以下、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明を実施できる唯一の実施形態を示すものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者には、本発明がそれらの具体的な細部事項なしにも実施可能であるということが理解される。例えば、以下の詳細な説明は移動通信システムが3GPP LTE、LTE−Aシステムである場合を仮定して具体的に説明するが、3GPP LTE、LTE−Aの特有の事項を除けば他の任意の移動通信システムにも適用できる。
場合によっては、本発明の概念が曖昧になるのを避けるために、公知の構造及び装置は省略されたり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示されることもある。また、本明細書全体において同一の構成要素には同一の図面符号を使用して説明する。
なお、以下の説明において、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、AMS(Advanced Mobile Station)等、移動または固定型のユーザ端機器を総称すると仮定する。また、基地局は、Node B、eNode B、Base Station、AP(access Point)など端末と通信するネットワーク端の任意のノードを総称すると仮定する。
移動通信システムにおいて、端末或いはユーザ機器(User Equipment)は基地局から下りリンクにより情報を受信することができ、端末は上りリンクにより情報を送信することができる。端末が送信又は受信する情報としては、データ及び様々な制御情報があり、端末が送信又は受信する情報の種類用途によって様々な物理チャネルが存在する。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに適用することができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)はE−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)システムは3GPP LTEシステムを改良したシステムである。
一方、以下の説明で使用される特定用語は、本発明の理解を助けるためも提供されたもので、これらの特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更可能である。
図1は本発明の一例による無線通信システム100における基地局105及び端末110の構成を示すブロック図である。
無線通信システム100を簡略に示すために、1つの基地局105と1つの端末110を示したが、無線通信システム100は1つ以上の基地局及び/又は1つ以上の端末を含む。
図1を参照すると、基地局105は、送信(Tx)データプロセッサ115、シンボル変調器120、送信器125、送受信アンテナ130、プロセッサ180、メモリ185、受信器190、シンボル復調器195及び受信データプロセッサ197を含む。そして、端末110は、送信(Tx)データプロセッサ165、シンボル変調器170、送信器175、送受信アンテナ135、プロセッサ155、メモリ160、受信器140、シンボル復調器155及び受信データプロセッサ150を含む。送受信アンテナ130、135は夫々基地局105及び端末110に1つが示されているが、基地局105及び端末110は複数の送受信アンテナを備えている。よって、本発明による基地局105及び端末110はMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムを支援する。また、本発明による基地局105はSU−MIMO(Single User−MIMO)MU−MIMO(Multi User−MIMO)方式を全て支援することができる。
下りリンク上で、送信データプロセッサ115はトラフィックデータを受信し、受信したトラフィックデータをフォーマットしてコードし、コードされたトラフィックデータをインタリーブして変調し(又はシンボルマッピングし)、変調シンボル(“データシンボル”)を提供する。シンボル変調器120はこのデータシンボルとパイロットシンボルを受信及び処理してシンボルのストリームを提供する。
シンボル変調器120は、データ及びパイロットシンボルを多重化し、これを送信器125に送信する。ここで、夫々の送信シンボルはデータシンボル、パイロットシンボル又はゼロの信号値であり得る。夫々のシンボル周期で、パイロットシンボルが連続して送信されることもできる。パイロットシンボルは周波数分割多重化(FDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、時分割多重化(TDM)又はコード分割多重化(CDM)シンボルである。
送信器125はシンボルのストリームを受信し、これを1つ以上のアナログ信号に変換し、さらにこのアナログ信号を追加的に調節して(例えば、増幅、フィルタリング及び周波数アップカンバーティング(upconverting))して、無線チャネルを介した送信に適した下りリンク信号を発生させる。すると、送信アンテナ130は発生した下りリンク信号を端末に送信する。
端末110の構成において、受信アンテナ135は基地局からの下りリンク信号を受信し、受信された信号を受信器140に提供する。受信器140は受信された信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、及び周波数ダウンカンバーティング(downconverting))、調整された信号をデジタル化してサンプルを獲得する。シンボル復調器145は受信されたパイロットシンボルを復調し、チャネル推定のためにこれをプロセッサ155に提供する。
また、シンボル復調器145はプロセッサ155から下りリンクに対する周波数応答推定値を受信し、受信されたデータシンボルに対してデータ復調を行って(送信されたデータシンボルの推定値である)データシンボル推定値を獲得し、データシンボル推定値を受信(Rx)データプロセッサ150に提供する。受信データプロセッサ150はデータシンボル推定値を復調(即ち、シンボルデマッピング(demapping))し、デインタリーブ(deinterleaving)し、デコードして送信トラフィックデータを復旧する。
シンボル復調器145及び受信データプロセッサ150による処理は夫々基地局105でのシンボル変調器120及び送信データプロセッサ115による処理に対して相補的である。
端末110は上りリンク上で、送信データプロセッサ165はトラフィックデータを処理してデータシンボルを提供する。シンボル変調器170はデータシンボルを受信して多重化し、変調を行い、シンボルのストリームを送信器175に提供することができる。送信器175はシンボルのストリームを受信及び処理して上りリンク信号を発生させる。そして、送信アンテナ135は発生した上りリンク信号を基地局105に送信する。
基地局105で、端末110から上りリンク信号が受信アンテナ130を介して受信され、受信器190は受信した上りリンク信号を処理してサンプルを獲得する。次いで、シンボル復調器195はこのサンプルを処理し、上りリンクに対して受信されたパイロットシンボル及びデータシンボル推定値を提供する。受信データプロセッサ197はデータシンボル推定値を処理し、端末110から送信されたトラフィックデータを復旧する。
端末110及び基地局105の夫々のプロセッサ155、180は夫々端末110及び基地局105での動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。夫々のプロセッサ155、180はプログラムコード及びデータを保存するメモリユニット160、185と連結されることができる。メモリ160、185はプロセッサ180に連結され、オペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を保存する。送信器及び受信器はRF unitで構成される。
プロセッサ155、180はコントローラー(controller)、マイクロコントローラー(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピューター(microcomputer)などとも言える。一方、プロセッサ155、180はハードウェア(hardware)又はファームウエア(firmware)、ソフトウェア、又はこれらの組合せによって実現されることができる。ハードウェアを用いて本発明の実施例を実現する場合には、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)又はDSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサ155、180に備えられることができる。
一方、ファームウエア又はソフトウェアを用いて本発明の実施例を具現する場合には、本発明の機能又は動作を行うモジュール、過程又は関数などを含むようにファームウエア又はソフトウェアが構成されることができ、本発明を実行するように構成されたファームウエア又はソフトウェアはプロセッサ155、180内に備えられるとかメモリ160、185に保存されてプロセッサ155、180によって駆動されることができる。
端末と基地局の無線通信システム(ネットワーク)間の無線インターフェースプロトコルのレイヤーは通信システムでよく知られたOSI(open system interconnection)モデルの下位3個レイヤーに基づいて第1レイヤーL1、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に分類されることができる。物理レイヤーは前記第1レイヤーに属し、物理チャネルを介して情報送信サービスを提供する。RRC(Radio Resource Control)レイヤーは前記第3レイヤーに属し、UEとネットワーク間の制御無線リソースを提供する。端末、基地局は無線通信ネットワークとRRCレイヤーを介してRRCメッセージを交換することができる。
この明細書において、端末のプロセッサ155と基地局のプロセッサ180は各々端末110及び基地局105が信号を送受信する機能及び貯蔵機能などを除いて、信号及びデータを処理する動作を行うが、以下では説明の便宜上、特にプロセッサ155,180について言及しない。特にプロセッサ155,180について言及しなくても、信号を送受信する機能及び貯蔵機能ではない、データ処理などの一連の動作を行っているといえる。
アナログビーム形成(Analog beamforming)
ミリ波(Millimeter Wave、mmW)では波長が短いので、同一面積に多数のアンテナ要素(element)の設置が可能である。即ち、30GHz帯域において波長は1cmであるので、5*5cmのパネルに0.5lambda(波長)間隔で2次元(2−dimension)配列する場合、総100個のアンテナ要素を設けることができる。これにより、ミリ波(mmW)では多数のアンテナ要素を使用してビーム形成(beamforming、BF)利得を上げてカバレッジを増加させるか、或いはスループット(throughput)を向上させることができる。
この時、アンテナ要素ごとに伝送パワー及び位相の調節ができるように、各々のアンテナ要素はTXRU(transceiver)を含む。これにより、各々のアンテナ要素は周波数リソースごとに独立的なビーム形成を行うことができる。しかし、100余個の全てのアンテナ要素にTXRUを設けることは費用面で実効性が乏しい。従って、1つのTXRUに多数のアンテナ要素をマッピングし、アナログ位相シフター(analog phase shifter)でビーム方向を調節する方式が考えられている。かかるアナログビーム形成方式では全帯域において1つのビーム方向のみを形成できるので、周波数選択的なビーム形成が難しいという短所がある。
デジタルビーム形成(Digital BF)及びアナログビーム形成(analog BF)の中間形態として、Q個のアンテナ要素より少ない数のB個のTXRUを有するハイブリッドビーム形成(hybrid BF)が考えられる。この場合、B個のTXRUとQ個のアンテナ要素の連結方式によって差はあるが、同時に伝送可能なビームの方向はB個以下に制限される。
以下、3GPP LTE/LTE−Aシステムにおけるページング(Paging)について簡略に説明する。
ページング手順(paging procedure)は、ネットワークがRRC_IDLEモードである端末にページング情報を送信するために用いられる。又はページング手順は、ネットワークがRRC_IDLE/RRC_CONNECTEDモードの端末にシステム情報変更を知らせるために用いられる。又はページング手順は、ネットワークがRRC_IDLE/RRC_CONNECTEDモードの端末にETWSプライマリ通知(Primary notification)及び/又はETWSセカンダリ通知(Secondary notification)を知らせるために用いられる。又はページング手順は、ネットワークがRRC_IDLE/RRC_CONNECTEDモードの端末にCMAS通知(CMAS notification)を知らせるために用いられる。
以下、PO(Paging Occasion)について説明する。
端末の電力消耗を最小化するために、端末の不連続受信(discontinuous reception、DRX)技法が定義される。DRXを使用する端末は、毎ページングサイクル(即ち、DRX cycle)ごとに1回のPOでのみページングメッセージが送信されているか否かをモニタすることができる。1つのページングフレーム(Paging Frame、PF)は1つ以上のPOを含む1つの無線フレームを意味する。1つのPOはページングメッセージをアドレス(addressing)するPDCCH上に送信されるP−RNTIが存在する1つのサブフレームを意味する。即ち、POは端末がページングメッセージをチェックするPF内の特定サブフレームであると定義されることができる。
PF及びPOは端末のIMSI及びDRX値を用いて決定される。端末は自分のIMSI及びDRX値を用いてPF及びPOを計算する。また基地局はMMEからのIMSI値により端末ごとにPF及びPOを計算することができる。
DRXパラメータ(即ち、ページング/PCCH構成情報)は、共通無線リソース設定を特定するために使用されるRRCメッセージである共通無線リソース設定('RadioResourceConfigCommon')IEに含まれて送信される。共通無線リソース設定IEは、RRC連結再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ又はシステム情報(SI)メッセージのようなRRCメッセージにより送信される。SIメッセージは1つ以上のSIBを送信するために使用されるメッセージである。
以下の表1はページングに関する内容を説明する表である。
以下の表2乃至表5は各々ページングに関連するサブフレームパターンを説明する表である。
表2及び表3はFDDの場合にページングに関連するサブフレームパターンを表す。
P−RNTIがPDCCH上で送信されると、又はP−RNTIが3MHzより大きいシステム帯域幅におけるMPDCCH上で送信されると、POは以下の表2の通りである。
P−RNTIが1.4MHz及び3MHzのシステム帯域幅におけるMPDCCH上で送信されると、POは以下の表3の通りである。
表4及び表5はTDD(all ULがconfigurations)の場合にページングに関連するサブフレームパターンを表す。
P−RNTIがPDCCH上で送信されると、又はP−RNTIが3MHzより大きいシステム帯域幅におけるMPDCCH上で送信されると、POは以下の表4の通りである。
P−RNTIが1.4MHz及び3MHzのステム帯域幅におけるMPDCCH上で送信されると、POは以下の表5の通りである。
以下の表6は拡張DRXにおけるページングに関する内容を説明している。
以下の表7はDCIフォーマット6−2を説明する表である。
図2はPF及びPOの一例を示す図である。
図2を参照すると、1つのDTXサイクル内には複数のPFを構成できる。また、1つのPFには複数のPOを構成できる。
以下、NRページングについて説明する。
図3はNRにおけるページング手順を例示する図である。
図3を参照すると、端末はTRP或いは基地局のセル(the TRP or the cell of the eNB)と下りリンク同期化を行う(S210)。端末は基地局からMIB及び/又はSIBを受信する。MIB及び/又はSIBはSFN(System Frame Number)及びhyper SFNをシグナリング(或いは指示)する。本発明において、ページング指示子(Paging Indicator、PI)は端末を起動する(wake−up)信号に該当する。
端末はページング指示子(Paging Indicator、PI)或いはページングメッセージを受信するために、ページングチャネルをモニタするページング間隔(paging interval)を計算する。ページング間隔はUE ID及び/又は選択されたビームインデックス(例えば、#2)に基づいて計算されたPO、ページング時間ウィンドウ、ページング(無線)フレーム及び/又はページングハイパーフレーム(hyper frame)である。ページング間隔はUE IDに基づいて計算される。PIはPDCCH上におけるP−RNTIのようにRNTIであることができる。ページングメッセージはPDSCH上で送信される。
基地局(eNB)は基地局がアンテナビームを全部又は部分的にスイープする(Sweep)ページング間隔で多重ビームを送信する(S220)。異なるビームは異なる時間間隔(例えば、BRS(Beam Reference Signal)に伴うシンボル又はサブフレーム)で送信される。これらのビームはUEグループ、UE識別子のグループ、特定タイプのUE(例えば、遅延許容装置又は車両UE)、特定UEのカテゴリー、特定サービス、サービスグループを示すPIを送信する。またPIはどのビームインデックスがフィードバックに含まれるかを示すことができる。
端末は異なる時間間隔で異なるビームを受信することにより各ビームの品質を測定する(S230)。端末は全てのビームのうち、最高の測定品質を提供するビームを選択する。そのために、端末は測定された品質が臨界値以上であるビームを選択する(S230)。
端末がモニタするPOでPIが受信され、及び/又はPIが端末のページングのためのものであれば、端末はフィードバックを基地局に送る(S240)。フィードバックは選択されたビームのビームインデックスを示す。フィードバックは以下のオプションのうちの1つにより送信できる。
オプション1:ランダムアクセスプリアンブル、ランダムアクセスプリアンブルのセット又はランダムアクセスリソースは、選択されたビームを指示する。ビームとランダムアクセスプリアンブル、ランダムアクセスプリアンブルのセット又はランダムアクセスリソースの間のマッピングは、基地局からのシステム情報により端末にシグナリングされる。
オプション2:フィードバックは選択されたビームインデックスと端末のIDが含まれたMAC制御要素(MAC control Element)である。
オプション3:フィードバックは選択されたビームインデックスと端末のIDが含まれたRRCメッセージである。RRC接続設定の手順、RRC接続再開の手順、RRC接続再設定の手順又はRRCセル更新の手順のうち、RRCメッセージが送信される。RRCメッセージはRRC接続要請メッセージ、RRC接続再設定要請メッセージ、RRC接続再開要請メッセージ又はセル更新メッセージである。
端末はフィードバックを送信した後、タイマーを開始する。フィードバックは選択されたビームにより送信される。
基地局は選択されたビームのビームインデックスを含むフィードバックを受信すると(S240)、基地局は端末ID及び/又はビームインデックスに基づいて計算されたPOに選択されたビームによりページングメッセージを該当端末に送信する(S250)。フィードバックの送信後、一定期間の間に端末は選択されたビームが送信されるPOの全体又は一部で選択されたビームのみをモニタする(S260)。即ち、端末はタイマーが満了するまで選択されたビームのみをモニタする。端末は基地局からシステム情報によりタイマー値を受信する。上記期間の間に端末IDを含むページングメッセージが受信されないと、タイマーが満了するまで端末はページング間隔又はPOで全てのビームをモニタする。
以下の表8はNRにおけるページングに関連するRAN2の標準事項を説明している。
以下、NRにおけるページング送信に関連して、本出願人がRAN1#88meetingに提出した寄稿について説明する。以下の表9及び表10は本出願人の寄稿の内容である。
図4はマルチ−ビーム基盤の動作に伴うページングの一例を示す図である。
マルチビーム基盤の動作に伴うNRシステムにおいて、以下の表10に記載の2つのオプションがページングメッセージ送信のために考えられる。
また、以下の表11はビームスイーピングされるページングDCI(Downlink control Information)或いはPIに関連して、本出願人が3GPP RAN1 Jan. Adhoc meetingに提出した寄稿の内容である。
ページング上におけるフィードバックメカニズム(feedback mechanism on the paging)
RRC休止或いはRRC非活性モードの端末は、電力節約のためにDRXモードになっているが、ページングを受信するための起動時点についてDRXモードの前にネットワーク(例えば、基地局)からシグナリングされる。LTEシステムでは、上述したように、PO(Paging Occasion)とPF(Paging Frame)が指定される。NRで変化する部分は、マルチビーム環境におけるビーム形成の影響により、1つのPO内に複数のスロットが存在する点である。かかる内容が表9に記載されているが、以下、関連内容について再度説明する。
POはマルチ時間スロット(例えば、サブフレーム又はOFDMシンボル)で構成される。POにおいて、時間スロットの数はシステム情報により構成される。ネットワークは各時間スロットにおいて下りリンク送信ビームの他のセットを用いるか又は繰り返してページングを送信する。ページングがビームスイーピングを用いて送信される時、ページングメッセージ又はPIが用いられる。
LTEシステムにおいて、端末はPOでページングDCI(ページングDCIはDCI’などと呼ばれる)を受信/復号する場合、該当POでページングメッセージも受信する。しかし、NRにおいて、端末が特定のPOでページングDCIを受信し、該特定のPOでページングメッセージまで受信すると、ネットワークは該特定のPOでページングDCIとページングメッセージをビームスイーピング方式で送信しなければならないことを意味する。従って、POの時間単位長さが長くなり、ネットワークの立場では、ネットワークのページングチャネルに対するビームスイーピング動作によって下りリンクリソースが浪費されることがある。
従って、本発明では、ページングを受信する端末の観点で、端末はPOでページングDCIを受信/復号することができ、ページングメッセージは必ずページングDCIが送信されたPOで送信される必要はない。より効率的なリソース運用のために、ページングDCIは上述したように、ビームスイーピングされて送信される。POが多数のスロット(或いは時間スロット)で構成される時、端末は該当POで指示されたスロット長さ単位でページングDCIに対するブラインド復号を行う。但し、休止(idle)或いは非活性モードにおいて、端末がページングを受信するためには、最初に時間-周波数の獲得(time−frequency acquisition)及びビーム獲得を優先して行わなければならないので、端末はSS(Synchronization Signal)送信時点に合わせてPO前に予め起動してビームスイーピングされるSS blockに対する測定を行う。端末は最高の品質で受信されるSS blockインデックスを決定する。POで送信されるページングDCI及びページングメッセージもSS blockが送信されるビームパターンと同じパターンで送信されるので、最高の品質で受信されるSS blockインデックスを決定した端末は、自分が復号すべきPO内のスロット及びページングのビーム方向を決定することができる。
POでページングDCIとページングメッセージがビームスイーピングされることができる。即ち、端末はPOでページングDCI或いは後述するPIを受信し、端末のページングメッセージの受信はPOで受信したページングDCI或いはPIに基づいて行われる。ここで、PIは端末を起動する1種の起動信号(wake up signal)と理解できる。従って、PIにおいて自分の端末IDに関する情報が検出されると、端末は自分へのデータがあることを認知して、節電モード(sleep mode)或いはDRXモードから起動してデータ受信を準備する。該当PIは該当端末をして上りリンクへの特定情報の送信をトリガーする信号である。例えば、端末は該当PIに対してACK信号或いはランダムアクセスプリアンブルなどの信号を送信することができる。該当端末からの信号受信により、基地局(gNB)はターゲット端末の位置を確認することができ、基地局は該当方向にのみ送信するページングメッセージを送信する。この時、該当方向にのみ送信するページングメッセージは、これを復号するためのDCI送信を伴うことができる。
ページング指示子(PI)の設計方式1−ページングDCI内のPI
以下、PI設計及び端末のPI検出方式を提案する。PIにより特定の端末、特定の端末グループ或いは特定のビーム(又はビームグループ)の端末をして上りリンク信号送信を命令することができる。
ページングDCIを用いたPI送信方式は、端末IDごとのP−RNTI或いは端末IDグループごとのP−RNTIを使用して端末或いは端末グループを特定する。即ち、1つのシステムにおいて、複数のP−RNTI(Paging−RNTI)が存在し、1つのPO内の各々のスロットごとに(ページングDCIが時間分割多重化(TDM)される)、或いはPOの1つのスロット内に(ページングDCIが周波数分割多重化(FDM)される)複数のページングDCIが送信され、各ページングDCIは互いに異なるP−RNTIにCRCカバーリングされて送信されることができる。端末はページングDCIを受信する時、休止モード或いは非活性モードにおける自分の(臨時)IDを用いて自分のP−RNTIを類推することができる。LTEシステムにおいて、端末は以下のように自分のIDを用いて以下の数1によりPOを分かることができる。
同様に本発明において、端末は自分のIDを用いてPOだけではなくP−RNTIを類推することができる。該当P−RNTIを用いて復号したページングDCI内のPI Fieldにおいて何回目のPIに該当するか、又は特定のPI内において何回目のビットが自分に割り当てられた指示子ビットであるかを類推することができる。端末がかかる情報を類推できるように、即ち、ページングDCI内のPI FieldにおけるUE位置及びUEグルーピング情報を類推できる必要情報を基地局がUEに予め送信する必要がある。
より詳しくは、各々のページングDCIにはPI Fieldが存在する。1つのページングDCI内に複数のPIが存在することができ、基地局はPIによりページングDCIに対するフィードバックを送信する端末を特定することができる。即ち、基地局はP−RNTIを用いて端末をグルーピングし、グルーピングされた端末をPI及びPIのビットフィールドにより端末をサブグルーピング及び特定することができる。PIは以下の実施例のようにビットマップで構成できる。
図5はページングDCIを構成する一部フィールドを例示する図である。1つのページングDCIに複数のPI Field(PI 0,...、PI N)が存在する。1つのPIは特定のP−RNTI内で端末をサブグルーピングする役割を果たす。
図6はPIにおけるビットマップを例示する図である。
各PIのビットは、図6の実施例のように特定の端末を示す。1つのページングDCIに含まれるPI数及びPIごとの端末数は予め設定される。端末は特定のP−RNTI内において、あるPIに属する何回目のビットが自分を呼び出すビットであるかを自分の端末IDを用いて類推する必要がある。図6の実施例において、PI Fieldの各ビットは1つの端末を特定して指定すると示されているが、特定の端末グループを特定或いは指定することもできる。
ページング指示子(PI)の設計方式1では、端末のPO内のページングDCIモニタリング/検出単位がPOを構成する複数のスロット単位である時、端末は各スロット単位でページングDCI検出を試みる。端末がページングDCI検出を行う時間単位及び検索空間(Search space)は、予めネットワークシグナリングにより設定される。
ページング指示子(PI)の設計方式2−PIシーケンス送信
基地局がページングDCIの特定フィールドにPIを含めて送信する方式とは異なり、基地局はPIを特定シーケンスで送信することができる。PIシーケンス送信方式のために、ネットワークは端末ごとにPIシーケンスが個々に与えることができる。PIとして使用される全体シーケンスセットが定義される必要があり、該当シーケンスセットのうち、特定シーケンスが各端末に予め割り当てられる。端末はネットワークから与えられた該当シーケンスを用いてPOでPI検出を行う。1つのPOを構成する複数のスロットがある時、PO内の各スロットで複数のPIが送信されることができる。この場合、ネットワークは端末をグルーピングし、各端末グループごとにPI検出を行う周波数(例えば、サブバンド、BWP(BandWidth Part)など)を指定する。即ち、PO内の各スロットで複数のPIが周波数分割多重化されて送信されることができる。PIシーケンスは相互相関(cross correlation)性能のよいシーケンスを1つのグループとすることができる。端末は自分のIDを用いて該当時点で自分に与えられるPIシーケンスを誘導する必要がある。また端末は該当PIシーケンスが送信される周波数(例えば、サブバンド)に関する情報も端末IDを用いて誘導することができる。また端末は自分のIDを用いてPIシーケンスを誘導し、PIシーケンスごと(或いはPIシーケンスグループごと)の周波数(例えば、サブバンド)は予め設定され、端末は予め設定されたPIシーケンスごとの周波数に関する情報を用いることができる。
端末はPIシーケンスが送信される該当周波数(例えば、サブバンド)でPI検出を行う。端末は端末自分に与えられたPIシーケンスが検出されると、これに対するフィードバックを上りリンクにネットワークにより送信する。PIは端末ごとに静的(Static)に与えられる。又は、PIはPOのサブフレーム或いはスロットインデックス、SFN或いはPFインデックス、P−RNTI、また端末のID、或いは端末IDグループ或いはビームIDの関数からなり、端末は自分に与えられた端末ID(端末IDグループ或いはビームID)、P−RNTIとPOを受信した時点の関数からPIを導き出してPI検出を行う。
ページング指示子(PI)の設計方式2では、PO内のPI検出単位が複数のスロットで構成される時、端末は各スロット単位でPI検出を行う。端末がPI検出を行う時間単位及び検索空間は、予めネットワークシグナリングにより設定される。
ページングメッセージ検索(retrieval)のConfigurability
ページングメッセージを伝達する方式は大きく以下の2つに分けられる。
方式1)ページングDCI/ページングメッセージ送信方式
基地局がPOにページングDCIとページングメッセージを送信する方式である。又は、基地局がPOにページングDCIを送信し、ページングメッセージはページングDCI内の情報によってPO以外の他の時間/周波数リソースで送信されることができる。端末はPOでページングDCIをブラインド検出する。
方式2)ページング指示(paging Indication)送信方式
PI(Paging Indication)がPOで送信され、下りリンクへのページングメッセージは端末から上りリンクフィードバックによりトリガーされる。ネットワークが特定端末或いは端末グループを起動するPIを送信し、該当PIを受信したターゲット端末/端末グループは所定のリソースに上りリンクフィードバックを送信する。この場合、フィードバックはACKシグナリング或いは別に割り当てたプリアンブルシーケンス/時間/周波数リソースを用いることができる。
ネットワークは端末をページングするにおいて、上述した2つのページングメッセージ送信方式を全て支援することができる。即ち、ネットワークはPOにページングDCI(ページングメッセージを有して或いはページングメッセージ無しに)を送る方式とは別のページング物理チャネル(例えば、PIシーケンス)を送信することができる。ネットワークは端末をページングするにおいて、方式1と方式2のうち、どの方式で送信するかを予め端末にシグナリングすることができる。端末は方式1を使用するというシグナリングを受けた場合、特定或いは全てのPOでページングDCIに対する検出を行う。端末はネットワークから方式2を使用してページングメッセージを送信するというシグナリングを受けた場合は、該当POでPI検出を行う。ネットワークはページングメッセージのサイズが大きい場合、即ち、ページングメッセージが一定サイズ(例えば、Lビット)以上である場合、ネットワークはPIシーケンス方式、或いはページングDCI内のPI情報を含む方式で端末からの上りリンクフィードバックをトリガーすることができる。ページングDCIが検出されるか、又はPIシーケンスが検出された場合、端末は上述した動作を行う。
PIにおける上りリンクフィードバック(UL feedback on the PI)
基地局がPIを送信することにより端末の上りリンク送信をトリガーする場合、端末の上りリンク信号送信のために使用するリソースは以下のように設定される。
上りリンクフィードバックリソースの割り当て方式1) 端末は上りリンクフィードバック送信のために、ランダムアクセスリソースを使用する。この場合、PIに対する応答としての上りリンクフィードバック送信のために、別のプリアンブル及び/又は周波数リソースが割り当てられることができる。端末ごと或いは端末グループごとに各々プリアンブルが割り当てられる。端末或いは端末グループごとに個々にP−RNTIが割り当てられる。即ち、システム内に複数のページング端末グループが存在することができる。各ページング端末グループ当たり1つ以上の端末が含まれることができる。ページング端末グループごと、即ち、P−RNTIごとにPI(例えば、シーケンス又はビットフィールド)が指定され、P−RNTIごとに上りリンクフィードバックのために使用するリソースが各々割り当てられることができる。P−RNTIごとのリソース割り当ては以下のように行われる。
−P−RNTIごとに(RACH)プリアンブル及び時間/周波数が割り当てられる(即ち、P−RNTIごとにプリアンブル/時間/周波数リソースが割り当てられる)。
−P−RNTIごとのプリアンブル割り当て、ページングフィードバックのためのプリアンブルを送信する時間/周波数は、セルごと、或いはページングゾーンごとに割り当てられる(即ち、P−RNTIごとの時間/周波数割り当てではなく、複数のページンググループが時間/周波数リソースを共有)
−ページングフィードバックのためのプリアンブルは、セルごと或いはページングゾーンごとに割り当て(即ち、複数のページンググループがプリアンブルを共有)、プリアンブルを送信する時間/周波数はページンググループごと/P−RNTIごとに各々割り当てられる。
自分のPIを検出した端末は、一定時間内(これをフィードバックウィンドウという)に上りリンクに信号を送信しなければならない。ネットワークはページング設定(paging configuration)をシグナリングする時、該当フィードバックウィンドウと共にシグナルすることができる。フィードバックウィンドウに設定されて一定区間を指示することができ、或いは特定時点、例えば、mスロット以後の値に指示されることもできる。
また、端末は該当フィードバックを上りリンクに送信した後、ページングメッセージ受信のために特にDCI検出を行う。端末が該当DCI検出を行う時間区間、即ち、応答ウィンドウ(Response Window)はネットワークが特に設定することができ、端末にシグナリングすることができる。端末はフィードバックの送信後、応答ウィンドウ時間区間の間にページングメッセージ受信のためのDCIモニタリングを行う。端末は該当応答ウィンドウ時間の間にDCI検出を行う。該当応答ウィンドウはPOとは異なる別の時間区間である。
端末は該当DCIもページングDCIと呼ぶことができるが、この場合のページングDCIはPOで送信されるページングDCIとは異なり、ビームスイーピングされないことができ、端末がDCI検出のためにモニタする時間単位(例えば、スロット長さ)も異なることができる。従って、説明の便宜のために、POで送信されるページングDCIを第1ページングDCIと呼び、PIに対するフィードバックによって、或いはページングメッセージを送信するためのページングメッセージのスケジューリング情報及びリソース割り当て情報を伝達するために送信されるページングDCIを第2ページングDCIと呼ぶことができる。
方式1の場合、POに第1ページングDCIが送信されず、PIのみが送信される方式でも適用できる。端末はPOでPI検出のみを行い、PIがPOで検出された場合、フィードバックウィンドウ内で端末は所定のリソースを用いてPIに対するフィードバックを送信し、フィードバック送信後、応答ウィンドウ区間の間にページングDCI検出を行う。この場合、ページングDCIは上述したように第1ページングDCI/第2ページングDCIに区分されない。
上りリンクフィードバックのリソース割り当て方式2) 基地局が端末をして上りリンクにPIに対してフィードバックするように命令する場合、基地局は第1ページングDCIにより該当上りリンクフィードバックのために使用する時間/周波数リソースを別に割り当てる(或いは指定/指示する)ことができる。上りリンクフィードバックをACK情報送信により理解できるが、このためのリソース割り当てがRACHリソースのように多い量が割り当てられる必要はない。該当リソースは、1)P−RNTIごとに、2)PIごとに、3)PI内の端末ごとに割り当てられることができる。フィードバックのために使用可能なリソースセットは予め設定される。基地局は第1ページングDCIにより特定の端末をページングしながら該当端末がフィードバックのために使用するリソースを指定することができる。
端末は指示されたフィードバックリソースを用いて第1ページングDCI及びPIに対するフィードバックを送信することができる。方式1)と同様に、端末はページングメッセージ受信のために第2ページングDCIに対するモニタリング及び検出を行う。端末が該当DCI検出を行う時間区間、即ち、応答ウィンドウは、ネットワークが特に端末のために設定し、シグナリングすることができる。端末は該当応答ウィンドウ時間の間にDCI検出を行う。該当応答ウィンドウはPOとは異なる時間区間である。他の方式では、端末が第2ページングDCI検出を行う時間区間、応答ウィンドウ或いは第2ページングDCIが送信される時点(スロット或いはミニスロット)を第1ページングDCIで知らせることができる。
この方式は、基地局がPOで第1ページングDCIを送信しながら、第1ページングDCIにPIを含ませて送信する方式で適用できる。POでページングDCIとページングメッセージが全て送信されることもできる。特定端末からのフィードバックが必要ではない場合、第1ページングDCIでPI Fieldは省略できる。この場合、フィードバックを要請する場合と要請しない場合を動的に使用するために、端末がPOでPIを伝達するDCIとページングメッセージに関するスケジューリング情報を伝達するDCIとを区分する必要がある。この区分方式は、例えば、以下の通りである。
1.P−RNTIを異なるように割り当てる方法−PIを伝達するDCIとページングメッセージに関するスケジューリング情報を要請するDCIが互いに異なるP−RNTIを使用するように割り当てられることができる。
2.DCI内のフラグ(flag)を用いる方法−DCI内の特定フラグにフィードバック要請有無を知らせる、或いはPI Fieldの存在有無を知らせるビットフィールドが特に設定されることができる。該当フィールドの設定によって、端末はPIの存在有無及びフィードバックを行うか否かを分かることができる。また基地局はPI Fieldを用いて端末のフィードバックを命令しながら必要なページングメッセージに対するスケジューリングを該当スロット(PO内のスロット)で行うことができる。この場合、POで送信される第1ページングDCIに含まれる情報は以下の通りである。
情報1)ページングメッセージに関するスケジューリング情報を送信するページングDCIは、PIの存在有無を知らせるフィールド及び該当スロットに送信されるページングメッセージに対するスケジューリング情報(リソース割り当て情報、MCSなど)を含む。
情報2)PIを送信するページングDCIの場合、PIの存在有無を知らせるフィールド、PI(s)、PIの特定フィールドがONされる場合、上りリンクフィードバックのためにページングされた端末が使用するリソース情報、第2ページングDCIが送信されるリソース情報(例えば、送信時点、第2ページングDCIモニタリングウィンドウ(応答ウィンドウ)、第2ページングDCI検索空間など)を含む。
ページングDCIモニタリング
端末はPOにおいてPOを構成する各スロット単位或いはネットワークにおいてシグナリングする時間単位で第1ページングDCI検出或いはPI検出を行う。またページングメッセージがPI(第1ページングDCIによるPI、又はシーケンスを用いたPIの場合を全て含む)によるフィードバックにより送信される場合、該当ページングメッセージ受信のために端末はページングDCI(或いは第2ページングDCI)を受信/復号する必要があるが、該当第2ページングDCIを検出するための時点及び検出単位についても特にシグナリングが必要である。特にシグナリングがない限り、端末はPOにおけるPIを検出するために使用した同じ時間単位で応答ウィンドウ内で第2ページングDCIの検出を行う。或いは特にシグナリングがないと、端末は該当システム帯域でデータに対する初期ニューマロロジー(default numerology)が定義されていると、応答ウィンドウ内で該当ニューマロロジー(スロット/ミニスロット)単位で第2ページングDCI検出を行う。端末はネットワークから特に第2ページングDCI検出のための時間単位及びその他のニューマロロジー(例えば、副搬送波間隔)についてシグナリングされることができ、該当情報の通りにDCI検出を行う。即ち、端末のフィードバックによるページングメッセージ受信のための第2ページングDCI検出単位は、POでPI(或いは第1ページングDCI)検出に使用する単位とは異なる。
ページングDCI/メッセージ伝達及びシステム情報の更新指示方式
上述したPI及び端末のフィードバック指示以外にも、ページングによりシステム情報更新が行われる。既存のLTEシステムでは、基地局は相対的に情報サイズが小さいシステム情報更新に関する情報をDCI format 6−2により端末に送信する。DCI format 6−2をページングに使用できるが、これはページングメッセージに関するスケジューリング情報を伝達するか、又はシステム情報が変更されたことを知らせる時に使用される。該当DCI formatに特定の1bit flagを置いて、該当DCIがページングメッセージに対するスケジューリングであるか(例えば、flag=1である)、システム情報の更新情報を含めているか(例えば、flag=0である)を指示できる。システム情報の更新情報を含めている場合、含まれるシステム情報には、systemInfoModification、ETWS−Indication、cmas−Indication、eab−ParamModificationなどが含まれて送信される。この2つの機能を担当するDCI format 6−2はeMTCで適用可能な方式であって、一般的なシステム情報更新とページングメッセージを同時に送信する機能は支援できない。
NRでは多重アナログビームの導入により、上述したようなページング方式自体の機能強化及び性能最適化が必要である。従って、ページングDCIは、1)PIの存在有無を知らせる指示子(例えば、flag)、2)端末フィードバックトリガーリングの要請有無を知らせる指示子(例えば、flag)、3)システム情報の更新指示情報がページングDCIに含まれて送信されるか否かを知らせる指示子(例えば、flag)、及び4)ページングメッセージのためのリソース割り当て情報を含む。
PIの存在有無を知らせるflagがONである場合、ページングDCIは該当ページングDCIのターゲット端末グルーピング及び端末情報を知らせるPI Fieldを含み、PIの存在有無を知らせるflagがOFFである場合には、ページングDCIのPI Fieldは他の用途で使用されることができる。
端末フィードバックトリガーリングを要請するか否かを知らせるflagがONである場合、ページングDCIは端末フィードバックのために使用するリソース情報(例えば、RACHリソース)をシグナリングするフィールドが含まれることができる。もし端末フィードバックのために使用するリソース情報が予め端末に伝達されて端末とネットワークの間で約束されている場合、端末フィードバックのために使用するリソース情報はページングDCIに含まれないことができる。端末は予めシグナルされた端末フィードバックのために使用するリソース情報に基づいて端末フィードバックを行うことができる。一方、端末フィードバックトリガーリングを要請するか否かを知らせる該当flagがOFFである場合は、端末は上りリンクフィードバックせず、PIが送信される場合、PI確認後、ページングメッセージを受信するか、又はPIが送信されない場合、ページングDCI内のページングメッセージのリソース割り当て情報に従ってページングメッセージを受信する。
システム情報の更新指示情報がページングDCIに含まれて送信されるか否かを知らせるflagがONである場合、ページングDCI内にシステム情報の更新指示情報を伝達する特定のフィールドが存在することが指示される。端末は該当ページングDCI内でシステム情報の更新有無を確認する。システム情報の更新があると指示された場合、UEはSIが送信される時点にSIを獲得する。
システム情報の更新指示情報がページングDCIに含まれて送信されるか否かを知らせるflagがOFFである場合、端末はDCI内でシステム情報(SI)の更新有無に関する情報を得ようとしない。該当DCI内のシステム情報の更新指示情報を伝達する特定フィールドが存在しなか又は他の目的のために予約されていることができる。或いは該当フィールドは他のシグナリングのために使用されることができる。但し、システム情報が更新された場合、システム情報の更新有無はページングメッセージでも受信できる。
ページングメッセージのためのリソース割り当て情報は、ページングメッセージが送信される時間/周波数情報、MCS(Modulation and Coding Scheme)などを含み、ネットワークがページングメッセージのためのリソース割り当て情報を端末にシグナリングすることができる。
ページングDCI内にflag情報が含まれることができるが、ページングDCIの初期値(default value)は全てのflagがOFFされている値である。以下、上記内容に基づいてページングDCIを構成する方式の実施例を示す。
図7はページングDCIの一部フィールドの構成方式を例示する図である。
図7に示したように、PI flag fieldを有して該当flagがOFF(例えば、0)である場合、該当DCIはページングメッセージのスケジューリング情報を知らせるリソース割り当て(Resource Assignment、RA)情報フィールドとシステム情報(SI)更新指示フィールドを含む。もしPI flagがON(例えば、1)である場合、PI flag 値がOFFである場合のRA FieldはPI Fieldと再解釈されてページングDCIはPI情報を伝達するPI FieldとSI Fieldを含むことができる。端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれている場合、端末はその後に送信されるページングメッセージのスケジューリング情報を伝達するDCIを受信し、該当DCIにおけるRA情報に従ってページングメッセージの受信/復号を行う。もしPI Field内に自分の端末情報が含まれていない場合は、端末はSI Fieldのみを復号してシステム情報の更新有無を確認し、システム情報更新がある場合は、SI送信周期に合わせてSIを獲得した後、節電モードになり、I更新がない場合には、すぐ節電モードにすることができる。
PI flagがONである場合、選択的に端末からのフィードバックを要請するフィードバックフラグフィールドを構成できるが、該当フィードバックフラグがONである場合、端末はPI Fieldに自分の情報が含まれていると、上りリンクに端末フィードバックを送信し、端末フィードバックフラグがOFFである場合は、その後ページングメッセージに関するスケジューリング情報を伝達するDCI及びページングメッセージを受信する。
オプション3の動作
端末はPI Field内に自分の端末情報(例えば、端末ID)が含まれている場合、端末はその後に送信されるページングメッセージのスケジューリング情報を伝達するDCIを受信し、該当DCIにおけるリソース割り当て(RA)情報に従ってページングメッセージの受信/復号を行う。
オプション4の動作
又はPI Field内に自分の端末情報(例えば、端末ID)が含まれている場合、端末はその後、上りリンクにRACH(Random Access CHannel)、PUCCH(Physical Uplink control CHannel)、SRS(Sounding Rerefence Symbol)などを送信し、端末はその後に送信されるページングメッセージのスケジューリング情報を伝達するDCIを受信して、該当DCIにおけるRA情報に従ってページングメッセージの受信/復号を行う。
Forward compatibility支援
システムを段階的に設計する方式において、初期段階では、ネットワークはページングDCI及びページングメッセージを送信し、端末はページングDCI受信及びページングメッセージを受信/復号する形態のページング方式(説明の便宜上、これをオプション1という)を設計し、進化段階では、ネットワークはPIを送信し、ページング指示子を受信した多数の端末のうち、ページング指示子で指示された端末は、今後ページングDCI受信及びページングメッセージ受信/復号を行う形態のページング方式(説明の便宜上、これをオプション3という、又は進化段階では、ネットワークはPIを送信し、PIを受信した多数の端末のうち、PIで指示された端末は、今後上りリンク信号(例えば、RACH、PUCCH、SRSなど)を送信し、端末は今後送信されるページングメッセージのスケジューリング情報を伝達するDCIを受信し、受信されたDCIにおけるRA情報によってページングメッセージの受信/復号を行う形態のページング方式(説明の便宜上、これをオプション2という)を設計することができる。
このように進化的方式のページング設計において、初期段階のオプション(例えば、オプション1)を具現したネットワークと端末のページング動作(端末がPI Fieldを含むDCIを受信した時のページング動作)、進化段階のオプション(例えば、オプション2、オプション3など)を具現したネットワークと初期段階のオプション1を具現した端末と進化段階のオプション(例えば、オプション2、オプション3など)を具現した端末が共存する状況における端末のページング動作(端末がPI Fieldを含むDCIを受信した時のページング動作)を説明する。
まず初期段階のオプションでは、POから起動した端末のうち、ページング対象となる端末がない場合、DCIフィールドのPI FieldをONと設定し、この時、全ての端末はページングメッセージを読み取らず、再度節電モードになる。もしSI Fieldの一部ビットがトリガーリングされる場合(例えば、システム情報(SI)の更新)、全ての端末は一定時間が経過した後、特定時点に関連する動作(例えば、SI更新)を行う。またRRC CONNECTED状態の端末は、PI FieldのON/OFFに関係なく、SI Fieldのビットのトリガーリング有無を判断して、その後の動作を行う。
進化段階のオプションを具現したネットワークがあり、初期段階のオプションを具現した端末と進化段階のオプションを具現した端末が共存する場合、POから起動した端末のうち、ページング対象となる端末の種類によってPI Fieldを使用して初期段階オプションのページング手順を行うか、或いは進化段階オプションのページング手順を行うかを決定する。例えば、ページング対象となる端末に初期段階のオプションを具現した端末及び進化段階のオプションを具現した端末が全て含まれる場合、ネットワークはPI FieldをOFFと設定して初期段階オプションのページング手順を行い、これを受信した初期段階の端末及び進化段階の端末は初期段階オプションのページング手順を行う。反面、ページング対象となる端末のうち、初期段階オプションを具現した端末がなく、進化段階の端末のみがある場合、ネットワークはPI FieldをONに設定することにより初期段階の端末を節電モードとすることができ、進化段階の端末のうち、PIによりページングが指示される端末は進化段階オプションのページング手順を行い、進化段階の端末のうち、ページング指示子により指示されなかった端末は節電モードになる。
もし端末はPI Field内に自分の端末情報(例えば、端末ID)が含まれていない場合、再度節電モードになることができ、端末はSI Fieldを確認するが、(SI Fieldはシステム情報を伝達する目的で使用され、特定値を置いて(例えば、0000..00)システム情報の更新がないことを指示することができる)、システム情報の更新がないと指示された場合は、端末は再度節電モードになることができる。
PI flagがONである場合、基地局は選択的に端末からのフィードバックを要請するフィードバックフラグフィールドを設定できるが、該当フィードバックフラグがONになった場合、端末はPI Fieldに自分の情報(例えば、端末ID)が含まれていると、上りリンクに端末フィードバックを送信し、端末フィードバックフラグがOFFになっている場合は、ページングメッセージに関するスケジューリング情報を伝達するDCI及びページングメッセージを受信する。図9は端末フィードバックフラグフィールドがページングDCIに存在しない場合のページングメッセージの受信に関連する過程を例示する図である。
図8を参照すると、端末はページングDCIを受信する(S810)。ページングDCIにはPI flagが含まれるが、端末はPI flagが指示する値が何であるかを判断する(S820)。ページングDCIにおいてPI flag OFF(例えば、PI flag='0')である場合、端末は受信したページングDCIがページングメッセージのスケジューリング情報を知らせるリソース割り当て(Resource Assignment、RA)情報フィールドとシステム情報(SI)の更新指示フィールドを含んでいると解釈する(S830)。端末はRA Fieldで指示した通りページングメッセージの受信/復号を行う(S840)。その後、端末はSI更新があると、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S860)。
一方、PI flagがON(例えば、PI flag='1')である場合、端末は、PIフラグ値がOFFである場合のRA FieldはPI Fieldと再解釈されて、ページングDCIはPI情報を伝達するPI FieldとSI Fieldを含むと解釈される(S835)。
端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれているか否かを決定する(S845)。端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれていると判断されると、ページングメッセージ受信のために、それに対するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S850)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S860)。PI Field内に端末自分の情報が含まれていないと判断されると(S845)、端末はS850の過程を行わず、SI更新がある場合にSI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S860)。
図9は端末フィードバックflagフィールドがページングDCIに存在する場合のページングメッセージ受信に関連する過程を例示する図である。
図9を参照すると、端末はページングDCIを受信する(S910)。ページングDCIにはPI flagが含まれるが、端末はPI flagが指示する値が何であるかを判断する(S920)。ページングDCIにおいてPI flag OFF(例えば、PI flag='0')である場合、端末は受信したページングDCIがページングメッセージのスケジューリング情報を知らせるリソース割り当て(Resource Assignment、RA)情報フィールドとシステム情報(SI)更新指示フィールドを含んでいると解釈する(S930)。端末はRA Fieldで指示する通りにページングメッセージを受信/復号する(S940)。その後、端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S960)。
一方、PI flagがON(例えば、PI flag='1')である場合、端末はPI flag値がOFFである場合のRA FieldはPI Fieldと再解釈されてページングDCIはPI情報を伝達するPI FieldとSI Fieldを含んでいると解釈する(S935)。
端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれているか否かを決定する(S945)。端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれていると判断すると、フィードバックフラグが指示する値を判断する(S950)。フィードバックフラグが'1'を指示すると、端末は上りリンクフィードバックを送信する(S955)。また端末はページングメッセージ受信のためにページングメッセージに関するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S960)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S970)。
一方、フィードバックフラグが'0'を指示すると(即ち、上りリンクフィードバックが要求されないことを指示)、端末は上りリンクフィードバック送信を行わず、ページングメッセージ受信のためにページングメッセージに関するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S960)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S970)。ページングDCI内でフィードバックフィールドは省略でき、この場合、端末は上述したように、フィードバックフラグが0’を指示する場合のように動作する。
もし、PI Field内に端末自分の情報が含まれていないと判断されると(S945)、端末はS950乃至S960の過程を行わず、SI更新がある場合は、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S970)。
ページングDCIを構成する方式のさらに他の実施例として、以下の図10のように構成することができる。
図10はページングDCIの一部フィールドの構成方式を例示する図である。
SI flag値がOFF(例えば、0)であると、ページングDCIの一部はRA fieldを含む。もしSI flag値がON(例えば、1)であると、端末はRA FieldをPI FieldとSI Fieldと解釈することができる。基地局はDCIに図8の場合のようにフィードバックフラグフィールドを設定してPI Fieldに自分の情報が含まれた端末から上りリンクフィードバックを要請することもできる。
Forward compatibility支援
まず、初期段階のオプションでは、POから起動した端末のうち、ページング対象となる端末がある場合、基地局はDCIフィールドのSI FieldをOFFとセットし、この時、全ての端末はRA Fieldを読んでページングメッセージの受信/復号を行う。また初期段階のオプションでは、SI Fieldのうちの一部内容がトリガーされる場合(例えば、SI更新)、SI FieldをONにセットし、全ての端末はSI Fieldのビット状態を確認後、一定時間が経過した後に特定の時間に関連する動作(例えば、SI更新)を行う。またRRC CONNECTED状態の端末はSI FieldがONとセットされた場合、SI Fieldのビットのトリガー有無を判断して、今後の動作を行う。
進化段階のオプションを具現したネットワークがあり、初期段階のオプションを具現した端末と進化段階のオプションを具現した端末が共存する場合、POから起動した端末のうち、ページング対象となる端末の種類によってSI Fieldを使用して初期段階オプションのページング手順を行うか、或いは進化段階オプションのページング手順を行うかを決定する。例えば、ページング対象となる端末に初期段階のオプションを具現した端末及び進化段階のオプションを具現した端末が全て含まれる場合、ネットワークはSI FieldをOFFと設定して初期段階オプションのページング手順を行い、これを受信した初期段階の端末及び進化段階の端末は初期段階オプションのページング手順を行う。反面、ページング対象となる端末のうち、初期段階オプションを具現した端末はなく、進化段階の端末のみがある場合は、ネットワークはSI FieldをONに設定して初期段階の端末はSI Fieldを確認後、節電モードにするか、或いはSI更新などの動作を行うかを決定する。また進化段階の全ての端末はSI Fieldを確認してシステム情報更新などの動作を行い、進化段階の端末のうち、PIによりページングが指示された端末は進化段階オプションのページング手順を行う。
図11は端末フィードバックフラグフィールドがページングDCIに存在しない場合のページングメッセージの受信に関連する過程を例示する図である。
図11を参照すると、端末はページングDCIを受信する(S1110)。ページングDCIにはSI flagが含まれるが、端末はSI flagが指示する値が何であるかを判断する(S1120)。ページングDCIにおいて、SI flag OFF(例えば、SI flag='0')である場合、端末は受信したページングDCIがページングメッセージのスケジューリング情報を知らせるリソース割り当て(Resource Assignment、RA)情報フィールドを含んでいると判断する(S1130)。端末はRA Fieldの指示の通りにページングメッセージの受信/復号を行う(S1140)。その後、端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1160)。
一方、SI flagがON(例えば、PI flag='1')である場合、端末はページングDCIがPI情報を伝達するPI FieldとSI Fieldを含むと解釈する(S1135)。
端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれているか否かを決定する(S1145)。端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれていると判断されると、ページングメッセージ受信のために、それに関するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S1150)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1160)。PI Field内に端末自分の情報が含まれていないと判断されると(S1145)、端末はS1155の過程を行わず、SI更新がある場合は、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得る(S1160)。
図12は端末フィードバックフラグフィールドがページングDCIに存在する場合のページングメッセージの受信に関連する過程を例示する図である。
図12を参照すると、端末はページングDCIを受信する(S1210)。ページングDCIにはSI flagが含まれるが、端末はSI flagが指示する値が何であるかを判断する(S1220)。ページングDCIにおいて、SI flag OFF(例えば、SI flag ='0')である場合、端末は受信したページングDCIがページングメッセージのスケジューリング情報を知らせるリソース割り当て(Resource Assignment、RA)情報フィールドを含んでいると解釈する(S1230)。端末はRA Fieldの指示の通りにページングメッセージの受信/復号を行う(S1240)。その後、端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1270)。
一方、SI flagがON(例えば、SI flag='1')である場合、端末はSI flag値がOFFである場合のRA FieldがPI Fieldと再解釈されて、ページングDCIはPI情報を伝達するPI Field、SI Field及びフィードバックフラグフィールドを含むと解釈される(S1035)。
端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれているか否かを決定する(S1245)。端末はPI Field内に端末自分の情報が含まれていると判断されると、フィードバックフラグが指示する値を判断する(S1250)。フィードバックフラグが'1'を指示すると、端末は上りリンクフィードバックを送信する(S1255)。また端末はページングメッセージ受信のためにページングメッセージに関するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S1260)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1270)。
一方、フィードバックフラグが'0'を指示すると(即ち、上りリンクフィードバックが求められないことを指示)、端末は上りリンクフィードバックの送信を行わず、ページングメッセージの受信のためにページングメッセージに関するスケジューリング情報を運ぶDCIをブラインド検出してページングメッセージを受信する(S1260)。また端末はSI更新がある場合、SI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1270)。
もし、PI Field内に端末自分の情報が含まれていないと判断されると(S1245)、端末はS1250乃至S1260の過程を行わず、SI更新がある場合にSI送信時点に合わせて更新されたSIを得ることができる(S1270)。
以上で説明した実施例は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合しない形態に実施されることができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更されることができる。一実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴と取り替えられることができる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するとか出願後の補正によって新しい請求項として含ませることができるのは明らかである。
本発明は本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化されることができるのは当業者に明らかである。よって、前記の詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。