JP2020512777A - 中継通信方法ならびに中継通信装置およびシステム - Google Patents

中継通信方法ならびに中継通信装置およびシステム Download PDF

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Abstract

本出願は、中継通信方法ならびに中継通信装置およびシステムを開示し、通信技術の分野に属する。本方法は、中継端末により、アクセスネットワークデバイスによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージは第1のベアラの構成情報を含む、ステップと、中継端末により、第1のメッセージに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するステップであって、第1のベアラは、中継端末とアクセスネットワークデバイスとの間のベアラであり、アダプテーション層論理エンティティは、中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、ステップとを含む。本願では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように中継端末に命令するために第1のメッセージが使用され、これにより、L2中継プロトコルスタックを使用する中継端末の中継ベアラの構成をサポートする。

Description

本出願は通信技術の分野に関し、特に、中継通信方法ならびに中継通信装置およびシステムに関する。
スマートウォッチ、スマートバンド、およびスマートグラスが登場して更新されるにつれて、ウェアラブルデバイスがますます一般的になってきている。ウェアラブルデバイスに基づいた用途、およびウェアラブルデバイス用の通信技術もまた、グローバル通信業界において盛んな研究対象となっている。
ウェアラブルデバイスの典型的な用途のシナリオにおいて、ウェアラブルデバイスは、通常は中継端末(例えば、スマートフォン)によって行われる転送を介してセルラーネットワーク(例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)ネットワーク)に対する無線接続を設定して、セルラーネットワークと通信する。このようにして、ユーザは、ウェアラブルデバイスでさまざまなアプリ(Application、略してAPP)を使用して、さまざまなサービスのデータをネットワークに直接送信することができる。ウェアラブルデバイスが、中継端末を使用して中継送信を行う通信方法は、ユーザ機器(User Equipment、略してUE)−ネットワーク中継(UE-to-Network Relay)間の送信とも呼ばれる。
中継端末の中継機能を実現するために、中継端末の通信プロトコルスタックアーキテクチャにレイヤ2中継機能が追加される。レイヤ2中継機能は、無線リンク制御(Radio Link Control、略してRLC)層の上方(RLC層は含まれない)であって、かつインターネットプロトコル(Internet Protocol、略してIP)層、または無線リソース制御(Radio Resource Control、略してRRC)層の下方(IP層もRRC層も含まれない)に配置される。端末装置およびアクセスネットワークデバイスの現行の通信プロトコルスタックアーキテクチャは、中継機能を含んでいない。したがってアクセスネットワークデバイスは、中継端末の中継機能を構成することができない。その結果、アクセスネットワークデバイスは、中継機能を使用する中継端末の中継ベアラの構成をサポートしていない。
従来技術が、中継機能を使用する中継端末の中継ベアラの構成をサポートしていないという問題を解決するために、本発明の実施形態は、中継通信方法ならびに中継通信装置およびシステムを提供する。
第1の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、中継端末により、アクセスネットワークデバイスによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージは第1のベアラの構成情報を含む、ステップと、中継端末により、第1のメッセージに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するステップであって、第1のベアラは、中継端末とアクセスネットワークデバイスとの間のベアラであり、アダプテーション層論理エンティティは、中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、ステップとを含む。
可能な実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含む。アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子および/または遠隔端末のベアラ識別子を含む。
また、中継端末により、第1のメッセージに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成することが、以下の事例に含まれてもよい。
第1の事例では、中継端末は第1のベアラを設定しておらず、中継端末は、第1のメッセージに基づいて第1のベアラを新たに設定する。この事例において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まない場合、中継端末は第1のベアラを設定し、アダプテーション機能構成情報に基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する。
第2の事例では、中継端末が第1のベアラを設定しており、中継端末は、アダプテーション機能構成情報に基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する。ここで、構成は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定すること、または第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを再構成すること、または第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放することを含んでもよい。
別の可能な実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラ解放指示情報とを含む。中継端末により、第1のメッセージに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成することは、中継端末が第1のベアラを設定しており、中継端末が第1のメッセージに基づいて第1のベアラを解放することを意味する。具体的には、第1のベアラを解放することは、第1のベアラのリソースを解放することを含む。第1のベアラのリソースは、アダプテーション層論理エンティティを含む。
さらに別の可能な実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラタイプとを含む。ベアラタイプは、中継ベアラまたは共通ベアラである。中継ベアラは、遠隔端末のデータを送信するために使用されるか、または遠隔端末のデータと中継端末のデータとを送信するために使用され、共通ベアラは、中継端末のデータを送信するために使用される。
また、中継端末によって、第1のメッセージに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成することが、以下の事例に含まれてもよい。
第1の事例では、中継端末は第1のベアラを設定しておらず、かつ第1のメッセージのベアラタイプが中継ベアラであり、中継端末は、第1のメッセージに基づいて第1のベアラを新たに設定する。この事例では、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まない場合、中継端末は、第1のベアラを設定して、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する。
第2の事例では、中継端末が第1のベアラを設定しており、中継端末は、ベアラタイプに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する。具体的には、構成は、既存のベアラの第1のベアラが共通ベアラであり、かつベアラタイプが中継ベアラのとき、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定し、これによって共通ベアラを中継ベアラに変更すること、または既存のベアラの第1のベアラが中継ベアラであり、かつベアラタイプが共通ベアラのとき、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放し、これによって中継ベアラを共通ベアラに変更することを含んでもよい。
第2の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、アクセスネットワークデバイスにより、第1のベアラの構成情報を判定するステップであって、第1のベアラは、アクセスネットワークデバイスと中継端末との間のベアラである、ステップと、アクセスネットワークデバイスにより、中継端末に第1のメッセージを送信するステップであって、第1のメッセージは、第1のベアラの構成情報を含み、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように中継端末に命令するために使用され、アダプテーション層論理エンティティは、中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、ステップとを含む。
第1の態様および第2の態様において、アクセスネットワークデバイスは、第1のメッセージを使用して、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように中継端末に命令し、これによって、L2中継プロトコルスタックを使用して、中継端末の中継ベアラの構成をサポートする。複数の種類のL2中継プロトコルスタックがある。RLC層の上方(RLC層は含まれない)であって、かつIP層またはRRC層の下方(IP層もRRC層も含まれない)に中継機能を有するすべてのプロトコルスタックは、L2中継プロトコルスタックに属する。ここで、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成することは、アダプテーション層論理エンティティを設定、修正、または解放することを含む。アダプテーション層論理エンティティは、具体的には、遠隔端末または中継端末から/遠隔端末または中継端末に、データが送信されたかどうかを判定するために、あるいはデータが特定の遠隔端末のどのベアラに属するかを判定するために、あるいは異なる遠隔端末から/異なる遠隔端末に送信されたデータ同士を区別するために使用される。
第1の態様および第2の態様において、第1のメッセージは、アクセスネットワークデバイスによって中継端末に送信された、RRC接続再構成メッセージ、RRC接続設定メッセージ、その他別の許可メッセージなどであってもよい。
第1の態様および第2の態様において、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能であってもよい。アダプテーション層論理エンティティがアダプテーションプロトコルエンティティのとき、アダプテーション機能構成情報は、有効化指示または無効化指示をさらに含む。有効化指示は、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効にするように中継端末に命令するために使用され、無効化指示は、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を無効にするように中継端末に命令するために使用される。
第3の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、MAC PDUを生成するステップであって、MAC PDUはMAC CEを含み、MAC CEは遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは遠隔端末の信号ベアラSRB0のデータを保持する、ステップと、MAC PDUを送信するステップとを含む。
第3の態様の中継通信方法は、アクセスネットワークデバイスによって、または遠隔端末によって行われてもよい。本方法がアクセスネットワークデバイスによって行われるとき、SRB0のデータは、RRC接続設定メッセージであってもよい。本方法が遠隔端末によって行われるとき、SRB0のデータは、RRC接続設定要求であってもよい。
第4の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、MAC PDUを受信するステップであって、MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御要素MAC CEを含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号ベアラSRB0のデータを保持する、ステップと、MAC PDUのMAC CEから遠隔端末の識別子を取得するステップと、MAC PDUを送信するステップとを含む。
第3の態様および第4の態様において、遠隔端末の識別子は、遠隔端末のローカル識別子であってもよい。ローカル識別子は、遠隔端末を識別するためにアクセスネットワークデバイスおよび中継端末によって使用される識別子である。実施中に、ローカル識別子はアクセスネットワークデバイスまたは中継端末によって割り振られてもよい。
第5の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信装置を提供する。本装置は、第1の態様で説明した方法を実施するように構成された、受信ユニットおよび構成ユニットなどのユニットを備える。
第6の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信装置を提供する。本装置は、第2の態様で説明した方法を実施するように構成された、生成ユニットおよび送信ユニットなどのユニットを備える。
第7の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信装置を提供する。本装置は、第3の態様で説明した方法を実施するように構成された、生成ユニットおよび送信ユニットなどのユニットを備える。
第8の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信装置を提供する。本装置は、第4の態様で説明した方法を実施するように構成された、受信ユニット、取得ユニット、および送信ユニットなどのユニットを備える。
第9の態様によれば、本発明における実施形態は、中継端末に適用される中継通信装置をさらに提供する。本装置は、メモリと、メモリに接続されたプロセッサとを備える。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成される。メモリに記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行または実施するとき、プロセッサは、第1の態様または第4の態様で説明した方法を実行し得る。
第10の態様によれば、本発明における実施形態は、アクセスネットワークデバイスに適用される中継通信装置をさらに提供する。本装置は、メモリと、メモリに接続されたプロセッサとを備える。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成される。メモリに記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行または実施するとき、プロセッサは、第2の態様または第3の態様で説明した方法を実行し得る。
第11の態様によれば、本発明における実施形態は、端末装置によって実行されるプログラムコードを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体をさらに提供する。プログラムコードは、第1の態様または第4の態様で説明した方法を実行するのに使用される命令を含む。
第12の態様によれば、本発明における実施形態は、アクセスネットワークデバイスによって実行されるプログラムコードを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体をさらに提供する。プログラムコードは、第2の態様または第3の態様で説明した方法を実行するのに使用される命令を含む。
第13の態様によれば、本発明における実施形態は、モバイル通信システムデバイスに適用される通信チップをさらに提供する。通信チップは、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースとを含む。プロセッサ、メモリ、および通信インターフェースは、バスを使用して接続される。メモリは、プログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令を実行し、その結果、通信チップが配置された通信システムデバイスは、第1の態様、第2の態様、第3の態様、または第4の態様の可能な実施のいずれかで提供される方法を実行することができる。
第14の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信システムをさらに提供する。本システムは、アクセスネットワークデバイスと、中継端末と、遠隔端末とを含む。アクセスネットワークデバイスは、第6の態様で提供される中継通信装置を含み、中継端末は、第5の態様で提供される中継通信装置を含む。あるいは、アクセスネットワークデバイスは、第9の態様で提供される中継通信装置を含み、中継端末は、第10の態様で提供される中継通信装置を含む。
第15の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信システムをさらに提供する。本システムは、アクセスネットワークデバイスと、中継端末と、遠隔端末とを含む。アクセスネットワークデバイスおよび遠隔端末は、第7の態様で提供される中継通信装置を含み、中継端末は、第8の態様で提供される中継通信装置を含む。
本発明における実施形態による、中継通信システムの概略的な構造図である。 端末装置がアクセスネットワークデバイスと通信するときに使用される、無線プロトコルスタックの概略図である。 遠隔端末が中継端末を使用してアクセスネットワークデバイスと通信するときに使用される、無線プロトコルスタックの概略図である。 端末装置とアクセスネットワークデバイスとの間にベアラを設定する、既存のプロセスのフローチャートである。 端末装置とアクセスネットワークデバイスとの間のベアラを修正する、既存のプロセスのフローチャートである。 端末装置とアクセスネットワークデバイスとの間のベアラを解放する、既存のプロセスのフローチャートである。 本発明における実施形態による、アクセスネットワークデバイスのハードウェア構造の概略図を示す。 本発明における実施形態による、端末装置のハードウェア構造の概略図を示す。 本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、さらに別の中継通信方法のフローチャートである。 本発明における実施形態による、MAC PDUのフォーマットの概略図である。 本発明における実施形態による、中継通信装置の構造ブロック図である。 本発明における実施形態による、別の中継通信装置の構造ブロック図である。 本発明における実施形態による、別の中継通信装置の構造ブロック図である。 本発明における実施形態による、別の中継通信装置の構造ブロック図である。 本発明における実施形態による、通信チップの構造図である。
本明細書に記載される「モジュール」は、メモリに記憶されるプログラムまたは命令であり、いくつかの機能を実施することができる。本明細書に記載される「ユニット」は、論理型の分割によって得られる機能構造である。「ユニット」は、ハードウェアのみによって実施されてもよく、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよい。
図1は、本発明における実施形態による、中継通信システムである。中継通信システム100は、LTEシステム、5Gシステム、または5Gシステムの後継の進化型システムであってもよい。図1に示すように、中継通信システムは、アクセスネットワークデバイス11と、中継端末12と、遠隔端末13とを含む。遠隔端末13は、中継端末12を使用してアクセスネットワークデバイス11と通信する。
また、中継端末12は、セルラーネットワーク(アップリンク(Uplink)およびダウンリンク(Downlink)を含む)を使用してアクセスネットワークデバイス11に接続される。遠隔端末13は、サイドリンク(Sidelink)などの短距離通信リンクを介して、あるいはBluetooth(登録商標)または無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)WLANを使用して、中継端末12と通信する。
アップリンク送信方向、詳細には遠隔端末13からアクセスネットワークデバイス11に向かう方向において、遠隔端末13がデータの送信を必要とするときは、遠隔端末13はまずサイドリンクを介してデータを中継端末12に送信し、次に中継端末12が、セルラーアップリンクを介して、受信したデータをアクセスネットワークデバイス11に送信する。しかしながら、ダウンリンク送信方向、詳細にはアクセスネットワークデバイス11から遠隔端末13に向かう方向においては、アクセスネットワークデバイス11がまずセルラーダウンリンクを介してデータを中継端末12に送信し、次に中継端末12が、サイドリンクを介してデータを遠隔端末13に送信する。
図1に示す中継通信システムでは、中継端末12は、スマートフォン(Smartphone)、デジタル携帯(Personal Communication Service、略してPCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initial Protocol、略してSIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、略してWLL)局、または携帯情報端末(Personal Digital Assistant、略してPDA)などの機器であってもよい。端末装置は、システム、加入者端末(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、移動体(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、遠隔端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、またはユーザ機器(User Equipment、略してUE)と呼ばれてもよい。遠隔端末13は、UE、モノのインターネットデバイス、あるいはスマートバンド、スマートウォッチ、またはスマートグラスなどのウェアラブルデバイスであってもよい。
中継端末12は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略してRAN)を使用して、1つ以上のアクセスネットワークデバイス11と通信する。
アクセスネットワークデバイス11は、中継端末12と、アクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能する。アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル(Internet Protocol、略してIP)ネットワークを含み得る。アクセスネットワークデバイス11は、エアインターフェースの属性管理をさらに調整してもよい。例えば、アクセスネットワークデバイス11は、汎欧州移動体通信(Global System for Mobile Communication、略してGSM(登録商標))、または符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略してCDMA)システムの基地局(Base Transceiver Station、略してBTS)であってもよく、あるいは広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))のNodeB(NodeB)であってもよく、あるいはLTEのeNBであってもよい。これは、本発明において限定されない。
1つの中継端末12が、1つ以上の遠隔端末13に中継機能を提供することができる(例えば、図1では1つの中継端末12が、2つの遠隔端末13に中継機能を提供している)。中継端末12が中継機能を提供するとき、1つ以上の遠隔端末13のRBのデータを送信するために、中継端末12の1つの無線ベアラRBが使用されてもよく、1つ以上の遠隔端末13のRBのデータ、および中継端末のデータが、中継端末の1つのRBを使用して、Uuインターフェース(基地局とUEとの間の無線インターフェース)で送信されてもよい。遠隔端末13の複数のRBのデータを送信するために中継端末12のRBが使用されるとき、複数のRBは、それぞれ別の遠隔端末に属する。例えば、図1では、RB1およびRB2は、それぞれ別の遠隔端末に属するが、RB1のデータ、およびRB2のデータは両方とも、中継端末のベアラRB0を使用して送信される。
本発明における実施形態では、遠隔端末のRBは、アクセスネットワークデバイスと遠隔端末との間のRBであって、RBは論理Uuベアラであり、中継端末のRBは、アクセスネットワークデバイスと中継端末との間のRBである。本願では、中継端末のRBは、共通ベアラと中継ベアラとに分類される。共通ベアラは、中継端末のデータのみを伝送するRBである。中継ベアラは、遠隔端末のデータを伝送するのに使用されるRBである、または遠隔端末のデータ、および中継端末のデータの両方を伝送するのに使用されるRBである。遠隔端末のRBを設定する信号フローは、中継端末の共通ベアラを設定する信号フローと同様であってもよい。遠隔端末のRBを設定するプロセスで使用されるメッセージ(例えば、RRC接続設定要求メッセージ、またはRRC接続設定メッセージ)は、中継端末を使用して転送されてもよい。
図2aは、中継端末がアクセスネットワークデバイスと通信するとき(つまり、共通ベアラに基づいて通信が行われるとき)に使用される、プロトコルスタックを示す。共通ベアラについては、PDCP層/RLC層/MAC層/PHY層で処理することが必要とされる。RBを設定することは、RBのQoSパラメータに基づいて、RBに対応するPDCP/RLCエンティティを設定すること、MAC層において対応する論理チャネルを設定すること、ならびに論理チャネルを構成することを意味する。RBを修正することは、対応するPDCP/RLCエンティティの構成、および論理チャネルの構成を修正することを意味する。RBを解放することは、対応するPDCP/RLCエンティティ、および論理チャネルを解放することを意味する。
図2bは、遠隔端末が中継端末を使用してアクセスネットワークデバイスと通信するとき(つまり、中継ベアラに基づいて通信が行われるとき)に使用される、L2中継プロトコルスタックを示す。L2中継プロトコルスタックは、ウェアラブルデバイスの通信のための第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)規格で規定される、UE−ネットワーク間の中継無線プロトコルスタックと同じである。
図2bに示すように、遠隔端末とアクセスネットワークデバイスとの間に、Uuインターフェース(以下、Uu PDCPと呼ばれる)によって使用されるパケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略してPDCP)プロトコルスタックが存在する。Uu PDCPプロトコルスタックは、遠隔端末のデータ送信に使用される、いくつかの無線ベアラ(Radio Bearer、略してRB)を含む。また、遠隔端末のUu PDCPプロトコルスタックの下に、アダプテーション層(Adaptation Layer)がある。アダプテーション層は、遠隔端末のデータにヘッダを追加する機能であって、ヘッダは遠隔端末の識別子を含む、機能、遠隔端末の無線ベアラ識別子RBIDをデータに追加する機能、中継端末のデータおよび遠隔端末のデータを識別する機能、異なる遠隔端末のデータを識別する機能、および遠隔端末の異なる無線ベアラRBのデータを識別する機能、のうちの少なくとも1つを有する。遠隔端末の識別子は、ネットワーク側が異なる遠隔端末のデータ同士を区別し、その後、後続の処理のために、異なるコアネットワークのゲートウェイおよびサーバにデータを送信できるようにするために使用される。
PC5インターフェース無線プロトコルスタックが、アダプテーションプロトコル層の下にある。PC5インターフェース無線プロトコルスタックは、無線リンク制御(Radio Link Control、略してRLC)層(PC5)、媒体アクセス制御プロトコル(Medium Access Control、略してMAC)層(PC5)、および物理(Physical、略してPHY)層(PC5)を含む。PC5インターフェースは、遠隔端末と中継端末との間の直接的なデータ通信に使用されるインターフェースであり、PC5インターフェースは、3GPP規格で規定され、LTE D2D技術に対応するエアインターフェースである。PC5インターフェースに対応するサイドリンクは、「D2Dサイドリンク」である。
図2bにさらに示すように、中継端末とアクセスネットワークデバイスとの間に、Uuインターフェース(以下、Uu PDCPと呼ばれる)によって使用されるパケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略してPDCP)プロトコルスタックが存在する。Uu PDCPプロトコルスタックは、遠隔端末のデータ送信に使用される、いくつかの無線ベアラ(Radio Bearer、略してRB)を含む。また、中継端末のUu PDCPプロトコルスタックの下に、アダプテーション層(Adaptation Layer)がある。アダプテーション層は、遠隔端末のデータを中継する機能を有する。中継端末もまた送信されるべきデータを有するので、アダプテーション層は、中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用されてもよい。具体的には、アダプテーション層論理エンティティは、遠隔端末または中継端末から/遠隔端末または中継端末に、データが送信されたかどうかを判定するために、ならびにデータが特定の遠隔端末のどのベアラに属するかを判定するために使用される。アダプテーションプロトコル層の下には、Uuインターフェースによって使用されるRLC(Uu)層、MAC(Uu)層、およびPHY(Uu)層がある。
図3a〜図3cは、共通ベアラの設定、修正(再構成と呼ばれてもよい)、および解放の信号フローをそれぞれ示す。共通ベアラの設定、修正、および解放のプロセスが、図3a〜図3cを参照しながら以下でそれぞれ説明される。
図3aに示すように、共通ベアラを設定する手順は以下のステップを含む。
S301aにおいて、端末装置コンテキストが設定された後に、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、略してMME)が、共通ベアラの設定をトリガするために、eNBに進化型無線アクセスベアラ(Evolved Radio Access Bearer、略してE-RAB)設定要求E-RAB SETUP REQUESTを送達する。
S302aにおいて、要求を受信した後に、eNBは端末装置にRRC接続再構成メッセージを送信し、RRC再構成メッセージは、専用無線リソース構成RadioResourceConfigDedicated内にベアラ設定修正リスト(drb-ToAddModList)を含む。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは、対応するPDCPプロトコルエンティティを設定して対応するセキュリティパラメータを構成し、RLCエンティティを設定してRLCエンティティを構成し、MAC層で論理チャネルを設定して論理チャネルを構成する。
S303aにおいて、構成が完了した後に、UEはeNBにRRC接続再構成完了メッセージを送信する。
S304aにおいて、eNBは、E-RAB設定応答E-RAB Setup ResponseメッセージをMMEに送信する。
図3bに示すように、共通ベアラを修正する手順は以下のステップを含む。
S301bにおいて、MMEは、共通ベアラの修正をトリガするために、eNBにE-RAB修正要求E-RAB MODIFY REQUESTを送達する。
S302bにおいて、要求を受信した後に、eNBは端末装置にRRC接続再構成メッセージを送信し、RRC再構成メッセージは専用無線リソース構成(RadioResourceConfigDedicated)内にベアラ設定修正リスト(drb-ToAddModList)を含む。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは対応するPDCPプロトコルエンティティ、対応するRLCエンティティ、および対応する論理チャネルを再構成する。
S303bにおいて、構成が完了した後に、UEはeNBにRRC接続再構成完了メッセージを送信する。
S304bにおいて、eNBは、MMEにE-RAB修正応答E-RAB Modify Responseメッセージを送信する。
図3cに示すように、共通ベアラを解放する手順は以下のステップを含む。
S301cにおいて、MMEは共通ベアラの解放をトリガするために、eNBにE-RAB解放コマンドE-RAB RELEASE COMMANDを送達する。
S302cにおいて、要求を受信した後に、eNBが端末装置にRRC接続再構成メッセージを送信し、RRC再構成メッセージは専用無線リソース構成(RadioResourceConfigDedicated)内にベアラ解放リスト(drb-ToReleaseList)を含む。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは対応するPDCPプロトコルエンティティ、対応するRLCエンティティ、および対応する論理チャネルを解放する。
S303cにおいて、構成が完了した後に、UEはeNBにRRC接続再構成完了メッセージを送信する。
S304cにおいて、eNBは、MMEにE-RAB解放応答E-RAB RELEASE Responseメッセージを送信する。
また、共通ベアラが信号リンクとともに解放されてもよい。
図3a〜図3cの関連する手順からわかるように、アダプテーション層論理エンティティの構成は、共通ベアラの設定、修正、および解放のプロセスには含まれない。したがって、既存のプロトコルスタックは、L2中継プロトコルスタックを使用する中継端末の中継ベアラの設定、修正、および解放をサポートしない。したがって本願では、アダプテーション層論理エンティティの構成を実施するために、アダプテーション機能構成情報またはベアラタイプがRRC接続再構成メッセージ(以下の図6〜図14で詳細に説明される)に追加される。ここでの構成は、設定、修正、および解放を含む。
以下、特定のハードウェア構造を参照しながら、本発明における実施形態で提供される端末装置およびアクセスネットワークデバイスについて説明する。
図4は、本発明における実施形態による、アクセスネットワークデバイス400のハードウェア構造を示す。アクセスネットワークデバイス400は、eNBであってもよい。図4に示すように、アクセスネットワークデバイス400は、プロセッサ41と、送受信機42と、メモリ43とを備える。
プロセッサ41は1つ以上の処理コアを含み、かつプロセッサ41は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することによって、さまざまな機能アプリケーションおよび情報処理を実行する。
送受信機42は、受信機Rxと、送信機Txとを含む。送受信機42は、あるいは通信チップとして実施されてもよい。通信チップは、受信モジュール、送信モジュール、モデムモジュールなどを含んでもよく、情報を変調/復調し、かつ無線信号を使用して情報を受信または送信するように構成される。
送受信機42と、メモリ43と、プロセッサ41とは、バスを使用して結合される。メモリ43は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリは、オペレーティングシステム44、および少なくとも1つの機能のアプリケーションプログラムモジュール45を記憶してもよい。
アプリケーションプログラムモジュール45は、少なくとも判定モジュール451と、送信モジュール452とを含む。
任意で、プロセッサ41は、アクセスネットワークデバイスによって実行されることが必要な図6〜図12のステップを実行するために、アプリケーションプログラムモジュール45内のモジュールを実行するように構成される。
あるいは、アプリケーションプログラムモジュール45は、少なくとも生成モジュールと、送信モジュールとを含む。この場合、プロセッサ41は、アクセスネットワークデバイスによって実行されることが必要な図13aおよび図13bのステップを実行するために、アプリケーションプログラムモジュール45内のモジュールを実行するように構成される。
また、メモリ43はコンピュータ可読記憶媒体であり、静的ランダムアクセスメモリ(static random access memory、SRAM)、電気的に消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、プログラム可能読み出し専用メモリ(programmable read-only memory、PROM)、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光学ディスクなどの任意の種類の揮発性または不揮発性記憶デバイス、あるいはそれらの組み合わせによって実施されてもよい。
図4に示すアクセスネットワークデバイス400の構造は、アクセスネットワークデバイスに対するいかなる制限も課すことはなく、かつアクセスネットワークデバイスは、図示されているよりも多い、またはより少ない構成部品、いくつかの構成部品の組み合わせ、あるいは異なって配置された構成部品を含んでもよいことが当業者には理解できるであろう。
図5は、本発明における実施形態による、端末装置500のハードウェア構造を示す。端末装置500は、前述した中継端末または遠隔端末であってもよく、具体的にはスマートフォンなどのモバイル端末であってもよい。図5に示すように、端末装置500は、プロセッサ51と、送受信機52と、メモリ53とを備える。
プロセッサ51は1つ以上の処理コアを含み、かつプロセッサ51は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することによって、さまざまな機能アプリケーションおよび情報処理を実行する。
送受信機52は、受信機Rxと、送信機Txとを含む。送受信機52は、あるいは通信チップとして実施されてもよい。通信チップは、受信モジュール、送信モジュール、モデムモジュールなどを含んでもよく、情報を変調/復調し、かつ無線信号を使用して情報を受信または送信するように構成される。
送受信機52と、メモリ53と、プロセッサ51とは、バスを使用して結合される。メモリ53は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリは、オペレーティングシステム54、および少なくとも1つの機能のアプリケーションプログラムモジュール55を記憶してもよい。
アプリケーションプログラムモジュール55は、少なくとも受信モジュール551と、構成モジュール552とを含む。
任意で、プロセッサ51は、中継端末によって実行されることが必要な図6〜図12のステップを実施するために、アプリケーションプログラムモジュール55内のモジュールを実行するように構成される。
あるいは、アプリケーションプログラムモジュール55は、少なくとも受信モジュールと、取得モジュールと、送信モジュールとを含む。この場合、プロセッサ51は、中継端末によって実行されることが必要な図13aおよび図13bのステップを実行するために、アプリケーションプログラムモジュール55内のモジュールを実行するように構成される。
あるいは、アプリケーションプログラムモジュール55は、少なくとも生成モジュールと、送信モジュールとを含む。この場合、プロセッサ51は、遠隔端末によって実行されることが必要な図13aおよび図13bのステップを実行するために、アプリケーションプログラムモジュール55内のモジュールを実行するように構成される。
また、メモリ53はコンピュータ可読記憶媒体であり、SRAM、EEPROM、EPROM、PROM、ROM、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光学ディスクなどの任意の種類の揮発性または不揮発性記憶デバイス、あるいはそれらの組み合わせによって実施されてもよい。
図5に示す端末装置500の構造は、端末装置に対するいかなる制限も課すことはなく、かつ端末装置500は、図示されているよりも多い、またはより少ない構成部品、いくつかの構成部品の組み合わせ、あるいは異なって配置された構成部品を含んでもよいことが当業者には理解できるであろう。
説明を簡単にする目的で、以降、本発明の実施形態を詳しく説明するために、アクセスネットワークデバイスが基地局であり、中継端末が中継ユーザ機器(Relay UE)であり、遠隔端末が遠隔ユーザ機器(Remote UE)である例を使用する。
図6は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。本願の中継通信方法を詳細に説明するために、中継端末が、アダプテーション機能構成情報に基づいて中継ベアラを新たに設定する例が使用される。図6に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S601において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージであってもよく、第1のベアラの構成情報を含む。第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含む。第1のベアラは、基地局と中継端末との間のベアラであり、すなわち前述した中継端末のRBである。
任意で、第1のベアラは、データ無線ベアラ(Data Radio Bear、略してDRB)であってもよく、あるいは信号無線ベアラ(Signaling Radio Bear、略してSRB)であってもよい。
実際の用途において、第1のメッセージは、ベアラ設定修正リストを含み、第1のベアラ識別子は、ベアラ設定修正リストに含まれる。実施において、ベアラ設定修正リストは、信号無線ベアラ設定修正リスト(srb-ToAddModList)と、データ無線ベアラ設定修正リスト(drb-ToAddModList)とに分類されてもよい。信号無線ベアラ設定修正リスト(srb-ToAddModList)は、信号無線ベアラ識別子を含む。データ無線ベアラ設定修正リスト(drb-ToAddModList)は、データ無線ベアラ識別子を含む。第1のメッセージは、2つのリストのうちの少なくとも1つを含む。別の実施では、ベアラ設定修正リストは、信号無線ベアラ設定修正リストと、データ無線ベアラ設定修正リストとに分類されなくてもよく、第1のメッセージで使用される1つのリストは、信号無線ベアラ識別子、およびデータ無線ベアラ識別子の両方を含む。これら2つの実施において、第1のベアラは、ベアラ設定修正リストにあって、アダプテーション機能構成情報を有する任意のベアラである。
ベアラ設定修正リストは、アダプテーション機能構成情報を有していないベアラの構成情報をさらに含んでもよいことは言うまでもない。
中継端末は、アダプテーション機能構成情報を有していないベアラの構成情報に基づいて、共通ベアラを設定してもよい。
また、第1のベアラ識別子は特定の値であってもよく、値は第1のベアラを一意に表すために使用される。
S602において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S603において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
具体的には、中継端末は、中継端末の現在の構成が第1のベアラ識別子を含むかどうかを判定する。中継端末の現在の構成が第1のベアラ識別子を含む場合は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むことを示す。中継端末の現在の構成が第1のベアラ識別子を含まない場合は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まないことを示す。
S604において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まない場合、中継端末は第1のベアラを設定して、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する。
可能な実施において、アダプテーション層論理エンティティは、個別のプロトコルエンティティ、すなわち、アダプテーションプロトコルエンティティ(本願ではアダプテーション層エンティティと呼ばれる)であってもよい。この実施において、アダプテーション機能構成情報adaptation-Configは、個別の部分として第1のメッセージに含まれる。これに応じて、この実施では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定は、アダプテーション機能構成情報に基づいて、アダプテーションプロトコルエンティティを設定することを含む。任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、および遠隔端末のベアラ識別子のうちの少なくとも1つを含む。遠隔端末の識別子は、遠隔端末のローカル識別子Local IDであってもよい。ローカル識別子は、遠隔端末を識別するために遠隔基地局および中継端末によって使用され、基地局または中継端末によって割り振られてもよい。また、アダプテーションプロトコルエンティティの設定は、アダプテーション機能構成情報adaptation-Configに基づいて、adaptationエンティティのパラメータを構成することを含む。パラメータは、遠隔端末の無線ベアラ識別子、および遠隔端末の識別子であってもよい。
別の可能な実施では、アダプテーション層論理エンティティは、PDCPプロトコルエンティティの機能であってもよい。この実施では、アダプテーション機能構成情報は、一体化した部分として使用され、第1のメッセージで伝送されるPDCP構成情報に含まれる。この実施では、第1のベアラ識別子に対応するベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定することは、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを意味する。これに応じて、この実施では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定は、PDCPプロトコルエンティティを設定して、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを含む。任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、遠隔端末のベアラ識別子、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかを示すために使用される指示情報、アダプテーション層エンティティを削除するように命令するために使用される指示情報、およびアダプテーション層エンティティを設定するように命令するために使用される指示情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定に加えて第1のベアラを設定した後に、中継端末が、第1のベアラのPDCPプロトコルエンティティ、RLCプロトコルエンティティ、および論理チャネルをさらに設定してもよいことは容易に理解できよう。
S605において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
具体的には、第1のメッセージがRRC接続再構成メッセージのとき、第1のメッセージに対する応答メッセージは、RRC接続再構成完了メッセージである。
図7は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図7に示す実施形態では、本願における中継通信方法を詳しく説明するために、中継端末がアダプテーション機能構成情報に基づいて、共通ベアラを中継ベアラに変更する例が使用される。図7に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S701において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージのコンテンツについては、S601を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
S702において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S703において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
ステップS703の実施はステップS603の実施と同じであり、ここでは詳細な説明は省略される。
S704において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含み、既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有しない場合、中継端末は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する。
具体的には、既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有するかどうかは、以下の方法で判定されてもよい。
中継端末の現在の構成が、第1のメッセージ内にアダプテーション機能構成情報を含むかどうかが判定される。中継端末の現在の構成が第1のメッセージ内にアダプテーション機能構成情報を含む場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有することを示し、あるいは中継端末の現在の構成が第1のメッセージ内にアダプテーション機能構成情報を含まない場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有していないことを示す。
あるいは、既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有するかどうかは、以下の方法で判定されてもよい。
中継端末の第1のベアラに対応する、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかが判定される。アダプテーション機能が有効な場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有することを示し、アダプテーション機能が無効の場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有していないことを示す。
第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する実施において、アダプテーション機能構成情報は一体化した部分として使用され、第1のメッセージで伝送されるPDCP構成情報に含まれる。この実施では、第1のベアラ識別子に対応するベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定することは、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを意味する。これに応じて、この実施では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定は、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを含む。任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、遠隔端末のベアラ識別子、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかを示すために使用される指示情報、アダプテーション層エンティティを削除するように指示するために使用される指示情報、およびアダプテーション層エンティティを設定するように指示するために使用される指示情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。可能な実施において、アダプテーション層論理エンティティは個別のプロトコルエンティティ、すなわち、アダプテーション層エンティティであってもよい。詳細については、ステップS604を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
アダプテーション層論理エンティティのコンテンツの実施については、ステップS604を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
S705において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
図8は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図8に示す実施形態では、本願における中継通信方法を詳しく説明するために、中継端末が、アダプテーション機能構成情報に基づいて中継ベアラを再構成する例が使用される。図8に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S801において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージのコンテンツについては、S601を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
S802において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S803において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
ステップS703の実施はステップS603の実施と同じであり、ここでは詳細な説明は省略される。
S804において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含み、既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを含む場合、中継端末は、第1のメッセージ内のアダプテーション機能構成情報に基づいて、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを再構成する。
既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有するかどうかを判定する方法については、ステップS704を参照されたい。アダプテーション層論理エンティティのコンテンツについては、ステップS604を参照されたい。したがって、ここで再度詳細に説明はされない。
また、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの再構成は、新しいパラメータの追加、および元のパラメータの修正のうちの少なくとも1つを含む。パラメータは、遠隔端末の無線ベアラ識別子、および遠隔端末の識別子のうちの少なくとも1つであってもよい。例えば、中継端末の中継ベアラは、中継ベアラのデータ、および第1の遠隔端末のRBのデータを伝送しており、現在は中継ベアラは、第2の遠隔端末のRBのデータを伝送することをさらに必要としている。この場合、第2の遠隔端末の無線ベアラ識別子、および第2の遠隔端末の識別子が、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティのパラメータに追加される。第1の遠隔端末と第2の遠隔端末とは、2つの別の端末である。別の例として、中継端末の中継ベアラは、中継ベアラのデータ、および第1の遠隔端末のRBのデータを伝送しており、現在は中継ベアラは、その代わりに中継ベアラのデータ、および第2の遠隔端末のRBのデータを伝送することを必要としている。この場合、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティのパラメータ内にある、第1の遠隔端末のRB識別子、および第1の遠隔端末の識別子は、第2の遠隔端末の無線ベアラ識別子、および第2の遠隔端末の識別子と置換される。別の例として、中継端末の中継ベアラは、中継ベアラのデータ、第1の遠隔端末のRBのデータ、および第2の遠隔端末のRBのデータを伝送しており、現在は中継ベアラは、第2の遠隔端末のRBのデータは伝送しない。この場合、第2の遠隔端末の無線ベアラ識別子、および第2の遠隔端末の識別子が、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティのパラメータから削除される。
S805において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
図9は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図9に示す実施形態では、本願における中継通信方法を詳しく説明するために、中継端末がアダプテーション機能構成情報に基づいて、中継端末の中継ベアラを共通ベアラに変更する例が使用される。図9に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S901において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージのコンテンツについては、S601を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
S902において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S903において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
ステップS903の実施はステップS603の実施と同じであり、ここでは詳細な説明は省略される。
S904において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含み、既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを含む場合、中継端末は、第1のメッセージ内のアダプテーション機能構成情報に基づいて、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。
可能な実施において、アダプテーション層論理エンティティは、個別のプロトコルエンティティ、すなわち、アダプテーションプロトコルエンティティ(本願ではアダプテーション層エンティティと呼ばれる)であってもよい。これに応じて、この実施では、アダプテーション機能構成情報が、アダプテーション層エンティティを解放するように中継端末に命令するために使用される指示情報を含む場合、中継端末は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放することは、アダプテーション層エンティティを解放することを含む。
別の可能な実施では、アダプテーション層論理エンティティは、PDCPプロトコルエンティティの機能であってもよい。これに応じて、この実施では、アダプテーション機能構成情報が、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能が無効であることを示すために使用される指示情報を含む場合、中継端末は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放することは、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション層機能を無効にすることを含む。
S905において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
図10は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図10に示す実施形態では、本願における中継通信方法を詳しく説明するために、中継端末が、第1のベアラの構成情報に基づいて中継ベアラを解放する例が使用される。図10に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S1001において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージは、RRC接続再構成メッセージであってもよく、第1のベアラ識別子、およびベアラ解放指示情報を含む。第1のベアラは、基地局と中継端末との間のベアラであり、すなわち前述した中継端末のRBである。任意で、第1のベアラは、データ無線ベアラであってもよく、あるいは信号無線ベアラであってもよい。
実際の用途において、第1のメッセージはベアラ解放リストを含み、第1のベアラ識別子はベアラ解放リストに含まれる。実施において、ベアラ解放リストは、信号無線ベアラ解放リスト(srb-ToReleaseList)と、データ無線ベアラ解放リスト(drb-ToReleaseList)とに分類されてもよい。信号無線ベアラ解放リスト(srb-ToReleaseList)は、信号無線ベアラ識別子を含む。データ無線ベアラ解放リスト(drb-ToReleaseList)は、データ無線ベアラ識別子を含む。第1のメッセージは、2つのリストのうちの少なくとも1つを含む。別の実施では、ベアラ解放リストは、信号無線ベアラ解放リストと、データ無線ベアラ解放リストとに分類されなくてもよく、第1のメッセージで使用される1つのリストが、信号無線ベアラ識別子、およびデータ無線ベアラ識別子の両方を含む。これら2つの実施において、第1のベアラは、ベアラ解放リストにあって、アダプテーション機能構成情報を有する任意のベアラである。ベアラ設定修正リストは、アダプテーション機能構成情報を有していないベアラをさらに含んでもよいことは言うまでもない。
また、第1のベアラ識別子は特定の値であってもよく、値は第1のベアラを一意に表すために使用される。
S1002において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S1003において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
具体的な判定方法については、ステップS603を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1004において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含む場合、中継端末は、第1のベアラに対応するリソースを解放する。
第1のベアラに対応するリソースは、アダプテーション層論理エンティティを含む。
S1005において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
図11は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図11に示す実施形態では、本願の中継通信方法を詳細に説明するために、中継端末が、ベアラタイプに基づいて中継ベアラを新たに設定する例が使用される。図11に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S1101において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージであってもよく、第1のベアラの構成情報を含む。第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子、およびベアラタイプを含む。ベアラタイプは、前述した共通ベアラ、および中継ベアラを含む。実際の用途において、第1のメッセージは、ベアラ設定修正リストを含み、第1のベアラ識別子は、ベアラ設定修正リストに含まれる。
第1のベアラおよびベアラ設定修正リストの詳細な説明については、ステップS601を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1102において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S1103において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
具体的な判定方法については、ステップS603を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1104において、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まず、第1のベアラ識別子に対応するベアラのタイプが中継ベアラの場合、中継端末は第1のベアラを設定して、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する。
第1のベアラの構成情報が、前述したアダプテーション層論理エンティティの構成情報をさらに含む場合に、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する具体的な実施については、ステップS604を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1105において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
図12は、本発明における実施形態による、中継通信方法のフローチャートである。図12に示す実施形態では、本願における中継通信方法を詳しく説明するために、中継端末がベアラタイプに基づいて、既存の中継ベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する、または既存の中継ベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する例が使用される。図12に示すように、本方法は以下のステップを含む。
S1201において、基地局が中継端末に第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージの説明については、ステップS1101を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1202において、中継端末は第1のメッセージを受信して、第1のメッセージ内の第1のベアラの構成情報を取得する。
S1203において、中継端末は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むかどうかを判定する。
具体的な判定方法については、ステップS603を参照されたい。詳細な説明はここでは省略される。
S1204において、中継端末の既存のベアラが共通ベアラである第1のベアラを含み、第1のメッセージ内の第1のベアラ識別子に対応するベアラのタイプが中継ベアラである場合は、中継端末は第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定し、あるいは中継端末の既存のベアラが中継ベアラである第1のベアラを含み、第1のメッセージ内の第1のベアラ識別子に対応するベアラのタイプが共通ベアラである場合は、中継端末は第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。
アダプテーション層論理エンティティを設定する方法については、S604を参照されたい。第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する方法については、ステップS904を参照されたい。
S1205において、中継端末は、第1のメッセージに対する応答メッセージを基地局に送信する。
基地局が中継端末にRRC接続再構成メッセージを送信するのをトリガする条件は、図3a〜図3cに示した条件と同じであることに留意されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
本発明におけるこの実施形態では、説明のために、第1のメッセージがRRC接続再構成メッセージである例が使用されることに留意されたい。また、第1のメッセージは、基地局によって中継端末に送信されたRRC接続設定メッセージ、その他別の許可メッセージの形式で実施されてもよい。
図13aは、本発明における実施形態による、別の中継通信方法のフローチャートである。図13aを参照すると、本方法は以下のステップを含む。
S1301aにおいて、アクセスネットワークデバイスは、媒体アクセス制御(Medium Access Control、略してMAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、略してPDU)PDUを生成する。
MAC PDUは、遠隔端末に送信するSRB0データを保持する。SRB0は、信号無線ベアラであり、通常はUEと基地局との間のRRC接続の設定または再設定の信号の送信に使用される。例えば、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求メッセージ、基地局によってUEに戻されるRRC接続設定メッセージなどは、すべてSRB0を使用して送信される。このステップのSRB0データは、RRC接続設定メッセージであってもよい。
図14は、本発明の実施形態による、MAC PDUのフォーマットの概略図である。図14を参照すると、MAC PDUは、特に中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、MAC制御エレメント(Control Element、略してCE)を含む。MAC CEは、遠隔端末の識別子、または指示情報を含む。指示情報は、データが中継端末のデータか、それとも遠隔端末のデータかを示すために使用される。遠隔端末の識別子は、ローカルIDなどの、遠隔端末を識別するために基地局および中継端末によって使用される識別子であってもよい。
S1302aにおいて、アクセスネットワークデバイスは、中継端末にMAC PDUを送信する。
具体的には、アクセスネットワークデバイスは、中継端末のものであってアクセスネットワークデバイスに記憶される文脈情報、または遠隔端末の文脈情報に基づいて、遠隔端末の中継として使用される特定の端末装置を知り、遠隔端末に対応する中継端末にMAC PDUを送信する。
S1303aにおいて、中継端末は、アクセスネットワークデバイスによって送信されたMAC PDUを受信して、MAC CEから遠隔端末の識別子を取得する。
S1304aにおいて、中継端末は、遠隔端末の識別子が属する遠隔端末にMAC PDUを送信する。
図13bは、本発明における実施形態による、別の中継通信方法のフローチャートである。図13bを参照すると、本方法は以下のステップを含む。
S1301bにおいて、遠隔端末は、MAC PDUを生成する。
MAC PDUは、基地局に送信されたSRB0データ、例えば、基地局に送信されたRRC接続要求メッセージを保持する。
S1302bにおいて、遠隔端末は、中継端末にMAC PDUを送信する。
S1303bにおいて、中継端末は、遠隔端末によって送信されたMAC PDUを受信して、MAC CEから遠隔端末の識別子を取得する。
S1304bにおいて、中継端末は、遠隔端末の識別子に対応する中継ベアラを使用して、アクセスネットワークデバイスにMAC PDUを送信する。
図13aおよび図13bに示す実施形態では、SRB0に対応するPDCPプロトコルエンティティ、および実際のRLCエンティティがないので、SRB0のデータのアダプテーション機能は、MAC層で実施される。言い換えれば、MAC層で中継端末のデータが遠隔端末のデータと区別される、あるいは異なる遠隔端末のデータが互いに区別される。
図15は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、中継端末の全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、受信ユニット1501と、構成ユニット1502とを備える。受信ユニット1501は、アクセスネットワークデバイスによって送信された第1のメッセージを受信するように構成される。構成ユニット1502は、受信ユニット1501によって受信された第1のメッセージに基づいて、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように構成される。
任意で、第1のメッセージは、基地局によって中継端末に送信されたRRC接続再構成メッセージ、RRC接続設定メッセージ、別の許可メッセージなどであってもよい。
実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含む。
また、構成ユニット1502は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まないとき、第1のベアラを設定して、アダプテーション機能構成情報に基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定するように構成され、あるいは構成ユニット1502は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むとき、アダプテーション機能構成情報に基づいて、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように構成される。
さらに、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むとき、構成ユニット1502は第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する、または第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを再構成する、または第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放するように特に構成される。
別の実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラ解放指示情報とを含む。
これに応じて、構成ユニット1502は、第1のベアラのリソースを解放するように構成され、第1のベアラのリソースは、アダプテーション層論理エンティティを含む。
さらに別の実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラタイプとを含む。ベアラタイプは、中継ベアラまたは共通ベアラである。中継ベアラは、遠隔端末のデータを送信するために使用される、または遠隔端末のデータと中継端末のデータとを送信するために使用され、共通ベアラは、中継端末のデータを送信するために使用される。
この実施において、構成ユニット1502は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含まず、ベアラタイプが中継ベアラのとき、ベアラタイプに基づいて第1のベアラを設定して、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定するように構成され、あるいは構成ユニット1502は、中継端末の既存のベアラが第1のベアラを含むとき、ベアラタイプに基づいて第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように構成される。
さらに、構成ユニット1502は、既存のベアラの第1のベアラが共通ベアラであって、ベアラタイプが中継ベアラのとき、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する、または既存のベアラの第1のベアラが中継ベアラであって、ベアラタイプが共通ベアラのとき、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。
任意で、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能である。
アダプテーション層論理エンティティが、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能であるとき、アダプテーション機能構成情報は、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように中継端末に命令するために使用される、指示情報をさらに含んでもよい。
関連する詳細については、図6〜図12の方法の実施形態を参照されたい。
前述した構成ユニット1502は、プロセッサによって、またはメモリ内のプログラム命令を実行するプロセッサによって実施されてもよいことに留意されたい。前述した受信ユニット1501は、受信機Rxによって、または受信機と連携するプロセッサによって実施されてもよい。
図16は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、アクセスネットワークデバイスの全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、判定ユニット1601と、送信ユニット1602とを備える。判定ユニット1601は、第1のベアラの構成情報を判定するように構成される。送信ユニット1602は、中継端末に第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、判定ユニット1601によって判定された第1のベアラの構成情報を含む。
さらに別の実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラタイプとを含む。ベアラタイプは、中継ベアラまたは共通ベアラである。中継ベアラは、遠隔端末のデータを送信するために使用される、または遠隔端末のデータと中継端末のデータとを送信するために使用され、共通ベアラは、中継端末のデータを送信するために使用される。別の実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含む。別の実施において、第1のベアラの構成情報は、第1のベアラ識別子と、ベアラ解放指示情報とを含む。
任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、および遠隔端末のベアラ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能である。
アダプテーション層論理エンティティが、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能であるとき、アダプテーション機能構成情報は、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように中継端末に命令するために使用される、指示情報をさらに含む。
関連する詳細については、図6〜図12の方法の実施形態を参照されたい。
前述した判定ユニット1601は、プロセッサによって、またはメモリ内のプログラム命令を実行するプロセッサによって実施されてもよいことに留意されたい。前述した送信ユニット1602は、送信機によって、または送信機と連携するプロセッサによって実施されてもよい。
図17は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、中継端末の全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、受信ユニット1701と、取得ユニット1702と、送信ユニット1703とを備える。受信ユニットは、MAC PDUを受信するように構成され、MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御エレメント(MAC CE)を含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号ベアラSRB0のデータを保持する。取得ユニット1702は、受信ユニット1701によって受信されたMAC PDUのMAC CEから、遠隔端末の識別子を取得するように構成される。送信ユニット1703は、受信ユニット1701によって受信されたMAC PDUを送信するように構成される。
関連する詳細については、図13a、図13b、および図14の方法の実施形態を参照されたい。
前述した取得ユニット1702は、プロセッサによって、またはメモリ内のプログラム命令を実行するプロセッサによって実施されてもよく、前述した受信ユニット1701は、受信機によって、または受信機と連携するプロセッサによって実施されてもよく、前述した送信ユニット1703は、送信機によって、または送信機と連携するプロセッサによって実施されてもよいことに留意されたい。
図18は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、アクセスネットワークデバイスまたは遠隔端末の全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、生成ユニット1801と、送信ユニット1802とを備える。生成ユニット1801は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を生成するように構成され、MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御エレメント(MAC CE)を含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号ベアラSRB0のデータを保持する。送信ユニット1802は、生成ユニット1801によって生成されたMAC PDUを中継端末に送信するように構成される。
遠隔端末の識別子は、遠隔端末を識別するためにアクセスネットワークデバイスおよび中継端末によって使用される、ローカル識別子などの識別子であってもよい。
関連する詳細については、図13a、図13b、および図14の方法の実施形態を参照されたい。
前述した生成ユニット1801は、プロセッサによって、またはメモリ内のプログラム命令を実行するプロセッサによって実施されてもよいことに留意されたい。前述した送信ユニット1802は、送信機によって、または送受信機と連携するプロセッサによって実施されてもよい。
図19は、本発明における実施形態による、通信チップの概略構造図である。通信チップは、前述したアクセスネットワークデバイス、または前述した端末装置などのモバイル通信システムデバイスに適用される。通信チップは、プロセッサ1910と、メモリ1920と、通信インターフェース1930とを含む。プロセッサ1910は、バスを使用してメモリ1920および通信インターフェース1930の両方に接続される。
通信インターフェース1930は、別の通信デバイスとの通信を実施するように構成される。
プロセッサ1910は、1つ以上の処理コアを含む。プロセッサ1910は、オペレーティングシステムまたはアプリケーションプログラムモジュールを実行する。
任意で、メモリ1920は、オペレーティングシステム1922、および少なくとも1つの機能によって必要とされるアプリケーションプログラムモジュール1924を記憶してもよい。任意で、アプリケーションプログラムモジュール1924は、受信モジュール1924aと、処理モジュール1924bと、送信モジュール1924cとを含む。受信モジュール1924aは、受信に関するステップを実施するように構成される。処理モジュール1924bは、計算または処理に関するステップを実施するように構成される。送信モジュール1924cは、送信に関するステップを実施するように構成される。
また、メモリ1920は、SRAM、EEPROM、EPROM、PROM、ROM、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光学ディスクなどの任意の種類の揮発性または不揮発性記憶デバイス、あるいはそれらの組み合わせによって実施されてもよい。
図19に示す構造は、前述した通信チップに対していかなる制限も課すことはなく、通信チップは、図示されているよりも多い、またはより少ない構成部品、いくつかの構成部品の組み合わせ、あるいは異なって配置された構成部品を含んでもよいことが当業者には理解できるであろう。
前述した説明は、単に本願の任意の実施形態であって、本願を限定することは意図されていない。本願の精神および原理から逸脱することなく行われた修正、等価な置換、または改良はいずれも、本願の保護範囲内に含まれるものとする。
11 アクセスネットワークデバイス
12 中継端末
13 遠隔端末
41 プロセッサ
42 送受信機
43 メモリ
44 オペレーティングシステム
45 アプリケーションプログラムモジュール
51 プロセッサ
52 送受信機
53 メモリ
54 オペレーティングシステム
55 アプリケーションプログラムモジュール
100 中継通信システム
400 アクセスネットワークデバイス
451 判定モジュール
452 送信モジュール
500 端末装置
551 受信モジュール
552 構成モジュール
1501 受信ユニット
1502 構成ユニット
1601 判定ユニット
1602 送信ユニット
1701 受信ユニット
1702 取得ユニット
1703 送信ユニット
1801 生成ユニット
1802 送信ユニット
1910 プロセッサ
1920 メモリ
1922 オペレーティングシステム
1924 アプリケーションプログラムモジュール
1924a 受信モジュール
1924b 処理モジュール
1924c 送信モジュール
1930 通信インターフェース
第1の態様および第2の態様において、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPエンティティのアダプテーション機能であってもよい。アダプテーション層論理エンティティがアダプテーションプロトコルエンティティのとき、アダプテーション機能構成情報は、有効化指示または無効化指示をさらに含む。有効化指示は、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効にするように中継端末に命令するために使用され、無効化指示は、PDCPエンティティのアダプテーション機能を無効にするように中継端末に命令するために使用される。
第3の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、MAC PDUを生成するステップであって、MAC PDUはMAC CEを含み、MAC CEは遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは遠隔端末の信号無線ベアラSRB0のデータを保持する、ステップと、MAC PDUを送信するステップとを含む。
第4の態様によれば、本発明における実施形態は、中継通信方法を提供する。本方法は、MAC PDUを受信するステップであって、MAC PDUは、媒体アクセス制御制御要素MAC CEを含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号無線ベアラSRB0のデータを保持する、ステップと、MAC PDUのMAC CEから遠隔端末の識別子を取得するステップと、MAC PDUを送信するステップとを含む。
図2bに示すように、遠隔端末とアクセスネットワークデバイスとの間に、Uuインターフェース(以下、Uu PDCPと呼ばれる)によって使用されるパケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略してPDCP)スタックが存在する。Uu PDCPスタックは、遠隔端末のデータ送信に使用される、いくつかの無線ベアラ(Radio Bearer、略してRB)を含む。また、遠隔端末のUu PDCPスタックの下に、アダプテーション層(Adaptation Layer)がある。アダプテーション層は、遠隔端末のデータにヘッダを追加する機能であって、ヘッダは遠隔端末の識別子を含む、機能、遠隔端末の無線ベアラ識別子RBIDをデータに追加する機能、中継端末のデータおよび遠隔端末のデータを識別する機能、異なる遠隔端末のデータを識別する機能、および遠隔端末の異なる無線ベアラRBのデータを識別する機能、のうちの少なくとも1つを有する。遠隔端末の識別子は、ネットワーク側が異なる遠隔端末のデータ同士を区別し、その後、後続の処理のために、異なるコアネットワークのゲートウェイおよびサーバにデータを送信できるようにするために使用される。
図2bにさらに示すように、中継端末とアクセスネットワークデバイスとの間に、Uuインターフェース(以下、Uu PDCPと呼ばれる)によって使用されるパケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略してPDCP)スタックが存在する。Uu PDCPスタックは、遠隔端末のデータ送信に使用される、いくつかの無線ベアラ(Radio Bearer、略してRB)を含む。また、中継端末のUu PDCPスタックの下に、アダプテーション層(Adaptation Layer)がある。アダプテーション層は、遠隔端末のデータを中継する機能を有する。中継端末もまた送信されるべきデータを有するので、アダプテーション層は、中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用されてもよい。具体的には、アダプテーション層論理エンティティは、遠隔端末または中継端末から/遠隔端末または中継端末に、データが送信されたかどうかを判定するために、ならびにデータが特定の遠隔端末のどのベアラに属するかを判定するために使用される。アダプテーションプロトコル層の下には、Uuインターフェースによって使用されるRLC(Uu)層、MAC(Uu)層、およびPHY(Uu)層がある。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは、対応するPDCPエンティティを設定して対応するセキュリティパラメータを構成し、RLCエンティティを設定してRLCエンティティを構成し、MAC層で論理チャネルを設定して論理チャネルを構成する。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは対応するPDCPエンティティ、対応するRLCエンティティ、および対応する論理チャネルを再構成する。
これに応じて、RRC接続再構成メッセージを受信した後に、UEは対応するPDCPエンティティ、対応するRLCエンティティ、および対応する論理チャネルを解放する。
任意で、第1のベアラは、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、略してDRB)であってもよく、あるいは信号無線ベアラ(Signaling Radio Bearer、略してSRB)であってもよい。
別の可能な実施では、アダプテーション層論理エンティティは、PDCPエンティティの機能であってもよい。この実施では、アダプテーション機能構成情報は、一体化した部分として使用され、第1のメッセージで伝送されるPDCP構成情報に含まれる。この実施では、第1のベアラ識別子に対応するベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定することは、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを意味する。これに応じて、この実施では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定は、PDCPエンティティを設定して、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを含む。任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、遠隔端末のベアラ識別子、PDCPエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかを示すために使用される指示情報、アダプテーション層エンティティを削除するように命令するために使用される指示情報、およびアダプテーション層エンティティを設定するように命令するために使用される指示情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定に加えて第1のベアラを設定した後に、中継端末が、第1のベアラのPDCPエンティティ、RLCプロトコルエンティティ、および論理チャネルをさらに設定してもよいことは容易に理解できよう。
中継端末の第1のベアラに対応する、PDCPエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかが判定される。アダプテーション機能が有効な場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有することを示し、アダプテーション機能が無効の場合は、中継端末の既存の第1のベアラがアダプテーション層論理エンティティを有していないことを示す。
第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定する実施において、アダプテーション機能構成情報は一体化した部分として使用され、第1のメッセージで伝送されるPDCP構成情報に含まれる。この実施では、第1のベアラ識別子に対応するベアラのアダプテーション層論理エンティティを設定することは、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを意味する。これに応じて、この実施では、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティの設定は、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効にすることを含む。任意で、アダプテーション機能構成情報は、遠隔端末の識別子、遠隔端末のベアラ識別子、PDCPエンティティのアダプテーション機能が有効かどうかを示すために使用される指示情報、アダプテーション層エンティティを削除するように指示するために使用される指示情報、およびアダプテーション層エンティティを設定するように指示するために使用される指示情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。可能な実施において、アダプテーション層論理エンティティは個別のプロトコルエンティティ、すなわち、アダプテーション層エンティティであってもよい。詳細については、ステップS604を参照されたい。ここで再度詳細に説明はされない。
ステップS803の実施はステップS603の実施と同じであり、ここでは詳細な説明は省略される。
別の可能な実施では、アダプテーション層論理エンティティは、PDCPエンティティの機能であってもよい。これに応じて、この実施では、アダプテーション機能構成情報が、PDCPエンティティのアダプテーション機能が無効であることを示すために使用される指示情報を含む場合、中継端末は、第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放する。第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを解放することは、PDCPエンティティのアダプテーション層機能を無効にすることを含む。
図13aおよび図13bに示す実施形態では、SRB0に対応するPDCPエンティティ、および実際のRLCエンティティがないので、SRB0のデータのアダプテーション機能は、MAC層で実施される。言い換えれば、MAC層で中継端末のデータが遠隔端末のデータと区別される、あるいは異なる遠隔端末のデータが互いに区別される。
任意で、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPエンティティのアダプテーション機能である。
アダプテーション層論理エンティティが、PDCPエンティティのアダプテーション機能であるとき、アダプテーション機能構成情報は、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように中継端末に命令するために使用される、指示情報をさらに含んでもよい。
任意で、アダプテーション層論理エンティティは、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPエンティティのアダプテーション機能である。
アダプテーション層論理エンティティが、PDCPエンティティのアダプテーション機能であるとき、アダプテーション機能構成情報は、PDCPエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように中継端末に命令するために使用される、指示情報をさらに含む。
図17は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、中継端末の全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、受信ユニット1701と、取得ユニット1702と、送信ユニット1703とを備える。受信ユニットは、MAC PDUを受信するように構成され、MAC PDUは、媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)を含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号無線ベアラSRB0のデータを保持する。取得ユニット1702は、受信ユニット1701によって受信されたMAC PDUのMAC CEから、遠隔端末の識別子を取得するように構成される。送信ユニット1703は、受信ユニット1701によって受信されたMAC PDUを送信するように構成される。
図18は、本発明の実施形態による、中継通信装置のブロック図である。中継通信装置は、専用のハードウェア回路、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して、アクセスネットワークデバイスまたは遠隔端末の全体または一部として実施されてもよい。中継通信装置は、生成ユニット1801と、送信ユニット1802とを備える。生成ユニット1801は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を生成するように構成され、MAC PDUは、媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)を含み、MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、MAC PDUは、遠隔端末の信号無線ベアラSRB0のデータを保持する。送信ユニット1802は、生成ユニット1801によって生成されたMAC PDUを中継端末に送信するように構成される。

Claims (28)

  1. 中継通信方法であって、
    中継端末により、アクセスネットワークデバイスによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは第1のベアラの構成情報を含む、ステップと、
    前記中継端末により、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するステップであって、前記第1のベアラは、前記中継端末と前記アクセスネットワークデバイスとの間のベアラであり、前記アダプテーション層論理エンティティは、前記中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、ステップと
    を含む方法。
  2. 前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記中継端末により、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する前記ステップが、
    前記中継端末の既存のベアラが前記第1のベアラを含まない場合、前記中継端末により、前記第1のベアラを設定し、前記アダプテーション機能構成情報に基づいて前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを設定するステップ、または
    前記中継端末の既存のベアラが前記第1のベアラを含む場合、前記中継端末により、前記アダプテーション機能構成情報に基づいて前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを構成するステップ
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記中継端末により、前記アダプテーション機能構成情報に基づいて前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを構成する前記ステップが、
    前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを設定するステップ、または
    前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを再構成するステップ、または
    前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを解放するステップ
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記アダプテーション機能構成情報が、遠隔端末の識別子および前記遠隔端末のベアラ識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、ベアラ解放指示情報とを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記中継端末により、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する前記ステップが、
    前記中継端末により、前記第1のベアラのリソースを解放するステップであって、前記第1のベアラの前記リソースが前記アダプテーション層論理エンティティを含む、ステップ
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、ベアラタイプとを含み、前記ベアラタイプが、中継ベアラまたは共通ベアラであり、前記中継ベアラが、前記遠隔端末の前記データを送信するのに使用されるか、または前記遠隔端末の前記データおよび前記中継端末の前記データを送信するのに使用され、前記共通ベアラが、前記中継端末の前記データを送信するのに使用される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記中継端末により、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する前記ステップが、
    前記中継端末の既存のベアラが前記第1のベアラを含まず、かつ前記ベアラタイプが前記中継ベアラである場合、前記ベアラタイプに基づいて前記第1のベアラを設定し、前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを設定するステップ、または
    前記中継端末の既存のベアラが前記第1のベアラを含む場合、前記ベアラタイプに基づいて前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを構成するステップ
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ベアラタイプに基づいて前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを構成する前記ステップが、
    前記既存のベアラの前記第1のベアラが前記共通ベアラであり、かつ前記ベアラタイプが前記中継ベアラである場合、前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを設定するステップ、または
    前記既存のベアラの前記第1のベアラが前記中継ベアラであり、かつ前記ベアラタイプが前記共通ベアラである場合、前記第1のベアラの前記アダプテーション層論理エンティティを解放するステップ
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記アダプテーション層論理エンティティが、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはパケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルエンティティのアダプテーション機能である、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記アダプテーション機能構成情報が、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように前記中継端末に命令するために使用される指示情報をさらに含む、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記第1のメッセージが、無線リソース制御(RRC)接続再構成メッセージである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 中継通信方法であって、
    アクセスネットワークデバイスにより、第1のベアラの構成情報を判定するステップであって、前記第1のベアラは、前記アクセスネットワークデバイスと中継端末との間のベアラである、ステップと、
    前記アクセスネットワークデバイスにより、前記中継端末に第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1のベアラの前記構成情報を含み、前記第1のベアラの前記構成情報は、前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように前記中継端末に命令するために使用され、前記アダプテーション層論理エンティティは、前記中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、ステップと
    を含む方法。
  15. 前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、ベアラタイプとを含み、前記ベアラタイプが、中継ベアラもしくは共通ベアラであり、前記中継ベアラが、前記遠隔端末の前記データを送信するのに使用されるか、もしくは前記遠隔端末の前記データおよび前記中継端末の前記データを送信するのに使用され、前記共通ベアラが、前記中継端末の前記データを送信するのに使用され、または
    前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、アダプテーション機能構成情報とを含み、または
    前記第1のベアラの前記構成情報が、第1のベアラ識別子と、ベアラ解放指示情報とを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記アダプテーション機能構成情報が、前記遠隔端末の識別子および前記遠隔端末のベアラ識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記アダプテーション層論理エンティティが、アダプテーションプロトコルエンティティ、またはPDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能である、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記アダプテーション機能構成情報が、PDCPプロトコルエンティティのアダプテーション機能を有効または無効にするように前記中継端末に命令するために使用される指示情報をさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  19. 前記第1のメッセージが、RRC接続再構成メッセージである、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 中継通信方法であって、
    媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を生成するステップであって、前記MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御要素(MAC CE)を含み、前記MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、前記MAC PDUは、前記遠隔端末の信号ベアラ(SRB)0のデータを保持する、ステップと、
    中継端末に前記MAC PDUを送信するステップと
    を含む方法。
  21. 前記遠隔端末の前記識別子が、前記遠隔端末を識別するために前記アクセスネットワークデバイスおよび前記中継端末によって使用される識別子である、請求項20に記載の方法。
  22. 中継通信方法であって、
    媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を受信するステップであって、前記MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御要素(MAC CE)を含み、前記MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、前記MAC PDUは、前記遠隔端末の信号ベアラ(SRB)0のデータを保持する、ステップと、
    前記MAC PDUの前記MAC CEから前記遠隔端末の前記識別子を取得するステップと、
    前記MAC PDUを送信するステップと
    を含む方法。
  23. 中継端末に適用される中継通信装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースとを備え、
    前記メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムおよび/または前記モジュールを実行または実施して、以下の動作、すなわち、
    アクセスネットワークデバイスによって送信された第1のメッセージを受信する動作であって、前記第1のメッセージは第1のベアラの構成情報を含む、動作と、
    前記第1のメッセージに基づいて前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成する動作であって、前記第1のベアラは、前記中継端末と前記アクセスネットワークデバイスとの間のベアラであり、前記アダプテーション層論理エンティティは、前記中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、動作と
    を実施するように構成される、装置。
  24. アクセスネットワークデバイスに適用される中継通信装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースとを備え、
    前記メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムおよび/または前記モジュールを実行または実施して、以下の動作、すなわち、
    第1のベアラの構成情報を判定する動作であって、前記第1のベアラは、前記アクセスネットワークデバイスと中継端末との間のベアラである、動作と、
    前記中継端末に第1のメッセージを送信する動作であって、前記第1のメッセージは、前記第1のベアラの前記構成情報を含み、前記第1のベアラの前記構成情報は、前記第1のベアラのアダプテーション層論理エンティティを構成するように前記中継端末に命令するために使用され、前記アダプテーション層論理エンティティは、前記中継端末のデータと遠隔端末のデータとを区別するために、または異なる遠隔端末のデータ同士を区別するために使用される、動作と
    を実施するように構成される、装置。
  25. アクセスネットワークデバイスまたは遠隔端末に適用される中継通信装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースとを備え、
    前記メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムおよび/または前記モジュールを実行または実施して、以下の動作、すなわち、
    媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を生成する動作であって、前記MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御要素(MAC CE)を含み、前記MAC CEは、前記遠隔端末の識別子を含み、前記MAC PDUは、前記遠隔端末の信号ベアラ(SRB)0のデータを保持する、動作と、
    中継端末に前記MAC PDUを送信する動作と
    を実施するように構成される、装置。
  26. 中継端末に適用される中継通信装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースとを備え、
    前記メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムおよび/または前記モジュールを実行または実施して、以下の動作、すなわち、
    媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)を受信する動作であって、前記MAC PDUは、媒体アクセス制御プロトコル制御要素(MAC CE)を含み、前記MAC CEは、遠隔端末の識別子を含み、前記MAC PDUは、前記遠隔端末の信号ベアラ(SRB)0のデータを保持する、動作と、
    前記MAC PDUの前記MAC CEから前記遠隔端末の前記識別子を取得する動作と、
    前記MAC PDUを送信する動作と
    を実施するように構成される、装置。
  27. 中継通信システムであって、
    アクセスネットワークデバイスと、中継端末と、遠隔端末とを含み、
    前記アクセスネットワークデバイスは、請求項24に記載の中継通信装置を含み、
    前記中継端末は、請求項23に記載の中継通信装置を含む、中継通信システム。
  28. 中継通信システムであって、
    アクセスネットワークデバイスと、中継端末と、遠隔端末とを含み、
    前記アクセスネットワークデバイスおよび前記遠隔端末は、請求項25に記載の中継通信装置を含み、
    前記中継端末は、請求項26に記載の中継通信装置を含む、中継通信システム。
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