JP2020510483A - デジタル補正係数および既製の実際の義歯のデジタル補正係数を備えたホルダ - Google Patents

デジタル補正係数および既製の実際の義歯のデジタル補正係数を備えたホルダ Download PDF

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Abstract

本発明は、義歯を材料除去加工するためのホルダ内の既製の少なくとも1つ〜多数の実際の義歯の並進運動(x、y、z)データおよび/または回転データとしての補正係数、特にデジタル補正係数または印刷された補正係数に関し、補正係数は、ホルダにバーコードとしてまたはQRコードとして、デジタル制御された材料除去法で使用するために対応付けられており、ホルダは、既製の少なくとも1つの実際の義歯を有している。同様に、本発明は、対応付けられた補正係数を備えたホルダと、既製の少なくとも1つの実際の義歯のデジタル補正係数を決定するための方法とにも関する。

Description

本発明は、義歯を材料除去加工するためのホルダ内の、既製の少なくとも1つ〜多数の実際の義歯の歯軸の並進運動(x,y,z)データおよび/また回転データとしての補正係数、特にデジタル補正係数または印刷された補正係数に関し、補正係数は、好適にはデジタル制御された材料除去法において使用するために、バーコードまたはQRコードとしてホルダに対応付けられており、ホルダは、位置固定された既製の少なくとも1つ〜多数の実際の義歯を有している。同様に本発明は、対応付けられたデジタル補正係数を備えたホルダならびに既製の少なくとも1つの実際の義歯のデジタル補正係数を決定するための方法に関する。
CAD/CAM法のようなCIMプロセス(コンピュータ統合生産)は、歯科補綴学においてますます重要になっている。したがって、歯科補綴学では、近頃では患者口内の歯茎状態および残存歯状態をデジタル化し、補綴入れ歯をCAD/CAMを介して構成し、かつ製造することが普通になってきている。歯および既製の義歯の配置および配向をデジタル化するために、石膏モデルまたは患者口内の歯茎状態および残存歯状態がスキャンされる。
義歯を実際に作成するために、既製の義歯のデジタルデータを、義歯床を備えた補綴修復物の個別化された歯作成のために使用することが普通になってきている。
このために、既製の実際の義歯は、ホルダにおいて提供され得る。通常は、購入者は、ホルダおよび既製の仮想の義歯の一般的なデジタルデータセットを受け取る。この場合、製造に基づいて、ホルダと、特にこのホルダ内の既製の実際の義歯とが、一般的なデジタルデータによる配向および/または配置を正確には有していないことが問題である。
既に、部分入れ歯または総入れ歯をデジタル式に作成し、CAD法を介して製造する第1の方法がある。実際の方法では、現在は、仮想の配置と実際の配置との間の偏差にデータを適合させるために必要となる補正が手動で実施される。したがって、たとえば歯の中間製品の偏差を、ユーザにより手動で、ソフトウェア内で補わなければならない。
したがって実際には、ホルダ内の実際の義歯の配向および/または配置における偏差の決定時に、ユーザが、デジタルデータを適合させながら、ソフトウェア内でパラメータの手動の補正を実施する。このために、ユーザが、手動で主観的に仮想の義歯に対する実際の義歯の偏差を求めるので、実際の義歯の適合は別のエラー源にさらされている。したがって、既製の歯を備えた、このように製造されかつ削出し可能なプロテーゼは、完全な適合を有していない。
本発明の課題は、材料除去加工のためのホルダ内の既製の実際の歯の配置および/または配向の、製造または別の理由による偏差を再現可能にする可能性を提供することである。好適には、偏差は、デジタル化されて提供されることが望ましい。さらに、ユーザのための偏差の情報には、材料除去加工のために容易にアクセス可能であることが望ましい。したがって、顧客における加工をさらに自動化し、義歯の加工時間を短縮するという課題も生じる。
本発明の課題は、請求項1、請求項8、請求項10、請求項14および請求項15に記載の対象によって解決され、これらの対象は、従属請求項において、かつ以下の説明において詳細に説明されている。したがって、本発明によれば、補正係数または補正係数を備えたホルダが加工者に提供される。この補正係数は、実際の義歯の配置および/または配向における偏差に関する情報を有している。
したがって、本発明の対象は、たとえばバーコードまたはQRコードとして実際の義歯または義歯のホルダに対応付けられた補正係数の提供である。したがって、これらの補正係数は、既にたとえば中間製品、フレーム等の製造者により求められていてよく、たとえばバーコードまたはQRコードにより印刷またはレーザ加工等することができる。
製造者により与えられた補正係数は、次いで現場においてユーザによりスキャンされて、CAM機械またはソフトウェアに読み込まれるだけでよく、これによりソフトウェアが自動的に補正された調整を実施することができ、嵌合精度に関する結果が改善される。本発明の別の利点は、たとえば嵌合に問題があった場合の複数回の作業の省略による、減じられた材料使用ならびにユーザ側での著しい時間削減である。
既製の義歯、特に既製の実際の義歯は、産業的な方法で再現可能に製造可能であり、好適には装着者への個別の適合のために単に基底部から、かつ/または咬合面において研削される義歯であると理解される。既製の義歯は、既製の義歯のライブラリから選択されていてよい。既製の義歯の幾何学形状は、通常、デジタルデータセット内にある既製の仮想の義歯に相当する。既製の義歯は、基底部側および/または咬合側から長さを個別に適合され、特に後の装着者に合わせて適合させることができる。既製の義歯は、任意で無機充填剤および/または歯科用ガラスを含む、完全に重合した歯科用ポリマ混合物を含んでいてよい。好適には、既製の義歯は、咬合面を有している。好適には既製の義歯は、基底側で中実であり、かつ/または歯頚部側で中空室を有していない。既製の義歯は、歯冠を有していない。既製の義歯は、焼結中間製品ではなく、歯科製品の形成におけるその使用時に、収縮は考慮する必要はない。
したがって、本発明の対象は、位置固定された既製の少なくとも1つの実際の義歯を含む、デジタル制御された材料除去法、特にCAM法で使用するためのホルダであって、
(i)ホルダが、フラットで三次元の少なくとも1つの成形体、特に少なくとも2つの成形体が配置されている平面を有しており、これにより個別の成形体の間に義歯を位置固定することができる、または
(ii)ホルダが、少なくとも2つのクランプエレメントが配置されている平面を有しており、成形体内に、またはクランプエレメントの間に既製の少なくとも1つの実際の義歯が位置固定されており、
既製の少なくとも1つの義歯の歯軸、特に少なくとも2〜32個の義歯のそれぞれの歯軸が、ホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されており、少なくとも1つの実際の義歯が、歯冠側からかつ/または根尖側から材料除去法で加工されてよく、
ホルダの参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3を含む参照配置Aを基準とする既製の少なくとも1つの実際の義歯の、または任意にはホルダ1の仮想の参照ホルダvA1内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の、特に配向を含む空間的な実際の配置のための補正係数、特にデジタル補正係数がホルダに対応付けられている。
補正係数、特にデジタル補正係数は、好適には、目標配置、つまり参照配置(A)に対する、実際配置における既製のそれぞれの実際の義歯のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データおよび任意には回転データを形成する。したがって、補正係数は、参照配置(A)を基準とする既製のそれぞれ少なくとも1つの実際の義歯の外側表面の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データの形での、空間的な実際配置における偏差に関する情報、特にデジタル情報である。回転に言及する場合、既製のそれぞれ少なくとも1つの実際の義歯の外側表面の回転データが考慮される。
歯軸は、円筒の基面が歯冠側および根尖側に配向されているように歯を取り囲んでいる円筒の中心軸線として定義されている。
この場合、補正係数が、(i)バーコードまたはQRコードの形のデジタル補正係数として保存されているか、または(ii)スキャン可能な補正係数として図式的に示されていると有利である。特に好適には、補正係数は、バーコードとしてまたはQRコード(Quick-Response Code)としてホルダに対応付けられているか、またはホルダに配置されており、好適には、補正係数は、バーコードまたはQRコードとしてホルダ上に、またはホルダに印刷されていてよい。別の代替形態では、補正係数が少なくとも1つの実際の義歯、包装、包装構成部分、または外側包装に印刷されているか、またはファイルとして添付される場合、これらのホルダに対応付けられていると見なされる。
既製の少なくとも1つまたは少なくとも2つの実際の義歯は、ブリッジの形の、既製の材料一体的な複数の実際の義歯の配置を含んでいてもよい。
さらに、本発明の対象は、参照配置Aを基準とする、既製の少なくとも1つの実際の義歯の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データ、特に少なくとも1つの実際の義歯のそれぞれの外側形状の回転データの形の空間的な実際配置における偏差に関するデジタルデータ、特に情報として補正係数を含むホルダであり、特に参照配置は、実際の参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯および/または任意には仮想の参照ホルダvA1内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の目標配置である。
好適なホルダは、実際の参照ホルダA内の対応する実際の参照義歯A3および/または任意には仮想の参照ホルダA内の対応する仮想の参照義歯A3の参照位置Aを基準とする、少なくとも2〜32個の義歯、特に2〜16個の義歯の並進運動(x,y,z)データの形の、かつ/または回転に関する空間的な配置の偏差に関する情報を含む補正係数を有している。
同様に、本発明の対象は、少なくとも1つの成形体、特に既製の少なくとも2つの実際の義歯がその間に位置固定されている少なくとも2つの成形体を含むホルダまたは既製の少なくとも2つの実際の義歯がその間に位置固定されているクランプエレメントを備えたホルダである。義歯、特に2〜32個の義歯のそれぞれの歯軸は、ホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されているので、既製の少なくとも2つの実際の義歯は、歯冠側から、かつ/または根尖側から材料除去法で加工することができる。参照ホルダA内の対応する実際の参照義歯A3の、または任意には仮想的な参照ホルダA内の対応する仮想の参照義歯A3の参照位置Aを基準とする、少なくとも2つの実際の義歯の空間的な配置のための補正係数が、ホルダに対応付けられている。材料のフライス、切削、チッピング、研磨および/または研削加工が材料除去法として理解される。
好適には、ホルダは、
(i)参照ホルダA3内の対応する義歯の外側形状に関するデータを含むデータセットにおける情報を基準として、かつ/または
(ii)任意には仮想の参照ホルダA内の対応する仮想の参照義歯A3の外側形状に関するデータを含む別のデータセットにおける情報を基準として、
ホルダ内に配置されている既製の全ての実際の義歯のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データもしくはそのx,y,z座標および/または回転に関するデータの形の空間的な配置における偏差に関する情報として、特に情報を含むデジタルデータとして補正係数を有している。
同様に、1つまたは少なくとも2つの義歯の歯軸がホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されるように、1つまたは少なくとも2つの実際の義歯を成形体の材料内に位置固定させて有しているホルダが有利である。ホルダ内の位置固定は、たとえば、1つの実際の義歯または少なくとも2つの実際の義歯が成形体の材料によって取り囲まれるように射出成形を行うことにより、または1つもしくは少なくとも2つの実際の義歯を成形体の材料に埋設することにより、または1つもしくは少なくとも2つの実際の義歯を取り囲むように成形体の材料を流し込むことにより、行うことができる。
フラットで三次元の少なくとも1つの成形体の材料として、好適にはa)ワックス、プラスチックまたはハイブリッド材料を選択することができる。無機充填剤を含む有機ポリマ材料が有利である。代替的には、b)少なくとも2つのクランプエレメントが、少なくとも1つの実際の義歯または少なくとも2つの実際の義歯を、義歯のそれぞれ中間の外周面の領域において少なくとも部分的に取り囲んでいてよく、この場合、好適にはクランプエレメントが切欠きを有しており、切欠きの内面が、義歯の中間の外周面の領域においてこの領域に少なくとも部分的に形状結合式に適合する。
実際の参照ホルダA内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3の、または任意には仮想の参照ホルダA内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯A3の参照配置Aを基準とする、ホルダ内の少なくとも1つの実際の義歯、特に少なくとも2つの実際の義歯の空間的な配置の補正係数を決定する方法も本発明の対象であり、この場合、
−フラットで三次元の少なくとも1つの成形体が配置されている平面を備えたホルダであって、成形体内に既製の少なくとも1つの実際の義歯が位置固定されており、義歯の歯軸が、ホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されている、ホルダ、または
−少なくとも2つのクランプエレメントが配置されている平面を備えたホルダであって、クランプエレメントの間で既製の少なくとも1つの実際の義歯が位置固定されており、義歯の歯軸がホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されている、ホルダ
を設け、
−スキャナで、ホルダ内の少なくとも1つの実際の義歯の外側形状の配置に関する三次元の情報、特にそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転の情報をデジタル式に、特に三次元で検出し、空間的な実際の配置のデジタル情報を取得し、
−実際の配置のデジタル情報を、ホルダの実際の参照ホルダ内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3または任意にはホルダ(1)の仮想の参照ホルダ内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯の参照配置Aの空間的な配置の情報を含むデジタルデータと比較し、
−デジタル補正係数を、参照配置のデータを基準にして決定し、
−補正係数を求める。このようにして取得された補正係数は、好適にはデジタル補正係数として、バーコードまたはQRコードの形で保存され、またはスキャン可能な補正係数、図式的に示された補正係数として存在する。
方法の好適な実施形態によれば、補正係数、特にデジタル補正係数は、バーコードもしくはQRコードとしてホルダに対応付けられるか、またはホルダに取り付けられ、特に補正係数はホルダ上に印刷される。
さらに、本発明の対象は、材料除去法で使用するためのホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の、歯冠側かつ/または根尖側の加工、特にフライス、研削、研磨、穿孔、切削、チッピング加工のような材料除去加工のための補正係数またはデジタル補正係数の使用であって、ホルダには、CAM機械内にホルダを固定するための接続幾何学形状が対応付けられている。
実際の参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3および/または任意には仮想の参照ホルダvA1内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の参照配置A、つまり目標配置を基準とする、それぞれ既製の少なくとも1つの実際の義歯のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データもしくはそのx,y,z座標および/または回転データの形の空間的な実際配置における偏差に関する情報を含むデジタル補正係数の使用が好適であり、この場合、デジタル補正係数がデジタルデータ処理装置に読み込まれ、
(i)既製の少なくとも1つの義歯の外側形状の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データの形の参照配置A、つまり空間的な目標配置を基準とする、既製の少なくとも1つの仮想または実際の義歯の外側形状の提供されたデジタル並進運動(x,y,z)データおよび/またはデジタル回転データを、
(ii)ホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の外側形状の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データについて補正し、
(iii)位置固定された既製の少なくとも1つの実際の義歯を含むホルダの個別化されたデータセットを取得する。
同様に、本発明の対象は、個別化されたデータセットの使用、特に、CAM機械内でのホルダの固定のための接続幾何学形状を備えたホルダ、特に同一のホルダ内で既製の少なくとも1つの実際の義歯を除去加工するための、既製の少なくとも1つの仮想または実際の義歯のデジタル並進運動(x,y,z)データおよび/またはデジタル回転データを含む、特にホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の空間的な配置に基づいたデジタル補正係数の考慮による、個別化されたデータセットの使用、特に取得である。
同様に、本発明の対象は、特に義歯の歯冠側かつ/または根尖側の加工のためのホルダの参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3または任意にはホルダの仮想の参照ホルダvA1内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の参照配置Aを基準とする、ホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の空間的な配置のデジタル補正係数である。好適には、特に材料除去法で使用するためのホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の、フライス、研削、研磨、穿孔、切断、チッピングのような材料除去加工のために、ホルダには、CAM機械内にホルダを固定するための接続幾何学形状が対応付けられている。
好適には、補正係数は、(i)バーコードまたはQRコードの形のデジタル補正係数として保存されているか、または(ii)スキャン可能な補正係数として図式的に示されている。好適には、補正係数は、バーコードまたはQRコードとしてホルダ、包装、包装構成部分または外側包装に配置されている。この場合、補正係数は、参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3および/または任意には仮想の参照ホルダvA1内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の参照配置A(目標配置)を基準とする、既製の少なくとも1つの実際の義歯の外側形状の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データの形の空間的な実際配置における偏差に関するデジタルデータもしくは情報を含んでいる。
さらに、本発明の対象は、実際の参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)の外側形状を参照配置Aとして三次元で検出することによる、参照配置Aの少なくとも1つの実際の義歯それぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データまたはそのx,y,z座標および回転に関するデータについての情報を含むデジタルデータを決定する方法である。好適には、既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)はホルダ内に位置固定され、それぞれの歯軸がホルダの平面に対して20°〜160°の角度で配置されている。この場合、参照配置Aはスキャナにより三次元で検出され、特にホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データとしての、外側形状の配置に関する三次元の情報がデジタル式に検出され、参照配置Aの空間配置の情報を含むデジタルデータが取得される。
同様に、本発明の対象は、材料除去法で使用するためのホルダ内の既製の少なくとも1つの実際の義歯を歯冠側かつ/または根尖側で加工するための、特に材料除去加工のための補正係数またはデジタル補正係数を求めるための、参照配置Aの空間的な配置の情報を含むデジタルデータの使用であり、ホルダには、CAM機械内にホルダを固定するための接続幾何学形状が対応付けられている。
1つまたは複数の成形体またはクランプジョーの材料は、ポリマ材料、充填されたポリマ材料、繊維強化ポリマ、ハイブリッド材料から選択されていてよい。この場合、ポリマ材料は、フルオロポリマ、ポリスルフィド含有ポリマ、ポリスルホン含有ポリマ、ポリアリールエーテルケトン、ポリイミド、PAEK(ポリアリールエーテルケトン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEK(ポリエーテルケトン)、PEKK(ポリ(エーテルケトンケトン))、PEEEK(ポリ(エーテルエーテルエーテルケトン))、PEEKK(ポリ(エーテルエーテルケトンケトン))、PEKEKK(ポリ(エーテルケトンエーテルケトンケトン));PES(ポリアリールスルホン)、PPSU(ポリアリールスルホン)、PSU(ポリスルホン)、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、PFA(ペルフルオロアルコキシポリマ)、PFE(ポリ(フルオレニレンエチニレン)ポリマ)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PCTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PAI(ポリアミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEI(ポリエーテルイミド)、PBI(ポリベンズイミダゾール)から選択されていてよい。
本発明を図面に基づき詳しく説明するが、本発明はこの実施例に制限されるものではない。
図1:フラットな三次元の成形体4aが配置されている平面1.1を有する実際の配置6を備えたホルダ1を図示している。成形体4a内には、既製の8つの実際の義歯3が位置固定されている。ホルダ1には、QRコードの形の補正係数2が印刷されている。
図2a、図2bは、仮想の義歯床における既製の仮想の参照義歯vA3の咬合をシミュレーションするための歯のない顎の仮想モデルを示している。図3aおよび図3bには、仮想の義歯床のデジタルデータに基づくCAM法における実際の義歯床7の製造が図示されている。この仮想の義歯床には、既製の実際の参照義歯A3と、任意に加工された義歯A3とが後に取り付けられる。図4は、ホルダ1内の既製の8個または5個の実際の義歯3の外側形状の配置についての三次元の情報をデジタル式に検出するためのスキャナ5によるホルダ1のスキャンを概略的に示している。この場合、実際の義歯3の空間的な実際の配置6のデジタル情報が得られる。次いで、実際の配置6のデジタル情報は、ホルダ1の実際の参照ホルダA1内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯A3または任意にはホルダ1の仮想の参照ホルダvA1内の、歯軸3.1を備えた既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯vA3の参照配置A(方法ステップおよび参照配置は別個に図示せず)の空間的な配置の情報を含むデジタルデータと比較され(方法ステップは図示せず)、デジタル補正係数2が、参照配置Aのデータを基準にして決定される。これにより、補正係数を求めることができる。この補正係数に基づき、それぞれの患者に適合すべき既製の歯のデジタルデータを、ホルダの出発状況に適合させることができるので、これにより、直接正しい出発データセットによってCAM法における既製の歯の自動的な加工を行うことができる。先行技術による方法では、出発状況は、予めユーザにより手動で求められなければならないか、または既製の歯は、参照配置に基づいて加工され、これにより参照位置からの偏差はまずは全く考慮されない。補綴修復物の嵌合精度および歯の咬合は、この偏差を考慮することなしには保証されていない。
図5は、患者に試着するための、本発明に係る補正係数を用いて加工された装入された既製の義歯A3を備える義歯床7を示している。図6は、患者の口外および患者口内の既製の歯を備える対応して完成した義歯床7を示している。
A 参照配置(図示せず)
A1 既製の実際の義歯を備えるホルダ1の実際の参照ホルダ(図示せず)
A3 既製の実際の参照義歯
vA1 既製の仮想の義歯のホルダ1の仮想の参照ホルダ(図示せず)
vA3 既製の仮想の参照義歯
1 ホルダ
1.1 ホルダ(1)の平面
2 参照配置(A)を基準とする既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の空間的な実際の配置(6)のための補正係数、特に、情報、特に情報を有するデジタルデータとしてのデジタル補正係数
3 既製の実際の義歯、vA3既製の仮想の参照義歯
3.1 歯軸
3.2 歯冠側
3.3 根尖側
4a 三次元のフラットな成形体
4b クランプエレメント(図示せず)
5 スキャナ
6 実際の配置
7 義歯床
8 個別化されたデータセット
フラットな三次元の成形体4aが配置されている平面1.1を備えた実際の配置6を備えたホルダ1を図示している。 図2a、図2bは、仮想の義歯床における既製の仮想の参照義歯vA3の咬合をシミュレーションするための歯のない顎の仮想モデルを示している。 図3aおよび図3bには、仮想の義歯床のデジタルデータに基づくCAM法における実際の義歯床7の製造が図示されている。 ホルダ1内の既製の8個または5個の実際の義歯3の外側形状の配置についての三次元の情報をデジタル式に検出するためのスキャナ5によるホルダ1のスキャンを概略的に示している。 患者に試着するための、本発明に係る補正係数を用いて加工された装入された既製の義歯A3を備える義歯床7を示している。 患者の口外および患者口内の既製の歯を備える対応して完成した義歯床7を示している。

Claims (15)

  1. 位置固定された既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)を含む、デジタル制御された材料除去法で使用するためのホルダ(1)であって、
    前記ホルダ(1)が、フラットで三次元の少なくとも1つの成形体(4a)が配置されている平面(1.1)を有しているか、または
    前記ホルダ(1)が、少なくとも2つのクランプエレメント(4b)が配置されている平面(1.1)を有しており、
    前記成形体(4a)内にまたは前記クランプエレメント(4b)の間に、既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)が位置固定されており、
    前記既製の少なくとも1つの義歯の歯軸(3.1)が、前記ホルダ(1)の前記平面(1.1)に対して20°〜160°の角度で配置されているので、前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)を歯冠側(3.2)および/または根尖側(3.3)から材料除去法で加工することができ、前記ホルダ(1)には、該ホルダ(1)の実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)を含む参照配置(A)を基準とする前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の、または任意には前記ホルダ(1)の仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯(vA3)の、空間的な実際の配置(6)のための補正係数(2)が対応付けられていることを特徴とする、ホルダ(1)。
  2. 前記補正係数(2)が、(i)バーコードまたはQRコードの形のデジタル補正係数として保存されているか、または(ii)スキャン可能な補正係数として図式的に示されており、特にバーコードとしてまたはQRコードとして前記ホルダ(1)に対応付けられているか、または前記ホルダに配置されている、請求項1記載のホルダ(1)。
  3. 前記補正係数(2)が、実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)および/または任意には仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)を基準とした既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の並進運動(x,y,z)データおよび/または回転の形の空間的な実際配置における偏差についての情報を含むデジタルデータを含んでいる、請求項1または2記載のホルダ(1)。
  4. 前記成形体(4a)内または前記クランプエレメント(4b)の間に、既製の少なくとも2つの実際の義歯(3)が位置固定されており、該義歯のそれぞれの歯軸(3.1)が、前記ホルダ(1)の前記平面(1.1)に対して20°〜160°の角度で配置されており、前記既製の少なくとも2つの実際の義歯(3)が、歯冠側(3.2)から、かつ/または根尖側(3.3)から材料除去法により加工可能であり、前記ホルダ(1)には、実際の参照ホルダ(A1)内の前記対応する既製の実際の参照義歯(A3)または任意には仮想の参照ホルダ(vA1)内の対応する既製の仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)を基準とした前記既製の少なくとも2つの実際の義歯(3)の空間的な実際の配置のための補正係数(2)が対応付けられている、請求項1または3記載のホルダ(1)。
  5. 前記補正係数(2)が、
    (i)実際の参照ホルダ(A1)内の対応する義歯の外側形状に関するデータを含むデータセットにおける情報を基準として、および/または
    (ii)任意には仮想の参照ホルダ(vA1)内の前記対応する既製の仮想の参照義歯(vA3)の外側形状に関するデータを含む別のデータセットにおける情報を基準として、前記ホルダに配置された既製の全ての実際の義歯のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データの形の、かつ/または回転に関する空間的な配置における偏差に関する情報を有しており、特に情報を含むデジタルデータを有している、請求項1から4までのいずれか1項記載のホルダ(1)。
  6. 前記1つまたは前記少なくとも2つの実際の義歯は、前記1つまたは前記少なくとも2つの義歯の前記歯軸(3.1)が前記ホルダ(1)の前記平面(1.1)に対して20°〜160°の角度で配置されるように、前記成形体(4a)の材料内に位置固定されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のホルダ(1)。
  7. a)前記フラットで三次元の少なくとも1つの成形体(4a)の前記材料がワックス、プラスチックまたはハイブリッド材料であり、
    b)前記少なくとも2つのクランプエレメント(4b)が前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)または前記既製の少なくとも2つの実際の義歯(3)を、そのそれぞれの中間の外周面の領域において少なくとも部分的に取り囲んでおり、好適には前記クランプエレメント(4b)が切欠きを有しており、該切欠きの内面が、前記義歯の前記中間の外周面の領域において、少なくとも部分的に形状結合式にその領域に適合する、請求項1から6までのいずれか1項記載のホルダ(1)。
  8. 実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの参照義歯(A3)または任意には仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)を基準とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のホルダ(1)内の既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の空間的な配置の補正係数(2)を決定するための方法であって、
    −フラットで三次元の少なくとも1つの成形体(4a)が配置されている平面(1.1)を備えた前記ホルダ(1)が設けられており、前記成形体(4a)内に既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)が位置固定されており、該義歯(3)の歯軸(3.1)が、前記ホルダ(1)の前記平面(1.1)に対して20°〜160°の角度で配置されているか、
    または
    −少なくとも2つのクランプエレメント(4b)が配置されている平面(1.1)を備えた前記ホルダ(1)が設けられており、前記クランプエレメント(4b)の間に、既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)が位置固定されており、該義歯(3)の歯軸(3.1)が、前記ホルダ(1)の前記平面(1.1)に対して20°〜160°の角度で配置されており、
    −スキャナ(5)により、前記ホルダ(1)内の前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の外側形状の配置に関する三次元の情報をデジタル式に検出して、空間的な実際の配置(6)のデジタル情報を取得し、
    −前記実際の配置(6)の前記デジタル情報を、前記ホルダ(1)の実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)または任意には前記ホルダ(1)の仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)の空間的な配置の情報を有するデジタルデータと比較し、
    −前記参照配置(A)のデータを基準としてデジタル補正係数(2)を決定し、
    −前記補正係数(2)を求める、
    方法。
  9. 前記補正係数、特にデジタル補正係数(2)を、バーコードとしてまたはQRコードとして前記ホルダ(1)に対応付けるか、または前記ホルダ(1)に取り付ける、請求項8記載の方法。
  10. 材料除去法で使用するためのホルダ(1)内の、既製の少なくとも1つの実際の義歯を歯冠側(3.2)および/または根尖側(3.3)で加工する、特に材料除去加工するための補正係数またはデジタル補正係数(2)の使用であって、前記ホルダには、CAM機械内に前記ホルダ(1)を固定するための接続幾何学形状が対応付けられている、使用。
  11. 実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)および/または任意には仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)を基準とする、既製のそれぞれ少なくとも1つの実際の義歯(3)のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データもしくはx,y,z座標および/または回転データの形の空間的な実際配置における偏差に関する情報を含む前記デジタル補正係数(2)を、
    デジタルデータ処理装置に読み込み、
    (i)前記参照配置(A)を基準とする既製の少なくとも1つの仮想または実際の義歯(3)の、提供されたデジタル並進運動(x,y,z)データおよび/またはデジタル回転データを、
    (ii)前記ホルダ(1)内の前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の前記並進運動(x,y,z)データおよび/または回転データについて補正し、
    (iii)既製の位置固定された少なくとも1つの実際の義歯(3)を含む前記ホルダ(1)の個別化されたデータセットを取得する、
    請求項10記載の使用。
  12. CAM機械内にホルダ(1)を固定するための接続幾何学形状を備える(同一の)ホルダ(1)内で前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)を材料除去加工するための、前記既製の少なくとも1つの仮想または実際の義歯(3)のデジタル並進運動(x,y,z)データおよび/またはデジタル回転データを含む、
    特に、ホルダ(1)内の既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の空間的な配置に基づいてデジタル補正係数(2)を考慮することによる、個別化されたデータセット(8)の使用、特に取得。
  13. 参照配置(A)の少なくとも1つの実際の義歯のそれぞれの外側形状の並進運動(x,y,z)データまたはx,y,z座標および回転に関する情報を含むデジタルデータを決定する方法であって、
    実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの参照義歯(A3)の前記外側形状を参照配置(A)として検出し、
    前記参照配置(A)をスキャナ(5)により三次元で検出し、かつ前記ホルダ(1)内の前記既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の外側形状の配置に関する三次元の情報をデジタル式に検出し、前記参照配置(A)の空間的な配置の情報を含むデジタルデータを取得する、デジタルデータを決定する方法。
  14. 材料除去法で使用するためのホルダ(1)内で既製の少なくとも1つの実際の義歯を歯冠側(3.2)および/または根尖側(3.3)で加工するための補正係数またはデジタル補正係数(2)を求めるための、参照配置(A)の空間的な配置の情報を含むデジタルデータの使用であって、
    CAM機械内に前記ホルダ(1)を固定するための接続幾何学形状が前記ホルダに対応付けられている、
    デジタルデータの使用。
  15. 前記ホルダ(1)の実際の参照ホルダ(A1)内の対応する既製の少なくとも1つの実際の参照義歯(A3)または任意には前記ホルダ(1)の仮想の参照ホルダ(vA1)内の既製の少なくとも1つの仮想の参照義歯(vA3)の参照配置(A)を基準とする前記ホルダ(1)内の既製の少なくとも1つの実際の義歯(3)の空間的な配置のデジタル補正係数(2)。
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