率を最大化するのが望ましい場合が多い。これらの懸念は、特に、短時間の露出と低電力の制限が光を無駄にする余地をほとんど残さないライブイメージングに関連している。信号対雑音比(SNR)が範囲と取得速度に及ぼす影響により、計算イメージング及び照明法の実用的なアプリケーションが大幅に制限される可能性がある。
さらに、シーンを通る光伝搬は一般に複雑な現象であり、例えば、光は反射・屈折し、拡散及び鏡面相互反射を行い、体積的に散乱し、コーステックを作成する。光は、画像センサに到達する前に上記のすべてを行う場合がある。グローバル又は間接的な光輸送と広く呼ばれるこれらの輸送イベントは、不透明、屈折、又は半透明の側面を持っているため、一般に、我々の周りの世界のオブジェクトやシーンの外観を支配していたり、それらに大幅に貢献している。上記の光の複雑な現象を考慮すると、従来、グローバルな光輸送の分析は非常に困難である。本開示の実施形態は、これらの現象に対処するピクセルワイズでプログラム可能な露光イメージングを提供することが有利である。
輸送対応カメラと呼ばれる、直接対間接の入射光を検出できる特定のタイプのカメラは、一般に、プログラム可能な光源とプログラム可能なセンサマスクを使用する。このようなカメラは、例えば、3Dセンシング、視覚認識、ジェスチャ分析、ロボットナビゲーション、産業用検査、医療/科学イメージングなど、さまざまな用途に使用できる。一般に、輸送対応カメラでは、プログラム可能なセンサマスキングを実施するのに、機械的に変形する大きなデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)が必要である。このアプローチには、例えば、過剰なフォームファクター、DMDによる大きなレンズの曲率による極端な歪み、アプリケーションの範囲を大幅に制限する低い電気機械マスクの更新速度、モバイル実装を妨げる高電力損失、高コストといった欠点がいくつかある。
本明細書に記載の実施形態では、1フレーム時間の間にピクセル単位でプログラム可能な露出を行うのに有利な種類の光学画像センサ(又は撮像装置)、画像検出システム、画像検知を行う方法が提供される。各ピクセルが露光時間中にほぼすべての入射光を記録する他の画像センサとは異なり、ピクセル単位のプログラマブル露光イメージャ(PPEI)をプログラミングして、各ピクセルの入射光を収集し、1フレーム時間中に任意の間隔で1つ、2つ、又は複数の出力に分類できる。
一例として、本明細書に記載するように、本実施形態の画像センサは、輸送を意識したイメージング技術における直接光及び間接光の検出に有利に使用可能である。本実施形態の画像センサは、例えば、強度ベースのイメージング、可視光又は赤外線イメージング、スペクトルイメージング、インパルスベース及び連続波飛行時間イメージング、偏光イメージング、構造化光イメージング、深さ検知、場合によってはアクティブ照明を用いた他のタイプの2D及び3Dイメージングアプリケーションなど、他の用途にも使用可能である。
本明細書に記載の特定の実施形態では、光輸送の特定の構成要素、例えば、「望ましくない」光路を却下することにより、直接のみの寄与、間接のみの寄与、鏡面間接の寄与などは、画像センサに形成される画像に寄与できないよう選択することができる。一実施形態では、これは、1つのサブフレーム、フレーム又は期間内で、そのソース(例えば、プロジェクタ)及びその行き先(画像センサ)の両方で光を同時に制御することにより行うことができる。1つの画像を取得するには、「N」個の任意にプログラム可能なパターン、例示的な実施形態では、30Hzビデオフレーム当たり最大1000個のマスクパターンのシーケンス全体を1つ又は複数のオブジェクトのシーンに投影する。投影中、画像センサは「N」個の「サブフレーム」に光を統合する。同時に、最初のパターンから派生してロックステップで適用される「N」個のパターンの2番目のシーケンスは、場合によっては、マスクの影響を受けるピクセルで光が記録されないように、(本明細書で説明するような)任意にプログラム可能なピクセルマスクを制御する。あるいは、他の場合には、光を別のバケットに誘導する。従って、この例では、一連の直接及び/又は間接パスである全体的なイメージング動作は、プロジェクタパターンとセンサマスクの正確なシーケンスによって決定することができる。
輸送を意識したイメージングの実用的な実現には、一般に、画像センサでどの光路を受光し、どの光路をブロックするかを正確にピクセル単位で制御する必要がある。本実施形態では、機械ベースのデバイスを必要とせずに、例えば、輸送を意識したイメージングにおいて、任意のピクセルワイズで時間プログラマブル露光を実行するシステム及び方法を提供することが有利である。
ここで、図1を参照すると、一実施形態に係るピクセルワイズイメージングを行うためのシステム100が示されている。当業者によって理解されるように、場合によっては、システム100のいくつかのコンポーネントは、別個のハードウェアで実装可能である。他の場合では、システム100のいくつかのコンポーネントは、ローカル又はリモートで分散され得る1つ又は複数の汎用プロセッサ上で実装可能である。
図1は、システム100の実施形態のさまざまな物理的及び論理的コンポーネントを示す。図のように、システム100は、1つ又は複数のプロセッサ102、データストレージ104、出力インタフェース106、画像センサ110、制御モジュール112、信号記憶モジュール114、デジタル化モジュール116、及びコンポーネントが互いに通信できるようにするローカルバス118を含む多数の物理的及び論理的コンポーネントを有する。一実施形態では、制御モジュール112は、1つ又は複数のプロセッサ上で実行可能である。他の実施形態では、制御モジュール112は、ハードウェアで、又は、専用プロセッサを介して実装可能である。
本明細書で説明するように、出力インタフェース106は、別の電子デバイス又はコンピューティングデバイスがデータ(マスクデータなど)を送信したり、システム100から出力を受信することを可能にする。いくつかの実施形態では、出力インタフェース106により、ユーザーインタフェース106は、例えばディスプレイ又はモニターを介してそのような出力を見ることができる。場合によっては、システム100からの出力もデータストレージ104に保存することができる。一例では、このシステム100は、画像センサ110が任意のピクセルマスキングを使用して所望の光路を選択できる輸送を意識したイメージングに使用可能である。場合によっては、このマスキングはさまざまな形状を取り、1回の画像フレームの露光中に何度も変化することがある。
図2Aは、単一フレーム内の連続する複数のサブフレームを説明するためのピクセルマスキングの例を示す。第1の例302では、連続するサブフレームにおいて、水平方向の一連のピクセルのみが光を記録するローリングマスキングが示されている。従来のローリングシャッター装置を模倣したものである。第2の例304では、連続するサブフレームにおいて、1つのピクセル群のみが光を記録するローリングバンドマスキングが示されている。このグループ化は、ピクセルの行全体よりも少ない。第3の例306では、任意のマスキングが適用される。この場合の「任意」とは、画像センサ110の1つ又は複数のピクセルの任意の配置又は組み合わせで光を記録することを意味する。そのようなピクセルは必ずしも互いに隣接しているわけではない。この配置は、サブフレームごとに変更できる。
従って、上記システム100は、どのピクセルをマスクするかを個別に選択することができる。一実施形態では、ピクセルが「マスク」されると、本明細書では第1の「バケット」と呼ばれる、そのピクセルに関連付けられた信号記憶モジュール114内の第1の信号収集ノードは、その各ピクセルからの信号を統合(収集)しない。場合によっては、代わりに、そのピクセルに関連付けられた信号記憶モジュール114内の第2の信号収集ノード(代替バケット又は第2のバケット)が、その信号からの電荷を統合する。これにより、システム100は、受け取った光子を失うことなくマスキングを行うことができるので、システム100の効率化させることができる。場合によっては、第2のバケットによって収集された「相補」信号は、さまざまな計算イメージングアプリケーションで使用し得る。逆に、ピクセルが「露出」し、マスキングが適用されていない場合、第1のバケットは各ピクセルから信号を収集し、第2のバケットは信号を受信しない。図2Bは、このアプローチの例を示す図である。制御論理モジュールの特定のピクセルに関連付けられたマスキングビットが「0」の場合、ピクセルで受光した光子は第2のバケットに統合される。逆に、マスキングビットが1の場合、ピクセルで受信された光子は最初のバケットに統合される。この場合、マスキングビットはサブフレームごとに変更できる。
図3は、制御論理モジュール112の例示的な実施形態を示す。ピクセルワイズマスクのロード、格納、適用を行うために、ピクセル内メモリを使用することができる。図3は、ピクセルマスクを分類するために必要なメモリがピクセルに設けられているか埋め込まれているピクセルの一実施形態の例を示す図である。場合によっては、マスク値に基づいて1つ又は複数のバケットに「ソート」する信号を制御する論理回路を含めることもできる。センサ内のピクセルが受光する光の1つ又は複数のバケットへの信号(電子)のソートは、各マスク値に基づいた適切なバケットを選択することにより、マルチバケットフォトニックミキシングデバイス(PMD)として機能する制御論理モジュール112によって実行できる。このシステム100は、1つ又は複数(「k」)のバケット、ひいては、出力インタフェース106又はデータストレージ104のための「k」個の異なるピクセル出力(読み出し)を有することができる。
上記システム100の特定の実施形態は、信号記憶モジュール114内にピクセルごとに2つのバケットがある実施形態である。この実施形態では、各ピクセルが受信する信号は、そのピクセルに関連する2つのバケット(2つの記憶ノード)の間で分離される。この配置は、図4の図に例示されている。この例では、各ピクセルが光にさらされる前に、場合によっては連続的に、任意のパターンコードが制御論理モジュール112にロードされる。制御論理モジュール112の論理ゲートは、マスキングビットのそれぞれの値をデコードするのに使用することができるので、制御論理モジュール112のピクセル読み出し回路に適切な制御信号を提供することができる。これらの制御信号は、画像センサ110内のピクセルフォトダイオードから信号記憶モジュール114内の2つの記憶ノード(バケット又は浮遊拡散ノード)の1つへの電荷移動の制御に使用することができる。図4の例では、マスクビットがピクセルをマスクする必要があることを通知する場合、制御ロジックはフォトダイオードから第1の記憶ノードへの電荷(信号)移動をブロックし、フォトダイオードから第2の記憶ノードへの電荷(信号)移動を許可する制御信号を提供する。場合によっては、デジタル化モジュール114のピクセル出力増幅器は、対応する記憶ノードから信号(この場合、電圧)を取得し、それを各ピクセル読み出し列に転送(又は言い換えれば、バッファリング)することができる。図4に示すように、制御論理モジュール112にマスクビットを記憶するメモリは、マスキングビットの次のパターンをプリロードするための第1のメモリブロックと、マスキングビットの現在のパターンを適用するための第2のメモリブロックとの2つの別個のブロックに分割される。マスクのロード、ストレージ、使用を行う場合、信号収集に利用可能な時間を制限しないために、マスクの処理をピクセルの露出に依存しないようにすることが有用となり得る。従って、マスキングビットを事前に記憶するパイプライン操作は、2つのメモリブロックを介して行うことができる。このパイプライン操作には、マスクをすべてのピクセルに同時に(グローバルに)適用するという利点がある。
本開示は、画像センサ110をフォトダイオードとして言及しているが、例えば、ピン付きフォトダイオード、フォトゲート、電荷結合素子、電荷注入素子、単一光子アバランシェダイオードなどの任意の適切な光検出器を使用することができる。本実施形態は、光の可視スペクトルについて言及しているが、本明細書で言及される光は、可視スペクトルの光とともに、又はその代わりに、電磁スペクトルの任意の部分、例えば、紫外線、近赤外線、短波赤外線、及び/又は、長波赤外線を含むものと理解される。
上記の構造例を用いたピクセルの回路構造の例はを図5に示す。第1のメモリブロックの第1のメモリセル(ラッチ)によりマスクビットを格納する。マスクビット信号は垂直方向にルーティングされ、単一の列で物理的に同一である。対応するLOAD ROWトリガ信号が到着すると、マスクの行全体が同時にロードされる。場合によっては、マスクビットを個別のチャネルを介してシリアルにロードし、ビットをパラレルデータ、つまり、個々の列ごとに1ビットに非シリアル化できる。すべてのマスクがすべての行に対して個別にロードされると、フルフレームの完全なマスクが第2のメモリブロック内の第2のラッチによってラッチされる。単一のサブフレームに対するこのマスクロード法の例を図6に示す。次に、単一フレーム内のすべてのサブフレームに対してマスクロード法を繰り返すことができる。2つのメモリブロックは、次のサブフレームのマスキングパターンが行ごとにロードされている間に現在のサブフレームの露光量のマスキングを可能にする。これにより、マスクの非シリアル化の操作がパイプライン化され、通常のピクセル操作がロードされる。1つ目のセルは、マスクを順次「行ごと」にロードするのに使用される。すべての行が対応するマスクを受け取ると、2つ目のメモリセルをロードすることにより、マスクがピクセルアレイ全体に同時に適用される。ラッチされたマスクビットの状態に応じて、制御論理モジュール112のスイッチSW1及びSW2により、収集された電荷を信号記憶モジュール114の適切なバケット、この場合、コンデンサCFD1で表される第1のバケット又はコンデンサCFD2で表される第2のバケットに誘導することができる。さらに、読み出し中はスイッチの1つがオンに保たれるため、スイッチのチャネル容量が全体の浮遊拡散容量を変化させる。これにより、ピクセルは2つのバケットで本質的に異なる変換ゲインを持つことができる。これは、通常、直接光は間接光よりも大幅に高いパワーを持っているため、直接及び間接光収集の例示的なアプリケーションでは有利な機能である。第2のラッチの出力「Q」が「C」に接続され、第2のラッチの出力「Q」バーが「Cb」に接続され、「CD」によりバケットの電荷をフラッシュする図7のトランジスタ配置を用いて、図5の回路構造の実装例を示す。
図35A〜図35Dに示すように、光は、光が通る経路とは無関係に、従来のカメラ又は他の画像センサによって捕捉される。対照的に、上記システム100の用途は、光の経路に基づいて光を弁別的に捕捉することである。システム100を使用した単一ピクセル内のエピポーラ直接光及び間接光の捕捉の例を図36A及び図36Bにそれぞれ示す。場合によっては、プロジェクタ(又は光源)が一筋の光を投影することも、ラスタスキャン操作を介して投影することもできる。図36A及び図36Bはそれぞれ、n個のサブフレームのうちの1つのサブフレームの例を示す。図36Aは、特定のピクセルの直接光路をキャプチャすることを示し、図36Bは、間接(散乱及び鏡面反射)光のキャプチャを示している。プロジェクタに投影されるパターン(この場合は対応するピクセルの平面)に対応する画像センサ110で一連のピクセル(この場合はピクセルの平面)を定義することにより、画像センサは、直接経路の光から信号記憶モジュール114内の第1のバケットに光を収集することができ、間接経路の光から信号記憶モジュール114内の第2のバケットに光を収集することができる。一連のピクセルは、例えば、直接光路に対応するピクセルにマスク値1を適用し、間接光路に対応するピクセルにマスク値0を適用する制御論理モジュール112を用いて画像センサ110で定義できる。
直接光路のみ又は間接光路のみが望ましいさらなる実施形態では、対応するピクセルから受光した光のみが信号記憶モジュール114に記憶され、他の受光した光は破棄される。このように、場合によっては、市販の画像センサ110を特定の照明及びタイミング条件の下で使用することができる。
画像センサ110に接続されたレンズから、場合によっては、プロジェクタに接続されたレンズからの放射状歪みが存在する場合がある。このレンズは、図37Aに示すように、プロジェクタからの直線経路を画像センサ110上の曲線経路にマッピングさせることができる。ローリングシャッター画像センサ110の場合、タイミング条件は、周囲又は間接ブロッキング性能の著しい損失をもたらす可能性がある。図37Bに示すように、上記システム100を使用して、マスクパターンをレンズによる光の湾曲した経路に適応するように湾曲した形で画像センサ110をマスクするようにプログラミングすることができる。
図38A及び図38Bは、対応するピクセルの複数の平面(及び他の形状)を含む、より複雑なマスキングパターン及び投影パターンの例を示している。この場合、プロジェクタは、画像センサ110でのピクセルマスキングパターンに対応する任意の投影パターンを投影することができる。一例では、プロジェクタはDLPベースのプロジェクタを用いることができる。このシステム100は、信号記憶モジュール114の一方のバケットに直接+1/2間接光を収集し、信号記憶モジュール114の他方のバケットに1/2間接光を収集する。図38A及び図38Bは、2つの異なるサブフレームにおける1つのピクセルの例を示している。図38Aは、バケット1内の直接+1/2間接の収集を示し、図38Bは、バケット2内の1/2間接の収集を示す。この場合、直接経路のみの寄与を有する画像は、バケット1のピクセル値からバケット2のピクセル値を引くことにより抽出することができる。
図36A〜図38Bは、本開示の提示を容易にするために簡略化された図である。実際の状況では、画像センサ110とプロジェクタは、プロジェクタのピクセルの画像センサ110のピクセルへのマッピングがピクセルマスクとそれに応じて決定された投影パターンで決定できるように較正することができる。実際には、使用状況に応じて、ピクセルマスクと投影パターンは必ずしも補完的に見えなくてもよい。
ステレオペア(この場合、画像センサとプロジェクタ)がある場合、画像センサ110上のピクセルのラインをプロジェクタによって投影されるピクセルのラインに関連付ける、基本行列Fと呼ばれるマトリクスを使用することができる。この基本行列により、システム100は、プロセッサ102を介して、光の直接経路を表す画像センサ110上のピクセルのラインに対応するプロジェクタ上のピクセルのラインを決定することができる。例えば、それぞれ画像センサ110及びプロジェクタ上の点であるx、xがある場合、x及びxが対応するエピポーラ線上にある場合にのみ、x’Fx=0である。x又はxが固定されている場合、xF、Fxは対応するラインのパラメーター(ax+by+c=0)を与える。この場合、xとxには同次座標を使用する。つまり、これらは、画像センサ/プロジェクタの最初の2つの座標がそれぞれxとy位置で、最後の座標が1である3Dベクトルである。従って、基本行列Fは、対応するエピポーラ線を見つけるのに使用できる。
一例では、上記基本行列は、対応を用いて決定することができる。x’Fx=0であるため、画像センサ110とプロジェクタとの間の対応を決定することができ、それにより対応のリスト(x1、)が与えられる。線形方程式系を解くことで基本行列Fの要素を決定することができる。
本実施形態では、ラッチをメモリとして使用することができるが、さらなる実施形態では、例えば、フリップフロップ、SRAM、DRAM、フラッシュ、メモリスタ、PCM、磁気ハードドライブ、電荷バケットなど任意の適切なデータメモリ記憶装置を使用してもよい。
一般に、物理レベルでは、信号マスキング(又は混合やソート)では、複数の電荷移動ゲートが実装され、これらのゲートによって、信号(受光エネルギーの結果としての電子の流れ)を適切なバケットに搬送する。システム100の集積回路レイアウトの部分の例を、図8Aの上面図に示す。この例示的な実施形態では、2つのバケット(フローティング拡散と呼ばれる−FD1及びFD2)を使用する。フローティング拡散は、pドープ基板内にあるシリコンのnドープ領域として実装される。TX1、TX2は、制御ロジックを実装するための転送ゲートであり、これらのゲートは多結晶シリコンからなる。画像センサ110は、軽くドープされたp基板(フォトダイオード)上に注入されたNドープ領域の上に薄い高濃度ドープp層(ピン止め層)を有するPNP型構造のピン止めフォトダイオードである。別の例示的な実施形態を、複数(k)個のバケットを示す図8Bに示す。従って、より多くの数の転送ゲート(TX1、TX2、...TXk)と、より多くの浮動拡散ノード(FD1、FD2、...FDk)が必要になる。
任意のピクセル単位のプログラム可能な露光は、信号記憶モジュール114内のピクセル内信号記憶ノード及び制御論理モジュール112内の転送ゲートの組み合わせを使用して実施することができる。上記の集積回路レイアウトの別の実装例の断面図を図10に示す。この例では、ピン付きダイオード構造が光検出器と信号記憶デバイスの両方として使用される。上記の集積回路レイアウトを図9に示し、その動作に対応する信号波形を図11に示す。この例では、図9に示すように、TXgは、信号記憶モジュール114内のグローバル転送ゲートであり、信号(電荷)を画像センサ110内のピン付きフォトダイオード(PPD)から、各サブフレームの端部にある信号記憶モジュール114内の記憶ノードに転送するために使用される。この転送は、画像センサ110ピクセルアレイの各ピクセルに対して同時に完了する。記憶ノードの構造はピン付きフォトダイオード(PPD)デバイスに似ているが、入射光からシールドされ、電荷の保存にのみ使用される。従って、光検出ピン付きフォトダイオードのような光誘導電子の収集には使用されない。制御論理モジュール112内の転送ゲートTX1及びTX2は、バケット、この場合、フローティングディフュージョンFD1及びFD2と呼ばれる2つのバケットへの電荷の流れを制御するために使用される。転送ゲートは、前述のように、マスキングビットの値に基づいて制御される。従って、グローバル転送ゲート(TXg)の電圧は、図11の波形に示されるように、サブフレームごとに高くなる。転送ゲートTX1及びTX2の電圧は、各サブフレームの先頭から順番に(例えば、行ごとに)高くなる。ピクセルの行の各ピクセルの記憶ノードは、各ピクセルのマスキングビットの値に応じて順次読み取られるため、各ピクセル(TX1又はTX2)ごとに異なる転送ゲートを高く設定できる。従って、この例では、ピン付きフォトダイオードが現在のサブフレームの電荷を統合(収集)している間に、前のサブフレームに関連付けられた記憶ノードに格納された電荷をフローティングディフュージョンに転送できる。
さらなる場合には、システム100の任意のピクセルワイズ露出制御によりさまざまなイメージング様式に適用することができる。図12は、連続波飛行時間画像で使用するシステム100の部分のレイアウト例を示す。飛行時間イメージング技術には、システム100のプロセッサ102がシーン内のオブジェクトまでの距離を測定し、それにより3Dビューを再構築することを可能にする光強度の(光源での)時間変調と(センサ側での)復調が含まれる。この距離は、送受信された光信号の強度の位相差を推定することにより測定される。光が光源からオブジェクトに移動し、反射されてからセンサに戻るのに必要な時間により、受信した光信号は、送信された光と比較して位相シフトを有する。これにより、システム100は、コード化された露出及び飛行時間センサの両方として同時に動作し、3Dイメージングをあらゆるタイプのマルチパス及び背景干渉に対して鈍感にすることができる。これにより、システム100の性能を向上させ、例えば、「コーナーの周りを見る」などの飛行時間イメージングや時間符号化による疎なデコンボリューションといった有利な機能を持たせることができる。視覚シーンの3D表現を提供する機能により、飛行時間はシステム100の有利なアプリケーションを表す。
図13は、飛行時間ピクセルマスキングを実施するための信号波形を示す1つのピクセルの例示的なタイミング図を示す。ピクセルがマスクされると(1のバイナリコードで表される)、制御論理モジュール112の両方の飛行時間変調ゲート(TX1及びTX2)が閉じられるため、信号は統合されない。その時点で制御論理モジュール112内のドレインゲート(TXD)が開かれ、光検出器から残留電荷(信号)を排出して、連続する信号サンプル間の干渉を回避する。ピクセルのマスクが取られる、つまり、露出される(バイナリコード0で表される)と、信号記憶モジュール114のバケットFD1とFD2が復調信号の形状と位相に基づいた信号を収集するよう、制御論理モジュール112の変調ゲート(TX1とTX2)が交互に開かれる。図13の場合、第1のバケットFD1は、変調光源に関連する変調信号がオンのときに信号を受信し、第2のバケットFD2は、変調信号がオフのときに信号を受信する。このようにして、変調光源と画像センサで受信した信号との間の位相差が決定され、飛行時間を決定するために使用される。
図14は、マルチピクセルアレイ用のシステム100の部分の構造例を示す。この実装は、図7で説明したように、2つのピクセル内ラッチの組み合わせを使用して、行ごとにビットマスクを順番にロードし、サブフレームについてマスクをグローバルに適用して、ピクセルアレイのマスキングをほぼ同時に行う。
システム100の一部のCMOS画像センサ実装の別の例を図15に示す。図のように、画像センサの周辺回路とインタフェースの配置には典型的なものがある。この実装例のマスキングデータの信号波形を示すタイミング図の例を図6に示す。
システム100の部分の別の構造例を図16に示す。この場合、画像センサの周辺回路とインタフェースは、ピクセルアレイの上下で分割される。
図17は、ラインセンサタイプの画像センサ110に適用されるシステム100の部分の任意のピクセル単位のプログラム可能な露光の別の例を示す。ラインセンサは、単一のピクセル行又は異なるピクセルの複数の行を介して光子をキャプチャすることができる。場合によっては、制御論理モジュール112のマスクロード回路は、各ピクセルに隣接して接続されてもよい。他の場合では、マスクロード回路は、ピクセルライン/アレイエリアの周辺に配置できる。図17に示す概略図の例では、マスクロード回路や信号変調回路はピクセルアレイの一方の側に配置され、読み出し回路は他方の側に配置される。オンチップとオフチップの両方を含む、これらの回路の他の配置方法も可能である。
図18は、カメラ環境におけるシステム100の実装例を示す図である。この場合、ピクセル単位のプログラム可能な露出画像センサ110は、イメージャ集積回路(IC)として示される。カメラ環境は、ここではオフイメージャチップDRAMメモリ(DDR)で示されるデータストレージ104を含み、DRAMに格納され、FPGAによってイメージャICに送信されるマスキングコントロールを備えている。コード保存メモリは、イメージャIC又はワイヤボンディング、フリップチップボンディング、又はチップスタックされた別のICに直接実装することもできる。デジタル化モジュール116(ここではアナログ・デジタル変換器(ADC)として示される)は、信号をアナログ電荷からデジタル値に変換し、場合によっては、チップ外に配置されてもよい。他の場合では、ADCは、イメージャチップ上に実装することもできる。
本明細書に記載の実施形態は、空間的及び時間的露出コーディングを組み合わせて、ピクセルごとのプログラム可能性、ひいては、イメージング用途における性能向上を可能にする画像感知システムを提供することができる。本出願人によって行われたテストによって例示されるように、システム100が可能な1つのビデオフレーム内の任意のパターンマスク露出の数は、毎秒30フレームの公称フレームレートで1000以上となる。これは、デジタルマイクロミラーデバイス、液晶パネル、位相変調器などを使用する方法と比較して、処理される感覚情報の量が1桁以上大幅に増加することを意味する。
さらに、本明細書に記載の実施形態を利用するカメラは、屈折及び散乱を選択的に遮断又は増強することができる用途で有利に使用することができる。例えば、肉眼では気づかないほど微妙な視覚構造を明確にすることができる。別の例では、直射日光などの困難な条件下で、従来のイメージング技術では不可能な飛行時間アプローチを使用して、オブジェクトの表面を3次元で再構築できる。従って、本実施形態を使用する「深さカメラ」は、コンピュータビジョン及びロボット工学技術に多大な影響を及ぼす可能性がある。
本明細書に記載の実施形態を利用して、光ビームがシーンをたどる実際の3D経路に応じて、その光の一部のみを選択的に検出するように輸送対応イメージャをプログラミングすることができる。このようなイメージャのアプリケーションドメインは、例えば、3Dセンシング、視覚認識、ジェスチャ分析、ロボットナビゲーション、産業検査、医療/科学イメージングなど多数存在する。従来の輸送対応カメラのプロトタイプでは、通常、プログラミング可能なセンサマスキングを実装するのに大きな機械的に変形するデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)が必要である。そのため、例えば、コンシューマー向けポータブル電子機器に対する障壁であるフォームファクターが大きすぎる、DMDによって課される大きなレンズの曲率によりレベルの歪みが非常に大きい、応用範囲を大幅に制限する低い電気機械的マスク更新速度、モバイル実装を妨げる高い電力損失、法外に高いコストなど、重大な欠点が生じる。対照的に、本明細書に記載の実施形態によれば、コード化された露出イメージング(CEI)において以前では達成不可能であった多用途性を実現する。
低電力プロジェクタを使用した実験では、システム100は、例えば、困難な視覚シーン条件で3Dオブジェクトを再構築するなど、いくつかの一般的にユニークな能力を実証した。図27は、従来のカメラ(上)とシステム100(下)でキャプチャされた1600ルーメン電球の3Dマップを示す。図28は、従来のカメラ(上)による明るい日光の下での画像と、明るい日光の下でシステム100(下)による3Dイメージングを示す。図29Aは、シーン内で一度だけ反射された直接光のみをシステム100でキャプチャする場合を示す。図29Bは同じシーンを示すが、ここではシーン内で複数回反射された光である間接光のみをシステム100でキャプチャする場合を示す。図30Aは、間接光のみをキャプチャする、ひいては、少なくとも部分的にゴム手袋を通して見ることができる、あるいは、図30Bに示すように、少なくとも部分的に、人間の手の皮膚を通して見ることができるシステム100を示す。図31Aは、従来のカメラによってキャプチャされた氷塊のシーンを示す。図31Cは、システム100を使用して、直接のみの光の移動時間を検知することによる氷塊の3Dイメージングを示す。図31Bは、(カメラに戻る前に複数のオブジェクトで反射する)間接光が結果として得られる画像をゆがめ、深さ解像度を低下させる従来の飛行時間イメージングによってキャプチャされた3D画像を示す。
本明細書に記載の飛行時間カメラは、ビジョン及び計算写真タスク、高速運動解析のための非同期イメージングをサポートするイベントカメラ、3Dスキャンに使用することができる。本明細書に記載のシステム100を使用して、少なくとも飛行時間イメージングのために、コード化された2バケット(C2B)カメラを実装することができる。C2Bカメラは、一般的に、入射光を遮らないコード化された露出カメラである。代わりに、ピクセルに関連付けられた信号記憶モジュール114の2つの「バケット」のどちらを統合するかを制御することにより、各ピクセルに到達する入射光を変調する。このようにして、システム100は、ビデオフレームごとに2つの画像、バケットごとに1つの画像を出力することができ、バイナリ2Dマスキングパターンを介してアクティブなバケットを迅速かつピクセル単位で完全にプログラミング可能な方法で制御することを可能にする。
C2Bカメラは、その光効率および電子変調により、コード化露光イメージングや光輸送分析タスクに特によく適したものとなる。以下に説明するように、システム100の例示的な用途としては、高密度ワンショット3次元(3D)再構成が挙げられる。具体的には、アクティブな照明下で動的シーンの1つのC2Bビデオフレームを使用し、ピクセルごとの視差や法線を介して、画像センサのピクセル配列にできるだけ近い解像度でシーンの3Dスナップショットを再構築する。本出願人は、本明細書で説明する方法により、C2Bカメラが画像デモザイキングの2次元(2D)問題を利用することで技術的に非常に難しい3D再構成問題の解決を可能にすると判定したことが有利である。図32は、システム100を使用してキャプチャした画像の例を示し、第1のバケットで受信した画像と決定した法線の両方を示している。図33は、システム100を使用してキャプチャした画像の例を示し、第1のバケットで受信した画像と、深さ情報としてバケット間の推定視差との両方を示している。
図のように、C2Bカメラは、1つのビデオフレームにおいて、L−1個のピクセルのバケットにわたって多重化されたL個の線形独立照明下でのシーンのビューを取得することができる。このようなフレームは、2バケット照明モザイクと呼ばれる。このモザイクの場合、各ピクセルでのバケット測定の比率は照明比であり、空間アルベド及び/又は反射率の変動にあまり依存せず、デモザイキングが容易になる可能性がある。さらに、照明モザイク又はそのバケット比のいずれかをデモザイキングすることにより、高密度の再構成を目的として、撮像されたシーンのフル解像度画像を得ることができる。
一般に、従来の符号化露光センサは、全信号のアクティブバケットの設定を行うのにグローバル信号に依存するため、ピクセルごとの露光を制御できない。この点で、C2Bカメラは、システム100を用いて、大きなピクセル、複雑なデザイン、小さなフィルファクターにつながるピクセルごとに複数の測定を行いたいという要望と、画像センサでピクセルごとの同時測定回数をハードコーディングしないことで柔軟性を維持したいという要望との間の最適なトレードオフが可能となる。
一実施形態では、システム100を組み込んだC2Bカメラのピクセルは、従来のカメラのピクセルとは異なる。C2Bカメラでは、各ピクセルは、信号記憶モジュール114内の2つのバケットに関連付けられる。各バケットは、ピクセルの光検出器110で受光した光を積分するための別個の回路、場合によっては、アナログ回路であってもよい。バケットはいずれも、ピクセルの感光領域に当たる光を統合できるが、ほとんどの場合、常に1つだけがアクティブな統合を行う。上記のように、図19に図式的に示すように、各ピクセルは、その2つのバケットのどちらがアクティブであるかを制御する制御論理モジュール112内の1ビットデジタルメモリ(マスクとして知られる)に関連付けられる。このマスクはプログラミング可能であり、(図20のタイミング図に示すように)単一フレーム内で何度も更新することができ、各ピクセルの関連マスクはピクセルごとに異なる場合がある。各フレームの終わりに、各ピクセル、すなわち、ピクセルの2つのバケットのデジタル化されたコンテンツに対して、デジタル化モジュール116によって2つの強度を読み出してデジタル化を行うことが可能である。従って、本実施形態では、C2Bカメラは、各バケットに1つずつ、ビデオフレームごとに2つの画像を出力することができる。本明細書ではそれぞれバケット1画像、バケット0画像と呼ばれる。
C2Bカメラのプログラミングには、さまざまな時間スケール、例えば、(1)ピクセル内メモリの更新に対応するビデオフレーム内のサブフレームのスケール、又は(2)ビデオシーケンス内のフレームのスケールでの各ピクセルの関連マスキング値の時変コンテンツの指定を含むことができる。F個のフレームを有するビデオシーケンスと、P個のピクセルを有し、S個のサブフレームをサポートするカメラの場合、バケットのアクティビティはP×F×Sのサイズの3次元バイナリマトリックスCとして表すことができる。Cはコードマトリックスと呼ばれ、図21に概略的に示されている。
図21に示すように、コード行列Cの2つの特定の2D「スライス」を使用することができる。特定のピクセルpについて、スライスCは、すべてのフレームとサブフレームにわたるピクセルpのバケットのアクティビティを表す。同様に、特定のフレームfについて、スライスCはfのすべてのサブフレームにわたるすべてのピクセルのバケットアクティビティを表す。


ここで、cは、フレームfのサブフレーム内のピクセルpのアクティブなバケットを指定するS次元の行ベクトルである。cfsは、フレームfのサブフレームsのすべてのピクセルのアクティブなバケットを指定する列ベクトルである。
C2Bカメラは、コード化露光カメラの代わりに受動イメージング用途に使用することができるが、本実施形態は、照明がサブフレームタイムスケールでプログラミング可能なより一般的な場合を考慮する。特に、シーンの時変照明条件は、すべてのフレームに適用されるS×L照明行列Lとして表される。

ここで、行ベクトルlは、各フレームのサブフレームsでのシーンの照明条件を示す。この例では、強度がベクトルlで与えられる一連のL方向光源と、「常にオン」であるL番目の光源として扱われる(つまり、すべてのsにつき、要素l[L]=1)、周囲光の存在下でlの最初のL−1要素で指定されたパターンを投影するプロジェクタとの2種類のシーン照明が考慮される。
ピクセルpの2バケット画像形成モデルの場合、i
をそれぞれFフレームでピクセルpに関連付けられたバケット1とバケット0の強度を保持する列ベクトルとする。図22に図示するように、この強度は、L光源からピクセルに関連付けられた2つのバケットへの光輸送の結果としてモデル化される。

ここで、
は、行列又はベクトルbのバイナリ補数を示し、Cはpに対応するコード行列のスライス、tはピクセルの輸送ベクトルである。このベクトルの要素t[l]は、1つのサブフレームのタイムスパンで、すべての光路と両方のバケットにわたってピクセルpに輸送される光源lの強度の割合を特定する。
上記の方程式についての直観を得るために、フレームfのバケットの強度を検討する。

※ピクセルp、バケット1、フレームfの照明条件
※ピクセルp、バケット0、フレームfの照明条件
実際、ピクセルpに関連付けられた2つのバケットは、それぞれベクトルcLと
によって与えられる2つの潜在的に異なる照明条件の下でシーンを「見る」と考えることができる。さらに、c がフレームごとに異なる場合、これらの照明条件も変化する。
すべてのフレームとピクセルにわたって2つのバケットの強度を収集するバケット1及びバケット0の画像シーケンスの場合、このデータを保持する2つのF×Pマトリクスが定義される。
シーケンスI及び
を入力として使用して、各ピクセルでの複数の強度測定値からピクセルごとのジオメトリ(深さ、法線、又はその両方)を回復することができる。
本明細書に記載の実施形態によれば、測光ステレオ及び構造化光ステレオを使用して法線と深さを推定する際の技術的問題に対する解決策を実現することができる。以下で説明するように、これらのタスクは各ピクセルで独立して有利に決定を行うことにより実現され、観測値と未知数の関係は一般に線形方程式系として表される。ここで説明する決定は、2バケットイメージングの特別な特性を示す例にすぎないが、高度な方法を使用してより一般的な設定を処理することも可能である。
1つのフレームからの2つのバケットの制約がある場合、形状の制約はピクセルに関連付けられた2つのバケットによって与えられる。表記を簡単にするために、ピクセルとフレームのインデックスは削除され、代わりに、各バケットの強度はそれぞれスカラーiと
で示され、各バケットの照明条件はベクトルl=c Lと
で示される。
強度とピクセルの未知数との関係は、以下の関係式を介して、余弦パターンを用いた測光ステレオ及び構造化光三角測量の両方で同じ形をとることができる。

ここで、l、
、Dはすべて既知である。Dは照明条件を表し、xはピクセル固有の未知数を含む3Dベクトルであり、aは未知のスカラーであり、e、
は観測ノイズである。各問題に関連する仮定の概要、及び、各問題の量と上記の関係式の要因のマッピングについては、以下の表1を参照する。
ゼロ平均正規分布ノイズの仮定の下で、上記の関係式を法線及び深さに対する制約に変える方法としては、少なくとも3つの方法がある。
第1の方法では、直接的なアプローチを使用して、上記の関係式をベクトルaxに関する2つの独立した制約として処理し、十分な制約が利用可能になるとa及びxの両方を解く。このアプローチの利点は、構築時にエラーが通常分散されることである。欠点は、上記の関係式がアルベド(又は反射率)に依存することである。上記の関係式は、aがピクセルごとに異なる場合、単一フレームの形状推定を難しくする可能性もある。
第2の方法では、バケット比(BR)制約アプローチを使用して、2つのバケットが異なる照明条件を表すため、それらの比は照明比であり得る。これにより、xに対する制約が生成される。
バケット比rは、その平均が理想的な(ノイズのない)バケット比であり、その標準偏差がaに弱く依存するガウス確率変数によって十分に近似される。具体的には、一般的な信号対雑音比の条件下では、rの標準偏差はσ/iに等しく、iはノイズのないバケット1強度、σはノイズの標準偏差である。実際には、2バケットイメージングによれば、フレームごとに1つの「反射率不変」画像が得られる。
第3の方法では、バケットのクロス積(BCP)制約アプローチを使用して、上記の関係式から明示的な比を計算する代わりに、aを除去して以下を得ることができる。

上記の方程式は、要素として強度i、
を持っているため、暗黙的にアルベドに依存する。
第1の方法では、少なくとも3つの独立したDM制約が、3Dベクトルaxを解くのに必要となる。この解決は、特異値分解によって実現することができる。第2及び第3の方法では、少なくとも2つの独立したバケット比(BR)又はバケットクロス乗積(BCP)制約が与えられると、それらが形成する一般化固有値問題を解くことによりxが得られる。
上記のアプローチによれば、ピクセルごとに十分な独立制約がある場合に3D形状を得る方法が提供される。以下では、ピクセルpの制約を与えるフレームのシーケンスをキャプチャする問題の解決策が提供される。特に、(1)フレーム数F、(2)フレームあたりのサブフレーム数S、(3)F×Sコード行列のピクセル固有スライスCを選択する。これらのパラメータの決定は、最適な多重化問題の例と考えることができる。この問題では、Fの望ましい測定値からFの実際のノイズの多い観測値への1対1のマッピングが扱われる。コード化された2バケットイメージングの場合、各フレームが1つだけではなく2つの測定値を生成するため、問題が独特である。
出発点として、以下を展開する:

強度のみを含む関係を取得するには:

※バケット測定(2F×1)
※バケット多重化マトリクスW(2F×S)
※照明l,.....,1でのピクセル強度(S×1)
上記の方程式の各スカラーi は、シーンの照明条件がlであった場合に、従来のカメラピクセルが持ち得る強度である。上記式は、単一ピクセルpに関する限り、コード化された2バケットイメージングが、SフレームのFピクセルの2つのバケットに所望の強度測定値を多重化することを示す。
このアプローチでは、ピクセルの2つのバケットによって合計2Fの測定値が得られる場合でも、多重化マトリクスWはランク不足であるため、一般に、それらの最大F+1は独立であり得る。
ランクW=分(F+1、S)
注意として、C2Bカメラは、一般に、互いに完全に独立して動作する2つのコード化された露出カメラと同等ではない。これは、バケットのアクティビティを制御するマスキングが補完的であり、独立していないためである。従って、F個のフレームにわたるピクセルのバケットによってキャプチャされた2F強度のうち、F+1が独立した制約を提供し、残りは一般に冗長な測定値を与えるため、ノイズがある場合の性能を改善するのに有用である。
最適なF×(F+1)行列Cを見つけるため、以下の式によりバケット多重化の平均二乗誤差(MSE)の下限を得る。

ここで、すべての多重化行列Wについて、最良の不偏線形推定器のMSEは、上記の式の下限を満たす。
上記によって一般に明示的な構成は得られないが、MSEが下限である行列Wの最適性は保証される。この観測により、行列がFの「現実的な」値に最適であることが証明される。C(H+1)とする。ここで、Hは、F×(F+1)行列を作成する1の行を削除することによって、(F+1)×(F+1)アダマール行列から導出される。Cで定義されるバケット多重化行列Wは、(F+1)、(F+1)/12、又は、(F+1)/20が2の累乗の場合、F≦10000に最適である。上記が適用される最短のシーケンスはF=3、F=7である。主な目標はワンショット取得であるため、Fの他の小さな値の最適な行列も重要である。それらを見つけるには、小さなF×(F+1)バイナリ行列の空間に対する総当たり検索により、MSEが最も低いものを見つけることができる。これらの行列を以下の表2に示す。

システム100を使用したC2Bカメラの技術的利点は、マルチフレーム取得に代わるものを提供できることである。多くのフレームを連続してキャプチャする代わりに、それらは単一フレームでそれらの空間多重化バージョンをキャプチャできる。このようなフレームは、2バケット照明モザイクと呼ばれる。従来のカラーセンサのRGBフィルターモザイクに類似している。
RGBモザイクと同様に、完全な画像シーケンスI、
は、画像センサ110の解像度の1/Fでサンプリングされる。フル解像度で3D形状を計算するには、画像デモザイキング技術によって照明モザイクをアップサンプリングし、ここで説明する技術をすべてのピクセルに個別に適用できる。カラーセンサに取り付けられ、通常変更できないカラーフィルターモザイクとは異なり、本実施形態の照明モザイクの取得は、あらゆるFに対して完全にプログラミング可能である。特定の場合、形状解像度を最大化するために、F=3又はF=2フレームを1つのショットに多重化する、可能な限り最も密度の高いモザイクの取得が考慮される。これを図23に示す。最初の3列のフレームは、3フレームコード行列Cによってキャプチャされたものである。この行列では、フレーム内のすべてのピクセルで同じであるが、フレーム間で異なる照明条件が割り当てられた。4列目には、一番右の画像の3ピクセルタイルを使用して左側のフレームを多重化する、1回のショットでキャプチャされた照明モザイクを示す。
照明モザイクの取得は、対応するFフレーム行列
を空間的に多重化する1フレームコード行列Cを特定することになる。これは、(1)センサ面の通常のFピクセルタイリングを定義し、(2)タイル内のピクセルとフレーム間の1対1の対応(p、f)、1≦i≦Fを特定することで行われる。
の列は、以下のように定義される。
特定の場合において、照明モザイクの2P強度に上述の形状推定法を適用する方法には3つの異なる方法がある。
第1の方法では、強度デモザイキング(ID)を使用して、タイル内の各ピクセルの各バケットの強度を、デモザイキングの目的のために別個の「カラーチャネル」として扱う。これらの強度は、一度に3つのこれらの2FチャネルにRGBデモザイキング法を適用することでアップサンプリングされる。次に、上記の形状推定法のいずれかを結果に適用する。
第2の方法では、収集ノード比デモザイキングとも呼ばれるバケット比デモザイキング(BRD)によって、各ピクセルのバケット比を決定して、強度測定値をアルベド/反射率不変測定値に変換する。タイル内の各ピクセルの比率は、デモザイキングのために個別の「カラーチャネル」として扱われる。形状は、次のバケット比制約によって決定される。
第3の方法では、デモザイキングを用いずに(ND)、アップサンプリングの代わりに、各タイルは、形状未知(通常、アルベド、視差など)がピクセルごとに変化しない「スーパーピクセル」として扱われる。タイルごとの1つの形状推定値は、ここで説明するアプローチのいずれかを使用して決定される。ピクセルごとの形状推定値を生成する他の2つの方法とは異なり、この方法では1/F少ない推定値が返される。
本出願人は、合成データに関する本明細書に記載のC2Bカメラの性能を評価した。測光ステレオから計算された法線の有効解像度とアルベド不変性は、(1)空間的に変化する法線とアルベド、ノイズの多い画像を含む合成生成シーンに適用し、(2)空間周波数コンテンツに対する再構成性能を評価することで決定された。デモザイキングを除くすべての決定がピクセルごとに行われるため、パフォーマンスの周波数依存の変動はこれらのステップによるものである。図24Aは、本明細書に記載の方法のいくつかの組み合わせを比較するチャートである。また、フル解像度の画像を処理するベースライン3フレーム方式、及びカラー測光ステレオ法と比較される。決定したとおり、C2Bカメラのデータは、カラーベースの測光ステレオ法よりも優れたパフォーマンスを発揮する。図24Bは、空間アルベド変動の影響を考慮したチャートである。図24A及び図24Bの両方を比較すると、近傍処理のタイプに関係なく、非常に高いアルベド周波数ではパフォーマンスが低下するという直観に一致する。一般に、ピークS/N比(PSNR)が少なくとも30の場合、C2Bカメラは、ナイキスト制限の3分の1までの空間周波数を持つシーンでパフォーマンスを大幅に向上させる。
本出願人の例示的な実験では、実験設定は、C2Bカメラ、Texas Instruments LightCrafter DMDプロジェクタ、4つのLEDで構成された。このカメラは、フレームあたり最大4つのサブフレームで16〜20FPSで動作することができた。これにより、測光ステレオを実行し、ほぼビデオ速度でデータをキャプチャできる。
地上検証データを取得するために、図26に示すカラフルなバンド及びテクスチャを有する帽子と、帽子の一部を遮る本とからなる静的なシーンが作成された。このシーンが選択されたのは、従来、ワンショット方式は色の手がかりに依存して、異なる照明条件下でのシーンの外観を推測していたためである。これにより、困難な条件下で形状推定がどの程度うまく機能するかを評価できる。オブジェクトはカメラから2m離れて配置された。23mmレンズがカメラに取り付けられ、約30cm×30cmの視野が得られた。どちらの場合も、ノイズを減らすために、照明条件ごとに1000個の画像がキャプチャされた。グラウンドトゥルースデータを1つのバケットでBRD−BR、ID−DM、ID−DMと比較した。
構造化光を使用する実際のオブジェクトについて、周波数1の4つの位相シフト正弦波パターン及び周波数16の3つの位相シフト量子化正弦波パターンでオブジェクトを照明することにより、グランドトゥルース視差推定を行った。プロジェクタは、ベースラインが1.5mのオブジェクトから60cm離れて配置された。低周波情報を使用して位相アンラップを実行し、高周波量子化された正弦波をグラウンドトゥルースとして使用した。シングルショット取得には3つのパターンが使用された。結果を図25Aに示す。構造化光の場合、BRD−BRは、外れ値が削除された後、2.7のRMSEで最高の応答が得られた。すべての外れ値を削除できないため、外れ値が保持された場合に4.7のRMSEが報告された。プロジェクタには608列があり、16の周波数が使用されたため、可能な最大エラーは608/16=38である。従って、最大エラーの約5〜10%の精度があった。量子化された正弦波が使用されたため、この値によりC2Bカメラのパフォーマンスの下限が得られる。
測光ステレオを使用する実際のオブジェクトの場合、各光源の方向は、カメラから2mに配置されたクロム球とシーンから2〜3mの光を使用して較正された。シーケンスをキャプチャするために、各光源に1つずつ、4つのサブフレームを使用して画像がキャプチャされた。この場合の結果も図25Bに示す。ID−DMは、RMS角度誤差が10.695°、角度誤差の中央値が5.63°の測光ステレオに最適であることがわかった。ただし、ND−DMのRMSEは依然として10°を超えている。これは、各マスクに適用されるゲインが不均一であることによって説明できる。これは、最小二乗最適化B=AXで、Aへのスキューが適用されていることを意味する。
この結果は、センサ解像度で、又はセンサ解像度に近いC2Bカメラを使用して3D測定値を有利に取得できるという事実を裏付けている。
図34は、一実施形態に係る、シーンのピクセルワイズイメージングを行う方法300を示す。ブロック302で、制御論理モジュール112は、画像センサ110のピクセルのアレイ内の各ピクセルのマスキング値を含むピクセルワイズパターンを受信する。ブロック304で、画像センサ110の各ピクセルは、そのようなピクセルがシーンから受光した光にさらされると、電子信号を生成する。ブロック306で、制御論理モジュール112は、各ピクセルの電子信号を、それぞれのマスキング値に基づいて、そのピクセルに関連付けられた信号記憶モジュール114内の1つ又は複数の収集ノードに誘導する。この1つ又は複数の収集ノードは、受信した電子信号をそれぞれ統合可能である。場合によっては、本明細書で説明するように、収集ノードの1つ又は一部のみが信号を受信する。
場合によっては、ブロック308で、デジタル化モジュール116は、各収集ノードでの統合の測定値をデジタル化して出力することができる。
場合によっては、ブロック310で、プロセッサ102は、収集ノードのそれぞれでの統合値に基づいて、例えば、飛行時間の決定、光路タイプの決定(直接、間接、又は鏡面反射)、深さ、法線など、さらなる決定を行うことができる。
特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、添付の特許請求の範囲に概説される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その様々な修正が当業者には明らかであろう。上記に引用されたすべての参考文献の開示全体は、参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (39)

  1. シーンのピクセルワイズイメージングを行うためのシステムであって、
    シーンから受光した光にさらされると電子信号を生成する感光性受容体をそれぞれ有するピクセル列を含む画像センサと、
    各ピクセルにつき、各感光性受容体が受信した電子信号を統合することが可能な1つ又は複数の収集ノードを含む信号記憶モジュールと、
    制御メモリと1つ又は複数の論理コンポーネントとを有する制御論理モジュールであって、前記制御メモリはピクセルワイズパターンを受け取り、前記ピクセルワイズパターンは画像センサの各ピクセルに対するマスキング値を含み、各ピクセルについて、前記1つ又は複数の論理コンポーネントは、各マスキング値に基づいて、電子信号を1つ又は複数の収集ノードのそれぞれに誘導する、ようにした、制御メモリと1つ又は複数の論理コンポーネントとを有する制御論理モジュールと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記1つ又は複数の収集ノードは、ピクセル当たり正確に2つの収集ノードを含み、マスキング値は1桁のバイナリ値であり、高いバイナリ値は、電子信号を1つの収集ノードに誘導することを示し、低いバイナリ値は、電子信号を他の収集ノードに誘導することを示す、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記1つ又は複数の収集ノードは、ピクセル当たり正確に4つの収集ノードを含み、マスキング値は2桁のバイナリ値であり、4つの収集ノードのそれぞれは2桁のバイナリ値の1つに関連付けられ、1つ又は複数の論理コンポーネントは、各2桁のバイナリ値に基づいて、電子信号を各収集ノードに誘導する、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記制御メモリは、フレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受け取り、1つ又は複数の論理コンポーネントは、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号を誘導する、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記制御メモリは、サブフレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受け取り、1つ又は複数の論理コンポーネントは、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号を誘導し、各フレームは複数のサブフレームを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記制御メモリは、
    次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンを格納する第1のメモリユニットと、
    現在のサブフレームのピクセルワイズパターンを格納する第2のメモリユニットと
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンが前記第1のメモリに順次ロードされ、前記現在のサブフレームのピクセルワイズパターンが前記第2のメモリに同時にロードされる、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記画像センサは、ピン止めフォトダイオード、フォトゲート、電荷結合素子、電荷注入デバイス、単一光子アバランシェダイオードのうちの1つを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 前記論理コンポーネントは電荷移動ゲートを備え、収集ノードは浮遊拡散ノードを備える、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 各収集ノードでの統合の測定値をデジタル化して出力するデジタル化モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  11. 前記画像センサはラインセンサであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  12. 前記シーンから受光した光は、光源からの時間変調された光を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記システムは、光源での変調光と感光性受容体で受光した光との位相差を測定することで変調光の飛行時間を決定するプロセッサをさらに備え、1つ又は複数の論理コンポーネントは、変調光の変調の第1の部分の間に電子信号を収集ノードの1つに誘導し、変調光の変調の第2の部分の間に電子信号を他の収集ノードに誘導する、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  13. 前記所定の経路タイプは、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から選択される、ことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  14. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを備え、上記システムは、シーンに光パターンを投影するプロジェクタをさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、1つ又は複数の論理コンポーネントが電子信号を収集ノードの1つに誘導し、そうでない場合は他の収集ノードに誘導するような相補パターンを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  15. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に1つの収集ノードを備え、上記システムは、シーンに光パターンを投影するプロジェクタをさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、1つ又は複数の論理コンポーネントが電子信号を収集ノードに誘導し、それ以外の場合は、電子信号をブロック又は無視し、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から所定の経路タイプを選択するような相補パターンを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 前記シーンから受光した光は、光源からの測光ステレオ光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、1つ又は複数の論理コンポーネントは、第1の照明条件の間に電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間に電子信号を他の収集ノードに誘導し、上記システムは、各ピクセルで受光した光の強度を決定することによりシーン内の1つ又は複数のオブジェクトの法線を決定するプロセッサをさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  17. 前記法線は、2つ以上の隣接ピクセルの強度デモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前記法線は、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  19. 前記シーンから受光した光は、光源からの構造化光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、1つ又は複数の論理コンポーネントは、第1の照明条件の間は電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間は電子信号を他の収集ノードに誘導し、上記システムは、光源のピクセルと画像センサのピクセルを用いた三角測量により、各ピクセルで受光した光の強度からシーン内の1つ又は複数のオブジェクトまでの深さを決定するプロセッサをさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  20. 前記深さは、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 前記深さは、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  22. シーンのピクセルワイズイメージングを行うための方法であって、
    画像センサのピクセル列のうちの各ピクセルのマスキング値を含むピクセルワイズパターンを受け取る工程と、
    そのようなピクセルがシーンから受光した光にさらされると、各ピクセルで電子信号を生成する工程と、
    各ピクセルの電子信号を各マスキング値に基づいて該ピクセルに関連付けられた1つ又は複数の収集ノードに誘導する工程であって、前記1つ又は複数の収集ノードは各々は受信した電子信号を統合可能とする、工程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  23. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、マスキング値は1桁のバイナリ値であり、高いバイナリ値は、電子信号を収集ノードの1つに誘導することを示し、低いバイナリ値は、電子信号を他の収集ノードに誘導することを示す、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に4つの収集ノードを含み、マスキング値は2桁のバイナリ値であり、4つの収集ノードはそれぞれ2桁のバイナリ値の1つに関連付けられ、電子信号は、各2桁のバイナリ値に基づいて各収集ノードに誘導される、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記フレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受信し、新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて電子信号が誘導される、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 前記サブフレームごとに新しいピクセルワイズパターンを受信し、電子信号は新しいピクセルワイズパターンのマスキング値に基づいて誘導され、各フレームは複数のサブフレームを含む、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 前記現在のサブフレームのピクセルワイズパターンを格納する工程と、
    次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンを別々に格納する工程と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記次のサブフレームの新しいピクセルワイズパターンが順次メモリにロードされ、現在のサブフレームのピクセルワイズパターンがメモリに同時にロードされる、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記各収集ノードでの統合の測定値をデジタル化して出力する工程をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  30. 前記シーンから受光した光は時間的に変調された光を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記方法は、光源での変調光と受光した光との位相差を測定することにより変調光の飛行時間を決定する工程をさらに備え、各ピクセルで電子信号を誘導する工程は、変調光の変調の第1の部分の間に収集ノードの1つに電子信号を誘導する工程と、変調光の変調の第2の部分の間に他の収集ノードに電子信号を誘導する工程とを含む、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  31. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、上記方法は、光パターンをシーンに投影する工程をさらに備え、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、電子信号を収集ノードの1つに誘導し、そうでない場合は他の収集ノードに誘導するような相補パターンを含む、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  32. 前記所定の経路タイプは、直接光路、間接光路、又は反射光路からなる群から選択される、ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に1つの収集ノードを含み、上記方法は、光パターンをシーンに投影する工程をさらに含み、ピクセルワイズパターンは、各ピクセルで受光した関連光がほぼ所定の経路タイプを含む場合、電子信号を収集ノードに誘導し、そうでない場合は、電子信号をブロック又は無視するような相補パターンを含み、直接光路、間接光路、反射光路からなる群から所定の経路タイプを選択する、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  34. 前記シーンから受光した光は測光ステレオ光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、電子信号は第1の照明条件の間に収集ノードの1つに誘導され、第2の照明条件の間に他の収集ノードに誘導され、
    各ピクセルで受光した光の強度を決定することによりシーン内の1つ又は複数のオブジェクトの法線を決定する工程をさらに備える、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  35. 前記法線は、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記法線は、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  37. 前記シーンから受光した光は、構造化光照明条件を含み、1つ又は複数の収集ノードは、各ピクセルにつき正確に2つの収集ノードを含み、第1の照明条件の間は電子信号を収集ノードの1つに誘導し、第2の照明条件の間は電子信号を他の収集ノードに誘導し、
    光源のピクセルと画像センサのピクセルを用いた三角測量により、各ピクセルで受光した光の強度からシーン内の1つ又は複数のオブジェクトまでの深さを決定する工程をさらに備える、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  38. 前記深さは、2つ以上の隣接するピクセルの強度デモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 前記深さは、2つ以上の隣接するピクセルの各ピクセルの収集ノードの比率を用いたデモザイキングにより決定する、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
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