JP2020515918A - 一対の眼鏡レンズを設計する方法および光学測定用のデバイス - Google Patents

一対の眼鏡レンズを設計する方法および光学測定用のデバイス Download PDF

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Abstract

一対の眼鏡レンズを設計する方法および光学測定用のデバイス。本方法は、距離を判定することと、物体(100)を前記距離に配置することと、基準のフレーム(4)をユーザに装着させることと、各眼に対して、前記眼を覆わない状態で、他方の眼を覆うことと、前記眼の前に、貫通孔(520、620)を有するスクリーン(5、6)を配置することと、利用可能な視野の中心に前記物体(100)がくるように、前記孔(520、620)を通じて前記ユーザに前記物体(100)が見えるまで、前記孔(520、620)の位置を動かすことと、両眼を露出させることと、前記孔(520、620)の位置を調整して、両眼視が得られるようにすることと、前記位置に応じて、各レンズ(510、610)を設計することと、を含む。本デバイス(1)は、各眼に対して、垂直溝(53、63)を有する第1のプレート(51、61)および水平溝(54、64)を有する第2のプレート(52、62)が取り付けられ、移動可能であるフレーム(2)を備える。これにより、溝が重なると、ピンホール(55、65)が形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、眼鏡レンズの分野に関する。
より具体的には、本発明は、それぞれユーザの片目に対応する、一対の眼鏡レンズを設計する方法に関する。
本発明はさらに、光学測定用のデバイスに関する。本デバイスは、装着位置を取るフレームを有する。装着位置とは、ユーザがその眼の前に、前記デバイスを装着するものであり、前記眼に面した内側と、前記内側と反対の外側とが定義される。前記デバイスは、第1のフレーム支持手段を有する。
矯正レンズの分野において、いわゆる単焦点レンズは、一般的には特定の視距離における、ユーザの視覚障害を矯正することを目的とする。また、2つの視覚領域(一方は遠方視用、他方は近見視用)と、2つの光学中心を有する二焦点眼鏡も存在する。さらには、多数の視距離用の多焦点レンズも存在する。具体例として、累進レンズが挙げられる。これは一般的には、遠方視と近見視の両方のために設計されたものである。そして遠方視用の光学中心と、近見視用の光学中心と間に、中間領域が存在する。中間領域は徐々に変化することで、異なる様々な中間距離に対応可能となる。ここで、遠用部光学中心と近用部光学中心との間の水平距離はインセットと呼ばれ、垂直距離は累進帯長と呼ばれる。
レンズに関して、レンズの焦点距離は、レンズの光学中心と焦点との間の距離である。焦点距離は、正または負の値を取り得る。焦点とは、収束レンズの場合、レンズを通過した平行光線が収束する点である。あるいは、発散レンズの場合、レンズを通過する光線が発せられると考えられる仮想点である。前者の場合では焦点距離は正となり、後者の場合では焦点距離は負となる。レンズの度は、焦点距離の逆数であり、度数(m-1)として測定される。
したがって、レンズが設計された視距離に対して適切な視界を得られるようにするためのレンズの度数の処方は通常、本技術分野で一般的なデバイスと方法を使用して、専門家により行われる。状況に応じて、各眼に対して、正しい度数値を求めて、眼鏡に組み付けられる一対のレンズが得られる。
実際、前記専門家は、ユーザに対していくつかの測定を行うことで、適切なレンズを処方可能となる。設計工程においては、様々な要素の内、矯正レンズの種類(近視、遠視、老眼等)、前記レンズの度(度数で測定される)、および前記レンズの光学中心が決定される。レンズの光学中心は移動可能でもある。これにより、前記焦点距離およびレンズの度に比例する度数のプリズムと同等の効果が得られる。これはプレンティスの法則と呼ばれる。
公知の技術において、光学中心は、主に2つの手法で決定される。既成の基準位置による場合と、特定の測定の場合とである。前者は、レンズの大量生産に向いている等の利点がある。しかし、一部のユーザには適用が難しい場合がある。特に、顔が非対称である場合や、前記基準位置に対して、光学中心の位置が動いてしまうようなその他種類の条件因子があるような場合である。後者の場合、一般的な方法は、レンズの設計対象視距離に存在する物体を見ているユーザの瞳孔の位置を観察することで始まる。この場合、物体と各網膜中心とを結ぶ仮想線を投影すると、この線は目の幾何学的軸に交差し、眼鏡フレーム内で装着位置にあるレンズとの交差点が判定できる。
当業者であれば、二焦点レンズ、多焦点レンズ、または累進レンズの場合、レンズに求められる各視距離に対して測定が繰り返されることが理解されよう。但し、本発明の前記内容において、明確さおよび簡潔さのために、1つの視距離について議論を展開するが、当業者であれば、その考察を二焦点レンズ、多焦点レンズ、または累進レンズにも適用可能であろう。
これにより、測定に基づく従来技術における眼鏡レンズの既存の設計方法は、視距離について、各レンズの光学中心の最適位置を判定することを目的としている。上述のように、これは主に、視距離に存在する基準物体を見るユーザの瞳孔の位置に基づいて実行される。但し、三角法にて光学中心の位置を得るには、眼およびその様々な部位の特定の形状を知る必要があり、そして中心窩の位置のような値を知ることも特に求められる。
中心窩とは、光線が収束する網膜の領域であり、特に色覚を可能にするものであると知られている。したがって、物体に視線を向けることは、その光学像を中心窩に配置することを意味する。しかし、眼内の中心窩の位置は、その幾何学的軸に一致していない。そこで、本分野において、カッパ角は、以下の軸間の角度として知られている。
・眼の瞳孔の幾何学的中心を通過する、前記眼の幾何学的軸と、
・前記眼の中心窩と視距離に位置する前記点とを結ぶ、眼の光軸。この光軸は、中心窩固定軸とも称される。
したがって、従来技術では、幾何学的な眼に基づく仮想線を使用するのではなく、それを、前記カッパ角を使用して補正する。
残念なことに、これらデータの一部は、ユーザの外部検査時に、生体内で(in vivo)測定するのが極めて困難であり、不可能な場合すらある。場合によっては、このような測定は外科的介入または、検眼の分野では通常利用しないよう検査機器(X線装置、超音波等)が必要となり得る。そこで、本分野では、一般的にはこのデータ用の基準値を使われる。例えば、正視者には5°のカッパ角が検討され、遠視者に対しては10°以上まで、近視者に対しては、カッパ角は2°に達する。
上記のように、実際の測定、そして各ユーザに合わせた測定が不可能であることで、ユーザの視軸に完全には一致しない、レンズの光学中心が決定されてしまう可能性がある。即ち、ユーザにとって本当に必要な位置から、レンズが移動してしまうのである。その移動がそう大きくない場合、ユーザは視界を合わせることができなくはないが、頭痛や視覚疲労のような副作用が生じ得る。より深刻な状況として、ユーザは両眼視が不能になったり、視界がぼやけたりしかねない。
このことから、レンズの光学中心をより正確に特定でき、前記レンズが設計される各ユーザに適用可能な、眼鏡レンズの設計方法が求められている。
以下、本書に開示された本発明に関するいくつかの共通する概念について説明する。別途明示されない限り、方向とは、立っているユーザに対するものと理解されよう。この点で、水平方向とは、ユーザの右側から左側へまたはその反対方向へ向かう方向である。垂直方向とは、ユーザにとっての垂直に平行な方向である。
遠方視または近見視という記載は、ユーザが遠距離または短距離にそれぞれ位置する点を見ている状況を表すことが理解されたい。一方、両眼視能、両眼視能条件または両眼視について述べる場合、ユーザの脳が、両眼からの像を統合して、奥行き感覚を得ることが可能であることを述べていることを理解されたい。また、複視、融像除去斜位、融像除去条件、融像除去視とは、各眼で形成された像が融合せず、遠近感覚像が得られないことを示す。
両眼視において、眼の中心窩は、パーヌム野と呼ばれる他方の眼の中心窩の中心の小さな領域に対応する。したがって、眼の網膜の各点に対して、他方の眼に対応する小領域が存在する。これにより、一方の眼が変位しても、像がパーヌム野内にある限り、患者に複視が生じることはない。
固視ズレとは、感覚統合を可能とする視軸の配向異常に対して与えられた名称である。固視ズレの大きさが小さい場合には、物体は融像のパーヌム野内に投影される一方で、固視ズレが大きい場合には、異常や視覚的問題が生じ得る。
ズレは、片目でも両目でも生じ得るもので、生理的なものであることも、あるいは両眼視のストレスの結果であることもある。一部融像除去斜位は、前記固視ズレを抑えるのに必要なプリズムの度数として知られている。そのため、固視ズレと、一部融像除去斜位は、一方が他方に関連するため、等しいものであるとされる。
一方で、眼鏡レンズは、フレームに支持された眼鏡に取り付けられるものである。したがって、装着位置は前記フレーム、レンズの形状、およびユーザに対するレンズの角度により定まる。当該角度は主に、装用時前傾角(垂直に対する)と、フレームラップ角(水平に対する)である。本分野において、通常、光学中心の位置を判定するには2つの距離を使用する。中央鼻面(ユーザの鼻柱の中心を通る垂直面)に対する水平距離および垂直距離である。前記垂直距離は、前記水平距離の中心の垂線上に位置する、レンズの下端に対する高さに対応する。当業者であれば、これらの測定は、フレーム内のレンズの装着位置に関して考慮されるものであることが理解されよう。
本発明の目的は、冒頭で述べたような一対の眼鏡レンズを設計する方法を提供するものである。これにより上述の問題を解決する。
本目的は、冒頭に示された種類の一対の眼鏡レンズを設計する方法によって達成され、この方法は、
[a]視距離を判定し、基準物体を前記視距離に位置する点に配置するステップと、
[b]前記レンズの装着位置を判定するように構成された基準眼鏡フレームを、ユーザに装着させるステップと、
[c]前記ユーザの第1の眼に対して、
[1]前記眼を覆わない状態で、他方の眼を覆うステップと、
[2]前記眼の前に、前記眼に対応する貫通孔を有する前記眼に対応するスクリーンを配置するステップと、
[3]前記孔を通じた視野の中心に前記物体がくるように、前記孔を通じて前記ユーザに前記物体が見えるまで、前記孔の位置を動かすステップと、
[d]前記第2の眼に対して、ステップ[c.1]からステップ[c.3]を繰り返すステップと、
[e]両眼を露出させるステップと、
[f]前記ユーザに、前記第1の眼および前記第2の眼に対応する前記孔に対応する2つの領域が、融像しないように見える場合、前記孔の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
[g]眼およびレンズに対応する各孔に対して、前記レンズの前記装着位置に対する前記孔の位置の測定を行うステップと、
[h]前記眼に対応する前記孔の前記位置に応じて、前記視距離に対して片方の眼に対応する各レンズを設計するステップと、
を含む測定工程を含むことを特徴とする。
このようにして、測定はユーザの主観視により実行される。即ち、中心窩固視に、基準物体と各貫通孔を結ぶ線が一致するようにするのである。したがって、眼の中心窩の位置に関して、推定等が不要となる。実際、レンズが存在する前記装着位置を、前記中心窩を結ぶ軸が交差する点は、前記視距離のレンズの光学中心の位置を示す。したがって、より精確で、前記ユーザに合わせた構成のレンズ設計が実現される結果となる。当業者であれば、例えば、二焦点レンズ、多焦点レンズ、または累進レンズの場合のように、異なる様々な視距離に対して、前記方法を繰り返すことができることが理解されよう。また、1つの視距離に対して累進調整を実現するように、ステップ[c]からステップ[f]を繰り返してもよい。したがって、孔の位置が反復的に調整できる。
本発明の内容においては、特に言及がない限り、基準物体を前記視距離に位置する点に配置することは、好ましくは、前記視距離に関して、ユーザに対して好ましい装着位置で、それを前記距離に配置することを含む。例えば、視距離が長い場合、ユーザは通常、眼の高さで真正面を見る。一方、視距離は、読書のような場合に問題が生じ得る。この場合、物体は、ユーザに関して、前記本が配置される箇所に置かれることが好ましい。これは、近見視で一般的なことであるが、遠方視の際に、頭を傾けたり、さらに/あるいは目を回転させたりしがちなユーザもいる。この方法は、よりユーザにレンズを合わせることが可能となるという利点がある。前記レンズを使用するユーザの利用方法、好ましい姿勢を考慮した設計となるためである。
当業者であれば、眼を覆うことは、異なる様々な方法で実現され得るが、その中でもユーザが自分の瞼で前記眼を閉じることが好ましいという事実が理解されよう。さらに、前記スクリーンは好ましくは1つ以上の重なったプレートを有する。そして各スクリーンの貫通孔は、プレートの両側と連通する。また、スクリーンは好ましくは不透明である。これにより、ユーザは前記孔内に含まれる視覚部位を判定しやすくなる。別の好ましい実施形態では、スクリーンは透明である。これにより、測定を行う専門家がユーザの眼を観察することができる。これは、眼科診断を行うのに有効となり、ユーザも基準物体を見つけやすくなる。また、前記孔は、好ましくはピンホール孔である。但しスロットでもよい。
基準物体に関して、これは、好ましくは中央要素、水平方向ガイド部材、および垂直方向ガイド部材を含む。好ましくは、前記ガイド部材は、水平方向定規および垂直方向定規、または網状ガイド部材である。これにより、ユーザは孔を通じて視点を中心に合わせやすくなる。したがって、設計精度が向上する。
独立項で定義する本発明に基づいて、いくつかの好ましい実施形態が考えられる。その特徴は、従属項に含まれる。
好ましくは、前記孔のそれぞれは、好ましくは直径が0.2mmから5mm、より好ましくは0.4mmから0.6mm、さらに好ましくは0.5mmのピンホール孔である。前記孔は、様々な異なる幾何学的形状を取り得る。即ち円形に限られない。そのため、直径も広い概念でとらえられる。これに関し、前記孔の中心を通る孔の外周における2点を結ぶ線分の中で、最も長い線分に対応する。非常に大きい直径の場合、低精度という欠点が生じる。一方で、直径が小さいと、視界が阻まれ、不要な回析が生じ得る。実験により、これらの値は、過度に精度を落とすことなく、好ましい視覚条件を実現できることが確認されている。
好ましくは、各眼に対して、前記眼用の前記スクリーンは、垂直貫通溝を有する第1のプレートと、前記第1のプレートに重なり、水平貫通溝を有する第2のプレートとを備え、これにより前記ピンホール孔は、前記垂直溝と前記水平溝との重なりにより形成され、ステップ[c]からステップ[f]は、
[c’]前記ユーザの第1の眼に対して、
[1]前記眼を覆わない状態で、他方の眼を覆うステップと、
[2]前記眼の前に、前記第1のプレートを配置するステップと、
[3]前記垂直溝により可能になる視野の中心に前記物体がくるように、前記垂直溝を通じてユーザに前記物体が見えるまで、前記第1のプレートを動かすステップと、
[d’]第2の眼に対して、ステップ[c’.1]からステップ[c’.3]を繰り返すステップと、
[e’]両眼を露出させるステップと、
[f’]前記ユーザに、前記垂直溝に対応する2本の垂直ストリップが、融像しないように見える場合、前記第1のプレートの位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
を含む、水平位置を判定する工程と、
[c’’]ユーザの第1の眼に対して、
[1]前記眼を覆わない状態で、他方の眼を覆うステップと、
[2]前記眼の前に、前記第1のプレートに重ねて前記第2のプレートを配置するステップと、
[3]前記ピンホールにより可能になる視野の中心に前記物体がくるように、前記ピンホールを通じてユーザに前記物体が見えるまで、前記第2のプレートを動かすステップと、
[d’’]前記第2の眼に対して、ステップ[c’’.1]からステップ[c’’.3]を繰り返すステップと、
[e’’] 両眼を露出させるステップと、
[f’’]前記ユーザに、前記ピンホールに対応する2本の垂直ストリップが、融像しないように見える場合、前記第2のプレートの位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
を含む、垂直位置を判定する工程と、に分けられる。
したがって、視覚は2段階で調整される。水平位置用と、垂直位置用である。これにより、溝が細くても基準物体を特定しやすくなるという利点が得られる。したがって、精度も使いやすさも向上する。好ましくは、水平位置に対応する工程では、各垂直溝は、中央鼻面から反対側の点に配置され、基準物体の位置が特定されるまで収束されるように構成される。当業者であれば、上述の工程の順序はあくまで好適な例であって、垂直位置用の工程から始めて、次に水平位置用の工程を行っても、同じ結果が得られることが理解されよう。その場合、水平工程においてピンホールが形成される。当業者はまた、垂直溝および水平溝について論じているが、前記溝が斜めである事実を除外しないことが理解されよう。実際、必要条件は、第1の工程において、溝がユーザによる基準物体の特定を容易にし、第2の工程において、次の溝が第1の工程で使用された溝に重なることによって、ピンホールを形成することである。両プレートは、0.2mmから2mm、好ましくは0.5mmのように厚みが小さいことが好ましい。これにより、ピンホールの貫通経路の長さも短くなり、回析効果を最小限に抑え、前記孔に交差し得る視軸の角度の範囲も大きくとれる。同様の理由で、プレート同士は好ましくは接触していることが好ましい。
好ましくは、前記ステップ[f]、[f’]、または[f’’]において、前記ユーザが両方の像を融合できない場合、方法は、
・前記視距離に対する一部融像除去斜位を測定するステップと、
・前記一部融像除去斜位に必要なプリズムを判定するステップと、
・前記プリズムの存在下で、前記測定を繰り返すステップと、
・前記視距離に対する前記一対のレンズも前記プリズムに応じて設計するステップと、
をさらに含む。
ユーザが両眼視を得るために両方の像を融合しない場合、固視ズレが生じ得る。この状態は、通常プリズムを使用して解消できる。具体的には、プリズムは、一部融像除去斜位と呼ばれる固視ズレを補正するプリズムである。これにより、前記プリズムで前記距離に関して、ユーザの固視ズレの問題が解消されると、方法を繰り返すことで、ステップ[f]、[f’]、または[f’’]においても両眼視条件が達成できる。このようにして設計されたレンズも、固視ズレを補正するのに必要なプリズムを含む。当業者であれば、固視ズレは実際には水平方向と垂直方向の両方で生じ得るため、簡潔性のためにプリズムについて論じたとしても、そのプリズムは様々な要素を含み得ることが理解されよう。
好ましくは、前記一部融像除去斜位の前記測定は、前記ステップ[e]、[e’]、[e’’]、または[f]、[f’]、[f’’]の一方において行われ、
・眼の内の一方の前に、既知のプリズムの度数を有するプリズムを配置するステップであって、前記プリズムは前記孔に重なる、配置するステップと、
・前記ステップを、両眼の像が融合するまで、異なるプリズムの度数を有する複数のプリズムで繰り返すステップと、
・前記一部融像除去斜位に必要な前記プリズムを、両眼の像を融合させるプリズムとして判定するステップと、
をさらに含む。
したがって、本発明の方法で使用される要素によると、一部融像除去斜位の測定、または同等の固視ズレの補償に必要なプリズムが実現できる。これにより、処理が簡略化され、ユーザの不快感も低減できる。好ましくは、プリズムは、前記孔の、前記眼の逆側(即ち外側)に配置される。これにより、孔の位置が、レンズの装着位置から離間する方向に動かないという利点が得られる。
好ましくは、前記眼の一方の視線に、カラーフィルタが事前に配置される。これにより、融像除去斜位が得られやすくする。特に、斜位の判定時に、強制的に融像除去斜位を実現することは有利である。これにより、両眼視を実現可能なプリズムを正確に判定できるようになる。融像除去斜位の場合は、一部融像除去斜位についての言及ではないことが、当業者には理解されよう。当該言及は、一部融像除去斜位の条件について必要となるものである。したがって、一部のユーザにとっては、両眼視条件を保証するために、例えばプリズムを使用することにより、前記斜位を補償する必要があり得る。好ましくは、前記カラーフィルタは赤フィルタである。これにより像の融像除去が可能になることが分かる。
本発明はさらに、前記設計方法に必要な測定を容易にすることを目的とした光学測定用のデバイスに関する。
本目的は、冒頭に示された種類の光学測定用のデバイスによって達成され、本デバイスは、
・第1の右プレートと、第2の右プレートとを備え、ユーザの右眼に対応する右スクリーンと、
・第1の左プレートと、第2の左プレートとを備え、ユーザの左眼に対応する左スクリーンと、
をさらに備え、
前記スクリーンのそれぞれについて、
・前記第1のプレートは、前記フレームに水平方向に摺動可能に取り付けられ、垂直貫通溝であり、
・前記第2のプレートは、前記フレームに垂直方向で摺動可能に取り付けられ、水平貫通溝であり、
前記スクリーンのそれぞれは、
・前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの内の1つのみが、前記スクリーンに対応する眼の視線に干渉する第1の動作位置と、
・前記第1のプレートおよび前記第2のプレートが、前記プレートに対応する眼の視線に干渉する第2の動作位置と、
を有し、
前記第2の動作位置について、垂直溝と水平溝とが重なり、ピンホールが形成される、
ことを特徴とする。
したがって、本デバイスは、上述の設計方法の測定を実行するのに有利である。上述の利点や、技術的効果の多くが、ここに記載するデバイスでも得られるので、簡潔性のために、それらについて繰り返し述べることはない。このように、デバイスは、各眼に対して、スクリーン、そして、垂直溝および水平溝の重なりにより形成されたピンホールを正確に配置することを可能にする。プレートは全て不透明であることが好ましい。これにより、ユーザは、基準物体の位置を、貫通孔を通じて特定しやすくなる。さらに、好ましくは、溝は角が隅切り、より好ましくは丸く隅切りされていることが好ましい。これにより、回析効果が最小限に抑えられる。当業者であれば、デバイスは、プレートをある程度移動可能とする必要があり、これにより、ユーザが、好ましくは遠方視から近見視まで、基準物体を見ることができるような位置の範囲全体に、溝を配置可能となることが理解されよう。さらに当業者であれば、デバイスの寸法および形状は、対象となるユーザの種類に応じて可変であることが理解されよう。したがって、子供のみを対象としたデバイスは、大人のみを対象としたものよりも小さくなることが理解されよう。好ましくは、デバイスは水平方向に伸縮可能である。これにより、大人および子供のユーザの身体的特徴に対応可能となる。好ましくは、前記第1の動作位置と前記第2の動作位置との間の動作は、前記第2のプレートの垂直移動で実現される。したがって、必要な要素の数が最小限に抑えられ、その結果より簡潔になり、そのためより頑丈なデバイスが実現できる。他の代替的な好ましい実施形態は、前記第2のプレートのそれぞれに対してヒンジを備えている。したがって、前記第1の動作位置と前記第2の動作位置と間の変動は、前記第2のプレートの、前記ヒンジでの枢動でも実現できる。当業者であれば、前記プレートは、好ましくは0.5mmと、厚さが小さいことが理解されよう。
好ましくは、前記第1のフレーム支持手段は、前記デバイスを、前記内側の眼鏡フレームに取り付けるように構成された把持手段を有する。これにより、デバイスは異なる様々な眼鏡フレームに対応可能となり、極めて柔軟に使用可能となる。把持手段は、眼鏡フレームを、ユーザとデバイスとの間にとどまるように支持するように構成される。
別の実施形態では、前記第1のフレーム支持手段は、装着位置において前記内側に向けて延在するアームと、鼻当てとを有する。これらはいずれも前記デバイスをユーザの頭に取り付けるように構成されたものである。したがって、実際のデバイスは、眼鏡フレームの形態を取るため、ユーザが直接使用可能である。これによりさらに、デバイスとフレームとの間のギャップが生じないという利点が得られる。したがって、装着位置におけるレンズと同じ位置に、孔も配置できるので、精度が上がる。前記アームは、好ましくは折り畳み可能、および/または伸縮可能である。これにより、デバイスは収納しやすく、さらに異なる様々なユーザの身体的特徴に対応可能となる。
別の実施形態では、デバイスはさらに、第2のフレーム支持手段を有する。当該手段は、アームと、鼻当てとを有する。前記デバイスは、前記アームが外側に向けて延在する第2装着位置を取る。前記第2のフレーム支持手段は、前記外側から、前記デバイスをユーザの頭部に取り付けるように構成される。これにより、上述の場合の各利点が組み合わされ、眼鏡フレームに取り付けることができ、さらにユーザが直接装着することもできる、二段構えのデバイスが得られる。当業者であれば、第2の支持手段を内側に、第1の支持手段を外側に配置することで、上記と同様の解決手段が実現されることが理解されよう。
好ましくは、前記垂直溝の幅は、0.2mmから5mmの間、好ましくは0.4mmから0.6mm、より好ましくは0.5mmである。好ましくは、前記水平溝の幅は、0.2mmから5mm、好ましくは0.4mmから0.6mm、より好ましくは上述のように0.5mmである。
好ましくは、前記第1のプレートは、前記第1の動作位置または前記第2の動作位置において、中央鼻面に対して前記垂直溝が18mmから40mm移動可能とする。これにより、大人のユーザにとって有効な範囲となる。好ましくは、デバイスは、子供および大人のユーザの身体的特徴に対応可能となるように、水平方向に伸縮可能である。
好ましい実施形態では、デバイスはさらに、前記溝のそれぞれの位置を判定する測定手段を備える。したがって、形成されるピンホールの垂直位置と、水平位置とが、より快適に、より容易に専門家によって得られる。
好ましくは、前記測定手段はそれぞれ、目盛付き定規、バーニヤ、または外部測定デバイス用の基準器からなるリストの内の1つである。前記外部測定デバイス用の基準器は、好ましくは、測径器を配置するための孔である。好ましくは、前記手段はバーニヤである。この場合、外部機器が不要であり、測定が簡潔かつ精確に実行できる。
好ましくは、前記右スクリーンの前に少なくとも1つの光学要素を支持するように構成された右支持手段をさらに備える。好ましくは、前記左スクリーンの前に少なくとも1つの光学要素を支持するように構成された左支持手段をさらに備える。好ましくは、前記少なくとも1つの光学要素のそれぞれは、矯正レンズ、カラーフィルタ、偏光フィルタからなるリストの内の1つである。即ち、矯正レンズを内蔵するために、または一部融像除去斜位の測定行うために、実際の機器を使用することができる。
有利な実施形態では、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートから選択された、眼の視線に干渉する前記第1の動作位置前記プレートは、前記第1のプレートである。したがって、デバイスは、水平位置をまず判定し、垂直位置を次に決定しやすくする。
さらに別の実施形態では、前記第2のプレートは、前記第2の動作位置となる、前記第1のプレートに平行な位置と、前記第1の動作位置となる、退避方向傾斜位置との間で傾斜可能である。したがって、第1の動作位置における第2のプレートの最小限の干渉という利点が保証される。
好ましい実施形態では、前記第2のプレートは、前記第2の動作位置となる前記第1のプレートに平行な位置と、前記第1の動作位置となる退避した離間移動位置との間で移動可能であり、前記退避した離間移動位置も前記第1のプレートに平行である。前記退避方向移動位置でも、前記第1のプレートと平行になる。これにより、デバイスは簡略化され、機械的欠陥が生じにくくなる。
好ましくは、前記フレームは、上側水平部分と、右側垂直部分と、左側垂直部分とによる概ね逆U字型の形状となる。前記右スクリーンについて、前記第1のプレートは、前記水平部分の右領域に沿って移動可能であり、前記第2のプレートは、前記右側垂直部分に沿って移動可能である。前記左スクリーンについて、前記第1のプレートは、前記水平部分の左領域に沿って移動可能であり、前記第2のプレートは、前記左側垂直部分に沿って移動可能である。したがって、デバイスはシンプルな設計のため低製造コストでありながら、必要な測定条件に対応可能である。
好ましくは、前記プレートのそれぞれは、前記フレームに取り付けられ、マイクロメーター調整手段によって、フレームに沿って移動可能である。これは、溝の配置精度に寄与する。
好ましくは、前記右側垂直部分の位置と、前記左側垂直部分の位置とは、互いに独立して水平方向に調整可能である。したがって、デバイスは、異なる様々なユーザの身体的特徴や、取り付けられる眼鏡フレームに対応可能となる。
本発明は、本発明の実施形態の詳細な説明や添付の図面に示されているその他の詳細な特徴も網羅する。
本発明の効果および特徴は、以下の説明から明らかとなろう。以下では、主請求項の範囲に関して非限定的に、本発明のいくつかの好適な実施形態が図面を参照して説明される。
本方法のいくつかの工程を概略的に示す。あくまで参照として、眼鏡フレームおよびスクリーンが示されている。破線は、視軸を示す。 本発明の方法で使用される要素を示す概略上面図である。参照として、レンズの装着位置を点線で示し、視軸を破線で示す。 本発明に係るデバイスの正面図である。 本発明に係るデバイスの背面図である。一例として、基準フレームを破線で示す。 使用時のデバイスの上面図である。明確さのために、いくつかの関連した参照部位のみ示されている。 本発明のデバイスの斜視図である。 本発明のデバイスの、ユーザが直接装着可能な実施形態の斜視図である。 外部眼鏡フレーム用の支持部材と、ユーザが直接装着可能となるためのいくつかの要素の両方を有するデバイスの別の実施形態を示す斜視図である。
図1および図2は、一対の眼鏡レンズ510、610を設計する方法の実施形態を示す。第1の例では、前記一対のレンズ510、610は近見視用レンズ、具体的には読書用レンズとなることが意図されている。レンズ510、610はそれぞれ、ユーザの眼500、600に対応する。即ち、右レンズ510が右眼500に対応し、左レンズ610が左眼600に対応する。図2では、レンズ510、610の装着位置を点線で概略的に示す。方法は、以下のステップを含む、測定工程を含む。
[a]この例では、近見視を対象とする視距離を判定し、基準物体100を前記視距離に位置する点に配置するステップ。物体100は、所定の距離で、さらにユーザの好ましい姿勢(この場合は読書姿勢)に応じて適切な角度で配置される。したがって、一例として、ユーザは通常の読書用の姿勢を取ることが求められ、視線を収束すべき場所に基準物体100が置かれる(例えば、ユーザが読む本を配置する場所)。
[b]前記レンズ510、610の装着位置を判定するように構成された基準眼鏡フレーム4を、ユーザに装着させる。
[c]ユーザの第1の眼500、600に対して、一例として右眼500に対して、以下を実行する(左眼600に対しても同じ方法を行う)。
[1]前記眼500を覆わない状態で、他方の眼600を覆う。例えば、この覆う動作は、眼600を瞼で閉じることを意味する。
[2]前記眼500の前に、前記眼500に対応する貫通孔520を有する、前記眼500に対応するスクリーン5を配置する。図1および図2に示す例では、スクリーン5は不透明カードであり、前記孔520は直径0.5mmのピンホール55である。図示の孔520は実寸どおりではなく、明確に識別可能である。
[3]前記孔520により可能になる視野の中心に前記物体100がくるように、前記孔520を通じてユーザに前記物体100が見えるまで、前記孔520の位置を動かす。この例では、孔が設けられたスクリーン5を動かすと、孔520も動く。
[d]第2の眼に対して、この例では左眼600に対して、ステップ[c.1]から(c.3)を繰り返す。このため、上述のステップ[c.1]からステップ[c.3]における参照数字も変更する必要があることが、当業者には理解されよう。例えば、左眼500の場合、他方の眼は右眼600であり、スクリーン6、そして貫通孔は620であって、直径0.5mmのピンホール65である。
[e]瞼を開いて、両眼500、600を露出させる。
[f]ユーザに、前記第1の眼500および前記第2の眼500に対応する前記孔520、620に対応する2つの領域が、融像しないように見える場合、前記孔520、620の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにする。実際は、一例として、この調整は同時に2つの眼500、600に対するものであってもよく、各眼500、600に対して調整が個別に行われてもよい。これは、ステップ[c]から[e]の内のいくつか、または両手法の組合せを繰り返すことに等しい。図1および図2の例は、両眼視が得られた瞬間を示す。当業者であれば、ユーザが基準物体100に対する相対位置を変えることなく、前記ステップ[c]から[f]を実行する必要があることが理解されよう。
一実施形態においては、ユーザが両方の像を融合できない場合、方法は、
・前記視距離に対する一部融像除去斜位を測定するステップと、
・前記一部融像除去斜位に必要なプリズムを判定するステップと、
・前記プリズムの存在下で、測定を繰り返して、ステップ[c]に戻るステップと、
をさらに含む。
この場合、視距離に対する一対のレンズ510、610も前記プリズムに応じて設計される。
[g]眼500、600およびレンズ510、610に対応する各孔520、620に対して、前記レンズ510、610の前記装着位置に対する前記孔520、620の位置の測定を行う。例示的な実施形態において、フレーム4に対する各孔520、620の位置に応じて、測定が直接実行される。あるいは、別の実施形態においては、眼鏡フレーム4は、例えば矯正力のないレンズのような、参照レンズを含む。この場合、好ましい実施形態として、各参照レンズに、対応する孔520、620の位置に印をつけて、各レンズにつけた印の位置を測定するステップが行われる。
[h]前記眼500、600に対応する前記孔520、620の前記位置に応じて、前記視距離に対して眼500、600に対応する各レンズ510、610を設計する。この例では、レンズは近見視用の単焦点レンズ510、610であって、その光学中心は、前記孔520、620の測定位置に応じて位置特定される。
本発明に係る方法の別の実施形態を、以下に示す。上述の段落に記載の特徴の大部分が共通している。したがって、異なる要素のみを以下に説明し、共通要素に対しては、第1の実施形態の記載を参照する。
別の実施形態において、前記視距離が遠方視に対応するので、基準物体100は光学的無限遠における点に配置される。当該技術において、人間の視力に関しては、前記光学的無限遠は、5mからの距離に対応することが当業者には理解されよう。したがって、この例では、単焦点レンズ510、610は遠方視用に設計される。
さらに別の実施形態では、方法は、まず上述したような遠方視に対応する第1の視距離のために実行され、次に第1の例に記載されたような、近見視に対応する第2の視距離のために実行される。即ち、2つの光学中心(1つは遠方視用、1つは近見視用)により、二焦点レンズ510、610が設計される。それぞれ、上述の方法を繰り返すことで各レンズが得られる。一例として、このレンズ510、610は、いわゆる累進二焦点レンズである。即ち、両光学中心間の相対位置により、各レンズ510、610のインセットと累進帯の長さが決定される。
本発明の方法の別の実施形態では、図3および図4に示すデバイス1が使用される。この例では、各眼500、600に対して、前記眼500、600用の前記スクリーン5、6は、垂直貫通溝53、63を有する第1のプレート51、61と、前記第1のプレート51、61に重なり、水平貫通溝54、64を有する第2のプレート52、62とを備える。前記ピンホール55、65は、前記垂直溝53、63と前記水平溝54、64との重なりにより形成される。この例では、全ての溝は幅が0.5mmなので、本例で得られるピンホール55、65は、各辺0.5mmの正方形プロファイルとなる。このように、右スクリーン5は、右側垂直溝53を有する第1の右プレート51を備える。前記第1の右プレート51は、水平方向に移動可能であるので、プレート51の移動により、溝53の位置決めが実現される。さらに、右スクリーン5も第2の右プレート52を有し、これは動作位置において、第1の右プレート51に重なる。第2の右プレートはさらに、右側垂直溝53に重なると右ピンホール55が形成される、右水平溝54も有する。デバイス1により、右水平溝54の位置決めのために使用される第2の右プレート52の垂直移動が可能になる。左スクリーン6についても同様である。
この実施形態では、ステップ[c]からステップ[f]は、水平位置を判定する工程と、垂直位置を判定する工程とに分けられる。好ましい実施形態では、水平位置を判定する工程がまず実行され、次に垂直位置を判定する工程が実行される。別の実施形態では、この順序が逆となる。いくつかの実施形態では、方法は、ユーザの利き眼から始まる。明確さのために、以下に示す例では、最初の眼を右眼500とする。但し、当業者であれば、左眼600で始めた場合でも方法は同じとなることが理解されよう。
したがって、水平位置を判定する工程は、以下のステップを含む。
[c’]一例として右眼500であるユーザの第1の眼500に対して、
[1]前記眼500を覆わないままで、他方の眼600を覆うステップ。具体的には、ユーザは瞼で自分の眼を閉じる。
[2]前記眼500の前に、前記第1のプレート51を配置するステップ。
[3]前記垂直溝53により可能になる視野の中心に前記物体100がくるように、前記垂直溝53を通じてユーザに前記物体100が見えるまで、前記第1のプレート51を動かすステップ。好ましい実施形態では、第1のプレート51は、中央鼻面から離間した位置から、当該面の方向に移動する。これは、輻輳時に眼と垂直溝53が同じ方向に移動するため、物体100の位置特定について有利である。
[d’]第2の眼600に対して、この例では左眼に対して、前記左眼600に対応する要素を使用して、ステップ[c’.1]からステップ[c’.3]を繰り返すステップ。
[e’] 両眼を露出させるステップ。
[f’]ユーザに、前記垂直溝53、63に対応する2本の垂直ストリップが、融像しないように見える場合、前記第1のプレート51、61の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップ。いくつかの実施形態では、ユーザが両方の像を融合できない場合に、方法は上述の斜位を測定する追加ステップを含む。この場合、いくつかの実施形態では、方法は、以下の追加ステップを含む。
・500、600の内の一方の前に、一例として右眼500の前に、既知のプリズムの度数を有するプリズムを配置するステップ。前記プリズムは、前記孔520の、前記眼500の反対側で前記孔520に重なる、配置する。
・全ステップを、必要に応じて垂直溝53、63の位置を調整することで、両眼500、600の像が融合するまで、異なるプリズムの度数を有する複数のプリズムで繰り返すステップ。
・前記一部融像除去斜位に必要な前記プリズムを、両眼500、600の像を融合させるプリズムとして決定するステップ。
一方、垂直位置を判定する工程は、以下のステップを含む。
[c’’]ユーザの第1の眼500に対して、一例として右眼500に対して、
[1]前記眼500を覆わないままで、他方の眼600を覆うステップ。
[2]前記眼500の前に、前記第1のプレート51に重ねて前記第2のプレート52を配置するステップ。
[3]前記ピンホール55により可能になる視野の中心に前記物体100がくるように、前記ピンホール55を通じてユーザに前記物体100が見えるまで、前記第2のプレート52を動かすステップ。
[d’’]第2の眼600、一例として左眼に対して、ステップ[c’’.1]からステップ[c’’.3]を繰り返すステップ。
[e’’] 両眼を露出させるステップ。
[f’’]ユーザに、前記ピンホール55、65に対応する2本の垂直ストリップが、融像しないように見える場合、前記第2のプレート52、62の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップ。いくつかの実施形態では、ユーザが両方の像を融合できない場合に、方法は上述の斜位を測定する追加ステップを含む。
いくつかの実施形態では、ユーザに斜位がある場合、それを測定するために、方法において、前記眼500、600の一方の視線に、カラーフィルタ(好ましくは赤フィルタ)が事前に配置される。
図3および図4に示す実施形態では、光学測定用のデバイス1が提供される。デバイス1は、フレーム2を有する。フレーム2には、ユーザが前記デバイス1を眼500、600の前に装着する装着位置を取り、眼500、600に面した内側と、前記内側と反対の外側が定義される。前記デバイス1は、この例では把持手段31を備える第1のフレーム支持手段31を有する。把持手段31は、前記デバイス1を、デバイスの内側(即ちユーザ側)の眼鏡フレーム4に取り付けるように構成される。図4では、前記フレーム4の前部を点線で示す。
例示的なデバイス1はさらに、
・第1の右プレート51と、第2の右プレート52とを備え、ユーザの右眼500、600に対応する右スクリーン5と、
・第1の左プレート61と、第2の左プレート62とを備え、ユーザの左眼500、600に対応する左スクリーン6と
を備える。前記プレート51、52、61、62はいずれも、不透明材料製である。
また、前記スクリーン5、6のそれぞれについて、
・前記第1のプレート51、61は、前記フレーム2に水平方向で摺動可能に取り付けられ、垂直貫通溝53、63を有する。
・前記第2のプレート52、62は、前記フレーム2に垂直方向で摺動可能に取り付けられ、水平貫通溝54、64を有する。
この例では、プレート51、52、61、62は全て厚さが0.5mmで、溝53、54、63、64は全て厚さが0.5mmである。
前記スクリーン5、6のそれぞれは以下の位置を取る。
・前記第1のプレート51、61および前記第2のプレート52、62の内の1つのみが、前記スクリーン5、6に対応する眼500、600の視線56、66に干渉する第1の動作位置。図3から図8に示す例示的な実施形態では、これは、前記第1のプレート51、61に対応し、溝53、63の水平位置は第1の動作位置で測定される。
・前記第1のプレート51、61および前記第2のプレート52、62が、前記スクリーン5、6に対応する眼500、600の視線56、66に干渉する第2の動作位置。
したがって、例示的なデバイス1の前記第2の動作位置について、垂直溝53、63と対応する水平溝54、64とが重なり、ピンホール55、65が形成される。
同様に、図3および図4に示す例示的な実施形態において、前記第2のプレート52、62は、前記第2の動作位置となる、前記第1のプレート51、61に平行な位置と、前記第1の動作位置となる、退避した離間移動位置との間で移動可能である。前記退避した離間移動位置も、前記第1のプレート51、61と平行である。図3は、各プレートの移動を示す方向矢印を示す。
図3および図4は、上側水平部分8と、右側垂直部分9と、左側垂直部分10とによる概ね逆U字型の形状のフレーム2を備えるデバイス1が示される。したがって、前記右スクリーン5について、前記第1のプレート51は、それを前記上側水平部分8に取り付けるマイクロメーター調整手段11により、水平部分8の右領域に沿って移動可能である。さらに、前記第2のプレート52は、それを前記右側垂直部分9に取り付けるマイクロメーター調整手段11により、右側垂直部分9に沿って移動可能である。同様に、前記左スクリーン6について、前記第1のプレート61は前記第1のプレート61は、それを前記上側水平部分8に取り付けるマイクロメーター調整手段11により、水平部分8の左領域に沿って移動可能である。また、前記第2のプレート62は、それを前記左側垂直部分10に取り付けるマイクロメーター調整手段11により、右側垂直部分9に沿って移動可能である。さらに、前記第2のプレート62は、それを前記左側垂直部分10に取り付けるマイクロメーター調整手段11により、左側垂直部分10に沿って移動可能である。この例のデバイス1では、第1のプレート51、61のそれぞれは、その垂直貫通溝53、63を、第1の動作位置または第2の動作位置において、中央鼻面に対して18mmから40mm移動可能とするように構成される。
様々な異なるユーザに対して、デバイス1のサイズを調整するために、右側垂直部分9と左側垂直部分10とは、それぞれ独立して水平位置を調整可能である。
図3に示すデバイス1はさらに、前記溝53、54、63、64のそれぞれの位置を判定する測定手段57、58、67、68を備える。この例では、それぞれに対応するバーニヤが簡略的に示されている。一例として、図3はさらに、別の利用可能な測定手段77、78を示す。これはここでは外部測定デバイス用の基準となるものである。具体的には、測径器を嵌めることができる小孔77、78である。
本発明に係るデバイス1の別の実施形態を、以下に示す。上述の段落に記載の特徴の大部分が共通している。したがって、異なる要素のみを以下に説明し、共通要素に対しては、第1の実施形態の記載を参照する。
図6に示す実施形態では、デバイス1は、前記右スクリーン5の前に少なくとも1つの光学要素7を支持するように構成された右支持手段59と、前記左スクリーン6の前に少なくとも1つの光学要素7を支持するように構成された左支持手段69とを有する。この例の各光学要素は、互いに独立して、矯正レンズ、カラーフィルタ、例えば赤フィルタ、または偏光フィルタとなる。当業者であれば、上述のリストは排他的なものではなく、あらゆる種類の光学的要素まで拡張することができ、デバイス1の汎用性が高くなることが理解されよう。例えば、赤フィルタを追加できることで、デバイスを斜位測定に利用可能となる。
図7は、デバイス1の別の実施形態を示す。ここでは第1のフレーム支持手段32、33は、装着位置において内側に向けて延在するアーム32と、鼻当て33とを有する。これらはいずれも前記デバイス1をユーザの頭に取り付けるように構成されたものである。眼鏡フレームの形態を取ることが理解できよう。この例のアームは組立て式なので、折り畳みできるとともに、様々なユーザの顔の形に合うように伸縮可能である。
図8の例は、さらに別の実施形態を示す。ここでは、2種類のフレーム支持手段が組み合わされて、それぞれのデバイスの片側に設けられる。即ち、デバイス1、並びに図3および図4と同様の、デバイス1を眼鏡フレーム4に取り付けるための把持手段31の形態の第1のフレーム支持手段はさらに、アーム42と、鼻当て43とを有する第2のフレーム支持手段42、43を備える。前記デバイス1は、前記アーム42が前記外側に向けて延在する第2装着位置を取る。前記第2のフレーム支持手段42、43は、前記デバイス1を前記外側からユーザの頭部に取り付けるように構成される。当業者であれば、両フレーム支持手段の位置を切り替えることが、本稿記載の手法と等価であることが理解されよう。一例として、図8では第2のフレーム支持手段のアーム42が折り畳み位置で示されている。
デバイス1の別の実施形態では、デバイス1の第2のプレート52、62はそれぞれ、第2の動作位置となる、対応する第1のプレート51、61に平行な位置と、第1の動作位置となる、退避方向傾斜位置との間で、傾斜可能である。
本明細書に記載の実施形態は非限定的な例を示すものであるため、例示されたもの以上に、請求項に挙げられた特徴の複数の組合せが本発明の範囲内で可能であることが当業者には理解されよう。

Claims (24)

  1. 一対の眼鏡レンズ(510、610)を設計する方法であって、各レンズ(510、610)はユーザの眼(500、600)に対応し、
    [a]視距離を判定し、基準物体(100)を前記視距離に位置する点に配置するステップと、
    [b]前記レンズ(510、610)の装着位置を判定するように構成された基準眼鏡フレーム(4)を、ユーザに装着させるステップと、
    [c]前記ユーザの第1の眼(500、600)に対して、
    [1]前記眼(500、600)を覆わない状態で、他方の眼(500、600)を覆うステップと、
    [2]前記眼(500、600)の前に、前記眼(500、600)に対応する貫通孔(520、620)を有する前記眼(500、600)に対応するスクリーン(5、6)を配置するステップと、
    [3]前記孔(520、620)により可能になる視野の中心に前記物体(100)がくるように、前記孔(520、620)を通じて前記ユーザに前記物体(100)が見えるまで、前記孔(520、620)の位置を動かすステップと、
    [d]第2の眼(500、600)に対して、ステップ[c.1]からステップ[c.3]を繰り返すステップと、
    [e]両眼を露出させるステップと、
    [f]前記ユーザに、前記第1の眼(500、600)および前記第2の眼(500、600)に対応する前記孔(520、620)に対応する2つの領域が、融像しないように見える場合、前記孔(520、620)の前記位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
    [g]前記眼(500、600)およびレンズ(510、610)に対応する各孔(520、620)に対して、前記レンズ(510、610)の前記装着位置に対する前記孔(520、620)の前記位置の測定を行うステップと、
    [h]前記眼(500、600)に対応する前記孔(520、620)の前記位置に応じて、前記視距離に対して片方の眼(500、600)に対応する各レンズ(510、610)を設計するステップと、
    を含む、測定工程を含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記孔(520、620)のそれぞれは、好ましくは直径が0.2mmから5mmの間、より好ましくは0.4mmから0.6mmの間、さらに好ましくは0.5mmのピンホール(55、65)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 各眼(500、600)に対して、前記眼(500、600)用の前記スクリーン(5、6)は、垂直貫通溝(53、63)を有する第1のプレート(51、61)と、前記第1のプレート(51、61)に重なり、水平貫通溝(54、64)を有する第2のプレート(52、62)とを備え、これにより前記ピンホール(55、65)は、記垂直溝(53、63)と前記水平溝(54、64)との重なりにより形成され、ステップ[c]からステップ[f]は、
    [c’]前記ユーザの第1の眼(500、600)に対して、
    [1]前記眼(500、600)を覆わない状態で、他方の眼(500、600)を覆うステップと、
    [2]前記眼(500、600)の前に、前記第1のプレート(51、61)を配置するステップと、
    [3]前記垂直溝(53、63)により可能になる視野の中心に前記物体(100)がくるように、前記垂直溝(53、63)を通じてユーザに前記物体(100)が見えるまで、前記第1のプレート(51、61)を動かすステップと、
    [d’]第2の眼(500、600)に対して、ステップ[c’.1]からステップ[c’.3]を繰り返すステップと、
    [e’]両眼を露出させるステップと、
    [f’]前記ユーザに、前記垂直溝(53、63)に対応する2本の垂直ストリップが、融像しないように見える場合、前記第1のプレート(51、61)の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
    を含む、水平位置を判定する工程と、
    [c’’]ユーザの第1の眼(500、600)に対して、
    [1]前記眼(500、600)を覆わない状態で、他方の眼(500、600)を覆うステップと、
    [2]前記眼(500、600)の前に、前記第1のプレート(51、61)に重ねて前記第2のプレート(52、62)を配置するステップと、
    [3]前記ピンホール(55、65)により可能になる視野の中心に前記物体(100)がくるように、前記ピンホール(55、65)を通じてユーザに前記物体(100)が見えるまで、前記第2のプレート(52、62)を動かすステップと、
    [d’’]第2の眼(500、600)に対して、ステップ[c’’.1]からステップ[c’’.3]を繰り返すステップと、
    [e’’]両眼を露出させるステップと、
    [f’’]前記ユーザに、前記ピンホール(55、65)に対応する2つの視点が、融像しないように見える場合、前記第2のプレート(52、62)の位置を調整して、両方の像が融合し、両眼視が得られるようにするステップと、
    を含む、垂直位置を判定する工程と、に分けられることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ステップ[f]、[f’]、または[f’’]において、前記ユーザが両方の像を融合できない場合、
    ・前記視距離に対する一部融像除去斜位を測定するステップと、
    ・前記一部融像除去斜位に必要なプリズムを判定するステップと、
    ・前記プリズムの存在下で、前記測定を繰り返すステップと、
    ・前記視距離に対する前記一対のレンズ(510、610)も前記プリズムに応じて設計するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記一部融像除去斜位の前記測定は、前記ステップ[e]、[e’]、[e’’]、または[f]、[f’]、[f’’]の一方において行われ、
    ・前記眼(500、600)の内の一方の前に、既知のプリズムの度数を有するプリズムを配置するステップであって、前記プリズムは前記孔(520、620)と、好ましくは前記眼(500、600)の反対側で前記孔(520、620)に重なる、配置するステップと、
    ・前記ステップを、両眼(500、600)の像が融合するまで、異なるプリズムの度数を有する複数のプリズムで繰り返すステップと、
    ・前記一部融像除去斜位に必要な前記プリズムを、両眼(500、600)の像を融合させるプリズムとして判定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記眼(500、600)の一方の視線に、カラーフィルタ、好ましくは赤フィルタが事前に配置されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 光学測定用のデバイス(1)であって、ユーザが眼(500、600)の前に、前記デバイス(1)を装着する装着位置を取るフレーム(2)を備え、前記眼(500、600)に面した内側と、前記内側と反対の外側とを定義し、前記デバイス(1)は、第1のフレーム支持手段(31、32、33)を有し、
    ・第1の右プレート(51)と、第2の右プレート(52)とを備え、ユーザの右眼(500、600)に対応する右スクリーン(5)と、
    ・第1の左プレート(61)と、第2の左プレート(62)とを備え、ユーザの左眼(500、600)に対応する左スクリーン(6)と、
    をさらに備え、
    前記プレート(51、52、61、62)は、好ましくは全て不透明であり、前記スクリーン(5、6)のそれぞれについて、
    ・前記第1のプレート(51、61)は、前記フレーム(2)に水平方向で摺動可能に取り付けられ、垂直貫通溝(53、63)を有し、
    ・前記第2のプレート(52、62)は、前記フレーム(2)に垂直方向で摺動可能に取り付けられ、水平貫通溝(54、64)を有し、
    前記スクリーン(5、6)のそれぞれは、
    ・前記第1のプレート(51、61)および前記第2のプレート(52、62)の内の1つのみが、前記スクリーン(5、6)に対応する眼(500、600)の視線(56、66)に干渉する第1の動作位置と、
    ・前記第1のプレート(51、61)および前記第2のプレート(52、62)が、前記スクリーン(5、6)に対応する眼(500、600)の視線に干渉する第2の動作位置と、
    を有し、
    前記第2の動作位置について、垂直溝(53、63)と水平溝(54、64)とが重なり、ピンホール(55、65)が形成される
    ことを特徴とする、デバイス(1)。
  8. 前記第1のフレーム支持手段(31)は、前記デバイス(1)を前記内側の眼鏡フレーム(4)に取り付けるように構成された把持手段(31)を備えることを特徴とする、請求項7に記載のデバイス(1)。
  9. 前記第1のフレーム支持手段(32、33)は、前記装着位置において前記内側に向けて延在するアーム(32)と、鼻当て(33)とを有し、これら両方は前記デバイス(1)をユーザの頭部に取り付けるように構成されることを特徴とする、請求項7に記載のデバイス(1)。
  10. 前記デバイス(1)は、アーム(42)と、鼻当て(43)とを有する第2のフレーム支持手段(42、43)をさらに備え、前記デバイス(1)はさらに前記アーム(42)が前記外側に向けて伸びるような第2装着位置を備え、前記第2のフレーム支持手段(42、43)は、前記外側から前記デバイス(1)をユーザの頭部に取り付けるように構成されることを特徴とする、請求項8に記載のデバイス(1)。
  11. 前記垂直溝(53、63)は幅が0.2mmから5mmの間、好ましくは0.4mmから0.6mmの間、より好ましくは0.5mmであることを特徴とする、請求項7から10のいずれかに記載のデバイス(1)。
  12. 前記水平溝(54、64)は幅が0.2mmから5mmの間、好ましくは0.4mmから0.6mmの間、より好ましくは0.5mmであることを特徴とする、請求項7から11のいずれかに記載のデバイス(1)。
  13. 前記第1のプレート(51、61)は、前記垂直溝(53、63)を、前記第1の動作位置または前記第2の動作位置において、前記中央鼻面に対して18mmから40mm移動可能とするように構成されることを特徴とする、請求項7から12のいずれかに記載のデバイス(1)。
  14. 前記溝(53、54、63、64)のそれぞれの位置を判定する測定手段(57、58、67、68、77、78)をさらに備えることを特徴とする、請求項7から13のいずれかに記載のデバイス(1)。
  15. 前記測定手段(57、58、67、68、77、78)は、それぞれが独立して、目盛付き定規、バーニヤ、または外部測定デバイス用の基準器からなるリスト内の1つであり、好ましくはバーニヤであることを特徴とする、請求項14に記載のデバイス(1)。
  16. 前記右スクリーン(5)の前に少なくとも1つの光学要素(7)を支持するように構成された右支持手段(59)をさらに備えることを特徴とする、請求項7から15のいずれかに記載のデバイス(1)。
  17. 前記左スクリーン(6)の前に少なくとも1つの光学要素(7)を支持するように構成された左支持手段(69)をさらに備えることを特徴とする、請求項7から16のいずれかに記載のデバイス(1)。
  18. 前記少なくとも1つの光学要素(7)のそれぞれは、独立して、矯正レンズ、カラーフィルタ、偏光フィルタからなるリストの内の1つであることを特徴とする、請求項16または17に記載のデバイス(1)。
  19. 前記第1の動作位置において、前記第1のプレート(51、61)および前記第2のプレート(52、62)から選択される、前記眼(500、600)の視線(56、66)に干渉する前記プレート(51、52、61、62)は、前記第1のプレート(51、61)であることを特徴とする、請求項7から18のいずれかに記載のデバイス(1)。
  20. 前記第2のプレート(52、62)は、前記第2の動作位置となる、前記第1のプレート(51、61)に平行な位置と、前記第1の動作位置となる、退避方向傾斜位置との間で傾斜可能であることを特徴とする、請求項19に記載のデバイス(1)。
  21. 前記第2のプレート(52、62)は、前記第2の動作位置となる、前記第1のプレート(51、61)に平行な位置と、前記第1の動作位置となる、退避した離間移動位置との間で傾斜可能であって、前記退避した離間移動位置も前記第1のプレート(51、61)と平行となることを特徴とする、請求項19に記載のデバイス(1)。
  22. 前記フレーム(2)は、上側水平部分(8)と、右側垂直部分(9)と、左側垂直部分(10)とによる概ね逆U字型の形状となり、これにより、前記右スクリーン(5)について、前記第1のプレート(51)が前記水平部分(8)の右領域に沿って移動可能であり、前記左スクリーン(6)について、前記第1のプレート(61)が前記水平部分(8)の左領域に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項21に記載のデバイス(1)。
  23. 前記プレート(51、52、61、62)のそれぞれは、前記フレーム(2)に取り付けられ、マイクロメーター調整手段(11)によって前記フレーム(2)に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項22に記載のデバイス(1)。
  24. 前記右側垂直部分(9)の位置と、前記左側垂直部分(10)の位置とは、互いに独立して水平方向に調整可能であることを特徴とする、請求項22または23に記載のデバイス(1)。
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