JP2020516415A - 剃毛かみそりシステム - Google Patents

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Abstract

第1の端部(14)及び対向する第2の端部(16)を有するトトル(18)を備えるパーソナルケア製品(10)。カプラ(20)は、トトルの第2の端部に装着される。カプラは、上部(82)、下部(84)、及び上部と下部との間の可撓性ヒンジ(80)を有する。上部は、開放位置で下部から離間され、上部は、閉鎖位置で下部に対してシールされる。

Description

本発明はパーソナルケア物品に関し、より具体的には、トトルに装着されたカプラを有する剃毛かみそりシステムに関する。
概して、安全かみそりのカートリッジ又は刃ユニットは、カートリッジが取り付けられたハンドルによって、剃毛される皮膚の表面にわたって動かされる、切断縁部を有する少なくとも1つの刃を有する。一部の剃毛かみそりには、ハンドルに対して旋回し、剃毛中に皮膚の輪郭に沿って移動する、ばね付勢されたカートリッジが備わっている。カートリッジは、刃の切れ味が不充分な程度にまで低下した時点で、カートリッジを新しいカートリッジに交換することができるように、ハンドルに着脱可能に装着されてもよく、あるいは、刃の切れ味が鈍くなった時点でかみそり全体を廃棄することを想定して、ハンドルに永久的に取り付けられてもよい。
かみそり刃組立体のガード及びキャップと一般に呼ばれる皮膚係合面の間に刃部材の切断縁部が保持される、かみそり刃組立体が開示されている。剃毛ストローク中、ガードは刃部材(複数可)の前方で皮膚に接触し、キャップは刃部材(複数可)の後方で皮膚に接触する。キャップ及びガードは、いわゆる「剃毛ジオメトリ」、すなわち、剃毛中の皮膚に対する刃の向き及び位置を決定するパラメータを確立する助けとなり、このパラメータは、かみそりの剃毛性能及び有効性に大きく影響することがある。キャップは、抵抗を低減し快適性を高めるために、水滲出性の剃毛補助剤を含んでよい。ガードは一般に剛性を有するものであってもよく、例えば、刃の支持を提供するフレーム又はプラットフォーム構造体と一体的に形成される。ガードはまた、より軟質のエラストマー材を含んで、皮膚の引き延ばしを改善させ得る。
個人の介護者は、慢性的な加齢、傷害、又は様々な変性疾患によってしばしば引き起される精神的及び/又は身体的能力の低下のために自分自身を剃毛することができない個人のケアをする場合が多い。別の人を剃毛する作業は、剃毛される人を切らないようにするために、細心の注意、忍耐、協調、及び空間認識を要する。米国では、理髪師はライセンスを取得しており、多くの場合、他の人々を剃毛する長年の経験を有する。しかしながら、近親者及びプロの介護者は、別の人を剃毛するための剃毛技術にそれほど精通していない。更に、理髪師は、典型的には、真っ直ぐな刃のかみそりを使用するが、これは、個人の介護者又は家族が適切な訓練を受けることなく別の人に対して使用しようとするのには非常に危険である。湿式安全かみそり剃毛システムは、自己への適用に関して100年以上にわたって改善されてきた。しかしながら、これらの設計は、別の人を剃毛するのに最適ではない。加えて、剃毛かみそりカートリッジは、剃毛ストローク間で清潔に保たれなければならない。現行の剃毛かみそりシステムは、平坦面上に置かれる(すなわち水平に)ように設計されているため、カートリッジが不衛生な表面に接触する可能性があり得、これは、免疫力の弱い高齢者又は身体障害者にとって致命的になる可能性のある感染症を引き起すおそれがある。
トトル(Tottles)は、典型的には、パーソナルケア製品用の様々な種類の流体組成物を分配するために使用される。しかしながら、パーソナルケア物品をトトルに取り付けるための単純かつ直感的な方法は存在しない。したがって、元の製造業者又は消費者のいずれかによって単純で効率的かつ安全な方法でパーソナルケア物品をトトルに取り付けるための容易な方法及び装置が必要とされている。
したがって、別の人の顔を剃毛するために適切な制御、把持、及び操作を可能にし、並びに垂直位置で容易に直立する、人間工学的ハンドルに装着された剃毛かみそりカートリッジが必要とされている。
1つの態様では、本発明は、広義には、液体を分配するためのポートを備える第1の端部と、対向する第2の端部と、を有するトトルを備えるパーソナルケア製品を特徴とする。カプラは、トトルの第2の端部に装着される。カプラは、上部、下部、及び上部と下部との間の可撓性ヒンジを有する。上部は、開放位置で下部から離間され、上部は、閉鎖位置で下部に対してシールされる。
別の態様では、本発明は、広義には、パーソナルケア製品を組み立てるための方法を特徴とする。第1の端部におけるシールと、対向する端部におけるポートと、を有するトトルが提供される。カプラの上部と下部との間に可撓性ヒンジを有するカプラが提供される。カプラはトトルに装着される。上部は、上部と下部とが離間されている開放位置から、上部と下部とが係合する閉鎖位置まで移動される。上部は下部に固定される。
別の態様では、本発明は、広義には、剃毛かみそりカートリッジをボトルに取り付けるためのカプラを特徴とする。カプラは、位置合わせ穴、位置合わせピン、及び位置合わせ穴と位置合わせピンとの間の可撓性ヒンジを有する。位置合わせピンは、開放位置で位置合わせ穴から離間され、位置合わせピンは、閉鎖位置で位置合わせ穴内に位置決めされる。
本発明の他の特徴及び利点、並びに本発明自体は、添付の図面と併せて読むときに、種々の実施形態の以下の説明から、より完全に理解することができる。
本発明の1つの可能な実施形態による剃毛かみそりシステムの斜視図である。 立った位置にある図1の剃毛かみそりシステムの側面図である。 転倒位置にある図1の剃毛かみそりシステムの側面図である。 立った位置にある剃毛かみそりシステムの別の可能な実施形態の側面図である。 転倒位置にある図3Aの剃毛かみそりシステムの側面図である。 図1の剃毛かみそりシステムの背面図である。 図1の線4−4に概ね沿って取った、図1の剃毛かみそりシステムの断面図である。 図1の剃毛かみそりシステムのトトル及びカプラの組立図である。 第1の位置にあるトトル及びカプラの斜視図である。 第2の位置にあるトトル及びカプラの斜視図である。
図1を参照すると、剃毛かみそりシステム10の斜視図が示されている。剃毛かみそりシステム10は、第1の端部14及び第2の端部16を有するハンドル12を含んでもよい。特定の実施形態では、ハンドル12は、プレシェーブ又はポストシェーブ補助剤組成物などの液体を収容するための可撓性トトル18を含んでもよい。トトルとは、端部におけるキャップ上で着座する種類のボトル(多くの場合、ケチャップ、シャンプーなどに使用される)の業界用語である。例えば、「ボトル」は、その「底部」で着座して、キャップを有する反対端(上部)から液体を分配し、「トトル」は、液体を分配し、かつエンドキャップを有する端部であるその「上部」で着座する。ハンドル12はまた、ハンドル12の第1の端部14に装着されたカプラ20と、流体がハンドル12から出るのを防止するためのハンドル12の第2の端部16におけるエンドキャップ22(例えば取り外し可能なカバー又はフリップトップ)と、を含んでもよい。剃毛かみそりカートリッジ24は、カプラ20に装着されてもよい。剃毛かみそりカートリッジ24は、キャップ26と、ガード28と、キャップ26とガード28との間に位置付けられた刃先32を有する刃30と、を含んでもよい。キャップ26及びガード28は、剃毛面P1(すなわち、キャップ26及びガード28に接する面)を確立することができる。
カプラ20は、ユーザの指又は親指を受容して適切に位置決めするために、ハンドル12(例えば、トトル18)の上面36上に指パッド34を含んでもよい。指パッド34は、指パッド34上にユーザの親指を受容する、又はユーザの指をより良好に維持するために、円形でありかつ大きな半径を有してもよい。例えば、指パッド34は、約5mm〜約15mmの半径を有してもよい。指パッド34はまた、窪み上面38及び前方リム40を有してもよい。剃毛かみそりカートリッジ24は、指パッド34の前方リム40の前方に位置決めされてもよい(例えば、剃毛かみそりカートリッジ24を剃毛中の別の人の顔の方向に向けることを容易にするために)。窪み面38は、上向き方向に弧状をなして、約7mm〜約25mmの半径を有してもよい。特定の実施形態では、指パッド34は、指パッド34を完全に通ってハンドル12の上面36(例えば、トトル18)まで延在することによって、ユーザの指又は親指を指パッド34内により深く置くことを可能にする開口部42を画定することができる。開口部42の底部におけるトトル18の上面36は、更に、快適性を改善するためのクッションを提供することができる。カプラ20は、剃毛かみそりカートリッジ24をトトル18に取り付けるように図示されているが、カプラ20は、他のパーソナルケア物品をトトル18又は他の流体液体ディスペンサに取り付けるために使用されてもよい。
別の人の顔を剃毛する行為の間、介護者が剃毛されている人を再位置決めする際に剃毛かみそりを何度も下に置かれなければならない。ある人が自分自身を剃毛するときは、ストローク間で剃毛かみそりを下に置くことはめったにない。典型的には、ユーザは、自分自身の剃毛が完了したときだけかみそりを下に置く。従来の剃毛かみそりシステムは、平坦な表面上で水平に置かれるように設計されている。しかしながら、これはかみそりの汚染をもたらし得る。使用済みのかみそりカートリッジは、血液媒介病原体を保持して、密接する介護者又は他の個人に対する交差感染リスクを提供し得る。これは、免疫が抑制された個人にとって特に危険である。更に、介護者は、典型的には、室内の、必ずしも浴室のシンク又はカウンタートップではない場所で人々を剃毛する。したがって、剃毛かみそりシステムは、洗浄が容易でない表面上に置かれる必要がある場合がある。
図2Aを参照すると、図1の剃毛かみそりシステム10が、直立した垂直位置で示されている。剃毛かみそりシステム10のトトル18が満杯であるとき、剃毛かみそりシステム10は質量中心「CM」を有し得る。質量中心「CM」は、剃毛かみそりシステム10の中央長手方向軸44(すなわち、剃毛かみそりシステム10の長さに沿って延在する略中心線)に沿って位置し得る。質量中心「CM」は、トトル18が満杯又は空の状態で計算され得る。例えば、中央長手方向軸44は、質量中心から底面50の中心まで線を延ばすことによって計算され得る。液体がトトル18から除去されると、質量中心「CM」が移動して、そのため剃毛かみそりシステム10が転倒しやすくなる場合があることが理解される。更に、ハンドル12の第1の端部14(例えば、カプラ20及びカートリッジ24)において追加される重量によっても、剃毛かみそりシステム10が転倒しやすくなる場合がある。トトルは、一般に流体開口部の反対側の端部に追加される構成要素を有さないため、転倒の問題が発生することはない。
図2Bを参照すると、剃毛かみそりシステム10は、転倒位置で示されている。ハンドル12の第2の端部16は、カウンタートップ又はデスクなどの平坦面上に置かれてもよい。以下でより詳細に説明するとおり、剃毛かみそりシステム10は、ハンドル12が置かれ得る表面に剃毛かみそりカートリッジ24が接触するのを防止するために、約10度〜約15度の転倒角「α」を可能にするように設計されてもよい。特定の実施形態では、転倒角「α」は、質量中心「CM」を通過する中央長手方向軸44と、質量中心「CM」を通ってハンドル12(例えばエンドキャップ22)の底面50の外縁48から延在する線46との間の角度として決定され得る。転倒角「α」は、満杯又は空の状態のトトル18の平均として計算され得る。特定の実施形態では、剃毛かみそりシステム10は、満杯又は空の状態で、約10グラム〜約40グラムの質量を有してもよい。
ハンドル12の底面50は、剃毛かみそりシステム10を直立位置に維持することを容易にし得る。底面50は、剃毛かみそりシステム10が転倒に抵抗するのを可能にするように増大されてもよい(例えば、より大きい転倒角を可能にする)。かみそりシステムは、典型的には、スタンドなどの外部支持体を利用せずに直立位置で立つように設計されていない。更に、トトルは、典型的には、トトル本体の断面積よりも小さい底面を有する。例えば、図3A及び3Bは、より小さい底面56を有するトトル54を有する剃毛かみそりシステム52を示す。したがって、図3A及び3Bに示される剃毛かみそりシステム52の転倒角「β」は、図2A及び2Bに示される剃毛かみそりシステム10の転倒角「α」よりもはるかに小さい。図3Bに示すように、剃毛かみそりシステム52の転倒角「β」は、トトル54の質量中心「CM2」を通過する中央長手方向軸58、及び底面56の外縁62から質量中心「CM2」を通って延在する線60から測定して、約7度であり得る。トトルを備える単回使用の剃毛かみそりシステム(剃毛かみそりシステム10など)は、トトルの寸法が比較的小さく(例えば、より少ない量の流体を収容し、したがって質量がより小さい)、またかみそりカートリッジ及び取り付け構成要素の相対重量がより重いため、転倒する可能性がより高い。更に、より小さいトトルは、典型的には、より小さい底面を有する。
図4A及び4Bを参照すると、剃毛かみそりシステム10の背面図及び断面図がそれぞれ図示されている。エンドキャップ22は、圧入、ねじ接続、超音波溶接、又は他の一般的に既知の組立方法によって、トトル18の第2の端部16に装着され得る。トトル18は、プレシェーブ又はポストシェーブ組成物などの液体を含むキャビティ64を画定してもよい。トトル18は、一方の端部に流体ポート66を有し、反対側の端部にシール68を有してもよい。トトル18は、シール68と流体ポート66との間の最大断面積を有してもよい。トトル18の最大断面積は、典型的には流体ポート66に向かっているが、これは、シール68付近の断面積が典型的には平坦化し、より小さくなって、トトル18がシールされるのを可能にするためである。(例えば、エンドキャップ22の)底面50は、トトル18の最大断面積よりも大きい接触面積を有して、改善された安定性(転倒に対する抵抗)を提供してもよい。接触面積は、底面50の投影された設置面積であってもよい。したがって、凹部、窪み、及び開口部は、底面の一部が載置面と物理的に接触していなくても、底面の接触面積を減少させ得ない。
特定の実施形態では、底面50の接触面積とトトル18の最大断面積との比は、1.0超であってもよい。例えば、トトル18の最大断面と底面の接触面積との比は、約1.1〜約9.0、より好ましくは約1.1〜約2.0であってもよい。接触面積は、底面50の全体的な設置面積を表し得ることが理解される。したがって、底面50の開口部又は凹部は、接触面積を変化させ得ない。特定の実施形態では、底面50の接触面積は、約0.28cm〜約14cmであってもよい。
トトル18は、流体ポート66のより小さい断面積まで先細になるリム70を有してもよい。エンドキャップ22は、トトル18のより長い長さを捕捉して、改善された安定性を提供するために、リム70上に位置決めされてもよい。例えば、エンドキャップ22は、トトル18のリム70を受容するように寸法決めされた凹部72を画定してもよい。凹部は、エンドキャップ22の高さ「h1」の少なくとも20%の深さ「d1」を有してもよい。例えば、深さ「d1」は、エンドキャップ22の高さ「h1」の約50%〜75%であってもよい。エンドキャップ22は、上縁部76まで先細になる肩部74を有してもよい。肩部74は、ユーザが剃毛かみそりシステム10を掴んだ際に指を位置決めするための把持領域を提供してもよい。特定の実施形態では、肩部74は、少なくとも1mm、より好ましくは少なくとも3mmの、トトル18(又はエンドキャップ22)の周囲に延在する高さh2を有し得る。剃毛かみそりシステム10は、カートリッジ24の端部25から底面50まで延在する全長「L1」を有し得る。エンドキャップ22は、トトル18の全長「L1」の少なくとも10%であるトトルの長さにわたって位置付けられてもよい。例えば、エンドキャップ22は、転倒を更に防止するために、剃毛かみそりシステム10の全長「L1」の約10%〜約25%であるトトルの長さにわたって位置決めされてもよい。
図5を参照すると、ハンドル12の斜視組立図が示されている。カプラ20は、トトル18のシール68に装着されてもよい。カプラ20は、上部82と下部84との間に可撓性ヒンジ80を有してもよい。カプラ20は、第1の位置合わせピン86及び対応する位置合わせ穴88を有してもよい。第1の位置合わせピン86は下部84上に位置決めされてもよく、位置合わせ穴88は上部82上に位置決めされてもよい。カプラ20は、複数の位置合わせ穴及び対応する位置合わせピンを有してもよいことが理解される。例えば、上部82は第2の位置合わせ穴90を含んでもよく、下部84は、対応する位置合わせピン92を有してもよい。複数の位置合わせピン86及び92は、組み立て中のカプラ20のトトル18に対するより改善された位置決め、のみならず、カプラ20のトトル18に対する改善された固定を提供することができる。例えば、一対の位置合わせピン86及び92は、組み立て中及び/又は使用中のカプラ20の回転に、より良好に抵抗することができる。
ここで図5及び6を参照すると、ハンドル12の斜視組立図が示されている。図5は、トトル18に装着される前のカプラ20を示す。図6は、トトル18に装着されたカプラ20を示す。シール68は、対応する位置合わせピン86及び92を第1の位置(例えば、開放位置)で受容するように構成された1つ以上の開口部94及び96を画定することができる。カプラ20は、上面36(図1を参照)に装着されてもよく、位置合わせピン86及び92は、シール68の開口部94及び96内に位置決めされてもよい。第1の位置では、上部82は、下部84から離間されていてもよい。したがって、位置合わせ穴88及び90は、第1の位置では位置合わせピン86及び92から離間され、これらに係合されない。
カプラ20は、上部82が下部84と係合した第2の位置(例えば、閉鎖位置)を有してもよい。上部82は、下部84と係合するように枢動又は屈曲されてもよい。例えば、位置合わせピン86及び92は、対応する位置合わせ穴88及び90内、並びにシール68の開口部94及び96内に位置決めされてもよい(図7)。上部82は、剛性タブ100上に複数のリブ98を有してもよく、これは、トトル18に対して改善されたシールを提供するのに役立ち得る。例えば、上部は、トトル18に対して圧迫されて(第2の位置で)、それにより、リブ98にトトル18及びトトル18の底面102上の材料をクランプさせて、リブ98の間で圧迫させることができる。上部82は、図7に示されるように、下部84に対してシールされてもよい。可撓性ヒンジ80は、第1の位置と第2の位置との間の移動を可能にするように屈曲することができる。図7は、屈曲位置にある可撓性ヒンジ80を示す。第2の位置では、位置合わせピン86及び92(図6に示す)のうちの1つ以上が、低温かしめされて(cold staked)、位置合わせピン86及び92上にリベット104及び106を形成し、したがって上部82を下部84に固定し、カプラ20をトトル18に固定することができる。接着剤、超音波溶接、スナップ嵌め、圧入、及び高温かしめ(hot staking)などの他の恒久的又は一時的固定方法も使用され得る。剃毛かみそりシステムは、消費者によって組み立て可能な、又は完成したユニット(compete unit)であるキットとして提供されてもよいことが理解される。他の実施形態では、カプラ20及びかみそりカートリッジ24(図1)は、消費者が選択したトトルに取り付け可能なキットとして一緒に販売されてもよい。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. 剃毛かみそりシステム(10)であって、
    液体を分配するための第1の端部(14)及び対向する第2の端部(16)を有するトトル(18)と、
    前記トトルの前記第2の端部に装着されたカプラ(20)であって、上部(82)、下部(84)、及び前記上部と前記下部との間の可撓性ヒンジ(80)を有し、前記上部は、第1の位置で前記下部から離間され、また閉鎖位置で前記下部に対してシールされる、カプラ(20)と、
    を備える、剃毛かみそりシステム(10)。
  2. 前記下部(82)は、前方リム(40)を有する指パッド(34)を含む、請求項1に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  3. 前記カプラ(20)は、第1の位置合わせピン(86)及び位置合わせ穴(88)を有する、請求項1又は2に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  4. 前記トトル(18)のシール(68)は、前記位置合わせピン(86)を受容するように構成された開口部(94)を備えるシール(68)を有する、請求項3に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  5. 前記位置合わせピン(86)は、前記閉鎖位置で、前記シール(68)の前記開口部(94)及び前記カプラの前記位置合わせ穴(88)内に位置決めされる、請求項4に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  6. 前記カプラ(20)は、前記カプラ(20)上で一対の対応する位置合わせピン(86及び92)を受容するように寸法決めされた一対の位置合わせ穴(88及び90)を有する、請求項1に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  7. 前記一対の位置合わせピン(86及び92)は、前記カプラ(20)内の一対の対応する位置合わせ穴(88及び90)、並びにシール(68)の一対の対応する開口部(94及び96)内に位置決めされる、請求項6に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  8. 前記カプラ(20)に装着された剃毛かみそりカートリッジ(24)を更に備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  9. 前記カプラ(20)は、前記トトルの底面(102)と接触する複数の離間されたリブ(98)を有する剛性タブ(100)を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  10. 前記下部(84)は、開口部(42)を画定する指パッド(34)を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の剃毛かみそりシステム(10)。
  11. 剃毛かみそりシステム(10)を組み立てる方法であって、
    液体を分配するための第1の端部(14)及び対向する第2の端部(16)を有するトトル(18)を提供することと、
    上部(82)と下部(84)との間に可撓性ヒンジ(80)を有するカプラ(20)を提供することと、
    前記トトルを前記カプラに装着することと、
    前記上部を、前記上部と下部とが離間されている開放位置から、前記上部と下部とが係合する閉鎖位置まで移動させることと、
    前記上部を前記下部に固定することと、
    を含む、方法。
  12. 剃毛かみそりカートリッジ(24)を前記カプラ(20)に装着することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記上部(82)を前記下部(84)に固定する前に、前記カプラ(20)上の位置合わせピン(86)を前記カプラ上の対応する位置合わせ穴(88)と係合させることを更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記位置合わせピン(86)を、前記トトル(18)のシール(68)内の開口部(94)内に位置決めすることを更に含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記上部(82)を前記下部(84)に固定する前に、前記カプラ(20)上の一対の位置合わせピン(86及び92)を前記カプラ(20)上の対応する一対の位置合わせ穴ペア(88及び90)と係合させることと、前記一対の位置合わせピンを前記シール(68)内の一対の対応する開口部(94及び96)内に位置決めすることと、を更に含む、請求項11に記載の方法。
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