JP2020515321A - 自動毛処理手順のためのシステム、器具及び方法 - Google Patents

自動毛処理手順のためのシステム、器具及び方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、毛処理手順のための自動グルーミング器具(20)に関し、自動グルーミング器具(20)は、処理幅(36)を有するブレードセット(22)を含む処理ヘッド(58)と、ブレードセット(22)に動作的に連結される長さ設定ユニット(26)と、位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデル(90)に基づいて長さ設定ユニット(26)を作動させるように構成される制御ユニット(40)とを含み、制御ユニット(40)は、ブレードセット(22)の実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定を調節するように構成される。本開示は、自動毛処理システム(10)に関し、自動グルーミング器具(20)を作動させる方法に関し、対応するコンピュータプログラムに関する。

Description

本開示は、毛処理手順のための自動グルーミング器具(automated grooming appliance)に関し、器具は、処理幅を有するブレードセットを含む処理ヘッドと、ブレードセットに動作的に連結される長さ設定ユニットと、位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデルに基づいて長さ設定ユニットを作動させるように構成される制御ユニットとを含む。
より具体的には、本開示は、自動毛切断器具(automated hear cutting appliances)に関し、それぞれの器具を組み込んだ自動毛切断システム(automated hair cutting systems)に関する。
更に、本発明は、自動ヘアスタイル処理の方法に関し、自動ヘアスタイル処理のためのシステムに関する。幾つかの実施形態において、本開示は、更に、システム内で動作可能なことがある或いはシステムの一部を形成することがある毛切断器具に関する。本開示は、更に、対応するコンピュータプログラムに関する。
本明細書において使用するとき、自動ヘアスタイル処理(automated hairstyle processing)は、個々の被術者(subject)に対する器具の実際の場所に依存して或いはその関数として、少なくとも1つの動作パラメータ、特に切断長を自動的に調節することができる、器具を用いて、被術者の毛を処理すること、特に切断することを含む、アプローチに関する。自動ヘアスタイル処理を自動、半自動又はスマートヘアスタイル処理と呼ぶこともある。
自動ヘアスタイル処理という用語は、人間の/手動の寄与又は介入を必ずしも排除しない。例えば、実際の切断長の自動調節を実施する手持ち式及び手誘導式の毛切断器具が使用されてよい。故に、本開示の文脈における自動ヘアスタイリング(automated hairstyling)を、コンピュータ支援又はコンピュータ補助スマートヘアスタイリングと呼ぶこともある。
国際公開第2016/113202A1号は、地球に対する第1のデバイスの向きを測定するように構成される第1の向き測定ユニットを含む第1のデバイスと、ユーザと関連付けられる第2のデバイスであって、地球に対する第2のデバイスの向きを測定するように構成される第2の向き測定ユニットを含む第2のデバイスと、第2のデバイスに対する第1のデバイスの向きを計算するように構成される処理ユニットとを含む、ユーザに対するデバイスの相対的な向きを決定するシステムを開示している。
国際公開第2013/16399A1号は、ヘアトリミングデバイスを含むプログラム可能なヘアトリミングシステムを開示しており、ヘアトリミングシステムは、電磁追跡システムを用いて、トリミング操作が行われている人の頭に対するヘアトリミングデバイスの位置を検出し、その位置を、様々な位置における所望のヘアトリミング長に関する以前に生成された毛の長さプロファイルデータに関連付け、その現在の位置及び毛の長さプロファイルデータに従ってヘアトリミングデバイスのヘアトリミング長を自動的かつ動的に調節する、ように構成される。この文脈において、特定のスタイルに合致するように被術者の毛を切断する自動システムを開示する国際公開第2013/096572A1号が更に参照され、システムは、被術者の毛を切断するために切断機構に係合するように構成された毛切断デバイスと、基準点に対する毛切断デバイスの位置を決定するために毛切断デバイスと相互作用するように動作可能な位置決め構造とを含む。
国際公開第2016/041929A1号は、毛切断器具用の調節可能な間隔コームのための調節駆動装置を開示しており、調節駆動装置は、毛切断器具のブレードセットに対する調節可能な間隔コームの可動コーム部分を作動させるように構成されたアクチュエータと、近接感知又は接触感知センサ要素、特にジェスチャ制御ユーザ入力インタフェースとを含み、センサ要素は、センサ要素に適用される多面的な(multi-faceted)ユーザ入力を検出して、多面的なユーザ入力から導き出されるユーザ入力信号を出力するように構成され、アクチュエータは、ユーザ入力信号に基づいて作動させられる。
ヘアカット及びヘアスタイリングは、大きな程度まで、クライアントにヘアカット及び/又はヘアスタイリング操作を行う熟練したオペレータ(ヘアスタイリスト、美容師など)を典型的に必要とする、手作業である。一般的には、クライアントが特定のヘアカット又はヘアスタイルに満足しているとしても、手作業は、反復的に、例えば、比較的短いヘアカットについては4〜8週間毎に行われる必要がある。更に、経験豊富な美容師又はヘアスタイリストでさえも、必ずしも特定のヘアカットを正確に再現できるとは限らない。美容師は、一方では、毛の現在の(成長)状態に基づいて、適用されるべきヘアカットを想像することがある。他方、美容師は、以前に行われたヘアカットの最初に処理した状態を思い出して視覚化することがある。更に、クライアントは、モデルヘアカットを帯びている自分自身又は他の人の視覚的表現を指し示すことによって特定のヘアカットを選択して要求することがある。
ユーザが機械支持及び制御された様式において自分の毛又は他の人の毛を切断することを可能にするスマート毛切断器具を提供する幾つかの試みがなされてきた。この目的を達成するために、処置されるべき人の頭の特定の位置に依存して現在の切断長を調節するように構成される毛切断器具が提供されてよい。換言すれば、所望のヘアカットは、コンピューティングデバイスに格納され、コンピューティングデバイスは、例えば、可動間隔コームを調節することによって、毛切断器具を相応して作動させるように構成される。しかしながら、これはヘアカットのモデルがコンピューティングデバイス内に既に格納されていることを基本的に必要とする。
モデルヘアカット/ヘアスタイルのデータ表現は、例えば、頭部トポロジーマップ (頭部位相幾何マップ)(head topology map)と、対応するヘアトポロジーマップ (毛位相幾何マップ)(hair topology map)とを含む。頭部トポロジーマップは、有毛頭部の三次元表示を含むことがある。ヘアトポロジーマップは、頭部における毛の対応する長さ表現を含むことがある。結果的に、頭部の特定の点での所望の毛の長さが知られる。より一般的には、位置データと関連する毛特性データとを含む複数のデータセットによってモデルヘアカット/ヘアスタイルを十分に記述するポイントクラウド(点群)又はメッシュ(mesh)が提供されることがある。例示的な目的のために、本開示の態様及び実施形態は、主として、頭髪(頭毛)の切断及びスタイリングに取り組む。しかしながら、これは顔毛(髭)グルーミング及び陰毛スタイリングを含む全身グルーミングの分野における用途を排除しない。更に、人間のヘアスタイリングのみならず、動物のヘアスタイリングに取り組まれてもよい。
ヘアスタイル/ヘアカットモデルの準備に対する第1のアプローチによれば、ヘアカットが実際に行われるときに又はヘアカットが行われた後に、毛切断器具の機械パラメータを記録することが提案されている。これは、位相幾何学的な毛マップを表すポイントクラウドを最終的に生成するために、それぞれの位置でのそれぞれの切断長を示す複数の値のペアを記録することを含むことがある。
別のアプローチによれば、個人化されておらず、むしろ典型的な頭部形状を表し、従って、かなり多数の個人に合致する、所定のヘアスタイル/ヘアカットモデルが生成される。故に、ヘアスタイル/ヘアカットモデルは、処置されるべき被術者の実際の形状(例えば、頭部トポロジー)の知識を有さずに定義される。
更に、更なる別のアプローチによれば、ユーザは、他の個人のヘアスタイルを模倣するために、彼らの個人的なヘアスタイル/ヘアカットモデルを採用してよい。モデルは、ヘアスタイル/ヘアカットモデル市場を介して或いは2つのそれぞれの器具間のデータリンクを介して、交換、共有、又はダウンロードされてよい。更に、ユーザは、多数の個人のために、それらの個人の間でヘアスタイル及びヘアカットを模倣(copy)又は移転する(transfer)ことを可能にする、1つの同じ器具を単に使用してよい。
しかしながら、実際の使用において、上記で議論したアプローチは、依然として限定的な精度及び性能しか示さない。他人のヘアモデル又は標準的でさえある個人化されていないヘアモデルを特定の個人に、即ち、別の個人に最終的に適用するために、大量の手作業の介入が必要となることがある。結果的に得られるヘアスタイル/ヘアカットが幾分人工的で魅力的でない外見を有するという特定のリスクがある。
所定のヘアスタイル/ヘアカットモデルを単に採用し、処置されるべき個人にそれを強制することは、素人的な玄人的でないヘアスタイルをもたらすことがある。結果的に、モデルベースの自動ヘアカット/ヘアスタイル処理の改良及びそれに対する代替的なアプローチについての特定の必要が依然としてある。
実際の使用において、自動グルーミング器具及び対応するシステムは、ヘアカットにおける滑らかな移行部(transitions)及び漸移部(fades)となると、それらの限界を依然として有することが観察されている。目に見える欠陥及びむしろ不安定な移行部が、未熟なユーザが装置を操作しているときの自動ヘアカット手順の結果であるとは考えられないとは言えないことがある。これの主な理由は、器具の長さ設定ユニットが、ブレードセットと器具の調節可能なコームとの間の平行オフセットを提供し且つ定めるように基本的に構成されるからである。故に、典型的にはブレードセットの明確な処理幅が存在するので、基本的に全ての毛が同じ長さに必然的に切断される最小範囲が存在する。故に、器具が意図される移行部に対して好ましくない不便な態様において方向付けられるとき、滑らかな漸移部又は移行部を処理することは、不可能でないとしても、困難である。
故に、自動ヘアカット器具及び方法には依然として改良の余地がある。
滑らかな漸移部及び移行部を処理することができる自動ヘアグルーミング器具(hair grooming appliance)及び自動毛処理システムを提供することが本開示の目的である。自動グルーミング器具は、経験のないユーザにとっても操作可能であることが好ましい。処理されたヘアスタイル形状における意図しない目に見える欠陥及び不連続部が最小限に抑える場合があるか或いは回避される場合さえあることが更に好ましい。
更に、所望の強化された構成にも拘わらず、自動グルーミング器具の操作が容易であることが好ましい。
自動グルーミング器具を操作する対応する方法及び対応するコンピュータプログラムを提示することが更に好ましい。
本開示の第1の態様では、毛処理手順のための自動グルーミング器具が提示され、自動グルーミング器具は、
− 処理幅を有するブレードセットを含む処理ヘッドと、
− ブレードセットに動作的に連結される長さ設定ユニットと、
− 位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデルに基づいて長さ設定ユニットを作動させるように構成される制御ユニットとを含み、
制御ユニットは、ブレードセットの実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定を調節するように構成される。
この態様は、グルーミング器具自体のブレードセットが、特定の延伸(extension)、特に確定した(defined)処理幅又は切断幅を有するという洞察に基づいている。ブレードセットの前縁又は切断エッジの延伸に沿って、基本的に1つの同じ長さ設定が提供される。換言すれば、一般的には、自動グルーミング器具内に存在する調節可能なコームは、ブレードセットからの基本的に平行オフセット(offset)を定めている。このようにして、ブレードセットの延伸に沿う基本的に一定の切断長が提供されることがあり、それは基本的に一定で定常的な毛の長さをもたらす。これは、一方では、一定の切断長部分にとって有益である。しかしながら、他方では、移行部(transitions)及び漸移部(fades)が処理されるべきとき、一定の切断長設定を有することは、幾分問題である。
ブレードセットの実際の向きに依存して、漸移部及び滑らかな移行部を処理することは幾分妥協される場合があることが観察されている。何故ならば、基本的に1つの同じ切断長設定のみがブレードセットの延伸に沿って提供されるからである。
この理由の故に、自動グルーミング器具の長さ設定をブレードセットの実際の位置のみならず実際の向きにも依存させることが、本明細書で議論する特定の実施形態に従って提案される。故に、ブレードセットの現在の位置のみならず器具全体の現在の向きも検出及び追跡することが望ましい。結果的に、長さ調節機能を設定するときには、調節可能なコームを連結するブレードセットの全体的な延伸のうちのいずれかの区画が、意図されるヘアカットが処理されることがある方法において並びに何よりも先ず如何なる毛部分も実際に短く切断され過ぎないような方法において配置されているか否かが決定されることがある。
故に、制御ユニットがブレードセットの実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定ユニットを作動させるときには、実際の切断長を設定する際に有効な現在の切断幅を観察することが可能である。
幾つかの例示的な実施形態において、長さ設定は、ブレードセットの延伸に沿う現在の動作ゾーンのためにヘアスタイルモデルによって提供される一定でない長さを考慮するために、ユーザに対する器具のブレードセットの位置及び向きを考慮して設定される。
一般的に、自動グルーミング器具は、自動毛切断及び/又はヘアスタイリング器具として構成されてよい。典型的には、器具は、ハンドル又はハンドピースを定めるハウジングを含む。更に、ハウジングの頂端には、処理ヘッド又は切断ヘッドが設けられる。処理ヘッドは、ブレードセットを備える。一般的に、ブレードセットは、静止ブレードと、可動ブレードとを含むことがある。静止ブレードを一般的にガードブレードと呼ぶことがある。可動ブレードを一般的にカッタブレードと呼ぶことがある。加えて、電動又は動力長さ設定ユニットとして構成されることがある長さ設定ユニットが設けられ或いは動作的に連結される。故に、長さ設定ユニットは、ブレードセット、特にその前縁を、処理されるべきユーザの有毛部分の皮膚から離間させるように構成される、調節可能なコームを動作させるか或いは作動させる。
制御ユニットは、自動グルーミング器具に設けられてよく或いは一体化されてよい。更に、代替的に、制御ユニットは、グルーミング器具に動作的に連結されてよい。一例として、自動グルーミング器具は、制御インタフェース、特に無線インタフェースを備えてよい。故に、かなりの処理能力を有する別個の制御デバイスが提供されることがある。例えば、携帯電話、モバイルコンピュータ、タブレットコンピュータなどが、制御ユニットを実装する制御デバイスとして作用するように提供されることがある。更に、代替的に、長さ設定部を制御するタスクは、分散型タスクであってよい。故に、制御ユニットは、一方では、グルーミング器具に存在することがある、他方では、別個のコンピューティングデバイスに存在することがある、分散型実体によって分散されてよく、具現/形成されてよい。
器具の例示的な実施形態において、ヘアスタイルモデルは、頭部トポロジー(頭部位相幾何)(head topology)を含むヘアスタイルマップと、モデルヘアカットを表す割り当てられる毛の長さ設定とを含む。故に、グルーミング器具の実際の位置が検出されるとき、長さ設定ユニットは、現在の要求されている長さ設定を設定するよう、相応して作動させられてよい。上記態様によれば、設定されるべき実際の長さ設定は、実際の位置(単一のペアの値)に依存するのみならず、実際の向きにも依存する。故に、現在要求されている長さ設定を定めるために、(各々が、例えば、ブレードセットの延伸にある特定の点及び対応する毛の長さを表す)1つのペアよりも多くのペアの値が使用されることがある。
器具の更に別の例示的な実施形態において、制御ユニットは、長さ設定ユニットを、実際の位置及び向きのために並びにブレードセットの所与の幅の延伸のためにヘアスタイルモデルによって提供される多数の観察される長さ値のうちの選択される値に設定するように動作可能である。故に、長さ値が最終的に短すぎる単一のペアの値に基づいて選択されるリスクは、大幅に減少させられる。
器具の更なる例示的な実施形態において、制御ユニットは、長さ設定ユニットを、ブレードセットの処理幅の延伸に沿って分配されるヘアスタイルモデルによって提供される一連の長さ値のうちの選択される値に設定するように動作可能である。ブレードセットの実際の向きが検出され且つ/或いは他の方法で導き出されるときには、所望の設定を探究するために、1つのペアのみの値よりも多くの値がヘアスタイルモデルから得られることがある。
一般的に、グルーミング器具の処理ヘッドのブレードセットの処理幅は、一連の対応する静止ブレード歯及び可動ブレード歯がそれぞれ提供される基本的に線形の(又は少なくとも僅かに湾曲した)前縁によって定められる。しかしながら、これは限定的な意味で解釈されてならない。かなり湾曲した又は円形の形状、径方向に延びる歯、及び対応する前縁を備える、ブレードセットを組み込んだ、ヘアグルーミング器具が知られている。故に、上記の一般的な洞察はそれにも同様に当て嵌まることがある。
器具の更なる例示的な実施形態において、選択される値は、ブレードセットの幅の延伸についての任意の観察される値のうちの最大の値である。これは、移行ゾーンにおいて、一方では、現在処理されている領域において、毛の少なくとも幾つかの部分が必ずしも所望の長さに切断されないという効果を有する。しかしながら、他方では、かなり大きな部分が実際に短く切断され過ぎることが、このようにして回避される。
器具の更に別の例示的な実施形態において、制御ユニットは、ブレードセットの実際の位置、向き及び処理幅の延伸のためにヘアスタイルモデルによって提供される2つ又はそれよりも多くの長さ値の評価に基づいて長さ設定を調節するように動作可能である。好ましくは、ブレードセットの横方向端及び中央領域を観察して、ヘアスタイルモデルによって提供される2つ又はそれよりも多くのそれぞれの長さ値を評価する。
器具の更なる例示的な実施形態において、制御ユニットは、3又はそれよりも多くの長さ値の評価に基づいて長さ設定を調節するように構成され、長さ値のうちの第1の長さ値は、ブレードセットの第1の横方向端に割り当てられ、長さ値のうちの第2の長さ値は、ブレードセットの第2の横方向端に割り当てられ、長さ値のうちの第3の長さ値は、第1の横方向端と第2の横方向端との間のブレードセットの中央部分に割り当てられ、第1の長さ値、第2の長さ値、及び第3の長さ値のうちの最大の値が、長さ設定を設定するために使用される。
このようにして、設定されるべき実際の長さ値を定義するときに、ブレードセットの現在の処理幅と干渉する毛の移行部が観察されて考慮されることがある。
器具の更なる例示的な実施形態において、制御ユニットは、位置検出ユニットによって提供される(供給される)位置情報を備えるように動作可能である。一般的に、実際のユーザに対する並びに格納されるヘアスタイルモデルに対する器具の実際の位置、特にブレードセットの実際の位置が、関心の対象である。これは、格納されるヘアスタイルモデルをそれにマッピングするために、ユーザの現在の形状、例えば、頭部/頭皮形状が、モデルの形状と相関させられることを更に含んでよい。
更に、器具の別の例示的な実施形態において、制御ユニットは、向き検出ユニットによって提供される(供給される)向き情報を備えるように動作可能である。ここでも、絶対的な向き情報及び/又は相対的な向き情報が、関心の対象であることがある。
一般的には、現在の位置のみならず、器具の以前の移動も追跡されて記録されるとき、ブレードセットの実際の向きは、器具の現在の移動方向又はベクトルの評価に基づいて検出されてよい。このアプローチは、ブレードセットの移動方向が、その幅の延伸に対して基本的に垂直であるという洞察に基づくことがある。
結果的に、向き検出を実施するのは相当に容易である。何故ならば、追加的なセンサが必要とされないからである。換言すれば、位置検出ユニットは、向き検出ユニットとしても動作可能である。しかしながら、これは限定的な意味で解釈されてならない。
代替的に、拡張的なセンサ(extended sensors)が、向き検出ユニットが以前の移動を分析することを必要せずに、器具の実際の方向を検出することがある方法で設けられてよい。
更に、別の実施形態によれば、直接的な向き検出及び媒介的な向き検出を使用する組み合わせアプローチが実施されてよい。
更に、より一般的には、位置検出ユニット及び向き検出ユニットは、1つの同じ検出ユニットによって形成されてよい。
更に別の例示的な実施形態において、器具は、毛を切断するために毛を通じて(毛の間を)移動させられるように構成されるハンドピースを更に含み、処理ヘッドは、ハンドピースに形成されるか或いはハンドピースに取り付けられる。故に、器具は、手持ち式の器具であってよい。何故ならば、器具の潜在的に不適切で不十分な向きが、毛の長さが変化している移行部、漸移部及び更なる領域に悪影響を及ぼさない、ことが保証されるからである。
本開示の更なる態様では、自動ヘア処理システムが提示され、システムは、本明細書に記載するような少なくとも1つの実施形態に従った自動グルーミング器具と、ユーザに対する自動グルーミング器具の位置及び向きを検出及び追跡するように構成される位置検出ユニットと、位置情報及び向き情報を現在のヘアスタイルモデルと相関させるように構成される制御デバイスとを含む。幾つかの例示的な実施形態において、長さ設定は、ブレードセットの延伸に沿う現在の動作ゾーンのためにヘアスタイルモデルによって提供される一定でない長さを考慮するために、ユーザに対する自動グルーミング器具のブレードセットの位置及び前記向きを考慮して設定される。
毛処理システムは、例えば、位置検出ユニット及びグルーミング器具に連結される携帯電話、タブレットコンピュータ、モバイルコンピュータなどによって形成されてよい、コンピューティングデバイスを更に含んでよい。しかしながら、代替的な実施形態において、自動毛処理システムは、データ処理に関して、別個のコンピューティングデバイスに必ずしも動作的に連結される必要がないスタンドアローンシステムとして構成される。故に、少なくとも1つのグルーミング器具及び位置/向き検出ユニットは、毛処理システムを作動させて制御するのに十分な計算能力を備えることがある。
本開示の更に別の態様では、長さ移行領域を処理するための毛切断手順において本明細書に記載する少なくとも1つの実施形態に従った自動グルーミング器具の使用が提示される。故に、器具を使用するならば、所望のヘアカット/ヘアスタイルに関する器具の実際の向きに拘わらず、滑らかな移行部及び漸移部が提供される場合があることが保証される場合がある。
本開示の更なる態様では、自動グルーミング器具を作動させる方法が提示され、方法は、
− 処理幅を有するブレードセットを含む処理ヘッドと、ブレードセットに動作的に連結される長さ設定ユニットとを含む、グルーミング器具を提供するステップと、
− 位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデルに基づいて長さ設定ユニットを制御するステップとを含み、制御するステップは、ブレードセットの実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定を調節するステップを含む。
本方法の例示的な実施形態では、長さ設定ユニットを、ブレードセットの処理幅の延伸に沿って分配されるヘアスタイルモデルによって提供される一連の長さ値のうちの選択される値に設定するステップが更に提供され、選択される値は、任意の観察される値のうちの最大の値である。
故に、特定の時に、ブレードセットの現在の幅の延伸に沿って分配される2つの値が、3つの値が、或いはそれよりも多くの値さえもが、器具に配置される調節可能なコームの長さ設定を定めるそれらのうちの最大を選択するために、観察される。
本発明の更に別の態様では、コンピュータプログラムが提供され、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピューティングデバイス上で実行されるときに、コンピュータに本明細書で議論するような方法のステップを実行させるプログラムコード手段を含む。
プログラムコードを、コンピュータのような計算機械による実行のための1つ又はそれよりも多くの非一時的な有形媒体に符号化することができる。幾つかの例示的な実施形態において、プログラムコードは、システム内の使用のために、ネットワークを通じて、コンピュータ読取可能な信号媒体を介して、別のデバイス又はデータ処理システムから、持続性メモリユニット又は記憶装置にダウンロードされてよい。例えば、サーバデータ処理システム内のコンピュータ可読メモリユニット又は記憶媒体に格納されるプログラムコードは、ネットワークを通じてサーバからシステムにダウンロードされてよい。プログラムコードを提供するデータ処理デバイスは、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、又はプログラムコードを格納及び送信することができる何らかの他のデバイスであってよい。
本明細書で使用するとき、「コンピュータ」という用語は、多種多様な処理デバイスを表すことがある。換言すれば、かなりの計算能力を有するモバイルデバイスも、それらが標準的な「コンピュータ」より少ない処理電力資源を提供するにも拘わらず、コンピューティングデバイスと呼ぶことができる。言うまでもなく、そのような「コンピュータ」は、パーソナルケアデバイス及び/又はシステムの一部であることができる。更に、「コンピュータ」という用語は、クラウド環境において提供される計算能力を含む或いは活用することがある分散型コンピューティングデバイスを指すこともある。「コンピュータ」又は「コンピューティング」という用語は、データを処理することができる医療技術デバイス、健康技術デバイス、パーソナルケアデバイス、フィットネス機器デバイス、モニタリングデバイス一般に関係することもある。それぞれのデータを処理することができるあらゆる自動情報処理デバイス又はシステムが、コンピューティングデバイスと呼ばれてよい。
本開示の好ましい実施形態は、従属クレームにおいて定義される。特許請求される方法及び特許請求されるコンピュータプログラムは、特許請求されるシステム及び特許請求される器具と類似の好ましい実施形態を有することができ、従属するシステム/器具の請求項において定義されるような類似の好ましい実施形態を有することができ、逆も同様であることが理解されるべきである。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかであり、それらを参照して解明されるであろう。
自動ヘアスタイル処理システムのある例示的な実施形態の簡略化された一般的なレイアウトを示している。 自動ヘアスタイル処理システムのある実施形態の別の代替的なレイアウトを示している。 自動ヘアスタイル処理システムのある実施形態の更に別の例示的なレイアウトを示している。 ヘアカット処理のための手持ち式の器具が配置される感心の被術者の頭部の簡略化された概略斜視表現を示している。 明確な領域に沿った毛の長さを表す毛特性モデルの簡略化された概略断面を示しており、長さ移行部が観察領域に存在する。 実際の毛の長さがブレードセットの現在の幅の広がりに亘ってプロットされたヘアスタイルモデルの簡略化された二次元断面である。 ブレードセットの所与の幅の広がりに亘ってプロットされた別の例示的な毛の長さを提供する図6と類似の例示を示している。 図6及び図7に示す例示に従ってブレードセットの幅の広がりに亘ってプロットされた更に別の例示的な毛の長さを示している。 本開示に従った自動グルーミング器具の操作方法のある実施形態の簡略化されたブロック図を示している。
図1は、自動ヘアスタイル処理システム10(automated hairstyle processing system)の簡略化された概略的な例示を示している。ヘアスタイル処理システム10を自動ヘアカット処理システム(automated haircut system)と呼ぶこともある。システム10は、クライアント又は被術者12にヘアカット又はヘアスタイリング操作を行うように構成され、システム10は、要求に応じて以前に定められたヘアカット又はヘアスタイリングを再現することができる。図1には、被術者12の頭部又は頭皮部分14での有毛部分16(haired portion)が例示されている。システム10は、「スマート(smart)」毛切断又はヘアスタイリングシステムとして構成されている。
有毛部分16の毛の長さ移行領域(hair length transition region)が、参照番号18によって示されている。同様に、漸移部(fade)が、例えば、毛と頸部領域との間の移行部(transition)に存在することがある。幾つかのヘアスタイルでは、有毛部分16と頸部又は他の頭部分との間に明瞭で鋭利なエッジが見えないよう、かなり滑らかな漸移部を有することが望ましい。
既に更に上述したように、本開示は、一般的に、頭髪及び体毛を含む人間の毛及び動物の毛のグルーミング(手入れ)(grooming)、処理(processing)及びスタイリング(styling)に関する。
システム10は、自動毛切断器具と呼ぶこともある毛切断器具20を含む。器具20は、手持ち式又は手誘導式の器具として構成される。器具20は、基本的には、追加的な処理及び制御能力によって補完される毛切断器具として構成されてよい。一般的に、器具20は、被術者12(subject)の毛を切断するためにユーザによって把持されて操作されることがある。これは被術者12の頭部分14の有毛部分16を通じて器具20を移動させて、毛を所望の長さに切断することを含んでよい。
器具20は、(ヘアカットが処理されるべき)被術者12自身によって保持されて操作されてよい。代替的に、器具20は、別の個人によって操作されてよい。以下、手持ち式の器具20の操作者をユーザと呼ぶ。
器具20は、図1に明示的に示さないブレードセット22を含む(図4の器具20の代替的な表現も参照)。図1において、ブレードセット22は、コーム24(comb)によって覆われている。コーム24を調節可能な間隔コーム(spacing comb)と呼ぶこともある。更に、長さ設定ユニット26が、機器20に設けられる。例えば、長さ設定ユニット26は、器具20の実際の切断又はトリミング長を定めるように、コーム24を作動及び調節するように構成される。コーム24は、被術者12における皮膚又は頭皮レベルとブレードセット22の切断エッジとの間のオフセットを定める。
故に、長さ設定ユニット26は、被術者12の有毛部分16に対する器具20の実際の位置に依存して、コーム24を制御するように制御及び操作されてよい。結果的に、位置データ及び切断長データを含むヘアスタイルモデルに基づく適切な制御が提供されると仮定すると、ユーザは、たとえ専門的なヘアスタイリングの知識がないとしても、被術者12の毛を適切にトリミング及びスタイリングすることがある。
器具20は、ハンドピース28を定めるハウジングを含む。故に、器具20を手持ち式及び/又は手誘導式の器具と呼ぶことがある。
ブレードセット22の前方端には、有効処理幅36が存在する。処理幅36は、毛を通じる器具20の1ストローク(プッシュ動作又はプル動作)で処理されることがある範囲を定める。
システム10は、追跡ユニット又は位置/向き検出ユニットと呼ぶこともある位置検出ユニット30(position detection unit)を更に含む。位置検出ユニット30は、単純化されたボックによって図1に示されている。位置検出ユニット30は、位置基準32を含む。位置検出ユニット30の幾つかの実施形態が存在する。この脈絡において国際公開2013/163999A1号を再び参照のこと。一般的に、位置決定ユニット30(position determination unit)の主な目的は、被術者12の有毛部分16又は頭部分(頭皮)14に対する器具20の現在位置を検出することである。結果的に、被術者12に対する器具20の実際の位置は、それぞれの毛特性値、特に自動毛処理を可能にする毛の長さ値に割り当てられてよく、器具20の長さ設定ユニット26は、所望の毛の長さを最終的に達成するようなコーム24の正しい設定を保証する。
更に、位置検出ユニット30は、被術者12の有毛部分16や頭部分(頭皮)14に対する器具20の実際の向きを検出するように構成されてよい。このようにして、器具20の実際の位置のみならず、向き情報(例えば、指向性ベクトル情報)も検出されることがある。
故に、この実施形態に従った位置検出ユニット30を組み合わせ位置及び向き検出ユニット30と呼ぶことがある。
特定の実施形態において、向き情報は、以前に得られた(履歴)データから媒介式に得られることがある。即ち、器具20の位置経路が追跡されて記録されるとき、器具20の想定される向きに関する結論がそこから引き出されることがある。これは器具20が器具20のブレードセットの動作幅の延伸(extension)に対して基本的に垂直な典型的な移動/前進方向において概ね移動させられるという洞察に基づく。故に、移動ベクトルが検出されると、向きを示す情報が提供される。
図1に例示的に示すように、制御デバイス40も、システム10の一部を形成することがある。これは、例えば、器具20自体が十分なデータ処理及び計算能力を提供しない場合である。一般的に、制御デバイス40を制御ユニット又はコンピューティングデバイスと呼ぶことがある。制御デバイス40は、モバイルデバイス、例えば、タブレットコンピュータ、携帯電話、及び同等物として構成されてよい。デバイス40は、システム10のために動作データを処理するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む処理ユニット42を含む。
更に、コンピューティングデバイス40を介してユーザと毛切断器具20との間の相互作用を確立するよう、ユーザフィードバックユニット44、46が設けられてよい。例えば、ユーザフィードバックユニットは、ディスプレイ又はスクリーン44、及びスピーカ46を含んでよい。コンピューティングデバイス40は、ヘアスタイル及び/又はヘアカットモデルを格納するように構成されてよいメモリユニット48を更に含んでよい。更なる動作データがメモリユニット48に格納されてよい。図1では、視覚情報50がスクリーン44に表示される。これは毛切断器具20の操作を更に容易にすることがある。
以下に更に議論するように、毛切断器具20及びコンピューティングデバイス40は、好ましくは、それらの間でデータを交換するように構成される。これは、例えば、無線及び/又はケーブル通信を含んでよい。
毛切断器具20自体が十分な計算能力を提供するシステム10の更なる実施形態がある。しかしながら、この場合にも、コンピューティングデバイス40を提供することは、セットアップ及び更なる設定操作のために有益な場合がある。
図2は、図1に関連して既に上記で説明した実施形態に概ね対応してよい自動ヘアスタイル処理システム10の例示的な実施形態を例示している。更に、図3は、図1及び図2に例示するようなレイアウトに同様に基本的に対応する一般的なレイアウトを有する自動ヘアスタイル処理システム10の更に別の例示的な実施形態を例示している。
図2において、システム10は、長さ設定ユニット26を実装する手持ち式の毛切断器具20を含む。長さ設定ユニット26は、切断ヘッド又は処理ヘッド58と動作的に連結される。典型的には、処理ヘッド58は、コーム24を含む。図1も参照。長さ設定ユニット26は、実際の切断長を設定するように、処理ヘッド58の実際の状態を制御する。器具20は、位置/向き表示区画60を更に含む。区画60は、器具20の現在(絶対又は相対)位置を検出して、相応して器具20の移動経路を追跡することを可能にする。故に、器具20が被術者12の頭皮に沿って移動させられるとき、被術者12の頭部又は頭皮の実際の形状がサンプリングされ、取り込まれ (キャプチャされ)、或いは走査される(スキャンされる)。このようにして、被術者12の処理されるべき部分の実際の形状のモデルが得られることがある。
幾つかの実施形態において、位置/向き表示区画60は、位置基準32と協働するように動作可能である。図2において、位置基準32は、被術者12によって着用される装着可能な基準(ウエアラブル基準)である。例えば、国際公開第2013/163999A1号に開示されているような耳装着可能な基準(耳ウエアラブル基準)が利用されてよい。結果的に、位置基準32に対する器具20の相対的な位置を検出されて追跡されてよい。故に、被術者12の頭部における器具20の現在の位置を処理することができる。
器具20は、制御インタフェース62を更に含み、データ及び情報は、制御インタフェース62を通じて交換されてよい。システム10の1つの実施形態において、器具20、位置決定ユニット30、及びコンピューティングデバイス40(図1も参照)は、好ましくは無線式に、互いに通信するように構成される。結果的に、図2に示すコンピューティングデバイス40も、制御インタフェース72を含んでよい。制御インタフェース62と制御インタフェース72との間には、データ転送リンクが確立されてよい。加えて、位置基準32や位置決定ニット30自体も、(図2に示さない)対応する制御インタフェースを備えてよい。
故に、コンピューティングデバイス40のサンプリングユニット74には、位置基準32に対する、結果的に、被術者12に対する器具20の実際の位置を含むサンプルが供給されることがある。故に、器具20を被術者12の頭部に沿って被術者12の頭部に近接近して移動させることによって、その実際の形状の仮想データ表現が得られることがある。換言すれば、特定のサンプリングレートが使用されると仮定すると、頭部14の少なくとも一部の形状を表すポイントクラウド(点群)、データマッシュ(data mash)又はデータセットが生成されることがある。
図2に示すコンピューティングデバイス40は、更に、モデル適合ユニット70(model adaption unit)と、偏差検出ユニット76(deviation detection unit)とを含む。偏差検出ユニット76は、被術者12の処置部分の実際の形状が、ヘアスタイルモデルを生成する所定のモデルに十分に対応しているかどうかを評価するために、公称−実際比較(nominal-actual comparison)を行うように構成される。上記のように、器具20は、自動毛切断作用を保証するために、ヘアスタイルモデルに基づいて作動させられてよい。
偏差検出ユニット76が、有意な偏差、例えば、被術者12の頭皮における相当な突起又は凹みを検出する場合、モデル適合ユニット70は、所望の全体的なヘアカットの外観及び精度を保証するよう、ヘアスタイルモデルを相応して適合させてよい。
図2のコンピューティングデバイス40は、所定のヘアスタイル又はヘアカットモデルを少なくとも一時的に格納するように構成されるメモリユニット48を更に備え、必要であるならば、実際の(個々の)被術者12に割り当てられる調節された又は適合されたヘアスタイル/ヘアカットモデルを更に備える。
図3の構成は、遠隔視覚位置センサ80、82が位置/向き検出のために設けられている点で、図2の構成と基本的に異なる。例えば、ビデオカメラが、被術者12の頭部又は頭皮に対する器具20の位置(及び向き)の三次元追跡(三次元トラッキング)を可能にするよう、被術者12及び器具20を異なる位置から監視(モニタリング)するために設けられてよい。位置センサ80、82によって得られた画像は、要求される位置(例えば、器具20及び頭皮の接触)を相応して検出及び追跡するように処理されてよい。また、このようにして、被術者12の頭部又は頭皮の形状の実際の表示を生成するよう、器具20の現在の位置が検出されてサンプリングされてよい。更に、器具20の、特にそのブレードセット22の実際の向きが検出されてよい。
言うまでもなく、位置検出性能を更に向上させるように、図3に例示するような遠隔位置センサ及び図2に例示するような装着可能な位置基準は組み合わせられてよい。図2の実施形態で使用される位置決定ユニット30は、例えば、電磁界(EMF)位置検出センサを含んでよい。
図4は、例示的に、被術者12の頭部の簡略化されたモデル表現を例示的に説明している。更に、座標系が、図4に点線で示されている。X、Y及びZによって示される矢印は、それぞれの方向を示している。図4の座標系の(仮想)原点は、例えば、被術者12の頭部の中心にある。結果的に、ヘアスタイル又はヘアカットモデル90は、座標系X、Y及びZを参照して定義されることがある。ヘアスタイルモデル90をヘアトポロジーモデル(毛位相幾何モデル)(hair topology model)と呼ぶこともある。
ヘアスタイルモデル90は、被術者12のモデル形状、即ち、皮膚又は頭皮のレベルにおけるモデル形状を記述する、頭皮又は頭部モデル92を含む。ヘアスタイル又はヘアカットモデル90は、毛特性モデルと呼ぶこともある毛の長さモデル94を更に含む。毛の長さモデル94は、被術者12の皮膚又は頭皮の輪郭を表すモデル92におけるそれぞれの位置と関連付けられるそれぞれの毛の長さ値を含む。頭皮モデル92及び毛の長さモデル94は、ヘアスタイルモデル90を一緒に形成する。故に、毛切断操作を行うとき、位置決定ユニット30(図1)及び位置/向き表示区画60は、機器20の実際の位置を検出及び追跡し、機器20の実際の(長さ)設定は、器具20の実際の位置に基づいて調節及び制御されてよい。この構成を使用して、処置されるべき個人の実際のモデルを生成してもよい。故に、頭部又は頭皮トポロジーの走査又はサンプリングは、いずれにせよスマートヘアスタイル処理システム10に提供される構造的構成を使用する逆走査又は逆サンプリングアプローチと考えられてよい。
図5は、本明細書で以前に議論した毛の長さモデル94の区画の簡略化された概略斜視図である。有毛部分は、参照番号108によって示されている。
例示の目的のために、有毛部分108は、短い毛110を有する領域と、長い毛112を有する領域と、それらの間の移行部114とを含む。例えば、有毛部分108は、ユーザの頭部の頂部分と側方部分との間の移行部を表すことがある。
移行部の主方向は、参照番号116によって指し示される矢印によって示されている。矢印116に沿って、毛の長さの変化が起こる。主方向116に対して垂直に、それぞれの毛の長さは基本的に一定である。
自動毛切断器具20を用いて移行部114を処理することは、幾つかの態様において、方向/向きに依存する。傾斜又は傾きの方向116に基本的に平行な移動方向120を用いて、有毛部分108を通じて器具20を移動させるとき、ブレードセット22の幅の延伸(図1の参照番号36)に沿う各位置で、多かれ少なかれ同じ毛の長さが要求される。故に、コーム24は、典型的にはブレードセットからの平行オフセットを定めるので、毛は、器具20の処理幅36全体に沿って処理されることがある。結果的に、器具20が移行部114を通じて移動方向120において移動させられると、切断長は、所望の傾斜を形成するように適合させられることがある。
対照的に、器具20が、移行部の主方向116に平行でない移動方向124において移動させられるならば、器具20の処理幅36に沿う基本的に非定常な異なる切断長さが必要である。しかしながら、前述のように、基本的には一定の切断長のみが処理幅36に沿って定められることがあるので、移行部114内の毛を短く切断し過ぎないように注意しなければならない。
故に、器具が移行部の主方向116に平行でない移動方向124において移動させられるとき、器具20の処理幅36に沿う1つだけの長さ値よりも多くの長さ値を観測することが有益である。さもなければ、最終的に移行部114が滑らかというよりも段状になる可能性は全く低いとは限らないことがある。
図6、図7及び図8の例示的に簡略化された例示を更に参照する。ここには、それぞれの毛の長さ曲線/特性132についてのそれぞれのコーム設定130が示されている。図6、図7及び図8において、図の向きは、毛処理器具20の処理ヘッドの視野(perspective)に対応する。結果的に、曲線132によって表される毛の長さモデル94(図4及び図5を参照)の区画は、器具20のブレードセット22の処理幅36に対応する延伸を有する。
図6、図7及び図8のいずれにおいても、幅の延伸36に沿って、3つの長さ値134、136、138が観察される。図6では、第1の値134が、ブレードセット22の第1の横方向端に割り当てられている。第2の値136が、ブレードセット22の反対側の第2の横方向端に割り当てられている。更に、第3の値138が、ブレードセット22の幅の延伸36の中央領域に割り当てられている。言うまでもなく、現在の切断長を定める現在のコーム設定130を設定するために、新たな代替、2つの値、4つの値、又はそれ以上の値さえも観察されてよい。
同様に、図7及び図8においても、それぞれ、3つの長さ値134、136、138が観測される。
図6の第1の値134は、第1の長さlに対応する。第2の値136は、第2の長さlに対応する。第3の値138は、第3の長さlに対応する。同じことが、図7及び図8の例示的な例示にも当て嵌る。
図6において、最も短い長さは値lである。ブレードセット22の幅36に沿う最大の長さは、第2の値lである。結果的に、曲線132に沿う如何なる毛も短く切られ過ぎることを避けるために、調節可能なコームは、値lに対応する長さに設定される。結果的に、毛が短くなり過ぎるのが防止される一方で、観察される幅の延伸の主要領域は、全区画について所望の毛の長さ特性132を最終的に満たすために更なる処理を必要とする。
同様に、図7において、3つの値134、136、138が観察され、第1の長さlは、幅の延伸に沿う最大の長さである。結果的に、コーム設定130は、長さlに適合させられる。
図8において、値136及び138の両方は、観察された「窓」に沿う最大の長さである多かれ少なかれ同じ長さl、lを表す。故に、コーム設定130は、長さl,lに適合させられる。
自動グルーミング器具(自動化されたグルーミング器具)を作動させる方法の例示的な実施形態を概略的に例示する図9を更に参照する。方法は、自動グルーミング器具、特に自動毛切断器具の提供に関するステップS10を含む。一般的に、器具は、コームを器具のブレードセットから離間させることによって所望の切断長を定めることができる電動調節可能コームを備える。
更なる提供ステップS12では、毛の長さトポロジーモデル(毛の長さ位相幾何モデル)と呼ぶこともあるヘアスタイルモデルが提供される。ヘアスタイルモデルは、頭皮モデル/頭部モデル及び関連する毛の長さモデルを相関させる。故に、頭部の特定の領域においてどの毛の長さが実際に必要とされるかについての情報が提供される。故に、器具の調節可能なコームは、ユーザの頭部のそれぞれの部分についての所望の長さ設定を定めるために、相応して操作されてよい。
この目的を達成するために、ステップS14において、器具の位置を検出及び追跡することが必要とされる。ステップS14では、更なる方向表示情報が検出される。これは毛が処理されるべきユーザに対する器具のブレードセットの向きの直接的又は媒介的な検出を含むことがある。上記のように、器具のブレードセットは、一般的に、特定の幅の延伸を有するので、ブレードセットの向きを検出することが有益である。何故ならば、さもなければ、異なる毛の長さの移行部、漸移部及び更なる部分を処理することは困難だからである。移行領域における鋭利なエッジ及び段を避けるために、現在の長さ設定をブレードセット22の現在の幅36に沿う最大の長さ値に設定することが提案される。故に、観察される窓内の如何なる毛をも短く切断し過ぎることが、このようにして防止されることがある。
更なるステップS16では、ステップS12で提供されるモデルデータとステップS14で得られる位置/向き情報とが相関させられる。故に、現在必要とされる長さ設定が定められることがある。
従って、器具は、動作ステップS18において作動させられてよい。作動ステップS18は、幾つかのサブステップS20、S22、S24を含む。サブステップS20では、ブレードセットの幅の延伸に沿う複数の長さ値が観測される。これは、例えば、ブレードセットの第1の横方向端及び第2の横方向端における又はそれらに隣接するそれぞれの値を含むことがある。加えて、幾つかの実施形態では、ブレードセットの幅の延伸の中央部分からの少なくとも1つの長さ値が観察されてよい。
更なるサブステップS22では、複数の値からの値を選択して、長さ設定を相応して設定してよい。一般的に、主要な実施形態では、ブレードセットの幅の延伸について観測される値の中の最大の長さ値が選択される。このようにして、毛を短く切断し過ぎることが防止されることがある。
サブステップS24では、長さ調節が相応して行われる。故に、電動調節コームは、現在必要とされる長さ設定を定めるように制御されることがある。
図面及び前述の記述において本発明を詳細に例示及び記載したが、そのような例示及び記述は、例示的又は説明的であると考えられるべきであり、限定的であると考えられてならない。即ち、本発明は、開示の実施形態に限定されない。当業者は、特許請求される発明を実施する際に、図面、本開示、及び添付の請求の範囲の研究から、開示の実施形態に対する他の変形を理解して実施することができる。
請求項において、「含む」という用語は、他の要素又はステップを排除せず、単数形の表現は複数を排除しない。単一要素又は他のユニットが、請求項に列挙される幾つかの品目の機能を満たすことがある。特定の手段が相互に異なる従属項において列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用し得ないことを示さない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はその一部として供給される光記憶媒体又はソリッドステート媒体のような適切な媒体に格納/分配されてよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムのような他の形態で分配されてもよい。
請求項中のいかなる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されてならない。
国際公開第2013/16399A1号は、ヘアトリミングデバイスを含むプログラム可能なヘアトリミングシステムを開示しており、ヘアトリミングシステムは、電磁追跡システムを用いて、トリミング操作が行われている人の頭に対するヘアトリミングデバイスの位置を検出し、その位置を、様々な位置における所望のヘアトリミング長に関する以前に生成された毛の長さプロファイルデータに関連付け、その現在の位置及び毛の長さプロファイルデータに従ってヘアトリミングデバイスのヘアトリミング長を自動的かつ動的に調節する、ように構成される。この文脈において、特定のスタイルに合致するように被術者の毛を切断する自動システムを開示する国際公開第2013/096572A1号が更に参照され、システムは、被術者の毛を切断するために切断機構に係合するように構成された毛切断デバイスと、基準点に対する毛切断デバイスの位置を決定するために毛切断デバイスと相互作用するように動作可能な位置決め構造とを含む。
国際公開第2015/063651A1号は、類似のプログラム可能なトリミングシステムを開示しており、システムは、ヘアトリミングデバイスの検出される位置及び対応する毛の長さプロファイルデータに従ってヘアトリミング長を自動的に且つ動的に調節するように動作可能である。

Claims (15)

  1. 毛処理手順のための自動グルーミング器具であって、
    − 処理幅を有するブレードセットを含む処理ヘッドと、
    − 前記ブレードセットに動作的に連結される長さ設定ユニットと、
    − 位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデルに基づいて前記長さ設定ユニットを作動させるように構成される制御ユニットとを含み、
    該制御ユニットは、前記ブレードセットの実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定を調節するように構成される、
    自動グルーミング器具。
  2. 前記ヘアスタイルモデルは、頭部トポロジーを含むヘアスタイルマップと、モデルヘアカットを表す割り当てられる毛の長さ設定とを含む、請求項1に記載の自動グルーミング器具。
  3. 前記制御ユニットは、前記長さ設定ユニットを、前記実際の位置及び向きのために並びに前記ブレードセットの所与の幅の延伸のために前記ヘアスタイルモデルによって提供される多数の観察される長さ値のうちの選択される値に設定するように動作可能である、請求項1又は2に記載の自動グルーミング器具。
  4. 前記制御ユニットは、前記長さ設定ユニットを、前記ブレードセットの処理幅の延伸に沿って分配される前記ヘアスタイルモデルによって提供される一連の長さ値のうちの選択される値に設定するように動作可能である、請求項3に記載の自動グルーミング器具。
  5. 前記選択される値は、任意の観察される値のうちの最大の値である、請求項3又は4に記載の自動グルーミング器具。
  6. 前記制御ユニットは、前記ブレードセットの前記実際の位置、向き及び処理幅の延伸のために前記ヘアスタイルモデルによって提供される2つ又はそれよりも多くの長さ値の評価に基づいて前記長さ設定を調節するように動作可能である、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具。
  7. 前記制御ユニットは、3つ又はそれよりも多くの長さ値の評価に基づいて前記長さ設定を調節するように構成され、前記長さ値のうちの第1の長さ値は、前記ブレードセットの第1の横方向端に割り当てられ、前記長さ値のうちの第2の長さ値は、前記ブレードセットの第2の横方向端に割り当てられ、前記長さ値のうちの第3の長さ値は、前記第1の横方向端と前記第2の横方向端との間の前記ブレードセットの中央部分に割り当てられ、前記第1の長さ値、前記第2の長さ値、及び前記第3の長さ値のうちの最大の値が、前記長さ設定を設定するために使用される、請求項6に記載の自動グルーミング器具。
  8. 前記制御ユニットは、位置検出ユニットによって供給される位置情報を備えるように動作可能である、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具。
  9. 前記制御ユニットは、向き検出ユニットによって供給される向き情報を備えるように動作可能である、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具。
  10. 毛を切断するために毛を通じて移動させられるように構成されるハンドピースを更に含み、前記処理ヘッドは、前記ハンドピースに形成されるか或いは前記ハンドピースに取り付けられる、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具。
  11. 請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具と、ユーザに対する前記自動グルーミング器具の位置及び向きを検出及び追跡するように構成される位置検出ユニットと、位置情報及び向き情報を現在のヘアスタイルモデルと相関させるように構成される制御デバイスとを含み、前記長さ設定は、前記ブレードセットの延伸に沿う現在の動作ゾーンのために前記ヘアスタイルモデルによって提供される一定でない長さを考慮するために、ユーザに対する前記自動グルーミング器具の前記ブレードセットの前記位置及び前記向きを考慮して設定される、自動ヘア処理システム。
  12. 長さ移行領域を処理する毛切断手順における請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の自動グルーミング器具の使用。
  13. 自動グルーミング器具を作動させる方法であって、
    − 処理幅を有するブレードセットを含む処理ヘッドと、前記ブレードセットに動作的に連結される長さ設定ユニットとを含む、グルーミング器具を提供するステップと、
    − 位置データと毛処理データとを相関させるヘアスタイルモデルに基づいて前記長さ設定ユニットを制御するステップとを含み、該制御するステップは、前記ブレードセットの実際の位置及び実際の向きに依存して長さ設定を調節するステップを含む、
    方法。
  14. 前記長さ設定ユニットを、前記ブレードセットの処理幅の延伸に沿って分配される前記ヘアスタイルモデルによって提供される一連の長さ値のうちの選択される値に設定するステップを更に含み、前記選択される値は、任意の観察される値のうちの最大の値である、請求項13に記載の方法。
  15. コンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムがコンピューティングデバイス上で実行されるときに、コンピュータに請求項13及び14のうちのいずれか1項に記載の方法のステップを実行させるプログラムコード手段を含む、
    コンピュータプログラム。
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