JP2020514575A - フロアパネルのセットおよびフロアパネルのセットの組み立て方法 - Google Patents

フロアパネルのセットおよびフロアパネルのセットの組み立て方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、フロアを部屋に設置することを目的とするフロアパネルセットであって、前記セット(2)は複数の第1のフロアパネル(1A)を有し、これらの第1のフロアパネル(1A)は、共通の形状および寸法を有することを特徴とし、かつ、前記セット(2)は、さらに、共通の形状および/または共通の寸法への適応加工を示す1枚以上の第2のフロアパネル、または、この目的のために設けられた1枚以上の第2のフロアパネルを含み、前記適応加工(12)は前述の部屋(3)に応じて実施されることを特徴とするフロアパネルセットである。また、本発明は、フロアパネル(1A−1B)のこのようなセット(2)を組み立てる方法に関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、フロアパネル(floor panels)のセットと、そのセットの組み立て方法に関するものである。
より具体的には、本発明は、特定の部屋にフロアを設置するためのフロアパネルのセットに関するものである。
フロアパネルで組み立てられたフロアカバー(floor coverings which are composed of floor panels)は、例えば、特許文献1から広く知られている。ここに開示されたフロアパネルは、特に積層フロアパネル(laminate floor panels)に関するものであり、これらは、それらの端(their edges)に機械的連結部品(mechanical coupling parts)が設けられており、この連結部品により、積層フロアパネルを連続するフローティングフロアカバー(a continuous floating floor covering)に組み立てることができる。特許文献1のフロアパネルは、平均的な日曜大工なら自分でフロアカバーを設置することができ、まず、このタイプのフロアパネルでは、パネル同士の接着が必要ではない。供給されるフロアパネルは、すべて共通の形状および寸法を持ち、それらを実際に設置する場合、フロアを設ける部屋にフロアパネルを円滑に適合させるには、例えば、フロアパネルの最後の列の先頭または終端など、ユーティリティの導管(utility conduits)を通過させなければならないなどの特別な状況が起きうる場合には手動スキルと専門知識(a certain manual skill and expertise)が必要とされる。さらに、良好な設置のためには、列の先頭および最終パネルの最小寸法、隣接する列のフロアパネルの短い端同士の間の最短距離、壁における十分な大きさのエクスパンション・ジョイント(a sufficiently large expansion joint)など、特定の条件を満たす必要がある。エクスパンション・ジョイントのサイズは、フロアカバーの種類および/またはフロアカバーを設ける部屋が配置される地理的地域(geographical region)に依存することが多い。これらの条件を1つでも満たしていない場合には、保証が失われ、欠陥のあるフロアとなる可能性がある。部屋に必要な適応加工(adaptations)を行うには時間がかかり、騒音や粉塵が発生するため、今のところは必要な不便と考えられている。また、寸法が大きく、例えば、長さが180センチメートル以上、幅が20センチメートル以上のフロアパネルが市場動向(a market trend)にあることにも留意すべきである。これにより、フロアを同一の部屋に設置するためには、より多くの適応加工が必要となることも必然である。多くの場合、必要な適応加工もパネルが大きくなればなるほどより困難である。
特許文献2から、例えば、世界地図のような広範囲にわたる装飾が複数のフロアパネル上に延在するフロアパネルを製造する方法が知られている。それぞれのフロアパネルには、デジタルで装飾が施され、ユーザーの審美的欲求を満たすことができるようになっている。平滑に設置するために、フロアパネルに識別マーク(an identification mark)を設けることができる。しかしながら、設置には、依然として、上述のような適応加工が必要である。
特許文献3から、ベニヤフロアパネルの最上層に設けることを意図したベニヤを最適な方法で木から切り出す方法が知られている。ベニヤの端は、木材の自然な湾曲にほぼ従って形成されるが、同様のベニヤと共に、所定のフロア面を形成するように適応加工される。ベニヤの輪郭は、フロアを設置する部屋のフロア面から始まり、例えば、隣接する列のべニヤの短い端同士の間の最短距離に関し、前提条件を考慮に入れたコンピュータプログラムによって決定される。得られたベニヤは、パーティクルボード(a particle board)のような同様に形成された基板上に接着されるが、不規則な形状のフロアパネルが得られ、それにも関わらず、それぞれの部屋のための完全に密着したフロア面を提供する。すべてのフロアパネルにはラベルが付属している。特許文献3の方法は煩雑であり、例えば、通過するユーティリティの導管を通さなければならない場合、もしくは例えば、支柱(support posts)、壁、または家具を区画する重い固体(heavy solid made-to-measure furniture)など、他の固体の物体が部屋に存在する場合などには、解決方法を提案することができない。
国際公開第97/47834号 国際公開第2001/047717号 国際公開第2014/195281号
本発明は、フロアを部屋に設置することを目的とする別のフロアパネルのセットを主目的とするものであり、種々の好ましい実施形態によれば、当技術水準の状態のフロアカバーの1つ以上の問題に対して解決策を提供するものである。
この目的のために、本発明は、第1の独立した視座(aspect)によると、フロアを部屋に設置するのに適した、そして、好ましくは、それを目的としたフロアパネルのセットに関するものであり、前記セットは、複数の第1のフロアパネルを有し、これらの第1のフロアパネルは、共通の形状および寸法を有し、前記セットは、さらに、共通の形状および/または共通の寸法への適応加工を示す、またはこの目的のために設けられた、1枚以上の第2のフロアパネルを含み、前記適応加工は前述の部屋によるものであることを特徴とする。
「部屋の中にフロアを設置することを目的とするフロアパネルのセット」とは、このセットはまだ設置されていないが、予め製作されており、特に、少なくとも上述の第2のフロアパネルは、必要な適応加工をしてある、もしくはこの目的のために設けられたものであって、前記それぞれの部屋に設置される必要があることを意味する。
上述の第1のフロアパネルは、実際には、製造上の誤差または、例えば、木材フロアパネルの場合には、相対湿度含有量の差(a difference in the relative humidity content)などのような気候の違いにより形状および寸法のわずかな違いを示す場合があることは明らかである。当業者にとっては、これらの第1パネルが、それぞれ異なる寸法または形状を示す場合においても、2枚以上の第1のフロアパネルが依然として共通の形状または寸法を示すことが明らかである。これらの差は、それでも例えば、それぞれのフロアタイプの基準における最大許容偏差内であり、例えば、積層フロアパネルの場合には、EN13329の基準の最大許容偏差内であることは明らかである。
さらに、形状と寸法によって、フロアパネルの平面内の形状および寸法を表していることが明らかである。もちろん、第1のフロアパネルおよび第2のフロアパネルは、同じ厚さを示すことが好ましい。
第1のフロアパネルの最も重要な例によれば、これらは長方形であり、好ましくは、長円形のフロアパネルであり、これらの第1のフロアパネルは、長さと幅の両方を共通としている。この例によれば、第1のフロアパネルは共通の長さと幅寸法を有する共通の長方形形状を有する。第1のフロアパネルの別の例によれば、これらは長方形および長円形のフロアパネルであり、これらの第1のフロアパネルの幅のみが共通であり、長さはランダムに変化するか、または限定されたセット、例えば、3つの異なる幅のセットから選択される。ランダムな長さは、しばしばパネルと共に固体の寄木細工の床(solid parquet)に使用される。この例によれば、第1のフロアパネルは共通幅寸法を有する共通長方形形状を有しているが、互いに異なる長さ寸法を有している。第1のフロアパネルのさらに別の例によれば、これらは長方形および長円形のフロアパネルであり、これらの第1のフロアパネルの長さのみが共通であり、幅は限定されたセット、例えば、3つの異なる長さのセットから選択される。このようなフロアパネルによって、パネルの幅が広いものと狭いものが交互に並ぶように設置することができる。この例によれば、第1のフロアパネルは共通長さ寸法を有する共通長方形形状を有しているが、互いに異なる幅寸法を有している。
本発明によるフロアパネルのセットが複数のタイプの第1のフロアパネルを含み得ることを除外しないことは明らかである。したがって、例えば、フロアパネルのセットは、第1の、例えば、長方形を有する第1のタイプの複数の第1のフロアパネル、並びに、第2の、例えば、長方形の第2のタイプの複数の第1のフロアパネルを含んでいてもよい。このようなセットは、例えば、第1のタイプの第1のフロアパネルからなる中央がタイルモチーフで、端が、第2のタイプの第2のフロアパネルからなる厚板のモチーフによって囲まれたフロアカバーを実現することを目的としたものでもよい。よって、毎回、好ましくは、フロアパネルのセットは、それぞれに対応する第2のフロアパネル、すなわち第1のタイプの第1のフロアパネルの形状と寸法に適応加工した第1のタイプの第2のフロアパネル、ならびに、第2のタイプの第1のフロアパネルの形状および寸法に適応加工した第2のタイプの第2のフロアパネルも備える。
一般に、本発明のセットにおける第1のフロアパネルの寸法および形状は、いかなる方法においても適応加工しないことが明らかであり、そしてそれらの設置が意図される部屋に従うものではないことが明らかである。恐らく、実際には、部屋の場所を示すためのマークを付ける必要があるかもしれない。
第1のフロアパネルは、好ましくは、標準フロアパネルであり、例えば、長方形および長円形フロアパネル、好ましくは、2.5メートルよりも長さが短い。フロアパネルの大量生産は、この形状に調整される。好ましくは、パネルの幅は、10センチメートルから25センチメートルの間であり、および/またはパネルの長さは、80センチメートルから150センチメートルの間である。フロアパネルのセットは、共通の形状および寸法、好ましくは、共通の長さと幅を有する少なくとも第1のフロアパネルと、適応加工した第2のフロアパネルとの組合せに関連し、合理的な方法で、該部屋の寸法に合わせて適応加工されたフロアを提供することができる。
最も好ましい実施形態によれば、上述の適応加工は、実際の設置の前、そして別途行われる適応加工に関連する。したがって、例えば、フロアパネルの製造者は、必要な適応加工を行うことができ、またはフロアパネルの小売業者がこれを行うことができる。さらに明らかとなるように、第2のフロアパネルも、例えば、破断線(a break line)を有するか、または適応加工に適した分割線(the dividing line)がフロアパネル上に示されるように、適応加工されて提供することができる。したがって、本発明の範囲内では、これは、毎回、実際の設置の前、そして別途行われる破断線または指示マーク(indications)に関連するものである。
好ましくは、セットは、少なくとも、前述の部屋にフロアを設けるのに必要な数の第1および第2のフロアパネルを含み、第2のフロアパネルは、それぞれの部屋に応じて必要な適応加工を含み、またはこれらの適応加工用に提供される。
好ましくは、フロアパネルのセットは、それ以上の適応加工をせずに前述の部屋にフロアを設置するように構成されている。
好ましくは、上述のセットは、少なくとも第2のフロアパネルを含み、上述の適応加工は、フロアパネルの長さおよび/または幅を短縮することを含み、あるいは、前記適応加工は、そのような短縮を含む。長さが適応加工されたフロアパネルは、列の先頭または終端を形成することができ、第1のフロアパネルは、先頭にある適応加工されたフロアパネルと列の終端のそれとの間に設置される。幅が適応加工されたフロアパネルは、壁と平行またはほぼ平行な列で機能できる。長方形の部屋の場合、これは先頭の列および/または最終列を意図したものでもよい。
なお、理解しやすいように付け加えると、ランダムな長さの第1のフロアパネルを使用する場合、長さを短縮した第2のフロアパネルは、第1のフロアパネルとは少なくとも、短縮が行われる短い端には、これら第2のフロアパネルは、エッジ特性(edge characteristics)を有しない点で異なる。例えば面取り(a possible chamfer, coupling means of other)、例えば他の突出部の面取りは、その端では省略されるが、これは実際には第1のフロアパネルに存在する。
好ましくは、上述のセットは、少なくとも第2のフロアパネルを含み、上述の適応加工は、フロアパネルの1つ以上の端上の突出部を完全または部分的に除去することからなる、またはこの適応加工にそのような除去が含まれる。これは例えば、突出舌部(a protruding tongue portion)または突出溝リップ部(a protruding groove lip portion)のような端に存在する連結部の除去された部分に関連している場合もある。この最先端の技術によれば、フロアの設置者は、フロアを設置する際に、そのような部分を除去して、例えば、壁に対してよりコンパクトなエクスパンション・ジョイントを得る。したがって、フロアカバーの開始列に対しては、長い端上に存在する突出舌部を除去することができる。
好ましくは、上述のセットは、少なくとも第2のフロアパネルを含み、上述の適応加工は、フロアパネルの1つ以上の端上にある、適応加工された輪郭(an adapted contour)からなる、あるいはこの適応加工にそのような適応加工された輪郭が含まれる。ここで、上述の輪郭は、フロアを設ける必要のない前述の部屋の一部である壁や他の端の進路に追従することができる。このような輪郭を提供することは、例えば、フロア設置の開始時または終了時に、長いパネル端とは平行でない、またはまったく平行でない壁を有する場合に適している。好ましくは、適応加工された輪郭は、エクスパンション・ジョイントが適応加工された輪郭と壁との間に残るように構成される。好ましくは、エクスパンション・ジョイントは、少なくとも幅が一定であるか、少なくとも40%未満の幅が変化するものである。そのため、例えば、エクスパンション・ジョイントの幅は、約10ミリメートル±2ミリメートルとすることができる。好ましくは、エクスパンション・ジョイントの幅は、フロアが設けられる部屋が位置する地理上の位置の機能に合わせて適応加工される。したがって、例えば、木質系フローリング製品では、スカンジナビアなどの北部地域では、リビングスペースの暖房により空気中の湿度が低くなるため、冬季のフロア製品の乾燥と収縮を考慮する必要がある。オセアニアなどの南部地域では、夏の間に相対湿度が高くなり、フロア製品が膨張することも考慮されなければならない。
好ましくは、上述のセットは、少なくとも第2のフロアパネルを含み、前記適応加工は、それぞれのパネル上の導管を通過させることを意図した凹部および/または適応片(adaptation pieces)を設ける、あるいは適応加工は、そのような凹部および/または適応片を含む。このような凹部および適応片は、例えば、加熱パイプがフロア面から突出するような場所に設けるのが望ましい。ここで、適応片は、例えば、部屋から見て、加熱パイプの後方に位置するパネル部である。フロアを設置する際には、各配管の周囲で作業を行うために、このようなパネル部または適応片は、実際の第2のフロアパネルとは別に設置する必要がある。好ましくは、適応片は、それぞれの実際の第2のフロアパネルではなく、他の標準フロアパネルから得る。このようにして、適応片と実際の第2のフロアパネルとの間の鋸線(a saw line)または他の切断線(other cutting line)によって形成されるいわゆる中間距離(an intermediate distance)がなくても、適応片と実際の第2のフロアパネルとの間を完全に接続することができる。好ましくは、適応片は、他の標準フロアパネルから得た場合には、その装飾面(its decorative side)が実際の第2のフロアパネルの装飾面と一致するようにして実現される。最も好ましい実施形態によれば、この目的への適応片は、実際の第2のフロアパネルが取得される標準フロアパネルと同一の装飾面を有する標準フロアパネルから得られるものであり、好ましくは、適応片は、適応片と実際の第2のフロアパネルの部分との装飾が互いにシームレスにまたは実質的にシームレスに融合するように、実際の第2のフロアパネルの除去した破片に対応する標準フロアパネルの位置から取る。同じ装飾面を有するフロアパネルは、典型的には、例えば、この例では、例えば、積層フロアパネルまたはLVTフロアパネル(高級ビニルタイル)のような、印刷装飾(a printed decor)を有するフロア製品に存在する。
好ましくは、前記適応加工は、各フロアパネルの余剰部分(an excess portion)を除去することを含む。ここで、これは、設置の前に、そして、設置とは別途に行われる除去に関連する。言い換えれば、各フロアパネルは、それぞれのフロアパネルが完全に配送され、設置先の部屋の中での位置を測定することができるようになる。
特定の代替案によれば、前記適応加工は、各フロアパネルの余剰部分と有用部分との間に設けられた破断線を含む。このような破断線により、例えば、鋸処理を必要とすることなく、最終的なユーザーまたは設置者が余剰部分を簡単に除去できるようになる。言い換えれば、各フロアパネルは、所定の破断線によって、パネルの設置先の部屋における位置の機能として容易に測定が可能となる。また、このような破断線は、設置の前に、そして、設置とは別に各第2のフロアパネルにも設けられている。好ましくは、第2のフロアパネルの有用部分(the useful portion)および/または余剰部分には、それぞれの部分が有用部分か余剰部分かをユーザーが導き出せるようにマークまたは他の指示マークが設けられる。
さらに別の代替案によれば、上述の第2のフロアパネルは、前述の部屋に対応するために、それぞれの第2のフロアパネルを適応加工するように構成された指示マークを備える。したがって、例えば、実行する必要のある各フロアパネルの分割は、その上に設けられた分割線によって示されてもよく、および/またはフロアパネルの余剰部分および/または有用部分をマークしてもよい。このような指示マークは、設置の前に、そして、設置とは別に、各フロアパネルにも設けられる。
さらに別の代替案によれば、上述の第2のフロアパネルは、例えば、設置するときに従う使用方法の説明を含む。ここでは、これは、例えば、それぞれの第2のフロアパネルを下地面に接着する指示に関連するが、一方、残りのフロアカバーは実質的にフローティングフロアカバーで構成する。これは、例えば、いわゆるLVT(高級ビニルタイル)のような熱可塑性フロアパネルの場合、直接入射日光を受ける場所では有用である。このような状況では、パネルが膨張する傾向があることが知られている。すると、ここで、パネルはフロア面から局部的に膨出する。これを防ぐために、パネルを下地面に局所的に接着するのが良い選択肢である。
本明細書で上記した破断線および/または指示マークは、例えば、フロアパネルの余剰部分または有用部分が小さい場合に特に有用である。主に、有用部分が小さい場合には、自動生産環境において不正確さが発生するリスクが高い。また、製造または設置のいずれにおいても、そのような部分を紛失してしまうリスクがある。フロアパネルの余剰部分を除去または完全に除去するのではなく、分割線を示すか破断線を提供することによって、より安定した梱包ユニット(a more stable packaging unit)が得られることもある。
上記した特定の代替案におけるような破断線は、様々な実際的な方法で実行することができ、その中で、ここでは網羅的なものではなく、いくつかの重要な可能性を列挙する。
第1の可能性によれば、破断線は、フロアパネルの有用な部分と余剰部分との間の所望の分割線に沿って配置された複数の貫通孔(a plurality of through-bores)を含むか、またはそれらからなる。好ましくは、分割線の少なくとも60%は、このような孔によって形成される。このような孔が必ずしも円筒形である必要はないことは明らかである。
第2の可能性によれば、破断線は、フロアパネルの有用部分と余剰部分との間の所望の分割線の位置に、1つ以上の非貫通切り込み(one or more not through-going incisions)を含むか、またはそれらからなる。非貫通切り込みは、フロアパネルの上側もしくは下側、または両側で、分割線に沿って交互かそうでないかに関わりなく実行することができる。非貫通切り込みは、分割線全体にわたって存在してもしなくてもよい。好ましくは、それらは、分割線の少なくとも80%以上に存在する。最も好ましい実施形態では、この切り込みは、少なくとも各フロアパネルの装飾面で行われ、好ましくは、切り込みは、それぞれの分割線全体にわたって延在する。このように、工場では、フロアパネルの可視面(the visible surface)上に質の良い切断を行うことができる。余剰部分の最終的な除去が有用部分の可視面を損傷するリスクは、最小限であると考えられる。代替案として、この切り込みは、少なくとも各フロアパネルの下側で行われる。好ましくは、各フロアパネルの上側または下側の残りの材料部分の厚さは、フロアパネルの厚さの10%未満である。好ましくは、上側または下側の残りの材料部分の厚さは2ミリメートル未満である。このような厚さにより、カッターおよび同様な工具によって、余剰部分を簡単に除去することができる。
第3の可能性によれば、破断線は、実質的に分割線全体にわたって延在する、貫通しているか、していないかに関わりなくスロット(a whether or not through-going slot)を含み、またはスロットからなり、有用部分が、依然として、端に存在する1つ以上の連結部の残りの部分にわたって余剰部分に接続されるようになっている。その第1の例によれば、破断線は、そこに存在する連結部の遠位端から近位側(the distal ends)に、2つの異なる端、例えば対向する端(opposite edges)上にある位置の間で延在させてもよい。この場合、各端におけるこれらの連結部の遠位端は切断されない。このようにして、有用部分は、これらの遠位部分全体にわたって余剰部分に接続されたままとなる。これは、例えば、突出溝リップの一部、および/または端に突出する舌片の一部を含むことがある。第2の例によれば、破断線は、同じ端の異なる位置間に延在していてもよく、これらの位置は、毎回、そこに存在する連結部の遠位端から近位側に位置する。この第3の可能性によれば、スロットは、好ましくは、フロアパネルの装飾面上に位置する分割線の少なくとも全体にわたって延在するが、装飾面の端で突出するフロアパネルの一以上の部分を中断しないことが好ましいことが明らかである。その後、ユーザーは、中断されていない遠位部分を手動または単純なツールで切断することができ、その結果、有用部分が余剰部分から分離される。
第4の可能性によれば、破断線は、貫通するスロットを含むまたはスロットからなり、これは分割線の全体にわたって実質的に延在するものであるが、分割線の限られた部分、例えば、10%未満の部分上にあるスロットは、貫通しないように構成されている。このようにして、フロアパネルの有用部分および余剰部分が、スロットの通過部分ではない位置に依然として接続されたままとなる。その後、ユーザーは、接続を手動で、または単純なツールで中断することができ、その結果、有用部分が余剰部分と分離される。
なお、一般に、破断線は、フロアパネルの余剰部分と有用部分との間の残りの接続を中断することが装飾面に影響を及ぼさないようにできることが好ましい。好ましくは、装飾面の所望の輪郭は、スロット、孔等によって既に設けられている。破断線を適切に選択することにより、残りの接続の中断が連結部の機能に影響を及ぼさないのは、例えば、有用部分と余剰部分が、下側の部分および/または連結部の輪郭より外側に位置するフロアパネルの芯の部分、例えば、パネルの芯および/または下側の中心に位置する部分によって連結されたままであるという点にある。
第1の視座のフロアパネルセットは、様々なタイプの第2のフロアパネルを含むことができることは明らかである。例えば、余剰部分が除去されるフロアパネル、余剰部分が有用部分と共に破断線上に設けられるフロアパネル、および/または有用部分と余剰部分を分離するために必要となる分割線の指示マークを有するフロアパネルなどである。また、同一のフロアパネルに、除去された部分、破断線および/または指示マークを含んでいてもよい。
好ましくは、適応加工を示す、またはこの目的で設けられた複数の上述のフロアパネルは、パッケージングユニット内にパッケージ化される。適応加工に余剰部分の除去も含まれる場合には、各ユニットもまた、前記適応加工または除去によって作成された1つ以上の過剰部分を含むのがよい。このようにして、パッケージユニット内で第2のフロアパネルが安定して積み重ねられる。
第1の視座の本発明は、フローティングフロアカバーを形成するのに適したフロアパネルで特に有用である。このようなフロアパネルは、日曜大工が設置するのに特に適しているが、十分に大きなエクスパンション・ジョイントを設けるような適応加工など、特定の適応加工が必要である。フローティングフロアカバー用のフロアパネルは、好ましくは、少なくとも2つの対向する端上に連結部を含み、その連結部により、このようなフロアパネルを2枚、互いに連結することができ、それぞれの端で、連結したパネルの面に対して垂直な方向並びにパネルの面の方向、そしてそれぞれの端に垂直な方向にロックされる。このような連結部は、例えば、WO97/47834から公知のようなタイプの、例えば、ロックング・タング・イン・グルーブ接続(a locking tongue-in-groove connection)として実現することができる。このような連結部は通常、上述の端の1つ以上の上に突出部を形成するものである。そのような場合には、多数のフロアパネルにおいて、1つ以上の端上の突出部が除去されるか、または除去されるように設けられる適応加工が望まれる。
第1の視座と同様の目的で、独立した第2の視座による本発明は、フロアを部屋に設置するためのフロアパネルのセットを組み立てる方法に関するものであり、この方法は、少なくとも前記部屋の面積に対応するデータセットを生成するステップと、当該部屋に適した設置プランを確立するステップと、確定した設置プランに従って、適応加工を含むまたは、この目的のために設けられた所要の第2のフロアパネルを形成するステップと、好ましくは、共通の形状および寸法、または寸法を有する少なくとも必要な量の第1のフロアパネルを提供するステップと、を含む。第2の視座による方法は、好ましくは、第1の視座またはその好ましい実施形態の特性を有するフロアパネルのセットを実現するために適用されることは明らかである。
少なくとも前記部屋の面積に応じて上述のデータセットを生成することは、好ましくは、自動計測装置によって行う。ここで、これは、部屋を走査する測定装置と関連することができ、このようにして、例えば、部屋のサーフェス・エリア・プラン(the surface area plan of the room)の一部の少なくとも2次元画像を含む点の群を生成することができる。それぞれの測定装置は、それぞれの部屋の異なる位置から、および/または異なる視点から、例えば、それぞれの部屋の壁の視認性に応じて、その測定を行うことができる。これによって作成された点の異なる群は、撮影されたそれぞれの部屋の面積、さらに詳しくはその壁の完全な画像が作成されるように、撮影された位置と視点によって、互いに参照される。この完全な画像はデジタル的に格納され、少なくとも前記データセットの基礎を形成する。
前述の設置プランの成立は、上記データセットに基づいて行うことが好ましい、あるいはデジタル・サーフェス・エリア・プランに基づいて行うことが好ましいことは明らかである。
実際に見られるように、前述の設置プランは、異なる方法で確立することができる。
第1の方法によれば、前述の設置プランを確立するステップはコンピュータによって実行され、コンピュータは前記データセットに基づいて所望の制限を検討して設置プランを提案する。所望の制限は、マニホルド(manifold)ででもよい。第1の制限は、第1のフロアパネル、または標準フロアパネルの寸法および形状である。これらの第1のフロアパネルは、個人的な嗜好に基づいてエンドユーザーが選択する、利用可能なフロア製品から取得される。第2の制限は、設置プランのタイプである。個人的な嗜好に基づいて、エンドユーザーは、ランダムパターンの列(rows in random pattern)、ハーフパターンの列(rows in half pattern)、それぞれの部屋の対角に従った列(rows according to the diagonal of the respective room)、およびヘリンボーンパターン(herringbone pattern)などの特殊なパターンの列を選択することができる。そのような設置プランは、好ましくは、隣接する列のパネルの短い端同士の間の最短距離の状態など、特定の条件を満たすようにする。好ましくは、エンドユーザーは、列またはパターンの主方向を指定することもできる。好ましくは、ユーザーは、フロアが設けられる部屋の地理上の位置を特定することもできる。例えば、それぞれのフロア製品に必要なエクスパンション・ジョイントの最小寸法などのさらなる制限を考慮すると、好ましくは、部屋の地理上の位置、例えば、列の最初または終端のパネルの最小寸法と、前記データセットまたはデジタル・サーフェス・エリア・プランに基づいて、コンピュータがそれぞれの部屋にフロアを設置するのに適した最終の詳細な設置プランを提案するものである。この設置プランから、第1のフロアパネル、つまり共通の形状および寸法を持つフロアパネルの必要な数、並びに前記第2のフロアパネルの数が必要な適応加工とともに計算できる。必要な適応加工の計算は、デジタル・サーフェス・エリア・プランと設置プランの交点/交線を決定することに基づいて行われる。計算結果を適用して、前述の部屋のフロアを設置することを意図したフロアパネルのセットを自動的に組み立てることができる。この自動的な組み立ては、とりわけ、上述の第1のフロアパネルと同様に、標準パネルに基づいて前記第2のフロアパネルを製造することを含んでいてもよい。この製造は、本発明の第1の視座の範囲内に記載された1つ以上の適応加工、あるいはこの目的のための規定を実施することを含んでいてもよい。好ましくは、上述の第2のフロアパネルそれぞれに対する上述の計算コンピュータ支援設計/コンピュータ支援製造(CAD/CAM)データを作成することによって、これらのデータは、ルーティングマシン(a routing machine)および/または短縮鋸(shortening saw)および/またはレーザ切断機(laser cutting machine)および/または水断裁機(water cutting machine)などのような加工機械や、必要な適応加工、指示マークおよび/または破断線を実現することができる切断装置を制御するのに適している。
第2の方法によれば、前述の設置プランを確立するステップはコンピュータによって実行され、コンピュータは前記データセットに基づいて所望の制限を検討してユーザーが提案した設置プランを評価する。所望の制限は、マニホルドででもよい。第1の制限は、第1のフロアパネル、または標準フロアパネルの寸法および形状である。これらの第1のフロアパネルは、個人的な嗜好に基づいてエンドユーザーが選択する、利用可能なフロア製品から取得される。第2の制限は、設置プランのタイプである。個人的な嗜好に基づいて、エンドユーザーは、設置プランのタイプを選択し、ランダムパターンの列を選択することができ、列のパターンには、それぞれの部屋の列、それぞれの部屋の対角に従った列、およびヘリンボーンパターンなどの特殊パターンが含まれる。ユーザーは、列またはパターンの主方向を指定することもできる。好ましくは、ユーザーは、フロアが設けられる部屋の地理上の位置を特定することもできる。このような設置プランは、好ましくは、隣接する列のパネルの短い端同士間の最短距離の条件など、特定の条件をすでに満たしている。すると、ユーザーは、上述のデータセットまたはデジタル・サーフェス・エリア・プランの選択に従って設置プランを提示することができるようになり、その後、コンピュータは、ユーザーの提案が、例えば、列の開始または終端にあるパネルの必要最小限の寸法が満たされているか否かなど、さらなる制限を満たすかどうかを評価し、それによって、選択されたフロア製品とそれぞれの部屋の地理上の位置において必要なエクスパンション・ジョイントを考慮に入れることができる。そうでない場合、ユーザーは、それぞれの部屋のフロアを設置するのに適切な最終詳細な設置プランが見つかるまで別の方法で設置プランを提示することができる。設置プランの提案はユーザーが評価するが、ユーザーが使いやすい方法でコンピュータが実行する反復作業を実行することができる。例えば、ユーザーが、選択されたタイプの設置プランを、例えば、上述のサーフェス・エリア・プランの上に、パネルの端のみを表す仮想レイヤ(a virtual layer)として、グラフィカルに提供することができる。ユーザーは、コンピュータが相互の位置が適切であることを示すまで、または、言い換えれば、さらに1つ以上の制限を満たすまで、設置プランおよび/またはサーフェス・エリア・プランの位置を変更する。設置プランおよび/またはサーフェス・エリア・プランの位置の変更は、例えば、キーボード、ジョイスティックおよび/またはマウスによって様々な方法で実施することができるが、好ましくは、タッチ起動スクリーンまたはタッチスクリーンを用いて行うことができる。この最後に説明した可能性によれば、ユーザーは、例えば、コンピュータが適切な相互の位置を見つけることができるまで、設置プランのタイプをサーフェス・エリア・プランの上に移動させる。一般に、適切な設置プランを見つけるための指示マークは、例えば、標識、色、音、コントラスト、振動および/または図によって、様々な方法で記述することができる。可能な設置プランと理想的な設置プランとの間には差がある可能性がある。設置プランがグラフィカルな方法でサーフェス・エリア・プラン上に表示される場合、設置プラン、サーフェス・エリア・プラン、またはその両方は、適切な設置プランが達成されたときや近接したときに色を変更することができる。それぞれの部屋にフロアを設置するのに好適な最終詳細な設置プランが見つかると、共通の形状および寸法を有する第1のフロアパネル、すなわちフロアパネルの必要な数、並びに、前述のように、第1の方法で、同様の方法でフロアパネルのセットを組み立てることができるといった、必要な適応加工を行った上述の第2のフロアパネルの数を計算することができる。
上記した第1の方法または第2の方法によれば、適切な設置プランが見つからない場合、ユーザーは別のタイプの設置プランを選択することになる。適切な設置プランを見つけることができないのは、設置プランの各位置において、列の先頭または終端に非常に短いフロアパネルが存在する場合のような、ランダムパターンの場合に主に起きる。その場合、ユーザーは別のタイプの設置プランを選択することができる。この別のタイプは、ランダムパターンにも関連しているが、隣接する列のパネルの相互の位置が変更されたなどの違いによって、この他のタイプで、実際に適切な設置プランを見つけることができるようになる。
別の可能性によれば、コンピュータは、上記した第1または第2の方法により適切な設置プランが見つからない場合、設置プランのタイプに変更を提案することができる。これは主に、所望の制限が満たされない個所で起こりうる。例えば、非常に短い開始パネルがある列に存在するランダムパターンの場合、コンピュータは、この列の別の開始長さを提案することにより、適応加工した設置プランがそれぞれの部屋にフロアを設置するのに適したものとなる。
もちろん、コンピュータは適切な設置プランに対して追加的な制限を課すこともできる。したがって、例えば、設置の快適性(installation comfort)が向上するような制限が課せられることがある。例えば、フロアパネル列の端面の継ぎ目がドア開口部のある壁に対して垂直に配置されている場合、これらの継ぎ目の少なくとも1つがドア開口部の位置に配置されるようにすることが有利である。
所望の施工のしやすさと所望の顧客特異性(the desired customer specificity)によって、第2の視座の方法のいくつかのステップは、ユーザーに委ねられてもよいし、委ねなくてもよい。例えば、適切な設置プランの確立をエンドユーザーに委ねることができる。エンドユーザーは、コンピュータおよび適切なソフトウェアを用いてこれを実行することができるが、エンドユーザーが所望のタイプの設置プランを提出することが可能であり、それによりコンピュータおよび適切なソフトウェアによって製造者、販売者、アーキテクトにより適切な最終設置プランを確立するようにすることも可能となる。エンドユーザーが実行するステップに応じて、第2のフロアパネルの製造に他のデータが利用可能である場合もある。例えば、データはデジタル・サーフェス・エリア・プランのみで構成できる。データは、少なくとも、各第2のフロアパネルの幾何学的形状を含んでいてもよい。
上記した第1の方法の具体的な実施形態によれば、特に、所望のランダムパターンの場合には、上述のデータセットに基づいて、コンピュータが、ある部屋の詳細な設置プランを提案することが可能である。これは、特定の条件が既に満たされている場合には、必ずしも設置プランから開始する必要がないことを意味する。このような詳細な設置プランの確立は、好ましくは、以下のステップを含む。
−好ましくは、ユーザーが入力することにより、例えば、前記データセットにあるように、主方向は、デジタル・サーフェス・エリア・プランの境界(the borders)の一部に平行でなければならないことを示すことによって、パネル列の主方向を決定するステップ。
−パネル列の長手方向の端の位置を決定するステップ。このステップは自動的に実行することができ、好ましくは、パネル列の平均幅が最大であり、そのような端の各列の幅が各列の最大可能長さにわたって各フロア製品のパネルの幅の少なくとも半分である。
−パネル列の長手方向の端とデジタル・サーフェス・エリア・プラン、より具体的には、サーフェス・エリア・プランの外部と、さらに好ましくは、内部も含む境界との交点を計算するステップ。
−当該交点に基づいて、完全幅のパネル列の開始位置および停止位置並びに同一パネル列に延在する凹型および凸型ループ(concave and convex loops)の位置を決定するステップ。
−所望の制限と各パネル列にある可能な凹型ループを検討して、各パネル列の開始位置と停止位置の間の第1および第2のフロアパネルを提示するステップ。
−同様に所望の制限を考慮に入れた、前記凸型ループの位置に第2のフロアパネルを提示するステップ。
このようにして得られた詳細な設置プランを上記した第1の方法で説明されるようにさらに適用して、それぞれの部屋にフロアを設置するための、または設置するのに適したフロアパネルのセットを組み立てる。パネル列の長手方向の端の位置を決定するステップにおいて、2つ以上の幅のパネルを有するフロア製品の場合には、列の幅の所望の変動、例えば、交互に幅の広い列と狭い列を並べるなどを考慮する必要があることが明らかである。
詳細な設置プランは、列単位で構成されているため、最終的な設置プランでは、より広範な制限を満たすことができる。したがって、例えば、先に組み立てた列の第2のフロアパネルの余剰部分は、全体または部分的に、これから組み立てなければならない別の列の有用部分として、適用することも可能である。このようにして、より少ない損失で作業することができる。別の例によれば、ユーティリティ導管の通路は、一対の横方向のパネル端と一致させることができる。これにより、大幅に設置がしやすくなり、審美的かつ質的な結果が得られる。
また、上述の具体的な実施形態で構成される詳細な設置プランは、ランダム長さの第1のフロアパネルを有するフロア製品を使用する場合にも適用可能である。この場合、好ましくは、利用可能な第1のフロアパネルの長さを示すデータベースが存在する。これにより、適切なパネルを提案するステップは、このフロアパネルの個々の長さを考慮に入れながら、利用可能な、おそらく最も適した第1のフロアパネルから開始するたびに実行することができようになる。このデータベースから、最も適した第1のフロアパネルを選択して、必要な第2のフロアパネルとして適用することを選択することもできる。このような方法は、寄木細工パネルの場合に特に興味深い。すなわち木材製材所では短い木材の過剰量が発生することが多く、寄木細工の製造業者は実質的にはこの短い木材を取り入れざるを得ない。このような木材から、通常は3ストロークの寄木細工など、より安価な製品を組み立てる。本発明によれば、そのような短い木材は、アップサイクルして(upcycled)第1のフロアパネルのデータベースの一部を形成することができ、これにより、可能な場合には、第2のフロアパネルを設けるために適用できるようになる。製造公差が関連しうる場合、例えば、列の長さが長すぎるため、各列のフロアパネルの数が非常に多く、それ以上のパネル長の誤差は受け入れられない場合などに利用可能な第1のフロアパネルのデータベースを操作するのも興味深い。利用可能な第1のフロアパネルのデータベースのそのような原理も、もともとは第2のフロアパネルの余剰部分である、例えば、利用可能な長さなどのデータを格納するために適用することが可能である。これにより、さらに計算される設置プランによる次の第2のフロアパネルに対し、これらを考慮することができるようになる。
上記した実施形態に従って構成された詳細な設置プランにより、フロアを設ける部屋を非常に現実的に仮想視覚化することができる。おそらく、この詳細な設置プランは、ユーザーのフィードバックの視覚化として適応させることも可能である。
第2の視座によれば、この方法に、共通の形状および寸法、または寸法を有する少なくとも必要な数の第1のフロアパネルを提供するステップを必ずしも含んでいなくてもよいことは明らかである。すなわち、エンドユーザー自身が、十分な標準パネルを提供し、第2のフロアパネルの1つ以上を提供するために別のバッチを利用すればよい。
また、確立する設置プランは、フロアを設ける部屋全体に対して一度に確立される必要はないのは明らかである。したがって、例えば、連続する部分的な設置プランを、上記した第1および/または第2の方法、例えば、毎回2列以上、例えば、5列または7列の幅の部分的なプランによって確立することが可能である。相互に隣接する部分的な設置プランは、特定の所望の制限を満たすこともできることは明らかである。例えば、各部分的な設置プランの隣接する列におけるパネルの短い端同士の間の最短距離は、相互に最短距離以上ずらさなければならないことは明白である。
第1並びに第2の視座によれば、少なくとも第2のフロアパネルは、設置プランに関連して、フロアの中の意図した位置を決定することができる識別子を含むことが好ましい。第1のフロアパネルにも、このような識別情報を設けてもよい。第1のフロアパネルの識別は、本発明のセットが同一または部分的に同一の装飾面を有する第1のフロアパネルを含む場合、例えば、上面、例えば、木を模した表面に印刷装飾が施されているフロアパネルの場合に有用であり得る。このような第1のフロアパネルが互いに近いフロアプランに取り込まれないように識別を実行することができ、これは、これが模倣であることを強調することができる。また、複数種類の第1のフロアパネルがある場合、例えば、2種類以上の異なる形状および/または寸法を有する第1のフロアパネルがある場合、所望の設置パターンを確実に得るためには識別は有用である。一般に、識別は、フロアカバーを最も単純に設置することのできる設置手順を示すこともできる。
第1および第2の視座の本発明は、主に、パネル形状の要素を組み立ててなるフロアカバーを用いて適用されることを意図しているが、変形例によれば、壁−壁ビニルまたは壁−壁面カーペットのウェブのような、ウェブ形状要素を組み立ててなるフロアカバーも適用することができることは明らかである。特定の視座によれば、本発明はまた、適切に、また好ましくは、フロアを部屋に設置することを意図するウェブ形状の要素に関するものであり、このウェブ形状要素は、前記部屋に従って実行される、またはそのような適応加工用に設けられる適応加工を含むことを特徴とする。例えば、特に、適応加工は、それぞれの部屋の1つ以上の壁の経路に従って行われる。それぞれの部屋のフロアカバーは、このようなウェブ形状要素の1つ以上を含むことができるとともに、また、変形例による第2の視座の方法は、変更すべきところは変更して、部屋にフロアを設置するためのウェブ形状の要素を組み立てることも好適であることが明らかである。
第2の視座の方法の発明の技術的範囲内で生成されるデータセットによって、巾木(skirting boards)、見切り材(transition profiles)、下床(subfloor)等のようなユーザーが選択できるそれぞれのフロア製品のアクセサリも提供することができる。おそらく、巾木、見切り材および/または下床も、このデータセットに基づいて適応加工することもできる。巾木の場合には、部屋の角部に必要な留め継ぎの合い口を設置の前に、そして、設置とは別に設けることができる。
本発明の特徴をより良く示す目的で、非限定的な例として、添付図面を参照しながらいくつかの好ましい実施形態を説明する。
本発明の特徴を有するフロアパネルのセットの一部を表している。 一部を図1で表すフロアパネルのセットによってフロアを設けた部屋の縮小上面図である。 図1の領域F3に位置するパネルの変形例を表す図である。 図3のF4で示される領域の変形例をより拡大して示す図である。 図3のF4で示される領域の変形例をより拡大して示す図である。 図3のF4で示される領域の変形例をより拡大して示す図である。 図3のF4で示される領域の変形例をより拡大して示す図である。 図6に示される線XIII−XIIIに沿った部分を拡大して示す図である。 その変形例を示す同様の図である。 その変形例を示す同様の図である。 その変形例を示す同様の図である。 その変形例を示す同様の図である。 その変形例を示す同様の図である。 その変形例を示す同様の図である。 フロアを設けた部屋を示す上面図である。 設置プランのタイプを表す図である。 本発明の第2の視座に係る方法のステップを模式的に表す図である。 本発明の第2の視座に係る方法のステップを模式的に表す図である。 図15と同様に、フロアが設けられる部屋の別の設置プランを表す図である。 本発明の第2の視座の特徴を有する方法のいくつかのステップを概略的に表す図である。 本発明の第2の視座の特徴を有する方法のいくつかのステップを概略的に表す図である。 本発明の第2の視座の特徴を有する方法のいくつかのステップを概略的に表す図である。 第1の視座の特徴を有するフロアパネルのセットの製造に適したデータを実現するためのワークフローを示す図である。
図1は、部屋3にフロアを設置するように意図した、図2に示すフロアパネルのセット2のパネル1を表す。図1のパネル1は以下に関する。
−第1のフロアパネル1Aであって、そのセットは複数あり、共通の形状および寸法を示す。この例では、比較的寸法が大きい長方形と長円形、すなわち長さLが2メートル以上、幅Wが20cm以上であり、これはフロアパネル1Aと関連する。フロアパネル1は、フローティングフロアカバーを形成するためのものであり、この目的のため、端4−5−6−7に舌片9と溝10との形での機械的連結部品8が設けられ、この溝10は、例では、突出下側溝リップ11を有する。
−上述のセット2からの複数の第2のフロアパネル1Bは、共通の形状および/または共通の寸法の適応加工12を示すものである。それぞれの適応加工12は、前述の部屋3に対応する。
上述の第1のフロアパネル1Aは、選択されたフロア製品の標準フロアパネルに関連する。上述の第2のフロアパネル1Bは、フロアが設けられる部屋3に応じて標準フロアパネルを適応加工させることによって得られる。この場合、適応加工12は毎回、各フロアパネル1Bの余剰部分を除去することに関連する。適応加工12は、毎回、実際の設置の前、そして別途行われる。フロアパネルのセット2は、一部が図1に示されているが、必要な適応加工12または第2のフロアパネル1Bと共に納品される。
この例では、セット2は少なくとも第2のフロアパネル1Bを含み、この適応加工12は長さを短くする短縮13を含む。これらの第2のフロアパネル1Bは、フロアパネル1の列14の始点または端部を形成するのに好適である。
この例では、セット2は、少なくとも第2のフロアパネル1Bを含み、前記適応加工12は、端における突出部の除去14の形態である。図示のパネル15において、これは、短い端7における突出下側溝リップ11を除去することに関するものである。
この例では、セット2は、少なくとも第2のフロアパネル1Bを含み、前記適応加工12は、1つ以上の端上に設けられた適応加工された輪郭16を含む。輪郭16は、現在のピラー(present pillars)38または支持ポスト(support posts)のような部屋3の壁36および/または他の端に適応させることができる。
この例では、セット2は、少なくとも第2のフロアパネル1Bを含み、適応加工12は、凹部17および導管の通過用の適応片18と、例えば、セントラルヒーティング用導管の通路とを含む。ここで、適応片18は、この第2のフロアパネル1Bの実際の部分19以外の別のフロアパネルから得られることが可能である。すなわち、このように、実際の部分19と適応片18との間の鋸線によって除去された材料が最終フロアカバーの中に継ぎ目を形成することを回避することができる。別フロアパネルの適応片18を製造することにより、フロアパネル1Bの実際の部分19との接続が得られる。
この例のセット2は、それぞれの部屋3にフロアを設けるのに必要な少なくともすべての第1のフロアパネル1Aおよび第2のフロアパネル1Bを含むものであり、この場合、セット2は、フロアを意図された部屋3に設置するための更なる適応加工を行なう必要がないように実行される。一般に、本発明によれば、これは必要ではない。セット2は、第2のフロアパネル1Bとして、フロアパネル1の長さLの端および/または直線短縮13の突出部の除去14よりもさらに進む適応加工12を含むもののみを含む。
図2は、それぞれの部屋3にフロアを設置するのに必要な第2のフロアパネル1Bをクロスハッチングで示している。ここで、部屋3の表面と比較して比較的寸法が大きい第1のフロアパネル1Aに関して言えば、寸法が、第2のフロアパネル1Bは、表面の50%以上を占める。
図3は、指示マーク20、この場合は分割線に従って適応加工するように構成された別の第2のフロアパネル1Bを表す。この分割線は、設置の前に、そして、設置とは別に各フロアパネルに設けられている。指示マークは、ここでは、フロアパネル1Bの装飾面21上に示すものであるが、下側にも設けてもよい。分割線または指示マーク20は、端に設けられた1つ以上の連結部8まで拡張してもよい。
図4は、適応加工する、さらに別の第2のフロアパネル1Bを表す。この目的のため、パネルには破断線22が設けられており、この場合には、分割線に従って一連の貫通孔23が形成されている。図5は、提供された分割線に従って、複数の長円形貫通スロット24を有する別の例を表している。孔23およびスロット24を合体させて、同じ破断線22とすることができるのは明白である。
図6は、実質的に分割線全体にわたって延在する1本の貫通スロット24のみを有する別の例を示している。この例では、フロアパネル1Bの有用部分25は、フロアパネル1Bの連結部8を介してのみ余剰部分26に接続されている。わかりやすくするために、図7は、そのような例を示すものであるが、この例のセット2に属さない別の第2のフロアパネル1Bも示す。図6の例では、図8にもさらに示すように、破断線22は、位置27の間に延びており、この位置は、2つの異なる端4−5、この場合、ここで示す連結部8の遠位端28より近位側の対向側に位置している。言い換えれば、各端4−5におけるこれらの連結部8の遠位端28は切断されない。図7の例では、破断線22は、同じ端5の異なる位置27の間に延びており、それぞれが、ここで示す連結部8の遠位端28から近位側に位置している。ユーザーは、有用部分25と余剰部分26との間で残りの接続29を簡単に、例えば、手動または単純なツールによって切断することができることは明らかである。さらに、図6、図7および図8の破断線22のタイプでは、有用部分25もまた、単一の残りの接続29上にわたって、余剰部分26に接続してもよいことは明らかである。
図8はさらに、積層フロアパネル1に関する例、プリント装飾層32を有する積層最上層31および耐摩耗性最上層(a wear-resistant top layer)33が設けられたコア30から成る所謂フロアパネルに関し、支持層34がコアの下側に設けられている。本発明は、任意のタイプのフロアパネルを用いて適用することができるので、例えば、プレハブの寄木細工のような木製のフロアパネル、またはLVTパネルのような合成材料フロアパネルにも適用し、次に他のタイプの最上層を適用できることは明らかである。当業者には、ここに示された破断線22は、他のタイプのフロアパネルにも適用されることが明らかである。
図8はさらに、例のフロアパネル1A−1Bは、少なくとも一対の対向する端4−5に、機械的結合部品(mechanical coupling parts)8を有し、2枚のフロアパネル1Aー1Bをそれぞれの端4〜5で連結できるように構成されており、結合状態では、パネルの面に垂直な垂直方向V並びに各端4〜5およびパネルの平面に対して垂直な水平方向Hにロックが形成される。このような連結部8は、複数の異なる方法で実現することができる。この例では、それらは、実質的に、タング・イン・グルーブ結合(a tongue-in-groove coupling)として設けられる。図1から、この場合、短い端6−7にも機械的連結部品8が設けられていることが明らかである。ここでは、これも、図8に示すタイプのロッキング・タング・イン・グルーブ結合(a locking tongue-in-groove connection)に関連するものでもよい。いわゆるプッシュ・ロック結合プロファイル(so-called push-lock coupling profiles)のような他の可能性も除外されない。このようなプッシュ・ロック結合により、パネル端の下方への移動によってロックが可能であり、例えば、WO01/75247から公知のものとして知られている。
図9は、別の実施形態を表しており、破断線22は、非貫通スロット24として実現され、ここで、フロアパネル1Bの有用部分25および余剰部分26は、残りの接続29によってフロアパネルの下側に存在する材料部分の形で、接続されたままである。この材料部分は、好ましくは、コア30の一部を含むものである。
図10は、破断線22は、非貫通スロット24として実現され、ここで、フロアパネル1Bの余剰部分26の有用部分25は、フロアパネル1Bの上側に存在する材料部分の形で、残りの接続29によって接続されたままである一実施形態を示している。この材料部分は、好ましくは、コア30の一部を含むものである。
図11は、破断線22が2本の非貫通スロット24として実現され、フロアパネル1Bの下側から実現されたもの一本と、フロアパネル1Bの上側または装飾面21から実現されたもの一本を有する一実施形態を示している。有用部分25は、コア30の材料部分の形で残りの接続29を介して余剰部分26に接続されたままとなる。
図12は、破断線22が、図11とほぼ同様に実現されるが、スロット24が部分的に互いに一致しており、したがって、部分35が貫通スロットを形成する点が異なる一実施形態を表している。ここで、それぞれの部分35は、位置27の間に延びており、これらの位置は、2つの対向する端4−5において、そこに存在する連結部8の遠位端28から近位側に位置する。
図13は、破断線22がほぼ図9と同様に実現されるが、部分35のスロット24が貫通するものとして実現されるという点が異なる一実施形態を示している。ここで、それぞれの部分35は、位置27の間に延びており、これらの位置は、2つの対向する端4−5において、そこに存在する連結部8の遠位端28から近位側に位置する。
図14は、おおよそ図11のような別の実施形態を示しているが、残りの接続29は、中央に位置するコア30の残りの材料部分として、あるいは、言い換えれば、連結部8のプロファイルよりも内側に位置するように実現されている。これにより、連結部8は、各第2のフロアパネル1Bの有用部分25と余剰部分26との間の、残りの接続29の割込みの影響は受けなくなる。
図15は、フロアが設けられる部屋3の面積またはサーフェス・エリア・プランに従って生成されるデータセットのグラフィカル表現である。この場合、データセットは、壁36、ドア37のフレーム、柱38、支柱、導管の通路開口部39等に従ったデータを含む。フロアを部屋3に設置するためには、ユーザーはフロア製品を選択する必要がある。代替案として、フロア製品を自動的に提示させることも可能であり、またはユーザーが限られた数の提示されたフロア製品から選択することも可能である。
図16は、図15の部屋にフロアを設けるためにユーザーが選択することができる設置プラン40のタイプの一例である。この場合、設置プランは、フロアパネル1の列14にランダムパターンで導かれ、隣接する列14内のパネル1の短い端6−7同士の間の最短距離Dは、フロア製品に最低限必要とされる距離よりも大きい。
図17は、導入時に説明した最終設置プランを確定する第2の方法により、ユーザーが上述のタイプの設置プラン40を、上述のサーフェス・エリア・プラン上にグラフィカルに移動することができることを示している。これは、例えば、スクリーン、より具体的にはタッチ起動スクリーンまたはタッチスクリーンによって実行することができ、ユーザーは、設置プラン40のタイプとフロアが設けられた部屋3のサーフェス・エリア・プランによって形成された上述の透明層の相互の位置を変更することができる。ここで、ユーザーは、例えば、長い壁と平行に、列14の主方向を選択することが可能である。コンピュータはユーザーが提案する相互の位置を評価し、この場合、少なくとも図17の上部の列14の幅Bがフロア製品に必要な最小幅を満たしておらず、少なくとも右側の壁の一部のパネル1Bの長さL1が必要最小限の長さを満たしていないことから、この例では、表示された相互の位置を不適切として拒絶する。
図18は、ユーザーが相互の位置を発見し、それをコンピュータが、それぞれの部屋にフロアを設けるのに適切であると評価した状況を表している。ここで、パネル1Bの最小幅および最小長の要件は、全体で満たされている。この場合、適切な設置プランを見つけたことが、図16および図17の設置プラン40のタイプの破線が実線になったということで、グラフィカルに示される。サーフェス・エリア・プランの輪郭内にある設置プラン40のタイプの一部は、図2に示すように、最終的な詳細な設置プランを形成する。
図2は、最終的な詳細な設置プランに基づいて、第1のフロアパネル1Aの所要数と、所要の適応加工を施した第2のフロアパネル1Bの数とを計算することができ、図15の部屋3へのフロア設置に適した第1の視座のフロアパネルのセット2を構成することができるところを示す。本明細書に記載された方法によって得られた計算結果を適用して、必要な適応加工12を実行する木材加工装置を制御するため、および/または既に上述のような破断線22および/または指示マーク20を提供することができる。
図19は、フロアを設けるやや理論的な部屋3のサーフェス・エリア・プランに従って生成されるデータセットのグラフィカル表現である。図19〜図22は、詳細な設置プランを、この場合、図19の部屋のために、ランダムパターンで生成するための方法を示す図であり、導入で説明した特定の実施形態がこの目的のために適用される。やや理論的なサーフェス・エリア・プランでは、詳細なサーフェス・エリア・プランを決定する際に、さまざまな考えられる状況や困難を説明することが可能であり、毎回、解決法が発見されていることを示す。
図19は、最終的な設置プランの列14に対してユーザーが示す所望の主方向41を示す。この主方向41は、例えば、サーフェス・エリア・プランの主軸を決定し、最も長い主軸を主方向41とすることにより、自動的に算出することができる。サーフェス・エリア・プランが長円形状でなければならないことが示されていない場合には、自動的に長軸を主方向とするべきである。
図20は、パネル列14の長手方向の端42の位置を決定するステップの結果を模式的に表している。もちろん、これらの長手方向の端42は、確立された主方向41に延在する。それらの相互距離Mはフロア製品の選択によって確立される。この場合、これは1つの共通幅のフロアパネル1Aを有するフロア製品に関連する。長手方向の端42の位置は、パネル列14Aの端43における平均幅が最大となるように自動的に行われ、そのような端43の各列14Aの幅は各列14Aの最大可能長さにわたって、各フロア製品のパネル1Aの幅の少なくとも半分となる。
図21は、パネル列14の長手方向の端42とデジタル・サーフェス・エリア・プラン、さらに詳しくは、外の境界(the external borders)45Aおよび好ましくは、内の境界(the internal borders)45Bまたはこのサーフェス・エリア・プランとの交点44を計算するステップの結果を概略的に表す図である。
上述の交点44に基づいて、続いて、幅全体のパネル列の開始位置と停止位置、並びに同じパネル列14内に延在する凸型ループ48Aおよび凹型ループ48Bとを決定することができる。この目的のために、境界45A−45Bは系統的に、例えば、ここでは、時計回りの方向に考慮することができ、そして2つの連続する交点44の座標を比較することができる。簡単な方法で計算するために、ここでは、直交座標系46を適用することができ、そのうちX軸は、前記主方向41と一致する。このようにして、2つの連続する交点44間の遷移(the transitions)47は、次のように分類することができる。
−交点44のY座標が増加する外の境界45A上の遷移47A、および交点44のY座標が減少する内の境界45B上の遷移47A。このような遷移47Aは、完全幅の列14の開始位置に関連するものであり、これは、左側で短縮可能な第2のフロアパネルで開始する。
−交点44のY座標が減少する外の境界45A上の遷移47B、および交点44のX座標が増加する内の境界45Aの遷移47A。このような遷移47Bは、完全な幅を有する列14の端部位置に関連するものであり、これは、右側で短縮可能な第2のフロアパネルで終了する。
−交点44のY座標は変化しない外の境界または内の境界45A−45B上の遷移47C。このような遷移はループ48A−48Bに関連する。外の境界45Aにおいて、それぞれの交点44の間で、X座標が増加しているときに、Y座標の増加からY座標の減少へと切り替えられると、または、X座標が減少しているときに、X座標の減少からY座標の増加へと切り替えられると、これは、凸型ループ48Aに関連する。これを内の境界45Bに関して言えば、このように座標が変化すると、凹型ループ48Bとなる。外の境界45Aにおいて、それぞれの交点44の間で、X座標が増加しているときに、Y座標の減少からY座標の増加へと切り替えられると、または、X座標が減少しているときに、Y座標の増加からY座標の減少へと切り替えられると、これは、凹型ループ48Bに関連する。これが内の境界45Bに関連する場合、このように座標が変化すると、凹型ループ48Aとなる。凸型ループ48Aはフロアパネル1Bへと続き、その幅は短縮される。凹型ループ48Bはフロアパネル1Bへと続くが、これは、遷移47Aと遷移47Bとの間に延在するとともに当該遷移48Bに隣接するより大きい列14の一部を形成する。
上述のように、本明細書における境界45Aおよび45Bは、時計回りの方向で考慮される。一般の境界は、任意の順序で、例えば、反時計回りに検討できることは明白であるが、その後、実際には前述の分類は、適応された論理に基づいて行われなければならない。また、同じサーフェス・エリア・プランの異なる境界が、別の方法、例えば、外の境界45Aを時計回り方向に、また、内の境界45Bを反時計回り方向に検討することも可能である。軸システムも、別の方法で定義することができ、その場合、例えば、別の論理を上記の分類に対して適用する必要がある。そのような適応は当業者の範囲内である。
遷移47Aおよび47Bは、それらのY座標を比較することによって、単に同じ列14にリンクさせることができる。ここで、共通Y座標を有する複数の遷移47A−47Bが存在する場合、それらは、独立した列部分49がそれらの別の開始遷移47Aと停止遷移47Bで得られるように、X座標に従って順序付けられる。「独立」とは、そのような列部分49の最終実施形態を、同じ列14内の他の列部分49から独立して行うことができることを意味する。この洞察は、本方法と、図15から図18によって示される方法との間の重要な違いであり、材料ロスを低減することができる。
図22は、コンピュータが、遷移47Aおよび47Bのそれぞれの間で、すなわち、それぞれの列14または独立した列部分49において、第1のフロアパネル1Aおよび第2のフロアパネル1Bを、隣接する列14の短い端同士の間に保持するべき最短距離Dのような所望の制限と、それぞれの列14または列部49に延在することができる可能な凹型ループ48Bを検討しつつ提案していることを示す。このような凸型ループ48Aは、第2のフロアパネル1Bで別途充填することができる。導入部分で説明したように、第1のフロアパネル1Aと第2のフロアパネル1Bは、毎回、利用可能なパネルまたはパネル部のデータベースに基づいて構成することができる。
各遷移47A−47B−47Cが処理されると、詳細な設置プランが完了する。このようにして得られた詳細な設置プランをさらに適用して、すでに説明したように、例えば、必要な適応加工12を実行するための木材加工機械の制御、および/または破断線22および/または指示マーク20を提供する。この例では、必要な適応加工12は、毎回、関連する遷移47A−47B−47Cの位置で内の境界45Bまたは外の境界45Aの部分を実現することを含むことは明らかである。
図23は、第1の視座の特性を有するフロアパネルのセットを構成するのに適したデータ50を生成するための好ましいワークフローを極めて概略的に示す。第1の入力51として、データセット52を、フロアが設けられる部屋3のサーフェス・エリア・プランに従って使用する。このデータセット52は、好ましくは、少なくとも情報、好ましくは、例えば、直交軸システム内の、外の境界および/または内の境界45A−45Bの位置に関する座標を含む。第2の入力としては、例えば、ユーザーの要求や設置の地理上の位置などに関する情報Uが使用される。ユーザーの要求により、これは、例えば、所望のフロア製品、所望の設置パターン、例えば、ランダムパターンなどに関係する場合もある。この情報Uに基づいて、一方では設置の技術的制限に関する情報Tがデータベース54から検索され、他方では、選択されたフロア製品の利用可能なフロアパネルのデータベース55が選択される。データベース55は、部屋3に関連するフロアを提供するために適用し、利用可能なフロアパネル1Aの一時的なデータベース56を供給する。このようなデータベース56は、例えば、各フロアパネルの実際の長さに関するデータを含んでいてもよい。この後者は、ランダムな長さのパネル1Aを有するフロア製品の場合に特に有用である。
そして、第1のフロアパネル1Aのデータベース56と情報Tと情報Uとが、詳細なサーフェス・エリア・プランの計算Cに適用される。これは、例えば、図19から図22によって説明される計算Cに関連するものでもよい。この場合、計算Cが行われるたび、利用可能なフロアパネルがデータベース56から取得されて第1のフロアパネル1Aを追加するか、またはた第2のフロアパネル1Bを実現する。この最後のケースでは、第2のフロアパネル1Bの余剰部分26がデータベース56に戻されるので、次の第2のフロアパネル1Bの実現が可能になる。
出力57として、最終的に、部屋3にフロアを設置するのに適したフロアパネルのセット2を構成するのに好適なデータ50が作成される。これらのデータ50は、少なくとも、第2のフロアパネル1Bに対する必要な適応加工12に関する情報を含んでいる。データ50は、例えば、第2のフロアパネル1Bごとに、適応加工12の輪郭の座標を含んでいてもよい。さらに、データ50は、詳細な設置プランに関する情報を含むことができるため、例えば、データ50は、部屋3内における第1および第2のフロアパネル1A−1Bの意図された位置を含んでいてもよい。
図23において、点線58の長方形は、コンピュータ内部で実行されることが好ましいプロセスを表している。
本発明は、部屋3にフロアを設置するための詳細な設置プランを生成するためにおよび/または部屋3内にフロアを設置するのに適したフロアパネルのセット2を形成するために適したデータ50を生成するためにプログラムされたマイクロプロセッサ、並びに/あるいはそのようなプログラムまたはその実質的な部分を含むデジタルデータメディアにも関連することは明らかである。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではないが、本発明の範囲を逸脱することなく、本発明のフロアパネルのセットおよびその組み立て方法を種々の方法で実現することができる。
1A フロアパネル
1B フロアパネル
3 部屋
2 フロアパネルのセット
4、5、6、7 端
12 適応加工
14 列
17 凹部
18 適応端
25 有用部分
26 余剰部分
36 壁
40 設置プラン
56 データベース

Claims (20)

  1. フロアを部屋(3)に設置するためのフロアパネルのセットであって、前記セット(2)は複数の第1のフロアパネル(1A)を有し、これらの第1のフロアパネル(1A)は、共通の形状および寸法を有することを特徴とし、かつ、前記セット(2)は、さらに、共通の形状および/または共通の寸法への適応加工を示す1枚以上の第2のフロアパネル(1B)、または、この目的のために設けられた1枚以上の第2のフロアパネル(1B)を含み、前記適応加工(12)は前記の部屋(3)に応じて実施されることを特徴とするフロアパネルのセット。
  2. 前記部屋(3)にフロアを設置するために必要な少なくとも前記第1および第2のフロアパネル(1A−1B)を有することを特徴とする請求項1に記載のフロアパネルのセット。
  3. 前記フロアパネルのセット(2)は、前記部屋(3)にフロアを設置するためのさらなる適応加工を行わずに適用できることを特徴とする請求項1または2に記載のフロアパネルのセット。
  4. 前記適応加工(12)が前記フロアパネルの長さ(L)および/または幅(W)を短縮することからなることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  5. 前記適応加工(12)が前記フロアパネル(1B)の1つ以上の端(4−5−6−7)上の突出部を除去することからなることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  6. 前記適応加工(12)がフロアパネル(1B)の1つ以上の端(4−5−6−7)上に輪郭(16)を設けることからなり、この輪郭は、前記部屋(3)の壁(36)の経路に従うことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  7. 前記適応加工(12)が、導管の通路に対して凹部(17)および/または適応片(18)を提供することからなることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  8. 前記適応加工(12)が、前記各フロアパネル(1B)から前記余剰部分(26)を除去することにより行われることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  9. 前記適応加工(12)が、前記各フロアパネル(1B)の前記余剰部分(26)と前記有用部分(25)との間に破断線(22)を設けることによって行われることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  10. 適応加工(12)を含む、またはこの目的のために設けられる複数の前記フロアパネル(1B)は、パッケージユニット内にパッケージ化されていることを特徴とし、かつ、このユニットは、前記適応加工(12)によって生成される前記余剰片(26)も含むことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のフロアパネルのセット。
  11. フロアを部屋に設置するためのフロアパネルのセットを組み立てる方法であって、この方法は、少なくとも前記部屋(3)の面積に従ってデータセットを生成するステップと、前述の部屋に適した設置プラン(40)を確立するステップと、前記確立した設置プランに従って適応加工(12)を含む前記要求されたフロアパネル(1B)、またはこの目的のために設けられる前記要求されたフロアパネル(1B)を製作するステップと、共通の寸法を有する、必要な量のフロアパネル(1A)を少なくとも提供するステップと、を含む方法。
  12. 前記の設置プラン(40)を確立するステップは、コンピュータによって実行され、前記コンピュータは、前記データセットに基づいて、所望の制限を検討して、設置プランを提案することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記の設置プラン(40)を確立するステップは、コンピュータによって実行され、前記コンピュータは、前記データセットに基づいて、所望の制限を検討して、前記のサーフェス・エリア・プランの提示上においてグラフィック的に前記ユーザによって提供された設置プランを評価することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. フロアを部屋に設置するためのフロアパネルのセットを組み立てる方法であって、前記セット(2)は、複数の第1のフロアパネル(1A)を備え、これらの第1のフロアパネル(1A)は共通の形状および寸法を有し、かつ、前記セット(2)は、さらに、前記共通の形状および/または前記共通の寸法への適応加工を示す1枚以上の第2のフロアパネル(1B)、または、その目的のために設けられた1枚以上の第2のフロアパネル(1B)を含み、前記適応加工(12)は、前述の部屋(3)に対応するものであり、この方法は、少なくとも前記部屋(3)の面積に従ってデータセットを生成するステップと、前述の部屋に適した設置プラン(40)を確立するステップと、前記確立した設置プランに従って適応加工(12)を含む前記要求されたフロアパネル(1B)、または、この目的のために設けられる前記要求されたフロアパネル(1B)を製作するステップと、共通の形状および寸法を有する、必要な量のフロアパネル(1A)を少なくとも提供するステップと、を含む方法。
  15. 前記の設置プラン(40)を確立するステップは、コンピュータによって実行され、前記コンピュータは、前記データセットに基づいて、所望の制限を検討して、設置プランを提案することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記の設置プラン(40)を確立するステップは、コンピュータによって実行され、前記コンピュータは、前記データセットに基づいて、所望の制限を検討して、前述のサーフェス・エリア・プランの提示上においてグラフィック的に前記ユーザによって提供された設置プランを評価することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. コンピュータが、前記のデータセットに基づいて、前記部屋(3)の詳細な設置プランを提案し、前記方法は、少なくとも、
    S1)前記パネル列の前記主方向を決定するステップであって、この主方向が好ましくは、前記ユーザによって入力されるステップと、
    S2)前記パネル列の長手方向の端の前記位置を決定するステップと、
    S3)前記パネル列の長手方向の端と前記デジタルサーフェス・エリア・プラン、より具体的には、このサーフェス・エリア・プランの外部および、さらに好ましくは、内部の境界との交点を計算するステップと、
    S4)前記交点に基づいて、完全幅のパネル列の開始位置および停止位置、並びに同じパネル列に延在する凹型および凸型ループの位置を決定するステップと、
    S5)所望の制限と各パネル列にある可能な凹型ループを検討して、各パネル列の開始位置と停止位置の間の第1および第2のフロアパネルを提示するステップと、
    S6)ある場合には、所望の制限も考慮して前記凸型ループの前記位置に第2のフロアパネルを提示するステップと、
    を含む請求項14または15に記載の方法。
  18. 前記パネルを提案するステップは、毎回利用可能なフロアパネルまたはフロアパネル部品のデータベース(56)から、例えば、前記利用可能なフロアパネルまたは部品の前記個々の長さを考慮して、利用可能なフロアパネルから開始して実行することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記データベース(56)には、第2のフロアパネル(1B)の余剰部分(26)に関するデータが設けられていることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記所望の制限が、隣接する列(14)のフロアパネル(1A−1B)の短い端同士の間に最低限保持される必要のある距離(B)を少なくとも含むことを特徴とする請求項15から19までのいずれか1項に記載の方法。
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